JP2829358B2 - コンクリート埋設用電線接続ボックス - Google Patents

コンクリート埋設用電線接続ボックス

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JP2829358B2
JP2829358B2 JP8506407A JP50640796A JP2829358B2 JP 2829358 B2 JP2829358 B2 JP 2829358B2 JP 8506407 A JP8506407 A JP 8506407A JP 50640796 A JP50640796 A JP 50640796A JP 2829358 B2 JP2829358 B2 JP 2829358B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、コンクリート層に埋設して設置されるコン
クリート埋設用電線接続ボックスに関する。詳しくは、
コンクリートを打設するための型枠間の空間に、そこに
配備されている鉄筋を利用して位置決めされるアウトレ
ットボックスやスイッチボックスといった電気配線用の
電線接続ボックス(以下、単にボックスという)に関す
る。
背景技術 家屋などの建築物の壁や天井に設置されるアウトレッ
トボックスやスイッチボックスといった電気配線用の電
線接続ボックス(以下、単にボックスという)は、最終
的には壁や天井のコンクリート層に埋設された状態とな
るのであるが、コンクリート打設前においては、このボ
ックスをコンクリート型枠で仕切られた空間の所定位置
に位置決めしておく必要がある。また、そのようにボッ
クスを位置決めしておくときには、有底のボックス本体
の中に事後的に打設されるコンクリートが流入しないよ
うにそのボックス本体の前面開口を塞いでおく必要があ
る。
これらの要求を考慮したボックスが実開昭59−56913
号公報や特開昭60−152747号公報に記載されている。
このうち、実開昭59−56913号公報に記載されている
ボックスは、有底で矩形のボックス本体の左右の側壁の
外面側に前後(ボックス本体の深さ方向)に並んだ2つ
の嵌合凹部が設けられ、それらの嵌合凹部のいずれかを
事後的にコンクリート層に埋入されてしまう鉄筋(縦筋
または横筋)に嵌め込むと共に、その鉄筋をボックス本
体の側壁にねじ込んだ螺子の頭部で押さえることによっ
て、ボックスを上記縦筋に固定するようになっている。
そして、このボックスでは、前後に並んだ2つの嵌合凹
部のいずれを縦筋に嵌め込むかによって、ボックス本体
の前後方向での位置を変更することができるようになっ
ている。
他方、特開昭60−152747号公報に記載されているボッ
クスを図14及び図15に示してある。このボックスAは、
一対の対辺部のそれぞれに線材82,82の中間部をそれぞ
れ固定した矩形板状の取付体81を有底で矩形のボックス
本体83の底壁84に重ね合わせて固定すると共に、上記取
付体81の側方へ延び出している線材82,82のそれぞれの
両端部分を事後的にコンクリート層に埋入されしまう横
筋85,85に針金86…で括り付けて固定するようになって
おり、上記線材82,82を手で折り曲げることによってボ
ックス本体83の前後の位置を変更または調整することが
できるようになっている。なお、ボックス本体83は、上
記線材82,82の突張り作用を利用してその開口縁部83aが
図15のようにコンクリート型枠87に押し付けられること
によりその前面開口が塞がれ、これによって事後的に打
設されるコンクリートがボックス本体83の中に流入する
ことが防止される。図15において89はコンクリート型枠
の相互間に打設されたコンクリート層を示している。
上記した2つの従来例において、前者(実開昭59−56
913号公報記載のもの)は、前後に並んだ2つの嵌合凹
部のいずれかを縦筋または横筋などの鉄筋に嵌め込むこ
とを要するので、ボックス本体の設置箇所が、左右また
は上下にその嵌合凹部を嵌め込める一対の鉄筋が配備さ
れている箇所だけに限られてしまうばかりでなく、ボッ
クス本体の前後の位置調整が、前後に並んだ2つの嵌合
凹部のいずれを鉄筋に嵌め込むか、ということだけでな
されるので、鉄筋とコンクリート型枠との相互間隔によ
ってはボックス本体の前面開口をコンクリート型枠で塞
ぐことができない場合が起こり得る。これらの事情によ
りこのボックスにあっては、設置箇所に制約が多いとい
う問題がある。
後者(特開昭60−152747号公報記載のもの)は、線材
82,82の折曲げ角度や折曲げ形状を工夫することによっ
て、ボックス本体83の位置を、横筋85,85の位置や横筋8
5,85とコンクリート型枠との相互間隔などに関係なく自
由に選択することができるので、上記した前者のような
問題が起こる可能性は少ない。しかしながら、このもの
では、ボックス本体83の底壁84のほゞ全面がそれに重ね
合わされた取付板81よって覆われてしまう。このため、
ボックス本体83の内部に電線を導入するための電線導入
口を開設し得る箇所が、ボックス本体83の側壁88だけに
限られてしまい、底壁84にそのような電線導入口を設け
ることができない。したがって、ボックス本体83の背方
に引き回された電線をボックス本体83の底壁84に形成し
た電線導入口を通してボックス本体83の中に導入すると
いう工法には適用できないという問題がある。なお、図
14および図15において、80は電線管であり、この電線管
80はボックス本体83の側壁88に設けられた電線導入口に
取り付けられている。
ここで、取付板81に開口を形成し、その開口をボック
ス本体83の底壁84に開設した電線導入口に合わせるとい
う考え方もあるが、そのようにすることは、取付板81の
強度が低下してボックス本体83を支持するのに必要な強
度を確保できなくなるおそれがあるので現実的でない。
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、
有底のボックス本体の側壁のみならず底壁にも電線導入
口を開設し得るものでありながら、ボックス本体の設置
