JP2670710B2 - 豆類処理方法および豆類処理装置 - Google Patents

豆類処理方法および豆類処理装置

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JP2670710B2
JP2670710B2 JP2058760A JP5876090A JP2670710B2 JP 2670710 B2 JP2670710 B2 JP 2670710B2 JP 2058760 A JP2058760 A JP 2058760A JP 5876090 A JP5876090 A JP 5876090A JP 2670710 B2 JP2670710 B2 JP 2670710B2
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謙蔵 川島
正行 鶴見
栄四郎 高橋
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株式会社タイガーカワシマ
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、原料の豆類を選別、研磨する豆類処理方法
および豆類処理装置に関する。
「従来の技術」 従来、豆類の処理は、収穫された豆類を乾燥し、次に
水洗いしながら相互に擦れ合わさせることにより研磨
し、再び乾燥してから選別して仕上げるのが一般的であ
った。
また、従来の豆類研磨機としては、特開昭64−75044
号公報に開示されているように、豆類の研磨材として籾
殻および米糠を用い、これを豆類と混合撹拌して研磨
し、その後、風選により研磨を終了した豆類を分離する
技術があった。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の技術では、水洗する
ものでは湿った豆類の水分を除くための乾燥を要するの
で装置として大がかりになり余分な工程を要するので合
理的でなくコストの高いものになるばかりでなく、豆類
を一旦水に漬けるので食味が落ちるおそれがあるという
問題点があった。
また、前記公開公報に開示されたものでは、良好で安
定した研磨結果を得るための籾殻および米糠の調製が煩
雑であり、また、籾殻および米糠の混合と分離とを繰り
返す必要があるので、手間がかかり一貫した連続処理工
程にしにくく能率の悪い研磨作業になるという問題点が
あった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着
目してなされたもので、豆類の食味を落とすおそれがな
く、しかも必要な処理を合理的に組合わせて一貫性のあ
る処理を行なうことができるようにした豆類処理方法お
よび豆類処理装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするとこ
ろは、 1 原料の豆類を連続的に送りながら研磨に適さないき
ょう雑物等を取り除く粗選機と、 縦長の外殻体内に、研磨材を内装した複数の研磨段を
重畳し一体に構成した研磨筒を縦長の外殻体内に回転自
在に立設し、該研磨筒に挿通して同心に相対回転可能に
揚粒螺旋体を立設し、該研磨筒および揚粒螺旋体を駆動
モータにより回転駆動し、前記粗選機から吐出される未
研磨の豆類を受け、前記研磨筒の下端部から揚粒し研磨
した豆類を上端部から吐出する豆類研磨機と、 前記豆類研磨機から吐出される研磨済みの豆類を受
け、該研磨済みの豆類を成熟粒と細粒等とに分ける選別
機と、 前記選別機の前または後に設けられ、研磨した豆類の
水分を調整する乾燥機とを組み合わせて成る豆類処理装
置。
2 原料の豆類から研磨に適さないきょう雑物等を取り
除く粗選工程と、 縦長の外殻体内に、研磨材を内装した複数の研磨段を
重畳し一体に構成した研磨筒を縦長の外殻体内に回転自
在に立設し、該研磨筒に挿通して同心に相対回転可能に
揚粒螺旋体を立設し、前記粗選機から供給される未研磨
