JP2004032010A - 絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライブ回路の構成を簡単にし、消費電力も僅少で電源を小型化でき、装置を簡略にして価格を低減する。
【解決手段】マイクロコンピュータ等の制御信号に基づき絶縁ゲート型半導体スイッチをオンオフさせる絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路において、ドライブ回路用の直流電源の一方の極をトランジスタのエミッタに接続し該トランジスタのコレクタを抵抗を介して絶縁ゲート型半導体スイッチのゲートに接続し、絶縁ゲート型半導体スイッチのゲートとエミッタの間に前記トランジスタと相補極性のトランジスタを接続し該トランジスタのベースと前記トランジスタのベースを接続して制御信号端子に接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】マイクロコンピュータ等の制御信号に基づき絶縁ゲート型半導体スイッチをオンオフさせる絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路において、ドライブ回路用の直流電源の一方の極をトランジスタのエミッタに接続し該トランジスタのコレクタを抵抗を介して絶縁ゲート型半導体スイッチのゲートに接続し、絶縁ゲート型半導体スイッチのゲートとエミッタの間に前記トランジスタと相補極性のトランジスタを接続し該トランジスタのベースと前記トランジスタのベースを接続して制御信号端子に接続する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は絶縁ゲート型半導体スイッチを外部からの指令に従いオンオフさせるドライブ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路について説明する。図3は従来技術による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路である。
【0003】
トランジスタT0のベースを駆動すると抵抗R4を流れる電流はトランジスタT0を流れトランジスタT2のベース電流が流れなくなりトランジスタT2はオフ状態となり、その結果トランジスタT1のベース電流が流れなくなる。トランジスタT1がオフするので絶縁ゲート型半導体スイッチTnのゲートは抵抗R1を通して電荷が充電され絶縁ゲート型半導体スイッチTnがオンする。トランジスタT0のベースを駆動を止めると抵抗R4を流れる電流はトランジスタT2のベースに流れトランジスタT2がオンする。トランジスタT2がオンするとトランジスタT1にベース電流が流れトランジスタT1がオンする。絶縁ゲート型半導体スイッチTnのゲート・エミッタ間はトランジスタT1で短絡され絶縁ゲート型半導体スイッチTnはオフする。このとき抵抗R1を流れる電流はトランジスタT1を流れる。
【0004】
従来技術による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路の例として、特開平10−022803号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術における絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路空気調和装置は、トランジスタT0のグランド電位GND1に対して絶縁ゲート型半導体スイッチTnのグランド電位GND2が高い場合、トランジスタT0がオンしているときに流れる電流が大きくなりトランジスタT0に容量の大きなトランジスタを使用しなければならなく、損失も増大するという欠点がある。また、絶縁ゲート型半導体スイッチTnをオフしている間はトランジスタT1を常時オンさせておく必要があり、抵抗R1を通して電流が流れ絶縁ゲート型半導体スイッチの特徴である僅かな電力で駆動できるという長所を活用できない。
【0006】
本発明の目的は、回路構成が簡単で、損失が少ない絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、相補極性のトランジスタを組合せて用いることにより解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図1により説明する。図1は本実施例の絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路図である。1は直流電源、2および3はトランジスタ、4はツェナダイオード、5はおよび6は抵抗、以上で絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路を構成している。7は絶縁ゲート型半導体スイッチである。なお、トランジスタはベース回路の抵抗が内蔵されたもので図示している。
【0009】
制御信号はマイクロコンピュータの出力端子から出力される。通常、0Vと5Vの信号が出力される。本発明による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路に入力する制御信号は負論理である。すなわち、制御信号が0Vのとき絶縁ゲート型半導体スイッチがオンし、5Vのときオフする。
【0010】
制御信号が0Vのときは、トランジスタ2のベース電流が直流電源1からツェナダイオード4を通して流れる。この結果、トランジスタ2がオンして抵抗5を通して絶縁ゲート型半導体スイッチ7のゲートに電荷が充電され絶縁ゲート型半導体スイッチ7がオンする。このとき、トランジスタ3はベースの電位が0Vであるのでオフ状態にある。
【0011】
制御信号が5Vのときは、トランジスタ2のベース電流はツェナダイオード4の作用によって流れなくなる。同時にトランジスタ3がオンする。この結果、トランジスタ3を通して絶縁ゲート型半導体スイッチ7のゲートに充電された電荷が放電されて絶縁ゲート型半導体スイッチ7がオフする。トランジスタ3でゲートに充電された電荷を強制的に放電するので絶縁ゲート型半導体スイッチ7のオフスピードを速くすることができる。
【0012】
ツェナダイオード4の作用について説明する。通常マイクロコンピュータは電源の電圧は5Vで動作している。一方、絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路は絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート電圧が15V程度を必要とするため15V程度である。このため、制御信号が5Vのときでもツェナダイオード4がない場合はトランジスタ2のベース電流が流れて絶縁ゲート型半導体スイッチがオンしてしまう。また、マイクロコンピュータの端子に5V以上の電圧が印加されマイクロコンピュータを破壊する可能性がある。このような事態を防止するためツェナダイオード4を設ける。ツェナダイオード4のツェナ電圧により制御信号が5Vのときでもトランジスタ2のベース電流を遮断することができる。言うまでもないが、低電圧駆動の絶縁ゲート型半導体スイッチを用いて絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路をマイクロコンピュータは電源の電圧と同じ5Vで動作させる場合はツェナダイオード4を設ける必要はない。
