JP2612640B2 - 信号処理回路、信号処理回路網、信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents
信号処理回路、信号処理回路網、信号処理装置及び信号処理方法Info
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- JP2612640B2 JP2612640B2 JP2412448A JP41244890A JP2612640B2 JP 2612640 B2 JP2612640 B2 JP 2612640B2 JP 2412448 A JP2412448 A JP 2412448A JP 41244890 A JP41244890 A JP 41244890A JP 2612640 B2 JP2612640 B2 JP 2612640B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、神経細胞回路網を模倣
したニューラルコンピュータ等に適用可能な信号処理回
路、信号処理回路網、信号処理装置及び信号処理方法に
関するものである。
したニューラルコンピュータ等に適用可能な信号処理回
路、信号処理回路網、信号処理装置及び信号処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体の情報処理の基本的な単位である神
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」をネットワークにし、情報の並列
処理を目指したのが、いわゆるニューラルネットワーク
である。文字認識や連想記憶、運動制御等、生体ではい
とも簡単に行われていても、従来のノイマン型コンピュ
ータではなかなか達成しないものが多い。生体の神経
系、特に生体特有の機能、即ち並列処理、自己学習等を
模倣して、これらの問題を解決しようとする試みが盛ん
に行われている。これらの試みは、計算機シミュレーシ
ョンで行われているものが多く、本来の機能を発揮する
には、並列処理が必要であり、そのためにはニューラル
ネットワークのハードウエア化が必要である。一部で
は、既にハードウエア化の試みも行われているが、ニュ
ーラルネットワークの特徴の一つである自己学習機能が
実現できず、大きなネックとなっている。また、殆どの
ものがアナログ回路で実現されており、後述するように
動作の点で問題がある。
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」をネットワークにし、情報の並列
処理を目指したのが、いわゆるニューラルネットワーク
である。文字認識や連想記憶、運動制御等、生体ではい
とも簡単に行われていても、従来のノイマン型コンピュ
ータではなかなか達成しないものが多い。生体の神経
系、特に生体特有の機能、即ち並列処理、自己学習等を
模倣して、これらの問題を解決しようとする試みが盛ん
に行われている。これらの試みは、計算機シミュレーシ
ョンで行われているものが多く、本来の機能を発揮する
には、並列処理が必要であり、そのためにはニューラル
ネットワークのハードウエア化が必要である。一部で
は、既にハードウエア化の試みも行われているが、ニュ
ーラルネットワークの特徴の一つである自己学習機能が
実現できず、大きなネックとなっている。また、殆どの
ものがアナログ回路で実現されており、後述するように
動作の点で問題がある。
【0003】以下、従来方式を順に検討する。まず、従
来のニューラルネットワークのモデルについて説明す
る。図34はある1つの神経細胞ユニット1を表す図で
あり、図33はこれをネットワークにしたものである。
1つの神経細胞ユニットは多数の他の神経細胞ユニット
と結合し信号を受け、それを処理して出力を出す。図3
3の場合、ネットワークは階層型であり、1つ前(左
側)の層のユニットより信号を受け、1つ後(右側)の
層のユニットへ出力する。
来のニューラルネットワークのモデルについて説明す
る。図34はある1つの神経細胞ユニット1を表す図で
あり、図33はこれをネットワークにしたものである。
1つの神経細胞ユニットは多数の他の神経細胞ユニット
と結合し信号を受け、それを処理して出力を出す。図3
3の場合、ネットワークは階層型であり、1つ前(左
側)の層のユニットより信号を受け、1つ後(右側)の
層のユニットへ出力する。
【0004】より詳細に説明する。まず、図34の神経
細胞ユニット1において、他の神経細胞ユニットと自分
のユニットとの結合の度合いを表すのが結合係数と呼ば
れるもので、i番目のユニットとj番目のユニットの結
合係数を、一般にTijで表す。結合には、相手のニュー
ロンからの信号が大きいほど自分の出力が大きくなる興
奮性結合と、逆に、相手のニューロンからの信号が大き
いほど自分の出力が小さくなる抑制性結合があるが、T
ij>0が興奮性結合、Tij<0が抑制性結合を表す。い
ま、自分のユニットがj番目のユニットであるとし、i
番目のユニットの出力をyi とするとこれに結合係数T
ijを掛けたTijyi が、自分のユニットへの入力とな
る。前述したように、各ユニットは多数のユニットと結
合しているので、それらのユニットに対するTijyi を
足し合わせた結果なるΣTijyi が、自分のユニットへ
の入力となる。これを内部電位といい、uj で表す。
細胞ユニット1において、他の神経細胞ユニットと自分
のユニットとの結合の度合いを表すのが結合係数と呼ば
れるもので、i番目のユニットとj番目のユニットの結
合係数を、一般にTijで表す。結合には、相手のニュー
ロンからの信号が大きいほど自分の出力が大きくなる興
奮性結合と、逆に、相手のニューロンからの信号が大き
いほど自分の出力が小さくなる抑制性結合があるが、T
ij>0が興奮性結合、Tij<0が抑制性結合を表す。い
ま、自分のユニットがj番目のユニットであるとし、i
番目のユニットの出力をyi とするとこれに結合係数T
ijを掛けたTijyi が、自分のユニットへの入力とな
る。前述したように、各ユニットは多数のユニットと結
合しているので、それらのユニットに対するTijyi を
足し合わせた結果なるΣTijyi が、自分のユニットへ
の入力となる。これを内部電位といい、uj で表す。
【0005】 uj =ΣTijyi …………………………………
(1)
(1)
【0006】次に、この入力に対して、非線形な処理を
して出力とする。この時の関数を神経細胞応答関数と呼
び、非線形関数として、(2)式及び図35に示すような
シグモイド関数を用いる。
して出力とする。この時の関数を神経細胞応答関数と呼
び、非線形関数として、(2)式及び図35に示すような
シグモイド関数を用いる。
【0007】
【数1】 f(x)=1/(1+e-x) ………………(2)
【0008】図33に示すようにネットワークにした時
には、各結合定数Tijを与え、(1)(2)式を次々と計算
することにより、最終的な出力が得られるものである。
には、各結合定数Tijを与え、(1)(2)式を次々と計算
することにより、最終的な出力が得られるものである。
【0009】一方、このようなネットワークを電気回路
により実現したものの一例として、図36に示すような
ものがある。これは、特開昭62−295188号公報
中に示されるもので、基本的には、S字形伝達関数を有
する複数の増幅器2と、各増幅器2の出力を他の層の増
幅器の入力に一点鎖線で示すように接続する抵抗性フィ
ードバック回路網3とが設けられている。各増幅器2の
入力側には接地されたコンデンサと接地された抵抗とに
よるCR時定数回路4が個別に接続されている。そし
て、入力電流I1,I2,〜,INが各増幅器2の入力に
供給され、出力はこれらの増幅器2の出力電圧の集合か
ら得られる。
により実現したものの一例として、図36に示すような
ものがある。これは、特開昭62−295188号公報
中に示されるもので、基本的には、S字形伝達関数を有
する複数の増幅器2と、各増幅器2の出力を他の層の増
幅器の入力に一点鎖線で示すように接続する抵抗性フィ
ードバック回路網3とが設けられている。各増幅器2の
入力側には接地されたコンデンサと接地された抵抗とに
よるCR時定数回路4が個別に接続されている。そし
て、入力電流I1,I2,〜,INが各増幅器2の入力に
供給され、出力はこれらの増幅器2の出力電圧の集合か
ら得られる。
【0010】ここに、入力や出力の信号の強度を電圧で
表し、神経細胞間の結合の強さは、各細胞間の入出力ラ
インを結ぶ抵抗5(抵抗性フィードバック回路網3中の
格子点)の抵抗値で表され、神経細胞応答関数は各増幅
器2の伝達関数で表される。また、神経細胞間の結合に
は、前述のように興奮性と抑制性とがあり数学的には結
合係数の正負符号により表される。しかし、回路上の定
数で正負を実現するのは困難であるので、ここでは、増
幅器2の出力を2つに分け、一方の出力を反転させるこ
とにより、正負の2つの信号を生成し、これを適当に選
択することにより実現するようにしている。また、図3
5に示したシグモイド関数に相当するものとしては増幅
器が用いられている。
表し、神経細胞間の結合の強さは、各細胞間の入出力ラ
インを結ぶ抵抗5(抵抗性フィードバック回路網3中の
格子点)の抵抗値で表され、神経細胞応答関数は各増幅
器2の伝達関数で表される。また、神経細胞間の結合に
は、前述のように興奮性と抑制性とがあり数学的には結
合係数の正負符号により表される。しかし、回路上の定
数で正負を実現するのは困難であるので、ここでは、増
幅器2の出力を2つに分け、一方の出力を反転させるこ
とにより、正負の2つの信号を生成し、これを適当に選
択することにより実現するようにしている。また、図3
5に示したシグモイド関数に相当するものとしては増幅
器が用いられている。
【0011】しかしながら、これらの回路には、次のよ
うな問題点がある。 結合定数Tijが固定であり、予めシミュレーション
などの他の方法で学習させた値を使うしかなく、自己学
習ができない。 信号の強度を電位や電流などのアナログ値で表し、
内部の演算もアナログ的に行わせる場合、温度特性や電
源投入直後のドリフト等により、その値が変化する。 ネットワークであるので、素子の数も多く必要とす
るが、各々の特性を揃えることは困難である。 1つの素子の精度や安定性が問題となったとき、そ
れをネットワークにしたとき、新たな問題を生ずる可能
性があり、ネットワーク全体で見たときの動きが予想で
きない。
うな問題点がある。 結合定数Tijが固定であり、予めシミュレーション
などの他の方法で学習させた値を使うしかなく、自己学
習ができない。 信号の強度を電位や電流などのアナログ値で表し、
内部の演算もアナログ的に行わせる場合、温度特性や電
源投入直後のドリフト等により、その値が変化する。 ネットワークであるので、素子の数も多く必要とす
るが、各々の特性を揃えることは困難である。 1つの素子の精度や安定性が問題となったとき、そ
れをネットワークにしたとき、新たな問題を生ずる可能
性があり、ネットワーク全体で見たときの動きが予想で
きない。
【0012】一方、数値計算で用いられる学習法則とし
ては、バックプロパゲーションと呼ばれる下記のような
ものがある。
ては、バックプロパゲーションと呼ばれる下記のような
ものがある。
【0013】まず、各結合係数は最初にランダムに与え
ておく。この状態で、入力を与えると、出力結果は必ず
しも望ましいものではない。例えば、文字認識の場合、
手書きの「1」の文字を与えたとすると、出力結果とし
て「この文字は『1』である」と出るのが望ましい結果
であるが、結合係数がランダムであると必ずしも望まし
い結果とはならない。そこで、このネットワークに正解
(教師信号)を与えて、再び、同じ入力があったとき正
解となるように各結合係数を変化させる。このとき、結
合係数を変化させる量を求めるアルゴリズムが、バック
プロパゲーションと呼ばれているものである。
ておく。この状態で、入力を与えると、出力結果は必ず
しも望ましいものではない。例えば、文字認識の場合、
手書きの「1」の文字を与えたとすると、出力結果とし
て「この文字は『1』である」と出るのが望ましい結果
であるが、結合係数がランダムであると必ずしも望まし
い結果とはならない。そこで、このネットワークに正解
(教師信号)を与えて、再び、同じ入力があったとき正
解となるように各結合係数を変化させる。このとき、結
合係数を変化させる量を求めるアルゴリズムが、バック
プロパゲーションと呼ばれているものである。
【0014】例えば、図33に示したような階層型のネ
ットワークにおいて、最終層のj番目のニューロン出力
をyj とし、そのニューロンに対する教師信号をdj と
すると、 E=Σ(dj −yj )2 …………………………(3) で表されるEが最小となるように、 ΔTij=∂E/∂Tij …………………………(4) を用いて、結合係数Tijを変化させる。さらに具体的に
は、まず、出力層と、その1つ前の層との結合係数を求
める場合には、 δj=(dj−yj)×f′(uj) ……………………(5) を用いて、δ(誤差信号)を求め、それよりさらに前の
層同士の結合係数を求める場合には、 δj=ΣδjTij×f′(uj) ……………………(6) を用いて、δ(誤差信号)を求め、 ΔTij=η(δjyj)+αΔTij(前回の学習時) Tij=Tij(前回の学習時)+ΔTij…(7) を求めて、Tijを変化させる。ここに、ηは学習定数、
αは安定化定数と呼ばれるものである。各々論理的には
求められないので、経験的に求める。一般的には、これ
らの数値が小さいほど収束が遅く、また、大きいと振動
してしまう傾向にある。オーダ的には1程度のものであ
る。また、f′はシグモイド関数fの1階微分関数であ
る。
ットワークにおいて、最終層のj番目のニューロン出力
をyj とし、そのニューロンに対する教師信号をdj と
すると、 E=Σ(dj −yj )2 …………………………(3) で表されるEが最小となるように、 ΔTij=∂E/∂Tij …………………………(4) を用いて、結合係数Tijを変化させる。さらに具体的に
は、まず、出力層と、その1つ前の層との結合係数を求
める場合には、 δj=(dj−yj)×f′(uj) ……………………(5) を用いて、δ(誤差信号)を求め、それよりさらに前の
層同士の結合係数を求める場合には、 δj=ΣδjTij×f′(uj) ……………………(6) を用いて、δ(誤差信号)を求め、 ΔTij=η(δjyj)+αΔTij(前回の学習時) Tij=Tij(前回の学習時)+ΔTij…(7) を求めて、Tijを変化させる。ここに、ηは学習定数、
αは安定化定数と呼ばれるものである。各々論理的には
求められないので、経験的に求める。一般的には、これ
らの数値が小さいほど収束が遅く、また、大きいと振動
してしまう傾向にある。オーダ的には1程度のものであ
る。また、f′はシグモイド関数fの1階微分関数であ
る。
【0015】このようにして学習をし、その後、再び入
力を与えて出力を計算し、学習をする。この操作を何回
も繰返すうちに、やがて、与えられた入力に対して望ま
しい結果が得られるような結合係数Tijが決定される。
力を与えて出力を計算し、学習をする。この操作を何回
も繰返すうちに、やがて、与えられた入力に対して望ま
しい結果が得られるような結合係数Tijが決定される。
【0016】さて、このような学習方法を何んらかの方
法でハードウエア化しようとした場合、学習には、多量
の四則演算が必要であり、実現が困難である。学習方法
そのものもハードウエア化に対しては不向きである。
法でハードウエア化しようとした場合、学習には、多量
の四則演算が必要であり、実現が困難である。学習方法
そのものもハードウエア化に対しては不向きである。
【0017】一方、デジタル回路でニューラルネットを
実現したものの例を図37ないし図39を参照して説明
する。図37は単一の神経細胞の回路構成を示し、各シ
ナプス回路6を樹状突起回路7を介して細胞体回路8に
接続してなる。図38はその内のシナプス回路6の構成
例を示し、係数回路9を介して入力パルスfに倍率a
(フィードバック信号に掛ける倍率で1又は2)を掛け
た値が入力されるレートマルチプライヤ10を設けてな
り、レートマルチプライヤ10には重み付けの値wを記
憶したシナプス荷重レジスタ11が接続されている。ま
た、図39は細胞体回路8の構成例を示し、制御回路1
2、アップ/ダウンカウンタ13、レートマルチプライ
ヤ14及びゲート15を順に接続してなり、さらに、ア
ップ/ダウンメモリ16が設けられている。
実現したものの例を図37ないし図39を参照して説明
する。図37は単一の神経細胞の回路構成を示し、各シ
ナプス回路6を樹状突起回路7を介して細胞体回路8に
接続してなる。図38はその内のシナプス回路6の構成
例を示し、係数回路9を介して入力パルスfに倍率a
(フィードバック信号に掛ける倍率で1又は2)を掛け
た値が入力されるレートマルチプライヤ10を設けてな
り、レートマルチプライヤ10には重み付けの値wを記
憶したシナプス荷重レジスタ11が接続されている。ま
た、図39は細胞体回路8の構成例を示し、制御回路1
2、アップ/ダウンカウンタ13、レートマルチプライ
ヤ14及びゲート15を順に接続してなり、さらに、ア
ップ/ダウンメモリ16が設けられている。
【0018】これは、神経細胞ユニットの入出力をパル
ス列で表し、そのパルス密度で信号の量を表している。
結合係数は2進数で表し、メモリ16上に保存してお
く。入力信号をレートマルチプライヤ14のクロックへ
入力し、結合係数をレート値へ入力することによって、
入力信号のパルス密度をレート値に応じて減らしてい
る。これは、バックプロパゲーションモデルの式のTij
yiの部分に相当する。次に、ΣTijyi のΣの部分
