JP3055246B2 - 1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリンの製造法 - Google Patents

1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリンの製造法

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JP3055246B2
JP3055246B2 JP3251388A JP25138891A JP3055246B2 JP 3055246 B2 JP3055246 B2 JP 3055246B2 JP 3251388 A JP3251388 A JP 3251388A JP 25138891 A JP25138891 A JP 25138891A JP 3055246 B2 JP3055246 B2 JP 3055246B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香料原料として有用な
1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリン(以
下、HMTと称する。)の製造方法に関するものであ
る。HMTは常法に従ってアセチル化することにより、
ムスク香料として広汎に使用されている7−アセチル−
1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリンにす
ることが出来る。
【0002】
【従来の技術】p−サイメン、2,3−ジメチル−1−
ブテンおよび3級アルキルクロリドを無水アルミニウム
ハライド触媒の存在下に反応させてHMTを製造する方
法は知られている(特公昭60−33368号)。特公
昭60−33368号に記載の方法の改良として、メチ
ルトリオクチルアンモニウムクロリド等の相間移動剤を
添加する方法が提案されている(米国特許第4,87
7,914号)。
【0003】また、p−サイメン、3,3−ジメチル−
1−ブテン(以下、ネオヘキセンと称する。)および3
級アルキルクロリドを無水アルミニウムハライド触媒の
存在下に反応させてHMTを製造する方法も公知である
(米国特許第3,856,875号)。この米国特許第
3,856,875号に記載の方法の改良として、メチ
ルトリオクチルアンモニウムクロリド等の相間移動剤を
添加する方法も知られている(米国特許第4,877,
911号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法は収率が良くなく、また反応中にアルミニウムハラ
イド触媒スラッジが固化して反応が停止してしまう現象
がしばしば観察され、再現性が必ずしも十分でない。相
間移動剤を添加する方法にしても収率が高々50%と高
くなく、相間移動剤は高価であり、その添加量も塩化ア
ルミニウムの添加量よりも多く、決して経済的な方法と
は言えない。
【0005】かかる事情に鑑み、p−サイメン、2,3
−ジメチル−1−ブテン又はネオヘキセンおよび3級ア
ルキルクロリドを無水アルミニウムハライド触媒の存在
下に反応させてHMTを製造する方法につき、再現性の
向上と収率の向上を目指して鋭意検討した結果、特定の
溶媒を選択することにより良い結果が得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、p−サイメン、2,3
−ジメチル−1−ブテン又は3,3−ジメチル−1−ブ
テンおよび3級アルキルクロリドを無水アルミニウムハ
ライド触媒の存在下に反応させて、1,1,3,4,
4,6−ヘキサメチルテトラリンを製造する方法におい
て、25℃に於ける溶解度係数が9.3以下の脂肪族炭
化水素又は塩素化脂肪族炭化水素と、25℃に於ける溶
解度係数が9.5以上の塩素化炭化水素との混合溶媒を
用ることを特徴とする1,1,3,4,4,6−ヘキサ
メチルテトラリンの製造法である。
【0007】本発明で用いられる3級アルキルクロリド
としては、tert−ブチルクロリド、tert−アミルクロリ
ド又は2−クロル−2,4,4−トリメチルペンタンな
どが挙げられる。これら3級アルキルクロリドの使用量
は2,3−ジメチル−1−ブテン又はネオヘキセンと等
