JP2628331B2 - 亜鉛−クロム電気めっき方法 - Google Patents

亜鉛−クロム電気めっき方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車、家電、建材等に使用される耐食性の
優れたZn−Cr電気めっき鋼板の製造方法に関し、特に工
業的に安定に連続生産するためのめっき液の金属イオン
濃度の維持管理方法あるいは補給方法に関する。
(従来の技術) ZnないしZn系合金めっき中にCrを含有せしめたZn−Cr
系電気めっき法としては、例えば特公昭61−36078号、
特公昭58−56039号、特開昭61−270398号等の公報が公
知であるが、これらはCrの共析率が0.005〜5%までの
極めて微量である。従ってめっき液中のCr3+イオンの補
給に関しては、特に開示はないが、硫酸クロムあるいは
塩化クロム等の薬品を投入する公知の方法で対処するこ
とも不可能ではない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、耐食性を画期的に向上させるために、
Cr含有量の更に高いZn−Cr系電気めっき鋼板の製造法を
検討し、その目途を得た。しかしながら工業的に長期に
わたって安定して製造するためには、めっきで消費され
るZn2+イオンとCr3+イオンを補給し、めっき浴中の該イ
オンを所定濃度に維持できる技術が必要である。
Cr3+イオンは、硫酸クロムや塩化クロムのごとき塩類
で添加すると、めっき浴内にSO4 2-イオン、Cl-イオン等
の陰イオンの濃度が増大し、めっきに支障が出る。これ
をCr2O3等の酸化物あるいは金属Crとしてめっき液に添
加することはできない。何故ならば例えばpH=1以下の
酸性浴であってもこれらは溶解しないからである。
Cr(OH)3等の水酸化物あるいはCr2(CO32等の炭酸
塩としてめっき浴に添加することも考えられるが、酸性
浴に一部溶解するのみで不溶解残渣が出る。これは空気
中で不安定であって酸化物に変換し易いためである。た
とえば酸化物生成を抑止し得たとしても、原料コストが
不当に高くなるので現実的ではない。
金属Crを陽極に使用して電気的に溶解する方法は可能
であるが、陰極でめっきに消費されるCr量に対して過剰
のCrがめっき浴中に溶解するのでCr3+イオンは濃度を一
定に維持することはできない。
このように従来Crめっきにおいて工業的に応用できる
効率的なCr源のめっき浴への補給方法はなかった。
本発明はかかる問題点を有利に解決するためになされ
たものである。
(課題を解決するための手段) 即ち本発明は、金属Znと6価Crを含有する水溶液をZn
2+イオンとCr3+イオンを主体とする酸性めっき浴に接触
反応せしめ、Zn2+イオンとCr3+イオンとを該酸性めっき
浴へ供給しながらめっきすることを特徴とする亜鉛−ク
ロム電気めっき方法であり、また不溶解性陽極としてPb
系電極を使用し、SrあるいはBaの炭酸塩を系内に供給
し、かつCr源の一部を硫酸クロムで補給することを付加
し、また粒径10〜0.1mmの粒状の金属Znを充填した溶解
槽にめっき液と6価Crを含有する水溶液を圧入し、液流
に伴なって金属Znが流動することを抑制しつつ溶解さ
せ、循環使用し、また6価Crを含有する水溶液がクロム
酸および/またはクロム酸クロムとしたものである。
(作用) 金属Znは、酸性めっき浴中でH2ガスを発生しながら溶
解する。しかるにこの系に6価Cr,例えばクロム酸水溶
液等を添加すると、6価Crは金属Znの溶解を促進し、自
身はCr3+イオンに変換する。金属Znと6価Crとを十分接
触させると、未反応6価Crはほとんど残らずにCr3+イオ
ンが生成する。
金属Znは、H+イオンによる溶解と6価Crによる溶解と
の競争反応によって溶解するので、特にCr含有量の高い
Zn−Cr電気めっきを行う場合には、後者の反応の寄与率
を高めることが肝要となる。後者の反応速度は、6価Cr
