JP2965190B2 - 光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法 - Google Patents

光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法

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JP2965190B2
JP2965190B2 JP6212956A JP21295694A JP2965190B2 JP 2965190 B2 JP2965190 B2 JP 2965190B2 JP 6212956 A JP6212956 A JP 6212956A JP 21295694 A JP21295694 A JP 21295694A JP 2965190 B2 JP2965190 B2 JP 2965190B2
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信樹 小国
昌彦 林
勝正 原田
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の製法は、光学活性な5-ヒ
ドロキシ-3- ケトエステル誘導体の新規な製法に関す
る。前述の光学活性な5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘
導体は、血中コレステロ−ル低下剤〔4-ヒドロキシ-3-
メチルグルタリル-5- (HMG)Co- リダクタ−ゼ阻
害剤〕を合成する際に中間体として有用である。
【0002】
【従来技術】従来、アルデヒド類とジケテンとを反応さ
せ、対応する5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体
を製造する方法としては、以下に示すような方法があ
る。 ケミストリ− レタ−ズ(Chemistry Letters、1975
年、161-164 頁) にはアルデヒド類としてシンナムアル
デヒドとジケテンとをチタンテトラクロライドの存在下
反応させて、メチル 5- ヒドロキシ-3- オキソ-7- フェ
ニル-6- ヘプテノエ−トを製造する方法が開示されてい
る。しかし、この方法はラセミ体の製法である。 ケミストリ− エクスプレス (Chemistry Express 、
1991年、第6 巻、第3号、193-196 頁) には、類似する
アルデヒド類として3-フェニルプロパナ−ルとジケテン
とを三価のヨウ化サマリウムの存在下反応させて、エチ
ル 5- ヒドロキシ-3- オキソ-7- フェニルヘプタノエ−
トを製造する方法が開示されている。しかし、この方法
はラセミ体の製法である。
【0003】従って、公知の製法、のいずれもが、
ラセミ体の製造方法であり、光学活性体を合成する不斉
合成の製法ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、光学活
性な5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘導体の工業的な製
法を確立すべく、鋭意検討した結果、金属化合物、アル
デヒド類とジケテンとを光学活性なシッフ塩基との存在
下、反応させた場合、光学活性な5-ヒドロキシ-3- ケト
エステル誘導体が、得られることを見出し本発明を完成
した。
【0005】従って、本発明は、金属化合物、アルデヒ
ド類とジケテンとを光学活性なシッフ塩基との存在下、
反応させて光学活性な5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘
導体を製造する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の一般式
(I): R1 CHO (I) 〔式中、R1 は置換されていても良いアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基、アリ−ル基又は複素環基(縮
合されていてもよい)を示す〕で表されるアルデヒド類
と、 下記式:
【0007】
【化4】
【0008】で表されるジケテンとを、 一般式(II): −OR2a (II) (式中、R2aは置換されていてもよい炭化水素基を示
す)で表される基を少なくとも1つ持つチタンまたはア
ルミニウムよりなる金属化合物又は、該金属化合物と光
学活性なシッフ塩基との反応により得られる複合化合物
の存在下に反応させることにより、 下記の一般式(III):
【化5】 (式中、R1 は前記と同じ意味を示し、R2 は置換され
ていてもよい炭化水素基を示す)で表される光学活性な
5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法に
関する。
【0009】本発明の製法において使用する一般式
(I)で表されるアルデヒド類及び本発明の製法の目的
化合物である一般式(III)で表される光学活性な5
−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体におけるR
1 が、炭素数1〜12のアルキル基、置換されている炭
素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12のアルケニ
ル基、置換されている炭素数2〜12のアルケニル基で
あることが好ましく、炭素数1〜12のアルキル基、芳
香族基で置換されている炭素数1〜12のアルキル基、
炭素数2〜12のアルケニル基、芳香族基で置換されて
いる炭素数2〜12のアルケニル基であることがさらに
好ましく、複素環基(縮合されていてもよい)で置換さ
れている炭素数2〜12のアルケニル基であることが最
も好ましい。
【0010】本発明の製法の目的化合物である一般式
(III)で表される光学活性な5−ヒドロキシ−3−
ケトエステル誘導体におけるR2 が、炭素数1〜12の
アルキル基、炭素数6〜15のアリ−ル基、炭素数7〜
20のアラルキル基又はハロゲン原子、シアノ基、ニト
ロ基および炭素数1〜6のアルキル基よりなる群より選
ばれる置換基を少なくとも1つ持つ炭素数6〜15のア
リ−ル基若しくは炭素数7〜20のアラルキル基である
ことが好ましい。
【0011】本発明の製法において使用する、一般式
(II)で表される基を少なくとも1つ持つ金属化合物
におけるR2aが、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数
6〜15のアリ−ル基、炭素数7〜20のアラルキル基
又はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基および炭素数1
〜6のアルキル基よりなる群より選ばれる置換基を少な
くとも1つ持つ炭素数6〜15のアリ−ル基若しくは炭
素数7〜20のアラルキル基であることが好ましい。
【0012】本発明の製法において使用する、一般式
(II)で表される基を少なくとも1つ持つ金属化合物
が、一般式(IV)で表されるチタン化合物又は一般式
(V)で表されるアルミニウム化合物であることが好ま
しく、Ti(OR2a4 、Ti(OR2a3 A、Ti
(OR2a2 2 、Al(OR2a3 、Al(OR2a
2Aで表される金属化合物であることが好ましく、上記
金属化合物がTi(OR2a4 、Ti(OR2a3 A、
Al(OR2a3 、Al(OR2a2 Aで表される金属
化合物であることが更に好ましく、上記金属化合物がT
i(OR2a4 、Al(OR2a3 で表される金属化合
物であることが最も好ましい。
【0013】本発明の製法において使用する、一般式
(II)で表される基を少なくとも1つ持つTi(OR
2a4 で表されるチタン化合物におけるR2aが、炭素数
1〜12のアルキル基、炭素数6〜15のアリ−ル基、
炭素数7〜20のアラルキル基又はハロゲン原子、シア
ノ基、ニトロ基および炭素数1〜6のアルキル基よりな
る群より選ばれる置換基を少なくとも1つ持つ炭素数6
〜15のアリ−ル基若しくは炭素数7〜20のアラルキ
ル基であることが好ましい。
【0014】本発明の製法の目的化合物である一般式
(III)で表される光学活性な5-ヒドロキシ-3- ケト
エステル誘導体におけるR2 が、一般式(IV)で表さ
れるチタン化合物および一般式(V)で表されるアルミ
ニウム化合物におけるR2aと、同一であることが好まし
い。
【0015】本発明の製法において使用する一般式(I
V)で表される光学活性なシッフ塩基は、好ましくは該
光学活性なシッフ塩基におけるR3 、R4 、R5
6 、R 7 およびR8 が、それぞれ独立に、水素原子、
アルキル基、アリ−ル基又はアラルキル基を示し、かつ
5 とR6 に結合する炭素原子およびR7 とR8 に結合
する炭素原子の少なくとも一方が不斉炭素原子であり、
9 が水素原子、アルキル基、アリ−ル基、アラルキル
基、アルキルオキシ基、アリ−ルオキシ基、ハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、アルキルオキシカルボニオル
基、アリ−ルオキシカルボニル基又はアシルオキシ基を
示し、そしてkが1〜3の整数を示すような光学活性な
シッフ塩基であり、更に好ましくは、R4 とR6 とは水
素原子を示し、R5 は水素原子、アルキル基又はフェニ
ル基を示し、R3 、R7 、R8 及びR9 は、それぞれ独
立に、水素原子又はアルキル基を示す光学活性なシッフ
塩基である。
【0016】さらに、本発明の製法において、一般式
(II)で表される基を少なくとも1つ持つチタン又は
アルミニウムよりなる上記金属化合物と、一般式(V)
で表される光学活性なシッフ塩基との反応による複合化
合物の存在下に、反応を行うことが好ましく、該金属化
合物と光学活性なシッフ塩基との複合化合物を形成後
に、反応を行うことが更に好ましい。さらに、本発明の
製法において、反応を−40〜40℃の温度範囲で行う
ことが最適である。
【0017】本発明の製法における主な反応は、例え
ば、次に示すような反応式(I)
【0018】
【化6】
【0019】で示すことができる。本発明の製法におい
て使用する一般式(I)で表されるアルデヒド類〔以下
化合物(I)ともいう〕におけるR1 は、置換されてい
てもよいアルキル基、置換されていてもよいアルケニル
基、置換されていてもよいアルキニル基、置換されてい
てもよいアリ−ル基、置換されていてもよい複素環基
(縮合されていてもよい)を示す。置換されていてもよ
いアリ−ル基および置換されていてもよい複素環基(縮
合されていてもよい)は一緒になって芳香族基ともい
う。
【0020】化合物(I)におけるR1 で示される、置
換されていてもよいアリ−ル基とは、置換されていても
よいフェニル基、置換されていてもよいナフチル基であ
る。置換されていてもよいフェニル基とは、置換されて
いないフェニル基、置換されているフェニル基である。
置換されているフェニル基の置換基としては、例えばハ
ロゲン原子、炭素数1〜10個のアルキル基、炭素数1
〜10個のアルキル基部分を持つアルコキシ基、ニトロ
基、シアノ基、フェニル基などを挙げることができ、好
ましくはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、
メチル基、エチル基、プロピル基(各異性体を含む)、
ブチル基(各異性体を含む)、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基(各異性体を含む)、ブトキシ基(各
異性体を含む)ニトロ基、シアノ基、フェニル基であ
る。なお、置換基の数および結合位置は任意である。
【0021】化合物(I)におけるR1 で示される、置
換されていてもよいナフチル基とは、置換されていない
ナフチル基、置換されているナフチル基である。置換さ