箇所を鉄筋との相対位置関係にそれほど関係なく自由に
定めることができ、しかもボックス本体の前後の位置調
整も上述した後者のボックスと同等程度に行うことので
きるコンクリート埋設用電線接続ボックスを提供するこ
とを目的とする。
発明の開示 本発明のコンクリート埋設用電線接続ボックスは、電
線が導入される有底のボックス本体と、このボックス本
体における有底の相反する側の一対の外縁部のそれぞれ
に沿って設けられて線材を挿通状に保持する線材保持部
と、この線材保持部に挿通されて手による折曲げが可能
で上記ボックス本体をコンクリート型枠に押圧すること
のできる突張り強度を備えると共に上記線材保持部を離
れて延び出した所定箇所がコンクリート層に埋入される
鉄筋に固定される少なくとも2本の上記線材でなるボッ
クス支持材と、を有する、というものである。この構成
において、上記線材保持部は、ボックス本体における底
壁の相隣接するコーナ部に設けられて同心状の線材挿通
孔を備える一対の突出部とそれらの突出部の間で上記底
壁の外縁部に設けられた線材保持溝とによって構成する
ことが可能である。
このように構成されたコンクリート埋設用電線接続ボ
ックスにおいて、ボックス支持材にまっすぐな2本の線
材を用いることができる。そして、そのような2本の線
材のそれぞれは、各別に、線材保持部に挿通状に保持さ
れ、それらの線材の所定箇所、たとえば端部が鉄筋に固
定される。この場合、線材は、手による折曲げが可能で
あるから、それを任意の形状に折り曲げることによって
ボックス本体の位置を鉄筋の位置に関係なく前後左右に
調整することができる。また、線材は、ボックス本体を
コンクリート型枠に押圧することのできる突張り強度を
備えているから、線材の突張り作用を利用してボックス
本体の開口縁部をコンクリート型枠に押し付けられるこ
とによりその前面開口が塞がれ、それによって事後的に
打設されるコンクリートがボックス本体の中に流入する
ことが防止される。そして、ボックス本体にあっては、
線材保持部に保持された線材により、鉄筋に確実に支持
される。
他の発明に係るコンクリート埋設用電線接続ボックス
は、電線が導入される有底のボックス本体と、このボッ
クス本体における底壁の外縁部にこのボックス本体と一
体に設けられた突出部と、この突出部に設けられかつ上
記底壁の外縁部の相反する箇所に位置して上記底壁の外
面に沿って延びる少なくとも2つの線材巻掛け面と、上
記突出部における2つの線材巻掛け面の近傍箇所にそれ
ぞれ設けられた貫通孔と、この貫通孔に挿通されて上記
線材巻掛け面に巻き掛けられかつ手による折曲げが可能
で上記ボックス本体をコンクリート型枠に押圧すること
のできる突張り強度を備えると共に上記線材巻掛け面を
離れて延び出した所定箇所がコンクリート層に埋入され
る鉄筋に固定される少なくとも2本の線材でなるボック
ス支持材と、を有する、というものである。
この構成のコンクリート埋設用電線接続ボックスにお
いて、ボックス本体と一体に設けられた突出部は、ボッ
クス本体の底壁の外縁部の全体に亘って環状に連続する
ように設けられていても、底壁の外縁部の均等に割り振
りされた複数箇所に設けられていてもよい。いずれの場
合においても、ボックス支持材を構成している2本の線
材のそれぞれは、各別に、貫通孔に挿通されて線材巻掛
け面に巻き掛けられ、それらの線材の所定箇所、たとえ
ば端部が、鉄筋に固定される。この場合、線材は、手に
よる折曲げが可能であるから、それを任意の形状に折り
曲げることによってボックス本体の位置を鉄筋の位置に
関係なく前後左右に調整することができる。また、線材
は、ボックス本体をコンクリート型枠に押圧することの
できる突張り強度を備えているから、線材の突張り作用
を利用してボックス本体の開口縁部をコンクリート型枠
に押し付けられることによりその前面開口が塞がれ、そ
れによって事後的に打設されるコンクリートがボックス
本体の中に流入することが防止される。そして、ボック
ス本体においては、貫通孔に挿通されて線材巻掛け面に
巻き掛けられた少なくとも2本の線材により、鉄筋に確
実に支持される。
さらに他の発明に係るコンクリート埋設用電線接続ボ
ックスは、電線が導入される有底のボックス本体と、こ
のボックス本体における底壁の外縁部の均等に割り振り
された複数箇所にこのボックス本体と一体に設けられた
突出部と、これらの突出部のそれぞれに具備された円弧
状の内向き面により形成された線材巻掛け面と、それぞ
れの上記突出部における線材巻掛け面の近傍箇所に設け
られた貫通孔と、この貫通孔に挿通されて上記線材巻掛
け面に巻き掛けられかつ手による折曲げが可能で上記ボ
ックス本体をコンクリート型枠に押圧することのできる
突張り強度を備えると共に上記線材巻掛け面を離れて延
び出した所定箇所がコンクリート層に埋入される鉄筋に
固定される複数本の線材でなるボックス支持材と、を有
する、というものである。
この構成のコンクリート埋設用電線接続ボックスにお
いては、上記突出部が矩形のボックス本体における底壁
の4つのコーナ部のそれぞれに設けられ、4つの突出部
のそれぞれに、線材巻掛け面における巻掛け始部から上
記底壁の辺部に沿って延び出しかつ貫通孔を有する突片
部と、線材巻掛け面における巻掛け終部から上記底壁の
他の辺部に沿って延び出しかつ当該他の辺部と共働して
線材嵌合孔を形成する掛止爪部と、が一体に設けられ、
上記底壁における一対の対辺部のそれぞれに沿う方向で
相隣接する一対ずつの上記突出部が1組となされてその
1組をなす一対の突出部においては、突片部同士および
掛止爪部同士が当該辺部と直角をなす仮想直線を介して
線対称に配備されている、という構成を採用することが
できる。また、突出部が矩形のボックス本体における底
壁の4つのコーナ部にそれぞれに設けられ、4つの突出
部のそれぞれに、線材巻掛け面における巻掛け始部から
上記底壁の辺部に沿って延び出しかつ貫通孔を有する突
片部と、線材巻掛け面における巻掛け終部から上記底壁
の他の辺部に沿って延び出しかつ当該他の辺部と共働し
て線材嵌合孔を形成する掛止爪部と、が一体に設けら
れ、上記底壁における一対の対辺部のそれぞれに沿う方
