JP2010036623A - グラブレール取付部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラブレールと車体カバーとの一体感を得るとともに、車体カバーを補強可能なグラブレール取付部構造を提供する。
【解決手段】シートを支持するシートレール15の周囲がリヤボディカバー71で覆われるとともにシートレール15にグラブレール67が取付けられ、リヤボディカバー71にグラブレール67が通される切欠き71aが形成されたグラブレール取付部構造において、グラブレール67に、切欠き71aの縁71p,71qを内側から支持する側部縦壁67t,67uが設けられる。
【選択図】図6

Description

本発明は、グラブレール取付部構造に関するものである。
従来のグラブレール取付部構造として、グラブレールがシートレールに取付けられた部分の周囲に車体カバーが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−22509公報
特許文献1の図12によれば、シートレール24にグラブレールとしてのグラブバー28が取付けられ、グラブバー28の周囲にシートレール24の側方を覆う前側サイドカバー30及び後側サイドカバー31が設けられ、グラブバー28のシートレール24への取付部近傍の前側サイドカバー30及び後側サイドカバー31に、グラブバー28を内側に通す開口又は切欠きが設けられている。
上記開口又は切欠きは、グラブバー28の形状に沿わせて設けられてはいるものの、グラブバー28との一体感を持たせて、より商品性を上げることが期待されている。
また、前側サイドカバー30及び後側サイドカバー31の開口又は切欠きの周囲は、開口又は切欠きによって強度・剛性が他の部位に比べて低下していることが考えられ、例えば、車体側方からこれらの前側サイドカバー30及び後側サイドカバー31に外力が作用することを想定して、強度を確保できるようにカバー側に補強する必要がある。
本発明の目的は、グラブレールと車体カバーとの一体感を得るとともに、車体カバーを補強可能なグラブレール取付部構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、シートを支持するシートレールの周囲が車体カバーで覆われるとともにシートレールにグラブレールが取付けられ、車体カバーにグラブレールが通される切欠きが形成されたグラブレール取付部構造において、グラブレールに、切欠きの縁を内側から支持する車体カバー受け部が設けられることを特徴とする。
作用として、グラブレールに設けられた車体カバー受け部が、車体カバーに形成された切欠きの縁を内側から支持する。この結果、車体カバーの切欠きの周囲の部分を補強することが可能になる。
請求項2に係る発明は、グラブレールが、切欠きを塞ぐカバー部を備え、このカバー部の表面が車体カバーの表面に連続するように形成されていることを特徴とする。
作用として、同乗者がグラブレールに手を掛ける際に、手が、車体カバーの表面よりはグラブレールのカバー部に振れることになるので、車体カバーを保護することが可能になる。
また、カバー部の表面が車体カバーの表面に連続することで、車体カバーとグラブレールとの一体感が生じる。
請求項1に係る発明では、グラブレールに、切欠きの縁を内側から支持する車体カバー受け部が設けられるので、車体カバーに切欠きが設けられても、車体カバー受け部によって切欠きの縁を内側から支持することで、車体カバーを補強することができる。
請求項2に係る発明では、グラブレールが、切欠きを塞ぐカバー部を備え、このカバー部の表面が車体カバーの表面に連続するように形成されているので、グラブレールを握る際にカバー部に触れやすくなり、車体カバーに外力が伝わりにくくすることができる。また、車体カバーとグラブレールとの一体感を得ることができ、商品性を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るグラブレール取付部構造を備える自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、骨格となる車体フレーム11が、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方斜め下方に延びるメインフレーム13と、このメインフレーム13の後端部から後方斜め上方に延びる左右一対のシートレール15,16(手前側の符号15のみ示す。)