JP2995262B2 - 回転カップ式薬液処理装置 - Google Patents
回転カップ式薬液処理装置Info
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- JP2995262B2 JP2995262B2 JP6617894A JP6617894A JP2995262B2 JP 2995262 B2 JP2995262 B2 JP 2995262B2 JP 6617894 A JP6617894 A JP 6617894A JP 6617894 A JP6617894 A JP 6617894A JP 2995262 B2 JP2995262 B2 JP 2995262B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の素子およびマ
スク、並びに液晶パネル等の製造工程において、ウエ
ハ、マスクあるいは液晶パネル等の表面に薄膜を形成さ
せたり、あるいは同表面を現像したりエッチングする遠
心力を利用した回転カップ式薬液処理装置に関するもの
である。
スク、並びに液晶パネル等の製造工程において、ウエ
ハ、マスクあるいは液晶パネル等の表面に薄膜を形成さ
せたり、あるいは同表面を現像したりエッチングする遠
心力を利用した回転カップ式薬液処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、ウエハ等の
基盤の上に、感光液等の塗布剤が均一に塗布された塗膜
が形成される。このような塗膜に所定の処理が施されて
半導体製品が製造される。塗膜の厚みは通常数ミクロン
と極めて薄く、また均一な厚みが要求されることから、
上記要求を満足させることが可能な図7に示すような薬
液処理装置10が利用される。
基盤の上に、感光液等の塗布剤が均一に塗布された塗膜
が形成される。このような塗膜に所定の処理が施されて
半導体製品が製造される。塗膜の厚みは通常数ミクロン
と極めて薄く、また均一な厚みが要求されることから、
上記要求を満足させることが可能な図7に示すような薬
液処理装置10が利用される。
【0003】この図に示すように、薬液処理装置10
は、回転カップ20と、この回転カップ20の上面を被
覆するフード30と、回転カップ20を軸心回りに回転
可能に支持しかつ外周部を被覆するケーシング40とを
備えた構成を有している。上記回転カップ20の上面に
基盤Bを吸着配置し、その上に塗布剤を滴下した後、フ
ード30で覆って回転カップ20を高速回転させること
によって、遠心力で回転中心から径方向に塗布剤を拡散
させて基盤B上に均一な塗膜を形成させるようになって
いる。
は、回転カップ20と、この回転カップ20の上面を被
覆するフード30と、回転カップ20を軸心回りに回転
可能に支持しかつ外周部を被覆するケーシング40とを
備えた構成を有している。上記回転カップ20の上面に
基盤Bを吸着配置し、その上に塗布剤を滴下した後、フ
ード30で覆って回転カップ20を高速回転させること
によって、遠心力で回転中心から径方向に塗布剤を拡散
させて基盤B上に均一な塗膜を形成させるようになって
いる。
【0004】回転カップ20の外周縁部には、フード3
0と回転カップ20との間に形成される基盤載置空間S
と外部とを連通する複数の排出孔201が穿設され、余
分な塗布剤がこれらの排出孔201を介してケーシング
40に設けられた回収通路401内に放出されるように
なっている。
0と回転カップ20との間に形成される基盤載置空間S
と外部とを連通する複数の排出孔201が穿設され、余
分な塗布剤がこれらの排出孔201を介してケーシング
40に設けられた回収通路401内に放出されるように
なっている。
【0005】そして、上記回転カップ20の高速回転に
よって基盤B上に空気の渦流が形成されると、塗膜の表
面に波紋が形成され、塗膜の厚みの均一性が損なわれる
ことから、基盤載置空間Sの上部はフード30によって
密閉状態にされている。この密閉状態を確実なものにす
るために、フード30の周縁部分の上部に設けられた環
状突起202に蟻溝状のリング溝203が形成され、こ
のリング溝203にゴムなどの柔軟性を有するシール材
で形成されたOリング204が嵌め込まれている。
よって基盤B上に空気の渦流が形成されると、塗膜の表
面に波紋が形成され、塗膜の厚みの均一性が損なわれる
ことから、基盤載置空間Sの上部はフード30によって
密閉状態にされている。この密閉状態を確実なものにす
るために、フード30の周縁部分の上部に設けられた環
状突起202に蟻溝状のリング溝203が形成され、こ
のリング溝203にゴムなどの柔軟性を有するシール材
で形成されたOリング204が嵌め込まれている。
【0006】そしてこのOリング204の上部は上記リ
ング溝203から若干外部に突出されているため、フー
ド30を回転カップ20に装着するとフードの下面部が
Oリング204の上記若干突出された部分に当接し、基
盤載置空間Sの上部は閉止状態になる。
ング溝203から若干外部に突出されているため、フー
ド30を回転カップ20に装着するとフードの下面部が
Oリング204の上記若干突出された部分に当接し、基
盤載置空間Sの上部は閉止状態になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の基盤
載置空間Sの閉止構造においては、上記Oリング204
の上面部(当接面)が面一状態でリング溝203内に嵌
装されている場合には、フード30の下面がOリング2
04の当接面に隙間なく当接し、Oリング204のシー
ル作用によって基盤載置空間Sの上部の閉止性は有効に
確保されるが、リング溝203はOリング204の抜け
防止のため上部の開口幅を狭くしてあることから、Oリ
ング204はリング溝203に向かって押圧しながら嵌
め込まれるため、リング溝203に嵌め込まれたOリン
グ204の周方向の密度分布が不均一になる場合が多
く、その結果、Oリング204の当接面に凹凸が形成さ
れた状態になっている。
載置空間Sの閉止構造においては、上記Oリング204
の上面部(当接面)が面一状態でリング溝203内に嵌
装されている場合には、フード30の下面がOリング2
04の当接面に隙間なく当接し、Oリング204のシー
ル作用によって基盤載置空間Sの上部の閉止性は有効に
確保されるが、リング溝203はOリング204の抜け
防止のため上部の開口幅を狭くしてあることから、Oリ
ング204はリング溝203に向かって押圧しながら嵌
め込まれるため、リング溝203に嵌め込まれたOリン
グ204の周方向の密度分布が不均一になる場合が多
く、その結果、Oリング204の当接面に凹凸が形成さ
れた状態になっている。
【0008】従って、フード30を回転カップ20に被
せてもフード30の下面部とOリング204との間に上
記凹凸に起因する隙間が形成され、基盤載置空間Sの上
部は良好な閉止状態にならず、隙間から漏れ入った空気
の流れで基盤載置空間S内に渦流が生じ、基盤Bの表面
に均一な塗膜が形成されなくなる。
せてもフード30の下面部とOリング204との間に上
記凹凸に起因する隙間が形成され、基盤載置空間Sの上
部は良好な閉止状態にならず、隙間から漏れ入った空気
の流れで基盤載置空間S内に渦流が生じ、基盤Bの表面
に均一な塗膜が形成されなくなる。
【0009】かかる不都合を解消するために、リング溝
203の開口を大きくして蟻溝とは異なる形状にするこ
とが考えられるが、このようにすると、フード30を開
放するときに裏面にOリング204が付着してリング溝
203から外れてしまうという新たな問題点が発生す
る。
203の開口を大きくして蟻溝とは異なる形状にするこ
とが考えられるが、このようにすると、フード30を開
放するときに裏面にOリング204が付着してリング溝
203から外れてしまうという新たな問題点が発生す
る。
【0010】さらに、フード30が偏心状態で回転カッ
プ20に装着されると、回転カップ20を高速回転させ
たときにフード30の周面部が下段周面202の外方側
に形成された段壁に振動状態で激突擦過し、この激突擦
過によって微細な粉塵が発生して負圧状態の基盤載置空
間S内に吸引されるため、基盤Bが汚染され、塗布製品
の歩留が低下するという問題点も有している。
プ20に装着されると、回転カップ20を高速回転させ
たときにフード30の周面部が下段周面202の外方側
に形成された段壁に振動状態で激突擦過し、この激突擦
過によって微細な粉塵が発生して負圧状態の基盤載置空
間S内に吸引されるため、基盤Bが汚染され、塗布製品
の歩留が低下するという問題点も有している。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、確実に回転カップの基盤載置空間内
の上部を密閉状態で閉止するとともに、一旦装着された
Oリングは外れることがなく、かつ、回転カップを高速
