JP2009030077A - ポリ(メタ)アクリレート粒子の製造方法 - Google Patents

ポリ(メタ)アクリレート粒子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の製造方法の種々の制約を排除し、しかも品質上劣らない、1〜15μmの粒子直径を有するポリ(メタ)アクリレート粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】モノマーMをバッチ重合法に基づき、鉱油55〜100重量%からなる液状媒体LM中のモノマーM20〜50重量部で、かつポリマー乳化剤E0.1〜5重量部およびラジカル開始剤0.05〜5重量を添加して重合させる。
【選択図】なし

Description

本発明はポリ(メタ)アクリレートをベースとする一定の合成樹脂粒子、特に粒度範囲1〜15μmの形状安定性合成樹脂粒子の製造方法に関する。
実地において、一定の、均一な粒子の大きさを有する、形状安定性合成樹脂粒子の形の合成樹脂に対する需要の上昇が指摘されている。その際、粒度範囲1〜50μmに、特にもっと狭い範囲の1〜15μmに特に関心がよせられている。
このタイプの粒子は、例えばディスプレー、フィルム等でのスペーサーとして、表面改質剤として、診断剤における担体材として多彩な用途がある。
しかし、主要な関心は、まさに前記粒度範囲内の粒子を用いて所定のポリマーマトリックスに対して屈折率差が正確に調整可能であれば種々異なる光効果を実現できる光学工業の分野にある。
ポリメタクリレート(PMMA)粒子の製造に該当する、現状技術は極めて広範である。多数の研究の殆どは有機媒体中でのポリメタクリレート分散液の製造に関する。例えば、特開昭56−79111号公報(=Chemical Abstract:95:188086W)によればアルキル基中に6〜20個の炭素原子を有するポリアルキル(メタ)アクリレートまたは7〜21個の炭素原子を有する脂肪酸のポリビニルエステルからなる5〜8μmの直径を有する架橋粒子がイソパル(Isopar)G(脂肪族石油)への供給法により製造される。その他に、一連の有機媒体中での極めて微細な、安定性アクリレート分散液の、例えば被覆の目的のために記載されている。例えば、特開昭62−220564号公報(Chemical Abstract:108:133526W)、特開昭61−181856号公報(Chemical Abstract:106:34795K)には、沈降することなく6ケ月以上安定である極微細分散液が記載されている。
M.A.Winnikらの論文"Makromol.Chem.Macromol.Symp."10/11、第483〜501頁(1987)には、非水性媒体でのメチルメタクリレートの分散重合について十分な概要が提供されている。Winnikらは例えば有機ゾル媒体の溶剤質のMMAの重合速度への影響または溶剤質の粒子の大きさへの影響を記載している。一般に低沸点の炭化水素、例えばシクロヘキサン、ヘプタンからドデカンまでが記載されている。乳化剤としては多種多様なブロック共重合体系が使用される。
約1〜15μmの直径を有する上述の種類のポリマー粒子に対するアウトラインは従来公知である。しかし有利な、技術的に実行できる製造方法は欠けていた。
(未公開の)ドイツ特許出願第4327464.1号明細書には、シクロヘキサンを溶剤/沈殿剤とする形状安定のポリメチルメタクリレート粒子の製造が記載されている。この方法では、2〜10μmの直径を有する極めて均一の粒子が得られる。その際には従来存在した認識に基づき多くの周辺条件を正確に維持すべきであった。
さらに上述の特許出願の発明は開始剤としてペルカーボネートの使用を指示している。従って依然として上述の方法の種々の制限からまぬがれることに関心が集まった。しかしその際生成物の品質における制限を甘受してはならない。
特開昭56−79111号公報 特開昭62−220564号公報 特開昭61−181856号公報 ドイツ特許出願第4327464.1号明細書 M.A.Winnik等、"Makromol.Chem.Macromol.Symp."、10/11、第483〜501頁(1987)
従って本発明の課題は、上記の従来の欠点を有しない冒頭に定義した合成樹脂粒子の新規の製造方法を提供することであった。
前記課題は、本発明により直径1〜15μmを有するポリ(メタ)アクリレート粒子の製造方法により解決され、該方法は、鉱油55〜100重量%からなる液状媒体LM中のモノマー20〜50重量部で、かつポリマー乳化剤E0.1〜5重量部およびラジカル開始剤0.05〜5重量部を添加して、バッチ重合法に基づきモノマーMを重合させることを特徴とする。
