JP2995362B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JP2995362B2
JP2995362B2 JP4048786A JP4878692A JP2995362B2 JP 2995362 B2 JP2995362 B2 JP 2995362B2 JP 4048786 A JP4048786 A JP 4048786A JP 4878692 A JP4878692 A JP 4878692A JP 2995362 B2 JP2995362 B2 JP 2995362B2
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alkyl group
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カバリングパワー向上
剤を含有したハロゲン化銀写真感光材料のランニング現
像時に於けるカブリの発生を防止し、高感度、高被覆力
を有したハロゲン化銀写真感光材料に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀乳剤の被覆力(カバリング
パワー)を高めることは、一定の光学濃度を得るために
必要な銀量を節減できることから極めて重要技術とされ
ている。
【0003】従来、高アスペクト比で粒子厚みの小さい
平板状粒子が、現像銀被覆力を向上するとして例えば米
国特許4,411,986号、同4,434,226号或は同4,413,053号
などが開示されている。
【0004】又、カバリングパワー向上剤としても数多
くの化合物が知られており、例えば特開平2-212833号の
デキストラン或は特開平2-298938号の水溶性ポリマーな
どが開示されている。
【0005】従って高被覆力を有する平板状ハロゲン化
銀乳剤に、上述したようなカバリングパワー向上剤を用
いることはハロゲン化銀写真感光材料にとって極めて有
利なことである。
【0006】しかしながら、一般にカバリングパワー向
上剤を含有したフィルムを自動現像機で多量にランニン
グ処理すると、処理枚数の増加に従ってカブリが上昇す
ると言う問題を有していた。特に前述したようなデキス
トラン或は水溶性ポリマー等の親水性化合物をカバリン
グパワー向上剤として用いたフィルムの場合には、カブ
リの発生が著しかった。
【0007】そこで本発明者は、種々のカブリ抑制剤を
スクリーニングしたが、十分なカブリ防止効果を得るに
は多量の添加を必要とし、その結果大幅な感度減少を招
くこととなり、減感性のないカブリ抑制技術の開発が望
まれていた。
【0008】
【発明の目的】従って本発明の目的は、デキストラン或
は前記一般式〔II〕で表される水溶性ポリマーを含有し
たハロゲン化銀写真感光材料が、高いカバリングパワー
を有し、かつランニング現像処理でカブリの発生がな
く、高感度で現像性のよいハロゲン化銀写真感光材料を
提供することである。
【0009】
【発明の構成】上記の本発明の目的は、以下により達成
される。
【0010】即ち、支持体の少なくとも一方の側に、少
なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロ
ゲン化銀写真感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層
中に下記一般式〔I〕で表される化合物の少なくとも一
つを含有し、かつ該ハロゲン化銀乳剤層及び/又は他の
層中に、少なくとも一つの下記一般式〔II〕で表される
化合物及び/又はデキストランを含有するハロゲン化銀
写真感光材料により達成される。
【0011】
【化4】
【0012】式中のR1、R2は、それぞれ同じでも異な
っていてもよく水素原子、アルキル基、アルケニル基、
アリール基を表す。
【0013】又、R1とR2は互いに結合して含窒素複素
環を形成してもよい。M1、M2は水素原子又はアルカリ
金属原子、アンモニウムを表す。
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】以下、本発明を詳述する。
【0017】上記一般式〔I〕の中でR1、R2は、それ
ぞれ同じでも異なっていてもよく水素原子、アルキル
基、アルケニル基、アリール基を表す。ただしアルキル
基、アルケニル基、アリール基は置換基を有するものも
含む。
【0018】又、R1とR2は互いに結合して含窒素複素
環を形成してもよく、例えばピロリジン環、モルホリン
環などが挙げられる。
【0019】M1、M2は水素原子又はアルカリ金属原子
(例えばNa塩、K塩など)又はアンモニウムを表す。
【0020】上記のR1、R2のアルキル基としては、直
鎖、分岐、環状のいずれでもよく好ましくは炭素数1〜
12までのもので例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキ
