JP2014234018A - ロールシェード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遮光シートをガイドレールに進入させるときに、遮光シートの係合帯をガイドレールに容易に係合させる。【解決手段】前記ロールシェード装置4は、取りローラ5と、遮光シート41と、ガイドレール22とを備える。遮光シート41は、シート本体41aと、係合帯43とを有する。ガイドレール22は、係合帯43と係合することによって遮光シート41のガイドレール22からの離脱を防止する係合壁部23dを有する。シート本体41aと係合帯43とは、互いに重なり合った状態で巻取りローラ5に巻き取られる。係合帯43のうち、ガイドレール22内に進入する際の先頭となる先端部43aは、シート本体41aに連結されておらず、シート本体41aに対して拘束されていない。【選択図】図12

Description

ここに開示された技術は、車両のルーフに形成された窓部を遮光するロールシェード装置に関するものである。
特許文献1には、ルーフパネルの窓部を遮光するロールシェード装置が開示されている。このロールシェード装置は、遮光シートと、遮光シートを案内する一対のガイドレールとを備えている。遮光シートのうちガイドレールに案内される部分には、ガイドレールに係合する係合帯が設けられている。係合帯は、遮光シートの側端縁部を折り返すことによって形成されている。折り返された側端縁部は縫い付けられており、これにより折り返した状態が維持されるようになっている。また、遮光シートは、巻取りローラに巻取り可能に構成されている。ガイドレールの終端には、巻取りローラから引き出された遮光シートをガイドレールに導くためのガイド部が設けられている。
特開2012−91648号公報
ところで、巻取りローラに巻き取られた遮光シートはガイドレールから抜け出た状態となっているため、遮光シートを巻取りローラから引き出す際には該遮光シートをガイドレール内へ進入させる必要がある。そのとき、遮光シートをガイドレール内に進入させるだけでなく、係合帯をガイドレールに適切に係合させる必要がある。つまり、遮光シートの本体は、側端縁部だけをガイドレール内に収容させる一方、係合帯は、全てをガイドレール内に収容させてガイドレールの壁部に係合させる必要がある。係合帯をガイドレールに適切に係合させることができなければ、遮光シートがガイドレールから容易に抜け出てしまう。
ここに開示された技術は、遮光シートをガイドレールに進入させるときに、遮光シートの係合帯をガイドレールに容易に係合させることにある。
ここに開示された技術は、車両のルーフに形成された窓部に設けられたロールシェード装置が対象である。そして、ロールシェード装置は、巻取りローラと、前記巻取りローラに巻き取られた巻取状態では前記窓部を開放し、前記巻取状態から引き出された展開状態では前記窓部を遮光する遮光シートと、前記遮光シートの車幅方向両側に設けられ、該遮光シートが前記巻取状態と前記展開状態との間で変化する際に該遮光シートを案内するガイドレールとを備え、前記遮光シートは、シート本体と、該シート本体の車幅方向両側の端縁部において該端縁部に沿って設けられた係合帯とを有し、前記ガイドレールは、前記係合帯よりも車幅方向内側に位置して該係合帯と係合することによって前記遮光シートの該ガイドレールからの離脱を防止する係合壁部を有し、前記シート本体と前記係合帯とは、互いに重なり合った状態で前記巻取りローラに巻き取られ、前記係合帯のうち、前記ガイドレール内に進入する際の先頭となる先端部は、前記シート本体に連結されておらず、該シート本体に対して拘束されていないものとする。
前記ロールシェード装置によれば、遮光シートをガイドレールに進入させるときに、遮光シートの係合帯をガイドレールに容易に係合させることができる。
可動パネルが全閉状態のときのサンルーフ装置の斜視図である。 可動パネルが全開状態のときのサンルーフ装置の斜視図である。 可動パネル及び固定パネルを省略したサンルーフ装置の、ロールシェード装置が展開状態にあるときの斜視図である。 可動パネル及び固定パネルを省略したサンルーフ装置の、ロールシェード装置が巻取状態にあるときの斜視図である。 外側から見たロールシェード装置の斜視図である。 内側から見たロールシェード装置の斜視図である。 遮光シートの平面図である。 シート通路部及び遮光シートの断面図である。 図6におけるIX−IX線におけるガイドレールの断面図である。 ガイド部を中心とする、シェード装置の平面図である。 内壁を水平面で切断したガイド片を下方から見た図である。 シェード装置を内側から見た側面図である。 遮光シートがガイド片に係合し始めた状態を示す図であり、(A)は、遮光シート及びガイド片を上方から見た図であり、(B)は、遮光シート及びガイド片を下方から見た図である。 分離壁がシート本体と係合帯との間に入り込んだ状態の断面図である。 遮光シートがガイド開口部を介してシート通路部内に進入した状態を示す図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に、可動パネル31が全閉状態のときのサンルーフ装置100の斜視図を示す。図2に、可動パネル31が全開状態のときのサンルーフ装置100の斜視図を示す。尚、本明細書では、説明の便宜上、車両前後方向における前側を「前」、後側を「後」、車幅方向における左側を「左」、右側を「右」と称する。
<サンルーフ装置の概略構成>
サンルーフ装置100は、車両のルーフ10に形成された開口部11に設置されている。サンルーフ装置100は、開口部11の開口縁に沿って配置されるフレーム2と、フレーム2に対し移動可能に取り付けられた可動パネル31と、フレーム2に対して固定された固定パネル32と、ルーフ10の車室内側に設けられたロールシェード装置4とを備えている。可動パネル31は、開口部11を開閉するように構成されている。
図1に示す全閉状態においては、可動パネル31は、開口部11の前部を覆っている。固定パネル32は、開口部11の後部を覆っている。全閉状態においては、可動パネル31と固定パネル32とによって、開口部11が完全に密閉される。
