JP3065652B2 - 車載用通信ネットワークにおけるデータ通信方法 - Google Patents

車載用通信ネットワークにおけるデータ通信方法

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JP3065652B2 JP2288224A JP28822490A JP3065652B2 JP 3065652 B2 JP3065652 B2 JP 3065652B2 JP 2288224 A JP2288224 A JP 2288224A JP 28822490 A JP28822490 A JP 28822490A JP 3065652 B2 JP3065652 B2 JP 3065652B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車載用通信ネットワークにおけるデータ通
信方法に係り、特に車載用のAV(オーディオ・ビジュア
ル)システムの接続ネットワークとして用いるのに好適
なデータ通信方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、車載用オーディオシステムは、単に音楽を聞く
だけのシステムから視覚的な要素を含むシステムへと発
展しつつある。このように、オーディオのみならずビジ
ュアルな機能をもったシステムはAVシステムとして知ら
れている。
車載用のAVシステムは、多種多様な要素によって構築
されている。例えば、オーディオ要素としては、カセッ
トテープデッキ、ラジオチューナ、CD(コンパクトディ
スク)プレーヤ等があり、ビジュアル要素としては、TV
(テレビジョン)チューナやナビゲーション装置等が含
まれている。これらの各要素から出力されるオーディオ
再生信号はアンプを介して車内に搭載されたスピーカか
ら再生され、画像再生信号は同様に車内に搭載されたデ
ィスプレイ上に映像出力される。今日、これらの各要素
はディジタル技術によって制御されており、その制御は
マイクロコンピュータを用いたコントローラによって行
われる。
上記各要素をシステマチックに動作させるためには、
各要素を統括的にコントロールする必要がある。そこ
で、車載用AVシステムでは、上記各要素のコントローラ
をバス方式のネットワークにより接続し、互の制御デー
タを上記ネットワークを構成する通信バスを介して送受
するようになっている。
従来のネットワークでは、各コントローラの制御をポ
ーリング方式で行なっている。ポーリング方式とは、各
コントローラのうちのいずれかに優先的地位を与えてそ
のコントローラをマスタとし、残る他のコントローラを
スレーブとして主従関係を定め、マスタがスレーブから
データを収集する場合に常にマスタ側からスレーブ側に
アクセスする方式である。
この従来のポーリング方式によりマスタがスレーブに
通信データを送信しアクセスしたりスレーブ側からマス
タにデータを返信する場合に、各コントローラの識別あ
るいは特定を行う必要がある。そこで、各コントローラ
には当該コントローラを示すアドレスを割当てている。
従来のアドレスの割当て方式は、各コントローラに対
しそれぞれ固有のアドレスを割当てている。そして、制
御データは各コントローラ固有のアドレスデータにその
コントローラに対する指示データ(例えば、起動命令:O
Nデータ)を付加した状態で生成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の通信方法における問題点は、通信バス上に
送受される通信データが多いこと、およびその複雑さに
ある。すなわち、上述のように、例えばマスタ側から発
信される通信データのコマンド体系は各接続要素に対応
して予め各接続要素に対応して定められた固定的なもの
であり、しかもその数が多い。したがって、仮に新たな
要素を付加してAVシステムの拡張を図ろうとした場合、
その付加要素に対するコマンドをその分だけ増加させな
ければならない。
また、通信データには上述のマスタから発行されるコ
マンド類の他にも表示データがあり、各通信データをま
つめてひとつの通信データとすると、複雑で、かつ、長
くなり、送信側の処理が複雑になる。
さらに、新たにスレーブユニットが接続された場合、
その通信データのフォーマットが不明の場合に処理でき
ない場合がある。
本発明の目的は、通信データの簡素化を図りうる車載
用通信ネットワークにおけるデータ通信方法を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明は、第1図に示す
ように一つのマスタ装置および一つまたはそれ以上のス
