JP2004264849A - 写真用過酸漂白組成物、処理キットおよび使用方法 - Google Patents

写真用過酸漂白組成物、処理キットおよび使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 長期間保存しても安定であり、かつ、臭気の少ない写真用漂白組成物を提供すること。
【解決手段】 少なくとも0.005モル/リットルの過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物、および少なくとも0.00005モル/リットルの環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含んでなる写真用漂白組成物。
【選択図】 なし

Description

一般に、本発明は写真に関し、そして、カラー写真材料においてカラー画像を提供するために使用される写真処理組成物および方法に関する。特に、過酸漂白剤および特定のポリホスホン酸を含有する写真用漂白組成物に関する。また、その漂白組成物のための写真処理キットおよび使用方法に関する。
カラーハロゲン化銀写真の基本的な画像形成過程は、ハロゲン化銀カラー写真記録材料の化学線(光など)への露光および材料の湿式化学処理による有用画像の表示を含む。この湿式処理の基本的な工程は、ハロゲン化銀を銀に還元し、そして材料の露光領域に色素画像を形成する発色現像を含んでいる。金属銀を銀(I)に酸化させるための漂白中または漂白後に、一般に、銀イオンは、定着主薬として一般的に知られる銀溶剤中に溶解することによって除去される。
カラー写真処理用の最も一般的な漂白剤は、第二鉄[鉄(III)]イオンおよび有機キレートリガンド(例えばアミノポリカルボン酸など)の錯体であり、それらには多くの可能性があり、それらの全ては様々な写真漂白能力および生物分解能力を有する。
余り一般的でない漂白剤は、最も一般的な過酸である過酸化水素を含めて、過酸として知られるものである。これらの漂白剤は、より一般的な第二鉄イオンリガンド錯体に対して、環境問題の減少を含めて幾つかの利点を提供する。多数の刊行物が、過酸化物、過硫酸塩ならびに他の過酸漂白剤と写真処理におけるそれらの使用について記載する。
米国特許第4,277,556号明細書 米国特許第4,301,236号明細書 米国特許第4,328,306号明細書 米国特許第4,448,878号明細書 米国特許第4,454,224号明細書 米国特許第4,458,010号明細書 米国特許第4,481,290号明細書 米国特許第4,506,007号明細書 米国特許第4,508,816号明細書 米国特許第4,717,649号明細書 米国特許第4,873,180号明細書 米国特許第5,318,880号明細書 米国特許第5,451,491号明細書 米国特許第5,460,924号明細書 米国特許第5,464,728号明細書 米国特許第5,508,151号明細書 米国特許第5,510,232号明細書 米国特許第5,521,056号明細書 米国特許第5,538,834号明細書 米国特許第5,541,041号明細書 米国特許第5,547,816号明細書 米国特許第5,550,009号明細書 米国特許第5,554,491号明細書 米国特許第5,578,428号明細書 米国特許第5,614,355号明細書 米国特許第5,641,615号明細書 米国特許第5,641,616号明細書 米国特許第5,656,416号明細書 米国特許第5,683,858号明細書 米国特許第5,691,112号明細書 米国特許第5,691,118号明細書 米国特許第5,691,122号明細書 米国特許第5,763,147号明細書 米国特許第5,773,202号明細書 米国特許第5,885,758号明細書 米国特許第5,972,579号明細書 欧州特許出願公開第0428101B1号明細書 国際公開第92/01972号パンフレット 国際公開第92/07300号パンフレット
安全で使いやすく、写真に効果的で、そして環境面で許容できる写真処理溶液を提供することは写真工業全体に亙る願望である。一つの望ましい特性は、溶液がいやな臭のために不快でないということである。さらに、長期保存ないしは使用および急速漂白の提供によって分解することがある過酸漂白剤のいくつかを安定させる必要がある。
この技術分野で知られている多くの有用な写真用漂白溶液および処理方法にもかかわらず、安定性を改良した過酸漂白剤を含む高効率な写真用漂白組成物に対する継続的要求がある。