向で相隣接する一対ずつの上記突出部が1組となされて
その1組をなす一対の突出部においては、突片部同士お
よび掛止爪部同士が当該辺部と直角をなす仮想直線を介
して線対称に配備されており、ボックス支持材が2本の
線材で構成されていると共に、それぞれの線材は、1組
をなす一対の突出部の各突片部に具備されている貫通孔
の相互間隔と同じ間隔を隔てた一対の脚部とそれらの脚
部の基部相互間に亘る連結部とを有する形にコ字形に折
り曲げられている、という構成を採用することができ
る。
このように構成されたコンクリート埋設用電線接続ボ
ックスにあっては、突出部が、ボックス本体における底
壁の外縁部の均等に割り振りされた複数箇所に設けられ
ている点と、線材巻掛け面が各突出部における円弧状の
内向き面により形成されている点、およびそれらの線材
巻掛け面の近傍箇所のそれぞれに貫通孔が設けられてい
る点に特徴がある。
この発明によると、貫通孔に挿通した線材が円弧状の
巻掛け面に確実に巻き掛けられるので、線材とボックス
本体とがいっそう確実に連結される。また、複数の突出
部の相互間は開放しているので、事後的にコンクリート
を打設したときにそのコンクリートがボックス本体の底
壁外面側にも十分に回り込む。
また、1組をなす一対の突出部の各突片部が矩形のボ
ックス本体の底壁の共通の辺部に沿って延び出し、各掛
止爪部が対辺関係にある2つの辺部のそれぞれに各別に
沿って延び出し、しかもそれらの突片部同士および掛止
爪部同士が線対称に配備されているという構成を採用す
ることにより、1組をなす一対の突出部の相互間におい
て、たとえば線材の一端側と他端側とを2つの貫通孔に
それぞれ挿通させてそれらの貫通孔の間に亘って線材を
横架させると共に、それぞれの貫通孔に挿通された線材
の一端側と他端側とをそれらに対応する円弧状の線材巻
掛け面に巻き掛けて線材を折り返す形にすることが可能
であり、このようにすることにより、線材とボックス本
体とが確実に連結される。
そして、線材が、1組をなす一対の突出部の各突片部
に具備されている貫通孔の相互間隔と同じ間隔を隔てた
一対の脚部とそれらの脚部の基部相互間に亘る連結部と
を有する形にコ字形に折り曲げられていると、線材を手
で折り曲げるという作業を行わずにその一対の脚部を1
組の突出部に備わっている2つの貫通孔に挿通させるこ
とができるので、作業が容易になる。
さらに他の発明に係るコンクリート埋設用電線接続ボ
ックスは、電線が導入される有底のボックス本体と、こ
のボックス本体における側壁の少なくとも2箇所にこの
ボックス本体と一体に設けられた突出部と、この突出部
に設けられかつ側壁の外面に沿って延びる線材巻掛け面
と、上記突出部における線材巻掛け面の近傍箇所にそれ
ぞれ設けられた貫通孔と、この貫通孔に挿通されて上記
線材巻掛け面に巻き掛けられかつ手による折曲げが可能
で上記ボックス本体をコンクリート型枠に押圧すること
のできる突張り強度を備えると共に上記線材巻掛け面を
離れて延び出した所定箇所がコンクリート層に埋入され
る鉄筋に固定される少なくとも2本の線材でなるボック
ス支持材と、を有する、というものである。
この構成のコンクリート埋設用電線接続ボックスにあ
っては、ボックス支持材を構成している2本の線材のそ
れぞれは、各別に、貫通孔に挿通されて線材巻掛け面に
巻き掛けられ、それらの線材の所定箇所、たとえば端部
が、鉄筋に固定される。この場合、線材は、手による折
曲げが可能であるから、それを任意の形状に折り曲げる
ことによってボックス本体の位置を鉄筋の位置に関係な
く前後左右に調整するこができる。また、線材は、ボッ
クス本体をコンクリート型枠に押圧することのできる突
張り強度を備えているから、線材の突張り作用を利用し
てボックス本体の開口縁部をコンクリート型枠に押し付
けられることによりその前面開口が塞がれ、それによっ
て事後的に打設されるコンクリートがボックス本体の中
に流入することが防止される。そして、ボックス本体に
おいては、貫通孔に挿通されて線材巻掛け面に巻き掛け
られた少なくとも2本の線材により鉄筋に確実に支持さ
れる。
この構成のコンクリート埋設用電線接続ボックスにお
いては、突出部が矩形のボックス本体における側壁の相
反する側のフラット部分のそれぞれに2つ1組として設
けられていると共に、それぞれの側壁に設けられた1組
をなす一対の突出部は互いに線材称に配備されていると
共に、各組をなす一対の突出部の相互間においては、貫
通孔を有する突片部が一対の突出部における線材巻掛け
面の巻掛け始部から互いに近づく方向に延び出し、か
つ、当該フラット部分と共働して線材嵌合孔を形成する
掛止爪部が一対の突出部における線材巻掛け面の巻掛け
終部から互いに平行に延び出している、という構成を採
用することができる。
このようにすると、1組をなす一対の突出部の各突片
部が互いに近づく方向に延び出し、各掛止爪部が平行に
延び出しており、しかもそれらの突片部が線対称に配備
されているので、1組をなす一対の突出部の相互間にお
いて、たとえば線材の一端側と他端側とを2つの貫通孔
にそれぞれ挿通させてそれらの貫通孔の間に亘って線材
を横架させると共に、それぞれの貫通孔に挿通された線
材の一端側と他端側とをそれらに対応する線材巻掛け面
に巻き掛けて線材を折り返す形にすることが可能であ
り、このようにすることにより、線材とボックス本体と
が確実に連結される。
また、ボックス支持材が2本の線材で構成されている
と共に、それぞれの線材は、1組をなす一対の突出部の
各突片部に具備されている貫通孔の相互間隔と同じ間隔
を隔てた一対の脚部とそれらの脚部の基部相互間に亘る
連結部とを有する形にコ字形に折り曲げられている、と
いう構成を採用することができる。この構成によると、
ボックス支持材を構成している線材を手で折り曲げると
いう作業を行わうことなく、その一対の脚部を1組の突
出部に備わっている2つの貫通孔に挿通させることがで
きるので、作業が容易になる。
さらに上記した各発明のコンクリート埋設用電線接続
ボックスにおいては、ボックス本体の底壁に、押圧力を
加えることによって当該底壁から分離可能な塞ぎ板で塞