レーブ装置が同一通信バスに接続され、当該バスを介し
て通信データ(DT)の送受信を行うバス方式の車載用通
信ネットワークにおけるデータ通信方法であって、前記
通信データ(DT)の先頭位置に、当該通信データ(DT)
が送信すべきデータ内容に応じて大小の階層構造に分類
された分類データ(TPL、TPS)を付加してデータ通信を
行うことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明によれば、通信データ(DT)の先頭位置に付加
された分類データは、互に分類された大分類データ(TP
L)と小分類データ(TPS)とからなる。この大小分類は
当該通信データ(DT)によって送信すべきデータ(D)
の内容に応じて分類されている。そのため、一つの通信
データ(DT)内に種々のコマンドデータが混在すること
がなく、一つの通信データのデータ長を短く、かつ、単
純化することが可能となる。したがって、通信データ
(DT)の体系化が可能となり、通信データ(DT)の送信
側、受信側の処理が簡単になる。また、一つの通信デー
タが短くなることは、バスの占有時間の短縮化が可能と
なり、データの転送効率が向上する。また、大小分類デ
ータが先頭に配置されているので、通信データの種類の
判別が受信側において容易となり、デバッグや故障解析
が容易となる。
また、新たに接続されたスレーブユニットも体系化さ
れた通信データにより動作可能となる。
〔実施例〕
次に、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。
AVシステムの電源系統 本発明は、好適な態様では、車載用のAVシステムに適
用される。第2図に示すように、AVシステム103はACCス
イッチ102を介してカーバッテリ101から電源供給を受け
る。ACCスイッチ102は自動車のエンジンキーに連動する
スイッチであり、エンジンキーをACCスイッチ102のポジ
ションに回動させることにより、車内のアクセサリー類
に電源が供給されるようになっている。したがって、一
般に、AVシステム103にはエンジンキーを回すたびに電
源供給のON/OFFが繰返されることになる。
AVシステムの構成例 第3図に、本発明が適用されるAVシステムの構成例を
示す。第3図の例では、オーディオ再生装置として、カ
セットテープ1から録音信号を再生するテープデッキ
6、アンテナ2で受信したラジオ電波を再生するFM等の
チューナ7、CD3から記録信号を再生するCDプレーヤ8
およびマルチCD4の各CDから記録信号を再生するオート
チェンジャ5を含むマルチCDプレーヤ9を備えている。
ビジュアル再生装置としては、アンテナ2で受信したTV
電波を再生するTVチューナ(チューナ7に内蔵されてい
るものとする。)、あるいは、CDプレーヤ8がCD−ROM
である場合にその記録静止画像をCDプレーヤ8を介して
画像出力するディスプレイ12などを含んでいる。CD−RO
Mを使う典型的な例は、ナビゲーション装置である。外
部コマンダ10は外部から各種操作命令を入力するための
キーボードからなる。入力装置13は外部コマンダ10に組
込むこともできる。
以上の各装置は自らの動作を制御するためのコントロ
ーラを有しており、各コントローラは通信BUS14を介し
て互に接続され、バス方式の制御ネットワークが形成さ
れている。このネットワークの構成は第4図に示されて
おり、その詳細は後述する。
一方、オーディオ再生装置の再生信号はセレクタ15を
介して選択的にディジタルアンプ16に入力され、所定量
だけ増幅されたのちスピーカ17から放射される。ディジ
タルアンプ16内に含まれるディジタル信号系の回路も内
蔵するコントローラによって制御され、このコントロー
ラも通信BUS14に接続されている。
AVシステムの制御ネットワーク 第4図に、AVシステムの制御ネットワークの例を示
す。ここで、説明の便宜のため、第3図において通信BU
S14に接続されている各装置を一般的な表現として「ユ
ニット」と称することとする。第4図に示すように、通
信BUS14には各ユニットが並列的に接続されている。各
ユニットのうち、いずれか一つは当該ネットワークを統
括的に制御するために「マスタ」とされ、これをマスタ
ユニット200で示す。他の残りのユニットはすべて「ス
レーブ」であり、これらをスレーブユニット200-1〜200
-nで示す。
マスタユニット200に内蔵されるマスタコントローラ1
8は、通信インターフェイスIC25を介して通信BUS14に接
続されている。この例では、マスタコントローラ18はテ
ープデッキ6およびチューナ7のコントロールを兼用す
