JP2575593B2 - 流体圧による往復動の発生方法及び発生装置 - Google Patents

流体圧による往復動の発生方法及び発生装置

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JP2575593B2
JP2575593B2 JP5240072A JP24007293A JP2575593B2 JP 2575593 B2 JP2575593 B2 JP 2575593B2 JP 5240072 A JP5240072 A JP 5240072A JP 24007293 A JP24007293 A JP 24007293A JP 2575593 B2 JP2575593 B2 JP 2575593B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空圧式自動カッター工
具等の駆動装置として使用することができる流体圧によ
る往復動の発生方法及び発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来における空圧式自動カッター
工具100の断面構造を模式的に示した図である。この
空圧式自動カッター工具100は、前壁101及び後壁
102で囲まれたシリンダ103内に、前後両端部にピ
ストン105,106を有したスピンドル104が前後
摺動自在に収納されており、このスピンドル104の中
途部に、シリンダ内壁に周接する前部、中央部、後部の
各環状リブ111,112,113を有したスライダー
弁116が前後摺動自在に嵌められて成る。スピンドル
104は、シリンダ103の前壁101と前ピストン1
05との間に介設された前バネ107と、シリンダ10
3の後壁102と後ピストン106との間に介設された
後バネ108との弾発力が釣り合う状態で停止保持され
ている。またこのスピンドル104の前端部は、シリン
ダ103の前壁101を貫通して前方へ突出しており、
この突出端部にカッター刃120を取り付けるようにし
てある。
【0003】上記スライダー弁116には、中央部の環
状リブ112と後部の環状リブ113との間の周面から
スライダー弁116の前面へ抜ける前向き給気路114
と、前部の環状リブ111と中央部の環状リブ112と
の間の周面からスライダー弁116の後面へ抜ける後向
き給気路115とが形成されている。またシリンダ10
3には、中立停止状態にあるスライダー弁116の前向
き給気路114と合致するように給気本通路109が形
成されている。110は排気路であって、所定位置でシ
リンダ103内に開口するようになっている。
【0004】このようにして成る従来の空圧式自動カッ
ター工具100は、次のように作動する。まず給気本通
路109からスライダー弁116の前向き給気路114
を経て、スライダー弁116と前ピストン105との間
へ空気が送られると、スライダー弁116が勢いよく後
進してその後面で後ピストン106を叩き、スピンドル
104を後進させるようになる。また、このときスライ
ダー弁116の後向き給気路115が給気本通路109
と合致するようになり、この後向き給気路115に送ら
れた空気がスライダー弁116と後ピストン106との
間へ送られるようになる。そのため、今度はスライダー
弁116が勢いよく前進してその前面で前ピストン10
5を叩き、スピンドル104を前進させるようになる。
このときスライダー弁116の前向き給気路114が再
び給気本通路109と合致するようになるので、以上の
動きが高速で繰り返されて、カッター刃120はスピン
ドル104と共に前後方向へ往復動を起こすようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スライダー弁116が
前進・後進を繰り返すたびに、前バネ107や後バネ1
08が衝撃的且つ瞬間的な圧縮及び伸長を繰り返すもの
であるから、これら前バネ107や後バネ108は劣化
又は破損しやすく、比較的頻繁に交換を必要としてい
た。またスライダー弁116の前後進によって空気の供
給流路を切り換えるようにしてあるが、前バネ107や
後バネ108が有する弾発力のバランスが悪い場合(上
記したような劣化が生じた場合を含む)には、スライダ
ー弁116の停止位置(進行方向の逆転位置)にバラツ
キが生じ、そのため前後進の動作に悪影響が出て、カッ
ター刃120の往復動にも円滑性が得られなくなるとい
う問題があった。さらに、バネの作動速度が限界速度と
