JP2017195611A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーゲーティングに用いる論理回路に供給される電圧の降下を抑制する。また、半導体装置の消費電力を低減する。【解決手段】半導体素子を用いた論理回路と電源との間に、第1のトランジスタ、第2のトランジスタおよび容量素子を含むプログラム素子を設ける。該プログラム素子は第1のトランジスタのドレイン電極、第2のトランジスタのゲート電極、および容量素子の一方の電極が電気的に接続したノードを形成しており、第1のトランジスタのソース電極および容量素子の他方の電極にはそれぞれ独立に電位を供給することができ、第2のトランジスタのソース電極およびドレイン電極を介して電源と論理回路とが電気的に接続しており、第2のトランジスタの状態に応じて、電源と論理回路との接続状態が制御される。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の駆動方法に関する。
なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置
全般を指し、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て半導体装置である。
または、本発明は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明は、プロセス
、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関す
る。特に、本発明は、例えば、半導体層、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装
置、それらの駆動方法、またはそれらを生産する方法に関する。特に、本発明は、例えば
、トランジスタを有する半導体装置、表示装置、発光装置、またはそれらの駆動方法に関
する。または、本発明は、例えば、当該半導体装置、当該表示装置、または当該発光装置
を有する電子機器に関する。
中央演算処理装置(CPU:Central Processing Unit)などの
信号処理装置は、その用途によって多種多様な構成を有している。信号処理装置が有する
構成として、例えば、演算処理を行う論理回路、データやプログラムを記憶するためのメ
インメモリ、演算処理やプログラムの実行状態の保持などのために一時的にデータを保持
するレジスタ、キャッシュメモリ等が挙げられる。
信号処理装置において演算処理を行う論理回路は常時稼働しているわけではなく、演算を
停止している期間も多い。このような期間において、演算を停止している回路への電源供
給を遮断することにより省電力化を図る技術として、パワーゲーティングが知られている
(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−116851号公報
パワーゲーティングを行う半導体装置では、電源と論理回路との電気的な接続を制御する
スイッチが、電源と論理回路との間に直列に挿入されている。そのため、スイッチに用い
るトランジスタ(スイッチングトランジスタ)のオン抵抗が高いと、電圧降下等のため、
論理回路に入力される電位は、電源電位よりも低下し、論理回路が必要とする電圧を供給
できなくなる場合がある。
したがって、スイッチングトランジスタのオン抵抗は十分に低いことが求められる。スイ
ッチングトランジスタのオン抵抗を低減するためには、例えば、nチャネル型のスイッチ
ングトランジスタであれば、そのゲート電極に与える電位を高くすればよい。
一方、スイッチングトランジスタのオフ抵抗が十分に高くなければ、待機電流が大きくな
り、消費電力の削減量が減少するため、スイッチングトランジスタのオフ抵抗を十分に高
くすることが求められる場合がある。この場合には、例えば、pチャネル型のスイッチン
グトランジスタであれば、そのゲート電極に与える電位を高くすればよい。
しかし、このような操作はゲート電極の電位の変動が大きくなることを意味する。そのた
め、スイッチングトランジスタに供給する電位の変動が大きくなるという問題点がある。
そこで、本発明の一態様の半導体装置は、パワーゲーティングに用いるトランジスタのゲ
ート電極に供給される電圧の降下を抑制することを目的の一とする。また、半導体装置の
消費電力を低減することを目的の一とする。
または、信頼性の高い半導体装置などを提供することを課題の一とする。または、歩留ま
り高い半導体装置などを提供することを課題の一とする。または、新規な半導体装置など
を提供することを課題の一とする。
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一
態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題
は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図
面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
半導体素子を用いた論理回路と電源との間に、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ
および容量素子を含むプログラム素子を設ける。該プログラム素子は、第1のトランジス
タのドレイン電極、第2のトランジスタのゲート電極、および容量素子の一方の電極が電
気的に接続したノードを形成しており、第1のトランジスタのソース電極および容量素子
の他方の電極にはそれぞれ独立に電位を供給することができ、第2のトランジスタのソー
ス電極およびドレイン電極を介して電源と論理回路とが電気的に接続しており、第2のト
ランジスタの状態に応じて、電源と論理回路との接続状態が制御される。
したがって、本発明の一態様は、論理回路と、プログラム素子と、電源と、を有し、プロ
グラム素子は、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、容量素子と、を有し、プ
ログラム素子は、第1のトランジスタのドレイン電極、前記第2のトランジスタのゲート
電極、および容量素子の一方の電極が電気的に接続されたノードを有し、論理回路は、第
2のトランジスタを介して電源から電力が供給され、論理回路の演算停止に応じて、ノー
ドに第2のトランジスタがオフとなる電位を供給し、前記第2のトランジスタをオフとす
ることで、論理回路に対する電源電位の供給を停止し、論理回路の演算復帰に際して、ノ
ードを浮遊状態とし、浮遊状態のノードの電位を、容量素子の他方の電極との容量結合に
よって、第2のトランジスタがオンとなる電位とすることで、論理回路に対する電源電位
の供給を再開する半導体装置の駆動方法である。
また、論理回路と、プログラム素子と、電源と、を有し、プログラム素子は、第1のトラ
ンジスタと、第2のトランジスタと、容量素子と、を有し、プログラム素子は、第1のト
ランジスタのドレイン電極、前記第2のトランジスタのゲート電極、および容量素子の一
方の電極が電気的に接続されたノードを有し、論理回路は、第2のトランジスタを介して
電源から電力が供給され、論理回路の演算停止に応じて、ノードに第2のトランジスタが
オフとなる電位を供給し、第2のトランジスタをオフとすることで、論理回路に対する電
源電位の供給を停止し、論理回路への電源からの電力供給の停止期間において、第1のト
ランジスタをオフとすることによって、ノードが第2のトランジスタのゲート電極の電位
を保持し、論理回路の演算復帰に際し、第1のトランジスタをオンとして、ノードに第1
の電位を供給し、容量素子の他方の電極には第2の電位を供給し、第1のトランジスタを
オフとすることで、ノードを浮遊状態とし、容量素子の他方の電極に第3の電位を供給し
、ノードと容量素子の他方の電極との容量結合によってノードの電位を第2のトランジス
タがオンとなる電位とすることで、第2のトランジスタをオンとし、第2のトランジスタ
がオンとなったことによって、電源と論理回路とが電気的に接続し、第1のトランジスタ
をオフとすることで、ノードの電位を保持し、第2のトランジスタがオンの状態を保持す
る半導体装置の駆動方法である。
上記において、第2のトランジスタはnチャネル型でも、pチャネル型でもよい。第2の
トランジスタがnチャネル型であると、第2のトランジスタのオン抵抗を十分に下げるこ
とができる。また、第2のトランジスタがpチャネル型であると、第2のトランジスタの
オフ抵抗を十分に下げることができる。
なお、第1のトランジスタの半導体層として、酸化物半導体のようなバンドギャップの大
きな半導体を用いた場合、第1のトランジスタのオフ電流またはリーク電流が低減される
ため、論理回路の演算停止時または演算中において第1のトランジスタをオフとしても、
第2のトランジスタのオンオフを保持することができる。
第1の電位および第3の電位は、等しい電位としてもよい。第1の電位および第3の電位
を等しい電位とすることで、回路で作製することが必要な電位が削減され、消費電力を低
減することができる。なお、第3の電位は第1の電位よりも高いことが好ましい。
なお、等しい電位とは、特に電圧変換器等の電圧を変化させるための回路を用いて意図的
に電圧を変化させた電位ではないことを意味する。そのため、概ね等しい電位であればよ
く、厳密に等しい電位であることに限らない。実用上、障害の生じない程度の差異、例え
ば、±5%の誤差があっても等しい電位とする。したがって、入力された電位が配線抵抗
等によって電圧降下して、入力された電位と正確に一致する電位ではなくなっても、ここ
では等しい電位として扱う。
また、第2の電位は、第1の電位の相補的な電位を入力してもよい。
なお、相補的な電位とは、2つの信号線の電位がそれぞれ高電位と低電位の2つの電位を
取りうる場合、一方の信号線の電位が高電位となるときに、他方の信号線の電位が低電位
となる電位、または、その逆のことを、他の信号線の電位は1つの信号線の電位の相補的
な電位である、と定義する。なお、相補的な電位は2つの信号線の電位の高低のみを比較
するわけではない。例えば、インバータ回路に入力した電位と、出力された電位のような
、逆の位相を示す電位は相補的な電位である。
本発明の一態様によって、パワーゲーティングに用いる論理回路に供給される電圧の降下
を抑制することができる。また、半導体装置の消費電力を低減することができる。
本発明の一態様の半導体装置のブロック図および回路図。 本発明の一態様の半導体装置の駆動方法を説明するタイミングチャート。 本発明の一態様の半導体装置のブロック図および回路図。 本発明の一態様の半導体装置を示す回路図。 本発明の一態様の半導体装置を示す回路図。 本発明の一態様の半導体装置を示す回路図。 本発明の一態様の半導体装置を示す回路図およびブロック図。 本発明の一態様の半導体装置を示すブロック図。 本発明の一態様の半導体装置の断面図。 本発明の一態様の半導体装置であるCPUを説明する図。 本発明の一態様の半導体装置を適用できる電子機器を説明する図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は
以下の説明に限定されず、その形態および詳細を様々に変更しうることは、当業者であれ
ば容易に理解される。また、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈さ
れるものではない。
以下に説明する実施の形態において、同じものを指す符号は異なる図面間で共通して用い
る場合がある。なお、図面において示す構成要素、すなわち層や領域等の厚さ、幅、相対
的な位置関係等は、実施の形態において説明する上で明確性のため、誇張して示される場
合がある。
なお、本明細書等において「上」という用語は、構成要素の位置関係が「直上」であるこ
とを限定するものではない。例えば、「絶縁膜上のゲート電極層」の表現であれば、絶縁