は、樹状突起回路7によって示されるOR回路で実現し
ている。結合には興奮性、抑制性があるので、予めグル
ープ分けしておき、各々のグループ別にORをとる。こ
の2つの出力をカウンタ13のアップ側、ダウン側に入
力しカウントすることで出力が得られる。この出力は2
進数であるので、再びレートマルチプライヤ14を用い
て、パルス密度に変換する。このユニットをネットワー
クにすることによって、ニューラルネットワークが実現
できる。学習については、最終出力を外部のコンピュー
タに入力して、コンピュータ内部で数値計算を行い、そ
の結果を結合係数のメモリ16に書込むことにより実現
している。従って、自己学習機能は全くない。また、回
路構成もパルス密度の信号をカウンタを用いて一旦数値
に直し、その後、再びパルス密度に直しており、複雑な
ものになっている。
ス列で表し、そのパルス密度で信号の量を表している。
結合係数は2進数で表し、メモリ16上に保存してお
く。入力信号をレートマルチプライヤ14のクロックへ
入力し、結合係数をレート値へ入力することによって、
入力信号のパルス密度をレート値に応じて減らしてい
る。これは、バックプロパゲーションモデルの式のTij
yiの部分に相当する。次に、ΣTijyi のΣの部分
は、樹状突起回路7によって示されるOR回路で実現し
ている。結合には興奮性、抑制性があるので、予めグル
ープ分けしておき、各々のグループ別にORをとる。こ
の2つの出力をカウンタ13のアップ側、ダウン側に入
力しカウントすることで出力が得られる。この出力は2
進数であるので、再びレートマルチプライヤ14を用い
て、パルス密度に変換する。このユニットをネットワー
クにすることによって、ニューラルネットワークが実現
できる。学習については、最終出力を外部のコンピュー
タに入力して、コンピュータ内部で数値計算を行い、そ
の結果を結合係数のメモリ16に書込むことにより実現
している。従って、自己学習機能は全くない。また、回
路構成もパルス密度の信号をカウンタを用いて一旦数値
に直し、その後、再びパルス密度に直しており、複雑な
ものになっている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように従来技術に
よる場合、ハードウエア上で自己学習ができないという
欠点がある。
よる場合、ハードウエア上で自己学習ができないという
欠点がある。
【0020】また、アナログ回路は動作に確実性がな
く、数値計算による学習方法も計算が複雑であり、ハー
ドウエア化に適さない。一方、動作が確実なデジタル方
式のものは回路構成が複雑である。
く、数値計算による学習方法も計算が複雑であり、ハー
ドウエア化に適さない。一方、動作が確実なデジタル方
式のものは回路構成が複雑である。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の信号処理
装置は、入力信号を受信するための入力手段と、論理回
路で形成されて結合係数を供給するための供給手段及び
結合係数と入力信号との各々に論理演算処理を行いその
演算処理結果を出力する論理演算手段を備えて前記入力
手段に結合されたフォワードプロセス手段と、前記論理
演算手段の出力信号と教師信号とから生成される誤差信
号に基づき新しい結合係数を生成する結合係数生成手段
及び前記供給手段により供給される結合係数を前記結合
係数生成手段によって生成された新しい結合係数に変更
する結合係数変更手段を備えて前記フォワードプロセス
手段に結合された自己学習手段とからなる神経細胞模倣
回路を用いたものである。ここに、請求項2記載の信号
処理装置は、請求項1記載の信号処理装置における自己
学習手段中の結合係数生成手段を、誤差信号と学習定数
に基づいて新しい結合係数を生成する手段としたもので
ある。
装置は、入力信号を受信するための入力手段と、論理回
路で形成されて結合係数を供給するための供給手段及び
結合係数と入力信号との各々に論理演算処理を行いその
演算処理結果を出力する論理演算手段を備えて前記入力
手段に結合されたフォワードプロセス手段と、前記論理
演算手段の出力信号と教師信号とから生成される誤差信
号に基づき新しい結合係数を生成する結合係数生成手段
及び前記供給手段により供給される結合係数を前記結合
係数生成手段によって生成された新しい結合係数に変更
する結合係数変更手段を備えて前記フォワードプロセス
手段に結合された自己学習手段とからなる神経細胞模倣
回路を用いたものである。ここに、請求項2記載の信号
処理装置は、請求項1記載の信号処理装置における自己
学習手段中の結合係数生成手段を、誤差信号と学習定数
に基づいて新しい結合係数を生成する手段としたもので
ある。
【0025】請求項3記載の信号処理装置は、請求項1
記載の信号処理装置の構成に関して、入力手段が、第1
の2進数入力信号を受信するための複数の第1の入力ラ
インと、第2の2進数入力信号を受信するための複数の
第2の入力ラインとからなり、供給手段が、結合係数を
格納するための第1のメモリ手段と第2のメモリ手段と
を含み、論理演算手段が、前記第1の入力ラインから受
信した前記第1の2進数入力信号の一つと前記第1のメ
モリ手段から読み出されたその入力ラインに対応する結
合係数との論理積を前記第1の2進数入力信号の各々に
ついて得るための第1のゲート手段と、前記第2の入力
ラインから受信した前記第2の2進数入力信号の一つと
前記第2のメモリ手段から読み出されたその入力ライン
に対応する結合係数との論理積を前記第2の2進数入力
信号の各々について得るための第2のゲート手段と、前
記第1のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得るた
めの第3のゲート手段と、前記第2のゲート手段の論理
積出力同士の論理和を得るための第4のゲート手段と、
前記第4のゲート手段の論理和出力を反転させるインバ
ータと、前記第3のゲート手段の論理和出力とこのイン
バータにより反転された論理和出力との論理積及び論理
和を得るためのゲートを含む出力手段とを備えたもので
ある。ここに、請求項4記載の信号処理装置は、請求項
3記載の信号処理装置において、第1の入力ライン、第
1のメモリ手段、第1のゲート手段及び第3のゲート手
段が興奮性結合グループを形成し、第2の入力ライン、
第2のメモリ手段、第2のゲート手段、第4のゲート手
段及びインバータが抑制性結合グループを形成し、前記
第3のゲート手段、第4のゲート手段、インバータ及び
出力手段が、前記興奮性結合グループから得られる出力
と前記抑制性結合グループから得られる出力とについて
多数決に基づいてニューロンユニットの出力信号を決定
するための多数決決定手段を形成したものである。
記載の信号処理装置の構成に関して、入力手段が、第1
の2進数入力信号を受信するための複数の第1の入力ラ
インと、第2の2進数入力信号を受信するための複数の
第2の入力ラインとからなり、供給手段が、結合係数を
格納するための第1のメモリ手段と第2のメモリ手段と
を含み、論理演算手段が、前記第1の入力ラインから受
信した前記第1の2進数入力信号の一つと前記第1のメ
モリ手段から読み出されたその入力ラインに対応する結
合係数との論理積を前記第1の2進数入力信号の各々に
ついて得るための第1のゲート手段と、前記第2の入力
ラインから受信した前記第2の2進数入力信号の一つと
前記第2のメモリ手段から読み出されたその入力ライン
に対応する結合係数との論理積を前記第2の2進数入力
信号の各々について得るための第2のゲート手段と、前
記第1のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得るた
めの第3のゲート手段と、前記第2のゲート手段の論理
積出力同士の論理和を得るための第4のゲート手段と、
前記第4のゲート手段の論理和出力を反転させるインバ
ータと、前記第3のゲート手段の論理和出力とこのイン
バータにより反転された論理和出力との論理積及び論理
和を得るためのゲートを含む出力手段とを備えたもので
ある。ここに、請求項4記載の信号処理装置は、請求項
3記載の信号処理装置において、第1の入力ライン、第
1のメモリ手段、第1のゲート手段及び第3のゲート手
段が興奮性結合グループを形成し、第2の入力ライン、
第2のメモリ手段、第2のゲート手段、第4のゲート手
段及びインバータが抑制性結合グループを形成し、前記
第3のゲート手段、第4のゲート手段、インバータ及び
出力手段が、前記興奮性結合グループから得られる出力
と前記抑制性結合グループから得られる出力とについて
多数決に基づいてニューロンユニットの出力信号を決定
するための多数決決定手段を形成したものである。
【0026】請求項5記載の信号処理装置は、各々論理
演算手段を有する複数の集合体からなる階層型の信号処
理装置において、前記論理演算手段から出力される最終
出力信号とこの論理演算手段に対応する教師信号とを比
較してこの教師信号のみに存在する信号を正の誤差信
号、前記最終出力信号のみに存在する信号を負の誤差信
号とするこの論理演算手段における誤差信号を生成する
比較出力手段と、他の集合体を構成する演算手段にその
出力信号を与えるある集合体内の論理演算手段において
前記他の集合体を構成する演算手段との結合状態を表す
興奮性の結合係数信号と抑制性の結合係数信号との少な
くとも一方の信号からなる結合係数信号と、前記他の集
合体を構成する演算手段における正の誤差信号と負の誤
差信号とからなる誤差信号とを用い、前記結合係数信号
のうちで興奮性の結合係数信号と前記正の誤差信号、及
び、前記結合係数信号のうちで抑制性の結合係数信号と
前記負の誤差信号とに基づいて論理演算して前記ある集
合体内の論理演算手段における正の誤差信号を生成し、
前記結合係数信号のうちで抑制性の結合係数信号と他の
集合体における前記正の誤差信号、及び、前記結合係数
信号のうちで興奮性の結合係数信号と前記負の誤差信号
とに基づいて論理演算して前記ある集合体内の論理演算
手段における負の誤差信号を生成する誤差信号生成手段
と、前記他の集合体を構成する論理演算手段に入力され
る全ての入力信号とこの論理演算手段における正の誤差
信号と負の誤差信号と、この論理演算手段にその出力信
号を与える前記ある集合体を構成する演算手段との結合
状態を表す結合係数信号とに基づいてこの結合係数信号
を制御する結合係数制御手段とを設けたものである。請
求項6記載の信号処理装置は、各々論理演算手段を有す
る第1の集合体、最終集合体及び前記第1の集合体から
の出力信号を受けて前記最終集合体に出力信号を供給す
る中間集合体からなり、前記集合体内である集合体内の
論理演算手段と別の集合体内の論理演算手段との間で相
互に信号の送受信を行なって前記第1の集合体に入力信
号が与えられたときに前記最終集合体から出力される最
終出力信号と特定の教師信号とを比較し、この比較結果
に基づいて前記論理演算手段間の全ての結合係数を制御
することにより、与えられた前記入力信号に対して得ら
れる最終集合体内の論理演算手段からの前記最終出力信
号を前記教師信号に収束させるようにした階層型の信号
処理装置において、前記最終集合体内の論理演算手段か
ら出力される前記最終出力信号とこの論理演算手段に対
応する教師信号とを比較してこの教師信号のみに存在す
る信号を正の誤差信号、前記最終出力信号のみに存在す
る信号を負の誤差信号とするこの論理演算手段における
誤差信号を生成する比較出力手段と、他の集合体を構成
する演算手段にその出力信号を与えるある集合体内の論
理演算手段において前記他の集合体を構成する演算手段
との結合状態を表す興奮性の結合係数信号と抑制性の結
合係数信号との少なくとも一方の信号からなる結合係数
信号と、前記他の集合体を構成する演算手段における正
の誤差信号と負の誤差信号とからなる誤差信号とを用
い、前記結合係数信号のうちで興奮性の結合係数信号と
前記正の誤差信号、及び、前記結合係数信号のうちで抑
制性の結合係数信号と前記負の誤差信号とに基づいて論
理演算して前記ある集合体内の論理演算手段における正
の誤差信号を生成し、前記結合係数信号のうちで抑制性
の結合係数信号と他の集合体における前記正の誤差信
号、及び、前記結合係数信号のうちで興奮性の結合係数
信号と前記負の誤差信号とに基づいて論理演算して前記
ある集合体内の論理演算手段における負の誤差信号を生
成する誤差信号生成手段と、前記他の集合体を構成する
論理演算手段に入力される全ての入力信号とこの論理演
算手段における正の誤差信号と負の誤差信号と、この論
理演算手段にその出力信号を与える前記ある集合体を構
成する演算手段との結合状態を表す結合係数信号とに基
づいてこの結合係数信号を制御する結合係数制御手段と
を設けたものである。
演算手段を有する複数の集合体からなる階層型の信号処
理装置において、前記論理演算手段から出力される最終
出力信号とこの論理演算手段に対応する教師信号とを比
較してこの教師信号のみに存在する信号を正の誤差信
号、前記最終出力信号のみに存在する信号を負の誤差信
号とするこの論理演算手段における誤差信号を生成する
比較出力手段と、他の集合体を構成する演算手段にその
出力信号を与えるある集合体内の論理演算手段において
前記他の集合体を構成する演算手段との結合状態を表す
興奮性の結合係数信号と抑制性の結合係数信号との少な
くとも一方の信号からなる結合係数信号と、前記他の集
合体を構成する演算手段における正の誤差信号と負の誤
差信号とからなる誤差信号とを用い、前記結合係数信号
のうちで興奮性の結合係数信号と前記正の誤差信号、及
び、前記結合係数信号のうちで抑制性の結合係数信号と
前記負の誤差信号とに基づいて論理演算して前記ある集
合体内の論理演算手段における正の誤差信号を生成し、
前記結合係数信号のうちで抑制性の結合係数信号と他の
集合体における前記正の誤差信号、及び、前記結合係数
信号のうちで興奮性の結合係数信号と前記負の誤差信号
とに基づいて論理演算して前記ある集合体内の論理演算
手段における負の誤差信号を生成する誤差信号生成手段
と、前記他の集合体を構成する論理演算手段に入力され
る全ての入力信号とこの論理演算手段における正の誤差
信号と負の誤差信号と、この論理演算手段にその出力信
号を与える前記ある集合体を構成する演算手段との結合
状態を表す結合係数信号とに基づいてこの結合係数信号
を制御する結合係数制御手段とを設けたものである。請
求項6記載の信号処理装置は、各々論理演算手段を有す
る第1の集合体、最終集合体及び前記第1の集合体から
の出力信号を受けて前記最終集合体に出力信号を供給す
る中間集合体からなり、前記集合体内である集合体内の
論理演算手段と別の集合体内の論理演算手段との間で相
互に信号の送受信を行なって前記第1の集合体に入力信
号が与えられたときに前記最終集合体から出力される最
終出力信号と特定の教師信号とを比較し、この比較結果
に基づいて前記論理演算手段間の全ての結合係数を制御
することにより、与えられた前記入力信号に対して得ら
れる最終集合体内の論理演算手段からの前記最終出力信
号を前記教師信号に収束させるようにした階層型の信号
処理装置において、前記最終集合体内の論理演算手段か
ら出力される前記最終出力信号とこの論理演算手段に対
応する教師信号とを比較してこの教師信号のみに存在す
る信号を正の誤差信号、前記最終出力信号のみに存在す
る信号を負の誤差信号とするこの論理演算手段における
誤差信号を生成する比較出力手段と、他の集合体を構成
する演算手段にその出力信号を与えるある集合体内の論
理演算手段において前記他の集合体を構成する演算手段
との結合状態を表す興奮性の結合係数信号と抑制性の結
合係数信号との少なくとも一方の信号からなる結合係数
信号と、前記他の集合体を構成する演算手段における正
の誤差信号と負の誤差信号とからなる誤差信号とを用
い、前記結合係数信号のうちで興奮性の結合係数信号と
前記正の誤差信号、及び、前記結合係数信号のうちで抑
制性の結合係数信号と前記負の誤差信号とに基づいて論
理演算して前記ある集合体内の論理演算手段における正
の誤差信号を生成し、前記結合係数信号のうちで抑制性
の結合係数信号と他の集合体における前記正の誤差信
号、及び、前記結合係数信号のうちで興奮性の結合係数
信号と前記負の誤差信号とに基づいて論理演算して前記
ある集合体内の論理演算手段における負の誤差信号を生
成する誤差信号生成手段と、前記他の集合体を構成する
論理演算手段に入力される全ての入力信号とこの論理演
算手段における正の誤差信号と負の誤差信号と、この論
理演算手段にその出力信号を与える前記ある集合体を構
成する演算手段との結合状態を表す結合係数信号とに基
づいてこの結合係数信号を制御する結合係数制御手段と
を設けたものである。
【0027】請求項7記載の信号処理装置は、請求項1
記載の信号処理装置における神経細胞模倣回路が、この
神経細胞模倣回路の外部から学習定数を任意に設定する
ための学習定数設定手段を有するものとしたものであ
る。請求項8記載の信号処理装置は、請求項1記載の信
号処理装置の構成に関して、入力手段が、2進数入力信
号を受信するための複数の入力ラインからなり、供給手
段が、結合係数が属している興奮性結合グループ又は抑
制性結合グループの一つを示し前記結合係数と対応する
グルーピング情報を格納するためのメモリ手段を有し、
論理演算手段が、前記入力ラインから受信した前記2進
数入力信号の一つと前記メモリ手段から読み出されたそ
の入力ラインに対応する結合係数との論理積を前記2進
数入力信号の各々について得るための第1のゲート手段
と、前記メモリ手段から読み出された前記グルーピング
情報の一つと前記第1のゲート手段から出力される対応
する論理積出力との論理積を得るための第2のゲート手
段と、前記メモリ手段から読み出された前記グルーピン
グ情報の一つの反転情報と前記第1のゲート手段から出