有利には該重合を、0%から80%を越えるモノマーの変換率への上昇が、特に有利には1%から90%を越えるモノマー変換率への上昇が、15〜60分の時間で行われるような速度で行う。
本発明により使用できるモノマーMは、好ましくは広く所定の選出基準を勘案して、式I:
Figure 2009030077
[式中、
Rは水素またはメチル基およびR1は1〜8個の炭素原子を有するアルキル基または場合によりC1〜C8−アルキル置換の、C6〜C14、特にC6〜C10の炭素原子を有するアリール基、特にフェニル基、ナフチル基またはアラルキル基、有利にはベンジル基またはフェネチル基を表わす]
のグループから選出され、その際一般にはモノマーMの少なくとも20重量%、特に30重量%および特に有利には70重量%から100重量%までが、メチルメタクリレートからなる。
有利には式IのRはメチル基を表わす、すなわちメタクリル酸エステルが有利である。
脂肪族エステルとしては、例えばイソブチルメタクリレート、次いでメチルアクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが挙げられる。
有利には、使用されるモノマーはモノマー混合物である、すなわち、有利には本方法の1〜15μmの大きさの粒子はコポリマーからなる。
主要成分としてのメタクリル酸エステルのほかに、例えばアクリル酸エステル0.5〜10重量%からなる少量の成分を有するモノマー混合物が有利である。後で示すように、特にモノマー混合物の組成により、達成し得る重合速度および粒度を調整することができる。
とりわけエステル部分に6〜14個の炭素原子を有するアリールないしはアラルキル(メタ)アクリレートは、屈折率の上昇ないしは調整のために使用される。その際モノマーMの割合は1〜80重量%、特に1〜50重量%であるのが有利である。例えばフェニル−、トリル−、ナフチル−、フェネエチル−および特にベンジル(メタ)アクリレートが挙げられる。
モノマーMの成分は、ビニル芳香族、例えばスチレンおよびその同族体も可能であるが、これは0ないし20重量%未満の量に制限すべきである。というのは、これらのモノマーは重合の進行を妨げるからである。
本発明により、親水性モノマーを共用することにより粒子縮小の方向で粒度を制御することができることが判明した。この種の親水性モノマーとしては、例えばC1〜C12アルキル基を有する(メタ)アクリル酸の(メタ)アクリル酸ヒドロキシエステルもしくは場合によりアルキル置換のアミノアルキルエステルならびに相応するアミドまたは例えば(メタ)アクリル酸が該当する。疎水性コモノマー、例えば上述のイソブチルメタクリレート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、ブチルアクリレート(これらはモノマーMに対して0〜約70重量%の量で存在していてもよい)は、粒子拡大の方向で粒度を制御する。
さらに粒子を架橋剤、特にグラフト架橋剤、すなわち異なる反応性の2個のラジカル重合可能な基を有するモノマー、例えばアリル(メタ)アクリレートを、モノマーMに対して0.1〜20重量部の割合で併用して架橋させることができる。それに対して、同種の重合可能な単位を有する架橋するモノマー、例えば多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステルの使用は、モノマーに対して1重量部に制限しなければならない。全く一般的には0.1〜20重量%の架橋するモノマーの割合を有する粒子が有利である。というのは、これらの架橋剤は種々用途において粒子の形状安定性を保証するからである。また架橋剤の量を介して粒子の表面特性も制御することができる。例えば若干の用途では平滑でない、粗い表面の粒子が特に有利である。本発明により0.1〜5重量部の量で使用すべき重合体乳化剤Eは一般にブロック重合体、有利にはスチレン−オレフィンブロック共重合体BCPからなる(Houben−Weyl,Methoden der Organischen Chemie Bd.E20/11,987〜993,G.Thieme−Verlag 1987を参照)。これらは有利には、ポリスチレン−およびエチレン−コ−プロピレン−ブロック(=水素添化ポリイソプレン)からまたはポリスチレン−およびエチレン−コ−ブチレン−ブロック(=水素添加ポリブタジエン)からまたは直接ポリスチレン−ポリイソプレン−ないしはポリスチレン−ブタジエン−ブロックコポリマーからなるグループから選出される。BCP中でのほかのブロックコポリマー成分に対するポリスチレンブロックの割合は、通常20〜80重量%、有利には30〜50重量%である。ブロックコポリマーBCPは、一般にMw=24000〜200000、有利には50000〜130000の範囲の分子量を有する(H.F.Mark et al.,Encyclopedia of Polymer Science & Technology,Vol.10,p.1〜16,J.Wiley 1978により分子量を測定)。例えばShell社のタイプSHELLVIS(R) 50またはPhilips−PetroleumのタイプK−Resin、例えばK−Resin KR05が挙げられる。