モル程度である。
【0008】本発明で用いられる触媒の無水アルミニウ
ムハライドとしては、三塩化アルミニウム又は三臭化ア
ルミニウムが挙げられる。これら触媒の使用量は、原料
の2,3−ジメチル−1−ブテン又はネオヘキセンに対
して通常1〜20モル%、好ましくは5〜15モル%の
範囲である。
【0009】溶媒も25℃に於ける溶解度係数(SPと
称する。)は次式で定義される。 SP=[(d/M)(△H−1.987T]1/2 式中、dは25℃に於ける比重(g/cc)、Mは分子
量、△Hは25℃に於ける蒸発熱(cal/g)、T=
298.2Kを示す。
【0010】SP値が9.3以下の脂肪族炭化水素又は
塩素化脂肪族炭化水素(貧溶媒と称する。)としては、
n−ペンタン(SP=7.0) 、シクロヘキサン(SP=8.2)、
n−ヘキサン(SP=7.4)、n−ヘプタン(SP=7.2)、n
−オクタン(SP=7.6)および2,2,4−トリメチルペ
ンタン(SP=6.8)、テトラクロロエチレン(SP=9.3)、
1,1,2−トリクロロエチレン(SP=9.2)、クロロホ
ルム(SP=9.2)、tr−1,2−ジクロロエチレン(SP=
9.0)、1,2−ジクロロプロパン(SP=9.1)、四塩化
炭素(SP=8.6)、1,1,1−トリクロロエタン(SP=
8.5)、1−クロロブタン(SP=8.4)、1−クロロペン
タン(SP=8.4)等が挙げられる。
【0011】一方、これらと混合使用されるSP値が
9.5以上の塩素化炭化水素(良溶媒と称する。)とし
ては、1,2,3−トリクロロプロパン(SP=9.5)、
1,1,2,2−テトラクロロエタン(SP=9.8)、ジク
ロロメタン(SP=9.9)、1,2−ジクロロエタン(SP=
9.9)、1,1,2−トリクロロエタン(SP=10.1)、モ
ノクロロベンゼン(SP=9.8)、o−ジクロロベンゼン
(SP=10.1)等が挙げられる。
【0012】これら貧溶媒と良溶媒の混合比率は特に制
限はないが、重量比で良溶媒/貧溶媒=0.5/9.5
〜8/2、好ましくは1/9〜6/4の範囲から選ばれ
る。
【0013】SP値が9.3以下の貧溶媒単独では、反
応器の冷却面等に触媒スラッジが付着したまま固化して
活性が低下する場合があるが、SP値が9.5以上の良
溶媒と混合使用することによって、触媒スラッジの固化
が防止される。また触媒スラッジの粘度が低下し、反応
中の触媒の分散安定性が向上して器壁への付着が防止さ
れ、反応終了後のスラッジ沈降分離も容易となる。かく
して、本発明方法により、特公昭60−33368に見
られた触媒スラッジ固化による失活現象は回避される。
【0014】本発明で用いられる混合溶媒の使用量は
2,3−ジメチル−1−ブテン又はネオヘキセン1モル
に対して通常100〜2000g、好ましくは150〜
1000gの範囲である。溶媒をこの範囲より多く用い
ても特に問題はないが、それに見合った効果は得られな
い。一方溶媒量がこの範囲より少ない場合はHMTの収
率が低下するので好ましくない。
【0015】本発明方法においてp−サイメンの仕込み
方法は特に限定されるものではないが、p−サイメンの
少なくとも一部を溶媒と共に先仕込みする方法が、反応
収率向上と反応操作の再現性向上のために好ましい。
【0016】具体的反応仕込み方法を例示するならば、
混合溶媒とp−サイメンの溶液を反応槽に仕込み後、無
水アルミニウムハライドを仕込んで撹拌分散させ、その
後2,3−ジメチル−1−ブテン又はネオヘキセン及び
3級アルキルクロリドと混合溶媒の溶液を連続的に供給
しつつ反応する方法、又はp−サイメンと混合溶媒の溶
液を反応槽に仕込み後、無水アルミニウムハライドの一
部を仕込んで撹拌分散させ、その後2,3−ジメチル−
1−ブテン又はネオヘキセン及び3級アルキルクロリド
と混合溶媒の溶液を連続的に供給すると共に、残りの無
水アルミニウムハライドを分割添加しつつ反応する方法
等が挙げられる。特に反応時間が長い場合には、無水ア
ルミニウムハライドは分割添加する方がHMT収率は高
い。
【0017】本発明で用いられるp−サイメン量は2,
3−ジメチル−1−ブテン又はネオヘキセンに対して通
常約1〜5モル、好ましくは1.2〜3モルの範囲であ
る。p−サイメン量をこの範囲より多く用いても特に問