るようになっている。さらに、マスタコントローラ18の
テープデッキ6のコントロール部分はオートチェンジャ
5のコントロールをも行う。スレーブユニット200-1〜2
00-nに内蔵される各スレーブコントローラ19〜24も同様
に通信インターフェイスIC25〜31を介して通信BUS14に
接続されている。
第5図に、マスタユニット200とスレーブユニット200
-nとの接続状態の具体例を示す。第5図に示すように、
マスタユニット200とスレーブユニット200-nとは通信BU
S14により接続されている。通信BUS14は2本の線からな
るツイストペア線が使用されている。通信BUS14を経由
して送受される通信データDTはマスタユニット200およ
びスレーブユニット200-nの通信インターフェイスIC25
および通信インターフェイスIC31により送受される。通
信インターフェイスIC25は、通信ドライバ/レシーバ32
と通信コントロールIC33に分離されており、同様に通信
インターフェイスIC31は通信ドライバ/レシーバ35と通
信コントロールIC36に分離されている。この点、従来で
は1つのIC内に一体で設けられていた。通信コントロー
ルIC33はCMOSトランジスタで形成され、通信ドライバ/
レシーバ32は電流駆動能力の高いバイポーラトランジス
タで形成されている。通信ドライバ/レシーバ35、通信
コントロールIC36についても同様である。
このように、通信インターフェイスIC25についていえ
ば、通信コントロールIC33と通信ドライバ/レシーバ32
に分離することにより、通信BUS14の伝送媒体の変更に
対応することが可能となる。例えば、第5図の例では、
差動伝送のために通信BUS14としてツイストペア線を用
いているが、第6図に示すように、通信BUS14として光
通信ケーブル40を用いる場合、通信ドライバ/レシーバ
32に代えて電/光変換器38を用いることで他の構成を変
えることなく対応することができる。また、マスタユニ
ット200において発生する動作不良は通信BUS14から混入
する外乱ノイズによるところが大きいのであり、何らか
の原因で過大信号が混入したとしても通信ドライバ/レ
シーバ32のみの故障で済むことが多く、通信ドライバ/
レシーバ32のみを交換することにより現状復帰を簡単に
行える等、メンテナンス上有利となる。特に、車載用の
AVシステムの場合、自動車のエンジン系統から発生する
ノイズの混入の機会が多いため、有効である。
また、ICの製造面からすれば、Bi−CMOS ICの構成と
するよりも、製造プロセスの異なるCMOSトランジスタと
バイポーラトランジスタのICに分離した方が製造が容易
であり、コスト的にも有利となる。
なお、以上の説明は、通信インターフェイスIC25につ
いて説明したが、他のスレーブユニット200-1〜200-n
通信インターフェイスIC26〜31についても同様に通信コ
ントロールICと通信ドライバ/レシーバに分離されてい
る。
通信データDTの伝送フォーマット 次に、本発明で用いられる通信データDTの伝送フォー
マットについて説明する。
第7図に、通信データDTの転送フォーマットの例を示
す。第7図に示すように、通信データDTは、先頭からマ
スタユニット200のアドレスを示すマスタアドレスデー
タMA、スレーブニット200-1〜200-nのアドレスを示すス
レーブアドレスSA、データDの電文長を表わす電文長デ
ータN、データDの種類を表わす分類データTPおよび転
送内容を示すデータDからなる。
データDの構成は、通信データDTの内容、すなわち、
分類データTPによって異なり、大別して3種類のフォー
マット構成となる。第10図に示すように、第1のフォー
マットは接続確認のためのフォーマットであり、第2の
フォーマットはキーや表示データ等のフォーマットであ
り、第3のフォーマットはチェックサムCSの結果を送出
するフォーマットである。さらに、接続確認のためのフ
ォーマットは通信データDTをスレーブユニット200-1〜2
00-nからマスタユニット200に転送する場合と、その逆
の転送の場合とで異なっている。なお、第10図におい
て、キーや表示データのフォーマットにおいて、データ
構成のうちフィジカル・ステータス・データPS〜ロジカ
ル・モード・データLMまでは全て同じであるため、図示
が省略されている。
分類データTPは、通信データDTの先頭に配置され、分
類データTPにつづくデータDの種類を表わすデータ領域
である。分類データTPは大部分データTPLと小分類デー
タTPSとで構成される。大分類データTPLは、第8図に示
すように、データDの種類を表わす。ビット配分は、分
