JPH05307624A - 信号処理装置 - Google Patents
信号処理装置Info
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- JPH05307624A JPH05307624A JP4225034A JP22503492A JPH05307624A JP H05307624 A JPH05307624 A JP H05307624A JP 4225034 A JP4225034 A JP 4225034A JP 22503492 A JP22503492 A JP 22503492A JP H05307624 A JPH05307624 A JP H05307624A
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- signal
- learning process
- learning
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 信号処理装置に関し、ニューラルネットワー
クをハード化する場合に高速処理が可能な信号処理装置
を提供することを目的とする。 【構成】 神経細胞模倣素子により構成された神経細胞
回路網による信号処理装置において、当該神経細胞回路
網を構成する各神経細胞模倣素子は、フォワードプロセ
ス時に入力される入力信号を保持する手段と、額時化を
ぷろせす時ににをけたょくされる誤差信号を保持する手
段を有し、フォワードプロセスと学習プロセスを並列に
行う構成とする。
クをハード化する場合に高速処理が可能な信号処理装置
を提供することを目的とする。 【構成】 神経細胞模倣素子により構成された神経細胞
回路網による信号処理装置において、当該神経細胞回路
網を構成する各神経細胞模倣素子は、フォワードプロセ
ス時に入力される入力信号を保持する手段と、額時化を
ぷろせす時ににをけたょくされる誤差信号を保持する手
段を有し、フォワードプロセスと学習プロセスを並列に
行う構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、文字や図形認識、ロ
ボットなどの運動制御、連想記憶などに応用される神経
細胞回路網を模倣したニューラルコンピュータ等の信号
処理装置に関する。
ボットなどの運動制御、連想記憶などに応用される神経
細胞回路網を模倣したニューラルコンピュータ等の信号
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の情報処理の基本的な単位である神
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワ
ークに構成することで情報の並列処理を目指したのが、
いわゆるニューラルネットワークである。文字認識や連
想記憶、運動制御等、生体ではいとも簡単に行われてい
ても従来のノイマン型コンピュータではなかなか達成で
きないものが多い。
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワ
ークに構成することで情報の並列処理を目指したのが、
いわゆるニューラルネットワークである。文字認識や連
想記憶、運動制御等、生体ではいとも簡単に行われてい
ても従来のノイマン型コンピュータではなかなか達成で
きないものが多い。
【0003】生体の神経系、特に生体特有の機能、すな
わち並列処理や自己学習等を模倣して、これらの問題を
解決しよとする試みが、計算機シミュレーションを中心
として、盛んに行われている。
わち並列処理や自己学習等を模倣して、これらの問題を
解決しよとする試みが、計算機シミュレーションを中心
として、盛んに行われている。
【0004】図1は、1つのニューロンモデルを表す模
式図で、他のニューロンから入力を受ける部分と、入力
を一定の規則で変換する部分と、結果を出力する部分と
からなり、他のニューロンとの結合部分には、それぞれ
結合係数と呼ばれる可変の重み”Tij”を付け、結合の
強さを表している。学習とはこの値を変えることであっ
て、これによりネットワークの構造が変えられる。
式図で、他のニューロンから入力を受ける部分と、入力
を一定の規則で変換する部分と、結果を出力する部分と
からなり、他のニューロンとの結合部分には、それぞれ
結合係数と呼ばれる可変の重み”Tij”を付け、結合の
強さを表している。学習とはこの値を変えることであっ
て、これによりネットワークの構造が変えられる。
【0005】図2は、これを階層型ネットワークにした
ものを例示する模式図であり、このネットワークは、入
力層A1、中間層A2及び出力層A3からなり、1つの
ニューロンは他の多数のニューロンと結合しているが、
各層内でのニューロンどうしの結合はなく、また、出力
層A3から入力層A2に向かう結合もない。なお、図2
においては1層の中間層を持つ3層ネットワークである
が、複数の中間層を持つ多層ネットワークも利用されて
いる。
ものを例示する模式図であり、このネットワークは、入
力層A1、中間層A2及び出力層A3からなり、1つの
ニューロンは他の多数のニューロンと結合しているが、
各層内でのニューロンどうしの結合はなく、また、出力
層A3から入力層A2に向かう結合もない。なお、図2
においては1層の中間層を持つ3層ネットワークである
が、複数の中間層を持つ多層ネットワークも利用されて
いる。
【0006】フォワードプロセスにおいては、図2のネ
ットワークの場合、入力層A1に入力されたしんごヴ
は、中間層A2に伝播し、中間層にてフォワード処理を
実行する。中間層の処理結果は、出力層に伝播し、出力
層にてフォワード処理を実行し、最終的にニューラルネ
ットワークの出力が得られる。ここで、ニューロン間の
結合の度合いを表すのが、結合係数と呼ばれるものであ
り、一般にi番目のニューロンとj番目のニューロンと
の結合度合いをTijで表す。結合には、相手方のニュー
ロンの信号が大きいほど自分の出力が大きくなる興奮性
結合と、逆に、相手方のニューロンの信号が大きいほど
自分の出力が小さくなる抑制性結合とがあり、Tij>0
のとき興奮性結合を表し、Tij<0のとき抑制性結合を
表す。
ットワークの場合、入力層A1に入力されたしんごヴ
は、中間層A2に伝播し、中間層にてフォワード処理を
実行する。中間層の処理結果は、出力層に伝播し、出力
層にてフォワード処理を実行し、最終的にニューラルネ
ットワークの出力が得られる。ここで、ニューロン間の
結合の度合いを表すのが、結合係数と呼ばれるものであ
り、一般にi番目のニューロンとj番目のニューロンと
の結合度合いをTijで表す。結合には、相手方のニュー
ロンの信号が大きいほど自分の出力が大きくなる興奮性
結合と、逆に、相手方のニューロンの信号が大きいほど
自分の出力が小さくなる抑制性結合とがあり、Tij>0
のとき興奮性結合を表し、Tij<0のとき抑制性結合を
表す。
【0007】今、自分のニューロンがi番目であると
し、j番目のニューロンの出力をyjとすると、これに
結合係数Tijを掛けたTij・yj が自分のユニットへの
入力となる。各ニューロンは多数のニューロンと結合し
ているので、それらのニューロンに対するTij・yj を
足し合わせた結果であるΣTij・yj を足し合わせたも
の、すなわち、ΣTij・yj が、自分のニューロンへの
入力となる。これを内部電位と言い、次の数式1で表さ
れる。
し、j番目のニューロンの出力をyjとすると、これに
結合係数Tijを掛けたTij・yj が自分のユニットへの
入力となる。各ニューロンは多数のニューロンと結合し
ているので、それらのニューロンに対するTij・yj を
足し合わせた結果であるΣTij・yj を足し合わせたも
の、すなわち、ΣTij・yj が、自分のニューロンへの
入力となる。これを内部電位と言い、次の数式1で表さ
れる。
【0008】
【数1】ui =ΣTij・yi
【0009】次に、この入力に対して非線形処理をし
て、その神経細胞ユニットの出力とする。ここで用いる
非線形関数を神経細胞応答関数と呼び、例えば次の数式
2及び図3に示すようなシグモイド関数f(ui )を用
いる。
て、その神経細胞ユニットの出力とする。ここで用いる
非線形関数を神経細胞応答関数と呼び、例えば次の数式
2及び図3に示すようなシグモイド関数f(ui )を用
いる。
【0010】
【数2】f(ui )=1/(1+e-x)
【0011】以上より、ニューロンiの出力yi 次の数
式3で示される。
式3で示される。
【0012】
【数3】 yi =fi (ui ) =fi (ΣTij・yi )
【0013】以下、学習プロセスとして、一般的なバッ
クプロパゲーションアルゴリズム(以下BPアルゴリズ
ムと略記する。)について簡単に述べる。学習パターン
では、ある入力パターンpを与えたとき、実際の出力値
と望ましい出力値の誤差を小さくするように結合係数を
変更していく。この変更量を求めるアルゴりズムがBP
アルゴリズムである。
クプロパゲーションアルゴリズム(以下BPアルゴリズ
ムと略記する。)について簡単に述べる。学習パターン
では、ある入力パターンpを与えたとき、実際の出力値
と望ましい出力値の誤差を小さくするように結合係数を
変更していく。この変更量を求めるアルゴりズムがBP
アルゴリズムである。
【0014】今、ある入力パターンPを与えた時、ユニ
ットiの実際の出力値(ypi)と望ましい出力値(tp
i)の差を数式4のように定義する。
ットiの実際の出力値(ypi)と望ましい出力値(tp
i)の差を数式4のように定義する。
【0015】
【数4】Ep =(tpi−ypi)2 /2
【0016】これは出力層ユニットiの誤差を表し、t
piは人間が与える教師データである。学習ではこの誤差
を減らすように全ての結合の強さを変えていく。実際に
は、パターンpを与えたときの結合係数Tijの変化量を
次の数式5を用いて変化させる。また、数式4より、結
果的に数式6が得られる。
piは人間が与える教師データである。学習ではこの誤差
を減らすように全ての結合の強さを変えていく。実際に
は、パターンpを与えたときの結合係数Tijの変化量を
次の数式5を用いて変化させる。また、数式4より、結
果的に数式6が得られる。
【0017】
【数5】ΔpTij∝−ΞE/ΞTij
【0018】
【数6】ΔpTij=ηδpiypj
【0019】ここで、ypjは、ユニットjからユニット
iへの入力値であり、誤差δpiは、ユニットiが出力層
A3か、中間層A2かによって異なり、出力層A3にお
ける誤差信号δpiは数式7で、中間層A2における誤差
信号δpiは数式8でそれぞれ表される。ただし、これら
の数式においてfi'(ui )はfi (ui )の一階微分
である。
iへの入力値であり、誤差δpiは、ユニットiが出力層
A3か、中間層A2かによって異なり、出力層A3にお
ける誤差信号δpiは数式7で、中間層A2における誤差
信号δpiは数式8でそれぞれ表される。ただし、これら
の数式においてfi'(ui )はfi (ui )の一階微分
である。
【0020】
【数7】δpi=(tpi−ypi)・fi'(ui )
【0021】
【数8】δpi=fi'(ui )・ΣδpkTki
【0022】以上より、ΔTijを一般的に定式化したの
が数式9であり、故に数式10が導かれる。ここで、n
は学習の順位、ηは学習定数、αは安定化係数である。
が数式9であり、故に数式10が導かれる。ここで、n
は学習の順位、ηは学習定数、αは安定化係数である。
【0023】
【数9】 ΔTij(n+1)=ηΔpiypj+αΔTij(n)
【0024】
【数10】 Tij(n+1)=Tij(n)+ΔTij(n+1)
【0025】数式9の右辺第1項は、数式6で求めた結
合係数の変化量ΔT、第2項はエラーの振動を減らし、
収束を早めるために加えている。
合係数の変化量ΔT、第2項はエラーの振動を減らし、
収束を早めるために加えている。
【0026】このように結合係数の変化量ΔTの計算
は、出力層A3のユニットから始めて、中間層A2のユ
ニットに移り、学習は荷を毛力データの処理とは逆方
向、つまり、後ろ向きに進む。したがって、バックプロ
パーゲーションによる学習は、まず、学習用のデータを
入力して出力させること(前向き)と、結果のエラーを
減らすように全ての結合の強さを変えること(後ろ向
き)とを、これらが収束するまで繰り返すことになる。
は、出力層A3のユニットから始めて、中間層A2のユ
ニットに移り、学習は荷を毛力データの処理とは逆方
向、つまり、後ろ向きに進む。したがって、バックプロ
パーゲーションによる学習は、まず、学習用のデータを
入力して出力させること(前向き)と、結果のエラーを
減らすように全ての結合の強さを変えること(後ろ向
き)とを、これらが収束するまで繰り返すことになる。
【0027】図4は、一つのニューロンのフォワード処
理を数値演算で行う場合の一般的な回路を示すブロック
図であり、シナプスの結合係数を格納したメモリ2とマ
ルチプライヤ3を含む領域4はニューロンのシナプスの
働きを行うところで、入力信号とシナプス係数の積を演
算する。細胞体8は、シナプスにより計算された結合係
数と入力信号との積を加算器5により累積加算し、この
値に変換テーブル7によりシグモイド関数による処理を
施し、出力する。これは、ニューロンの細胞体の働きに
対応する。以上が一つのニューロンのフォワードプロセ
スの内容である。
理を数値演算で行う場合の一般的な回路を示すブロック
図であり、シナプスの結合係数を格納したメモリ2とマ
ルチプライヤ3を含む領域4はニューロンのシナプスの
働きを行うところで、入力信号とシナプス係数の積を演
算する。細胞体8は、シナプスにより計算された結合係
数と入力信号との積を加算器5により累積加算し、この
値に変換テーブル7によりシグモイド関数による処理を
施し、出力する。これは、ニューロンの細胞体の働きに
対応する。以上が一つのニューロンのフォワードプロセ
スの内容である。
【0028】従来の階層型神経細胞回路網は、図2に示
すようなネットワークを形成し、この3層階層型ネット
ワークのフォワードプロセスのデータの流れは、図5に
示すように、入力層A1に入力信号a1〜a4を与え
て、出力層A3より出力信号b1〜b4を得るようにし
てある。
すようなネットワークを形成し、この3層階層型ネット
ワークのフォワードプロセスのデータの流れは、図5に
示すように、入力層A1に入力信号a1〜a4を与え
て、出力層A3より出力信号b1〜b4を得るようにし
てある。
【0029】図7に示すように、入力層A、複数の中間
層B1 〜Bn-1 及び出力層Cを備える多層ニューラルネ
ットワークにおいても同様にデータは入力層から順に各
中間層を経て出力層に流れる。
層B1 〜Bn-1 及び出力層Cを備える多層ニューラルネ
ットワークにおいても同様にデータは入力層から順に各
中間層を経て出力層に流れる。
【0030】次に、3層構成のフォワード処理の実行例
を図9の回路図及び図10のタイミングチャートに基づ
いて説明する。ここで、図9は、図4に示す1つのニュ
ーロンのフォワード処理を実行する回路によって3層階
層型ネットワークを構成し、実行する回路の回路図であ
り、図10はそのフォワード処理のタイミングチャート
である。
を図9の回路図及び図10のタイミングチャートに基づ
いて説明する。ここで、図9は、図4に示す1つのニュ
ーロンのフォワード処理を実行する回路によって3層階
層型ネットワークを構成し、実行する回路の回路図であ
り、図10はそのフォワード処理のタイミングチャート
である。
【0031】まず、図10のステートS1で入力層の入
力信号10を中間層のフォワード処理実行回路11に入
力するとともに、コントロール回路15の中間層用フォ
ワード処理開始信号FWDS1をアクティブにする。こ
れによって、最初の入力信号によるフォワード処理が実
行され、この結果をレジスタ12に保持する。そして、
次のステートS2でレジスタ12の値を出力層のフォワ
ード処理実行回路13に入力するとともに、コントロー
ル回路15の出力層用フォワード処理開始信号FWDS
2をアクティブにして、出力層におけるフォワード処理
を実行し、出力14が得られる。このように次々に与え
られる入力信号10に対して図10に示すようにパイプ
ライン方式でフォワード処理が実行される。
力信号10を中間層のフォワード処理実行回路11に入
力するとともに、コントロール回路15の中間層用フォ
ワード処理開始信号FWDS1をアクティブにする。こ
れによって、最初の入力信号によるフォワード処理が実
行され、この結果をレジスタ12に保持する。そして、
次のステートS2でレジスタ12の値を出力層のフォワ
ード処理実行回路13に入力するとともに、コントロー
ル回路15の出力層用フォワード処理開始信号FWDS
2をアクティブにして、出力層におけるフォワード処理
を実行し、出力14が得られる。このように次々に与え
られる入力信号10に対して図10に示すようにパイプ
ライン方式でフォワード処理が実行される。
【0032】多数の中間層を有する多層ネットワークに
おいても、図11の回路図及び図12のタイミングチャ
