JP2624018B2 - 液体燃料蒸発装置 - Google Patents

液体燃料蒸発装置

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JP2624018B2
JP2624018B2 JP3122148A JP12214891A JP2624018B2 JP 2624018 B2 JP2624018 B2 JP 2624018B2 JP 3122148 A JP3122148 A JP 3122148A JP 12214891 A JP12214891 A JP 12214891A JP 2624018 B2 JP2624018 B2 JP 2624018B2
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evaporation
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修司 亀山
清一郎 熊谷
浩作 城出
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、灯油等の液体燃料を、
加熱した空気により比較的低い温度で直接的に蒸発気化
させ、得られた混合気を燃焼器側へ送り出すようにした
液体燃料蒸発装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種液体燃料蒸発装置の従来例を図
6、図7に示す。図6は従来装置の一部断面正面図で、
図7は同一部断面側面図である。円筒状の蒸発容器1内
に蒸発室2が構成されており、液体燃料噴霧用のノズル
3が円筒状蒸発容器1の中心軸上を内部の蒸発室2へ臨
まされている。液体燃料はノズル3に送られ、蒸発室2
内へ微粒化状態で導入される。蒸発容器1には前記ノズ
ル3の噴射口と対向する端壁近くの円筒壁面に、接線方
向に1個の高温空気導入口7が設けられており、該導入
口7から導入された高温空気によって、蒸発室2内に噴
霧された液体燃料が比較的低い温度で直接的に気化され
る。得られた混合気は前記噴射口近くの円筒壁面に設け
られた送り出し口8から燃焼器9に送られ、燃焼に供さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の液
体燃料蒸発装置では、蒸発室2は円筒状の外筒と円盤状
の両端壁からなる蒸発容器1内に構成され、ノズル3は
何れか一方の端壁から前記外筒の中心軸上に臨み、高温
空気送り込み手段はノズル3位置とは対向する側にあっ
てその送り込みパイプを前記一個の高温空気導入口7に
対して接線方向に接続し、且つ蒸発室2から燃焼器9側
への混合気送り出しパイプも前記外筒に対して接線方向
に接続して構成しているので、導入された高温空気の流
れが蒸発容器内で偏心的な螺旋状となりやすく、そのた
めに、蒸発室2に噴霧された液体燃料は特定の方向に曲
げられ(噴霧コーンが偏心し)、蒸発室2外筒に衝突す
る。特に、噴霧された液体燃料の貫通度(運動量)が低
い場合は、この現象は顕著になる。そのため、実際の蒸
発は噴霧された液体燃料が蒸発室2外筒に衝突するまで
の空間でしか起こらず、蒸発室2が有効に使われないと
いう欠点があった。また噴霧が充分に広がらずに高温空
気と接触するので、噴霧粒子と高温空気との混合が充分
に行なわれない欠点があった。
【0004】そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解
消し、蒸発室内に噴霧された液体燃料が蒸発室内に十分
に入って行き、コンパクトな蒸発室内で効率よく且つ安
定して蒸発ができる液体燃料蒸発装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体燃料蒸発装置は、外箇11と両端壁
2、28からなる円筒型の蒸発容器10と、該蒸発容器
10の1側端壁12の中心軸線上から容器10内に微粒
化液体燃料を噴霧導入するノズル22と、該ノズル22
とは対向する他端壁28の近傍の外筒11の円周領域か
蒸発容器10内に高温空気を送り込む高温空気送り込
み手段を少なくとも有し、前記蒸発容器10内で、該容
器10の中心軸線方向に噴霧導入された微粒化液体燃料
同じく蒸発容器10内に導入されて前記微粒子液体燃
料と対向する方向に流れる前記高温空気により直接的に
接触させて蒸発気化させ、その混合気を蒸発容器10の
前記ノズル22に近い方の外筒11の円周領域に設けら
れた送り出し口14から燃焼器25側へ送り出すように
した液体燃料蒸発装置であって、前記高温空気送り込み
手段による蒸発容器10内への高温空気導入口15を、
前記蒸発容器10の前記ノズル22とは対向する他端壁
28近傍の外筒11の円周領域に、複数個、円周方向に
均等にして設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】ノズル22から蒸発容器10内に噴霧導入され
た微粒化液体燃料は、同じく蒸発容器10内に高温空気
導入口15から導入され且つ噴霧粒子とは対向する方向
から流れてくる高温空気によって、蒸発容器10内で直
接的に接触し気化され、蒸発容器10の送り出し口14
から燃焼器25に送り出される。そしてこの際、噴霧化
液体燃料は円筒型容器10の中心軸方向(長手方向)に
噴霧されること、及び対向する方向から流れてくる高温
空気によって噴霧が長く延びることなく、容器壁面に達