重合開始剤の選択に関してはこれまで臨界的制限は知られていない、すなわちMMAラジカル重合のための通常の開始剤例えばアゾ−またはペルオキシド系開始剤を通常の量で、一般にはモノマーに対して0.05〜3重量%の範囲で使用してよい。(H.Rauch−Puntigam,Th.Voelker,Acryl−und Methacryl−und Methacrylverbindungen,Springer−Verlag 1967参照)。しかし、ペルオキシ化合物、例えばペルエステルまたはペルカーボネートが有利である。定義によれば、バッチ重合が行われる液状媒体LMは、55〜100重量%が鉱油、有利には225〜350℃の沸とう範囲を有する軽油(DIN51567参照)からなる。例えば市販品SHELL RISELLA OEL G07が挙げられる。粒子を、例えば食料品関係に使用する限りにおいては、芳香族化合物不含の鉱油、例えばEXXOL D 100Sを選ぶことになる。さらに詳細に説明するように、モノマーの選出はその(溶剤に依存する)重合速度に依存して、場合によりポリマーのために良好な溶解性を有する溶剤成分をさらに添加することにより、液状媒体LMの溶液特性を適合させることを条件とする。アルキルベンゼン、例えばトルエン、酸素含有の溶剤、例えばカルボン酸エステル、例としてブチルアセテートが挙げられる。本発明による方法は有利には一定の経験から得た、出発物質およびパラメータの選択に関する基準を使用する。
その際、15〜60分以内での1%から80%への転換率として限定された重合速度のための基準を維持することは特に重要である。経験の教えるところによれば、12分未満の重合時間の際には、ただ極めて微細の粒子が生じるにすぎず、これは本請求の範囲の外にある。これに対して60分を越える重合時間の際は粒子は大きすぎ、かつ不均一であるか、または少しも粒子が生じず、むしろ溶液重合体であるにすぎない。本発明により得られるポリ(メタ)アクリレート粒子は通常、完全に1〜15μmの粒度範囲にある(その際、粒度の尺度としては最大広がりの面における直径を使用すべきである)。この測定は光学顕微鏡で行う。
本生成物は、ふるくからのパール重合体とは反対に適切に均一な粒度分布を有する。従って本発明に関連してこれらを単分散と称する。これは、その粒子の少なくとも80重量%、有利には90重量%が、記載の平均値の±20%の粒度範囲内にあるものと解するべきである。また時々微粒子の僅少な割合(<10重量%)が生成することがあるが、これは応用技術的には全く問題がない。
本発明は特に、製造するために重要な基準である重合可能性を実質的に以下の2の手段により本発明による範囲内に導くことができるという認識を使用する;すなわち、
−溶剤品質および
−粒子の化学的組成。
例えば純粋なメチルメタクリレート(MMA)は鉱油[例えばシェル・リセラ・ガス油(Shell Risella Gasoel)]中では、秒範囲内では無理としても、数分内には1μm以下の粒子へと重合する。該ポリマーのための適当な溶剤、例えばアルキルベンゼン、例としてトルエンを添加することによるか、または有利には酸素含有の溶剤、例えばブチルアセテートを添加することによって、1%から80%未満への転換率の上昇が、12〜60分間の範囲内にあり、特に有利には1%から90重量%未満への転換率の上昇が、5〜50分間の範囲内にあるように重合を遅らせることができる。さらに1%から80%への転換率を達成するために、重合時間が12〜60分の範囲内にあるようにするためのもう1つの手段は、粒子の疎水性を高めることであり、このことは最初のアプローチにおいて、R1内の芳香族基ないしは場合により既に存在する別のコモノマーの炭素原子数の増大及び分枝もしくは導入と同義である。モノマーMにおけるMMA以外のメタクリル酸エステルの割合は通常0〜80重量%である。例えば純粋なMMA重合から、ベンジルメタクリレート(例えば40重量%)との共重合への移行の際には、重合を所望の方向に遅らせることができる。同じ効果は例えばイソブチルメタクリレートとの共重合により達成される。