がれた電線導入口が設けられている、という構成を採用
することができる。この場合、ボックス本体の側壁に、
押圧力を加えることによって当該側壁から分離可能な塞
ぎ板で塞がれた電線導入口が設けられている、という構
成を採用することも可能である。
このように突出部がボックス本体の底壁の外縁部また
は側壁に設けられていると、底壁には、電線導入口を開
設することが可能である。勿論、ボックス本体の側壁に
も電線導入口を開設することが可能である。また、電線
を背方や側方からボックス本体の中に導入することがで
きるようになる。
図面の簡単な説明 図1は本発明の実施例によるコンクリート埋設用電線
接続ボックスの主要部を背面側から見た外観斜視図であ
る。
図2は同主要部を正面側から見た外観斜視図である。
図3は同主要部の背面図である。
図4はボックスを鉄筋に取り付けた状態を示す背面図
である。
図5はコンクリート層に埋入されたボックスを示す縦
断面図である。
図6は本発明の他の実施例によるコンクリート埋設用
電線接続ボックスの一部省略した分解斜視図である。
図7は上記ボックスの一部を示す外観斜視図である。
図8はボックス本体の背面図である。
図9は図8の拡大したIX矢視図である。
図10はボックスを鉄筋に取り付けた状態を示す外観図
である。
図11はボックスを鉄筋に取り付けた状態を示す背面図
である。
図12はコンクリート層に埋入されたボックスを示す縦
断面図である。
図13は本発明のさらに他の実施例によるコンクリート
埋設用電線接続ボックスを斜視図で表した説明図であ
る。
図14は従来例の使用状態を示す外観図である。
図15はコンクリート層に埋入された従来のボックスを
示す縦断面図である。
発明を実施するための最良の形態 図1は本発明の実施例によるコンクリート埋設用電線
接続ボックスAを背面側から見た外観斜視図、図2は上
記ボックスAを正面側から見た外観斜視図、図3は上記
ボックスAの背面図、図4は上記ボックスAを鉄筋101
に取り付けた状態を示す背面図、図5はコンクリート層
210に埋入された上記ボックスAを示す縦断面図であ
る。
図1〜図3において、1は合成樹脂で成形された有底
で矩形のボックス本体であり、矩形の底壁11とその底壁
11の4つの辺部から立ち上げられた四角筒形の側壁21と
によって形成されており、底壁11の複数箇所には、押圧
力を加えることによって当該底壁11から分離可能な塞ぎ
板12,13,14で塞がれた電線導入口15,16,17が設けられて
いる。これらの電線導入口15,16,17は、大きさが異なる
3つの種類に分かれており、最も径大な4つの電線導入
口15…には電線管(不図示)を取り付けることができる
ようになっている。また、側壁21の4つのフラット部分
にもそれぞれ、押圧力を加えることによって当該側壁21
から分離可能な塞ぎ板22…で塞がれた電線導入口23…が
設けられている。
底壁11の相隣接する2つずつのコーナ部のそれぞれ
に、ボックス本体1と一体に、2つで1組をなす突出部
91,91,95,95が設けられている。
一方の組をなす一対の突出部91,91の形状は、それら
の間に亘る底壁11の辺部11aと直角をなす仮想直線X−
X(図3参照)を介して線対称になっている。このよう
な対称形状の一対の突出部91,91のそれぞれは、互いに
同心状の線材挿通孔92,92を備えていると共に、各突出
部91,91の2面で開口する切欠状の溝部93,93を備えてお
り、その溝部93,93に上記線材挿通孔92,92が連通してい
る。また、上記底壁11の外縁部には、一対の突出部91,9
1の相互間に亘る線材保持溝94が設けられている。
他方の組をなす一対の突出部95,95の形状についても
同様で、これらは、それらの間に亘る底壁11の辺部11c
と直角をなす上記仮想直線X−Xを介して線対称になっ
ている。このような対称形状の一対の突出部95,95のそ
れぞれにおいては、同心状の線材挿通孔96,96を備えて
いると共に、各突出部95,95の2面で開口する切欠状の
溝部97,97を備えており、その溝部97,97に上記線材挿通
孔92,92が連通している。また、上記底壁11の外縁部に
は、一対の突出部95,95の相互間に亘る線材保持溝98が
設けられている。
図4または図5において、5はボックス支持材を形成
している線材である。この実施例において、線材5は、
所定長さのまっすぐな2本の金属線によって形成され、
これらの線材5,5は、手による折曲げが可能で上記ボッ
クス本体1を後述するコンクリート型枠200に押圧する
ことのできる突張り強度を備えている。
以上のように構成されたボックスAにおいて、一方の
組をなす一対の突出部91,91の線材挿通孔92,92には、ま
っすぐな上記線材5が外側から図1の矢符PまたはP′
の方向に挿通される。こうして線材挿通孔92,92に挿通
された線材5は、図4のように一対の突出部91,91を支
えにして溝部93,93に沿って折り曲げられ、それらの溝
部93,93から離れて延び出した部分の所定箇所、図例で
は端部がコンクリート層に埋入される鉄筋101,101に針
金102,102で括り付けて固定される。また、突出部91,91
の相互間では線材5が線材保持溝94によって支えられて
いる。
他方の組をなす一対の突出部95,95の線材挿通孔96,96
にも、同じようにまっすぐな線材5でなるボックス支持
材が挿通される。こうして線材挿通孔96,96に挿通され
たボックス支持材5は、図4のように一対の突出部95,9
5を支えにして溝部97,97に沿って折り曲げられ、それら
の溝部97,97から離れて延び出した部分の所定箇所、図
例では端部がコンクリート層に埋入される鉄筋101,101
に針金102,102で括り付けて固定される。
このようにしてボックス本体1を鉄筋101…に2本の
線材5,5を介して設置した場合のボックス本体1の前後
左右の位置は、それらの線材5,5を必要に応じて任意の
形状に折り曲げておくことによって自由に調整すること
が可能である。また、ボックス本体1は、線材挿通孔9
2,96や線材保持溝94,98に保持された2本のボックス支