類データTP全体が8ビットである場合、上位4ビットが
割当てられる。小分類データTPSは、第9図に示すよう
に、主にデータDのフォーマットを識別するために用い
られ、下位4ビットが割当てられる。
このように、大分類データTPLおよび小分類データTPS
からなる分類データTPが付加されているため、一つの通
信データDT内に種々のコマンドデータが混在することが
なく、一つの通信データのデータ長を短く、かつ、単純
化することが可能となる。したがって、通信データDTの
体系化が可能となり、通信データDTの送信側、受信側の
処理が簡単になる。また、一つの通信データが短くなる
ことは、バスの占有時間の短縮化が可能となり、データ
の転送効率が向上する。大小分類データが先頭に配置さ
れているので、また、通信データの種類の判別が受信側
において容易となり、デバッグや故障解析が容易とな
る。
物理アドレスデータPAは、第11図、第12図に示すよう
に、通信BUS14上における各マスタユニット200〜スレー
ブユニット200-1〜200-nの通信インターフェイスIC25〜
31を特定するための通信上のアドレスであり、当該マス
タユニット200、スレーブユニット200-1〜200-nを示す
アドレスである。この物理アドレスデータPAのうち、マ
スタユニット200を特定する物理アドレスデータPAは常
に固定されている。物理アドレスデータPAは基本的には
1つのユニットには1つの物理アドレスデータPAが割当
てられる。第14図に、第4図のユニット構成に対応付け
て物理アドレスデータPAを割当てた例を示す。なお、第
14図において、マスタコントローラ18〜24にも物理アド
レスデータPAが設定されているが、これは、マスタユニ
ット200のように、1つのコントローラマスタコントロ
ーラ18にテープデッキ6、チューナ7の2つの機能要素
が接続される場合を考慮したものである。1つのコント
ローラに1つの機能という組み合せでは、スレーブコン
トローラ19〜24のように、物理アドレスデータPAと論理
アドレスデータLAは同一アドレスとなる。
フィジカル・ステータス・データPSは、マスタユニッ
ト200、スレーブユニット200-1〜200-nの当該ユニット
に関するステータス情報であり、当該ユニットがもつ機
能アドレス(すなわち、後述する論理アドレスデータL
A)の数を示すデータである。
論理アドレスデータLAは、第13図に示すように、マス
タユニット200、スレーブユニット200-1〜200-nの当該
ユニットがもつ機能(すなわち、チューナ、テープデッ
キのこと)を示すデータであり、各機能ごとに割当てら
れる。この論理アドレスデータLAの数は、接続確認依頼
シーケンスの場合、物理アドレスデータPAで定まるコン
トローラが受けもつ機能の数だけ、LA1、LA2…というよ
うに付加されるので一定した数ではない。第14図に、第
4図のユニット構成に対応付けて論理アドレスデータLA
を割当てた例を示す。
トーカ・アドレス・データTLは、通信データDTを送信
する送信元(話し手)のアドレスを示す。
リスナ・アドレス・データLNは、通信データDTを受信
する送信先(聞き手)のアドレスを示す。
ロジカル・ステータス・データLSは、各論理アドレス
LAに対応した機能の状態を表す。
ロジカル・モード・データLMは、各論理アドレスに対
応した機能の動作状態(モード)を表わす。
チェックサムデータCSは、データDの信頼性を向上さ
せるために、付加されたエラー検出用のデータである。
通信動作 以上説明したAVシステムにおいて、マスタユニット20
0とスレーブユニット200-1〜200-nとの間で通信データD
Tを通信する場合の動作を以下に説明する。
第15図にその具体例を示す。第15図は、TV/FMチュー
ナを含むスレーブ装置とマスタユニットとの間でスレー
ブユニット側から自己のAVシステムへの接続確認のアク
セスを行う場合の接続確認シーケンスの例を示したもの
である。
このネットワークにおいては、従来のポーリング方式
と異なり、すべてスレーブユニット側からマスタユニッ
トへ自己のユニットの自己申告を行う。マスタユニット
はスレーブユニット側に対して積極的なアクセス動作は
行わない。
いま、第15図において、スレーブユニットが接続確認
依頼(自己申告)のため、通信データDT1を発行して通
信BUS14を経由してマスタユニットに送信を行う。この
とき通信データDT1は自己の物理アドレスデータPAを“1
23H"(Hは16進法のヘキサ)、相手先のマスタユニット
の物理アドレスデータPAを“100H"とし、分類データTP
