JP3098705U - バフ中間取付台 - Google Patents

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柿沼龍雄
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Abstract

【課題】自動車の表面の塗装仕上げをする場合、スポンジで出来たバフ1をバフ取付台2に面ファスナーで接着し、それをポリッシャー3に取り付けて電動で回転させて磨きをかけるという作業を行うが、バフ1が薄くなると、硬化ゴムで出来ているバフ取付台2が塗装表面に接触して傷をつける。そこで、バフ1は、それほど薄くならないうちに廃棄していた。
【解決手段】バフ1とバフ取付台2との間に介在させる、次のような構造のバフ中間取付台4を提案する。即ち、中央に穴1Bを開けた円柱状の柔らかいスポンジ1Aを主体とし、その上面に面ファスナー4Eを貼り、下面に面ファスナー4Cを貼ったという構造のものである。これを介在させると、バフ1を薄くなるまで使ってもバフ中間取付台4の厚み分だけは離れているから、バフ取付台2が塗装表面を傷つけることがない。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、板金塗装仕上げ時等に磨きをかけるためのバフを、ポリッシャーに取り付ける際に使用するバフ中間取付台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の塗装をした後の仕上げ時等には、バフを電動工具であるポリッシャーに取り付け、高速回転させて塗装表面を磨きあげることが行われている。
図3は、バフをポリッシャーに取り付けるための従来の部品を示す図である。図3において、1はバフ、1Aはスポンジ体、1Bは穴、1Cは面ファスナー、1Dは穴、2はバフ取付台、2Aはパッド、2Bは面ファスナー、2Cは穴、2Dは連結部、3はポリッシャー、3Aは回転軸、3Bは電源スイッチである。
1−1は、下面が分かるように描いたバフ1である。
【0003】
バフ1は、全体として円柱状をしており、その主体をなしているのはスポンジ体1Aである。スポンジ体1Aの中央には穴1Bが開けられている。スポンジ体1Aの下面には、面ファスナー1Cが貼り付けられており、その中央には穴1Dが開けられている。
ポリッシャー3は電動工具であり、電源スイッチ3Bをオンにすれば、内蔵されているモータが回り、回転軸3Aが回転する。
【0004】
バフ取付台2は、パッド2Aと、その上面に貼り付けられた面ファスナー2Bと、パッド2Aの下部に取り付けられた連結部2Dとから成っている。
パッド2Aは、硬化ゴム等で作られており、上面は円形の平面とされ、下面の中央部はやや盛り上げられた形状とされている。面ファスナー2Bは、バフ1の面ファスナー1Cと着脱するために貼り付けられている。面ファスナー2Bの中央部には、穴2Cが設けられているが、これはバフ1を接着する際、位置合わせの目印とするためのものである。連結部2Dは、ポリッシャー3の回転軸3Aと連結するための部分である。
【0005】
穴1Bは、スポンジ体1Aの上面から下面に至るまで、同じ大きさで開けられている。穴1Dは、面ファスナー1Cの中央に開けられている穴であり、穴1Bよりも小さくされている。
穴1B,1Dが設けてある理由は、バフ1をバフ取付台2に接着する際、バフ取付台2の上面中央にきちんと接着し得るよう、位置合わせをするためである。即ち、バフ1を手に持ち、穴1Bから下を覗けば、穴1Bより小さい穴1Dが見えるが、その穴1Dが穴2Cの中央に位置するように接着する。そうすれば、バフ取付台2の上面の中央に接着でき、ポリッシャー3でバフ1を回転させる際、バフ1が偏心することなくバランスよく回転させることが出来る。
【0006】
穴1Dには、スポンジ体1Aを冷却するという役割もある。バフ1使用中は、塗装表面との摩擦により、スポンジ体1Aには摩擦熱が発生するが、穴1Dはその摩擦熱を放出し、スポンジ体1Aを冷却してくれる。冷却という観点から見れば、穴1Bは大きい程よいわけであるが、あまり大きいと磨きの機能に支障を来すから、あまり大きくは出来ない。
穴1Dは、そこから下方が見えて(穴2Cを視認するため)、いちあわせの目印になりさえすればよいから、穴1Bに比べて小さくてよい。
【0007】
図4は、バフ1をポリッシャー3に取り付けた状況を示す図である。図4(1)は、バフ1がまだ新品に近い時の状況を示し、図4(2)は、相当使用してバフ1が擦り減って来ている時の状況を示している。