する前に蒸発気化される。よって蒸発容器10をコンパ
クトな小容積のものにすることができる。 燃焼器25へ
の送り出し口14は蒸発容器10の円周領域に設けられ
るので、360度のどの円周位置に設けてもよく、燃焼
器25や送り出し口14を自由度の大きいレイアウトで
設けることができ、全体としての装置をコンパクトで且
つレイアウト上の自由度が高い状態で構成することがで
きる。 特に、高温空気導入口15を複数個にしてこれを
蒸発容器10の外箇11の円周領域に円周方向に均等に
して設けたので、1ヵ所から高温空気を導入する場合に
比べて、高温空気流の分布が均一となり、噴霧を特定方
向等に曲げる力が働かない。よってノズル22から噴霧
された液体燃料粒子は容器10内に深く侵入し易くな
り、広い範囲で且つ適当な接触時間をもって高温空気と
接触することができる。その結果、効率よく且つ安定し
て蒸発を行うことができる。また空間利用率がよいので
蒸発室10を小さくすることができ、装置をコンパクト
にできる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る装置の一部
断面正面図、図2は同一部断面側面図である。
【0008】蒸発容器10は円筒状の外筒11と円盤状
の端壁12、28とからなり、内部に蒸発室13を構成
している。そして前記蒸発容器10の一方の端壁12に
は中心軸上にノズル22を容器10内へ臨ましてなるノ
ズル構造体23が取り付けられている。また蒸発容器1
0の外筒11には、ノズル構造体23に近い方に蒸発気
化された液体燃料を燃焼器25に送り出す送り出し口1
4が設けられている。一方、ノズル構造体23から遠い
方の外筒10の円周領域には一定の幅をもって高温空気
室20が設けられている。そして高温空気室20の内周
壁17に複数の高温空気導入口15が円周方向に均等に
設けられている。また前記高温空気室20の外周壁18
には高温空気生成装置である空気加熱手段27からのパ
イプ26が接続されている。空気加熱手段27、パイプ
26、高温空気室20、高温空気導入口15で高温空気
送り込み手段を構成する。
【0009】本実施例では、前記高温空気室20から蒸
発室13への複数の高温空気導入口15を、蒸発室13
に対して接線方向に空気が導入されるように設けてい
る。本実施例では蒸発容器外筒11の円周領域に設けた
高温空気室20の複数個の高温空気導入口15から均等
に高温空気が導入されるので、1ヵ所から高温空気を導
入する場合に比べて、高温空気流の分布が均一となり、
噴霧を特定方向等に曲げる力が働かない。よってノズル
22から噴霧された液体燃料粒子は容器10内に深く侵
入し易くなり、広い範囲で且つ適当な接触時間をもって
高温空気と接触することができる。また本実施例では、
高温空気導入口15から接線方向に高温空気が導入され
ることで、蒸発室13の内壁面に沿った高温空気の流れ
が生じさせることができ、その結果、噴霧燃料が噴霧後
すぐに内壁面に接触するのが防止でき、特に運転初期等
において蒸発燃料が未だ低温の壁面に接触して再液化す
るといったことが防止される。
【0010】図3は本発明の第2実施例に係る装置の一
部断面正面図である。第2実施例の場合は、高温空気室
20の内壁17に複数個、均等に設けられる高温空気導
入口15を、蒸発室13に対して接線方向(第1実施例
の場合)よりも小さい角度a、例えば半径方向に対して
45度にして設けている。他の点は第1実施例と同様の
構成である。
【0011】第1実施例の場合には、蒸発室13に対し
て接線方向に高温空気導入口15を設けたため、導入さ
れた高温空気が蒸発室13内壁面に沿った旋回空気流と
なり、このため高温空気の壁面への放熱が大きい欠点、
及び高温空気と噴霧燃料との混合が遅く、蒸発に長時間
かかる問題があった。本第2実施例では高温空気による
旋回空気流が蒸発室13内壁面から離れて形成される
(旋回空気流の半径が小さくなる)ため壁面への放熱が
少なく、省エネである。また高温空気と噴霧燃料との混
合が第1実施例の場合に比べて早くなり、一層蒸発効率
がよくなる。勿論、高温空気導入室15を容器外筒11
の円周領域に複数個、均等に設けた点による作用効果は
上記第1の実施例の場合と同様である。
【0012】図4は本発明の第3実施例に係る装置の一
部断面正面図である。第3実施例の場合は、高温空気室
20の内壁17に複数個、均等に設けられる高温空気導
入口15を、蒸発室13に対して半径方向に設けてい
る。他の点は第1、第2の実施例の場合と同様である。
本第3実施例の場合は、高温空気が周囲から蒸発室13
内にその中心に向けて吹き込まれる。従って壁面に沿っ
た旋回流は構成されず、噴霧されてきた液体燃料に対し
て側方から吹き込まれた高温空気が直接的に接触し、効
率よく蒸発がなされる。また噴霧された液体燃料の侵入
に対する抵抗も少なく、噴霧貫通力の小さい噴霧器を用
いても、良好な接触蒸発ができる。
【0013】図5は本発明の上記各実施例における変形
例を示す一部断面側面図である。この変形例は、ノズル
22を高温空気導入口15がある側の端壁28に設けて
いる。即ち、上記1〜3の実施例において、ノズル22
に対する高温空気導入口15と高温空気の送り出し口1
4の位置関係を逆にしてもよい。その他、送り出し口1
4はノズル22側とは反対側の端壁の中心軸上に設けて
もよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の構成,作用よりなり、請