題はないが、それに見合った効果は得られない。一方、
p−サイメン量がこの範囲より少ない場合はHMT収率
が低下する。
【0018】反応時間は特に制限はないが、通常1〜1
5時間であり、特に好ましくは1.2〜8時間程度であ
る。本発明の環化アルキル化反応は極めて早い反応であ
り、反応時間は原料供給時間とほぼ同一で十分で、原料
供給終了後の後反応時間は特に必要ではない。後反応時
間があまり長いと、p−サイメンの二量化等の副反応が
目立ってくるので、通常約15〜30分以内に後反応は
終了すべきである。本反応では、撹拌を停止することに
よって活性な触媒スラッジが沈降分離するので、撹拌停
止を以て反応停止とすることが出来る。
【0019】反応温度は約−5℃〜30℃の範囲から選
ばれる。好ましくは5〜20℃の範囲である。−5℃以
下に反応温度を下げることは、反応熱除去効率の点から
経済的ではない。一方反応温度が30℃を越えると副反
応が多くなりHMT収率の低下を招く。
【0020】反応終了後、洗浄、中和し、精留あるいは
晶析等の通常の手法に従ってHMTを精製、単離取得す
る事が出来る。得られたHMTは常法に従ってアセチル
化すると、ムスク香料として広汎に用いられている7−
アセチル−1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテト
ラリンを得ることが出来る。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法により、反応中にアルミニ
ウムハライド触媒スラッジが固化して反応が停止してし
まうことがなくなり、反応の再現性が向上する。また原
料オレフィンとして2,3−ジメチル−1−ブテン又は
ネオヘキセンが共にほぼ同等に使用することができると
云う点である。このことは原料オレフィンとして2,3
−ジメチル−1−ブテンを用いる特公昭60−3336
8号の最適反応条件と、原料オレフィンとしてネオヘキ
センを用いる米国特許第3,856,875号の最適反
応条件が全く異なっていたことを考慮すると驚くべきこ
とであり、その工業的価値は大きい。
【0022】
【実施例】本発明を実施例を挙げて更に具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。以下の実施例で用いるHMT収率、HMT見掛け純
度、p−サイメン(PCMと称する。)転化率とはそれ
ぞれ次の定義による。 HMT収率:原料2,3−ジメチル−1−ブテンまたは
ネオヘキセンに対する生成HMTのモル収率(%) HMT見掛け純度:ガスクロマトグラフ上でPCM以降
の保持時間を有する全成分面積に対するHMT面積の割
合(%) PCM転化率=[(原料PCM−残存PCM)/原料P
CM]x100(%)
【0023】実施例1 500ccのジャケット付きセパラブルフラスコ(撹拌
器つき)を窒素置換後、撹拌下、シクロヘキサン(SP=
8.2)30gと1,2−ジクロロエタン(SP=9.9)20
gの混合溶媒、PCM66.8g(0.51mol)お
よび無水塩化アルミニウム3.37g(0.025mo
l)を仕込み、内温を0℃に保った。その後、シクロヘ
キサン30gと1,2−ジクロロエタン20gの混合溶
媒、2,3−ジメチル−1−ブテン21.0g(0.2
5mol)およびtert−ブチルクロリド26.2g
(0.28mol)の混合液をポンプで連続的に供給し
ながら、撹拌下、0℃で1.5時間反応を行った。反応
終了後、撹拌を停止し、触媒スラッジを分離後、反応液
をアルカリ水洗浄し、内部標準法によるガスクロマトグ
ラフィー分析を行った。得られた結果は、HMT収率が
67.3、HMT見掛け純度が90.9%、PCM転化
率が56.1%であった。
【0024】比較例1 500ccのジャケット付きセパラブルフラスコ(撹拌
器つき)を窒素置換後、撹拌下、シクロヘキサン(SP=
8.2)50g、PCM66.8g(0.51mol)お
よび無水塩化アルミニウム3.37g(0.025mo
l)を仕込み、内温を0℃に保った。その後、シクロヘ
キサン50g、2,3−ジメチル−1−ブテン21.0
g(0.25mol)およびtert−ブチルクロリド2
6.2g(0.28mol)の混合液をポンプで連続的
に供給しながら、撹拌下、0℃で1.5時間反応を行っ