【0013】
抵抗5の作用について説明する。制御信号が0Vになりトランジスタ2がオンしたときの絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート電圧の上昇速度は絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート容量と抵抗5の抵抗値によりきまる。すなわち、絶縁ゲート型半導体スイッチのオンスピードを制御することができる。また、通常トランジスタのオンスピードとオフスピードを比較するとオフが遅い。制御信号が5Vになりトランジスタ3がオンしたときトランジスタ2は同時にはオフせず少し遅れてオフする。このためトランジスタ2を通して直流電源1の短絡電流が流れる。抵抗5はこの短絡電流を制限することができる。
【0014】
以上のように、本発明による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路は簡単な構成で高速スイッチングが可能で、駆動に必要な電力もトランジスタ2および3を駆動する電力と絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート容量の充放電のみで僅少で済む。
【0015】
次に本発明を電動機の駆動装置に適用した他の実施例について説明する。図2は他の実施例の全体構成図である。絶縁ゲート型半導体スイッチを2ヶ直列に接続しそれを3組使用して構成した3相ブリッジインバータである。絶縁ゲート型半導体スイッチ13−a、b、cを上アーム、14−a、b、cを下アームと呼ぶ。それぞれの絶縁ゲート型半導体スイッチにはドライブ回路11−a、b、cおよび12−a、b、cが接続されている。15は電動機である。6ヶの絶縁ゲート型半導体スイッチがオンオフして電動機15を駆動する動作は周知の事項であり省略する。
【0016】
本発明による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路は消費電力が僅少であり、本実施例のような電動機の駆動装置に大変適している。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、回路構成が簡単で、損失が少ない絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の全体構成図である。
【図3】従来技術における全体構成図である。
【符号の説明】
1…直流電源、2…トランジスタ、3…トランジスタ、4…ツェナダイオード、5…抵抗、6…抵抗、7…絶縁ゲート型半導体スイッチ、11…上アームドライブ回路、12…下アームドライブ回路、13…上アーム絶縁ゲート型半導体スイッチ、14…下アーム絶縁ゲート型半導体スイッチ、15…電動機。
【発明の属する技術分野】
本発明は絶縁ゲート型半導体スイッチを外部からの指令に従いオンオフさせるドライブ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路について説明する。図3は従来技術による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路である。
【0003】
トランジスタT0のベースを駆動すると抵抗R4を流れる電流はトランジスタT0を流れトランジスタT2のベース電流が流れなくなりトランジスタT2はオフ状態となり、その結果トランジスタT1のベース電流が流れなくなる。トランジスタT1がオフするので絶縁ゲート型半導体スイッチTnのゲートは抵抗R1を通して電荷が充電され絶縁ゲート型半導体スイッチTnがオンする。トランジスタT0のベースを駆動を止めると抵抗R4を流れる電流はトランジスタT2のベースに流れトランジスタT2がオンする。トランジスタT2がオンするとトランジスタT1にベース電流が流れトランジスタT1がオンする。絶縁ゲート型半導体スイッチTnのゲート・エミッタ間はトランジスタT1で短絡され絶縁ゲート型半導体スイッチTnはオフする。このとき抵抗R1を流れる電流はトランジスタT1を流れる。
【0004】
従来技術による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路の例として、特開平10−022803号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術における絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路空気調和装置は、トランジスタT0のグランド電位GND1に対して絶縁ゲート型半導体スイッチTnのグランド電位GND2が高い場合、トランジスタT0がオンしているときに流れる電流が大きくなりトランジスタT0に容量の大きなトランジスタを使用しなければならなく、損失も増大するという欠点がある。また、絶縁ゲート型半導体スイッチTnをオフしている間はトランジスタT1を常時オンさせておく必要があり、抵抗R1を通して電流が流れ絶縁ゲート型半導体スイッチの特徴である僅かな電力で駆動できるという長所を活用できない。
【0006】
本発明の目的は、回路構成が簡単で、損失が少ない絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、相補極性のトランジスタを組合せて用いることにより解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図1により説明する。図1は本実施例の絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路図である。1は直流電源、2および3はトランジスタ、4はツェナダイオード、5はおよび6は抵抗、以上で絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路を構成している。7は絶縁ゲート型半導体スイッチである。なお、トランジスタはベース回路の抵抗が内蔵されたもので図示している。
【0009】
制御信号はマイクロコンピュータの出力端子から出力される。通常、0Vと5Vの信号が出力される。本発明による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路に入力する制御信号は負論理である。すなわち、制御信号が0Vのとき絶縁ゲート型半導体スイッチがオンし、5Vのときオフする。
【0010】
制御信号が0Vのときは、トランジスタ2のベース電流が直流電源1からツェナダイオード4を通して流れる。この結果、トランジスタ2がオンして抵抗5を通して絶縁ゲート型半導体スイッチ7のゲートに電荷が充電され絶縁ゲート型半導体スイッチ7がオンする。このとき、トランジスタ3はベースの電位が0Vであるのでオフ状態にある。