力される対応する論理積出力との論理積を得るための第
3のゲート手段と、前記第2のゲート手段の論理積出力
同士の論理和を得るための第4のゲート手段と、前記第
3のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得るための
第5のゲート手段と、この第5のゲート手段の論理和出
力を反転させるインバータと、前記第4のゲート手段の
論理和出力とこのインバータにより反転された論理和出
力との論理積又は論理和を得るためのゲート手段を含む
出力手段とを備えたものである。請求項9記載の信号処
理装置は、請求項1記載の信号処理装置の構成に関し
て、入力手段が、2進数入力信号を受信するための複数
の入力ラインからなり、供給手段が、結合係数を格納す
る第1のメモリ手段と第2のメモリ手段とを有し、論理
演算手段が、前記入力ラインから受信した前記2進数入
力信号の一つと前記第1のメモリ手段から読み出された
その入力ラインに対応する結合係数との論理積を前記2
進数入力信号の各々について得るための第1のゲート手
段と、前記入力ラインから受信した前記2進数入力信号
の一つと前記第2のメモリ手段から読み出されたその入
力ラインに対応する結合係数との論理積を前記2進数入
力信号の各々について得るための第2のゲート手段と、
前記第1のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第3のゲート手段と、前記第2のゲート手段の論
理積出力同士の論理和を得るための第4のゲート手段
と、この第4のゲート手段の論理和出力を反転させるイ
ンバータと、前記第3のゲート手段の論理和出力とこの
インバータにより反転された論理和出力との論理積又は
論理和を得るためのゲートを含む出力手段とを備えたも
のである。請求項10記載の信号処理装置は、請求項9
記載の信号処理装置において、第1のメモリ手段、第1
のゲート手段及び第3のゲート手段が興奮性結合グルー
プを形成し、第2のメモリ手段、第2のゲート手段、第
4のゲート手段及びインバータが抑制性結合グループを
形成し、前記第3のゲート手段、第4のゲート手段、イ
ンバータ及び出力手段が、前記興奮性結合グループから
得られる出力と前記抑制性結合グループから得られる出
力とについて多数決に基づいてニューロンユニットの出
力信号を決定するための多数決決定手段を形成したもの
である。
記載の信号処理装置における神経細胞模倣回路が、この
神経細胞模倣回路の外部から学習定数を任意に設定する
ための学習定数設定手段を有するものとしたものであ
る。請求項8記載の信号処理装置は、請求項1記載の信
号処理装置の構成に関して、入力手段が、2進数入力信
号を受信するための複数の入力ラインからなり、供給手
段が、結合係数が属している興奮性結合グループ又は抑
制性結合グループの一つを示し前記結合係数と対応する
グルーピング情報を格納するためのメモリ手段を有し、
論理演算手段が、前記入力ラインから受信した前記2進
数入力信号の一つと前記メモリ手段から読み出されたそ
の入力ラインに対応する結合係数との論理積を前記2進
数入力信号の各々について得るための第1のゲート手段
と、前記メモリ手段から読み出された前記グルーピング
情報の一つと前記第1のゲート手段から出力される対応
する論理積出力との論理積を得るための第2のゲート手
段と、前記メモリ手段から読み出された前記グルーピン
グ情報の一つの反転情報と前記第1のゲート手段から出
力される対応する論理積出力との論理積を得るための第
3のゲート手段と、前記第2のゲート手段の論理積出力
同士の論理和を得るための第4のゲート手段と、前記第
3のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得るための
第5のゲート手段と、この第5のゲート手段の論理和出
力を反転させるインバータと、前記第4のゲート手段の
論理和出力とこのインバータにより反転された論理和出
力との論理積又は論理和を得るためのゲート手段を含む
出力手段とを備えたものである。請求項9記載の信号処
理装置は、請求項1記載の信号処理装置の構成に関し
て、入力手段が、2進数入力信号を受信するための複数
の入力ラインからなり、供給手段が、結合係数を格納す
る第1のメモリ手段と第2のメモリ手段とを有し、論理
演算手段が、前記入力ラインから受信した前記2進数入
力信号の一つと前記第1のメモリ手段から読み出された
その入力ラインに対応する結合係数との論理積を前記2
進数入力信号の各々について得るための第1のゲート手
段と、前記入力ラインから受信した前記2進数入力信号
の一つと前記第2のメモリ手段から読み出されたその入
力ラインに対応する結合係数との論理積を前記2進数入
力信号の各々について得るための第2のゲート手段と、
前記第1のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第3のゲート手段と、前記第2のゲート手段の論
理積出力同士の論理和を得るための第4のゲート手段
と、この第4のゲート手段の論理和出力を反転させるイ
ンバータと、前記第3のゲート手段の論理和出力とこの
インバータにより反転された論理和出力との論理積又は
論理和を得るためのゲートを含む出力手段とを備えたも
のである。請求項10記載の信号処理装置は、請求項9
記載の信号処理装置において、第1のメモリ手段、第1
のゲート手段及び第3のゲート手段が興奮性結合グルー
プを形成し、第2のメモリ手段、第2のゲート手段、第
4のゲート手段及びインバータが抑制性結合グループを
形成し、前記第3のゲート手段、第4のゲート手段、イ
ンバータ及び出力手段が、前記興奮性結合グループから
得られる出力と前記抑制性結合グループから得られる出
力とについて多数決に基づいてニューロンユニットの出
力信号を決定するための多数決決定手段を形成したもの
である。
【0028】請求項11記載の信号処理装置は、ニュー
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理装置において、複
数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセス手段と、このフォワード
プロセス手段により得られる出力信号と教師信号との差
を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御して学習を
行う自己学習手段とからなる神経細胞模倣回路を備え、
前記差を、教師信号と出力信号とが異なったときに教師
信号側に存在するパルスからなる第1の誤差成分と出力
信号側に存在するパルスからなる第2の誤差成分とした
ものである。請求項12記載の信号処理装置は、ニュー
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理装置において、複
数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセス手段と、このフォワード
プロセス手段により得られる出力信号と教師信号との差
を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御して学習を
行う自己学習手段とからなる神経細胞模倣回路を備え、
前記差が、負値でない値をとる第1の誤差成分と第2の
誤差成分とよりなり、前記フォワードプロセス手段によ
り得られる出力信号と教師信号との差が前記第1の誤差
成分と前記第2の誤差成分との差に等しくしたものであ
る。請求項13記載の信号処理装置は、請求項12記載
の信号処理装置に関して、第1の誤差信号は、フォワー
ドプロセス手段から出力される出力信号と教師信号を論
理否定した信号との論理積により算出し、第2の誤差信
号は、フォワードプロセス手段から出力される出力信号
を論理否定した信号と教師信号との論理積により算出す
るようにしたものである。また、請求項14記載の信号
処理装置は、請求項12記載の信号処理装置に関して、
フォワードプロセス手段によって処理される信号と、自
己学習手段によって処理される信号との同期をとるよう
にしたものである。さらに、請求項15記載の信号処理
装置は、請求項1,5,6,11,12又は14記載の
信号処理装置に関して、少なくとも、入力信号、出力信
号、結合係数信号、教師信号及び誤差信号を、パルス密
度を表すパルス列により表される信号としたものであ
る。
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理装置において、複
数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセス手段と、このフォワード
プロセス手段により得られる出力信号と教師信号との差
を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御して学習を
行う自己学習手段とからなる神経細胞模倣回路を備え、
前記差を、教師信号と出力信号とが異なったときに教師
信号側に存在するパルスからなる第1の誤差成分と出力
信号側に存在するパルスからなる第2の誤差成分とした
ものである。請求項12記載の信号処理装置は、ニュー
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理装置において、複
数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセス手段と、このフォワード
プロセス手段により得られる出力信号と教師信号との差
を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御して学習を
行う自己学習手段とからなる神経細胞模倣回路を備え、
前記差が、負値でない値をとる第1の誤差成分と第2の
誤差成分とよりなり、前記フォワードプロセス手段によ
り得られる出力信号と教師信号との差が前記第1の誤差
成分と前記第2の誤差成分との差に等しくしたものであ
る。請求項13記載の信号処理装置は、請求項12記載
の信号処理装置に関して、第1の誤差信号は、フォワー
ドプロセス手段から出力される出力信号と教師信号を論
理否定した信号との論理積により算出し、第2の誤差信
号は、フォワードプロセス手段から出力される出力信号
を論理否定した信号と教師信号との論理積により算出す
るようにしたものである。また、請求項14記載の信号
処理装置は、請求項12記載の信号処理装置に関して、
フォワードプロセス手段によって処理される信号と、自
己学習手段によって処理される信号との同期をとるよう
にしたものである。さらに、請求項15記載の信号処理
装置は、請求項1,5,6,11,12又は14記載の
信号処理装置に関して、少なくとも、入力信号、出力信
号、結合係数信号、教師信号及び誤差信号を、パルス密
度を表すパルス列により表される信号としたものであ
る。
【0029】請求項16記載の信号処理方法は、ニュー
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理方法において、複
数の結合係数とこれらの係合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセスを実行するステップと、
このフォワードプロセスにより得られる出力信号と教師
信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御
して自己学習プロセスを実行するステップとからなり、
前記差を、教師信号と出力信号とが異なったときに教師
信号側に存在するパルスからなる第1の誤差成分と出力
信号側に存在するパルスからなる第2の誤差成分とした
ものである。請求項17記載の信号処理方法は、ニュー
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理方法において、複
数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセスを実行するステップと、
このフォワードプロセスにより得られる出力信号と教師
信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御
して自己学習プロセスを実行するステップとからなり、
前記差が、負値でない値をとる第1の誤差成分と第2の
誤差成分とよりなり、前記フォワードプロセスにより得
られる出力信号と教師信号との差が前記第1の誤差成分
と前記第2の誤差成分との差に等しくしたものである。
請求項18記載の信号処理方法は、請求項16又は17
記載の信号処理方法に関して、第1の誤差信号は、フォ
ワードプロセスから出力される出力信号と教師信号を論
理否定した信号との論理積により算出し、第2の誤差信
号は、フォワードプロセスから出力される出力信号を論
理否定した信号と教師信号との論理積により算出するよ
うにしたものである。また、請求項19記載の信号処理
方法は、請求項16又は17記載の信号処理方法に関し
て、フォワードプロセスによって処理される信号と、自
己学習プロセスによって処理される信号との同期をとる
ようにしたものである。さらに、請求項20記載の信号
処理方法は、請求項16又は17記載の信号処理方法に
関して、少なくとも、入力信号、出力信号、結合係数信
号、教師信号及び誤差信号を、パルス密度を表すパルス
列により表される信号としたものである。
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理方法において、複
数の結合係数とこれらの係合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセスを実行するステップと、
このフォワードプロセスにより得られる出力信号と教師
信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御
して自己学習プロセスを実行するステップとからなり、
前記差を、教師信号と出力信号とが異なったときに教師
信号側に存在するパルスからなる第1の誤差成分と出力
信号側に存在するパルスからなる第2の誤差成分とした
ものである。請求項17記載の信号処理方法は、ニュー
ロンユニットへの複数の入力信号を処理し、その処理結
果を出力信号として出力する信号処理方法において、複
数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号と
の各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号とし
て出力するフォワードプロセスを実行するステップと、
このフォワードプロセスにより得られる出力信号と教師
信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御
して自己学習プロセスを実行するステップとからなり、
前記差が、負値でない値をとる第1の誤差成分と第2の
誤差成分とよりなり、前記フォワードプロセスにより得
られる出力信号と教師信号との差が前記第1の誤差成分
と前記第2の誤差成分との差に等しくしたものである。
請求項18記載の信号処理方法は、請求項16又は17
記載の信号処理方法に関して、第1の誤差信号は、フォ
ワードプロセスから出力される出力信号と教師信号を論
理否定した信号との論理積により算出し、第2の誤差信
号は、フォワードプロセスから出力される出力信号を論
理否定した信号と教師信号との論理積により算出するよ
うにしたものである。また、請求項19記載の信号処理
方法は、請求項16又は17記載の信号処理方法に関し
て、フォワードプロセスによって処理される信号と、自
己学習プロセスによって処理される信号との同期をとる
ようにしたものである。さらに、請求項20記載の信号
処理方法は、請求項16又は17記載の信号処理方法に
関して、少なくとも、入力信号、出力信号、結合係数信
号、教師信号及び誤差信号を、パルス密度を表すパルス
列により表される信号としたものである。
【0030】
【作用】これらの信号処理回路、信号処理回路網、信号
処理装置ないしは信号処理方法によれば、自己学習機能
を含めて神経細胞網の機能をハードウエア上で並列的に
行わせることができ、自己学習機能が発揮され、従来の
コンピュータシミュレーションのシリアル処理による計
算に比べ処理速度が著しく向上する。このとき、デジタ
ル回路構成により動作は確実なものとなる。特に、全て
をパルス密度表現によるデジタル的な信号処理としたの
で、増幅器の温度特性等の影響を受ける等のアナログ方
式のような不都合は生じない。
処理装置ないしは信号処理方法によれば、自己学習機能
を含めて神経細胞網の機能をハードウエア上で並列的に
行わせることができ、自己学習機能が発揮され、従来の
コンピュータシミュレーションのシリアル処理による計
算に比べ処理速度が著しく向上する。このとき、デジタ
ル回路構成により動作は確実なものとなる。特に、全て
をパルス密度表現によるデジタル的な信号処理としたの
で、増幅器の温度特性等の影響を受ける等のアナログ方
式のような不都合は生じない。
【0031】特に、請求項5又は6記載の発明のように
構成すれば、ニューロンの機能をソフトウエアで実現す
ることも可能であり、ソフトウエアの変更だけでネット
ワークの構成の変更も可能となり、柔軟性及び汎用性に
富んだネットワークの構築が可能となる。
構成すれば、ニューロンの機能をソフトウエアで実現す
ることも可能であり、ソフトウエアの変更だけでネット
ワークの構成の変更も可能となり、柔軟性及び汎用性に
富んだネットワークの構築が可能となる。
【0032】このとき、結合には興奮性と抑制性との2
種類があるが、請求項8,9又は10記載の発明のよう
に、結合係数の正負により2グループに分けてグループ
毎に処理した後で、一方の否定結果と他方の結果との論
理積又は論理和をとる処理、又は、両者の割合による多