本発明は、少なくとも0.005モル/リットルの過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物、および少なくとも0.00005モル/リットルの環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含んでなる写真漂白用組成物によって写真技術に進歩を提供する。
本発明の好ましい態様では、写真漂白用組成物は、pHが1〜11であり、そして写真用漂白剤として0.01〜3モル/リットルの過酸化水素または過酸化水素を供給する化合物、0.0001〜0.25モル/リットルのモルホリノメタンジホスホン酸もしくはその塩、および任意選択的な1種または複数種の追加のポリアミノポリホスホン酸もしくはその塩を含んでなる。
また、本発明は、A)過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物を含む第一の組成物、およびB)環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含む第二の組成物を含んでなる写真処理キットを提供する。
キット中のこれらの組成物は液体または固体であることができる。
加えて、カラー画像を提供する方法は、カラー写真材料を、少なくとも0.005モル/リットルの過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物、および少なくとも0.00005モル/リットルの環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含んでなる写真漂白用組成物と接触させることを含んでなる。
好ましい態様では、写真処理方法は、A)カラー写真材料を発色現像組成物と接触させること、およびB)カラー写真材料を少なくとも0.005モル/リットルの過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物、および少なくとも0.00005モル/リットルの環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含んでなる写真漂白用組成物と接触させることを含んでなる。
本発明は、例えばモルホリノメタンジホスホン酸などのシクロアミノメタンジホスホン酸と組み合わせた過酸類を、単独または他の金属イオン封鎖剤と組み合わせて酸性またはアルカリ性pH状態で含有する水系過酸漂白組成物(溶液または混合物)を含む。
これらの組成物は、臭気を減少させて、多種類のハロゲン化銀ベースの写真材料の漂白に使用することができる。
写真漂白は、漂白組成物の第一の必須成分として1つまたは複数の過酸写真漂白剤を使用する1つのまたは複数の工程で本発明に従って実行される。そのような化合物は、水素、過硫酸のアルカリおよびアルカリ土類金属塩、過酸化物、過塩素酸塩、過硼酸塩、過ヨウ素酸塩、過燐酸塩、過炭酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸塩、およびメタ過ヨウ素酸塩を含むが、これらに限定されるわけではない。例えばケネスメイスンパブリケイションズ(Kenneth Mason Publications, Ltd., (Dudley House, 12 North Street, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, England))によって発行されたリサーチディスクロージャー、1994年9月、アイテム36544(Research Disclosure September 1994, Item 36544)(また、エムスワースデザイン(Emsworth Design、147 West 24th Street, New York, N.Y 10011)から入手可能)および前記「背景技術」でリストした特許の記載に従ってこれらの漂白剤を作ることができる。
特に有用な過酸は、過酸化物、過硫酸塩、および過ヨウ素酸塩である。過硫酸ナトリウムおよび過酸化水素は最も好ましい漂白剤である。
適当な過酸を生成または供給する化合物が本発明の組成物およびキットに存在することができる。例えば、過酸化水素の先駆体は、この技術分野でよく知られており、例えば過硼酸塩、過燐酸塩、過炭酸塩、過カルボン酸塩、および過酸化水素尿素を含む。さらに、電解によって溶液中で過酸化水素を発生させることができる。
