JP2856830B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2856830B2
JP2856830B2 JP9405690A JP9405690A JP2856830B2 JP 2856830 B2 JP2856830 B2 JP 2856830B2 JP 9405690 A JP9405690 A JP 9405690A JP 9405690 A JP9405690 A JP 9405690A JP 2856830 B2 JP2856830 B2 JP 2856830B2
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昌寿 岡村
博志 金田
貞稔 梅木
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はテープカセット用ケースの改良に関する。
(従来技術) ビデオテープを収容するためのカセットケースは、高
精度を保持しながら生産性を上げ、短時間に大量の生産
をすることが要求される。
一例として、従来のビデオテープカセットは、第1図
に分解して示したように上ケース1aと下ケース1bとから
なるケースの内部にテープを巻回した一対のテープリー
ル2a、2aを収容し、各種ガイド及びガイドローラを設
け、テープを一方のリールからケース前面を経て他方の
リールへと巻き取るようにしたものである。
一般にこのようなカセットケースの製造は樹脂の射出
成形により行なう。従来のカセットケースの射出成形法
に使用されたゲートの方式は第2図(a)に示したスピ
アゲート方式である。ゲートの内部にヒータ5を内蔵
し、ノズル先端のチップ4をオープンゲートとし、ヒー
タ電力の調整により樹脂を溶融又は固化してゲートを開
閉させ、樹脂6を射出させる。このとき樹脂にはヒータ
に添って流動層ができ、ゲート壁面に添って固化層が出
来る。このゲート方式では成形されたケースの寸法精度
が良くなる。しかしながら、スピアゲート方式は射出成
形の度にゲート先端に樹脂が垂れて固化するため、成形
初めに樹脂固化部を除去しなけらばならない面倒があ
り、成形能率の低下を招いた。又品種の切り替えの際に
固化樹脂の処理のため時間がかかった。
そこで、これに代わる生産能率の良い成形法が求めら
れるが、その一つにバルブゲート方式がある。このゲー
ト方式は第2図(b)のように常時外部加熱されるゲー
ト11の内部にバルブ14を挿入し、これを上下動させてゲ
ートのチップ12の先端を開閉する。この方式ではチップ
12の通路を充分に大きく出来るので射出圧力を低下出
来、射出作業の能率化を図ることが出来るだけでなく、
射出終了時のゲートの樹脂切れがよく、残圧抜きの時間
が不要になるなどスピアゲート方式に比してはるかに速
い成形作業が可能になるが、成形速度が大きいために冷
却速度も大きくする必要がある。冷却速度が大きいと、
ゲート部近傍に樹脂のヒケ(局部的な収縮度の差異によ
る凹所の形成)が生じ、外観不良及び機械的精度の低下
を生じる。このため、この方式は記録媒体用ケースの製
造にはほとんど利用されていない。
(発明の目的) 本発明の目的はバルブゲート方式を使用した射出成形
による記録媒体用ケースにおいて、ヒケの問題を回避
し、寸法精度の良い記録媒体用ケースを提供することで
ある。
(発明の概要) 本発明は、記録媒体を収容するための、周辺部で互い
に合着される上下ケースよりなるテープカセットケース
であって、上下ケースの一方又は両方は、平板壁と前記
平板壁から直立する周壁リブ及び内部リブを有し、ゲー
トを前記リブの特定個所に設定し、前記ゲート設定部の
近傍の内部リブ及び平板壁の肉厚を他の部分のリブの肉
厚よりも薄くしたことを特徴とする。
このように本発明ではゲート近傍の直立リブ及び平板
壁の肉厚を他の部分よりも減少したことによりヒケの問
題を回避して高精度のケースを提供出来る。
(発明の具体的な説明) 以下に本発明を実施例に関連して詳細に説明する。
第3〜6図は本発明を第1図のビデオカセットの下ケ
ース1bに適用した例を示す。第3図は下ケースの平面
図、第4図は底面図、第5図は第3図の中央縦断面図、
第6図は第3図の要部拡大平面図である。
下ケース1bは本発明の特徴部分を除けば従来の下ケー
スと同様な構成を有する。下ケースはほぼ長方形の平板
