JP2017537277A - 分離油圧カプラ - Google Patents

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Abstract

分離油圧カプラは、給油栓にその第1のロック部材によって取り外し可能に取り付け可能なカプラ本体アセンブリを含む。スリーブアセンブリは、カプラ本体アセンブリに連結され、第1のロック部材をロック位置に移動させてカプラ本体を給油栓に取り付けるために、第1のロック部材と選択的に移動可能に係合させる第2のロック部材を含む。油圧カプラの外部に所定量を超える負荷を加えると、第1のロック部材は第2のロック部材に充分な力を加えることにより第2のロック部材の脆弱領域が移動し、第1のロック部材が非ロック位置に移動でき、油圧カプラを給油栓から取り外すことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に航空燃料供給に関連して使用されるような油圧カプラ装置に関する。より詳細には、本発明は、過度の外部牽引または負荷を受けたときに給油栓から分離するように設計された油圧カプラに関する。
エネルギー協会および米国石油協会(EIおよびAPI)は、航空タービンの燃料補給に使用される機器を意図する製品、または航空機に燃料を供給する工程で使用される製品に対する要件を概説する規格を提供している。2001年より前は、規格はカプラが給油ピットバルブを破壊するまたは切り離すことなく、2000ポンドの牽引力に耐えることができなければならない給油栓カプラの要件を有していた。カプラを分離する必要はなかった。この元の要件の意図は、カプラをシステム配管に連結するはずであり、カプラを連結している間に燃料トラックはカプラから走り去る、または走ってくるはずである可能性がある条件をシミュレーションすることであった。2000ポンドの牽引試験は、こうした可能性のある事故に耐えることができることを検証した。
2001年に、EIおよびAPIの規格は、4,000〜5,000ポンドの過度の牽引力で給油栓を破損する、またはピットバルブを閉じるのを妨げることなく、カプラがピットバルブ給油栓から分離する必要があると訂正された。分離する必要性は、燃料地下貯蔵室の中にかつ/または空港滑走路上に燃料が漏れることを防ぎ、また地下配管の修理は給油栓の交換より多くの費用がかかり時間を浪費すると考えられるので、地下配管を破損する可能性を最小にするように意図される。
分離カプラは、切り込みのあるラッチ突起を含むロック機構内に存在する。切り込みのあるラッチ突起は、燃料供給操作中に2つの構成要素を一緒に固定するためにピットバルブ給油栓のフランジを把持する。これらの切り込みは、ラッチ上に高い応力が集中する領域を生み出し、ラッチは予想されるとおりに所与の負荷条件下で割れる可能性がある。この分離設計は作用するが、ラッチ突起上の切り込みはすべての内圧力、ならびに外部の物理的力を直接負荷される。切り込みは経年劣化する可能性があり、これにより分離特徴が弱まるので、経年により必要な外部負荷力に満たない力で分離する可能性がある。内部流圧からのこの直接負荷により、ラッチ上に作用する力がより大きくなり、これが疲労寿命を短くする可能性があり、ラッチの摩耗または状態を入念に観察する必要がある。所望の負荷力に満たない負荷力で分離する可能性を回避するために、切り込みのあるラッチを定期的に検査する、かつ/または交換するべきである。すべてのラッチに切り込みがあるので、これは応力を受ける個々のラッチに必要である。ラッチの切り込みの詳細な製造の変化により、それぞれのラッチの強度に違いが生じる可能性があり、これにより破損する負荷力値が異なる。最近の市場にあるカプラは、カプラの上に8個以上のラッチを使用し、複数の構成要素が破損すると分離するタイプの性質の設計を想定すると、カプラが実際に分離する牽引力を予想することは難しい。個々のラッチの材料および寸法の詳細をそれぞれのカプラアセンブリにについて確実に一致させることが、製造工程には絶対不可欠である。
したがって所望の最小負荷力で給油栓から確実に分離し、すべての内圧および外部の物理的力を直接負荷されることに起因して疲労寿命を短くすることなく、また予測可能な分離負荷力を有する、分離油圧カプラが引き続き必要とされている。本発明はこれらの要件に対処し、他の関連した利点を提供する。
本発明は、燃料ピットバルブ給油栓などの給油栓から、それに加えられた所定の量を超える外部負荷力を受けると分離するように設計された油圧カプラに関する。分離油圧カプラは所望の最小負荷力で給油栓から確実に分離し、すべての内圧および外部の物理的力を直接負荷されることに起因して疲労寿命を短くすることはない。