れているナフチル基の置換基としては、例えばハロゲン
原子、炭素数1〜10個のアルキル基、炭素数1〜10
個のアルキル基部分を持つアルコキシ基、ニトロ基、シ
アノ基、フェニル基などを挙げることができ、好ましく
はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メチル
基、エチル基、プロピル基(各異性体を含む)、ブチル
基(各異性体を含む)、ペンチル基(各異性体を含
む)、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基(各異性
体を含む)、ブトキシ基(各異性体を含む)、ニトロ
基、シアノ基、フェニル基である。なお、置換基の数お
よび結合位置は任意である。
【0022】化合物(I)におけるR1 で示される、置
換されていてもよい複素環基(縮合されていてもよい)
とは、置換されていない複素環基(縮合されていてもよ
い)、置換されている複素環基(縮合されていてもよ
い)である。置換されていない複素環基(縮合されてい
てもよい)としては、例えばフリル基(フリル基、ベン
ゾフリル基)、チエニル基、ピロリル基、ピリジル基
(ピリジル基、キノリル基)、ピリミジル基、ピペリジ
ル基、モルホニル基、チアゾリル基(チアゾリル基、ベ
ンゾチアゾリル基)、イミダゾリル基、トリアゾリル基
などの複素環基(縮合されていてもよい)などを挙げる
ことができ、好ましくはフリル基(縮合されていてもよ
い)、チエニル基、ピロリル基、ピリジル基(縮合され
ていてもよい)、ピリミジル基、トリアゾリル基であ
る。置換されていてもよい複素環基の置換基としては、
例えばハロゲン原子、炭素数1〜10個のアルキル基、
炭素数1〜10個のアルキル基部分を持つアルコキシ
基、ニトロ基、シアノ基などを挙げることができ、好ま
しくはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、メ
チル基、エチル基、プロピル基(各異性体を含む)、ブ
チル基(各異性体を含む)、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基(各異性体を含む)、ブトキシ基(各異性
体を含む)、ニトロ基、シアノ基、フェニル基である。
置換されていてもよい複素環基の複素環基は、前記の
『置換されていない複素環基(置換されていてもよ
い)』と同じである。なお、置換基の数および結合位置
は任意である。
【0023】化合物(I)におけるR1 において、置換
されていてもよいアルキル基とは、シクロアルキル基、
置換されているアルキル基、置換されていないアルキル
基である。R1 において、置換されていてもよいアルケ
ニル基〔本発明においてアルケニル基とは、Cn 2n
表されるアルケン族より水素原子1個を除いた残りの原
子団をいう〕とは、置換されていないアルケニル基、置
換されているアルケニル基である。R1 において、置換
されていてもよいアルキニル基〔本発明においてアルキ
ニル基とは、Cn 2n-2で表されるアルキン族より水素
原子1個を除いた残りの原子団をいう〕とは、置換され
ていないアルキニル基、置換されているアルキニル基で
ある。
【0024】R1 において、シクロアルキル基は、例え
ば炭素数3〜10のシクロアルキル基を挙げることがで
き、好ましくはシクロプロピル基、シクロブチル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基であり、置換されて
いないアルキル基は、例えば炭素数1〜12のアルキル
基を挙げることができ、好ましくはメチル基、エチル
基、プロピル基(各異性体を含む)、ブチル基(各異性
体を含む)であり、置換されていないアルケニル基は、
例えば炭素数2〜12のアルケニル基を挙げることがで
き、好ましくはビニル基、プロペニル基(各異性体を含
む)、ブテニル基(各異性体を含む)であり、置換され
ていないアルキニル基は、例えば炭素数2〜12のアル
キニル基を挙げることができ、好ましくはエチニル基、
プロピニル基(各異性体を含む)、ブチニル基(各異性
体を含む)である。
【0025】置換されているアルキル基の置換基として
は、例えば置換されていてもよい芳香族基、複素環化合
物を挙げることができ、より具体的には以下に示すこと
ができる。
【0026】置換されているアルキル基の置換基として
は、例えばフェニル基および4-トリル基、4-クロロフェ
ニル基、4-メトキシフェニル基、2,4-ジクロロフェニル
基、3,5-ジクロロ-6(4-フルオロフェニル)フェニル
基、2,4-ジメチル-6- (4-フルオロ-3- メチルフェニ
ル)フェニル基のような『置換されているフェニル
基』、
【0027】ピロリル基(縮合されていないピロリル
基)および4-(4- フルオロフェニル)-2- イソプロピル
-1- フェニル- ピロ−ル-3- イル基のような『置換され
ているピロリル基(縮合されていないピロリル基)』、
インドリル基(縮合されているピロリル基)および3-
(4-フルオロフェニル)-1- イソプロピルインド−ル-2
-イル基のような『置換されているインドリル基(縮合
されているピロリル基)』、ピリジル基(縮合されてい
ないピリジル基)および2-メチル-4- フェニルピリジン
-3- イル基、4-(4-フルオロフェニル)-2- イソプロピ
ル-6- フェニルピリジン-3- イル基、2,5-ジイソプロピ
ル-4- (4-フルオロフェニル)ピリジン-3-イル基、5-
ベンジルオキシメチル-2,6- ジイソプロピル-4-(4-フル
オロフェニル)ピリジン-3- イル基、2,6-ジイソプロピ
ル-5- エトキシカルボニル-4-(4-フルオロフェニル)ピ
リジン-3- イル基のような『置換されているピリジル基
(縮合されていないピリジル基)』、キノリル基(縮合
されているピリジル基)および1-(4- フルオロフェニ
ル)-3- イソプロピル-4- オキソキノリン-2- イル基、
2-シクロプロピル-4-(4-フルオロフェニル)キノリン-3
- イル基のような『置換されているキノリル基(縮合さ
れているピリジル基)』、ピリミジル基および4-(4- フ
ルオロフェニル)-6- イソプロピル-2- フェニルピリミ
ジン-5- イル基、4-(4- フルオロフェニル)-6- メチル
-2- フェニルピリミジン-5- イル基、2,4-ジメチル-6-
(4-フルオロフェニル)ピリミジン-5- イル基、2-(N-
メチル- N-メタンスルホニル)アミノ-6-(4-フルオロ
フェニル)-4- イソプロピルピリミジン-5- イル基のよ
うな『置換されているピリミジル基』、
【0028】ピラゾリル基および5-(4-フルオロフェニ
ル)-3- イソプロピル-1- フェニルピラゾ−ル-4- イル
基のような『置換されているピラゾリル基』、ピリダジ
ル基および3,4-ビス(4-フルオロフェニル)-6- イソプ
ロピルピリダジン-5- イル基のような『置換されている
ピリダジル基』、イミダゾリル基および1-(4- フルオロ
フェニル)-4- イソプロピル-2- フェニル- 1H- イミ
ダゾ−ル-5- イル基のような『置換されているイミダゾ
リル基』、イミダゾリン-2- オン基および4-(4- フルオ
ロフェニル)-1- メチル-3- フェニルイミダゾリン-2-
オン-5- イル基のような『置換されているイミダゾリン
-2- オン基』、フリル基、チオフェン基などを挙げるこ
とができる。
【0029】置換されているアルケニル基、アルキニル
基の置換基としては、これに限られるものではなく、前
記の置換基のほか、例えば、ビニル基および1-フェニル
エテニル基、2,2-ジフェニルエテニル基、1-イソプロピ
ル-2,2- ビス(4-フルオロフェニル)エテニル基、1-
(1-メチル- 1H- テトラゾ−ル-5- イル)-2,2- ビス
(4-フルオロフェニル)エテニル基のような『置換され
ているビニル基』、エチニル基およびフェニルエチニル
基、4-クロロフェニルエチニル基、4-メトキシフェニル
エチニル基のような『置換されているエチニル基』など
を挙げることができる。置換されているアルキル基のア
ルキル基、置換されているアルケニル基のアルケニル
基、置換されているアルキニル基のアルキニル基は前記
と同じである。なお、置換基の数および結合位置は任意
である。
【0030】前記の置換されているアルキル基、置換さ
れているアルケニル基、置換されているアルキニル基
は、具体的には以下のような基が好ましい。そのような
基は、ベンジル基、フェネチル基、3-フェニルプロピル
基、4-フェニルブチル基のような『フェニル基を置換基
として持つアルキル基』、スチリル基、シンナミル基の
ような『フェニル基を置換基として持つアルケニル
基』、2-(4-トリル)エテニル基、2-(2,4-ジクロロフ
ェニル)エテニル基、2-(4-クロロフェニル)エテニル
基、2-(4-メトキシフェニル)エテニル基、2-〔3,5-ジ
クロロ-6- (4-フルオロフェニル)フェニル〕エテニル
基、2-〔2,4-ジメチル-6- (4-フルオロ-3- メチルフェ
ニル)フェニル〕エテニル基のような『置換されたフェ
ニル基を置換基として持つアルケニル基』、フェニルエ
チニル基、3-フェニル-2- プロピニル基、4-フェニル-3
- ブチン-1- イル基のような『フェニル基を置換基とし
て持つアルキニル基』、
【0031】2-(インド−ル-2- イル)エテニル基及び
2-〔3-(4-フルオロフェニル)-1-イソプロピルインド
−ル-2- イル〕エテニル基のような『置換されているイ
ンドリル基(縮合されているピロリル基)を置換基とし
て持つアルケニル基』、2-(ピリジン-3- イル)エテニ
ル基及び2-〔2-メチル-4- フェニルピリジン-3- イル〕
エテニル基、2-〔4-(4- フルオロフェニル)-2- イソプ
ロピル-6- フェニルピリジン-3- イル〕エテニル基、2-
〔2,5-ジイソプロピル-4-(4-フルオロフェニル)ピリジ
ン-3- イル〕エテニル基、2-〔5-ベンジルオキシメチル
-2,6- ジイソプロピル-4-(4-フルオロフェニル)ピリジ
ン-3- イル〕エテニル基、2-〔2,6-ジイソプロピル-5-
エトキシカルボニル-4-(4-フルオロフェニル)ピリジン
-3- イル〕エテニル基のような『置換されているピリジ
ル基(縮合されていないピリジル基)を置換基として持
つアルケニル基』、2-(キノリン-3- イル)エテニル
基、2-(キノリン-2- イル)エテニル基及び2-〔2-シク
ロプロピル-4-(4-フルオロフェニル)キノリン-3- イ
ル〕エテニル基、2-〔3-シクロプロピル-1-(4-フルオロ
フェニル)-4- オキソキノリン-2- イル〕エテニル基の
ような『置換されているキノリル基(縮合されているピ
リジル基)を置換基として持つアルケニル基』、2-(ピ
リミジン-5- イル)エテニル基及び2-〔4-(4-フルオロ
フェニル)-6-イソプロピル-2- フェニルピリミジン-5-
イル〕エテニル基、2-〔4-(4- フルオロフェニル)-6-
メチル-2- フェニルピリミジン-5- イル〕エテニル
基、2-〔2,4-ジメチル-6-(4-フルオロフェニル)ピリミ
ジン-5- イル〕エテニル基、2-〔2-(N- メチル- N-
メタンスルホニル)アミノ-6-(4-フルオロフェニル)-4
- イソプロピルピリミジン-5- イル〕エテニル基のよう
な『置換されているピリミジル基を置換基として持つア
ルケニル基』、
【0032】2-(ピリダジン-5- イル)エテニル基およ
び2-〔3,4-ビス(4-フルオロフェニル)-6- イソプロピ
ルピリダジン-5- イル〕エテニル基のような『置換され
ているピリダジル基を置換基として持つアルケニル
基』、2-(イミダゾ−ル-5- イル)エテニル基および2-
〔1-(4- フルオロフェニル)-4- イソプロピル-2- フェ