シル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、基などが挙げられる。
【0021】置換アルキル基の好ましい置換基例として
はハロゲン原子(例えばクロール、ブローム、フッ素原
子など)、ヒドロキシル基、カルボキシル基、炭素数6
〜12の単環または2環のアリール基(このアリール基に
は炭素数4までのアルキル基又はニトロ基、ハロゲン原
子などを置換していてもよい)。
【0022】アルケニル基としては炭素数12までのアル
ケニル基で、好ましくは不飽和結合を1個だけ含むアル
ケニル基で例えばアリル基、2-ブテニル基などが挙げら
れる。アリール基としてはフェニル基、ナフチル基が挙
げられ、これらのアリール基は上記のアルキル基と同様
の置換基を有していてもよい。
【0023】以下、本発明の一般式〔I〕で表される化
合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0024】 一般式〔I〕で表される具体的化合物例 No. 化合物 I-1 2-アミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-2 2-メチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-3 2-エチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-4 2-アミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジンNa塩 I-5 2-ペンチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-6 2-オクチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-7 2-クロロエチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-8 2-シアノエチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-9 2-アセトキシエチルミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-10 2-ジメチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-11 2-ジプロピルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-12 2-ジ-tert-ブチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-13 2-N-エチル-N-イソアミルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-14 2-ピロリジノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-15 2-モルホリノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-16 2-N-メチルアニリノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-17 2-O-トリルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-18 2-N,N-ジフェニルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-19 2-アニリノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-20 2-(2,5-キシルアミノ)-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジンNa塩 I-21 2-ナフチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-22 2-ベンジルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-23 2-p-メトキシフェニルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-24 2-ベンジジノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-25 2-N-エチルアニリノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジンNa塩 I-26 2-N-エチル-P-トリルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-27 