JP3042011B2 - 真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法 - Google Patents

真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空中を電子が走行する
真空マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空電子素子の一例として、真空中のエ
ミッタ、コレクタ間で電子を走行させ、その電子のコレ
クタへの到達をベースにより制御する真空中バリスティ
ック型電子トランジスタが知られている。この真空中バ
リスティック型電子トランジスタは、一般に、リソグラ
フィー技術を用いながらタングステンやモリブデン等の
金属材料を微細加工して製造されており、エミッタ、コ
レクタ間の距離やベースとの距離は、そのリソグラフィ
ーの精度によって大きく左右される。
【0003】ところで、真空中バリスティック型電子ト
ランジスタは、エミッタとコレクタ間の距離が短ければ
短い程、低電位差で真空中に電子を引き出すことがで
き、コレクタ到達時の電子エネルギーを小さくしておく
ことができるため、その電子が緩和して消費されるエネ
ルギーも小さくなる。このように電子エネルギーを小さ
いものに抑えることで、真空電子素子の低消費電力化や
低発熱が実現される。また、エミッタ、コレクタ間の距
離が短ければ、電子が通過する距離も短くなって高速動
作が可能となり、電子パス(電子の通路)とベースの距
離が短い程、相互コンダクタンスgmも向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に、エミッタとコレクタの距離やベースと電子パスの距
離は、リソグラフィー時のパターニングの限界によって
決定されてしまう。例えば、紫外線によってレジスト層
を選択露光して、所要のマスクを形成する場合では、お
よそ5000Å程度の間隔のものしか形成することがで
きず、より高性能のトランジスタを製造する場合の技術
的な課題とされていた。
【0005】そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑
み、極めて短い間隔の電極を有するトランジスタを製造
するに好適な真空マイクロエレクトロニクスによるトラ
ンジスタの製造方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の真空マイクロエレクトロニクスによるトラ
ンジスタの製造方法は、エミッタから放出された電子を
真空中で走行させてコレクタに到達させ、前記コレクタ
への前記電子の到達をベースにより制御する真空マイク
ロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方法にお
いて、電極材料層の表面に段差を形成する工程と、前記
段差を形成した電極材料層の表面であって該電極材料層
の主面と平行な面にマスクを形成する工程と、前記マス
クを用いながら前記電極材料層の主面に対して複数の斜
め方向からエッチングする工程とを有することを特徴と
する。
【0007】ここで、前記電極材料層はタングステンや
モリブデンの如き高融点金属であり、エッチングにより
選択的に除去される性質を有する。電極材料層の表面の
段差は、該表面に連続的に形成され、複数本の連続的な
段差からなるものであっても良く、単に表面に形成され
る溝等でも良い。前記マスクは、例えばアルミニューム
膜等の耐エッチング材料であり、例えば蒸着等の手法に
より形成し、前記段差で段切れが生ずるように被着す
る。斜め方向のエッチングは、少なくとも2方向以上の
角度を以て行われ、その斜めの角度は、電極材料層内で
エッチングにより除去された部分が交差するような角度
とされる。
【0008】
【作用】マスクを単に平面的なものとせず、段差を有す
る電極材料層の表面において、マスクを該電極材料層の
主面と平行な面に形成することで、そのマスクはその段
差で極めて薄い間隔で開口したものとなる。この薄い間
隔の開口部分に対して、斜めにエッチングすることで、
エッチングによる溝の両側で極めて短い間隔、例えば数
百Å程度の間隔で電極が対向する。複数の斜め方向によ
