JP2005232425A - 低温加工性の撥水撥油剤組成物 - Google Patents

低温加工性の撥水撥油剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005232425A
JP2005232425A JP2004075322A JP2004075322A JP2005232425A JP 2005232425 A JP2005232425 A JP 2005232425A JP 2004075322 A JP2004075322 A JP 2004075322A JP 2004075322 A JP2004075322 A JP 2004075322A JP 2005232425 A JP2005232425 A JP 2005232425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
oil repellent
oil
polyvalent metal
metal compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004075322A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kitazawa
武 北沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITAZAWA YAKUHIN KK
Original Assignee
KITAZAWA YAKUHIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KITAZAWA YAKUHIN KK filed Critical KITAZAWA YAKUHIN KK
Priority to JP2004075322A priority Critical patent/JP2005232425A/ja
Publication of JP2005232425A publication Critical patent/JP2005232425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

【課題】繊維製品等に撥水撥油性を付与する際、その加工条件として、低温で処理すると、優れた撥水撥油性を得ることは困難であった。
【解決手段】水分散型フッ素系撥水撥油剤に、架橋剤又は架橋促進剤として、有機多価金属化合物を添加することにより、低温加工処理で優れた撥水撥油性を得ることができた。
【選択図】 なし

Description

本発明は水分散型フッ素系撥水撥油剤を用いて、加工処理温度を低温で行い、優れた撥水撥油性を示す撥水撥油剤組成物に関する。
従来、繊維製品等に撥水撥油性を付与するにあたり、水分散型フッ素系撥水撥油剤として、パーフルオロアルキル基を有する脂肪酸エステルと、これと共重合するモノマーとの乳化共重合体が用いられてきた。また、その性能をあげるために、いろいろな工夫が試みられている。例えば、重合体そのものや共重合体の相手モノマーについて、その種類や製造条件などの検討や、各種の添加剤を加えること等の試みにより、性能の改良や物性を高める開発がなされてきた。
ただ、撥水撥油性付与の加工条件については、その改良で解決の困難なものがある。例えば、一般に水溶性撥剤の加工処理温度は通常、100℃以上で乾燥後、120℃〜160℃あるいはそれ以上の温度範囲で1分から数分間以上、熱処理することが必須条件である。この熱処理温度が120℃より低温で、時間的にも従来と変わらずに処理が可能なれば、効率的にも、コスト的にも、取り扱い性や安全面からも期待大なるものがある。今、仮に例えば110℃以下の低温で時間をかけて乾燥または熱処理しても、未乾燥になったり、性能が出なかったりする。いろいろ試みられているが、この目的を満たす適当なものは、十分開発されていないのが現状である。
発明が解決しようとする課題
解決しようとする問題点は、繊維製品などに撥水撥油性を付与するにあたり、その加工処理温度として、一般に120℃〜160℃あるいはそれ以上で、熱処理することが必須条件である。これに対し、きわめて低温で、例えば120℃以下の温度で効率よく、加工処理することができる撥水撥油剤組成物の提供することにある。