回転させても発塵することのない回転カップ式薬液処理
装置を提供することを目的としている。
されたものであり、確実に回転カップの基盤載置空間内
の上部を密閉状態で閉止するとともに、一旦装着された
Oリングは外れることがなく、かつ、回転カップを高速
回転させても発塵することのない回転カップ式薬液処理
装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
回転カップ式薬液処理装置は、回転カップと、この回転
カップを上方から環状の弾性シール部材を介して被覆す
るフードとを有する回転カップ式薬液処理装置におい
て、上記回転カップには周縁部上面に環状突起が設けら
れ、上記環状突起にはその内周側面に上記弾性シール部
材が嵌入可能な環状溝が形成されるとともに、上記環状
溝の上端には上記弾性シール部材が抜け出るのを規制す
る規制片部が形成されていることを特徴とするものであ
る。
回転カップ式薬液処理装置は、回転カップと、この回転
カップを上方から環状の弾性シール部材を介して被覆す
るフードとを有する回転カップ式薬液処理装置におい
て、上記回転カップには周縁部上面に環状突起が設けら
れ、上記環状突起にはその内周側面に上記弾性シール部
材が嵌入可能な環状溝が形成されるとともに、上記環状
溝の上端には上記弾性シール部材が抜け出るのを規制す
る規制片部が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0013】本発明の請求項2記載の回転カップ式薬液
処理装置は、請求項1記載の回転カップ式薬液処理装置
において、上記フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する傾斜面が環
状に形成されていることを特徴とするものである。
処理装置は、請求項1記載の回転カップ式薬液処理装置
において、上記フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する傾斜面が環
状に形成されていることを特徴とするものである。
【0014】本発明の請求項3記載の回転カップ式薬液
処理装置は、請求項1記載の回転カップ式薬液処理装置
において、上記フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する垂直壁と水
平壁とからなる段差面が環状に形成されていることを特
徴とするものである。
処理装置は、請求項1記載の回転カップ式薬液処理装置
において、上記フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する垂直壁と水
平壁とからなる段差面が環状に形成されていることを特
徴とするものである。
【0015】本発明の請求項4記載の回転カップ式薬液
処理装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の回転カ
ップ式薬液処理装置において、上記環状溝は、その下部
の一部が上記環状突起の周縁部を浅く穿設して形成され
ていることを特徴とするものである。
処理装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の回転カ
ップ式薬液処理装置において、上記環状溝は、その下部
の一部が上記環状突起の周縁部を浅く穿設して形成され
ていることを特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項5記載の回転カップ式薬液
処理装置は、請求項1または2記載の回転カップ式薬液
処理装置において、上記傾斜面は平面であることを特徴
とするものである。
処理装置は、請求項1または2記載の回転カップ式薬液
処理装置において、上記傾斜面は平面であることを特徴
とするものである。
【0017】本発明の請求項6記載の回転カップ式薬液
処理装置は、請求項1または2記載の回転カップ式薬液
処理装置において、上記傾斜面は、少なくとも上記弾性
シール部材の曲率以下の曲率を有する凹曲面であること
を特徴とするものである。
処理装置は、請求項1または2記載の回転カップ式薬液
処理装置において、上記傾斜面は、少なくとも上記弾性
シール部材の曲率以下の曲率を有する凹曲面であること
を特徴とするものである。
【0018】本発明の請求項7記載の回転カップ式薬液
処理装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の回転カ
ップ式薬液処理装置において、上記回転カップは、上記
環状突起と同心で、かつ、この環状突起の内周側に環状
の防塵突起が形成され、上記フードは、被覆時に上記突
起に嵌合する環状の防塵溝が設けられていることを特徴
とするものである。
処理装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の回転カ
ップ式薬液処理装置において、上記回転カップは、上記
環状突起と同心で、かつ、この環状突起の内周側に環状
の防塵突起が形成され、上記フードは、被覆時に上記突
起に嵌合する環状の防塵溝が設けられていることを特徴
とするものである。
【0019】本発明の請求項8記載の回転カップ式薬液
処理装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の回転カ
ップ式薬液処理装置において、上記環状突起は、上記環
状溝と外周側面とを貫通する1個または複数個の孔が設
けられていることを特徴とするものである。
処理装置は、請求項1乃至7のいずれかに記載の回転カ
ップ式薬液処理装置において、上記環状突起は、上記環
状溝と外周側面とを貫通する1個または複数個の孔が設
けられていることを特徴とするものである。
【0020】
【作用】上記請求項1記載の回転カップ式薬液処理装置
によれば、環状突起にはその内周側面に上記弾性シール
部材が嵌入可能な環状溝が形成されるとともに、上記環
状溝の上端には上記弾性シール部材が抜け出るのを規制
する規制片部が形成されているため、上記嵌入溝に形成
されたオーバーハング状の規制片部による抜け止め作用
によって一旦嵌め込まれた弾性シール部材は嵌入溝から
外れるのを有効に抑止された状態になり、フードを上昇
させたときにフードの裏面に弾性部材が粘着してフード
に同伴し、シール部材が環状溝から外れることはない。
によれば、環状突起にはその内周側面に上記弾性シール
部材が嵌入可能な環状溝が形成されるとともに、上記環
状溝の上端には上記弾性シール部材が抜け出るのを規制
する規制片部が形成されているため、上記嵌入溝に形成
されたオーバーハング状の規制片部による抜け止め作用
によって一旦嵌め込まれた弾性シール部材は嵌入溝から
外れるのを有効に抑止された状態になり、フードを上昇
させたときにフードの裏面に弾性部材が粘着してフード
に同伴し、シール部材が環状溝から外れることはない。
【0021】また、上記規制片部の存在によって、環状
溝を従来のように蟻溝にする必要がないため、環状溝へ
のシール部材の装着時に、シール部材を無理に押圧し変
形させることに起因する密度分布の不均一によってシー
ル部材の露出面が面一にならず、そのためシール性が損
なわれるというような問題点は確実に回避することがで
きる。
溝を従来のように蟻溝にする必要がないため、環状溝へ
のシール部材の装着時に、シール部材を無理に押圧し変
形させることに起因する密度分布の不均一によってシー
ル部材の露出面が面一にならず、そのためシール性が損
なわれるというような問題点は確実に回避することがで
きる。
【0022】上記請求項2記載の回転カップ式薬液処理
装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する傾斜面が環
状に形成されているため、シール部材を押圧しているフ
ードの傾斜面はシール部材から斜め上方に向かう反発力
を受けるため、この反発力の水平分力によって回転中心
方向に押圧され、フードは常に回転カップの回転中心に
押し戻され、偏心することによって起こるフードの一部
と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避され、上
記擦過接触による微細な粉塵の発生が阻止される。
装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する傾斜面が環
状に形成されているため、シール部材を押圧しているフ
ードの傾斜面はシール部材から斜め上方に向かう反発力
を受けるため、この反発力の水平分力によって回転中心
方向に押圧され、フードは常に回転カップの回転中心に
押し戻され、偏心することによって起こるフードの一部
と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避され、上