バフ1は新品の時は、図4(1)に示すように厚さT1 (数センチ)を有している。このようなバフで塗装した車体を磨く場合には、コンパウンド等の磨き剤を付け、バフ1を高速回転させて磨く。しかし、このような磨き作業を何週間か行っていると、バフ1は徐々に擦り減って来て、やがて図4(2)に示すように、厚さT2 と薄くなって来る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
(問題点)
バフ1は、まだそれほど薄くならないうちに廃棄処分としなければならないという問題点があった。
(問題点の説明)
バフ1は、薄くなってもスポンジ体で出来ていることに変わりはないから、理屈の上からは使用を続けることが出来る。しかし、磨き作業の途中においては、バフ1の面を傾けて車体に押しつけながら磨かなければならない場面がある。
【0009】
そういう場面では、薄くなっているバフ1は圧縮されて更に一層薄くされる結果、バフ取付台2が塗装表面に当たってしまうことがある。そうすると、バフ取付台2は硬化ゴム等の硬い材料で出来ているから、塗装表面を傷つけてしまうことになる。
そのようなことが起こるのを避けるため、バフ1はあまり薄くならないうちに廃棄処分としているのが実情であり、省資源の観点からも好ましくなく、廃棄物を減らすという環境保護の観点からも好ましくないことであった。
本考案は、以上のような問題点を解決することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案ではバフ中間取付台なるものを新たに提供する。そのバフ中間取付台とは、中央部に第1の穴が開けられた円柱状のスポンジ体と、該スポンジ体の上面の部分であって外周より内側で且つ前記第1の穴より外側の部分に接着された第1の面ファスナーと、中央に第2の穴を有し、前記スポンジ体の下面の外周より内側の部分に接着された第2の面ファスナーとを具えた構成とし、バフ取付台の面ファスナーに前記第2の面ファスナーを着脱自在に接着し、前記第1の面ファスナーにバフの面ファスナーを着脱自在に接着して使用するというものである。
【0011】
(作  用)
本考案のバフ中間取付台は、塗装仕上げに使用するバフをバフ取付台に取り付ける場合、バフとバフ取付台との間に取り付けられる。従って、バフが擦り減り薄くなって来ても、バフとバフ取付台とは、なおバフ中間取付台の厚み分だけ離隔されている。そして、バフ中間取付台で、磨き作業中に外側に露出しているのは、柔らかいスポンジ体である。
そのため、バフ中間取付台が塗装表面に接触しても、表面を傷つけたりする恐れがなくなり、バフを薄くなるまで使用することが可能となる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本考案のバフ中間取付台を用いてバフをポリッシャーに取り付けるための部品を示す図である。符号は図3のものに対応し、4はバフ中間取付台、4Aはスポンジ体、4Bは穴、4Cは面ファスナー、4Dは穴、4Eは面ファスナーである。4−1は、下面が分かるように描いたバフ中間取付台である。
図3と同じ符号の部分は、図3のものと同様のものであるので、それらについての説明は省略する。
【0013】
図3の従来例と相違する点は、バフ1とバフ取付台2との間に、バフ中間取付台4を介在させて取り付けるようにしたという点である。
バフ中間取付台4は、中央に穴4Bが開けられたスポンジ体4Aと、該スポンジ4Aの上面の部分であって、外周より内側で且つ穴4Bより外側の部分に接着されている面ファスナー4Eと、中央に穴4Dが開けられた面ファスナー4Cとから成っている。
【0014】
スポンジ体4Aは、スポンジ体1Aと同じ材料のものが最も良いが、同じでなくとも、回転して塗装表面に接した場合に、該表面を傷つけない材料のものであればよい。穴4Bは、穴1Bと同じ機能(冷却機能,位置合わせ機能)を果たさせるための穴である。
面ファスナー4Cは、バフ取付台2の面ファスナー2Bと着脱するためのものであり、面ファスナー1Cと同様のものとする。面ファスナー4Cの中央に開けられた穴4Dは、バフ1の穴1Dと同様の機能(位置合わせ機能)を果たさせるための穴である。
面ファスナー4Eは、バフ1の面ファスナー1Cと着脱するためのものであり、面ファスナー2Bと同様のものとする。
【0015】
図1の各部品の接着,連結は、次のようにする。
▲1▼先ず、バフ取付台2の上面に、次の要領でバフ中間取付台4を接着する。穴4Bから下方を覗き、穴4Dが穴2Cの中央に位置するようにして、面ファスナー2Bと面ファスナー4Cとを接着する。