課題を解決するための手段
本発明は水分散型フッ素系撥水撥油剤に、架橋剤または架橋促進剤として、有機多価金属化合物を特定の割合で添加し、これを水溶液またはエマルジョンにしたものを、繊維製品等に塗布、浸漬、吹き付けなど常法により、処理することで、優れた撥水撥油性および低温加工処理性を示す水分散型フッ素系撥水撥油剤組成物を提供する。
発明の効果
本発明の水分散型フッ素系撥水撥油剤に、架橋剤または架橋促進剤として有機多価金属化合物を添加した水溶液混合物は、繊維製品などに、きわめて低温、例えば120℃以下の温度で加工処理できる。しかも比較的困難とされていたカーペットなどにも、優れた撥水撥油性を付与することができる。
本発明において、水分散型フッ素系撥水撥油剤は、ポリフルオロアルキル基を有する脂肪酸エステルと、これと共重合が可能なモノマーとの乳化共重合体であり、その重合系としては、カチオン系、ノニオン系あるいは両性イオン系のいずれであってもよいが、好ましくはカチオン系またはノニオン系がよい。
また、上記の水分散型フッ素系撥水撥油剤に、添加する架橋剤または架橋促進剤としての、有機多価金属化合物については、金属錯体または金属キレートも含まれる。多価金属は特にチタニウム、アルミニウムまたはジルコニウムが適しており、またはその金属化合物で、例えば、酸化物、水酸化物、または塩基性塩、酸性塩等の有機酸塩を用いることができる。また、これらの群より、2種以上の組み合わせの化合物であってもよい。なかでも、有機脂肪酸塩が好ましい。
有機脂肪酸としては、炭素数1〜18のもの、例えば、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ステアリン酸、パルミチン酸など、あげることができる。これらの有機脂肪酸多価金属塩または、その混合物の水溶液またはエマルジョンを用いることができ、また、これらは金属錯体または金属キレートであってもよい。また、上記の有機脂肪酸のうち、溶解性から炭素数の少ない有機脂肪酸の金属塩が好ましい。
本発明で、架橋剤または架橋促進剤としての有機多価金属化合物は、水分散型フッ素系撥水撥油剤に対して0.1〜20重量%の範囲で添加することができる。添加率が0.1重量%以下では、架橋剤または架橋促進剤として効果が少なく、また20重量%以上では効果として変わらないか、若しくは液中に残存し、処理時、悪影響を与える場合がある。
また、水分散型フッ素系撥水撥油剤と有機多価金属化合物との合計が全重量に対して、0.01〜15.0重量%の範囲が望ましい。特に0.1〜5.0重量%が好ましい。全重量に対して、0.01重量%以下あるいは15重量%以上の範囲では、いずれも撥水撥油性能と、本発明の期待する低温加工性とともにレベルが低下するか、効果が少なく、適当でない。
有機多価金属化合物の単独の用途として、例えば、有機アルミニウム化合物は触媒などに用いられるが、有機溶剤系であり、有機チタン化合物や有機ジルコニウム化合物は、単独では防水剤等として知られているが、市販のフッ素系撥水撥油剤組成物単独の場合と同様、やはり低温加工性には乏しい。しかし、本発明の如き繊維製品などのフッ素系撥水撥油剤に、架橋剤または架橋促進剤として有機多価金属脂肪酸塩を添加した時、はじめてその効果を示すものはその例を見ない。しかも、特定の多価金属の有機酸塩を特定の割合で添加したとき、実施例に示す如く、きわめて優れた撥水撥油性を示し、かつ低温加工性を発揮する。対象とする繊維製品も、単に布地だけでなく、カーッペトなどに好適であることは画期的なことである。このことは、本発明の大きな特徴の一つといえる。
なお、本発明の撥水撥油剤組成物の経時変化を調べたが、約1ケ月以上室温で放置しても、何ら物性の変化はみられなかった。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、かかる実施例により本発明は何ら限定されるものではない。
300ccのガラス製容器に市販のカチオン系の水分散型フッ素系撥水撥油剤(以下F−1という)を2.50重量%(有効成分0.75重量%)に、架橋促進剤として多価金属有機酸を添加し、この混合物に水を加え、100重量%とし、十分攪拌し、これを撥水撥沺剤組成物とした。その後、均一な状態になったことを確認後、室温(15℃)で約30分間靜置した。