膜とゲート電極層との間に他の構成要素を含むものを除外しない。「下」についても同様
である。
また、本明細書等において「電極層」や「配線層」という用語は、これらの構成要素を機
能的に限定するものではない。例えば、「電極層」は「配線層」の一部として用いられる
ことがあり、その逆もまた同様である。さらに、「電極層」や「配線層」という用語は、
複数の「電極層」や「配線層」が一体となって形成されている場合なども含む。
また、回路上の表現として、トランジスタのゲート電極、ソース電極、ドレイン電極と記
載される場合、それぞれゲート(端子)、ソース(端子)、ドレイン(端子)などと読み
替えることができる。したがって、本発明の一態様に係るトランジスタは、ゲート電極、
ソース電極、ドレイン電極を有するトランジスタのみに限定されるものではない。
また、「ソース」や「ドレイン」の機能は、異なる極性のトランジスタを採用する場合や
、回路動作において電流の方向が変化する場合などには入れ替わることがある。このため
、本明細書においては、「ソース」や「ドレイン」という用語は、入れ替えて用いること
ができるものとする。
なお、本明細書等において、「電気的に接続」には、「何らかの電気的作用を有するもの
」を介して接続されている場合が含まれる。ここで、「何らかの電気的作用を有するもの
」は、接続対象間での電気信号の授受を可能とするものであれば、特に制限を受けない。
例えば、「何らかの電気的作用を有するもの」には、電極や配線などが含まれる。
なお、図面において、トランジスタが1つしか明示されていない場合であっても、2つ以
上のトランジスタが直列または並列に接続されている場合を含むものとする。容量素子や
その他の素子についても同様である。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様の半導体装置および半導体装置の駆動方法について図
面を用いて説明する。
図1(A)に本発明の一態様の半導体装置101を示す。本発明の一態様の半導体装置1
01は、マトリクス状に配置された複数(好ましくは10以上、より好ましくは100以
上)の論理回路102を有する。論理回路102は高電位電源、低電位電源とそれぞれ電
気的に接続する。論理回路102と低電位電源は低電位電源線110によって電気的に接
続し、低電位電源線110と論理回路102との間にはそれぞれプログラム素子103が
直列に挿入されている。プログラム素子103によって、論理回路102と低電位電源と
の接続状態は制御されている。
なお、図1(A)では、マトリクス状に配置された論理回路の全てを、論理回路102と
呼び、特に区別していないが、論理回路102はそれぞれ異なる回路構成であってもよい
。また、論理回路102はそれぞれが同じ回路構成であってもよい。また、論理回路10
2は図1(A)に示すように規則正しくマトリクス状に配置されるだけでなく、散在して
配置されている構成であってもよい。プログラム素子103についても同様である。
前述したように、プログラム素子103によって、論理回路102と低電位電源との電気
的な接続が制御されている。プログラム素子103をオンとすることによって、論理回路
102に低電位電源から電位が供給され、プログラム素子103をオフとすることによっ
て、論理回路102に対する、低電位電源からの電位の供給が停止される。
プログラム素子103を制御することによって、演算を停止した論理回路102には電力
の供給を停止し、論理回路102の演算復帰時に電力の供給を再開する。演算を停止して
いる間は、論理回路102に対する電力の供給が停止されるため、半導体装置101の消
費電力を低減することができる。図1(A)に示す半導体装置は、論理回路の電源供給を
こまめに制御することにより、消費電力の低減と演算処理の効率化を両立させることがで
きる。
図1(B)にプログラム素子103の詳細を示す。
プログラム素子103は、第1のトランジスタ104、第2のトランジスタ105および
容量素子106を有する。第1のトランジスタ104のゲート電極は、選択信号線107
と電気的に接続され、選択信号が入力される。選択信号によって、第1のトランジスタ1
04のオンとオフを切り替える。第1のトランジスタのドレイン電極、第2のトランジス
タ105のゲート電極および容量素子106の一方の電極は電気的に接続しており、ノー
ドを形成する。このノードを、特に保持ノード(またはノードRN)ともいう。
当該ノードには、第1のトランジスタ104のソース電極を介して、第1の配線108の
電位が入力される。選択信号線107から入力される選択信号によって、第1のトランジ
スタ104のオンとオフを切り替え、ノードと第1の配線108の接続を制御する。
第1のトランジスタ104は大きなバンドギャップ(例えば、シリコンの約3倍程度)を
有する半導体材料をチャネル形成領域に有するトランジスタである。そのため、オフ電流
またはリーク電流が極めて低減されたトランジスタであり、第1のトランジスタ104の
ドレイン電極が電気的に接続されたノードは、第1のトランジスタ104をオフとするこ
とで、長時間電荷を保持することができる。
大きなバンドギャップを有する半導体材料としては、酸化物半導体、炭化シリコン、窒化
ガリウム等が挙げられる。なお、酸化物半導体については、後の実施の形態において詳細
を説明する。なお、第1のトランジスタ104は酸化物半導体に限られず、非晶質、多結
晶、単結晶のシリコンを用いてもよい。
第1のトランジスタ104は、演算回路のクロック周波数のような高速動作を要求されな
いため、電界効果移動度が1cm/Vs以上であればよい。または、オン抵抗が10
Ω以下であってもよい。
また、第1のトランジスタ104のオフ抵抗は、容量素子106の容量とノードRNに電
荷を保持する期間によって決定される。例えば、容量素子106の容量を、ダイナミック
ランダムアクセスメモリ(DRAM)に用いられているものと同様な値(30fF)とし
、第1のトランジスタ104をDRAMと同様にオフ抵抗の低いシリコンを用いて形成す
ると、1秒以内に電荷が消失してしまう。同じ容量でもオフ抵抗が8桁程度高い(オフ抵
抗は1×1022Ω以上)酸化物半導体を用いて形成すると、10年間以上電荷を保持で
きる。
また、チャネルを長くすることでもオフ抵抗を高めることができる。例えば、チャネル長
を通常のトランジスタの100倍とすれば、100倍の期間、電荷を保持できる。上述の
とおり、第1のトランジスタ104は、高速動作を要求されないため、チャネルを長くす
ることによる障害は少ない。
このような長チャネルのトランジスタは、大面積を必要とするが、第1のトランジスタ1
04を薄膜トランジスタとすれば、第2のトランジスタ105(通常は、非常にチャネル
が広いので、多くの面積を必要とする)に積層して形成できるので、実質的な面積の増大
とはならない。なお、第1のトランジスタ104を薄膜トランジスタとする場合には、半
導体層を薄くすることによってもオフ抵抗を高めることができる。
なお、論理回路に供給される電力を0.1ミリ秒乃至10ミリ秒、例えば1ミリ秒の間隔
でオンオフするのであれば、電荷を保持できる期間が1秒であっても(例えば、第1のト
ランジスタにシリコンを用いても)全く問題は生じない。
容量素子106の他方の電極は第2の配線109と電気的に接続している。
第2のトランジスタ105のソース電極は低電位電源線110と電気的に接続し、ドレイ
ン電極は論理回路102と電気的に接続している。低電位電源線110は、低電位電源と
電気的に接続している。したがって、第2のトランジスタ105のオンとオフを切り替え
ることによって、論理回路102と低電位電源線110との接続を制御することができる
。本実施の形態では、第2のトランジスタ105がオンとなり、論理回路102と低電位
電源線110が電気的に接続している場合をプログラム素子103がオンであると呼ぶ。
また、第2のトランジスタ105がオフとなり、論理回路102と低電位電源線110と
の接続が切れている場合をプログラム素子103がオフであると呼ぶ。
第2のトランジスタ105は、低電位電源と論理回路102の間に直列に挿入されている
ため、オン抵抗が低い方が好ましい。そのため、第2のトランジスタ105の電界効果移
動度は100cm/Vs以上、好ましくは300cm/Vs以上とする。
また、容量素子106の容量C106は、第2のトランジスタ105のゲート容量C10
より大きく、好ましくは5倍以上、より好ましくは10倍以上であるとよい。
本発明の一態様の半導体装置101の駆動方法について説明する。なお、以下の説明では
、第1のトランジスタ104および第2のトランジスタ105はnチャネル型のトランジ
スタとするが、これに限定されない。
図2(A)にプログラム素子103を駆動する際のタイミングチャートを示す。図2(A
)において、107、108、109はそれぞれ、選択信号線107、第1の配線108
、第2の配線109に入力する電位を示す。RNは第1のトランジスタ104のドレイン
電極、第2のトランジスタ105のゲート電極および容量素子106の一方の電極が電気
的に接続したノードRNの電位を示す。
ここでは、半導体装置101は、論理回路102の演算停止に伴って、プログラム素子1
03をオフとして論理回路102への電力の供給を停止させる期間(図2(A)に示すT
1)と、電力の供給が停止された状態を保持する期間(図2(A)に示すT2)と、論理
回路102の演算復帰に伴って、プログラム素子103をオンとして論理回路102への
電力の供給を復帰する期間(図2(A)に示すT3)、電力が供給された状態を保持する
期間(図2(A)に示すT4)の順に駆動される。
まず、プログラム素子103をオフとして、論理回路102への電力の供給を停止する期
間(T1)の駆動方法について説明する。
プログラム素子103をオフとするためには、まず、選択信号線107に第1のトランジ
スタ104がオンとなる電位を与える。
本実施の形態では、第1のトランジスタ104をオンとするために、選択信号線107を
適切な高い電位とする。すなわち、その後第1の配線108に供給される電位と第1のト
ランジスタ104のしきい値電圧Vth104との和より大きい電位を入力すればよい。
ここで、第1の配線108の電位は第2のトランジスタ105をオフとする電位とする。
第1のトランジスタ104がオンになると、第1の配線108の電位がノードRNに入力
される。なお、その直前まで、ノードRNの電位は、第2のトランジスタ105をオンと
するのに十分な高い電位であったが、第1のトランジスタ104がオンになると、第1の
配線108の電位がノードRNに入力されることで、電位は低下する。したがって、ノー
ドRNには、第2のトランジスタ105をオフとする電位が入力され、第2のトランジス
タ105はオフとなる。
なお、第2のトランジスタ105のソース電極には低電位電源線110から低電位(VS
S)が入力されている。したがって、第2のトランジスタ105をオフとするためには、
第1の配線108をVSS+Vth105(第2のトランジスタのしきい値電圧)以下の
電位とし、第2のトランジスタ105のゲート電極の電位をVSS+Vth105以下と
すればよい。
ここでは、第1の配線108に低電位(VSS)を与える。
第1の配線108から、低電位(VSS)が第2のトランジスタ105のゲート電極に入
力され、第2のトランジスタ105はオフとなる。第2のトランジスタ105がオフとな
ることによって、論理回路102と低電位電源線110との電気的な接続は切断され、論
理回路102に対する電力の供給が停止する。
なお、プログラム素子103をオフとして論理回路102への電力の供給を停止させる期
間(T1)において、第2の配線109の電位は、高電位(VDD)とする。その後、選
択信号線107の電位を第1のトランジスタ104のしきい値電圧Vth104よりも低
くして、第1のトランジスタ104をオフとする。
