JP2995155B2 - 廃液処理装置及び廃液処理方法 - Google Patents

廃液処理装置及び廃液処理方法

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JP2995155B2
JP2995155B2 JP8023130A JP2313096A JP2995155B2 JP 2995155 B2 JP2995155 B2 JP 2995155B2 JP 8023130 A JP8023130 A JP 8023130A JP 2313096 A JP2313096 A JP 2313096A JP 2995155 B2 JP2995155 B2 JP 2995155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃液処理装置に関
し、特に水系洗浄液による洗浄後の廃液の処理装置及び
廃液処理方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述の従来の
技術を発展させたものである。
【0003】自家処理する場合に一定の水系洗浄液を用
い汚れに関し同種の物を洗浄したとしても、半透膜を用
いる設備によれば設備費、ランニングコストも高価とな
る。しかも水系洗浄液が多種で汚れに関し多種の物を扱
う場合は、夫々の組合せにおいて半透膜を備えた設備を
要する。
【0004】本発明は種々の水系洗浄液を用いて種々の
物の洗浄を行った後の廃液を1つの設備で処理し得る廃
液処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は炉
体内の燃焼で発生した熱を、前記炉体の一部から廃液貯
蔵槽に伝えることによって前記廃液貯蔵槽内の廃液を減
容化する廃液処理方法において、炉体内で燃料として廃
木材、廃油等を燃焼し、廃液を燃焼性廃棄物のみで処理
することを特徴とする廃液処理方法である。
【0006】本発明の第2の発明は炉体と、伝熱板を槽
壁の一部とした開放形廃液貯蔵槽と、炉体内で廃木材又
は廃油等の廃棄物を燃焼させる燃焼装置と、炉体に設け
た排煙手段と、を有することを特徴とする廃液処理装置
である。
【0007】本発明の第3の発明は排気温度センサを備
え、排気温度センサで予め定めた空焚きが予想される温
度を検出すると廃液貯蔵槽へ清水を供給する清水の供給
手段を備えたことを特徴とする第2の発明に記載の廃液
処理装置である。
【0008】本発明の第4の発明は廃液貯蔵槽中の廃液
の下限液位よりも低い最低液位検出手段を備え、最低液
位検出手段の検出した最低液位信号により給水手段を作
動させることを特徴とする第2の発明に記載の廃液処理
装置である。
【0009】本発明の第5の発明は廃液貯蔵槽への清水
の供給手段と、廃液の給液手段とを有し、給液手段と同
時に清水の供給手段を付勢することを特徴とする第3又
は第4の発明に記載の廃液処理装置である。
【0010】
【従来の技術】従来、塩素系有機溶剤、例えばフロン
(商品名)は多用されて来たが、大気のオゾン層破壊を
まねくため法規制をされるようになり、フロンに代えて
水系洗浄液が用いられるようになっている。この水系洗
浄液は多種のものが提案されており洗浄される物も多種
にわたっている。
【0011】この水系洗浄液による物の洗浄の場合には
その廃液処理として自社に設備を設けて処理する場合
は、半透膜を用いて水系洗浄液を回収し、被洗浄物から
除去した成分を分離している。又、自家処理しない場合
は専門業者に廃液処理を依頼している。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の代表的な発明は、炉体内
の燃焼で発生した熱を、前記炉体の一部から廃液貯蔵槽
に伝えることによって前記廃液貯蔵槽内の廃液を減容化
する廃液処理方法であり、前記廃液貯蔵槽の液面の高さ
を、廃液の供給を調整することによって一定のレベルの
間に保つ態様を有する。本発明の他の代表的な発明は炉
体の一部を伝熱板とし、伝熱板とした炉体の一部を廃液