記擦過接触による微細な粉塵の発生が阻止される。
【0023】上記請求項3記載の回転カップ式薬液処理
装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する垂直壁と水
平壁とからなる段差面が環状に形成されているため、上
記段差面の垂直壁と水平壁とがシール部材の露出した面
を挟んだ状態の安定したシールが行われる。そして特に
垂直面はシール部材から回転中心に向かう反発力を受け
るため、この反発力によってフードは常に回転カップの
回転中心に押し戻され、偏心することによって起こるフ
ードの一部と回転カップの一部との擦過接触が有効に回
避され、上記擦過接触による微細な粉塵の発生が阻止さ
れる。
装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール部材
の上記環状溝から一部露出した面に当接する垂直壁と水
平壁とからなる段差面が環状に形成されているため、上
記段差面の垂直壁と水平壁とがシール部材の露出した面
を挟んだ状態の安定したシールが行われる。そして特に
垂直面はシール部材から回転中心に向かう反発力を受け
るため、この反発力によってフードは常に回転カップの
回転中心に押し戻され、偏心することによって起こるフ
ードの一部と回転カップの一部との擦過接触が有効に回
避され、上記擦過接触による微細な粉塵の発生が阻止さ
れる。
【0024】上記請求項4記載の回転カップ式薬液処理
装置によれば、環状溝は、その下部の一部が上記環状突
起の周縁部を浅く穿設して形成されているため、環状溝
に嵌入された弾性シール部材は、上記環状突起の周縁部
に浅く穿設された部分に入り込み、弾性シール部材の環
状溝への嵌入状態が安定する。
装置によれば、環状溝は、その下部の一部が上記環状突
起の周縁部を浅く穿設して形成されているため、環状溝
に嵌入された弾性シール部材は、上記環状突起の周縁部
に浅く穿設された部分に入り込み、弾性シール部材の環
状溝への嵌入状態が安定する。
【0025】上記請求項5記載の回転カップ式薬液処理
装置によれば、フードに形成された傾斜面は平面である
ため、最小の工作努力で傾斜面を形成させることが可能
になる。
装置によれば、フードに形成された傾斜面は平面である
ため、最小の工作努力で傾斜面を形成させることが可能
になる。
【0026】上記請求項6記載の回転カップ式薬液処理
装置によれば、フードに形成された傾斜面は、少なくと
も上記弾性シール部材の曲率以下の曲率を有する凹曲面
であるため、傾斜面と弾性シール部材との接触面積が増
大し、フード装着による回転カップの密閉効果がより向
上する。
装置によれば、フードに形成された傾斜面は、少なくと
も上記弾性シール部材の曲率以下の曲率を有する凹曲面
であるため、傾斜面と弾性シール部材との接触面積が増
大し、フード装着による回転カップの密閉効果がより向
上する。
【0027】上記請求項7記載の回転カップ式薬液処理
装置によれば、回転カップは、環状突起と同心でその内
周側に環状の防塵突起が形成され、フードは被覆時に上
記回転カップ側の防塵突起に嵌合する環状の防塵溝が設
けられているため、この両防塵突起の防塵溝への嵌入に
よって粉塵が発生しても回転カップ内への侵入が有効に
防止される。
装置によれば、回転カップは、環状突起と同心でその内
周側に環状の防塵突起が形成され、フードは被覆時に上
記回転カップ側の防塵突起に嵌合する環状の防塵溝が設
けられているため、この両防塵突起の防塵溝への嵌入に
よって粉塵が発生しても回転カップ内への侵入が有効に
防止される。
【0028】上記請求項8記載の回転カップ式薬液処理
装置によれば、環状突起に貫通した1個または複数個の
孔が設けられているため、一旦環状溝に装着されたシー
ル部材を取り外すときは、外周側からこの孔に金具を差
し込んで押圧することにより、容易にシール部材を嵌入
溝から取り出すことが可能になる。
装置によれば、環状突起に貫通した1個または複数個の
孔が設けられているため、一旦環状溝に装着されたシー
ル部材を取り外すときは、外周側からこの孔に金具を差
し込んで押圧することにより、容易にシール部材を嵌入
溝から取り出すことが可能になる。
【0029】
【実施例】図1は、本発明に係る回転カップ式薬液処理
装置の一例を示す一部切欠き斜視図であり、図2はその
A−A線断面図である。これらの図に示すように、薬液
処理装置1は、円盤状の回転カップ2、この回転カップ
2の上面を覆うフード3、上記回転カップ2が嵌装され
るケーシング4、フード3の着脱を行うフード着脱機構
5、回転カップ2を回転させるカップ回転機構6、およ
び回転カップ2を昇降させる昇降機構7とから構成され
ている。
装置の一例を示す一部切欠き斜視図であり、図2はその
A−A線断面図である。これらの図に示すように、薬液
処理装置1は、円盤状の回転カップ2、この回転カップ
2の上面を覆うフード3、上記回転カップ2が嵌装され
るケーシング4、フード3の着脱を行うフード着脱機構
5、回転カップ2を回転させるカップ回転機構6、およ
び回転カップ2を昇降させる昇降機構7とから構成され
ている。
【0030】上記回転カップ2は、中径軸部21と、環
状皿部22とから構成されている。上記環状皿部22の
上面は、上記中径軸部21の上面と面一、あるいはわず
かに低い面一状になるように寸法設定されており、この
面一の面に塗膜形成を施す基盤Bが中径軸部21の中心
軸に一致して載置されるようになっている。上記環状皿
部22の外周縁部には上方に突出した環状堰部22aが
設けられており、環状堰部22aでフード3を受けるよ
うになっている。フード3が装着された状態でこの環状
堰部22aによって囲まれた部分に基盤載置空間Sが形
成される。
状皿部22とから構成されている。上記環状皿部22の
上面は、上記中径軸部21の上面と面一、あるいはわず
かに低い面一状になるように寸法設定されており、この
面一の面に塗膜形成を施す基盤Bが中径軸部21の中心
軸に一致して載置されるようになっている。上記環状皿
部22の外周縁部には上方に突出した環状堰部22aが
設けられており、環状堰部22aでフード3を受けるよ
うになっている。フード3が装着された状態でこの環状
堰部22aによって囲まれた部分に基盤載置空間Sが形
成される。
【0031】上記環状堰部22aの下部の周面には基盤
載置空間Sから外方に向かって斜め下方に傾斜した小径
の排出孔201が所定間隔で複数個穿設されており、こ
の排出孔201を介して基盤載置空間S内の余分な塗布
剤を外部に排出するようになっている。
載置空間Sから外方に向かって斜め下方に傾斜した小径
の排出孔201が所定間隔で複数個穿設されており、こ
の排出孔201を介して基盤載置空間S内の余分な塗布
剤を外部に排出するようになっている。
【0032】上記中径軸部21の下部には同心の回転軸
23が共回り可能に結合されている。中径軸部21およ
び回転軸23の軸心部分にはそれらを貫通した吸気通路
23aが形成されており、図略の真空ポンプを作動する
ことによって回転軸23の下端部に接続されたチューブ
23bを介して基盤Bを中径軸部21に吸引するように
なっている。
23が共回り可能に結合されている。中径軸部21およ
び回転軸23の軸心部分にはそれらを貫通した吸気通路
23aが形成されており、図略の真空ポンプを作動する
ことによって回転軸23の下端部に接続されたチューブ
23bを介して基盤Bを中径軸部21に吸引するように
なっている。
【0033】回転カップ2は、中径軸部21の小径部が
筒状の大径軸部24の筒孔に嵌め込まれた状態で大径軸
部24に固定されている。この大径軸部24の上部には
フランジ部が形成され、このフランジ部は上記回転カッ
プ2の環状皿部22が固定されている。
筒状の大径軸部24の筒孔に嵌め込まれた状態で大径軸
部24に固定されている。この大径軸部24の上部には
フランジ部が形成され、このフランジ部は上記回転カッ
プ2の環状皿部22が固定されている。
【0034】大径軸部24の下部は、支持架台Pに穿設
された装着孔P1に嵌め込まれ、外周面にフランジ25
aを有する支持筒体25に、ベアリング26を介して嵌
装されている。従って、回転カップ2は、支持架台Pに
対して回転軸23の軸心回りに回転可能になっている。
された装着孔P1に嵌め込まれ、外周面にフランジ25
aを有する支持筒体25に、ベアリング26を介して嵌
装されている。従って、回転カップ2は、支持架台Pに
対して回転軸23の軸心回りに回転可能になっている。
【0035】上記フード3は、フード本体31、このフ
ード本体31の中心部が上方に突出した円柱状の把持部
32、およびフード本体31の外周縁部が上方に膨出し
た膨出縁部33から構成されている。この膨出縁部33
は上記環状堰部22aに対応して設けられているもの
で、膨出縁部33の底面部が環状堰部22aの上面部に
当接することによって回転カップ2を閉止するようにな