なお、第1のトランジスタ104をオフとする際に、そのゲートとドレイン(ノードRN
)との間に寄生容量があると、ノードRNの電位が低下するが、以下の議論では、ゲート
とドレイン間の寄生容量が存在しないものとする。
ここまでで、プログラム素子103をオフとして、論理回路102への電力の供給を停止
した。続いて、電力の供給が停止された状態を保持する期間(T2)について説明する。
電力の供給が停止された状態を保持する期間(T2)の任意のタイミングにおいて、第1
のトランジスタ104をオンとして、電力の供給を停止させる期間に行ったものと同様の
操作を行ってもよい。該操作を行うことで、第2のトランジスタ105がオフである状態
を維持することができる。
なお、第1のトランジスタ104に酸化物半導体を用いた場合、オフ電流またはリーク電
流が極めて低い(オフ抵抗が極めて高い)ため、ノードRNの電位は長期間にわたって保
持される。
そのため、期間(T2)において、第1のトランジスタ104を操作する必要がなく、さ
らに消費電力を低減することができる。
電力の供給が停止された状態を保持する期間(T2)において、第2の配線109の電位
は高電位(VDD)を維持することが好ましい。
続いて、論理回路102の演算復帰に伴って、プログラム素子103をオンとして論理回
路102への電力の供給を復帰する期間(図2(A)に示すT3)の駆動方法を説明する
プログラム素子103をオンとするには、まず、選択信号線107の電位を第1のトラン
ジスタ104がオンとなる電位とする。ここで、入力される電位は、その後、第1の配線
108に供給される電位と第1のトランジスタ104のしきい値電圧Vth104との和
より高い電位とすればよい。
第1のトランジスタ104がオンになると、第1の配線108の電位がノードRNに入力
される。ここでは、第1の配線108を介して、高電位(VDD)が入力される。
このとき、第2の配線109は、低電位(VSS)とする。従って、容量素子106には
電圧(VDD−VSS)が印加される。
続いて、選択信号線107の電位を下げて、第1のトランジスタ104をオフとする。第
1のトランジスタ104がオフとなることで、第1の配線108とノードRNとの電気的
な接続が切断され、ノードRNは浮遊状態となる。
続いて、第2の配線109の電位を高電位(VDD)とする。第2の配線109の電位が
低電位(VSS)から高電位(VDD)に上昇することによって、容量素子106の容量
結合により、ノードRNの電位も上昇する。
容量素子106は電圧(VDD−VSS)を保持していたため、容量結合によって、ノー
ドRNの電位が上昇する。特に、容量素子106の容量C106が、第2のトランジスタ
105の容量C105より十分に大きい場合には、ノードRNの電位は第1の配線108
および第2の配線109に与えた電位よりも高くなる。理想的には、ノードRNの電位は
(2VDD−VSS)となり、低電位電源線110(電位がVSS)との電位差は[2×
(VDD−VSS)]となる。
そのため、容量C106は、ゲート容量C105より大きく、好ましくは5倍以上、より
好ましくは10倍以上であるとよい。なお、容量C106とゲート容量C105が等しい
場合には、理想的には、ノードRNの電位は{[(3VDD)−VSS]/2}となり、
低電位電源線110との電位差は[1.5×(VDD−VSS)]となる。
上記のように、第1の配線108と第2の配線109の電位の変動は(VDD−VSS)
のみであるにもかかわらず、第2のトランジスタ105のゲート電極には、VDDよりも
高い電位を与え、最小でVSSから、最大で[(2×VDD)−VSS]まで変動させる
ことができる。第2のトランジスタ105のゲート電極に与える電位を高くすることがで
きるため、第2のトランジスタのオン抵抗を低減することができる。
例えば、第2のトランジスタ105がオンのときのゲート容量C105が容量素子106
の容量C106と等しく、第2のトランジスタ105のしきい値電圧Vth105を+0
.5V、VSSを0V、VDDを+1Vとすると、第2の配線109の電位を操作するこ
とで、ノードRNの電位は+1.5Vまで上昇する。その結果、第2の配線109の電位
を操作しない場合(ノードRNの電位は+1V)の2分の1の抵抗となる。この結果、第
2のトランジスタ105のチャネル幅を2分の1、としても同等なオン特性を得られる。
すなわち、第2のトランジスタ105の面積を削減する上で効果的である。
さらに、第1の配線108および第2の配線109の電位の変動は、ノードRNの電位の
変動よりも小さくてよいので、消費電力を低減することができる。
また、第1の配線108の電位の変動が小さくなることによって、第1のトランジスタ1
04のソース電極の電位の変動も小さくなる。したがって、第1のトランジスタ104を
オンとするために、選択信号線107に入力される電位の変動も小さくすることができる
その後、電力が供給された状態を保持する期間(図2(A))に示すT4に移行する。こ
のような操作を繰り返すことで、論理回路102に電源を供給することや、電源を遮断す
ることができる。
以上の例では、第1の配線108の電位がVDDのときには、第2の配線109の電位を
VSSに、第1の配線108の電位がVSSのときには、第2の配線109の電位をVD
Dにするという例を示したが、これ以外の組み合わせも可能である。
例えば、第1の配線108の電位がVDDのときには、第2の配線109の電位をVSS
1に、第1の配線108の電位がVSSのときには、第2の配線109の電位をVDD1
にしてもよい。ここで、VSS1とVDD1はVSS1<VDD1を満たす。なお、VS
SとVSS1の大小関係、VDDとVDD1の大小関係は、VDD1とVSS1に必要と
される条件を満たせば任意に設定できる。
また、第1の配線108の電位もVDDやVSSに限られず、その他の電位としてもよい
。すなわち、第1の配線108の電位がVDD2のときには、第2の配線109の電位を
VSS1に、第1の配線108の電位がVSS2のときには、第2の配線109の電位を
VDD1にする。ここで、VSS1<VDD1、VSS2<VDD2を満たすが、VSS
1とVSS2の大小関係、VDD1とVDD2の大小関係は、VDD2とVSS2に必要
とされる条件を満たせば任意に設定できる。
例えば、VDD2を+1Vとしたとき、VDD1は0Vでも+2Vでもよい。同じく、V
SS2を、0Vとしたとき、VSS1は−1Vでも+1Vでもよい。
なお、図1(A)に示すように論理回路102がマトリクス状に設けられていると、それ
ぞれに設けられたプログラム素子103を同時にプログラムする(プログラム素子103
のノードRNに第2のトランジスタ105をオンまたはオフとするために必要な電位を入
力する)ことは困難であるため、1つのプログラム素子103をプログラムした後、他の
プログラム素子103をプログラムすることとなる。
この場合、第1の配線108および第2の配線109を、複数のプログラム素子103が
共有することとなる。すなわち、1つのプログラム素子103をプログラムした後、他の
プログラム素子103のプログラムのため、第2の配線109の電位がVSSまたはVD
Dとされることがある。そのため、プログラムが終了した1つのプログラム素子103の
ノードRNの電位が大きく変動することがある。
このような場合を考慮したタイミングチャートを図2(B)に示す。図2(B)に示され
るタイミングチャートは、第1のプログラムの期間(T5)と、第2のプログラムの期間
(T7)とそれらの間の期間(T6)と、第2のプログラムの期間(T7)の後の期間(
T8)を示す。
第1のプログラムの期間(T5)では、プログラム素子103をオフとするためのプログ
ラムを行う。しかし、その前後に他のプログラム素子103をオンまたはオフとするプロ
グラムが行われている。そのため、第2の配線109の電位は変動し、容量素子106の
容量結合によって、当該プログラム素子103のノードRNの電位も同様に変動する。
例えば、図2(B)の期間(T5)に示すように、当該プログラム素子103をプログラ
ムする前(当該プログラム素子103がオンである)のノードRNの電位はVDDもしく
はそれ以上の値となる。
ここでは、このようにノードRNの電位が変動するものの、プログラム素子103の第2
のトランジスタ105をオンまたはオフの状態に保つことが可能である。当該プログラム
素子103をプログラムする前は、(VDD−VSS)がしきい値電圧Vth105以上
であれば、第2のトランジスタ105はオンである。したがって、第2のトランジスタ1
05はオンを維持することができ、論理回路102への電力の供給が途絶するわけではな
いので、この期間においても論理回路102が演算することが可能である。
ただし、ノードRNの電位がVDDの場合には、第2のトランジスタ105のオン抵抗が
十分に低くないため、電圧降下が大きくなる。例えば、第2のトランジスタ105のしき
い値電圧Vth105を+0.5V、VSSを0V、VDDを+1Vとし、ノードRNの
電位が+2Vのときの、第2のトランジスタ105での最大の電圧降下(想定している最
大の電流が流れた場合の電圧降下)を10mVとしている場合、ノードRNの電位がVD
D(=+1V)となった場合には、電圧降下が30mVとなる。すなわち、論理回路にか
かる電圧は20mVの幅で変動する。
もっとも、論理回路102の容量が非常に大きなことと、プログラム素子103のプログ
ラムに要する時間が極めて短いことを考慮すれば、実際の変動幅はより小さくなる。
また、当該プログラム素子103をプログラムした後(当該プログラム素子103をオフ
とした後)のノードRNの電位はVSS、もしくはそれ以下の値となる。
ノードRNの電位がVSSより小さければ、より第2のトランジスタ105のオフ抵抗が
大きくなるため、待機電流を削減できるという点で好ましい。
一方で、ノードRNの電位がVSSより低い場合には、第1のトランジスタ104がオン
とならないように、選択信号線107の電位もそれに応じて低下させる必要がある。この
場合、選択信号線107の電位は、公知の手段で一時的に生成することができる。第1の
プログラムの期間(T5)が終了すれば、第2の配線109の電位が変動することもない
ので、ノードRNの電位がVSSより低くなることはない。したがって、第1のプログラ
ム期間(T5)の後の期間(T6)において、選択信号線107の電位を上昇させればよ
い。
第2のプログラムの期間(T7)、およびその後の期間(T8)においても上記と同様な
議論ができる。
なお、第2のトランジスタ105はnチャネル型トランジスタとしたが、相当するトラン
ジスタをpチャネル型トランジスタとした場合、図3(A)に示す半導体装置201のよ
うに、プログラム素子203を高電位電源と論理回路102との間に設けることが好まし
い。図3(B)に、プログラム素子203の詳細を示す。
図3に示す、プログラム素子203は、例えば、図1に示すプログラム素子103と比較
して、nチャネル型トランジスタである第2のトランジスタ105が、pチャネル型トラ
ンジスタである第2のトランジスタ205となっている点が異なる。
pチャネル型トランジスタは、高電位側がソース電極となり、低電位側がドレイン電極と
なる。したがって、第2のトランジスタ205がpチャネル型トランジスタである場合、
プログラム素子203は、図3に示すように、高電位電源と論理回路102との間に挿入
することが好ましい。
以下、図3(B)に示すプログラム素子203の動作について説明する。ここでは、論理
回路102の演算停止に伴って、プログラム素子203をオフとして論理回路102への
電力の供給を停止させる期間(T9)と、電力の供給が停止された状態を保持する期間(
T10)と、論理回路102の演算復帰に伴って、プログラム素子203をオンとして論
理回路102への電力の供給を復帰する期間(T11)と電力が供給された状態を保持す
る期間(T12)の順に説明する。
