JP2003258669A - 復調装置及び受信装置 - Google Patents
復調装置及び受信装置Info
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Abstract
調装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話機10は、TCXO13によっ
て生成される発振信号D2に基づいて、入力された受信
信号の周波数FRFを所定の中間周波数FIFに変換す
るための局部発振周波数FLOを有する局部発振信号D
10を生成する周波数シンセサイザ19と、TCXO1
3によって生成される発振信号D2に基づいて、所定の
周波数を有する信号を生成するNCOを設けた同期保持
部26とを備える。周波数シンセサイザ19は、発振周
波数FOSCに拘泥せずに中間周波数FIFが所定の範
囲内の値となるように、任意の発振周波数FOSCに応
じて、分周比が可変的に設定されることによって局部発
振周波数FLOを可変とし、NCOは、発振周波数F
OSCに応じて、分周比が可変的に設定されることによ
って生成する信号の周波数を可変とする。
Description
を復調する復調装置、及びこの復調装置を適用した受信
装置であっていわゆるGNSS(Global Navigation Sa
tellites System)における衛星からの信号を受信して
自己の位置及び速度を算出する受信装置に関する。
移動体の位置を測定するGNSSシステムが普及しつつ
ある。このGNSSシステムとしては、例えば全地球測
位システム(Global Positioning System;以下、GP
Sという。)がある。このGPSシステムにおいて、G
PS衛星からの信号を受信するGPS受信機は、少なく
とも4個以上のGPS衛星からの信号を受信して、その
受信信号に基づいて当該GPS受信機の位置を算出し、
ユーザに報知することが基本機能である。
からの信号を復調して各GPS衛星の軌道情報を取得
し、各GPS衛星の軌道及び時間情報と受信信号の遅延
時間とに基づいて、当該GPS受信機の3次元位置を連
立方程式によって導出するものである。なお、GPSシ
ステムにおいて、受信信号を得るGPS衛星が少なくと
も4個必要となるのは、GPS受信機が備える時計によ
る内部時間とGPS衛星が備える原子時計による時間と
の間に誤差があり、その誤差の影響を除去した3次元位
置と正確な時刻との4つの未知パラメータを算出するた
めには、少なくとも4個のGPS衛星からの擬似距離が
必要となることによる。
S受信機を用いる場合には、GPS衛星(Navstar)か
らのL1帯、C/A(Clear and Acquisition)コード
と呼ばれるスペクトラム拡散信号電波を受信して、測位
演算を行う。
信号は、送信信号速度、すなわち、チップレートが1.
023MHzであり、例えばいわゆるGold符号等の
符号長が1023の擬似ランダムノイズ(Pseudo-rando
m Noise;PN)系列の拡散符号で、50bpsのデー
タを直接拡散した信号により、周波数が1575.42
MHzの搬送波(以下、キャリアという。)に対して2
相位相変調方式(Binary Phase Shift Keying;以下、
BPSK変調方式という。)に基づく変調を施した信号
である。この場合、符号長が1023であることから、
C/Aコードは、図14中1段目に示すように、拡散符
号が1023チップを1周期として、すなわち、1周期
=1ミリ秒(msec)として、繰り返すものとなる。
星毎に異なっているが、どのGPS衛星が、どの拡散符
号を用いるかは、予めGPS受信機によって検知できる
ようになされている。また、GPS受信機は、後述する
航法メッセージにより、どのGPS衛星からの信号をそ
の地点及びその時点で受信することができるかが把握で
きるようになされている。そのため、GPS受信機は、
例えば3次元測位であれば、その地点及びその時点で取
得することができる少なくとも4個以上のGPS衛星か
らの電波を受信してスペクトラム逆拡散を施し、測位演
算を行うことにより、自己の位置を算出する。
ットは、同図中2段目に示すように、拡散符号の20周
期分、すなわち、20ミリ秒単位として伝送される。す
なわち、データの伝送速度は、上述したように、50b
psである。さらに、拡散符号の1周期分の1023チ
ップは、ビットが"1"であるときと"0"であるときとで
は、反転したものとなる。
3段目に示すように、30ビット、すなわち、600ミ
リ秒で1ワードを形成する。さらにまた、GPS衛星か
らの信号は、同図中4段目に示すように、10ワード、
すなわち、6秒で1サブフレームを形成する。そして、
GPS衛星からの信号には、同図中5段目に示すよう
に、1サブフレームの先頭のワードに、データが更新さ
れたときであっても常に規定のビットパターンとされる
プリアンブルが挿入され、このプリアンブルに後続して
データが伝送されてくる。
サブフレーム、すなわち、30秒で1フレームを形成す
る。そして、GPS衛星からの信号においては、上述し
た航法メッセージが、この1フレームのデータ単位で伝
送されてくる。
個のサブフレームは、エフェメリス(Ephemeris)情報
と呼ばれるGPS衛星固有の情報である。このエフェメ
リス情報には、GPS衛星の軌道を求めるためのパラメ
ータと、GPS衛星からの信号の送出時刻とが含まれ
る。
とによって共通の時刻情報を用いており、エフェメリス
情報に含まれるGPS衛星からの信号の送出時刻は、原
子時計の1秒単位とされている。また、GPS衛星の拡
散符号は、原子時計に同期したものとして生成される。
数時間毎に更新されるが、その更新が行われるまでは同
一の情報となる。そのため、GPS受信機は、エフェメ
リス情報に含まれる軌道情報をメモリに保持しておくこ
とにより、数時間は同じ軌道情報を精度よく使用するこ
とができる。なお、GPS衛星からの信号の送出時刻
は、TOW(Time Of Week)情報として6秒毎に更新さ
れる。
2個のサブフレームの航法メッセージは、アルマナック
(Almanac)情報と呼ばれる全てのGPS衛星から共通
に送信される情報である。このアルマナック情報は、全
情報を取得するために25フレーム分必要となるもので
あり、各GPS衛星のおおよその位置情報や、どのGP
S衛星が使用可能であるのかを示す情報等から構成され
る。このアルマナック情報は、数日毎に更新されるが、
その更新が行われるまでは同一の情報となる。そのた
め、GPS受信機は、アルマナック情報をメモリに保持
しておくことにより、数日は同じ情報を精度よく使用す
ることができる。しかし、GPS受信機は、精度は多少
落ちるものの、数か月の間、同じアルマナック情報を使
用することもできる。
受信して上述したデータを得るために、まず、キャリア
を除去した後、受信しようとするGPS衛星で用いられ
ているC/Aコードと同じ拡散符号を用いて、そのGP
S衛星からの信号について、C/Aコードの位相同期を
とることによってGPS衛星からの信号を捕捉し、スペ
クトラム逆拡散を行う。GPS受信機は、C/Aコード
との位相同期をとってスペクトラム逆拡散を行うと、ビ
ットが検出され、GPS衛星からの信号に基づいて時刻
情報等を含む航法メッセージを取得することが可能とな
る。
捕捉をC/Aコードの位相同期探索によって行うが、こ
の位相同期探索として、自己が発生する拡散符号とGP
S衛星からの受信信号の拡散符号との相関を検出し、例
えば、その相関検出結果の相関値が予め定められた値よ
りも大きい場合に、両者が同期しているものと判定す
る。そして、GPS受信機は、同期がとれていないもの
と判定した場合には、何らかの同期手法を用いて、自己
が発生する拡散符号の位相を制御し、受信信号の拡散符
号と同期させるようにしている。
したように、データを拡散符号で拡散した信号によって
キャリアをBPSK変調方式に基づいて変調した信号で
ある。したがって、GPS受信機は、GPS衛星からの
信号を受信するには、拡散符号のみならず、キャリア及
びデータの同期をとる必要があるが、拡散符号とキャリ
アの同期を独立に行うことはできない。
キャリア周波数を数MHz以内の中間周波数(Intermed
iate Frequency;以下、IFという。)に変換すること
によって受信信号をIF信号に変換し、このIF信号で
上述した同期検出処理を行う。このIF信号におけるキ
ャリア(以下、IFキャリアという。)には、主に、G
PS衛星の移動速度に応じたドップラシフトによる周波
数誤差分と、受信信号をIF信号に変換する際にGPS
受信機の内部で生成する局部発振器の周波数誤差分とが
含まれる。
れらの周波数誤差要因によってIFキャリア周波数が未
知であることから、その周波数のサーチが必要となる。
また、拡散符号の1周期内での同期点(同期位相)は、
GPS受信機とGPS衛星との位置関係に依存すること
に起因して未知であることから、GPS受信機において
は、上述したように、何らかの同期手法が必要となる。
ての周波数サーチと、スライディング相関器による同期
捕捉、DLL(Delay Locked Loop)及びコスタスルー
プによる同期保持とを組み合わせた同期手法を用いてい
る。以下、この同期手法について説明する。
るクロックは、当該GPS受信機に用意されている基準
周波数発振器を分周したものが一般に用いられる。この
基準周波数発振器としては、高精度の水晶発振器が用い
られ、GPS受信機は、この基準周波数発振器の出力に
基づいて、GPS衛星からの受信信号をIF信号に変換
するために用いる局部発振信号を生成する。
を図15に示す。GPS受信機は、拡散符号の発生器を
駆動するクロック信号の周波数が、ある周波数f1であ
るときの拡散符号についての位相同期探索を行う。すな
わち、GPS受信機は、拡散符号の位相を1チップずつ
順次ずらしていくことによって各チップ位相のときのG
PS衛星からの受信信号と拡散符号との相関を検出し、
相関のピークを検出することにより、同期がとれる位相
を検出する。また、GPS受信機は、クロック信号の周
波数がf1であるときにおいて、1023チップ分の位
相探索の全てで同期する位相が存在しない場合には、例
えば基準周波数発振器に対する分周比を変化させ、クロ
ック信号の周波数を他の周波数f2に変更し、同様に1
023チップ分の位相探索を行う。GPS受信機は、こ
のような動作を、クロック信号の周波数をステップ的に
変化させて繰り返すことによって周波数サーチを実現す
る。
数サーチを行うことによって同期可能とされるクロック
信号の周波数を検出すると、そのクロック信号の周波数
で最終的な拡散符号の位相同期を行う。これにより、G
PS受信機は、水晶発振器の発振周波数にずれがある場
合であっても、GPS衛星からの信号を捕捉することが
可能となる。
は、原理的には高速同期には不向きである。GPS受信
機においては、拡散符号及びIFキャリアの同期に時間
を要すると反応が遅くなり、使用上において不便を生じ
る。そのため、実際のGPS受信機においては、この欠
点を補うため、多チャンネル化して並列処理によって同
期捕捉までの時間を短縮している。
た手法に代わってスペクトラム拡散信号の同期捕捉を高
速に行う手法としては、マッチドフィルタの利用があ
る。マッチドフィルタは、いわゆるトランスバーサルフ
ィルタによってディジタル的に実現可能である。また、
マッチドフィルタとしては、近年のDSP(Digital Si
gnal Processor)に代表されるハードウェアの能力の向
上により、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transfor
m;以下、FFTという。)を利用したディジタルマッ
チドフィルタによって拡散符号の同期を高速に行う手法
が実現されている。後者は、古くから知られる相関計算
の高速化手法に基づくものである。
タを用いることにより、相関がある場合には、例えば図
16に出力波形の1周期分を示すように、相関のピーク
を検出する。このピークの位置は、拡散符号の先頭を示
すものである。GPS受信機は、このピークを検出する
ことにより、同期を捕捉、すなわち、受信信号における
拡散符号の位相を検出することができる。また、GPS
受信機は、例えば上述したFFTを利用したディジタル
マッチドフィルタを用い、FFTの周波数領域での操作
を行うことにより、拡散符号の位相とともにIFキャリ
ア周波数を検出することができる。そして、GPS受信
機は、拡散符号の位相を擬似距離に換算し、少なくとも
4個のGPS衛星が検出された場合には当該GPS受信
機の位置を算出することができ、また、IFキャリア周
波数に基づいて当該GPS受信機の速度を算出すること
ができる。
/Aコードを利用したGPS受信機においては、上述し
た発振器によって生成する発振信号の周波数である源発
振周波数として、C/Aコードのチップレートである
1.023MHzの倍数が用いられることが多い。例え
ば、GPS受信機においては、チップレートの16倍で
ある16.368MHzを源発振周波数とした場合に
は、ベースバンド信号を処理するディジタル信号処理部
の動作クロックを源発振器と同じ周波数である16.3
68MHzとし、GPS衛星からの受信信号をIF信号
に変換するために用いる局部発振信号の周波数を16.