ってエッチングにより除去される部分は交差するように
され、その交差部分では、エミッタ,ベース,コレクタ
の各電極が微小間隔を以て対向する。
【0009】
【実施例】まず初めに、本発明の製造方法によって製造
すべきトランジスタの一例の構造について図面を参照し
ながら説明し、続いてその製造方法について図面を参照
しながら説明する。
【0010】〔トランジスタの構造〕図1に示すよう
に、本実施例にかかるトランジスタは、図示しない酸化
シリコンからなる基体上に形成されたタングステン層1
を加工して形成されたものであり、斜めエッチングによ
って分離された部分は、エミッタ電極2,一対のベース
電極3,3,コレクタ電極4とされる。
【0011】エミッタ電極2は、電子をコレクタ電極4
に対して放出するための電極であり、その表面部2aは
尖頭状の先端部2b,略一定の幅を有する矩形部2c,
端部に向かって拡がってなる基端部2dからなる。表面
部2aは、他のベース電極3,3やコレクタ電極4の各
表面部3a,4aよりも高い位置にあり、他のベース電
極3,3やコレクタ電極4と間で段差を有する。このエ
ミッタ電極2は、表面部2の周囲の段差からXYZ座標
で考えてそれぞれX方向の成分が無い斜め方向のエッチ
ングにより削られる。この斜めエッチングはそれぞれ内
側に進む2方向のものからなり、一方はY方向の成分を
有し、他方は−Y方向の成分を有する。すなわち、エミ
ッタ電極2は、後述するように底部(−Z方向)に向か
ってそれぞれ先細りの形状とされる。
【0012】コレクタ電極4は、エミッタ電極2から放
出された電子が真空中を走行して到達する電極であり、
およそホームプレート形状の表面部4aからエミッタ電
極2の底部側に当該コレクタ電極4の一部が延在されて
いる。コレクタ電極4の表面部4aは、エミッタ電極2
の表面部2aよりも低い高さを以て形成され、さらにベ
ース電極3,3の表面部3a,3aよりも低い高さを有
する。このような高さの違いから、コレクタ電極4は、
その表面部4aの周囲で段差を有し、前述の如き斜めエ
ッチングにより、その段差部分から他の電極と分離され
ている。エミッタ電極2では、底部(−Z方向)に向か
って先細りとされていたが、このコレクタ電極4では、
底部(−Z方向)に向かって拡がる形状となっている。
【0013】一対のベース電極3,3は、エミッタ電極
2から放出された電子のコレクタ電極4への到達を制御
する。これら一対のベース電極3,3の表面部3a,3
aの形状は、前記エミッタ電極2の矩形部2cに沿って
X方向に略直線状の端部を有すると共に、前記エミッタ
電極2の基端部2dに沿ってX軸,Y軸共に斜めな方向
の端部と、エミッタ電極2の先端部2b及びコレクタ電
極4の表面部4aに沿って略三角形状に突出した端部を
有する。このような表面部3a,3aは、その高さがエ
ミッタ電極2の表面部2aよりも低くされ、コレクタ電
極4の表面部4aよりも高くされる。従って、ベース電
極3,3は、エミッタ電極2とコレクタ電極4の間にそ
れぞれ段差を有するが、これら段差が微小なため、極め
て短い間隔で各電極2,3,4を分離することができ
る。
【0014】各電極2,3,4の角部には、Z方向にタ
ングステン層1を切断した溝9が形成される。これら溝
9は、それぞれの電極を分離するための溝であり、後述
する斜めエッチングによる溝5,6と連続している。
【0015】ここで、図2〜図11を用いて、斜め方向
のエッチングにより形成された溝の立体的な形状につい
て詳しく説明する。図3〜図9は、図2のX方向に垂直
な各断面を示し、図10,図11は図2のY方向に垂直
な各断面を示す。本実施例にかかるトランジスタでは、
2回の斜め方向の異方性エッチングによってそれぞれ溝
5,6が段差部分から形成され、これら溝5,6によっ
てエミッタ電極2,コレクタ電極4,べース電極3,3
が極めて短い間隔で分離される。溝5は、XYZ座標で
基板の深さ方向(−Z方向)に進む程、−Y方向の成分
が大きくなる斜めの溝であり、逆に溝6は基板の深さ方
向に進む程、Y方向の成分が大きくなる斜めの溝であ
る。
【0016】まず、図3では、断面の位置はエミッタ電
極2の基端部2dにかかっており、このエミッタ電極2