2-P-クロロアニリノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-28 2-シクロペンチルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-29 2-N,N-ジシクロヘキシルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-30 2-N,N-ジアリルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-31 2-N-プロペニルアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-トリアジン I-32 2-N-メトキシベンゾイックアシッドアミノ-4,6-ジメルカプト-1,3,5-ト リアジン
【0025】以下、本発明の一般式〔II〕の繰り返し単
位を有する合成水溶性ポリマーの具体的化合物例を示す
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0026】なお化学式の右側に示した数値は、ポリマ
ーの重合度と数平均分子量である。
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】
【化11】
【0032】上記の水溶性ポリマーの分子量は1,000〜1
00,000でよく、好ましくは2,000〜50,000のものが用い
られる。
【0033】これらのポリマーは、本発明のハロゲン化
銀写真感光材料構成層のいずれの層に添加してもよく、
例えばハロゲン化銀乳剤層、保護層、中間層、ハレーシ
ョン防止層、フィルター層、帯電防止層などに用いて良
く、好ましくは感光性ハロゲン化銀乳剤層中がよい。
【0034】添加量はハロゲン化銀乳剤層中の全バイン
ダー量の3%以上の重量でよく、好ましくは5%以上30
%以下の重量でよい。
【0035】次に本発明に用いられるデキストランにつ
いて述べる。本発明に係るデキストランは、重量平均分
子量が1万〜30万、好ましくは5千〜10万、さらに好ま
しくは2万〜7万の範囲のものが好ましく用いられる。
【0036】具体的には下記のDextran Chemical Pure
(〔株〕トーメンケミカル販売)が挙げられ、容易に入手
することができる。
【0037】(イ) デキストラン 40,000 (ロ) デキストラン 70,000 (ハ) デキストラン 110,000 これらデキストランは本発明のハロゲン化銀写真感光材
料構成層のいずれの層に添加してもよく、例えばハロゲ
ン化銀乳剤層、保護層、中間層、ハレーション防止層、
フィルター層、帯電防止層などに用いて良いが、好まし
くは感光性ハロゲン化銀乳剤層がよい。
【0038】添加量はハロゲン化銀乳剤層中の全バイン
ダー量の5〜50%重量でよく、好ましくは15〜30%重量
でよい。なお、前記の水溶性ポリマーと併用して用いて
もよくその場合の添加量は適宜に選択してよい。
【0039】本発明に係るカバリングパワー向上剤の乳
剤への添加時期は、乳剤製造工程のいずれでもよいが、
好ましくは化学熟成中もしくは化学熟成終了後の適宜の
段階で添加してよい。
【0040】本発明のハロゲン化銀写真感光材料のハロ
ゲン化銀乳剤としては、臭化銀、沃臭化銀、或は少量の
塩化銀を含む沃塩臭化銀乳剤乳であってよく、好ましく
は沃化銀を0〜4モル%含有した沃臭化銀乳剤が挙げら
れる。
【0041】ハロゲン化粒子は、どのような結晶型のも
のであってもよく、例えば立方体、8面体、14面体など
の単結晶であってもよく、種々の形状を有した多双晶粒
子であってもよい。
【0042】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、公知の方法で製造できる。例えばリサー
チ・ディスクロージャー(RD)No.17643(1978年12月),22
〜23頁の“Emulsion Preparation and Types”に記載の
方法、或は同(RD)No.18716(1979年11月),648頁に記載
の方法で調製することができる。
【0043】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、例えばT.H.James著“The Theory of the
Photographic process”第4版、Macmillan社刊(1977
年)38〜104頁に記載の方法、G.F.Duffin著“Photograph
ic Emulsion Chemistry”、Focal Press社刊(1966年)、
P.Glafkides著“Chimie et Physique Photographique”
Paul Montel社刊(1967年)或はV.L.Zelikman他著“Makin
g And Coting Photographic Emulsion" Focal Press社