持材5,5により鉄筋101,101にぐらつきのない状態で確実
に連結される。
図4や図5で判るように、このボックスAにおいて
は、ボックス本体1の底壁11が他の部材によってまった
く覆われていない。そのため、底壁11に設けた電線導入
口15,16,17の使用が可能である。同様に、ボックス本体
1の側壁21も他の部材によってまったく覆われていない
ので、側壁21に設けた電線導入口23…の使用が可能であ
る。図5には、底壁11側の電線導入口15の塞ぎ板12を押
圧して底壁11から分離し、そうして開口された電線導入
口15を利用して取り付けた電線管7を経てボックス本体
1の中に電線を導入する場合と、上部側の側壁11の電線
導入口23の塞ぎ板22を押圧して側壁21から分離し、そう
して開口された電線導入口23を利用して取り付けた電線
管7を経てボックス本体1の中に電線を導入する場合と
を示してある。
図4や図5で説明したようにして鉄筋101,101に設置
されたボックスAにおいては、線材5,5の突張り作用を
利用してボックス本体1が図5のようにコンクリート型
枠200に押圧され、その状態で、コンクリート型枠200の
相互間にコンクリートが打設される。この場合、ボック
ス本体1の開口縁部がコンクリート型枠200に押し付け
られてその前面開口が塞がれているから、打設されたコ
ンクリートがボックス本体1の中に流入することはな
い。また、4つの突出部91,91,95,95の相互間は開放し
ているので、打設したコンクリートがボックス本体1の
底壁11の外面側にも十分に回り込む。図5において、21
0は打設されたコンクリート層を示している。
図6は本発明の他の実施例によるコンクリート埋設用
電線接続ボックスの一部省略した分解斜視図、図7はそ
の一部を示す外観斜視図、図8はボックス本体1の背面
図、図9は図8の拡大したIX矢視図、図10はボックスを
鉄筋に取り付けた状態を示す外観図、図11はボックスを
鉄筋に取り付けた状態を示す背面図、図12はコンクリー
ト層に埋入されたボックスを示す縦断面図である。
図6〜図8において、1は合成樹脂で成形された有底
で矩形のボックス本体であり、矩形の底壁11とその底壁
11の4つの辺部から立ち上げられた四角筒形の側壁21と
によって形成されており、底壁11の複数箇所には、押圧
力を加えることによって当該底壁11から分離可能な塞ぎ
板12,13,14で塞がれた電線導入口15,16,17が設けられて
いる。これらの電線導入口15,16,17は、大きさが異なる
3つの種類に分かれており、最も径大な4つの電線導入
口15…には電線管(不図示)を取り付けることができる
ようになっている。また、側壁21の4つのフラット部分
にもそれぞれ、押圧力を加えることによって当該側壁21
から分離可能な塞ぎ板22…で塞がれた電線導入口23…が
設けられている。
底壁11の外縁部である4つのコーナ部のそれぞれに、
ボックス本体1と一体に2つで1組をなす突出部31,31,
41,41が設けられている。そして、図8で判るように、
一方の組をなす一対の突出部31,31の形状は、それらの
間に亘る底壁11の辺部11aと直角をなす仮想直線X−X
を介して線対称になっている。このような対称形状の一
対の突出部31,31のそれぞれにおいては、1つの突出部3
1に具備された円弧状の内向き面が線材巻掛け面32とし
て形成されており、その線材巻掛け面32の巻掛け始部32
aから上記辺部11aに沿って延び出た突片部33に貫通孔34
が設けられている。また、線材巻掛け面32の巻掛け終部
32bから上記底壁11の他の辺部11bに沿って掛止爪部35が
延び出ており、この掛止爪部35と当該他の辺部11bとが
共働して線材嵌合孔36を形成している。
他方の組をなす一対の突出部41,41の形状についても
同様で、これらは、それらの間に亘る底壁11の辺部11c
と直角をなす仮想直線X−Xを介して線対称になってい
る。そして、一対の突出部41,41のそれぞれにおいて
は、1つの突出部41に具備された円弧状の内向き面が線
材巻掛け面42として形成されており、その線材巻掛け面
42の巻掛け始部42aから上記辺部11cに沿って延び出た突
片部43に貫通孔44が設けられている。また、線材巻掛け
面42の巻掛け終部42bから上記底壁11の他の辺部11dに沿
って掛止爪部45が延び出ており、この掛止爪部45と当該
他の辺部11dとが共働して線材嵌合孔46を形成してい
る。図9に示したように、線材嵌合孔46においては、掛
止爪部45に膨出部47を設けることによってその入口部分
を少し狭くしてある。
また、一方の組をなす一対の突出部31,31との間、な
らびに他方の組をなす一対の突出部41,41との間には、
それぞれ、線材押え片38,48がボックス本体1と一体に
設けられている。
なお、上記した突出部31,31,41,41の各組は、その組
を形成する一対の突出部31,31または41,41が、底壁11に
おける一対の対辺部(辺部11aと辺部11cとによって一対
の対辺部が形成される)のそれぞれに沿う方向で相隣接
していると見ることができる。
図6において、5はボックス支持材である。この実施
例において、ボックス支持材5は、2本の線材51,61に
よって形成される。これらの線材51,61は、手による折
曲げが可能で上記ボックス本体1を後述するコンクリー
ト型枠200に押圧することのできる突張り強度を備えて
いる。一方の線材51は一対の脚部52,52とそれらの脚部5
2,52の基部相互間に亘る連結部53とを有する形にコ字形
に折り曲げられていて、一対の脚部52,52の間隔は、一
方の組をなす一対の突出部31,31の各突片部33,33に具備
されている貫通孔34,34の相互間隔と同じ間隔になって
いる。他方の線材61についても同様に一対の脚部62,62
とそれらの脚部62,62の基部相互間に亘る連結部63とを
有する形にコ字形に折り曲げられていて、一対の脚部6
2,62の間隔は、他方の組をなす一対の突出部41,41の各
突片部43,43に具備されている貫通孔44,44の相互間隔と
同じ間隔になっている。
以上のように構成されたボックスAにおいて、一方の