の底部では、断面右下がりの溝5と断面右上がりの溝6
は交差していない。溝5,6に挟まれた部分でエミッタ
電極2の断面は台形状とされ、その両側にベース電極
3,3が溝5,6を挟んで対向する。この断面におい
て、溝5は表面部2aの端部21と表面部3aの端部3
1の間の段差により形成され、溝6は表面部2aの端部
22と表面部3aの端部32の間の段差により形成され
る。
【0017】次に、図4では、その断面はエミッタ電極
2の基端部2dであるが、図3の断面よりも先端部2b
側に位置している。そして、図4の断面では、端部2
1,22の間隔が短くなることから、溝5,6の位置が
図3の断面に比較してそれぞれ中心側にずれたものにな
る。その結果、図4の断面では、溝5と溝6の底部が連
絡したものとなり、エミッタ電極2は両溝5,6に挟ま
れてV字状の断面を有する。この図4の断面において
も、溝5は端部21,31の間の段差、溝6は端部2
2,32の間の段差から形成される。
【0018】図5の断面では、図4の場合よりもさらに
端部21,22の間隔が短くなり、タングステン層の底
部8より浅い部分で溝5,6が交差し、溝5,6の描く
パターンはX字状となる。2方向の溝5,6の交差部7
では、ベース電極3,3が対向すると共に、エミッタ電
極2に対してコレクタ電極4が極めて短い間隔で対向す
る。端部21,22の位置が近接化するに伴い、交差部
7はエミッタ電極2の基端側から先端側に進む程に、タ
ングステン層1の底部8から離れることになる。また、
交差部7がタングステン層1の底部8から離れるに従
い、コレクタ電極4の底部の端部41,42の間隔も拡
がる。
【0019】次に、図6はエミッタ電極2の矩形部2c
に対応した部分の断面を示し、図5に比べて端部21,
22の間隔も一段と短くなることから、溝5,6による
交差部7はタングステン層1の膜厚の中央部分に位置す
ることになる。この結果、図6に対応する断面でエミッ
タ電極2とコレクタ電極4のZ方向の厚みは略同等であ
る。
【0020】図7はエミッタ電極2の先端部2bにかか
る断面図である。矩形部2cの幅よりも端部21,22
の間隔は狭くなり、交差部7の位置は高い位置となり、
全体の断面積に対するコレクタ電極4の断面積が増大す
る。
【0021】図8は溝5,6を形成する段差がエミッタ
電極2の端部21,22とベース電極3の端部31,3
2の間の間隔よりも、端部21,22とコレクタ電極4
の表面部4aの端部の間隔の方が支配的となる断面であ
り、エミッタ電極2の表面部2aとコレクタ電極4の表
面部4aの間の段差が、エミッタ電極2とベース電極3
の間の段差よりも大きいため、溝5,6の幅も大きくな
る。この断面では、エミッタ電極2の先端部2bが僅か
に残り、その下部には交差部7を挟んで対向するコレク
タ電極2が存在する。
【0022】図9はコレクタ電極4の表面部4aに至る
部分の断面図である。コレクタ電極4の表面部4aの端
部43,44は、ベース電極3の端部31,32よりも
低い位置にあるため、段差は内側を向いて対向するよう
にされ、その段差から形成される溝5と溝6は交差しな
い。この断面でコレクタ電極4は底辺側が長い台形状と
される。
【0023】図10はX軸を対称軸として等分できる断
面であり、この断面中にはベース電極3が現れない。交
差部7は、連続したものとなり、エミッタ電極2の基端
部2d及び先端部2bで斜めな線とされ、エミッタ電極
2の矩形部2cでタングステン層1の主面に平行な線と
される。この交差部7は、溝5,6の合成された部分で
ある。
【0024】図11は図10の断面よりも−Y側の断面
であり、エミッタ電極2の矩形部2cの部分では、エミ
ッタ電極2が表面に薄く形成され、コレクタ電極4が底
部に薄く形成され、そのエミッタ電極2とコレクタ電極
4の間にベース電極3が存在する。ベース電極3とエミ
ッタ電極2の間は溝6とされ、ベース電極3とコレクタ
電極4の間は溝5とされる。前記矩形部2cの部分で
は、エミッタ電極2,コレクタ電極4,ベース電極3が
それぞれ平行とされ、また、基端部2d及び先端部2b
で溝5,6はタングステン層1の主面に対してそれぞれ
斜めとなる。
【0025】上述の構造を有するトランジスタは、最終
的にシリコン酸化膜等により電極間が真空となるように