なり、それ以上高速で駆動させることができない。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、前バネや後バネ等の交換を頻繁に行う必要が
なく、しかもカッター刃等の往復動を円滑に行わせるこ
とができるようにするとともに、バネ式のものに比して
より高速に駆動可能な流体圧による往復動の発生方法及
び発生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明の往復動の発生方法は、シリンダ内に駆動取出ヘッド
と一体の駆動プランジャを第1室に流体を加給すること
で後進し且つ第2室に流体を加給することで前進するよ
うに前後摺動自在に設けるとともに、シリンダ内に切換
プランジャを第3室に流体を加給することで第1姿勢と
なされ且つ第4室に流体を加給することで第2姿勢とな
るように設け、切換プランジャが第1姿勢のとき、駆動
プランジャの第2室に作動流体を加給するとともに駆動
プランジャの第1室内の流体をシリンダ外に排出し、切
換プランジャが第2姿勢のとき、駆動プランジャの第1
室に作動流体を加給するとともに駆動プランジャの第2
室内の流体をシリンダ外に排出し、駆動プランジャが後
進限にある位置から所定量前進した後に切換プランジャ
を流体圧により第1姿勢から第2姿勢に切換えるべく第
4室に作動流体を加給し、駆動プランジャが前進限にあ
る位置から所定量後進した後に切 換プランジャを流体圧
により第2姿勢から第1姿勢に切換えるべく第3室に作
動流体を加給するものである。
【0008】また、本発明の往復動の発生装置は、シリ
ンダ内に駆動取出ヘッドと一体の駆動プランジャが第1
室に流体を加給することで後進し且つ第2室に流体を加
給することで前進するように前後摺動自在に設けられる
とともに、シリンダ内に切換プランジャが第3室に流体
を加給することで第1姿勢となされ且つ第4室に流体を
加給することで第2姿勢となるように設けられ、切換プ
ランジャが第1姿勢のとき、駆動プランジャの第2室に
作動流体を加給する後部供給路と、駆動プランジャの
室内の流体をシリンダ外に排出する前部排出路が形成
されるとともに、切換プランジャが第2姿勢のとき、駆
動プランジャの第1室に作動流体を加給する前部供給路
と、駆動プランジャの第2室内の流体をシリンダ外に排
出する後部排出路が形成されるように、シリンダ及び切
換プランジャに流体の流路が設けられているとともに、
駆動プランジャが後進限にある位置から所定量前進した
後に切換プランジャを流体圧により第1姿勢から第2姿
勢に切換えるべく第4室に作動流体が加給され、かつ、
駆動プランジャが前進限にある位置から所定量後進した
後に切換プランジャを流体圧により第2姿勢から第1姿
勢に切換えるべく第3室に作動流体が加給されるよう
に、シリンダ及び切換プランジャに流体の流路が形成さ
れているものである。
【0009】切換プランジャは、駆動プランジャの後方
でシリンダ内に前後摺動自在に設け、切換プランジャが
後進したときが第1姿勢となし、切換プランジャが前進
したときが第2姿勢となるように構成しておくことが好
ましい。
【0010】
【作用】本発明では、バネを用いることなく駆動プラン
ジャを高速かつ円滑に往復動させることができ、バネの
作動速度に制限されることなく高速に駆動させることが
できるとともに、バネの破損もないので耐久性も向上す
る。 また、作動流体の流路をシリンダ及び切換プランジ
ャに形成しているので、コンパクトな構造としつつも、
上述の作用を奏することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係る往復動発生装置1を本体胴3内
に組み込んだ空圧式自動カッター工具2を示す側面図で
あって、4は往復動発生装置1の駆動取出ヘッドであ
り、5はこの駆動取出ヘッド4に取り付けられて往復動
するカッター刃であり、14は上記本体胴3と給気系統
及び排気系統を有するホース6とを接続するためのホー
ス継手であり、7はこのホース継手14内で供給空気の
断続を行う操作スイッチである。
【0012】図2は上記本体胴3を拡大破断することに
よって往復動発生装置1を示した側断面図であって、こ
の往復動発生装置1は、前壁11を有した前部シリンダ
10と、この前部シリンダ10の後部に連結された後部
シリンダ12と、上記ホース継手14の一部として後部
シリンダ12の後部を閉塞するようになる後壁13とか
ら構成されたシリンダ15に対し、上記前部シリンダ1
0内に前部プランジャ20(駆動プランジャ)が前後摺
動自在に収納され、また上記後部シリンダ12内に後部
プランジャ21(切換プランジャ)が前後摺動自在に収