を接続確認データ“00H"として、このデータが接続確認
データであることを示し、自己のスレーブユニットがTV
チューナおよびFM/AMチューナを含む構成であることを
論理アドレスデータLA1=05、論理アドレスデータLA2
07で示している(第13図参照)。この通信データDT1
よりマスタユニット200はPA=123Hの装置がTP=00Hで接
続確認データを送ってきたことを容易に知り、LA1=0
5、LA2=07の機能をもつ装置が通信BUS14に接続された
ことを登録し、以後この装置はAVシステム構成メンバと
して取扱うことになる。マスタユニットは、通信データ
DT1が送信されたとき、当該通信データDT1を受信したこ
とを示すため、リターンデータRDT1をスレーブユニット
に返信する。次いで、新たに接続されたスリーブユニッ
トに対し、当該AVシステムの構成メンバを知らしめるた
め、分類データTPを上述のように接続確認データ“00H"
としてこの通信データが接続確認データであることを示
し、システム接続情報DT2をスレーブユニット側に送信
する。このシステム接続情報DT2を受信したスレーブユ
ニットは受信確認のため、リターンデータRDT2をマスタ
ユニット側に返信する。次いで、所定時間経過後、スレ
ーブユニットは再び接続確認依頼(自己申告)の通信デ
ータDT1をマスタユニット側に送信する。所定時間経過
後に、再び接続確認依頼の通信データDT1を送信するの
は、車載用AVシステムの場合、その電源供給のON/OFFは
ACCスイッチのON/OFFに依存するため、定期的に接続確
認を行う必要があるからである。
このように、必ず物理アドレスデータPAと論理アドレ
スデータLAが含まれており、しかも物理アドレスデータ
PAと論理アドレスデータLAとは互に独立したデータであ
るため、任意の組合せによって任意の相手先に通信デー
タDTを送信することができる。
また、このように、通信データDTには必ず分類データ
TPがあり、この分類データTPにより送信側、受信側には
その通信データが何のデータであるかを容易に判断する
ことができ、それぞれのデータに対する処理が簡単にな
る。
上記動作例は、スレーブユニットとマスタユニットと
の間における接続確認のための通信の例について述べた
が、他の通信データスレーブユニット同士においても同
様に通信が可能である。
また、通信データのフォーマットならびに各ユニット
へのアドレスの割当てを上述したように物理アドレスPA
と論理アドレスLAとに分離して行ったことにより、物理
アドレスPAが不明であっても論理アドレスLAが明確に設
定されていれば、新たなユニットを接続することが可能
であり、当該新たなユニットと既接続のユニットとの交
信が可能である。
また、同様に分類データTPにより通信データが体系化
されるので、新たなスレーブユニットが接続された場合
でも共通の通信データフォーマットを使用することが可
能であり、当該新たなユニットと既接続のユニットとの
交流が可能となる。
すなわち、第16図に示すように、通信BUS14に新たな
スレーブユニット200-mが接続されたとする。この場
合、スレーブユニット200-mの物理アドレスデータPAが
想定されていない物理アドレスデータPA=101であった
としても、その機能が「表示機能」の場合には、すでに
スレーブユニット200内に登録された同じ機能が論理ア
ドレスデータLA=01で存在するため、その論理アドレス
データLAに対してアクセスすることができるから、スレ
ーブユニット200-mの接続が可能である。加えて、分類
データTPによって体系化された通信データにより、スレ
ーブユニット200-mの動作が可能となる。このことは、A
Vシステムの拡張性の向上に資することとなる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、通信データの先頭位置
に付加された分類データは、互に分類された大分類デー
タと小分類データとからなる。この大小分類は当該通信
データによって送信すべきデータの内容に応じて分類さ
れている。そのため、一つの通信データ内に種々のコマ
ンドデータが混在することがなく、一つの通信データの
データ長を短く、かつ、単純化することが可能となる。
したがって、通信データの体系化が可能となり、通信デ
ータの送信側、受信側の処理が簡単になる。また、一つ
の通信データが短くなることは、バスの占有時間の短縮
化が可能となり、データの転送効率が向上する。また、
大小分類データが先頭に配置されているので、通信デー
タの種類の判別が受信側において容易となり、デバッグ
や故障解析が容易となる。