っている。上記把持部32の頂部には後述するフード着
脱機構5による着脱動作を可能にすべくその下の胴部3
2aよりも径の大きい鍔部32bが形成されている。
ード本体31の中心部が上方に突出した円柱状の把持部
32、およびフード本体31の外周縁部が上方に膨出し
た膨出縁部33から構成されている。この膨出縁部33
は上記環状堰部22aに対応して設けられているもの
で、膨出縁部33の底面部が環状堰部22aの上面部に
当接することによって回転カップ2を閉止するようにな
っている。上記把持部32の頂部には後述するフード着
脱機構5による着脱動作を可能にすべくその下の胴部3
2aよりも径の大きい鍔部32bが形成されている。
【0036】上記ケーシング4は環状体を有し、大径軸
部24が嵌め込まれた状態でフランジ25aに支持固定
され、その上部は回転カップ2を囲繞している。
部24が嵌め込まれた状態でフランジ25aに支持固定
され、その上部は回転カップ2を囲繞している。
【0037】ケーシング4の内部には環状の回収通路4
01が形成されており、この回収通路401の上部に環
状の排出用帯孔41が設けられ、この排出用帯孔41の
開口は上記環状堰部22aに穿設された排出孔201に
対向して設けられている。従って、回転カップ2の基盤
載置空間Sから排出された不要物はこの排出用帯孔41
を介して回収通路401内に導入される。回収通路40
1の周方向一部には下方に向かって垂直孔42が設けら
れ、回収通路401に溜った不要物はこの垂直孔42か
ら外部に排出されるようになっている。
01が形成されており、この回収通路401の上部に環
状の排出用帯孔41が設けられ、この排出用帯孔41の
開口は上記環状堰部22aに穿設された排出孔201に
対向して設けられている。従って、回転カップ2の基盤
載置空間Sから排出された不要物はこの排出用帯孔41
を介して回収通路401内に導入される。回収通路40
1の周方向一部には下方に向かって垂直孔42が設けら
れ、回収通路401に溜った不要物はこの垂直孔42か
ら外部に排出されるようになっている。
【0038】また、薬液処理装置1には、フード3を回
転カップ2に対して着脱するために、フード着脱機構5
が設けられている。このフード着脱機構5は、ケーシン
グ4に囲繞され、フード3を閉止する蓋体51、水平腕
が蓋体51に固定されたL字アーム52、およびこのL
字アーム52を上下動させるシリンダ53から構成され
ている。このシリンダ53は縦置きとされ、その頂部に
出没可能に突設されたシリンダロッド54の上端部がL
字アーム52の垂直腕に固定されている。
転カップ2に対して着脱するために、フード着脱機構5
が設けられている。このフード着脱機構5は、ケーシン
グ4に囲繞され、フード3を閉止する蓋体51、水平腕
が蓋体51に固定されたL字アーム52、およびこのL
字アーム52を上下動させるシリンダ53から構成され
ている。このシリンダ53は縦置きとされ、その頂部に
出没可能に突設されたシリンダロッド54の上端部がL
字アーム52の垂直腕に固定されている。
【0039】上記蓋体51の中央部には上記把持部32
の胴部32aの外径より大径でかつ鍔部32bよりも小
径の嵌入孔51aが設けられ、また蓋体51の中央部に
は鍔部32bを内部に収容する伏せ椀部51aが設けら
れている。シリンダ53により蓋体51を上方に引き上
げると、上記嵌入孔51aの縁部が鍔部32bに係合し
て、フード3も上方に引き上げられる。
の胴部32aの外径より大径でかつ鍔部32bよりも小
径の嵌入孔51aが設けられ、また蓋体51の中央部に
は鍔部32bを内部に収容する伏せ椀部51aが設けら
れている。シリンダ53により蓋体51を上方に引き上
げると、上記嵌入孔51aの縁部が鍔部32bに係合し
て、フード3も上方に引き上げられる。
【0040】また、上記回転カップ2を回転軸23の軸
心回りに回転させるために、支持架台Pの下部にはカッ
プ回転機構6が設けられている。このカップ回転機構6
は、駆動モータ61、この駆動モータ61の駆動軸に共
回りするように設けられた駆動プーリ62、大径軸部2
4およびボールスプライン63aと共回りするように設
けられた従動プーリ63および駆動プーリ62と従動プ
ーリ63との間に張設されたベルト64から構成されて
いる。
心回りに回転させるために、支持架台Pの下部にはカッ
プ回転機構6が設けられている。このカップ回転機構6
は、駆動モータ61、この駆動モータ61の駆動軸に共
回りするように設けられた駆動プーリ62、大径軸部2
4およびボールスプライン63aと共回りするように設
けられた従動プーリ63および駆動プーリ62と従動プ
ーリ63との間に張設されたベルト64から構成されて
いる。
【0041】上記回転軸23の外周面にはスプラインが
形成されており、このスプラインに噛合するボールスプ
ライン63aが大径軸部24の筒孔の下部に嵌入固定さ
れている。上記従動プーリ63は大径軸部24およびボ
ールスプライン63aと共回りするように固定されてい
る。従って、上記駆動モータ61の回転力は駆動プーリ
62、ベルト64および従動プーリ63を介して大径軸
部24およびボールスプライン63aに伝達され、ま
た、上記ボールスプライン63aを介して回転軸23に
伝達され、中径軸部21および環状皿部22からなる回
転カップ2が回転するようになっている。
形成されており、このスプラインに噛合するボールスプ
ライン63aが大径軸部24の筒孔の下部に嵌入固定さ
れている。上記従動プーリ63は大径軸部24およびボ
ールスプライン63aと共回りするように固定されてい
る。従って、上記駆動モータ61の回転力は駆動プーリ
62、ベルト64および従動プーリ63を介して大径軸
部24およびボールスプライン63aに伝達され、ま
た、上記ボールスプライン63aを介して回転軸23に
伝達され、中径軸部21および環状皿部22からなる回
転カップ2が回転するようになっている。
【0042】また、回転軸23の下部には昇降機構7が
設けられている。この昇降機構7は、回転軸23の下端
部近傍に縦置き状態で設けられた第二シリンダ71、こ
の第二シリンダ71のシリンダロッド72の上端部に結
合された昇降ブロック73およびこの昇降ブロック73
の上下動をガイドするための上下方向に延びたガイドレ
ール74から構成されている。
設けられている。この昇降機構7は、回転軸23の下端
部近傍に縦置き状態で設けられた第二シリンダ71、こ
の第二シリンダ71のシリンダロッド72の上端部に結
合された昇降ブロック73およびこの昇降ブロック73
の上下動をガイドするための上下方向に延びたガイドレ
ール74から構成されている。
【0043】上記昇降ブロック73は、ベアリング73
aを介して回転軸23の下部に結合されており、第二シ
リンダ71を作動させてシリンダロッド72を上下動さ
せることにより回転軸23を上下動させるようになって
いる。回転軸23が第二シリンダ71の作動によって上
昇させられると、その頂部に設けられた回転カップ2の
中径軸部21と大径軸部24との結合状態が解除され、
中径軸部21のみが環状皿部22に対して上方に移動
し、基盤Bの載置や取り上げ動作が容易に行い得るよう
になる。
aを介して回転軸23の下部に結合されており、第二シ
リンダ71を作動させてシリンダロッド72を上下動さ
せることにより回転軸23を上下動させるようになって
いる。回転軸23が第二シリンダ71の作動によって上
昇させられると、その頂部に設けられた回転カップ2の
中径軸部21と大径軸部24との結合状態が解除され、
中径軸部21のみが環状皿部22に対して上方に移動
し、基盤Bの載置や取り上げ動作が容易に行い得るよう
になる。
【0044】本発明の回転カップ式薬液処理装置は以上
のように構成されているので、基盤Bの表面に塗膜を形
成させるには、まず、図2の二点鎖線で示すように、シ
リンダ53を作動させてシリンダロッド54、L字アー
ム52および連結部51bを介して蓋体51を上昇させ
る。そうすると、伏せ椀部51aが把持部32の鍔部3
2bを摘んだ状態でフード3を上方に持ち上げ、回転カ
ップ2の基盤載置空間Sが外部に露出した状態になる。
のように構成されているので、基盤Bの表面に塗膜を形
成させるには、まず、図2の二点鎖線で示すように、シ
リンダ53を作動させてシリンダロッド54、L字アー
ム52および連結部51bを介して蓋体51を上昇させ
る。そうすると、伏せ椀部51aが把持部32の鍔部3
2bを摘んだ状態でフード3を上方に持ち上げ、回転カ
ップ2の基盤載置空間Sが外部に露出した状態になる。
【0045】この状態でさらに第二シリンダ71を作動
させて昇降ブロック73を上昇させれば、この上昇によ
って回転軸23を介して中径軸部21は上昇し、その上
面部が基盤載置空間Sから外部に突出した状態になる。
この状態で中径軸部21の上面に図略のロボットアーム