開状態においては、可動パネル31は、その後端部が全閉状態よりも沈み込み且つ、固定パネル32の下方に引き込まれた状態となる。図2に示す、可動パネル31が最も開いた状態である全開状態においては、可動パネル31が固定パネル32と概ね上下に重なり合い、開口部11が開放される。
その他に、図示は省略するが、可動パネル31は、チルト状態となり得る。チルト状態においては、可動パネル31は、その後端縁が固定パネル32の前端縁よりも浮き上がるように傾斜し、可動パネル31の後端縁と固定パネル32の前端縁との間に換気用の隙間が形成される。
可動パネル31は、略方形のガラスパネル33と、該ガラスパネル33の周縁部に設けられたウェザストリップ34とを有している。固定パネル32は、略方形のガラスパネル35と、該ガラスパネル35の周縁部に設けられたウェザストリップ36とを有している。ガラスパネル33及びガラスパネル35は、透明であり、光を透過させる透光部を構成する。可動パネル31及び固定パネル32は、窓部の一例である。
図3に、可動パネル31及び固定パネル32を省略したサンルーフ装置100であって、ロールシェード装置4が展開状態にあるときの斜視図を示す。図4に、可動パネル31及び固定パネル32を省略したサンルーフ装置100であって、ロールシェード装置4が巻取状態にあるときの斜視図を示す。
フレーム2は、概ね車幅方向に延びる前側フレーム21と前後方向に延びる左側及び右側ガイドレール22L,22Rを有している。左側ガイドレール22L及び右側ガイドレール22Rは、アルミニウム合金製である。左側ガイドレール22Lと右側ガイドレール22Rとは、左右対称な構成をしている。左側及び右側ガイドレール22L,22Rは、左右を区別しない場合には、単に「ガイドレール22」と称することがある。
前側フレーム21、左側ガイドレール22L及び右側ガイドレール22Rには、複数のプッシュプルケーブル12が敷設されている(図1に図示)。プッシュプルケーブル12は、外周面にギヤ部が形成されたギヤードケーブルである。前側フレーム21には、プッシュプルケーブル12を駆動する駆動モータ13が取り付けられている。プッシュプルケーブル12は、駆動モータ13と噛合している。
可動パネル31は、左右の連結部材(図示省略)を介して左側ガイドレール22L及び右側ガイドレール22Rにスライド可能に連結されている。各連結部材は、ガイドレール22に設けられ、プッシュプルケーブル12により駆動されるスライダ(図示省略)と係合している。スライダがプッシュプルケーブル12を介して駆動されることによって、連結部材がガイドレール22に沿って摺動したり、連結部材が上下に傾動したりする。それにより、可動パネル31が前後にスライドしたり、上下に傾動したりする。
ロールシェード装置4は、可動パネル31及び固定パネル32の下方に設けられている。ロールシェード装置4は、詳しくは後述するが、遮光シート41が巻取りローラ5に巻き取り可能に構成されている。図3に示すように、遮光シート41が巻取りローラ5から引き出された展開状態であって且つ最も引き出された完全展開状態においては、遮光シート41は可動パネル31及び固定パネル32を遮光した状態、即ち、車外から可動パネル31及び固定パネル32を透過して車内へ進入してきた光を遮光する状態となる。一方、図4に示すように、遮光シート41が巻取りローラ5に巻き取られた巻取状態では、遮光シート41は、可動パネル31及び固定パネル32を開放した状態、即ち、車外から可動パネル31及び固定パネル32を透過して車内へ進入してきた光を遮らない状態となる。
<ロールシェード装置の概略構成>
以下に、ロールシェード装置4の構成について詳細に説明する。図5に、外側から見たロールシェード装置4の斜視図を示す。図6に、内側から見たロールシェード装置4の斜視図を示す。尚、図6では、遮光シート41、巻取りローラ5及び押え部材55の図示を省略している。
ロールシェード装置4は、電動式ロールシェード装置である。ロールシェード装置4は、遮光シート41と、遮光シート41を巻取り可能に構成された巻取りローラ5と、巻取りローラ5を支持する2つの支持ブロック6と、支持ブロック6に設けられ、巻取りローラ5から引き出される遮光シート41をガイドレール22へ案内するガイド部7と、遮光シート41の浮き上がりを低減するように該遮光シート41を案内する押え部材55とを有している。また、左側ガイドレール22Lと右側ガイドレール22Rは、ロールシェード装置4の一部を構成する。左側ガイドレール22Lと右側ガイドレール22Rは、遮光シート41を案内する機能を有する。遮光シート41は、巻取りローラ5から引き出された状態においては可動パネル31及び固定パネル32の下方に位置し、可動パネル31及び固定パネル32を介して車室内へ進入する光を遮光する。
2つの支持ブロック6はそれぞれ、左側ガイドレール22Lと右側ガイドレール22Rの後端部に取り付けられている。支持ブロック6は、ガイドレール22へ取り付けられる取付部61と、巻取りローラ5のシャフト51を支持する支持部62と、押え部材55を支持する支持ピン63と前記ガイド部7とを有している。支持ブロック6は、金属プレートと樹脂とが一体成形されたインサート成形品である。
取付部61は、概ね板状に形成され、ガイドレール22の後端に挿入可能な形状をしている。具体的には、ガイドレール22には、後述するシート通路部23よりも車幅方向外側に、前記可動パネル31の連結部材及びスライダが移動する通路24が形成されている。取付部61は、通路24の後端部に挿入される。取付部61には、通路24を区画する壁部にタッピングネジ64により締結される。
支持部62は、金属プレートによって形成されている。支持部62には、挿通孔62aが形成されている。挿通孔62aは、長穴状の開口である。図5に示すように、巻取りローラ5のシャフト51の端部の断面は、扁平な形状をしており、挿通孔62aに挿通される。挿通孔62a及びシャフト51の端部が真円でないことにより、支持部62は、シャフト51を回転不能に支持する。
支持ピン63は、支持部62よりも前方であって且つガイド部23の後端よりも後方に位置している。支持ピン63は、車幅方向内側に突出しており、押え部材55の端部に係合する。それにより、支持ピン63は、押え部材55を支持している。