368MHz×96=1571.328MHzとし、I
F信号の周波数を4.092MHzとするのが典型的で
ある。この場合、GPS受信機においては、源発振周波
数を変更すると、IF信号の周波数が大きく変化するこ
とになる。
周波数を単純に16.368MHzから16MHzに変
更した場合には、IF信号の周波数は39.42MHz
へと大幅に変更され、ベースバンド処理では対応しがた
いものとなる。また、GPS受信機においては、他の例
として、源発振周波数を16.4MHzに変更した場合
には、IF信号の周波数は1.02MHzとなり、ベー
スバンド処理で十分対応できるものとなるが、ダウンコ
ンバートするための帯域通過フィルタ(Band Pass Filt
er;以下、BPFという。)が4.092MHzを中心
とする帯域固定である場合には、IF信号を大幅に減衰
させてしまうことになる。
ル拡散信号を復調するための上述したDLL及びコスタ
スループ、並びにIF信号を蓄積して所定のサンプリン
グ周波数でサンプリングするためのサンプリングクロッ
クに用いる源発振周波数に基づくNCO(Numeric Cont
rolled Oscillator)の周波数範囲も変化することにな
る。
発振周波数を変更すると、ベースバンド処理に適応した
対応ができなかった。
携帯電話機等の携帯端末をはじめとする所定の機能を有
する電子機器に当該GPS受信機の機能を組み込むもの
があげられる。この場合、電子機器には、クロック用に
それぞれ異なる独自の周波数を有する信号を生成する発
振器が搭載されることから、GPS受信機の機能を実現
するための構成部分であるGPSユニット用に新たに発
振器を搭載することは、コストアップ及び電子機器の大
型化につながる他、EMC(Electro MagneticCompatib
ility)の観点からは新たな不要輻射源にもなる。
ユニット用のクロックも当該電子機器に搭載されている
発振器から得られるようにするのが好ましい。しかしな
がら、発振器の周波数は、電子機器によって異なること
から、GPSユニットにおいては、どの発振周波数でも
対応できるように、受信信号をIF信号にダウンコンバ
ートする周波数変換部及びその他のディジタル信号処理
部が設計されている必要がある。
ったものではなく、GPS受信機の機能以外の所定の機
能を実現する各種ユニットを所定の電子機器に組み込む
場合に共通のものである。
たものであり、様々な発振周波数に対応することがで
き、また、所定の機能を有する電子機器に既に搭載され
ている発振器からの発振周波数を源発振周波数として利
用することによってコストダウン及び小型化を図ること
ができる復調装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、この復調装置を適用し、本来の所定の機能と
は異なる他の機能が組み込まれた受信装置を提供するこ
とを目的とする。
本発明にかかる復調装置は、所定の高周波信号を復調す
る復調装置であって、高周波信号の周波数を所定の中間
周波数に変換する周波数変換手段と、この周波数変換手
段によって得られた中間周波数を有する中間周波数信号
に対する所定の信号処理を施す信号処理手段と、周波数
変換手段及び信号処理手段に対する設定を行う設定手段
とを備え、周波数変換手段は、所定の源発振器によって
生成される所定の源発振信号に基づいて、高周波信号の
周波数を所定の中間周波数に変換するための局部発振周
波数を有する局部発振信号を生成する局部発振信号生成
手段を有し、信号処理手段は、局部発振信号生成手段と
源発振器を共用し、源発振器によって生成される源発振
信号に基づいて、所定の周波数を有する信号を生成する
信号生成手段を有し、局部発振信号生成手段は、源発振
信号の源発振周波数に拘泥せずに中間周波数が所定の範
囲内の値となるように、源発振器によって生成される源
発振信号の任意の源発振周波数に応じて、設定手段を介
して分周比が可変的に設定されることによって局部発振
信号の局部発振周波数を可変とし、信号生成手段は、源
発振器によって生成される源発振信号の任意の源発振周
波数に応じて、設定手段を介して分周比が可変的に設定
されることによって信号の周波数を可変とすることを特
徴としている。
なくとも局部発振信号生成手段と信号生成手段との源発
振器を共用し、源発振信号の源発振周波数に拘泥せずに
中間周波数が所定の範囲内の値となるように、任意の源
発振周波数に応じて、少なくとも局部発振信号生成手段
と信号生成手段との分周比が設定手段を介して可変的に
設定される。
かる受信装置は、衛星からの信号を受信して自己の位置
及び速度を算出する測位ユニットが組み込まれた受信装
置であって、衛星からの信号を受信する受信手段と、こ
の受信手段によって受信した所定の高周波信号の周波数
を所定の中間周波数に変換する周波数変換手段と、この
周波数変換手段によって得られた中間周波数を有する中
間周波数信号に対する所定の信号処理を施す信号処理手
段と、周波数変換手段及び信号処理手段に対する設定を
行う設定手段と、測位ユニットとは異なる所定の機能を
実現する他のユニットの動作クロックを生成するために
設けられ、所定の源発振信号を有する源発振信号を生成
する源発振器とを備え、周波数変換手段は、源発振器に
よって生成される源発振信号に基づいて、高周波信号の
周波数を中間周波数に変換するための局部発振周波数を
有する局部発振信号を生成する局部発振信号生成手段を
有し、信号処理手段は、局部発振信号生成手段と源発振
器を共用し、源発振器によって生成される源発振信号に
基づいて、所定の周波数を有する信号を生成する信号生
成手段を有し、局部発振信号生成手段は、源発振信号の
源発振周波数に拘泥せずに中間周波数が所定の範囲内の
値となるように、源発振器によって生成される源発振信
号の任意の源発振周波数に応じて、設定手段を介して分
周比が可変的に設定されることによって局部発振信号の
局部発振周波数を可変とし、信号生成手段は、源発振器
によって生成される源発振信号の任意の源発振周波数に
応じて、設定手段を介して分周比が可変的に設定される
ことによって信号の周波数を可変とすることを特徴とし
ている。
位ユニットにおける少なくとも局部発振信号生成手段と
信号生成手段との源発振器を共用するとともに、この源
発振器として、測位ユニットとは異なる所定の機能を実
現する他のユニットの動作クロックを生成するために設
けられた源発振器を共用し、源発振信号の源発振周波数
に拘泥せずに中間周波数が所定の範囲内の値となるよう
に、任意の源発振周波数に応じて、少なくとも局部発振
信号生成手段と信号生成手段との分周比が設定手段を介
して可変的に設定される。
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
上における移動体の位置を測定するいわゆるGNSS
(Global Navigation Satellites System)システムの
一種である全地球測位システム(Global Positioning S
ystem;以下、GPSという。)を適用したものであ
り、少なくとも4個以上のGPS衛星からの信号を受信
して、その受信信号に基づいて自己の位置を算出するG
PS受信機の機能が組み込まれた携帯電話機である。こ
の携帯電話機は、GPS受信機の機能を実現するための
構成部分であるGPSユニットによってL1帯、C/A
(Clear and Acquisition)コードと呼ばれるスペクト
ラム拡散信号電波を受信信号として受信するものであっ
て、GPSユニット用のクロックを生成するための発振
器を通常の電話機能に必要となるクロックを生成するた
めの発振器と共用し、この発振器の任意の発振周波数に
応じて、GPSユニットにおける各部の設定を可変とす
ることにより、様々な発振周波数に対応することを可能
とするとともに、コストダウン及び小型化を図ることが
できるものである。
ットは、図1に示すように、受信した受信信号を復調す
る際に、自己が発生する擬似ランダムノイズ(Pseudo-r
andom Noise;PN)系列の拡散符号と受信信号におけ
る拡散符号との同期を捕捉する機能と、拡散符号と搬送
波(以下、キャリアという。)との同期を保持する機能
とを分離することにより、小さい回路規模のもとに、同
期捕捉を高速化することができるものである。
常の電話機能を実現するユニットである電話ユニット1
1と、所定の発振周波数を有する発振信号D1を生成す
る水晶発振器(X'tal Oscillator;以下、XOとい
う。)12と、このXO12とは異なる所定の発振周波
数FOSCを有する発振信号D2を生成する温度補償型
水晶発振器(Temperature Compensated X'tal Oscillat
or;以下、TCXOという。)13と、このTCXO1
3から供給される発振信号D2を逓倍(multiply)及び
/又は分周(divide)する逓倍/分周器14とを備え
る。
号に対するベースバンド処理や音声変換処理といった通
常の電話機能を実現する各部を総称したユニットであ
る。この電話ユニット11は、TCXO13から供給さ
れる発振信号D2の発振周波数FOSCに基づくクロッ
クを動作クロックとして用いて動作する。
度の所定の発振周波数を有する発振信号D1を生成す
る。XO12は、生成した発振信号D1を後述するRT
C(Real Time Clock)28に供給する。
の動作クロックに用いるために設けられるものであっ
て、XO12とは異なる例えば16.384MHz程度
の所定の発振周波数FOSCを有する発振信号D2を生
成する。TCXO13は、生成した発振信号D2を電話
ユニット11、逓倍/分周器14、及び後述する周波数
シンセサイザ19等に供給する。
ntral Processing Unit)27から供給される制御信号
D3に基づいて、TCXO13から供給される発振信号
D2を、所定の逓倍率で逓倍し、及び/又は所定の分周
比で分周する。逓倍/分周器14は、逓倍及び/又は分
周した発振信号D4を後述する同期捕捉部25、後述す
る同期保持部26、CPU27、後述するタイマ29、
及び後述するメモリ30に供給する。
送信されてきたRF(Radio Frequency)信号を受信す
るアンテナ15と、このアンテナ15によって受信され
た受信RF信号D5を増幅するローノイズ・アンプ(Lo
w Noise Amplifier;以下、LNAという。)16と、
このLNA16によって増幅された増幅RF信号D6の
うち所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過フィル
タ(Band Pass Filter;以下、BPFという。)17
と、このBPF17によって通過された増幅RF信号D
7をさらに増幅する増幅器18と、TCXO13から供
給される発振信号D2に基づいて所定の周波数FLOを
有する局部発振信号D10を生成する周波数シンセサイ
ザ19と、増幅器18によって増幅された所定の周波数
FRFを有する増幅RF信号D8に対して周波数シンセ
サイザ19から供給された局部発振信号D10を乗算す
るミキサ20と、このミキサ20によって乗算されるこ
とによってダウンコンバートされた所定の周波数FIF
を有する中間周波数(Intermediate Frequency;以下、
IFという。)信号D11を増幅する増幅器21と、こ
の増幅器21によって増幅された増幅IF信号D12の
うち所定の周波数帯域成分を通過させる低域通過フィル
タ(Low Pass Filter;以下、LPFという。)22
と、このLPF22によって通過されたアナログ形式の
増幅IF信号D13をディジタル形式の増幅IF信号D
14に変換するアナログ/ディジタル変換器(Analog/D
igital Converter;以下、A/Dという。)23とを備
える。
てきた周波数が1575.42MHzのキャリアが拡散
されたRF信号を受信する。このアンテナ15によって
受信された受信RF信号D5は、LNA16に供給され
る。
された受信RF信号D5を増幅する。LNA16は、増
幅した増幅RF信号D6をBPF17に供給する。
Acoustic Wave)フィルタからなり、LNA16によっ
て増幅された増幅RF信号D6のうち所定の周波数帯域
成分を通過させる。このBPF17によって通過された
増幅RF信号D7は、増幅器18に供給される。
れた増幅RF信号D7をさらに増幅する。増幅器18
は、増幅した所定の周波数FRF、すなわち、157
5.42MHzの増幅RF信号D8をミキサ20に供給
する。
ら供給される制御信号D9による制御のもとに、TCX
O13から供給される発振信号D2に基づいて所定の周
波数FLOを有する局部発振信号D10を生成する。こ
のとき、周波数シンセサイザ19は、詳細は後述する
が、TCXO13によって生成される発振信号D2の発
振周波数FOSCに応じて設定を可変とする。周波数シ
ンセサイザ19は、生成した局部発振信号D10をミキ
サ20に供給する。
れた所定の周波数FRFを有する増幅RF信号D8に対
して周波数シンセサイザ19から供給された局部発振信
号D10を乗算することによって増幅RF信号D8をダ
ウンコンバートし、例えば1.023MHz程度の所定
の周波数FIFを有するIF信号D11を生成する。こ
のミキサ20によって生成されたIF信号D11は、増
幅器21に供給される。
コンバートされたIF信号D11を増幅する。増幅器2
1は、増幅した増幅IF信号D12をLPF22に供給
する。
れた増幅IF信号D12のうち所定の周波数よりも低域
成分を通過させる。なお、LPF22は、詳細は後述す
るが、必要に応じて、TCXO13によって生成される
発振信号D2の発振周波数F OSCに応じて通過周波数
帯域等の特性を可変とする。このLPF22によって通
過された増幅IF信号D13は、A/D23に供給され
る。
れたアナログ形式の増幅IF信号D13をディジタル形
式の増幅IF信号D14に変換する。このA/D23に
よって変換された増幅IF信号D14は、同期捕捉部2
5及び同期保持部26に供給される。
の各部のうち、LNA16、BPF17、増幅器18,
21、周波数シンセサイザ19、ミキサ20、LPF2
2、及びA/D23は、アンテナ15によって受信され
た1575.42MHzの高い周波数を有する受信RF
信号D5を、ディジタル信号処理が施しやすいように、
例えば1.023MHz程度の低い周波数FIFを有す
る増幅IF信号D14にダウンコンバートする周波数変
換部24として構成される。
る拡散符号とA/D23から供給される増幅IF信号D
14における拡散符号との同期捕捉及び増幅IF信号D
14におけるキャリア周波数の検出を行う同期捕捉部2
5と、A/D23から供給される増幅IF信号D14に
おける拡散符号とキャリアとの同期保持及びメッセージ
の復調を行う同期保持部26と、各部を統括的に制御し
て各種演算処理を行うCPU27と、XO12から供給
される発振信号D1に基づいて時間を計測するRTC2
8と、CPU27の内部時計としてのタイマ29と、R
AM(Random Access Memory)やROM(Read Only Me
mory)等からなるメモリ30とを備える。
とに、逓倍/分周器14から供給される逓倍及び/又は
分周された発振信号D4に基づいて、A/D23から供
給される増幅IF信号D14における拡散符号の同期捕
捉を粗い精度で行うとともに、増幅IF信号D14にお
けるキャリア周波数の検出を行う。このとき、同期捕捉
部25は、詳細は後述するが、TCXO13によって生
成される発振信号D2の発振周波数FOSCに応じて設
定を可変とする。同期捕捉部25は、検出したGPS衛
星を識別するための衛星番号、拡散符号の位相、及びキ
ャリア周波数を同期保持部26及びCPU27に供給す
る。
とに、逓倍/分周器14から供給される逓倍及び/又は
分周された発振信号D4に基づいて、A/D23から供