等あるいはマニュアル操作で基盤Bを正確に載置し、さ
らに基盤Bの表面に所定量の塗布剤を滴下する。そし
て、あるいは載置直後に吸気通路23aを介して真空吸
着を行う。その後第二シリンダ71を上記と逆に作動さ
せて中径軸部21を下降させ、再度環状皿部22と面一
状態にする。
させて昇降ブロック73を上昇させれば、この上昇によ
って回転軸23を介して中径軸部21は上昇し、その上
面部が基盤載置空間Sから外部に突出した状態になる。
この状態で中径軸部21の上面に図略のロボットアーム
等あるいはマニュアル操作で基盤Bを正確に載置し、さ
らに基盤Bの表面に所定量の塗布剤を滴下する。そし
て、あるいは載置直後に吸気通路23aを介して真空吸
着を行う。その後第二シリンダ71を上記と逆に作動さ
せて中径軸部21を下降させ、再度環状皿部22と面一
状態にする。
【0046】そして、シリンダ53を上記と逆に作動さ
せてフード3を下降させ、基盤載置空間Sを閉止する。
なお、基盤Bの吸引はフード3の閉止後すなわち回転カ
ップ2の回転開始までに行うようにしてもよい。
せてフード3を下降させ、基盤載置空間Sを閉止する。
なお、基盤Bの吸引はフード3の閉止後すなわち回転カ
ップ2の回転開始までに行うようにしてもよい。
【0047】この状態でカップ回転機構6の駆動モータ
61を駆動させれば、その回転駆動は駆動プーリ62、
ベルト64、従動プーリ63を介して大径軸部24およ
びボールスプライン63aに伝達され、また、上記およ
びボールスプライン63aを介して回転軸23に伝達さ
れ、回転カップ2は所定の速度で回転する。この回転カ
ップ2の回転による遠心力で基盤B上に滴下された塗布
剤は径方向に薄く拡散し、基盤Bの表面に塗膜が形成さ
れる。基盤B上から振り切られた余分な塗布剤は、回転
カップ2の環状堰部22aに穿設された排出孔201か
ら排出され、ケーシング4の排出用帯孔41を介して回
収通路401内に導入され、垂直孔42から外部に導出
される。
61を駆動させれば、その回転駆動は駆動プーリ62、
ベルト64、従動プーリ63を介して大径軸部24およ
びボールスプライン63aに伝達され、また、上記およ
びボールスプライン63aを介して回転軸23に伝達さ
れ、回転カップ2は所定の速度で回転する。この回転カ
ップ2の回転による遠心力で基盤B上に滴下された塗布
剤は径方向に薄く拡散し、基盤Bの表面に塗膜が形成さ
れる。基盤B上から振り切られた余分な塗布剤は、回転
カップ2の環状堰部22aに穿設された排出孔201か
ら排出され、ケーシング4の排出用帯孔41を介して回
収通路401内に導入され、垂直孔42から外部に導出
される。
【0048】そして、所定時間経過後、駆動モータ61
の回転駆動を停止し、シリンダ53を駆動させてシリン
ダロッド54を上方に移動させることによってフード3
は持ち上げられ、回転カップ2上の塗膜が形成された直
後の基盤Bが露出した状態になる。この状態で、第二シ
リンダ71の作動によってシリンダロッド72が上昇
し、このシリンダロッド72に結合された回転軸23を
介して回転カップ2の中径軸部21は上昇し、その上に
載置された基盤Bは基盤載置空間Sから外部に押し出さ
れる。そして、基盤Bは同様にロボットアーム等によっ
て回転カップ2から取り出され、つぎの工程に移送され
ることになる。以上の操作を繰り返すことによって基盤
Bの表面に塗布剤の均一な塗膜が形成されることにな
る。
の回転駆動を停止し、シリンダ53を駆動させてシリン
ダロッド54を上方に移動させることによってフード3
は持ち上げられ、回転カップ2上の塗膜が形成された直
後の基盤Bが露出した状態になる。この状態で、第二シ
リンダ71の作動によってシリンダロッド72が上昇
し、このシリンダロッド72に結合された回転軸23を
介して回転カップ2の中径軸部21は上昇し、その上に
載置された基盤Bは基盤載置空間Sから外部に押し出さ
れる。そして、基盤Bは同様にロボットアーム等によっ
て回転カップ2から取り出され、つぎの工程に移送され
ることになる。以上の操作を繰り返すことによって基盤
Bの表面に塗布剤の均一な塗膜が形成されることにな
る。
【0049】図3は、図2の部分拡大図であり、回転カ
ップ2とフード3との間のシール構造の一例を示してい
る。この図に示すように、回転カップ2の外周部に形成
された環状堰部22aの上面部には、環状であって断面
矩形状の内側突起27と外側突起28とからなる二条の
突起が径方向に所定間隔を置いて設けられている。
ップ2とフード3との間のシール構造の一例を示してい
る。この図に示すように、回転カップ2の外周部に形成
された環状堰部22aの上面部には、環状であって断面
矩形状の内側突起27と外側突起28とからなる二条の
突起が径方向に所定間隔を置いて設けられている。
【0050】そして、上記外側突起28の内周面の上部
には内側に突出した環状の抜け止め片28aが設けられ
ている。この抜け止め片28aは先細りに形成されその
下面部には斜めの上部傾斜壁28bが形成されている。
には内側に突出した環状の抜け止め片28aが設けられ
ている。この抜け止め片28aは先細りに形成されその
下面部には斜めの上部傾斜壁28bが形成されている。
【0051】そして、内側突起27と外側突起28との
間であって上記抜け止め片28aに対向するように上部
傾斜壁28bに平行ないしは略平行な下部傾斜壁28c
が形成され、上部傾斜壁28bと下部傾斜壁28cとの
間にゴムなどの柔軟性を有する環状のOリング9の少な
くとも半分が入る断面形状を有した環状の嵌入溝29が
形成されている。この嵌入溝29にOリング9が嵌入さ
れ、シール構造が形成されている。
間であって上記抜け止め片28aに対向するように上部
傾斜壁28bに平行ないしは略平行な下部傾斜壁28c
が形成され、上部傾斜壁28bと下部傾斜壁28cとの
間にゴムなどの柔軟性を有する環状のOリング9の少な
くとも半分が入る断面形状を有した環状の嵌入溝29が
形成されている。この嵌入溝29にOリング9が嵌入さ
れ、シール構造が形成されている。
【0052】なお、本実施例においては、嵌入溝29は
水平、垂直面がそれぞれ平面状に形成されているが、平
面状に限定されるものではなく、Oリング9の断面形状
に沿って曲面にしてもよい。但し、嵌入溝29は貫入さ
れたOリング9の密度分布が一様になるように、少なく
ともOリング9の嵌入する部分の断面に等しいか、それ
より多少大きめの断面積を有する寸法形状に設定するこ
とが好ましい。
水平、垂直面がそれぞれ平面状に形成されているが、平
面状に限定されるものではなく、Oリング9の断面形状
に沿って曲面にしてもよい。但し、嵌入溝29は貫入さ
れたOリング9の密度分布が一様になるように、少なく
ともOリング9の嵌入する部分の断面に等しいか、それ
より多少大きめの断面積を有する寸法形状に設定するこ
とが好ましい。
【0053】一方、フード本体31の周縁上部に膨設さ
れた上記膨出縁部33の下面部には上記内側突起27に
対応した内側環状溝33aと、上記外側突起28に対応
した外側環状溝33bとが断面矩形状に凹設され、これ
ら内側環状溝33aと外側環状溝33bとの間に、環状
の嵌入突起(環状突起)33cが、内側突起27と外側
突起28との間隙部に嵌入されるようになっている。
れた上記膨出縁部33の下面部には上記内側突起27に
対応した内側環状溝33aと、上記外側突起28に対応
した外側環状溝33bとが断面矩形状に凹設され、これ
ら内側環状溝33aと外側環状溝33bとの間に、環状
の嵌入突起(環状突起)33cが、内側突起27と外側
突起28との間隙部に嵌入されるようになっている。
【0054】そして、上記嵌入突起33cの上記嵌入溝
29に対向した部分には、図4に示すように、Oリング
9に接するテーパ面33dが形成され、このテーパ面3
3dの上部には水平面33eが延設されている。この水
平面33eがOリング9の略頂部付近に当接することに
よって、基盤Bとの間隔を一定に保つようになってい
る。
29に対向した部分には、図4に示すように、Oリング
9に接するテーパ面33dが形成され、このテーパ面3
3dの上部には水平面33eが延設されている。この水
平面33eがOリング9の略頂部付近に当接することに
よって、基盤Bとの間隔を一定に保つようになってい
る。
【0055】従って、Oリング9が嵌入溝29に装着さ
れた状態で、フード3によって回転カップ2の基盤載置
空間Sを閉止すれば、嵌入溝29の上部傾斜壁28bお
よび下部傾斜壁28cに挾持された状態のOリング9の
嵌入溝29から外部に露出している部分が嵌入突起33
cのテーパ面33dおよび水平面33eに押圧当接され
た状態になり、基盤載置空間Sの上部はOリング9によ
ってシールされた状態になる。
れた状態で、フード3によって回転カップ2の基盤載置
空間Sを閉止すれば、嵌入溝29の上部傾斜壁28bお