従って本発明によれば、該方法により1〜15μmの直径を有する殆ど任意のポリメタクリレートを、メチルメタクリレートと任意の共重合性モノマーとを媒体、例えばカルボン酸エステル−鉱油混合物の中で共重合することにより製造することができる。コモノマーの適切な選択によって、例えば屈折率、架橋度等の重要な特性値を調整することができる。
重合は沈殿重合に適する反応器で、小バッチの際は例えば、冷却器、保護ガス導入装置、温度計および撹拌機を備えた500mlの3口フラスコで行うことができる。好ましくは保護ガス、例えばアルゴンの下で操作する。有利には反応器内に鉱油ないしは他の溶剤との混合物、モノマー、特に式Iのモノマーおよび乳化剤を溶液として前もって入れて置く。手がかりとしては、例えば、モノマーに対して計算して、150重量部の液状媒体が挙げられる。引き続いて例えば50〜80℃に加温する。選んだ温度に達すれば、撹拌しながら開始剤を添加することにより重合を開始させる。開始剤としては、すでに挙げたように、アゾ−および特にペル化合物、例えばペルオキシエステル、例としてペルオキシカーボネートが挙げられる。例としてはビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカルボネート、その他にジシクロヘキシルペルオキシジカルボネート(商品名INTEROX BCHPCないしはINTEROX CHPC 1652でPeroxidchemie社で入手可能)またはt−ブチルペルネオデカノエート(Brandrup−1 mmergut,Polymer Handbook,3rd.Ed.III−1,J.Wiley 1989参照)が挙げられる。
通常は開始剤添加後温度は短時間のうちに、例えば数分後にすでに上昇する、その際それまで澄明な溶液が濁る。約5分後はすでにこのバッチは通常白色を呈する。典型的な沈殿重合として重合はまさに迅速に進行するので、十分な冷却および撹拌に留意しなければならない。再反応のためなお或る一定の時間、例えば約1/2〜2時間、高温、例えば約80℃で撹拌しながら保持し次いで撹拌しながら室温に冷却させる。
こうして得られる分散液は殆ど完全に凝結物がない。粒子の単離は通常の固/液分離方法、例えば回転ディスク濾過機による濾過または遠心分離、例えばデカンターにより行う。また多くの用途には粒子の簡単な沈降でも充分である。沈降および引き続いての洗浄による粒子のこの分別は特に4〜15μmの直径を有する粒子の際は極めて簡単に行うことができる。多くの用途には全く鉱油の残留分が粒子内に残っていてもよい。必要とする限りにおいては、粒子をまた非溶剤で、例えば乳化剤の残留分または他の汚染物を除去するため洗浄してもよい。洗浄液体としては例えば炭化水素、例としてシクロヘキサンまたはアルコール、例としてイソプロパノールが挙げられる。こうして所定の大きさ範囲(直径1〜15μm)の単分散の重合粒子が得られる。
純ポリメタクリレート粒子および未架橋のコポリマー粒子の他に、本方法によって有利には架橋粒子を作ることができ、その際、上述のように、アリルメタクリレートが架橋剤として有利である。
重要であるのは、例えば4.0〜10.0μmの粒度範囲内のメタクリル酸エステル90〜99.5重量%およびアリルメタクリレート10〜0.5重量%からなる架橋された、均質の粒子である。
またアリルメタクリレート0.5〜10重量%、場合により置換のフェニルアルキルメタクリレート、例えばベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート10〜50重量%およびメチルメタクリレート40〜89.5重量%ならびに他の(メタ)アクリル酸エステル0〜20重量%からなる架橋粒子も有利である。
全く特に重要であるのは、
メチルメタクリレート 30〜80重量%
ベンジルメタクリレート 60〜19.5重量% および
アリルメタクリレート 10〜0.5重量%
の組成の2〜12μmの粒度を有する架橋粒子である。
一般に本発明の方法によって粒度範囲1〜15μm、特に2〜7.5μmの屈折率nD1.48〜1.58範囲を有する特に良好な粒子を製造することができる。この種の粒子は特に良好に0.01〜60重量%の割合で、有利には0.5〜25重量%の割合で成形材料に配合することができる。その際、すべての熱可塑性加工できる成形材料、例えばPVC、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、特にポリメタクリレート、ポリメタクリレート−スチレンコポリマー、ポリメタクリレート−スチレン−無水マレイン酸コポリマー、ポリメタクリルイミド、ポリカーボネート(ここでは特にビスフェノール−A−ポリカーボネート)ならびにポリスチレンおよびPVCのタイプの無定形、ガラス透明の、場合によりまた有彩色の熱可塑性成形材料が使用される。特に有利であるのはPMMAおよびポリカーボネートをベースとする成形材料である。該成形材料はそのままか、または耐衝撃性改質して使用してもよい。成形材料として本発明による粒子を使用する他にまた注形用樹脂に本発明による粒子を使用することもできる。また該粒子を、例えばラッカー、この場合には特にUV硬化反応性ラッカーに0.01〜30重量%の割合で配合するのも有利である。