支持ブロック6のうち支持ピン63よりも前方の部分には、ガイド部7が設けられている。ガイド部7の詳細な構成については後述する。
巻取りローラ5は、シャフト51と、ローラ本体52と、ローラ本体52に内蔵された付勢機構(図示省略)とを有している。巻取りローラ5は、車幅方向に延びる状態で、左側ガイドレール22Lと右側ガイドレール22Rの後端部に支持ブロック6を介して取り付けられている。シャフト51の両端部は、ローラ本体52の両端部から外側に突出しており、支持ブロック6に回転不能に取り付けられている。ローラ本体52には、遮光シート41が連結されている。ローラ本体52は、付勢機構(図示省略)によってシャフト51周りの一方向に付勢されている。そのため、遮光シート41は、付勢機構の付勢力によりローラ本体52に巻き取られるように構成されている。
遮光シート41は、遮光性を有する布製シートである。遮光シート41は、実質的に方形をしている。遮光シート41の後端縁は、ローラ本体52に連結されている。遮光シート41の前端縁には、図3,4に示すように、該前端縁に沿って車幅方向に延びるガーニッシュ42が取り付けられている。このガーニッシュ42の車幅方向の両端部には、スライダ42aが設けられている。スライダ42aは、左側ガイドレール22L及び右側ガイドレール22Rに案内され、プッシュプルケーブル12に連結されている。つまり、駆動モータ13によりプッシュプルケーブル12が駆動されると、ガーニッシュ42がガイドレール22に沿って前後に移動する。遮光シート41は、ガーニッシュ42が前方へ移動するときには、ローラ本体52に巻き取られた状態から付勢機構の付勢力に抗して引き出される一方、ガーニッシュ42が後方へ移動するときには、付勢機構の付勢力によりローラ本体52に巻き取られる。スライダ42aは、摺動部材の一例で或る。
ガイドレール22の車幅方向内側には、詳しくは後述するが、前後方向に延びるシート通路部23が形成されている。遮光シート41の車幅方向両側の、即ち、左右の側端縁部(以下、単に「側端縁部」という)はそれぞれ、左側及び右側ガイドレール22L,22Rのシート通路部23,23に嵌まっており、遮光シート41が前後に移動する際に該左側及び右側ガイドレール22L,22Rによって案内される。
押え部材55は、巻取りローラ5から引き出される遮光シート41の一方の面を押さえて該遮光シート41の高さ位置を調整する。押え部材55は、巻取りローラ5の前方において車幅方向に延びる状態で支持ブロック6に支持されている。押え部材55は、シート通路部23と略同じ高さに位置している。押え部材55は、アルミニウム合金製である。巻取りローラ5のシャフト51は、シート通路部23よりも高い位置に配置され且つ、ロール状に巻き取られた遮光シート41は、巻取りローラ5の上方を前方へ回り込んで前方へ引き出される。そのため、巻取りローラ5から引き出される遮光シート41は、シート通路部23よりも高い位置から前方且つ斜め下の方向に延びてシート通路部23に進入している。このとき、遮光シート41は、押え部材55の下方を通ることによって押え部材55により押さえ込まれてシート通路部23と略同じ高さに位置している。押え部材55が無ければ、遮光シート41はシート通路部23の後端から巻取りローラ5に向かって上方に反り上がった状態になってしまい、車室内からの見栄えが悪くなってしまう。それに対し、遮光シート41のうち巻取りローラ5から引き出された直後の部分を押え部材55で下方へ押さえつけることによって、遮光シート41のうち巻取りローラ5の近傍部分の浮き上がりを低減して、遮光シート41の車室内からの美感を向上させている。さらに、シート通路部23に進入する直前の遮光シート41の高さをシート通路部23の高さに近づけることができ、これにより遮光シート41のシート通路部23への円滑な導入を実現している。
<遮光シートのガイドレールでの案内構造>
続いて、シート通路部23による遮光シート41の案内構造について詳しく説明する。図7に、遮光シート41の平面図を示す。図8に、シート通路部23及び遮光シート41の断面図を示す。
遮光シート41は、図7に示すように、方形のシート本体41aと、シート本体41aの車幅方向両側、即ち、左右の側端縁部において側端縁部に沿って前後方向に延びる係合帯43とを有する。係合帯43は、シート本体41aとは別の部材で形成されている。係合帯43は、縫合部41bを介してシート本体41aに連結されている。縫合部41bは、係合帯43の比較的車幅方向外側に設けられている。例えば、係合帯43は、樹脂で形成されている。ただし、これに限られず、係合帯43をゴム等の弾性体で形成してもよい。あるいは、シート本体41aの側端縁部を折り返して係合帯43を形成してもよい。つまり、係合帯43をシート本体41aと同じ部材で形成してもよい。
係合帯43は、少なくとも車幅方向内側の端縁部がシート本体41aと離反して、シート本体41aとの間に隙間を有するように構成されている。縫合部41bが係合帯43の比較的車幅方向外側に設けられているので、係合帯43の車幅方向内側の端縁部とシート本体41aとの間に隙間が形成されやすくなっている。
ただし、係合帯43のうち、ガイドレール22内に進入する際の先頭となる先端部43aは、シート本体41aに縫合されていない。つまり、係合帯43の先端部43aは、シート本体41aに連結されておらず、シート本体41aに拘束されていない。
また、係合帯43の先端部43aは、部分的にシート本体41aからはみ出している。具体的には、シート本体41aの前端縁と側端縁とで形成される隅部は、斜めにカットされている。係合帯43の先端部43aは、シート本体41aの斜めの端縁よりも前方にはみ出している。尚、係合帯43の先端部43aは、シート本体41aからはみ出す部分だけでなく、シート本体41aと重なり合う部分もシート本体41aと縫合されていない。つまり、シート本体41aの前端部と係合帯43とは連結されていない。
さらに、係合帯43の先端縁43bは、前後方向に対して垂直ではなく(即ち、車幅方向と平行ではなく)、前後方向に対して傾斜(即ち、車幅方向に対して傾斜)している。具体的には、係合帯43の先端縁43bは、車幅方向外側ほど前側、即ち、先頭側に位置するように傾斜している。