貯蔵槽の一部としたものである。これによって、廃液は
水分を蒸発させて廃液中の汚物を集めると共に廃材等の
可燃性廃棄物を減容化することができ、廃液と可燃性廃
棄物の処理が同時にできるという効果がある。
【0013】又、上記において、廃液処理槽を備えて、
一旦廃液の処理をした後に給液ポンプ等で、該処理槽か
ら廃液処理槽へ廃液を送る態様がある。
【0014】又、上記において、廃液処理槽の内部の点
検口を設けたことにより、廃液から水分蒸発後の処理残
物を取り出し易い。
【0015】又、上記において廃液処理槽にドレン抜き
を備えた態様では、廃液を一旦抜かなければ処理できな
かったドレン化した廃液のみを取り出し易くなる。
【0016】又、上記において、廃液貯蔵槽中の液位の
上下限液位検出手段を設けて、これによって給液ポンプ
の駆動を行うようにしたので、廃液は自動的に供給され
る。
【0017】上記において清水の給水手段を備えると、
廃液貯蔵槽への給水を行うことができる。
【0018】上記において廃液貯蔵槽内の温度を検出し
て燃焼装置を作動させることにより、廃油を有効に用い
ることができる。
【0019】上記において廃液貯蔵槽への廃液と清水の
供給手段を同時に制御することにより、空焚きの心配が
なくなる。又、上記において空焚きの検出手段を備えた
態様がある。
【0020】〔実施の形態の詳細な説明〕 以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0021】(実施の形態イ) 図1は本発明の実施の形態イのフローシートである。炉
体1内には火格子2を備え、炉体1は煙突3を有する。
図示されないが燃料Fを火格子2上へ給送するストー
カ、燃料Fに着火させる着火バーナ(図示されない)燃
焼空気を火格子2の下の空気分散室1aを通じて火格子
2上へ送り込む空気供給装置を備えている。
【0022】上記において、火格子2上で燃焼させる燃
料Fは材木の廃材等の廃棄物であるが、廃タイヤでもよ
い。
【0023】炉体1は図1の形状であって図1の紙面に
平行に両側壁が設けられ、六立方体形である。炉体1の
天板1bは伝熱板例えば耐熱鋼板であって、この天板1
bを底板として廃液貯蔵槽4が設けられている。尚、こ
の天板1bは廃液貯蔵槽4の底板として構成し、炉体1
の上部は開放してあってもよい。即ち、炉体1上に別体
の廃液貯槽4を載置可能としてもよい。廃液貯蔵槽4
の本体4aは平面円形方形であって上部は上方へ向って
開放されていて、その上縁と隙間4bをおいて、天蓋4
cが配設されている。天蓋4cは図示されないステーで
廃液貯蔵槽4に支持されている。天蓋4cは本体4aよ
りも平面投影図形は大きく、本体4a平面をその中に含
む大きさである。又天蓋4cは本体4aに雨水が入らな
いように垂下した回り縁4c1を備えている。
【0024】本体4aの側面には点検口4a1が設けら
れ、点検口4a1を密閉する蓋4dが取り外し可能に取
り付けられている。
【0025】水系洗浄液で物の洗浄を行った廃液は、廃
液輸送管6から廃液処理槽5へ例えばボールタップ7を
介して供給される。
【0026】廃液処理槽5は詳細は説明されないが、廃
液中の含有物を可能な限り除去する機能を有するもので
あればよいので、比重差分離式、バクテリアによる分解
式、薬品による処理等のものが用いられる。又、一般的
に含有物を除去できればよいので濾過又は吸着フィルタ
ーで濾過又は吸着後の液体を廃液処理槽5へ給送しても
よい。
【0027】廃液処理槽5中の廃液中に吸込管8をスト
レーナ9を介して没入した電動機駆動の給液ポンプ11
の吐出管12は廃液貯蔵槽4へ配管されている。この吐
出管12には濾過器13が介装されている。この濾過器
13は廃液処理槽5へ廃液輸送管6で送られた廃液の濾
過を行うものであり、機械的に廃液中の固形成分を取り
除くもの、或は更に例えば廃液が油分を含む場合に油エ
マルジョンを吸着する吸着フィルタ要素を収容した濾過
器である。
【0028】廃液貯蔵槽4の天蓋4cには液面検出器1
4が取り付けられ、廃液貯蔵槽4中の廃液の上限液位と