の選豆を受けて前記研磨筒の下端部から揚粒して上端部
から研磨した豆類を吐出する豆類研磨機による研磨工程
と、 前記研磨工程を終了して研磨済みの豆類を成熟粒と細
粒等とに分ける選別工程と、 前記選別工程の前または後に行なわれ、研磨した豆類
の水分を調整する乾燥工程とを具備して成る豆類処理方
法。
3 研磨工程は、豆類研磨機の研磨段の初段には固く粗
い目の研磨材を配して豆類の表面を強くこすって表面の
突出部を取り去り、終段に行くに従い柔軟または細かい
面の研磨材を配して決め細かい表面に仕上げることを特
徴とする請求項2記載の豆類処理方法。
4 研磨工程は、豆類研磨機の研磨段の初段から終段に
いたるまで、いずれも柔軟または細かい目の研磨材を配
して良好な状態または再処理される豆類を決め細かい表
面に仕上げることを特徴とする請求項2記載の豆類処理
方法。
5 原料の豆類を連続的に送りながら研磨に適さないき
ょう雑物等を取り除く粗選機と、 縦長の外殻体内に、研磨材を内装した複数の研磨段を
重畳し一体に構成した研磨筒を縦長の外殻体内に回転自
在に立設し、該研磨筒に挿通して同心に相対回転可能に
揚粒螺旋体を立設し、該研磨筒および揚粒螺旋体を駆動
モータにより回転駆動し、前記粗選機から吐出される未
研磨の豆類を受け、前記研磨筒の下端部から揚粒し研磨
した豆類を上端部から吐出する豆類研磨機とを備えた豆
類処理装置であって、 前記駆動モータの駆動周波数を可変ならしめる周波数
制御手段と、周波数制御手段による駆動周波数を設定す
る制御部とを豆類研磨機に備え、該豆類研磨機の駆動モ
ータの回転数に応じて粗選機の処理量を調節する流量制
御手段を設けたことを特徴とする豆類処理装置に関す
る。
「作用」 原料の豆類は、先ず粗選工程で粗選機により研磨に適
さないきょう雑物あるいは破砕粒等が取り除かれ、粗選
された豆類は連続的に吐出される。
粗選工程の粗選機から吐出された豆類は、次の研磨工
程の豆類研磨機の供給ホッパに供給される。
供給ホッパの豆類は供給部から縦長の外殻体内の研磨
筒の下部に供給され、駆動モータにより回転駆動されて
いる揚粒螺旋体で揚粒され、豆類は同じく駆動モータに
より相対方向に回転駆動されている研磨筒と揚粒螺旋体
との間隙を撹拌されながら上昇し、研磨材の摩擦を受け
て研磨され、通過した豆類は研磨筒の上端の放出口から
排出される。
豆類は揚粒しながら最初は下部の研磨段の研磨材によ
りこすられ、次第に上昇して上部の研磨段の研磨材によ
りこすられる。各研磨段の研磨材は処理する豆類の状態
により適宜に設定されており、原料の豆類の状態が悪い
ときは、下部の研磨段の研磨材は固くまたは粗いものに
設定され、上部の研磨段に行くに従い柔軟または細かい
ものになっている。
豆類は初めは粗い研磨材により表面が強くこすられ、
仕上がってきたときは上部の研磨段の柔軟または細かい
研磨材によって決め細かい表面に仕上げられる。
原料の豆類の状態が良好であったり、再処理等であっ
た場合は、各研磨段の研磨材はいずれも柔軟または細か
いものに設定されており、豆類は初めから柔軟または細
かい研磨材によってきめ細かい表面に仕上げられる。
豆類研磨機の後の選別工程と乾燥工程とはいずれが先
であってもよいが、選別工程では、豆類研磨機から吐出
される研磨済みの豆類を選別機が直接受けるか、乾燥機
を経たものを受け、研磨済みの豆類を成熟粒と細粒等と
に分ける。
乾燥工程では、豆類研磨機から吐出される研磨済みの
豆類を乾燥機が直接受けるか、選別機を経たものを受
け、研磨した豆類から水分を蒸発させて程よい含水率に
水分を調整され、最終的に包装される。
豆類の処理は研磨工程が要部をなしており、豆類研磨
機の処理量は駆動モータの回転数にかかっている。
豆類の研磨の仕上り状態は常時あるいは隔時的に監視
され、研磨不足の場合は、制御部により周波数制御手段
を操作し、駆動モータの駆動周波数を高くして駆動モー
タを速度を上げる。駆動モータを速度を上げてもまだ研