「安定化」化合物として作用すると思われる本発明の組成物およびキットの第二の必須成分は、米国特許第4,873,180号明細書(Marchesano等)に記載されるような環状アミノメタンジホスホン酸(およびその塩)またはそれらの混合物である。「環状アミノ」基は、置換されたまたは無置換のアジリジノ、ピロリジノ、イミダゾリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、イソインドリノ、およびモルホリノ基を含めて(これらに限定されるわけではないが)、3〜6員環を含む。置換されたまたは無置換のモルホリノ基が好ましい。環状アミノ基の適当な置換基は、炭素原子数1〜4のアルキル基、ハロゲン、ニトロ基、シアノ基、アリール基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、アリールオキシ基、スルファモイル基、アシロキシ基、アシルアミノ基、ウレイド基、スルホンアミド基、水酸基、および米国特許第4,873,180号明細書の教示から当業者に容易に明らかな他のものを含むがこれらに限定されるわけではない。
2つのホスホン酸(またはそのアルカリ金属もしくはアンモニウム塩)を有するメチル基に「環状アミノ」基が結合されており、そしてメチル基の残りの原子価は、水素、置換されたもしくは無置換のアルキル基、または置換されたもしくは無置換のアリール基であることができる。
代表的な環状アミノメタンジホスホン酸(またはその塩)は上記米国特許第4,873,180号明細書の化合物7−17である。このタイプの最も好ましい化合物は、ブデンハイム(Budenheim(ドイツ))からブデックス(BUDEXTM)5103として市販されているモルホリノメタンジホスホン酸またはその塩である。
漂白組成物は、1つまたは複数の化学的もしくは物理的な機能を提供する各種の任意の化学成分を含むことができ、これらの成分は緩衝剤、再ハロゲン化剤、金属イオン封鎖剤、漂白促進剤、殺生物剤、写真硬膜剤、および当業者に容易に明らかな他の材料を含むがこれらに限定されるわけではない。
13以下(好ましくは1〜11)のpHを維持するために、漂白組成物(水系である場合)中に1種または複数種の緩衝剤を含むことは有用である。
本発明の漂白組成物が、pH2未満(好ましくは1.5未満、さらに好ましくは1.25未満)という強酸性である場合、硫酸、燐酸およびメタンスルホン酸を含めて(これらに限定されるわけではないが)、少なくとも1つの慣用の強酸を加えることによって、上記のpHを提供することができる。硫酸が好ましい。
漂白組成物のpHが3と6の間にある場合、緩衝剤が少なくとも1.5と7.5の間(好ましくは3〜6)のpKa値を有し、そしてカルボキシル化ピリジンリガンドによる第二鉄イオンの錯体生成を実質的に中断しない限り、各種の有機または無機の緩衝剤のどれかでpHを維持することができる。さらに、緩衝剤が漂白組成物によって容易に酸化されることは好ましくなく、また、画像およびマスキング色素に悪影響することも好ましくない。そのような色素相互作用を避けるために、脂肪族または芳香族カルボン酸緩衝剤、特にスルホ置換脂肪族および芳香族カルボン酸緩衝剤などの好ましい緩衝剤を、上記緩衝剤(例えば、酢酸イオン)の塩基形態での濃度が0.5モル/リットル未満、さらに好ましくは0.2モル/リットル未満であるような濃度とpH値で使用する。有用な緩衝剤の例は、酢酸塩、2−メチルアセテート、フタレート、4スルホフタレート、5−スルホイソフタル酸、スルホアセテート、スルホコハク酸、およびトリメリット酸塩である。また、ある態様では、リガンドは緩衝剤としても作用することができる。
漂白組成物が、pHが一般的に7〜13(好ましくは8〜12、最も好ましくは9〜11)の範囲であるアルカリ性である場合、上記pHを慣用の弱または強塩基を添加することによって提供することができ、そして1または複数の適当な緩衝剤の存在によって維持することができる。これらの緩衝剤は炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、硼酸ナトリウム、硼酸カリウム、燐酸ナトリウム、水酸化カルシウム、ケイ酸ナトリウム、βアラニン二酢酸、アルギニン、アスパラギン、エチレンジアミン、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンジスクシン酸、グリシン、ヒスチジン、イミダゾル、イソロイシン、ロイシン、メチルイミノ二酢酸、ニコチン、ニトリロ三酢酸、ピペリジン、プロリン、プリンおよびピロリジンを含むがこれらに限定されるものではない。炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムが好ましい。有用な緩衝剤または塩基の量は当業者には容易に理解されるであろう。
また、塩化物および/または臭化物イオンを含めて(これらに限定されるものではないが)再ハロゲン化剤を漂白組成物中に含むことが望ましい場合もある。