分離油圧カプラは、流体経路を形成するために、給油栓に取り外し可能に取り付けられるカプラ本体アセンブリを備える。給油栓は燃料ピットバルブ給油栓であってもよい。
カプラ本体アセンブリはロック位置と非ロック位置との間を移動可能な少なくとも1つの第1のロック部材を有する。少なくとも1つの第1のロック部材は、少なくとも1つの第1のロック部材がロック位置に移動する際に少なくとも一部が空洞から出て延在するように、カプラ本体アセンブリの空洞内に少なくとも一部が配置されてもよい。少なくとも1つの第1のロック部材は、複数の離間した第1のロック部材を備えてもよく、それぞれはカプラ本体アセンブリの空洞内に少なくとも一部が配置される。第1のロック部材は概ね球形状を有してもよい。
スリーブアセンブリはカプラ本体アセンブリに連結される。スリーブアセンブリは、脆弱領域を有する第2のロック部材を含む。第2のロック部材は、少なくとも1つの第1のロック部材をロック位置に移動させ、カプラ本体を給油栓に取り付けるために、少なくとも1つの第1のロック部材と選択的に移動可能に係合する。また第2のロック部材は、少なくとも1つの第1のロック部材を非ロック位置に移動させることができ、カプラ本体を給油栓から取り外すことができるように、少なくとも1つの第1のロック部材から移動可能に係脱する。スリーブアセンブリは、第2のロック部材を選択的に移動させて少なくとも1つの第1のロック部材に係合させ、また少なくとも1つの第1のロック部材から係脱させるように、カプラ本体に摺動可能に連結されてもよい。
第2のロック部材は複数の脆弱領域を含んでもよい。脆弱領域は互いから概ね等しく離間されてもよい。第2のロック部材の1つまたは複数の脆弱領域は、破断可能なリガメントを形成する低減された断面積を備えてもよい。
第2のロック部材は破断リングを備えてもよい。破断リングはスリーブアセンブリの溝内に配置されてもよい。
油圧カプラの外部に所定量を超える負荷が加わると、少なくとも1つの第1のロック部材は第2のロック部材に充分な力を加えることにより、第2のロック部材の脆弱領域がずれるかまたは破断し、少なくとも1つの第1のロック部材がロック位置から非ロック位置に移動でき、油圧カプラを給油栓から取り外すことができる。第2のロック部材の脆弱領域の強度は、所定の負荷が少なくとも1つの第1のロック部材により第2のロック部材に加えられたときにずれるかまたは割れるように計算される。
第2のロック部材は、少なくとも1つの第1のロック部材から第2のロック部材の1つまたは複数の脆弱領域に力を均一に分散するように、少なくとも1つの第1のロック部材に対して位置合わせされる。第1のロック部材が複数存在する場合、複数の第1のロック部材は、第1のロック部材が第2のロック部材の1つまたは複数の脆弱領域に直接接触しないように、第2のロック部材と位置合わせされる。第2のロック部材の1つまたは複数の脆弱領域は、隣接した第1のロック部材の間に等しい距離で位置付けられる。
油圧カプラを通って流れる流体によってもたらされる圧力は、第2のロック部材に直接付与されない、または名目上最小に付与される。したがって分離油圧カプラは、すべての内圧に直接負荷されることに起因して疲労寿命を短くしない。
本発明の他の特徴および利点は、本発明の原理を例として示す添付図面とともに以下のより詳細な説明から明らかになろう
添付図面は本発明を説明する。
本発明に従って給油栓に連結された、本発明を具現化する分離油圧カプラの側面図である。 閉じている給油栓に連結された本発明の油圧カプラを示す、図1に類似した断面図である。 図2に類似しているが、そこから流体を通し本発明の油圧カプラを通るように給油栓の開口を示す断面図である。 本発明のスリーブアセンブリおよびカプラ本体アセンブリの断面図である。 本発明に従って、油圧カプラを給油栓にロックするようにロック位置に移動されるスリーブアセンブリを示す、図4に類似した断面図である。 本発明を具現化するスリーブアセンブリの上面斜視図である。 図6のスリーブアセンブリの断面図である。 本発明の破断リングのロック部材の斜視図である。 本発明に従って、カプラ本体アセンブリを給油栓にロックすることを説明する拡大断面図である。 本発明に従って、ロック位置にあるときに給油栓の一部と係合する複数の第1のロック部材を示す断面図である。 本発明に従って、破断リングの第2のロック部材と係合した複数の第1のロック部材の上面斜視図である。 本発明に従って、第1のロック部材を通して破断リングの第2のロック部材に加えられる力を示す概略図である。 本発明に従って、破断リングの第2のロック部材に第1のロック部材によって力が加えられたことに起因した、破断リングの第2のロック部材のずれを示す図である。