たが、原料供給開始後30分頃に赤褐色の触媒スラッジ
が黄色に変色して固化し、失活した。
【0025】比較例2 500ccのジャケット付きセパラブルフラスコ(撹拌
器つき)を窒素置換後、撹拌下、1,2−ジクロロエタ
ン(SP=9.9)50g、PCM66.8g(0.51mo
l)および無水塩化アルミニウム3.37g(0.02
5mol)を仕込み、内温を0℃に保った。その後、
1,2−ジクロロエタン50g、2,3−ジメチル−1
−ブテン21.0g(0.25mol)およびtert−ブ
チルクロリド26.2g(0.28mol)の混合液を
ポンプで連続的に供給しながら、撹拌下、0℃で1.5
時間反応を行った。反応終了後、撹拌を停止し、触媒ス
ラッジを分離後、反応液をアルカリ水洗浄し、内部標準
法によるガスクロマトグラフィー分析を行った。得られ
た結果は、HMT収率が33.5、HMT見掛け純度が
42.7%、PCM転化率が59.6%であった。
【0026】実施例2〜5 実施例1に於けるシクロヘキサンと1,2−ジクロロエ
タンの混合溶媒を、表1に示すシクロヘキサンと各種良
溶媒の組み合わせに代えた以外は、実施例1と同様に行
った。結果を表1に示す。
【0027】実施例6 500ccのジャケット付きセパラブルフラスコ(撹拌
器つき)を窒素置換後、撹拌下、シクロヘキサン(SP=
8.2)30gと1,2−ジクロロエタン(SP=9.9)20
gの混合溶媒、PCM66.8g(0.51mol)お
よび無水塩化アルミニウム1.12g(0.0084m
ol)を仕込み、内温を15℃に保った。その後、シク
ロヘキサン30gと1,2−ジクロロエタン20gの混
合溶媒、2,3−ジメチル−1−ブテン21.0g
(0.25mol)およびtert−ブチルクロリド26.
2g(0.28mol)の混合液をポンプで連続的に供
給しながら、撹拌下、15℃で6時間反応を行った。そ
の間、2時間目と4時間目に残りの無水塩化アルミニウ
ム1.12g(0.0084mol)ずつ分割添加し
た。反応終了後、撹拌を停止し、触媒スラッジを分離
後、反応液をアルカリ水洗浄し、内部標準法によるガス
クロマトグラフィー分析を行った。得られた結果は、H
MT収率が76.8%、HMT見掛け純度が81.5
%、PCM転化率が57.7%であった。
【0028】実施例7 実施例6に於ける2,3−ジメチル−1−ブテンをネオ
ヘキセンに代えた以外は実施例6と同様に行った。得ら
れた結果は、HMT収率が64.7、HMT見掛け純度
が74.9%、PCM転化率が58.5%であった。
【0029】実施例8〜12 実施例6に於けるシクロヘキサンと1,2−ジクロロエ
タンの混合溶媒を、表2に示すシクロヘキサンと各種良
溶媒の組み合わせに代えた以外は、実施例6と同様に行
った。結果を表2に示す。
【0030】実施例13〜16 実施例8に於けるシクロヘキサンとクロロベンゼンの混
合割合を、表3に示す比率に代えた以外は実施例8と同
様に行った。結果を表3に示す。
【0031】比較例3〜5 実施例1に於けるシクロヘキサンと1,2−ジクロロエ
タンの混合溶媒を、シクロヘキサンと表4に示す貧溶媒
との組合せに代えた以外は実施例1と同様に行った。結
果を表4に示す。
【0032】実施例17〜18 実施例1に於けるシクロヘキサンと1,2−ジクロロエ
タンの混合溶媒を、表5に示す貧溶媒と1,2−ジクロ
ロエタンの組合わせに代えた以外は実施例1と同様に行
った。結果を表5に示す。
【0033】比較例6 500ccのジャケット付きセパラブルフラスコ(撹拌
器つき)を窒素置換後、撹拌下、ジクロロメタン(SP=
9.9)50g、PCM66.8g(0.51mol)お
よび無水塩化アルミニウム1.12g(0.0084m
ol)を仕込んだ。その後、ジクロロメタン50g、
2,3−ジメチル−1−ブテン21.0g(0.25m
ol)およびtert−ブチルクロリド26.2g(0.2
8mol)の混合液をポンプで連続的に供給しながら、
撹拌下、15℃で6時間反応を行った。その間、2時間
目と4時間目の二回に分けて、触媒の無水塩化アルミニ
ウムを1.12g(0.0084mol)ずつ分割添加
した。反応終了後、撹拌を停止し、触媒スラッジを分離
後、反応液をアルカリ水洗浄し、内部標準法によるガス
