JP2588032B2 - バッテリ急速充電器 - Google Patents

バッテリ急速充電器

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JP2588032B2 JP1253606A JP25360689A JP2588032B2 JP 2588032 B2 JP2588032 B2 JP 2588032B2 JP 1253606 A JP1253606 A JP 1253606A JP 25360689 A JP25360689 A JP 25360689A JP 2588032 B2 JP2588032 B2 JP 2588032B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は保護機能を備えたパルス幅制御によるバッテ
リ急速充電器に関する。
〔従来の技術〕
従来より、バッテリを充電するバッテリ充電器として
多くの種類が知られている。短時間にバッテリに充電が
可能な急速充電器も各種が知られている。急速充電器の
多くでは、バッテリに供給される充電電流を所定の大き
さに維持する安定化回路のトランジスタを、大電流で生
ずる発熱による損傷から防止するため、充電電流の適度
な通電、遮断を繰り返している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したバッテリ急速充電器の多くでは、充電電流の
通電、遮断をパルス発生器によって生成したパルスによ
って行っている。そしてそのパルス幅のデューティ比
は、バッテリに接続される出力端電圧の変動に応じて変
化するようになっており、出力端電圧によって充電電流
の通電、遮断の時間比率を制御している。
しかし、バッテリに接続される供給回路の出力端での
電圧変動はかなり小さいため、従来ではその変動分を増
幅するための検出用増幅器が特に必要となっていた。
そこで、本発明では、上述した電圧変動分を増幅する
ための検出用増幅器を必要とせず、部品数の削減、コス
トの低減を可能とするバッテリ急速充電器の提供をその
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のバッテリ急速充電器は、交流電源が入力さ
れ、整流、平滑を行う直流化回路と、前記直流化回路の
出力電流を安定化して所定の充電電流をバッテリに供給
する供給回路と、前記直流化回路の出力電圧のみによっ
て生成パルスのパルス幅のデューティ比が変化するパル
ス発生手段と、前記パルス発生手段のパルス出力に応じ
て前記供給回路を制御して前記充電電流の通電、遮断を
行う制御手段と、前記供給回路からバッテリに供給され
る充電電流を検出し所定電流以上の過電流により前記パ
ルス発生手段の作動を停止させる保護回路と、を有する
ことを特徴としている。
〔作用〕
本発明のバッテリ急速充電器は、パルス発生手段で生
成されたパルスによって充電電流の通電、遮断を行って
いる。そして、そのパルス幅のデューティ比は、直流化
回路の出力電圧の変動によって変化する構成となってい
る。
一般に直流化回路の出力電圧の変動は、安定化回路を
経た後の出力端電圧の変動に比べかなり大きい。そのた
め、直流化回路の出力電圧を用いることでパルス発生手
段で生成されるパルス幅のデューティ比を検出用の増幅
器を介さず直接変化させることが可能となる。
〔実施例〕
本発明にかかる実施例のバッテリ急速充電器を第1
図、第2図を参照して説明する。第1図は、本実施例に
かかるバッテリ急速充電器の回路図であり、第2図は同
じくその動作を説明する動作説明図である。
本実施例のバッテリ急速充電器は、第1図に示すよう
に、交流電源が入力され、整流、平滑を行う直流化回路
1と、直流化回路1の出力電流を安定化して所定の充電
電流をバッテリ5に供給する供給回路2と、直流化回路
1の出力電圧によって生成パルスのパルス幅のデューテ
ィ比が変化するパルス発生手段3と、パルス発生手段3
のパルス出力によって供給回路2を制御し、充電電流の
通電、遮断を行う制御手段4とを備えている。
直流化回路1は、交流電源を入力として所定の電圧に