まず、プログラム素子203をオフとして、論理回路102への電力の供給を停止する期
間(T9)の駆動方法について説明する。
プログラム素子203をオフとするためには、選択信号線107を第1のトランジスタ1
04がオンとなる電位とする。例えば、その後、第1の配線108に供給される電位と第
1のトランジスタ104のしきい値電圧Vth104との和より大きい電位を入力すれば
よい。
第1のトランジスタ104がオンになると、第1の配線108の電位がノードRNに入力
される。ここで、第1の配線108には、第2のトランジスタ205をオフとする電位を
与える。
その直前まで、ノードRNの電位は、第2のトランジスタ105をオンとするための低い
電位であったが、第1のトランジスタ104がオンになると、第1の配線108の電位が
ノードRNに入力されることで、電位は上昇する。したがって、ノードRNは第2のトラ
ンジスタ205をオフとする電位となり、第2のトランジスタ205はオフとなる。
なお、第2のトランジスタ205のソース電極には高電位電源線210から高電位(VD
D)が入力されている。したがって、第2のトランジスタ205をオフとするためには、
第1の配線108をVDD+Vth205(第2のトランジスタのしきい値電圧)以上の
電位とし、第2のトランジスタ205のゲート電極の電位をVDD+Vth205以上と
すればよい。
ここでは、第1の配線108に高電位(VDD)を入力する。このとき、第2の配線10
9の電位は、低電位(VSS)とする。
その後、第1のトランジスタ104をオフとする。さらに、第2の配線109の電位は、
高電位(VDD)とする。この結果、ノードRNの電位は、VDDより高い電位となる。
第2のトランジスタ205はpチャネル型であるので、ノードRNの電位がVDDとなっ
た時点で、オフであるので、理想的には、そのゲート容量は無視できる。したがって、第
2の配線109の電位をVSSからVDDに引き上げることにより、理想的にはその上昇
分がそのまま、ノードRNの電位の上昇分となり、最大で(2VDD−VSS)となる。
この結果、第2のトランジスタ205のオフ抵抗は極めて大きなものとなり、待機電流を
著しく低減することができる。なお、容量素子106の容量C106は、第2のトランジ
スタ205がオンである状態のときのゲート容量C205と同じか、それ以上であるとよ
い。現実には、ノードRNが何らかの容量を有しているため、電位の上昇は(VDD−V
SS)より小さくなることがある。
ここまでで、プログラム素子203をオフとして、論理回路102への電力の供給を停止
した。続いて、電力の供給が停止された状態を保持する期間(T10)について説明する
。電力の供給が停止された状態を保持する期間(T10)において、第2の配線109の
電位は高電位(VDD)を維持することが好ましい。
第1のトランジスタ104に酸化物半導体を用いた場合、オフ電流またはリーク電流が極
めて低い(オフ抵抗が極めて高い)ため、ノードRNの電位は長期間にわたって保持され
る。
ノードRNの電位が長期間にわたって保持されることによって、第2のトランジスタ20
5がオフである状態、言い換えれば、プログラム素子203がオフである状態を長期間に
わたって保持することができる。
なお、電力の供給が停止された状態を保持する期間(T10)において、上記のプログラ
ム素子203をオフとして論理回路102への電力の供給を停止させる期間(T9)でお
こなった操作を繰り返してもよい。
電力の供給が停止された状態を保持する期間(T10)において、第2の配線109の電
位は高電位(VDD)を維持することが好ましい。
続いて、論理回路102の演算復帰に伴って、プログラム素子203をオンとして論理回
路102への電力の供給を復帰する期間(T11)の駆動方法を説明する。
プログラム素子203をオンとするには、まず、選択信号線107を第1のトランジスタ
104がオンとなる電位とする。ここで、入力される電位は、その後、第1の配線108
に供給される電位と第1のトランジスタ104のしきい値電圧Vth104との和より高
い電位を入力すればよい。
第1のトランジスタ104がオンになると、第1の配線108の電位がノードRNに入力
される。ここでは、第1の配線108を介して、低電位(VSS)を入力する。このとき
、第2の配線109は、高電位(VDD)とする。
続いて、選択信号線107の電位を下げて、第1のトランジスタ104をオフとする。第
1のトランジスタ104がオフとなることで、第1の配線108とノードRNとの電気的
な接続が切断され、ノードRNは浮遊状態となる。なお、第2の配線109の電位は高電
位(VDD)を維持する。ノードRNの電位は低電位であるので、第2のトランジスタは
オンであり、論理回路102に電源を供給する状態が保持される。
その後、電力が供給された状態を保持する期間(T12)に移行する。このような操作を
繰り返すことで、論理回路102に電源を供給することや、電源を遮断することができる
上記のように、第1の配線108と第2の配線109の電位の変動は(VDD−VSS)
のみであるにもかかわらず、第2のトランジスタ205のゲート電極には、VDDよりも
大きな電位を与えることができる。第2のトランジスタ205のゲート電極に与える電位
を高くすることができるため、第2のトランジスタ205のオフ抵抗を極めて大きくする
ことができる。
例えば、第2のトランジスタ205のしきい値電圧Vth205を−0.5V、VSSを
0V、VDDを+1Vとすると、ノードRNの電位は、第2の配線109の電位を操作す
ることで+2Vまで上昇する。これを、第2の配線109の電位を操作しない場合と比べ
ると、理想的にはオフ抵抗を最大で10桁以上も高めることができる。
シリコンを用いたトランジスタであれば、現実的には、オフ抵抗は5桁程度の上昇(チャ
ネル長が100nmでチャネル幅がチャネル長の300倍のトランジスタで、1×10
Ω程度)にとどまるが、それでも待機電流を大幅に削減できる。ちなみに、図1(B)
のプログラム素子103の第2のトランジスタ105に、しきい値電圧+0.5Vのチャ
ネル長100nmのnチャネル型トランジスタ(同等なオン特性を得るためにはチャネル
長がチャネル幅の50倍程度であればよい)を用いて、図2(A)に示す駆動をおこなっ
た場合には、オフ抵抗は数十MΩ程度にとどまる。
なお、第2のトランジスタ205として、しきい値電圧の高いpチャネル型トランジスタ
を用いてもよい。例えば、第2のトランジスタ205のしきい値電圧Vth205を0V
とすると、しきい値電圧が−0.5Vのものに比較してオン抵抗(ゲートの電位が0Vの
とき)は5桁以上小さくなる。それでいて、オフ抵抗(ゲートの電位を+2V)はほとん
ど変わらない。すなわち、第2のトランジスタ205のチャネル幅を小さくすることがで
きる。
本実施の形態に示す半導体装置は上記の構成に限らない。
図1(B)に示されるプログラム素子103は、同じ行の(すなわち、選択信号線107
を共有している)他のプログラム素子103のオンオフを変更する場合、当該プログラム
素子103のオンオフを変更する必要がなくとも、他のオンオフを変更する必要のあるプ
ログラム素子103の第1のトランジスタ104をオンとするためには、選択信号線10
7の電位を操作する必要があり、当該プログラム素子103の第1のトランジスタ104
もオンとなってしまう。
この場合、第1の配線108の電位が適切でないと、当該プログラム素子103の状態を
維持できなくなる。そのため、第1の配線108の電位(および第2の配線109の電位
)は当該プログラム素子103が適切な状態(オンまたはオフ)となる電位とする必要が
ある。そのため、当該プログラム素子のオンオフを何らかの方法で記憶しておくことが求
められる。
この問題を解決するためには、例えば、図4(A)に示すように、第1のトランジスタ1
04のソース電極と第1の配線108の間に、第3のトランジスタ111を挿入するプロ
グラム素子303とするとよい。第3のトランジスタ111のソース電極は第1の配線1
08と電気的に接続し、ドレイン電極は第1のトランジスタ104のソース電極と電気的
に接続する。
第3のトランジスタ111のゲート電極と第3の配線112が電気的に接続され、第3の
配線112から供給される電位によって、第3のトランジスタ111が制御されている。
第3のトランジスタ111が設けられることによって、プログラム素子303をマトリク
ス状に形成した場合において、特定のプログラム素子のみのオンオフを制御することがで
きる。
なお、第3のトランジスタ111は、図4(B)に示すプログラム素子403のように、
第1のトランジスタ104と第2のトランジスタ105および容量素子106の間に形成
してもよい。図4(A)または図4(B)に示す回路においては、第1のトランジスタ1
04のゲート容量および第3のトランジスタ111のゲート容量は、容量素子106の容
量よりも十分に小さいことが好ましく、いずれも容量素子106の容量の10分の1以下
、好ましくは50分の1以下とするとよい。
なお、図4に示すような第3のトランジスタを設けなくとも、第1の配線108と第2の
配線109の電位を適切に設定することで、第1のトランジスタ104のオンオフを維持
することができる。なお、この場合には、プログラム素子103のオンまたはオフの状態
が一時的に損なわれる場合があるが、プログラム素子103のオンまたはオフの状態を喪
失するわけではない。以下に、図1(B)に示されるプログラム素子103を例にとり、
その動作例を説明する。
例えば、プログラム素子103をオフとする場合を考える。そのためには、例えば、まず
第1のトランジスタ104をオンとし、第1の配線108の電位をVSS、第2の配線1
09の電位をVDDとした後、第1のトランジスタ104をオフとする。その後、第2の
配線109の電位はVDDを維持する。容量素子106の容量C106が、第2のトラン
ジスタ105のゲート容量C105よりも十分に大きな場合には、ノードRNの電位はV
SSとなる。
しばらくして、当該プログラム素子103のオンオフは変更する必要がなく、同じ行の他
のプログラム素子103のオンオフを変更する必要がある、という状況となったとする。
この場合には、選択信号線107の電位をVとする前に、第1の配線108および第2
の配線109の電位を(V−Vth104)より高い電位とするとよい。ここで、V
は、第1のトランジスタ104をオンとするために選択信号線107に印加される電位で
ある。
第2の配線109の電位を(V−Vth104)より高い電位とすることで、容量素子
106の容量結合によって、ノードRNの電位は、(VSS+V−Vth104)より
高い電位となる。ここでは、第1の配線108および第2の配線109の電位をいずれも
(V−Vth104+α)としたとする。このとき、ノードRNの電位は第2のトラン
ジスタ105をオンとする電位となることがある。
一方、この状態で、選択信号線107の電位をVとしても当該プログラム素子103の
第1のトランジスタ104はオンとならない。
当該プログラム素子103の第1のトランジスタ104に関すれば、ソース(第1の配線
108)の電位は(V−Vth104+α)であり、ドレイン(ノードRN)の電位は
(VSS+V−Vth104+α)である。また、ゲート(選択信号線107)の電位
はVである。
VSSが0V以上であれば、ソースの電位はドレインの電位以下であり、また、ゲートの
電位はソースの電位より(Vth104−α)だけ低い。αが+0.5V以上、好ましく
は+1V以上であれば、第1のトランジスタ104はオフのままである。
VSSが0V未満であれば、ソースの電位はドレインの電位より高く、また、ゲートの電
位はドレインの電位より(Vth104−VSS−α)だけ低い。(VSS+α)が+0
.5V以上、好ましくは+1V以上であれば、第1のトランジスタ104はオフのままで
ある。
例えば、VDD=+1V、VSS=0V、Vth104=+1V、Vth105=+0.