尚、係合帯43の先端縁43bには、遮光シート41を巻取りローラ5に巻き取る際にスライダ42aが接触し、係合帯43はスライダ42aにより巻取りローラ5の方へ押される。遮光シート41は、基本的には、巻取りローラ5の付勢力により巻き取られる。遮光シート41の先端部に設けられたガーニッシュ42にはスライダ42aが連結され、スライダ42aにはプッシュプルケーブル12が連結されている。そのため、遮光シート41の巻取り時には、巻取りローラ5による巻取りを阻害しないように、スライダ42aが後方へ、即ち、巻取りローラ5の方へ駆動される。このとき、スライダ42aは、巻取りローラ5による遮光シート41の巻取りを促進させる程度の力で係合帯43の先端縁43bを押すように駆動される。その結果、遮光シート41を、巻取りローラ5の付勢力だけでなく、スライダ42aによる押圧力wお利用して巻き取ることができる。
次に、シート通路部23の構成について説明する。シート通路部23は、図8に示すように、遮光シート41の側端縁部よりも車幅方向外側に位置し且つ上下方向に立ち上がった状態の縦壁部23aと、該縦壁部23aの上端縁から車幅方向内側に延びる上壁部23bと、縦壁部23aの下端部から車幅方向内側に延びる下壁部23cと、該下壁部23cにおける車幅方向内側の端縁から上方に延びる係合壁部23dとを有している。縦壁部23a、上壁部23b、下壁部23c及び係合壁部23dは何れも前後方向に延びている。下壁部23cは、段差を有し、車幅方向内側部分の方が車幅方向外側部分よりも低くなっている。係合壁部23dは、上側の部分ほど車幅方向外側に位置するように傾斜している。
下壁部23cは、上壁部23bよりも車幅方向内側まで延びている。つまり、係合壁部23dは、上壁部23bの車幅方向内側の端縁よりも車幅方向内側に位置している。そのため、上壁部23bの車幅方向内側の端縁と係合壁部23dの上端縁とによって前後方向に延びるスリット23eが形成され、シート通路部23はスリット23eを介して開口している。
シート本体41aの側端縁部及び係合帯43は、スリット23eを介してシート通路部23内に入り込んでいる。このとき、上壁部23bは、シート本体41aの側端縁部の上面と対向し、下壁部23cは、係合帯43の下面と対向している。係合壁部23dは、係合帯43よりも車幅方向内側で且つシート本体41aの下方に位置している。
このように、シート通路部23は、シート本体41aの側端縁部及び係合帯43を共に収容して前後方向に案内する。シート本体41aは、通常は係合壁部23dの上端及び上壁部23bに摺接しながら、前後方向に案内される。係合壁部23dは、係合帯43よりも車幅方向内側に位置して該係合帯43と係合する。このように、シート本体41aに係合帯43を設け且つシート通路部23に係合壁部23dを設けることによって、シート本体41aのシート通路部23からの離脱、即ち、遮光シート41がシート通路部23から抜け出ることを防止している。遮光シート41は可撓性を有しているので、例えば、遮光シート41の車幅方向中央の部分が自重により下方に撓んだときには、遮光シート41の左右の側端縁部は車幅方向内側へ移動する。また、遮光シート41が左右の何れかに移動した場合にも、一方の側端縁部は車幅方向内側へ移動する。しかし、係合壁部23dが係合帯43よりも車幅方向内側に位置するので、係合帯43が係合壁部23dに引っ掛かって、遮光シート41の車幅方向内側への移動が阻止される。これにより、遮光シート41とシート通路部23との係合が維持される。
<遮光シートのガイドレールへの案内構造>
このように構成された遮光シート41は、巻取りローラ5に巻き取られるときには、シート通路部23から抜け出て、シート通路部23には案内されていない。遮光シート41が巻取りローラ5に完全に巻き取られた状態(巻取状態)においては、遮光シート41の全ての部分が、シート通路部23から抜け出た状態となる。ここで、遮光シート41が巻取りローラ5に巻き取られた状態においては、シート本体41aと係合帯43とが互いに重なり合っている。そのため、巻取状態から遮光シート41を引き出す際には、遮光シート41をシート通路部23へ案内して、シート通路部23内へ適切に進入させる必要がある。具体的には、シート本体41aの側端縁部がシート通路23内に収容され、残りの部分がスリット23eを介してシート通路23の外部に出た状態となり、係合帯43の全てがシート通路23内に収容されるようにする必要がある。
支持ブロック6には、巻取りローラ5から引き出される遮光シート41をガイドレール22内へ適切に進入させるガイド部7が設けられている。ガイド部7は、図6に示すように、ガイドレール22の後端縁に設けられた進入口23fから、遮光シート41をシート通路部23内へ進入させる。図9に、図6におけるIX−IX線におけるガイドレール22の断面図を示す。図10に、ガイド部7を中心とする、シェード装置4の平面図を示す。図11に、内壁72を水平面で切断したガイド片71を下方から見た図を示す。
ガイド部7は、図6に示すように、遮光シート41がガイドレール22内に進入する前に係合帯43をシート本体41aから離反させるガイド片71と、ガイド片71よりもガイドレール22側に設けられ、遮光シート41を進入口23fへ案内するガイド壁76とを有する。
ガイド片71は、支持ブロック6の水平壁65に設けられている。ガイド片71は、水平壁65から上方に延びる内壁72と、該内壁72に連結された分離壁73とを有する。
内壁72は、係合帯43を案内して、係合帯43の車幅方向位置を規定する。具体的には、内壁72のうち車幅方向外側を向く面(以下、「外側面」という)72aが係合帯43を外側面72aよりも車幅方向外側を通過するように案内する。外壁面72aは、図9に示すように、シート通路部23の係合壁部23dよりも車幅方向外側に位置している。つまり、内壁72は、係合帯43を係合壁部23dよりも車幅方向外側へ案内する。
ここで、外側面72aは、図11に示すように、巻取りローラ5に近づくにつれて車幅方向内側に位置するように、即ち、後側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜している。また、内壁72のうち外側面72aと巻取りローラ5の方を向く面72bとで形成される稜部72cは、湾曲面で形成されている。