【0011】
制御信号が5Vのときは、トランジスタ2のベース電流はツェナダイオード4の作用によって流れなくなる。同時にトランジスタ3がオンする。この結果、トランジスタ3を通して絶縁ゲート型半導体スイッチ7のゲートに充電された電荷が放電されて絶縁ゲート型半導体スイッチ7がオフする。トランジスタ3でゲートに充電された電荷を強制的に放電するので絶縁ゲート型半導体スイッチ7のオフスピードを速くすることができる。
【0012】
ツェナダイオード4の作用について説明する。通常マイクロコンピュータは電源の電圧は5Vで動作している。一方、絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路は絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート電圧が15V程度を必要とするため15V程度である。このため、制御信号が5Vのときでもツェナダイオード4がない場合はトランジスタ2のベース電流が流れて絶縁ゲート型半導体スイッチがオンしてしまう。また、マイクロコンピュータの端子に5V以上の電圧が印加されマイクロコンピュータを破壊する可能性がある。このような事態を防止するためツェナダイオード4を設ける。ツェナダイオード4のツェナ電圧により制御信号が5Vのときでもトランジスタ2のベース電流を遮断することができる。言うまでもないが、低電圧駆動の絶縁ゲート型半導体スイッチを用いて絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路をマイクロコンピュータは電源の電圧と同じ5Vで動作させる場合はツェナダイオード4を設ける必要はない。
【0013】
抵抗5の作用について説明する。制御信号が0Vになりトランジスタ2がオンしたときの絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート電圧の上昇速度は絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート容量と抵抗5の抵抗値によりきまる。すなわち、絶縁ゲート型半導体スイッチのオンスピードを制御することができる。また、通常トランジスタのオンスピードとオフスピードを比較するとオフが遅い。制御信号が5Vになりトランジスタ3がオンしたときトランジスタ2は同時にはオフせず少し遅れてオフする。このためトランジスタ2を通して直流電源1の短絡電流が流れる。抵抗5はこの短絡電流を制限することができる。
【0014】
以上のように、本発明による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路は簡単な構成で高速スイッチングが可能で、駆動に必要な電力もトランジスタ2および3を駆動する電力と絶縁ゲート型半導体スイッチのゲート容量の充放電のみで僅少で済む。
【0015】
次に本発明を電動機の駆動装置に適用した他の実施例について説明する。図2は他の実施例の全体構成図である。絶縁ゲート型半導体スイッチを2ヶ直列に接続しそれを3組使用して構成した3相ブリッジインバータである。絶縁ゲート型半導体スイッチ13−a、b、cを上アーム、14−a、b、cを下アームと呼ぶ。それぞれの絶縁ゲート型半導体スイッチにはドライブ回路11−a、b、cおよび12−a、b、cが接続されている。15は電動機である。6ヶの絶縁ゲート型半導体スイッチがオンオフして電動機15を駆動する動作は周知の事項であり省略する。
【0016】
本発明による絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路は消費電力が僅少であり、本実施例のような電動機の駆動装置に大変適している。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、回路構成が簡単で、損失が少ない絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の全体構成図である。
【図3】従来技術における全体構成図である。
【符号の説明】
1…直流電源、2…トランジスタ、3…トランジスタ、4…ツェナダイオード、5…抵抗、6…抵抗、7…絶縁ゲート型半導体スイッチ、11…上アームドライブ回路、12…下アームドライブ回路、13…上アーム絶縁ゲート型半導体スイッチ、14…下アーム絶縁ゲート型半導体スイッチ、15…電動機。
Claims (2)
- マイクロコンピュータ等の制御信号に基づき絶縁ゲート型半導体スイッチをオンオフさせる絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路において、ドライブ回路用の直流電源の一方の極をトランジスタのエミッタに接続し該トランジスタのコレクタを抵抗を介して絶縁ゲート型半導体スイッチのゲートに接続し、絶縁ゲート型半導体スイッチのゲートとエミッタの間に前記トランジスタと相補極性のトランジスタを接続し該トランジスタのベースと前記トランジスタのベースを接続して制御信号端子に接続することを特徴とする絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路。
- 請求項1記載のドライブ回路を用いた電動機の駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002180725A JP2004032010A (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | 絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002180725A JP2004032010A (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | 絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004032010A true JP2004032010A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31177753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002180725A Pending JP2004032010A (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | 絶縁ゲート型半導体スイッチのドライブ回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004032010A (ja) |
-
2002
- 2002-06-21 JP JP2002180725A patent/JP2004032010A/ja active Pending
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