イオンの金属Zn表面への拡散によって支配される。従っ
て金属Znと6価Crとの接触効率の高い溶解槽を適用する
ことが好ましい。
溶解槽としては、金属Znを投入するホッパーをもち、
槽内に金属Znが充填され、めっき液および6価Cr水溶液
が流入してその液流によって金属Znとの接触をはかり、
反応後槽から流出する循環系路を有するものが連続的な
イオン補給ができるので好ましい。バッチ形式の溶解槽
も適用可能であるが、この場合接触効率を高めるため
に、振とう,撹拌,あるいは気体吹込み等の装置を付設
することが好ましい。連続型溶解槽としては、流動槽,
充填槽,タワーミル等が適用できる。
特に、溶解能力が高く接触効率の高い溶解方法は、金
属Znを充填しめっき液および6価Cr水溶液を流入通過せ
しめるに際し、金属Znが液流に伴なって移動したり、ま
た付着H2気泡によって浮上したりしないように、金属Zn
を固定できるように、充填床の上、下部に多孔板を配設
した形式が好ましい。かくすることにより相対流速が確
保でき、接触効率を高めることができる。
液流速としては、溶解槽内空塔速度0.5cm/sec以上と
なることが好ましい。より好ましくは金属Znが液流に伴
なって移動しない充填槽で、相対速度5cm/sec以上とな
ることが良い。
金属Znの形態としては、板状,粒状,粉状のものが使
用できるが、相対流速を確保することと、表面積を大き
くすることを兼ね合わせるために、径10mm〜0.1mmの粒
状が最適である。径が10mmを超えると表面積が小さくな
り、単位容積当りの溶解能力が減少し好ましくない。径
0.1mm未満では相対流速を槽全容にわたって確保するこ
とが困難になる。
本発明を適用するめっき液としては、例えばZn2+イオ
ン10〜150g/l,Cr3+イオン10〜150g/l,pHは3〜0.5の酸
性浴があり、陰イオンとしては、硫酸浴,塩化浴いづれ
も適用可能であり、他に無関係陽イオンとして、Na+,K
+,NH4 +,Mg2+等を含有しても影響なく、H3BO3等の緩衝
剤、あるいはポリエチレングリコール等のポリオキシア
ルキレン誘導体やSiO2等のコロイド微粒子等の特殊添加
剤を含有していても本質的な影響はない。Fe,Ni,Co,Mn,
Cu,Sn,Cd,Pb,Mo等の金属イオンは不可避的に微量はめっ
き液に混入するものであるが、少量であれば本発明の方
法は適用できる。
6価Crイオンは、10g/l未満であれば、Zn−Crめっき
に実質的な影響はなく許容できる。溶解槽に通入させる
めっき液の温度は、常温〜80℃で適用でき、30〜70℃の
めっき温度と同範囲で操業することがより好ましい。
補給する6価Cr液は、めっき液のイオンバランス上他
の陽イオンや陰イオンを含有しないことが好ましく、ク
ロム酸,重クロム酸および/あるいはクロム酸クロムが
適用できる。クロム酸クロムは無水クロム酸にアルコー
ル類,ギ酸等の有機酸類あるいはでんぷん等の有機物を
還元剤として反応させ、6価Crの一部をCr3+に還元した
ものである。このようにして他イオンを含まず、また未
反応有機物も痕跡程度にしたものが得られる。場合によ
っては、クロム酸ナトリウム等の塩類も、Na+イオンの
バランスを変化させない範囲においては適用可能であ
る。
次にめっきセルの不溶解性陽極との関連について述べ
る。
不溶解性陽極は長期連続的にめっきを行っても損耗し
ないので、陽極の形状が保持され、また被めっき体であ
る鋼帯等との極間距離が一定に保持できるので、長期連
続的に一定のめっき条件で操業できる。また極間距離を
短縮できるので、液抵抗による電圧損失を極力少なくす
ることができ、更に可溶性陽極のごとく頻繁な陽極取り
替えを要しないで、生産稼動率を向上させ得る等、その
経済的利点は大きい。
しかしながら不溶解性陽極を使用する場合、電流は水
の電気分解によるO2ガス発生、あるいはめっき液成分の
電解酸化反応を介して伝達される。Zn2+−Cr3+めっき浴
の場合にはCr3+イオンが酸化され、6価Crが生成する。