▲2▼次に、バフ中間取付台4の上面に、次の要領でバフ1を接着する。穴1Bから下方を覗き、穴1Dが穴4Bの中央に位置するようにして、面ファスナー4Eと面ファスナー1Cとを接着する。
▲3▼ポリッシャー3の回転軸3Aを、バフ取付台2の連結部2Dに連結する。
【0016】
図2は、バフ1を本考案のバフ中間取付台4を介してポリッシャー3に取り付けた状況を示す図である。符号は図4のものに対応しており、tはバフ中間取付台4の厚さである。
図2(1)は、バフ1がまだ新品に近い時の状況を示し、図2(2)は、相当使用してバフ1が擦り減って来ている時の状況を示している。
【0017】
バフ1が新品の時は、図2(1)に示すように、高速回転して接触しても車体表面を傷つけないところのスポンジ体材の厚みは、バフ1の厚さT1 とバフ中間取付台4の厚さtの合計である(T1 +t)もある。厚さT1 でも充分なのに、それ以上あるわけであるから、バフ1を塗装表面に対して傾けて接触させても、バフ取付台2が塗装表面に接触する恐れは勿論ない。
【0018】
一方、使用しているうちにバフ1の厚さがT2 に減少して来た図2(2)の場合、その段階でも、スポンジ体材の厚みは、バフ1の厚さT2 とバフ中間取付台4の厚さtの合計である(T2 +t)だけ残っている。従って、厚さT2 が相当小になってもスポンジ体合計の厚さは(T2 +t)あるから、バフ1を塗装表面に対して傾けて接触させても、バフ取付台2が塗装表面に接触する恐れはない。バフ中間取付台4の厚さtの値は、新品のバフ1の厚さがT1 であることを考慮すれば、その厚さT1 よりやや小の値としておけばよい。そうすれば、バフ1を、そのスポンジ体1Aが殆ど擦り減ってしまうところまで使い切ることが可能となる。
【0019】
なお、図2では、バフ中間取付台4として、厚さがtのもの1種類のみを示しているが、いろいろな厚さのものとすることが出来る。厚さが違う幾つかの種類のバフ中間取付台4を用意しておき、バフ1の擦り減り状況に応じて、それらを使い分けるようにしてもよい。
例えば、薄いものから順にt1 ,t2 ,t3 の厚さの3種類のバフ中間取付台4を用意しておき、バフ1が新品の時は1番薄いt1 のバフ中間取付台4を使用し、バフ1が少し擦り減って来た時は中間の厚さt2 のバフ中間取付台4を使用し、酷く擦り減って来た時は最も厚いt3 のバフ中間取付台4を使用するという具合に使い分ける。
このようにすれば、バフ1とバフ中間取付台4との合計の厚さが、いつも新品のバフ1の厚さT1 に比較的近い厚さに保たれるので、作業員にとって使い勝手がよくなる。
【0020】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案のバフ中間取付台によれば、バフを従来より遙かに薄くなるまで使用することが可能となる。このことにより、バフという商品(資源)を使えるところまでは使い切ることが出来、省資源化が図れると共に、ゴミとして廃棄する量を減らして環境保護に資することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバフ中間取付台を用いてバフをポリッシャーに取り付けるための部品を示す図
【図2】バフを本考案のバフ中間取付台を介してポリッシャーに取り付けた状況を示す図
【図3】バフをポリッシャーに取り付けるための従来の部品を示す図
【図4】バフをポリッシャーに取り付けた状況を示す図
【符号の説明】
1…バフ、1A…スポンジ体、1B…穴、1C…面ファスナー、1D…穴、2…バフ取付台、2A…パッド、2B…面ファスナー、2C…穴、2D…連結部、3…ポリッシャー、3A…回転軸、4…バフ中間取付台、4A…スポンジ体、4B…穴、4C…面ファスナー、4D…穴、4E…面ファスナー

Claims (1)

  1. 中央部に第1の穴が開けられた円柱状のスポンジ体と、
    該スポンジ体の上面の部分であって外周より内側で且つ前記第1の穴より外側の部分に接着された第1の面ファスナーと、
    中央に第2の穴を有し、前記スポンジ体の下面の外周より内側の部分に接着された第2の面ファスナーと
    を具えた構成とし、
    バフ取付台の面ファスナーに前記第2の面ファスナーを着脱自在に接着し、前記第1の面ファスナーにバフの面ファスナーを着脱自在に接着して使用する
    ことを特徴とするバフ中間取付台。
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