給される増幅IF信号D14における拡散符号とキャリ
アとの同期保持を行うとともに、増幅IF信号D14に
含まれる航法メッセージの復調を行う。このとき、同期
保持部26は、詳細は後述するが、TCXO13によっ
て生成される発振信号D2の発振周波数FOSCに応じ
て設定を可変とする。また、同期保持部26は、同期捕
捉部25から供給される衛星番号、拡散符号の位相、及
びキャリア周波数を初期値として動作を開始する。同期
保持部26は、複数のGPS衛星からの増幅IF信号D
14についての同期保持を並列的に行い、検出した拡散
符号の位相、キャリア周波数、及び航法メッセージをC
PU27に供給する。
れる拡散符号の位相、キャリア周波数、及び航法メッセ
ージを取得し、これらの各種情報に基づいて、当該携帯
電話機10の位置及び速度を算出するとともに、航法メ
ッセージから得られるGPS衛星の正確な時間情報に基
づいて、当該携帯電話機10の時間情報を補正するとい
ったGPSに関する各種演算処理を行う。また、CPU
27は、当該携帯電話機10の各部及び各種ペリフェラ
ル、並びに外部との入出力(Input/Output)に関する制
御を統括的に行う。
振信号D1に基づいて、時間を計測する。このRTC2
8によって計測される時間情報は、GPS衛星の正確な
時間情報が得られるまでの間に代用されるものであっ
て、GPS衛星の正確な時間情報を得たCPU27がX
O12を制御することによって適宜補正される。
て機能するものであり、各部の動作に必要となる各種タ
イミング信号の生成及び時間参照に用いられる。例え
ば、携帯電話機10においては、同期捕捉部25が同期
捕捉した拡散符号の位相に合わせて同期保持部26が後
述する拡散符号発生器の動作を開始させるタイミング
を、このタイマ29によって参照する。
る。メモリ30においては、CPU27等による各種処
理を行う際のワークエリアとしてRAMが用いられると
ともに、入力した各種データをバッファリングする際
や、演算過程で生成される中間データ及び演算結果デー
タを保持する際にもRAMが用いられる。また、メモリ
30においては、各種プログラムや固定データ等を記憶
する手段としてROMが用いられる。
の同期捕捉部25、同期保持部26、CPU27、RT
C28、タイマ29、メモリ30は、ベースバンド処理
部として構成される。
おいては、少なくとも、XO12、TCXO13、アン
テナ15、LNA16、及びBPF17を除く各部を、
集積回路化した1チップからなる復調回路31として構
成することができる。
するのは勿論のこと、GPSユニットを用いたGPS受
信機として機能する場合には、少なくとも4個以上のG
PS衛星からのRF信号を受信して、このRF信号を周
波数変換部24によってIF信号に変換した後、同期捕
捉部25によって拡散符号の同期捕捉及びキャリア周波
数の検出を行い、同期保持部26によって拡散符号とキ
ャリアとの同期保持及び航法メッセージの復調を行う。
そして、携帯電話機10は、拡散符号の位相、キャリア
周波数、及び航法メッセージに基づいて、CPU27に
よって当該携帯電話機10の位置及び速度を算出する。
部25及び同期保持部26について説明する。なお、携
帯電話機10は、上述したように、同期捕捉の機能と同
期保持の機能とを、同期捕捉部25及び同期保持部26
に分離したものである。ここでは、このように機能を分
離した理由についても併せて説明する。
信号における拡散符号の同期捕捉及びキャリア周波数の
検出を高速に行う。同期捕捉部25は、拡散符号の同期
捕捉を高速に行うためにマッチドフィルタを利用する。
具体的には、同期捕捉部25は、マッチドフィルタとし
て、例えば図2に示すように、高速フーリエ変換(Fast
Fourier Transform;以下、FFTという。)を利用し
たディジタルマッチドフィルタ50を用いることができ
る。
50は、同図に示すように、上述したアンテナ15及び
周波数変換部24によって得られる増幅IF信号D14
に対応するIF信号を、TCXO13によって生成され
る発振信号D2に基づく所定のサンプリング周波数で入
力信号をサンプリングするサンプラ51によってサンプ
リングした上で入力する。ディジタルマッチドフィルタ
50は、サンプラ51によってサンプリングされたIF
信号をバッファリングするメモリ52と、このメモリ5
2によってバッファリングされたIF信号を読み出して
FFT処理を施すFFT処理部53と、このFFT処理
部53によってFFT処理が施されて得られた周波数領
域信号をバッファリングするメモリ54と、GPS衛星
からのRF信号における拡散符号と同じ拡散符号を発生
する拡散符号発生器55と、この拡散符号発生器55に
よって発生された拡散符号に対してFFT処理を施すF
FT処理部56と、このFFT処理部56によってFF
T処理が施されて得られた周波数領域信号をバッファリ
ングするメモリ57と、メモリ54にバッファリングさ
れている周波数領域信号とメモリ57にバッファリング
されている周波数領域信号とのうちいずれか一方の複素
共役と他方とを乗算する乗算器58と、この乗算器58
によって乗算された周波数領域信号に対して逆FFT
(Inversed Fast Fourier Transform;以下、IFFT
という。)処理を施すIFFT処理部59と、このIF
FT処理部59によってIFFT処理が施されて得られ
た相関関数に基づいてGPS衛星からのRF信号におけ
る拡散符号と拡散符号発生器55によって発生された拡
散符号との相関のピークを検出するピーク検出器60と
を有する。
0は、実際には、FFT処理部53,56、拡散符号発
生器55、乗算器58、IFFT処理部59、及びピー
ク検出器60の各部をDSP(Digital Signal Process
or)によって実行されるソフトウェアとして実装され
る。すなわち、ディジタルマッチドフィルタ50を適用
した同期捕捉部25は、例えば図3に示すように、上述
したサンプラ51に相当するサンプラ71と、上述した
メモリ52に相当するRAM72と、上述したメモリ5
4,57とDSPのプログラムエリア及びワークエリア
とを含むRAM/ROM73と、上述したFFT処理部
53,56、拡散符号発生器55、乗算器58、IFF
T処理部59、及びピーク検出器60の処理を実行する
DSP74とから構成される。
HzのIF信号をサンプラ71によって4.096MH
zでサンプリングし、DSP74によってディジタルマ
ッチドフィルタ50と等価な演算を行うことにより、拡
散符号の同期捕捉、すなわち、IF信号における拡散符
号の位相検出を1/4チップの精度で行うことができ
る。また、この同期捕捉部25は、RAM72の容量が
16ミリ秒分であるものとすると、DSP74によって
FFTの周波数領域での操作を行うことにより、1/1
6kHz(±1/32kHz)の精度で、IF信号にお
けるキャリア(以下、IFキャリアという。)周波数を
検出することができる。同期捕捉部25は、RAM72
に記憶したIF信号には複数のGPS衛星からの信号が
含まれていることから、各GPS衛星の拡散符号との相
関を算出することにより、複数のGPS衛星を検出する
ことができる。
よって検出した少なくとも4個以上のGPS衛星に対す
る拡散符号の位相とキャリア周波数とに基づいて、当該
携帯電話機10の位置と速度とを算出することができ
る。
符号の位相検出精度としての上述した1/4チップ、及
びキャリア周波数の検出精度としての1/16kHzの
もとに得られる当該携帯電話機10の位置及び速度の算
出結果は十分な精度とは言い難いものである。携帯電話
機10においては、精度を向上させるためには、サンプ
ラ71によるサンプリング周波数を高くする、IF信号
を記憶する時間長を長くする、といった処理が必要とな
るが、これにともない、RAM72等のメモリの容量が
増大し、且つ、拡散符号の位相及びキャリア周波数を検
出するまでの処理時間が長くなる事態が想定される。ま
た、携帯電話機10においては、同期捕捉部25が外部
から航法メッセージを受け取らないものとすると、少な
くとも4個以上のGPS衛星からの航法メッセージを2
0ミリ秒毎に復調する必要があることから、DSP74
は、常に、同期の検出と航法メッセージの復調とを極め
て高速に行う必要がある。これらの問題は、ハードウェ
アのサイズの膨大化によるコストアップと消費電力の増
大化を招来する。
精度での同期捕捉を同期捕捉部25によって行い、複数
のGPS衛星の同期保持及び航法メッセージの復調を同
期保持部26によって行う。
衛星番号、その拡散符号の位相、及びキャリア周波数を
同期保持部26に供給する。一方、同期保持部26は、
同期捕捉部25から供給されるこれらの各種情報を初期
値として動作を開始する。同期保持部26は、拡散符号
の位相に基づいて、後述するDLL(Delay Locked Loo
p)の回路で生成する拡散符号の開始タイミングを合わ
せる。なお、携帯電話機10は、生成する拡散符号とし
て、検出したGPS衛星の衛星番号に対応するものを設
定する。このとき、携帯電話機10においては、ドップ
ラシフト、及びTCXO13等の発振器によって生成さ
れる発振信号の発振周波数の誤差の影響を受けるが、基
本的に拡散符号は1ミリ秒の周期で繰り返されるもので
あることから、DLLの回路で生成する拡散符号の開始
タイミングは、1ミリ秒の整数倍ずらしても構わない。
上述したRAM72等のメモリに取り込むためのサンプ
リングクロックを生成しているTCXO13の誤差を含
むことから、上述した分解能の問題を除去したとして
も、正確な値、すなわち、キャリア周波数とドップラシ
フト量との和ではない。しかしながら、携帯電話機10
においては、同期捕捉部25と同期保持部26とが同じ
発振器、すなわち、TCXO13を発振源とするクロッ
クで動作している場合には、両者で全く同じ周波数誤差
を有することから、同期保持部26が同期捕捉部25に
よって検出されたIFキャリア周波数を初期値として動
作を開始することには何らの問題がない。
期保持を並列的に行うことから、例えば図4に示すよう
に、複数個の独立したチャンネル回路811,812,
・・・,81Nを有する。チャンネル回路811,81
2,・・・,81Nは、それぞれ、コントロール・レジ
スタ82の設定によって同期捕捉部25による個々の検
出結果に対して割り当てられる。
81Nは、それぞれ、図5に示すように、従来のGPS
受信機における同期捕捉及び同期保持の双方を実現する
IFキャリア同期用のコスタスループ101と拡散符号
同期用のDLL102とを組み合わせた回路と基本的に
は同様に構成される。
12,・・・,81Nにおいては、それぞれ、同図に示
すように、コスタスループ101には、上述したアンテ
ナ15及び周波数変換部24によって得られる増幅IF
信号D14に対応するIF信号に対して、後述する拡散
符号発生器(PN Generator;以下、PNGという。)1
28によって発生された位相がP(Prompt)とされる拡
散符号が乗算器103によって乗算された信号が入力さ
れる。一方、チャンネル回路811,812,・・・,
81Nにおいては、それぞれ、DLL102には、上述
したアンテナ15及び周波数変換部24によって得られ
る増幅IF信号D14に対応するIF信号が入力され
る。
れた信号に対して、NCO(Numeric Controlled Oscil
lator)104によって生成された再生キャリアのうち
のサイン成分(同相成分)が乗算器105によって乗算
される一方、NCO104によって生成された再生キャ
リアのうちのコサイン成分(直交成分)が乗算器106
によって乗算される。コスタスループ101において
は、乗算器105によって得られた同相成分の信号のう
ち所定の周波数帯域成分がLPF107によって通過さ
れ、この信号が位相検出器110、2値化回路111及
び2乗和算出回路112に供給される。一方、コスタス
ループ101においては、乗算器106によって得られ
た直交成分の信号のうち所定の周波数帯域成分がLPF
108によって通過され、この信号が位相検出器110
及び2乗和算出回路112に供給される。コスタスルー
プ101においては、LPF107,108のそれぞれ
から出力された信号に基づいて位相検出器110によっ
て検出された位相情報がループフィルタ109を介して
NCO104に供給される。また、コスタスループ10
1においては、LPF107,108のそれぞれから出
力された信号が2乗和算出回路112に供給され、この
2乗和算出回路112によって算出された2乗和(I2
+Q2)が、位相がPとされる拡散符号についての相関
値(P)として出力される。さらに、コスタスループ1
01においては、LPF107から出力された信号が2
値化回路111に供給され、2値化されて得られた情報
が航法メッセージとして出力される。
たIF信号に対して、PNG128によって発生された
位相がPよりも進んだE(Early)とされる拡散符号が
乗算器113によって乗算されるとともに、PNG12
8によって発生された位相がPよりも遅れたL(Late)
とされる拡散符号が乗算器114によって乗算される。
DLL102においては、乗算器113によって得られ
た信号に対して、コスタスループ101におけるNCO
104によって生成された再生キャリアのうちのサイン
成分が乗算器115によって乗算されるとともに、NC
O104によって生成された再生キャリアのうちのコサ
イン成分が乗算器116によって乗算される。そして、
DLL102においては、乗算器115によって得られ
た同相成分の信号のうち所定の周波数帯域成分がLPF
117によって通過され、この信号が2乗和算出回路1
19に供給される。一方、DLL102においては、乗
算器116によって得られた直交成分の信号のうち所定
の周波数帯域成分がLPF118によって通過され、こ
の信号が2乗和算出回路119に供給される。また、D
LL102においては、乗算器114によって得られた
信号に対して、コスタスループ101におけるNCO1
04によって生成された再生キャリアのうちのサイン成
分が乗算器120によって乗算されるとともに、NCO
104によって生成された再生キャリアのうちのコサイ
ン成分が乗算器121によって乗算される。そして、D
LL102においては、乗算器120によって得られた
同相成分の信号のうち所定の周波数帯域成分がLPF1
22によって通過され、この信号が2乗和算出回路12
4に供給される。一方、DLL102においては、乗算
器121によって得られた直交成分の信号のうち所定の
周波数帯域成分がLPF123によって通過され、この
信号が2乗和算出回路124に供給される。
119,124のそれぞれから出力された信号が位相検
出器125に供給され、これらの信号に基づいて位相検
出器125によって検出された位相情報がループフィル
タ126を介してNCO127に供給され、さらに、N
CO127によって生成された所定の周波数を有する信
号に基づいて、PNG128によって各位相E,P,L
の拡散符号が発生される。さらに、DLL102におい
ては、2乗和算出回路119によって算出された2乗和
(I2+Q2)が、位相がEとされる拡散符号について
の相関値(E)として出力される一方、2乗和算出回路
124によって算出された2乗和(I2+Q2)が、位
相がLとされる拡散符号についての相関値(L)として
出力される。
スループ101と拡散符号同期用のDLL102とを組
み合わせた回路と同様に構成されるチャンネル回路81
1,812,・・・,81Nを有する同期保持部26に
おいては、動作開始前に、GPS衛星の衛星番号、拡散
符号の位相、及びキャリア周波数が初期値として設定さ
れる。この初期値の設定は、同期捕捉部25との間で直
接的に通信を行うか、又は、同期捕捉部25及び当該同
期保持部26を制御するCPU27を介して行うことに
