JP2995506B2 - 多糖類の安定化方法 - Google Patents
多糖類の安定化方法Info
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Description
植物のカルスが生産する酸性多糖類を含有する水性溶液
の安定化方法に関する。
度の粘度を有する水溶液、乳液、ジェル等の形態の外用
剤や化粧料等が提供されており、従来、これらの増粘剤
又はゲル化剤としては種々の高分子物質が用いられてい
る。
粘作用やゲル化作用を有し、増粘剤、ゲル化剤、気泡安
定剤、懸濁・乳化安定剤、被膜形成剤、粘着剤及び生理
活性剤等として広く利用されている。
性溶液は長期にわたって粘度を維持するのは難しいとい
う問題があった。そこで、例えば動物由来の多糖類であ
るヒアルロン酸の場合は、ポリアクリル酸、ポリアミノ
酸のような高分子を添加したり、フェノール性水酸基を
有する化合物を添加することにより、粘度の安定化をは
かることが行われていた(特開昭57−185208号
公報、特開平1−113401号公報)。しかし、この
方法によっても未だ満足し得る結果は得られていなかっ
た。
スが生産する酸性多糖類が、洗浄剤組成物、外用剤組成
物中に配合することにより、皮膚の保湿効果、保護効果
を高めるとともに、皮膚を柔軟、平滑化し、しかも洗浄
剤組成物、外用剤組成物本来の機能に何ら影響を与える
ことなく使用時及び使用後の感触を改善することが知ら
れている(特開平1−213213号公報、特開平1−
213225号公報)。
にした場合、低温〜室温保存においては何ら特性の変化
は見られないが、高温保存においては不安定であり、1
〜2週間で経時的に粘度が低下し、またそれに伴って感
触も損われるという問題を有していた。現在のところ、
この経時的な粘度低下の原因は必ずしも明確にされては
おらず、またその抑制法についてもまったく知られてい
ない。
属に属する植物のカルス培養物由来の酸性多糖類を含有
する水性溶液の高温における粘度低下を抑制し、長期安
定保存を可能とする方法の開発が望まれていた。
発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結
果、ポリアンテス属に属する植物のカルス培養物由来の
酸性多糖類を含有する水性溶液に、カルボキシビニルポ
リマーを特定量添加すれば、経時的粘度の低下が抑えら
れると共に長期保存安定性を向上させることができるこ
とを見出し、本発明を完成した。
マーをポリアンテス属に属する植物のカルス培養物由来
の酸性多糖類に対して0.01〜10重量倍添加するこ
とを特徴とする、当該酸性多糖類を含有する水性溶液の
安定化方法を提供するものである。
植物のカルス培養物由来の酸性多糖類(以下、「酸性多
糖類」と称する)は、例えば、特開昭64−10997
号公報記載の方法に従って、ポリアンテス属に属する植
物から誘導されるカルスを培養し、得られた培養物から
採取することができる。
テス属に属する植物として、チューベローズ(Poli
anthes tuberosa L.)を例に挙げて
示せば、チューベローズの花等の一部を外植片として、
Linsmaier−skoogの基本培地に植物ホル
モンとして10-5Mのオーキシン及び10-6Mのサイト
カイニンを添加し、更に炭素源として3%のサッカロー
スを添加した培地を用いてカルスを誘導した後、継代培
養を行い、更に上記カルス培養培地と同様の成分からな
る液体培地を用いて振とう培養する。その後、培養液か
ら遠心分離またはろ過等によって細胞を除去し、培養液
をロータリーエバポレーター等を用いて濃縮し、濃縮液
にエタノール、アセトン等の溶媒を加えて沈澱させ、沈
澱物を凍結乾燥することにより酸性多糖類を分離、取得
することができる。
の濃度は特に制限されるものではなく、水性媒体中に溶
解可能な濃度まで使用し得る。
性溶液の安定化のために添加されるカルボキシビニルポ
リマーは特に限定されないが、特に分子量が30万〜1
000万の範囲にあるものが好ましい。このような分子
量を有するカルボキシビニルポリマーの具体例として
は、例えばポリアクリル酸を主構成物とする「カーボポ
ール」(B.F.Goodrich Company
製)、カルボキシビニルポリマー水溶液として「ヒスパ
ジェル」(Hispano Quimica S.A.
