JP2995645B2 - 溶接用ガンアーム及びその製造方法 - Google Patents

溶接用ガンアーム及びその製造方法

Info

Publication number
JP2995645B2
JP2995645B2 JP7062736A JP6273695A JP2995645B2 JP 2995645 B2 JP2995645 B2 JP 2995645B2 JP 7062736 A JP7062736 A JP 7062736A JP 6273695 A JP6273695 A JP 6273695A JP 2995645 B2 JP2995645 B2 JP 2995645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
gun arm
gun
welding gun
sputter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7062736A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08257760A (ja
Inventor
光雄 桑原
幸宏 矢口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP7062736A priority Critical patent/JP2995645B2/ja
Priority to CA002170423A priority patent/CA2170423C/en
Priority to US08/607,856 priority patent/US5783792A/en
Priority to GB9604870A priority patent/GB2298606B/en
Publication of JPH08257760A publication Critical patent/JPH08257760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2995645B2 publication Critical patent/JP2995645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Welding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接ガンに用いられる
溶接用ガンアーム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接用ガンアームとして、アーム
本体をアルミ合金で形成したものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ワークを、抵抗スポッ
ト溶接する際、溶接通電時に、電極間にある、ワークよ
り、溶融したワークの一部が、所謂、散り又はスパッタ
(以下、スパッタと総称する)として周囲に飛散する。
そのスパッタの一部はガンアームに付着する。ガンアー
ムが、単に、アルミ合金製である場合、スパッタは、ガ
ンアームの外表面に一部溶け込んで付着する場合があ
り、その上に、スパッタが次々と飛来し、堆積する。そ
のため、ガンアームに堆積したスパッタを時々除去する
ことが必要となり、また、付着したスパッタの一部がガ
ンアームの外表面に溶け込んでいるためスパッタの除去
には手間がかかり、その結果溶接ガンの稼働率が低下し
ている。
【0004】また、ガンアームに堆積するスパッタを顕
微鏡で観察すると、図3に示す如くガンアームa上に塊
状のスパッタbが付着し、その上に樹枝状のスパッタc
が付着し、スパッタ堆積層が形成されていた。
【0005】スパッタbは、スパッタとしてガンアーム
表面へ飛来する際、比較的大きい粒で、温度も1200
℃ぐらいと高いため、ガンアーム表面へ塊状に付着し、
一部のスパッタは、ガンアーム表面を溶かし、強固な付
着力を有するものもある。また、スパッタcは、比較的
小さい粒でワークから飛散したものの一部がガンアーム
へ飛来する際、空気中で急冷されて樹枝状に形が変化
し、ガンアーム表面へ付着したものと考えられる。この
ように、スパッタには、少なくても上記2種類の形状が
あり、これらのスパッタの堆積によって、そのスパッタ
の除去を怠ると、遂には、ガンアームに対し絶縁すべき
溶接ガンの部材に触れるようになり、溶接電流のリーク
を生ずるようになる。本発明は、以上の点に鑑み、スパ
ッタの除去が容易で且つ、スパッタの堆積も可及的に抑
制し得るようにした溶接ガンアーム及びその製造方法を
提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の溶接用ガンアームは、アルミ合金製のアーム本
体の表面に、磁性材料の微粉末を含有する陽極酸化皮膜
を備えることを特徴とする。また、本発明の溶接用ガン
アームの製造方法は、アルミ合金で溶接用ガンアームの
アーム本体を形成し、該アーム本体に磁性材料の微粉末
を混合分散させた処理液を用いて陽極酸化処理を施すこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】アルミ合金製のアーム本体に、陽極酸化皮膜を
形成すると、耐熱性が向上する。即ち、陽極酸化皮膜は
融点が約2100℃と高く、一方飛来するスパッタの温
度は高くても1200℃程度であるから、スパッタが陽
極酸化皮膜に溶け込むことはない。更に、陽極酸化皮膜
は、高い絶縁性を有するため、仮に、スパッタが堆積し
てもスパッタ堆積層とアーム本体とは電気的に絶縁さ
れ、電流リークは生じない。
【0008】しかし、スパッタが堆積すると電流リーク
以外にも種々の悪影響を生ずるため、スパッタが堆積し
たときはこれを除去することが必要であり、スパッタの
堆積を一層抑制し得るようにすることが望まれる。ここ
で、ガンアームには、図3に示すように、本来付着しに
くいと思われる樹枝状のスパッタcまでが付着し、更
に、ガンアームに対し垂直方向にスパッタが付着成長し