変圧するトランス11と、トランス11の交流出力を全波整
流する一対のダイオード12a、12bと、ダイオード12a、1
2bの出力を平滑する電解コンデンサ13とから成ってい
る。
供給回路2は、直流化回路1より入力した直流電流を
所定の充電電流に安定化する第1トランジスタ21と、第
1トランジスタ21のベースに接続されバイアスを生ずる
第11抵抗22と、第11抵抗22と並列に第1トランジスタ21
のベースに接続される起動用電流を流すための第12抵抗
23とを有し、バッテリ5に接続される一対の出力端24
a、24bに各々接続されている。出力端24a、24bの間に
は、電解コンデンサである第1コンデンサ25が接続さ
れ、リップル等を防止している。
パルス発生手段3は、発振器として作用させる第1オ
ペアンプ31と、第1オペアンプ31のプラス入力に第1抵
抗33を介してコレクタが接続され第1オペアンプ31の発
振のON、OFFを制御する第2トランジスタ32と、第2ト
ランジスタ32のベースと基準電位との間に接続され、第
2トランジスタ32の作動電圧を設定する第2抵抗34と、
供給回路2の出力端電圧に応じて第2トランジスタ32の
ベースにベース電圧を印加する第3抵抗35と、第1オペ
アンプ31の増幅率及び発振の条件を設定する第4抵抗3
6、第5抵抗37、第6抵抗38、及び第2コンデンサ39と
を有している。
制御手段4は、パルス発生手段3の第1オペアンプ31
の出力に第7抵抗42を介してベースに接続された第3ト
ランジスタ41と、第3トランジスタ41のベースと基準電
位との間に接続されたバイアス用の第8抵抗43と、第3
トランジスタ41のコレクタとベース間に接続された第3
コンデンサ44とを有し、通電中であることを表示する発
光ダイオード(LED)45が第3トランジスタ41のコレク
タと供給回路2の第11抵抗22との間に接続されている。
さらに、本実施例では、過電流に対する保護回路6を
備えており、この保護回路6は、過電流検知用の第9抵
抗51と、この検知信号を増幅する第2オペアンプ52と、
過電流時にパルス発生手段3の第1オペアンプ31を停止
させる第4トランジスタ53と、第2オペアンプ52の出力
と第4トランジスタ53のベースとの間に接続される第10
抵抗54とを有している。
次に、本実施例のバッテリ急速充電器の動作について
説明する。本実施例のバッテリ急速充電器では、供給電
圧が定格の電圧より10%低下した場合(以下、作動電圧
という。)において必要な充電電流が得られるように、
直流化回路1のトランス11の二次電圧が設定されてい
る。そして、この作動電圧を越えた場合にパルス幅制御
による充電電流のON、OFF制御が行われるようにパルス
発生手段3の第2抵抗34の値が設定されている。
まず、供給電圧が上記の作動電圧以下である場合に
は、パルス発生手段3の第2トランジスタ32は、図中の
Bで示す出力端電圧によってベースに印加される電圧が
所定の値に達してしないため、OFFとなっている。その
ため第1オペアンプ31は発振器としての動作が行われな
い。そのとき、図中のC点の電圧には常時所定電圧が印
加されており、制御手段4の第3トランジスタ41はONと
なる。そして、供給回路2の第1トランジスタ21がONと
なり、バッテリ5に所定の充電電流が連続して供給され
続ける(第2図のI)。
次に供給電圧が上昇し、作動電圧を越えた場合には、
パルス発生手段3の第2トランジスタ32は作動してONと
なり、第1オペアンプ31は、発振器としての動作を開始
する。このとき、パルス幅のデューティ比は、第1オペ
アンプ31のプラス入力のバイアス抵抗の大きさで主とし
て決定される。このバイアス抵抗は第1抵抗33と第2ト
ランジスタ32のエミッタ−コレクタ間の抵抗の和となっ
ている。その結果、第2トランジスタ32のベースに印加
される電圧によって、コレクタ電流が変化し、このエミ
ッタ−コレクタ間の抵抗が変化することで、第1オペア
ンプ31のパルス発振のデューティ比が変化する。
供給電圧が作動電圧を越えてパルス発生手段3が作動
した際(第2図のII)、そのパルスのパルス幅デューテ