壁14を有し、その内部にテープリールのハブの軸部を収
容する2つの開口15、16を有する。平板壁14は外周壁を
構成する比較的肉厚の周壁リブ17と、補強及びテープ室
の形成、他部材の支持等を行なう直立した比較的肉薄の
内部リブ、すなわち前隅部リブ18、19、後隅部リブ20、
21、前部リブ22、及び中央後部リブ23を有する。その
他、各種案内部材、位置決めピン、ネジどめ手段等があ
るが、本発明とは直接関係がないので説明を省略する。
射出成形におけるゲート位置は、通常溶融樹脂の流れ
が最も均一になり且つ成形歪が最小になる位置に設定さ
れるもので、この例では中央底部のG点に設定される。
バルブゲート方式を使用して従来の金型と同じ設計の
金型を用いて射出成形を行なったのでは、樹脂の冷却速
度が従来の成形法よりも大きいために、ゲート近傍で大
きなヒケを生じることが分かった。本発明では、この問
題をゲート近傍の肉厚を減少することにより大幅に改善
する。すなわち、第6図において、中央後部リブ23を他
の内部リブであるリブ18、19、20、21、22よりも薄く形
成する。更に平板壁14の内、この中央後部にある部分24
(この例ではテープリールのロックを案内するための一
対のリブ23aで囲まれた部分)の肉厚d1を平板壁14の他
の部分の肉厚d2よりも薄く形成する。
この構成により、ヒケのない優れた下ケースがバルブ
ゲートを使用する射出成形法により製造することが可能
となった。
実例として、上記実施例に基づき、バルブゲートを使
用して下ケースの射出成形を行なった。VHS方式のビデ
オカセットの通常の金型を使用したものを従来例とし
た。又リブ23、23aが薄すぎた場合を比較例とする。
なお各部の厚みは次の通りであった。
実施例 比較例 従来例 リブ18〜21 1.1mm 1.1mm 1.1mm リブ23、23a 0.8mm 0.5mm 1.1mm 平板壁14 2.0mm 2.0mm 2.0mm 平板壁24 1.3mm 1.3mm 2.0mm ヒケの状態を観察したところ、実施例は良好であり、
従来例はゲート周辺に大きなヒケが観察され、また比較
例はショートショット(樹脂が充分に流れない)を生じ
た。
(作用効果のまとめ) 本発明によるとバルブゲート方式を使用した射出成形
による記録媒体用ケースにおいて、ヒケの問題を回避
し、寸法精度の良い記録媒体用ケースを提供することが
出来ることが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される磁気テープカセットの概略
を示す分解斜視図、第2図は従来の射出成形技術に使用
されている2種のゲート方式を示す断面図、第3図は本
発明の下ケースの平面図、第4図は底面図、第5図は第
3図の中央縦断面図及び第6図は第3図の要部拡大平面
図である。 1a:上ケース 1b:下ケース 2:テープリール 14:平板壁 17:周壁リブ 18,19:前隅部リブ 20,21:後隅部リブ 22:前部リブ 23:中央後部リブ G:ゲート設定位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−189476(JP,U) 実開 昭63−78386(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/113 510 G11B 23/087 502

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板壁と前記平板壁から直立する周壁リブ
    及び内部リブを有する、記録媒体を収容するためのテー
    プカセットケースにおいて、ゲートを前記リブの特定個
    所に設定し、前記ゲート設定部の近傍の内部リブの肉厚
    を他の部分のリブの肉厚よりも薄くし、かつ前記ゲート
    設定部の近傍の平板壁の肉厚を他の部分の平板壁の肉厚
    よりも薄くしたことを特徴とするテープカセットケー
    ス。
  2. 【請求項2】ケースはビデオテープカセット用上下ケー
    スであり、内部リブは下ケース中央部に設けられた中央
    部リブを含み、ゲート設定部は前記中央部ほぼ中心で前
    記周壁リブに位置づけされている前記第1項記載のテー
    プカセットケース。
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