説明目的で添付図面に示されたように、本発明は本明細書で概ね参照番号100で示されている分離油圧カプラ内にあり、これは燃料ピットバルブ給油栓などの給油栓に選択的に取り付け可能であり、所定のレベルを超える外部負荷が加えられたときにロック解除し分離するように構成され設計される。また油圧カプラは、油圧カプラを通って流れる流体によってもたらされる圧力が直接付与されない、または油圧カプラが過度の外力を受けたときにずれるかまたは壊れるように構成され設計されたそのロック部材に名目上付与されるに過ぎないように構成され設計される。
次に図1を参照すると、所望の流体に流体連通される管12に作動可能に取り付けられた給油栓10が示されている。典型的な適用では、給油栓10は、燃料、一般にジェット燃料と、例えばジェット燃料の地下源から、またはジェット燃料タンクに延在する配管を用いて流体連通する、燃料ピットバルブ給油栓を備える。ジェット燃料流体は、給油栓が開くとジェット燃料がそこから流れて取り付けられたカプラを通り、航空機または燃料供給される他の車両にホースを繋いで流れるようにポンプ供給される、または別法として圧力を加えられる。
引き続き図1を参照すると、給油栓10に作動可能に連結された本発明を具現化する分離油圧カプラ100が示されている。参照番号「2」および「4」で標された矢印は、燃料ピットバルブ管12の入口14および/または給油栓10自体が開いたときに燃油圧ピットバルブ管12の入口14および/または給油栓自体10に入り、油圧カプラ100を通過し、例えば移動可能の燃料タンカー、航空機の燃料タンクなどに必要に応じて送達される、取り付けられた管またはチューブ(図示せず)を通過するジェット燃料などの流体流れを示す。参照番号「6」で標された矢印は、油圧カプラ100に加えられる外力の可能性を示す。これは、油圧カプラ100に走ってくる車両などの外部衝撃力、またはホース線もしくは下流導管が依然として取り付けられている間に油圧カプラ100から走り去る車両などの牽引力を含むことができる。このような力が特定の負荷を超えるときに、給油栓10および/または取り付けられた管12の破損または破壊を防止するように、カプラ装置100が給油栓給油栓10から自動的に取り外され分離することが望ましい。現在の規格には、4,000〜5,000ポンドの過度の牽引力に対して、ピットバルブが閉じ、ピットバルブを破損しないようにカプラ100がピットバルブ(給油栓10および管12)から分離することが必要であると記載されている。
次に図2を参照すると、本明細書により完全に説明されるように、本発明の油圧カプラ100は給油栓10に選択的に取り付け可能である。給油栓10の例示的設計および構成が示されている。上記のように、給油栓10は例えばジェット燃料などの流体源に流体結合されている。給油栓10は図1に示された管12などの他の管を用いて流体源に結合されてもよく、または例えば地下燃料タンクなどの燃料源から直接延在してもよい。給油栓10は、そのポペットまたはバルブ16がバネ18などを用いて閉位置に付勢されるように、一般に閉位置に付勢される。これは、給油栓10が故意に開かれない限り、給油栓10内の矢印によって示された流体が給油栓10から出ることを防止する。給油栓10は、給油栓10が開くまで流体が給油栓10の中に流れるのを防止するためにバルブまたは停止部20を含んでもよい。またこれは、バネ22などを用いて閉位置に通常付勢されてもよい。給油栓10が閉位置にある状態で、ジェット燃料などの流体は給油栓10から出ることはできない。
図2および図3を参照すると、本発明の油圧カプラ100は、給油栓10に選択的に取り付けられ結合されるように設計され構成されている。一般に油圧カプラ100は、油圧カプラ100を手動で移動させ位置付けるために1つまたは複数のハンドル102を含む。油圧カプラ100は、少なくとも1つの第1のロック部材を有するカプラ本体アセンブリ、および第2のロック部材を有するスリーブアセンブリ106を含み、スリーブアセンブリ106は、カプラ本体アセンブリ104が給油栓10にロック解除またはロックするように、非ロック位置とロック位置との間で選択的に移動する。
油圧カプラ100が給油栓10に対して定位置に連結されロックされた後、ハンドル108を作動させる、かつ/または回転させることなどにより給油栓10のバルブ16を開くことができる。ハンドル108はプッシャー110を垂直に下方に動かしてバネ18の付勢に対してバルブ16を開き、図3内で矢印によって示された流体が油圧カプラ100の通路112を通って流れ、出口114から出ることができる。出口114は、通常ジェット燃料または他の流体を必要な場所に送達するためにそこに取り付けられたホースまたは他のパイプを有する。上記のように、ジェット燃料の油圧ピットバルブの場合、給油栓バルブ16が開くと、ジェット燃料はそこから油圧カプラ100を通りホースおよび航空機または燃料を供給される他の車両の中に流れるように、ジェット燃料流体はポンプ供給されるか、または別法として圧力を加えられる。