クロマトグラフィー分析を行なった。得られた結果は、
HMT収率が30.1、HMT見掛け純度が38.1
%、PCM転化率が49.8%であった。
【0034】実施例19〜21 実施例6に於ける原料オレフィンの2,3−ジメチル−
1−ブテンに代えて、ネオヘキセン21.0g(0.2
5mol)を用い、かつシクロヘキサン(SP=8.2)と
1,2−ジクロロエタン(SP=9.9)混合溶媒を、表6に
示す貧溶媒と良溶媒の組合わせに代えた以外は、実施例
6と同様に行った。結果を表6に示す。
【0035】実施例22〜24 実施例6に於けるPCMの先仕込み量を、表7に示す比
率に代えた以外は、実施例と同様に行った。結果を表7
に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 2/72 C07C 2/68 C07C 13/48 B01J 31/26 X C07B 61/00 300

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p−サイメン、2,3−ジメチル−1−
    ブテン又は3,3−ジメチル−1−ブテンおよび3級ア
    ルキルクロリドを無水アルミニウムハライド触媒の存在
    下に反応させて、1,1,3,4,4,6−ヘキサメチ
    ルテトラリンを製造する方法において、25℃に於ける
    溶解度係数が9.3以下の脂肪族炭化水素又は塩素化脂
    肪族炭化水素と、25℃に於ける溶解度係数が9.5以
    上の塩素化炭化水素との混合溶媒を用ることを特徴とす
    る1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリンの
    製造法。
  2. 【請求項2】 3級アルキルクロリドがtert−ブチルク
    ロリド、tert−アミルクロリドまたは2−クロル−2,
    4,4−トリメチルペンタンからなる群より選ばれた少
    なくとも一種の化合物である請求項1記載の1,1,
    3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリンの製造法。
  3. 【請求項3】 無水アルミニウムハライドが三塩化アル
    ミニウム又は三臭化アルミニウムである請求項1記載の
    1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリンの製
    造法。
  4. 【請求項4】 25℃に於ける溶解度係数が9.3以下
    の脂肪族炭化水素又は塩素化炭化水素がn−ペンタン、
    シクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オ
    クタン、2,2,4−トリメチルペンタン、テトラクロ
    ロエチレン、1,1,2−トリクロロエチレン、クロロ
    ホルム、tr−1,2−ジクロロエチレン、1,2−ジク
    ロロプロパン、四塩化炭素、1,1,1−トリクロロエ
    タン、1−クロロブタンおよび1−クロロペンタンから
    なる群より選ばれた少なくとも一種の化合物である請求
    項1記載の1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテト
    ラリンの製造法。
  5. 【請求項5】 25℃に於ける溶解度係数が9.5以上
    の塩素化炭化水素が1,2,3−トリクロロプロパン、
    1,1,2,2−テトラクロロエタン、ジクロロメタ
    ン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロ
    エタン、モノクロロベンゼンおよびo−ジクロロベンゼ
    ンからなる群より選ばれた少なくとも一種の化合物であ
    る請求項1記載の1,1,3,4,4,6−ヘキサメチ
    ルテトラリンの製造法。
  6. 【請求項6】 p−サイメンの少なくとも一部を溶媒と
    共に先仕込みして反応することを特徴とする請求項1記
    載の1,1,3,4,4,6−ヘキサメチルテトラリン
    の製造法。
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