よってなされる。
にして拡散符号と同期を合わせる。すなわち、図6に示
すように、同期捕捉部25がIF信号をRAM72等の
メモリに取り込むタイミングでタイマを開始させ、同期
捕捉部25がメモリに記憶しているIF信号に対して拡
散符号の位相hを検出すると、同期保持部26は、この
位相hの値を受け取った後、同じタイマによって1ミリ
秒の整数倍からhだけずらした時点においてDLL10
2によって発生する拡散符号を開始させることにより、
受信信号の拡散符号に位相を合わせる。なお、同図にお
ける"PN"は、PN系列の符号、すなわち、拡散符号を
示している。
を組み合わせた回路においては、受信信号における拡散
符号の位相が未知であることから、DLLによって発生
するIFキャリア周波数と拡散符号の周期とを少しずら
し、IF信号の拡散符号に対して位相をスライドしてい
く過程で、有意な強度の相関がある位相を検出してい
た。そのため、従来の回路においては、位相を検出する
のに、最悪の場合、数kHzの範囲のキャリア周波数と
符号長が1023の拡散符号における全ての位相とに対
して検出を行うことから、同期を確立するまでにかなり
の時間を要していた。
は、同期保持部26が従来の回路と基本的には同様の構
成でありながら、同期保持部26が受け取った拡散符号
の位相とIFキャリア周波数との初期値は真値から僅か
にしかずれていないことから、有意な強度の相関がある
位相は、誤差を含めても初期値の近辺に必ず存在する。
したがって、同期保持部26は、従来の回路と同様に、
まずコスタスループ101及びDLL102におけるル
ープフィルタ109,126の制御を止めた状態にし
て、NCO104,127のそれぞれによって生成する
信号を初期値の近辺で変化させながら有意な強度の相関
を探索し、相関を検出した後には、ループフィルタ10
9,126のそれぞれからの制御に切り替える。これに
より、同期保持部26は、DLL102による拡散符号
の位相の同期確立、及びコスタスループ101によるキ
ャリアの位相の同期確立を極めて短時間に行うことがで
き、以降、同期を保持し続けることができる。同期保持
部26においては、IFキャリア周波数に対して、NC
O104によって生成する再生キャリアの周波数を数十
Hzの誤差範囲で初期値を設定できることから、LPF
107,108,117,118,122,123、及
びループフィルタ109,126の帯域幅を当初から狭
くすることができ、S/N(Signal to Noise ratio)
が高い状態で同期を確立することができる。
6を例えば1.023MHz×16=16.368MH
zのクロックで動作させ、DLL102において拡散符
号の位相を1/16.368MHzの時間分解能で検出
すれば、1/16チップの精度で拡散符号の位相からG
PS衛星までの擬似距離を算出することができ、また、
コスタスループ101におけるNCO104を1Hz単
位で制御できる構成にすれば、IFキャリア周波数の分
解能は1Hzとなり、DLL102とコスタスループ1
01とによってこれらの精度で同期を保持することがで
きる。
は、同期保持部26によって同期保持が行われると、D
LL102によって発生する拡散符号の位相に基づい
て、当該携帯電話機10の位置を連続的に算出して出力
することができるとともに、コスタスループ101によ
って得られるIFキャリア周波数に基づいて、当該携帯
電話機10の速度を連続的に算出して出力することがで
きる。
捕捉部25から受け渡された拡散符号の位相及びIFキ
ャリア周波数を初期値とすることにより、これらの初期
値の近辺で有意な強度の相関が得られる位相を探索す
る。これは、携帯電話機10に搭載されているクロック
源の発振器、すなわち、TCXO13が公称周波数に対
して誤差を有することが1つの理由である。携帯電話機
10においては、先に図2に示したFFTを利用したデ
ィジタルマッチドフィルタ50を用いて同期捕捉部25
を構成した場合には、IF信号をメモリに記憶した後、
DSPの処理時間分遅れて同期保持部26に検出結果が
供給されることから、発振器の公称周波数FOSCとの
誤差をΔFOSCとし、DSPの処理時間をT秒とする
と、同期保持部26に検出結果が供給される時点では、
T×ΔFOSC/FOSCの誤差が生じる。例えば、携
帯電話機10においては、T=3秒とし、ΔFOSC/
FO SCが±3ppmの範囲内とすると、±9マイクロ
秒=約±9チップ以内の誤差が生じる。このように、携
帯電話機10においては、DSPの処理時間が長くなる
と、その分誤差が大きくなる。
衛星と当該携帯電話機10との移動によって生じるキャ
リア周波数のドップラシフトも誤差を生じる要因とな
る。携帯電話機10においては、キャリアの周波数、す
なわち、1575.42MHzをFRFとし、受信信号
のドップラシフトをΔFDとすると、ドップラシフトに
よって拡散符号の周期、すなわち、1ミリ秒は、ほぼ
(1−ΔFD/FRF)倍となり、例えば、+5〜−5
kHzの範囲のドップラシフトが生じている場合には、
3秒間で約−9.5〜9.5マイクロ秒=約−9.5〜
9.5チップの誤差が生じる。
であり、携帯電話機10においては、発振器の誤差とド
ップラシフトとの両者の要因を併せると、±20チップ
程度の範囲内で誤差が生じることから、この範囲だけを
探索して相関を検出すればよい。例えば、同期保持部2
6は、同期捕捉部25から供給される拡散符号の位相よ
りも20チップ分だけ早くDLL102によって発生す
る拡散符号を開始させ、そのときの拡散符号の周期とし
て、NCO104,127の周波数設定を(1+5/1
575.420)ミリ秒よりも長めに設定しておけば、
IF信号に含まれるGPS衛星からの信号の拡散符号に
対するスライドが+20チップだけずれた時点から開始
され、適当な時間の間、拡散符号同士の位相がスライド
している状態で相関の有無を探索することができる。
スタスループとを用いて1023チップの範囲で、且
つ、IFキャリア周波数についても発振器の誤差とドッ
プラシフト量との範囲で変化させながら、相関検出を行
っていたのに比較して、携帯電話機10においては、初
期値のキャリア周波数が僅かな誤差しか有さず、相関を
検出する範囲も数十分の1程度で済むことから、同期保
持部26による同期確立に要する時間を極めて短時間と
することができる。
捉の機能と同期保持の機能とを分離して構成することに
より、同期捕捉部25によってIF信号に含まれるGP
S衛星からの信号の拡散符号の位相及びIFキャリア周
波数を高速に検出することができ、この検出結果に基づ
いて同期保持部26が速やかに同期保持動作に移行する
ことができる。しかしながら、携帯電話機10において
は、IF信号に含まれる微弱なGPS衛星の信号を検出
するために処理シーケンスが増える場合、また、電力消
費を抑制するために同期捕捉部25を低速のクロックで
動作させている場合等には、同期捕捉部25での処理時
間が長くなり、これにともない、同期保持部26による
同期確立までに探索する範囲が広くなり、好ましくな
い。
変換部における局部発振器とベースバンド処理部におけ
る信号処理のクロックを生成する源発振器として、共通
の水晶発振器を用いるが、携帯電話機10においては、
これと同様に、先に図1に示したように、周波数変換部
24における局部発振器の源発振器と同期捕捉部25及
び同期保持部26の動作クロックの源発振器とを、TC
XO13に共通化する。そして、同期保持部26は、同
期捕捉部25によって検出したIFキャリア周波数とT
CXO13の公称値に基づく例えば1.023MHzの
中間周波数FI Fとの差分をΔFIFとし、1575.
42MHzであるGPS衛星からの信号のキャリア周波
数をFRFとし、同期捕捉部25がIF信号をメモリに
取り込んでから同期捕捉処理に要した時間をT秒とし、
拡散符号の位相をhとすると、図7に示すように、拡散
符号の位相hをh+Δh(Δh=−T×ΔFIF/F
RF)のように補正する。例えば、ΔFIF=+3kH
z、T=10秒の場合には、Δh=−19マイクロ秒=
約−19チップとなる。同期保持部26は、このような
補正を行うことにより、TCXO13の発振周波数F
OSCの誤差とドップラシフトとによって生じる拡散符
号の位相のずれを極めて正確に補正することができ、同
期捕捉部25による同期捕捉処理に時間を数十秒要した
場合であっても、ほぼ1チップ程度の範囲での探索で同
期を確立することができる。
おりである。
24によってGPS衛星からの信号の既知であるキャリ
ア周波数FRFを既知である中間周波数FIFに変換す
るために、公称発振周波数FOSCのTCXO13に基
づいて周波数シンセサイザ19によって局部発振周波数
FLO=N×FOSC(Nは定数数、N>>1)を生成
し、FIF=FRF−FLOとなるようにする。ここ
で、実際に受信するGPS衛星からの信号には、中間周
波数FIFに対してTCXO13の発振周波数F OSC
の誤差とドップラシフトとによって生じる誤差ΔFIF
が加わったものである。すなわち、携帯電話機10にお
いては、ドップラシフト量をΔFDとし、TCXO13
による公称発振周波数との誤差をΔFOSCとすると、
FIF+ΔFIF=FRF+ΔFD−FLO=FRF+
ΔFD−N×(FOS C+ΔFOSC)となる。したが
って、携帯電話機10においては、同期捕捉部25が検
出するIFキャリア周波数は、FIF+ΔFIF、ΔF
IF=ΔFD−N×ΔFOSC となる。ここで重要なこ
とは、同期捕捉部25が検出することができるものはΔ
FIFのみであり、ΔFD,ΔFOSCは最初の同期捕
捉の段階では未知であるということである。
1周期長である1ミリ秒を公称発振周波数でタイマがカ
ウントした場合には、誤差ΔFOSCがあるために、実
際には、1ミリ秒×FOSC/(FOSC+Δ
FOSC)≒(1−ΔFOSC/FO SC)ミリ秒とな
る。一方、受信信号における拡散符号の1周期長さは、
ドップラシフト量ΔFDにより、1ミリ秒×FRF/
(FRF+ΔFD)≒(1−ΔF D/FRF)ミリ秒と
なる。したがって、受信信号における拡散符号の1周期
長とTCXO13による公称発振周波数でカウントした
1ミリ秒との比は、(1−ΔFD/FRF)/(1−Δ
FOSC/FOSC)≒1−ΔFD/FR F+ΔF
OSC/FOSC となる。さらに、この式における右辺
は、変形すると、1−ΔFIF/FRF+(ΔFOSC
/FOSC)×(FIF/(N×FOS C))≒1−Δ
FIF/FRF となる。このように、携帯電話機10に
おいては、同期捕捉部25にとって未知のパラメータで
あるΔFD,ΔFOSCを含まない形でかなり良好な近
似をすることができる。
は、同期捕捉部25がIF信号をメモリに取り込んだ時
点から同期捕捉処理を行い、検出した拡散符号の位相h
が同期保持部26に供給されるまでの時間にT秒要した
場合には、このT秒の間に同期捕捉部25が検出した拡
散符号の位相から−T×ΔFIF/FRFだけずれるこ
とになる。したがって、同期保持部26は、図7に示し
たように、同期捕捉部25から供給された拡散符号の位
相hに補正値Δh=−T×ΔFIF/FRFを加えたh
+ΔhによってDLL102によって発生する拡散符号
の開始タイミングを合わせることにより、同期捕捉処理
時間に生じた拡散符号の位相のずれを補正することがで
き、これによってほぼ1チップ程度の範囲内において相
関を検出することができ、極めて短時間に同期を確立す
ることができる。携帯電話機10においては、補正値を
例えばCPU27によって算出し、その算出結果を同期
保持部26に供給し、同期保持部26によって位相を補
正した後に、同期捕捉部25による同期捕捉処理を開始
すればよい。
において必要となる情報は、同期捕捉部25が検出した
IFキャリア周波数のみであり、携帯電話機10におい
ては、TCXO13の発振周波数FOSCの誤差もドッ
プラシフト量も、情報として不要である。また、携帯電
話機10においては、IFキャリア周波数に依存せず、
FIF=FRO−FLOとなるように局部発振周波数F
LOを設定する場合であっても、ΔFIFの符号を変更
するのみで済む。
したように、本来であれば電話ユニット11の動作クロ
ックを生成するために設けられたTCXO13をGPS
ユニットが共用するものである。このTCXO13は、
携帯電話機10の機種等によって発振周波数FOSCが
多岐にわたるものである。そこで、携帯電話機10は、
様々な発振周波数FOSCに対応するために、周波数変
換部24及びベースバンド処理部における各部の設定を
可変とする。
換部24によって生成される増幅IF信号D14の周波
数、すなわち、中間周波数FIFが、TCXO13によ
って生成する発振信号D2の発振周波数FOSCに拘泥
せずに所定の範囲内の値となるように、少なくとも、周
波数変換部23における周波数シンセサイザ19によっ
て生成される局部発振信号D10の周波数である局部発
振周波数FLOを可変とする。また、携帯電話機10
は、ベースバンド処理部における同期保持部26として
設けられるスペクトル拡散信号を復調するための上述し
たコスタスループ101及びDLL102のNCO10
4,127の周波数設定を可変とする。
に応じて、周波数変換部24におけるLPF22の通過
周波数帯域等の特性を可変とする。さらにまた、携帯電
話機10は、同期捕捉部25における増幅IF信号D1
4を所定のサンプリング周波数でサンプリングするため
の上述したサンプラ71のサンプリングクロックに用い
る後述するNCOの周波数範囲や、同期捕捉部25及び
同期保持部26におけるコスタスループ101及びDL
L102の上述したLPF107,108,117,1
18,122,123の通過周波数帯域等の特性、及び
/又は上述したループフィルタ109,126の特性も
可変とする。以下では、これらの各部について詳述す
る。
変とする基本的な手法について説明する。
を有する増幅RF信号D8をダウンコンバートして周波
数FIFを有するIF信号D11を生成するために、周
波数シンセサイザ19における分周器の分周比を可変と
することにより、局部発振信号D10の周波数である局
部発振周波数FLOを可変とする。
例えば図8に示すように、CPU27によって可変的に
設定される4つの設定値K1,K2,K3,K4によっ
て分周比が可変とされるPLL(Phase Locked Loop)
シンセサイザとして構成される。すなわち、この周波数
シンセサイザ19は、TCXO13から供給される発振
信号D2を所定の分周比で分周する分周器131と、こ
の分周器131から供給される分周された発振信号と後
述するダウンカウンタ136から供給される信号との位
相を比較する位相比較器132と、この位相比較器13
2による比較結果信号のうち所定の周波数帯域成分を通
過させるLPF133と、このLPF133によって通
過された比較結果信号に基づいて所定の周波数を有する
発振信号を生成する発振器である電圧制御発振器(Volt
age Controlled Oscillator;以下、VCOという。)
134と、このVCO134から供給される発振信号を
外部からの制御によって"1"だけ異なる所定の2つの分
周比で分周するパルススワロカウンタ135と、このパ
ルススワロカウンタ135から供給される分周された信
号に基づいて信号をダウンカウントするダウンカウンタ
136と、後述するANDゲート140から供給される
信号に基づいて信号をダウンカウントするダウンカウン
タ137と、CPU27によって設定された設定値
K1,K2,K3,K4を保持するレジスタやメモリ等
の記憶素子138とを有する。この周波数シンセサイザ
19の構成は、一般的によく用いられるものである。
れる発振信号D2を、CPU27によって記憶素子13
8に設定された設定値K1を用いて表される分周比1/
K1で分周する。分周器131は、分周した発振信号を
位相比較器132に供給する。この分周した発振信号