磨不足の場合は、研磨材を交換する。特に初段の研磨材
を粗くするのが効果的である。
また、研磨過剰気味の場合は、制御部により周波数制
御手段を操作し、駆動モータの駆動周波数を低くして駆
動モータの速度を下げる。それでも足りない場合は研磨
材を交換し、極限としては下段から上段まで柔らかく目
の細かい研磨材にする。
研磨材の駆動モータの速度が変わると流量が変化する
ので、原料の豆類の供給の過不足が生じないよう、流量
制御手段が駆動モータの回転数に応じて粗選機の処理量
を調節する。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
各図は本発明の一実施例を示している。
第1図に示すように、豆類処理装置は、粗選機1と、
豆類研磨機10と、選別機100と、乾燥機110とより成る。
粗選機1は、原料の豆類を連続的に送りながら研磨に
適さないきょう雑物や破砕粒,未熟粒等を取り除くもの
であり、傾斜した揺動箱2をリンク部材4a,4b,4cにより
ベース5に支持して成る。
リンク部材4bのベース5への枢支軸は動力で回転され
る偏心軸5aとなっており、揺動箱2の揺動面3には底の
ある多数のつぼ穴3a,3a…が設けられ、揺動箱2の上端
に良粒吐出口2aが配設され、下端にはきょう雑物排出口
2bが配設されている。
良粒吐出口2aは豆類研磨機10の供給ホッパ20に接続し
ており、揺動面3のきょう雑物排出口2b側の端に原料の
豆類を供給するコンベア6が設けられている。
第2図〜第5図に示すように、豆類研磨機10は、外殻
体11の筒部12内に、内部に研磨材を装着して成る円筒状
の研磨筒60と、円筒体73の外周に主螺旋羽根74および供
給螺旋羽根75を巻回し、前記研磨筒60の内部に同心に内
挿され、外周面に研磨材が装着され、研磨筒60とは相反
方向に回転する揚粒螺旋体70と、研磨筒60の基部に結合
して同時に回転する内筒50および、この内筒50の外周を
囲繞し、供給ホッパ20からの豆類を受ける外筒45を有す
る供給部40とを備えて成る。
筒部12の頭部には調整された穀類を受けて一時貯留す
る貯留タンク15が設けられており、基台部13にはキャス
タ14が配設されている。貯留タンク15には吐出口15aを
有している。
供給部40は第3図でわかるように、外筒45の内周の円
周方向に豆類を受ける外筒仕切板48が設けられている。
この外筒仕切板48は、内筒50に開設された取入口の下縁
部にほぼ一致するよう内筒50の外周に近接して囲繞して
いる。
供給部40の内筒50には、豆類を取り込む複数個の取入
口が設けられ、各取入口には回転方向に傾斜させた掻込
羽根54が配設されている。
取入口の下縁部は、前記のように外筒45の外筒仕切板
48にほぼ対応する位置にあり、供給ホッパ20の吐出口は
外筒仕切板48上に開口しており、豆類はこの外筒仕切板
48上に落下してから掻込羽根54により内筒50内に取り込
まれるようになっている。
内筒50は有低に成されており、底板57は第3図に示す
ように、インバータ制御される駆動モータ90の第1出力
軸91に結合されている。
第2図,第3図,第6図,第7図でわかるように、研
磨筒60は、下の第1研磨段筒61と上の第2研磨段筒65と
の複数段を重畳して一体に構成されている。
第1研磨段筒61は、胴筒62の下の下端部と上端部とに
下部環状部62aおよび上部環状部62bを有して成り、第2
研磨段筒65は、胴筒66の下端部と上端部とに下部環状部
66aおよび上端部の上部環状部66bを有して成る。
第1研磨段筒61の下部環状部62aには、供給部40の内
筒50の係合片55と係合する係合切欠61aが設けられてお
り、内筒50を介して第1研磨段筒61が回転駆動源に支持
されるようになっている。
第1研磨段筒61の上部環状部62bには第2研磨段筒65
の下部環状部66aに設けられた係合切欠65aに係合する係
合片65bが固設されている。
第2研磨段筒65の上部環状部66bには、筒部12の上部