数決論理により決定する柔軟な処理でよく、よって、論
理回路なるデジタル回路で実現できる。
種類があるが、請求項8,9又は10記載の発明のよう
に、結合係数の正負により2グループに分けてグループ
毎に処理した後で、一方の否定結果と他方の結果との論
理積又は論理和をとる処理、又は、両者の割合による多
数決論理により決定する柔軟な処理でよく、よって、論
理回路なるデジタル回路で実現できる。
【0033】また、結合係数についてもメモリ上に用意
されており、抵抗等による場合と異なり、書換え可能で
汎用性を持つものとなる。
されており、抵抗等による場合と異なり、書換え可能で
汎用性を持つものとなる。
【0034】さらには、学習係数を可変としたので、実
際の応用環境に即した、効率的で使いやすいものとな
る。
際の応用環境に即した、効率的で使いやすいものとな
る。
【0035】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図12に
基づいて説明する。本実施例は、自己学習機能を持たせ
るものであり、自己学習を可能とするには、結合係数を
可変としなければならない。このための結合係数可変回
路20の回路構成を図2に示す。即ち、結合係数を表す
抵抗21を多数用意しておき、これを切換え回路22に
より適宜切換えることにより結合係数を可変とする。切
換え回路22は外部コントローラより2進数を入力させ
ることにより切換え可能な市販されているものでよい。
ここでは、例えば電圧値のような外部コントローラから
のアナログ値を2進数に変換するA/D変換器23が用
いられている。また、A/D変換器23のサインビット
を用いて切換え回路24をも切換え制御し、反転増幅器
25を通すか通さないかの選択により興奮性出力と抑制
性出力との切換えが行われる。これにより外部信号Sに
応じて結合係数が可変となり、入力信号に対して任意の
結合係数を掛けた出力が得られる。
基づいて説明する。本実施例は、自己学習機能を持たせ
るものであり、自己学習を可能とするには、結合係数を
可変としなければならない。このための結合係数可変回
路20の回路構成を図2に示す。即ち、結合係数を表す
抵抗21を多数用意しておき、これを切換え回路22に
より適宜切換えることにより結合係数を可変とする。切
換え回路22は外部コントローラより2進数を入力させ
ることにより切換え可能な市販されているものでよい。
ここでは、例えば電圧値のような外部コントローラから
のアナログ値を2進数に変換するA/D変換器23が用
いられている。また、A/D変換器23のサインビット
を用いて切換え回路24をも切換え制御し、反転増幅器
25を通すか通さないかの選択により興奮性出力と抑制
性出力との切換えが行われる。これにより外部信号Sに
応じて結合係数が可変となり、入力信号に対して任意の
結合係数を掛けた出力が得られる。
【0036】図3はこのような結合係数可変回路20を
用いて、(1)(2)式を表すものである。ここでは、結合
係数可変回路20は1つ前の層からの入力に対して各々
の結合係数を掛け合わせる機能を持ち、加算回路26に
入力されて加算される。加算回路26は例えば図4に示
すように市販のオペアンプ27を用いることにより容易
に実現できる。ここに、オペアンプ27は加算用である
が反転増幅器構成であるので、さらにアンプ28を用い
て再度反転させて出力させるように構成されている。加
算回路26の出力側には(2)式のような入出力関係を持
つ非線形のアンプ29が接続されている。その入力信号
は(1)式の内部電位に相当する。
用いて、(1)(2)式を表すものである。ここでは、結合
係数可変回路20は1つ前の層からの入力に対して各々
の結合係数を掛け合わせる機能を持ち、加算回路26に
入力されて加算される。加算回路26は例えば図4に示
すように市販のオペアンプ27を用いることにより容易
に実現できる。ここに、オペアンプ27は加算用である
が反転増幅器構成であるので、さらにアンプ28を用い
て再度反転させて出力させるように構成されている。加
算回路26の出力側には(2)式のような入出力関係を持
つ非線形のアンプ29が接続されている。その入力信号
は(1)式の内部電位に相当する。
【0037】次に、結合係数を決定するための外部信号
Sを作成する方法について説明する。これは、(5)〜
(7)式に相当するもので、これを実現するための回路が
必要となる。まず、(5)(6)式中のf′は、図35に示
したシグモイド関数fの1階微分関数であり、図5に示
すような特性のものである。これを実現するf′信号作
成回路30は例えば図6に示すように複数のアンプ31
〜35を多段に接続し、非線形の山型特性を持つ回路に
より構成される。このf′信号作成回路30の入出力特
性は図7に示すようなものとなる。この回路30は必ず
しも図5のような特性を正確に実現するものではない
が、近似的には成り立つといえる。また、f′信号作成
回路30に対して入力する前に予め非線形の入出力特性
を持つアンプ(図示せず)を設ければ、例えば図8に示
すような入出力特性となり、より図5の特性に近づくこ
とになる。
Sを作成する方法について説明する。これは、(5)〜
(7)式に相当するもので、これを実現するための回路が
必要となる。まず、(5)(6)式中のf′は、図35に示
したシグモイド関数fの1階微分関数であり、図5に示
すような特性のものである。これを実現するf′信号作
成回路30は例えば図6に示すように複数のアンプ31
〜35を多段に接続し、非線形の山型特性を持つ回路に
より構成される。このf′信号作成回路30の入出力特
性は図7に示すようなものとなる。この回路30は必ず
しも図5のような特性を正確に実現するものではない
が、近似的には成り立つといえる。また、f′信号作成
回路30に対して入力する前に予め非線形の入出力特性
を持つアンプ(図示せず)を設ければ、例えば図8に示
すような入出力特性となり、より図5の特性に近づくこ
とになる。
【0038】(5)式に相当する誤差信号発生回路36の
例を図9に示す。図中の回路30は図6に示したもの
で、内部電位(図3中のアンプ29に対する入力)に図
7又は図8に示したような関数処理を施す。一方、出力
層のニューロンユニット出力と教師信号との差をとる減
算回路37が設けられている。この減算回路37は図4
に示したような回路を用い、片方の入力を予めアンプで
反転させておけばよい。これらの回路30,37の出力
は乗算回路38に入力されて積がとられ、(5)式と同様
な結果が得られる。
例を図9に示す。図中の回路30は図6に示したもの
で、内部電位(図3中のアンプ29に対する入力)に図
7又は図8に示したような関数処理を施す。一方、出力
層のニューロンユニット出力と教師信号との差をとる減
算回路37が設けられている。この減算回路37は図4
に示したような回路を用い、片方の入力を予めアンプで
反転させておけばよい。これらの回路30,37の出力
は乗算回路38に入力されて積がとられ、(5)式と同様
な結果が得られる。
【0039】一方、(6)式に相当する誤差信号発生回路
39の例を図10に示す。即ち、前述したような回路構
成の結合係数可変回路20、加算回路26、f′信号作
成回路30とともに、これらの回路26,30の出力の
積をとる乗算回路40を設けてなる。このような構成は
(6)式と等価となる。よって、これに予め図9に示した
ような回路36又は別の層における図10に示すような
回路39により作成された誤差信号と内部電圧とを入力
させることにより、最終的には(6)式と同様な出力が得
られる。さらに、(7)式に相当する結合係数生成回路4
1は乗算回路により実現できる。図11はこれを示し、
まず、乗算回路42が設けられている。これは種々市販
されているものでよく、ある層のニューロンの出力と前
述した回路で作成した誤差信号と定数ηとの積をとる。
この乗算回路42の出力は加算回路43に入力され、遅
延回路44を用いて、TとΔTとから新しいTを生成す
る。よって、加算回路43からの出力は(7)式に相当す
るものとなる。
39の例を図10に示す。即ち、前述したような回路構
成の結合係数可変回路20、加算回路26、f′信号作
成回路30とともに、これらの回路26,30の出力の
積をとる乗算回路40を設けてなる。このような構成は
(6)式と等価となる。よって、これに予め図9に示した
ような回路36又は別の層における図10に示すような
回路39により作成された誤差信号と内部電圧とを入力
させることにより、最終的には(6)式と同様な出力が得
られる。さらに、(7)式に相当する結合係数生成回路4
1は乗算回路により実現できる。図11はこれを示し、
まず、乗算回路42が設けられている。これは種々市販
されているものでよく、ある層のニューロンの出力と前
述した回路で作成した誤差信号と定数ηとの積をとる。
この乗算回路42の出力は加算回路43に入力され、遅
延回路44を用いて、TとΔTとから新しいTを生成す
る。よって、加算回路43からの出力は(7)式に相当す
るものとなる。
【0040】しかして、図1はこれらの回路をまとめて
構成した神経細胞模倣回路45の例を示す。即ち、この
図1の回路45はネットワーク上では図33中に破線で
囲んで示す部分に相当する。ブロックB1は、図3に示
した回路に相当し、その演算出力は1つ先の各ニューロ
ンヘ送出される。また、ブロックB2は図10に示した
誤差信号発生回路39に相当する。即ち、1つ先の層の
ブロックB2−1とこの図に示す当該ニューロンのブロ
ックB2−2とで丁度図10の構成と同じとなり、同様
に、当該ニューロンのブロックB2−1と1つ前のブロ
ックB2−2とで丁度図10の構成と同じとなる。ネッ
トワーク全体は図33のように多層構造となっているの
で、誤差信号発生回路39のブロックを真ん中で切って
2つに分けても等価となる。また、ブロックB3−1,
B3−2,〜,B3−Nは図11に示した結合係数生成
回路41及びA/D変換器23に相当する(なお、図1
では遅延回路44は図示を省略してある)。このブロッ
クB3−1,B3−2,〜,B3−Nで新たに求められ
た結合係数Tを用いて、図2に示した結合係数可変回路
20で各結合係数を変化させる。同じ結合係数をブロッ
クB1,B2−1の2個所で使用するので、図1に示す
ように2つを連動可変させる。即ち、図1でブロックB
2−1,B3の回路及びブロックB1中の結合係数可変
回路20部分が自己学習回路に相当し、ブロックB1の
残りの部分及びブロックB2−2の部分が神経細胞模倣
素子に相当する。つまり、図1に示す神経細胞模倣回路
45の構成例は、請求項1記載の発明の信号処理回路構
成例を示すものである。
構成した神経細胞模倣回路45の例を示す。即ち、この
図1の回路45はネットワーク上では図33中に破線で
囲んで示す部分に相当する。ブロックB1は、図3に示
した回路に相当し、その演算出力は1つ先の各ニューロ
ンヘ送出される。また、ブロックB2は図10に示した
誤差信号発生回路39に相当する。即ち、1つ先の層の
ブロックB2−1とこの図に示す当該ニューロンのブロ
ックB2−2とで丁度図10の構成と同じとなり、同様
に、当該ニューロンのブロックB2−1と1つ前のブロ
ックB2−2とで丁度図10の構成と同じとなる。ネッ
トワーク全体は図33のように多層構造となっているの
で、誤差信号発生回路39のブロックを真ん中で切って
2つに分けても等価となる。また、ブロックB3−1,
B3−2,〜,B3−Nは図11に示した結合係数生成
回路41及びA/D変換器23に相当する(なお、図1
では遅延回路44は図示を省略してある)。このブロッ
クB3−1,B3−2,〜,B3−Nで新たに求められ
た結合係数Tを用いて、図2に示した結合係数可変回路
20で各結合係数を変化させる。同じ結合係数をブロッ
クB1,B2−1の2個所で使用するので、図1に示す
ように2つを連動可変させる。即ち、図1でブロックB
2−1,B3の回路及びブロックB1中の結合係数可変
回路20部分が自己学習回路に相当し、ブロックB1の
残りの部分及びブロックB2−2の部分が神経細胞模倣
素子に相当する。つまり、図1に示す神経細胞模倣回路
45の構成例は、請求項1記載の発明の信号処理回路構
成例を示すものである。
【0041】図1に示すように構成されたブロックを図
33のように網状に接続してネットワークとし、さら
に、最終出力層の出力部分に図9で示したような誤差信
号発生回路36を取付ければ、ニューラルネットワーク
が実現できる。
33のように網状に接続してネットワークとし、さら
に、最終出力層の出力部分に図9で示したような誤差信
号発生回路36を取付ければ、ニューラルネットワーク
が実現できる。
【0042】上記回路構成について、具体例を用いて説
明する。まず、前述した各ブロックの加算回路等には全
て市販の汎用オペアンプを用いて構成し、256入力2
56出力の図1のような神経細胞模倣回路45及び図1
1のような結合係数生成回路41を多数作製した。次
に、これらの回路45,41の各々の入出力線を接続し
てネットワークとした。ネットワーク構成は、3層構成
とし、第1層は256個、第2層は4個、第3層は5個
の神経細胞模倣回路ユニットからなるようにした。さら
に、第3層の出力を図9に示したような誤差信号発生回
路36に接続した。このようなネットワークの第1層の
各ユニットに何んらかの入力を与えると、最初は出力結
果が必ずしも所望のものとはならないが、自己学習回路
を持つため、やがて、出力結果は所望のもの、即ち、教
師信号となる。
明する。まず、前述した各ブロックの加算回路等には全
て市販の汎用オペアンプを用いて構成し、256入力2
56出力の図1のような神経細胞模倣回路45及び図1
1のような結合係数生成回路41を多数作製した。次
に、これらの回路45,41の各々の入出力線を接続し
てネットワークとした。ネットワーク構成は、3層構成
とし、第1層は256個、第2層は4個、第3層は5個
の神経細胞模倣回路ユニットからなるようにした。さら
に、第3層の出力を図9に示したような誤差信号発生回
路36に接続した。このようなネットワークの第1層の
各ユニットに何んらかの入力を与えると、最初は出力結
果が必ずしも所望のものとはならないが、自己学習回路
を持つため、やがて、出力結果は所望のもの、即ち、教
師信号となる。
【0043】このネットワークを用いて、さらに自己学
習式文字認識装置について応用した例を説明する。ま
ず、図12に示すような手書き文字をスキャナで読取
り、16×16のメッシュに分け、各メッシュをネット
ワークの第1層の各ニューロンヘの入力とした。文字部
分のあるメッシュを1V、ないメッシュを0Vの入力と
した。出力は電圧計と結び、出力結果を直接表示するよ
うにした。5つあるユニットのうちで一番大きい出力の
ものの位置が、認識結果となるようにし、そのため、
「1」〜「5」の数字を入力したときその数字に対応す
る番号の出力が一番大きくなるように学習させた。十分
学習させた文字に対しては認識率100%となったもの
である。
習式文字認識装置について応用した例を説明する。ま
ず、図12に示すような手書き文字をスキャナで読取
り、16×16のメッシュに分け、各メッシュをネット
ワークの第1層の各ニューロンヘの入力とした。文字部
分のあるメッシュを1V、ないメッシュを0Vの入力と
した。出力は電圧計と結び、出力結果を直接表示するよ
うにした。5つあるユニットのうちで一番大きい出力の
ものの位置が、認識結果となるようにし、そのため、
「1」〜「5」の数字を入力したときその数字に対応す
る番号の出力が一番大きくなるように学習させた。十分
学習させた文字に対しては認識率100%となったもの
である。
【0044】つづいて、本発明の第二の実施例を図13
ないし図17により説明する。本実施例は、デジタル化
を図ったもので、基本的には、 神経細胞ユニットに関する入出力信号、中間信号、
結合係数、教師信号など、は全て、「0」「1」の2値
で表されたパルス列で表す。 ネットワーク内部での信号の量は、パルス密度で表
す(ある一定時間内の「1」の数)。 神経細胞ユニット内での計算は、パルス列同士の論
理演算で表す。 結合係数のパルス列はメモリ上に置く。 学習は、このパルス列を書換えることで実現する。 学習については、与えられた教師信号をパルス列を
元に誤差を計算し、これに基づいて、結合係数パルス列
を変化させる。このとき、誤差の計算、結合係数の変化
分の計算も、全て、「0」「1」のパルス列の論理演算
で行う。 ようにしたものである。
ないし図17により説明する。本実施例は、デジタル化
を図ったもので、基本的には、 神経細胞ユニットに関する入出力信号、中間信号、
結合係数、教師信号など、は全て、「0」「1」の2値
で表されたパルス列で表す。 ネットワーク内部での信号の量は、パルス密度で表
す(ある一定時間内の「1」の数)。 神経細胞ユニット内での計算は、パルス列同士の論
理演算で表す。 結合係数のパルス列はメモリ上に置く。 学習は、このパルス列を書換えることで実現する。 学習については、与えられた教師信号をパルス列を
元に誤差を計算し、これに基づいて、結合係数パルス列
を変化させる。このとき、誤差の計算、結合係数の変化
分の計算も、全て、「0」「1」のパルス列の論理演算
で行う。 ようにしたものである。
【0045】以下、この思想を具体化した例に基づき説
明する。まず、信号演算部分の構成を図13を参照して
説明する。図13は1つの神経細胞模倣回路50に相当
する部分を示し、ネットワーク構成したものは図33の
場合のように階層型とされる。入出力は、全て、「1」
「0」に2値化され、かつ、同期化されたものが用いら
れる。入力yi の信号の強度はパルス密度で表現し、例
えば次に示すパルス列のように、ある一定時間内にあ
る、「1」の状態数で表す。即ち、
明する。まず、信号演算部分の構成を図13を参照して