給油栓10を通常閉じた状態に付勢するため、また油圧カプラ100がそれに取り付けられた後に給油栓10を選択的に開くために、種々の機構および手段が存在することが当業者には理解されよう。したがって示され説明された手段以外の手段が本発明によって企図される。
連結機構は給油栓10および油圧カプラ100を一緒にロックするので、流体が漏れることなく連結部を通過することができる。連結中に流圧は、2つの構成要素が一緒にロックされなかった場合にそれらの2つの構成要素は分離するはずである力を与える。構成要素を一緒に連結またはロックするための異なる方法を利用する種々の機構がある。一緒にロックされている間は、カプラをロックするほとんどの機構は配管設備より強い。したがってカプラが偶発的な外部衝撃力または牽引力を受けた場合、カプラ連結部が割れる前に配管固定点は破損するはずである。かつてはこれにより配管設備が破損した。配管設備の交換には費用が高くつく可能性があり、またあらゆる破損が配管システムに漏れを生じる可能性があった。これらの問題を回避するために、本発明のカプラ装置100は配管設備が破損する前に分離するように設計された。
次に図4および5を参照すると、カプラ本体アセンブリ104およびスリーブアセンブリ106が示されている。図4ではスリーブアセンブリ106は上昇した非ロック位置にある。しかし図5ではスリーブアセンブリ106はロック位置に移動しており、油圧カプラ100は給油栓10にしっかりと連結されロックされている。特に好ましい実施形態では、示されたようにスリーブアセンブリ106をカプラ本体アセンブリ104に摺動可能に関連付けて連結させ、油圧カプラ100を給油栓10から解除し、また給油栓10にロックするように手動で上昇させ、また低下させることができる。
カプラ本体アセンブリ104は油圧カプラ100を通る流体通路112を少なくとも部分的に画定する。カプラ本体アセンブリ104は、本明細書でより完全に説明されるように、ロック位置と非ロック位置との間を選択的に移動できる、少なくとも1つの第1のロック部材を含む。カプラ本体アセンブリ104は給油栓10の一部に直接取り付けられる。
一実施形態では、カプラ本体の下部116はその中に離間した関係で形成された複数の孔または空洞118を有する。第1のロック部材120は離間した空洞または孔118内に少なくとも一部が配置され、図5に示されたように給油栓10の一部と係合しロックするように内方に移動することができる。示された実施形態では、第1のロック部材は、概して空洞または孔内である程度移動する球型ボール120であるので、油圧カプラ100を給油栓10に係合しロックするように、ロック部材ボール120の内方に面する部分を、内方に移動させ給油栓10のリムまたは縁部24の下に配置することができる。しかし内方に押されないときは、第1のロック部材ボール120は、ロックボール120が給油栓10の縁部またはリム24から係脱するように外方に移動することができ、給油栓10から油圧カプラ100を取り除くことができる。孔または空洞118は、ロックボール120の動きを制限できる一方で、ロックボール120が空洞または孔118から完全に出ることができないように構成されることが可能である。
カプラ本体アセンブリ104を取り巻き、それに摺動可能に取り付けられるスリーブアセンブリが非ロック位置にあるとき、第1のロック部材ボール120は、カプラ本体アセンブリ104内に形成された空洞118内の所与の範囲内で自由に動くことができる。しかしスリーブアセンブリ106が非ロック位置からロック位置に移動すると、図5に示されたように、第1のロック部材ボール120は、そこから内方に延在し、給油栓10のリムまたは縁部24の下に位置付けられ、それとロック係合するように、空洞118の中に内方に押し付けられる。
次に図4〜図7を参照すると、スリーブアセンブリ106は外方に延在するフランジ122などの把持部122を含み、把持部122により油圧カプラ100の作動が選択的にスリーブアセンブリ106を上方に拳上し、スリーブアセンブリ106を係合したロック位置に下方に押すことができる。スリーブアセンブリ106はスリーブ本体124を含み、スリーブ本体124は、取り囲む物品と偶発的に接触した場合にスリーブアセンブリ106およびカプラ本体アセンブリ104の両方を保護するために、その下部の周囲に配置された緩衝部126を有してもよい。
