JP2014197754A - 二線式検査回路搭載fpga - Google Patents
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二線式検査回路は、比較照合対象データ対が一致していているか否かを調べる論理回路であって、片方反転下で対比されるビット対が総て2ビット異値の正規符号語になっていれば即ち2ビットの符号語のうち“01”又は“10”になっていれば一つの正規符号語“01”又は“10”を出力するが、そうでなければ2ビット同値の非正規符号語すなわち2ビットの符号語のうち“00”又は“11”を出力するようになっている。
ルックアップテーブル型フィールドプログラマブルゲートアレイ(本明細書ではLUT型FPGAや単にFPGAとも呼ぶ)は、多入力1出力の組み合わせ回路に相当する論理関数を書込可能な汎用ロジックをSRAM等のルックアップテーブル(本明細書では単にLUTとも呼ぶ)で具現化した汎用ICである。
それらの構成等は詳細に知られているので(例えば特許文献1,2参照)、ここでは、後述する本願発明の理解に役立つ部分を、掻い摘んで説明する。
二線式検査で用いる二線式符号では、通常のビット値“0”にはビット対“01”が、通常のビット値“1”にはビット対“10”が、対応しており、これらのビット対だけが即ち2ビット異値の符号語だけが正規符号語とされる。そして、それ以外のビット対である“00”や“11”すなわち2ビット同値の符号語は非正規符号語とされる。
具体例を挙げると(図9(c)参照)、4入力A,B,C,Dから1出力Eを生成する絞込回路半分21〜23を搭載するLUT34には、4入力A,B,C,Dを4ビットアドレスとして“0000”〜“1111”の各アドレスに1ビット値“0”,“0”,“0”,“0”,“0”,“0”,“1”,“1”,“0”,“1”,“0”,“1”,“0”,“1”,“1”,“1”が書き込まれる。
この場合、4入力A,B,C,Dが“0101”,“0110”,“1001”,“1010”のところは2出力E,Fがそれぞれ“01”,“10”,“10”,“01”という正規符号語になるが(図9(c)○参照)、他のところは2出力E,Fが非正規符号語“00”又は“11”になる(図9(c)×参照)。
具体例としては、絞込回路半分21〜23を搭載したLUT34のアドレス“0110”のデータ値が“1”→“0”に書き変わる場合(図9(d)*参照)や、絞込回路半分21〜23を搭載したLUT34のアドレス“0111”のデータ値が“1”→“0”に書き変わる場合(図9(e)*参照)が挙げられる。
このようなソフトエラーは、単一現象故障(Single-Evennt Upset)であり、一カ所での発生確率が小さく、複数箇所でデータ値が反転する確率は更に小さい。
しかしながら、上述したLUT型FPGAの各LUTに絞込回路半分を一つずつ書き込む通常の搭載態様では、ソフトエラーの発生箇所によっては、それによる回路故障が顕在化しないで潜在化する場合があり、その場合には比較照合対象データ対の不一致を見逃してしまうおそれがある。
そこで、LUTへの書込内容を工夫することにより、LUTのソフトエラーが顕在化する二線式検査回路搭載FPGAを実現することが技術的な課題となる。
一方、二線式検査回路に入力される比較照合対象データ対について、各絞込回路の4入力を見ると既述したように正常時は正規符号語しか入力されないが、初段の論理素子の2入力を見ると、対比されるビット対でなく、その隣のビット同士が入力されるため、データ値に依存するが正常時でも2ビットの全ビットパターンが入力される。また、他の論理素子の2入力についても、前段の論理素子の出力しだいであるが、やはり正常時であっても2ビットの全ビットパターンが入力される。
したがって、この発明によれば、LUTへの書込内容を符号語依存型からデータ依存型に変えたことにより、LUTのソフトエラーが顕在化する二線式検査回路搭載FPGAを実現することができる。
図1〜3に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を総て具現化したものであり、図4に示した実施例2や、図5に示した実施例3は、その変形例である。
なお、それらの図示に際し従来と同様の構成要素には同一の符号を付して示したので、また、それらについて背景技術の欄で述べたことは以下の実施例についても共通するので、重複する再度の説明は割愛し、以下、従来との相違点を中心に説明する。
従来品では一つのLUT34に一つの絞込回路半分21〜23が書込搭載されていたのに対し(図9(b),(c)参照)、この発明実施品では(図1参照)、絞込回路半分21〜23という組み合わせ回路の単位でなく、個々の論理素子の単位で、LUTに搭載されている。すなわち、LUT34a,34b,34cそれぞれに論理素子21,22,23が一つずつ分散して書込搭載されている。二線式検査回路15に含まれている他の論理素子についても同様に一つのLUTに一つずつ分散して書込搭載されている。なお、LUT34a,34b,34cそれぞれに対応したレジスタ35a,35b,35cの使用は、任意であるが、ここでは使用する場合を図示した(図1(b)参照)。
