JP3106372B2 - セラミックス回路基板 - Google Patents
セラミックス回路基板Info
- Publication number
- JP3106372B2 JP3106372B2 JP03183824A JP18382491A JP3106372B2 JP 3106372 B2 JP3106372 B2 JP 3106372B2 JP 03183824 A JP03183824 A JP 03183824A JP 18382491 A JP18382491 A JP 18382491A JP 3106372 B2 JP3106372 B2 JP 3106372B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- alumina
- circuit board
- low
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims description 22
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 38
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 24
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 19
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 14
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 8
- 239000011362 coarse particle Substances 0.000 claims description 3
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 claims description 3
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 16
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 10
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 8
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 7
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 5
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 5
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 description 5
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 4
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 4
- YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N Toluene Chemical compound CC1=CC=CC=C1 YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N Di-n-octyl phthalate Natural products CCCCCCCCOC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCCCCCCCC MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N bis(2-ethylhexyl) phthalate Chemical compound CCCCC(CC)COC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCC(CC)CCCC BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000005388 borosilicate glass Substances 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000007606 doctor blade method Methods 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 2
- 229920002037 poly(vinyl butyral) polymer Polymers 0.000 description 2
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 2
- 229920002799 BoPET Polymers 0.000 description 1
- PCEXQRKSUSSDFT-UHFFFAOYSA-N [Mn].[Mo] Chemical compound [Mn].[Mo] PCEXQRKSUSSDFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021529 ammonia Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002270 dispersing agent Substances 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 1
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N nitrogen Substances N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013001 point bending Methods 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマイクロ波誘電
体共振器,マイクロ波集積回路,パッケージ,あるいは
マイクロ波導波線等に使用されるセラミックス回路基板
に関し、特に低温焼成セラミックス基板を採用した場合
の、抗折強度を向上できるとともに、誘電損失を低減し
て用途を拡大できるようにした構造に関する。
体共振器,マイクロ波集積回路,パッケージ,あるいは
マイクロ波導波線等に使用されるセラミックス回路基板
に関し、特に低温焼成セラミックス基板を採用した場合
の、抗折強度を向上できるとともに、誘電損失を低減し
て用途を拡大できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】多層回路基板用セラミックスには、例え
ば、アルミナ,結晶化ガラス−無機物系等が用いられて
いる。このうちアルミナによるセラミックス多層基板を
得る場合、従来、以下のようにして製造されている。即
ち、アルミナ92〜97重量部に残部CaO−MgO−Si
O2 系等のガラスを添加してなる混合粉末に、有機バイ
ンダ,溶剤等を加えてスラリーを形成し、該スラリーか
らドクターブレード法によってグリーンシートを形成す
る。次いで、このグリーンシートにタングステン,モリ
ブデン,あるいはモリブデン−マンガン等のペーストを
印刷して所望の導体回路をパターン形成し、これを複数
枚積み重ねて熱圧着し、これを加湿水素−窒素混合ガ
ス,又はアンモニア分解ガスの雰囲気中にて1600〜1700
℃に加熱焼成する。このように製造されたアルミナ多層
基板では、アルミナを主成分としていることから高温焼
成が必要であり、また導体回路を構成する材料において
も、高融点のタングステン,モリブデン等が使用されて
いる。このため製造コストが上昇するとともに、アルミ
ナの誘電率が10程度あるために信号伝播遅延や雑音が発
生し易いという問題がある。またタングステン,モリブ
デン等は導体抵抗が高いことから、この抵抗を下げるに
は導体幅を広くしなければならず、その結果高密度化,
高速度化に対応できないという問題もある。このような
高温焼成によるセラミックス多層基板に代わるものとし
て、従来、アルミナに低融点ガラスを添加してなる低温
焼成セラミックス回路基板が提案されている。この回路
基板によれば、焼成温度を1000℃以下にできることか
ら、製造コストを低減できるとともに、導体回路用材料
としてAg,Au,Cu等の低抵抗金属が使用できる。
その結果、上述のタングステンやモリブデンを使用した
高温焼成セラミックス多層基板に比べて誘電率を小さく
できるとともに配線抵抗を小さくでき、それだけ信号伝
播を向上でき、高密度化,高速度化に対応できる。
ば、アルミナ,結晶化ガラス−無機物系等が用いられて
いる。このうちアルミナによるセラミックス多層基板を
得る場合、従来、以下のようにして製造されている。即
ち、アルミナ92〜97重量部に残部CaO−MgO−Si
O2 系等のガラスを添加してなる混合粉末に、有機バイ
ンダ,溶剤等を加えてスラリーを形成し、該スラリーか
らドクターブレード法によってグリーンシートを形成す
る。次いで、このグリーンシートにタングステン,モリ
ブデン,あるいはモリブデン−マンガン等のペーストを
印刷して所望の導体回路をパターン形成し、これを複数
枚積み重ねて熱圧着し、これを加湿水素−窒素混合ガ
ス,又はアンモニア分解ガスの雰囲気中にて1600〜1700
℃に加熱焼成する。このように製造されたアルミナ多層
基板では、アルミナを主成分としていることから高温焼
成が必要であり、また導体回路を構成する材料において
も、高融点のタングステン,モリブデン等が使用されて
いる。このため製造コストが上昇するとともに、アルミ
ナの誘電率が10程度あるために信号伝播遅延や雑音が発
生し易いという問題がある。またタングステン,モリブ
デン等は導体抵抗が高いことから、この抵抗を下げるに
は導体幅を広くしなければならず、その結果高密度化,
高速度化に対応できないという問題もある。このような
高温焼成によるセラミックス多層基板に代わるものとし
て、従来、アルミナに低融点ガラスを添加してなる低温