下限液位を検知してその信号を給液制御装置15へ送る
ようになっている。この液面検出器14は垂下する先端
が廃液貯蔵槽4中の廃液の上限液面位置にある上限液位
プローブ14H、及び下限液面位置にある下限液位プロ
ーブ14Lなる二つの電極を備える。そして図示されな
いが天板1b上に天板1bと絶縁して配設されたアース
電極、交流電源、電流検出器、上限液位プーローブ14
H又は下限液位プローブ14L、廃液貯蔵槽4中の廃液
とで閉回路を作るものである。なお、廃液に導電性がな
い場合も含めて廃液貯蔵槽4中に磁石付のフロートを浮
かべて該磁石の磁性により作動するレベルスイッチを液
面検出器14としてもよい。
【0029】給液制御装置15は前述の液面検出器14
の下限液位プローブ14Lが廃液貯蔵槽4中の廃液中に
あったゆえに液面検出器14から今まで信号Hを出力し
ていた処、該廃液の液位が蒸発により低下して、下限液
位プローブ14Lの下端が離水すると信号がH→Lと変
化したことを入力されるとドライバ16を駆動して給液
ポンプ11を駆動し、該廃液の液面上昇により、該廃液
が上限液位プローブ14Hに着水すると、液面検出器1
4から今まで信号Lを出力していた処、信号がL→Hと
変化したことを入力されるとポンプ11を駆動するドラ
イバ16を消勢し給液ポンプ11を停止するようになっ
ている。
【0030】廃液貯蔵槽4の廃液を抜くためのドレン配
管17が設けられ、ドレン配管17には開閉弁18が設
けられている。このドレン配管17は、蒸発により濃縮
された廃液貯蔵槽4中の廃液がドレンとなって溜った場
合に排出するために設けられる。ただし、ドレン配管1
7は発生するドレンが粘性が大きく、流動し難い場合
は、廃液貯蔵槽4の槽底から上方へドレンの深さ分だけ
離れた位置に取り付け、ドレンは掃除用の点検口4a1
から取り出すようにする。
【0031】上記構成における作用を説明する。
【0032】廃液輸送管6から送られてくる廃液はボー
ルタップ7を介して廃液処理槽5に流入している。そし
て、液位上昇によりボールタップ7は閉弁し、後述の給
液ポンプ11が廃液処理槽5の廃液を汲み上げるとボー
ルタップ7は開弁し、廃液輸送管6を通じてボールタッ
プ7を介して廃液処理槽5へ廃液が流入し、廃液処理槽
5の液面は上昇する。
【0033】炉体1内の火格子2上へ送られてくる廃材
等の燃料は始動時、図示されない着火バーナにより着火
されて燃焼を始め、その後はストーカにより送り込まれ
る燃料に延焼により燃焼する。燃焼用空気は図示されな
い空気供給装置から空気分散室1aに送られ、火格子2
を通じて燃料F回りに供給され燃焼が行われ、その排煙
は煙突3を通じて大気中へ直接又は燃焼によって生じる
タール分を除く図示されないタール除去装置、又は及び
脱臭装置を通じて排出される。
【0034】上記において、廃液貯蔵槽4中の廃液の液
位が下限液位プローブ14L以下の場合始動時の着火バ
ーナの点火と同時に給液制御装置15はドライバ16を
介して給液ポンプ11を付勢する。給液ポンプ11はス
トレーナ9、吸込管8を通じて廃液処理槽5中の廃液を
汲み上げ、吐出管12を通じて廃液を吐出し、濾過器1
3により廃液中の固形分或は吸着可能成分を除去され、
廃液貯蔵槽4中へ送り込まれる。該貯蔵槽4中の廃液は
炉体1における燃料Fの燃焼により、伝熱板の天板1b
を通じて加熱され、廃液は蒸発して水蒸気となり、この
水蒸気は隙間4bより大気中へ放出される。上述の給液
ポンプ11で廃液貯蔵槽4へ送り込まれる廃液の流量は
廃液貯蔵槽4中の廃液の蒸発速度よりも大きくとられる
から、廃液貯蔵槽4中の廃液の液面は上昇し、下限液位
プローブ14Lは着水し、更に該廃液の液面が上昇して
上限液位プローブ14Hに達すると液検出器14は上
限液位プローブ14HにおけるL→Hへの信号を給液制
御装置15へ送り、ドライバ16、給液ポンプ11を断
電する。上限液位に達した状態では、新たな廃液の供給
により廃液貯蔵槽4中の廃液は温度が低下している。
【0035】炉体1内で燃焼が続行することにより上限