さらに、中間値G,Hから出力値Eを生成するORゲートの論理素子23についても(図1(a),(b),(e)参照)、同様にして、それに割り当てられた4入力1出力のLUT34cに対して、中間値G,H,及び固定値“0”,“0”の四つが入力されるとともに、アドレス“0000”,“0100”,“1000”,“1100”の所にそれぞれデータ値“0”,“1”,“1”“1”が書き込まれる。
二線式検査回路15の絞込回路20の絞込回路半分21〜23の論理素子22を書込搭載したLUT34bにソフトエラーが発生した場合の事例を二つ説明する。
一つ目は不使用メモリ部分にソフトエラーが発生した場合であり(図2参照)、二つ目は使用メモリ部分にソフトエラーが発生した場合である(図3参照)。
すなわち、LUT34aにはNANDゲートの論理素子27が書込搭載され(図4(a),(b),(c)参照)、LUT34bにはNANDゲートの論理素子28が書込搭載され(図4(a),(b),(d)参照)、LUT34cにはやはりNANDゲートの論理素子29が書込搭載されている(図4(a),(b),(e)参照)。
そして、使用態様や動作も、ゲート種の相違による小異は別として、同様となる。
そのように二重化した二線式検査回路15+15+20は上述のようにしてLUT型FPGA30に搭載されるが、その際、二重化二線式検査回路15+15+20だけを搭載しても良く(図5(a)参照)、二重化二線式検査回路15+15+20に加えて前段のラッチ部11〜14や後段の振子回路16まで搭載しても良い(図5(b)参照)。
上記実施例では、バス照合回路50の最終的な出力が正常リレーRによって生成されるようになっていたが、これはリレー信号を多用する鉄道信号制御分野への応用を意識した一例であり、正常リレーRは本願発明の実施に必須のものではない。
上記実施例では、二線式検査回路15にラッチ部11〜14が前置されていたが、ラッチ部11〜14も必須でなく、比較タイミングに余裕があるとき等には省略することも可能である。逆に比較タイミングが厳しいとき等には連続データを蓄積しうるデュアルポート等をラッチ部11〜14に代えて前置すると良い(特許文献5参照)。
11…A系ラッチ制御回路(第1入出力情報入力回路)、
12…A系ラッチ回路(第1入出力情報入力回路)、
13…B系ラッチ回路(第2入出力情報入力回路)、
14…B系ラッチ制御回路(第2入出力情報入力回路)、
15…二線式検査回路(比較回路)、
16…振子回路(誤り表示回路)、17…交番信号検出回路(誤り表示回路)、
20…絞込回路、
21,22,23…論理素子(絞込回路半分)、
24,25,26…論理素子(絞込回路半分)、
27,28,29…論理素子(絞込回路半分)、
30…FPGA(ルックアップテーブル型フィールドプログラマブルゲートアレイ)、
31…デバイス内配線、32…汎用ロジック部、33…ロジックエレメント、
34,34a,34b,34c…LUT(ルックアップテーブル)、
35,35a,35b,35c…レジスタ(フリップフロップ)、
A,B…入力値(入力ビット対)、C,D…入力値(入力ビット対)、
E,F…出力値(出力ビット対)、G,H…中間値、
R…正常リレー(監視リレー,最終照合結果出力リレー)
Claims (3)
- 2入力1出力の論理素子の組み合わせ回路からなり比較照合対象データ対の各ビット対が総て2ビット異値の正規符号語である場合は2ビット異値の正規符号語を出力し他の場合は2ビット同値の非正規符号語を出力する二線式検査回路を、4入力以上の多入力のルックアップテーブルを多数具備したルックアップテーブル型フィールドプログラマブルゲートアレイに搭載した二線式検査回路搭載FPGAにおいて、前記ルックアップテーブルのうち前記論理素子の何れかを書込搭載したものは、何れも、該論理素子の2入力の全ビットパターンの何れかにアドレスの対応する4箇所に読出箇所が限定されていることを特徴とする二線式検査回路搭載FPGA。
- 前記ルックアップテーブルのうち前記論理素子の何れかを書込搭載したものが何れも多入力1出力のものであり、それらのルックアップテーブルそれぞれに前記論理素子が一つずつ分散して書込搭載されていることを特徴とする請求項1記載の二線式検査回路搭載FPGA。
- 前記ルックアップテーブルのうち前記論理素子の何れかを書込搭載したものの多入力のうち、該論理素子の2入力の何れも入力されないところには、固定値が入力されるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された二線式検査回路搭載FPGA。
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