納されて成る。上記後壁13には、後部プランジャ21
用の緩衝材17が、その前部を後部シリンダ12内で露
出させた状態で埋設されている。
【0013】上記前部プランジャ20は、前部シリンダ
10の内径一杯に張り出すように形成され、その前後面
を受圧面とするフランジ部20aと、このフランジ部2
0aの外周端から前後に突出して設けられた円筒状周壁
20bとによって断面H字状を呈するように形成されて
成る。上記フランジ部20aには、前部シリンダ10の
前壁11を貫通して本体胴3よりも前方へ突出する駆動
軸22が連結されており、この駆動軸22の前部突端部
に上記した駆動取出ヘッド4(図1参照)が設けられて
いる。
【0014】図3は上記後部プランジャ21を示す側面
図であって、この後部プランジャ21は小径部21a,
中径部21b,大径部22cを有しており、小径部21
aには第1くびれ部24が設けられ、中径部21bには
第2くびれ部25及び第3くびれ部26が設けられてい
る。中径部21bの前端部(小径部21aとの段差部)
には面取部27が設けられている。そして、小径部21
aの内部には、第1くびれ部24の外周面と前端面とを
連通する通気路39が形成されている。
【0015】図4は上記前部シリンダ10を示すもので
あって、(a)は後面図、(b)はA−A線断面図(図
2と同じ向きである)、(c)はB−B線断面図であ
る。この前部シリンダ10には、前壁11の前部に上記
した駆動軸22を保持するガイド筒23が設けられてみ
り、このガイド筒23内には軸受け用のブシュやパッキ
ン等を装着するための段部が形成されている。前部シリ
ンダ10の内径は、前壁11寄りの一部域10aを除
き、上記した前部プランジャ20の外周面と気密状に接
触しつつこれを摺動可能に保持できる寸法に形成されて
おり、この内径に対して上記前壁11寄りの一部域10
aの内径は僅かに径大に形成されている。一方、この前
部シリンダ10の周壁内部(肉厚内部)には、その前後
方向に沿うように3本の通気路30,31,32が形成
されている。これら各通気路30〜31は、シリンダ内
壁の前後方向及び周方向で異なる各位置に一端部を開口
させ、他端部を前部シリンダ10の後端面に開口させる
ようになっている。
【0016】以下における説明の便宜上、各通気路30
〜32におけるシリンダ内壁側の開口を孔a,c,eと
し、同様に各通気路30〜32における前部シリンダ1
0の後端面側の開口を孔b,d,fとする。図5は上記
後部シリンダ12を示すものであって、(a)は前面
図、(b)は右側面図、(c)はC−C線断面図(図2
と同じ向きである)、(d)はD−D線断面図、(e)
はE−E線断面図である。この後部シリンダ12の外周
部のうち、前端部寄りは、上記した前部プランジャ20
の円筒状周壁20bにおける後部側内径よりも小さくな
るように径小化されている。そして、この径小化された
部分より後方となる外周部には、相反する周面を前後方
向に沿って半月溝状に凹ませ、且つそれらの後端部は開
放するが前端部は開放させないようにして形成した凹部
38が設けられている。また後部シリンダ12の内部
は、その前方から後方へ向けて小径部12a,中径部1
2b,大径部12cに分けられている。これら各部(1
2a,12b,12c)の内径は、上記した後部プラン
ジャ21における小径部21a,中径部21b,大径部
22cの各外周面と気密状に接触しつつこれらを摺動可
能に保持できる寸法に形成されている。なお、中径部1
2bの前端部(小径部12aとの段差部側近)には、そ
れより後部側の中径部12bの内径よりも僅かに径大化
された中ぐり部12dが形成されている。そして、上記
半月溝状の凹部38内にあって小径部12aと重なる部
分で径方向に貫通する孔u、中径部12bと重なる部分
で径方向に貫通する孔x,y、及び大径部12cと重な
る部分で径方向に貫通する孔zが形成されている。また
この後部シリンダ12の周壁内部(肉厚内部)には、そ
の前後方向に沿って5本の通気路33〜37が形成され
ている。このうち、通気路34〜36は、シリンダ内壁
の前後方向及び周方向で異なる各位置に一端部を開口さ
せ、他端部を後部シリンダ12の前端面に開口させるよ
うになっている。またこれらとは別の2本のうち、一方
の通気路33は上記中径部12bに対応して前後に2か
所を開口させ、他端部を後部シリンダ12の後端面に開
口させるようになっている。そして他方の通気路37
は、中径部21bと大径部22cとを互いに連通させる
べく両端部を各々のシリンダ内壁に開口させている。勿
論、これら通気路33や37についても、上記した通気