よび下部傾斜壁28cに挾持された状態のOリング9の
嵌入溝29から外部に露出している部分が嵌入突起33
cのテーパ面33dおよび水平面33eに押圧当接され
た状態になり、基盤載置空間Sの上部はOリング9によ
ってシールされた状態になる。
【0056】本発明の回転カップ式薬液処理装置は以上
のように、外側突起28に設けられた嵌入溝29に斜め
の互いに対向した互いに平行な上部傾斜壁28bと下部
傾斜壁28cとが設けられ、これら上部傾斜壁28bと
下部傾斜壁28cとの間にOリング9が嵌め込まれると
ともに、膨出縁部33の嵌入突起33cにはOリング9
の露出部分に当接するテーパ面33dと水平面33eと
が形成されてなるものであるため、まず、Oリング9の
嵌入溝29への装着操作は極めて容易であり、従来の溝
が蟻溝であったために押し込まなければならなかったと
いうOリング9の装着操作の困難性が解消される。
のように、外側突起28に設けられた嵌入溝29に斜め
の互いに対向した互いに平行な上部傾斜壁28bと下部
傾斜壁28cとが設けられ、これら上部傾斜壁28bと
下部傾斜壁28cとの間にOリング9が嵌め込まれると
ともに、膨出縁部33の嵌入突起33cにはOリング9
の露出部分に当接するテーパ面33dと水平面33eと
が形成されてなるものであるため、まず、Oリング9の
嵌入溝29への装着操作は極めて容易であり、従来の溝
が蟻溝であったために押し込まなければならなかったと
いうOリング9の装着操作の困難性が解消される。
【0057】また、嵌入溝29の上部には抜け止め片2
8aが嵌入溝29に対してオーバーハング状態で設けら
れているため、一旦Oリング9が嵌入溝29に嵌め込ま
れると、フード3の開放時にテーパ面33dに付着した
Oリング9がフード3の上昇に同伴して嵌入溝29から
外れるというようなことはない。
8aが嵌入溝29に対してオーバーハング状態で設けら
れているため、一旦Oリング9が嵌入溝29に嵌め込ま
れると、フード3の開放時にテーパ面33dに付着した
Oリング9がフード3の上昇に同伴して嵌入溝29から
外れるというようなことはない。
【0058】さらに、たとえフード3が回転カップ2の
回転中心に対して偏心状態で装着されたとしても、図4
に示すように、Oリング9を押圧しているフード3のテ
ーパ面33dはOリング9から左斜め上方に向かう反発
力Fを受けるため、この反発力Fの水平分力Txが発生
し、フード3は回転中心方向に押圧されるため、フード
3は常に回転カップ2の回転中心に押し戻される。
回転中心に対して偏心状態で装着されたとしても、図4
に示すように、Oリング9を押圧しているフード3のテ
ーパ面33dはOリング9から左斜め上方に向かう反発
力Fを受けるため、この反発力Fの水平分力Txが発生
し、フード3は回転中心方向に押圧されるため、フード
3は常に回転カップ2の回転中心に押し戻される。
【0059】従って、従来のような回転カップ2の回転
による遠心力によってフード3が回転中心から外方に向
かう力を受けて回転カップ2の一部と接触し、その結果
擦過摩耗で粉塵が発生するような不都合が有効に抑止さ
れる。
による遠心力によってフード3が回転中心から外方に向
かう力を受けて回転カップ2の一部と接触し、その結果
擦過摩耗で粉塵が発生するような不都合が有効に抑止さ
れる。
【0060】なお、本実施例においては、外側突起28
の一部に、図4に点線で示すような、外側突起28を幅
方向に貫通した抜き孔29aが1個または適宜個数設け
られている。そして、この抜き孔29aに外側から金具
を差し込んで押圧することにより、Oリング9を嵌入溝
29から容易に取り出すことが可能になる。
の一部に、図4に点線で示すような、外側突起28を幅
方向に貫通した抜き孔29aが1個または適宜個数設け
られている。そして、この抜き孔29aに外側から金具
を差し込んで押圧することにより、Oリング9を嵌入溝
29から容易に取り出すことが可能になる。
【0061】また、本実施例においては、上記のように
外側突起28のさらに内側に内側突起27が設けられ、
この内側突起27に嵌入する内側環状溝33aが膨出縁
部33に設けられ外部に対して二重の防塵構造になって
いるため、より有効に基盤載置空間S内への粉塵の侵入
を阻止することができる。
外側突起28のさらに内側に内側突起27が設けられ、
この内側突起27に嵌入する内側環状溝33aが膨出縁
部33に設けられ外部に対して二重の防塵構造になって
いるため、より有効に基盤載置空間S内への粉塵の侵入
を阻止することができる。
【0062】なお、本実施例においては、回転カップ2
の環状堰部22aに内側突起27および外側突起28が
設けられ、フード3の膨出縁部33に内側突起27およ
び外側突起28間に嵌入する嵌入突起33cが設けられ
ているが、本発明の回転カップは環状堰部22aに内側
突起27および外側突起28が設けられるとともに、フ
ード3に嵌入突起33cが設けられることに限定される
ものではなく、フード3に突起を設けるとともに回転カ
ップ2に嵌入突起を設けるようにしてもよい。
の環状堰部22aに内側突起27および外側突起28が
設けられ、フード3の膨出縁部33に内側突起27およ
び外側突起28間に嵌入する嵌入突起33cが設けられ
ているが、本発明の回転カップは環状堰部22aに内側
突起27および外側突起28が設けられるとともに、フ
ード3に嵌入突起33cが設けられることに限定される
ものではなく、フード3に突起を設けるとともに回転カ
ップ2に嵌入突起を設けるようにしてもよい。
【0063】また、本実施例においては、フード3に膨
出縁部33を形成し、この膨出縁部33の裏面に内側突
起27および外側突起28を嵌入するための内側環状溝
33aおよび外側環状溝33bを凹設しているが、本発
明は膨出縁部33の裏面に内側環状溝33aおよび外側
環状溝33bを凹設する構造に限定されるものではな
く、フード3の縁部に膨出縁部33を設けずフード本体
31を同一厚みに形成し、この同一厚みのフード本体3
1の裏面であって、上記回転カップ2の環状皿部22に
突設された内側突起27および外側突起28の間隙部に
嵌入する嵌入突起33cのみを突設するようにしてもよ
い。
出縁部33を形成し、この膨出縁部33の裏面に内側突
起27および外側突起28を嵌入するための内側環状溝
33aおよび外側環状溝33bを凹設しているが、本発
明は膨出縁部33の裏面に内側環状溝33aおよび外側
環状溝33bを凹設する構造に限定されるものではな
く、フード3の縁部に膨出縁部33を設けずフード本体
31を同一厚みに形成し、この同一厚みのフード本体3
1の裏面であって、上記回転カップ2の環状皿部22に
突設された内側突起27および外側突起28の間隙部に
嵌入する嵌入突起33cのみを突設するようにしてもよ
い。
【0064】また、本実施例においては、嵌入突起33
cに扁平なテーパ面33dが形成されているが、このテ
ーパ面33dは縦断面で、図4に示すような直線状のも
のに限定されるものではなく、Oリング9の曲率に一致
する曲線から曲率が0(すなわち直線)までの間の曲率
を有する曲線に設定することも可能である。こうするこ
とによって、直線の場合よりもOリング9とテーパ面3
3dとの間の接触面積が大きくなり、Oリング9による
閉止効果が向上する。
cに扁平なテーパ面33dが形成されているが、このテ
ーパ面33dは縦断面で、図4に示すような直線状のも
のに限定されるものではなく、Oリング9の曲率に一致
する曲線から曲率が0(すなわち直線)までの間の曲率
を有する曲線に設定することも可能である。こうするこ
とによって、直線の場合よりもOリング9とテーパ面3
3dとの間の接触面積が大きくなり、Oリング9による
閉止効果が向上する。
【0065】さらに、本実施例においては、内側突起2
7、外側突起28、内側環状溝33aおよび外側環状溝
33bの縦断面は矩形状に形状設定されているが、これ
らは矩形状に形状設定されることに限定されるものでは
なく、円弧状その他であってもよい。
7、外側突起28、内側環状溝33aおよび外側環状溝
33bの縦断面は矩形状に形状設定されているが、これ
らは矩形状に形状設定されることに限定されるものでは
なく、円弧状その他であってもよい。
【0066】加えて、本実施例においては嵌入溝29の
開口はOリング9の直径と略同じに寸法設定されている
が、Oリング9の直径よりも小さくしてもよい。また、
抜け止め片28aによってOリング9は有効に抜け出る
のが阻止されているため、嵌入溝29の下部傾斜壁28
cは特に設けなくてもよい。
開口はOリング9の直径と略同じに寸法設定されている
が、Oリング9の直径よりも小さくしてもよい。また、
抜け止め片28aによってOリング9は有効に抜け出る
のが阻止されているため、嵌入溝29の下部傾斜壁28
cは特に設けなくてもよい。
【0067】図5は、他の例のフードのシール構造を示