液位から廃液は温度上昇して行き、やがて蒸発し、その
水蒸気は隙間4bから大気中へ放出され、廃液貯蔵槽4
中の廃液は蒸発と共に液位を下げる。すると上限液位プ
ローブ14Hは離水し、やがては下限液位プローブ14
Lが離水する。
【0036】下限液位プローブ14Lが離水すると液
検出器14は下限液位プローブ14LにおけるHからL
への信号の変化を給液制御装置15へ送り給液制御装置
15はドライバ16を介して給液ポンプ11を付勢す
る。給液ポンプ11は廃液処理槽5の廃液を汲み上げ、
ストレーナ9→吸込管8→給液ポンプ11→吐出管12
→濾過器13→吐出管12→廃液貯蔵槽4のように廃液
を送る。かくの如く廃液貯蔵槽4への廃液の給送は、下
限液位プローブ14Lの離水により給液ポンプ11を付
勢して廃液を給送し、上限液位プローブ14Hの着水に
よりポンプ11を停止するオンオフ制御を、炉体1にお
ける燃焼とは別個に独立して行うものである。
【0037】本例では、木材の廃材等を燃料とする場合
炉体1中での燃焼制御は行われない。
【0038】従って木材の廃材等のように可燃性廃棄物
の中でも燃焼制御に適しない燃料の場合は、適宜、炉体
1の火格子2上へ投入される。廃液は伝熱板の天板1b
を介して加熱され、蒸発した水蒸気は廃液貯蔵槽4の本
体4aと天蓋4c間の隙間4bから大気中へ蒸発する。
これによって既に述べたように廃液貯蔵槽4内の廃液の
液面は下り、前記した給液制御により廃液を補給され
る。かくして、廃液貯蔵槽4の底にはドレンが溜って行
く。ドレンが溜るとドレン排出用の開閉弁18を開いて
ドレンを排出する。又、ドレンが粘度が高くてドレン配
管17により排出できない場合は、ドレン配管17を廃
液貯蔵槽4への取付位置を廃液貯蔵槽4のドレンよりも
高い位置にして、該貯蔵槽4に取りつけられているの
で、開閉弁18を開放して上ずみ分を先ず排水後に、点
検口4a1の蓋4dを外して廃液貯蔵槽4内のドレンを
除去する。
【0039】上述のように本発明によれば、炉体を伝熱
板とし、この伝熱板を廃液貯蔵槽の構成部材としたこと
により、二つの廃棄すべき物質を同時に処理できる。即
ち、炉体では可燃性廃棄物を燃焼して灰化減容すると共
に使用済水系洗浄液の水分を蒸発させて被洗浄物に付着
した汚染物質を集めることができるという効果がある。
そして廃液貯蔵槽への廃液の給液制御は燃焼制御のある
なしにかかわらず、炉体内の廃棄物の燃焼とは別個独立
しているので、製作容易である。
【0040】(実施の形態ロ) 廃油等を可燃性廃棄物とする場合を図2に示す。図2に
おいて図1と同一部材には同一符号を付し、実施の形態
イの説明を援用する。
【0041】図2においては図1の空気分散室1a、火
格子2に代えて燃焼装置21が設けられている。燃焼装
置21は廃油槽22、炉体1内に設けたノズル23、ノ
ズル23に連結した燃料加圧ポンプ24、燃料加圧ポン
プ24と廃油槽22間の燃料配管25、燃料配管25に
廃油槽22側から廃油の流れに従って順に介装された制
止弁26、電動の流量調整弁27、燃料加圧ポンプ24
及びノズル23回りへ燃焼用空気を送り込む送風手段2
8を備えている。送風手段28はインバータ制御される
電動機(図示されない)により駆動されるターボファン
であってその吐出口はノズル23と同心でノズル23を
覆うダイバージェント吹出口28aとなっている。又、
図示されないがノズル23先端に向って電気火花を発生
させる点火装置を備えている。
【0042】前記流量制御弁27の流量及び送風手段2
8の風量調整は共に燃焼制御装置32により制御される
ようになっている。廃液貯蔵槽4内の廃液温度を検出す
る廃液温度検出器31の検出した信号は燃焼制御装置3
2へ入力されるようになっている。
【0043】本例において廃液貯蔵槽4への廃液供給制
御と炉体の燃焼制御は別個独立して行われる。
【0044】上記構成における作用について述べる。
【0045】廃液の給液制御は実施の形態イと同様であ
り、廃液供給の作用は実施の形態イの説明を援用する。
【0046】燃焼装置21の燃焼制御は上記廃液の給液