路34〜36と各々周方向で異なる位置付けとなってい
る。
【0017】以下における説明の便宜上、各通気路33
〜37におけるシリンダ内壁側の開口を孔g,h,j,
n,p,s,tとし、同様に各通気路34〜36におけ
る後部シリンダ12の前端面側の開口を孔k,m,rと
し、更に通気路33における後部シリンダ12の後端面
側の開口を孔iとする。これら前部シリンダ10と後部
シリンダ12とは、通気路30と34とが孔bとkとの
連通状態となり、通気路31と35とが孔dとmとの連
通状態となり、通気路32と36とが孔fとrとの連通
状態となるようにして連結され、この連結状態がノック
ピン等の位置決め手段(図示略)によって保持されるよ
うになっている。これら各々の連通された通気路が、時
には回流路として、また時には切り換え用の供給路とし
て活用される。また図2に示すようにこれら前部シリン
ダ10及び後部シリンダ12が本体胴3内に収納され、
これにホース継手14が結合される場合には、上記通気
路33の孔iがホース継手14に設けられた給気本通路
16と連通されて供給路を形成するようになっている。
また、半月溝状の凹部38が本体胴3の内周面との間で
排気用の直放路を形成するようになり、この直放路がホ
ース継手14内の排気系統(図示略)と連通されるよう
になっている。なお、図2においては、通気路31,3
5及び通気路32,36並びに通気路37の図示位置を
実際の形成位置とはずらして描いてあり、通気路37以
外は他との混同を避けるうえでそれぞれ破線で示した。
また孔u,x,y,zについては二点鎖線で示した。
【0018】次に、本発明に係る往復動発生方法につ
き、前記した往復動発生装置1を模式的に描いた図6
(a)乃至(c)に基づいて説明する。図6(a)に示
すように、前部シリンダ10内では前部プランジャ20
をその前後摺動域の後停止位置で待機させると共に、後
部シリンダ12内では後部プランジャ21をその前後摺
動域の前停止位置(第2姿勢)で待機させておき(即
ち、相互近接状態にしておき)、この状態から作動を開
始させるものとする。
【0019】操作スイッチ7(図1参照)を押し操作し
た後、給気本通路16及び通気路33からの供給空気は
まず孔hと孔gとに分流するが、孔hへと流れ込むもの
は後部プランジャ21の第2くびれ部25を経て孔jへ
至り、通気路34,30を経て孔aから前部プランジャ
20の前方に形成されている第1室へと供給される。而
して、通気路33、第2くびれ部25及び通気路34,
30とにより、駆動プランジャ20の前部室(第1室)
に作動流体を加給する前部供給路が形成されている。
【0020】一方、孔gへと流れ込むものは、後部プラ
ンジャ21の小径部21aと中径部21bとの間に設け
られた段差部と、後部シリンダ12の小径部12aと中
径部12bとの間に設けられた段差部との両者が、互い
に密着している部分へと加給されるようになる。この部
分では、後部プランジャ21の面取部27(図3参照)
と後部シリンダ12の中ぐり部12d(図5参照)とが
合致状態にあるので、これら両者間へ空気が分け入るよ
うになって上記段差部相互間を押し開くように作用す
る。そのため、この段差部相互間に第3室を形成させな
がら後部プランジャ21を後進させるようになる。そし
て、この後部プランジャ21が後進することによる推力
により、後部プランジャ21の後方に形成されている第
4室内にそれまで充満していた空気が、孔nから通気路
35,31を経て、孔cから、後部プランジャ21と前
部プランジャ20との間の第2室へと回流されるように
なる。また第4室内において余剰となる空気は、孔sか
ら孔tへと通気路37を経、更に後部プランジャ21の
第3くびれ部26を経て孔yからその外側の凹部38
(直放路)へ出され、ホース継手14側へと排気され
る。
【0021】図6(b)に示すように後部プランジャ2
1が後進することによって孔hが閉塞され、第1室への
空気の供給が断たれた後、孔gから第3室へ流れ込む空
気が後部プランジャ21の第1くびれ部24からその内
部の通気路39へ流れ込み、上記したように第4室から
回流される空気と一緒に第2室へ供給されるようになる
(かかる状態の切換プランジャ21を第1姿勢とい
う)。而して、通気路33、第1くびれ部24及び通気
路39とにより、駆動プランジャ20の後部室(第2
室)に作動流体を加給する後部供給路が形成されてい
る。これにより、前部プランジャ20が前進させられ
る。
【0022】そして、この前部プランジャ20の前進に
伴う推力により、それまで第1室に充満していた空気が