さらに、1または複数の錯化されてないポリアミノポリカルボン酸、追加のポリホスホン酸、またはこれらの化合物のどちらかの塩を漂白組成物中に含むことが望ましい場合もある。特に有用なポリアミノポリカルボン酸またはその塩は、下記構造Iで表わすことができる。
Figure 2004264849
ここで、L、L’、Ll、L2、L3、L4、およびL5は、それぞれ独立に、連結基鎖中に1〜4個の炭素、酸素、硫黄または窒素原子をそれぞれ独立に有する、2価の脂肪族連結基であり、そしてMは水素または1価カチオンである。
特に有用なポリアミノポリホスホン酸またはその塩はジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸またはその塩である。
下記の表Aは、本発明の漂白組成物の必須成分およびいくつかの任意成分の一般的および好ましい量の一覧表である。好ましい範囲を括弧内に記載し、そして全体の範囲は上限および下限での近似値であると考える。処理中に、組成物中に抽出された化学物質、補給速度、蒸発による水分損失および前の処理浴のどれかからの流入ならびに次の処理浴への流出によって、実際の濃度は変化する場合がある。量は混合物で存在することができる各種の成分の合計濃度である。
Figure 2004264849
本発明の漂白組成物は、以下に説明されるようにチオ硫酸塩またはチオシアン酸塩などの1種または複数種の写真定着主薬も含む漂白定着組成物であることができる。チオ硫酸塩は、特に有用な定着主薬であり、少なくとも0.005モル/リットルの量で存在することができる。定着主薬は本発明の写真処理キットの第二の組成物で特に有用である。
漂白組成物の成分を如何なる適当な順序でも一緒に混合することができる。組成物を液体または固体に調製して、しばらく保存することができるし、すぐに使用することもできる。それらを濃縮水溶液または機能強化溶液に調製することができ、そして必要であれば使用する前に希釈することができる。代わりに、粉体、タブレット、顆粒、またはペレットの形態で固体組成物としてそれらを調製することができ、そして適当な速度で適当な方法で処理容器または補給タンクに添加することができる。
写真処理の間、本発明の写真用漂白組成物を含めて各種の処理溶液の補給に慣用の手順を用いることができる。好ましくは、漂白溶液補給の速度は、処理写真材料1m2当り3000mlを超えることはなく、250〜1500mlが好ましい。処理装置は、ミニラボ現像処理機およびより大規模な現像処理機を含めて、1または複数の処理タンクもしくは容器を有する如何なる適当な処理機であることができる。1もしくは複数のタンクまたは並流もしくは向流に配列されたステージで漂白工程を行なうことができる。
写真用漂白組成物を写真材料に適用する既知の方法のいずれでも本発明に都合よく使用することができる。これらの方法は、水系漂白組成物中にその材料を(撹拌または循環を伴ってまたは伴わずに)浸漬すること、漂白組成物で濡れたウェブまたはドラムの表面にその材料を接触させること、その材料に組成物を接触させるような方法で材料とカバーシートまたはウェブと重ね合わせること、またはその材料に漂白組成物を高速ジェットまたはスプレーによって適用することを含むが、これらにのみ限定されるわけではない。
一般に、20〜65℃(好ましくは30〜60℃)の温度で各漂白工程を行なうことができる。処理時間は一般に600秒以下であり、好ましくは10秒以上400秒以下(さらに好ましくは10〜240秒)である。
カラー画像の提供のために要求される他の処理工程は同様に急速であることができ、または、従来の時間および条件であることもできる。好ましくは、発色現像、定着、および/または安定化(またはリンス)などの他の処理工程は、同様に従来の時間より短い。例えば、発色現像は12〜360秒間、定着工程は12秒〜8分間、および安定化(またはリンス)は15〜240秒間、各種の処理プロトコルで行なうことができる。幾つかの処理方法で2度以上漂白工程を行なうことができる。例えば、米国特許第5,633,124号明細書(Schmittou等)に記載されるように、処理方法は工程の数多くの組み合わせのどれかであることができる。
急速処理方法では、漂白のための総処理時間は100秒以下(好ましくは40〜100秒)であることができる。
従って、カラーペーパー(例えば、プロセスRA−4を使用)、カラー映画プリント(例えば、プロセスECPを使用)、カラーポジフィルム(例えば、プロセスE−6を使用)、およびカラーネガフィルム(例えば、プロセスC−41を使用)を含む各種タイプのハロゲン化銀材料を処理するために、本発明を用いることができる。これらの処理方法のための各種の処理順序、条件、および溶液は、それらの明らかな変更も併せて当該技術分野でよく知られている。