スリーブアセンブリ106は、示されたロックボール120などの少なくとも1つの第1のロック部材をロック位置に動かしてカプラ本体アセンブリ104を給油栓10に取り付けるために、少なくとも1つの第1のロック部材と係合するように選択的に移動できる第2のロック部材を含む。特に好ましい実施形態では、スリーブ本体124は、その中に形成された開口に面した溝128を有し、溝128の中に第2のロック部材を備える破断リング130が少なくとも部分的に存在する。破断リング130は、破断リング保持具132を用いてスリーブ本体124内で定位置に保持される。破断リング保持具132はネジ134を用いて定位置に保持される。
重力効果などによりスリーブアセンブリ106が係合位置またはロック位置に不注意に下方に摺動しないように、スリーブアセンブリ106をカプラ本体アセンブリ104に対して上方に係脱位置または非ロック位置に選択的にロックする手段が提供される。このような機構は、例えば所望であれば上方に非ロック位置にスリーブアセンブリ106を保持するように、ボルトまたはネジを選択的に係合しまた係脱して、カプラ本体アセンブリ104と係合しまた係脱するように、使用者が手動で操作できるラッチネジ136を備えることができる。
次に図8を参照すると、例示的破断リング130が示されている。破断リング130は1つまたは複数の脆弱領域138を含む。これらの脆弱領域138は、一般に破断可能なリガメント140を形成する低減された断面積から構成される。リガメント140は破断リング130の残余部に比べて低減された断面積からなる。
外部負荷が油圧カプラ100に加えられると、これらの力は破断リング130に伝送され、負荷が所定量を超えると、低減された断面積内のリガメント140はずれて割れる。破断リング130は溝128内で力が所定量を超えるまである程度外方に拡がることができ、所定量を超えた時点で1つまたは複数のリガメント140は破断し割れることにより、破断リング130はずれ、第1のロック部材ボール120は外側に動き給油栓10の縁部またはリム24から係脱するので、油圧カプラ100を離断し、給油栓10に押圧するかまたは給油栓10から引き離すことができる。上に論じたように、給油栓10は、油圧カプラ100が給油栓10から係脱すると、そのバルブまたはポペットの付勢に起因して自動的に遮断するように設計され構成されてもよい。
脆弱領域138は、特に所定の力および負荷まで耐えることができるように立案し設計されてもよい。リガメント140は、異なる力および負荷に耐えるように、断面形状および厚さを変えることができる。したがって低減された断面138のスロットまたはセグメントを使用して、予測可能な応力負荷条件下で破損または割れる脆弱点が破断リング130内に生成される。低減された断面のセグメントまたはスロット138および得られるリガメント140の形状を、所与の負荷条件下で割れるように設計することができる。異なる負荷条件が必要とされる場合、スロットまたは低減された断面積138および得られるリガメント140の構成および形状を、より高いまたは低い外部負荷に耐えることができるように、それに応じて調節することができる。
破断可能なリガメント140を画定するわずか1つの脆弱領域138を破断リング130内に形成でき、または図8に示されたように、このような複数の脆弱領域138を破断リング130内に形成できる。単一の脆弱領域138により、設計者が所与の負荷下で分離する大きな予測可能性を持つシナリオを生み出すことができる。しかしこのような複数の脆弱領域138は、脆弱領域138が予測可能な外部負荷下で分離条件も得られるように、例えば互いから等距離にある方法で互いから離間されるように所与の配置で利用することもできる。したがって図8は、3つの脆弱領域138および対応する3つの破断可能なリガメント140を有する破断リング130を示しているが、単一の脆弱領域または追加の脆弱領域を形成してもよいことが理解されよう。応力負荷がより均一に分散されるように、複数の脆弱領域を利用して破断リング130に対称に追加してもよい。これは、外部衝撃力を複数の配向または方向に送達できる場合に特に適切である。
異なる配向または方向において均一な分離を達成するために、脆弱領域138の数および形状を変えることができる。さらに均一に離間された脆弱領域138により一様な応力の分散ができるので、外部力をあらゆる方向に加えることができる。均一に離間された脆弱領域138により、加えられた外部力の方向にかかわらず一定の分離力をもたらす。同様に一部の場合には単一の脆弱領域138で充分であることがある。依然として単一の脆弱領域138はすべての負荷方向に応力を加えるが、負荷分散は対称ではなくてもよく、反対方向への外部分離力が異なる分離結果を提供する可能性があることを意味する。それにもかかわらず油圧カプラ100は、破断リング130内に単一の脆弱領域を備える状態でも依然として分離する。