孔eから通気路32,36を介して孔pへ押し出され
(なお図6(b)では、前部プランジャ20が既に孔e
の位置を通過して前進した状態に描いてある)、更にこ
のとき孔pと合致状態となっている後部プランジャ21
の第2くびれ部25及び孔xを経て、その外側の凹部3
8(直放路)へ出されて、ホース継手14側へと排気さ
れる。而して、通気路32,36、第2くびれ部25及
び凹部38により、駆動プランジャ20の前部室(第1
室)内の流体をシリンダ15外に排出する前部排出路が
形成されている。
【0023】そしてこのとき、第2室へ供給されつつあ
る空気の一部は、孔cから通気路31,35を介して孔
nへ至り、第4室内へと回流されるようになる。そのた
め、後部プランジャ21が後進によって緩衝材17に衝
突する頃には、第4室内の内圧が高まりはじめ、後部プ
ランジャ21の進行方向を逆転させて前進させる力を誘
発させる。なお、このような動作後には、前部プランジ
ャ20がその前後摺動域の前停止位置へ至り、後部プラ
ンジャ21がその前後摺動域の後停止位置へ至るように
(即ち、相互離反状態に)なっている。
【0024】図6(c)に示すように後部プランジャ2
1がその進行方向を逆転させて前進をはじめると、やが
て第1くびれ部24が後部シリンダ12の小径部12a
によって閉じられて第2室への空気供給が断たれ、代わ
りに孔hが開かれるようになる。そしてこの孔hからの
空気は、後部プランジャ21の第2くびれ部25を経て
孔jへ至り、通気路34,30を経て孔aへ送り込まれ
るようになる。なお、このとき孔aには、図6(b)に
示すように前部プランジャ20がオーバーラップするよ
うになっているが、前部シリンダ10内の前壁11寄り
の一部域10a(図4参照)が径大に形成されているこ
とに伴って、孔aからは第1室内へ空気が流れ込むよう
になっており、前部プランジャ20を後進させることが
できる。一方、この前部プランジャ20が後進するとき
の推力と、前記したように前進しつつある後部プランジ
ャ21の推力とによって第2室が縮小されるようになる
ため、これによって第2室内にそれまで充満していた空
気が、孔cから通気路31,35を経て孔nへ至り、第
4室へ回流されると共に、この第4室から孔sへ流れ込
んで通気路37を経、孔tから更に、このとき合致状態
にある後部プランジャ21の第3くびれ部26及び孔y
を経て、その外側の凹部38(直放路)へ出され、ホー
ス継手14側へと排気されるようになる。而して、通気
路31,35,37、第3くびれ部26及び凹部38に
より、駆動プランジャ20の後部室(第2室)内の流体
をシリンダ15外に排出する後部排出路が形成されてい
る。
【0025】従って、このように動作後には、前部プラ
ンジャ20がその前後摺動域の後停止位置へ至り、後部
プランジャ21がその前後摺動域の前停止位置へ至るよ
うになって、当初の図6(a)に示した段階に戻り、以
後、これらの作動が高速で繰り返されるようになってい
る。その結果、駆動取出ヘッド4(図1参照)が往復動
するようになる。
【0026】この発明において、空気以外の作動流体と
して水等の液体を用いることも可能である。また、駆動
取出ヘッド4に対して取り付けるもの(例えば鋸歯、ハ
ンマー、ラチェットレンチ等)を適宜交換することで、
その汎用性を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の往復動発生方法及び本発明の往
復動発生装置によれば、駆動プランジャの作動に前バネ
や後バネを用いず且つ切換プランジャの作動にもバネを
用いずに、流体圧によりプランジャを円滑に往復動させ
ることができるので、バネの作動速度を超える高速の往
復動を行わせることができるとともに、バネの破損等も
生じないので耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動発生装置を組み込んだ空圧
式自動カッター工具の側面図である。
【図2】図1の主要部を拡大破断することによって往復
動発生装置を示した側断面図である。
【図3】後部プランジャの側断面図(図2より若干縮小
してある)である。
【図4】前部シリンダを示すものであって、(a)は後
面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は
(a)のB−B線断面図である(いずれも図2より若干
縮小してある)。
【図5】後部シリンダを示すものであって、(a)は前
面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)のC