説明する。図13は1つの神経細胞模倣回路50に相当
する部分を示し、ネットワーク構成したものは図33の
場合のように階層型とされる。入出力は、全て、「1」
「0」に2値化され、かつ、同期化されたものが用いら
れる。入力yi の信号の強度はパルス密度で表現し、例
えば次に示すパルス列のように、ある一定時間内にあ
る、「1」の状態数で表す。即ち、
【数2】 の例は、4/6を表す式であり、同期パルス6個中に信
号は「1」が4個、「0」が2個である。このとき、
「1」と「0」の並び方は、後述するようにランダムで
あることが望ましい。
号は「1」が4個、「0」が2個である。このとき、
「1」と「0」の並び方は、後述するようにランダムで
あることが望ましい。
【0046】一方、結合係数Tijも同様にパルス密度で
表現し、「0」と「1」とのパルス列として予めメモリ
上に用意しておく。
表現し、「0」と「1」とのパルス列として予めメモリ
上に用意しておく。
【0047】
【数3】 の例は、「101010」=3/6を表す式である。こ
の場合も、「1」と「0」の並び方はランダムであるこ
とが望ましい。具体的にどのように決定するかは後述す
る。
の場合も、「1」と「0」の並び方はランダムであるこ
とが望ましい。具体的にどのように決定するかは後述す
る。
【0048】そして、このパルス列を同期クロックに応
じてメモリ上より順次読出し、図13に示すように各々
ANDゲート51により入力信号パルス列との論理積を
とる(yi ∩Tij)。これを、神経細胞jへの入力とす
る。上例の場合で説明すると、入力信号が「10110
1」として入力されたとき、これと同期してメモリ上よ
りパルス列を呼出し、順次ANDをとることにより、
じてメモリ上より順次読出し、図13に示すように各々
ANDゲート51により入力信号パルス列との論理積を
とる(yi ∩Tij)。これを、神経細胞jへの入力とす
る。上例の場合で説明すると、入力信号が「10110
1」として入力されたとき、これと同期してメモリ上よ
りパルス列を呼出し、順次ANDをとることにより、
【数4】 に示すような「101000」が得られ、これは入力y
i が結合係数Tijにより変換されパルス密度が2/6と
なることを示している。
i が結合係数Tijにより変換されパルス密度が2/6と
なることを示している。
【0049】ANDゲート51の出力のパルス密度は、
近似的には入力信号のパルス密度と結合係数とのパルス
密度との積となり、アナログ方式の結合係数と同様の機
能を有する。これは、信号の列が長いほど、また、
「1」と「0」との並び方がランダムであるほど、積に
近い機能を持つことになる。なお、入力パルス列に比べ
て結合係数のパルス列が短く、読出すべきデータがなく
なったら、再びデータの先頭に戻って読出しを繰返えせ
ばよい。
近似的には入力信号のパルス密度と結合係数とのパルス
密度との積となり、アナログ方式の結合係数と同様の機
能を有する。これは、信号の列が長いほど、また、
「1」と「0」との並び方がランダムであるほど、積に
近い機能を持つことになる。なお、入力パルス列に比べ
て結合係数のパルス列が短く、読出すべきデータがなく
なったら、再びデータの先頭に戻って読出しを繰返えせ
ばよい。
【0050】1つの神経細胞ユニットは多入力であるの
で、前述した「入力信号と結合係数とのAND」も多数
あり、次に論理回路となるOR回路52によりこれらの
論理和をとる。入力は同期化されているので、例えば1
番目のデータが「101000」、2番目のデータが
「010000」の場合、両者のORをとると、「11
1000」となる。これを多入力同時に計算し出力とす
る。即ち、入力数をm個とすると、
で、前述した「入力信号と結合係数とのAND」も多数
あり、次に論理回路となるOR回路52によりこれらの
論理和をとる。入力は同期化されているので、例えば1
番目のデータが「101000」、2番目のデータが
「010000」の場合、両者のORをとると、「11
1000」となる。これを多入力同時に計算し出力とす
る。即ち、入力数をm個とすると、
【数5】 のようになる。これは、アナログ計算における和の計算
及び非線形関数(シグモイド関数)の部分に対応してい
る。
及び非線形関数(シグモイド関数)の部分に対応してい
る。
【0051】パルス密度が低い場合、そのORをとった
もののパルス密度は、各々のパルス密度の和に近似的に
一致する。パルス密度が高くなるにつれ、OR回路52
の出力は段々飽和してくるので、パルス密度の和とは一
致せず、非線形性が出てくる。ORの場合、パルス密度
は1よりも大きくなることがなく、かつ、0より小さく
なることもなく、さらには、単調増加関数であり、シグ
モイド関数と近似的に同様となる。
もののパルス密度は、各々のパルス密度の和に近似的に
一致する。パルス密度が高くなるにつれ、OR回路52
の出力は段々飽和してくるので、パルス密度の和とは一
致せず、非線形性が出てくる。ORの場合、パルス密度
は1よりも大きくなることがなく、かつ、0より小さく
なることもなく、さらには、単調増加関数であり、シグ
モイド関数と近似的に同様となる。
【0052】ところで、結合には興奮性と抑制性があ
り、数値計算の場合には、結合係数の符号で表し、アナ
ログ回路の場合は前述の如くTijが負となる場合(抑制
性結合)は増幅器を用いて出力を反転させてTijに相当
する抵抗値で他の神経細胞に結合させる。この点、デジ
タル方式の本実施例にあっては、まず、Tijの正負によ
り各結合を興奮性結合と抑制性結合との2つのグループ
に分け、次いで、「入力信号と結合係数のパルス列のA
ND」同士のORをこのグループ別に計算する。そし
て、興奮性結合グループの出力のみが「1」のとき、
「1」を出力し、抑制性結合グループの出力のみが
「1」のとき、「0」を出力する。両方とも「1」のと
き、又は「0」のときは「1」「0」の何れを出力して
もよく、或いは、確率1/2程度で「1」を出力しても
よい。本例では、興奮性結合グループの出力が「1」で
抑制性結合グループの出力が「0」のときのみ出力
「1」を出すようにする。この機能を実現するために
は、(抑制性結合グループの出力のNOT)と(興奮性
結合グループの出力)とのANDをとればよい。即ち、
り、数値計算の場合には、結合係数の符号で表し、アナ
ログ回路の場合は前述の如くTijが負となる場合(抑制
性結合)は増幅器を用いて出力を反転させてTijに相当
する抵抗値で他の神経細胞に結合させる。この点、デジ
タル方式の本実施例にあっては、まず、Tijの正負によ
り各結合を興奮性結合と抑制性結合との2つのグループ
に分け、次いで、「入力信号と結合係数のパルス列のA
ND」同士のORをこのグループ別に計算する。そし
て、興奮性結合グループの出力のみが「1」のとき、
「1」を出力し、抑制性結合グループの出力のみが
「1」のとき、「0」を出力する。両方とも「1」のと
き、又は「0」のときは「1」「0」の何れを出力して
もよく、或いは、確率1/2程度で「1」を出力しても
よい。本例では、興奮性結合グループの出力が「1」で
抑制性結合グループの出力が「0」のときのみ出力
「1」を出すようにする。この機能を実現するために
は、(抑制性結合グループの出力のNOT)と(興奮性
結合グループの出力)とのANDをとればよい。即ち、
【数6】 となる。
【0053】論理式で表現すると、
【数7】 で示される。神経細胞ユニットのネットワークは、バッ
クプロパゲーションと同様な階層型(即ち、図33)と
する。そして、ネットワーク全体を同期させておけば、
各層とも上述した機能により計算できる。
クプロパゲーションと同様な階層型(即ち、図33)と
する。そして、ネットワーク全体を同期させておけば、
各層とも上述した機能により計算できる。
【0054】一方、Tijの正負により各結合を興奮性結
合と抑制性結合との2つのグループに分け、次いで、
「入力信号と結合係数のパルス列のAND」同士のOR
をこのグループ別に計算し、その後、興奮性結合グルー
プの出力が「0」で抑制性結合グループの出力が「1」
のとき以外出力を出すようにする場合であれば、(抑制
性結合グループの出力のNOT)と(興奮性結合グルー
プの出力)とのORをとればよい。即ち、
合と抑制性結合との2つのグループに分け、次いで、
「入力信号と結合係数のパルス列のAND」同士のOR
をこのグループ別に計算し、その後、興奮性結合グルー
プの出力が「0」で抑制性結合グループの出力が「1」
のとき以外出力を出すようにする場合であれば、(抑制
性結合グループの出力のNOT)と(興奮性結合グルー
プの出力)とのORをとればよい。即ち、
【数8】 となる。
【0055】論理式で表現すると、
【数9】 で示される。
【0056】次に、学習時の処理について説明する。 a.最終層における誤差信号 最終層で各ニューロンにおける誤差信号を計算し、それ
を元にそのニューロンに関わる結合係数を変化させる。
そのための、誤差信号の計算法について述べる。ここ
に、本実施例では、「誤差信号」を以下のように定義す
る。誤差を数値で表すと、一般には+,−の両方をとり
得るが、パルス密度の場合には、正、負の両方を同時に
表現できないので、+成分を表す信号と、−成分を表す
信号との2種類を用いて誤差信号を表現する。即ち、j
番目のニューロンの誤差信号は、
を元にそのニューロンに関わる結合係数を変化させる。
そのための、誤差信号の計算法について述べる。ここ
に、本実施例では、「誤差信号」を以下のように定義す
る。誤差を数値で表すと、一般には+,−の両方をとり
得るが、パルス密度の場合には、正、負の両方を同時に
表現できないので、+成分を表す信号と、−成分を表す
信号との2種類を用いて誤差信号を表現する。即ち、j
番目のニューロンの誤差信号は、
【数10】 で示される。つまり、誤差信号の+成分は教師信号パル
スと出力パルスとの違っている部分(1,0)又は
(0,1)の内、教師信号側に存在するパルス、他方、
−成分は同様に出力側に存在するパルスである。換言す
れば、出力パルスに誤差信号+パルスを付け加え、誤差
信号−パルスを取り除くと、教師パルスとなることにな
る。このような誤差信号パルスを元に結合係数を後述す
るように変化させることになる。
スと出力パルスとの違っている部分(1,0)又は
(0,1)の内、教師信号側に存在するパルス、他方、
−成分は同様に出力側に存在するパルスである。換言す
れば、出力パルスに誤差信号+パルスを付け加え、誤差
信号−パルスを取り除くと、教師パルスとなることにな
る。このような誤差信号パルスを元に結合係数を後述す
るように変化させることになる。
【0057】b.中間層における誤差信号 さらに、誤差信号を逆伝播させ、最終層とその1つ前の
層との結合係数だけでなく、さらにその前の層の結合係
数も変化する。そのため、中間層における各ニューロン
での誤差信号を計算する必要がある。中間層のあるニュ
ーロンから、さらに1つ先の層の各ニューロンへ信号を
伝播させたのとは、丁度逆の要領で1つ先の層の各ニュ
ーロンにおける誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号
とする。このことは、神経細胞ユニット内での演算式
(7)〜(10)と同じような要領で行うことができる。即
ち、まず、結合を興奮性か抑制性かにより2つのグルー
プに分け、乗算の部分はAND、Σの部分はORで表現
する。ただし、神経細胞ユニット内での(7)〜(10)式と
異なるのは、yは1つの信号であるのに対して、δは
正、負を表す信号として2つの信号を持ち、その両方の
信号を考慮する必要がある。従って、Tの正負、δの正
負に応じて4つの場合に分ける必要がある。
層との結合係数だけでなく、さらにその前の層の結合係
数も変化する。そのため、中間層における各ニューロン
での誤差信号を計算する必要がある。中間層のあるニュ
ーロンから、さらに1つ先の層の各ニューロンへ信号を
伝播させたのとは、丁度逆の要領で1つ先の層の各ニュ
ーロンにおける誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号
とする。このことは、神経細胞ユニット内での演算式
(7)〜(10)と同じような要領で行うことができる。即
ち、まず、結合を興奮性か抑制性かにより2つのグルー
プに分け、乗算の部分はAND、Σの部分はORで表現
する。ただし、神経細胞ユニット内での(7)〜(10)式と
異なるのは、yは1つの信号であるのに対して、δは
正、負を表す信号として2つの信号を持ち、その両方の
信号を考慮する必要がある。従って、Tの正負、δの正
負に応じて4つの場合に分ける必要がある。
【0058】まず、興奮性結合の場合を説明する。この
場合、1つ先の層のk番目のニューロンでの誤差信号+
とそのニューロンと自己(j番目とする)との結合係数
のANDをとったもの(δk(+)∩Tik)をニューロンに
ついて求め、さらにこれら同士のORをとる{∪(δ
k(+)∩Tik)}。これを、この層の誤差信号+(=δ
j(+))とする。即ち、1つ先の層のニューロン数をn個
とすると、
場合、1つ先の層のk番目のニューロンでの誤差信号+
とそのニューロンと自己(j番目とする)との結合係数
のANDをとったもの(δk(+)∩Tik)をニューロンに
ついて求め、さらにこれら同士のORをとる{∪(δ
k(+)∩Tik)}。これを、この層の誤差信号+(=δ
j(+))とする。即ち、1つ先の層のニューロン数をn個
とすると、
【数11】 となる。
【0059】また、1つ先の誤差信号−と結合係数との
ANDをとり、さらにこれら同士のORをとることによ
り、同様に、この層の誤差信号−(=δj(-))とする。
即ち、
ANDをとり、さらにこれら同士のORをとることによ
り、同様に、この層の誤差信号−(=δj(-))とする。
即ち、
【数12】 となる。
【0060】次に、抑制性結合の場合を説明する。この
場合、1つ先の層のニューロンでの誤差信号−とそのニ
ューロンと自己との結合係数のANDをとり、さらにこ
れら同士のORをとる。これを、この層の誤差信号+
(=δj(+))とする。即ち、
場合、1つ先の層のニューロンでの誤差信号−とそのニ
ューロンと自己との結合係数のANDをとり、さらにこ
れら同士のORをとる。これを、この層の誤差信号+
(=δj(+))とする。即ち、
【数13】 となる。
【0061】また、1つ先の誤差信号+と結合係数との
ANDをとり、さらにこれら同士のORをとることによ
り、同様に、この層の誤差信号−(=δj(-))とする。
即ち、
ANDをとり、さらにこれら同士のORをとることによ
り、同様に、この層の誤差信号−(=δj(-))とする。
即ち、
【数14】 となる。
【0062】1つのニューロンから別のニューロンへは
興奮性で結合しているものもあれば、抑制性で結合して
いるものもあるので、(20)式で求めた誤差信号δj(+)と
(22)式で求めた誤差信号δj(+)とのORをとり、それを
自分のニューロンの誤差信号δj(+)とする。同様に、(2
1)式で求めた誤差信号δj(-)と(23)式で求めた誤差信号
δj(-)とのORをとり、それを自分のニューロンの誤差
信号δj(-)とする。
興奮性で結合しているものもあれば、抑制性で結合して
いるものもあるので、(20)式で求めた誤差信号δj(+)と
(22)式で求めた誤差信号δj(+)とのORをとり、それを
自分のニューロンの誤差信号δj(+)とする。同様に、(2
1)式で求めた誤差信号δj(-)と(23)式で求めた誤差信号
δj(-)とのORをとり、それを自分のニューロンの誤差
信号δj(-)とする。
【0063】以上をまとめると、
【数15】 となる。
【0064】さらに、学習のレート(学習定数)に相当
する機能を設けてもよい。数値計算でレートが1以下の
とき、さらに学習能力が高まる。これはパルス列の演算
ではパルス列を間引くことによって実現できる。これは
カウンタ的な考え方をし、次の例1),例2)のような
ものとした。例えば、η=0.5では元の信号のパルス
列を1つ置きに間引く。元の信号のパルスが等間隔でな
くても、元のパルス列に対して1つ置きに間引く方式
(<例2)>の方式)とした。
する機能を設けてもよい。数値計算でレートが1以下の
とき、さらに学習能力が高まる。これはパルス列の演算
ではパルス列を間引くことによって実現できる。これは
カウンタ的な考え方をし、次の例1),例2)のような
ものとした。例えば、η=0.5では元の信号のパルス
列を1つ置きに間引く。元の信号のパルスが等間隔でな
くても、元のパルス列に対して1つ置きに間引く方式
(<例2)>の方式)とした。
【0065】
【数16】
【0066】このようにして、誤差信号を間引くことに
より学習レートの機能を持たせる。このような誤差信号
の間引きは、通常市販されているカウンタの出力を論理
演算することやフリップフロップを用いることにより容
易に実現できる。特に、カウンタを用いた場合、学習定
数ηの値を任意、かつ、容易に設定できるので、ネット
ワークの特性を制御することも可能となる。
より学習レートの機能を持たせる。このような誤差信号
の間引きは、通常市販されているカウンタの出力を論理
演算することやフリップフロップを用いることにより容
易に実現できる。特に、カウンタを用いた場合、学習定
数ηの値を任意、かつ、容易に設定できるので、ネット
ワークの特性を制御することも可能となる。
【0067】ところで、誤差信号には、常に学習定数を
かけておく必要はなく、例えば次に述べる結合係数を求
める演算にのみ用いてもよい。また、誤差信号を逆向き
に伝播させるときの学習定数と、結合係数を求める演算
で用いる学習定数とは、異なっていてもよい。このこと
は、ネットワーク上におかれた神経細胞ユニットの特性
を個々に設定できることを意味し、極めて汎用性の高い
システムを構築できる。従って、ネットワークの持つ性