好ましくは、より予測可能性が高い分離力を可能とするためにロックボール120から破断リング130に加えられる負荷をより均一に分散するように、脆弱領域138および破断可能なリガメント140は第1のロック部材ボール120に対して位置合わせされ配向される。好ましくは脆弱領域138および破断可能なリガメント140は、隣接したロックボール120の間で中間に配向される。
図6〜図8を参照すると、このような配向および位置合わせを達成するために、破断リング130は、破断リング130が所与の配向および位置に置かれ保持されるように、また第1のロック部材ボール120が適切に分散され、脆弱領域138および破断可能なリガメント140に直接接触しないように回転が阻止されるように、スリーブアセンブリ106の位置合わせピン144を係合する位置合わせスロット142を含む。これによりロックボール120は均等な力を破断リング130に加えることができる。さらにスリーブアセンブリ106をカプラ本体アセンブリと位置合わせするために、スロット146は、それを通ってピンまたはネジ148をカプラ本体アセンブリ104の中に延在することができるスリーブ本体124内に形成される。これはスリーブア本体センブリ106をカプラ本体アセンブリ104に位置合わせし、脆弱領域138および破断可能なリガメント140に直接接触せず、外部負荷または力が油圧カプラ100に加えられると、負荷をより均等に破断リング130に分散するように、確実に第1のロック部材ボール120を適切に分散させ破断リング130に位置合わせする。細長いスロット146およびピン148の配列は、カプラ本体アセンブリ104に対するスリーブアセンブリ106の回転を阻止するが、依然としてスリーブアセンブリ106を摺動可能に上げ下げすることができる。したがってロックボール120に対する破断リング130の適切な配向および位置付けは保持される。
再度図4を参照すると、係脱し非ロック位置にあるカプラ本体アセンブリ104およびスリーブアセンブリ106が示されている。すなわち第2のロック部材を備える破断リング130および第1のロック部材を備えるロックボール120が互いに係合せず、ロックボール120が空洞118内である程度自由に動くように、スリーブアセンブリ106は上昇され非ロック位置または係脱位置にある。
次に図5を参照すると、油圧カプラ100が給油栓10に固定されたときに、カプラ本体アセンブリ104は給油栓10上に固定され、必要である場合にラッチネジ136を緩めてラッチを解除することにより、スリーブアセンブリ106が縁部または停止部150を係合するまで、例えばスリーブアセンブリ106を手動で下方に押圧することによりスリーブアセンブリ106を再位置付けすることができる。この点で破断リング130はロックボール120に係合され、ロックボール120は内方に給油栓10のリムまたは隆起部24の下に押し付けられる。この位置は図5、図9、および図10に示されている。ロックボール120は給油栓10のリムまたはフランジ24の外周の周りおよび下に固定される。スリーブアセンブリ106が下方に押圧されると、ロックボール120が破断リング130の先端面取り縁部152を上昇させる際に、フランジの唇部の下に内方に押し付けられる。
第1のロック部材ボール120が給油栓10のリムまたは隆起部24の表面下を係合するようにその空洞内に内方に移動する、図10の断面図が示されている。破断リング130はロックボール120を定位置で保持し、したがってロックボール120は第1のロック部材として働き、破断リング130は第2のロック部材として働き、これらは協働して油圧カプラ100を給油栓10にロックする。
図11は、ロックボール120が脆弱領域138および破断可能なリガメント140に直接接触せず、好ましくは、これらは示されたように隣接したロックボール120の実質的に中間に配置されるように、脆弱領域138および破断可能なリガメント140に対して適切に均等に分散されるロックボール120を示す。
ジェット燃料などの流体が給油栓10および油圧カプラ100を通過する際に、流体の動きおよび圧力によってもたらされた内力は直接力を与えず、または破断リング130およびスリーブアセンブリ106が加圧流体と直接接触しないので、破断リング130にまさに名目上の量の力を間接的に付与する。