ニル- 1H- イミダゾ−ル-5- イル〕エテニル基のよう
な『置換されているイミダゾリル基を置換基として持つ
アルケニル基』、2-(ピロ−ル-3- イル)エテニル基お
よび2-〔4-(4-フルオロフェニル)-2-イソプロピル-1-
フェニルピロ−ル-3- イル〕エテニル基のような『置
換されているピロリル基を置換基として持つアルケニル
基』、2-(イミダゾリン-2- オン-5- イル)エテニル基
および2-〔4-(4-フルオロフェニル)-1- メチル-3- フ
ェニルイミダゾ−ル-2- オン-5- イル〕エテニル基のよ
うな『置換されているイミダゾリン-2- オン基を置換基
として持つアルケニル基』、2-(フラン-2- イル)エテ
ニル基および2-(チオフェン-2- イル)エテニル基、2-
(ピラゾ−ル-4- イル)エテニル基、2-〔5-(4-フルオ
ロフェニル)-3- イソプロピル-1- フェニルピラゾ−ル
-4- イル〕エテニル基である。
【0033】前記の置換されているアルキル基、置換さ
れているアルケニル基、置換されているアルキニル基の
中では、具体的には以下のような基が好ましい。 (A)3- フェニルプロピル基のような『置換されているフ
ェニル基を置換基としてもつアルキル基』、(B) スチリ
ル基、シンナミル基のような『フェニル基を置換基とし
て持つアルケニル基』、2-(4-トリル)エテニル基、2-
(4-クロロフェニル)エテニル基、2-(4-メトキシフェ
ニル)エテニル基、2-〔3 、5-ジクロロ-6-(4-フルオロ
フェニル)フェニル〕エテニル基、2-〔2,4 ジメチル-6
-(4-フルオロ-3- メチルフェニル)フェニル〕エテニル
基のような『置換されているフェニル基を置換基として
持つアルケニル基』、(C) 2-(ピリジン-3- イル)エテ
ニル基及び2-( 2-メチル-4- フェニルピリジン-3- イ
ル) エテニル基、2-〔4-(4- フルオロフェニル)-2- イ
ソプロピル-6-フェニルピリジン-3- イル〕エテニル
基、2-〔2,4-ジイソプロピル-4-(4-フルオロフェニル)
ピリジン-3- イル〕エテニル基、2-〔5-ベンジルオキシ
メチル-2,6- ジイソプロピル-4-(4-フルオロフェニル)
ピリジン-3- イル〕エテニル基、2-〔2,6-ジイソプロピ
ル-5- エトキシカルボニル-4-(4-フルオロフェニル)ピ
リジン-3- イル〕エテニル基のような『置換されている
ピリジル基(縮合されていないピリジル基)を置換基と
して持つアルケニル基』、更に(D) 2- (キノリン-3-
イル)エテニル基、2-(キノリン-2- イル)エテニル基
及び2-〔2-シクロプロピル-4- (4-フルオロフェニル)
キノリン-3- イル〕エテニル基、2-〔3-シクロプロピル
-1-(4-フルオロフェニル)-4- オキソキノリン-2- イ
ル〕エテニル基のような『置換されているキノリル基
(縮合されているピリジル基)を置換基として持つアル
ケニル基』である。
【0034】本発明の製法で使用される一般式(I)で
表されるアルデヒド類としては以下のアルデヒド類が好
適である。 (1) ベンズアルデヒド、4-メチルベンズアルデヒド、4-
メトキシベンズアルデヒド、2,4-ジクロロベンズアルデ
ヒドのような『置換されていてもよいベンゼン環を構成
する炭素原子に直接にアルデヒド基が結合しているアル
デヒド』。 (2)3- フェニルプロパナ−ルのような『置換されていて
もよいベンゼン環を構成する原子にアルキル基を介して
間接にアルデヒド基が結合しているアルデヒド』。 (3) (E)- クロトンアルデヒド、メタクリルアルデヒ
ド、チグリックアルデヒドのような『アルケニル基に直
接にアルデヒド基が結合しているアルデヒド』。 (4)n- ブタナ−ル、トリメチルアセトアルデヒドのよう
な『アルキル基に直接にアルデヒド基が結合しているア
ルデヒド』。 (5) 2-チオフェンアルデヒド、2-フランアルデヒドのよ
うな『複素環に直接にアルデヒド基が結合しているアル
デヒド』。 (6) シンナムアルデヒド、3-(2,4- ジクロロフェニル)
プロプ-2- エン-1- ア−ルのような『置換されていても
よいベンゼン環を構成する原子にアルケニレン基を介し
て間接にアルデヒド基が結合しているアルデヒド』。 (7) 3-(ピリジン-3- イル)プロプ-2- エン-1- ア−ル
のような『置換されていてもよいピリジン環(縮合され
ていないピリジル環)を構成する原子にアルケニレン基
を介して間接にアルデヒド基が結合しているアルデヒ
ド』。 (8) 3-(キノリン-3- イル)プロプ-2- エン-1- ア−ル
のような『置換されていてもよいキノリン環(縮合され
ているピリジル環)を構成する原子にアルケニレン基を
介して間接にアルデヒド基が結合しているアルデヒ
ド』。 (9) シクロヘキサンカルボキシアルデヒドのような『シ
クロアルキル環を構成する原子に直接にアルデヒド基が
結合しているアルデヒド』。
【0035】本発明の製法において使用する一般式
(I)で表されるアルデヒド類としては、例えば(E)
-3〔2-シクロプロピル-4-(4-フルオロフェニル)-キノリ
ン-3- イル〕プロプ-2- エン-1- ア−ルは、特開平1−2
79866号公報に記載されているような方法に準じて
製造できる。
【0036】本発明の製法において一般式(II)で表
されるで−R2a基を少なくとも1つ持つチタンまたはア
ルミニウムよりなる金属化合物は、一般式(IV) Ti(OR2a) m 4-m (IV) (但し、R2a、Aは前記と同じ意味を示す)で表される
金属化合物〔以下金属化合物(IV)ともいう〕又は 一般式(V) Al(OR2a) n 3-n (V) (但し、R2a、Aは前記と同じ意味を示す)で表される
金属化合物〔以下金属化合物(V)ともいう〕である。
【0037】一般式(IV)で表される金属化合物(I
V)におけるR2aの示す置換されていてもよい炭化水素
基とは、アルキル基、置換されていてもよいアリ−ル基
及び置換されていてもよいアラルキル基からなる群より
選ばれる少なくとも一種の基を示す
【0038】一般式(IV)で表される金属化合物(I
V)におけるR2aの示すアルキル基としては、例えば炭
素数1〜12の直鎖状または分枝状のアルキル基を挙げ
ることができ、好ましくはメチル基、エチル基、プロピ
ル基(各異性体を含む)、ブチル基(各異性体を含
む)、ペンチル基(各異性体を含む)である。一般式
(IV)で表される金属化合物(IV)におけるR2a
示す置換されていてもよいアリ−ル基は、置換されてい
ないアリ−ル基、置換されているアリ−ル基である。金
属化合物(IV)における『R2aの示す置換されていな
いアリ−ル基』としては、例えば炭素数6〜15のアリ
−ル基を挙げることができ、フェニル基、ナフタレン基
のようなアリ−ル基が好ましく、フェニル基が更に好ま
しい。金属化合物(IV)における『R2aの示す置換さ
れているアリ−ル基』のアリ−ル基としては、上記アリ
−ル基を挙げることができ、『R2aの示す置換されてい
るアリ−ル基』の置換基としては、例えばハロゲン原
子、シアノ基、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基を
挙げることができる。
【0039】一般式(IV)で表される金属化合物(I
V)におけるR2aの示す置換されていてもよいアラルキ
ル基は、置換されていないアラルキル基、置換されてい
るアラルキル基である。金属化合物(IV)における
『R2aの示す置換されていないアラルキル基』として
は、例えばベンジル基、フェネチル基、3−フェニルプ
ロピル基、4−フェニルブチル基のような炭素数7〜2
0のアラルキル基を挙げることができ、好ましくはベン
ジル基である。金属化合物(IV)における『R2aの示
す置換されているアラルキル基』のアラルキル基は、上
記アラルキル基を挙げることができ、『R2aの示す置換
されているアラルキル基』の置換基としては、例えばハ
ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、炭素数1〜6のアル
キル基を挙げることができる。
【0040】一般式(IV)で表される金属化合物(I
V)におけるAは、ハロゲン原子又はアルキル基を示
す。金属化合物(V)におけるAの示すハロゲン原子と
しては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ−
ド原子などのハロゲン原子を挙げることができ、好まし
くは塩素原子である。金属化合物(IV)におけるAの
示すアルキル基としては、例えば炭素数1〜6の直鎖状
または分枝状のアルキル基を挙げることができ、好まし
くはメチル基、エチル基、プロピル基(各異性体を含
む)、ブチル基(各異性体を含む)、ペンチル基(各異
性体を含む)である。金属化合物(IV)におけるA
は、前記ハロゲン原子が好ましい。
【0041】化合物(IV)で表される金属化合物(I
V)におけるnは1、2、3又は4の整数を表し、好ま
しくは2、3又は4であり、更に好ましくは3又は4で
あり、最も好ましくは4である。
【0042】このようなR2a、Aを有する金属化合物
(IV)は、チタンテトラエトキシド、チタンテトラn
−プロポキサイド、チタンテトライソプロポキサイド、
チタンn−ブトキシサイド、チタンテトラn−ペントキ
サイドのようなチタンテトラアルコキサイド及びチタン
ハロトリアルコキサイドのようなチタンハロアルコキサ
イドが好ましく、上記のチタンテトラアルコキサイドが
さらに好ましい。このような金属化合物(IV)は、例
えばチタンモノクロロトリイソプロポキサイドは、ケミ
シュ ベリヒテ(Chemische Berichte、第118巻、第
4号、1421−1440頁、1985年)に記載され
た方法に準じて作成できる。
【0043】または一般式(V)で表される金属化合物
〔以下化合物(V)ともいう〕におけるR2a、Aは前記
と同じ意味を示す。化合物(V)におけるnは、1、
2、3の整数を表し、好ましくは2、3であり、更に好
ましくは3である。
【0044】このようなR2a、Xを有する金属化合物
(V)は、アルミニウムトリアルコキサイド及びアルミ
ニウムモノハロジアルコキサイドのようなアルミニウム
ハロアルコキサイドが好ましく、アルミニウムトリイソ
プロポキサイド、アルミニウムモノクロロジイソプロポ
キサイドが更に好ましい。
【0045】このような金属化合物(V)は、例えばア
ルミニウムモノクロロジイソプロポキサイドは以下のよ
うな方法で生成できる。アルゴンガスの存在下、ジエチ
ルアルミニウムクロライドの塩化メチレン溶液に、0℃
に冷却したイソプロパノ−ルを添加し混合溶液を得る。
得られた混合溶液を、室温まで上昇させ、1時間攪拌さ
せて、アルミニウムモノクロロジプロポキサイドを生成
させる。アルミニウムモノクロロジイソプロポキサイド
を含んだ反応溶液は、そのまま本発明の製法に使用でき
る。
【0046】本発明において使用される一般式(VI)
で表される光学活性なシッフ塩基におけるR3 、R4
5 、R6 、R7 およびR8 は、それぞれ独立に水素原
子、アルキル基、アリ−ル基、又はアラルキル基を示
す。R3 、R4 、R5 、R6 、R7 およびR8 の示すア
ルキル基、アリ−ル基、アラルキル基は前記のアルキル
基、アリ−ル基又はアラルキル基である。また、R5
6 に結合する炭素原子およびR7 とR8 に結合する炭
素原子の少なくとも一方が不斉炭素原子である。
【0047】一般式(V)で表される光学活性なシッフ
塩基におけるR9 は、水素原子、アルキル基、アリ−ル
基、アルキルオキシ基、アラルキル基、アリ−ルオキシ
基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキルオキ
シカルボニル基、アリ−ルオキシカルボニル基又はアシ