ている。この現象は、ガンアームへの通電電流によって
ガンアーム回りに発生する磁界により、飛来してくるス
パッタが磁化され、磁界との相互作用により付着するた
めと考えられる。即ち、スパッタは、自ら、磁界を横切
ることで磁化されていくと共に、磁界の強いガンアーム
表面付近に進み、吸着されるように、ガンアーム表面へ
付着し、やがて堆積する。従って、ガンアームへの通電
電流によって発生するガンアーム回りの磁界を遮断すれ
ば、飛来してくるスパッタは磁化されることがなく、磁
化によって付着するスパッタは無くなる。
【0009】ここで、本発明によれば、アーム本体の表
面の陽極酸化皮膜に磁性材料が含有されているため、ガ
ンアームの表面部がアーム本体に対し絶縁された磁性層
となり、通電時にアーム本体の周囲に発生する磁束がこ
の磁性層に集中し、ガンアームの周囲の磁界が弱くな
り、スパッタの磁化による付着が抑制される。
【0010】このように、スパッタの溶け込みや磁化に
よる付着が抑制され、また、電流リークが防止されるた
め、スパッタを頻繁に除去する必要がなく、且つ、スパ
ッタの除去作業も短時間で行うことができ、溶接ガンの
稼働率が大幅に向上する。
【0011】
【実施例】図1は、抵抗スポット溶接ガンを示し、1対
のガンアーム1,2の先端に電極1a,2aを取り付
け、両電極1a,2a間にワークWを挟圧した状態で両
ガンアーム1,2に通電してワークWの抵抗スポット溶
接を行う。
【0012】各ガンアーム1,2は、図2に示す如く、
アルミ合金製、例えばA6061P−T6製のアーム本
体10の表面に陽極酸化皮膜11を形成して成るものと
した。
【0013】陽極酸化皮膜11は、一般に、硫酸やしゅ
う酸やクロム酸を含む電解液から成る処理液中でアーム
本体10を陽極にして電解処理、即ち、陽極酸化処理す
ることにより形成されるが、本実施例では、処理液中に
磁性材料の微粉末を混合分散させておき、アーム本体1
0の表面に磁性材料12を含有する陽極酸化皮膜11を
形成するようにした。
【0014】実験によれば、硫酸を15wt%含む処理液
に、磁性材料としてγ-Fe2O3の微粉末を15wt%、アニ
オン系界面活性剤を0.03wt%混合し、この処理液を
用いて陽極酸化処理を行ったところ、図2に示す如く、
陽極酸化皮膜11中に磁性材料12たるγ-Fe2O3が共析
した。
【0015】ここで、γ-Fe2O3は電気泳動で陰極側に移
動する酸性酸化物である。そのため、アニオン系界面活
性剤を添加し、γ-Fe2O3の粒子を該活性剤で包み込んで
マイナスに帯電させ、γ-Fe2O3の粒子を陽極たるアーム
本体10に向けて移動させるようにしている。アニオン
系界面活性剤としては、C8H17SO3 -Na+,C8H17OSO3 -N
a+,C10H21SO3 -Na+,C7F15COO-Na+等があり、その添加
量は0.1%以下、好ましくは0.01〜0.05%で
ある。
【0016】アニオン系界面活性剤はアーム本体10の
表面でマイナスの電荷を奪われてγ-Fe2O3の粒子から離
脱し、γ-Fe2O3の粒子はアーム本体10に対する吸引力
を失う。そのため、陽極酸化皮膜11の生成速度を速く
して、γ-Fe2O3を陽極酸化皮膜11中に取り込む必要が
ある。そこで、液温を20〜25℃とし、電流密度を通
常の陽極酸化処理の値(1〜2A/dm2)よりも大きくし
て、皮膜生成速度を速くする。尚、電流密度が20A/d
m2を上回ると、皮膜密度が減少して絶縁性が低下するた
め、電流密度は20A/dm2以下、好ましくは2〜5A/d
m2に設定する。
【0017】γ-Fe2O3の処理液への混入量は5〜20wt
%にすることが好ましく、また、処理液を硫酸電解液と
する場合、硫酸の量は10〜20wt%とすることが望ま
しい。処理液としてしゅう酸電解液やクロム酸電解液を
用いることも可能であり、この場合、しゅう酸の量は2
〜4wt%、クロム酸の量は3%程度にすることが望まし
い。
【0018】また、陽極酸化皮膜11は、バリヤー層部
11aとその外側の多孔層部11bとから成るが、必要
であれば、水和封孔処理等によって多孔層部11bを封
孔しても良い。
【0019】上記の如く、陽極酸化皮膜11に磁性材料
12を含有させると、各ガンアーム1,2の最外層が磁
性層となって、ガンアーム1,2への通電によって発生
する磁束がこの磁性層に集中し、ガンアーム1,2に対
しその周囲の空間が磁気シールドされてガンアーム1,
2の周囲の磁界が弱くなる。そのため、ガンアーム1,
2に飛来するスパッタが磁化されにくくなり、磁気吸引
力によるスパッタの堆積が抑制される。
【0020】また、上記作用の項で説明したように、陽
極酸化皮膜11は融点が高いため、スパッタは陽極酸化
皮膜11に溶け込むことなく凝固し、また、陽極酸化皮
膜11によりガン本体10とスパッタ堆積層との間が電
気的に絶縁されるため、スパッタ堆積層が他部材に触れ
ても電流リークは生じない。
【0021】ところで、磁性材料12を含有する陽極酸
化皮膜11は、ガンアーム全体に形成しても良いが、ス
パッタの堆積で不具合を生ずる箇所、例えば、アームホ
ルダとの結合部や絶縁部といった電流リークを生じ易い
箇所や、電極交換に支障を来すアーム先端の電極取付部
に部分的に形成しても良い。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スパッタの除去作業を短時間で行うことがで
きると共に、スパッタの除去作業の頻度を低減できるた
め、溶接ガンの稼働率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明ガンアームを具備する溶接ガンの要部
の側面図
【図2】 本発明の実施例を示すガンアームの表面の模
式的な断面図
【図3】 従来のガンアームへのスパッタの堆積状態を
示す図
【符号の説明】
1,2 ガンアーム、 10 アーム本体 11 陽極酸化皮膜、 12 磁性材料
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 11/00 - 11/36 330