しかし次に図12および図13を参照すると、油圧カプラ100に外力が加えられたとき、例えば油圧カプラ100が、給油栓に結合され取り付けられた油圧カプラ100に不注意に走ってくる車両、または油圧カプラ100から走り去る車両によってもたらされる可能性がある、押圧する外部負荷または牽引する外部負荷を受けたとき、これらの力は不均衡を生み出し、力が第1のロックボール120に加えられ、その少なくとも一部は油圧カプラ100に加えられた外部負荷および力に応答して外方に動き、したがって破断リング130に力を付与する。これらの力が所定量、すなわちリガメントの強度を超えると、破断リング130はずれる、例えば破断リガメント140が破断し割れる。これにより第1のロックボール120は第2のロック部材破断リング130に引き続き圧力を加え、破断リング130は溝128の中に外方に拡がることができ、第1のロックボール120はさらに外方に動き、給油栓10のリムまたは隆起部24および油圧カプラ100から離れて給油栓10からロック解除され分離することができる。
第1のロック部材ボール120により保持リング130に加えられる力は実質的に等しいように方向矢印で示されているが、実際にそのような力は油圧カプラ100に加えられる外力の方向および配向に依存して等しくなくてもよいことが理解されよう。したがってこれらの力の方向矢印は、外部負荷が所定量を超えるときに1つまたは複数のロック部材ボール120が破断リング130をずらして割るために充分な力を加えるはずであることを示すための例示的目的に過ぎない。
破断リング130は割れるが、給油栓10およびピットバルブ構成要素は過剰に破損せず、ほとんどの場合はまったく破損しない。給油栓10はバネ18によって付勢されたポペットまたは部材16の性質に起因して通常自動的に遮断する構成であるので、この事象でも流体がほとんど漏れない。
破断リング130はスリーブアセンブリ106の溝128内に保持されるので、少なくとも破断リング130、および恐らくスリーブアセンブリ106または油圧カプラ100全体さえも、交換する必要があることがある。しかしそれを行う費用および不都合は、そうでなければ給油栓10およびピットバルブが破損した場合に被るに違いない破損および費用に比べて最低限である。
しかし外力が油圧カプラに加えられないときの通常作動の場合、燃料または他の流体が送達された後にバルブはハンドル108を回転することなどによって閉じられ、スリーブアセンブリ106は破断リング130の形で第2のロック部材を複数のロックボール120の形で第1のロック部材から係脱するように手動で上方に引き上げられることにより、ロックボール120が自由に動いて係脱し給油栓10の縁部または唇部24の上を動くことができる。
いくつかの実施形態について例示のために詳細に説明されたが、様々な修正が本発明の精神および範囲から逸脱することなくなされてもよい。したがって本発明は添付の特許請求の範囲によって限定される場合を除いて限定されるべきではない。

Claims (23)

  1. 流体を形成するために給油栓に取り外し可能に取り付け可能であるカプラ本体アセンブリと、
    ロック位置と非ロック位置との間を移動可能な少なくとも1つの第1のロック部材を有する前記カプラ本体アセンブリを備える経路と、
    前記カプラ本体アセンブリに連結され、脆弱領域を有する第2のロック部材を含むスリーブアセンブリであって、前記第2のロック部材は、前記少なくとも1つの第1のロック部材をロック位置に移動させ、前記カプラ本体を前記給油栓に取り付けるために、前記少なくとも1つの第1のロック部材と選択的に移動可能に係合し、前記少なくとも1つの第1のロック部材を前記非ロック位置に動かすことができ、前記カプラ本体を前記給油栓から分離させることができるために、前記少なくとも1つの第1のロック部材から移動可能に係脱する、スリーブアセンブリとを備え、
    前記油圧カプラの外部に所定量を超える負荷を加えると、前記少なくとも1つの第1のロック部材は前記第2のロック部材に充分な力を加えることにより、前記第2のロック部材の前記脆弱領域がずれ、前記少なくとも1つの第1のロック部材が前記ロック位置から前記非ロック位置に移動でき、前記油圧カプラを前記給油栓から取り外すことができる、分離油圧カプラ。
  2. 前記油圧カプラを通って流れる流体によってもたらされる圧力は直接付与されない、または前記第2のロック部材に名目上最小に付与される、請求項1に記載の油圧カプラ。
  3. 前記スリーブアセンブリは、前記第2のロック部材を選択的に移動させて前記少なくとも1つの第1のロック部材に係合させ、また前記少なくとも1つの第1のロック部材から係脱させるように、前記カプラ本体に摺動可能に連結される、請求項1に記載の油圧カプラ。
  4. 前記第2のロック部材は複数の離間した脆弱領域を含む、請求項1に記載の油圧カプラ。
  5. 前記脆弱領域は互いから概ね等しく離間される、請求項4に記載の油圧カプラ。
  6. 前記第2のロック部材の前記脆弱領域は、破断可能なリガメントを形成する低減された断面積を備える、請求項1に記載の油圧カプラ。