従って、6価Crが系内に蓄積されるので、これを還元す
ることが必要である。
本発明は金属Znを系内に供給することによって、不溶
解性陽極から発生する6価Crも還元し、めっき浴中の6
価Cr濃度を低位に維持することも狙ったものである。か
くすることによりZn−Crめっきに不溶解性陽極が適用可
能となり、前記の利点を享受できるのである。
この場合全めっきセルに不溶解性陽極を使用すること
がより好ましいが、場合によっては一部のセルにCr電極
等の可溶性電極を適用することもできる。金属Zn溶解時
の6価Cr還元に対する寄与率と、不溶解性陽極でのCr3+
酸化に対する電流分担率を勘案して、Crの酸化還元バラ
ンスをとれるように陽極を選定すればよい。
不溶解性陽極としては、PbにSn,Ag,In,Te,Tl,Sr,As,S
b,Caを合金させたPb合金系電極、あるいはPbO2電極等の
Pb系電極、PtあるいはPtにIr,Pd,Ru,Rh等を合金化させ
たPt系電極、Rh,Ruの酸化物電極等の貴金属系電極、Ta
とRu,Rh,Pd,Ir,Pt,Ni等からなる非晶質合金系電極等が
適用可能である。
このうちPb系電極は経済的に最も有利であり、硫酸塩
系のめっき浴に専ら使用されるが、めっき浴中に微量の
Pbが溶解する。Zn−Crめっきにおいては、浴中Pb濃度が
3ppmを超えると、めっき密着性が劣化する傾向が現われ
るので好ましくない。そこでSrおよび/あるいはBaの炭
酸塩を浴中に投入し、硫酸塩として沈澱する時にPbを共
沈する作用を利用してPbを除去できる。Zn−Crめっきに
おいて、Srおよび/あるいはBa炭酸塩の作用は、Pb除去
以外に硫酸イオン除去として有効に利用できるのであ
る。即ち、めっきによってZn2+イオン,Cr3+イオンが消
費されると、その対イオンとしての硫酸イオンが蓄積
し、長期連続めっきに支障をきたす。この過剰硫酸イオ
ンに相当する金属イオンを、金属Znと6価クロムで補給
する訳であるが、Srおよび/あるいはBaの硫酸塩として
沈澱し、硫酸イオンが系外に除去されることにより、Cr
源をCr2(SO43あるいはCr(OH)(SO4)等の硫酸塩と
して一部補給することが可能となり、金属Zn溶解時の6
価Cr還元に関わる負荷を軽減することが可能になる。
次に本発明のめっきプロセス態様例を、第1図によっ
て説明する。
1は不溶解性陽極を使用するめっきセル、2は不溶解
性陽極、3は被めっき対象である鋼帯であって、めっき
セル1は複数個ある。
4は可溶性陽極を使用するめっきセル、5は可溶性陽
極であり、該めっきセル4は0個ないし複数個ある。
循環タンク6からめっき液をめっきセル1あるいは1
と4に送り、電流を流してめっきをし、めっき液を循環
タンク6に戻し、再び循環させる。一方溶解槽7に金属
Znをホッパー8から投入充填し、循環タンク6からめっ
き液を供給するとともに、貯槽9から6価Crをめっき液
に供給混合して溶解槽7に通す。ここで6価Crは金属Zn
に接触してCr3+イオンに変換し、同時にZnは溶解してZn
2+イオンになる。溶解槽7を通過し、イオン補給された
めっき液は、沈静槽10に導かれる。更にホッパー11から
Srおよび/あるいはBa炭酸塩粉末が沈静槽10に投入さ
れ、硫酸塩となって沈澱する。沈澱はフィルター12によ
って系外に除去される。沈静槽10からめっき液は循環タ
ンク6に戻り、循環使用される。循環タンク6内のめっ
き液は、めっきセル1系統での金属イオン消費に相当す
る量を溶解槽7系統から補給され、所定濃度に維持させ
る。
第2図には、めっき液と6価Crを圧入し液流に伴って
金属Znが流動することを抑制した溶解槽の態様例を示
す。
金属Zn粒13をホッパー8から投入し、溶解槽7内へ充
填する。金属Zn粒13は多孔板14と加圧板15とで挟まれ、
液流で流動しないようになっている。めっき液は供給管
16から加圧導入され、槽7内で金属Zn粒13と反応し、排
出口17から排出して第1図に示す沈静槽10へ導く。加圧
板15は金属Zn粒投入時には、駆動装置18の作動によりガ
イドバー19、ロット20を介して上部に引きあげられ、投
入後下降し、金属Zn粒13頂部に接触し、モータ21により
回転し、ならした後加圧する。かくすることにより、金
属Zn粒13の充填高さを均一化して加圧することができ
る。
以上述べたように、本発明を適用することによりめっ
き温度30〜70℃,電流密度50A/dm2以上,相対流速30〜2
00m/分の条件で、Cr含有量5〜40%に及ぶ高耐食性Zn−
Crめっき鋼板が安定に長期連続して製造することができ
る。
(実施例1) Zn2+=107g/l,Cr3+=40g/l,Na+=14g/l,ポリエチレン
グリコール(分子量:1500)=2g/lで、硫酸を陰イオン
とするpH=1.3の浴からPb−4%Sn電極を陽極として、
電流密度150A/dm2,流速60m/分,浴温50℃の条件で1万
クローン/lまでの連続めっきをおこなった。鋼板上のめ
っき層の組成はCr15%残部Znであった。1万クローン/l
負荷後のめっき浴中のCr6+は0.57g/lに増加していた。
次いでめっき浴1当り1.8gの金属Zn粉末と、Cr6+
して0.3gに相当するCrO3水溶液を添加して50℃で充分撹
拌し、溶解せしめた。溶解後のCr6+は0.1g/l以下であ
り、Zn2+およびCr3+イオン濃度はほゞ初期の濃度に回復
した。
液量を調整した後再び上記と同一条件で連続めっきを
1万クローン/lまで行い、上記と同一条件でイオン補給
操作を行い、このようなサイクルを繰返して60万クロー
ン/lまでの負荷をかけた。なおこの間ドラグアウト等に
よる添加成分の若干の変動の補正は試薬で行なった。
60万クローン/lまでのめっき層の組成は、ほぼCr15
%,残部Znと安定して推移し、めっき外観も良好で変化
はなかった。
イオン補給回復後のZn2+イオンおよびCr3+イオン濃度
は、ほぼ初期と同じであり、Cr6+イオンは0.1g/l以下で
あって、濃度増大の傾向は認められなかった。
(実施例2) Zn2+=84g/l,Cr3+=49g/l,Na+=14g/l,ポリエチレン
グリコール(分子量:1500)=2g/lで、硫酸を陰イオン
とするpH=1.2の浴からPt電極を陽極として、電流密度1
00A/dm2,流速60m/分,浴温50℃の条件で1万クローン/
lまでの連続めっきをおこなった。鋼板上のめっき層の
組成はCr15%,残部Znであった。1万クローン/l負荷後
のめっき浴中のCr6+濃度は0.1g/l以下であった。
次いでめっき浴1当り1.8gの金属Zn粉末と、Cr分と
して0.3gに相当するクロム酸クロム水溶液を添加して50
℃で充分撹拌し、溶解せしめた。クロム酸クロム水溶液
は無水クロム酸をでんぷんを用いて部分的に還元したも
のであり、全Cr中30%がCr3+で、残部Cr6+である。溶解
反応後のCr6+は0.1g/l以下であり、Zn2+およびCr3+イオ
ン濃度はほゞ初期の濃度に回復した。
液量を調整した後再び上記と同一条件で連続めっきを
1万クローン/lまで行い、上記と同一条件でイオン補給
操作を行い、このようなサイクルを繰返して60万クロー
ン/lまでの負荷をかけた。なおこの間ドラグアウト等に
よる添加成分の若干の変動の補正は試薬で行った。
60万クローン/lまでのめっき層の組成は、ほぼCr15
%,残部Znと安定して推移し、めっき外観も良好で変化
はなかった。
イオン補給回復後のZn2+イオンおよびCr3+イオン濃度
は、ほぼ初期と同じであり、Cr6+イオンは0.1g/l以下で
あって、濃度増大の傾向は認められなかった。
(実施例3) Zn2+=84g/l,Cr3+=49g/l,Na+=14g/l,ポリエチレン
グリコール(分子量:1500)=2g/lで、硫酸を陰イオン
とするpH=1.2の浴からPb−1%Ag電極を陽極として、
電流密度150A/dm2,流速60m/分,浴温50℃の条件で1万
クローン/lまでの連続めっきをおこなった。鋼板上のめ