5V、V=+2Vとすると、第1の配線108および第2の配線109の電位をいずれ
も+2Vとすればよい。このとき、ノードRNの電位は、0Vから+2Vまで上昇する。
そのため、第2のトランジスタ105はオンとなる。
一方、第1のトランジスタ104のソースおよびドレイン(ノードRN)の電位は+2V
であり、ゲートの電位は+2Vであり、ゲートとソースの電位差はVth104より1V
も低いため、十分なオフである状態を維持できる。
他のプログラム素子103のプログラムが終了すれば第1の配線108および第2の配線
109の電位は、それ以前の状態に戻り、そのため当該プログラム素子103もオフとな
る。
以上の駆動方法において、第1の配線108および第2の配線109の電位は当該プログ
ラム素子103のオンまたはオフである状態にかかわらず決定できる。すなわち、当該プ
ログラム素子103のオンまたはオフである状態を読み出すことや、記憶しておくことが
不要である。
なお、マトリクス駆動で図1(B)、図3(B)、図4(A)、図4(B)に示すプログ
ラム素子をプログラムする際に、ノードRNの電位は第2の配線109の電位の変動にと
もなって変動し、図2(B)に示すようにノードRNの電位がVSSより小さくなるので
、第1のトランジスタ104のゲート(すなわち、選択信号線107)の電位をそれに応
じて低下させる必要がある。
このことを避けるためには、図5(A)に示すプログラム素子503のように、容量素子
106と第2の配線109の間に、第2の選択信号線113で制御する第4のトランジス
タ114を挿入するとよい。第4のトランジスタ114を必要なときにオフとすることで
ノードRNと第2の配線109の間の容量結合を遮断し、ノードRNの電位を適切に維持
できる。
図5(A)に示すプログラム素子503は以下のように駆動することができる。まず、当
該プログラム素子503をオンまたはオフとするには、第1のトランジスタ104と第4
のトランジスタ114をオンとする。第1の配線108と第2の配線109には互いに相
補的な電位とする。ここでは、一方をVDD、他方をVSSとする。結果、ノードRNの
電位はVDDまたはVSSとなる。
その後、第1のトランジスタ104と第4のトランジスタ114をオフとする。以上で、
当該プログラム素子503のプログラムが終了する。その後、他のプログラム素子503
のプログラムのために、第2の配線109の電位が変動する。しかし、第4のトランジス
タ114がオフであるため、ノードRNの電位の変動が抑制される。
ノードRNの電位の変動は、第2のトランジスタ105がオフのとき(ノードRNの電位
がVSSのとき)のゲート容量、容量素子106の容量、第4のトランジスタ114のオ
フのときのソースとドレイン間の容量、およびノードRNがその他の配線との間に有する
容量によって決定される。
トランジスタの大きさ(例えば、第2のトランジスタ105が第4のトランジスタ114
よりも大きい)を考慮すると、第2のトランジスタ105のオフのとき(ノードRNの電
位がVSSのとき)のゲート容量は、第4のトランジスタ114がオフのときの、ソース
とドレイン間の容量よりも十分に大きいので、ノードRNの電位の変動は、第2の配線1
09の電位の変動(VDD−VSS)よりも十分に小さくなる。
なお、第4のトランジスタ114がオフである状態でのソースとドレイン間の容量が著し
く小さい場合にはノードRNの電位が不安定となるので、第4のトランジスタ114と並
列に別の容量素子などを設けてもよい。
ところで、図1(A)に示すプログラム素子103において、待機電流を減らすためには
、第2のトランジスタ105のオフ抵抗を十分に高くすることが求められるので、第2の
トランジスタ105(nチャネル型)のしきい値電圧Vth105を高くしてもよい。し
かしながら、その場合には、オン抵抗も高くなる。
例えば、VSS=0V、VDD=+1V、ノードRNの電位が+1.5Vのとき、第2の
トランジスタ105のしきい値電圧Vth105が+0.5Vの場合と、+1Vの場合を
考えると、後者のオフ抵抗は前者より5桁以上も高くなり、待機電流を減らすという意味
では好ましいが、オン抵抗も2倍となり、オン時の電圧降下が2倍となる。
そこで、図5(B)に示すプログラム素子603のように、トランジスタ105aとトラ
ンジスタ105bを直列に接続したものを第2のトランジスタ105としてもよい。この
場合には、プログラム素子603がオフとなる場合(ノードRNの電位がVSSのとき)
、トランジスタ105aとトランジスタ105bとの間のノードの電位が、VSSよりも
高くなるため、トランジスタ105bのゲートの電位がソースやドレインよりも低いとい
う状況となる。その結果、例えば、チャネル長がLのトランジスタが1つである場合に比
べると、チャネル長がLであるトランジスタを二つ直列に接続した場合は、2桁以上オフ
抵抗を高めることができる。
ところで、このようなプログラム素子がチップ上に散在して形成されている場合、それら
を結ぶための第1の配線108や第2の配線109が長くなるため、配線抵抗が増大する
。配線抵抗が増大することによって、消費電力が増えるといった問題が生じる。そこで、
図6に示す複合プログラム素子703のように、第1の配線108と第2の配線109が
インバータ回路115を介して電気的に接続する構成としてもよい。
図6(A)では、第2の配線109に入力された信号を複合プログラム素子703内に設
けられたインバータ回路115を介して第1の配線108に入力している。また、複合プ
ログラム素子703は、プログラム素子103を有する。
インバータ回路115と第1の配線108との間には、スイッチングトランジスタ116
が挿入され、スイッチングトランジスタ116のゲート電極と電気的に接続する信号線1
17によって、インバータ回路115と第1の配線108との電気的な接続が制御されて
いる。
図6(A)に示す複合プログラム素子703のような構成とすることで、第1の配線10
8に入力される信号を複合プログラム素子内で形成することができる。そのため、第1の
配線108によって各プログラム素子間を繋ぐ必要がない。したがって、配線数を低減す
ることができ、配線の延在による消費電力を低減することができる。
なお、複合プログラム素子703は、スイッチングトランジスタ116を設けない構成と
してもよい。また、インバータ回路115として、例えば、公知のクロックドインバータ
回路や図6(B)または図6(C)に示すような簡略化したクロックドインバータ回路を
用いてもよい。
なお、図6(A)の例では、複合プログラム素子703は1つのインバータ回路115に
1つのプログラム素子103を有するものであるが、複数のプログラム素子103を有し
てもよい。
続いて、図7(A)に選択信号線107の電位を複合プログラム素子内において形成する
構成について示す。
図7(A)においては、選択信号線107の代わりに、信号線123によって、各複合プ
ログラム素子803間を接続している。信号線123の電位は、公知の昇圧回路122に
よって選択信号線107に必要とされる電位に上昇した後、選択信号線107に入力され
る。
信号線123は、選択信号線107と比較して電位変動の小さい配線である。選択信号線
107よりも電位の変動が小さい配線によって各プログラム素子間を接続しているため、
配線抵抗による電圧降下の影響が少なく、消費電力を低減することができる。
なお、図7(A)の例では、複合プログラム素子803は1つのインバータ回路115、
1つの昇圧回路122に1つのプログラム素子103を有するものであるが、インバータ
回路を有しなくてもよい。また、1つのインバータ回路115、1つの昇圧回路122に
複数のプログラム素子103を有してもよいし、1つの昇圧回路122に、複数のインバ
ータ回路115、複数のプログラム素子103を有してもよいし、複数の昇圧回路122
と、複数のインバータ回路115、複数のプログラム素子103を有してもよい。
また、図7(B)に示す複合プログラム素子903のように、複数のプログラム素子10
3毎にインバータ回路115または昇圧回路122を設ける構成としてもよい。
図7(B)は、マトリクス状に配置されたプログラム素子103が列方向に第1の配線1
08および第2の配線109を共有しており、第1の配線108および第2の配線109
はインバータ回路115を介して電気的に接続している。
行方向には信号線123を複数のプログラム素子によって共有している。信号線123は
昇圧回路122と電気的に接続し、昇圧回路122によって、必要とされる電位に上昇し
た後、選択信号線107に入力される。
複数のプログラム素子103がインバータ回路115や、昇圧回路122等を共有するこ
とによって、複合プログラム素子903が有する構成要素を少なくすることができ、高集
積化を図ることができる。
複数の複合プログラム素子903をチップ上にマトリクス状に配置すると、図8に示すよ
うになる。図8は、1つの複合プログラム素子903の中に16個のプログラム素子を有
する。また、チップ上に該複合プログラム素子903が8列、4行、合計32個マトリク
ス状に設けられている。したがって、チップ上には512個のプログラム素子があり、同
じ数だけの論理回路102へ供給する電力の制御ができる。
複合プログラム素子は、それぞれ、複数の第1の配線108および信号線123によって
電気的に接続されている。第1の配線108および信号線123を複数の複合プログラム
素子903間に共通して用いているため、チップ上の構成要素が少なくなり、高集積化を
図ることができる。
チップ上には他にも、パワーゲートコントローラ127、Yデコーダ128、Xデコーダ
129等が設けられている。パワーゲートコントローラ127は、Yデコーダ128およ
びXデコーダ129と電気的に接続し、Yデコーダ128およびXデコーダ129からデ
コードされた命令に基づき、各種制御を行う。
本実施の形態の半導体装置は、論理回路と電源との間に、論理回路と電源の接続を制御す
るプログラム素子を設けているため、演算を停止している論理回路に対して、電力の供給
を停止することができ、消費電力を低減することができる。
本実施の形態に示す構成、方法などは、他の実施の形態に示す構成、方法などと適宜組み
合わせて用いることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1に示した半導体装置の断面構造の一例を図9に示す。
図9は、第2のトランジスタ105上に、第1のトランジスタ104を重ね、さらに第1
のトランジスタ104上に容量素子106を重ねた例である。このような平面レイアウト
を採用することにより、半導体装置の占有面積の低減を図ることができ、高集積化を図る
ことができる。
図9には、基板1000上に設けられた第2のトランジスタ105を有する。基板100
0としてn型の導電型を有する単結晶シリコン基板を用い、n型を付与する不純物元素を
添加し、LDD(Lightly Doped Drain)領域やエクステンション領
域として機能するn型不純物領域1044、ソース領域またはドレイン領域として機能す
るn型不純物領域1045を形成している。第2のトランジスタ105は、nチャネル型
トランジスタであり、チャネル形成領域1043、n型不純物領域1044、ソース領域
またはドレイン領域として機能するn型不純物領域1045、ゲート絶縁膜1042、ゲ
ート電極層1041、ゲート電極層1041の側面を覆う側壁絶縁層1046を有してい
る。
また、本発明の一態様の半導体装置は図9に示す構成に限定されず、第2のトランジスタ
105としてシリサイド(サリサイド)を有するトランジスタや、側壁絶縁層を有さない
トランジスタを用いてもよい。シリサイド(サリサイド)を有する構造であると、ソース
領域およびドレイン領域がより低抵抗化でき、半導体装置の高速化が可能である。また、
低電圧で動作できるため、半導体装置の消費電力を低減することが可能である。
基板1000において、第2のトランジスタ105は隣り合うトランジスタと素子分離領
域1089により分離されており、第2のトランジスタ105上に絶縁膜1088、およ
び絶縁膜1087が積層されている。絶縁膜1087上には、絶縁膜1088および絶縁
膜1087に形成された開口を介してn型不純物領域1045に接するソース電極層10
47、ドレイン電極層1048を有する。図示していないが、ソース電極層1047およ
びドレイン電極層1048はそれぞれ、電源および論理回路と電気的に接続している。ま
た、絶縁膜1087上には、絶縁膜1084が設けられ、絶縁膜1084に設けられた開
口を介して、第2のトランジスタ105のゲート電極層1041と電気的に接続する配線
層1049が形成されている。
絶縁膜1084および配線層1049上に絶縁膜1085が積層され、絶縁膜1085上
に、絶縁膜1086が積層されている。
絶縁膜1086に形成された開口を介して、第1のトランジスタ104のドレイン電極層
1405aが配線層1049と電気的に接続している。
第1のトランジスタ104は、絶縁膜1086上のドレイン電極層1405aおよびソー
ス電極層1405bと、ドレイン電極層1405aおよびソース電極層1405b上の酸
化物半導体膜1403と、酸化物半導体膜1403上のゲート絶縁膜1402と、ゲート
絶縁膜1402上のゲート電極層1401aが設けられている。