分離壁73は、図6,9に示すように、内壁72から車幅方向外側へ略水平方向に延びている。分離壁73は、遮光シート41をガイド部7により案内する際に、シート本体41aと係合帯43との間に入り込み、遮光シート41と係合帯43とを離反させる。分離壁73は、車幅方向外側ほど薄く且つ、後側ほど薄くなるように形成されている。
水平壁65には、図6,10に示すように、分離壁73を水平壁65に投影した形状よりも大きな開口部73aが形成されている。開口部73aを設けることによりガイド片71を容易に成形することができる。
ガイド壁76は、図6,10に示すように、ガイドレール22の後端縁に隣接している。ガイド壁76には、ガイドレール22の進入口23fと対向するガイド開口部77が設けられている。
ガイド開口部77は、図9に示すように、ガイドレール22の進入口23fに対応した形状をしている。具体的には、ガイド開口部77の開口縁77aは、水平に延びる上部77bと、上部77bに対向する下部77cと、上部77bの車幅方向外側の端部と下部77cの車幅方向外側の端部とを連結する連結部77dとを有する。下部77cは、段差状に形成されており、車幅方向内側の部分が車幅方向外側の部分に比べて下方に下がっている。上部77bの車幅方向内側の端部と下部77cの車幅方向内側の端部とは、連結されていない。すなわち、開口縁77aは、開いた形状をしている。このように構成されたガイド開口部77は、進入口23fよりも小さい。つまり、ガイド開口部77を後方から見たときには、進入口23fの開口縁は見えない。
また、ガイド壁76には、図6に示すように、遮光シート41をガイド開口部77へ導く傾斜面76aが設けられている。傾斜面76aは、ガイド壁76の後面(進入口23fと反対側の面)であってガイド開口部77の上方に設けられている。傾斜面76aは、下側の部分ほど前方に位置するように傾斜している。傾斜面76aは、開口縁77aの上部77bにつながっている。
ガイド壁76のガイドレール22側の面には、支持ブロック6をガイドレール22に取り付ける際にガイドレール22に係合する第1係合部76c及び第2係合部76dが設けられている。第1係合部76cは、上壁部23bの上面に係合する。第2係合部76dは、下壁部23cの下面に係合する。
続いて、遮光シート41が巻取状態から引き出されて、ガイドレール22のシート通路部23に進入する際の動作について説明する。図12に、シェード装置4を内側から見た側面図を示す。尚、図12においては、遮光シート41及び巻取りローラ5を前後方向及び上下方向に拡がる平面で切断している。図13に、遮光シート41がガイド片71に係合し始めた状態を示す図を示す。図13(A)は、遮光シート41及びガイド片71を上方から見た図であり、図13(B)は、遮光シート41及びガイド片71を下方から見た図である。図14に、分離壁73がシート本体41aと係合帯43との間に入り込んだ状態の断面図を示す。図15に、遮光シート41がガイド開口部77を介してシート通路部23内に進入した状態を示す図を示す。
図12に示すように、巻取状態において、遮光シート41は、巻取りローラ5から押え部材55(図12では図示省略)に向かって斜め下に延び、押え部材55に巻き掛けられている。つまり、遮光シート41は、ガイドレール22が延びる方向(即ち、前後方向)に対して斜めに巻取りローラ5から引き出されたあと、押え部材55の位置で屈曲してガイドレール22が延びる方向に進んで、ガイドレール22に進入するように構成されている。遮光シート41は、押え部材55の位置において、係合帯43を外側とし、シート本体41aを内側にして屈曲している。ここで、巻取状態においては、遮光シート41の先端部は、押え部材55の近傍に位置している。このとき、シート本体41aの先端部は、押え部材55に巻き掛けられている一方、係合帯43の先端部43aは、シート本体41aに縫合されていないので、巻取りローラ5と押え部材55との間と同様に、斜め下方に向かって延びている。こうして、係合帯43の先端部43aは、シート本体41aから離反している。係合帯43の先端部43aは、支持ブロック6の水平壁65に接触しており、ガイド片71の分離壁73よりも低い位置に位置している。
遮光シート41は、この状態から前方へ略水平に引き出される。図13に示すように、シート本体41aは、ガイド片71の分離壁73上に乗り上げる。一方、係合帯43の先端部43aは、分離壁73の下方へ入り込む。こうして、分離壁73がシート本体41aと係合帯43との間に先端側から入り込む。
このように、係合帯43の先端部43aをシート本体41aに連結せず、自由端とすることによって、分離壁73をシート本体41aと係合帯43との間に円滑に入り込ませることができる。また、係合帯43の先端部43aをシート本体41aよりも前方にはみ出させているため、係合帯43をガイド片71に容易に係合させることができる。
ここで、分離壁73は後ろ側ほど薄く形成されているので、分離壁73に対して後方から向かってくるシート本体41aと係合帯43との間に分離壁73がスムーズに入り込む。
遮光シート41がさらに引き出されると、遮光シート41のうち縫合部41bによりシート本体41aと係合帯43とが連結されている部分がガイド片71に達する。この部分においては、図14に示すように、分離壁73がシート本体41aと係合帯43との間に車幅方向内側から入り込んだ状態となる。これにより、係合帯43の車幅方向内側の端縁部がシート本体41aから離反する。
ここで、分離壁73は車幅方向外側ほど薄く形成されているので、係合帯43の車幅方向内側の部分ほどシート本体41aから大きく離反させることができる。それに加えて、係合帯43の車幅方向外側の端部がシート本体41aに連結されているので、分離壁73を車幅方向外側ほど薄く形成することによって、分離壁73をシート本体41aと係合帯43との間にスムーズに進入させることができる。