封止され、エミッタ電極2からコレクタ電極4に向かっ
て電子が放出され、その電子のコレクタ電極4への到達
がベース電極3によって制御される。エミッタ電極2と
コレクタ電極4の間の間隔は、段差を斜めエッチングし
て形成された溝5,6の交差部7であるため、カッター
の刃の如き極めて微細な間隔となり、素子の高速化や高
gm化及び低電位差動作がなされると共に、低消費電力
化も実現される。
【0026】〔トランジスタの製造方法〕次に、図12
〜図20を参照して、本実施例のトランジスタの製造方
法について説明する。酸化シリコン等の絶縁基体や半導
体基板上に絶縁膜を形成したものの上部に、電極材料層
としてタングステン層10を形成する。続いて、全面に
レジスト層11を塗布し、そのレジスト層11を図12
に示すパターンに選択的に露光し、現像する。この図1
2のパターンは、台形の基端部12dと矩形状の矩形部
12cと三角形の先端部12bが連続的に組み合わされ
たパターンとされ、このパターンが最終的なエミッタ電
極の平面形状とされる。また、このパターンはエミッタ
からコレクタに向かう中心線ECを挟んで対称的とな
る。このようなパターンのレジスト層11を形成した
後、このレジスト層11をマスクとしてRIE等により
エッチングする。このエッチングのエッチング量は、例
えば数百Å〜千Å程度である。このエッチングよって、
マスクの下部のタングステン層10の表面13とエッチ
ングされた表面14の間には段差Δ1 が形成される。図
13は図12のXIII−XIII線断面であり、矩形
部12cにかかる断面を示す。マスクとして機能するレ
ジスト層11の下部の表面13は、エッチングされた表
面14よりも高い位置をとる。
【0027】このようなエッチングに続いてコレクタ電
極を形成するためのエッチングを行う。コレクタ電極の
パターンを得るため、まず、全面にレジスト層15が塗
布され、図14に示すように、このレジスト層15がコ
レクタ側の部分だけ三角形に開口したパターンに選択的
に露光され、現像される。レジスト層15の塗布前に
は、前記レジスト層11は除去されず、レジスト層11
の基端部12d,矩形部12cの全部と先端部12bの
一部にはレジスト層15が重ねられる。その結果、タン
グステン層10が露出している部分は、レジスト層15
が形成されていない略三角形のパターン16の部分であ
り、そのエミッタ側の頂角の部分にレジスト層11の一
部が僅かに臨む。図15は図14のXV−XV線断面で
あり、矩形部12cのパターンに対応した領域でレジス
ト層11,15が積層される。レジスト層15は前記段
差Δ1 も覆う。このようなレジスト層15を形成した
後、レジスト層15,11をマスクとしてRIE等によ
りタングステン層10の主面より垂直な方向からエッチ
ングを行う。すると、図14のXVI−XVI線断面に
対応した図16に示すように、タングステン層10の露
出していたパターン16の部分では、タングステン層1
0の表面がさらに削られ、段差Δ2 が形成される。これ
で段差Δ1 ,Δ2 の2段階の段差が形成されたことにな
る。
【0028】このような2段階の段差Δ1 ,Δ2 を形成
した後、レジスト層11,15を除去する。すると、エ
ミッタ電極となる面と、ベース電極となる面と、コレク
タ電極となる面の3つの面がタングステン層10の表面
に露出する。次に、蒸着法等により全面にアルミニュー
ム膜17を段差部に被着しないような膜厚に形成する。
このアルミニューム膜17は、タングステン層10の主
面に垂直な方向から蒸着することで、エッチングに対す
るマスクとして機能する。図17は、アルミニューム膜
17を被着したところを断面で示しており、前記段差Δ
1 (Δ2 )はアルミニューム膜17の膜厚だけ差し引い
た極めて短い間隔で露出する。
【0029】エッチングのマスクとして機能するアルミ
ニューム膜17を形成した後、図18に示すように、タ
ングステン層10の主面に対して第1の斜め方向のエッ
チングを行う。このエッチングの向きは、図中断面に垂
直なエミッタからコレクタに向かう前記中心線ECを1
つの座標軸とすると、その成分がない方向である。この
エッチングの方向は、例えば主面に対して図17の断面
内の角度θ1 とされる。すると、例えば段差Δ1 のうち