なお、配線層1049と同じ層には、酸化物半導体膜1403と重畳する導電層1050
が設けられている。導電層1050は第1のトランジスタ104のゲート電極層として機
能する。
図9では、第1のトランジスタ104が酸化物半導体膜1403の上下に2つのゲート電
極層を有する場合について示している。一方のゲート電極層には、オン状態またはオフ状
態を制御するための信号が与えられ、他方のゲート電極層は、電気的に絶縁しているフロ
ーティングの状態であってもよいし、電位が他から与えられている状態であってもよい。
後者の場合、一対のゲート電極層に、同じ高さの電位が与えられていてもよいし、他方の
ゲート電極層にのみ接地電位などの固定の電位が与えられていてもよい。他方のゲート電
極層に与える電位の高さを制御することで、トランジスタのしきい値電圧を制御すること
ができ、第1のトランジスタのオフ電流またはリーク電流をさらに、低減させることがで
きる。
ドレイン電極層1405a上には、ゲート絶縁膜1402を介して、電極層1401bが
設けられ、ドレイン電極層1405a、ゲート絶縁膜1402、および電極層1401b
によって容量素子106を形成している。容量素子106および第1のトランジスタ10
4は、少なくともその一部が、第2のトランジスタ105と重畳して設けられているため
、高集積化を図ることができる。
第1のトランジスタ104および容量素子106上には、絶縁膜1407が形成され、絶
縁膜1407に形成された開口を介して、第1のトランジスタ104のソース電極層14
05bと第1の配線108が電気的に接続している。
ここで、第1のトランジスタ104に用いる酸化物半導体膜1403について説明する。
酸化物半導体膜1403に用いる酸化物半導体は半導体特性を示す金属酸化物である。そ
して、電子供与体(ドナー)となる水分または水素などの不純物が低減されて高純度化さ
れた酸化物半導体は、真性半導体または真性半導体に限りなく近い。
酸化物半導体膜1403としては、少なくともインジウム(In)、または亜鉛(Zn)
を含むことが好ましい。特にInとZnを含むことが好ましい。また、該酸化物半導体を
用いたトランジスタの電気特性のばらつきを低減するためのスタビライザーとして、それ
らに加えてガリウム(Ga)を有することが好ましい。スタビライザーとしては他にも、
スズ(Sn)、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)、ジルコニウム(Zr)を有
することが好ましい。
また、他のスタビライザーとして、ランタノイドであるランタン(La)、セリウム(C
e)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(
Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミ
ウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテ
チウム(Lu)のいずれか一種または複数種を有してもよい。
例えば、酸化物半導体膜1403として、単元系金属の酸化物である酸化インジウム、酸
化スズ、酸化亜鉛、二元系金属の酸化物であるIn−Zn系酸化物、Sn−Zn系酸化物
、Al−Zn系酸化物、Zn−Mg系酸化物、Sn−Mg系酸化物、In−Mg系酸化物
、In−Ga系酸化物、三元系金属の酸化物であるIn−Ga−Zn系酸化物、In−A
l−Zn系酸化物、In−Sn−Zn系酸化物、Sn−Ga−Zn系酸化物、Al−Ga
−Zn系酸化物、Sn−Al−Zn系酸化物、In−Hf−Zn系酸化物、In−La−
Zn系酸化物、In−Ce−Zn系酸化物、In−Pr−Zn系酸化物、In−Nd−Z
n系酸化物、In−Sm−Zn系酸化物、In−Eu−Zn系酸化物、In−Gd−Zn
系酸化物、In−Tb−Zn系酸化物、In−Dy−Zn系酸化物、In−Ho−Zn系
酸化物、In−Er−Zn系酸化物、In−Tm−Zn系酸化物、In−Yb−Zn系酸
化物、In−Lu−Zn系酸化物、四元系金属の酸化物であるIn−Sn−Ga−Zn系
酸化物、In−Hf−Ga−Zn系酸化物、In−Al−Ga−Zn系酸化物、In−S
n−Al−Zn系酸化物、In−Sn−Hf−Zn系酸化物、In−Hf−Al−Zn系
酸化物を用いることができる。
なお、ここでは、例えば、In−Ga−Zn系酸化物とは、InとGaとZnを主成分と
して有する酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、Inと
GaとZn以外の金属が入っていてもよい。
また、酸化物半導体膜1403として、InMO(ZnO)(m>0、且つ、mは整
数でない)で表記される材料を用いてもよい。なお、Mは、Ga、Fe、MnおよびCo
から選ばれた一の金属元素または複数の金属元素を示す。また、酸化物半導体として、I
SnO(ZnO)(n>0、且つ、nは整数)で表記される材料を用いてもよい
例えば、In:Ga:Zn=1:1:1またはIn:Ga:Zn=2:2:1、In:G
a:Zn=3:2:1の原子数比のIn−Ga−Zn系酸化物やその原子数比の近傍の酸
化物を用いることができる。または、In:Sn:Zn=1:1:1、In:Sn:Zn
=2:1:3またはIn:Sn:Zn=2:1:5の原子数比のIn−Sn−Zn系酸化
物やその原子数比の近傍の酸化物を用いるとよい。
なお、例えば、In、Ga、Znの原子数比がIn:Ga:Zn=a:b:c(a+b+
c=1)である酸化物の原子数比が、原子数比がIn:Ga:Zn=A:B:C(A+B
+C=1)の酸化物の原子数比の近傍であるとは、a、b、cが、(a−A)+(b−
B)+(c−C)≦rを満たすことをいう。rとしては、例えば、0.05とすれ
ばよい。他の酸化物でも同様である。
しかし、これらに限られず、必要とする特性に応じて適切な原子数比の酸化物半導体膜1
403を用いればよい。また、必要とする特性を得るために、キャリア濃度や不純物元素
濃度、欠陥密度、金属元素と酸素の原子数比、原子間距離、密度等を適切なものとするこ
とが好ましい。
以下では、酸化物半導体膜1403に用いることが可能な、酸化物半導体膜の構造につい
て説明する。
酸化物半導体膜は、単結晶酸化物半導体膜と非単結晶酸化物半導体膜とに大別される。非
単結晶酸化物半導体膜とは、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、多結晶酸化
物半導体膜、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystalline
Oxide Semiconductor)膜などをいう。
非晶質酸化物半導体膜は、膜中における原子配列が不規則であり、結晶成分を有さない酸
化物半導体膜である。微小領域においても結晶部を有さず、膜全体が完全な非晶質構造の
酸化物半導体膜が典型である。
微結晶酸化物半導体膜は、例えば、1nm以上10nm未満の大きさの微結晶(ナノ結晶
ともいう。)を含む。従って、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜よりも原
子配列の規則性が高い。そのため、微結晶酸化物半導体膜は、非晶質酸化物半導体膜より
も欠陥準位密度が低いという特徴がある。
CAAC−OS膜は、複数の結晶部を有する酸化物半導体膜の一つであり、ほとんどの結
晶部は、一辺が100nm未満の立方体内に収まる大きさである。従って、CAAC−O
S膜に含まれる結晶部は、一辺が10nm未満、5nm未満または3nm未満の立方体内
に収まる大きさの場合も含まれる。CAAC−OS膜は、微結晶酸化物半導体膜よりも欠
陥準位密度が低いという特徴がある。以下、CAAC−OS膜について詳細な説明を行う
CAAC−OS膜を透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Elect
ron Microscope)によって観察すると、結晶部同士の明確な境界、即ち結
晶粒界(グレインバウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CA
AC−OS膜は、結晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
CAAC−OS膜を、試料面と概略平行な方向からTEMによって観察(断面TEM観察
)すると、結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子
の各層は、CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸
を反映した形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
一方、CAAC−OS膜を、試料面と概略垂直な方向からTEMによって観察(平面TE
M観察)すると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列しているこ
とを確認できる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られな
い。
なお、本明細書において、「平行」とは、二つの直線が−10°以上10°以下の角度で
配置されている状態をいう。従って、−5°以上5°以下の場合も含まれる。また、「垂
直」とは、二つの直線が80°以上100°以下の角度で配置されている状態をいう。従
って、85°以上95°以下の場合も含まれる。
断面TEM観察および平面TEM観察より、CAAC−OS膜の結晶部は配向性を有して
いることがわかる。
CAAC−OS膜に対し、X線回折(XRD:X−Ray Diffraction)装
置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜
のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが
現れる場合がある。このピークは、InGaZnOの結晶の(009)面に帰属される
ことから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に概
略垂直な方向を向いていることが確認できる。
なお、本明細書において、結晶が三方晶または菱面体晶である場合、六方晶系として表す
一方、CAAC−OS膜に対し、c軸に概略垂直な方向からX線を入射させるin−pl
ane法による解析では、2θが56°近傍にピークが現れる場合がある。このピークは
、InGaZnOの結晶の(110)面に帰属される。InGaZnOの単結晶酸化
物半導体膜であれば、2θを56°近傍に固定し、試料面の法線ベクトルを軸(φ軸)と
して試料を回転させながら分析(φスキャン)を行うと、(110)面と等価な結晶面に
帰属されるピークが6本観察される。これに対し、CAAC−OS膜の場合は、2θを5
6°近傍に固定してφスキャンした場合でも、明瞭なピークが現れない。
以上のことから、CAAC−OS膜では、異なる結晶部間ではa軸およびb軸の配向は不
規則であるが、c軸配向性を有し、かつc軸が被形成面または上面の法線ベクトルに平行
な方向を向いていることがわかる。従って、前述の断面TEM観察で確認された層状に配
列した金属原子の各層は、結晶のab面に平行な面である。
なお、結晶部は、CAAC−OS膜を成膜した際、または加熱処理などの結晶化処理を行
った際に形成される。上述したように、結晶のc軸は、CAAC−OS膜の被形成面また
は上面の法線ベクトルに平行な方向に配向する。従って、例えば、CAAC−OS膜の形
状をエッチングなどによって変化させた場合、結晶のc軸がCAAC−OS膜の被形成面
または上面の法線ベクトルと平行にならないこともある。
また、CAAC−OS膜中の結晶化度が均一でなくてもよい。例えば、CAAC−OS膜
の結晶部が、CAAC−OS膜の上面近傍からの結晶成長によって形成される場合、上面
近傍の領域は、被形成面近傍の領域よりも結晶化度が高くなることがある。また、CAA
C−OS膜に不純物を添加する場合、不純物が添加された領域の結晶化度が変化し、部分
的に結晶化度の異なる領域が形成されることもある。
なお、InGaZnOの結晶を有するCAAC−OS膜のout−of−plane法
による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れ
る場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性
を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍に
ピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
CAAC−OS膜を用いたトランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動
が小さい。よって、当該トランジスタは、信頼性が高い。
なお、酸化物半導体膜は、例えば、非晶質酸化物半導体膜、微結晶酸化物半導体膜、CA
AC−OS膜のうち、二種以上を有する積層膜であってもよい。
酸化物半導体膜を用いたトランジスタは可視光や紫外線の照射によって、しきい値電圧が