仕切板17の上面に摺接する張出し部66cが設けられると
ともに放出口が開設されている。
第1研磨段筒61および第2研磨段筒65の内部には研磨
材63,67がそれぞれ装着されている。
第1研磨段筒61の内面に装着される研磨材63は、未仕
上り状態の豆類が当るものであるので、目の粗いサンド
ペーパーあるいは固い研磨布等が用いられる。第2研磨
段筒65の内面に装着される研磨材67は、豆類を仕上げる
ため、フェルト等の柔らかい表面をもつもの、あるいは
目の細かいサンドペーパー等が用いられる。
要するに下から上に行くに従い、粗から蜜、硬から軟
へと設定を変えてあり、ゴム等の弾性体やフェルトの
他、小突起,凹凸等により段階を設けてもよい。
第2研磨段筒65の上部には2条のリング突起69a,69b
が突設され、リング突起69a,69bの間の溝に嵌合するよ
うローラ18が配設されている。ローラ18は、上部仕切板
17の下部に枢支ブラケット19a,19bにより研磨筒60の上
端部近傍を回転支持するよう複数固装着されている。
第3図でわかるように、揚粒螺旋体70は、円筒体73
に、主螺旋羽根74と供給螺旋羽根75とを巻回して成って
いる。
揚粒螺旋体70は、供給部40の内筒50内に収嵌していて
供給螺旋羽根75を有しており供給部40内にある部分が供
給域をなし、研磨筒60内に収嵌する部分を研磨域をな
し、最上部が放出域をなしている。放出域には複数の放
出羽根76と上面を覆う端部材77を設けてある。
揚粒螺旋体70の底部は底板79で密閉され、この底板79
はインバータ制御される駆動モータ90の第2出力軸92に
結合され、供給部40の内筒45とは反対方向に駆動される
ようになっている。なお、第1と第2の第1出力軸91,9
2は同心に構成され、第2出力軸92は、第1出力軸91の
中心部を貫通して外部に突出している。
揚粒螺旋体70の研磨域の円筒体73,主螺旋羽根74の外
周面にも研磨筒60の研磨材63,67に対向するよう同様の
研磨材が装着されている。
貯留タンク15の基部から供給部40へ豆類を導く環流路
80が設けられており、貯留タンク15に接続する環流路80
の入り口側には流量調整部85が設けられている。
環流路80の下端の吐出口81は供給ホッパ20の吐出口と
同様に供給部40の外筒45の外筒仕切板48上に開口してお
り、環流路80の途中には手動シャッタ付きのサンプル取
出口82が設けられている。
流量調整部85は、拡開している環流路80の流入口83内
で開閉角度を変えて回転位置調節可能に基部87を枢着さ
れた調節弁86により構成されている。
第4図および第5図でわかるように、外殻体11の側壁
には、駆動モータ90をインバータ制御する制御部95が設
置されており、制御部95には、周波数指示針95a,周波数
設定ダイヤル95b,電源スイッチ95cを備えている。
制御部95には、駆動モータの駆動周波数を可変ならし
める周波数制御手段96が設けられている。
第1図に示すように、コンベア6には、豆類研磨機10
の駆動モータ90の回転数をあらわす周波数あるいはパル
ス信号を受けて送り速度を変え、粗選機1への原料の豆
類を供給量を変えることにより粗選機1の処理量を調節
する流量制御手段6aが設けられている。流量制御手段は
粗選機1自体の送り速度を変えるものであってもよい。
豆類研磨機10の貯留タンク15の吐出口15aは選別機100
の受入ホッパ101に接続している。
第1図および第8図に示すように、選別機100は、始
端ローラ102と終端ローラ103との間に掛け渡された巾広
で無端の送りベルト104を有している。始端ローラ102は
駆動源に連結される被駆動プーリ102aが軸端に固設され
ている。
第8図は平面図であって、図において左部のほうが右
部より高くなっていて送りベルト104の表面は傾斜して
いる。送りベルト104の低くなった側端縁を臨んで良粒
収集樋105が設けられ、良粒収集樋105は図において下方
に向け低くなるよう傾斜しており、低くなった末端に選
粒吐出口106が設けられている。
受入ホッパ101は図において左下の送りベルト104の高
位置の隅に開口し、終端ローラ103側の端部には不整粒
収集樋107が配設されている。不整粒収集樋107は第8図
において左方が低くなっており、末端に不整粒排出口10
7aが設けられている。
選別機100の良粒収集樋105は乾燥機110の受入口111に
接続している。
乾燥機110は、受入口111の下から外方まで延びる移送
コンベア112をケーシング110aに内装し、ケーシング110
aの内部の温度を上げて乾燥させるヒータ114が設けられ
ている。移送コンベア112の末端は包装箱A,A…の開口の
上に延びている。
次に作用を説明する。
原料の豆類は先ず粗選工程の粗選機1の揺動面3のき
ょう雑物排出口2b側の端にコンベア6により連続的に供
給される。
傾斜した揺動箱2は偏心軸5aの回転によりリンク部材
4bの基部が偏心回転し、リンク部材4a,4b,4cにより傾斜
した揺動箱2が振動する。
豆類のうち外形が一応の形状になっているものは揺動
箱2の揺動面3の底のあるつぼ穴3a,3a…に落ち、揺動
箱2の振動を受けて上方に跳ね飛ばされ、次々につぼ穴
を移動しながら上方に移動し、最後には揺動箱2の上端
に良粒吐出口2aに至って吐出される。
軽かったり形状の悪いきょう雑物や屑粒等は、つぼ穴
3a,3a…に入って振動を受けても跳ね飛ばされないかほ
とんど跳ね飛ばされず、つぼ穴からあふれたきょう雑物
等は傾斜に従って滑り落ち、下端のきょう雑物排出口2b
から排出される。
このように、粗選機1では原料の豆類を連続的に送り
ながら研磨に適さないきょう雑物や破砕粒,未熟粒等が
取り除かれる。
良粒吐出口2aから吐出された原料の豆類は豆類研磨機
10の供給ホッパ20から研磨工程の豆類研磨機10に連続的
に供給される。
粗選機1の処理量を変えるのはコンベア6の搬送量で
あり、コンベア6の流量制御手段6aは、豆類研磨機10の
駆動モータ90の回転数に対応する信号を受け、豆類研磨
機10が適切に処理できるだけの原料の豆類を搬送してい
る。
供給ホッパ20に未研磨の豆類を供給して豆類研磨機10
を始動すると、供給部40の外筒45は研磨筒60とともに回
転し、揚粒螺旋体70は反対方向に回転を始める。
研磨筒60は最上段である第2研磨段筒65の上部の外周
がローラ18により回転可能に保持され、最下段である第
1研磨段筒61の下部が供給部40の内筒50に嵌合して支持
され、内筒50が回転駆動されるのと一体に回転する。
供給部40の外筒45内に送入された豆類は、内筒50の掻
込羽根54により掻き込まれ、取入口から内部に取り込ま
れ、揚粒螺旋体70の供給螺旋羽根75によって揚粒され、
研磨域の主螺旋羽根74にまで揚粒される。
研磨域では、豆類は相対回転している研磨筒60と揚粒
螺旋体70との間隙を撹拌されながら主螺旋羽根74により
揚粒されて上昇し、第1研磨段筒61,第2研磨段筒65の
研磨材63,67および揚粒螺旋体70側の研磨材の摩擦を受
けて研磨され、通過した豆類は研磨筒の上端の放出口か
ら排出され、貯留タンク15に入る。
研磨の初期で、豆類の表面が荒れた未仕上り状態にあ
るとき、第1研磨段筒61の内面に装着された目の粗いサ
ンドペーパーあるいは固い研磨布である研磨材63は、豆
類の表面を強くこすって表面の突出部を取り去ったり丸
くする。
第1研磨段筒61を通過した豆類は第2研磨段筒65内に
入り、フェルト等の柔らかい表面を持ち、あるいは目の
細かいサンドペーパー等である研磨材67にこすられて磨
かれ仕上げられる。
原料の豆類の状態が良好であったり、再処理等であっ
た場合は、各研磨段の研磨材63,67はいずれも柔軟また
は細かいものに設定し、豆類は初めから柔軟または細か
い研磨材によってきめ細かい表面に仕上げられる。
豆類の研磨具合に対応し必要に応じて流量調整部85を
調節し、研磨筒60と揚粒螺旋体70との間を通過して研磨
された豆類の一部を環流路80を経て供給部に環流させ、
一旦は研磨された豆類は再び研磨筒60と揚粒螺旋体70と
の間を通過して再度研磨される。
環流量は調節弁86の開度により定まり、環流しなくて
も研磨状態が良好で有れば流入口83を全部閉じることも
できる。豆類の研磨状態は環流路80の途中に設けたサン
プル取出口82から豆類を取り出して知ることができる。
研磨筒60と揚粒螺旋体70との少なくとも一方を制御部
95で回転制御することができる。周波数設定ダイヤル95
bを操作すると周波数が変化し、周波数指示針95aを見な
がら適宜な駆動周波数にするとインバータ制御される駆
動モータ90の回転数が変わり、研磨状態が変化する。
制御部95によるインバータ制御により研磨状態を変え
たり、流量調整部85の操作により環流割り合いを変える
ことにより豆類の研磨具合が調節され、適切な研磨状態
を得ることができる。
さらに、研磨状態を変えるには、第1研磨段筒61の内
面に装着された研磨材63あるいは、第2研磨段筒65の研
磨材67の性状を変えることにより行なうことができる。
原料の豆類の状態が良好であったり、再処理等であっ
た場合は、各研磨段の研磨材63,67はいずれも柔軟また
は細かいものに設定し、豆類は初めから柔軟または細か
い研磨材によってきめ細かい表面に仕上げられる。
研磨が終了した豆類は豆類研磨機10の貯留タンク15の
吐出口15aから選別工程の選別機100の受入ホッパ101に
入る。
選別機100では、被駆動プーリ102aにより始端ローラ1
02が回転駆動され、巾広で無端の送りベルト104は始端
ローラ102から終端ローラ103に向かって連続的に移動す
る。
第7図において左部のほうが右部より高くなっている
ので、送りベルト104の表面に落ちた豆類は傾斜に従い
良粒収集樋105に向かって転がろうとする。このとき、
形状の丸い良粒はまっすぐに転がって良粒収集樋105に
落ちるが、形状の悪い粒やきょう雑物は転がらなかった
りそれたりする。
良粒収集樋105に落ちた良粒は末端の選粒吐出口106か
ら吐出され、不整粒等は終端ローラ103側の端部の不整
粒収集樋107に落ち、末端に不整粒排出口107aから外部
に排出される。
選別機100の良粒収集樋105から吐出された良粒の豆類
は乾燥工程の乾燥機110の受入口111に供給される。
受入口111に入った豆類は移送コンベア112の始端に落
ち、ケーシング110a内を移動する。豆類は移動しながら
ヒータ113の熱により乾燥され、移送コンベア112の末端
から出たとき程よい含有水分を有するようになって包装
箱A,A…の中に落ちる。
なお、上記実施例では、粗選工程と選別工程との選別
機を動作原理の異なるものとしたが、同じ動作原理のも
のにしてもよく、また、入れ替えてもよい。
「発明の効果」 本発明に係る豆類処理方法および豆類処理装置によれ
ば、豆類を水に付けることなく連続的に処理することが
できるようにしたから、合理的で無駄のない一貫性のあ
る処理を行ない処理コストを下げることができるととも
に、豆類の食味を落とすおそれのない豆類処理装置およ
び豆類処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 各図は本発明の一実施例を示しており、第1図は豆類処
理装置の構成概念図、第2図は内部を透視して示した豆
類研磨機の正面図、第3図は一部を断面で示した豆類研
磨機の正面図、第4図は豆類研磨機の側面図、第5図は
同じく平面図、第6図は研磨筒を分解して示した正面
図、第7図は研磨筒の縦断面図、第8図は選別機の平面