次に、試料1として、カーペット(ナイロン製150mm角)を4枚準備し、それぞれの表面を均一に、上記に調製した撥水撥油剤組成物の水溶液をスプレーで吹き付け処理した。処理後、室温(15℃)で約30分間、風乾した。その後、処理したカーペットを室温(15℃)で24時間、55℃で3分間、90℃で2分間及び110℃で2分間、それぞれの加工温度と処理時間で熱処理した。室温以外は、すべて独立に恒温乾燥機にて熱処理した。
上記の熱処理したカーペットを、それぞれ下記に示す方法で撥水性試験(B法)を行い、その結果を第2表に、また下記に示す方法で撥油性試験を行い、その結果を第3表に示した。
ついで試料2として、木綿布(ツイル、100mm角)3枚を準備し、それぞれの表面を均一に、上記記載の撥水撥油剤組成物の水溶液をスプレーで吹きつけ処理した。処理後、室温(15℃)で約30分間、風乾した。処理した木綿布を室温(15℃)で24時間、55℃で15分間、アイロン(約165℃)で5秒間、それぞれの加工温度と処理時間で熱処理した。処理後、撥水性試験を下記のA法で行い、その結果を第1表に示した。
性能の評価方法は撥水性については次の(1)A法、(2)B法の二つの試験方法により評価した。
撥水性(1)A法、JIS−L−1092のスプレー法による撥水性ナンバーをもって表した。撥水性ナンバー:100表面に付着湿潤のないもの、90表面にわずかに付着湿潤を示すもの、80表面に部分的に湿潤を示すもの、70表面に湿潤を示すもの、50表面全体に湿潤をしめすもの、0表裏両面が完全に湿潤を示すもの。
撥水性(2)B法、下記に示す組成のイソプロピルアルコール/水混合液の小滴を上記の処理したカーペットの生地表面に静かに置き、3分後に液滴の形状を保っている液の中でのイソプロピルアルコールの最大含量で表した。混合組成(体積%)イソプロピルアルコール:水が10:90、20:80,30:70、40:60、50:50,60:40,70:30、80:20、90:10をそれぞれ10、20、30、40、50、60、70、80、90で表した。
また、撥油性試験は上記と同じ処理をしたカーペットの生地表面に直径約4mmの大きさに試験液を滴下し、30秒後のカーペットに対する浸透状態を目視で観察し、AATCC−TM118−1966に準じて撥油性を評価した。これらの試験方法で用いた試験液の表面張力は下記のもので、その性能を評価した。撥油性8:Nヘプタン20.0(dyn/cm、以下単位略)、7:N−オクタン21.8、6:N−デカン23.5、5:N−ドデカン25.0,4:N−テトラデカン26.7、3:N^ヘキサデカン27.3、2:N−ヘキサデカン/ヌジョール=35/65(Wt%/Wt%)29.6、1:ヌジョール31.2、0:1に及ばないもの。
実施例1と異なる市販のノニオン系の水分散型フッ素系撥水撥油剤(以下F−2という)に、実施例1と同様の有機多価金属化合物を用いて、撥水撥油剤組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、同様の性能評価を行った結果を第2表及び第3表に示した。
なお、撥水性能をA法で評価したものは、実施例1と同様、木綿布に撥水処理を行い、その性能評価結果を第1表に示した。
比較例1
比較のため、実施例1における架橋促進剤としての有機多価金属化合物を含有しない、すなわち、F−1のみを水分散型フッ素系撥水撥油剤として、実施例1と同様の処理を行い、同様の性能評価を行った。これは一般に行なわれている撥水撥油剤組成物の処理例と同様といえる。その結果を架橋促進剤なしの例として、第2表及び第3表に示した。また、撥水性能をA法で評価したものは、実施例1と同様に木綿布を用いて、同様の処理を行い第1表に示した。
比較例2
比較のため、実施例2において、F−2を用いて、比較例1と同様に架橋促進剤としての有機多価金属化合物を含まず、F−2のみを水分散型フッ素系撥水撥油剤として、実施例1と同様の処理を行い、同様の性能評価を行なった。これは一般に行われている撥水撥油剤組成物の処理例と同様といえる。その結果を架橋促進剤なしとして、第2表及び第3表に示した。なお、撥水性能をA法で評価したものは、実施例1と同様に木綿布を用いて、同様の処理を行い第1表に示した。
Figure 2005232425
Figure 2005232425
Figure 2005232425
Figure 2005232425