と、ヘッドパイプ12からメインフレーム13の下方を後方斜め下方に延びるダウンフレーム17と、メインフレーム13の後端部及びダウンフレーム17の下端部にそれぞれ連結された左右一対のセンタフレーム21,22(手前側の符号21のみ示す。)と、これらのセンタフレーム21,22の後部下部及びシートレール15,16の後端部のそれぞれに連結された左右一対のサブフレーム23,24(手前側の符号23のみ示す。)とから構成され、ヘッドパイプ12にフロントフォーク26が操舵自在に取り付けられ、ダウンフレーム17及びセンタフレーム21,22にエンジン27が取付けられ、センタフレーム21,22のそれぞれの後部下部に設けられたピボットプレート部31,32(手前側の符号31のみ示す。)のそれぞれにピボット軸33を介してスイングアーム34がスイング自在に取付けられている。
フロントフォーク26には、上端にバーハンドル36、下端に前輪37が取付けられ、フロントフォーク26の左右を連結するアッパブリッジ41及びボトムブリッジ42には、フロントカウルステー組立体43を介してフロントカウル44、ヘッドランプ46、左右一対のフロントウインカ47,48(手前側の符号47のみ示す。)、メータ51が取付けられている。
メインフレーム13の上部には燃料タンク54が取付けられ、ダウンフレーム17の前部にはオイルクーラ55が取付けられ、シートレール15,16の上部にはシート56が取付けられている。
オイルクーラ55の両側方は左右一対のシュラウド57,58(手前側の符号57のみ示す。)で覆われている。
シートレール15,16、センタフレーム21,22及びサブフレーム23,24で囲まれた三角形状の空間にはエアクリーナ61、バッテリ62及びABS用モジュレータ63が配置されている。
これらのエアクリーナ61、バッテリ62、ABS用モジュレータ63の両側方は、左右一対のサイドカバー65,66(手前側の符号65のみ示す。)で覆われている。
シートレール15,16の後部には左右一対のグラブレール67,68(手前側の符号67のみ示す。)が取付けられ、シートレール15,16の左右端下方で且つシートレール15,16の側方は、左右一対のリアボディカバー71,72(手前側の符号71のみ示す。)で覆われ、後輪73の上方を覆うリヤフェンダ74には、左右一対のリヤウインカ76,77(手前側の符号76のみ示す。)と、シート56を開閉できないように施錠するシート施錠機構(不図示)の施錠を解除するための施錠解除機構78とが取付けられている。
後輪73は、スイングアーム34の後端に取付けられ、エンジン27の後部に一体的に設けられた変速機81に出力軸82が設けられ、この出力軸82に取付けられたドライブスプロケット83と、後輪73に一体的に設けられたドリブンスプロケット84とにチェーン86が掛けられている。
エンジン27のシリンダ部91には、後部に吸気管92を介してスロットルボディ93が取付けられ、このスロットルボディ93にコネクティングチューブ94を介してエアクリーナ61が接続されている。
また、エンジン27のシリンダ部91には、前部に排気管96が接続され、この排気管96の後端にマフラ97が接続されている。
図中の符号101は前輪37の上方を覆うフロントフェンダ、102はスタンド、103はステップブラケット、104,106はそれぞれステップブラケット103に取付けられた運転者用ステップ及び同乗者用ステップ、107はテールランプである。
図2は本発明に係る車体後部構造を示す要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している。以下同じ。)であり、左右のシートレール15,16に、左右一対のグラブレール67,68(手前側の符号67のみ示す。)が取付けられ、左右のシートレール15,16間にクロスメンバ111が渡されて取付けられ、このクロスメンバ111に、リヤフェンダ74の後部上部の上方及びテールランプ107の上方を覆うリヤセンタカバー112が取付けられた状態を示している。