発色現像と最初の漂白工程との間で酸性の停止液を使用することができる。一般に、「停止」液はpHが7未満の水溶液である。
従って、写真材料にカラー画像を得るために、本発明の一つの好ましい処理方法は、次の個々の処理工程、即ち発色現像、漂白、定着、および最後のリンスまたは安定化をこの順序で包含する。
本発明の実施によって処理された写真要素は、単層または多層カラー要素であることができる。多層カラー要素は可視スペクトルの3つの基本領域の各々に感応する色素画像形成ユニットを通常含む。各ユニットは、スペクトルの与えられた領域に感応する単一の乳剤層または複数の乳剤層を含むことができる。要素の層を当該技術分野で知られる各種の順序のいずれでも配列することができる。別の形式では、スペクトルの3つの基本領域の各々に感応する乳剤を単一の区画された層として配列することができる。また、要素は、フィルター層、中間層、下地層、オーバーコートおよび当業者に容易に明らかな他の層などの他の慣用の層を含むことができる。慣用の支持体の背面上に磁性裏打ちを含むことができる。
要素の構造ならびに構成成分に関するさらなる詳細および各種タイプの要素を処理する適当な方法は、前述のリサーチディスクロージャーパブリケイション(Research Disclosure publication)38957に記載されている。本発明と共に使用することができる各種のシアン、イエローおよびマゼンタカラーカプラー(カプラーを形成するピラゾロンおよびピラゾロトリアゾール型マゼンタ色素を含めて)の使用が、当該技術分野のそのような教示の中に含まれる。好ましくは、着色された樹脂コート紙支持体を有するカラー印画紙を処理するために本発明を使用することができる。
本発明の写真用漂白組成物を如何なる適当な容器にも提供することができ、そしてまた、1または複数の他の処理組成物(例えば発色現像組成物など)を適当な容器中に有する処理キットに含めることができる。
適当な処理室もしくは処理容器、計量ポンプ、配管、および必要であれば搬送ローラーを含む如何なる適当な処理装置または処理機を使用することで、本発明の処理方法を行なうことができる。
処理溶液を入れる慣用の深いタンクを使用することで本発明に従った処理を行なうことができる。代わりに、ラックならびにタンク、または自動トレーデザインのどちらかを有する、「低容量薄タンク」処理システム、即ちLVTTとして当該技術分野で知られているものを使用することでそれを行なうことができる。これらの処理機は「ミニラボ」として知られるものに時々含まれる。そのような処理方法および装置は、例えば、米国特許第5,436,118号明細書(Carli等)およびそこに述べられた刊行物に記載される。
一般に、2もしくは3つの「パーツ」、または製造され、搬送され、そして別々にもしくは漂白「キット」として使用前に保管される個々の溶液を混合することによって本発明の漂白組成物を調製する。従って、本発明の漂白キットは、過酸漂白剤を含む第一の「パーツ」または溶液および環状アミノメタンジホスホン酸(または、その塩)を含む第二の「パーツ」または溶液を含むことができる。写真処理の前か写真処理中に適当な方法でその溶液を混合することができる。
本発明を使用することで得られるカラー画像を、慣用のデジタル手段でさらに電子的に処理し、伝達し、改変し、またはデジタルもしくは物理的な形態で保存することができる。
本発明の実施を説明するために以下の実施例を提供するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
この実施例では、下記の表Iに示したアルカリ性過酸化物漂白剤処方物を調製し、そして室温で7日間以上開口したガラス容器に保管した。定期的に脱イオン水を添加することによって、蒸発による容量減少を補った。残存過酸化物量およびpH変化のために定期的に溶液を分析した。これらの測定結果を下記の表IIに示す。
Figure 2004264849
Figure 2004264849
この検討は、本発明の漂白組成物が比較例Aの組成物に比較して、7日後に沈殿を生成せず、そしてpH10で分解に対して非常に安定していたことを示す。この組成物および他の市販処理溶液を使用することで処理された市販カラー印画紙のサンプルは所望の画像を形成した。
(実施例2〜4)高濃度安定化化合物の使用
これらの実施例では、本発明の範囲内で高レベルの安定化化合物の効果を、安定化化合物および一般的な金属イオン封鎖剤であるアミノトリ(メチレンホスホン酸)ペンタナトリウム塩(デクェスト(DEQUEST(商標))2006)の組み合わせと併せて評価した。下記の表IIIに記載したテスト組成物を実施例1と同じように評価した。残存過酸化物量およびpH変化のために定期的に溶液を分析した。これらの測定結果を下記の表IVに示す。