制御とは別個独立して行われる。
【0047】燃焼装置21の始動は、図示されない小量
のガソリンの供給装置で燃焼加圧ポンプ24の吸込側へ
着火用燃料を送り点火する。
【0048】燃焼装置21が始動すると燃焼制御装置3
2は流量制御弁27の流量を始動時に適するように絞
り、送風手段28の回転速度をインバータ制御して始動
に適する風量となるように回転速度の制御を行ない、燃
料加圧ポンプ24を駆動する。尚燃料加圧ポンプ24、
流量制御弁27、送風手段28は燃焼制御装置32から
は夫々ドライバを介して駆動されるのであるが説明を簡
略にするため、以下ドライバについては一々述べない。
【0049】上記、燃料加圧ポンプ24は廃油槽22か
ら燃料配管25中の開弁している制止弁26、流量調整
弁27をとおり廃油を吸込み加圧し、ノズル23から前
記廃油を炉体1内へ噴霧する。同時に送風手段28から
は、霧化燃料を包むように送風する。点火により燃焼を
始めることにより、燃焼炎は天板1bを介して廃貯蔵
槽4内の廃液を加熱する。廃液の加熱により、蒸発した
廃液中の水蒸気は廃液貯蔵槽4と天蓋4c間の隙間4b
を通じて大気中へ放散する。
【0050】廃液温度検出器31が廃液貯蔵槽4中の廃
液温度が沸点に達していない場合は、始動後、燃焼制御
装置32は上記廃液温度検出器31の信号を受けて燃料
の流量調整弁27の弁開度を最大とすると共に、送風手
段28を上記廃油流量に見合う最適完全燃焼を行うよう
に風量を加減する。かくして、廃液貯蔵槽4中の廃液の
温度が上昇して沸騰点に達すると廃液温度検出器31は
その信号を燃焼制御装置32へ送り、燃焼制御装置32
は廃油の流量制御弁27を廃油の沸騰を持続する程度に
絞り送風手段28を該絞りにより減少した廃油流量に見
合う程度に送風量を減少する。
【0051】一方、廃液の給液制御が行われているの
で、廃液貯蔵槽4の廃液の液位が下限液位より上限液位
に上昇した際に廃液温度は低下するので、燃焼制御と給
液制御は別個独創しているけれども、上記廃液温度の低
下により、廃油の燃焼装置21は、最大負荷となり、上
記廃液が上限液位の状態で沸騰するまでの間持続し、そ
の後、廃油の燃焼装置の負荷を減少させるものである。
【0052】(実施の形態ハ) 上述は廃液温度検出器31を用いた場合であるが、排気
温度を用いることもできる。図3に示すように、煙突3
内をとおる排気温度を検出する排気温度センサ33が設
けられている。
【0053】廃液が沸騰していないときは、燃焼ガスか
ら廃液への伝熱量は大きい。従って排気温度は低い。通
常始動時は、廃液貯蔵槽4中の廃液は常温である。従っ
て煙突3を通じて排出される排気温度は低い。この排気
温度は排気温度センサ33により検出されその信号は燃
焼制御装置32に送られる。燃焼制御装置32は流量調
整弁27の弁開度を大きくすると共に送風手段28の回
転速度を増加し送風量を増す。
【0054】このような廃液流量と送風量の割合は燃焼
状態を良好となるように定められる。かくして、発熱量
は増大し、廃液貯蔵槽4中の廃液は温度上昇し、該廃液
が沸点に達すると、廃液の蒸発ははげしくなる。そし
て、排気温度も上昇するので、排気温度センサ33は上
限温度を検出してその信号を燃焼制御装置32に送る。
燃焼制御装置32は該信号を受けて、流量制御装置27
及び送風手段28を絞り、燃料を減少させると共に送風
量を減少させる。
【0055】かくして廃液貯蔵槽4中の廃液が蒸発して
減少し、下限液位プローブ14Lから離水することによ
り、新たな廃液が供給され上限液位に達すると、廃液貯
蔵槽4内の廃液温度が下る。これによって排気温度が下
るので排気温度センサ33は低下した排気温度を検出
し、その信号を燃焼制御装置32に送る。燃焼制御装置
32は流量制御弁27の弁開度を大きくし、送風手段2
8の回転速度を上昇させて送風量を増す。これによって
廃液貯蔵槽4中の廃液への加熱量は増大し、該廃液は昇
温、沸騰に到る頃の排気温度を排気温度センサ33は検
出してその信号を燃焼制御装置32に送り、燃焼制御装