グラブレール67,68は、同乗者が手を掛ける把持部67a,68a(手前側の符号67aのみ示す。)からシートレール15,16側に延びる内方延出部67b,68b(手前側の符号67bのみ示す。)が設けられ、この内方延出部67b,68bを通すためにリヤボディカバー71,72(手前側の符号71のみ示す。)の上部に切欠き71a,72a(手前側の符号71aのみ示す。)が形成されている。なお、符号67c,68c(手前側の符号67cのみ示す。)はシート56の後部を荷台として利用する場合に紐を掛ける目的でグラブレール67,68の把持部67a,68aの下面から下方へ突出するように形成された紐掛け部である。
図3は本発明に係るグラブレール取付部構造を示す車体後部平面図であり、左右一対のリヤボディカバー71,72にそれぞれ切欠き71a,72aが設けられ、これらの切欠き71a,72aに左右のグラブレール67,68の内方延出部67b,68bが通され、グラブレール67,68の把持部67a,68aがシート56の側縁56a,56bに沿って延びた状態を示している。
図4は本発明に係るグラブレール取付部構造を示す斜視図であり、リヤボディカバー71の切欠き71aにグラブレール67の内方延出部67bが合わせられた状態を示している。
内方延出部67bは、リヤボディカバー71の外観面71cに連続するように設けられた化粧面67eを備える。他のグラブレール68(図3参照)についても、リヤボディカバー72(図3参照)の外観面72c(不図示)に連続するように設けられた化粧面68e(不図示)を備える。
このように、グラブレール67,68に化粧面67e,68eを設けることで、リヤボディカバー71,72(一方の符号71のみ示す。)とグラブレール67,68との一体感を得ることができる。
図5(a),(b)は本発明に係るグラブレールの説明図である。
(a)はグラブレール67の平面図であり、グラブレール67は、把持部67aと内方延出部67bとからなり、内方延出部67bは、リヤボディカバー71の切欠き71aに嵌合する嵌合部67fと、シートレール15(図1参照)側に取付けられるシートレール側取付部67gとからなる。
嵌合部67fと切欠き71aとの間には、外観性及び組付け性の影響を与えない程度の小さな隙間を有する。
嵌合部67fは、化粧面67eの一部を含むとともにシートレール側取付部67gに隣接する縦壁部67hとを備える。
シートレール側取付部67gは、シートレール15側のグラブレール支持ブラケット(不図示)に取付けるためのボルト挿通穴67j,67jを備える。
把持部67aは、内方延出部67bに連結される幅広の基部67mと、この基部67mから後方に延びる細軸部67nと、この細軸部67nの後端に設けられた車体内側へ膨出する膨出部67pとからなる。
(b)はグラブレール67の側面図であり、グラブレール67の把持部67aと内方延出部67bとは、それぞれの上端が側面視で一致する。これにより、グラブレール67を側方から見たときに一体感を得ることができ、外観性を向上させることができる。
把持部67aは、側面に設けられた稜線67rが直線状又は直線に近い線状に前後方向に延びている。
把持部67aの膨出部67pは、車体内側に膨出するのに加えて、下方にも膨出するため、細軸部67を掴んだ手が膨出部67pによって把持部67pの前後に滑りにくくすることができる。
図6は本発明に係るグラブレールの取付状態及びリヤボディカバーの形状を示す斜視図であり、リヤボディカバー71の切欠き71aは、底壁71g、前壁71h及び後壁71j(符号71jについては図7参照)から形成され、前壁71hに前側切欠き部71mが形成され、後壁71jに後側切欠き部71n(図7参照)が形成されている。
グラブレール67は、リヤボディカバー71の切欠き71aにおける前壁71h及び後壁71jの車体内側の縁71p,71qと、リヤボディカバー71の上縁に形成された上起立壁71r,71sの内側面71t,71tとに当てるために縦壁部67hの両端に形成された側部縦壁67t,67u、並びに、これらの側部縦壁67t,67uに繋がるとともに内方延出部67bの前後端の水平又は水平に近い状態に設けられた横壁67v,67wを備える。
横壁67v,67wは、それぞれリヤボディカバー71の前側切欠き部71m、後側切欠き部71nに挿入される。