っき層の組成はCr15%,残部Znであった。1万クローン
/l負荷後のめっき浴中のCr6+は0.76g/lに増加してい
た。浴中Pb濃度は14ppmであった。
次いでめっき浴1当り1.8gの金属Zn粉末を添加し
て,50℃で充分撹拌して溶解せしめた。更にCr分として
0.3gに相当する硫酸クロム水溶液を添加し、次いでSrCO
3粉末を1当り1.6g投入して撹拌溶解した。浴調整後
のCr6+は0.1g/l以下であり、Pbは1ppm以下であった。Zn
2+およびCr3+イオン濃度はほゞ初期の濃度に回復した。
液量を調整して再び上記と同一条件で連続めっきを1
万クローン/lまで行い、上記と同一条件でイオン補給操
作を行い、このようなサイクルを繰返して60万クローン
/lまでの負荷をかけた。なおこの間ドラグアウト等によ
る添加成分の若干の変動の補正は試薬で行った。
60万クローン/lまでのめっき層の組成は、ほぼCr15
%,残部Znと安定して推移し、めっき外観も良好で変化
はなかった。イオン補給回復後のZn2+イオンおよびCr3+
イオン濃度は、ほぼ初期と同じであり、Cr6+は0.1g/l以
下であって、濃度増大の傾向は認められなかった。
(実施例4) 第2図に示す塔径500mmの充填槽に、粒径2mmの金属Zn
粒330kgを高さ約300mmに充填した。
補給用のクロム酸とめっき液を上流で予め混合し、ポ
ンプ圧7kg/cm2,流速3m2/分で充填槽に供給した。こ
の場合空塔速度は25cm/秒に相当する。供給液の組成
は、Zn2+=80g/l,Cr3+=40g/l,Na+=14g/l,クロム酸はC
r6+として0.2g/l,ポリエチレングリコール(分子量150
0)=1.5g/lで硫酸を陰イオンとし、pH=1.0である。
1時間の連続運転で、金属Znの溶解量は36kg,出口の
クロム酸濃度はCr6+として0.1g/l以下であった。溶解し
たZnの約90%が6価Crの還元に寄与したことになる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明による電気めっき方法によ
り、耐食性の優れたCr含有量の高いZn−Cr電気めっき鋼
板を、安定な品質で長時間連続して製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のめっきプロセスの一例を示すブロック
図、第2図は溶解槽の一例を示す側断面図である。 1,4…めっきセル、2…不溶解性陽極、3…鋼帯、5…
可溶性陽極、6…循環タンク、7…溶解槽、8,11…ホッ
パー,9…貯槽、10…沈静槽、12…フィルター、13…金属
Zn粒、14…多孔板、15…加圧板、17…排出口、18…加圧
板の駆動装置。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属Znと6価Crを含有する水溶液をZn2+
    オンとCr3+イオンを主体とする酸性めっき浴に接触反応
    せしめ、Zn2+イオンとCr3+イオンとを該酸性めっき浴へ
    供給しながらめっきすることを特徴とする亜鉛−クロム
    電気めっき方法。
  2. 【請求項2】不溶解性陽極としてPb系電極を使用し、Sr
    あるいはBaの炭酸塩を系内に供給し、かつCr源の一部を
    硫酸クロムで補給することを付加した請求項(1)記載
    の亜鉛−クロム電気めっき方法。
  3. 【請求項3】粒径10〜0.1mmの粒状の金属Znを充填した
    溶解槽にめっき液と6価Crを含有する水溶液を圧入し、
    液流に伴って金属Znが流動することを抑制しつつ溶解さ
    せ、循環使用する請求項(1)記載の亜鉛−クロム電気
    めっき方法。
  4. 【請求項4】6価Crを含有する水溶液がクロム酸および
    /またはクロム酸クロムである請求項(1)記載の亜鉛
    −クロム電気めっき方法。
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