ルオキシ基を示す。R9 の示すアルキル基、アリ−ル
基、アラルキル基、ハロゲン原子としては、前記のアル
キル基、アリ−ル基、アラルキル基、ハロゲン原子を挙
げることができる。R9 の示すアルキルオキシ基とし
て、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロピルオキシ基
(各異性体を含む)を挙げることができる。R9 の示す
アリ−ルオキシ基としては、例えばフェノキシ基、ナフ
チルオキシ基を挙げることができる。R9 の示すアルキ
ルオキシカルボニル基としては、例えばメトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基、プロピルオキシカルボ
ニル基を挙げることができる。R9 の示すアリ−ルオキ
シカルボニル基としては、例えばフェノキシカルボニル
基、ナフチルオキシカルボニル基を挙げることができ
る。R9 の示すアシルオキシ基としては、例えばアセト
キシ基、プロピオニルオキシ基、ベンゾイルオキシ基を
挙げることができる。一般式(VI)で表される光学活
性なシッフ塩基におけるkは1、2、3の整数であり、
好ましくは1である。なお、R9 の置換位置は任意であ
る。
【0048】一般式(VI)で表される光学活性なシッ
フ塩基として、好適なR3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 およびR9 の組み合わせとしては、R4 とR6 は水
素原子を表し、R5 は水素原子、アルキル基又はフェニ
ル基を示し、R3 、R7 、R 8 及びR9 は、それぞれ独
立に水素原子又はアルキル基を示す組み合わせである。
【0049】本発明の製法において使用される一般式(
VI)で表される光学活性なシッフ塩基において、この
ようなR3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 およびR9
を有する『一般式( VI)で表される光学活性なシッフ
塩基』としては、以下のような化合物が好ましい。
【0050】(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデ
ン) アミノ〕-3- メチル-1- ブタノ−ル、(R)-2-〔N-
(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-3- メチル-1-
ブタノ−ル、(S)-2-〔N- サリチリデンアミノ〕-3-
メチル-1- ブタノ−ル、(R)-2-〔N- サリチリデンアミ
ノ〕-3- メチル-1- ブタノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-tert-
ブチルサリチリデン) アミノ〕-3,3- ジメチル-1- ブタ
ノ−ル、(R)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) ア
ミノ〕-3,3- ジメチル-1- ブタノ−ル、(S)-2-〔N-
(3',5'-ジ-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-3- メ
チル-1- ブタノ−ル、(R)-2-〔N-(3',5'-ジ-tert-ブチ
ルサリチリデン) アミノ〕-3- メチル-1- ブタノ−ル、
(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-1
- プロパノ−ル、(R)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリ
デン) アミノ〕-1- プロパノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-ter
t-ブチルサリチリデン) アミノ〕-1- ブタノ−ル、(R)-
2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-1- ブ
タノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)
アミノ〕-4- メチル-1- ペンタノ−ル、(R)-2-〔N-(3'
-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-4- メチル-1- ペ
ンタノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデ
ン) アミノ〕-2- フェニル-1- エタノ−ル、(R)-2-〔N
-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-2- フェニル
-1- エタノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリ
デン) アミノ〕-1-tert-ブチル-1- エタノ−ル、(R)-2-
〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-1-tert-
ブチル-1- エタノ−ル。
【0051】『一般式( VI)で表される光学活性なシ
ッフ塩基』としては、以下のような化合物が更に好まし
い。(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミ
ノ〕-3- メチル-1- ブタノ−ル、(S)-2-〔N- サリチリ
デンアミノ〕-3- メチル-1- ブタノ−ル、(S)-2-〔N-
(3',5'-ジ-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-3- メ
チル-1- ブタノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリ
チリデン) アミノ〕-1- プロパノ−ル、(S)-2-〔N-(3'
-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-1- ブタノ−ル、
(R)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-1
- ブタノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデ
ン) アミノ〕-4- メチル-1- ペンタノ−ル、(S)-2-〔N
-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-2- フェニル
-1- エタノ−ル、(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリ
デン) アミノ〕-3,3- ジメチル-1- ブタノ−ル、(R)-2-
〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-3,3- ジ
メチル-1- ブタノ−ル。
【0052】本発明の製法において使用される一般式
(VI)で表される光学活性なシッフ塩基は、例えば
(S)-2-〔N-(3'-tert-ブチルサリチリデン) アミノ〕-3
- メチル-1- ブタノ−ルは、ジャ−ナル オブ オルガ
ニック ケミストリ−(Journal of Organic Chemistry,
1993年, 第58巻, 第6 号,1515-1522頁) に記載された製
法に準じて以下のように製造することができる。
【0053】その製造方法としては、例えば一般式(V
II)
【0054】
【化7】
【0055】(式中、R3 、R4 、R9 およびkは上記
と同じ意味を示す)で表されるヒドロキシアルデヒド
と、一般式(VIII)
【0056】
【化8】
【0057】(式中、R5 、R6 、R7 およびR8 は上
記と同じ意味を示す)で表される光学活性なβ−アミノ
アルコ−ルとを反応させる方法で容易に製造することが
できる。
【0058】本発明の製法において使用される一般式
(VI)で表される光学活性なシッフ塩基は、いずれか
一方の光学異性体のみを用い、それに従って光学活性な
5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘導体のいずれか一方の
光学異性体が生成される。本発明では、いずれの光学活
性なシッフ塩基を用いてもよい。
【0059】本発明の製法によって製造される目的化合
物である一般式(III)で表される5-ヒドロキシ-3-
ケトエステル誘導体において、R1 は前記と同じ意味を
示す。R2 はR2aと同じ意味を有するアルキル基、置換
されていてもよいアリ−ル基及び置換されていてもよい
アラルキル基からなる群より選ばれる少なくとも一種の
基を示してもよく、R2 とR2aは同一の基であることが
好ましい。このようなR1 、R2 を有する『一般式(I
II)で表される5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘導
体』としては、原料物質であるアルデヒド類と金属化合
物(IV)〔又は金属化合物(V)〕によって決められ
ることもある。また、一般式(III)で表される5-ヒ
ドロキシ-3- ケトエステル誘導体には、ケト体、エノ−
ル体の互変異性体が存在するが、本発明の製法における
5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘導体はケト体、エノ−
ル体のいずれでもよい。
【0060】本発明においては、ジケテンは液体物質で
あり、アルデヒド類、金属化合物(IV)〔又は化合物
(V)〕が液体物質あるである場合は、反応を行うため
に特に有機溶媒を必要とはしないが、有機溶媒を用いて
も反応を行うことができる。またアルデヒド類、化合物
(IV)〔又は化合物(V)〕が液体物質でない場合
は、溶媒に溶解して、反応に加えてもよい。本発明にお
いて使用される溶媒は、反応に関与しなければ特に制限
はないが、例えば塩化メチレン、クロロホルムなどのハ
ロゲン系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族溶媒、ペンタン、ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族
炭化水素溶媒、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−
テル、テトラヒドロフランなどのエ−テル系溶媒、アセ
トニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル系溶媒な
どを挙げることができる。
【0061】本発明の製法において使用される一般式
(I)で表されるアルデヒド類は、その使用量が、光学
活性なシッフ塩基1モルに対して、通常0.2〜10モ
ルの割合になる量であればよく、0.5〜5.0モルの
割合になる量が好ましい。
【0062】本発明の製法において使用されるジケテン
は、その使用量が、光学活性なシッフ塩基1モルに対し
て、通常0.1〜15モルの割合になる量であればよ
く、0.2〜10.0モルの割合になる量が好ましい。
【0063】本発明の製法において使用される一般式
(IV)で表される金属化合物(IV)又は一般式
(V)で表される金属化合物(V)は、その使用量が、
光学活性なシッフ塩基1モルに対して、0.8〜1.2
モルの割合になる量であればよく、0.85〜1.15
モルの割合になる量が好ましい。
【0064】本発明の製法における反応方法としては、
光学活性なシッフ塩基と金属化合物〔化合物(IV)又
は化合物(V)〕とを混合した前記の溶媒よりなる混合
溶液に、アルデヒド類、ジケテンを、そのまま添加して
もよく、また、前記の溶媒に溶解して添加してもよい。
【0065】本発明の製法における反応溶媒は、前記の
有機溶媒が用いられ、溶媒の使用量には特に制限はない