能を適宜調整することが可能となる。
かけておく必要はなく、例えば次に述べる結合係数を求
める演算にのみ用いてもよい。また、誤差信号を逆向き
に伝播させるときの学習定数と、結合係数を求める演算
で用いる学習定数とは、異なっていてもよい。このこと
は、ネットワーク上におかれた神経細胞ユニットの特性
を個々に設定できることを意味し、極めて汎用性の高い
システムを構築できる。従って、ネットワークの持つ性
能を適宜調整することが可能となる。
【0068】c.誤差信号より各結合係数を変化 上述した方法により誤差信号を求め、各結合係数を変化
させるが、その変化のさせ方について説明する。変化さ
せたい結合係数が属しているラインを流れる信号と誤差
信号のANDをとる(δj ∩yi )。ただし、本実施例
では誤差信号には+,−の2つの信号があるので、各々
計算する。
させるが、その変化のさせ方について説明する。変化さ
せたい結合係数が属しているラインを流れる信号と誤差
信号のANDをとる(δj ∩yi )。ただし、本実施例
では誤差信号には+,−の2つの信号があるので、各々
計算する。
【0069】
【数17】
【0070】このようにして得られた2つの信号をΔT
ij(+) ,ΔTij(-) とする。
ij(+) ,ΔTij(-) とする。
【0071】ついで、今度はこのΔTijを元に新しいT
ijを求めるが、本実施例のTijは、絶対値成分であるの
で、元のTijが興奮性か抑制性かで場合分けする。興奮
性の場合、元のTijに対してΔTij(+)の成分を増や
し、ΔTij(-)の成分を減らす。即ち、
ijを求めるが、本実施例のTijは、絶対値成分であるの
で、元のTijが興奮性か抑制性かで場合分けする。興奮
性の場合、元のTijに対してΔTij(+)の成分を増や
し、ΔTij(-)の成分を減らす。即ち、
【数18】 となる。抑制性の場合は元のTijに対しΔTij(+)の成
分を減らし、ΔTij(-)の成分を増やす。即ち、
分を減らし、ΔTij(-)の成分を増やす。即ち、
【数19】 となる。
【0072】以上の学習則に基づいてネットワークの計
算をする。
算をする。
【0073】次に、以上のアルゴリズムに基づく実際の
回路構成を説明する。図14ないし図16にその回路例
を示す。ネットワーク全体は図33の場合と同様であ
る。図14は図33中の線(結線)に相当する部分の回
路を示し、図15は図33中の丸(神経細胞ユニット
1)に相当する部分の回路を示す。また、図16は、最
終層の出力と教師信号から最終層における誤差信号を求
める部分の回路を示す。これらの図14ないし図16構
成を図33のようにネットワークにすることにより、自
己学習可能なデジタル式のニューラルネットワークが実
現できる。
回路構成を説明する。図14ないし図16にその回路例
を示す。ネットワーク全体は図33の場合と同様であ
る。図14は図33中の線(結線)に相当する部分の回
路を示し、図15は図33中の丸(神経細胞ユニット
1)に相当する部分の回路を示す。また、図16は、最
終層の出力と教師信号から最終層における誤差信号を求
める部分の回路を示す。これらの図14ないし図16構
成を図33のようにネットワークにすることにより、自
己学習可能なデジタル式のニューラルネットワークが実
現できる。
【0074】まず、図14から説明する。図中、55は
ニューロンへの入力信号であり、(8)式に相当する。
(9)式の結合係数の値はシフトレジスタ56に保存して
おく。このシフトレジスタ56は取出し口56aと入口
56bとを有するが、通常のシフトレジスタと同様の機
能を持つものであればよく、例えば、RAMとアドレス
コントローラとの組合せによるもの等であってもよい。
入力信号55とシフトレジスタ56内の結合係数とはA
NDゲート57を備えて(10)式に相当する論理回路58
によりANDがとられる。この論理回路58の出力は結
合が興奮性か抑制性かによってグループ分けしなければ
ならないが、予め各々のグループへの出力59,60を
用意し、何れに出力するのかを切換えるようにした方が
汎用性の高いものとなる。このため、本実施例では結合
が興奮性か抑制性かを表すビットをグループ分け用メモ
リ61に保存しておき、その情報を用いて切換えゲート
回路62により切換える。切換えゲート回路62は2つ
のANDゲート62a,62bと一方の入力に介在され
たインバータ62cとよりなる。
ニューロンへの入力信号であり、(8)式に相当する。
(9)式の結合係数の値はシフトレジスタ56に保存して
おく。このシフトレジスタ56は取出し口56aと入口
56bとを有するが、通常のシフトレジスタと同様の機
能を持つものであればよく、例えば、RAMとアドレス
コントローラとの組合せによるもの等であってもよい。
入力信号55とシフトレジスタ56内の結合係数とはA
NDゲート57を備えて(10)式に相当する論理回路58
によりANDがとられる。この論理回路58の出力は結
合が興奮性か抑制性かによってグループ分けしなければ
ならないが、予め各々のグループへの出力59,60を
用意し、何れに出力するのかを切換えるようにした方が
汎用性の高いものとなる。このため、本実施例では結合
が興奮性か抑制性かを表すビットをグループ分け用メモ
リ61に保存しておき、その情報を用いて切換えゲート
回路62により切換える。切換えゲート回路62は2つ
のANDゲート62a,62bと一方の入力に介在され
たインバータ62cとよりなる。
【0075】また、図15に示すように各入力を処理す
る(11)式に相当する複数のORゲート構成のゲート回路
63a,63bが設けられている。さらに、同図に示す
ように(12)式の興奮性結合グループが「1」で、抑制性
結合グループが「0」のときにのみ出力「1」を出すA
NDゲート64aとインバータ64bとによるゲート回
路64が設けられている。
る(11)式に相当する複数のORゲート構成のゲート回路
63a,63bが設けられている。さらに、同図に示す
ように(12)式の興奮性結合グループが「1」で、抑制性
結合グループが「0」のときにのみ出力「1」を出すA
NDゲート64aとインバータ64bとによるゲート回
路64が設けられている。
【0076】次に、誤差信号について説明する。最終層
での誤差信号を生成するのが図16に示すAND,排他
的ORの組合せによる論理回路65であり、(16)〜(19)
式に相当する。即ち、最終層からの出力66及び教師信
号67により誤差信号68,69を作るものである。中
間層における誤差信号を計算する(20)〜(23)式は、図1
4中に示すANDゲート構成のゲート回路72により行
われ、+,−に応じた出力73,74が得られる。この
ように結合が興奮性か抑制性かにより場合分けする必要
があるが、この場合分けはメモリ61に記憶された興奮
性か抑制性かの情報と、誤差信号の+,−信号75,7
6とに応じて、AND,ORゲート構成のゲート回路7
7により行われる。また、誤差信号を集める計算式(24)
は図15に示すORゲート構成のゲート回路78により
行われる。さらに、学習レートに相当する(25)式は同図
中に示す分周回路79により行われる。最後に、誤差信
号より新たな結合係数を計算する部分、即ち、(26)〜(2
9)式に相当する部分は、図14中に示すAND,インバ
ータ、ORゲート構成のゲート回路80により行われ、
シフトレジスタ56の内容、即ち、結合係数の値が書換
えられる。このゲート回路80も結合の興奮性、抑制性
によって場合分けが必要であるが、ゲート回路77によ
り行われる。
での誤差信号を生成するのが図16に示すAND,排他
的ORの組合せによる論理回路65であり、(16)〜(19)
式に相当する。即ち、最終層からの出力66及び教師信
号67により誤差信号68,69を作るものである。中
間層における誤差信号を計算する(20)〜(23)式は、図1
4中に示すANDゲート構成のゲート回路72により行
われ、+,−に応じた出力73,74が得られる。この
ように結合が興奮性か抑制性かにより場合分けする必要
があるが、この場合分けはメモリ61に記憶された興奮
性か抑制性かの情報と、誤差信号の+,−信号75,7
6とに応じて、AND,ORゲート構成のゲート回路7
7により行われる。また、誤差信号を集める計算式(24)
は図15に示すORゲート構成のゲート回路78により
行われる。さらに、学習レートに相当する(25)式は同図
中に示す分周回路79により行われる。最後に、誤差信
号より新たな結合係数を計算する部分、即ち、(26)〜(2
9)式に相当する部分は、図14中に示すAND,インバ
ータ、ORゲート構成のゲート回路80により行われ、
シフトレジスタ56の内容、即ち、結合係数の値が書換
えられる。このゲート回路80も結合の興奮性、抑制性
によって場合分けが必要であるが、ゲート回路77によ
り行われる。
【0077】ここに、図14及び図15に示したグルー
プ分け方式及び出力決定方式を抽出して示すと、図17
のようになる。即ち、請求項12記載の発明に対応する
ものであり、入力段階ではグループ分けしておらず、各
入力(入力手段)55ijに対して結合係数を記憶したメ
モリ手段としてのシフトレジスタ56ijが個別に設けら
れ、ANDゲート(第1のゲート手段)57ijによる論
理結果をグループ分け用メモリ(メモリ手段)61ijの
内容に応じてANDゲート(第2のゲート手段)62ai
j 、インバータ62cij 、ANDゲート(第3のゲート
手段)62bij による切換え回路62を経て、2つのグ
ループに分け、興奮性結合グループであればORゲート
(第4のゲート手段)63a側で論理和を求め、抑制性
結合グループであればORゲート(第5のゲート手段)
63b側で論理和を求める。この後、ゲート回路(出力
手段)64による論理積処理により出力を決定するとい
うものである。
プ分け方式及び出力決定方式を抽出して示すと、図17
のようになる。即ち、請求項12記載の発明に対応する
ものであり、入力段階ではグループ分けしておらず、各
入力(入力手段)55ijに対して結合係数を記憶したメ
モリ手段としてのシフトレジスタ56ijが個別に設けら
れ、ANDゲート(第1のゲート手段)57ijによる論
理結果をグループ分け用メモリ(メモリ手段)61ijの
内容に応じてANDゲート(第2のゲート手段)62ai
j 、インバータ62cij 、ANDゲート(第3のゲート
手段)62bij による切換え回路62を経て、2つのグ
ループに分け、興奮性結合グループであればORゲート
(第4のゲート手段)63a側で論理和を求め、抑制性
結合グループであればORゲート(第5のゲート手段)
63b側で論理和を求める。この後、ゲート回路(出力
手段)64による論理積処理により出力を決定するとい
うものである。
【0078】今、前述したネットワークを用いた自己学
習式文字認識装置の場合により、具体例について説明す
る。まず、手書き文字をスキャナで読取り、16×16
のメッシュに分け、文字部分のあるメッシュを「1」、
ないメッシュを「0」とした(図12の場合と同じ)。
このデータ(256個)をネットワークに入力し、出力
は5つあるユニットの内で一番大きい出力のものの位置
が、認識結果となるように学習させた。次に、ネットワ
ークの構成は、第1層目が256個、第2層目が20
個、第3層目が5個の神経細胞ユニットからなる。この
とき、接続されない入力部はグランドに接続する。最
初、各結合係数はランダムとしておくと、出力結果は必
ずしも所望のものとはならない。そこで、この回路の自
己学習機能を用いて、各結合係数を新たに求め、これを
何回か繰返すことにより、所望の結果が得られるように
する。本実施例では、入力が「0」か「1」であるの
で、入力パルス列は常にLレベル又はHレベルの単純な
ものである。また、出力はトランジスタを介してLED
と結び、Lレベルのときに消灯、Hレベルのときに点灯
とした。同期クロックを1000kHzとしたので、パ
ルス密度に応じて、人間の目にはLEDの明るさが変
り、従って、1番明るいLED部分が答えになる。十分
学習させた文字に対しては認識率100%を得たもので
ある。
習式文字認識装置の場合により、具体例について説明す
る。まず、手書き文字をスキャナで読取り、16×16
のメッシュに分け、文字部分のあるメッシュを「1」、
ないメッシュを「0」とした(図12の場合と同じ)。
このデータ(256個)をネットワークに入力し、出力
は5つあるユニットの内で一番大きい出力のものの位置
が、認識結果となるように学習させた。次に、ネットワ
ークの構成は、第1層目が256個、第2層目が20
個、第3層目が5個の神経細胞ユニットからなる。この
とき、接続されない入力部はグランドに接続する。最
初、各結合係数はランダムとしておくと、出力結果は必
ずしも所望のものとはならない。そこで、この回路の自
己学習機能を用いて、各結合係数を新たに求め、これを
何回か繰返すことにより、所望の結果が得られるように
する。本実施例では、入力が「0」か「1」であるの
で、入力パルス列は常にLレベル又はHレベルの単純な
ものである。また、出力はトランジスタを介してLED
と結び、Lレベルのときに消灯、Hレベルのときに点灯
とした。同期クロックを1000kHzとしたので、パ
ルス密度に応じて、人間の目にはLEDの明るさが変
り、従って、1番明るいLED部分が答えになる。十分
学習させた文字に対しては認識率100%を得たもので
ある。
【0079】なお、興奮性結合と抑制性結合とのグルー
プ分け方式については、例えば図18に示すように構成
してもよい。これは、請求項13記載の発明に相当する
ものであり、入力段階で予め興奮性結合のグループaと
抑制性結合のグループbとにグループ分けしておき、各
入力(入力手段)55aij,55bijに対して結合係数T
ijを記憶した少なくとも2ビット以上の第1,2のメモ
リ手段としてのシフトレジスタ81ai,81bjを設け、
さらに、ANDゲート(第1のゲート手段)82aj,A
NDゲート(第2のゲート手段)82bjを設けたもので
ある。以後は、グループ毎にORゲート(第3のゲート
手段)63a,ORゲート(第4のゲート手段)63b
等を通して同様に処理される。
プ分け方式については、例えば図18に示すように構成
してもよい。これは、請求項13記載の発明に相当する
ものであり、入力段階で予め興奮性結合のグループaと
抑制性結合のグループbとにグループ分けしておき、各
入力(入力手段)55aij,55bijに対して結合係数T
ijを記憶した少なくとも2ビット以上の第1,2のメモ
リ手段としてのシフトレジスタ81ai,81bjを設け、
さらに、ANDゲート(第1のゲート手段)82aj,A
NDゲート(第2のゲート手段)82bjを設けたもので
ある。以後は、グループ毎にORゲート(第3のゲート
手段)63a,ORゲート(第4のゲート手段)63b
等を通して同様に処理される。
【0080】また、ゲート回路(出力手段)64につい
ては図19に示すようにANDゲート64aに代えてO
Rゲート64cを用いた構成として論理和処理を行うよ
うにしてもよい。これが、前述した(12′)〜(15′)式の
処理となる。
ては図19に示すようにANDゲート64aに代えてO
Rゲート64cを用いた構成として論理和処理を行うよ
うにしてもよい。これが、前述した(12′)〜(15′)式の
処理となる。
【0081】つづいて、本発明の第三の実施例を図20
により説明する。本実施例は、請求項7記載の発明に相
当するもので、結合係数可変回路で用いる学習係数を外
部から任意に可変設定させる学習定数設定手段82を設
けたものである。即ち、前記実施例で〜に示した基
本的な考えに、 で示した学習時に用いる学習定数(学習レート)
を可変とし、応用面に即した性能のネットワーク回路を
得る。 の機能を付加するようにしたものである。
により説明する。本実施例は、請求項7記載の発明に相
当するもので、結合係数可変回路で用いる学習係数を外
部から任意に可変設定させる学習定数設定手段82を設
けたものである。即ち、前記実施例で〜に示した基
本的な考えに、 で示した学習時に用いる学習定数(学習レート)
を可変とし、応用面に即した性能のネットワーク回路を
得る。 の機能を付加するようにしたものである。
【0082】即ち、この学習定数設定手段82は第15
図中に示した分周回路79に代えて設けられるもので、
誤差信号が入力されるカウンタ83と、このカウンタ8
3の出力を論理演算して学習定数の処理を行うORゲー
ト84〜87及び1つのANDゲート88とよりなる。
より詳細には、カウンタ83のバイナリ出力A〜Dに接
続されたORゲート84〜87の各々の入力側に設けた
スイッチSa〜Sdを全てHレベル側にするとη=1.
0となり、スイッチSa〜Sdを全てLレベル側にする
とη=1/16となる。よって、Hレベル側になってい
るスイッチの数をNとすると、η=(2のN乗)/16
となる。従って、スイッチ(或いは、スイッチに代えた
外部信号)を用いることにより、学習定数を任意に設定
することができる。なお、パルス密度をカウンタ83の
クロック入力として用いる場合、誤差信号の入力に対し
てANDゲート89を適宜設けてもよい。学習定数設定
手段82はこのような回路構成に限らない。また、この
ような学習定数設定手段82を複数備えるか、又は、外
部信号により適宜制御することにより、結合定数の演算
に用いる学習定数の値と、誤差信号の逆伝播に用いる学
習定数の値とを異ならせることも可能となる。
図中に示した分周回路79に代えて設けられるもので、
誤差信号が入力されるカウンタ83と、このカウンタ8
3の出力を論理演算して学習定数の処理を行うORゲー
ト84〜87及び1つのANDゲート88とよりなる。
より詳細には、カウンタ83のバイナリ出力A〜Dに接
続されたORゲート84〜87の各々の入力側に設けた
スイッチSa〜Sdを全てHレベル側にするとη=1.