グラブレール67が支持されるグラブレール支持ブラケット115は、断面コ字形状を成す部材であり、グラブ支持ブラケット115の上部にグラブレール67が2本のボルト117,117で取付けられ、グラブレール支持ブラケット115の下部がシートレール15に取付けられている。
図7は本発明に係るグラブレール取付部構造を示す要部平面図であり、グラブレール67の内方延出部67bがリヤボディカバー71の切欠き71aに嵌合し、グラブレール67の側部縦壁67t,67uがリヤボディカバー71の内側面71t,71tに当たっている状態を示している。
これにより、例えば、リヤボディカバー1に側方から外力が作用したときに、グラブレール67の側部縦壁67t,67uでリヤボディカバー71の切欠き71aの縁71p,71q及び内側面71t,71tを受けることができ、リヤボディカバー71を補強することができる。
以上の図3、図6、図7に示したように、シート56を支持する左右一対のシートレール15,16(一方の符号15のみ示す。)の周囲が車体カバーとしてのリヤボディカバー71,72で覆われるとともにシートレール15,16にグラブレール67,68が取付けられ、リヤボディカバー71,72にそれぞれグラブレール67,68が通される切欠き71a,72a(一方の符号71aのみ示す。)が形成されたグラブレール取付部構造において、グラブレール67,68に、切欠き71a,72aの縁71p,71qを内側から支持する車体カバー受け部としての側部縦壁67t,67uが設けられるので、リヤボディカバー71,72に切欠き71a,72aが設けられても、側部縦壁67t,67uによって切欠き71a,72aの縁71p,71qを内側から支持することで、リヤボディカバー71,72を補強することができ、リヤボディカバー71,72に車体内方へ向かう外力が作用しても、リヤボディカバー71,72を確実に受けることができる。
また、グラブレール67,68が、切欠き71a,72aを塞ぐカバー部としての嵌合部67f,68f(一方の符号67fのみ示す。)を備え、この嵌合部67f,68fの表面としての化粧面67e,68e(一方の符号67eのみ示す。)がリヤボディカバー71,72の表面としての外観面71c,72c(一方の符号71cのみ示す。)に連続するように形成されているので、グラブレール67,68を握る際に嵌合部67f,68fに触れやすくなり、リヤボディカバー71,72に外力が伝わりにくくすることができる。また、リヤボディカバー71,72とグラブレール67,68との一体感を得ることができ、商品性を向上させることができる。
本発明は、二輪車に好適である。
本発明に係るグラブレール取付部構造を備える自動二輪車の側面図である。 本発明に係る車体後部構造を示す要部側面図である。 本発明に係るグラブレール取付部構造を示す車体後部平面図である。 本発明に係るグラブレール取付部構造を示す斜視図である。 本発明に係るグラブレールの説明図である。 本発明に係るグラブレールの取付状態及びリヤボディカバーの形状を示す斜視図である。 本発明に係るグラブレール取付部構造を示す要部平面図である。
符号の説明
15,16…シートレール、56…シート、67,68…グラブレール、67e,68e…カバー部の表面(化粧面)、67f,68f…カバー部(嵌合部)、67t,67u…車体カバー受け部(側部縦壁)、71,72…車体カバー(リアボディカバー)、71a,72a…切欠き、71c,72c…車体カバーの表面(外観面)、71p,71q…切欠きの縁。

Claims (2)

  1. シートを支持するシートレールの周囲が車体カバーで覆われるとともにシートレールにグラブレールが取付けられ、前記車体カバーに前記グラブレールが通される切欠きが形成されたグラブレール取付部構造において、
    前記グラブレールに、前記切欠きの縁を内側から支持する車体カバー受け部が設けられることを特徴とするグラブレール取付部構造。
  2. 前記グラブレールは、前記切欠きを塞ぐカバー部を備え、このカバー部の表面が前記車体カバーの表面に連続するように形成されていることを特徴とする請求項1記載のグラブレール取付部構造。
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