求項1に記載の液体燃料蒸発装置によれば、噴霧導入さ
れた微粒化液体燃料と同じく導入された高温空気とを円
筒型の蒸発容器10の中で、中心軸線に沿った長手方向
において全体として対向する流れとして互いに直接的に
接触させることができるので、接触効率が良く、液体燃
料が蒸発容器10の壁面に当接する前に、容易に効率よ
く気化を行うことができる。よって蒸発容器10もコン
パクトなものとすることができる。 また燃焼器25への
送り出し口14を蒸発容器10の円周領域に設けるの
で、360度のどの円周位置に設けてもよく、燃焼器2
5や送り出し口14を自由度の大きいレイアウトで設け
ることができ、全体としての装置をコンパクトで且つレ
イアウト上の自由度が高い状態で構成することができ
る。 特に、高温空気導入口15を複数個にしてこれを蒸
発容器10の外筒11の円周領域に円周方向に均等にし
て設けたので、1ヵ所から高温空気を導入する場合に比
べて、高温空気流の分布を均一とすることができ、噴霧
を特定方向等に曲げる力が働かないようにすることがで
きる。よってノズルから噴霧された液体燃料粒子は容器
内に深く侵入し易くなり、広い範囲で且つ適当な接触時
間をもって高温空気と接触することができる。その結
果、効率よく且つ安定して蒸発を行うことができる。ま
た空間利用率がよいので蒸発室を小さくすることがで
き、装置をコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る装置の一部断面正面
図である。
【図2】同第1実施例に係る装置の一部断面側面図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例に係る装置の一部断面正面
図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る装置の一部断面正面
図である。
【図5】本発明の上記各実施例における変形例を示す一
部断面側面図である。
【図6】従来装置の一部断面正面図である。
【図7】従来装置の一部断面側面図である。
【符号の説明】
10 蒸発容器 11 外筒 12、28 端壁 13 蒸発室 14 混合気の送り出し口 15 高温空気導入口 20 高温空気室 22 ノズル 25 燃焼器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−80058(JP,A) 特開 昭61−252414(JP,A) 特開 平2−298704(JP,A) 特開 昭48−7325(JP,A) 実開 昭57−183419(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒11と両端壁12、28からなる円
    筒型の蒸発容器10と、該蒸発容器10の1側端壁12
    の中心軸線上から容器10内に微粒化液体燃料を噴霧
    するノズル22と、該ノズル22とは対向する他端壁
    28の近傍の外筒11の円周領域から蒸発容器10内に
    高温空気を送り込む高温空気送り込み手段を少なくとも
    有し、前記蒸発容器10内で、該容器10の中心軸線方
    向に噴霧導入された微粒化液体燃料を同じく蒸発容器1
    0内に導入されて前記微粒子液体燃料と対向する方向に
    流れる前記高温空気により直接的に接触させて蒸発気化
    させ、その混合気を蒸発容器10の前記ノズル22に近
    い方の外筒11の円周領域に設けられた送り出し口14
    から燃焼器25側へ送り出すようにした液体燃料蒸発装
    置であって、前記高温空気送り込み手段による蒸発容器
    10内への高温空気導入口15を、前記蒸発容器10の
    前記ノズル22とは対向する他端壁28近傍の外筒11
    の円周領域に、複数個、円周方向に均等にして設けた
    とを特徴とする液体燃料蒸発装置。
JP3122148A 1991-04-23 1991-04-23 液体燃料蒸発装置 Expired - Lifetime JP2624018B2 (ja)

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JPH04324009A JPH04324009A (ja) 1992-11-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5672167A (en) * 1979-11-19 1981-06-16 Hitachi Ltd Heat resisting alloy
JPS61252414A (ja) * 1985-05-02 1986-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 石油燃焼機
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JPH02298704A (ja) * 1989-05-11 1990-12-11 Hitachi Home Tec Ltd 気化ブンゼンバーナ

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JPH04324009A (ja) 1992-11-13

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