が、その使用量が、光学活性なシッフ塩基(重量)に対
して、0.01倍〜100倍(重量比)の割合になる量
であればよく、0.1倍〜50倍(重量比)の割合にな
る量が好ましく、1倍〜20倍(重量比)の割合になる
量が更に好ましい。
【0066】本発明の製法における反応温度は、溶媒の
使用量、種類によっても異なるが、通常−40〜40℃
であることが一般的であり、−30〜30℃であること
が好ましく、−25〜25℃であることが更に好まし
い。
【0067】本発明の製法における反応は、例えば窒素
ガス、ヘリウムガス、アルゴンガスのような不活性ガス
を通気させた条件下で行うことができるが、好ましくは
窒素ガス、アルゴンガスを通気させた条件下で行う。
【0068】本発明の製法において、精製した光学活性
な5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘導体を含む反応混合
物から該目的化合物を得る方法は、通常の洗浄操作、分
離操作を組み合わせればよく、例えば反応混合物に希酸
水溶液を加えて中和した後、溶媒抽出、洗浄、減圧濃
縮、カラムクロマトグラフィ−を用いる方法などで目的
化合物を得ることが好ましい。
【0069】単離操作において、使用する酸としては、
例えば塩酸、硝酸、硫酸などの無機酸を挙げることがで
き、好ましくは塩酸である。また、使用する酸の濃度は
特に制限はないが、0.05N〜10Nの濃度の酸を使
用することがよく、0.1N〜10Nの濃度の酸を使用
することが好ましく、0.3〜2.0Nの濃度の酸を使
用することが更に好ましい。これら酸は、その使用量
が、酸の濃度・種類によって異なるが、例えば1N−塩
酸を使用した場合、反応混合物(容量)に対して、1倍
〜50倍(容量比)の割合になる量がよく、2倍〜25
倍(容量比)の割合になる量が好ましい。
【0070】上記本発明の好ましい態様は以下のとうり
である。
【0071】(1) 一般式(I)で表されるアルデヒ
ド類および一般式(III)で表される光学活性な5−
ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体におけるR1 が、
炭素数1〜12のアルキル基、芳香族基で置換されてい
る炭素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12のアル
ケニル基、芳香族基で置換されている炭素数2〜12の
アルケニル基を示す前記に記載の光学活性な5−ヒドロ
キシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法。
【0072】(2) 一般式(I)で表されるアルデヒ
ド類および一般式(III)で表される光学活性な5−
ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体におけるR1 が、
複素環基(縮合されていてもよい)で置換されている炭
素数2〜12のアルケニル基を示す前記に記載の光学活
性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体の製造方
法。
【0073】(3) 一般式(III)で表される光学
活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体におけ
るR2 が、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数6〜1
5のアリ−ル基、炭素数7〜20のアラルキル基又はハ
ロゲン原子、シアノ基、ニトロ基および炭素数1〜6の
アルキル基よりなる群より選ばれる置換基を少なくとも
1つ持つ炭素数6〜15のアリ−ル基若しくは炭素数7
〜20のアラルキル基を示す前記に記載の光学活性な5
−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法。
【0074】(4) 金属化合物におけるR2aが、炭素
数1〜12のアルキル基、炭素数6〜15のアリ−ル
基、炭素数7〜20のアラルキル基又はハロゲン原子、
シアノ基、ニトロ基および炭素数1〜6のアルキル基よ
りなる群より選ばれる置換基を少なくとも1つ持つ炭素
数6〜15のアリ−ル基若しくは炭素数7〜20のアラ
ルキル基を示す前記に記載の光学活性な5−ヒドロキシ
−3−ケトエステル誘導体の製造方法。
【0075】(5) 金属化合物がチタンテトラアルコ
キサイド又はチタンハロトチアルコキサイドである前記
に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル
誘導体の製造方法。
【0076】(6) 金属化合物がチタンテトラアルコ
キサイドである前記に記載の光学活性な5−ヒドロキシ
−3−ケトエステル誘導体の製造方法。
【0077】(7) チタンテトラアルコキサイドが、
チタンテトラエトキシド、チタンテトラn−プロポキサ
イド、チタンテトライソプロポキサイド、チタンn−ブ
トキシサイド、チタンテトラn−ペントキサイドである
前記に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエス
テル誘導体の製造方法。
【0078】(8) 一般式(III)で表される光学
活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体におけ
るR2 が、一般式(IV)で表されるチタン化合物およ
び一般式(V)で表されるアルミニウム化合物における
2aと、同一である前記に記載の光学活性な5−ヒドロ
キシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法。
【0079】(9) 上記一般式(VI)における、R
4 とR6 は水素原子を示し、R5 は水素原子、アルキル
基又はフェニル基を示し、R3 、R7 、R8 及びR
9 は、それぞれ独立に、水素原子又はアルキル基を示す
前記に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエス
テル誘導体の製造方法。
【0080】(10) 上記金属化合物と上記光学活性
なシッフ塩基との複合化合物の存在下、上記反応を行う
前記に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエス
テル誘導体の製造方法。
【0081】(11) 上記反応を−40〜40℃の温
度範囲で行う前記に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−
3−ケトエステル誘導体の製造方法。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、上記一般式(I)のア
ルデヒド類、ジケテンと、一般式(IV)の金属化合物
(IV)又は一般式(V)の金属化合物(V)とを、一
般式(VI)の光学活性なシッフ塩基の存在下に反応さ
せれば、一般式(III)の光学活性な5-ヒドロキシ-3
- ケトエステル誘導体を容易に得ることができる。 光
学活性な5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘導体は、血中
コレステロ−ル低下剤〔4-ヒドロキシ-3- メチルグルタ
リル-5- (HMG)Co- リダクタ−ゼ阻害剤〕を合成
する際に中間体として有用であり、容易に光学活性な血
中コレステロ−ル低下剤を製造できる。
【0083】実施例および参考例 以下に実施例及び参考例を示して本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明の範囲をこれらに限定されるもので
はない。なお、実施例中の光学純度(%ee)は以下に
述べるHPLC分析を行って決定した。分析条件は、カ
ラム;CHIRALPAK AD、溶出溶媒;(ヘキサ
ン:エタノ−ル=95:5)+0.01%トリフルオロ
酢酸、流速;1.0ミリリットル/min、検出波長;
254nmである。また、実施例中の収率(%)は式
(I)〔〔5-ヒドロキシ-3- ケトエステル誘導体(モ
ル)/アルデヒド誘導体(モル)〕X100〕で算出し
た。参考例中の収率(%)は式(II)〔シッフ塩基誘
導体(モル)/β−アミノアルコ−ル誘導体(モル)〕
X100〕で算出した。光学活性な5-ヒドロキシ-3- ケ
トエステル誘導体は、ケト- エノ−ル体の混合物で存在
することがあるが、いずれの化合物も光学純度的には同
一の値である。
【0084】実施例 実施例1 減圧下加熱乾燥した後にアルゴンガスを通気させなが
ら、シュレンク管内に、(S)-2-[N-(3'-tert-ブチル
サリチリデン)アミノ]-3-メチル-1- ブタノ−ル1.4
3g(5.4mmol)を添加し、塩化メチレン5ミリ
リットル及びチタンテトライソプロポキサイド1.45
ミリリットル(4.9mmol)をさらに添加して、室
温で1時間攪拌混合した。その後該シュレンク管を−2
0℃まで冷却した。該塩化メチレン溶液にベンズアルデ
ヒド0.5ミリリットル(4.9mmol)、ジケテン
0.75ミリリットル(9.8mmol)をこの順序で
添加し、−20℃に保ちながら48時間激しく攪拌した
後、溶液の温度を室温に戻し、イソプロピルアルコ−ル
0.75ミリリットル(4.9mmol)を加え、室温
下で1時間激しく攪拌して反応させた。得られた反応混
合物を、1N−塩酸50ミリリットル+ジエチルエ−テ
ル50ミリリットルの混合溶液中に添加し、室温下24
時間激しく攪拌して分離用溶液を得た。得られた分離用
溶液にジエチルエ−テル50ミリリットルを加えて、攪
拌後有機層を分離した(3回同操作を繰り返した)。得
られた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50ミリ
リットルで2度洗浄し、さらに飽和食塩水50ミリリッ
トルで2度洗浄し、洗浄済有機層を得た。得られた洗浄
済有機層に無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した後、減
圧下溶媒を留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィ−〔溶出溶媒;ベンゼン:ジエチルエ−テル=3:
1〕で精製して、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキ
ソ-5- フェニルペンタノエ−ト1.04gを得た(収
率:85%、光学純度:84%ee)。
【0085】物性値 IR νMax (neat):3508cm-1、2984c
-1、2936cm-1、1746cm-1、1646cm
-1、1314cm-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.26(d,J=6.7Hz,6H)、2.4
(brs,1H)、2.94(d,J=3.7Hz,1
H)、2.97(d,J=9.2Hz,1H)、3.4
6(s,2H)、5.0〜5.1(m,1H)、5.2
(dd,J=3.7Hz,9.2Hz,1H)、7.3
〜7.4(m,5H)。 〔α〕25.0 D :−40.8°(c=1.0,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;12min(minor成
分)、19min(major成分)。
【0086】実施例2 (S)-2-[ N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-
3-メチル-1- ブタノ−ルの使用量を0.65g、チタン
テトライソプロポキサイドの使用量を0.725ミリリ
ットルとした他は、実施例1と同様の操作を行って、イ
ソプロピル 5-ヒドロキシ-3- オキソ-5- フェニルペン
タノエ−ト0.76gを得た(収率:62%、光学純
度:84%ee)。