は、PLLのリファレンスクロック周波数となる。
給される分周された発振信号とダウンカウンタ136か
ら供給される信号との位相を比較する。位相比較器13
2は、比較結果を示す比較結果信号をLPF133に供
給する。
として動作するものであり、位相比較器132から供給
された比較結果信号のうち所定の周波数よりも低域成分
を通過させる。このLPF133によって通過された比
較結果信号は、VCO134に供給される。
れた比較結果信号に基づいて所定の周波数を有する発振
信号を生成する。このとき、VCO134の発振周波数
は、比較結果信号の電圧に基づいて変化する。VCO1
34は、生成した発振信号をパルススワロカウンタ13
5に供給するとともに、上述した局部発振周波数FL O
を有する局部発振信号D10として出力する。
ウンタ137から供給される2値信号に応じて、VCO
134から供給される発振信号を、CPU27によって
記憶素子138に設定された設定値K2を用いて表され
る分周比1/K2又は分周比1/(K2+1)で分周す
る。パルススワロカウンタ135の分周比は、ダウンカ
ウンタ137から供給される2値信号が"1"であるとき
には1/K2とし、2値信号が"0"であるときには1/
(K2+1)とする。パルススワロカウンタ135は、
分周した信号をダウンカウンタ136に供給する。ま
た、パルススワロカウンタ135は、分周した信号をA
NDゲート140を介してダウンカウンタ137に供給
する。
れ、内部にカウンタを有する。ダウンカウンタ136,
137は、それぞれ、カウンタによるカウント値を1つ
ずつ減らし、カウント値が"0"のときには出力が"1"と
なり、それ以外のカウント値のときには出力が"0"とな
るものとし、プリセットイネーブル入力が"1"のとき、
カウント値をCPU27によって記憶素子138に設定
された設定値K3,K 4に設定するものとする。ダウン
カウンタ136からの出力とされる2値信号は、位相比
較器132に供給されるとともに、自身及びダウンカウ
ンタ137のプリセットイネーブル入力として用いられ
る。一方、ダウンカウンタ137からの出力とされる2
値信号は、パルススワロカウンタ135に供給されると
もに、インバータ139によって反転され、さらに、A
NDゲート140によってこの反転信号とパルススワロ
カウンタ135から出力される信号との論理積がとられ
て得られた演算結果が自身に供給される。
をK3,K3−1,・・・,0とダウンカウントし、カ
ウント値が"0"となったときに、当該ダウンカウンタ1
36及びダウンカウンタ137のプリセットイネーブル
入力に"1"を供給し、当該ダウンカウンタ136及びダ
ウンカウンタ137のカウント値を、それぞれ、K3,
K4に戻す。一方、ダウンカウンタ137は、内部のカ
ウンタをK4,K4−1,・・・,0とダウンカウント
し、カウント値が"0"となる前までは"0"を出力し続け
る。ダウンカウンタ137においては、カウント値が"
0"となったときに、ANDゲート140の出力が"0"
となり、次にダウンカウンタ136のカウント値が"0"
となる。したがって、ダウンカウンタ137は、カウン
ト値がK4に戻されるまで、カウント値を"0"、出力
を"1"として停止する。ダウンカウンタ137からの出
力とされる2値信号は、パルススワロカウンタ135の
分周比を1/K2又は1/(K2+1)に切り替える役
割を果たす。この一連のダウンカウンタ136,137
及びパルススワロカウンタ135の動作により、ダウン
カウンタ136からの出力は、VCO134からの出力
を1/(K2×K3+K 4)に分周したものとなる。
定された少なくとも4つの設定値K 1,K2,K3,K
4を保持する。この記憶素子138に保持された設定値
K1は、上述したように、分周器131における分周比
を決定するのに用いられ、設定値K2は、パルススワロ
カウンタ135における分周比を決定するのに用いら
れ、設定値K3は、ダウンカウンタ136における分周
比を決定するのに用いられ、設定値K4は、ダウンカウ
ンタ137における分周比を決定するのに用いられる。
つの設定値K1,K2,K3,K4を固定値とするので
はなく、CPU27によって可変的に設定されるものと
する。この周波数シンセサイザ19においては、局部発
振信号D10の局部発振周波数FLO、すなわち、VC
O134によって生成される発振信号の周波数は、リフ
ァレンスクロック周波数の(K2×K3+K4)倍とな
る。
上述した増幅RF信号D8が有する特定の周波数
FRF、すなわち、1575.42MHzに対する中間
周波数FI Fとして、例えば、4.069MHz±50
0kHz又は1.023MHz±500kHzといった
周波数が可変とされた局部発振信号D10を生成するこ
とができる。なお、周波数シンセサイザ19は、増幅R
F信号D8に対してダウンコンバートせずに直接ベース
バンド処理を施す場合には、0MHz+500kHzと
いった中間周波数FIFを有する局部発振信号D10を
生成することもできる。また、携帯電話機10は、中間
周波数FIFにダウンコンバートする周波数F RFをV
CO134の可変範囲において可変とすることにより、
複数の無線に対応することも可能となる。
K1,K2,K3,K4をCPU27によって記憶素子
138に設定するのではなく、集積回路端子の設定や外
部インターフェースを通じて設定可能とする構成でもよ
い。
のような周波数シンセサイザ19の設定に応じて生成さ
れた局部発振信号D10に基づいて、中間周波数FIF
が決定される。したがって、携帯電話機10において
は、上述した周波数変換部24におけるLPF22の特
性を中間周波数FIFに応じたものとするように、必要
に応じて、CPU27の制御のもとに、通過周波数帯域
等の特性を可変とする。
ジタルフィルタのいずれであってもよい。携帯電話機1
0においては、LPF22としてディジタルフィルタを
用いた場合には、例えばA/D及びDSPによって構成
することにより、周波数帯域等の特性をプログラマブル
にすることが容易となる。また、携帯電話機10におい
ては、LPF22としてアナログフィルタを用いた場合
であっても、複数種類のコンデンサ及び抵抗をアナログ
スイッチによって選択的に切り替える構成とすることに
より、容易に特性を可変とすることができる。なお、携
帯電話機10においては、LPF22の代わりにBPF
を設けてもよく、この場合であっても同様に可変とする
ことができる。
を可変とする基本的な手法について説明する。
によって発振する発振周波数FOS Cとして特定の値を
指定せず、例えば10〜20MHz程度のある周波数範
囲内を許容し、周波数変換部24の動作クロックとベー
スバンド処理部におけるコスタスループ101及びDL
L102に設けられるNCO104,127及び同期捕
捉部25におけるサンプラ71のサンプリングクロック
に用いる後述するNCOの動作クロックとを、TCXO
13を共用することによって共通化する。
スバンド処理部における同期保持部26として、コスタ
スループ101及びDLL102にNCO104,12
7が設けられたものを用いている。したがって、コスタ
スループ101は、NCO104の動作クロックを中間
周波数FIF付近に合わせ込む必要があり、DLL10
2は、NCO127の動作クロックをほぼC/Aコード
のチップレートである1.023MHz付近に合わせ込
む必要がある。
O104,127の分周比を可変とする。このとき、携
帯電話機10においては、TCXO13の発振周波数F
OS Cと必要な周波数帯域とを考慮して、集積回路端
子、CPU27又は外部インターフェースを通じてNC
O104,127の分周比を設定可能とする。
応じて、コスタスループ101におけるLPF107,
108の通過周波数帯域等の特性も可変とする。
F107,108の帯域幅を可変とするために、例えば
図9に示すようにLPFを構成する。なお、同図におい
ては、入力信号を1ビットであるものとしている。携帯
電話機10においては、GPS衛星からの受信信号は熱
雑音よりもかなり低いレベルであることから、アナログ
/ディジタル変換を2値化で行ったとしても、S/Nの
劣化は僅かである。
示すRCフィルタの伝達関数を差分近似した無限インパ
ルス応答(Infinite Impulse Response;IIR)フィ
ルタである。このLPFは、入力信号X[n]に対して
2のべき乗kを乗算する乗算器141と、後述するレジ
スタ145から供給される信号Y[n−1]と2のべき
乗kとを乗算する乗算器142と、レジスタ145から
供給される信号Y[n−1]と乗算器142によって得
られた信号kY[n−1]との差分をとる差分器143
と、乗算器141によって得られた信号kX[n]と差
分器143によって得られた信号(1−k)Y[n−
1]とを加算する加算器144と、この加算器144に
よって得られたRCフィルタの差分近似式で表される信
号を所定ビット長だけ保持するレジスタ145とからな
る。なお、入力信号X[n]及び出力信号Y[n]にお
ける"n"は、離散的な時間を表すものである。
[n]と出力信号Y[n]との関係は、 Y[n]=(1−k)Y[n−1]+kX[n] となり、加算器144から出力される信号がこの関係を
満たすものとなる。このLPFにおいては、サンプリン
グ周波数をfsとすると、時定数tc、カットオフ周波
数fcは、それぞれ、 tc=RC=1/(kfs)、 fc=1/(2πRC)=kfs/(2π)、 k=1/(RCfs) となる。したがって、LPFにおいては、k=2−16
とし、サンプリング周波数をfs=18.414MHz
とすると、時定数tcは3.56ミリ秒、カットオフ周
波数fcは44.7Hzとなる。
[n]は1ビットであり、値が"1"又は"−1"とされる
が、入力信号X[n]及び出力信号Y[n]において、
レジスタ145をMビット長とし、"1"を"100・・
・0"、"−1"を"000・・・0"とみなし、kを2
−L(Lは整数)とすれば、kX[n]の演算を行う乗
算器141は、(M−L)ビットの左シフトを行うバレ
ルシフタによって実現することができ、kY[n]の演
算を行う乗算器142は、Lビットの右シフトを行うバ
レルシフタによって実現することができる。例えば、レ
ジスタ145を22ビット長とし、k=2−16とする
と、乗算器141は、6ビットの左シフトを行うバレル
シフタによって実現することができ、乗算器142は、
16ビットの右シフトを行うバレルシフタによって実現
することができる。したがって、LPFにおいては、L
を外部から設定可能とした場合には、カットオフ周波数
fcをオクターブ単位で可変とすることができる。ま
た、LPFにおいては、"0"を"010・・・0"とみな
し、この値との大小比較によって出力信号Y[n]の符
号判定を行うことができる。さらに、LPFにおいて
は、レジスタ145に保持されたビット列の最上位ビッ
トを除いた残りのビット列の最上位ビットを反転して出
力することにより、出力信号Y[n]の値は、2の補数
となる。
7,108をこのように構成することにより、上述した
kの値をCPU27による設定又は外部インターフェー
スを通じた設定を可能とした場合には、TCXO13の
発振周波数FOSCを考慮した帯域幅の設定を容易に行
うことができる。なお、携帯電話機10においては、D
LL102におけるLPF117,118,122,1
23の帯域幅も可変とするのが好ましく、これらのLP
F117,118,122,123も同図に示すように
構成することができる。
に応じて、コスタスループ101及びDLL102にお
けるNCO104,127の位相を制御するループフィ
ルタ109,126の特性も可変とする。
プフィルタ109,126として、図9に示したLPF
と同様に構成することもできるが、周波数オフセット、
ランダム位相オフセットがある場合に最適フィルタとな
る完全積分型のループフィルタとして構成することもで
きる。
ィルタの等価回路を同図(B)に示す。このループフィ
ルタにおける伝達関数F(s)は、 F(s)=(1−sτ2)/(sτ1)、τ1=R
1C、τ2=R2C である。これを差分近似すると、入力信号X[n]と出
力信号Y[n]との関係は、 Y[n]=Y[n−1]+a(X[n]−X[n−
1])+bX[n]、 a=τ2/τ1、b=T/τ1 となる。ここで、Tはサンプリング周期であり、サンプ
リング周波数は、LPFのカットオフ周波数よりも十分
高くする。上式より、ループフィルタで設定するパラメ
ータは、a,bの2個となる。これらのパラメータa,
bを、それぞれ、a=2A、b=2B(A,Bは整数)
とすると、上式におけるaX[n]、aX[n−1]、
bX[n]は、それぞれ、Aビット又はBビットだけ左
シフトすることによって演算することができ、上式に示
す演算は、図11に示すループフィルタによって実現す
ることができる。
A,Bの値に対してCPU27による設定又は外部イン
ターフェースを通じた設定を可能とした場合には、受信
状況に応じて、当該ループフィルタの帯域幅及び応答速
度を可変とすることができる。
必要に応じて、同期捕捉部25におけるサンプラ71の
サンプリングクロックを生成する手段としてNCOを用
い、このNCOの周波数範囲も可変とする。
サンプラ71によってC/Aコードの1周期である1ミ
リ秒の間に2046点以上の整数でサンプリングする必
要がある。そのため、同期捕捉部25は、本件出願人が
先に出願している特願2001−190658号及び特
願2001−203193号に記載したように、2のべ
き乗個のサンプリング数でもってFFT処理を行うのが
都合がよい。そこで、同期捕捉部25は、IF信号をサ
ンプリングするためのサンプラ71をTCXO13から
供給される発振信号D2に基づいて動作するNCOを用
いて構成し、コスタスループ101及びDLL102と
同様に、NCOに与えられる分周比を、集積回路端子の
設定、CPU27による設定又は外部インターフェース
を通じた設定を可変的に行うことによって任意のサンプ
リングクロックを実現することができる。
は、少なくとも周波数変換部24における周波数シンセ
サイザ19並びにコスタスループ101及びDLL10
2におけるNCO104,127の動作クロックを共用
し、これらの周波数シンセサイザ19及びNCO10
4,127を、集積回路端子、CPU27又は外部イン
ターフェースを通じて可変的に設定を行うことができる
ように構成するとともに、必要に応じて、周波数変換部
24におけるLPF22、コスタスループ101及びD
LL102におけるLPF107,108,117,1
18,122,123、及びコスタスループ101及び
DLL102におけるループフィルタ109,126と
いった各種ディジタルフィルタ又はアナログフィルタ
や、同期捕捉部25におけるサンプラ71に設けられる
NCOを、集積回路端子、CPU27又は外部インター
フェースを通じて可変的に設定を行うことができるよう
に構成することにより、TCXO13の発振周波数F
OSCに左右されないGPS受信機の機能を組み込むこ
とが可能となる。また、携帯電話機10においては、電
話ユニット11とTCXO13を共用することにより、
必要な発振器の個数を削減することができる。
及びこれら以外の各部における具体的説明を行う。
る。
PFでも可)は、アナログ的な構成をとることが殆どで
あることから、その特性は固定である場合が多い。携帯
電話機10においては、中間周波数FIFに合わせてL
PF22の通過周波数帯域等の特性を決定することか
ら、復調回路31、すなわち、GPSユニットを先に図
1に示した構成とし、TCXO13の発振周波数F
OSCによらず中間周波数F IFがほぼ同じ周波数とな
るように、周波数変換部24における周波数シンセサイ
ザ19の分周比を設定すれば問題はない。なお、携帯電
話機10においては、特性が固定である場合のLPF2