ートに示すように、前述の3層ネットワークと同様にパ
イプライン方式でフォワード処理が実行される。
おいても、図11の回路図及び図12のタイミングチャ
ートに示すように、前述の3層ネットワークと同様にパ
イプライン方式でフォワード処理が実行される。
【0033】なお、学習プロセスによる処理は、今のと
ころ多くの場合が外部の汎用コンピュータによって実行
している。
ころ多くの場合が外部の汎用コンピュータによって実行
している。
【0034】図33は、上記ネットワークを電気回路で
実現したものの一例を示す図で(特開昭62−2951
88号公報参照)、基本的には、S字形の伝達関数を有
する複数の増幅器103と、各増幅器103の出力を他
の層の増幅器の入力に一点鎖線で示すように接続する抵
抗性フィードバック回路網101とが設けられている。
各増幅器103の入力側には接地されたコンデンサCと
接地された抵抗RとによるCR時定数回路102が個別
に接続されている。そして、入力電流I1 、I2 〜IN
が各増幅器103の入力に供給され、出力はこれらの増
幅器103の出力電圧の集合から得られる。
実現したものの一例を示す図で(特開昭62−2951
88号公報参照)、基本的には、S字形の伝達関数を有
する複数の増幅器103と、各増幅器103の出力を他
の層の増幅器の入力に一点鎖線で示すように接続する抵
抗性フィードバック回路網101とが設けられている。
各増幅器103の入力側には接地されたコンデンサCと
接地された抵抗RとによるCR時定数回路102が個別
に接続されている。そして、入力電流I1 、I2 〜IN
が各増幅器103の入力に供給され、出力はこれらの増
幅器103の出力電圧の集合から得られる。
【0035】ここに、入力や出力の信号の強度を電圧で
表し、神経細胞の結合の強さは、各細胞間の入出力ライ
ンを結ぶ抵抗100(抵抗性フィードバック回路網10
1中の格子点)の抵抗値で表され、神経細胞応答係数は
各増幅器103の伝達関数で表される。また、神経細胞
間の結合には前述のように興奮性と抑制性とがあり、数
学的には結合係数の正負符号により表される。しかし、
回路上の定数で正負を実現するのは困難であるので、こ
こでは、増幅器103の出力を2つに分け、一方の出力
を反転させることにより、正負の2つの信号103a、
103bを生成し、これを適当に選択することにより実
現するようにしている。また、図6に示したシグモイド
関数に相当するものとしては増幅器が用いられている。
表し、神経細胞の結合の強さは、各細胞間の入出力ライ
ンを結ぶ抵抗100(抵抗性フィードバック回路網10
1中の格子点)の抵抗値で表され、神経細胞応答係数は
各増幅器103の伝達関数で表される。また、神経細胞
間の結合には前述のように興奮性と抑制性とがあり、数
学的には結合係数の正負符号により表される。しかし、
回路上の定数で正負を実現するのは困難であるので、こ
こでは、増幅器103の出力を2つに分け、一方の出力
を反転させることにより、正負の2つの信号103a、
103bを生成し、これを適当に選択することにより実
現するようにしている。また、図6に示したシグモイド
関数に相当するものとしては増幅器が用いられている。
【0036】図34〜図36は、前記ニューラルネット
ワークをデジタル回路で実現した例を示す図である。図
34は、単一神経細胞の回路構成例を示す図であり、1
10はシナプス回路、111は樹状突起回路、112は
細胞体回路を示す。図35は、図34に示したシナプス
回路110の構成例を示す図であり、係数回路110a
を介して入力パルスfに倍率a(フィードバック信号に
掛ける倍率で1または2)を掛けた値が入力されるレー
トマルチプライヤ110bを設けてなり、レートマルチ
プライヤ110bには重み付けの値wを記憶したシナプ
ス荷重レジスタ110cが接続されている。また、図3
6は細胞体回路112の構成例を示す図であり、制御回
路113、アップ/ダウンカウンタ114、レートマル
チプライヤ115及びゲート116を順に接続してな
り、さらに、アップ/ダウンメモリ117が設けられて
いる。
ワークをデジタル回路で実現した例を示す図である。図
34は、単一神経細胞の回路構成例を示す図であり、1
10はシナプス回路、111は樹状突起回路、112は
細胞体回路を示す。図35は、図34に示したシナプス
回路110の構成例を示す図であり、係数回路110a
を介して入力パルスfに倍率a(フィードバック信号に
掛ける倍率で1または2)を掛けた値が入力されるレー
トマルチプライヤ110bを設けてなり、レートマルチ
プライヤ110bには重み付けの値wを記憶したシナプ
ス荷重レジスタ110cが接続されている。また、図3
6は細胞体回路112の構成例を示す図であり、制御回
路113、アップ/ダウンカウンタ114、レートマル
チプライヤ115及びゲート116を順に接続してな
り、さらに、アップ/ダウンメモリ117が設けられて
いる。
【0037】これは、神経細胞ユニットの入出力をパル
ス列で表現し、そのパルス密度で信号の量を表してい
る。結合係数は2進数で取り扱い、シナプス荷重レジス
タ110cに保存している。信号演算処理は次のように
行われる。
ス列で表現し、そのパルス密度で信号の量を表してい
る。結合係数は2進数で取り扱い、シナプス荷重レジス
タ110cに保存している。信号演算処理は次のように
行われる。
【0038】まず、入力信号をレートマルチプライヤ1
10bへ入力し、結合係数をレート値へ入力することに
よって、入力信号のパルス密度をレート値に応じて減ら
している。これは、前述のBPモデルの数式1のTijy
i の部分に相当する。また、ΣTijyi のΣの部分は、
樹状突起回路111によって示されるOR回路で実現し
ている。結合には興奮性、抑制性があるので、あらかじ
めグループ分けしておき、それぞれのグループ別にOR
をとる。図34において、F1 は興奮性出力、F2 は抑
制性出力を示す。
10bへ入力し、結合係数をレート値へ入力することに
よって、入力信号のパルス密度をレート値に応じて減ら
している。これは、前述のBPモデルの数式1のTijy
i の部分に相当する。また、ΣTijyi のΣの部分は、
樹状突起回路111によって示されるOR回路で実現し
ている。結合には興奮性、抑制性があるので、あらかじ
めグループ分けしておき、それぞれのグループ別にOR
をとる。図34において、F1 は興奮性出力、F2 は抑
制性出力を示す。
【0039】この2つの出力を、図36に示したカウン
タ114のアップ側、ダウン側にそれぞれ入力してカウ
ントすることで出力が得られる。この出力は2進数であ
るので、再びレートマルチプライヤ115を用いて、パ
ルス密度に変換する。この神経細胞ユニットを複数個用
いてネットワークを構成することによって、ニューラル
ネットワークが実現できる。
タ114のアップ側、ダウン側にそれぞれ入力してカウ
ントすることで出力が得られる。この出力は2進数であ
るので、再びレートマルチプライヤ115を用いて、パ
ルス密度に変換する。この神経細胞ユニットを複数個用
いてネットワークを構成することによって、ニューラル
ネットワークが実現できる。
【0040】学習機能は、ネットワークの最終出力を外
部のコンピュータに入力して、コンピュータ内部で数値
計算を行い、その結果を結合係数を保存するシナプス荷
重レジスタ110cに書き込むことによって実現してい
る。
部のコンピュータに入力して、コンピュータ内部で数値
計算を行い、その結果を結合係数を保存するシナプス荷
重レジスタ110cに書き込むことによって実現してい
る。
【0041】本出願人は、神経細胞模倣素子より構成さ
れた神経細胞回路網による信号処理装置を既に開発し、
特許出願している(特願平1−343891号)。この
発明では、その信号処理装置を一実施例の例題として取
り扱っている。以下、本出願人が既に開発した信号処理
装置について述べる。
れた神経細胞回路網による信号処理装置を既に開発し、
特許出願している(特願平1−343891号)。この
発明では、その信号処理装置を一実施例の例題として取
り扱っている。以下、本出願人が既に開発した信号処理
装置について述べる。
【0042】この信号処理装置においては、神経回路網
の一例として、ディジタル論理回路を用いた神経細胞ユ
ニットとこれを用いて構成したネットワーク回路による
信号処理について提案している。
の一例として、ディジタル論理回路を用いた神経細胞ユ
ニットとこれを用いて構成したネットワーク回路による
信号処理について提案している。
【0043】ここで基本的な考え方は、 1.神経細胞ユニットに関する入出力信号、中間信号、
結合係数、教師信号などは、すべて、「0」、「1」の
2値で表されたパルス列で表現する。 2.ネットワーク内部での信号の値は、パルス密度で表
す(ある一定時間内の「1」の数)。 3.神経細胞ユニット内での計算は、パルス列同士の論
理演算で行う。 4.結合係数のパルス列は、神経細胞ユニット内のメモ
リに格納する。 5.学習においては、与えられた教師信号パルス列を基
に誤差を掲載し、これに基づいて結合係数を変化させる
このとき、誤差の計算、結合係数の変化分の計算もすべ
て、「0」、「1」のパルス列の論理演算で行う。 というものであり、以下詳細に説明する。
結合係数、教師信号などは、すべて、「0」、「1」の
2値で表されたパルス列で表現する。 2.ネットワーク内部での信号の値は、パルス密度で表
す(ある一定時間内の「1」の数)。 3.神経細胞ユニット内での計算は、パルス列同士の論
理演算で行う。 4.結合係数のパルス列は、神経細胞ユニット内のメモ
リに格納する。 5.学習においては、与えられた教師信号パルス列を基
に誤差を掲載し、これに基づいて結合係数を変化させる
このとき、誤差の計算、結合係数の変化分の計算もすべ
て、「0」、「1」のパルス列の論理演算で行う。 というものであり、以下詳細に説明する。
【0044】図13は、パルス密度方式において1つの
ニューロン素子のフォワード処理の様子を示したもの
で、ネットワークの構成は、図2に示した階層型ニュー
ラルネットワークを考える。
ニューロン素子のフォワード処理の様子を示したもの
で、ネットワークの構成は、図2に示した階層型ニュー
ラルネットワークを考える。
【0045】まず、神経細胞ユニットの入出力は、すべ
て、「0」、「1」に2値化され、パルス密度で表現さ
れた入力yi と結合係数Tijとの論理積(AND)をシ
ナプスごとに求める。これは数式1のTij・yj に相当
する。このAND回路の出力パルス密度は、確率的に入
力信号のパルス密度と結合係数のパルス密度との積とな
る。
て、「0」、「1」に2値化され、パルス密度で表現さ
れた入力yi と結合係数Tijとの論理積(AND)をシ
ナプスごとに求める。これは数式1のTij・yj に相当
する。このAND回路の出力パルス密度は、確率的に入
力信号のパルス密度と結合係数のパルス密度との積とな
る。
【0046】前述したように、ニューロン側の結合には
興奮性結合と抑制性結合がある。数値演算の場合は、結
合係数の符号、例えば興奮性のときプラス、抑制性のと
きマイナスというようにして演算を行う。
興奮性結合と抑制性結合がある。数値演算の場合は、結
合係数の符号、例えば興奮性のときプラス、抑制性のと
きマイナスというようにして演算を行う。
【0047】パルス密度方式の場合は、結合係数Tijの
正負により、各結合を興奮性結合と抑制性結合との2つ
のグループに分け、このグループ別にOR操作による論
理和をとる。これは、数式3のΣの処理と非線型飽和関
数fi の処理に相当する。
正負により、各結合を興奮性結合と抑制性結合との2つ
のグループに分け、このグループ別にOR操作による論
理和をとる。これは、数式3のΣの処理と非線型飽和関
数fi の処理に相当する。
【0048】すなわち、パルス密度による演算において
は、パルス密度が低い場合、OR処理を行った結果のパ
ルス密度はOR入力のパルス密度の和似近似できる。パ
ルス密度が高くなるにつれて、OR回路の出力は徐々に
飽和して来るので、パルス密度の和とは結果が一致せ
ず、非線形性が出てくることになる。
は、パルス密度が低い場合、OR処理を行った結果のパ
ルス密度はOR入力のパルス密度の和似近似できる。パ
ルス密度が高くなるにつれて、OR回路の出力は徐々に
飽和して来るので、パルス密度の和とは結果が一致せ
ず、非線形性が出てくることになる。
【0049】このOR操作の場合、パルス密度の値Pは
0≦P≦1となり、さらに入力の大きさに対して、単調
増加関数となるので、数式2あるいは図3のジグモイド
関数による処理と同様になる。
0≦P≦1となり、さらに入力の大きさに対して、単調
増加関数となるので、数式2あるいは図3のジグモイド
関数による処理と同様になる。
【0050】パルス密度方式による神経細胞素子の出力
は、上記により求められた興奮性グループのOR出力a
が”1” で、かつ、抑制性グループのOR出力bが”
〇”のときのみ、”1”を出力する。すなわち、次のよ
うに表される。
は、上記により求められた興奮性グループのOR出力a
が”1” で、かつ、抑制性グループのOR出力bが”
〇”のときのみ、”1”を出力する。すなわち、次のよ
うに表される。
【0051】
【数11】a=∪(yi ∩Tij)(0<T=興奮性)
【0052】
【数12】b=∪(yi ∩Tij)(0>T=抑制性)
【0053】
【数13】yi =g(a、b)=a∩*b
【0054】以下、パルス密度方式における学習プロセ
スについて述べる。学習が行われていないニューラルネ
ットワークにおいては、あるパターンを入力したときの
ネットワークの出力は必ずしも望ましい出力とはならな
い。したがって、前述したバックプロパーゲーションア
ルゴリズムと同様に学習プロセスによって、実際の出力
値と望ましい出力値との誤差を小さくするように結合係
数を変更していく。
スについて述べる。学習が行われていないニューラルネ
ットワークにおいては、あるパターンを入力したときの
ネットワークの出力は必ずしも望ましい出力とはならな
い。したがって、前述したバックプロパーゲーションア
ルゴリズムと同様に学習プロセスによって、実際の出力
値と望ましい出力値との誤差を小さくするように結合係
数を変更していく。
【0055】(出力層における信号誤差)最初に、出力
層における誤差信号について述べる。ここで誤差を数値
で表すと正負両方の値を取り得るが、パルス密度方式で
は、そのような表現ができないため、プラス成分を表す
信号とマイナス成分を表す信号の2つを使って、出力層
における誤差を次のように定義する。
層における誤差信号について述べる。ここで誤差を数値
で表すと正負両方の値を取り得るが、パルス密度方式で
は、そのような表現ができないため、プラス成分を表す
信号とマイナス成分を表す信号の2つを使って、出力層
における誤差を次のように定義する。
【0056】
【0057】
【0058】
【数14】
【0059】
【数15】
【0060】つまり、誤差信号の+成分(δ+ )は、出
力結果が”0”で教師信号が”1”の時”1”となり、
それ以外は”0”となる。
力結果が”0”で教師信号が”1”の時”1”となり、
それ以外は”0”となる。
【0061】他方、誤差信号の−成分(δ- )は、出力
結果が”1”で教師信号が”0”のとき”1”となり、
それ以外は”0”となる。
結果が”1”で教師信号が”0”のとき”1”となり、
それ以外は”0”となる。
【0062】これらの誤差信号δ+ 、δ- は前述のバッ
クプロパーゲーションアルゴリズムでは出力層の誤差信
号を求める数式7に対応する。
クプロパーゲーションアルゴリズムでは出力層の誤差信
号を求める数式7に対応する。
【0063】(中間層における誤差信号)パルス密度方
式による中間層における誤差信号も前述のBPアルゴリ
ズムによる数式8を参考にして求める。すなわち、出力
層における誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号とす
る。ここで、結合を興奮性が抑制性かにより2つのグル
ープに分け、積の部分は∩(AND)、和(Σ)の部分
は∪(OR)で表現する。さらに、中間層における誤差
信号を求める場合、結合係数Tijの正負、誤差信号δの
正負の4つに場合分けする。
式による中間層における誤差信号も前述のBPアルゴリ
ズムによる数式8を参考にして求める。すなわち、出力
層における誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号とす
る。ここで、結合を興奮性が抑制性かにより2つのグル
ープに分け、積の部分は∩(AND)、和(Σ)の部分
は∪(OR)で表現する。さらに、中間層における誤差
信号を求める場合、結合係数Tijの正負、誤差信号δの
正負の4つに場合分けする。
【0064】まず、興奮性結合の場合、出力層の誤差信
号プラス成分δ+ とその結合係数のANDをとったもの
(δ+i∩Tij)をすべての出力層のニュートロンについ
て求め、これらのORをとる。これが中間層ニューロン
の誤差信号プラス成分δ+ となる。
号プラス成分δ+ とその結合係数のANDをとったもの