す断面図である。この例の場合は、Oリング9を貫入す
る嵌入溝29は、内側防塵突起27と外側突起28との
間に形成された溝の底面と面一状態になっている。その
他は先の例のシール構造と同じである。このように、嵌
入溝29は、内側防塵突起27と外側突起28との間に
形成された溝の底面と面一状態にしたとしても、Oリン
グ9は上部の抜け止め片28aに規制されてOリング9
から外部に抜け出るのが有効に抑止される。
す断面図である。この例の場合は、Oリング9を貫入す
る嵌入溝29は、内側防塵突起27と外側突起28との
間に形成された溝の底面と面一状態になっている。その
他は先の例のシール構造と同じである。このように、嵌
入溝29は、内側防塵突起27と外側突起28との間に
形成された溝の底面と面一状態にしたとしても、Oリン
グ9は上部の抜け止め片28aに規制されてOリング9
から外部に抜け出るのが有効に抑止される。
【0068】図6は、さらに他のれいのフードのシール
構造を示す断面図である。この例の場合は、フード3の
嵌入突起33cのOリング9に接する面が垂直壁と水平
壁とからなる段差面33fによって形成されている。そ
の他は最先の例と同じである。従って、フード3によっ
て回転カップ2が閉止されOリング9でシールされた状
態では、段差面33fの垂直面と水平面とがOリング9
の表面に当接し、シール効果がさらに向上したものにな
る。
構造を示す断面図である。この例の場合は、フード3の
嵌入突起33cのOリング9に接する面が垂直壁と水平
壁とからなる段差面33fによって形成されている。そ
の他は最先の例と同じである。従って、フード3によっ
て回転カップ2が閉止されOリング9でシールされた状
態では、段差面33fの垂直面と水平面とがOリング9
の表面に当接し、シール効果がさらに向上したものにな
る。
【0069】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の回転カップ式薬
液処理装置によれば、環状突起にはその内周側面に上記
弾性シール部材が嵌入可能な環状溝が形成されるととも
に、上記環状溝の上端には上記弾性シール部材が抜け出
るのを規制する規制片部が形成されているため、上記嵌
入溝に形成されたオーバーハング状の規制片部による抜
け止め作用によって一旦嵌め込まれた弾性シール部材は
嵌入溝から外れるのを有効に抑止された状態になり、フ
ードを上昇させたときにフードの裏面に弾性部材が粘着
してフードに同伴し、シール部材が環状溝から外れるこ
とはない。
液処理装置によれば、環状突起にはその内周側面に上記
弾性シール部材が嵌入可能な環状溝が形成されるととも
に、上記環状溝の上端には上記弾性シール部材が抜け出
るのを規制する規制片部が形成されているため、上記嵌
入溝に形成されたオーバーハング状の規制片部による抜
け止め作用によって一旦嵌め込まれた弾性シール部材は
嵌入溝から外れるのを有効に抑止された状態になり、フ
ードを上昇させたときにフードの裏面に弾性部材が粘着
してフードに同伴し、シール部材が環状溝から外れるこ
とはない。
【0070】また、上記規制片部の存在によって、環状
溝を従来のように蟻溝にする必要がないため、環状溝へ
のシール部材の装着時に、シール部材を無理に押圧し変
形させることに起因する密度分布の不均一によってシー
ル部材の露出面が面一にならず、そのためシール性が損
なわれるというような問題点は確実に回避することがで
きる。
溝を従来のように蟻溝にする必要がないため、環状溝へ
のシール部材の装着時に、シール部材を無理に押圧し変
形させることに起因する密度分布の不均一によってシー
ル部材の露出面が面一にならず、そのためシール性が損
なわれるというような問題点は確実に回避することがで
きる。
【0071】本発明の請求項2記載の回転カップ式薬液
処理装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール
部材の上記環状溝から一部露出した面に当接する傾斜面
が環状に形成されているため、シール部材を押圧してい
るフードの傾斜面はシール部材から斜め上方に向かう反
発力を受けるため、この反発力の水平分力によって回転
中心方向に押圧され、フードは常に回転カップの回転中
心に押し戻され、偏心することによって起こるフードの
一部と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避さ
れ、上記擦過接触による微細な粉塵の発生が阻止され
る。その結果偏心することによって起こるフードの一部
と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避され、上
記擦過接触による微細な粉塵の発生を阻止することがで
きる。
処理装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール
部材の上記環状溝から一部露出した面に当接する傾斜面
が環状に形成されているため、シール部材を押圧してい
るフードの傾斜面はシール部材から斜め上方に向かう反
発力を受けるため、この反発力の水平分力によって回転
中心方向に押圧され、フードは常に回転カップの回転中
心に押し戻され、偏心することによって起こるフードの
一部と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避さ
れ、上記擦過接触による微細な粉塵の発生が阻止され
る。その結果偏心することによって起こるフードの一部
と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避され、上
記擦過接触による微細な粉塵の発生を阻止することがで
きる。
【0072】本発明の請求項3記載の回転カップ式薬液
処理装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール
部材の上記環状溝から一部露出した面に当接する垂直壁
と水平壁とからなる段差面が環状に形成されているた
め、上記段差面の垂直壁と水平壁とがシール部材の露出
した面を挟んだ状態の安定したシールが行われる。そし
て特に垂直面はシール部材から回転中心に向かう反発力
を受けるため、この反発力によってフードは常に回転カ
ップの回転中心に押し戻され、偏心することによって起
こるフードの一部と回転カップの一部との擦過接触が有
効に回避され、上記擦過接触による微細な粉塵の発生が
阻止される。その結果偏心することによって起こるフー
ドの一部と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避
され、上記擦過接触による微細な粉塵の発生を阻止する
ことができる。
処理装置によれば、フードには被覆時に上記弾性シール
部材の上記環状溝から一部露出した面に当接する垂直壁
と水平壁とからなる段差面が環状に形成されているた
め、上記段差面の垂直壁と水平壁とがシール部材の露出
した面を挟んだ状態の安定したシールが行われる。そし
て特に垂直面はシール部材から回転中心に向かう反発力
を受けるため、この反発力によってフードは常に回転カ
ップの回転中心に押し戻され、偏心することによって起
こるフードの一部と回転カップの一部との擦過接触が有
効に回避され、上記擦過接触による微細な粉塵の発生が
阻止される。その結果偏心することによって起こるフー
ドの一部と回転カップの一部との擦過接触が有効に回避
され、上記擦過接触による微細な粉塵の発生を阻止する
ことができる。
【0073】本発明の請求項4記載の回転カップ式薬液
処理装置によれば、環状溝は、その下部の一部が上記環
状突起の周縁部を浅く穿設して形成されているため、環
状溝に嵌入された弾性シール部材は、上記環状突起の周
縁部に浅く穿設された部分に入り込み、弾性シール部材
の環状溝への嵌入状態を安定させることができる。
処理装置によれば、環状溝は、その下部の一部が上記環
状突起の周縁部を浅く穿設して形成されているため、環
状溝に嵌入された弾性シール部材は、上記環状突起の周
縁部に浅く穿設された部分に入り込み、弾性シール部材
の環状溝への嵌入状態を安定させることができる。
【0074】本発明の請求項5記載の回転カップ式薬液
処理装置によれば、フードに形成された傾斜面は平面で
あるため、最小の工作努力で傾斜面を形成し得る。
処理装置によれば、フードに形成された傾斜面は平面で
あるため、最小の工作努力で傾斜面を形成し得る。
【0075】本発明の請求項6記載の回転カップ式薬液
処理装置によれば、フードに形成された傾斜面は、少な
くとも上記弾性シール部材の曲率以下の曲率を有する凹
曲面であるため、傾斜面と弾性シール部材との接触面積
が増大し、フード装着による回転カップの密閉効果をよ
り向上させることができる。
処理装置によれば、フードに形成された傾斜面は、少な
くとも上記弾性シール部材の曲率以下の曲率を有する凹