2の観点からすると、中間周波数FIFの範囲は帯域外
とならない程度に幅があってもよい。携帯電話機10に
おいては、中間周波数FIFの範囲がTCXO13の発
振周波数FOSCによらず目的の周波数に近い値に設定
できるようにするには、上述した設定値K1の値を大き
くし、位相比較器132による位相比較を行うリファレ
ンスクロックの周波数を下げればよい。
においては、リファレンスクロックをTCXO13の出
力とし、TCXO13の発振周波数FOSCが18.4
14MHzである場合であって、例えば、上述した設定
値K1,K2,K3,K4の値が、それぞれ、K1=1
8,K2=100,K3=15,K4=39の場合に
は、中間周波数FIFは1.023MHzとなり、設定
値K1,K2,K3,K 4の値が、それぞれ、K1=2
0,K2=100,K3=31,K4=49の場合に
は、中間周波数FIFは0.92MHzとなる。この例
では、両者の間で中間周波数FIFの差が100kHz
程度であることから、携帯電話機10においては、LP
F22として通常のLPFを用いれば、両者の間で特性
に差が生じることは特にない。
バンド処理部やCPU等を含むディジタル信号処理を行
う部分ではなく、アナログ信号処理を行うものとして設
けられるのが通常であるが、分周器自体はディジタル信
号処理を行うものである。そのため、携帯電話機10
は、周波数シンセサイザ19における各分周器を上述し
たレジスタ138に設定された設定値に応じて分周する
ものとすることにより、集積回路端子、CPU27又は
外部インターフェースを通じて分周比を可変的に設定す
ることが可能となる。
たように、レジスタ138に対する設定値の設定を、集
積回路端子、CPU27又は外部インターフェースを通
じて行うが、レジスタ138に対する設定値の設定用の
ビット数が多い場合には、周波数シンセサイザ19を含
む周波数変換部24とCPU27を含むベースバンド処
理部とを接続するために必要なピン数が増加し、集積回
路化する際には好ましくない。そこで、携帯電話機10
においては、CPU27によってレジスタ138に対す
る設定値の読み出し及び書き込みを行う際に、所定の通
信プロトコルに基づいたシリアル伝送を行うことによ
り、周波数シンセサイザ19を含む周波数変換部24と
CPU27を含むベースバンド処理部とを接続するため
に必要なピン数を削減することができる。
L102に設けられるNCO127について説明する。
ペクトラム拡散信号であるため、拡散符号の同期を行う
ためのDLL102は、NCO127が拡散符号である
C/Aコードのチップレートである1.023MHz付
近をカバーするように、TCXO13の発振周波数F
OSCに応じて分周比を設定する。ここで、NCO12
7は、例えば図12に示すように構成することができ
る。
うに、TCXO13から供給される発振信号D2を所定
の分周比で分周する分周器151,152と、後述する
レジスタ155に保持される値の分解能を表すKビット
のレジスタ値が設定されるレジスタ値設定部153と、
このレジスタ値設定部153に設定されたレジスタ値と
レジスタ155から読み出された値とを累積加算する加
算器154と、この加算器154から供給される累積加
算値を保持する有限長のレジスタ155と、分周器15
2から供給される分周された発振信号を所定の分周比で
分周する分周器156と、CPU27によって設定され
た設定値N,M1,M2,M3を保持するレジスタやメ
モリ等の記憶素子157とを有する。
れる発振信号D2を、CPU27によって記憶素子15
7に設定された設定値M1を用いて表される分周比1/
M1で分周する。分周器151は、分周した信号をレジ
スタ155に供給する。
出された値に応じて、TCXO13から供給される発振
信号D2を、CPU27によって記憶素子157に設定
された設定値M2を用いて表される分周比1/(M2−
1)又は分周比1/M2又は分周比1/(M2+1)で
分周する。分周器152は、分周した信号を分周器15
6に供給する。
によって記憶素子157に設定された設定値Nが、レジ
スタ155に保持される値の分解能を表すKビットのレ
ジスタ値として設定される。このレジスタ値Nは、2の
補数で表され、正負の値をとるものである。レジスタ値
設定部153に設定されたレジスタ値Nは、加算器15
4に供給される。
に設定されたレジスタ値Nとレジスタ155から読み出
された値とを加算する。加算器154は、加算して得ら
れた累積加算値をレジスタ155に供給する。その結
果、レジスタ155に保持される値は、レジスタ値Nの
累積加算値となる。
なり、分周器151から供給される分周された発振信号
をゲート信号としたタイミングに基づいて、加算器15
4から供給された累積加算値を保持する。このレジスタ
155に保持された累積加算値は、分周器152におけ
る分周比を決定するのに用いられる。
れる発振信号を、CPU27によって記憶素子157に
設定された設定値M3を用いて表される分周比1/M3
で分周する。分周器156は、分周した信号を再生キャ
リアとして出力する。
定された少なくとも4つの設定値N,M1,M2,M3
を保持する。この記憶素子157に保持された設定値N
は、上述したように、レジスタ値設定部153に設定さ
れるレジスタ値として用いられ、設定値M1は、分周器
151における分周比を決定するのに用いられ、設定値
M2は、分周器152における分周比を決定するのに用
いられ、設定値M3は、分周器153における分周比を
決定するのに用いられる。
N,M1,M2,M3を固定値とするのではなく、CP
U27によって可変的に設定されるものとする。これに
より、NCO127においては、周波数及び可変幅を設
定することができる。ここで、NCO127において
は、レジスタ155が有限長であることから、桁あふれ
が生じる場合がある。そこで、NCO127において
は、レジスタ値設定部153に設定されたレジスタ値N
を加算器154によって累積加算していく際に、レジス
タ155に保持される値の桁あふれがない場合には、分
周器152によって分周比1/M2で分周するが、正の
桁あふれが生じた場合には、分周器152の図示しない
カウンタを"1"だけ多くカウントアップすることによっ
て分周比1/(M2+1)で分周し、負の桁あふれが生
じた場合には、分周器152のカウントアップを"1"だ
け少なくすることによって分周比1/(M2−1)で分
周する。したがって、NCO127は、レジスタ値設定
部153に設定されるレジスタ値がN=0とされた場合
には、TCXO13から供給される発振信号D2の発振
周波数FOSCを1/(M2×M3)倍した周波数を有
する再生キャリアを出力し、レジスタ値がN>0とされ
た場合には、レジスタ値がN=0とされた場合よりも高
い周波数を有する再生キャリアを出力し、レジスタ値が
N<0とされた場合には、レジスタ値がN=0とされた
場合よりも低い周波数を有する再生キャリアを出力す
る。
符号のチップレートにTCXO13の発振周波数F
OSCの誤差と、送信側であるGPS衛星と受信側との
相対速度の変化によって生じるドップラシフト量とを加
えた範囲をカバーするように設定する。例えば、携帯電
話機10においては、TCXO13を用いるものとする
と、その発振周波数誤差が±約3ppm以内であれば、
ドップラシフト量が±約3ppm以内であることから、
全体としてNCO127の可変範囲が少なくとも1.0
23MHz±6ppm程度を含むものであればよい。
タスループ101に設けられるNCO104について説
明する。
nary Phase Shift Keying;以下、BPSK変調方式と
いう。)といったPSK変調方式に基づいて変調した信
号又はPSK変調方式に基づいて変調した信号をスペク
トラム拡散した信号であるが、IF信号におけるPSK
信号のキャリアの同期を行うためのコスタスループ10
1は、NCO104が例えば周波数変換部24の設定に
よって1.023MHzとされる中間周波数FIF付近
をカバーするように、TCXO13の発振周波数F
OSCに応じて分周比を設定する。ここで、NCO10
4は、先に図12に示したNCO127と同様に構成す
ることができる。
7と同様に、中間周波数FIFにTCXO13の発振周
波数FOSCの誤差と、送信側であるGPS衛星と受信
側との相対速度の変化によって生じるドップラシフト量
とを加えた範囲をカバーするように設定する。例えば、
携帯電話機10においては、TCXO13を用いるもの
とすると、上述したように、その発振周波数誤差が±約
3ppm以内であれば、ドップラシフト量が±約3pp
m以内である。そのため、携帯電話機10においては、
周波数変換部24によって1回でRF信号のキャリア周
波数FRFを中間周波数FIFに変換する場合には、局
部発振周波数FLOが周波数シンセサイザ19のリファ
レンスクロック周波数のL倍(Lは整数)とすれば、T
CXO13の発振周波数FOSCの誤差による中間周波
数FIFの誤差がL倍となることから、NCO104の
可変範囲が少なくとも1.023MHz±3Lppm±
3ppm程度を含むものであればよい。
捕捉部25に設けられるサンプラ71について説明す
る。
5を先に図3に示したように構成し、この同期捕捉部2
5によってスペクトラム拡散信号の拡散符号と同期をと
るためのディジタルマッチドフィルタ処理を行う場合に
は、上述したように、IF信号をサンプラ71によって
C/Aコードの1周期である1ミリ秒の間に2046点
以上の整数でサンプリングする必要がある。ここで、携
帯電話機10においては、IF信号をサンプリングする
ためのサンプリングクロックをTCXO13の発振周波
数FOSCに基づいて生成するが、発振周波数FOSC
によってサンプリング数が異なると、ディジタルマッチ
ドフィルタ処理を行いにくくなる。
は、先に図12に示したNCO127と同様の構成から
なるNCOを用いてサンプラ71を構成してサンプリン
グクロックを生成させ、TCXO13の発振周波数F
OSCに応じて、1ミリ秒あたりのサンプリング数が一
定の整数値となるように、すなわち、一定のサンプリン
グレートとなるようにNCOを設定する。これにより、
携帯電話機10においては、TCXO13の発振周波数
FOSCに拘泥せずに、例えばソフトウェアで処理する
場合にはディジタルマッチドフィルタ処理を同じ手順で
行うことができる。
NCOによってのみ生成した場合には、TCXO13の
発振周波数FOSCとNCOの周波数分解能との関係に
より、例えば図13中2段目に示すように、サンプリン
グする時間長によっては拡散符号の1周期あたりのサン
プリング数に端数を生じ、タイミングが時間の経過とと
もにずれていく事態を生じ得る。この現象は、拡散符号
の多周期にわたって信号処理を行う場合には好ましくな
いものである。この現象を回避するためには、NCOの
周波数分解能を極めて高いものとする必要がある。
ば、同図中1段目に示すように、所定のタイミング信号
生成手段によって拡散符号の1周期にほぼ一致するパル
ス状の周期的なタイミングリセット信号を生成し、同図
中3段目に示すように、サンプリングクロックを生成さ
せるサンプラ71におけるNCOを構成する先に図12
に示した各分周器151,152,156とレジスタ1
55とをタイミングリセット信号に応じて1周期毎にリ
セットするといった動作を行うことにより、サンプリン
グするタイミングを初期化する。これにより、携帯電話
機10においては、拡散符号の1周期におけるサンプリ
ング数を常に同じものとし、且つ、サンプリングが行わ
れるタイミングを各周期毎にほぼ同じものとすることが
できる。この場合、携帯電話機10においては、拡散符
号の1周期内で生じた端数に起因して当該1周期の最後
の部分でサンプリング間隔がずれるが、1周期毎にサン
プリングのタイミングが補正されることから、NCOの
周波数分解能を極めて高いものとする必要がない。
符号であるC/Aコードの周期に応じて、TCXO13
の発振周波数FOSCの最小桁が決定される。すなわ
ち、携帯電話機10においては、拡散符号であるC/A
コードの周期が1ミリ秒であることから、TCXO13
の発振周波数FOSCの最小桁が1kHzであれば、N
COによって1周期にほぼ一致する周期的なタイミング
リセット信号を容易に生成することができる。また、携
帯電話機10においては、拡散符号の1周期である1ミ
リ秒間隔で、すなわち、1kHzのタイミングリセット
信号を生成することにより、これらの処理を容易に行う
ことができる。したがって、携帯電話機10において
は、TCXO13の発振周波数FOSCをある範囲内で
自由度を持たせながらも最小桁を1kHzと指定するこ
とにより、例えばTCXO13の発振周波数FOSCが
18.414MHzである場合には分周比を1/184
14とする分周器を有するNCOによって容易に1ミリ
秒間隔のタイミングリセット信号を生成することができ
る。
小桁を1kHzとするものとして説明したが、携帯電話
機10においては、発振周波数FOSCの最小桁を1k
Hzの整数分の1としてもよい。この場合、携帯電話機
10においては、1ミリ秒の整数倍間隔のタイミングリ
セット信号を生成することができ、例えばTCXO13
の発振周波数FOSCが18.4145MHzである場
合には分周比を1/336829とした分周器を有する
NCOによって2ミリ秒間隔で、すなわち、C/Aコー
ドの2周期長のタイミングリセット信号を生成すること
ができる。このとき、携帯電話機10においては、拡散
符号の1周期あたりのサンプリング数を一定の整数値と
する上述した処理を、1周期長から2周期長に置き換
え、FFT等の処理を2周期長のデータ単位で行うか、
或いはデータを半分長ずつに分けて1周期長での処理を
行うといったようにする。これにより、携帯電話機10
においては、処理内容が若干増加するものの、C/Aコ
ードの周期を単位とすることで処理がしやすくなる。
タルマッチドフィルタ処理が先に図2に示したFFTを
利用したものである場合には、サンプリング数が2のべ
き乗個であることがFFT処理には都合がよいことか
ら、TCXO13の発振周波数FOSCによって拡散符
号の1周期あたりのサンプリング数が2のべき乗個とな
るようにサンプラ71を設定することにより、処理が極
めて容易となる。
符号がいわゆるM系列又はM系列から生成されるいわゆ
るGold符号である場合には、符号長が2のべき乗−
1であることから、TCXO13の発振周波数FOSC
によってはサンプリング数を拡散符号の1周期あたり
(2のべき乗−1)個とする方が容易な場合がある。こ
こで、ディジタルマッチドフィルタ処理が先に図2に示
したFFTを利用したものである場合には、上述したよ
うに、サンプリング数が2のべき乗個であることが好ま
しいことから、携帯電話機10においては、符号長が2
のべき乗−1である拡散符号を処理する場合には、拡散
符号の1周期の中でダミーのビットを等間隔で挿入し、
FFT処理を行うデータ数を2のべき乗個に合わせ込む
ようにしてもよい。
Aコードの1周期である1ミリ秒で4092個のサンプ
リングを行った場合には、1/4周期、すなわち、10
23個のサンプリングを行う毎に、1個のダミーデータ
を挿入すればよい。このとき、挿入するダミーデータ
は、当該ダミーデータの直前のビットと同じ値とするの
が自然であるが、固定値としてもよい。
タルマッチドフィルタ処理をソフトウェアとして実装す
る場合であって処理能力に余裕がある場合には、FFT
処理を行う場合であっても、拡散符号の1周期あたりの
サンプリング数を必ずしも2のべき乗個にする必要はな
く、サンプリング数がある程度多めになるようにサンプ
ラ71におけるNCOを設定し、ソフトウェアで処理す
る際に2のべき乗個となるように間引きしてから、間引
きしたデータに対してFFT処理を行うようにしてもよ
い。
換部24におけるLPFを含む各フィルタについて説明
する。
うなディジタルフィルタとして構成した場合には、当該