このとき、係合帯43の車幅方向の位置は、ガイド片71の内壁72により規定される。つまり、係合帯43が比較的車幅方向内側に位置するときには、係合帯43は、図13(B),14に示すように、ガイド片71の内壁72に接触する。係合帯43は、内壁72により内壁72よりも車幅方向外側を通過するように案内される。内壁72の外側面72aは後側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜しているので、係合帯43は、内壁72の外側面72aに摺接しながら前方へ進むことによって、徐々に車幅方向外側へ案内されていく。係合帯43は、最終的にシート通路部23の係合壁部23dよりも車幅方向外側の位置まで案内される。
ここで、内壁72の車幅方向外側且つ後側の稜部72cが湾曲面で形成されているので、係合帯43の前端縁が稜部72cに当接したときには、係合帯43は該稜部72cの湾曲形状に沿って外側面72aへスムーズに案内される。
さらに、係合帯43の先端縁43bは、車幅方向外側の部分ほど先頭側に位置するように傾斜している。そのため、前方へ引き出される係合帯43の先端縁43bが内壁72に接触したときには、係合帯43は、先端縁43bに沿って車幅方向外側へ案内される。
尚、内壁72の外側面72aから分離壁73の最も車幅方向外側に位置する部分までの車幅方向の距離は、係合帯43の車幅方向内側の端縁から縫合部41bまでの車幅方向への距離よりも短くなっている。これにより、分離壁73が縫合部41bに接触することが防止され、縫合部41bが分離壁73との接触により破損することを防止することができる。
やがて、遮光シート41は、ガイド壁76に到達し、ガイド開口部77に進入する。このとき、シート本体41aは、ガイド壁76に設けられた傾斜面76aによりガイド開口部77まで案内される。ガイド片71により上下に離反していたシート本体41a及び係合帯43は、傾斜面76aによってガイド開口部77に進入可能な程度に接近させられる。
また、水平壁65にはガイド片71の下方において開口部73aが形成されているため、係合帯43が分離壁73の下方を通過してガイド開口部77に到達するまでの間に、開口部73aの開口縁に接触する可能性がある。ここで、係合帯43の先端縁43bが車幅方向に平行に形成されている場合は、係合帯43の先端縁43bが開口部73aの開口縁に引っ掛かって、遮光シート41をガイドレール22へ円滑に案内できない虞がある。それに対して、係合帯43の先端縁43bは、車幅方向に対して傾斜している。そのため、係合帯43の先端縁43bが開口部73aの開口縁に接触したとしても、係合帯43は、車幅方向へ移動しつつ前進する。その結果、係合帯43の先端縁43bが開口部73aの開口縁に引っ掛かることを防止して、遮光シート41をガイドレール22へ円滑に案内することができる。さらに、先端縁43bは、車幅方向外側の部分ほど先頭側に位置するように傾斜している。そのため、係合帯43は、車幅方向へ逃げる際に車幅方向外側へ移動する。つまり、先端縁43bの傾斜によっても、係合帯43を車幅方向外側へ案内することができる。
ガイド開口部77はシート通路部23の進入口23fよりも小さいので、ガイド開口部77を通過したシート本体41a及び係合帯43は、進入口23fを介してシート通路部23内にスムーズに進入していく。
ここで、図9に示すように、分離壁73の上面73aのうち車幅方向外側の部分は、シート通路部23の上壁部23bよりも低くなっている。さらに、ガイド開口部77の開口縁77aの上部77bは、上壁部23bよりも低く設定されている。一方、分離壁73の上面73aのうち車幅方向内側の部分は、シート通路部23の係合壁部23dよりも高くなっている。それに加えて、ガイド開口部77の開口縁77aの上部77bは、分離壁73の車幅方向外側の部分までしか延びておらず、分離壁73の車幅方向内側の部分や係合壁部23dまでは延びていない。そのため、ガイド片71及びガイド開口部77を通過してシート通路部23内に進入したシート本体41aは、上壁部23bに対応する位置では上壁部23bの下方に入り込み、係合壁部23dに対応する位置では係合壁部23d上に乗り上げた状態となる。
このとき、シート通路部23の縦壁部23a、上壁部23b及び下壁部23cの後端面はガイド壁76に覆われているので、シート本体41aは、ガイドレール22の後端面に接触することなくシート通路部23内に進入する。尚、係合壁部23dの後端面はガイド壁76に覆われておらず露出している。しかし、係合壁部23dに対応する部分のシート本体41aは、分離壁73によって上方に持ち上げられているので、係合壁部23dの後端縁に接触し難くなっている。
また、分離壁73の下面は、係合壁部23dの上端よりも低くなっている。また、内壁72の外側面72aは、係合壁部23dよりも車幅方向外側に位置している。さらに、ガイド開口部77の開口縁77aの下部77cは、シート通路部23の下壁部23cよりも高く設定されている。そのため、ガイド片71及びガイド開口部77を通過してシート通路部23内に進入した係合帯43は、係合壁部23dよりも車幅方向外側であって、係合壁部23dの上端よりも低く位置に収容される。このとき、シート通路部23の縦壁部23a、上壁部23b及び下壁部23cの後端面はガイド壁76に覆われているので、係合帯43は、ガイドレール22の後端面に接触することなくシート通路部23内に進入する。
<まとめ>
前記ロールシェード装置4は、車両のルーフ10に形成された可動パネル31及び固定パネル32に設けられたロールシェード装置である。ロールシェード装置4は、巻取りローラ5と、前記巻取りローラ5に巻き取られた巻取状態では前記可動パネル31及び固定パネル32を開放し、前記巻取状態から引き出された展開状態では前記可動パネル31及び固定パネル32を遮光する遮光シート41と、前記遮光シート41の車幅方向両側に設けられ、該遮光シート41が前記巻取状態と前記展開状態との間で変化する際に該遮光シート41を案内するガイドレール22とを備え、前記遮光シート41は、シート本体41aと、該シート本体41aの車幅方向両側の端縁部において該端縁部に沿って設けられた係合帯43とを有し、前記ガイドレール22は、前記係合帯43よりも車幅方向内側に位置して該係合帯43と係合することによって該遮光シート41の該ガイドレール22からの離脱を防止する係合壁部23dを有し、前記シート本体41aと前記係合帯43とは、互いに重なり合った状態で前記巻取りローラ5に巻き取られ、前記係合帯43のうち、前記ガイドレール22内に進入する際の先頭となる先端部43aは、前記シート本体41aに連結されておらず、該シート本体41aに対して拘束されていない。