刊(1964)などに記載の方法により調製することができ
る。
【0044】即ち、酸性法、アンモニア法、中性法など
の溶液条件にて順混合法、逆混合法、ダブルジェット
法、コントロール・ダブルジェット法などの混合条件、
コンバージョン法、コア/シェル法などの粒子調製条件
およびこれらの組合わせ法を用いて製造することができ
る。
【0045】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤の好ましい実施態様としては、沃化銀を粒子
内部に存在させた単分散乳剤が挙げられる。ここで言う
単分散とは、常法により平均粒子直径を測定したとき、
粒子数又は重量で少なくとも95%の粒子が平均粒子径の
±40%以内、好ましくは±30%以内にあるハロゲン化銀
粒子を言う。
【0046】ハロゲン化銀の粒径分布は、狭い分布を有
した単分散乳剤或は広い分布を有した多分散乳剤のいず
れであってもよい。ハロゲン化銀の結晶構造は内部と外
部が異なったハロゲン化銀組成からなっていてもよく、
例えば高沃化銀のコア部分に低沃化銀のシェル層を被覆
して明確な2層構造を有したコア/シェル型単分散乳剤
であってもよい。
【0047】上記の単分散乳剤の製法は公知で、例えば
J.Phot.Sci,12.242〜251,(1963)、特開昭48-36890号、
同52-16364号、同55-142329号、同58-49938号、英国特
許1,413,748号、米国特許3,574,628号、同3,655,394号
などに詳しく記載されている。
【0048】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、上記の単分散乳剤を得るための方法とし
て、例えば種晶を用い、この種晶を成長核として銀イオ
ン及びハライドイオンを供給し成長させた乳剤を用いて
もよい。上記のコア/シェル型乳剤の製法は公知で、例
えばJ.Phot.Sci,24.198.(1976)、米国特許2、592、250
号、同3,505,068号、同4,210,450号、同4,444,877号或
は特開昭60-143331号などに記載の方法を参考にするこ
とができる。
【0049】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、アスペクト比(粒子径/粒子厚みの比)が
3以上の平板状粒子であってもよい。このような平板状
粒子の利点としては、分光増感効率の向上や画像の粒状
性及び鮮鋭性の改良などが得られるとして例えば英国特
許2,112,157号、米国特許4,414,310号、同4,434,226号
などで開示されており、乳剤はこれら公報に記載の方法
により調製することができる。
【0050】上述した乳剤は、粒子表面に潜像を形成す
る表面潜像型或は粒子内部に潜像を形成する内部潜像
型、表面と内部の両方に潜像を形成する型のいずれの乳
剤であってもよい。
【0051】これらの乳剤は物理熟成或は粒子調製の段
階で、例えばカドミウム塩、鉛塩、亜鉛塩、タリウム
塩、イリジウム塩又はその錯塩、ロジウム塩又はその錯
塩、鉄塩又はその錯塩などを用いてもよい。
【0052】乳剤は可溶性塩類を除去するためにヌーデ
ル水洗法、フロキュレーション沈降法などを用いてよ
く、好ましい水洗法としては例えば、特公昭35-16086号
記載のスルホ基を含む芳香族炭化水素系アルデヒド樹脂
を用いる方法、又は特開昭63-158644号記載の高分子凝
集剤である例示G−3、G−8などを用いる脱塩法を挙
げることができる。
【0053】本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用い
られる乳剤は、物理熟成又は化学熟成前後の工程で、各
種の写真用添加剤を用いることができる。このような工
程で使用される化合物としては例えば、前述の(RD)No.1
7643、(RD)No.18716及び(RD)No.308119(1989年12月)に記
載されている各種の化合物を用いることができる。これ
ら3つの(RD)リサーチ・ディスクロージャーに記載され
ている化合物種類と記載箇所を下記に掲載した。
【0054】 添加剤 RD-17643 RD-18716 RD-308119 頁 分類 頁 頁 分類 化学増感剤 23 III 648 右上 996 III 増感色素 23 IV 648〜649 996〜8 IV 減感色素 23 IV
998 B 染料 25〜26 VIII 649〜650 1003
VIII 現像促進剤 29 XXI 648右上 カブリ抑制剤・安定剤 24 IV 649右上 1006〜7 VI 増白剤 24 V 998 V 硬膜剤 26 X 651左 1004〜5 X 界面活性剤 26〜27 XI 650右 1005〜6 XI 可塑剤 27 XII 650右 1006 XII スベリ剤 27 XII マット剤 28 XVI 650右 1008〜9 XVI バインダー 26 XXII 1003〜4 IX 支持体 28 XVII 1009 XVII 本発明のハロゲン化銀写真感光材料に用いられる支持体