LPFの帯域は、多段階に設定することができる。同図
に示すLPFにおいては、上述したように、サンプリン
グ周波数をfsとすると、時定数tc、カットオフ周波
数fcは、それぞれ、 tc=RC=1/(kfs)、 fc=1/(2πRC)=kfs/(2π)、 k=1/(RCfs) となる。ここで、サンプリング周波数fsとTCXO1
3の発振周波数FOSCとが等しいものとすると、カッ
トオフ周波数fcは、TCXO13の発振周波数F
OSCに比例して変化するものとなる。
に示したコスタスループ101に適用した場合には、サ
ンプリング周波数をfs=20MHzとすると、カット
オフ周波数fcは、48.6Hzとなり、サンプリング
周波数をfs=10MHzとすると、カットオフ周波数
fcは、24.3Hzとなる。ここで、データの伝送速
度が50bpsであり、且つ、NRZ(Non Return to
Zero)信号であるGPS衛星からの信号に含まれるメッ
セージの主帯域幅が25Hzであるものとし、これを考
慮すると、サンプリング周波数をfs=10MHzとし
た場合のカットオフ周波数fcである24.3Hzは、
若干狭い。そこで、携帯電話機10においては、サンプ
リング周波数をfs=10MHzとした場合には、カッ
トオフ周波数fcを1つ上げるようにする。
として、先に図9(A)に示したもの以外にも、有限イ
ンパルス応答(Finite Impulse Response;FIR)フ
ィルタや、他の構成のIIRフィルタを用いることも可
能である。また、携帯電話機10においては、コスタス
ループ101以外の各部であっても、先に図1に示した
周波数変換部24におけるA/D23の後段にLPFを
配置することによって当該LPFをディジタルフィルタ
として構成することもできる。さらに、携帯電話機10
においては、LPFの代わりに中間周波数FIF付近を
帯域の中心としたBPFを適用することもできる。携帯
電話機10においては、LPF又はBPFを適用した場
合であっても、中間周波数FIFがほぼ一定範囲に収ま
るように周波数シンセサイザ19を構成すると、TCX
O13の発振周波数FOSCによってフィルタの帯域が
変化することから、フィルタの帯域を可変としておくこ
とはこのような場合にも有効である。
フィルタの帯域を可変可能とし、TCXO13の発振周
波数FOSCに応じて、フィルタの設定を変化させるこ
とにより、フィルタの帯域を最適とした動作を行うこと
ができる。
うに、GPS衛星からのスペクトラム拡散信号における
拡散符号である1ミリ秒周期のC/Aコードの同期タイ
ミングを計測することによって測位演算を行い、自己の
位置を取得するものである。ここで、拡散符号の同期タ
イミングを計測するにあたっての計測の時間分解能は、
上述した同期捕捉部25といった同期回路の動作クロッ
ク周波数に依存する。したがって、携帯電話機10にお
いては、同期回路の動作クロックをTCXO13によっ
て生成する場合には、計測の時間分解能はTCXO13
の発振周波数F OSCに依存することになる。
けられる時計に同期した基準タイミングを起点として、
そこからC/Aコードの先頭がどれだけ遅延した位置に
現れるかをカウンタによって計測し、当該GPS受信機
の時計を基準にしたGPS衛星から当該GPS受信機ま
での電波の到達距離である擬似距離を算出する。ここ
で、GPS受信機においては、電波の到達時間が同一で
あっても、TCXO等の源発振器の発振周波数が異なれ
ばカウント値も異なることになる。
1に示したCPU27によってTCXO13の発振周波
数FOSCに応じてカウント値を時間に換算する。これ
により、携帯電話機10は、TCXO13の発振周波数
FOSCが変化した場合であっても、正確な擬似距離の
算出に容易に対応することができる。
を含むスペクトラム拡散信号の復調回路及びGPS受信
機の復調に関する部分についての対応について説明して
きたが、携帯電話機10は、これら以外の各部について
も、TCXO13の発振周波数FOSCに対する対応を
施す。
を行うために、例えば、所定のシリアルポートやUSB
(Universal Serial Bus)ポート等の各種入出力インタ
ーフェース、上述したタイマ29のような制御用のタイ
マ、A/D、及びディジタル/アナログ変換器(Digita
l/Analog Converter;以下、D/Aという。)等の各種
ペリフェラルを内蔵する。GPS受信機においては、こ
れら各部の動作クロックも、周波数変換や同期を行う各
部と同じ源発振器から生成するのが通常である。
XO13の発振周波数FOSCにより、通信速度、時間
及びサンプリング周波数等に影響が及ぶことから、発振
周波数FOSCに応じて、各種入出力インターフェース
の通信速度、タイマ29、並びにA/D及び/又はD/
Aのサンプリング周波数の設定を変えるようにする。こ
れにより、携帯電話機10は、各種ペリフェラルについ
ても、TCXO13の発振周波数FOSCに拘泥せずに
動作させることができる。
ユニットに必要となる発振器を、本来であれば電話ユニ
ット11のために設けられたTCXO13と共用し、T
CXO13の発振周波数FOSCに応じて各部の設定を
変更することにより、発振周波数FOSCの変化に依存
しない動作を行うことができ、GPSユニットのための
専用の発振器を設ける必要がないことから、発振器の個
数を削減することができる。すなわち、携帯電話機10
は、特定の周波数を発振しない源発振器を用いた場合で
あっても、源発振器の発振周波数に応じて各部の設定を
可変とすることにより、発振周波数の変化に依存しない
動作を行うことができ、発振器の個数を削減することが
できる。
ニット11の他、例えばいわゆるブルートゥース(Blue
tooth(登録商標))や無線LAN(Local Area Networ
k)等の所定の無線システムに対応する無線ユニットが
同じモジュール又は機器に搭載されている場合には、無
線ユニット用又は信号処理用に当該無線ユニットが対応
する無線の種別に応じた周波数を発振する発振器が存在
することになる。この場合、携帯電話機10において
は、無線ユニット用又は信号処理用に設けられる発振器
をGPSユニットの源発振器とするようにしてもよい。
勿論、携帯電話機10は、無線ユニット以外の他の機能
を実現するユニットが搭載されている場合には、このユ
ニット用に設けられる発振器をGPSユニットの源発振
器とするようにしてもよい。
CXO13の発振周波数FOSCに応じた設定変更の対
象として、上述したように、少なくとも周波数変換部2
4における周波数シンセサイザ19の分周比並びにコス
タスループ101及びDLL102におけるNCO10
4,127の周波数範囲の他、必要に応じて、LPF等
の各フィルタの特性、同期捕捉部25におけるサンプラ
71のサンプリングクロック、及びその他の各種ペリフ
ェラルがある。このように、携帯電話機10において
は、TCXO13の発振周波数FOSCに応じて設定を
可変とすべき箇所が多い。そのため、携帯電話機10に
おいては、各部の最適な設定値を算出し、得られた各設
定値を所定の外部インターフェース等を介して設定する
のは煩雑である。
XO13の発振周波数FOSCに応じた各設定値を算出
するルーチンをCPU27が実行可能なプログラムとし
て内蔵しておき、外部インターフェースからはTCXO
13の発振周波数FOSCのみを入力するとともに、入
力した発振周波数FOSCに基づいてCPU27によっ
て各設定値を算出し、CPU27によって各設定値を各
部に対して自動的に設定することにより、設定の煩雑さ
を解消することができる。
上述したRTC28に対する動作クロックを供給するた
めの32.768kHz程度の所定の発振周波数を有す
る発振信号を生成する上述したXO12といった他の既
知周波数の発振器を備えている場合には、この発振器に
よって生成される発振信号をゲート信号として、ある一
定期間で源発振器たるTCXO13からの出力パルスを
簡易的にカウントする機能を持たせることにより、この
カウント値に基づいて、おおよその発振周波数FOSC
を当該携帯電話機10が把握することが可能となる。具
体的には、携帯電話機10においては、XO12の精度
を仮に±100ppmとすると、例えば10〜20MH
z程度の周波数範囲を許容するTCXO13に対しては
約±100ppmの精度、すなわち、約±1〜2kHz
の誤差範囲で、TCXO13の発振周波数FOSCを推
定することができる。また、携帯電話機10において
は、XO12の精度がさらによい場合には、1kHz単
位でのTCXO13の発振周波数FOSCの特定を行う
ことも十分可能となる。
は、実際にはそれほど種類が多くはないことから、精度
は高くなくともおおよその値を把握することができるな
らば、例えば、利用可能なTCXO13の発振周波数F
OSCのテーブルを予めメモリ30に記憶させておくこ
とにより、どの発振周波数の発振器かを確実に判別する
ことができる。したがって、携帯電話機10において
は、このような機能を当該携帯電話機10の電源がオン
状態となると同時に作動するようにCPU27の初期ル
ーチンとして内蔵しておき、CPU27によってTCX
O13の発振周波数FOSCを特定できるならば、CP
U27による上述した各部に対する各設定値の設定動作
と組み合わせることにより、完全に自動的に周波数変換
部24における周波数シンセサイザ19、コスタスルー
プ101及びDLL102におけるNCO104,12
7、LPF等の各フィルタ、同期捕捉部25におけるサ
ンプラ71、及びその他の各種ペリフェラルに対する設
定を行うことが可能となる。なお、携帯電話機10にお
いては、ペリフェラルに関しては、通信速度が設定され
ない状態では外部からの制御が困難であることから、外
部との入出力インターフェースの通信速度を自動設定す
ることにより、外部との通信が可能となることは重要で
ある。
み込まれるGPSユニットにおいては、必要となるクロ
ックの発振周波数が特定の周波数である必要がなくなる
ことから、TCXO13等の大量に市販されている標準
的な発振器を利用することができる。
源発振器として、携帯電話機10等の電子機器に組み込
む際に、本来であれば電話ユニット11といった他の機
能を実現するユニットのために設けられたTCXO13
等の発振器と共用することができ、当該GPSユニット
のための専用の発振器を設ける必要がないことから、電
子機器に搭載される発振器の個数を削減してコストダウ
ン及び小型化を図ることができる。
又は上述した復調回路31のように集積回路化して構成
する場合には、様々な源発振器が設けられた場合、すな
わち、TCXO13の発振周波数FOSCが多様であっ
ても、1種類のモジュール又は集積回路で対応すること
ができる。したがって、GPSユニットは、様々な発振
周波数の電子機器に搭載することができる汎用品として
流通させることが可能となる。
の周波数FRF及びIF信号の周波数FIFを可変とす
ることができることから、複数の無線周波数に対応する
ことが可能となる。
定されるものではない。例えば、上述した実施の形態で
は、GPS受信機の機能を実現するGPSユニットが組
み込まれた携帯電話機10を用いて説明したが、本発明
は、携帯電話機以外の電子機器にも容易に適用すること
ができ、また、GPSユニット以外の他の機能を実現す
るユニットが組み込まれた電子機器であっても容易に適
用することができる。
ラム拡散信号を復調するものとして説明したが、本発明
は、スペクトラム拡散信号以外であっても、所定の高周
波の信号を復調するものであれば、いかなるものでも適
用することができる。
受信機の機能を実現するGPSユニットが組み込まれた
携帯電話機10を用いて説明したが、本発明は、衛星を
利用した測位システム、すなわち、GNSSシステムを
適用した受信機の機能が組み込まれた電子機器であれ
ば、いかなるものであっても適用することができる。G
NSSシステムとしては、米国における上述したGPS
システムの他、旧ソ連邦におけるGLONASS(Glob
al Navigation Satellites System)や、欧州を中心と
して開発が進められているGALILEO等があるが、
本発明は、これら全てのGNSSシステムを適用するこ
とができるものである。
ない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
かる復調装置は、所定の高周波信号を復調する復調装置
であって、高周波信号の周波数を所定の中間周波数に変
換する周波数変換手段と、この周波数変換手段によって
得られた中間周波数を有する中間周波数信号に対する所
定の信号処理を施す信号処理手段と、周波数変換手段及
び信号処理手段に対する設定を行う設定手段とを備え、
周波数変換手段は、所定の源発振器によって生成される
所定の源発振信号に基づいて、高周波信号の周波数を所
定の中間周波数に変換するための局部発振周波数を有す
る局部発振信号を生成する局部発振信号生成手段を有
し、信号処理手段は、局部発振信号生成手段と源発振器
を共用し、源発振器によって生成される源発振信号に基
づいて、所定の周波数を有する信号を生成する信号生成
手段を有し、局部発振信号生成手段は、源発振信号の源
発振周波数に拘泥せずに中間周波数が所定の範囲内の値
となるように、源発振器によって生成される源発振信号
の任意の源発振周波数に応じて、設定手段を介して分周
比が可変的に設定されることによって局部発振信号の局
部発振周波数を可変とし、信号生成手段は、源発振器に
よって生成される源発振信号の任意の源発振周波数に応
じて、設定手段を介して分周比が可変的に設定されるこ
とによって信号の周波数を可変とする。
少なくとも局部発振信号生成手段と信号生成手段との源
発振器を共用し、源発振信号の源発振周波数に拘泥せず
に中間周波数が所定の範囲内の値となるように、任意の
源発振周波数に応じて、少なくとも局部発振信号生成手
段と信号生成手段との分周比が設定手段を介して可変的
に設定されることにより、様々な発振周波数に対応する
ことができ、必要となる源発振周波数が特定の周波数で
ある必要がなくなることから、源発振器として標準的な
発振器を利用することができる。
らの信号を受信して自己の位置及び速度を算出する測位
ユニットが組み込まれた受信装置であって、衛星からの
信号を受信する受信手段と、この受信手段によって受信
した所定の高周波信号の周波数を所定の中間周波数に変
換する周波数変換手段と、この周波数変換手段によって
得られた中間周波数を有する中間周波数信号に対する所
定の信号処理を施す信号処理手段と、周波数変換手段及
び信号処理手段に対する設定を行う設定手段と、測位ユ
ニットとは異なる所定の機能を実現する他のユニットの
動作クロックを生成するために設けられ、所定の源発振
信号を有する源発振信号を生成する源発振器とを備え、
周波数変換手段は、源発振器によって生成される源発振
信号に基づいて、高周波信号の周波数を中間周波数に変
換するための局部発振周波数を有する局部発振信号を生
成する局部発振信号生成手段を有し、信号処理手段は、
局部発振信号生成手段と源発振器を共用し、源発振器に
よって生成される源発振信号に基づいて、所定の周波数
を有する信号を生成する信号生成手段を有し、局部発振
信号生成手段は、源発振信号の源発振周波数に拘泥せず
に中間周波数が所定の範囲内の値となるように、源発振
器によって生成される源発振信号の任意の源発振周波数
に応じて、設定手段を介して分周比が可変的に設定され
ることによって局部発振信号の局部発振周波数を可変と
し、信号生成手段は、源発振器によって生成される源発
振信号の任意の源発振周波数に応じて、設定手段を介し
て分周比が可変的に設定されることによって信号の周波
数を可変とする。
測位ユニットにおける少なくとも局部発振信号生成手段
と信号生成手段との源発振器を共用するとともに、この
源発振器として、測位ユニットとは異なる所定の機能を