シフトし、トランジスタの電気特性が変動することが知られているが、CAAC−OS膜
を用いることで、可視光や紫外光の照射によるトランジスタの電気特性の変動を低減する
ことが可能である。よって、信頼性の高いトランジスタを得ることができる。
なお、本実施の形態の半導体装置は、領域によって結晶性が異なる酸化物半導体膜140
3を用いてもよい。例えば、チャネルが形成される領域は高い結晶性を有し、それ以外の
領域においては、結晶性の低い膜を用いてもよい。具体的には、チャネル形成領域はCA
AC−OS膜であり、その他の領域は非晶質構造とすることもできる。
なお、酸化物半導体膜1403を構成する酸素の一部は窒素で置換されてもよい。
なお、一例として、酸化物半導体膜1403をIn−Zn系金属酸化物により形成する場
合には、ターゲットの原子数比を、In/Zn=1〜100、好ましくはIn/Zn=1
〜20、さらに好ましくはIn/Zn=1〜10とする。Znの原子数比を好ましい範囲
とすることで、電界効果移動度を向上させることができる。ここで、酸素を過剰に含ませ
るために、金属酸化物の原子数比In:Zn:O=X:Y:Zを、Z>1.5X+Yとす
ることが好ましい。
酸化物半導体膜1403としてIn−Ga−Zn系酸化物をスパッタリング法で成膜する
場合、好ましくは、原子数比がIn:Ga:Zn=1:1:1、4:2:3、3:1:2
、1:1:2、2:1:3、または3:1:4で示されるIn−Ga−Zn酸化物ターゲ
ットを用いる。前述の原子数比を有するIn−Ga−Zn酸化物ターゲットを用いて酸化
物半導体膜1403を成膜することで、多結晶膜またはCAAC−OS膜が形成されやす
くなる。
また、酸化物半導体膜1403としてIn−Sn−Zn系酸化物をスパッタリング法で成
膜する場合、好ましくは、原子数比がIn:Sn:Zn=1:1:1、2:1:3、1:
2:2、または4:9:7で示されるIn−Sn−Zn−Oターゲットを用いる。前述の
原子数比を有するIn−Sn−Zn酸化物ターゲットを用いて酸化物半導体膜1403を
成膜することで、多結晶膜またはCAAC−OS膜が形成されやすくなる。
なお、ここで、ターゲットの相対密度は90%以上100%以下、好ましくは95%以上
100%以下であるとよい。ターゲットの充填率を高くすることで、形成される酸化物半
導体膜を緻密なものとすることができる。
なお、酸化物半導体膜1403に適用することができる金属酸化物は、エネルギーギャッ
プが2eV以上、好ましくは2.5eV以上、さらに好ましくは、3eV以上であるとよ
い。このように、バンドギャップの広い金属酸化物を用いると、トランジスタのオフ電流
を低減することができる。例えば、トランジスタのチャネル幅1μmあたりのオフ電流を
1×10−19A以下、好ましくは1×10−20A以下、さらに好ましくは1×10
22A以下とすることができる。
また、酸化物半導体膜1403は、複数の酸化物半導体膜が積層された構造でもよい。例
えば、酸化物半導体膜を、第1の酸化物半導体膜と第2の酸化物半導体膜の積層として、
第1の酸化物半導体膜と第2の酸化物半導体膜に、異なる原子数比の金属酸化物を用いて
もよい。例えば、第1の酸化物半導体膜に三元系金属の酸化物を用い、第2の酸化物半導
体膜に二元系金属の酸化物を用いてもよい。また、例えば、第1の酸化物半導体膜と第2
の酸化物半導体膜を、どちらも三元系金属の酸化物としてもよい。
また、第1の酸化物半導体膜と第2の酸化物半導体膜の構成元素を同一とし、両者の原子
数比を異ならせてもよい。例えば、第1の酸化物半導体膜の原子数比をIn:Ga:Zn
=1:1:1とし、第2の酸化物半導体膜の原子数比をIn:Ga:Zn=3:1:2と
してもよい。また、第1の酸化物半導体膜の原子数比をIn:Ga:Zn=1:3:2と
し、第2の酸化物半導体膜の原子数比をIn:Ga:Zn=2:1:3としてもよい。
この時、第1の酸化物半導体膜と第2の酸化物半導体膜のうち、ゲート電極(オン状態ま
たはオフ状態を制御するための信号が与えられるゲート電極)に近い側(チャネル側)の
酸化物半導体膜のInとGaの原子数比をIn>Gaとするとよい。またゲート電極から
遠い側(バックチャネル側)の酸化物半導体膜のInとGaの原子数比をIn≦Gaとす
るとよい。
酸化物半導体では主として重金属のs軌道がキャリア伝導に寄与しており、Inの原子数
比を多くすることによりs軌道のオーバーラップが多くなる傾向があるため、In>Ga
の原子数比となる酸化物はIn≦Gaの原子数比となる酸化物と比較して高いキャリア移
動度を備える。また、GaはInと比較して酸素欠損の形成エネルギーが大きく酸素欠損
が生じにくいため、In≦Gaの原子数比となる酸化物はIn>Gaの原子数比となる酸
化物と比較して安定した特性を備える。
チャネル側にIn>Gaの原子数比となる酸化物半導体を適用し、バックチャネル側にI
n≦Gaの原子数比となる酸化物半導体を適用することで、トランジスタの電界効果移動
度および信頼性をさらに高めることが可能となる。
また、第1の酸化物半導体膜と第2の酸化物半導体膜に、結晶性の異なる酸化物半導体を
適用してもよい。すなわち、単結晶酸化物半導体、多結晶酸化物半導体、非晶質酸化物半
導体、またはCAAC−OS膜を適宜組み合わせた構成としてもよい。また、第1の酸化
物半導体膜と第2の酸化物半導体膜の少なくともどちらか一方に非晶質酸化物半導体を適
用すると、酸化物半導体膜の内部応力や外部からの応力を緩和し、トランジスタの特性ば
らつきが低減され、また、トランジスタの信頼性をさらに高めることが可能となる。
一方で、非晶質酸化物半導体は水素などのドナーとなる不純物を取り込みやすく、また、
酸素欠損が生じやすいためn型化されやすい。このため、チャネル側の酸化物半導体膜は
、CAAC−OS膜などの結晶性を有する酸化物半導体を適用することが好ましい。
また、酸化物半導体膜1403を3層以上の積層構造とし、複数層の結晶性を有する酸化
物半導体膜で非晶質酸化物半導体膜を挟む構造としてもよい。また、結晶性を有する酸化
物半導体膜と非晶質酸化物半導体膜を交互に積層する構造としてもよい。
また、酸化物半導体膜1403を複数層の積層構造とする場合の上記構成は、それぞれを
適宜組み合わせて用いることができる。
なお、酸化物半導体膜1403中のアルカリ金属およびアルカリ土類金属は少なくするこ
とが好ましく、これらの濃度は、好ましくは1×1018atoms/cm以下、さら
に好ましくは2×1016atoms/cm以下とする。アルカリ金属およびアルカリ
土類金属は、酸化物半導体と結合するとキャリアが生成される場合があり、トランジスタ
のオフ電流を増大させる原因となるからである。
酸化物半導体膜1403は、好ましくはスパッタリング法により、基板加熱温度を100
℃以上600℃以下、好ましくは150℃以上550℃以下、さらに好ましくは200℃
以上500℃以下とし、酸素ガス雰囲気で成膜する。成膜時の基板加熱温度が高いほど得
られる酸化物半導体膜の不純物元素濃度は低くなる。また、酸化物半導体膜の中の原子配
列が整い、高密度化され、多結晶膜またはCAAC−OS膜が形成されやすくなる。
さらに、酸素ガス雰囲気下で成膜することでも、希ガスなどの余分な原子が含まれないた
め、多結晶膜またはCAAC−OS膜が形成されやすくなる。ただし、酸素ガスや、アル
ゴン等の希ガスの混合雰囲気としてもよく、その場合は酸素ガスの割合は30体積%以上
、好ましくは50体積%以上、さらに好ましくは80体積%以上とする。なお、酸化物半
導体膜の成膜に用いるアルゴンおよび酸素は、水、水素などが含まれないことが好ましい
。例えば、アルゴンの純度を9N以上(例えば、露点−121℃以下、水0.1ppb以
下、水素0.5ppb以下)、酸素の純度を8N以上(例えば、露点−112℃以下、水
1ppb以下、水素1ppb以下)とすることが好ましい。
また、酸化物半導体膜1403が結晶性を有する酸化物半導体膜である場合、非晶質状態
の酸化物半導体膜よりバルク内欠陥が少ないため、表面の平坦性を高めることで非晶質状
態の酸化物半導体膜以上のキャリア移動度を得ることができる。表面の平坦性を高めるた
めには、平坦な表面上に酸化物半導体膜1403を形成することが好ましく、具体的には
、平均面粗さ(Ra)が1nm以下、好ましくは0.3nm以下、より好ましくは0.1
nm以下の表面上に形成するとよい。
Raとは、JIS B 0601:2001(ISO4287:1997)で定義されて
いる算術平均粗さを曲面に対して適用できるよう三次元に拡張したものであり、「基準面
から指定面までの偏差の絶対値を平均した値」で表現でき、以下の式にて定義される。
ここで、指定面とは、粗さ計測の対象となる面であり、座標((x,y,f(x1,
))(x,y,f(x,y))(x,y,f(x,y))(x
,f(x,y))の4点で表される四角形の領域とし、指定面をxy平面に投影
した長方形の面積をS、基準面の高さ(指定面の平均の高さ)をZとする。Raは原
子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)にて測定可
能である。
酸化物半導体膜1403の形成面を平坦化するため、絶縁膜1086に対して平坦化処理
を行ってから、酸化物半導体膜1403を形成してもよい。
例えば、平坦化処理として、研磨処理(例えば、化学的機械研磨(Chemical M
echanical Polishing:CMP)法)、ドライエッチング処理、プラ
ズマ処理等を用いることができる。
また、酸化物半導体膜1403に含まれる水素は、極力少ないことが好ましい。この水素
は、水素原子の他、水素分子、水、水酸基、またはその他の水素化物として含まれる場合
もある。そのため、酸化物半導体膜に含まれる過剰な水素(水や水酸基を含む)を除去(
脱水化または脱水素化)するための熱処理を行うことが好ましい。熱処理の温度は300
℃以上700℃以下、または基板の歪み点未満とする。熱処理は減圧雰囲気または不活性
雰囲気下などで行うことができる。また、熱処理は酸化物半導体膜の形成後、島状に加工
する前に行ってもよいし、島状に加工した後に行ってもよい。さらに、脱水化、脱水素化
のための熱処理は複数回行ってもよく、他の加熱処理と兼ねてもよい。
熱処理は、減圧雰囲気または不活性雰囲気で熱処理を行った後、温度を保持しつつ酸化性
雰囲気に切り替えてさらに熱処理を行うと好ましい。これは減圧雰囲気または不活性雰囲
気にて熱処理を行うと、酸化物半導体膜1403中の不純物(例えば、水素等)濃度を低
減することができるが、同時に酸素欠損も生じてしまう恐れがあり、このとき生じた酸素
欠損を、酸化性雰囲気での熱処理により低減することができる。
また、酸化物半導体膜1403と接する絶縁膜(例えば、絶縁膜1086やゲート絶縁膜
1402)には、膜中(バルク中)に少なくとも化学量論的組成を超える量の酸素が存在
することが好ましい。例えば、絶縁膜として、酸化シリコン層を用いる場合には、SiO
(2+α)(ただし、α>0)とする。
絶縁膜としては、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコ
ン、酸化ハフニウム、または酸化タンタルなどの酸化物絶縁膜を用いることが好ましい。
また、これらの化合物を単層構造または2層以上の積層構造で形成して用いることができ
る。積層構造とする際、酸化物半導体膜と接する絶縁膜にスパッタリング法によって形成
した酸化シリコン膜を用い、該絶縁膜の酸化物半導体膜と接する側と反対側に、CVD法
によって形成した酸化シリコン膜等の絶縁膜を用いる構成としてもよい。酸化物半導体膜
と接する絶縁膜を、水素濃度が低減された酸化物絶縁膜とすることで、酸化物半導体膜に
水素の拡散を抑制する他に、酸化物半導体膜の酸素欠陥に酸化物絶縁膜から酸素が供給さ
れるため、トランジスタの電気特性を良好にすることができる。
また、酸化物半導体膜と接する絶縁膜としては、酸化物半導体膜の構成元素から選択され
る一または複数の金属元素を含む酸化物絶縁膜を用いてもよい。例えば、酸化ガリウム膜
(GaOとも表記する、なお、xは自然数とは限らず、非自然数を含む)、酸化ガリウ
ム亜鉛膜(GaZn(x=1〜5)とも表記する、なお、xやyは自然数とは限
らず、非自然数を含む)、Ga(Gd)膜、ガリウムの含有量が多く、且つ
、インジウムの含有量の少ない絶縁性のIn−Ga−Zn酸化物膜などのガリウムを含む
酸化物絶縁膜を用いてもよい。
本実施の形態の半導体装置は、プログラム素子が、オフ電流またはリーク電流が十分に低
減された第1のトランジスタを有するため、プログラム素子に対する電力の供給を停止し
ても、論理回路と電源との接続状態を保持することができ、消費電力を低減することがで
きる。
本実施の形態の半導体装置は、オフ電流またはリーク電流が十分に低減された第1のトラ
ンジスタのドレイン電極、第2のトランジスタのゲート電極および容量素子の一方の電極
によってノードが形成される。該ノードに第1のトランジスタを介して電荷を蓄積した後
、ノードを浮遊状態として、容量素子の容量結合を利用してノードの電位を上昇させてい
るため、ノードの電位を駆動に用いた電位の変動よりも大きく変動させることができる。
したがって、配線に与える電位の変動を小さくすることができ、消費電力を低減すること
ができる。