置32は廃油流量と送風量を減少して燃焼炎の発熱量を
減少させる。
【0056】上述のようにして廃油を効率よく燃焼させ
乍ら、廃液を可及的に早く蒸発させることができる。
【0057】本例で燃焼制御装置32に次の機能を持た
せると好適である。今、廃液の供給源からの廃液の供給
が途絶したとすると、それにかかわらず廃液供給装置は
給液制御を行っているので廃液貯蔵槽4へ廃液を供給す
る。従って廃液処理槽5中の廃液の液面がストレーナ9
以下となる場合があると、給液ポンプ11は給液制御に
かかわらず廃液貯蔵槽4中へ廃液が供給されない。そし
て給液制御とは独立して燃焼制御が行われているので廃
液貯蔵槽4中の廃液は蒸発により減少し、液面が低下す
る。そして下限液位プローブ14Lが離水しても廃液は
供給されない。燃焼制御の方はこの時点では、流量制御
弁27は絞られ、送風手段28も廃油噴霧に見合うよう
に送風量を下げている。然し、廃液貯蔵槽4中の廃液は
沸騰しているので、蒸発は盛んである。これが続くと遂
には廃液貯蔵槽4中の廃液はなくなり、空焚きとなり、
これが続くと、廃液貯蔵槽4の缶板を損傷させる。特に
炉体1の天板1bは損傷し易い。
【0058】そこで排気温度センサ33は、前記廃液貯
蔵槽4中の廃液が沸騰し、最小発熱量の燃焼状態におけ
る排気温度よりも高い予め定めておいた温度を検出しそ
の信号を燃焼制御装置32に送り、燃焼制御装置32は
流量制御弁27を閉弁する(流量制御弁27に閉弁機能
のない場合は流量制御弁と直列に電磁弁を配列して電磁
弁を閉弁する)と共に送風手段28を最大回転速度とし
て炉体1内へ大気を吹き込み冷却を計る。
【0059】この実施の形態ハでは実施の形態イと廃油
を用いる点で異なるがほぼ同効である。又、排気温度セ
ンサ33に最低、最高温度の他に最高温度を越える排気
温度を検出できるようにし燃焼制御装置32において排
気温度の最低最高間における燃焼制御を行わせる検知態
様の他に、超最高温度を加えて炉体1及び廃液貯蔵槽4
の状況を把握する検知機能を持たせることにより、特に
廃液貯蔵槽の損傷を軽減できる。
【0060】(実施の形態ニ) この実施の形態ニは、図4に示すように特に伝熱面積を
大としたものであって、炉体1及び煙突3を取囲むよう
に廃液貯蔵槽4を備えている。廃液貯蔵槽4は炉体1の
燃料供給口1f及び底板1gを除く全周及び煙突3の下
部の全周を囲むように構成され、この廃液貯蔵槽4と炉
体1及び煙突3との境は夫々廃液貯蔵槽4の缶板である
と共に炉体1の炉壁及び煙突3の筒体であって、これら
缶板は伝熱板であり、例えば耐熱鋼板であると好適であ
るが、アルサイト(商品名)であってもよい。尚、天板
1b等の缶板は炉体1のものとしてあるが、廃液貯蔵槽
4の構成部材としてもよく、この点は他の実施の形態と
同様である。
【0061】本例での廃液貯蔵槽4への廃油の給液装置
は実施の形態イと同様であるので実施の形態イと同一の
符号を付し、実施の形態イの説明を援用する。
【0062】本例では簡易な空焚き防止装置を付設して
ある。空焚き防止装置30は水源例えば水道に連結され
た給水管34を廃液貯蔵槽4へ導き、給水管34に電磁
弁35を介装し、給液制御装置15により給液ポンプ1
1の駆動と同時に電磁弁35を開弁するようにしてあ
る。
【0063】実施の形態イでは、廃液が廃液貯蔵槽4へ
供給されなくなった状態では、燃焼制御は給液制御と別
個独立して行われるから空焚きのおそれなしとしない。
【0064】そこで本例では、廃液貯蔵槽4の廃液の液
位が下って下限液位プローブ14Lが離水すると、給液
制御装置15はドライバ16を介して給液ポンプ11を
駆動して廃液処理槽5の廃液を廃液貯蔵槽4へ供給する
と共に電磁弁35を開弁して給水管34から水道水を廃
液貯蔵槽4へ供給する。かくして廃液貯蔵槽4中の水道
水の混入した廃液の液位が上昇して上限液位プローブ1
4Hが着水すると給液制御装置15は給液ポンプ11を
停止し、電磁弁35を閉弁し、廃液貯蔵槽4への廃液及
び水道水の供給を停止する。
【0065】今、廃液処理槽5への廃液輸送管6からの