Claims (3)

  1. 水分散型フッ素系撥水撥油剤に、架橋剤または架橋促進剤として、有機多価金属化合物の水溶液又はエマルジョンを添加した混合物であって、その混合割合が水分散型フッ素系撥水撥油剤に対して有機多価金属化合物を0.1〜20.0重量%の範囲で、かつ全重量に対し、水分散型フッ素系撥水撥油剤と有機多価金属化合物との有効成分の合計が、0.01〜15.0重量%であることを特徴とする撥水撥油剤組成物。
  2. 請求項1記載の水分散型フッ素系撥水撥油剤はポリフルオロアルキル基を有する脂肪酸エステルの乳化共重合体であり、請求項1記載の有機多価金属化合物はチタニウム、アルミニウム、またはジルコニウムのいずれかの多価金属、またはその化合物の有機脂肪酸塩及びこれらの群より選ばれる1種又は2種以上の混合物であることを特徴とする撥水撥油剤組成物。
  3. 請求項3)上記請求項1および請求項2の撥水撥油剤組成物を用いて、繊維製品などに撥水撥油性を付与する時、その加工処理温度を120℃以下で行い、優れた撥水撥油性を得ることが出来ることを特徴とする撥水撥油剤組成物。
JP2004075322A 2004-02-18 2004-02-18 低温加工性の撥水撥油剤組成物 Pending JP2005232425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004075322A JP2005232425A (ja) 2004-02-18 2004-02-18 低温加工性の撥水撥油剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004075322A JP2005232425A (ja) 2004-02-18 2004-02-18 低温加工性の撥水撥油剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005232425A true JP2005232425A (ja) 2005-09-02

Family

ID=35015700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004075322A Pending JP2005232425A (ja) 2004-02-18 2004-02-18 低温加工性の撥水撥油剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005232425A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013533926A (ja) * 2010-05-13 2013-08-29 コロンビア スポーツウエア ノース アメリカ、インコーポレイテッド 防水通気性ファブリックおよびその製造方法
WO2023145394A1 (ja) * 2022-01-28 2023-08-03 ダイキン工業株式会社 処理繊維製品の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013533926A (ja) * 2010-05-13 2013-08-29 コロンビア スポーツウエア ノース アメリカ、インコーポレイテッド 防水通気性ファブリックおよびその製造方法
WO2023145394A1 (ja) * 2022-01-28 2023-08-03 ダイキン工業株式会社 処理繊維製品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102333915B (zh) 用于处理织物的不含氟的水性分散体
JP5459219B2 (ja) 含フッ素重合体および撥水撥油剤
JP2508760B2 (ja) 汚れ離脱性を有する撥水撥油剤
CN105764980B (zh) 表面处理剂
JPH08509034A (ja) 撥水性および撥油性のフルオロ(メタ)アクリレートコポリマー
TWI573809B (zh) 含氟聚合物及處理劑
JP5298399B2 (ja) 撥水撥油剤水性分散液組成物およびその製造方法
JPH01271407A (ja) フルオロカーボンポリマーおよび組成物
CN1878846B (zh) 含有非离子型表面活性剂的防水防油剂水性分散液
JP5344076B2 (ja) 含フッ素組成物
CN102493193A (zh) 一种含氟拒水拒油剂及其制备方法
CN102753592A (zh) 嵌段聚合物的制造方法和嵌段聚合物以及表面处理剂
TWI555833B (zh) 水性乳液組成物
CN102516451B (zh) 一种水分散型含氟拒水拒油剂及其制备方法
JP2005232425A (ja) 低温加工性の撥水撥油剤組成物
JP2016526113A (ja) パーフルオロ短鎖を有する撥水かつ撥油性フルオロポリマー
JP2002220539A (ja) 水分散型フッ素系共重合体組成物
JP2005146102A (ja) 撥水撥油剤組成物の製造方法
WO2004067579A1 (ja) 水性分散液の製造法
JPH0344593B2 (ja)
JP2605168B2 (ja) 水分散型撥水撥油剤
JP2024035579A (ja) 撥水剤組成物および撥水剤処理物
WO2015194049A1 (ja) 撥水撥油剤組成物及び撥水撥油性繊維製品の製造方法
JPH0765033B2 (ja) 弗素系撥水撥油剤
JPH0355515B2 (ja)