組をなす一対の突出部31,31の貫通孔34,34には、一方の
線材51の一対の脚部52,52が外側から図6の矢符P1の方
向に挿通される。こうして貫通孔34,34に挿通された一
対の脚部52,52は、図11のように対応する線材巻掛け面3
2,32を支えにしてそれらの線材巻掛け面32,32に沿うよ
うに折り曲げられ、線材巻掛け面32,32を離れて延び出
した部分が線材嵌合孔36に嵌め込まれてボックス本体1
の側方に折り返される。そして、所定箇所、図例では脚
部52,52の端部がコンクリート層に埋入される鉄筋101,1
01に針金102,102で括り付けて固定される。
他方の組をなす一対の突出部41,41の貫通孔44,44に
は、他方の線材61の一対の脚部62,62が外側から図6の
矢符P2の方向に挿通される。こうして貫通孔44,44に挿
通された一対の脚部62,62は、図11のように対応する線
材巻掛け面42,42を支えにしてそれらの線材巻掛け面42,
42に沿うように折り曲げられ、線材巻掛け面42,42を離
れて延び出した部分が、図9の矢符Yのように線材嵌合
孔46に嵌め込まれてボックス本体1の側方に折り返され
る。そして、所定箇所、図例では脚部62,62の端部がコ
ンクリート層に埋入される鉄筋101,101に針金102,102で
括り付けて固定される。
このようにしてボックス本体1を鉄筋101…に2本の
線材51,61を介して設置した場合のボックス本体1の前
後左右の位置は、2本の線材51,61の線材巻掛け面31,41
から離れて延び出た脚部52,62を必要に応じて任意の形
状に折り曲げておくことによって自由に調整することが
可能である。また、ボックス本体1は、貫通孔34,44に
挿通されて線材巻掛け面32,42に巻き掛けられた左右2
本の線材51,61により鉄筋101にぐらつきのない状態で確
実に連結される。
図10や図11で判るように、このボックスAにおいて
は、ボックス本体1の底壁11が他の部材によってまった
く覆われていない。そのため、底壁11に設けた電線導入
口15,16,17の使用が可能である。同様に、ボックス本体
1の側壁21も他の部材によってまったく覆われていない
ので、側壁21に設けた電線導入口23…の使用が可能であ
る。図12には、底壁11側の電線導入口15の塞ぎ板12を押
圧して底壁11から分離し、そうして開口された電線導入
口15を利用して取り付けた電線管7を経てボックス本体
1の中に電線を導入する場合と、上部側の側壁11の電線
導入口23の塞ぎ板22を押圧して側壁21から分離し、そう
して開口された電線導入口23を利用して取り付けた電線
管7を経てボックス本体1の中に電線を導入する場合と
を示してある。
図10や図11で説明したようにして鉄筋101に設置され
たボックスAにおいては、線材51,61の突張り作用を利
用してボックス本体1が図12のようにコンクリート型枠
200に押圧され、その状態で、コンクリート型枠200の相
互間にコンクリートが打設される。この場合、ボックス
本体1の開口縁部がコンクリート型枠200に押し付けら
れてその前面開口が塞がれているから、打設されたコン
クリートがボックス本体1の中に流入することはない。
また、4つの突出部31,31,41,41の相互間は開放してい
るので、打設したコンクリートがボックス本体1の底壁
11の外面側にも十分に回り込む。図12において、210は
打設されたコンクリート層を示している。
図13はさらに他の実施例によるコンクリート埋設用電
線接続ボックスを斜視図で表した説明図である。同図に
おいて、合成樹脂で成形された有底で矩形のボックス本
体1の底壁11の複数箇所には、押圧力を加えることによ
って当該底壁11から分離可能な塞ぎ板12,13,14で塞がれ
た電線導入口15,16,17が設けられている。また、側壁21
の相反する側に位置する2つのフラット部分にもそれぞ
れ、押圧力を加えることによって当該側壁21から分離可
能な塞ぎ板22…で塞がれた電線導入口23…が設けられて
いる。
この実施例では、突出部31,41が、側壁21における相
反する側のフラット部分21a,21aのそれぞれに、ボック
ス本体1と一体に2つで1組をなすように設けられてい
る(なお、突出部41は1つだけが図面に表されてい
る)。そして、一方の組をなす一対の突出31,31の形状
は互いに線対称になっている。このような対称形状の一
対の突出部31,31のそれぞれにおいては、1つの突出部3
1に具備された円弧状の内向き面が線材巻掛け面32,32と
して形成されており、その線材巻掛け面32,32の巻掛け
始部32a,32aから互いに近づく方向に延び出た突片部33,
33に貫通孔34,34が設けられている。また、線材巻掛け
面32,32の巻掛け終部32b,32bから互いに平行に掛止爪部
35,35が延び出ており、この掛止爪部35,35とフラット部
分21aとが共働して線材嵌合孔36,36を形成している。
他方の組をなす一対の突出部41,41の形状についても
同様であり、図13には、掛止爪部45,45と線材嵌合孔46,
46が表れている。
また、一方の組をなす一対の突出部31,31との間に
は、線材押え片38がボックス本体1と一体に設けられて
いる。他方の組をなす一対の突出部41,41との間にも同
様に線材押え片がボックス本体1と一体に設けられてい
る。
図13に示したボックス支持材5は2本の線材51,61で
なり、これらの線材51,61は、手による折曲げが可能で
上記ボックス本体1を後述するコンクリート型枠200に
押圧することのできる突張り強度を備えている。そし
て、それぞれの線材51,61には一対ずつの脚部52,62とそ
れらの脚部52,62の基部相互間に亘る連結部53,63とを有
する形にコ字形に折り曲げられていて、一対ずつの脚部
52,62の間隔は、各組をなす一対の突出部31,41の各突片
部33,43(突片部43は図に表れていない)に具備されて
いる貫通孔34の相互間隔と同じ間隔になっている。
以上のように構成されたボックスAにおいて、一方の
組をなす一対の突出部31,31の貫通孔34,34には、一方の