【0087】実施例3 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-
3-メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(S)-2- (N-
サリチリデンアミノ)-3- メチル-1- ブタノ−ル1.1
1gを使用した他は、実施例1と同様の操作を行って、
イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキソ-5- フェニルペ
ンタノエ−ト0.28gを得た(収率:23%、光学純
度:16%ee)。
【0088】実施例4 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]
-3- メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(S)-2-[N-
(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-3,3-ジメチル-
1- ブタノ−ル1.50gを使用した他は、実施例1と
同様の操作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3-
オキソ-5- フェニルペンタノエ−ト1.04gを得た
(収率:85%、光学純度:80%ee)。
【0089】実施例5 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]
-3- メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(S)-2-[N-
(3',5'-ジ-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-3- メチ
ル-1- ブタノ−ル1.72gを使用した他は、実施例1
と同様の操作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3
- オキソ-5- フェニルペンタノエ−ト0.92gを得た
(収率:75%、光学純度:82%ee)。
【0090】実施例6 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]
-3- メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(S)-2-[N-
(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-1-プロパノ−
ル1.27gを使用した他は、実施例1と同様の操作を
行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキソ-5- フ
ェニルペンタノエ−ト0.58gを得た(収率:47
%、光学純度:38%ee)。
【0091】実施例7 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]
-3- メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(R)-2-[N-
(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-1-ブタノ−ル
1.34gを使用した他は、実施例1と同様の操作を行
って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキソ-5- フェ
ニルペンタノエ−ト1.05gを得た(収率:86%、
光学純度:72%ee)。
【0092】実施例8 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]
-3- メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(S)-2-[N-
(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ] -4- メチル-1-
ペンタノ−ル1.50gを使用した他は、実施例1と
同様の操作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3-
オキソ-5- フェニルペンタノエ−ト0.88gを得た
(収率:72%、光学純度:74%ee)。
【0093】実施例9 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]
-3- メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(R)-2-[N-
(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-2-フェニル-1-
エタノ−ル1.60gを使用した他は、実施例1と同
様の操作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オ
キソ-5- フェニルペンタノエ−ト0.69gを得た(収
率:56%、光学純度:10%ee)。
【0094】実施例10 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]
-3- メチル-1- ブタノ−ルの代わりに、(R)-1- 〔N
-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ〕-3、3-ジメチ
ル-2- ブタノ−ル1.50gを使用した他は、実施例1
と同様の操作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3
- オキソ-5- フェニルペンタノエ−ト0.99gを得た
(収率:81%、光学純度:67%ee)。
【0095】実施例11 ベンズアルデヒドの代わりに、p−メチルベンズアルデ
ヒド0.59gを使用した他は、実施例1と同様の操作
を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-5- (4-メチル
フェニル)-3- オキソペンタノエ−ト1.16gを得た
(収率:90%、光学純度:81%ee)。
【0096】物性値 IR νMax (neat):3492cm-1、2988c
-1、2936cm-1、1716cm-1、1646cm
-1、1314cm-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.25(d,J=6.1Hz,6H)、2.34
(s,3H)、2.91(d,J=3.7Hz,1
H)、2.96(d,J=8.5Hz,1H)、3.4
4(s,2H)、5.05(sept,J=6.1H
z,1H)、5.15(dd,J=3.7Hz,8.5
Hz,1H)、7.1〜7.3(m,4H)。 〔α〕25.0 D :−37.5°(c=1.2,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;12min(minor成
分)、17min(major成分)。
【0097】実施例12 ベンズアルデヒドの代わりに、p−メトキシベンズアル
デヒド0.67gを使用した他は、実施例1と同様の操
作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-5-(4-メト
キシフェニル)-3- オキソペンタノエ−ト1.22gを
得た(収率:89%、光学純度:67%ee)。
【0098】物性値 IR νMax (neat):3500cm-1、2988c
-1、2940cm-1、1740cm-1、1616cm
-1、1514cm-1、1378cm-1、1106c
-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.25(d,J=6.1Hz,6H)、2.4
(brs,1H)、2.91(d,J=3.7Hz,1
H)、2.96(d,J=9.2Hz,1H)、3.4
5(s,2H)、3.8(s,3H)、5.0(sep
t,J=6.1Hz,1H)、5.14(dd,J=
3.7Hz,9.2Hz,1H)、6.8〜6.9
(m,2H)、7.1〜7.3(m,4H)。 〔α〕25.0 D :−27.6°(c=1.3,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;22min(minor成
分)、33min(major成分)。
【0099】実施例13 ベンズアルデヒドの代わりに、3-フェニルプロパナ−ル
0.66gを使用した他は、実施例1と同様の操作を行
って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-7- フェニルヘプタ
ノエ−ト0.94gを得た(収率:69%、光学純度:
73%ee)。
【0100】物性値 IR νMax (neat):3448cm-1、2988c
-1、2936cm-1、1740cm-1、1712cm
-1、1646cm-1、1378cm-1、1316c
-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.25(d,J=6.1Hz,6H)、1.7〜
1.9(m,2H)、2.2〜2.4(brs,1
H)、3.42(s,2H)、4.0〜4.1(m,1
H)、5.0〜5.1(m,1H)、7.2〜7.3
(m,5H)。 〔α〕25.0 D :−5.1°(c=1.1,CHCl3 ) HPLC保持時間:tR ;12min(minor成
分)、19min(major成分)。
【0101】実施例14 ベンズアルデヒドの代わりに、2-チオフェンカルボアル
デヒド0.55gを使用した他は、実施例1と同様の操
作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3-オキソ-5-
(チオフェン-2- イル)ペンタノエ−ト1.10gを得
た。(収率:88%、光学純度:70%ee)。
【0102】物性値 IR νMax (neat):3498cm-1、2988c
-1、1736cm-1、1316cm-1、1106cm
-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.26(d,J=6.1Hz,6H)、2.7
(brs,1H)、3.07(d,J=4.3Hz,1
H)、3.1(d,J=8.5Hz,1H)、3.47
(s,2H)、5.0(sept,J=6.1Hz,1
H)、5.4(dd,J=4.3Hz,8.5Hz,1
H)、6.9〜7.0(m,2H)、7.2〜7.3
(m,1H)、 〔α〕25.0 D :−21.8°(c=1.0,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;14min(minor成
分)、25min(major成分)。
【0103】実施例15 ベンズアルデヒドの代わりに、2-フランカルボアルデヒ
ド0.47gを使用した他は、実施例1と同様の操作を
行って、イソプロピル 5-(フラン-2- イル)-5- ヒドロ
キシ-3- オキソペンタノエ−ト1.08gを得た(収
率:92%、光学純度:61%ee)。
【0104】物性値 IR νMax (neat):3472cm-1、2988c
-1、1734cm-1、1318cm-1、1106cm
-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.26(d,J=6.1Hz,6H)、2.5
(brs,1H)、3.07(d,J=3.7Hz,1
H)、3.14(d,J=8.6Hz,1H)、3.4
8(s,2H)、5.0〜5.1(m,1H) 5.2(dd,J=3.7Hz,8.6Hz,1H)、