一方の側18では、エッチングの方向に段差部が対向す
ることになり、段差Δ1 のうちの他方の側19では、エ
ッチングの影になる。その結果、段差Δ1 のうち一方の
側18でのみ、主面に対して斜めの溝20が形成され、
その溝10はタングステン層10の底部に至る。段差以
外の部分ではアルミニューム膜17が被覆しているた
め、エッチングされない。
【0030】次に、主面上、前記中心線ECに対して対
称的であって角度θ2 の斜め方向から第2の斜めエッチ
ングを行う。この第2の斜めエッチングは、段差Δ1
うちの他方の前記側19から進行し、前記側18からは
進行しない。図19に示すように、第2の斜めエッチン
グを行った結果、タングステン層10には、主面に対し
て斜めの溝21が形成される。段差以外の部分ではアル
ミニューム膜17が被覆しているため、エッチングされ
ない。このような2回の斜めエッチングによって、溝2
0,21がタングステン層10内に形成され、タングス
テン層10にはX字状の溝が得られる。これら溝20,
21によって、微小な段差を反映した微小な間隔でエミ
ッタ電極22,ベース電極23,コレクタ電極24が分
離されることになり、2つの溝20,21が交差した部
分でエミッタ電極22とコレクタ電極24が対向する。
【0031】このような2方向の斜め方向のエッチング
によるエミッタ電極22,ベース電極23,コレクタ電
極24の分離を行った後、図20に示すように,電極対
向部から離れた部分の角部25をタングステン層10の
主面から垂直な方向からエッチングして削る。以下、全
面に溝20,21を真空に封止するための絶縁膜等の形
成や電極の取り出し等を行って素子を完成する。
【0032】上述のような製造工程を経ることで、極め
て短い間隔でエミッタ電極22,ベース電極23,コレ
クタ電極24をタングステン層10に形成することがで
き、得られる素子は前述の如き高性能のものとなる。特
に、本実施例では、段差と斜めエッチングを組み合わせ
ているため、レジストマスクの精度が十分に高くなくと
も微小な各電極間の距離を得ることができる。斜め方向
のエッチングは、2方向で良く、アルミニューム膜17
も共通に使用できるため、その工程上も便宜である。
【0033】なお、上述の実施例では、電極材料層をタ
ングステンとしたが、モリブデン等の他の高融点金属や
その他の金属等で電極材料層を構成することもできる。
【0034】〔3次元化の例〕本実施例により製造され
る素子は、トランジスタとして非線形性を実現する部分
を多結晶とすることができる。このため図21に例示す
るような3次元化が可能である。
【0035】図21に示すように、タングステン層31
に前述の如きトランジスタ素子30が形成される。トラ
ンジスタ素子30は同一タングステン層31に複数個形
成できる。このタングステン層31は絶縁膜32,33
に挟まれてなり、トランジスタ素子30の電極間は真空
に封止される。電源電圧Vccは導電層34に供給され、
導電層34は絶縁膜32上に積層される。絶縁膜32に
形成された導電部40を介して電源電圧Vccが素子30
に供給される。接地電圧は導電層35に供給され、これ
も絶縁膜33に形成された導電部41を介してトランジ
スタ素子30に供給される。導電層34,絶縁膜32,
タングステン層31,絶縁膜33,導電層35は順に積
層されているが、図示のように同様な積層関係で、導電
層35,絶縁膜36,タングステン層37,絶縁膜3
8,導電層39を形成し、或いはこれに加えて同様の積
層関係でさらに素子を形成して、所要の3次元構造の素
子を得ることができる。
【0036】このような構造とすることで、熱伝導性に
優れる導電層により高効率の放熱が可能であり、また、
素子が導電層に挟まれる構造のため、電磁波の遮蔽も良
好となる。なお、タングステン層には、トランジスタと
同時に、抵抗やキャパシタ等の他の素子も形成できる。
【0037】
【発明の効果】本発明の真空マイクロエレクトロニクス
によるトランジスタの製造方法では、電極材料層の表面
に形成される段差に複数方向からの斜め方向のエッチン
グを施すことで、エミッタ、ベース、コレクタの各電極
が分離される。このため各電極間の距離は段差を反映し