(δ+i∩Tij)をすべての出力層のニュートロンについ
て求め、これらのORをとる。これが中間層ニューロン
の誤差信号プラス成分δ+ となる。
【0065】
【数16】δ+ =∪(δ+i∩T+ij )
【0066】同様に、出力層の誤差マイナス成分δ- と
その結合係数のANDをとったもの(δ-i∩Tij)をす
べての出力層のニュートロンについて求め、これらのO
Rをとる。これが中間層ニューロンの誤差信号マイナス
成分δ- となる。
その結合係数のANDをとったもの(δ-i∩Tij)をす
べての出力層のニュートロンについて求め、これらのO
Rをとる。これが中間層ニューロンの誤差信号マイナス
成分δ- となる。
【0067】
【数17】δ- =∪(δ-i∩T+ij )
【0068】次に、抑制性結合の場合について述べる。
出力層の誤差信号マイナス成分δ-と、その結合係数と
のANDをとったもの(δ-i∩T-ij )をすべての出力
層のニューロンについて求め、これらのORをとる。こ
れが中間層ニューロンの誤差信号プラス成分となる。
出力層の誤差信号マイナス成分δ-と、その結合係数と
のANDをとったもの(δ-i∩T-ij )をすべての出力
層のニューロンについて求め、これらのORをとる。こ
れが中間層ニューロンの誤差信号プラス成分となる。
【0069】
【数18】δ+ =∪(δ-i∩T-ij )
【0070】同様に、出力層の誤差信号プラス成分δ+
とその結合係数のANDをとったもの(δ+i∩T-ij )
をすべての出力層のニューロンについて求め、これらの
ORをとる。これが中間層ニューロンの誤差信号マイナ
ス成分となる。
とその結合係数のANDをとったもの(δ+i∩T-ij )
をすべての出力層のニューロンについて求め、これらの
ORをとる。これが中間層ニューロンの誤差信号マイナ
ス成分となる。
【0071】
【数19】δ- =∪(δ+i∩T-ij )
【0072】ある中間層のニューロンとこれに結合され
た出力層のニューロンとの結合には、興奮性結合と抑制
性結合がある。したがって、中間層の誤差信号プラス成
分としては、数式16の興奮性結合のδ+ と数式18の
抑制性結合のδ+ との論理和をとる。同様に、中間層の
誤差信号マイナス成分としては、数式17の興奮性結合
のδ- と数式19の抑制性結合のδ- との論理和をと
る。すなわち、数式20、数式21となり、これらはB
Pアルゴリズムによる数式8に対応する。
た出力層のニューロンとの結合には、興奮性結合と抑制
性結合がある。したがって、中間層の誤差信号プラス成
分としては、数式16の興奮性結合のδ+ と数式18の
抑制性結合のδ+ との論理和をとる。同様に、中間層の
誤差信号マイナス成分としては、数式17の興奮性結合
のδ- と数式19の抑制性結合のδ- との論理和をと
る。すなわち、数式20、数式21となり、これらはB
Pアルゴリズムによる数式8に対応する。
【0073】
【数20】δ+ ={∪(δ+i∩T+ij )}∪{∪(δ-i
∩T-ij )}
∩T-ij )}
【0074】
【数21】δ- ={∪(δ-i∩T+ij )}∪{∪(δ+i
∩T-ij )}
∩T-ij )}
【0075】(学習定数ηによる処理)BPアルゴリズ
ムにおいて、結合係数の修正量ΔTを求める数式6にあ
る額時化を定数ηの処理について述べる。数値演算にお
いては、数式6にあるように、単純に学習定数ηを乗算
すればよいが、パルス密度方式野場合は、学習定数ηの
値に応じて、下に示すようにパルス列を間引くことで実
現する。
ムにおいて、結合係数の修正量ΔTを求める数式6にあ
る額時化を定数ηの処理について述べる。数値演算にお
いては、数式6にあるように、単純に学習定数ηを乗算
すればよいが、パルス密度方式野場合は、学習定数ηの
値に応じて、下に示すようにパルス列を間引くことで実
現する。
【0076】
【0077】
【数22】
【0078】
【数23】
【0079】
【数24】
【0080】次に、学習による結合係数の修正量ΔTを
求める方法について述べる。まず、前述した出力層ある
いは中間層の誤差信号(δ+ 、δ- )に学習定数ηによ
る処理を施し、さらにニューロンへの入力信号との論理
積をとる(δ∩y)。ただし、誤差信号はδ+ とδ- と
があるので、次の数式25、数式26に示すようにそれ
ぞれ演算してT+ 、T- とする。これらは、BPアルゴ
リズムにおけるΔTを求める数式6に対応する。
求める方法について述べる。まず、前述した出力層ある
いは中間層の誤差信号(δ+ 、δ- )に学習定数ηによ
る処理を施し、さらにニューロンへの入力信号との論理
積をとる(δ∩y)。ただし、誤差信号はδ+ とδ- と
があるので、次の数式25、数式26に示すようにそれ
ぞれ演算してT+ 、T- とする。これらは、BPアルゴ
リズムにおけるΔTを求める数式6に対応する。
【0081】
【数25】ΔT+ =δ+ ∩y
【0082】
【数26】ΔT- =δ- ∩y
【0083】これらを基にして新しい結合係数New
Tijを求めるが、結合係数Tijが興奮性か抑制性かによ
り場合分けする。
Tijを求めるが、結合係数Tijが興奮性か抑制性かによ
り場合分けする。
【0084】まず、興奮性の場合には、元のT+ に対し
てΔT+ の成分を減らす。
てΔT+ の成分を減らす。
【0085】
【数27】New_Tij+ =Tij+∪ΔT+ ∩Δ*T-
【0086】次に、抑制性の場合には、元のT- に対し
て、ΔT+ の成分を減らし、ΔT-の成分を増やす。
て、ΔT+ の成分を減らし、ΔT-の成分を増やす。
【0087】
【数28】New_Tij- =Tij- ∪ΔT- ∩*ΔT+
【0088】以上がパルス密度方式による学習アルゴリ
ズムである。
ズムである。
【0089】ここで、図2の階層型ネットワークにおい
て、パルス密度方式におけるフォワードフロセス及び学
習プロセスの処理の流れについて簡単に述べる。
て、パルス密度方式におけるフォワードフロセス及び学
習プロセスの処理の流れについて簡単に述べる。
【0090】まず、フォワードプロセスであるが、最初
に入力層に入力信号を与えると、この入力信号が中間層
に伝播していき、中間層の信号処理はとして前述の数式
11ないし数式13を行い、その結果を出力層に伝播さ
せる。出力層では、これらの伝播してきた信号に対し
て、同様に数式11ないし数式13の処理を実行し、こ
れらの結果として出力信号が得られ、フォワードプロセ
スを終了する。
に入力層に入力信号を与えると、この入力信号が中間層
に伝播していき、中間層の信号処理はとして前述の数式
11ないし数式13を行い、その結果を出力層に伝播さ
せる。出力層では、これらの伝播してきた信号に対し
て、同様に数式11ないし数式13の処理を実行し、こ
れらの結果として出力信号が得られ、フォワードプロセ
スを終了する。
【0091】学習プロセスでは、以上のフォワードプロ
セスを行った後、さらに出力層に教師信号を与える。出
力層では数式14、数式15により、出力数における誤
差信号を求め中間層に送る。同時に、この誤差信号に数
式22ないし数式24の学習定数ηによる処理を施し、
数式25、数式26により中間層からの入力信号との論
理積をとった後、数式27、数式28により出力層と中
間層との結合強度を変更する。
セスを行った後、さらに出力層に教師信号を与える。出
力層では数式14、数式15により、出力数における誤
差信号を求め中間層に送る。同時に、この誤差信号に数
式22ないし数式24の学習定数ηによる処理を施し、
数式25、数式26により中間層からの入力信号との論
理積をとった後、数式27、数式28により出力層と中
間層との結合強度を変更する。
【0092】次に、中間層における処理として、出力層
から送られた誤差信号をもとに、数式20、数式21に
よって中間層における誤差を求め、この誤差信号に数式
22ないし数式24の額時化を定数ηによる処理を施
し、数式25、数式26により中間層と入力層との結合
強度を変更し、学習プロセスを終了する。以降、収束す
るまで学習プロセスを繰り返す。
から送られた誤差信号をもとに、数式20、数式21に
よって中間層における誤差を求め、この誤差信号に数式
22ないし数式24の額時化を定数ηによる処理を施
し、数式25、数式26により中間層と入力層との結合
強度を変更し、学習プロセスを終了する。以降、収束す
るまで学習プロセスを繰り返す。
【0093】次に、図14〜図16を参照して、以上の
アルゴリズムに基づく実際の回路構成を説明する。ニュ
ーラルネットワークの構成は図2と同様である。図14
は、ニューロンのシナプスに相当する部分の回路を示す
図で、図15は、ニューロンの細胞体に相当する部分の
回路を示す図である。また、図16は、出力層の出力と
教師信号から出力層における誤差信号を求める部分の回
路を示す図である。これらの3つの回路を図2のように
ネットワークにすることによって、自己学習が可能なデ
ィジタル式のニューラルネットワーク回路が実現でき
る。
アルゴリズムに基づく実際の回路構成を説明する。ニュ
ーラルネットワークの構成は図2と同様である。図14
は、ニューロンのシナプスに相当する部分の回路を示す
図で、図15は、ニューロンの細胞体に相当する部分の
回路を示す図である。また、図16は、出力層の出力と
教師信号から出力層における誤差信号を求める部分の回
路を示す図である。これらの3つの回路を図2のように
ネットワークにすることによって、自己学習が可能なデ
ィジタル式のニューラルネットワーク回路が実現でき
る。
【0094】まず、図14について説明する。20は神
経細胞ユニットへの入力信号である。シナプスの結合係
数はシフトレジスタ27に保存しておく。端子27Aが
データの取り出し口で、端子27Bがデータの入り口で
ある。これはシフトレジスタと同様の機能をもつもので
あれば、その他のもの、例えば、RAMとアドレスコン
トローラとからなるもの等を用いてもよい。
経細胞ユニットへの入力信号である。シナプスの結合係
数はシフトレジスタ27に保存しておく。端子27Aが
データの取り出し口で、端子27Bがデータの入り口で
ある。これはシフトレジスタと同様の機能をもつもので
あれば、その他のもの、例えば、RAMとアドレスコン
トローラとからなるもの等を用いてもよい。
【0095】回路28は上記数式10、数式12の(y
i ∩Tij)を実行する回路で、入力信号と結合係数との
ANDをとっている。この出力は結合が興奮性か抑制性
かによってグループ分けしなければならないが、あらか
じめ各々のグループへの出力23、24を用意し、どち
らのグループに出すのかを切り換えるようにした方が汎
用性が高い。このため、結合が興奮性か抑制性かを表す
ビットをメモリ33に保存しておき、その情報を用いて
切り換えゲート回路32により信号を切り換える。
i ∩Tij)を実行する回路で、入力信号と結合係数との
ANDをとっている。この出力は結合が興奮性か抑制性
かによってグループ分けしなければならないが、あらか
じめ各々のグループへの出力23、24を用意し、どち
らのグループに出すのかを切り換えるようにした方が汎
用性が高い。このため、結合が興奮性か抑制性かを表す
ビットをメモリ33に保存しておき、その情報を用いて
切り換えゲート回路32により信号を切り換える。
【0096】また、図15に示すように各入力を処理す
る数式11、数式12の論理和に相当する複数のORゲ
ート構成のゲート回路34が設けられている。さらに同
図に示すように数式13で示した、興奮性グループが
「1」で、かつ、抑制性グループが「0」の時のみ出力
を出すANDゲートとインバータとによるゲート回路3
5が設けられている。
る数式11、数式12の論理和に相当する複数のORゲ
ート構成のゲート回路34が設けられている。さらに同
図に示すように数式13で示した、興奮性グループが
「1」で、かつ、抑制性グループが「0」の時のみ出力
を出すANDゲートとインバータとによるゲート回路3
5が設けられている。
【0097】次に、誤差信号について説明する。図14
は、出力層での誤差信号を生成する回路を示す図で、A
ND、インバータの組み合わせによる論理回路であり、
数式14、数式15に相当する。すなわち、出力層から
の出力38及び教師信号39より誤差信号40、41を
生成する。また、中間層における誤差信号を求める数式
16ないし数式19は、図14中に示すANDゲート構
成のゲート回路29より行われ、+、−に応じた出力2
1、22が得られる。
は、出力層での誤差信号を生成する回路を示す図で、A
ND、インバータの組み合わせによる論理回路であり、
数式14、数式15に相当する。すなわち、出力層から
の出力38及び教師信号39より誤差信号40、41を
生成する。また、中間層における誤差信号を求める数式
16ないし数式19は、図14中に示すANDゲート構
成のゲート回路29より行われ、+、−に応じた出力2
1、22が得られる。
【0098】このように結合が興奮性か抑制性かで用い
る誤差信号が異なるので、その場合分けを行う必要があ
るが、この場合分けはメモリ33に記憶された興奮性か
抑制性かの情報と、誤差信号+ 、−信号25、26とに
応じて、AND、ORゲート構成のゲート回路31によ
り行われる。また、誤差信号を集める数式20、数式2
1は、図15に示すORゲート構成のゲート回路36で
行われる。また学習レートに相当する数式22ないし数
式24は、図15に示す分周回路37により行われる。
る誤差信号が異なるので、その場合分けを行う必要があ
るが、この場合分けはメモリ33に記憶された興奮性か
抑制性かの情報と、誤差信号+ 、−信号25、26とに
応じて、AND、ORゲート構成のゲート回路31によ
り行われる。また、誤差信号を集める数式20、数式2
1は、図15に示すORゲート構成のゲート回路36で
行われる。また学習レートに相当する数式22ないし数
式24は、図15に示す分周回路37により行われる。
【0099】最後に、誤差信号より新たな結合係数を計
算する部分について説明する。これは数式25ないし数
式28で表され、これらの演算は図14に示すAND、
インバータ、ORゲート構成のゲート回路30により行
われる。このゲート回路30も結合の興奮性・抑制性に
よって場合分けしなければならないが、これは図14に
示すゲート回路31により行われる。
算する部分について説明する。これは数式25ないし数
式28で表され、これらの演算は図14に示すAND、
インバータ、ORゲート構成のゲート回路30により行
われる。このゲート回路30も結合の興奮性・抑制性に
よって場合分けしなければならないが、これは図14に
示すゲート回路31により行われる。
【0100】
【発明が解決しようとする課題】前述の階層型神経回路
網は、図2に示すようなネットワークを形成する。ここ
で、図5に示すように、入力層(図5の左側の層A1)
に入力信号を与えて、出力層(図5の右側の層A3)よ
り、出力信号を得るフォワードプロセス、及び図6に示
すように、入力層に入力信号を与えた状態で、出力層に
教師信号を与え、出力層と中間層との結合係数を変更
し、さらに中間層と入力層との結合係数を変更する学習
プロセスを考える。
網は、図2に示すようなネットワークを形成する。ここ
で、図5に示すように、入力層(図5の左側の層A1)
に入力信号を与えて、出力層(図5の右側の層A3)よ
り、出力信号を得るフォワードプロセス、及び図6に示
すように、入力層に入力信号を与えた状態で、出力層に
教師信号を与え、出力層と中間層との結合係数を変更
し、さらに中間層と入力層との結合係数を変更する学習
プロセスを考える。
【0101】まず、フォーワードプロセスであるが、最
初に入力層に入力信号を与えると、この入力信号が中間
層に伝播していき、中間層の信号処理として、上記数式
1、数式2の演算を行い、その結果を出力層に伝播させ
る。出力層では、これらの伝播してきた信号に対して、
同様に上記数式1、数式2の演算を実行し、これらの結
果として、出力信号を得ることになる。
初に入力層に入力信号を与えると、この入力信号が中間
層に伝播していき、中間層の信号処理として、上記数式
1、数式2の演算を行い、その結果を出力層に伝播させ
る。出力層では、これらの伝播してきた信号に対して、
同様に上記数式1、数式2の演算を実行し、これらの結
果として、出力信号を得ることになる。
【0102】学習プロセスでは、以上のフォワードプロ
セスを行った後、さらに出力層に教師信号を与える。出
力層では、上記数式5によって、出力層における誤差を
求め、この誤差を中間層に伝播させるとともに、出力層
の神経細胞ユニットと中間層の神経細胞ユニットとの間
の結線の強度、すなわち結合係数を数式9、数式10に
より変更する。
セスを行った後、さらに出力層に教師信号を与える。出
力層では、上記数式5によって、出力層における誤差を
求め、この誤差を中間層に伝播させるとともに、出力層
の神経細胞ユニットと中間層の神経細胞ユニットとの間
の結線の強度、すなわち結合係数を数式9、数式10に
より変更する。
【0103】次に、中間層における処理として、数式7
によって、中間層における誤差を求め、この誤差によ
り、中間層の神経細胞ユニットと入力層の神経細胞ユニ