Figure 2004264849
Figure 2004264849
これらの結果は、本発明のアルカリ性の過酸化物漂白組成物において、モルホリノメタンジホスホン酸単独またはアミノトリ(メチレンホスホン酸)ペンタナトリウム塩と組み合わせての使用が、一般的な金属イオン封鎖剤である1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸またはアミノトリ(メチレンホスホン酸)ペンタナトリウム塩単独の使用を超えて過酸化物漂白剤の安定性を改良したことを示す。本発明の過酸化物組成物ではpHの変化がほとんど観測されなかった。
(実施例5〜7)鉄(III)過酸化物漂白剤の安定化化合物
これらの実施例では、鉄(III)含有過酸化物漂白組成物の安定性を、4.5のpHで各種濃度のモルホリノメタンジホスホン酸を使用することで評価した。下記の表Vに記載した組成物を実施例1と同じように評価した。残存過酸化物量およびpH変化のために定期的に漂白組成物を分析した。これらの測定結果を下記の表VIに示す。
Figure 2004264849
Figure 2004264849
これらの結果は、本発明に従った安定化化合物の添加によって酸性鉄リガンド過酸化物漂白組成物の安定性をかなり改良することができることを示す。pHの僅かな増加がその組成物で観測された。市販カラー印画紙のサンプルが実施例6の漂白組成物(および他の市販処理組成物)を使用して処理され、許容できるカラー画像を提供した。
(実施例9および10)各種の過酸漂白組成物
各種の過酸漂白組成物を調製して、評価した。下記の表VIIに記載した組成物を実施例1同じように評価した。残存過酸(ヨウ素酸および過硫酸イオン)量およびpH変化のために定期的に漂白組成物を分析した。これらの測定結果を下記の表VIIIに示す。しばらくの間保管した後、その組成物を用いて、市販カラー印画紙のサンプルを処理し、許容できるカラー画像を得た。
Figure 2004264849
Figure 2004264849
これらの結果は、本発明の組成物が沈殿を生成しなかったことを示す。モルホリノメタンジホスホン酸の使用は、8日後の過ヨウ素酸塩および過硫酸塩漂白組成物の安定性に悪影響を与えなかった。市販カラー印画紙のサンプルはこれらの組成物で処理されて、許容できるカラー画像を提供した。

Claims (6)

  1. 少なくとも0.005モル/リットルの過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物、および少なくとも0.00005モル/リットルの環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含んでなる写真漂白用組成物。
  2. 過酸漂白剤が0.01〜3モル/リットルの量で存在する、過酸化水素または過酸化水素を供給する化合物であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 錯化していないポリアミノポリカルボン酸、追加のポリホスホン酸、またはこれら化合物のどちらかの塩をさらに含んでなることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 写真用漂白剤として0.01〜3モル/リットルの過酸化水素または過酸化水素を供給する化合物、0.0001〜0.25モル/リットルのモルホリノメタンジホスホン酸もしくはその塩、および1種または複数種の任意選択の追加のポリアミノポリホスホン酸もしくはその塩を含んでなるpHが1〜11の写真漂白用組成物。
  5. A)過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物を含む第一の組成物、およびB)環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含む第二の組成物を含んでなる写真処理キット。
  6. カラー写真材料を、少なくとも0.005モル/リットルの過酸漂白剤または過酸漂白剤を生成もしくは供給する化合物、および少なくとも0.00005モル/リットルの環状アミノメタンジホスホン酸もしくはその塩を含んでなる写真漂白用組成物と接触させることを含んでなるカラー画像の提供方法。
JP2004054467A 2003-02-28 2004-02-27 写真用過酸漂白組成物、処理キットおよび使用方法 Pending JP2004264849A (ja)

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