焼成セラミックス回路基板が提案されている。この回路
基板によれば、焼成温度を1000℃以下にできることか
ら、製造コストを低減できるとともに、導体回路用材料
としてAg,Au,Cu等の低抵抗金属が使用できる。
その結果、上述のタングステンやモリブデンを使用した
高温焼成セラミックス多層基板に比べて誘電率を小さく
できるとともに配線抵抗を小さくでき、それだけ信号伝
播を向上でき、高密度化,高速度化に対応できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の低温焼成によるセラミックス回路基板では、抗折強
度が2000Kg/mm2程度となることから、高温焼成セラミッ
クス基板の3000〜4000Kg/mm2に比べて低いという問題が
ある。また、上記低温焼成セラミックス基板では、低融
点ガラスの添加量が30wt%以上となることから、例えば
チップ型LCフィルタを構成した場合、誘電損失が大き
くなり、用途が限られるという問題がある。
来の低温焼成によるセラミックス回路基板では、抗折強
度が2000Kg/mm2程度となることから、高温焼成セラミッ
クス基板の3000〜4000Kg/mm2に比べて低いという問題が
ある。また、上記低温焼成セラミックス基板では、低融
点ガラスの添加量が30wt%以上となることから、例えば
チップ型LCフィルタを構成した場合、誘電損失が大き
くなり、用途が限られるという問題がある。
【0004】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、焼成温度を低くしながら、、抗折強度を向上で
きるとともに、誘電損失を小さくできるセラミックス回
路基板を提供することを目的としている。
もので、焼成温度を低くしながら、、抗折強度を向上で
きるとともに、誘電損失を小さくできるセラミックス回
路基板を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、アルミ
ナに低融点ガラスを添加してなるセラミックス回路基板
において、主成分として粗い粒子(c粒子)と細かい粒
子(f粒子)との2種類のアルミナを用い、この各アル
ミナ粒子の平均粒径比を6以上、重量比をc:f=1:
9〜6:4の割合で混合し、これに副成分として低融点
ガラスを2.5〜10重量部添加したことを特徴として
いる。
ナに低融点ガラスを添加してなるセラミックス回路基板
において、主成分として粗い粒子(c粒子)と細かい粒
子(f粒子)との2種類のアルミナを用い、この各アル
ミナ粒子の平均粒径比を6以上、重量比をc:f=1:
9〜6:4の割合で混合し、これに副成分として低融点
ガラスを2.5〜10重量部添加したことを特徴として
いる。
【0006】ここで、本発明の数値を限定した理由につ
いて説明する。上記アルミナ粒子の平均粒径比を6以上
としたのは、これにより小さくすると焼成温度を導体材
料の融点より高くする必要があり、回路パターンが形成
できなくなるからである。この場合、ガラスの添加量を
増やして焼成温度を下げることが考えられるが、このよ
うにすると抗折強度が低下し、しかもQ値が大きく低下
することから好ましくない。また、c粒子とf粒子の重
量比を限定したのは、c:f=6:4よりc粒子を多く
すると上述と同様に焼成温度を導体材料の融点より高く
しなければならないからである。さらに、ガラスの添加
量を2.5 〜10重量部としたのは、この添加量を2.5 wt%
より少なくすると、この場合も焼成温度を導体材料の融
点より高くしなければならず、また上記添加量が10wt%
を越えると、抗折強度が低下し、Q値が大きく低下する
からである。
いて説明する。上記アルミナ粒子の平均粒径比を6以上
としたのは、これにより小さくすると焼成温度を導体材
料の融点より高くする必要があり、回路パターンが形成
できなくなるからである。この場合、ガラスの添加量を
増やして焼成温度を下げることが考えられるが、このよ
うにすると抗折強度が低下し、しかもQ値が大きく低下
することから好ましくない。また、c粒子とf粒子の重
量比を限定したのは、c:f=6:4よりc粒子を多く
すると上述と同様に焼成温度を導体材料の融点より高く
しなければならないからである。さらに、ガラスの添加
量を2.5 〜10重量部としたのは、この添加量を2.5 wt%
より少なくすると、この場合も焼成温度を導体材料の融
点より高くしなければならず、また上記添加量が10wt%
を越えると、抗折強度が低下し、Q値が大きく低下する
からである。
【0007】
【作用】本発明に係るセラミックス回路基板によれば、
粒径の異なる2種類のアルミナを所定の比率で混合し、
これに添加するガラスの含有量を低く抑えたので、低温
焼成を可能にして製造コストを低減しながら、抗折強度
を向上でき、さらには誘電損失を低減して用途を拡大で
きる。
粒径の異なる2種類のアルミナを所定の比率で混合し、
これに添加するガラスの含有量を低く抑えたので、低温
焼成を可能にして製造コストを低減しながら、抗折強度
を向上でき、さらには誘電損失を低減して用途を拡大で
きる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