送液が絶えて持続すると、廃液処理槽5の廃液は、給液
装置が運転されることにより減少し、遂にはストレーナ
9が廃液を吸込めなくなる液位まで液位が低下する。然
し乍ら、本実施の形態では、下限液位プローブ14L以
下に廃液貯蔵槽4中の液位が下ると、電磁弁35が開弁
給水管34をとおり、水道水が廃液貯蔵槽4へ供給さ
れるので、水道水の供給量を炉体1における廃材等の燃
焼による廃液貯蔵槽4中の廃液からの蒸発量より大きく
しておけば、廃液貯蔵槽4中の液位は上昇するので、や
がて水道水の給水により上限液位プローブ14Hが着水
するので給液制御装置15は、給液ポンプ11を停止
し、電磁弁35が閉弁する。かくして水道水の供給によ
り空焚きに到ることがない。やがて廃液液位が回復する
と再び廃液と水道水の混合液が供給されることになる。
【0066】上記において水道水は廃液等からの水分の
蒸発量よりも流量を大にすると共に廃液の給液ポンプ1
1の流量を水道水の流量よりも著しく大きくしておく
と、水道水の使用量は少くてすむ。
【0067】上述のようにすれば、空焚きのおそれがな
くなる。尚、給水管34、電磁弁35を備えた給水装置
は別個に付設してもよい。この場合下限液位プローブ1
4Lよりも下方の液位で離水する液位プローブを設け、
給水装置を別個に制御してもよい。図5はかかる給水装
置を示す。図5において下限液位プローブ14Lよりも
下端が下方にある給水用液位プローブ37aを有する水
位検出器37は給水用液位プローブ37aが離水したと
きその信号を給液制御装置15へ送る。給液制御装置1
5はこの場合に空運転して送液していない給液ポンプ1
1の駆動を停止すると共に電磁弁35を開弁し、水道水
を廃液貯蔵槽4へ送る。
【0068】(実施の形態ホ) 図6は実施の形態ホを示す。この実施の形態ホは燃焼制
御を行わない廃材等の焼却又は廃油を燃焼温度によりオ
ンオフ制御をしている場合に、排気温度センサにより給
水制御を行うものである。本例は燃焼制御の有無にかか
わらず適用できるので、実施の形態イに付設した場合に
ついて説明する。
【0069】図6において、図1と同一部材は同一符号
を付し、図1の説明を援用する。
【0070】排気温度センサ33の信号は給水制御装置
38へ送られ、給水制御装置38は、その信号が排気温
度センサ33の最高温度よりも高い予かじめ定められた
温度を示すと、電磁弁35を開弁し、給水管34で水道
水を廃液貯蔵槽4へ供給することにより空焚きに到るの
を防止するものである。
【0071】下限液位プローブ14Lが離水して廃液が
廃液貯蔵槽4へ供給される作動が行われて、廃液の給液
制御が正常であると空焚きは生じ得ないが廃液処理槽5
への廃液供給がない状態がつづくと、やがて既に述べた
ように廃液は廃液貯蔵槽4へ供給されなくなり、蒸発に
より廃液面が下限液位プローブ14Lから離水しても、
液位低下は続き、廃液貯蔵槽4内の廃液が著しく減少す
るとこの廃液は過剰に沸騰し、燃焼室の温度は上昇し、
排気温度は上昇する。この排気温度を排気温度センサ3
3はとらえて給水制御装置38へ送り給水制御装置38
はその温度を検知して電磁弁35を開弁し、給水管34
を通じて水道水は廃液貯蔵槽4へ流入する。廃液貯蔵槽
4の水位が上昇し、上限液位プローブ14Hは着水し、
上限液位プローブ14Hによる信号は給水制御装置38
へ送られ、給水制御装置38は電磁弁35を閉弁する。
【0072】この実施の形態ホによっても、前述の実施
の形態イにおける効果に更に空焚きを防止できる効果が
ある。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、方法として、廃液の処
理と廃棄物の焼却が同時に行うことができ、液の処理
費用を低減できる。
【0074】本発明によれば装置として、廃液の処理と
廃棄物の焼却が同時に行うことのできる廃棄物処理装置
を提供できる。
【0075】廃液貯蔵槽への清水の給水手段を備える
と、廃液貯蔵槽の清掃に用いることができる。また、排
煙の温度検出手段を備え、この温度検出手段の検出した