0となり、スイッチSa〜Sdを全てLレベル側にする
とη=1/16となる。よって、Hレベル側になってい
るスイッチの数をNとすると、η=(2のN乗)/16
となる。従って、スイッチ(或いは、スイッチに代えた
外部信号)を用いることにより、学習定数を任意に設定
することができる。なお、パルス密度をカウンタ83の
クロック入力として用いる場合、誤差信号の入力に対し
てANDゲート89を適宜設けてもよい。学習定数設定
手段82はこのような回路構成に限らない。また、この
ような学習定数設定手段82を複数備えるか、又は、外
部信号により適宜制御することにより、結合定数の演算
に用いる学習定数の値と、誤差信号の逆伝播に用いる学
習定数の値とを異ならせることも可能となる。
【0083】さらに、本発明の第四の実施例を図21な
いし図23により説明する。本実施例は、請求項8記載
の発明に相当するものである。即ち、前記第二の実施例
で〜に示した基本的な考えに、 結合係数を、興奮性と抑制性との2種類用意してお
き、入力信号に対する演算結果を、各々の結合係数を用
いた結果の割合から多数決で決定し、ネットワークの柔
軟性を高める。 の機能を付加するようにしたものである。
いし図23により説明する。本実施例は、請求項8記載
の発明に相当するものである。即ち、前記第二の実施例
で〜に示した基本的な考えに、 結合係数を、興奮性と抑制性との2種類用意してお
き、入力信号に対する演算結果を、各々の結合係数を用
いた結果の割合から多数決で決定し、ネットワークの柔
軟性を高める。 の機能を付加するようにしたものである。
【0084】即ち、1つの神経細胞ユニットは、興奮性
と抑制性との2つの結合係数を備えているが、「入力信
号と結合係数とのAND」による出力結果を、興奮性結
合の場合と抑制性結合の場合との割合で処理するように
したものである。ここに、割合で処理するとは、同期し
て演算される複数の入力信号について、興奮性の結合係
数を用いて得られた出力結果が「1」である場合の数
と、抑制性の結合係数を用いて得られた出力結果が
「1」である場合の数とを比較し、後者が前者より多い
場合は「0」、それ以外の場合は「1」を、その神経細
胞ユニットが出力することを意味する。或いは、両者が
等しい場合は「0」を出力するようにしてもよい。
と抑制性との2つの結合係数を備えているが、「入力信
号と結合係数とのAND」による出力結果を、興奮性結
合の場合と抑制性結合の場合との割合で処理するように
したものである。ここに、割合で処理するとは、同期し
て演算される複数の入力信号について、興奮性の結合係
数を用いて得られた出力結果が「1」である場合の数
と、抑制性の結合係数を用いて得られた出力結果が
「1」である場合の数とを比較し、後者が前者より多い
場合は「0」、それ以外の場合は「1」を、その神経細
胞ユニットが出力することを意味する。或いは、両者が
等しい場合は「0」を出力するようにしてもよい。
【0085】図21及び図22はこのための回路構成例
を示すものである。まず、各入力55に対しては個別に
1組ずつのメモリとしてのシフトレジスタ90a,90
bが設けられている。これらのシフトレジスタ90a,
90bはシフトレジスタ56と同様にデータ取出し口と
データ入口とを有するものであるが、一方のシフトレジ
スタ90aは興奮性結合係数を記憶し、他方のシフトレ
ジスタ90bは抑制性結合係数を記憶したものである。
これらのシフトレジスタ90a,90bから読出し手段
(図示せず)により順次読出された内容は入力55とと
もに対応するANDゲート91a,91bに入力され論
理積がとられる。このような論理結果は、結合が興奮性
のものと抑制性のものと2通りあるが、ここでは、多数
決回路92に入力されて出力が決定される。即ち、シフ
トレジスタ90aに基づく興奮性結合係数を用いた演算
グループはそのデジタル信号が増幅器93aにより加算
処理され、同様にシフトレジスタ90bに基づく抑制性
結合係数を用いた演算グループはそのデジタル信号が増
幅器93bにより加算処理され、両者の大小が比較器9
4により多数決決定される。なお、多数決回路92は図
示例に限らず、一般的な多数決回路であってもよい。
を示すものである。まず、各入力55に対しては個別に
1組ずつのメモリとしてのシフトレジスタ90a,90
bが設けられている。これらのシフトレジスタ90a,
90bはシフトレジスタ56と同様にデータ取出し口と
データ入口とを有するものであるが、一方のシフトレジ
スタ90aは興奮性結合係数を記憶し、他方のシフトレ
ジスタ90bは抑制性結合係数を記憶したものである。
これらのシフトレジスタ90a,90bから読出し手段
(図示せず)により順次読出された内容は入力55とと
もに対応するANDゲート91a,91bに入力され論
理積がとられる。このような論理結果は、結合が興奮性
のものと抑制性のものと2通りあるが、ここでは、多数
決回路92に入力されて出力が決定される。即ち、シフ
トレジスタ90aに基づく興奮性結合係数を用いた演算
グループはそのデジタル信号が増幅器93aにより加算
処理され、同様にシフトレジスタ90bに基づく抑制性
結合係数を用いた演算グループはそのデジタル信号が増
幅器93bにより加算処理され、両者の大小が比較器9
4により多数決決定される。なお、多数決回路92は図
示例に限らず、一般的な多数決回路であってもよい。
【0086】ここに、図21に示したグループ分け方式
を抽出して示すと、図23のようになる。即ち、請求項
10記載の発明に対応するものであり、各入力毎に興奮
性結合と抑制性結合との結合係数を記憶した1組のメモ
リ(シフトレジスタ)を用意して、メモリの組別に分け
られたグループ別に論理積を求めるまでの処理を行わせ
るものである。
を抽出して示すと、図23のようになる。即ち、請求項
10記載の発明に対応するものであり、各入力毎に興奮
性結合と抑制性結合との結合係数を記憶した1組のメモ
リ(シフトレジスタ)を用意して、メモリの組別に分け
られたグループ別に論理積を求めるまでの処理を行わせ
るものである。
【0087】なお、図23図示例では多数決回路92に
代えて、図17や図18の場合と同じく、グループ別に
論理和をとるORゲート63a,63b以下が示されて
いる。この場合のゲート回路64も図18又は図19の
ようにしてもよい。
代えて、図17や図18の場合と同じく、グループ別に
論理和をとるORゲート63a,63b以下が示されて
いる。この場合のゲート回路64も図18又は図19の
ようにしてもよい。
【0088】ところで、本実施例にあっては各入力55
毎に1組のシフトレジスタ90a,90bを持つため、
自己学習機能による結合係数の書換えも各々のシフトレ
ジスタ90a,90bについて行われる。このため、図
21中に示すように+,−の誤差信号を用いて、新たな
結合係数を計算する(21)〜(24)式の処理を行う自己学習
回路95が設けられ、各シフトレジスタ90a,90b
のデータ入口側に接続されている。
毎に1組のシフトレジスタ90a,90bを持つため、
自己学習機能による結合係数の書換えも各々のシフトレ
ジスタ90a,90bについて行われる。このため、図
21中に示すように+,−の誤差信号を用いて、新たな
結合係数を計算する(21)〜(24)式の処理を行う自己学習
回路95が設けられ、各シフトレジスタ90a,90b
のデータ入口側に接続されている。
【0089】本実施例によれば、神経細胞ユニットの結
合が、興奮性か抑制性かに限定されないため、ネットワ
ークが柔軟性を持ち、実際の応用において汎用性を持つ
ことになる。
合が、興奮性か抑制性かに限定されないため、ネットワ
ークが柔軟性を持ち、実際の応用において汎用性を持つ
ことになる。
【0090】図22の場合の分周回路79も図20に示
したような学習定数設定手段82に代えてもよい。
したような学習定数設定手段82に代えてもよい。
【0091】また、多数決回路92による出力決定方式
は、図21に示したように各入力毎に2つのメモリ(シ
フトレジスタ90a,90b)を持つ方式のものに限ら
ず、各入力毎に1つのメモリ56を持つものにも同様に
適用できる。即ち、図14と図15との組合せに代え
て、図14と図22との組合せとしてもよい。
は、図21に示したように各入力毎に2つのメモリ(シ
フトレジスタ90a,90b)を持つ方式のものに限ら
ず、各入力毎に1つのメモリ56を持つものにも同様に
適用できる。即ち、図14と図15との組合せに代え
て、図14と図22との組合せとしてもよい。
【0092】また、本発明の第五の実施例を図24ない
し図28により説明する。前述した第二の実施例は、図
13ないし図23に示したような回路(以下、ニューロ
ン回路)によって構成される神経細胞模倣素子及びその
ネットワーク(回路網)であるが、より上位概念で考え
た場合、これらの全てを回路で構成しなくても(8)〜(2
9)で説明した手順に従ったソフトウエアにより信号処理
するようにしてもよい。本実施例は、その一つの例であ
る。
し図28により説明する。前述した第二の実施例は、図
13ないし図23に示したような回路(以下、ニューロ
ン回路)によって構成される神経細胞模倣素子及びその
ネットワーク(回路網)であるが、より上位概念で考え
た場合、これらの全てを回路で構成しなくても(8)〜(2
9)で説明した手順に従ったソフトウエアにより信号処理
するようにしてもよい。本実施例は、その一つの例であ
る。
【0093】即ち、本実施例は、ネットワークを構成す
るニューロンの機能をソフトウエアで実現するようにし
たものである。まず、図33に示したようなネットワー
クの場合、このネットワークを構成する任意のニューロ
ンにおいてソフトウエアにより信号処理を行なう。ソフ
トウエアを利用するニューロンは、1つでも全てであっ
てもよく、或いは、ネットワークを形成する各層毎に決
定してもよい。ニューロン回路による信号処理を行なわ
ないニューロンの構成を図24に示す。ここで、入出力
装置101はニューロン回路を用いた他のニューロン或
いはネットワークへ信号を入力/出力する装置に接続
し、信号の授受を行なう。メモリ102にはCPU10
3を制御するソフトウエアやデータが格納されており、
信号はCPU103で処理される。信号処理の手順は前
述した通りであるが、改めて示すと図25及び図26の
ようになる。図25はフォワードプロセスにおけるアル
ゴリズムを示し、デジタル回路内又はコンピュータ内で
このような信号演算処理が行なわれる。図25に示す処
理中のニューロンの前後関係を示すと図27のようにな
る。図26は学習演算プロセスにおけるアルゴリズムを
示し、デジタル回路内又はコンピュータ内でこのような
信号演算処理が行なわれる。図26に示す処理中のニュ
ーロンの前後関係を示すと図28のようになる。このよ
うな図25及び図26に示した手順に従ってソフトウエ
アを作成し、メモリ102に格納しておく。ここに、ソ
フトウエアにより図24のニューロンの1つを複数のニ
ューロン分として機能させることも可能である。もっと
も、信号を時分割して処理する必要がある。
るニューロンの機能をソフトウエアで実現するようにし
たものである。まず、図33に示したようなネットワー
クの場合、このネットワークを構成する任意のニューロ
ンにおいてソフトウエアにより信号処理を行なう。ソフ
トウエアを利用するニューロンは、1つでも全てであっ
てもよく、或いは、ネットワークを形成する各層毎に決
定してもよい。ニューロン回路による信号処理を行なわ
ないニューロンの構成を図24に示す。ここで、入出力
装置101はニューロン回路を用いた他のニューロン或
いはネットワークへ信号を入力/出力する装置に接続
し、信号の授受を行なう。メモリ102にはCPU10
3を制御するソフトウエアやデータが格納されており、
信号はCPU103で処理される。信号処理の手順は前
述した通りであるが、改めて示すと図25及び図26の
ようになる。図25はフォワードプロセスにおけるアル
ゴリズムを示し、デジタル回路内又はコンピュータ内で
このような信号演算処理が行なわれる。図25に示す処
理中のニューロンの前後関係を示すと図27のようにな
る。図26は学習演算プロセスにおけるアルゴリズムを
示し、デジタル回路内又はコンピュータ内でこのような
信号演算処理が行なわれる。図26に示す処理中のニュ
ーロンの前後関係を示すと図28のようになる。このよ
うな図25及び図26に示した手順に従ってソフトウエ
アを作成し、メモリ102に格納しておく。ここに、ソ
フトウエアにより図24のニューロンの1つを複数のニ
ューロン分として機能させることも可能である。もっと
も、信号を時分割して処理する必要がある。
【0094】このような構成をとることにより、ハード
ウエアによる変更を行なわず、メモリ102を書換える
だけで、ネットワーク構成を変更させることができ、柔
軟性及び汎用性に富んだネットワークを構築することが
できる。
ウエアによる変更を行なわず、メモリ102を書換える
だけで、ネットワーク構成を変更させることができ、柔
軟性及び汎用性に富んだネットワークを構築することが
できる。
【0095】さらに、本発明の第六の実施例を図29に
より説明する。本実施例は、1つのニューロンにおいて
機能の一部をソフトウエアで実行するようにしたもので
ある。図24に示した構成において、図25に示した信
号処理手順を基にしたソフトウエアをメモリ102に格
納することでフォワードプロセスの実行が可能なソフト
ウエアを利用したニューロンを実現することができる。
学習機能を持つニューロンを実現するには、入出力装置
101に図14又は図21に示したような回路を付加す
ればよい。何れの場合も、図15の右半分と図16に示
した回路部分は必要である。図20に示した回路は適宜
設ければよい。図29はこのような学習機能を持たせる
ための回路を学習回路104として示したものである。
より説明する。本実施例は、1つのニューロンにおいて
機能の一部をソフトウエアで実行するようにしたもので
ある。図24に示した構成において、図25に示した信
号処理手順を基にしたソフトウエアをメモリ102に格
納することでフォワードプロセスの実行が可能なソフト
ウエアを利用したニューロンを実現することができる。
学習機能を持つニューロンを実現するには、入出力装置
101に図14又は図21に示したような回路を付加す
ればよい。何れの場合も、図15の右半分と図16に示
した回路部分は必要である。図20に示した回路は適宜
設ければよい。図29はこのような学習機能を持たせる
ための回路を学習回路104として示したものである。
【0096】本実施例によっても、前記第五の実施例の
場合と同様に、ソフトウエアの変更だけでネットワーク
構成の変更が可能となり、柔軟性及び汎用性に富むネッ
トワークの構築が可能となる。
場合と同様に、ソフトウエアの変更だけでネットワーク
構成の変更が可能となり、柔軟性及び汎用性に富むネッ
トワークの構築が可能となる。
【0097】また、実際的に考えた場合、通常の電子機
器にはCPUが予め搭載されている場合が多いので、図
24に示すような構成要素を新規に設けなくてもよいと
いえる。さらに、学習機能が不要なシステムであれば、
ハードウエアの量を大幅に減らすこともできる。
器にはCPUが予め搭載されている場合が多いので、図
24に示すような構成要素を新規に設けなくてもよいと
いえる。さらに、学習機能が不要なシステムであれば、
ハードウエアの量を大幅に減らすこともできる。
【0098】また、本発明の第七の実施例を図30によ
り説明する。本実施例は、学習プロセス機能をソフトウ
エアで実現するようにしたものである。図24に示した
構成において、図26に示した信号処理手順を基にした
ソフトウエアをメモリ102に格納することで学習プロ
セスの実行が可能なソフトウエアを利用したニューロン
を実現することができる。フォワードプロセス機能を持
つニューロンを実現するには、入出力装置101に図1
4及び図15に示した回路、或いは、図14及び図22
に示したような回路を付加すればよい。図19に示した
回路は適宜設ければよい。図30はこのようなフォワー
ドプロセス機能を持たせるための回路をフォワード回路
105として示したものである。
り説明する。本実施例は、学習プロセス機能をソフトウ
エアで実現するようにしたものである。図24に示した
構成において、図26に示した信号処理手順を基にした
ソフトウエアをメモリ102に格納することで学習プロ
セスの実行が可能なソフトウエアを利用したニューロン
を実現することができる。フォワードプロセス機能を持
つニューロンを実現するには、入出力装置101に図1
4及び図15に示した回路、或いは、図14及び図22
に示したような回路を付加すればよい。図19に示した
回路は適宜設ければよい。図30はこのようなフォワー
ドプロセス機能を持たせるための回路をフォワード回路
105として示したものである。
【0099】本実施例によっても、前記第五、六の実施
例の場合と同様に、ソフトウエアの変更だけでネットワ
ーク構成の変更が可能となり、柔軟性及び汎用性に富む
ネットワークの構築が可能となる。特に、学習則の変更
に対する対応も容易なものとなる。また、この場合も、
通常の電子機器ではCPUが予め搭載されている場合が
多い点に着目すれば、図24に示すような構成要素を新
規に設けなくてもよいといえる。さらに、学習機能が不
要なシステムであれば、ハードウエアの量を大幅に減ら
すこともできる。
例の場合と同様に、ソフトウエアの変更だけでネットワ
ーク構成の変更が可能となり、柔軟性及び汎用性に富む
ネットワークの構築が可能となる。特に、学習則の変更
に対する対応も容易なものとなる。また、この場合も、
通常の電子機器ではCPUが予め搭載されている場合が
多い点に着目すれば、図24に示すような構成要素を新
規に設けなくてもよいといえる。さらに、学習機能が不
要なシステムであれば、ハードウエアの量を大幅に減ら
すこともできる。
【0100】これらのソフトウエアを利用した実施例
(請求項20ないし24記載の発明に相当する)によれ
ば、信号処理方式としてデジタル論理演算のみで実行で
きるため、必要とするソフトウエアも低水準の言語によ
るものでよく、かつ、ソフトウエアの高速実行も可能と
なる。
(請求項20ないし24記載の発明に相当する)によれ
ば、信号処理方式としてデジタル論理演算のみで実行で
きるため、必要とするソフトウエアも低水準の言語によ
るものでよく、かつ、ソフトウエアの高速実行も可能と
なる。
【0101】ところで、ニューロンのネットワーク構造
としては、図33に示したようなものの他、例えば図3
1や図32に示すような構造のものでもよい。図31は
請求項9ないしは請求項10記載の発明に相当する概念
的な構造図であり、入力側から順に第1の集合体11
0、中間集合体111、最終集合体112としたとき
(図33にあってもこのように集合体を分類できる)、
ある集合体に含まれる神経細胞ユニット1(○は各々論
理演算手段を示す)が他の集合体に含まれる神経細胞ユ
ニット1の全てとは接続されていない状態を示す。図3
3においてはある集合体内の全ての神経細胞ユニット1
は別の集合体内の全ての神経細胞ユニットとの間で相互
に信号の送受信を行なうものであるが、図31に示すよ
うに集合体間は各々の集合体内の神経細胞ユニット1を
全結合しなくてもよい。
としては、図33に示したようなものの他、例えば図3
1や図32に示すような構造のものでもよい。図31は
請求項9ないしは請求項10記載の発明に相当する概念
的な構造図であり、入力側から順に第1の集合体11
0、中間集合体111、最終集合体112としたとき
(図33にあってもこのように集合体を分類できる)、
ある集合体に含まれる神経細胞ユニット1(○は各々論
理演算手段を示す)が他の集合体に含まれる神経細胞ユ
ニット1の全てとは接続されていない状態を示す。図3
3においてはある集合体内の全ての神経細胞ユニット1
は別の集合体内の全ての神経細胞ユニットとの間で相互
に信号の送受信を行なうものであるが、図31に示すよ
うに集合体間は各々の集合体内の神経細胞ユニット1を
全結合しなくてもよい。
【0102】図32は請求項5記載の発明について、第
1の集合体110と最終集合体112との間に2層の中
間集合体113,114を用いて4層構造としてネット
ワーク構成したものである。一般的には、中間集合体を
適宜の数だけ設けてもよい。
1の集合体110と最終集合体112との間に2層の中
間集合体113,114を用いて4層構造としてネット
ワーク構成したものである。一般的には、中間集合体を
適宜の数だけ設けてもよい。
【0103】また、これらの図31,図32及び図33
では、何れも各集合体に含まれる神経細胞ユニット1の
数が4個として図示されているが、これらの数は実施例
中の具体例で説明したごとく、任意であり、各集合体毎
に神経細胞ユニット数が異なってもよい。
では、何れも各集合体に含まれる神経細胞ユニット1の
数が4個として図示されているが、これらの数は実施例
中の具体例で説明したごとく、任意であり、各集合体毎
に神経細胞ユニット数が異なってもよい。
【0104】
【発明の効果】本発明は、信号処理回路、信号処理回路
網、信号処理装置及び信号処理方法に関して、上述した
ように構成したので、自己学習機能を含めて神経細胞網
の機能をハードウエア上で並列的に行わせることがで
き、自己学習機能を発揮させ、従来のコンピュータシミ
ュレーションのシリアル処理による計算に比べ処理速度
を著しく向上させることができ、このとき、デジタル回
路構成により動作は確実なものとなり、特に、全てをパ
ルス密度表現によるデジタル的な信号処理としたので、
増幅器の温度特性等の影響を受ける等のアナログ方式の
ような不都合も生じないものである。
網、信号処理装置及び信号処理方法に関して、上述した
ように構成したので、自己学習機能を含めて神経細胞網
の機能をハードウエア上で並列的に行わせることがで