6.2〜6.3(m,2H)、7.3〜7.4(m,1
H)。 〔α〕25.0 D :−18.4°(c=1.2,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;15min(minor成
分)、22min(major成分)。
【0105】実施例16 ベンズアルデヒドの代わりに、(E)- クロトンアルデ
ヒド0.34gを使用した他は、実施例1と同様の操作
を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキソ-6-
オクテノエ−ト0.79gを得た(収率:75%、光学
純度:56%ee)。
【0106】物性値 IR νMax (neat):3456cm-1、2988c
-1、1740cm-1、1314cm-1、1106cm
-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.27(d,J=6.1Hz,6H)、1.6
(brs,1H)、1.70(d,J=6.1Hz,3
H)、2.75(d,J=6.1Hz,2H)、3.4
5(s,2H)、4.55(dd,J=12.2Hz,
6.1Hz,1H)、5.0〜5.1(m,1H) 5.4〜5.6(m,1H) 5.7〜5.8(m,1H)。 〔α〕25.0 D :−10.2°(c=1.0,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ; 8min(minor成
分)、11min(major成分)。
【0107】実施例17 ベンズアルデヒドの代わりに、メタクリルアルデヒド
0.34gを使用した他は、実施例1と同様の操作を行
って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-6- メチル-3- オキ
ソ-6- ヘプテノエ−ト0.86gを得た(収率:82
%、光学純度:68%ee)。
【0108】物性値 IR νMax (neat):3528cm-1、2988c
-1、1738cm-1、1654cm-1、1320cm
-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.27(d,J=6.1Hz,6H)、1.75
(s,3H)、2.5(brs,1H),2.78
(d,J=6.1Hz,2H)、3.47(s,1
H)、4.54(t,J=6.1Hz,1H)、4.8
8(s,1H) 5.0〜5.1(m,2H)。 〔α〕25.0 D :−27.1°(c=1.1,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ; 8min(minor成
分)、11min(major成分)。
【0109】実施例18 ベンズアルデヒドの代わりに、シクロヘキサンカルボキ
シアルデヒド0.55gを使用した他は、実施例1と同
様の操作を行って、イソプロピル 5- シクロヘキシル-5
- ヒドロキシ-3- オキソペンタノエ−ト1.15gを得
た(収率:92%、光学純度:58%ee)。
【0110】物性値 IR νMax (neat):3480cm-1、2988c
-1、1740cm-1、1714cm-1、1646cm
-1、1316cm-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.0〜1.5(m,5H)、1.26(d,J=
6.1Hz,6H)、1.6〜1.9(m,6H)、
2.2(brs,1H)、2.67(d,J=6.5H
z,1H)、2.71(d,J=3.66Hz,1
H)、3.45(s,2H)、3.8〜3.9(m,1
H)、5.05(sept,J=6.1Hz,1H)。 〔α〕25.0 D :−21.9°(c=1.1,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;10min(minor成
分)、15min(major成分)。
【0111】実施例19 ベンズアルデヒドの代わりに、チグリックアルデヒド
0.41gを使用した他は、実施例1と同様の操作を行
って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-6- メチル-3- オキ
ソ-6- オクテノエ−ト0.82gを得た(収率:73
%、光学純度:63%ee)。
【0112】物性値 IR νMax (neat):3456cm-1、2988c
-1、1738cm-1、1646cm-1、1482cm
-1、1314cm-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.26(d,J=6.1Hz,6H)、1.61
(d,J=6.72Hz,3H)、1.62(s,3
H) 2.2(brs,1H)、2.72(d,J=3.16
Hz,1H)、2.77(d,J=9.16Hz,1
H)、3.46(s,2H)、4.50(dd,J=
9.16Hz,3.16Hz,1H)、5.0〜5.6
(m,1H)。 〔α〕25.0 D :−16.7°(c=1.1,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;08min(minor成
分)、11min(major成分)。
【0113】実施例20 ベンズアルデヒドの代わりに、n−ブタナ−ル0.35
gを使用した他は、実施例1と同様の操作を行って、イ
ソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキソオクタノエ−ト
0.89gを得た(収率:84%、光学純度:67%e
e)。
【0114】物性値 IR νMax (neat):3524cm-1、2984c
-1、2936cm-1、1742cm-1、1644cm
-1、1316cm-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:0.93(t,J=7.0Hz,3H)、1.26
(d,J=6.1Hz,6H)、1.3〜1.6(m,
4H)、2.1(brs,1H)、2.66(d,J=
8.54Hz,1H)、2.71(d,J=3.06H
z,1H)、3.44(s,2H)、4.0〜4.1
(m,1H)、5.0〜5.1(m,1H)。 〔α〕25.0 D :−18.9°(c=1.1,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;08min(minor成
分)、11min(major成分)。
【0115】実施例21 ベンズアルデヒドの代わりに、トリメチルアセトアルデ
ヒド0.42gを使用した他は、実施例1と同様の操作
を行って、イソプロピル 6、6-ジメチル-5- ヒドロキシ
-3- オキソヘプタノエ−ト0.90gを得た(収率:8
0%、光学純度:53%ee)。
【0116】物性値 IR νMax (neat):3548cm-1、2984c
-1、2876cm-1、1740cm-1、1646cm
-1、1316cm-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:0.91(s,9H)、1.26(d,J=6.1
Hz,6H)、2.5(brs,1H)、2.62
(d,J=10.38Hz,1H)、2.70(d,J
=2.45Hz,1H)、3.47(s,2H)、3.
75(dd,J=10.38Hz,2.45Hz,1
H)、5.0〜5.1(m,1H)。 〔α〕25.0 D :−15.2°(c=1.0,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;08min(minor成
分)、11min(major成分)。
【0117】実施例22 減圧下加熱乾燥した後にアルゴンガスを通気させなが
ら、シュレンク管内に、(S)-2-[N-(3'- tert-ブチ
ルサリチリデン)アミノ]-3-メチル-1- ブタノ−ル0.
725g(2.7mmol)を添加し、塩化メチレン
2.5ミリリットル及びチタンテトライソプロポキサイ
ド0.74ミリリットル(2.45mmol)をさらに
添加して、室温で1時間攪拌混合した。その後該シュレ
ンク管を−20℃まで冷却した。該塩化メチレン溶液に
シンナムアルデヒド0.31ミリリットル(2.45m
mol)、ジケテン1.0ミリリットル(12.5mm
ol)をこの順序で添加し、−20℃に保ちながら48
時間激しく攪拌した後、イソプロピルアルコ−ル0.2
3ミリリットル(4.9mmol)を加え、室温下で1
時間激しく攪拌して反応させた。得られた反応混合物
を、1N−塩酸50ミリリットル+ジエチルエ−テル5
0ミリリットルの混合溶液中に添加し、室温下24時間
激しく攪拌して分離用溶液を得た。得られた分離用溶液
にジエチルエ−テル50ミリリットルを加えて、攪拌後
有機層を分離した(3回同操作を繰り返した)。得られ
た有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液50ミリリッ
トルで2度洗浄し、さらに飽和食塩水50ミリリットル
で2度洗浄し、洗浄済有機層を得た。得られた洗浄済有
機層に無水硫酸ナトリウムを加えて乾燥した後、減圧下
溶媒を留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィ−
〔溶出溶媒;ベンゼン:ジエチルエ−テル=3:1〕で
精製して、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキソ-7-
フェニル-6- ヘプテノエ−ト0.58gを得た(収率:
86%、光学純度:78%ee)。
【0118】物性値 IR νMax (neat):3472cm-1、2984c
-1、2936cm-1、1716cm-1、1646cm
-1、1314cm-1、1106cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.16(d,J=6.1Hz,6H)、2.4
(brs,1H)、2.75(s,1H)、2.77
(s,1H)、3.37(s,2H)、4.69(d
d,J=6.1Hz,1.2Hz,1H)、4.97
(sept,J=6.1Hz,1H)、6.1(dd,
J=16.5Hz,6.1Hz,1H)、6.55(d
d,J=16.5Hz,1.2Hz,1H)、7.1〜
7.3(m,5H)。 〔α〕25.0 D :−11.0°(c=1.1,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;16min(minor成
分)、24min(major成分)。
【0119】実施例23 (S)-2-[N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-
3-メチル-1- ブタノ−ルの使用量を0.33g、チタン
テトライソプロポキサイドの使用量を0.37ミリリッ
トルとした他は、実施例22と同様の操作を行って、イ
ソプロピル 5-ヒドロキシ-3- オキソ-7- フェニル-6-
ヘプテノエ−ト0.39gを得た(収率:58%、光学
純度:74%ee)。
【0120】実施例24 ベンズアルデヒドの代わりに、フェニルプロパギルアル
デヒド0.64gを使用したほかは、実施例1と同様の
操作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3- オキソ
-7- フェニル-6- ヘプチノエ−ト0.76gを得た(収
率:57%、光学純度:72%ee)。
【0121】物性値 IR νMax (neat):3468cm-1、2983c
-1、2937cm-1、1736cm-1、1649cm
-1、1105cm-11 H−NMR(CDCl3 、400MHz) δ:1.24(d,J=6.4Hz,6H)、3.01
(dd,J=4.4Hz,17.1Hz,1H)、3.