−C線断面図、(d)は(a)のD−D線断面図、
(e)は(a)のE−E線断面図である(いずれも図2
より若干縮小してある)。
【図6】本発明に係る往復動発生方法を説明するための
模式図である。
【図7】従来における空圧式自動カッター工具の断面構
造を模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 往復動発生装置 2 空圧式自動カッター装置 4 駆動取出ヘッド 5 カッター刃 10 前部シリンダ 11 前壁 12 後部シリンダ 13 後壁 15 シリンダ 20 前部プランジャ 21 後部プランジャ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(15)内に駆動取出ヘッド
    (4)と一体の駆動プランジャ(20)を第1室に流体
    を加給することで後進し且つ第2室に流体を加給するこ
    とで前進するように前後摺動自在に設けるとともに、シ
    リンダ(15)内に切換プランジャ(21)を第3室に
    流体を加給することで第1姿勢となされ且つ第4室に流
    体を加給することで第2姿勢となるように設け、 切換プランジャ(21)が第1姿勢のとき、駆動プラン
    ジャ(20)の第2室に作動流体を加給するとともに駆
    動プランジャ(20)の第1室内の流体をシリンダ(1
    5)外に排出し、切換プランジャ(21)が第2姿勢の
    とき、駆動プランジャ(20)の第1室に作動流体を加
    給するとともに駆動プランジャ(20)の第2室内の流
    体をシリンダ(15)外に排出し、 駆動プランジャ(20)が後進限にある位置から所定量
    前進した後に切換プランジャ(21)を流体圧により第
    1姿勢から第2姿勢に切換えるべく第4室に作動流体を
    加給し、駆動プランジャ(20)が前進限にある位置か
    ら所定量後進した後に切換プランジャ(21)を流体圧
    により第2姿勢から第1姿勢に切換えるべく第3室に作
    動流体を加給する ことを特徴とする流体圧による往復動
    の発生方法。
  2. 【請求項2】 シリンダ(15)内に駆動取出ヘッド
    (4)と一体の駆動プランジャ(20)が第1室に流体
    を加給することで後進し且つ第2室に流体を加給するこ
    とで前進するように前後摺動自在に設けられるととも
    に、シリンダ(15)内に切換プランジャ(21)が
    3室に流体を加給することで第1姿勢となされ且つ第4
    室に流体を加給することで第2姿勢となるように設けら
    れ、 切換プランジャ(21)が第1姿勢のとき、駆動プラン
    ジャ(20)の第2室に作動流体を加給する後部供給路
    (33,24,39)と、駆動プランジャ(20)の
    室内の流体をシリンダ(15)外に排出する前部排出
    路(32,36,25,38)が形成されるとともに、
    切換プランジャ(21)が第2姿勢のとき、駆動プラン
    ジャ(20)の第1室に作動流体を加給する前部供給路
    (33,25,34,30)と、駆動プランジャ(2
    0)の第2室内の流体をシリンダ(15)外に排出する
    後部排出路(31,35,37,26,38)が形成さ
    れるように、シリンダ(15)及び切換プランジャ(2
    1)に流体の流路が設けられているとともに、 駆動プランジャ(20)が後進限にある位置から所定量
    前進した後に切換プランジャ(21)を流体圧により
    1姿勢から第2姿勢に切換えるべく第4室に作動流体が
    加給され、かつ、駆動プランジャ(20)が前進限にあ
    る位置から所定量後進した後に切換プランジャ(21)
    流体圧により第2姿勢から第1姿勢に切換えるべく
    3室に作動流体が加給されるように、シリンダ(15)
    及び切換プランジャ(21)に流体の流路が形成されて
    いることを特徴とする流体圧による往復動の発生装置。
  3. 【請求項3】 切換プランジャ(21)は駆動プランジ
    ャ(20)の後方でシリンダ(15)内に前後摺動自在
    に設けられており、切換プランジャ(21)が後進した
    ときが第1姿勢とされ、切換プランジャ(21)が前進
    したときが第2姿勢となるように構成されていることを
    特徴とする請求項2記載の流体圧による往復動の発生装
    置。
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