き、自己学習機能を発揮させ、従来のコンピュータシミ
ュレーションのシリアル処理による計算に比べ処理速度
を著しく向上させることができ、このとき、デジタル回
路構成により動作は確実なものとなり、特に、全てをパ
ルス密度表現によるデジタル的な信号処理としたので、
増幅器の温度特性等の影響を受ける等のアナログ方式の
ような不都合も生じないものである。
【0105】特に、請求項5又は6記載の発明のように
構成すれば、ニューロンの機能をソフトウエアで実現す
ることも可能であり、ハードウエアの変更を要せず、ソ
フトウエアの変更だけでネットワークの構成の変更も可
能となり、柔軟性及び汎用性に富んだネットワークの構
築も可能となるものである。
構成すれば、ニューロンの機能をソフトウエアで実現す
ることも可能であり、ハードウエアの変更を要せず、ソ
フトウエアの変更だけでネットワークの構成の変更も可
能となり、柔軟性及び汎用性に富んだネットワークの構
築も可能となるものである。
【0106】また、結合には興奮性と抑制性との2種類
があるが、請求項8,9又は10記載の発明などのよう
に、結合係数の正負により2グループに分けてグループ
毎に処理した後で、一方の否定結果と他方の結果との論
理積又は論理和をとる処理、又は、両者の割合による多
数決論理により決定する柔軟な処理でよく、よって、論
理回路なるデジタル回路で実現できるものである。
があるが、請求項8,9又は10記載の発明などのよう
に、結合係数の正負により2グループに分けてグループ
毎に処理した後で、一方の否定結果と他方の結果との論
理積又は論理和をとる処理、又は、両者の割合による多
数決論理により決定する柔軟な処理でよく、よって、論
理回路なるデジタル回路で実現できるものである。
【0107】また、結合係数についてもメモリ上に用意
されており、抵抗等による場合と異なり、書換え可能で
汎用性を持つものとなる。
されており、抵抗等による場合と異なり、書換え可能で
汎用性を持つものとなる。
【0108】さらには、請求項7記載の発明によれば、
学習係数を可変としたので、実際の応用環境に即した、
効率的で使いやすいものとすることができる。
学習係数を可変としたので、実際の応用環境に即した、
効率的で使いやすいものとすることができる。
【図1】本発明の第一の実施例における1つの神経細胞
模倣回路を示すブロック図である。
模倣回路を示すブロック図である。
【図2】結合係数可変回路を示す回路図である。
【図3】この可変回路を用いた結合係数掛け合わせ回路
の回路図である。
の回路図である。
【図4】その加算回路の一例を示す回路図である。
【図5】シグモイド関数の一階微分特性を示すグラフで
ある。
ある。
【図6】f′信号作成回路の回路図である。
【図7】その入出力特性を示すグラフである。
【図8】異なる入出力特性例を示すグラフである。
【図9】誤差信号発生回路の回路図である。
【図10】誤差信号発生回路の回路図である。
【図11】結合係数作成回路の回路図である。
【図12】説明図である。
【図13】本発明の第二の実施例を示す信号演算部分の
構成例の論理回路図である。
構成例の論理回路図である。
【図14】各部の構成例を示す論理回路図である。
【図15】各部の構成例を示す論理回路図である。
【図16】各部の構成例を示す論理回路図である。
【図17】各部の構成例を示す論理回路図である。
【図18】変形例を示す論理回路図である。
【図19】変形例を示す論理回路図である。
【図20】本発明の第三の実施例を示す回路図である。
【図21】本発明の第四の実施例を示す回路図である。
【図22】回路図である。
【図23】回路図である。
【図24】本発明の第五の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図25】フォワードプロセスにおける処理を示すフロ
ーチヤートである。
ーチヤートである。
【図26】学習プロセスにおける処理を示すフローチヤ
ートである。
ートである。
【図27】ニユーロンの前後関係を示す模式図である。
【図28】ニユーロンの前後関係を示す模式図である。
【図29】本発明の第六の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図30】本発明の第七の実施例を示すブロック図であ
る。
る。
【図31】ネットワーク構造の変形例を示す概念図であ
る。
る。
【図32】ネットワーク構造の異なる変形例を示す概念
図である。
図である。
【図33】従来例を示すニューラルネットワークの概念
図である。
図である。
【図34】その1つのユニット構成を示す概念図であ
る。
る。
【図35】シグモイド関数を示すグラフである。
【図36】1つのユニットの具体的回路図である。
【図37】デジタル構成例を示すブロック図である。
【図38】その一部の回路図である。
【図39】その一部の他の回路図である。
1 論理演算手段 20 結合係数可変回路 41,80,95 結合係数生成回路 45,50 神経細胞模倣回路 51,52,58,62〜65,72,77〜80
デジタル論理回路 56,81,90a,90b メモリ 61 グループ分け用メモリ 82 学習定数設定手段 92 多数決回路 110〜114 集合体
デジタル論理回路 56,81,90a,90b メモリ 61 グループ分け用メモリ 82 学習定数設定手段 92 多数決回路 110〜114 集合体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平2−272827 (32)優先日 平2(1990)10月11日 (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 平1−173257(JP,A) 特開 平1−204171(JP,A) 特開 平1−244567(JP,A) 特開 平1−193982(JP,A)
Claims (20)
- 【請求項1】入力信号を受信するための入力手段と、 論理回路で形成されて結合係数を供給するための供給手
段と、結合係数と入力信号との各々に論理演算処理を行
いその演算処理結果を出力する論理演算手段とを備えて
前記入力手段に結合されたフォワードプロセス手段と、 前記論理演算手段の出力信号と教師信号とから生成され
る誤差信号に基づき新しい結合係数を生成する結合係数
生成手段と、前記供給手段により供給される結合係数を
前記結合係数生成手段によって生成された新しい結合係
数に変更する結合係数変更手段とを備えて前記フォワー
ドプロセス手段に結合された自己学習手段と からなる神経細胞模倣回路を有することを特徴とする信
号処理装置。 - 【請求項2】自己学習手段中の結合係数生成手段を、誤
差信号と学習定数に基づいて新しい結合係数を生成する
手段としたことを特徴とする請求項1記載の信号処理装
置。 - 【請求項3】入力手段が、第1の2進数入力信号を受信
するための複数の第1の入力ラインと、第2の2進数入
力信号を受信するための複数の第2の入力ラインとから
なり、 供給手段が、結合係数を格納するための第1のメモリ手
段と第2のメモリ手段とを含み、 論理演算手段が、 前記第1の入力ラインから受信した前記第1の2進数入
力信号の一つと前記第1のメモリ手段から読み出された
その入力ラインに対応する結合係数との論理積を前記第
1の2進数入力信号の各々について得るための第1のゲ
ート手段と、 前記第2の入力ラインから受信した前記第2の2進数入
力信号の一つと前記第2のメモリ手段から読み出された
その入力ラインに対応する結合係数との論理積を前記第
2の2進数入力信号の各々について得るための第2のゲ
ート手段と、 前記第1のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第3のゲート手段と、 前記第2のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第4のゲート手段と、 前記第4のゲート手段の論理和出力を反転させるインバ
ータと、 前記第3のゲート手段の論理和出力とこのインバータに
より反転された論理和出力との論理積及び論理和を得る
ためのゲートを含む出力手段と を備えてなることを特徴とする請求項1記載の信号処理
装置。 - 【請求項4】第1の入力ライン、第1のメモリ手段、第
1のゲート手段及び第3のゲート手段が興奮性結合グル
ープを形成し、 第2の入力ライン、第2のメモリ手段、第2のゲート手
段、第4のゲート手段及びインバータが抑制性結合グル
ープを形成し、 前記第3のゲート手段、第4のゲート手段、インバータ
及び出力手段が、前記興奮性結合グループから得られる
出力と前記抑制性結合グループから得られる出力とにつ
いて多数決に基づいてニューロンユニットの出力信号を
決定するための多数決決定手段を形成した ことを特徴とする請求項3記載の信号処理装置。 - 【請求項5】各々論理演算手段を有する複数の集合体か
らなる階層型の信号処理装置において、 前記論理演算手段から出力される最終出力信号とこの論
理演算手段に対応する教師信号とを比較してこの教師信
号のみに存在する信号を正の誤差信号、前記最終出力信
号のみに存在する信号を負の誤差信号とするこの論理演
算手段における誤差信号を生成する比較出力手段と、 他の集合体を構成する演算手段にその出力信号を与える
ある集合体内の論理演算手段において前記他の集合体を
構成する演算手段との結合状態を表す興奮性の結合係数
信号と抑制性の結合係数信号との少なくとも一方の信号
からなる結合係数信号と、前記他の集合体を構成する演
算手段における正の誤差信号と負の誤差信号とからなる
誤差信号とを用い、前記結合係数信号のうちで興奮性の
結合係数信号と前記正の誤差信号、及び、前記結合係数
信号のうちで抑制性の結合係数信号と前記負の誤差信号
とに基づいて論理演算して前記ある集合体内の論理演算
手段における正の誤差信号を生成し、前記結合係数信号
のうちで抑制性の結合係数信号と他の集合体における前
記正の誤差信号、及び、前記結合係数信号のうちで興奮
性の結合係数信号と前記負の誤差信号とに基づいて論理
演算して前記ある集合体内の論理演算手段における負の
誤差信号を生成する誤差信号生成手段と、 前記他の集合体を構成する論理演算手段に入力される全
ての入力信号とこの論理演算手段における正の誤差信号
と負の誤差信号と、この論理演算手段にその出力信号を
与える前記ある集合体を構成する演算手段との結合状態
を表す結合係数信号とに基づいてこの結合係数信号を制
御する結合係数制御手段と を設けたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項6】各々論理演算手段を有する第1の集合体、
最終集合体及び前記第1の集合体からの出力信号を受け
て前記最終集合体に出力信号を供給する中間集合体から
なり、前記集合体内である集合体内の論理演算手段と別
の集合体内の論理演算手段との間で相互に信号の送受信
を行なって前記第1の集合体に入力信号が与えられたと
きに前記最終集合体から出力される最終出力信号と特定
の教師信号とを比較し、この比較結果に基づいて前記論
理演算手段間の全ての結合係数を制御することにより、
与えられた前記入力信号に対して得られる最終集合体内
の論理演算手段からの前記最終出力信号を前記教師信号
に収束させるようにした階層型の信号処理装置におい
て、 前記最終集合体内の論理演算手段から出力される前記最
終出力信号とこの論理演算手段に対応する教師信号とを
比較してこの教師信号のみに存在する信号を正の誤差信
号、前記最終出力信号のみに存在する信号を負の誤差信
号とするこの論理演算手段における誤差信号を生成する
比較出力手段と、他の集合体を構成する演算手段にその
出力信号を与えるある集合体内の論理演算手段において
前記他の集合体を構成する演算手段との結合状態を表す
興奮性の結合係数信号と抑制性の結合係数信号との少な
くとも一方の信号からなる結合係数信号と、前記他の集
合体を構成する演算手段における正の誤差信号と負の誤
差信号とからなる誤差信号とを用い、前記結合係数信号
のうちで興奮性の結合係数信号と前記正の誤差信号、及
び、前記結合係数信号のうちで抑制性の結合係数信号と
前記負の誤差信号とに基づいて論理演算して前記ある集
合体内の論理演算手段における正の誤差信号を生成し、
前記結合係数信号のうちで抑制性の結合係数信号と他の
集合体における前記正の誤差信号、及び、前記結合係数
信号のうちで興奮性の結合係数信号と前記負の誤差信号
とに基づいて論理演算して前記ある集合体内の論理演算
手段における負の誤差信号を生成する誤差信号生成手段
と、 前記他の集合体を構成する論理演算手段に入力される全
ての入力信号とこの論理演算手段における正の誤差信号
と負の誤差信号と、この論理演算手段にその出力信号を
与える前記ある集合体を構成する演算手段との結合状態
を表す結合係数信号とに基づいてこの結合係数信号を制
御する結合係数制御手段と を設けたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項7】神経細胞模倣回路が、この神経細胞模倣回
路の外部から学習定数を任意に設定するための学習定数
設定手段を有することを特徴とする請求項1記載の信号
処理装置。 - 【請求項8】入力手段が、2進数入力信号を受信するた
めの複数の入力ラインからなり、 供給手段が、結合係数が属している興奮性結合グループ
又は抑制性結合グループの一つを示し前記結合係数と対
応するグルーピング情報を格納するためのメモリ手段を
有し、 論理演算手段が、 前記入力ラインから受信した前記2進数入力信号の一つ
と前記メモリ手段から読み出されたその入力ラインに対
応する結合係数との論理積を前記2進数入力信号の各々
について得るための第1のゲート手段と、 前記メモリ手段から読み出された前記グルーピング情報
の一つと前記第1のゲート手段から出力される対応する
論理積出力との論理積を得るための第2のゲート手段
と、 前記メモリ手段から読み出された前記グルーピング情報
の一つの反転情報と前記第1のゲート手段から出力され
る対応する論理積出力との論理積を得るための第3のゲ
ート手段と、 前記第2のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第4のゲート手段と、 前記第3のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第5のゲート手段と、 この第5のゲート手段の論理和出力を反転させるインバ
ータと、 前記第4のゲート手段の論理和出力とこのインバータに
より反転された論理和出力との論理積又は論理和を得る
ためのゲート手段を含む出力手段と を備えてなることを特徴とする請求項1記載の信号処理
装置。 - 【請求項9】入力手段が、2進数入力信号を受信するた
めの複数の入力ラインからなり、 供給手段が、結合係数を格納する第1のメモリ手段と第
2のメモリ手段とを有し、 論理演算手段が、 前記入力ラインから受信した前記2進数入力信号の一つ
と前記第1のメモリ手段から読み出されたその入力ライ
ンに対応する結合係数との論理積を前記2進数入力信号
の各々について得るための第1のゲート手段と、 前記入力ラインから受信した前記2進数入力信号の一つ
と前記第2のメモリ手段から読み出されたその入力ライ
ンに対応する結合係数との論理積を前記2進数入力信号
の各々について得るための第2のゲート手段と、 前記第1のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第3のゲート手段と、 前記第2のゲート手段の論理積出力同士の論理和を得る
ための第4のゲート手段と、 この第4のゲート手段の論理和出力を反転させるインバ
ータと、 前記第3のゲート手段の論理和出力とこのインバータに
より反転された論理和出力との論理積又は論理和を得る
ためのゲートを含む出力手段と を備えてなることを特徴とする請求項1記載の信号処理
装置。 - 【請求項10】第1のメモリ手段、第1のゲート手段及
び第3のゲート手段が興奮性結合グループを形成し、 第2のメモリ手段、第2のゲート手段、第4のゲート手
段及びインバータが抑制性結合グループを形成し、 前記第3のゲート手段、第4のゲート手段、インバータ
及び出力手段が、前記興奮性結合グループから得られる
出力と前記抑制性結合グループから得られる出力とにつ
いて多数決に基づいてニューロンユニットの出力信号を
決定するための多数決決定手段を形成した ことを特徴とする請求項9記載の信号処理装置。 - 【請求項11】ニューロンユニットへの複数の入力信号
を処理し、その処理結果を出力信号として出力する信号
処理装置において、 複数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号
との各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号と
して出力するフォワードプロセス手段と、 このフォワードプロセス手段により得られる出力信号と
教師信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を
制御して学習を行う自己学習手段と からなる神経細胞模倣回路を備え、 前記差が、教師信号と出力信号とが異なったときに教師
信号側に存在するパルスからなる第1の誤差成分と出力
信号側に存在するパルスからなる第2の誤差成分とより
なることを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項12】ニューロンユニットへの複数の入力信号
を処理し、その処理結果を出力信号として出力する信号
処理装置において、 複数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号
との各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号と
して出力するフォワードプロセス手段と、 このフォワードプロセス手段により得られる出力信号と
教師信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を
制御して学習を行う自己学習手段と からなる神経細胞模倣回路を備え、 前記差が、負値でない値をとる第1の誤差成分と第2の
誤差成分とよりなり、前記フォワードプロセス手段によ
り得られる出力信号と教師信号との差が前記第1の誤差
成分と前記第2の誤差成分との差に等しいことを特徴と
する信号処理装置。 - 【請求項13】第1の誤差信号は、フォワードプロセス
手段から出力される出力信号と教師信号を論理否定した
信号との論理積により算出し、 第2の誤差信号は、フォワードプロセス手段から出力さ
れる出力信号を論理否定した信号と教師信号との論理積
により算出するようにしたことを特徴とする請求項12
記載の信号処理装置。 - 【請求項14】フォワードプロセス手段によって処理さ
れる信号と、自己学習手段によって処理される信号との
同期をとるようにしたことを特徴とする請求項12記載
の信号処理装置。 - 【請求項15】少なくとも、入力信号、出力信号、結合
係数信号、教師信号及び誤差信号を、パルス密度を表す
パルス列により表される信号としたことを特徴とする請
求項1,5,6,11,12又は14記載の信号処理装
置。 - 【請求項16】ニューロンユニットへの複数の入力信号
を処理し、その処理結果を出力信号として出力する信号
処理方法において、 複数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号
との各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号と
して出力するフォワードプロセスを実行するステップ
と、 このフォワードプロセスにより得られる出力信号と教師
信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御
して自己学習プロセスを実行するステップと からなり、 前記差が、教師信号と出力信号とが異なったときに教師
信号側に存在するパルスからなる第1の誤差成分と出力
信号側に存在するパルスからなる第2の誤差成分とより
なることを特徴とする信号処理方法。 - 【請求項17】ニューロンユニットへの複数の入力信号
を処理し、その処理結果を出力信号として出力する信号
処理方法において、 複数の結合係数とこれらの結合係数に対応する入力信号
との各々の演算処理を行い、その演算結果を出力信号と
して出力するフォワードプロセスを実行するステップ
と、 このフォワードプロセスにより得られる出力信号と教師
信号との差を表す誤差信号に基づき前記結合係数を制御
して自己学習プロセスを実行するステップと からなり、 前記差が、負値でない値をとる第1の誤差成分と第2の
誤差成分とよりなり、前記フォワードプロセスにより得
られる出力信号と教師信号との差が前記第1の誤差成分
と前記第2の誤差成分との差に等しいことを特徴とする
信号処理方法。 - 【請求項18】第1の誤差信号は、フォワードプロセス
から出力される出力信号と教師信号を論理否定した信号
との論理積により算出し、 第2の誤差信号は、フォワードプロセスから出力される
出力信号を論理否定した信号と教師信号との論理積によ
り算出するようにしたことを特徴とする請求項16又1
7記載の信号処理方法。 - 【請求項19】フォワードプロセスによって処理される
信号と、自己学習プロセスによって処理される信号との
同期をとるようにしたことを特徴とする請求項16又は
17記載の信号処理方法。 - 【請求項20】少なくとも、入力信号、出力信号、結合
係数信号、教師信号及び誤差信号を、パルス密度を表す
パルス列により表される信号としたことを特徴とする請
求項16又は17記載の信号処理方法。
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