成形材料で単分散性粒子を使用する際には、濃縮物(マスターバッチ)か、または直接乾燥混合物かのいずれかで使用する。これらの粒子を含有する成形材料ないしは乾燥混合物は公知の熱可塑性の加工方法、例えば押出成形、射出成形、射出吹込成形、押出吹込成形、同時押出成形により加工することができる。
これらの単分散のパール重合体の有利な使用は一面では成形体の純粋な表面加工に役立つが、特になおこの粒子を成形材料または同時押出材料およびラッカーに配合することにより特殊な光学的効果を達成することができる。
この単分散の粒子を含有する成形材料によって、映写スクリーン、背面投影スクリーン、TV−スクリーン、スライドプロジェクトスクリーン、(すなわち全く一般には像形成)、モニターカバー、スケールカバー、光源カバーおよび散乱レンズが有利に製造される。
またその他にも、このパールを含有する成形材料で室内隔壁を製造することができる。その際、上述の用法は、これらの単分散の粒子を有し、有利な場合には、粗い表面を有する成形材料のための使用可能性の小さな一部分をなすにすぎない。
以下の実施例により本発明を説明する。粒度の測定は光学顕微鏡を使用して行った。
例1(本発明による例ではない)
撹拌機、温度計、冷却機、ガス導入装置を備えかつ窒素で不活性化した250mlのガラス反応器を70℃に加温し、次いで
シェル・リセラ・ガス油G07[パラフィン系、ナフテン系および芳香族炭化水素からの混合物、沸点範囲:237〜276℃、密度:0.857g/cm3、粘度3.0mm2/s(DIN51562)、引火点:106℃] 142.7g
メチルメタクリレート 30.02g
ベンジルメタクリレート 24.77g
アリルメタクリレート および 1.55g
シェルビス50(Shellvis SAP 150)[スチレン−イソプレンコポリマー(軟化温度:110℃)、球体の相対粒子密度(20℃):0.83g/cm3、カサ比重:593kg/m3] 1.16g
を入れ、撹拌しながら70℃に加温した。Shellvis 50が溶解した後、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカーボネート0.62g(メチルメタクリレート5.58gに溶解)を添加することにより重合を開始させた。
この開始剤/モノマー添加により内部温度は約1℃だけ降下した。約1分の後、初め透明の反応内容物は白色を呈した。5分以内に温度を76℃に上げた。10分の後に内部温度は90.7℃でその最高値に達した。こうして重合は終了した。さらに1分後、すなわち全部で11分の後に内部温度は88.6℃に下り、全部で20分後には70℃であった。こうして粒度<1μmを有する凝結物のない分散液を得た。
例2
例1によるバッチを繰返したが、但し反応媒体として純鉱油でなく、
シェル・リセラ・ガス油 G07 122.07g
および ブチルアセテート 20.64g
からなる混合物を選択した。この場合には、反応器に
シェル・リセラ・ガス油 G07 122.07g
ブチルアセテート 15.06g
メチルメタクリレート 35.60g
アリルメタクリレート 1.55g
シェルビス 50 1.16g
を装入し、撹拌しながら70℃に加温しおよびブチルアセテート5.58gに溶かしたビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキソジカーボネート0.62gを添加することにより重合を開始させた。
開始剤/溶剤を添加することにより内部温度は1℃だけ下り、次いで緩かに上昇した。約3分の後は槽内容物は白色を呈した。19分の後内部温度は79.1℃でその最高値に達し、それから下った。こうして重合は終了した。なお20分撹拌した。
こうして凝結物のない分散液を得た。
全粒子の90%より多くは2.5〜2.7μmの粒子直径を有していた。
例3
例2のよう行ったが、但し反応媒体のブチルアセテートの割合を多くした、そのときの組成は以下の通りである:
シェル・リセラ・ガス油 G07 111.75g
ブチルアセテート 30.96g
この場合は反応内容物は4分後白色を呈し、内部温度は26分後75.8℃でその最高値に達し、引き続いてなお24分さらに撹拌した、その際温度は70℃に下った。その後で80℃に加温して30分80℃に保持した。その際反応熱は全く確認不能であった。