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接用ガンアームであって、アルミ合金
    製のアーム本体の表面に、磁性材料の微粉末を含有する
    陽極酸化皮膜を備えることを特徴とする溶接用ガンアー
    ム。
  2. 【請求項2】 アルミ合金で溶接用ガンアームのアーム
    本体を形成し、該アーム本体に磁性材料の微粉末を混合
    分散させた処理液を用いて陽極酸化処理を施すことを特
    徴とする溶接用ガンアームの製造方法。
JP7062736A 1995-03-08 1995-03-22 溶接用ガンアーム及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2995645B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7062736A JP2995645B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 溶接用ガンアーム及びその製造方法
CA002170423A CA2170423C (en) 1995-03-08 1996-02-27 Welding gun arm and method of manufacturing same
US08/607,856 US5783792A (en) 1995-03-08 1996-02-27 Welding gun arm and method of manufacturing same
GB9604870A GB2298606B (en) 1995-03-08 1996-03-07 Welding gun arm and method of manufacuring same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7062736A JP2995645B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 溶接用ガンアーム及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08257760A JPH08257760A (ja) 1996-10-08
JP2995645B2 true JP2995645B2 (ja) 1999-12-27

Family

ID=13208972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7062736A Expired - Fee Related JP2995645B2 (ja) 1995-03-08 1995-03-22 溶接用ガンアーム及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2995645B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08257760A (ja) 1996-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4448659A (en) Method and apparatus for evaporation arc stabilization including initial target cleaning
WO2021210335A1 (ja) アーク溶接継手およびアーク溶接方法
JPS59208070A (ja) ア−ク安定化装置
JP2019063870A (ja) アルミニウム含有溶接電極
US4559125A (en) Apparatus for evaporation arc stabilization during the initial clean-up of an arc target
JP2995645B2 (ja) 溶接用ガンアーム及びその製造方法
EP0266777B1 (en) Electric resistance welding for zinc plated steel plate
JP2995646B2 (ja) 溶接用ガンアーム及びその製造方法
JP2672243B2 (ja) 片面サブマージアーク溶接用フラックス及びそれを使用した溶接方法
JPH0899178A (ja) 片面サブマージアーク溶接方法
JP3089388B2 (ja) 溶接用ガンアーム
JP2581485B2 (ja) 多電極片面サブマージアーク溶接法の終端処理方法
JP2004114073A (ja) 純アルミニウムとマグネシウム合金との接合法
JPH11193457A (ja) 磁性体スパッタリングターゲット
NL8400053A (nl) Werkwijze voor verdampingsboogstabilisatie en inrichting voor het toepassen van deze werkwijze.
JP4791218B2 (ja) ガスシールドアーク溶接用鋼ワイヤ
JPH05185234A (ja) 多電極片面サブマージアーク溶接法の終端処理方法
US5783792A (en) Welding gun arm and method of manufacturing same
JPS61578A (ja) マグネトロン・スパツタリング・タ−ゲツト
JPH03238174A (ja) 高速片面サブマージアーク溶接法
JPH0751882A (ja) ガスシールドアーク溶接用ソリッドワイヤ
MX2010012523A (es) Uso de un material de contacto electrico para soplar un arco electrico.
JPH0480986B2 (ja)
JPH05293658A (ja) 多電極片面サブマージアーク溶接法
JP2001179488A (ja) アーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071029

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081029

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091029

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees