JP2009255331A - 熱転写プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、リボン2のインクの突発的な塗布ムラ等を好適に補正するとともに、安価で精度の高い補正を行うことを目的とする。
【解決手段】本発明による熱転写プリンタ装置は、印刷用画像データに基づいて駆動され印画紙4に印画するサーマルヘッド6と、リボン2をその搬送経路上でつづら折に重ね合わせる第1のインクリボン重ね合わせ手段と、第1のインクリボン重ね合わせ手段によって重ね合わされたリボン2に対して、透過するように光を照射する光源1と、光源1からリボン2を透過した透過光を、色情報として検出する受光部3と、色情報に基づいてサーマルヘッド6の駆動を補正する印刷制御ブロック24とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は熱転写プリンタ装置に関し、特に印刷色の補正に関する。
従来の熱転写プリンタ装置における印刷色の補正は、染料メーカーがリボンを作成する際に印刷物の色濃度を測定し、測定結果の情報をリボンに付加することによって印刷前にその情報を元に色補正を行うものがあった。
また、使用者が印画物をスキャナー等の装置を使用したり視覚で判断することにより、画像データあるいは制御ストローブパルスを調整するものがあった。
しかし、上記の熱転写プリンタ装置では、製造ロットの違いによる熱転写リボンの発色バラツキ、経時変化によるリボンの発色特性の変化、および熱転写プリンタ装置の機差による印刷物の色バラツキを補正して好適な発色特性を有する印刷をすることができなかった。
このような問題の対策として、リボンの透過光を塗布されている染料の濃度、色分布としてフォトセンサによって検出し、リボンの製造バラツキなどで目標とする色目からずれた印刷がなされる可能性がある場合において、印刷に用いるイエロー、マゼンタ、シアンなどの各色の印刷エネルギーを制御して好適な発色を得るものがある(例えば、特許文献1参照)。また、透過光のみの検出情報だけでは最適な制御が行えないため、参照用色階調データが印刷された部分に対して光を照射し、その反射光を情報源として期待値と比較して差異がある場合にはサーマルヘッドを制御するヘッドロープパルスの補正を行うものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−106765号公報(第2図) 特開2006−281450号公報(第2図)
特許文献1および特許文献2では、リボンのインクに突発的な塗布ムラ等がある場合、印画時に生じる色ムラに対して安定した補正をすることができない。また、センサの検出精度を高くするためには高価なセンサを使用する必要があった。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、リボンのインクの突発的な塗布ムラ等を好適に補正するとともに、安価で精度の高い補正を行うことを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による熱転写プリンタ装置は、印刷用画像データに基づいて駆動され印画紙に印画するサーマルヘッドと、インクリボンをその搬送経路上でつづら折に重ね合わせる第1のインクリボン重ね合わせ手段と、第1のインクリボン重ね合わせ手段によって重ね合わされたインクリボンに対して、透過するように光を照射する第1の光源と、第1の光源からインクリボンを透過した透過光を、色情報として検出する第1の受光部と、色情報に基づいてサーマルヘッドの駆動を補正する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によると、印刷用画像データに基づいて駆動され印画紙に印画するサーマルヘッドと、インクリボンをその搬送経路上でつづら折に重ね合わせる第1のインクリボン重ね合わせ手段と、第1のインクリボン重ね合わせ手段によって重ね合わされたインクリボンに対して、透過するように光を照射する第1の光源と、第1の光源からインクリボンを透過した透過光を、色情報として検出する第1の受光部と、色情報に基づいてサーマルヘッドの駆動を補正する制御部とを備えるため、リボンのインクの突発的な塗布ムラ等を好適に補正するとともに、安価で精度の高い補正を行うことが可能である。
本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
〈実施形態1〉
図1は、本発明の実施形態1による熱転写プリンタ装置の概略構成図である。図1に示すように、白色LEDなどの光源1と、光源1からの光を受光するカラーフォトセンサである受光部3との間にはインクが塗布された使用前のリボン2(インクリボン)が搬送経路上でつづら折に重ね合わせて配置されている(第1のインクリボン重ね合わせ手段)。すなわち、光源1は重ね合わされたリボン2に対して透過するように光を照射し、受光部3は光源1からリボン2を透過した透過光を色情報として検出する。リボン2および印画紙4は、リボン2のインクが印画紙4に印画されるようにプラテンローラ5によってサーマルヘッド6に搬送される。
図2は、本発明の実施形態1による熱転写プリンタ装置のブロック図である。図2に示すように、光源制御ブロック21は光源1を制御するブロックであり、色情報検出ブロック22は光源1から照射されて受光部3で受光された光を色情報として検出する。サーマルヘッド6は熱転写プリンタ装置に入力された印刷用画像データに基づいて駆動され、リボン2に塗布された染料を昇華させて印画紙4に印画する。参照用色変換データメモリ25(色階調データ記憶手段)には色階調データなどが格納されており、印刷制御ブロック24(制御部)は色階調データに基づいてストローブパルスを制御しサーマルヘッド6の駆動(発熱量)を制御する。メカ制御ブロック26は、リボン2や印画紙4を搬送するためのメカニズムを制御するブロックである。CPU27は、各ブロックの動作を制御する。また、補正時には受光部3から得られた色情報と参照用色変換データメモリ25から読み出した色階調データとを比較し、その結果に基づいて以下に述べる方法でサーマルヘッド6の駆動を補正する。
図3は、本発明の実施形態1による熱転写プリンタ装置の動作処理のフローチャートである。図3に示すように、印刷開始時において、ステップS31ではイエローインクに対して光源1からの光を透過して受光部3で受光することによって光の透過量(イエローの色情報)を測定し、測定した透過量と参照用色変換データメモリ25に予め記録している透過量(期待値)との比較を行う。例えば、測定した透過量の方が大きければリボン2上のインクの塗布量が少ないと判断され、サーマルヘッド6による塗布量を増やすように色階調データを補正し、補正した色階調データを参照用色変換データメモリ25に記録する。
ステップS32では、補正した色階調データに基づいてヘッドストローブパルスを制御してイエローの印刷を行う。
次に、マゼンタおよびシアンについてもイエローと同様に、ステップS33〜ステップS36の処理を経て印刷を行う。
なお、補正結果をその時の印刷に反映する必要がないときには、ステップS31、ステップS33、ステップS35にて取得した透過量のデータを印刷終了後にまとめて補正量を計算し参照用色変換データメモリ25に記録し、次回の印刷時にサーマルヘッド駆動の補正を行うときに用いる。印刷時に毎回補正を行うときには、補正した色階調データは参照用色変換データメモリ25に記録しなくてもよい。
また、本実施形態1では、受光部3から得られた色情報と参照用色変換データメモリ25に予め記録されている期待値とを比較し、比較結果に基づいて色階調データを補正することによってサーマルヘッド6の駆動を補正して印刷を行ったが、熱転写プリンタ装置に入力された印刷用画像データを比較結果に基づいて補正することによってサーマルヘッド6の駆動を補正して印刷を行ってもよく、また、サーマルヘッド6を駆動するストローブパルス自体を比較結果に基づいて補正することによってサーマルヘッド6の駆動を補正して印刷を行ってもよい。
さらに、サーマルヘッド6の駆動の補正を、サーマルヘッド6による印画紙4への印画開始前に行ってもよい。
図4は、本発明の実施形態1による光が透過したリボン2の重ね合わせ部分を示す図である。図4に示すように、リボン2の重ね合わせ部分はリボン重ね合わせ手段によって形成される。光源1から照射された光は、リボン2のA、B、C、D、Eの5箇所を透過するため、5箇所の透過量を測定することが可能である。リボン2に塗布されているインクの塗布ムラによって、受光部3で得られる色情報と参照用色変換データメモリ25に記録されている期待値との差異にバラツキが生じる。例えば、差異がA=0.1、B=0.1、C=0.6、D=0.1、E=0.1の場合において、A〜Eの差異の合計は1.0となり平均は0.2である。しかし、1箇所のみしか透過量の測定ができないときは、例えばCの位置の場合には差異が0.6となる。また、受信部3のセンサの出力精度が2値である場合には、A、B、D、Eでは差異が0と判断され、Cでは差異が1.0であると判断される可能性がある。従って、リボンを重ね合わせて測定箇所を増やすことによって、より正確なリボン2の透過量の測定が可能となる。
以上のことから、インクが塗布された使用前のリボン2が搬送経路上でつづら折に重ね合わせて配置されており、重ね合わされたリボン2を透過するように光源1から光を照射するため、リボン2における透過量の測定箇所を増やすことができ、リボン2のインクの突発的な塗布ムラ等を好適に補正するとともに、安価で精度の高い補正を行うことができる。
〈実施形態2〉
本発明の実施形態2では、実施形態1の構成に加えて、重ね合わされたリボン2に対して透過するように光を照射する光源7(第2の光源)と、光源7からリボン2を透過した透過光を色情報として検出する受光部(図示せず)とをさらに備えることを特徴としている。
図5は、本発明の実施形態2による光源7の位置を示した図である。図5は図1における光源1から受光部3を見た図である。図5に示すように、光源1および光源7をサーマルヘッド6に対して平行に配置し、光源1および光源2から照射される光をそれぞれ受光する受光部(図示せず)を備えている。このような構成にすることによって、例えば図4に示すようにリボン2を5重に重ね合わせれば、10箇所で同時にリボン2の透過量を測定することが可能である。
以上のことから、実施形態1よりもリボン2における透過量の測定箇所が多いため、さらに精度の高い補正を行うことができる。
さらに、実施形態1および実施形態2に示す構成に加えて、図示していないが、使用済みのリボン2をその搬送経路上でつづら折に重ね合わせて配置され(第2のインクリボン重ね合わせ手段)、重ね合わされた使用済みのリボン2に対して透過するように光を照射する光源(第3の光源)と、その光源から使用済みのリボン2を透過した透過光を色情報として検出する受光部(第3の受光部)とをさらに備えてもよい。このようにすることによって、使用前および使用後の色情報が得られるため、さらに高精度にリボン2のインクの突発的な塗布ムラ等を補正することができる。
本発明の活用例としては熱転写プリンタ装置があるが、特に、高精度な発色特性が要求される熱転写昇華型プリンタ装置に対して好適である。
本発明の実施形態1による熱転写プリンタ装置の概略構成図である。 本発明の実施形態1による熱転写プリンタ装置のブロック図である。 本発明の実施形態1による熱転写プリンタ装置の動作処理のフローチャートである。 本発明の実施形態1による光が透過したリボンの重ね合わせ部分を示す図である。 本発明の実施形態2による光源の位置を示した図である。
符号の説明
1 光源、2 リボン、3 受光部、4 印画紙、5 プラテンローラ、6 サーマルヘッド、7 光源、21 光源制御ブロック、22 色情報検出ブロック、24 印刷制御ブロック、25 参照用色変換データメモリ、26 メカ制御ブロック、27 CPU。

Claims (7)

  1. 印刷用画像データに基づいて駆動され印画紙に印画するサーマルヘッドと、
    インクリボンをその搬送経路上でつづら折に重ね合わせる第1のインクリボン重ね合わせ手段と、
    前記第1のインクリボン重ね合わせ手段によって重ね合わされた前記インクリボンに対して、透過するように光を照射する第1の光源と、
    前記第1の光源から前記インクリボンを透過した透過光を、色情報として検出する第1の受光部と、
    前記色情報に基づいて前記サーマルヘッドの駆動を補正する制御部と、
    を備えることを特徴とする、熱転写プリンタ装置。
  2. 前記第1のインクリボン重ね合わせ手段によって重ね合わされた前記インクリボンに対して、透過するように光を照射する第2の光源と、
    前記第2の光源から前記インクリボンを透過した透過光を、色情報として検出する第2の受光部と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の熱転写プリンタ装置。
  3. 前記サーマルヘッドの駆動の補正を、前記サーマルヘッドによる前記印画紙への印画開始前に行うことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の熱転写プリンタ装置。
  4. 使用済みのインクリボンをその搬送経路上でつづら折に重ね合わせる第2のインクリボン重ね合わせ手段と、
    前記第2のインクリボン重ね合わせ手段によって重ね合わされた前記使用済みのインクリボンに対して、透過するように光を照射する第3の光源と、
    前記第3の光源から前記使用済みのインクリボンを透過した透過光を、色情報として検出する第3の受光部と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の熱転写プリンタ装置。
  5. 前記色情報に基づいて補正された前記印刷用画像データによって、前記サーマルヘッドの駆動を補正することを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱転写プリンタ装置。
  6. 前記色情報に基づいて補正されたストローブパルスによって、前記サーマルヘッドの駆動を補正することを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱転写プリンタ装置。
  7. 色階調データを保存する色階調データ記憶手段をさらに備え、
    前記色情報に基づいて補正された前記色階調データによって、前記サーマルヘッドの駆動を補正することを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の熱転写プリンタ装置。
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