室温に冷却後、凝結物のない分散液が得られ、全部の粒子の99%より多くが3.5μmの直径を有していた。
例4
例3のように操作したが、但しさらにブチルアセテートの含有量を上げた:
シェル・リセラ・ガス油 G07 101.43g
ブチルアセテート 41.28g
を有する反応媒体を選択した。
撹拌反応器での温度は39分後最高温度73.5℃に達した。再び70℃に冷却し、引き続いての30分で80℃に加温した。得られた分散液は凝結物がなかった。その粒子は6.7〜7.1μmの直径を有していた。その粒子は粗い表面であった。直径6.7〜7.1μmの粒子(>95重量%)の他に<5重量%の微細な粒子が生じた。
処理するため粒子を濾別し(濾過布 Nybolt 1μm)、引き続いてイソプロパノール中に分散し、新たに濾別し、その後で30℃で真空乾燥した。
例1〜4の試験結果をもう一度表1にまとめた。
表 1
例 ブチルアセテート 反応時間 最高温度 粒子直径
No. /溶剤(重量%) (分) (℃) (μm)
1 −− 10 90.7 ≦1
2 14.5 19 79.8 2.5−2.7
3 21.7 26 75.8 3.5
4 28.9 39 73.5 6.6−7.1*
*=微粒の僅少成分。
例5
K−レジンKR05(K−Resin KR05)を乳化剤として有する粒子の製造
例2のように操作した:
反応器装入物:
シェル・リセラ・ガス油 G07 105.95g
ブチルアセテート 24.64g
メチルメタクリレート 34.06g
ベンジルメタクリレート 24.77g
アリルメタクリレート 3.10g
ブチルアセテート中K−レジン KR05の10%溶液 7.70g
ブチルアセテート 5.58g
に溶かしたビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカーボネート0.62gで重合を開始し、28分後最高温度74.5℃、室温に冷却した後、凝結物のない分散液を得た。その粒子の90重量%より多くは4μm±0.5μmの直径を有していた。若干微細成分が存在した。
例6
芳香族化合物不含の鉱油での軟質、架橋粒子の合成
EXXsol D100S 143.10g
メチルメタクリレート 14.23g
ブチルアクリレート 40.25g
アリルメタクリレート 1.86g
シエルビス 50 0.77g
を例1に記載の撹拌反応器で70℃に加温した。引き続いてメチルメタクリレート5.58gに溶解したビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)−ペルオキシジカーボネート0.62gで開始した。
5分後反応内容物は白色を呈した。20分後に最高温度に達した。全部で70分の反応時間後、80℃に加温しかつこの温度で30分間保持した。こうして凝結物のない分散液を得た。その粒子極めて均一であった:直径4μm。粒子は丸く平滑であった。少しも微粉成分は存在しなかった。

Claims (8)

  1. 1〜15μmの粒子直径を有するポリ(メタ)アクリレート粒子を製造する方法において、モノマーMをバッチ重合法に基づき、鉱油55〜100重量%からなる液状媒体LM中のモノマーM20〜50重量部で、かつポリマー乳化剤E0.1〜5重量部およびラジカル開始剤0.05〜5重量部を添加して重合させることを特徴とするポリ(メタ)アクリレート粒子の製造方法。
  2. モノマーMの、0%から80%を越えるモノマー転換率への上昇を、15〜60分の時間で行う請求項1記載の方法。
  3. 該モノマーMが、異なるコモノマーからなる請求項1または2記載の方法。
  4. 該モノマーMの少なくとも20重量%が、メチルメタクリレートからなる請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. コモノマーMとして、アラルキル(メタ)アクリレートを使用する請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 該モノマーMの0.5〜10重量%が、アクリル酸エステルからなる請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 該モノマーMの0.1〜20重量%が、架橋するモノマーからなる請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. アラルキル(メタ)アクリレートとして、ベンジルメタクリレートを使用し、かつ架橋するモノマーとして、アリル(メタ)アクリレートを使用する請求項5から7までのいずれか1項記載の方法。
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