また、新たに接続されたスレーブユニットも体系化さ
れた通信データにより動作可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は請求項1記載の発明の原理説明図、 第1図(b)は請求項2記載の発明の原理説明図、 第2図はAVシステムの電源系統図、 第3図はAVシステムの全体構成図、 第4図はAVシステムの制御ネットワークのブロック図、 第5図はマスタユニットとスレーブユニットの接続状態
の具体例を示すブロック図、 第6図はマスタユニットとスレーブユニットの接続状態
の他の例を示すブロック図、 第7図は通信データの転送フォーマットを示す説明図、 第8図は分類データ(大分類)の内容を示す説明図、 第9図は分類データ(小分類)の内容を示す説明図、 第10図はデータ基本フォーマットを示す説明図、 第11図は物理アドレスの例を示す説明図、 第12図は物理アドレスの例を示す説明図、 第13図は論理アドレスの例を示す説明図、 第14図は物理アドレスおよび論理アドレスの割当て例を
示すブロック図、 第15図は通信動作の例を示す説明図、 第16図は追加スレーブユニットを接続した場合のブロッ
ク図である。 ADR……アドレスデータ B……通信BUS CS……チェックサムデータ D……データ DT……通信データ LA、LA1〜LAn……論理アドレスデータ M……マスタ装置 PA、PA1〜PAn……物理アドレスデータ PS……フィジカル・ステータス・データ S1〜Sn……スレーブ装置 TP……分類データ 101……カーバッテリ 102……ACCスイッチ 103……AVシステム 200……マスタユニット 2001〜200-n……スレーブユニット 1……カセットテープ 2……アンテナ 3……CD 4……マルチCD 5……オートチェンジャ 6……テープデッキ 7……チューナ 8……CDプレーヤ 9……マルチCDプレーヤ 10……外部コマンダ 11……ディスプレイ 12……ディスプレイ 13……入力装置 14……通信BUS 15……セレクタ 16、16A……ディジタルアンプ 17……スピーカ 18……マスタコントローラ 19……スレーブコントローラ 20……スレーブコントローラ 21……スレーブコントローラ 22……スレーブコントローラ 23……スレーブコントローラ 24……スレーブコントローラ 25……通信インターフェイスIC 26……通信インターフェイスIC 27……通信インターフェイスIC 28……通信インターフェイスIC 29……通信インターフェイスIC 30……通信インターフェイスIC 31……通信インターフェイスIC 32……通信ドライバ/レシーバ 33……通信コントロールIC 34……被制御部 35……通信ドライバ/レシーバ 36……通信コントロールIC 37……被制御部 38……電/光変換器 39……電/光変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下間 浩 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (56)参考文献 特開 昭61−195453(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのマスタ装置および一つまたはそれ以
    上のスレーブ装置が同一通信バスに接続され、当該バス
    を介して通信データの送受信を行うバス方式の車載用通
    信ネットワークにおけるデータ通信方法であって、 前記通信データに、当該通信データによって送信すべき
    データ内容に応じて大小の階層構造に分類された分類デ
    ータを付加して、データ通信を行うことを特徴とする車
    載用通信ネットワークにおけるデータ通信方法。
  2. 【請求項2】一つのマスタ装置および一つまたはそれ以
    上のスレーブ装置が同一通信バスに接続され、当該バス
    を介して通信データの送受信を行うバス方式の車載用通
    信ネットワークにおけるデータ通信方法であって、 前記通信データの先頭位置に、当該通信データによって
    送信すべきデータ内容に応じて大小の階層構造に分類さ
    れた分類データを付加して、データ通信を行うことを特
    徴とする車載用通信ネットワークにおけるデータ通信方
    法。
JP2288224A 1990-10-25 1990-10-25 車載用通信ネットワークにおけるデータ通信方法 Expired - Fee Related JP3065652B2 (ja)

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