実現する他のユニットの動作クロックを生成するために
設けられた源発振器を共用し、源発振信号の源発振周波
数に拘泥せずに中間周波数が所定の範囲内の値となるよ
うに、任意の源発振周波数に応じて、少なくとも局部発
振信号生成手段と信号生成手段との分周比が設定手段を
介して可変的に設定されることにより、様々な発振周波
数に対応することができ、必要となる源発振周波数が特
定の周波数である必要がなくなることから、源発振器と
して標準的な発振器を利用することができる、また、所
定の機能を有する電子機器に既に搭載されている発振器
からの発振周波数を源発振周波数として利用することに
よってコストダウン及び小型化を図ることができる。
成を説明するブロック図である。
ることができるFFTを利用したディジタルマッチドフ
ィルタの構成を説明するブロック図である。
示すディジタルマッチドフィルタを適用した場合におけ
る実際の実装例を説明するブロック図である。
するブロック図である。
ンネル回路の構成を説明するブロック図である。
符号の位相合わせについて説明するための図である。
符号の位相補正について説明するための図である。
波数シンセサイザの構成を説明するブロック図である。
は、IIRフィルタの構成を示し、(B)は、RCフィ
ルタの構成を示す図である。
成を説明する図であって、(A)は、ループフィルタの
構成を示し、(B)は、(A)に示すループフィルタの
等価回路の構成を示す図である。
る図である。
COの構成を説明するブロック図である。
ンプラにおけるサンプリングタイミングの補正について
説明するための図である。
ある。
明するための図であって、周波数サーチを説明するため
の図である。
た相関値の時間変化を示す出力波形の例を説明する図で
ある。
O、 13 TCXO、 14 逓倍/分周器、 15
アンテナ、 16 LNA、 17 BPF、 1
8,21 増幅器、 19 周波数シンセサイザ、 2
0 ミキサ、 22,107,108,117,11
8,122,123,133 LPF、 23 A/
D、 24 周波数変換部、 25 同期捕捉部、 2
6 同期保持部、 27 CPU、 28 RTC、
29 タイマ、 30,52,54,57 メモリ、
31 復調回路、 50 ディジタルマッチドフィル
タ、 51,71 サンプラ、 53,56 FFT処
理部、 55,128 拡散符号発生器、 58,10
3,105,106,113,114,115,11
6,120,121,141,142 乗算器、 59
IFFT処理部、 60 ピーク検出器、 72 R
AM、 73 RAM/ROM、 74 DSP、 8
1,811,812,・・・,81N チャンネル回
路、 82 コントロール・レジスタ、 101 コス
タスループ、 102 DLL、 104,127NC
O、 109,126 ループフィルタ、 110,1
25 位相検出器、 111 2値化回路、 112,
119,124 2乗和算出回路、 131,151,
152,156 分周器、 132 位相比較器、 1
34 VCO、 135 パルススワロカウンタ、 1
36,137 ダウンカウンタ、138,157 記憶
素子、 143 差分器、 144,154 加算器、
145,155 レジスタ、 153 レジスタ値設定
部
Claims (31)
- 【請求項1】 所定の高周波信号を復調する復調装置で
あって、 上記高周波信号の周波数を所定の中間周波数に変換する
周波数変換手段と、 上記周波数変換手段によって得られた上記中間周波数を
有する中間周波数信号に対する所定の信号処理を施す信
号処理手段と、 上記周波数変換手段及び上記信号処理手段に対する設定
を行う設定手段とを備え、 上記周波数変換手段は、所定の源発振器によって生成さ
れる所定の源発振信号に基づいて、上記高周波信号の周
波数を所定の中間周波数に変換するための局部発振周波
数を有する局部発振信号を生成する局部発振信号生成手
段を有し、 上記信号処理手段は、上記局部発振信号生成手段と上記
源発振器を共用し、上記源発振器によって生成される上
記源発振信号に基づいて、所定の周波数を有する信号を
生成する信号生成手段を有し、 上記局部発振信号生成手段は、上記源発振信号の源発振
周波数に拘泥せずに上記中間周波数が所定の範囲内の値
となるように、上記源発振器によって生成される上記源
発振信号の任意の源発振周波数に応じて、上記設定手段
を介して分周比が可変的に設定されることによって上記
局部発振信号の局部発振周波数を可変とし、 上記信号生成手段は、上記源発振器によって生成される
上記源発振信号の任意の源発振周波数に応じて、上記設
定手段を介して分周比が可変的に設定されることによっ
て上記信号の周波数を可変とすることを特徴とする復調
装置。 - 【請求項2】 上記設定手段は、局部発振信号生成手段
及び上記信号生成手段における上記分周比をそれぞれ設
定するための設定値を設定することを特徴とする請求項
1記載の復調装置。 - 【請求項3】 上記信号処理手段は、上記設定手段を有
することを特徴とする請求項2記載の復調装置。 - 【請求項4】 上記局部発振信号生成手段及び上記信号
生成手段は、それぞれ、上記設定手段を介して設定され
る上記設定値を保持する記憶手段を有することを特徴と
する請求項2記載の復調装置。 - 【請求項5】 上記設定手段は、所定の通信プロトコル
に基づいたシリアル伝送を行うことにより、上記記憶手
段に対する上記設定値の設定を行うことを特徴とする請
求項4記載の復調装置。 - 【請求項6】 上記高周波信号は、スペクトラム拡散信
号であることを特徴とする請求項1記載の復調装置。 - 【請求項7】 上記信号処理手段は、 再生キャリアと入力された上記スペクトラム拡散信号に
含まれるキャリアとの同期を確立する第1のループ回路
と、再生符号と入力された上記スペクトラム拡散信号に
含まれる拡散符号との同期を確立する第2のループ回路
とを有することを特徴とする請求項6記載の復調装置。 - 【請求項8】 上記信号生成手段は、上記第2のループ
回路にて上記再生符号を発生させる際に必要となる信号
を生成するものであり、可変周波数範囲が、拡散符号の
速度に、上記源発振器の上記源発振周波数の誤差と、送
信側と受信側との相対速度の変化によって生じるドップ
ラシフト量とを加えた範囲をカバーするように、上記源
発振信号の任意の源発振周波数に応じて、上記設定手段
を介して分周比が可変的に設定されることを特徴とする
請求項7記載の復調装置。 - 【請求項9】 上記信号生成手段は、上記第1のループ
回路にて上記再生キャリアを生成するものであり、可変
周波数範囲が、上記中間周波数に、上記源発振器の上記
源発振周波数の誤差と、送信側と受信側との相対速度の
変化によって生じるドップラシフト量とを加えた範囲を
カバーするように、上記源発振信号の任意の源発振周波
数に応じて、上記設定手段を介して分周比が可変的に設
定されることを特徴とする請求項7記載の復調装置。 - 【請求項10】 上記第1のループ回路は、コスタスル
ープ回路であり、上記第2のループ回路は、ディレイロ
ックループ回路であることを特徴とする請求項7記載の
復調装置。 - 【請求項11】 上記信号処理手段は、上記源発振器に
よって生成される上記源発振信号に基づく所定のサンプ
リング周波数で上記中間周波数信号をサンプリングする
サンプリング手段を有し、 上記サンプリング手段は、上記源発振信号の任意の源発
振周波数に応じて、上記設定手段を介して分周比が可変
的に設定されることによって上記サンプリング周波数を
可変とすることを特徴とする請求項1記載の復調装置。 - 【請求項12】 上記高周波信号は、スペクトラム拡散
信号であり、 上記サンプリング手段は、拡散符号の1周期あたりのサ
ンプリング数が一定の整数値となるように、上記源発振
信号の任意の源発振周波数に応じて、上記設定手段を介
して分周比が可変的に設定されることを特徴とする請求
項11記載の復調装置。 - 【請求項13】 上記サンプリング手段は、上記源発振
信号に基づいて、上記拡散符号の1周期にほぼ一致する
周期的なタイミングリセット信号を生成し、上記タイミ
ングリセット信号に基づいて、サンプリングするタイミ
ングを初期化することを特徴とする請求項12記載の復
調装置。 - 【請求項14】 上記高周波信号の周期に応じて、上記
源発振器の上記源発振周波数の最小桁が決定されること
を特徴とする請求項13記載の復調装置。 - 【請求項15】 上記高周波信号の拡散符号の1周期
は、1ミリ秒であり、 上記源発振周波数の最小桁は、1kHzであることを特
徴とする請求項14記載の復調装置。 - 【請求項16】 上記高周波信号の拡散符号の1周期
は、1ミリ秒であり、 上記源発振周波数の最小桁は、1kHzの整数分の1で
あり、 上記サンプリング手段は、上記拡散符号の1周期ではな
く、上記拡散符号の1周期の整数倍あたりのサンプリン
グ数が一定の整数値となるように、上記源発振信号の任
意の源発振周波数に応じて、上記設定手段を介して分周
比が可変的に設定されることを特徴とする請求項14記
載の復調装置。 - 【請求項17】 上記サンプリング手段は、上記拡散符
号の1周期あたりのサンプリング数が2のべき乗個とな
るように設定されることを特徴とする請求項12記載の
復調装置。 - 【請求項18】 上記スペクトラム拡散信号は、符号長
が2のべき乗−1であり、 上記サンプリング手段は、上記拡散符号の1周期あたり
のサンプリング数が(2のべき乗−1)個となるように
設定され、上記拡散符号の1周期の中でダミーのビット
を等間隔で挿入し、上記拡散符号の1周期内のデータ数
を2のべき乗個とすることを特徴とする請求項12記載
の復調装置。 - 【請求項19】 上記ダミーのビットは、当該ビットの
直前のビットと同じ値、又は固定値とされることを特徴
とする請求項18記載の復調装置。 - 【請求項20】 上記信号処理手段は、上記サンプリン
グ手段によってサンプリングされたデータを、上記拡散
符号の1周期あたりのサンプリング数が2のべき乗個と
なるように間引きし、間引きしたデータに対して信号処
理を施すことを特徴とする請求項12記載の復調装置。 - 【請求項21】 上記周波数変換手段によって得られた
上記中間周波数信号における拡散符号の位相を検出する
同期捕捉と上記中間周波数信号におけるキャリア周波数
の検出とを行う同期捕捉手段を備え、 上記同期捕捉手段は、上記サンプリング手段を有するこ
とを特徴とする請求項12記載の復調装置。 - 【請求項22】 上記周波数変換手段及び上記信号処理
手段は、それぞれ、入力された信号のうち所定の周波数
帯域成分を通過させるフィルタ手段を有し、 上記フィルタ手段は、上記源発振信号の任意の源発振周
波数に応じて、上記設定手段を介して通過周波数帯域を
含む特性が可変的に設定されることを特徴とする請求項
1記載の復調装置。 - 【請求項23】 上記フィルタ手段は、通過周波数帯域
が多段階に設定可能であることを特徴とする請求項22
記載の復調装置。 - 【請求項24】 上記高周波信号は、自己の位置を算出
するために衛星から受信したスペクトラム拡散信号であ
り、 上記周波数変換手段によって得られた上記中間周波数信
号における拡散符号の位相を検出する同期捕捉と上記中
間周波数信号におけるキャリア周波数の検出とを行う同
期捕捉手段を備え、 上記同期捕捉手段は、上記源発振信号の任意の源発振周
波数に応じて、位置算出のための情報となる拡散符号の
同期タイミングを計測するにあたっての計測の時間分解
能が上記設定手段を介して設定されることを特徴とする
請求項1記載の復調装置。 - 【請求項25】 上記源発振信号を動作クロックとし
て、外部との通信を行う入出力インターフェース手段
と、 上記源発振信号を動作クロックとして動作する内部時計
手段と、 上記源発振信号を動作クロックとして動作する所定のペ
リフェラルとを備え、上記入出力インターフェースの通
信速度、上記内部時計手段、及び/又は上記ペリフェラ
ルは、それぞれ、上記源発振信号の任意の源発振周波数
に応じて、上記設定手段を介して可変的に設定されるこ
とを特徴とする請求項1記載の復調装置。 - 【請求項26】 上記源発振器は、所定の機能を実現す
る他のユニットの動作クロックを生成するために設けら
れるものであり、 少なくとも上記局部発振信号生成手段及び上記信号生成
手段は、上記源発振器を共用することを特徴とする請求
項1記載の復調装置。 - 【請求項27】 上記源発振信号を動作クロックとし
て、外部との通信を行う入出力インターフェース手段を
備え、 上記設定手段は、外部から上記源発振器の上記源発振周
波数のみを入力し、上記源発振周波数に基づいて、少な
くとも上記局部発振信号生成手段及び上記信号生成手段
における上記分周比並びに上記入出力インターフェース
手段の通信速度をそれぞれ設定するための設定値を算出
して設定することを特徴とする請求項1記載の復調装
置。 - 【請求項28】 上記設定手段は、上記源発振器とは異
なる他の既知周波数の発振器によって生成される発振信
号をゲート信号として、上記源発振器によって生成され
る上記源発振信号をカウントし、このカウント値に基づ
いて、上記源発振器の上記源発振周波数を判別すること
を特徴とする請求項1記載の復調装置。 - 【請求項29】 上記他の既知周波数の発振器は、リア
ルタイムクロック用の発振器であることを特徴とする請
求項28記載の復調装置。 - 【請求項30】 上記源発振信号を動作クロックとし
て、外部との通信を行う入出力インターフェース手段を
備え、 上記設定手段は、電源がオン状態となると同時に上記源
発振器によって生成される上記源発振信号をカウントし
て上記源発振器の上記源発振周波数を判別し、判別した
上記源発振周波数に基づいて、少なくとも上記局部発振
信号生成手段及び上記信号生成手段における上記分周比
並びに上記入出力インターフェース手段の通信速度をそ
れぞれ設定することを特徴とする請求項28記載の復調
装置。 - 【請求項31】 衛星からの信号を受信して自己の位置
及び速度を算出する測位ユニットが組み込まれた受信装
置であって、 上記衛星からの信号を受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信した所定の高周波信号の周波
数を所定の中間周波数に変換する周波数変換手段と、 上記周波数変換手段によって得られた上記中間周波数を
有する中間周波数信号に対する所定の信号処理を施す信
号処理手段と、 上記周波数変換手段及び上記信号処理手段に対する設定
を行う設定手段と、 上記測位ユニットとは異なる所定の機能を実現する他の
ユニットの動作クロックを生成するために設けられ、所
定の源発振信号を有する源発振信号を生成する源発振器
とを備え、 上記周波数変換手段は、上記源発振器によって生成され
る上記源発振信号に基づいて、上記高周波信号の周波数
を上記中間周波数に変換するための局部発振周波数を有
する局部発振信号を生成する局部発振信号生成手段を有
し、 上記信号処理手段は、上記局部発振信号生成手段と上記
源発振器を共用し、上記源発振器によって生成される上
記源発振信号に基づいて、所定の周波数を有する信号を
生成する信号生成手段を有し、 上記局部発振信号生成手段は、上記源発振信号の源発振
周波数に拘泥せずに上記中間周波数が所定の範囲内の値
となるように、上記源発振器によって生成される上記源
発振信号の任意の源発振周波数に応じて、上記設定手段
を介して分周比が可変的に設定されることによって上記
局部発振信号の局部発振周波数を可変とし、 上記信号生成手段は、上記源発振器によって生成される
上記源発振信号の任意の源発振周波数に応じて、上記設
定手段を介して分周比が可変的に設定されることによっ
て上記信号の周波数を可変とすることを特徴とする受信
装置。
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