前記の構成によれば、遮光シート41は、巻取状態と展開状態との間で変化する際にはガイドレール22により案内される。このとき、遮光シート41の係合帯43がガイドレール22の係合壁部23dに係合することによって、シート本体41aのガイドレール22からの離脱が防止されている。遮光シート41が巻取りローラ5に巻き取られるときには、シート本体41aと係合帯43とは、互いに重なり合った状態となる。そのため、遮光シート41を巻取りローラ5から引き出す際に、遮光シート41をそのままの状態でガイドレール22内に進入させると、係合帯43が係合壁部23dに適切に係合しない虞がある。より詳しくは、遮光シート41は、側端縁部がガイドレール22に案内され、残りの部分はガイドレール22から出ている。そのため、シート本体41aと係合帯43とを互いに重なり合ったままガイドレール22に進入させると、係合帯43が係合壁部23dに係合せずにガイドレール22からはみ出す虞がある。そうすると、遮光シート41がガイドレール22から簡単に抜け出してしまい、遮光シート41をガイドレール22によって適切に案内できない。
係合帯43を係合壁部23dに適切に係合させるためには、係合帯43をシート本体41aから離反させることが好ましい。前記係合帯43の先端部43aは、シート本体41aに連結されておらず、シート本体41aに対して拘束されていないので、該先端部43aは、シート本体41aから容易に離反する。ガイドレール22においては、シート本体41aは、係合壁部23dに乗り上げ、その側端縁部だけがシート通路部23内に入り込んでいる。一方、係合帯43は、係合壁部23dの車幅方向外側において係合壁部23dの上端よりも下方に位置する。つまり、係合壁部23dの近傍においては、シート本体41aと係合帯43とが離反していることが好ましい。前述の如く、係合帯43の先端部43aがシート本体41aに対して非拘束状態である場合には、遮光シート41がガイドレール22に進入するときに、シート本体41aと係合帯43の先端部43aとが容易に離反し、シート本体41aは、係合壁部23dに乗り上げ、係合帯43は、係合壁部23dの車幅方向外側において係合壁部23dの上端よりも低い位置に進入することができる。遮光シート41の先頭においてこの状態を実現することができれば、先頭に続く部分もこの状態を維持してガイドレール22に進入していくことができる。つまり、係合帯43のうち先端部以外のシート本体41aに連結されている部分も、係合壁部23dに係合させることができる。こうして、遮光シート41をガイドレール22内に進入させるときに、遮光シート41の係合帯43をガイドレール22、具体的には、係合壁部23dに容易に係合させることができる。
さらに、ガイド片71を有する構成においては、係合帯43の先端部43aをシート本体41aから非拘束状態とすることによって、係合帯43の先端部43aをガイド片71に容易に係合させることができる。具体的には、先端部43aをガイド片71の分離壁73の下方へ容易に進入させることができる。
また、前記係合帯43の先端縁43bは、前記ガイドレール22へ向かって進む方向に対して傾斜している。
前記の構成によれば、案内帯43の先端縁43bを傾斜させることによって、案内帯43が前進する際に別の部材に接触したとしても、案内帯43は、先端縁43bの傾斜に沿って、車幅方向に移動しつつ前進する。そのため、案内帯43が別の部材に引っ掛かることを防止することができる。
具体的には、前記係合帯43の先端縁43bは、車幅方向外側の部分ほど先頭側に位置するように傾斜している。
前記の構成によれば、案内帯43の先端縁43bを車幅方向外側の部分ほど先頭側に位置するように傾斜させることによって、先端縁43bが別の部材に接触したときに案内帯43を車幅方向外側へ移動させることができる。この方向は、係合帯43を係合壁部23dに係合させるために案内する方向と一致する。つまり、先端縁43bの傾斜によっても係合帯43を車幅方向外側へ案内することができる。
さらに、前記係合帯43の先端部43aは、前記シート本体41aよりも先頭側にはみ出している。
前記の構成によれば、遮光シート41がガイドレール22に向かって進むときに、係合帯43の先端縁43bが別の部材に接触し易くなる。係合帯43の先端部43aは、シート本体41aに対して非拘束状態なので、係合帯43の先端縁43bが別の部材に接触すると、係合帯43の先端部43aがシート本体41aから容易に離反する。
尚、ガイド片71を有する構成においては、係合帯43の先端部43aをシート本体41aよりも先頭側からはみ出させることによって、係合帯43の先端部43aをガイド片71に容易に係合させることができる。具体的には、先端部43aをガイド片71の分離壁73の下方へ容易に進入させることができる。
さらに、前記巻取りローラ5は、弾性力によって前記遮光シート41を巻き取るように構成されており、前記遮光シート41の先端には、前記ガイドレール22に案内され且つ、駆動源により駆動されるスライダ42aが設けられており、前記スライダ42aは、前記遮光シート41が前記巻取りローラ5に巻き取られる際に前記係合帯43の先端縁43bを該巻取りローラの方へ押すように構成されている。
前記の構成によれば、遮光シート41を、巻取りローラ5の付勢力だけでなく、スライダ42aによる押圧力を利用して巻き取ることができる。本実施形態では、係合部43は、シート本体41aよりも剛性が高い、即ち、コシが強い材質で形成されている。シート本体41aの先端を押す構成では、シート本体41aが撓んでしまい、遮光シート41全体を巻取りローラ5の方へ適切に押すことが難しい。一方、コシが強い係合帯43の先端縁43bを押す場合には、押す力を遮光シート41全体に伝えやすい。その結果、遮光シート41を円滑に巻き取ることができる。
また、前記遮光シート41は、前記ガイドレール22が延びる方向に対して斜めに前記巻取りローラ5から引き出されたあと、前記係合帯43を外側とし、前記シート本体41aを内側にして屈曲して該ガイドレール22が延びる方向に進んで、該ガイドレール22に進入するように構成されている。