製)、またカルボキシビニルポリマー類似ポリマーの水
溶液として「UジェリーCP」(昭和電工社製)等が挙
げられる。これらは一種又は二種以上を併用して用いる
ことができ、その添加量は、上述の酸性多糖類に対して
0.01〜10重量倍である。斯くすることにより当該
水性溶液の経時的粘度低下の防止性及び安定性を向上さ
せることができる。
水性溶液中には、上記の天然酸性多糖類以外の成分、例
えば塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、リン酸水素ナトリウム等の無機塩類、乳酸ナトリウ
ム等の有機酸塩、水酸化カリウム等の水酸化物、グリセ
リン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリオキシエチレンメチルグルコシド等の分子内に
2個以上の水酸基を持つ水溶性多価アルコール、グルコ
ース、シュークロース、ソルビトール、マルチトール等
の糖類、クエン酸、乳酸等の有機酸、エタノール、アミ
ノ酸、尿素、タンパク質、界面活性剤、パラオキシ安息
香酸エステル等の有機物が溶解していてもよく、また、
水性媒体に不溶なオリーブ油、ワセリン、流動パラフィ
ン、高級アルコール等が懸濁していてもよい。
ンテス属に属する植物のカルス培養物由来の酸性多糖類
を含有する水性溶液の高温における粘度低下を抑制し、
かつ安定性を長期にわたって向上させることができる。
従って、本発明の安定化方法を適用した水性溶液は、適
度な粘度を高温においても長期間維持できるため、これ
を用いれば、使用感触の良好な水溶液、乳液、ジェル等
の形態の外用剤、化粧料あるいは洗浄剤等が得られる。
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
(Polianthestuberosa L.)を用
いた。カルスは減菌したチューベローズの開花2〜7日
前の蕾みを植物ホルモンとして1×10-5Mのα−ナフ
タレン酢酸と1×10-6Mのベンジルアデニンを含み、
炭素源として3%のサッカロースを含むLinsmai
er−Skoogの培地(寒天培地)を用いて誘導し
た。誘導されたカルスは同培地で継代培養した。数代以
上に継代し安定化したカルスを植物ホルモンとして1×
10-5Mの2,4−ジクロロフェノキシ酢酸を含み、炭
素源として5%のサッカロースを含むLinsmaie
r−Skoogの培地(液体培地)に5%濃度となるよ
う接種した。培養は暗所にてロータリーシェーカーを用
いて振とう数120r.p.m.、27±1℃で30日間行っ
た。この後、ろ過及び遠心分離により、培養液から細胞
を取り除き、これをロータリーエバポレーターを用いて
濃縮した。この濃縮液に約3倍量のエタノールを加え、
5℃で24時間静置し沈澱を得た。この沈澱を遠心分離
によって回収し、70%エタノールで3回洗浄した後、
凍結乾燥により水分を除去し、目的とする酸性多糖類を
得た。
成中のポリアクリル酸以外の成分を添加し、次いでポリ
アクリル酸を添加し、最終的に下記組成の酸性多糖類含
有水溶液を調製した。これを50℃にて保存し、ポリア
クリル酸添加直後、添加1ケ月後、添加2ケ月後の粘度
をB型粘度計を用いて測定し、その粘度保存率を求め
た。添加直後の粘度を100%としたときの結果を表1
に示す。尚、比較として、ポリアクリル酸を添加しない
ものについて同様の粘度測定操作を行った。 (配合組成) 酸性多糖類 0.3(重量%) メチルパラベン 0.1 95°変性アルコール 8 リン酸水素ナトリウム 0.71 クエン酸 0.25 ポリアクリル酸 0.3 86°グリセンリン 10 イオン交換水 バランス
せることで、酸性多糖類含有水溶液の粘度低下を抑制で
きることがわかる。
Claims (1)
- 【請求項1】 カルボキシビニルポリマーをポリアンテ
ス属に属する植物のカルス培養物由来の酸性多糖類に対
して0.01〜10重量倍添加することを特徴とする、
当該酸性多糖類を含有する水性溶液の安定化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3234713A JP2995506B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 多糖類の安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3234713A JP2995506B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 多糖類の安定化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570504A JPH0570504A (ja) | 1993-03-23 |
| JP2995506B2 true JP2995506B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=16975216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3234713A Expired - Lifetime JP2995506B2 (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 多糖類の安定化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2995506B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP3234713A patent/JP2995506B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0570504A (ja) | 1993-03-23 |
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