以上、本実施の形態に示す構成、方法などは、他の実施の形態に示す構成、方法などと適
宜組み合わせて用いることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明の一態様に係る半導体装置の一つである、CPUの構成につ
いて説明する。
図10に、本実施の形態のCPUの構成を示す。図10に示すCPUは、基板9900
上に、ALU9901、ALU・Controller9902、Instructio
n・Decoder9903、Interrupt・Controller9904、T
iming・Controller9905、Register9906、Regist
er・Controller9907、Bus・I/F9908、書き換え可能なROM
9909、ROM・I/F9920と、を主に有している。なお、ALUはArithm
etic logic unitであり、Bus・I/Fはバスインターフェースであり
、ROM・I/FはROMインターフェースである。ROM9909およびROM・I/
F9920は、別チップに設けてもよい。勿論、図10に示すCPUは、その構成を簡略
化して示した一例にすぎず、実際のCPUはその用途によって多種多様な構成を有してい
る。
Bus・I/F9908を介してCPUに入力された命令は、Instruction
・Decoder9903に入力され、デコードされた後、ALU・Controlle
r9902、Interrupt・Controller9904、Register・
Controller9907、Timing・Controller9905に入力さ
れる。
ALU・Controller9902、Interrupt・Controller
9904、Register・Controller9907、Timing・Cont
roller9905は、デコードされた命令に基づき、各種制御を行なう。具体的にA
LU・Controller9902は、ALU9901の動作を制御するための信号を
生成する。また、Interrupt・Controller9904は、CPUのプロ
グラム実行中に、外部の入出力装置や、周辺回路からの割り込み要求を、その優先度やマ
スク状態から判断し、処理する。Register・Controller9907は、
Register9906のアドレスを生成し、CPUの状態に応じてRegister
9906の読み出しや書き込みを行なう。
またTiming・Controller9905は、ALU9901、ALU・Co
ntroller9902、Instruction・Decoder9903、Int
errupt・Controller9904、Register・Controlle
r9907の動作のタイミングを制御する信号を生成する。例えばTiming・Con
troller9905は、基準クロック信号CLK1を元に、内部クロック信号CLK
2を生成する内部クロック生成部を備えており、クロック信号CLK2を上記各種回路に
入力する。
Register・Controller9907は、ALU9901からの指示に従い
、Register9906が有する半導体記憶装置において、データの退避および復帰
の必要がなく、電源電圧の供給を停止することができる。
この様にして、一時的にCPUの動作を停止し、電源電圧の供給を停止した場合におい
てもデータ信号を保持することが可能であり、消費電力の低減を行うことができる。具体
的には、例えば、パーソナルコンピュータのユーザーが、キーボードなどの入力装置への
情報の入力を停止している間でも、CPUを停止することができ、それにより消費電力を
低減することができる。
本実施の形態では、CPUを例に挙げて説明したが、本発明の信号処理回路はCPUに
限定されず、マイクロプロセッサ、画像処理回路、DSP、FPGA等のLSIにも応用
可能である。
本実施の形態に示すCPUに実施の形態1に示す半導体装置を用いることで、消費電力の
低減されたCPUとすることができる。
本実施の形態に示す構成、方法などは、他の実施の形態に示す構成、方法などと適宜組み
合わせて用いることができる。
(実施の形態4)
本明細書に開示する半導体装置は、様々な電子機器に適用することができる。電子機器と
しては、テレビジョン装置(テレビ、またはテレビジョン受信機ともいう)、コンピュー
タ用などのモニタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルフォトフレーム、
携帯電話機、携帯型ゲーム機、携帯情報端末、音響再生装置、遊技機(パチンコ機、スロ
ットマシン等)、ゲーム筐体が挙げられる。
図11に電子機器の具体例を示す。図11(A)および図11(B)は、2つ折り可能な
タブレット型端末である。図11(A)は、開いた状態であり、タブレット型端末は、筐
体9630、表示部9631a、表示部9631b、表示モード切り替えスイッチ903
4、電源スイッチ9035、省電力モード切り替えスイッチ9036、留め具9033、
操作スイッチ9038を有する。
表示部9631aは、一部をタッチパネルの領域9632aとすることができ、表示され
た操作キー9638にふれることでデータ入力をすることができる。なお、表示部963
1aにおいては、一例として半分の領域が表示のみの機能を有する構成、もう半分の領域
がタッチパネルの機能を有する構成を示しているが、該構成に限定されない。表示部96
31aの全面をキーボードボタン表示させてタッチパネルとし、表示部9631bを表示
画面として用いることができる。
また、表示部9631bにおいても表示部9631aと同様に、表示部9631bの一部
をタッチパネルの領域9632bとすることができる。また、タッチパネルのキーボード
表示切り替えボタン9639が表示されている位置に指やスタイラスなどでふれることで
表示部9631bにキーボードボタン表示することができる。
また、タッチパネルの領域9632aとタッチパネルの領域9632bに対して同時にタ
ッチ入力することもできる。
また、表示モード切り替えスイッチ9034は、縦表示または横表示などの表示の向きを
切り替え、白黒表示やカラー表示の切り替えなどを選択できる。省電力モード切り替えス
イッチ9036は、タブレット型端末に内蔵している光センサで検出される使用時の外光
の光量に応じて表示の輝度を最適なものとすることができる。タブレット型端末は光セン
サだけでなく、ジャイロ、加速度センサ等の傾きを検出するセンサなどの他の検出装置を
内蔵させてもよい。
また、図11(A)では表示部9631bと表示部9631aの表示面積が同じ例を示し
ているが特に限定されず、一方のサイズともう一方のサイズが異なっていてもよく、表示
の品質も異なっていてもよい。例えば一方が他方よりも高精細な表示を行える表示パネル
としてもよい。
図11(B)は、閉じた状態であり、タブレット型端末は、筐体9630、太陽電池96
33、充放電制御回路9634、バッテリー9635、DCDCコンバータ9636を有
する。なお、図11(B)では充放電制御回路9634の一例としてバッテリー9635
、DCDCコンバータ9636を有する構成について示している。
なお、タブレット型端末は2つ折り可能なため、未使用時に筐体9630を閉じた状態に
することができる。従って、表示部9631a、表示部9631bを保護できるため、耐
久性に優れ、長期使用の観点からも信頼性の優れたタブレット型端末を提供できる。
また、この他にも図11(A)および図11(B)に示したタブレット型端末は、様々な
情報(静止画、動画、テキスト画像など)を表示する機能、カレンダー、日付または時刻
などを表示部に表示する機能、表示部に表示した情報をタッチ入力操作または編集するタ
ッチ入力機能、様々なソフトウェア(プログラム)によって処理を制御する機能、等を有
することができる。
タブレット型端末の表面に装着された太陽電池9633によって、電力をタッチパネル、
表示部、または映像信号処理部等に供給することができる。なお、太陽電池9633は、
筐体9630の片面または両面に設けることができ、バッテリー9635の充電を効率的
に行う構成とすることができるため好適である。なおバッテリー9635としては、リチ
ウムイオン電池を用いると、小型化を図れる等の利点がある。
また、図11(B)に示す充放電制御回路9634の構成、および動作について図11(
C)にブロック図を示し説明する。図11(C)には、太陽電池9633、バッテリー9
635、DCDCコンバータ9636、コンバータ9637、スイッチSW1乃至SW3
、表示部9631について示しており、バッテリー9635、DCDCコンバータ963
6、コンバータ9637、スイッチSW1乃至SW3が、図11(B)に示す充放電制御
回路9634に対応する箇所となる。
まず外光により太陽電池9633により発電がされる場合の動作の例について説明する。
太陽電池で発電した電力は、バッテリー9635を充電するための電圧となるようDCD
Cコンバータ9636で昇圧または降圧がなされる。そして、表示部9631の動作に太
陽電池9633からの電力が用いられる際にはスイッチSW1をオンにし、コンバータ9
637で表示部9631に必要な電圧に昇圧または降圧をすることとなる。また、表示部
9631での表示を行わない際には、SW1をオフにし、SW2をオンにしてバッテリー
9635の充電を行う構成とすればよい。
なお太陽電池9633については、発電手段の一例として示したが、特に限定されず、圧
電素子(ピエゾ素子)や熱電変換素子(ペルティエ素子)などの他の発電手段によるバッ
テリー9635の充電を行う構成であってもよい。例えば、無線(非接触)で電力を送受
信して充電する無接点電力伝送モジュールや、また他の充電手段を組み合わせて行う構成
としてもよい。
本実施の形態に示す電子機器に、実施の形態1に示す半導体装置を用いることで、消費電
力を低減することができる。
本実施の形態に示す構成、方法などは、他の実施の形態に示す構成、方法などと適宜組み
合わせて用いることができる。
101 半導体装置
102 論理回路
103 プログラム素子
104 トランジスタ
105 トランジスタ
105a トランジスタ
105b トランジスタ
106 容量素子
107 選択信号線
108 配線
109 配線
110 低電位電源線
111 トランジスタ
112 配線
113 選択信号線
114 トランジスタ
115 インバータ回路
116 スイッチングトランジスタ
117 信号線
122 昇圧回路
123 信号線
127 パワーゲートコントローラ
128 Yデコーダ
129 Xデコーダ
201 半導体装置
203 プログラム素子
205 トランジスタ
210 高電位電源線
303 プログラム素子
403 プログラム素子
503 プログラム素子
603 プログラム素子
703 複合プログラム素子
803 複合プログラム素子
903 複合プログラム素子
1000 基板
1041 ゲート電極層
1042 ゲート絶縁膜
1043 チャネル形成領域
1044 n型不純物領域
1045 n型不純物領域
1046 側壁絶縁層
1047 ソース電極層
1048 ドレイン電極層
1049 配線層
1050 導電層
1084 絶縁膜
1085 絶縁膜
1086 絶縁膜
1087 絶縁膜
1088 絶縁膜
1089 素子分離領域
1401a ゲート電極層
1401b 電極層
1402 ゲート絶縁膜
1403 酸化物半導体膜
1405a ドレイン電極層
1405b ソース電極層
1407 絶縁膜
9033 留め具
9034 スイッチ
9035 電源スイッチ
9036 スイッチ
9038 操作スイッチ
9630 筐体
9631 表示部
9631a 表示部
9631b 表示部
9632a 領域
9632b 領域
9633 太陽電池
9634 充放電制御回路
9635 バッテリー
9636 DCDCコンバータ
9637 コンバータ
9638 操作キー
9639 ボタン
9900 基板
9901 ALU
9906 Register
9909 ROM

Claims (1)

  1. コントローラと、
    Xデコーダと、
    Yデコーダと、
    プログラム素子と、
    論理回路と、を有し、
    前記コントローラは前記Xデコーダ及び前記Yデコーダと電気的に接続され、
    前記プログラム素子は、前記論理回路への電源供給を制御し、
    前記プログラム素子は、第1のトランジスタと、第2のトランジスタと、容量素子とを有し、
    前記第1のトランジスタのゲートは、前記Xデコーダと信号線を介して電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方は、前記Yデコーダと第1の配線を介して電気的に接続され、
    前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方は、前記第2のトランジスタのゲートと電気的に接続され、
    前記容量素子の第1の電極は、前記第2のトランジスタのゲートと電気的に接続され、
    前記容量素子の第2の電極は、第2の配線と電気的に接続され、
    前記第2の配線には、第1の電位を供給する期間と、第2の電位を供給する期間とがある半導体装置。
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