  7. 前記第2のロック部材は破断リングを備える、請求項1に記載の油圧カプラ。
  8. 前記破断リングは前記スリーブアセンブリの溝内に配置される、請求項7に記載の油圧カプラ。
  9. 前記少なくとも1つの第1のロック部材は、前記カプラ本体アセンブリの空洞内に少なくとも一部が配置され、前記少なくとも1つの第1のロック部材が前記ロック位置に移動する際に少なくとも一部が前記空洞から出て延在する、請求項1に記載の油圧カプラ。
  10. 前記少なくとも1つの第1のロック部材は複数の離間した第1のロック部材を備え、それぞれは前記カプラ本体アセンブリの空洞内に少なくとも一部が配置される、請求項9に記載の油圧カプラ。
  11. 前記第1のロック部材は概ね球形状を有する、請求項10に記載の油圧カプラ。
  12. 前記離間した第1のロック部材は、前記第1のロック部材が前記第2のロック部材の前記脆弱領域に直接接触しないように、前記第2のロック部材に位置合わせされる、請求項9に記載の油圧カプラ。
  13. 前記第2のロック部材の前記脆弱領域は隣接した第1のロック部材の間に等しい距離で位置付けられる、請求項12に記載の油圧カプラ。
  14. 前記第2のロック部材の前記脆弱領域の強度は、所定の負荷が前記少なくとも1つの第1のロック部材により前記第2のロック部材に加えられるとずれるように計算される、請求項1に記載の油圧カプラ。
  15. 前記第2のロック部材は、前記少なくとも1つの第1のロック部材から前記第2のロック部材の前記脆弱領域に力を均等に分散するように、前記少なくとも1つの第1のロック部材に対して位置合わせされる、請求項4に記載の油圧カプラ。
  16. 燃料ピットバルブ給油栓とともに流体経路を形成するために前記燃料ピットバルブ給油栓に取り外し可能に取り付け可能なカプラ本体アセンブリであって、前記カプラ本体アセンブリは、ロック位置と非ロック位置との間で移動可能な複数の離間した第1のロック部材を有し、前記ロック部材は前記カプラ本体アセンブリの離間した空洞内に少なくとも一部が配置され、空洞から少なくとも一部が延在し、前記第1のロック部材が前記ロック位置に移動すると前記燃料ピットバルブ給油栓と係合する、カプラ本体アセンブリと、
    前記カプラ本体アセンブリに連結されたスリーブアセンブリと、
    前記スリーブアセンブリの溝内に配置された破断リングから構成され、それに所定の負荷が加えられるとずれるように計算された脆弱領域を有する第2のロック部材であって、前記破断リングは、前記カプラ本体を前記給油栓に取り付けるロック位置に前記第1のロック部材を動かすために、前記第1のロック部材と選択的に移動可能に係合され、前記第1のロック部材を前記非ロック位置に動かすことができ、前記カプラ本体を前記給油栓から取り外すことができるために、前記第1のロック部材から係脱させるように選択的に移動可能である、第2のロック部材とを備え、
    前記スリーブアセンブリは、前記破断リングを選択的に移動させて前記第1のロック部材に係合させ、また前記第1のロック部材から係脱させるために前記カプラ本体アセンブリに摺動可能に結合され、
    前記油圧カプラの外部に所定量を超える負荷を加えると、前記少なくとも1つの第1のロック部材は前記破断リングに充分な力を加えることにより、前記破断リングの前記脆弱領域がずれ、前記第1のロック部材が前記ロック位置から前記非ロック位置に移動でき、前記油圧カプラを前記給油栓から取り外すことができる、分離油圧カプラ。
  17. 前記油圧カプラを通って流れる流体によってもたらされる圧力は前記破断リングに直接付与されない、または名目上最小に付与される、請求項16に記載の油圧カプラ。
  18. 前記破断リングは互いから概ね等しく離間された複数の脆弱領域を含む、請求項16に記載の油圧カプラ。
  19. 前記破断リングは、前記第1のロック部材から前記破断リングの前記脆弱領域に力を均等に分散するように、前記第1のロック部材に対して位置合わせされる、請求項18に記載の油圧カプラ。
  20. 前記破断リングの前記脆弱領域は、破断可能なリガメントを形成する低減された断面積を備える、請求項16に記載の油圧カプラ。
  21. 前記第1のロック部材は概ね球形状を有する、請求項16に記載の油圧カプラ。
  22. 前記第1のロック部材は、前記第1のロック部材が前記破断リングの前記脆弱領域に直接接触しないように、前記破断リングに位置合わせされる、請求項16に記載の油圧カプラ。
  23. 前記破断リングの前記脆弱領域は隣接した第1のロック部材の間に等しい距離で位置付けられる、請求項16に記載の油圧カプラ。
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