ィ比は、第1図中のA点での電圧によって第1抵抗33を
通して第2トランジスタ32のベース電圧が規定されるこ
とで、第2トランジスタ32のエミッタ−コレクタ間の抵
抗が得られ、それによって決定される。
その後、さらに供給電圧が上昇した場合(第2図のII
I)、それに伴って第1図中のA点での電圧も上昇し、
第2トランジスタ32のベース電圧が上昇する。そしてコ
レクタ電流が増加して、エミッタ−コレクタ間抵抗は減
少する。これによって第1オペアンプ31のパルス幅のデ
ューティ比は小さくなる。このように供給電圧が上昇す
るに従って第2図(III)に示すようにパルス幅のデュ
ーティ比は小さくなり、設定された電圧を越えた場合に
は充電電流は遮断された状態となる。
なお、このとき、パルス幅のデューティ比の変更は、
図中のA点すなわち、直流化回路の出力電圧によって行
っており、この電圧変動は、B点の出力端電圧の変動よ
り十分大きいため、A点電圧を検出用増幅器を用いない
で直接パルス発生手段3に導入している。
また、本実施例では、供給電流を検出して所定電流以
上の過電流が流れた場合には、出力端24bと基準電位と
の間に接続してある過電流検出用の第9抵抗51の両端
に、その過電流が流れることにより生ずる電位差が発生
する。この第9抵抗51の両端の電位差は、第2オペアン
プ52によって大幅に増幅され、その出力は第10抵抗54を
経て第4トランジスタ53をONとする。その結果、パルス
発生手段3の第1オペアンプ31のプラス入力端は基準電
位に接地されることになり、第1オペアンプ31はOFFと
なる。そして、制御手段4の第3トランジスタ41がOF
F、供給回路2の第1トランジスタ21もOFFとなり、充電
電流は遮断される。このとき、第2オペアンプ51は利得
が100db程度と高く設定されているので、入力電圧が数m
V程度で作動するため、第9抵抗51の値は数mΩ程度と
なっている。そのため、抵抗器を専用に使用する必要が
なく、基板に直接パターンもしくは線材で抵抗51を構成
することが可能となっている。
なお、本発明で使用するパルス発振手段のオペアンプ
は一般用オペアンプで十分であり、スイッチングレギュ
レータ用のICは特に必要としない。また、コイル等も用
いる必要がない。
〔発明の効果〕
本発明のバッテリ急速充電器は、急速充電の際に、発
熱による供給トランジスタの損傷を防止するため、パル
ス幅制御を行っている。そしてそのパルス幅のデューテ
ィ比の変更は直流化回路の出力電圧により直接パルス発
振手段を制御して行う構成になっているため、供給電圧
の変動を検出するための検出用増幅器を必要とせず、部
品数の削減、コストの低減が実現できる。しかも、充電
電流の過電流が生じた場合には保護回路により充電電流
を遮断することができるため、過電流によるバッテリの
損傷などを生じることがない。その結果、小型化、経済
性に優れた保護機能を有するバッテリ急速充電器の提供
を可能とした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる実施例のバッテリ急速充電器の
回路図であり、第2図はその動作を説明する動作説明図
である。 1……直流化回路 2……供給回路 3……パルス発生手段 4……制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源が入力され整流、平滑を行う直流
    化回路と、 前記直流化回路の出力電流を安定化して所定の充電電流
    をバッテリに供給する供給回路と、 前記直流化回路の出力電圧のみによって生成パルスのパ
    ルス幅のデューティ比が変化するパルス発生手段と、 前記パルス発生手段のパルス出力に応じて前記供給回路
    を制御して前記充電電流の通電、遮断を行う制御手段
    と、 前記供給回路からバッテリに供給される充電電流を検出
    し所定電流以上の過電流により前記パルス発生手段の作
    動を停止させる保護回路と、 を有することを特徴とするバッテリ急速充電器。
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