前記の構成によれば、遮光シート41は、係合帯43を外側とし、シート本体41aを内側にして屈曲して進路を変更してからガイドレール22内に進入する。係合帯43の先端部43aはシート本体41aに対して非拘束状態なので、屈曲する箇所において、係合帯43がシート本体41aから離反する。そして、係合帯43がシート本体41aから離反した状態のまま、ガイドレール22へ進んでいく。そのため、シート本体41aを係合壁部23dに乗り上げさせ、係合帯43を、係合壁部23dの車幅方向外側において係合壁部23dの上端よりも低い位置に進入させることが容易にできる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
前記実施形態では、可動パネル31及び固定パネル32を窓部の一例として備えているが、窓部はこれに限られるものではない。窓部は、開閉する必要はなく、ルーフの開口に固定されたガラスパネルであってもよい。
前記ロールシェード装置4は、プッシュプルケーブル12を介して駆動モータ13により駆動されるが、これに限られるものではない。例えば、ロールシェード装置4は、手動で開閉させられる構成であってもよく、駆動モータ以外の駆動源により開閉させられる構成であってもよい。
また、遮光シート41の構成は、前記の構成に限られるものではない。例えば、係合帯43は、シート本体41aの側端縁部を折り返して構成されていてもよい。また、係合帯43は、シート本体41aの下方に設けられているが、シート本体41aの上方に設けられていてもよい。この場合、係合壁部23dは、上壁部23bから下方に延びるように設けられる。
さらに、係合帯43の構成は、前記の構成に限られるものではない。例えば、係合帯43の先端部43aは、シート本体41aよりもはみ出していなくてもよい。係合帯43の先端縁43bは、車幅方向内側の部分ほど先頭側に位置するように傾斜していてもよい。係合帯43の先端縁43bは、車幅方向に平行であってもよい。ただし、係合帯43を前述の構成とすることによって前述の作用効果を奏することができる。
また、シート通路部23の構成も前記実施形態に限られるものではなく、係合帯43と係合する係合壁部23dを有し、遮光シート41を案内できる限りにおいては任意の構成を採用し得る。
また、巻取りローラ5から引き出される遮光シート41は、前方且つ斜め下に向かって引き出された後、前後方向(水平方向)に向きを変えて、ガイドレール22に進入しているが、これに限られるものではない。遮光シート41は、巻取りローラ5から、前方且つ斜め上方に引き出された後、前後方向に向きを変えて、ガイドレール22に進入してもよい。あるいは、遮光シート41は、巻取りローラ5から略水平に引き出され、ガイドレール22に進入してもよい。
また、ガイド部7を省略してもよい。つまり、押え部材55によって進路を変更した遮光シート41は、そのまま前進して、ガイドレール22の進入口23fからシート通路部23へ進入する構成であってもよい。
以上説明したように、ここに開示された技術は、車両のルーフに形成された窓部を遮蔽するロールシェード装置について有用である。
100 サンルーフ装置
22L 左側ガイドレール
22R 右側ガイドレール
23d 係合壁部
23f 進入口
31 可動パネル(窓部)
32 固定パネル(窓部)
4 ロールシェード装置
41 遮光シート
41a シート本体
42a スライダ(摺動部材)
43 係合帯
43a 先端部
43b 先端縁
5 巻取りローラ

Claims (6)

  1. 車両のルーフに形成された窓部に設けられたロールシェード装置であって、
    巻取りローラと、
    前記巻取りローラに巻き取られた巻取状態では前記窓部を開放し、前記巻取状態から引き出された展開状態では前記窓部を遮光する遮光シートと、
    前記遮光シートの車幅方向両側に設けられ、該遮光シートが前記巻取状態と前記展開状態との間で変化する際に該遮光シートを案内するガイドレールとを備え、
    前記遮光シートは、シート本体と、該シート本体の車幅方向両側の端縁部において該端縁部に沿って設けられた係合帯とを有し、
    前記ガイドレールは、前記係合帯よりも車幅方向内側に位置して該係合帯と係合することによって前記遮光シートの該ガイドレールからの離脱を防止する係合壁部を有し、
    前記シート本体と前記係合帯とは、互いに重なり合った状態で前記巻取りローラに巻き取られ、
    前記係合帯のうち、前記ガイドレール内に進入する際の先頭となる先端部は、前記シート本体に連結されておらず、該シート本体に対して拘束されていないロールシェード装置。
  2. 請求項1に記載のロールシェード装置において、
    前記係合帯の先端縁は、前記ガイドレールへ向かって進む方向に対して傾斜しているロールシェード装置。
  3. 請求項2に記載のロールシェード装置において、
    前記係合帯の先端縁は、車幅方向外側の部分ほど先頭側に位置するように傾斜しているロールシェード装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載のロールシェード装置において、
    前記係合帯の先端部は、前記シート本体よりも先頭側にはみ出しているロールシェード装置。
  5. 請求項4に記載のロールシェード装置において、
    前記巻取りローラは、弾性力によって前記遮光シートを巻き取るように構成されており、
    前記遮光シートの先端には、前記ガイドレールに案内され且つ、駆動源により駆動される摺動部材が設けられており、
    前記摺動部材は、前記遮光シートが前記巻取りローラに巻き取られる際に前記係合帯の先端縁を該巻取りローラの方へ押すように構成されているロールシェード装置。
  6. 請求項1乃至4の何れか1つに記載のロールシェード装置において、
    前記遮光シートは、前記ガイドレールが延びる方向に対して斜めに前記巻取りローラから引き出されたあと、前記係合帯を外側とし、前記シート本体を内側にして屈曲して該ガイドレールが延びる方向に進んで、該ガイドレールに進入するように構成されているロールシェード装置。
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