としては、上記のRDに記載されているものが挙げられ、
適当な支持体としてはプラスチックフィルムなどで、支
持体表面は塗布層の接着性をよくするために下引き層を
設けたり、コロナ放電や紫外線照射などが施されてもよ
い。
【0055】本発明の感光材料の写真処理は例えば、前
記のRD-17643のXX〜XXI、29〜30頁或は同308119のXX〜X
XI、1011〜1012頁に記載されているような、処理液によ
る処理がなされてよい。この処理は銀画像を形成する白
黒写真処理、或は色素像を形成するカラー写真処理のい
ずれであってもよい。処理温度は通常18℃から50℃の範
囲で処理される。
【0056】白黒写真処理での現像剤としては、ジヒド
ロキシベンゼン類(例えばハイドロキノン)、3-ピラゾリ
ドン類(例えば1-フェニル-3-ピラゾリドン)、アミノフ
ェノール類(例えばN-メチル-P-アミノフェノール)など
を単独もしくは組合せて用いることができる。なお、現
像液には公知の例えば保恒剤、アルカリ剤、pH緩衡
剤、カブリ防止剤、硬膜剤、現像促進剤、界面活性剤、
消泡剤、色調剤、硬水軟化剤、溶解助剤、粘性付与剤な
どを必要に応じて用いてもよい。
【0057】定着液にはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩な
どの定着剤が用いられ、さらに硬膜剤として水溶性のア
ルミニウム塩例えば硫酸アルミニウム或はカリ明ばんな
どを含んでいてもよい。その他保恒剤、pH調整剤、硬
水軟化剤などを含有していてもよい。
【0058】カラー写真処理で色素を形成する場合は例
えば、ネガ−ポジ法或はカラーリバーサール法などのカ
ラー処理がなされてもよい。カラー現像液は発色現像主
薬として公知の一級芳香族アミン現像剤としてフェニレ
ンジアミン類(例えば4-アミノ-N,N-ジメチルアニリン、
4-アミノ-3-メチル-N,N-ジエチルアニリン、4-アミノ-3
-メチル-N-エチル-N-β-メタンスルホンアミドエチルア
ニリン、4-アミノ-3-メチル-N-エチル-N-β-ヒドロキシ
エチルアニリンなど)を用いることができる。
【0059】カラー現像液には公知の例えば保恒剤、有
機溶剤、pH緩衡剤、カブリ防止剤、現像促進剤、界面
活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、ポリカルボン酸型キレー
ト剤、酸化防止剤などを含んでいてもよい。
【0060】カラー現像後は通常の漂白処理がなされて
よく、定着と同時に漂白する漂白定着処理であってもよ
い。
【0061】
【実施例】以下、本発明を具体的実施例で述べるが、本
発明の実施の態様はこれによって限定されるものではな
い。
【0062】実施例1 ダブルジェット法で調製した沃化銀2モル%、平均粒径
0.6μmの沃臭化銀単分散乳剤を最適の金、硫黄増感法に
よる化学熟成を行った。次いで下記の分光増感色素の
(a)と(b)の適量を加えてオルソ増感し、4-ヒドロキシ
-6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデンを加えて感光性
乳剤を得た。
【0063】(a):5,5′-ジクロロ-9-エチル-3,3′-ジ-
(3-スルホプロピル)オキサカルボシアニンナトリウム塩
の無水物 (b):5,5′-ジ-(ブトキシカルボニル)-1,1′-ジエチル-
3,3′-ジ-(4-スルホブチル)ベンズイミダゾロカルボシ
アニンナトリウム塩の無水物 次いで乳剤を21個に分割してから、下記の表1に示すよ
うにそれぞれ本発明に係るCP向上剤のデキストランと
一般式〔II〕の化合物を添加し、次いで一般式〔I〕の
カブリ抑制剤及び比較のカブリ抑制剤を添加した。
【0064】各乳剤には塗布助剤としてソジウム-イソ
アミル-n-デシル-スルホサクシネートの適量を加えて乳
剤塗布液とした。
【0065】また保護層用塗布液として下記を含むゼラ
チン液を調製した。なお添加量はゼラチン1g当たりの
量である。
【0066】 ポリメチルメタクリレート(平均粒径7μmのマット剤) 25mg コロイドシリカ(平均粒径0.013μm) 70mg 2,4-ジクロロ-6-ヒドロキシ-1,3,5-トリアジンンナトリウム塩 30mg C11H23CONH(CH2CH2O)5H 48mg ビス-ビニルスルホニルメチルエーテル 36mg なお、本発明に係る試料として試料No.20と21は、CP
向上剤を保護層に添加した試料である。
【0067】
【表1】
【0068】
【化12】
【0069】得られた塗布液を厚さ180μmの下引き処理
済みのブルーに着色したポリエチレンテレフタレートフ
ィルムベース上に、両面に均一塗布し表1に示す試料を
作製した。なお、塗布量は片面当たり銀量が2g/m