温度が空焚きと判別すると清水の供給手段を作動するこ
とにより、空焚きを防止できる。
【0076】廃液貯蔵槽中の廃液の下限液位よりも低い
最低液位検出手段を備え、この手段の信号により給水手
段を作動させるようにすると空焚きを防止できる。
【0077】廃液処理槽への清水の供給手段、給液
段と、を備え、給液手段と同時に清水の供給手段を付勢
するようにすると、廃液供給が絶えても空焚きを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態イのフローシートである。
【図2】本発明の実施の形態ロのフローシートである。
【図3】本発明の実施の形態ハのフローシートである。
【図4】本発明の実施の形態ニのフローシートである。
【図5】本発明の実施の形態ニのフローシートである。
【図6】本発明の実施の形態ホのフローシートである。
【符号の説明】
1…炉体 1a…空気分散室 1b…天板 1f…燃料
供給口 1g…底板 2…火格子 3…煙突 4…廃液貯蔵槽 4a…本体 4a1…点検口 4b…
隙間 4c…天蓋 4 c1…回り縁 4d…蓋 5…廃液処理槽 6…廃液輸送管 7…ボールタップ 8…吸込管 9…ストレーナ 11…給液ポンプ 12…吐出管 13…濾過器 14…液面検出器 14H…上限液位プローブ 14L
…下限液位プローブ 15…給液制御装置 16…ドライバ 17…ドレン配管 18…開閉弁 21…燃焼装置 22…廃油槽 23…ノズル 24…燃料加圧ポンプ 25…燃料配管 26…制止弁 27…流量制御弁 28…送風手段 28a…ダイバージェント吹出口 30…空焚き防止装置 31…廃液温度検出器 32…燃焼制御装置 33…排気温度センサ 34…給水管 35…電磁弁 37…水位検出器 37a…給水用液位プローブ 38…給水制御装置 F…燃料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23G 7/04 601 F23G 7/04 603

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉体内の燃焼で発生した熱を、前記炉体
    の一部から廃液貯蔵槽に伝えることによって前記廃液貯
    蔵槽内の廃液を減容化する廃液処理方法において、炉体
    内で燃料として廃木材、廃油等を燃焼し、廃液を燃焼性
    廃棄物のみで処理することを特徴とする廃液処理方法。
  2. 【請求項2】 炉体と、伝熱板を槽壁の一部とした開放
    形廃液貯蔵槽と、炉体内で廃木材又は廃油等の廃棄物を
    燃焼させる燃焼装置と、炉体に設けた排煙手段と、を有
    することを特徴とする廃液処理装置。
  3. 【請求項3】 排気温度センサを備え、排気温度センサ
    で予め定めた空焚きが予想される温度を検出すると廃液
    貯蔵槽へ清水を供給する清水の供給手段を備えたことを
    特徴とする請求項2に記載の廃液処理装置。
  4. 【請求項4】 廃液貯蔵槽中の廃液の下限液位よりも低
    い最低液位検出手段を備え、最低液位検出手段の検出し
    た最低液位信号により給水手段を作動させることを特徴
    とする請求項2に記載の廃液処理装置。
  5. 【請求項5】 廃液貯蔵槽への清水の供給手段と、廃液
    の給液手段とを有し、給液手段と同時に清水の供給手段
    を付勢することを特徴とする請求項3又は4に記載の
    液処理装置。
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JPS55102819A (en) * 1979-02-01 1980-08-06 San Eng Kk Furnace used both as condensing and drying
JPH06137536A (ja) * 1992-10-27 1994-05-17 Osaka Gas Co Ltd 廃液焼却装置

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