JP2010077787A - 盗水防止用給水栓上部 - Google Patents

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裕治 丸谷
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Abstract

【課題】 給水栓において何人でも給水栓ハンドルの回転操作で容易に水道の通水が可能であるために生じる水の盗難の防止を図るものである。
【解決手段】 本案発明は鍵式共用給水栓であって、給水栓ハンドルと給水栓棒のジョイントをスプライン形状のローレットとして、給水栓上部の袋ナットには栓棒のジョイント部を保護するカバーを有し栓棒が露出することを回避して、ペンチなどの工具或いは一般の共用給水栓鍵では給水栓の通水操作を阻止するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は止水機能を有する給水栓の上部を共用給水栓すなわち給水栓の栓棒に給水ハンドルを固定することなく、給水時には水栓鍵を必要とする鍵式給水栓に関する。
従来、鍵式共用給水栓においては、給水栓の上部である栓棒、給水ハンドルおよび取り付け袋ナットを給水ハンドルが着脱可能な鍵式共用給水栓が採用されている。この場合に、給水ハンドルと栓棒とのジョイントは、栓棒の先端には凸形の正四角柱、給水ハンドルの先端には凹型の正四角柱の形状を施し、この凹凸の結合により回転トルクを給水ハンドルから栓棒に伝え通水の開閉を可能とするものである。
かかる構造から給水栓ハンドルである給水栓鍵がない場合は通水をすることができず、給水栓鍵を所有する者のみに水道の使用を可能とし、他人による水の使用を阻止することが可能となり盗水の防止を図ることができる。しかし、かかる従来の構造では以下の欠点が生じることになる。
第一に栓棒の先端部が凸形の正四角柱の形状であるため所定のレンチやペンチを使用すれば容易に給水栓の開閉が可能である。なによりも鍵式共用給水栓の上部は規格化されており何人も容易にその給水栓鍵を手に入れることが可能である。したがって、その盗水防止機能は十分なものであるとはいえない。
また、給水栓上部の袋ナットはレンチにより着脱可能であり、袋ナットを取り外せば先端部が凸型の正四角柱を有する栓棒がむき出しになり給水栓の開閉はより容易となるのである。
これは、栓棒と給水栓ハンドルの先端部をそれぞれ凹凸のスプライン形状のローレットとしても同様に盗水を防止するのは困難である。
本発明は、所定の給水栓ハンドルを使用して初めて給水栓の操作を可能ならしめ、一般的な機械工具や規格化された共用給水栓鍵では給水栓の操作の困難性を図ることにある。
そして現存する給水栓の上部のみを取り替えることにより本発明の課題を解決し、給水栓全体を取り替えるといった無用の工事を回避することにある。
本発明は栓棒と給水栓ハンドルの先端部にそれぞれ凹凸のスプライン形状のローレット部を有し、栓棒のローレット部は所定のハウジング内に位置し、レンチやプライヤーといった工具で栓棒を回転させることを阻止するものである。
そして、そのハウジングには栓棒と嵌合する給水栓ハンドルは挿入できるが、ラジオペンチ等でも容易に栓棒を操作し得ない鍵穴部を備える。
そして、給水栓上部の袋ナットには六角穴付き止めねじを装着することによりその取り外しを困難とするものである。
また、本発明の給水栓上部のハウジングには水抜きのリーク孔を有する。これは、栓棒が鉛直上向きに設置される場合に雨水等がハウジング内に溜まった場合、一定のはめあいを考慮しても、ハウジング内への給水ハンドルの挿入が困難となるからである。
本案発明の鍵付き共用給水栓を使用することで他人の給水栓の使用を阻止し、専用の給水栓ハンドルを所有する給水栓の所有者のみの使用を容易ならしめ、もって盗水の防止を可能とするものである。
また、従来の鍵式共用給水栓の上部は栓棒がその先端を凸形の正四角柱という特殊な形状を必要とするため、横水栓等の給水栓を共用給水栓に変更する場合には、所定の栓棒に取り替える必要がある。この場合、栓棒を取り外す必要があり給水栓の止水機能が作用しないため、水道の元栓である止水栓を止めなければならないが、図1に示す請求項1の発明における共用給水栓上部は基の給水栓の栓棒をそのまま使用することも可能であるため、かかる煩を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1において、1は栓棒2の袋ナットであって、栓棒2の回転操作を所定の給水栓ハンドルで可能とし、ラジオペンチで栓棒1をつまむことを困難とするハウジング部7を有する。開口部6の内径を小さくし、開口部6から栓棒2の先端部であるスプライン形状の凸形ローレット部3までの距離を長くすることで市販のラジオペンチではローレット部3をつかむことができず、栓棒2の回転操作は不可能となる。
また、袋ナット1の開口部の内径形状をできるだけ小さくしておいて、そこからハウジング部への内径形状を半円錐形となるようなテーパー加工を施すことに。これによって、はめあい寸法をできるだけそのクリアランスが小さくなることができ、栓棒のローレット部3と給水栓ハンドル11のローレット部12とのジョイントにおけるフレキシブル性能を向上させることができるのである。
さらに、ローレット部3の先端にテーパー部4を設けることにより栓棒のローレット部3をラジオペンチでつかもうとしても滑って、つかむことが困難となり、回転操作の阻止をより顕著なものとすることができる。
袋ナット1には雨水等を排出するためのリーク孔8を有し雨水等が袋ナット1のハウジングに溜まるのを防ぐことになる。
図2は給水栓ハンドル11の正面図を示し、図3は給水栓ハンドルのスプライン形状の凹ローレット部の下平面図を示す。ここで、12はスプライン形状の凹形ローレット部でありその外径は袋ナット1の開口部6に挿入可能なはめあい寸法である。
スプライン形状のローレットは規格化されており、規格外のローレット形状を採用する場合は一般市販品でのハンドル操作を不可能とし、専用の給水栓ハンドルが錠前の役目を果たし、更なる盗水防止の効果を図ることができる。
図1において、袋ナット1にはそのねじ込み部に六角穴付き止めねじを備えることで容易に袋ナットを取り外すことができない。これは、袋ナット1を取り外すことで栓棒は露出することになり容易に栓棒を回転させ通水操作をすることができることを回避することができるのである。
日本工業規格の給水栓上部を本発明の鍵式共用給水栓上部を装着した実施形態を示す、一部破砕の断面図である。 本発明の給水栓ハンドルの一部破砕の断面図である。 図2における給水栓ハンドルのスプライン形状の凹ローレット部の下平面図である。
符号の説明
1 袋ナット
2 栓棒
3 スプライン形状の凸ローレット部
4 栓棒の先端のテーパー部
5 パッキン
6 開口部
7 ハウジング
8 リーク孔
9 六角穴付き止めねじ
10 給水栓本体
11 給水栓ハンドル
12 スプライン形状の凹ローレット部

Claims (1)

  1. 共用給水栓であって、その栓棒の先端にはスプライン形状の凸ローレット部を備え、袋ナットには栓棒のローレット部をハウジングする円筒状の保護カバーを備え、その専用の給水栓ハンドルには栓棒を回転操作を可能とするスプライン形状の凹ローレット部を備え、その給水栓ハンドのみにより給水栓の給水及び止水機能を効果ならしめ、現存の給水栓の給水栓上部に代替することにより盗水防止機能を生じせしめる鍵式共用給水栓上部。
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