2で、ゼラチン量は乳剤層が2.2g/m2、保護層が1.2g/m
2になるよう調整して塗布した。
【0070】得られた試料について性能評価したが、現
像処理法は以下のように行った。
【0071】自動現像機SRX-501に現像液がXD-SR、スタ
ーターとしてXD-SRS、定着液としてXF-SR(いずれもコ
ニカ〔株〕製)を用い、現像が35℃、定着が33℃の45秒
モードで処理した。
【0072】なお、現像液のXD-SRを調製後に濃度が±
1.1になるように全面露光した四つ切りフィルムを10枚
処理した液を新液とした。又、本実施例で調製したそれ
ぞれのフィルムを四つ切り換算で1000枚処理した現像液
XD-SRを調製し、カバリングパワー(CP)測定用の現像
液とした。同様に四つ切り換算で1日当たり100枚のペー
スで処理し、処理枚数が1000枚に達した液をランニング
後液とした。
【0073】評価方法 カバリングパワー(CP)の測定 得られた試料に対して最高濃度(Dmax)に達するよう露
光を与えた後、前記の自動現像機でカバリングパワー測
定用現像液で処理した後、蛍光X線分析法により銀量(mg
/dm2)を測定し以下の式でCPを求めた。値が大きい
ほど高いカバリングパワーを有する。
【0074】CP=Dmax/銀量(mg/dm2)×1000 相対感度とカブリの測定 試料1〜21の1組みをオルソ用の蛍光増感紙に差し込
み、管電圧90KVP、管電流100mAで0.06秒間アルミウエッ
ジを通してX線で曝射を行った。次いで前記した現像液
の新液とランニング液を用いて処理した試料を濃度測定
し、得られた特性曲線から感度S2を求め、相対感度と
した。
【0075】なお、相対感度は黒化濃度がカブリ+1.0
における濃度となる曝射X線量の逆数で試料No.1を100
としたときの感度で表した。又、得られた試料のもう1
組みを露光を与えずにランニング後の液で現像しカブリ
濃度を測定した。
【0076】得られた結果を次の表2に示す。
【0077】
【表2】
【0078】表から明らかなように、本発明の方法によ
ればカバリングパワー向上剤を含むフィルムをランニン
グ処理した現像液で処理しても、カブリの発生が極めて
少なく、かつ感度、CP(カバリングパワー)の劣化がな
いことが分かる。
【0079】なお、比較のカブリ抑制剤ではランニング
液でのカブリ防止効果が認められなかった。
【0080】
【発明の効果】本発明によりランニング現像処理しても
カブリの発生がなく、高感度で、かつ高被覆力を有する
ハロゲン化銀写真感光材料を得られた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも一方の側に、少なく
    とも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン
    化銀写真感光材料において、該ハロゲン化銀乳剤層中に
    下記一般式〔I〕で表される化合物の少なくとも一つを
    含有し、かつ該ハロゲン化銀乳剤層及び/又は他の層中
    に少なくとも一つの下記一般式〔II〕で表される化合物
    及び/又はデキストランを含有することを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 式中のR1、R2は、それぞれ同じでも異なっていてもよ
    く水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基を
    表す。又、R1とR2は互いに結合して含窒素複素環を形
    成してもよい。M1、M2は水素原子又はアルカリ金属原
    子、アンモニウムを表す。 【化2】 式中、R1及びR2はそれぞれ独立に水素原子、アルキル
    基(置換基を有するものも含む)、ハロゲン原子、また
    は-CH2COOM1を表す。Lは-CONH-、-NHCO-、-COO-、-OCO
    -、-CO-、-SO2-、-NHSO2-、-SO2NH-または-O-を表す。
    Jはアルキレン基(置換基を有するものも含む)、アリ
    ーレン基を表す。Qは 【化3】 水素原子またはR3を表し、ここでM1、M2は水素原子
    またはカチオン基を表し、R9は炭素原子数1〜4のア
    ルキル基(該アルキル基に置換基が付したものも含む)
    を表し、R3、R4、R5、R6、R7及びR8はそれぞれ独
    立に水素原子、炭素原子数1〜20のアルキル基(該アル
    キル基に置換基が付したものも含む)、アルケニル基
    (置換基が付したものも含む)、フェニル基(置換基が
    付したものも含む)、アラルキル基(置換基が付したも
    のも含む)を表し、Xはアニオンを表し、またp及びq
    はそれぞれ0または1を表す。Yは水素原子または−
    (L)p−(J)q−Qを表す。
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