図である。 1……粗選機、2……揺動箱 2a……良粒吐出口、2b……きょう雑物排出口 3……揺動面、3a……つぼ穴 6……コンベア、6a……流量制御手段 10……豆類研磨機、11……外殻体 12……筒部、15……貯留タンク 15a……吐出口、17……上部仕切板 20……供給ホッパ、40……供給部 60……研磨筒、61……第1研磨段筒 65……第2研磨段筒、63,67……研磨材 70……揚粒螺旋体、75……供給螺旋羽根 80……環流路、85……流量調整部 90……駆動モータ、95……制御部 95b……周波数設定ダイヤル 96……周波数制御手段 100……選別機、101……受入ホッパ 104……送りベルト、105……良粒収集樋 106……選粒吐出口、107……不整粒収集樋 110……乾燥機、111……受入口 112……移送コンベア、113……ヒータ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料の豆類を連続的に送りながら研磨に適
    さないきょう雑物等を取り除く粗選機と、 縦長の外殻体内に、研磨材を内装した複数の研磨段を重
    畳し一体に構成した研磨筒を縦長の外殻体内に回転自在
    に立設し、該研磨筒に挿通して同心に相対回転可能に揚
    粒螺旋体を立設し、該研磨筒および揚粒螺旋体を駆動モ
    ータにより回転駆動し、前記粗選機から吐出される未研
    磨の豆類を受け、前記研磨筒の下端部から揚粒し研磨し
    た豆類を上端部から吐出する豆類研磨機と、 前記豆類研磨機から吐出される研磨済みの豆類を受け、
    該研磨済の豆類を成熟粒と細粒等とに分ける選別機と、 前記選別機の前または後ろに設けられ、研磨した豆類の
    水分を調整する乾燥機とを組み合わせて成る豆類処理装
    置。
  2. 【請求項2】原料の豆類から研磨に適さないきょう雑物
    等を取り除く粗選工程と、 縦長の外殻体内に、研磨材を内装した複数の研磨段を重
    畳し一体に構成した研磨筒の縦長の外殻体内に回転自在
    に立設し、該研磨筒に挿通して同心に相対回転可能に揚
    粒螺旋体を立設し、前記粗選機から供給される未研磨の
    選豆を受けて前記研磨筒の下端部から揚粒して上端部か
    ら研磨した豆類を吐出する豆類研磨機による研磨工程
    と、 前記研磨工程を終了して研磨済みの豆類を成熟粒と細粒
    等とに分ける選別工程と、 前記選別工程の前または後に行なわれ、研磨した豆類の
    水分を調整する乾燥工程とを具備して成る豆類処理方
    法。
  3. 【請求項3】研磨工程は、豆類研磨機の研磨段の初段に
    は固く粗い目の研磨材を配して豆類の表面を強くこすっ
    て表面の突出部を取り去り、終段に行くに従い柔軟また
    は細かい面の研磨材を配して決め細かい表面に仕上げる
    ことを特徴とする請求項2記載の豆類処理方法。
  4. 【請求項4】研磨工程は、豆類研磨機の研磨段の初段か
    ら終段にいたるまで、いずれも柔軟または細かい目の研
    磨材を配して良好な状態または再処理される豆類を決め
    細かい表面に仕上げることを特徴とする請求項2記載の
    豆類処理方法。
  5. 【請求項5】原料の豆類を連続的に送りながら研磨に適
    さないきょう雑物等を取り除く粗選機と、 縦長の外殻体内に、研磨材を内装した複数の研磨段を重
    畳し一体に構成した研磨筒を縦長の外殻体内に回転自在
    に立設し、該研磨筒に挿通して同心に相対回転可能に揚
    粒螺旋体を立設し、該研磨筒および揚粒螺旋体を駆動モ
    ータにより回転駆動し、前記粗選機から吐出される未研
    磨の豆類を受け、前記研磨筒の下端部から揚粒し研磨し
    た豆類を上端部から吐出する豆類研磨機とを備えた豆類
    処理装置であって、 前記駆動モータの駆動周波数を可変ならしめる周波数制
    御手段と、周波数制御手段による駆動周波数を設定する
    制御部とを豆類研磨機に備え、該豆類研磨機の駆動モー
    タの回転数に応じて粗選機の処理量を調節する流量制御
    手段を設けたことを特徴とする豆類処理装置。
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