ットとの間の結線の強度(結合係数)を上記数式9、数
式10により変更し、学習プロセスを完了する。
によって、中間層における誤差を求め、この誤差によ
り、中間層の神経細胞ユニットと入力層の神経細胞ユニ
ットとの間の結線の強度(結合係数)を上記数式9、数
式10により変更し、学習プロセスを完了する。
【0104】フォワードプロセス及び学習プロセスは、
以上のような複雑な処理、膨大な量の数値演算を必要と
するので、かなり時間がかかる。特に、学習プロセスで
は、フォワードプロセスに比べて処理内容も多く、また
一般に学習プロセスは一回だけでなく、数百、数千回も
の学習が必要なため、この演算時間は、膨大なもので、
高速化のため専用ハード化してもまだ不十分である。
以上のような複雑な処理、膨大な量の数値演算を必要と
するので、かなり時間がかかる。特に、学習プロセスで
は、フォワードプロセスに比べて処理内容も多く、また
一般に学習プロセスは一回だけでなく、数百、数千回も
の学習が必要なため、この演算時間は、膨大なもので、
高速化のため専用ハード化してもまだ不十分である。
【0105】また、階層型神経回路モデルでは、図5お
よび図6に示すような、3層構成だけでなく、図7およ
び図8に示すように、中間層の総数は、様々である。こ
のように、層数が増えると、前述したようなフォワード
プロセス、学習プロセスにかかる時間はかなり多くな
る。
よび図6に示すような、3層構成だけでなく、図7およ
び図8に示すように、中間層の総数は、様々である。こ
のように、層数が増えると、前述したようなフォワード
プロセス、学習プロセスにかかる時間はかなり多くな
る。
【0106】図37は、図2に示す3層構成のニューラ
ルネットワークにおける従来の信号の流れを示してい
る。
ルネットワークにおける従来の信号の流れを示してい
る。
【0107】FWD回路4、5は、図2における中間層
A2と出力層A3のフォワードプロセスを実行する回路
で、図14の28、32及び図15の34、35に相当
する。学習回路LRN6、7は、図2における中間層A
2と出力層A3の学習プロセスを実行する回路で、図1
4の29、30、31及び図15の36、37に相当す
る。誤差生成回路ERR8は出力層における誤差信号を
求めるもので、図16の回路で示される。
A2と出力層A3のフォワードプロセスを実行する回路
で、図14の28、32及び図15の34、35に相当
する。学習回路LRN6、7は、図2における中間層A
2と出力層A3の学習プロセスを実行する回路で、図1
4の29、30、31及び図15の36、37に相当す
る。誤差生成回路ERR8は出力層における誤差信号を
求めるもので、図16の回路で示される。
【0108】図37において、一回の学習プロセスの処
理過程を説明すると、まず、入力層に入力信号1を与え
ると、この信号が中間層に伝播していき、中間層のFW
D回路4によって、中間層におけるフォワードプロセス
を実行する。
理過程を説明すると、まず、入力層に入力信号1を与え
ると、この信号が中間層に伝播していき、中間層のFW
D回路4によって、中間層におけるフォワードプロセス
を実行する。
【0109】次に、この結果が出力層のFWD回路5に
伝播していき、ここで出力層のフォワードプロセスを実
行し、フォワードプロセスが完了する。学習プロセスの
場合はさらに、出力層に教師信号3を与え、誤差生成回
路8により、出力層における誤差信号を生成し、これが
出力層の学習回路LRN7に伝播していき、この出力層
の誤差信号と、FWD回路5への入力信号より、出力層
における学習プロセスを実行する。ここで生成された中
間層の誤差信号は、中間層の学習回路LRN6に伝播し
ていき、この中間層の誤差信号と、FWD回路4への入
力信号より、中間層における学習プロセスを実行し、学
習プロセスが完了することになる。
伝播していき、ここで出力層のフォワードプロセスを実
行し、フォワードプロセスが完了する。学習プロセスの
場合はさらに、出力層に教師信号3を与え、誤差生成回
路8により、出力層における誤差信号を生成し、これが
出力層の学習回路LRN7に伝播していき、この出力層
の誤差信号と、FWD回路5への入力信号より、出力層
における学習プロセスを実行する。ここで生成された中
間層の誤差信号は、中間層の学習回路LRN6に伝播し
ていき、この中間層の誤差信号と、FWD回路4への入
力信号より、中間層における学習プロセスを実行し、学
習プロセスが完了することになる。
【0110】このように、特に学習プロセスでは、処理
経路が長いため、専用の回路により高速化を図っても十
分に処理速度を高められないという問題点がある。さら
に、図7、図8に示すように中間層の層数が増えた場合
には、それに応じてますます処理時間がかかることにな
る。
経路が長いため、専用の回路により高速化を図っても十
分に処理速度を高められないという問題点がある。さら
に、図7、図8に示すように中間層の層数が増えた場合
には、それに応じてますます処理時間がかかることにな
る。
【0111】この発明は、ニューラルネットワークをハ
ード化する場合に、高速処理が可能な信号処理装置を提
供することを目的とする。
ード化する場合に、高速処理が可能な信号処理装置を提
供することを目的とする。
【0112】
【課題を解決するための手段】この発明による第1の信
号処理装置は、神経細胞模倣素子により構成された神経
細胞回路網による信号処理装置において、当該神経細胞
回路網を構成する各神経細胞模倣素子は、フォワードプ
ロセス時に入力される入力信号を保持する手段と、学習
プロセス時に入力される誤差信号を保持する手段を有
し、フォワードプロセスと学習プロセスを並列に行なう
ことを特徴とする。
号処理装置は、神経細胞模倣素子により構成された神経
細胞回路網による信号処理装置において、当該神経細胞
回路網を構成する各神経細胞模倣素子は、フォワードプ
ロセス時に入力される入力信号を保持する手段と、学習
プロセス時に入力される誤差信号を保持する手段を有
し、フォワードプロセスと学習プロセスを並列に行なう
ことを特徴とする。
【0113】この発明による第2の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層型神経細胞回路網
による信号処理装置において、入力層、中間層及び出力
層よりなる神経回路網のフォワードプロセスをいくつか
の処理に分割し、分割された各処理をパイプライン処理
することを特徴とする。
経細胞模倣素子により構成された階層型神経細胞回路網
による信号処理装置において、入力層、中間層及び出力
層よりなる神経回路網のフォワードプロセスをいくつか
の処理に分割し、分割された各処理をパイプライン処理
することを特徴とする。
【0114】この発明による第3の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
よりなる神経回路網のフォワードプロセス及び学習プロ
セスをいくつかの処理に分割し、分割された各処理をパ
イプライン処理することを特徴とする。
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
よりなる神経回路網のフォワードプロセス及び学習プロ
セスをいくつかの処理に分割し、分割された各処理をパ
イプライン処理することを特徴とする。
【0115】この発明による第4の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられた初期値を設定可能なカウンタ
と、フォワードプロセス移行前に各層のカウンタに初期
値を設定し、フォワードプロセス実行時に各層のカウン
タに共通のフォワードプロセス実行信号を与える手段と
を備え、各層のカウンタはこのフォワードプロセス実行
信号をカウントして、その層のフォワードプロセスを実
行させる所定の値のフォワードプロセス実行信号を生成
するものであることを特徴とする。
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられた初期値を設定可能なカウンタ
と、フォワードプロセス移行前に各層のカウンタに初期
値を設定し、フォワードプロセス実行時に各層のカウン
タに共通のフォワードプロセス実行信号を与える手段と
を備え、各層のカウンタはこのフォワードプロセス実行
信号をカウントして、その層のフォワードプロセスを実
行させる所定の値のフォワードプロセス実行信号を生成
するものであることを特徴とする。
【0116】この発明による第5の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられたカウンタ、フォワードプロセス
開始ステートを記憶するレジスタ及び上記カウンタの値
と上記レジスタの値を比較する比較器と、フォワードプ
ロセス移行前に各層の上記レジスタにその層のフォワー
ドプロセスを開始するステートを記憶させ、フォワード
プロセス実行時に各層に共通のフォワードプロセス実行
信号を与える手段とを有するフォワードプロセス実行手
段を備え、各層のカウンタはこのフォワードプロセス実
行信号によりカウント動作するものであり、各層の比較
器はその層のカウンタの値がレジスタの値以上である時
に各層にフォワードプロセスを実行させるフォワードプ
ロセス実行信号を生成するものであることを特徴とす
る。
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられたカウンタ、フォワードプロセス
開始ステートを記憶するレジスタ及び上記カウンタの値
と上記レジスタの値を比較する比較器と、フォワードプ
ロセス移行前に各層の上記レジスタにその層のフォワー
ドプロセスを開始するステートを記憶させ、フォワード
プロセス実行時に各層に共通のフォワードプロセス実行
信号を与える手段とを有するフォワードプロセス実行手
段を備え、各層のカウンタはこのフォワードプロセス実
行信号によりカウント動作するものであり、各層の比較
器はその層のカウンタの値がレジスタの値以上である時
に各層にフォワードプロセスを実行させるフォワードプ
ロセス実行信号を生成するものであることを特徴とす
る。
【0117】この発明による第6の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられた初期値を設定可能なカウンタ
と、学習プロセス移行前に各層のカウンタに初期値を設
定し、学習プロセス実行時に各層のカウンタに共通の学
習プロセス実行信号を与える手段とを備え、各層のカウ
ンタはこの学習プロセス実行信号をカウントして、その
層の学習プロセスを実行させる所定の値の学習プロセス
実行信号を生成するものであることを特徴とする。
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられた初期値を設定可能なカウンタ
と、学習プロセス移行前に各層のカウンタに初期値を設
定し、学習プロセス実行時に各層のカウンタに共通の学
習プロセス実行信号を与える手段とを備え、各層のカウ
ンタはこの学習プロセス実行信号をカウントして、その
層の学習プロセスを実行させる所定の値の学習プロセス
実行信号を生成するものであることを特徴とする。
【0118】この発明による第7の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられたカウンタ、学習プロセス開始ス
テートを記憶するレジスタ及び上記カウンタの値と上記
レジスタの値を比較する比較器と、学習プロセス移行前
に各層の上記レジスタにその層の学習プロセスを開始す
るステートを記憶させ、学習プロセス実行時に各層に共
通の学習プロセス実行信号を与える手段とを有する学習
プロセス実行手段を備え、各層のカウンタはこの学習プ
ロセス実行信号によりカウント動作するものであり、各
層の比較器はその層のカウンタの値がレジスタの値以上
の時に各層に学習プロセスを実行させる学習プロセス実
行信号を生成するものであることを特徴とする。
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに設けられたカウンタ、学習プロセス開始ス
テートを記憶するレジスタ及び上記カウンタの値と上記
レジスタの値を比較する比較器と、学習プロセス移行前
に各層の上記レジスタにその層の学習プロセスを開始す
るステートを記憶させ、学習プロセス実行時に各層に共
通の学習プロセス実行信号を与える手段とを有する学習
プロセス実行手段を備え、各層のカウンタはこの学習プ
ロセス実行信号によりカウント動作するものであり、各
層の比較器はその層のカウンタの値がレジスタの値以上
の時に各層に学習プロセスを実行させる学習プロセス実
行信号を生成するものであることを特徴とする。
【0119】この発明による第8の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、この発明による第4または
第5の信号処理装置のフォワードプロセス実行手段と、
これのフォワードプロセスから独立して学習プロセスを
実行できるこの発明による第6または第7の信号処理装
置の学習プロセス実行手段とを備えることを特徴とす
る。
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、この発明による第4または
第5の信号処理装置のフォワードプロセス実行手段と、
これのフォワードプロセスから独立して学習プロセスを
実行できるこの発明による第6または第7の信号処理装
置の学習プロセス実行手段とを備えることを特徴とす
る。
【0120】この発明による第9の信号処理装置は、神
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに、フォワードプロセス及び学習プロセスを
制御するために設けられたプロセスカウンタと、フォワ
ードプロセス開始ステートを記憶するレジスタと、該レ
ジスタの値とプロセスカウンタの値とを比較するフォワ
ードプロセス用比較器と、学習プロセス開始ステートを
記憶するレジスタと、このレジスタの値と上記プロセス
カウンタの値とを比較する学習プロセス用比較器とを備
えるとともに、プロセス移行前に、各層のフォワードプ
ロセス開始ステートを記憶するレジスタにその層のフォ
ワードプロセスを開始するステートを記憶させ、また、
各層の学習プロセス開始ステートを記憶するレジスタに
その層の学習プロセスを開始するステートを記憶させ、
プロセス実行時に各層に共通のプロセス実行信号を与え
る手段とを備え、上記各層のプロセスカウンタはこのプ
ロセス信号をカウントするものであり、上記フォワード
プロセス用比較器はプロセスカウンタの値がその層のフ
ォワードプロセス開始ステートを記憶するレジスタ値以
上の時にフォワードプロセスを開始するフォワードプロ
セス実行信号を生成するものであり、上記学習プロセス
用比較器はプロセスカウンタの値がその層の学習プロセ
ス開始ステートを記憶するレジスタ値以上の時に学習プ
ロセスを開始する学習プロセス実行信号を生成するもの
であることを特徴とする。
経細胞模倣素子により構成された階層神経細胞回路網に
よる信号処理装置において、入力層、中間層及び出力層
の各層ごとに、フォワードプロセス及び学習プロセスを
制御するために設けられたプロセスカウンタと、フォワ
ードプロセス開始ステートを記憶するレジスタと、該レ
ジスタの値とプロセスカウンタの値とを比較するフォワ
ードプロセス用比較器と、学習プロセス開始ステートを
記憶するレジスタと、このレジスタの値と上記プロセス
カウンタの値とを比較する学習プロセス用比較器とを備
えるとともに、プロセス移行前に、各層のフォワードプ
ロセス開始ステートを記憶するレジスタにその層のフォ
ワードプロセスを開始するステートを記憶させ、また、
各層の学習プロセス開始ステートを記憶するレジスタに
その層の学習プロセスを開始するステートを記憶させ、
プロセス実行時に各層に共通のプロセス実行信号を与え
る手段とを備え、上記各層のプロセスカウンタはこのプ
ロセス信号をカウントするものであり、上記フォワード
プロセス用比較器はプロセスカウンタの値がその層のフ
ォワードプロセス開始ステートを記憶するレジスタ値以
上の時にフォワードプロセスを開始するフォワードプロ
セス実行信号を生成するものであり、上記学習プロセス
用比較器はプロセスカウンタの値がその層の学習プロセ
ス開始ステートを記憶するレジスタ値以上の時に学習プ
ロセスを開始する学習プロセス実行信号を生成するもの
であることを特徴とする。
【0121】
【作用】この発明による第1の信号処理装置では、フォ
ワードプロセス時に入力される入力信号と学習プロセス
時に入力される誤差信号を保持する手段を持つことによ
り、フォワードプロセスと学習プロセスをパラレルに実
行できるため、フォワードプロセスと学習プロセスをシ
リアルに実行するのに比べ、処理速度を高めることがで
きる。
ワードプロセス時に入力される入力信号と学習プロセス
時に入力される誤差信号を保持する手段を持つことによ
り、フォワードプロセスと学習プロセスをパラレルに実
行できるため、フォワードプロセスと学習プロセスをシ
リアルに実行するのに比べ、処理速度を高めることがで