01(dd,J=7.8Hz,17.1Hz,1H)、
3.50(s,2H)、3.0〜4.3(brs,1
H)、4.9〜5.2(m,2H)、7.1〜7.6
(m,5H)。 〔α〕22.0 D :−17.1°(c=1.1,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;14min(minor成
分)、19min(major成分)。
【0122】実施例25 ベンズアルデヒドの代わりに2,4-ヘキサジエナ−ル0.
47g(4.9mmol)を用いたほかは、実施例1と
同様の操作を行って、イソプロピル 5- ヒドロキシ-3-
オキソ-6,8- デカジエノエ−ト0.71gを得た(収
率:60%、光学純度:76%ee)。
【0123】物性値 IR νMax (neat):3437cm-1、2981c
-1、2935cm-1、2880cm-1、1735cm
-1、1712cm-1、1645cm-1、1313c
-1、1106cm-1。 HRMS(EI) C13204 (M+ ) 240.1362 (c
alcd) 240.1359 (obs) 〔α〕22.0 D :+8.8° (c=1.0,CHC
3 ) HPLC保持時間:tR ;20min(minor成
分)、25min(major成分)。
【0124】参考例 参考例1. (S)-2- アミノ-3- メチル-1- ブタノ−ル4.6gと
3,5-ジ-tert-ブチルサリチルアルデヒド9.6gとをメ
タノ−ル65ミリリットルに溶解してメタノ−ル溶液を
得た。該メタノ−ル溶液を6時間、加熱還流して反応さ
せた。該反応混合物から減圧下、溶媒を留去して残渣を
得た、該残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
( 溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精
製を行い、黄色固体の(S)-2-[N-(3',5'-ジ- tert-
ブチルサリチリデン)アミノ] -3- メチル-1- ブタノ−
ル9.76gを得た(収率:74%)。
【0125】物性値 融点:107〜108℃ IR νMax (neat):35784m-1、2964c
-1、2872cm-1、1632cm-1、1494cm
-1、1280cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:0.94(d,J=6.7Hz,3H)、0.96
(d,J=6.7Hz,3H)、1.31(s,9
H)、1.45(s,9H)、1.6(brs,1
H)、1.90(q,J=6.7Hz,1H)、3.0
(m,1H)、3.8(m,2H)、7.14(s,1
H)、7.41(s,1H)、8.38(s,1H)、
13.5(s,1H)。 〔α〕24.0 D :−34.3°(c=1.3,CHC
3
【0126】参考例2.(R)-2- ヒドロキシ-3,3- ジ
メチル-1- アミノブタン0.71gと3-tert-ブチルサ
リチルアルデヒド0.99gとをメタノ−ル10ミリリ
ットルに溶解してメタノ−ル溶液を得た。該メタノ−ル
溶液を6時間、加熱還流して反応させた。該反応混合物
から減圧下、溶媒を留去して残渣を得た。該残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−( 溶出溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=5:1)で精製を行い、黄色シロップ
の(R)-1- [ N-(3'-tert-ブチルサリチリデン)アミ
ノ]-3,3-ジメチル-2- ブタノ−ル0.83gを得た(収
率:54%)。
【0127】物性値 IR νMax (neat):3456cm-1、2956c
-1、1634cm-1、1436cm-1、1268cm
-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:1.01(s,9H)、1.43(s,9H)、
1.9(brs,1H)、3.32(t,J=11.6
Hz,1H) 3.61(d,J=11.6Hz,1H) 3.97(d,J=11.6Hz,1H) 6.84(t,J=7.3Hz,1H) 8.41(s,1H)、13.9(brs,1H)。 〔α〕24.0 D :−104.9°(c=1.0,CHCl
3
【0128】参考例3.(R)-2- アミノ-1- ブタノ−
ル0.98gと3-tert- ブチルサリチルアルデヒド1.
78gとをメタノ−ル15ミリリットルに溶解してメタ
ノ−ル溶液を得た。該メタノ−ル溶液を6時間、加熱還
流して反応させた。該反応混合物から減圧下、溶媒を留
去して残渣を得た、該残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ−( 溶出溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=3:
1)で精製を行い、黄色シロップの(R)-2- [ N-(3'
-tert-ブチルサリチリデン)アミノ]-1-ブタノ−ル2.
04gを得た(収率:82%)。
【0129】物性値 IR νMax (neat):3372cm-1、2964c
-1、2876cm-1、1632cm-1、1436cm
-1、1268cm-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:0.9(t,J=7.1Hz,3H)、1.44
(s,9H)、1.6〜1.7(m,2H)、1.7
(brs,1H) 3.1〜3.3(m,1H)、6.8〜7.5(m,3
H)、8.4(s,1H)、13.8(brs,1
H)。 〔α〕24.0 D :+20.6°(c=1.1,CHC
3
【0130】参考例4.(R)-2- アミノ-1- ブタノ−
ル0.98gの代わりに(S)-2- アミノ-4-メチル-1-
ペンタノ−ル1.29gを用いた他は、参考例と同様
な操作を行って、黄色シロップの(S)-2- [ N-(3'-t
ert-ブチルサリチリデン)アミノ]-4-メチル-1- ペンタ
ノ−ル2.04gを得た(収率:78%)。
【0131】物性値 IR νMax (neat):3368cm-1、2956c
-1、1628cm-1、1434cm-1、1272cm
-11 H−NMR(CDCl3 、250MHz) δ:0.88(t,J=6.1Hz,3H)、0.92
(t,J=6.1Hz,3H)、1.3〜1.4(m,
1H)、1.44(s,9H)、1.5〜1.6(m,
2H)、1.7(brs,1H)、3.4(m,1
H)、3.7(m,2H)、6.8〜7.5(m,3
H)、8.4(s,1H)、13.8(brs,1
H)、〔α〕25.0 D :−61.4°(c=1.1,CH
Cl3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07M 7:00 (56)参考文献 特開 昭62−29554(JP,A) 特開 昭62−175440(JP,A) 特開 昭55−59140(JP,A) 英国特許出願公開2140803(GB,A) Chem.Lett.,[2 ](1975),161−164 Tetrahedron,50[15 ](1994),4385−4398. (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 69/716 C07C 67/46 C07C 69/738 C07F 7/28 C07F 5/06 BEILSTEIN(STN) CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I): R1 CHO (I) 〔式中、R1 は置換されていても良いアルキル基、アル
    ケニル基、アルキニル基、アリ−ル基又は複素環基(縮
    合されていてもよい)を示す〕で表されるアルデヒド類
    と、 下記式: 【化1】 で表されるジケテンとを、 一般式(II): −OR2a (II)
    (式中、R2aは置換されていてもよい炭化水素基を示
    す)で表される基を少なくとも1つ持つチタンまたはア
    ルミニウムよりなる金属化合物と光学活性なシッフ塩基
    との存在下、又は該金属化合物と光学活性なシッフ塩基
    との反応により得られる複合化合物の存在下に、反応さ
    せることにより、 下記の一般式(III): 【化2】 (式中、R1 は前記と同じ意味を示し、R2 は置換され
    ていてもよい炭化水素基を示す)で表される光学活性な
    5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表されるアルデヒド類お
    よび一般式(III)で表される光学活性な5−ヒドロ
    キシ−3−ケトエステル誘導体におけるR1が炭素数1
    〜12のアルキル基、置換されている炭素数1〜12の
    アルキル基、炭素数2〜12のアルケニル基、置換され
    ている炭素数2〜12のアルケニル基を示す請求項1に
    記載の光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル誘
    導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 金属化合物が、 一般式(IV) : Ti(OR2am 4-m (IV) (式中、R2aは前記と同じ意味を示し、Aはハロゲン原
    子又は炭素数1〜6のアルキル基を示し、mは1〜4の
    整数を示す)で表されるチタン化合物であるか、又は 一般式(V) : Al(OR2an 3-n (V) (式中、R2a、Aは前記と同じ意味を示し、nは1〜3
    の整数を示す)で表されるアルミニウム化合物である請
    求項1に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエ
    ステル誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記光学活性なシッフ塩基が、下記の一
    般式(VI): 【化3】 (但し、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 およびR8 は、
    それぞれ独立にアルキル基、アリ−ル基又はアラルキル
    基を示し、かつR5 とR6 に結合する炭素原子及びR7
    とR8 に結合する炭素原子の少なくとも一方が不斉炭素
    原子であり、R9 は水素原子、アルキル基、アリ−ル
    基、アラルキル基、アルキルオキシ基、アリ−ルオキシ
    基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルキルオキ
    シカルボニル基、アリ−ルオキシカルボニル基又はアシ
    ルオキシ基を示し、そしてkが1〜3の整数を示す)で
    表される請求項1に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−
    3−ケトエステル誘導体の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記金属化合物と上記光学活性なシッフ
    塩基との複合化合物を形成後、上記反応を行う請求項1
    に記載の光学活性な5−ヒドロキシ−3−ケトエステル
    誘導体の製造方法。
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