てレジストパターンに影響されない微小距離とすること
ができ、その結果、高速動作が可能で、高gmであり、
且つ低消費電力、低発熱、低電位差動作が可能な素子が
得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるトランジスタの製造方法の一例
により製造されるトランジスタの素子構造を示す模式的
な斜視図
【図2】図1に示したトランジスタの平面図
【図3】前記トランジスタの断面を示すものであって図
2のIII−III線断面図
【図4】前記トランジスタの断面を示すものであって図
2のIV−IV線断面図
【図5】前記トランジスタの断面を示すものであって図
2のV−V線断面図
【図6】前記トランジスタの断面を示すものであって図
2のVI−VI線断面図
【図7】前記トランジスタの断面を示すものであって図
2のVII−VII線断面図
【図8】前記トランジスタの断面を示すものであって図
2のVIII−VIII線断面図
【図9】前記トランジスタの断面を示すものであって図
2のIX−IX線断面図
【図10】前記トランジスタの断面を示すものであって
図2のX−X線断面図
【図11】前記トランジスタの断面を示すものであって
図2のXI−XI線断面図
【図12】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける最初のレジスト層のパターンを示す平面図
【図13】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける図12のXIII−XIII線断面に対応した図で
あって段差Δ1 を形成した工程までの工程断面図
【図14】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける第2層目のレジスト層のパターンを示す平面図
【図15】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける図14のXV−XV線断面に対応した図であって2
層のレジスト層を形成した工程までの工程断面図
【図16】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける図14のXVI−XVI線断面に対応した図であっ
て段差Δ2 を形成した工程までの工程断面図
【図17】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
けるアルミニューム膜の形成工程までの工程断面図
【図18】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける第1の斜め方向のエッチング工程までの工程断面図
【図19】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける第2の斜め方向のエッチング工程までの工程断面図
【図20】本発明のトランジスタの製造方法の一例にお
ける電極分離のためのエッチング工程までの平面図
【図21】本発明にかかるトランジスタを3次元化構造
とした場合の素子の模式的な斜視図
【符号の説明】
1,10…タングステン層 2,22…エミッタ電極 3,23…ベース電極 4,24…コレクタ電極 5,6,20,21…溝 7…交差部 11,15…レジスト層 17…アルミニューム膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタから放出された電子を真空中で
    走行させてコレクタに到達させ、前記コレクタへの前記
    電子の到達をベースにより制御する真空マイクロエレク
    トロニクスによるトランジスタの製造方法において、電
    極材料層の表面に段差を形成する工程と、前記段差を形
    成した電極材料層の表面であって該電極材料層の主面と
    平行な面にマスクを形成する工程と、前記マスクを用い
    ながら前記電極材料層の主面に対して複数の斜め方向か
    らエッチングする工程とを有することを特徴とする真空
    マイクロエレクトロニクスによるトランジスタの製造方
    法。
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