きる。
【0122】この発明による第2の信号処理装置では、
入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフォワ
ードプロセスを細分化し、各処理をパイプライン処理さ
せるため、フォワードプロセスを一連の処理で行う場合
より、高速に処理することができる。また、中間層を1
層でなく、多層にした場合において、各処理をパイプラ
イン化しない場合には、それだけフォワードプロセスの
処理時間は増えることになるが、この発明によれば、処
理速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処理が可
能となる。
入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフォワ
ードプロセスを細分化し、各処理をパイプライン処理さ
せるため、フォワードプロセスを一連の処理で行う場合
より、高速に処理することができる。また、中間層を1
層でなく、多層にした場合において、各処理をパイプラ
イン化しない場合には、それだけフォワードプロセスの
処理時間は増えることになるが、この発明によれば、処
理速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処理が可
能となる。
【0123】この発明による第3の信号処理装置では、
入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフォワ
ードプロセス及び学習プロセスを細分化し、各処理をパ
イプライン処理させるため、フォワードプロセス及び学
習プロセスを一連の処理で行う場合より、高速に処理す
ることができる。また、中間層を1層でなく、多層にし
た場合において、各処理をパイプライン化しない場合に
は、それだけフォワードプロセス及び学習プロセスの処
理時間は増えることになるが、この発明によれば、処理
速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処理が可能
となる。
入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフォワ
ードプロセス及び学習プロセスを細分化し、各処理をパ
イプライン処理させるため、フォワードプロセス及び学
習プロセスを一連の処理で行う場合より、高速に処理す
ることができる。また、中間層を1層でなく、多層にし
た場合において、各処理をパイプライン化しない場合に
は、それだけフォワードプロセス及び学習プロセスの処
理時間は増えることになるが、この発明によれば、処理
速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処理が可能
となる。
【0124】この発明による第4の信号処理装置および
第5の信号処理装置では、ニューラルネットワークの層
数にかかわらず、フォワードプロセス移行前に各層のカ
ウンタに初期値を設定し、1本の制御信号、すなわち、
共通のフォワードプロセス実行信号を与えることによっ
て、異なるタイミングで各層のフォワードプロセス実行
信号を生成するので、各層のフォワード処理を異なるタ
イミングで開始できるようになる。
第5の信号処理装置では、ニューラルネットワークの層
数にかかわらず、フォワードプロセス移行前に各層のカ
ウンタに初期値を設定し、1本の制御信号、すなわち、
共通のフォワードプロセス実行信号を与えることによっ
て、異なるタイミングで各層のフォワードプロセス実行
信号を生成するので、各層のフォワード処理を異なるタ
イミングで開始できるようになる。
【0125】この発明による第6の信号処理装置および
第7の信号処理装置では、ニューラルネットワークの層
数にかかわらず、学習プロセス移行前に各層のカウンタ
に初期値を設定し、1本の制御信号、すなわち、共通の
学習プロセス実行信号を与えることによって、異なるタ
イミングで各層の学習プロセス実行信号を生成するの
で、各層の学習処理を異なるタイミングで開始できるよ
うになる。
第7の信号処理装置では、ニューラルネットワークの層
数にかかわらず、学習プロセス移行前に各層のカウンタ
に初期値を設定し、1本の制御信号、すなわち、共通の
学習プロセス実行信号を与えることによって、異なるタ
イミングで各層の学習プロセス実行信号を生成するの
で、各層の学習処理を異なるタイミングで開始できるよ
うになる。
【0126】この発明による第8の信号処理装置では、
ニューラルネットワークの層数にかかわらず、フォワー
ドプロセス移行前に各層のカウンタに初期値を設定し、
1本の制御信号、すなわち、共通のフォワードプロセス
実行信号を与えることによって、異なるタイミングで各
層のフォワードプロセス実行信号を生成するので、各層
のフォワード処理を異なるタイミングで開始できるよう
になるとともに、学習プロセス移行前に各層のカウンタ
に初期値を設定し、1本の制御信号、すなわち、共通の
学習プロセス実行信号を与えることによって、異なるタ
イミングで各層の学習プロセス実行信号を生成するの
で、各層の学習処理を異なるタイミングで開始できるよ
うになる。
ニューラルネットワークの層数にかかわらず、フォワー
ドプロセス移行前に各層のカウンタに初期値を設定し、
1本の制御信号、すなわち、共通のフォワードプロセス
実行信号を与えることによって、異なるタイミングで各
層のフォワードプロセス実行信号を生成するので、各層
のフォワード処理を異なるタイミングで開始できるよう
になるとともに、学習プロセス移行前に各層のカウンタ
に初期値を設定し、1本の制御信号、すなわち、共通の
学習プロセス実行信号を与えることによって、異なるタ
イミングで各層の学習プロセス実行信号を生成するの
で、各層の学習処理を異なるタイミングで開始できるよ
うになる。
【0127】この発明による第9の信号処理装置では、
ニューラルネットワークの層数にかかわらず、プロセス
移行前に各層のプロセスカウンタ、フォワードプロセス
用レジスタ及び学習プロセス用レジスタにそれぞれ初期
値を設定し、1本の制御信号、すなわち、共通のプロセ
ス実行信号を与えることにより、異なるタイミングで各
層のフォワード処理を開始できるとともに、異なるタイ
ミングで各層の学習処理を開始できるようになる。
ニューラルネットワークの層数にかかわらず、プロセス
移行前に各層のプロセスカウンタ、フォワードプロセス
用レジスタ及び学習プロセス用レジスタにそれぞれ初期
値を設定し、1本の制御信号、すなわち、共通のプロセ
ス実行信号を与えることにより、異なるタイミングで各
層のフォワード処理を開始できるとともに、異なるタイ
ミングで各層の学習処理を開始できるようになる。
【0128】
【実施例】以下、前述のディジタル回路でニューラルネ
ットワークを実現したものに対して、この発明を適用し
た実施例について述べる。
ットワークを実現したものに対して、この発明を適用し
た実施例について述べる。
【0129】前述したように、図2に示すような神経回
路網において、フォワードプロセス及び学習プロセスを
実行させる場合、専用ハード化しても処理速度の点では
不十分である。
路網において、フォワードプロセス及び学習プロセスを
実行させる場合、専用ハード化しても処理速度の点では
不十分である。
【0130】そこで、図2に示す神経回路網モデルにお
ける信号処理を高速化する方法として考えられるのが並
列処理すなわちパイプライン処理である。これを図2に
示す3層構成のネットワークにおける学習プロセスの場
合で説明すると、 1.中間層におけるフォワードプロセス 2.出力層におけるフォワードプロセス 3.出力層における学習プロセス 4.中間層における学習プロセス の4つの処理プロセスを並列に行うものである。
ける信号処理を高速化する方法として考えられるのが並
列処理すなわちパイプライン処理である。これを図2に
示す3層構成のネットワークにおける学習プロセスの場
合で説明すると、 1.中間層におけるフォワードプロセス 2.出力層におけるフォワードプロセス 3.出力層における学習プロセス 4.中間層における学習プロセス の4つの処理プロセスを並列に行うものである。
【0131】しかしながら、 3、 4の学習プロセスにお
いては、 1、 2のフォワードプロセスにおける入力信号
が必要となるため、フォワードプロセスにおける入力信
号を保持しておき、学習プロセス実行時に保持していた
入力信号を使用するという工夫が必要である。
いては、 1、 2のフォワードプロセスにおける入力信号
が必要となるため、フォワードプロセスにおける入力信
号を保持しておき、学習プロセス実行時に保持していた
入力信号を使用するという工夫が必要である。
【0132】図17は、以上の点を考慮し、上記 1〜 4
の処理を完全にパラレルに実行できるようにした信号処
理回路を示している。図17において、図37と異なる
点は、プロセス中間データを保持するためのレジスタ1
2、17〜19、及びフォワードプロセスの入力信号を
特定期間保持できるようにしたレジスタ42〜44を付
加した点である。入力信号10は入力信号201に、出
力14は出力202に、LRN回路46はLRN回路2
06に、LRN回路47はLRN回路207に、ERR
回路48はERR回路208に、FWD回路11はFW
D回路204に、FWD回路13はFWD回路205に
それぞれ対応する。
の処理を完全にパラレルに実行できるようにした信号処
理回路を示している。図17において、図37と異なる
点は、プロセス中間データを保持するためのレジスタ1
2、17〜19、及びフォワードプロセスの入力信号を
特定期間保持できるようにしたレジスタ42〜44を付
加した点である。入力信号10は入力信号201に、出
力14は出力202に、LRN回路46はLRN回路2
06に、LRN回路47はLRN回路207に、ERR
回路48はERR回路208に、FWD回路11はFW
D回路204に、FWD回路13はFWD回路205に
それぞれ対応する。
【0133】以下、パラレルに実行される各処理につい
て説明する。
て説明する。
【0134】(1)入力信号1を与えてFWD回路11
により、中間層におけるフォワードプロセスを実行し、
この結果をレジスタ12に取り込む。また、入力信号1
0をレジスタ42に取り込む。
により、中間層におけるフォワードプロセスを実行し、
この結果をレジスタ12に取り込む。また、入力信号1
0をレジスタ42に取り込む。
【0135】(2)中間層におけるフォワードプロセス
の結果をレジスタ12より読み出し、FWD回路13に
より、出力層におけるフォワードプロセスを実行する。
この結果とレジスタ17より読み出された教師信号より
出力層における誤差信号を誤差生成回路48で求め、レ
ジスタ18に格納する。また、出力層のフォワードプロ
セス回路13への入力信号をレジスタ45に格納する。
また、このとき中間層への入力信号は、レジスタ42か
らレジスタ43に転送される。
の結果をレジスタ12より読み出し、FWD回路13に
より、出力層におけるフォワードプロセスを実行する。
この結果とレジスタ17より読み出された教師信号より
出力層における誤差信号を誤差生成回路48で求め、レ
ジスタ18に格納する。また、出力層のフォワードプロ
セス回路13への入力信号をレジスタ45に格納する。
また、このとき中間層への入力信号は、レジスタ42か
らレジスタ43に転送される。
【0136】(3)出力層における誤差信号をレジスタ
18より、また出力層への入力信号をレジスタ45より
読み出し、LRN回路47により出力層における学習プ
ロセスを実行する。このとき生成される中間層における
誤差信号をレジスタ19に格納する。またこのとき、中
間層への入力信号は、レジスタ43からレジスタ44に
転送される。
18より、また出力層への入力信号をレジスタ45より
読み出し、LRN回路47により出力層における学習プ
ロセスを実行する。このとき生成される中間層における
誤差信号をレジスタ19に格納する。またこのとき、中
間層への入力信号は、レジスタ43からレジスタ44に
転送される。
【0137】(4)中間層における誤差信号をレジスタ
19より読み出し、また中間層への入力信号をレジスタ
44より読み出し、LRN回路46により中間層におけ
る学習プロセスを実行する。
19より読み出し、また中間層への入力信号をレジスタ
44より読み出し、LRN回路46により中間層におけ
る学習プロセスを実行する。
【0138】以上のように、中間層及び出力層における
入力信号、各中間データを格納するレジスタを付加し、
必要なデータを必要なときに読み出せるようにしたこと
で、上記(1)〜(4)の4つのプロセスを並列に実行
することが可能となる。このときのタイミングチャート
を図18に示す。この例からもわかるように、3層構成
の場合、一連の処理を4つに分割し、各処理をパイプラ
イン化することで実行速度を従来の4倍に上げることが
できる。
入力信号、各中間データを格納するレジスタを付加し、
必要なデータを必要なときに読み出せるようにしたこと
で、上記(1)〜(4)の4つのプロセスを並列に実行
することが可能となる。このときのタイミングチャート
を図18に示す。この例からもわかるように、3層構成
の場合、一連の処理を4つに分割し、各処理をパイプラ
イン化することで実行速度を従来の4倍に上げることが
できる。
【0139】また、図7、図8に示すように、ニューラ
ルネットワークの層数が増えた場合でも同様に、フォワ
ードプロセスと学習プロセスを並列に処理させること
で、パイプライン処理が可能となる。並列処理を行わな
い場合は、層数が増えると、フォワードプロセス及び学
習プロセスに要する時間は長くなるが、前述したような
パラレル処理を行うと、3層構成のときと処理速度は同
じになり、すなわち、処理速度は層数には関係なくな
り、速度処理が可能となる。なお、層数が増えた場合の
レジスタ42〜45の段数は、パイプライン処理の段数
より調整すればよい。
ルネットワークの層数が増えた場合でも同様に、フォワ
ードプロセスと学習プロセスを並列に処理させること
で、パイプライン処理が可能となる。並列処理を行わな
い場合は、層数が増えると、フォワードプロセス及び学
習プロセスに要する時間は長くなるが、前述したような
パラレル処理を行うと、3層構成のときと処理速度は同
じになり、すなわち、処理速度は層数には関係なくな
り、速度処理が可能となる。なお、層数が増えた場合の
レジスタ42〜45の段数は、パイプライン処理の段数
より調整すればよい。
【0140】図19に示す信号処理装置もまた、前述の
処理を完全にパラレルに実行できるようにしたものであ
り、FWD回路51、53は図2における中間層A2と
出力層A3のフォワードプロセスを実行する回路で、パ
ルス密度方式にといては図14の28、32及び図15
の34、35にあたる。LRN回路60、58は図2に
おける中間層A2と出力層A3の学習プロセスを実行す
る回路で図14の29、30、31及び図15の36、
37にあたる。ERR回路56は、出力層における誤差
信号を求めるもので、図16の回路で示される。以下、
図19、図20において、パラレルに実行される学習プ
ロセスの処理過程を説明する。
処理を完全にパラレルに実行できるようにしたものであ
り、FWD回路51、53は図2における中間層A2と
出力層A3のフォワードプロセスを実行する回路で、パ
ルス密度方式にといては図14の28、32及び図15
の34、35にあたる。LRN回路60、58は図2に
おける中間層A2と出力層A3の学習プロセスを実行す
る回路で図14の29、30、31及び図15の36、
37にあたる。ERR回路56は、出力層における誤差
信号を求めるもので、図16の回路で示される。以下、
図19、図20において、パラレルに実行される学習プ
ロセスの処理過程を説明する。
【0141】(1)入力層に入力信号50を与えると同
時に図20に示すようにステートS1でコントロール回
路62の中間層用フォワード処理開始信号FWDS1を
アクティブにする。これにより、中間層のFED回路5
1によって、中間層におけるフォワードプロセスを実行
し、この結果をレジスタ52に格納する。なお、このス
テートS1で入力信号50はレジスタ61に格納され
る。
時に図20に示すようにステートS1でコントロール回
路62の中間層用フォワード処理開始信号FWDS1を
アクティブにする。これにより、中間層のFED回路5
1によって、中間層におけるフォワードプロセスを実行
し、この結果をレジスタ52に格納する。なお、このス
テートS1で入力信号50はレジスタ61に格納され
る。
【0142】(2)ステートS2でコントロール回路6
2の出力層用フォワード処理開始信号FWDS2をアク
ティブにすると、レジスタ52に格納された中間層のフ
ォワード処理結果が出力層のFWD回路53に伝播して
いき、ここで出力層のフォワードプロセスを実行し、出
力54を得てフォワードプロセスが完了する。学習プロ
セスの場合は、さらに出力層に教師信号55を与え、こ
の教師信号55により、出力層における誤差信号を生成
し、これがレジスタ57に格納される。
2の出力層用フォワード処理開始信号FWDS2をアク
ティブにすると、レジスタ52に格納された中間層のフ
ォワード処理結果が出力層のFWD回路53に伝播して
いき、ここで出力層のフォワードプロセスを実行し、出
力54を得てフォワードプロセスが完了する。学習プロ
セスの場合は、さらに出力層に教師信号55を与え、こ
の教師信号55により、出力層における誤差信号を生成
し、これがレジスタ57に格納される。
【0143】(3)ステートS3でコントロール回路6
2の出力層用学習プロセス開始信号LRNS2をアクテ
ィブにし、レジスタ57に格納された出力層における誤
差信号とレジスタ52に格納された中間層のフォワード
プロセスの実行結果とにより、出力層における学習プロ
セスをLRN58で実行する。そして、ここで生成され
た中間層の誤差信号がレジスタ59に格納される。
2の出力層用学習プロセス開始信号LRNS2をアクテ
ィブにし、レジスタ57に格納された出力層における誤
差信号とレジスタ52に格納された中間層のフォワード
プロセスの実行結果とにより、出力層における学習プロ
セスをLRN58で実行する。そして、ここで生成され
た中間層の誤差信号がレジスタ59に格納される。
【0144】(4)ステートS4でコントロール回路6
2の中間層の学習プロセス開始信号LRNS1をアクテ
ィブにし、レジスタ59に格納された中間層における誤
差信号が中間層の学習回路LRN60に伝播していき、
中間層における学習プロセスを実行し、学習プロセスが
完了することになる。
2の中間層の学習プロセス開始信号LRNS1をアクテ
ィブにし、レジスタ59に格納された中間層における誤
差信号が中間層の学習回路LRN60に伝播していき、
中間層における学習プロセスを実行し、学習プロセスが
完了することになる。
【0145】以上が3層階層型ネットワークの処理過程
であるが、図7、図8に示すように、ニューラルネット
ワークの総数が増えた場合でも同様に、フォワードプロ
セスと学習プロセスとを並列に処理することで、パイプ
ライン処理が可能となる。なお、この多層ニューラルネ
ットワークの処理速度は、パイプライン処理を行うた
め、3層構成の時と同じになり、高速処理が可能であ
る。
であるが、図7、図8に示すように、ニューラルネット
ワークの総数が増えた場合でも同様に、フォワードプロ
セスと学習プロセスとを並列に処理することで、パイプ
ライン処理が可能となる。なお、この多層ニューラルネ
ットワークの処理速度は、パイプライン処理を行うた
め、3層構成の時と同じになり、高速処理が可能であ
る。
【0146】本発明の又他の実施例は、中間層あるいは
出力層のフォワード処理の開始タイミングを自由に設定
できるようにしたものであり、中間層及び出力層に、図
21のブロック図に示すように、フォワードプロセスカ
ウンタ(FWD CNT)70と、フォワード処理を実
行する回路(FWD)71とを有するフォワード処理回
路76を備える。
出力層のフォワード処理の開始タイミングを自由に設定
できるようにしたものであり、中間層及び出力層に、図
21のブロック図に示すように、フォワードプロセスカ
ウンタ(FWD CNT)70と、フォワード処理を実
行する回路(FWD)71とを有するフォワード処理回
路76を備える。
【0147】FWD CNT70は、フォワード処理の
開始信号FWDSを発生し、FWD71に出力する。具
体的には、フォワード処理移行前に、FWD CNT7
0にカウンタ初期値をロードしておく。そして、フォワ
ード処理開始時にカウンタへのフォワード処理開始信号
FWDSTをアクティブにすると、カウンタが動作し始
め、例えばカウンタの値が”0”になったとき、その層
のFWD71へフォワード処理開始信号FWDSを出力
する。以上のフォワード処理回路76により3層階層型
ネットワークを構成したときの回路図を図23に示す。
開始信号FWDSを発生し、FWD71に出力する。具
体的には、フォワード処理移行前に、FWD CNT7
0にカウンタ初期値をロードしておく。そして、フォワ
ード処理開始時にカウンタへのフォワード処理開始信号
FWDSTをアクティブにすると、カウンタが動作し始
め、例えばカウンタの値が”0”になったとき、その層
のFWD71へフォワード処理開始信号FWDSを出力
する。以上のフォワード処理回路76により3層階層型
ネットワークを構成したときの回路図を図23に示す。
【0148】この3層階層型ネットワークのフォワード
処理は、図22のタイミングチャートに示すように、ま
ず、フォワード処理移行前のステートS0、ステートS
1に中間層のFWD CNT70に初期値として、例え
ば8ビットバイナリ表示でFFh(10進数で−1)、
出力層のFWD CNT70に初期値として、同様にF
Eh(10進数で−2)を格納しておく。この状態か
ら、ニューラルネットワークのコントロール回路77の
フォワードプロセス開始信号FWDSTをアクティブに
すると中間層及び出力層のFWD CNT70が動作し
始め、フォワードプロセスが開始される。
処理は、図22のタイミングチャートに示すように、ま
ず、フォワード処理移行前のステートS0、ステートS
1に中間層のFWD CNT70に初期値として、例え
ば8ビットバイナリ表示でFFh(10進数で−1)、
出力層のFWD CNT70に初期値として、同様にF
Eh(10進数で−2)を格納しておく。この状態か
ら、ニューラルネットワークのコントロール回路77の
フォワードプロセス開始信号FWDSTをアクティブに
すると中間層及び出力層のFWD CNT70が動作し
始め、フォワードプロセスが開始される。
【0149】この後、ステートS2で中間層のFWD
CNT70の値が00hとなり、中間層のフォワードプ
ロセス開始信号FWDSがアクティブになり、中間層の
フォワードプロセスが開始される。さらに、ステートS
3で出力層FWD CNT70の値が00hとなり、出
力層のフォワードプロセス開始信号FWDSがアクティ
ブになり、出力層のフォワードプロセスが開始される。
CNT70の値が00hとなり、中間層のフォワードプ
ロセス開始信号FWDSがアクティブになり、中間層の
フォワードプロセスが開始される。さらに、ステートS
3で出力層FWD CNT70の値が00hとなり、出
力層のフォワードプロセス開始信号FWDSがアクティ
ブになり、出力層のフォワードプロセスが開始される。
【0150】以上のように、この3層階層型ネットワー
クでは、図23のように、中間層と出力層のフォワード
プロセス開始信号を1本で共有することができ、図9に
示す従来例に比べて制御しやすくなる。また、中間層を
複数持つような多層ネットワーク(図7参照)において
も同様に、従来例の図11に比べて図24のように制御
線を共有でき、制御性がよくなる。
クでは、図23のように、中間層と出力層のフォワード
プロセス開始信号を1本で共有することができ、図9に
示す従来例に比べて制御しやすくなる。また、中間層を
複数持つような多層ネットワーク(図7参照)において
も同様に、従来例の図11に比べて図24のように制御
線を共有でき、制御性がよくなる。
【0151】本発明の更に他の実施例は、図21に示す
前例と同様に、中間層あるいは出力層のフォワード処理
のタイミングを自由に設定できるようにしてあり、中間
層及び出力層に、図25のブロック図に示すように、プ
ロセスカウンタ(PRO CNT)72、フォワードプ
ロセス開始ステートセットレジスタ(FREG)73、
コンパレータ(CMP)74及びフォワード処理を実行
する回路(FWD)75とからなるフォワード処理回路
76を備える。
前例と同様に、中間層あるいは出力層のフォワード処理
のタイミングを自由に設定できるようにしてあり、中間
層及び出力層に、図25のブロック図に示すように、プ
ロセスカウンタ(PRO CNT)72、フォワードプ
ロセス開始ステートセットレジスタ(FREG)73、
コンパレータ(CMP)74及びフォワード処理を実行
する回路(FWD)75とからなるフォワード処理回路
76を備える。
【0152】FREG73はフォワード処理移行前にフ
ォワードプロセス開始ステートがロードされる。PRO
CNT72はフォワード処理移行前にリセットされ、
フォワードプロセス開始信号FWDSTをアクティブに
すると動作し始めるようにしている。CMP74は、F
REG73の値とPRO CNT72の値とを入力し、
これらが等しくなったときにFWD75にフォワード処
理開始信号FWDSを出力するように構成している。
ォワードプロセス開始ステートがロードされる。PRO
CNT72はフォワード処理移行前にリセットされ、
フォワードプロセス開始信号FWDSTをアクティブに
すると動作し始めるようにしている。CMP74は、F
REG73の値とPRO CNT72の値とを入力し、
これらが等しくなったときにFWD75にフォワード処
理開始信号FWDSを出力するように構成している。
【0153】図25のフォワード処理回路76により構
成された3層階層型ネットワークは図23に示す通りで
あり、図26のタイミングチャートに示すように、ま
ず、フォワード処理移行前のステートS0、ステートS
1に、例えば中間層のFREG73に8ビットバイナリ
表示で01hを格納する。また、出力層のFREG73
には、同様に02hを格納する。そして、フォワード処
理移行時に、PRO CNT72をリセットし、フォワ
ード処理開始信号FWDSTをアクティブにすることに
より、PRO CNT72が動作し始め、フォワードプ
ロセスが開始される。
成された3層階層型ネットワークは図23に示す通りで
あり、図26のタイミングチャートに示すように、ま
ず、フォワード処理移行前のステートS0、ステートS
1に、例えば中間層のFREG73に8ビットバイナリ
表示で01hを格納する。また、出力層のFREG73
には、同様に02hを格納する。そして、フォワード処
理移行時に、PRO CNT72をリセットし、フォワ
ード処理開始信号FWDSTをアクティブにすることに
より、PRO CNT72が動作し始め、フォワードプ
ロセスが開始される。
【0154】中間層では、PRO CNT72の値が0
1hになったとき、すなわち、ステートS2でフォワー
ドプロセス開始信号FWDSがアクティブになり、フォ
ワード処理が始まる。また、出力層では、PRO CN
T72の値が02hになったとき、すなわち、ステート
S3でフォワードプロセス開始信号FWDSがアクティ
ブになり、フォワード処理が始まる。
1hになったとき、すなわち、ステートS2でフォワー
ドプロセス開始信号FWDSがアクティブになり、フォ
ワード処理が始まる。また、出力層では、PRO CN
T72の値が02hになったとき、すなわち、ステート
S3でフォワードプロセス開始信号FWDSがアクティ
ブになり、フォワード処理が始まる。
【0155】以上のようにして、3階層型ネットワーク
によるパイプライン処理でフォワード処理が実行される
ことになる。
によるパイプライン処理でフォワード処理が実行される
ことになる。
【0156】この3層階層型ネットワークは、図23に
示すように、中間層と出力層のフォワードプロセス開始
信号を1本で共有することができ、図9に示す従来例に
比べて制御し易くなる。また、中間層を複数持つような
多層ネットワーク(図7参照)においても同様に、図1
1に示す従来例に比べて、図26に示すように制御線を
共有でき、制御性がよくなる。
示すように、中間層と出力層のフォワードプロセス開始
信号を1本で共有することができ、図9に示す従来例に
比べて制御し易くなる。また、中間層を複数持つような
多層ネットワーク(図7参照)においても同様に、図1
1に示す従来例に比べて、図26に示すように制御線を
共有でき、制御性がよくなる。
【0157】本発明の又さらに他の実施例は、中間層あ
るいは出力層のフォワードプロセス及び学習プロセスの
開始タイミングを自由に設定できるようにしたものであ
り、考え方としては、図21のフォワードプロセスの開
始方法をフォワード処理だけでなく、学習プロセスにも
適用したものである。
るいは出力層のフォワードプロセス及び学習プロセスの
開始タイミングを自由に設定できるようにしたものであ
り、考え方としては、図21のフォワードプロセスの開
始方法をフォワード処理だけでなく、学習プロセスにも
適用したものである。
【0158】この実施例の中間層及び出力層には図27
のブロック図に示すように、フォワード処理回路76と
学習処理回路80とが設けられ、フォワード処理回路7
6は図21に示すフォワード処理回路76と同じように
構成されるので、その説明は重複を避けるために省略す
る。
のブロック図に示すように、フォワード処理回路76と
学習処理回路80とが設けられ、フォワード処理回路7
6は図21に示すフォワード処理回路76と同じように
構成されるので、その説明は重複を避けるために省略す
る。
【0159】学習処理回路80は、ラーンカウンタ(L
RN CNT)78と学習プロセスを実行する回路(L
RN)79とを備え、LRN CNT78は、プロセス
移行前に学習プロセス開始ステートがロードされ、コン
トロール回路81から与えられる学習プロセス開始信号
LRNSTがアクティブになると学習プロセス開始信号
LRNSをLRN79に出力するように構成される。
RN CNT)78と学習プロセスを実行する回路(L
RN)79とを備え、LRN CNT78は、プロセス
移行前に学習プロセス開始ステートがロードされ、コン
トロール回路81から与えられる学習プロセス開始信号
LRNSTがアクティブになると学習プロセス開始信号
LRNSをLRN79に出力するように構成される。
【0160】この3層階層型ネットワークにおいては、
図28のタイミングチャートに示すように、プロセス移
行前のステートS0及びステートS1に、例えば中間層
のFWD CNT70に初期値として8ビットバイナリ
表示でFFh(10進数で−1)、出力層のFWD C
NT70に同様にFEh(10進数で−2)、出力層の
LRN CNT78にFFh(10進数で−1)、中間
層のLRN CNT78にFEh(10進数で−2)を
セットする。
図28のタイミングチャートに示すように、プロセス移
行前のステートS0及びステートS1に、例えば中間層
のFWD CNT70に初期値として8ビットバイナリ
表示でFFh(10進数で−1)、出力層のFWD C
NT70に同様にFEh(10進数で−2)、出力層の
LRN CNT78にFFh(10進数で−1)、中間
層のLRN CNT78にFEh(10進数で−2)を
セットする。
【0161】次に、ステートS1でコントロール回路8
1のフォワード開始信号FWDSTをアクティブにする
と、中間層と出力層とのFWD CNT70が起動し始
め、ステートS2で中間層のフォワード処理が開始さ
れ、ステートS3で出力層のフォワード処理が開始され
る。ここまでは、図21〜26に示す前述のフォワード
処理だけの各実施例と同様である。
1のフォワード開始信号FWDSTをアクティブにする
と、中間層と出力層とのFWD CNT70が起動し始
め、ステートS2で中間層のフォワード処理が開始さ
れ、ステートS3で出力層のフォワード処理が開始され
る。ここまでは、図21〜26に示す前述のフォワード
処理だけの各実施例と同様である。
【0162】ここで、さらに、ステートS3で、今度は
コントロール回路81の学習プロセス始動信号LRNS
Tをアクティブにすると、出力層と中間層とのLRN
CNT78が起動し、出力層のLRN CNT78が0
0hになるとき、すなわち、ステートS4で出力層のL
RN CNT78から出力層のLNR79に学習プロセ
ス開始信号LRNSが出力され、出力層の学習プロセス
が開始される。また、中間層のLRN CNT78が0
0hになるとき、すなわち、ステートS5で中間層のL
RN CNT78から中間層のLNR79に学習プロセ
ス開始信号LRNSが出力され、中間層の学習プロセス
が開始されることになる。
コントロール回路81の学習プロセス始動信号LRNS
Tをアクティブにすると、出力層と中間層とのLRN
CNT78が起動し、出力層のLRN CNT78が0
0hになるとき、すなわち、ステートS4で出力層のL
RN CNT78から出力層のLNR79に学習プロセ
ス開始信号LRNSが出力され、出力層の学習プロセス
が開始される。また、中間層のLRN CNT78が0
0hになるとき、すなわち、ステートS5で中間層のL
RN CNT78から中間層のLNR79に学習プロセ
ス開始信号LRNSが出力され、中間層の学習プロセス
が開始されることになる。
【0163】このようにして、中間層と出力層のフォワ
ードプロセスと学習プロセスとがパイプライン処理によ
って実行される。また、この3層階層型ネットワーク
は、図17の従来例に比べて中間層と出力層とのフォワ
ードプロセス開始信号FWDST及び中間層と出力層と
の学習プロセス開始信号LRNSTをそれぞれ共有化で
き、制御性がよくなる。このことは多層ネットワークの
場合も同様である。
ードプロセスと学習プロセスとがパイプライン処理によ
って実行される。また、この3層階層型ネットワーク
は、図17の従来例に比べて中間層と出力層とのフォワ
ードプロセス開始信号FWDST及び中間層と出力層と
の学習プロセス開始信号LRNSTをそれぞれ共有化で
き、制御性がよくなる。このことは多層ネットワークの
場合も同様である。
【0164】本発明のもう一つの実施例は、図27に示
すニューロンどは違った方式で中間層及び出力層のフォ
ワードプロセス及び学習フロセスの開始タイミングを自
由に設定できるようにしたものであり、考え方としては
図25ないし図26に示す実施例のフォワード処理の開
始方法をフォワード処理だけでなく、学習プロセスにも
適用したものである。
すニューロンどは違った方式で中間層及び出力層のフォ
ワードプロセス及び学習フロセスの開始タイミングを自
由に設定できるようにしたものであり、考え方としては
図25ないし図26に示す実施例のフォワード処理の開
始方法をフォワード処理だけでなく、学習プロセスにも
適用したものである。
【0165】この実施例の中間層及び出力層には、図3
0に示すように、図25に示すフォワード処理回路76
と同様に構成されたフォワード処理回路86と、学習処
理回路90とが設けられる。
0に示すように、図25に示すフォワード処理回路76
と同様に構成されたフォワード処理回路86と、学習処
理回路90とが設けられる。
【0166】このフォワード処理回路86は、プロセス
カウンタ(PRO CNT)82、フォワードプロセス
開始ステートセットレジスタ(FREG)83、コンパ
レータ(CMP)84及びフォワード処理を実行する回
路(FWD)85とを有し、学習処理回路90は、学習
プロセス開始ステートセットレジスタ(LREG)8
7、コンパレータ(CMP)88及び学習プロセスを実
行する回路(LRN)89とを有している。
カウンタ(PRO CNT)82、フォワードプロセス
開始ステートセットレジスタ(FREG)83、コンパ
レータ(CMP)84及びフォワード処理を実行する回
路(FWD)85とを有し、学習処理回路90は、学習
プロセス開始ステートセットレジスタ(LREG)8
7、コンパレータ(CMP)88及び学習プロセスを実
行する回路(LRN)89とを有している。
【0167】FREG83はフォワード処理移行前にフ
ォワードプロセス開始ステートがロードされる。PRO
CNT82はプロセス移行前にリセットされ、フォワ
ードプロセス開始信号FWDSTをアクティブにすると
動作し始める。CMP84は、FREG83の値とPR
O CNT82の値とを入力し、これらが等しくなった
ときにFWD85にフォワード処理開始信号FWDSを
出力するように構成している。
ォワードプロセス開始ステートがロードされる。PRO
CNT82はプロセス移行前にリセットされ、フォワ
ードプロセス開始信号FWDSTをアクティブにすると
動作し始める。CMP84は、FREG83の値とPR
O CNT82の値とを入力し、これらが等しくなった
ときにFWD85にフォワード処理開始信号FWDSを
出力するように構成している。
【0168】LREG87は学習処理移行前に学習プロ
セス開始ステートがロードされる。CMP84は、LR
EG87の値とPRO CNT82の値とを入力し、こ
れらが等しくなったときにLRN89に学習処理開始信
号LRNSを出力するように構成している。
セス開始ステートがロードされる。CMP84は、LR
EG87の値とPRO CNT82の値とを入力し、こ
れらが等しくなったときにLRN89に学習処理開始信
号LRNSを出力するように構成している。
【0169】このフォワード処理回路86及び学習処理
回路90を用いて3層階層型ネットワークを構成した場
合の回路構成は、例えば図32のブロック図に示す通り
であり、図31のタイミング図に示すように動作する。
回路90を用いて3層階層型ネットワークを構成した場
合の回路構成は、例えば図32のブロック図に示す通り
であり、図31のタイミング図に示すように動作する。
【0170】すなわち、まず、プロセス移行前のステー
トS0、ステートS1に、中間層のFREG83に8ビ
ットバイナリ表示で01hを、出力層のFREG83に
02hを、出力層のLREG87に03hを、中間層の
LREG87に04hをそれぞれ格納する。この状態
で、コントロール回路91のプロセス開始信号PROS
TをアクティブにするとPRO CNT82が起動し、
プロセスが開始される。この後、ステートS1で中間層
のフォワード処理が実行され、ステート2で出力層のフ
ォワード処理が実行され、ステートS3で出力層の学習
処理が実行され、ステートS4で中間層の学習処理が実
行され、中間層のフォワード処理から中間層の学習処理
までがパイプライン処理にて実行されることになる。
トS0、ステートS1に、中間層のFREG83に8ビ
ットバイナリ表示で01hを、出力層のFREG83に
02hを、出力層のLREG87に03hを、中間層の
LREG87に04hをそれぞれ格納する。この状態
で、コントロール回路91のプロセス開始信号PROS
TをアクティブにするとPRO CNT82が起動し、
プロセスが開始される。この後、ステートS1で中間層
のフォワード処理が実行され、ステート2で出力層のフ
ォワード処理が実行され、ステートS3で出力層の学習
処理が実行され、ステートS4で中間層の学習処理が実
行され、中間層のフォワード処理から中間層の学習処理
までがパイプライン処理にて実行されることになる。
【0171】このようにして、フォワードプロセス及び
学習プロセス開始信号を共有でき、図17に示す従来例
に比べて、システムの制御性が良くなる。まだ、図7ニ
示すような多層ネットワークについても同様である。
学習プロセス開始信号を共有でき、図17に示す従来例
に比べて、システムの制御性が良くなる。まだ、図7ニ
示すような多層ネットワークについても同様である。
【0172】
【発明の効果】この発明による第1の信号処理装置によ
れば、フォワードプロセスと学習プロセスをパラレルに
実行できるため、フォワードプロセスと学習プロセスを
シリアルに実行するのに比べ、処理速度を高めることが
できる。
れば、フォワードプロセスと学習プロセスをパラレルに
実行できるため、フォワードプロセスと学習プロセスを
シリアルに実行するのに比べ、処理速度を高めることが
できる。
【0173】この発明による第2の信号処理装置によれ
ば、入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフ
ォワードプロセスを細分化し、各処理をパイプライン処
理させるため、フォワードプロセスを一連の処理で行う
場合より、高速に処理することができる。また、中間層
を1層でなく、多層にした場合において、各処理をパイ
プライン化しない場合には、それだけフォワードプロセ
スの処理時間は増えることになるが、この発明によれ
ば、処理速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処
理が可能となる。
ば、入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフ
ォワードプロセスを細分化し、各処理をパイプライン処
理させるため、フォワードプロセスを一連の処理で行う
場合より、高速に処理することができる。また、中間層
を1層でなく、多層にした場合において、各処理をパイ
プライン化しない場合には、それだけフォワードプロセ
スの処理時間は増えることになるが、この発明によれ
ば、処理速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処
理が可能となる。
【0174】この発明による第3の信号処理装置によれ
ば、入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフ
ォワードプロセス及び学習プロセスを細分化し、各処理
をパイプライン処理させるため、フォワードプロセス及
び学習プロセスを一連の処理で行う場合より、高速に処
理することができる。また、中間層を1層でなく、多層
にした場合において、各処理をパイプライン化しない場
合には、それだけフォワードプロセス及び学習プロセス
の処理時間は増えることになるが、この発明によれば、
処理速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処理が
可能となる。
ば、入力層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフ
ォワードプロセス及び学習プロセスを細分化し、各処理
をパイプライン処理させるため、フォワードプロセス及
び学習プロセスを一連の処理で行う場合より、高速に処
理することができる。また、中間層を1層でなく、多層
にした場合において、各処理をパイプライン化しない場
合には、それだけフォワードプロセス及び学習プロセス
の処理時間は増えることになるが、この発明によれば、
処理速度は中間層1層の場合と同じになり、高速処理が
可能となる。
【0175】この発明による第4の信号処理装置によれ
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセスの開始信号を生成する
必要がなくなるため、ネットワークの層数にかかわりな
く、コントロールブロックの回路の単純化と、回路規模
の縮小とを図ることができる。
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセスの開始信号を生成する
必要がなくなるため、ネットワークの層数にかかわりな
く、コントロールブロックの回路の単純化と、回路規模
の縮小とを図ることができる。
【0176】また、各層のフォワードプロセス開始信号
が1本ですむため、ネットワークにおける配線数を減少
でき、これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動
作が起こり難くなり、信頼性が高くなる。
が1本ですむため、ネットワークにおける配線数を減少
でき、これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動
作が起こり難くなり、信頼性が高くなる。
【0177】更に、プリント基板上に回路を制作する場
合、制御信号を共有】できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
合、制御信号を共有】できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
【0178】この発明による第5の信号処理装置によれ
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセスの開始信号を生成する
必要がなくなるため、ネットワークの層数にかかわりな
く、コントロールブロックの回路の単純化と、回路規模
の縮小とを図ることができる。
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセスの開始信号を生成する
必要がなくなるため、ネットワークの層数にかかわりな
く、コントロールブロックの回路の単純化と、回路規模
の縮小とを図ることができる。
【0179】また、各層のフォワードプロセス開始信号
が1本ですむため、ネットワークにおける配線数を減少
でき、これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動
作が起こり難くなり、信頼性が高くなる。
が1本ですむため、ネットワークにおける配線数を減少
でき、これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動
作が起こり難くなり、信頼性が高くなる。
【0180】更に、プリント基板上に回路を制作する場
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
【0181】この発明による第6の信号処理装置によれ
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとに学習プロセスの開始信号を生成する必要が
なくなるため、ネットワークの層数にかかわりなく、コ
ントロールブロックの回路の単純化と、回路規模の縮小
とを図ることができる。
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとに学習プロセスの開始信号を生成する必要が
なくなるため、ネットワークの層数にかかわりなく、コ
ントロールブロックの回路の単純化と、回路規模の縮小
とを図ることができる。
【0182】また、各層の学習プロセス開始信号が1本
ですむため、ネットワークにおける配線数を減少でき、
これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動作が起
こり難くなり、信頼性が高くなる。
ですむため、ネットワークにおける配線数を減少でき、
これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動作が起
こり難くなり、信頼性が高くなる。
【0183】更に、プリント基板上に回路を制作する場
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
【0184】この発明による第7の信号処理装置によれ
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとに学習プロセスの開始信号を生成する必要が
なくなるため、ネットワークの層数にかかわりなく、コ
ントロールブロックの回路の単純化と、回路規模の縮小
とを図ることができる。
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとに学習プロセスの開始信号を生成する必要が
なくなるため、ネットワークの層数にかかわりなく、コ
ントロールブロックの回路の単純化と、回路規模の縮小
とを図ることができる。
【0185】また、各層の学習プロセス開始信号が1本
ですむため、ネットワークにおける配線数を減少でき、
これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動作が起
こり難くなり、信頼性が高くなる。
ですむため、ネットワークにおける配線数を減少でき、
これにより、ノイズの伝播やスキューによる誤動作が起
こり難くなり、信頼性が高くなる。
【0186】更に、プリント基板上に回路を制作する場
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
【0187】この発明による第8の信号処理装置によれ
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセス及び学習プロセスの開
始信号を生成する必要がなくなるため、ネットワークの
層数にかかわりなく、コントロールブロックの回路の単
純化と、回路規模の縮小とを図ることができる。
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセス及び学習プロセスの開
始信号を生成する必要がなくなるため、ネットワークの
層数にかかわりなく、コントロールブロックの回路の単
純化と、回路規模の縮小とを図ることができる。
【0188】また、各層のフォワードプロセス開始信号
と学習プロセス開始信号とがそれぞれ1本ですむため、
ネットワークにおける配線数を減少でき、これにより、
ノイズの伝播やスキューによる誤動作が起こり難くな
り、信頼性が高くなる。
と学習プロセス開始信号とがそれぞれ1本ですむため、
ネットワークにおける配線数を減少でき、これにより、
ノイズの伝播やスキューによる誤動作が起こり難くな
り、信頼性が高くなる。
【0189】更に、プリント基板上に回路を制作する場
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
【0190】加えて、フォワード処理回路あるいは学習
処理回路を簡単な初期設定を行うことによりどの層にで
も配置できるようになるため、回路上の制約がなくな
り、制御性がよくなる。
処理回路を簡単な初期設定を行うことによりどの層にで
も配置できるようになるため、回路上の制約がなくな
り、制御性がよくなる。
【0191】この発明による第9の信号処理回路によれ
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセス及び学習プロセスの開
始信号を生成する必要がなくなるため、ネットワークの
層数にかかわりなく、コントロールブロックの回路の単
純化と、回路規模の縮小とを図ることができる。
ば、ネットワーク全体を制御するコントロールブロック
で各層ごとにフォワードプロセス及び学習プロセスの開
始信号を生成する必要がなくなるため、ネットワークの
層数にかかわりなく、コントロールブロックの回路の単
純化と、回路規模の縮小とを図ることができる。
【0192】また、各層のフォワードプロセス開始信号
及び学習プロセス開始信号とがプロセス信号1本ですむ
ため、ネットワークにおける配線数を減少でき、これに
より、ノイズの伝播やスキューによる誤動作が一層起こ
り難くなり、一層信頼性が高くなる。
及び学習プロセス開始信号とがプロセス信号1本ですむ
ため、ネットワークにおける配線数を減少でき、これに
より、ノイズの伝播やスキューによる誤動作が一層起こ
り難くなり、一層信頼性が高くなる。
【0193】更に、プリント基板上に回路を制作する場
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
合、制御信号を共有化できるので、ニューラルネットワ
ークの層数を変えることが容易になる。
【0194】加えて、フォワード処理回路あるいは学習
処理回路を簡単な初期設定を行うことによりどの層にで
も配置できるようになるため、回路上の制約がなくな
り、制御性がよくなる。
処理回路を簡単な初期設定を行うことによりどの層にで
も配置できるようになるため、回路上の制約がなくな
り、制御性がよくなる。
【図1】ニュートラルネットワークの神経細胞ユニット
の模式図である。
の模式図である。
【図2】図1の神経細胞ユニットをネットワークに構成
した模式図である。
した模式図である。
【図3】シグモイド関数を示すグラフである。
【図4】一つのニューロンのフォワード処理を数値演算
で行う場合の一般的な回路を示すブロック図である。
で行う場合の一般的な回路を示すブロック図である。
【図5】3層階層型ネットワークのフォワードプロセス
の説明図である。
の説明図である。
【図6】3層階層型ネットワークの学習プロセスの説明
図である。
図である。
【図7】多層階層型ネットワークのフォワードプロセス
の説明図である。
の説明図である。
【図8】多層階層型ネットワークの学習プロセスの説明
図である。
図である。
【図9】3層階層型ネットワークのフォワード処理を実
行する回路の回路図である。
行する回路の回路図である。
【図10】3層階層型ネットワークのフォワード処理の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図11】多層階層型ネットワークのフォワード処理を
実行する回路の回路図である。
実行する回路の回路図である。
【図12】多層階層型ネットワークのフォワード処理の
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図13】神経細胞模倣回路を示す回路図である。
【図14】図2の線(結線)に相当する回路を示す回路
図である。
図である。
【図15】図2の丸(神経細胞ユニット)に相当する回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図16】出力層の出力と教師信号から出力層における
誤差信号を求める回路を示す回路図である。
誤差信号を求める回路を示す回路図である。
【図17】この発明の一実施例に係る3層階層型ネット
ワークのブロック図である。
ワークのブロック図である。
【図18】この発明の一実施例の動作のタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図19】この発明の他の実施例に係る3層階層型ネッ
トワークのブロック図である。
トワークのブロック図である。
【図20】この発明の他の実施例の動作のタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図21】この発明の又他の実施例の要部のブロック図
である。
である。
【図22】この発明の又他の実施例の動作のタイミング
チャートである。
チャートである。
【図23】この発明の又他の実施例に係る3層階層型ネ
ットワークのブロック図である。
ットワークのブロック図である。
【図24】この発明の又他の実施例に係る多層階層型ネ
ットワークのブロック図である。
ットワークのブロック図である。
【図25】この発明のさらに他の実施例の要部のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図26】この発明のさらに他の実施例の動作のタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図27】この発明の又さらに他の実施例の要部ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図28】この発明の又さらに他の実施例の動作のタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図29】この発明の又さらに他の実施例に係る3層階
層型ネットワークのブロック図である。
層型ネットワークのブロック図である。
【図30】この発明のもう一つの実施例の要部のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図31】この発明のもう一つの実施例の動作のタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図32】この発明のもう一つの実施例に係る3層階層
型ネットワークのブロック図である。
型ネットワークのブロック図である。
【図33】ニューラルネットワークを電気回路で実現し
た例を示す回路図である。
た例を示す回路図である。
【図34】単一神経細胞の回路構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図35】シナプス回路を示すブロック図である。
【図36】細胞体回路を示すブロック図である。
【図37】従来の信号処理回路のブロック図である。
A 入力層 A1 入力層 A2 中間層 A3 出力層 B1 〜Bn-1 中間層 C 出力層 11 フォワード処理実行回路(FWD) 12 レジスタ 13 フォワード処理実行回路(FWD) 15 コントロール回路 17〜19 レジスタ 42〜45 レジスタ 46 学習処理実行回路(LRN) 47 学習処理実行回路(LRN) 48 誤差生成回路 51 フォワード処理実行回路(FWD) 52 レジスタ 53 フォワード処理実行回路(FWD) 56 誤差生成回路 57 レジスタ 58 学習処理実行回路 59 レジスタ 60 学習処理実行回路 61 レジスタ 62 コントロール回路 70 フォワードプロセスカウンタ(FWD CNT) 71 フォワード処理実行回路(FWD) 72 プロセスカウンタ(PRO CNT) 73 フォワードプロセス開始ステートセットレジスタ
(FREG) 74 コンパレータ(CMP) 75 フォワード処理を実行する回路(FWD) 76 フォワード処理回路 77 コントロール回路 78 ラーンカウンタ(LRN CNT) 79 学習プロセスを実行する回路(LRN) 80 学習処理回路 81 コントロール回路 82 プロセスカウンタ(PRO CNT) 83 フォワードプロセス開始ステートセットレジスタ
(FREG) 84 コンパレータ(CMP) 85 フォワード処理を実行する回路(FWD) 86 フォワード処理回路 87 学習プロセス開始ステートセットレジスタ(LR
EG) 88 コンパレータ(CMP) 89 学習プロセスを実行する回路(LRN) 90 学習処理回路 91 コントロール回路
(FREG) 74 コンパレータ(CMP) 75 フォワード処理を実行する回路(FWD) 76 フォワード処理回路 77 コントロール回路 78 ラーンカウンタ(LRN CNT) 79 学習プロセスを実行する回路(LRN) 80 学習処理回路 81 コントロール回路 82 プロセスカウンタ(PRO CNT) 83 フォワードプロセス開始ステートセットレジスタ
(FREG) 84 コンパレータ(CMP) 85 フォワード処理を実行する回路(FWD) 86 フォワード処理回路 87 学習プロセス開始ステートセットレジスタ(LR
EG) 88 コンパレータ(CMP) 89 学習プロセスを実行する回路(LRN) 90 学習処理回路 91 コントロール回路
Claims (9)
- 【請求項1】 神経細胞模倣素子により構成された神経
細胞回路網による信号処理装置において、当該神経細胞
回路網を構成する各神経細胞模倣素子は、フォワードプ
ロセス時に入力される入力信号を保持する手段と、学習
プロセス時に入力される誤差信号を保持する手段を有
し、フォワードプロセスと学習プロセスを並列に行なう
ことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項2】 神経細胞模倣素子により構成された階層
型神経細胞回路網による信号処理装置において、入力
層、中間層及び出力層よりなる神経回路網のフォワード
プロセスをいくつかの処理に分割し、分割された各処理
をパイプライン処理することを特徴とする信号処理装
置。 - 【請求項3】 神経細胞模倣素子により構成された階層
神経細胞回路網による信号処理装置において、入力層、
中間層及び出力層よりなる神経回路網のフォワードプロ
セス及び学習プロセスをいくつかの処理に分割し、分割
された各処理をパイプライン処理することを特徴とする
信号処理装置。 - 【請求項4】 神経細胞模倣素子により構成された階層
神経細胞回路網による信号処理装置において、入力層、
中間層及び出力層の各層ごとに設けられた初期値を設定
可能なカウンタと、フォワードプロセス移行前に各層の
カウンタに初期値を設定し、フォワードプロセス実行時
に各層のカウンタに共通のフォワードプロセス実行信号
を与える手段とを備え、各層のカウンタはこのフォワー
ドプロセス実行信号をカウントして、その層のフォワー
ドプロセスを実行させる所定の値のフォワードプロセス
実行信号を生成するものであることを特徴とする信号処
理装置。 - 【請求項5】 神経細胞模倣素子により構成された階層
神経細胞回路網による信号処理装置において、入力層、
中間層及び出力層の各層ごとに設けられたカウンタ、フ
ォワードプロセス開始ステートを記憶するレジスタ及び
上記カウンタの値と上記レジスタの値を比較する比較器
と、フォワードプロセス移行前に各層の上記レジスタに
その層のフォワードプロセスを開始するステートを記憶
させ、フォワードプロセス実行時に各層に共通のフォワ
ードプロセス実行信号を与える手段とを有するフォワー
ドプロセス実行手段を備え、各層のカウンタはこのフォ
ワードプロセス実行信号によりカウント動作するもので
あり、各層の比較器はその層のカウンタの値がレジスタ
の値以上である時に各層にフォワードプロセスを実行さ
せるフォワードプロセス実行信号を生成するものである
ことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項6】 神経細胞模倣素子により構成された階層
神経細胞回路網による信号処理装置において、入力層、
中間層及び出力層の各層ごとに設けられた初期値を設定
可能なカウンタと、学習プロセス移行前に各層のカウン
タに初期値を設定し、学習プロセス実行時に各層のカウ
ンタに共通の学習プロセス実行信号を与える手段とを備
え、各層のカウンタはこの学習プロセス実行信号をカウ
ントして、その層の学習プロセスを実行させる所定の値
の学習プロセス実行信号を生成するものであることを特
徴とする信号処理装置。 - 【請求項7】 神経細胞模倣素子により構成された階層
神経細胞回路網による信号処理装置において、入力層、
中間層及び出力層の各層ごとに設けられたカウンタ、学
習プロセス開始ステートを記憶するレジスタ及び上記カ
ウンタの値と上記レジスタの値を比較する比較器と、学
習プロセス移行前に各層の上記レジスタにその層の学習
プロセスを開始するステートを記憶させ、学習プロセス
実行時に各層に共通の学習プロセス実行信号を与える手
段とを有する学習プロセス実行手段を備え、各層のカウ
ンタはこの学習プロセス実行信号によりカウント動作す
るものであり、各層の比較器はその層のカウンタの値が
レジスタの値以上の時に各層に学習プロセスを実行させ
る学習プロセス実行信号を生成するものであることを特
徴とする信号処理装置。 - 【請求項8】 神経細胞模倣素子により構成された階層
神経細胞回路網による信号処理装置において、請求項4
あるいは請求項5のフォワードプロセス実行手段と、こ
れのフォワードプロセスから独立して学習プロセスを実
行できる請求項6あるいは請求項7の学習プロセス実行
手段とを備えることを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項9】 神経細胞模倣素子により構成された階層
神経細胞回路網による信号処理装置において、入力層、
中間層及び出力層の各層ごとに、フォワードプロセス及
び学習プロセスを制御するために設けられたプロセスカ
ウンタと、フォワードプロセス開始ステートを記憶する
フォワードプロセス用レジスタと、該レジスタの値とプ
ロセスカウンタの値とを比較するフォワードプロセス用
比較器と、学習プロセス開始ステートを記憶する学習プ
ロセス用レジスタと、このレジスタの値と上記プロセス
カウンタの値とを比較する学習プロセス用比較器とを備
えるとともに、プロセス移行前に、各層のフォワードプ
ロセス開始ステートを記憶するレジスタにその層のフォ
ワードプロセスを開始するステートを記憶させ、また、
各層の学習プロセス開始ステートを記憶するレジスタに
その層の学習プロセスを開始するステートを記憶させ、
プロセス実行時に各層に共通のプロセス実行信号を与え
る手段とを備え、上記各層のプロセスカウンタはこのプ
ロセス信号をカウントするものであり、上記フォワード
プロセス用比較器はプロセスカウンタの値がその層のフ
ォワードプロセス開始ステートを記憶するレジスタ値以
上の時にフォワードプロセスを開始するフォワードプロ
セス実行信号を生成するものであり、上記学習プロセス
用比較器はプロセスカウンタの値がその層の学習プロセ
ス開始ステートを記憶するレジスタ値以上の時に学習プ
ロセスを開始する学習プロセス実行信号を生成するもの
であることを特徴とする信号処理回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US08/099,719 US5485548A (en) | 1992-08-01 | 1993-07-29 | Signal processing apparatus using a hierarchical neural network |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25457191 | 1991-09-05 | ||
| JP3-254571 | 1991-09-05 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307624A true JPH05307624A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=17266898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4225034A Pending JPH05307624A (ja) | 1991-09-05 | 1992-08-01 | 信号処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05307624A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5630023A (en) * | 1993-10-14 | 1997-05-13 | Ricoh Company, Limited | Signal processor |
| JP2021026613A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 株式会社デンソーテン | 演算装置、演算方法およびプログラム |
| US11461617B2 (en) | 2017-11-17 | 2022-10-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Neural network device |
-
1992
- 1992-08-01 JP JP4225034A patent/JPH05307624A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5630023A (en) * | 1993-10-14 | 1997-05-13 | Ricoh Company, Limited | Signal processor |
| US11461617B2 (en) | 2017-11-17 | 2022-10-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Neural network device |
| JP2021026613A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 株式会社デンソーテン | 演算装置、演算方法およびプログラム |
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