線材51の一対の脚部52,52が外側から図13の矢符P1の方
向に挿通される。こうして貫通孔34,34に挿通された一
対の脚部52,52は、対応する線材巻掛け面32,32を支えに
してそれらの線材巻掛け面32,32に沿うように折り曲げ
られ、線材巻掛け面32,32を離れて延び出した部分が線
材嵌合孔36に嵌め込まれてボックス本体1の側方に折り
返される。そして、所定箇所、図例では脚部52,52の端
部がコンクリート層に埋入される鉄筋に針金で括り付け
て固定される。他方の線材61は、他方の組をなす一対の
突出部41,41の貫通孔44,44に図13の矢符P2の方向に挿通
され、対応する線材巻掛け面に沿うように折り曲げら
れ、線材巻掛け面を離れて延び出した部分が、線材嵌合
孔に嵌め込まれてボックス本体1の側方に折り返され、
端部がコンクリート層に埋入される鉄筋に針金で括り付
けて固定される。
この実施例に係るボックスAにおいても、図6〜図12
で説明したものと同様の作用が発揮される。なお、図13
において、図6〜図12で説明した要素と同一または相応
する要素には同一符号を付して説明の簡略化を図った。
本発明において、ボックス本体の形状は矩形に限定さ
れるものではなく、円形であっても、矩形以外の多角形
であってもよい。また、突出部の数も全部で4つに限定
されない。すなわち、突出部はボックス本体における底
壁の外縁部または側壁にさえ設けられていればよく、た
とえば、それが底壁の外縁部の全体に亘るように環状に
連続してもよいのである。そして、突出部の数の如何に
かかわらず、その突出部に設けられる線材巻掛け面は少
なくとも2つ必要である。また、ボックス支持材を形成
する線材は、あらかじめコ字形に折り曲げられている必
要性は必ずしもなく、まっすぐな線材を必要に応じて所
定形状に折り曲げながら使用することも可能である。
産業上の利用可能性 請求の範囲の第1項、第2項または第3項に係る発明
によれば、線材保持部に挿通したまっすぐな線材を任意
の形状に折り曲げるか、あるいは、突出部の貫通孔に挿
通して線材巻掛け面に巻き掛けた線材を任意の形状に折
り曲げるかして、その線材の所定箇所を鉄筋に固定する
ことによって、ボックス本体の位置を鉄筋の位置に関係
なく前後左右に変更ないし調整することができ、また、
線材の突張り作用を利用してボックス本体の開口縁部を
コンクリート型枠に押し付けられることによりその前面
開口を塞ぎ、事後的に打設されるコンクリートがボック
ス本体の中に流入することを防止することが可能であ
る。それにもかかわらず、底壁には、電線導入口を開設
してその電線導入口から電線をボックス本体の中に導入
することができるようになるという効果がある。
請求の範囲の第4項に係る発明によれば、線材とボッ
クス本体とをいっそう確実に連結することができ、ま
た、事後的にコンクリートを打設したときにそのコンク
リートがボックス本体の底壁外面側に十分に回り込むよ
うになるという効果がある。
請求の範囲の第5項、第6項、第8項または第9項に
係る発明によれば、汎用的な矩形のボックス本体を備え
たボックスにおいて、線材とボックス本体とを確実に連
結しておくことが可能であり、特に、請求の範囲の第6
項や第9項に係る発明においては、線材を1組の突出部
に備わっている2つの貫通孔に挿通させるときに、線材
を手で折り曲げるという作業を行う必要がなくなるの
で、ボックス設置作業を容易かつ迅速に、しかも楽に行
えるようになるという効果がある。
請求の範囲の第10項に係る発明によれば、電線を背方
からボックス本体の中に導入することができるようにな
り、請求の範囲の第10項に係る発明によれば、電線を背
方や側方からボックス本体の中に導入することができる
ようになるので、当該ボックスの使用適合範囲が拡大す
るという効果がある。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線が導入される有底のボックス本体と、
    このボックス本体における底壁の相反する側の一対の外
    縁部のそれぞれに沿って設けられて線材を挿通状に保持
    する線材保持部と、この線材保持部に挿通されて手によ
    る折曲げが可能で上記ボックス本体をコンクリート型枠
    に押圧することのできる突張り強度を備えると共に上記
    線材保持部を離れて延び出した所定箇所がコンクリート
    層に埋入される鉄筋に固定される少なくとも2本の上記
    線材でなるボックス支持材と、を有することを特徴とす
    るコンクリート埋設用電線接続ボックス。
  2. 【請求項2】線材保持部、ボックス本体における底壁の
    相隣接するコーナ部に設けられて同心状の線材挿通孔を
    備える一対の突出部とそれらの突出部の間で上記底壁の
    外縁部に設けられた線材保持溝と、からなる請求の範囲
    の第1項に記載のコンクリート埋設用電線接続ボック
    ス。
  3. 【請求項3】電線が導入される有底のボックス本体と、
    このボックス本体における底壁の外縁部にこのボックス
    本体と一体に設けられた突出部と、この突出部に設けら
    れかつ上記底壁の外縁部の相反する箇所に位置して上記
    底壁の外面に沿って延びる少なくとも2つの線材巻掛け
    面と、上記突出部における2つの線材巻掛け面の近傍箇
    所にそれぞれ設けられた貫通孔と、この貫通孔に挿通さ
    れて上記線材巻掛け面に巻き掛けられかつ手による折曲
    げが可能で上記ボックス本体をコンクリート型枠に押圧
    することのできる突張り強度を備えると共に上記線材巻
    掛け面を離れて延び出した所定箇所がコンクリート層に
    埋入される鉄筋に固定される少なくとも2本の線材でな
    るボックス支持材と、を有することを特徴とするコンク
    リート埋設用電線接続ボックス。
  4. 【請求項4】電線が導入される有底のボックス本体と、
    このボックス本体における底壁の外縁部の均等に割り振
    りされた複数箇所にこのボックス本体と一体に設けられ