曲面であるため、傾斜面と弾性シール部材との接触面積
が増大し、フード装着による回転カップの密閉効果をよ
り向上させることができる。
【0076】本発明の請求項7記載の回転カップ式薬液
処理装置によれば、回転カップは環状突起と同心でその
内周側に環状の防塵突起が形成され、フードは被覆時に
上記回転カップ側の防塵突起に嵌合する環状の防塵溝が
設けられているため、これら防塵突起と溝とにより粉塵
の回転カップ内への侵入を有効に防止することができ
る。
処理装置によれば、回転カップは環状突起と同心でその
内周側に環状の防塵突起が形成され、フードは被覆時に
上記回転カップ側の防塵突起に嵌合する環状の防塵溝が
設けられているため、これら防塵突起と溝とにより粉塵
の回転カップ内への侵入を有効に防止することができ
る。
【0077】本発明の請求項8記載の回転カップ式薬液
処理装置は、環状突起には、幅方向に貫通した1個また
は複数個の孔が設けられているため、この孔に外周より
金具を差し込んで押圧するという作業のみで容易にシー
ル部材を嵌入溝から取り出すことができる。
処理装置は、環状突起には、幅方向に貫通した1個また
は複数個の孔が設けられているため、この孔に外周より
金具を差し込んで押圧するという作業のみで容易にシー
ル部材を嵌入溝から取り出すことができる。
【図1】本発明に係る回転カップ式薬液処理装置の一例
を示す一部切欠き斜視図である。
を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の要部の部分拡大図であり、フードのシー
ル構造を示している。
ル構造を示している。
【図4】図3の要部の部分拡大図である。
【図5】フードのシール構造の他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図6】フードのシール構造のさらに他の例を示す断面
図である。
図である。
【図7】従来の回転カップ式薬液処理装置を説明するた
めの断面示の説明図である。
めの断面示の説明図である。
1 薬液処理装置 2 回転カップ 21 中径軸部 22 環状皿部 22a 環状堰部 201 排出孔 23 回転軸 23a 吸気通路 23b チューブ 24 大径軸部 25 支持筒体 25a フランジ 26 ベアリング 27 内側突起 28 外側突起 29 嵌入溝 3 フード 31 フード本体 32 把持部 33 膨出縁部 4 ケーシング 41 排出用帯孔 401 回収通路 42 垂直孔 5 フード着脱機構 51 蓋体 52 L字アーム 53 シリンダ 54 シリンダロッド 6 カップ回転機構 61 駆動モータ 62 駆動プーリ 63 従動プーリ 7 昇降機構 71 第二シリンダ 72 シリンダロッド 73 昇降ブロック73 9 Oリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05C 11/08 G03F 7/16 502 H01L 21/027 H01L 21/306 H01L 21/68
Claims (8)
- 【請求項1】 回転カップと、この回転カップを上方か
ら環状の弾性シール部材を介して被覆するフードとを有
する回転カップ式薬液処理装置において、上記回転カッ
プには周縁部上面に環状突起が設けられ、上記環状突起
にはその内周側面に上記弾性シール部材が嵌入可能な環
状溝が形成されるとともに、上記環状溝の上端には上記
弾性シール部材が抜け出るのを規制する規制片部が形成
されていることを特徴とする回転カップ式薬液処理装
置。 - 【請求項2】 上記フードには被覆時に上記弾性シール
部材の上記環状溝から一部露出した面に当接する傾斜面
が環状に形成されていることを特徴とする請求項1記載
の回転カップ式薬液処理装置。 - 【請求項3】 上記フードには被覆時に上記弾性シール
部材の上記環状溝から一部露出した面に当接する垂直壁
と水平壁とからなる段差面が環状に形成されていること
を特徴とする請求項1記載の回転カップ式薬液処理装
置。 - 【請求項4】 上記環状溝は、その下部の一部が上記環
状突起の周縁部を浅く穿設して形成されていることを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回転カップ
式薬液処理装置。 - 【請求項5】 上記傾斜面は平面であることを特徴とす
る請求項1または2記載の回転カップ式薬液処理装置。 - 【請求項6】 上記傾斜面は、少なくとも上記弾性シー
ル部材の曲率以下の曲率を有する凹曲面であることを特
徴とする請求項1または2記載の回転カップ式薬液処理
装置。 - 【請求項7】 上記回転カップは、上記環状突起と同心
で、かつ、この環状突起の内周側に環状の防塵突起が形
成され、上記フードは、被覆時に上記突起に嵌合する環
状の防塵溝が設けられていることを特徴とする請求項1
乃至6のいずれかに記載の回転カップ式薬液処理装置。 - 【請求項8】 上記環状突起は、上記環状溝と外周側面
とを貫通する1個または複数個の孔が設けられているこ
とを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の回転
カップ式薬液処理装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6617894A JP2995262B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 回転カップ式薬液処理装置 |
| US08/414,083 US5656082A (en) | 1994-04-04 | 1995-03-31 | Liquid applying apparatus utilizing centrifugal force |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6617894A JP2995262B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 回転カップ式薬液処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07275778A JPH07275778A (ja) | 1995-10-24 |
| JP2995262B2 true JP2995262B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=13308340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6617894A Expired - Fee Related JP2995262B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | 回転カップ式薬液処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2995262B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4594767B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2010-12-08 | 積水化学工業株式会社 | 基材外周処理装置 |
| CN104916572B (zh) * | 2014-03-14 | 2018-03-09 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 一种承载装置及等离子体加工设备 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5333437B2 (ja) | 2008-03-21 | 2013-11-06 | コニカミノルタ株式会社 | ガラスゴブの製造装置及び方法、並びにガラス成形装置及び方法 |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP6617894A patent/JP2995262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5333437B2 (ja) | 2008-03-21 | 2013-11-06 | コニカミノルタ株式会社 | ガラスゴブの製造装置及び方法、並びにガラス成形装置及び方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07275778A (ja) | 1995-10-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990824 |
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