    た突出部と、これらの突出部のそれぞれに具備された円
    弧状の内向き面により形成された線材巻掛け面と、それ
    ぞれの上記突出部における線材巻掛け面の近傍箇所に設
    けられた貫通孔と、この貫通孔に挿通されて上記線材巻
    掛け面に巻き掛けられかつ手による折曲げが可能で上記
    ボックス本体をコンクリート型枠に押圧することのでき
    る突張り強度を備えると共に上記線材巻掛け面を離れて
    延び出した所定箇所がコンクリート層に埋入される鉄筋
    に固定される複数本の線材でなるボックス支持材と、を
    有することを特徴とするコンクリート埋設用電線接続ボ
    ックス。
  5. 【請求項5】突出部が矩形のボックス本体における底壁
    の4つのコーナ部のそれぞれに設けられ、4つの突出部
    のそれぞれに、線材巻掛け面における巻掛け始部から上
    記底壁の辺部に沿って延び出しかつ貫通孔を有する突片
    部と、線材巻掛け面における巻掛け終部から上記底壁の
    他の辺部に沿って延び出しかつ当該他の辺部と共働して
    線材嵌合孔を形成する掛止爪部と、が一体に設けられ、
    上記底壁における一対の対辺部のそれぞれに沿う方向で
    相隣接する一対ずつの上記突出部が1組となされてその
    1組をなす一対の突出部においては、突片部同士および
    掛止爪部同士が当該辺部と直角をなす仮想直線を介して
    線対称に配備されている請求の範囲の第4項に記載のコ
    ンクリート埋設用電線接続ボックス。
  6. 【請求項6】突出部が矩形のボックス本体における底壁
    の4つのコーナ部のそれぞれに設けられ、4つの突出部
    のそれぞれに、線材巻掛け面における巻掛け始部から上
    記底壁の辺部に沿って延び出しかつ貫通孔を有する突片
    部と、線材巻掛け面における巻掛け終部から上記底壁の
    他の辺部に沿って延び出しかつ当該他の辺部と共働して
    線材嵌合孔を形成する掛止爪部と、が一体に設けられ、
    上記底壁における一対の対辺部のそれぞれに沿う方向で
    相隣接する一対ずつの上記突出部が1組となされてその
    1組をなす一対の突出部においては、突片部同士および
    掛止爪部同士が当該辺部と直角をなす仮想直線を介して
    線対称に配備されており、 ボックス支持材が2本の線材で構成されていると共に、
    それぞれの線材は、1組をなす一対の突出部の各突片部
    に具備されている貫通孔の相互間隔と同じ間隔を隔てた
    一対の脚部とそれらの脚部の基部相互間に亘る連結部と
    を有する形にコ字形に折り曲げられている請求の範囲の
    第4項に記載のコンクリート埋設用電線接続ボックス。
  7. 【請求項7】電線が導入される有底のボックス本体と、
    このボックス本体における側壁の少なくとも2箇所にこ
    のボックス本体と一体に設けられた突出部と、この突出
    部に設けられかつ側壁の外面に沿って延びる線材巻掛け
    面と、上記突出部における線材巻掛け面の近傍箇所にそ
    れぞれ設けられた貫通孔と、この貫通孔に挿通されて上
    記線材巻掛け面に巻き掛けられかつ手による折曲げが可
    能で上記ボックス本体をコンクリート型枠に押圧するこ
    とのできる突張り強度を備えると共に上記線材巻掛け面
    を離れて延び出した所定箇所がコンクリート層に埋入さ
    れる鉄筋に固定される少なくとも2本の線材でなるボッ
    クス支持材と、を有することを特徴とするコンクリート
    埋設用電線接続ボックス。
  8. 【請求項8】突出部が矩形のボックス本体における側壁
    の相反する側のフラット部分のそれぞれに2つ1組とし
    て設けられていると共に、それぞれの側壁に設けられた
    1組をなす一対の突出部は互いに線対称に配備されてい
    ると共に、各組をなす一対の突出部の相互間において
    は、貫通孔を有する突片部が一対の突出部における線材
    巻掛け面の巻掛け始部から互いに近づく方向に延び出
    し、かつ、当該フラット部分と共働して線材嵌合孔を形
    成する掛止爪部が一対の突出部における線材巻掛け面の
    巻掛け終部から互いに平行に延び出している請求の範囲
    の第7項に記載のコンクリート埋設用電線接続ボック
    ス。
  9. 【請求項9】ボックス支持材が2本の線材で構成されて
    いると共に、それぞれの線材は、1組をなす一対の突出
    部の各突片部に具備されている貫通孔の相互間隔と同じ
    間隔を隔てた一対の脚部とそれらの脚部の基部相互間に
    亘る連結部とを有する形にコ字形に折り曲げられている
    請求の範囲の第8項に記載のコンクリート埋設用電線接
    続ボックス。
  10. 【請求項10】ボックス本体の底壁に、押圧力を加える
    ことによって当該底壁から分離可能な塞ぎ板で塞がれた
    電線導入口が設けられている請求の範囲の第1項、第2
    項、第3項、第4項、第5項、第6項、第7項、第8
    項、第9項のいずれかに記載のコンクリート埋設用電線
    接続ボックス。
  11. 【請求項11】ボックス本体の側壁に、押圧力を加える
    ことによって当該側壁から分離可能な塞ぎ板で塞がれた
    電線導入口が設けられている請求の範囲の第10項に記載
    のコンクリート埋設用電線接続ボックス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006311800A (ja) * 2006-07-31 2006-11-09 Mirai Ind Co Ltd 配線用ボックス

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JP2006311800A (ja) * 2006-07-31 2006-11-09 Mirai Ind Co Ltd 配線用ボックス

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