は、本発明のセラミックス回路基板におけるアルミナc
粒子,f粒子の比率,及び低融点ガラスの添加量を見出
した実験について説明する。本実験では、スプリット型
表面波フィルタに適用した場合を例にとって説明する。
まず、本実験に採用した表面波フィルタの製造方法につ
いて説明する。材料として、純度99.5%以上の粗い粒径
のアルミナc 粒子と細かい粒径のアルミナf 粒子とを準
備する。上記アルミナc粒子は平均粒径が3μm のもの
を採用し、上記アルミナf粒子は平均粒径が0.3 μm,と
0.6 μm とを採用した。また、低融点ガラスとしてホウ
ケイ酸ガラスを準備する。
は、本発明のセラミックス回路基板におけるアルミナc
粒子,f粒子の比率,及び低融点ガラスの添加量を見出
した実験について説明する。本実験では、スプリット型
表面波フィルタに適用した場合を例にとって説明する。
まず、本実験に採用した表面波フィルタの製造方法につ
いて説明する。材料として、純度99.5%以上の粗い粒径
のアルミナc 粒子と細かい粒径のアルミナf 粒子とを準
備する。上記アルミナc粒子は平均粒径が3μm のもの
を採用し、上記アルミナf粒子は平均粒径が0.3 μm,と
0.6 μm とを採用した。また、低融点ガラスとしてホウ
ケイ酸ガラスを準備する。
【0009】
【表1】
【0010】これらのc粒子,f粒子を、表1に示すよ
うに、0:10〜7:3の割合で秤量し、これにホウケ
イ酸ガラスを2.0 〜25.0wt%添加し、これにトルエン等
の有機溶媒を加え、さらに分散剤として0.5 wt%のジオ
クチルフタレート(DOP) を加えて十分に混練,分散させ
てスラリー状にする。この分散させた後、バインダとし
て10wt%のポリビニルブチラール(PVB) を加えて、さら
にボールミルで混合してスラリーを形成する。このよう
にして得られたスラリーをドクターブレード法によって
表面の平滑なPETフィルムの上面にシート状に供給し
た後、乾燥させてグリーンシートを形成する。
うに、0:10〜7:3の割合で秤量し、これにホウケ
イ酸ガラスを2.0 〜25.0wt%添加し、これにトルエン等
の有機溶媒を加え、さらに分散剤として0.5 wt%のジオ
クチルフタレート(DOP) を加えて十分に混練,分散させ
てスラリー状にする。この分散させた後、バインダとし
て10wt%のポリビニルブチラール(PVB) を加えて、さら
にボールミルで混合してスラリーを形成する。このよう
にして得られたスラリーをドクターブレード法によって
表面の平滑なPETフィルムの上面にシート状に供給し
た後、乾燥させてグリーンシートを形成する。
【0011】次に、上記グリーンシートを焼成後の寸法
が50mm角となるように矩形状に切断して多数のセラミッ
クスシートを形成する。次いで、この各セラミックスシ
ートを焼成後の厚さが0.3mm となるように積層した後、
非酸化性雰囲気中にて980 〜1110℃に加熱焼成してセラ
ミックス基板を得る。
が50mm角となるように矩形状に切断して多数のセラミッ
クスシートを形成する。次いで、この各セラミックスシ
ートを焼成後の厚さが0.3mm となるように積層した後、
非酸化性雰囲気中にて980 〜1110℃に加熱焼成してセラ
ミックス基板を得る。
【0012】次に、上記セラミックス基板の表面にCu
ペーストを印刷してスプリットラインを形成し、この後
再び非酸化性雰囲気中にて高温焼成する。これによりス
プリット型表面波フィルタが製造される。
ペーストを印刷してスプリットラインを形成し、この後
再び非酸化性雰囲気中にて高温焼成する。これによりス
プリット型表面波フィルタが製造される。
【0013】そして本実験では、上述の方法により製造
された多数の表面波フィルタのε,Q値,及び抗折強度
を測定した。なお、抗折強度は4点曲げ試験により測定
した。表1はその測定結果を示し、試料No.4及びN
o.5は本発明の範囲内であり、それ以外の試料No.
1〜3,及びNo.6〜8(*印参照)は本発明の範囲
外である。また、試料No.1,2は平均粒径0.6μ
mのアルミナf粒子を使用し、これ以外の試料No.3
〜8は0.3μmのアルミナf粒子を使用した。同表か
らも明らかなように、試料No.1のように粒径比を6
以下とした場合は、焼成温度が1110℃と銅の融点
(1083℃)より高くなり好ましくない。一方、試料
No.2のように粒径比6以下とし、ガラスの添加量を
20.0wt%に増やした場合は、焼成温度は990℃
と低くできるものの、抗折強度が2000Kg/mm2
と低下し、さらにQ値が900と大幅に低下している。
また、試料No.3のようにc粒子とf粒子との重量比
が7:3とc粒子が多い場合、さらに試料No.7のよ
うにガラスの添加量が2.0wt%と少ない場合は、ど
ちらも焼成温度が1090,1100℃と銅の融点より
高くなっている。さらにまた、試料No.8のようにガ
ラスの添加量が25.0wt%と多い場合は、焼成温度
は970℃と低いものの、抗折強度が1900Kg/m
m2 ,Q値が700と大幅に低下している。これに対し
て試料No.4及びNo.5のように、粒径比が6以上
で、c粒子とf粒子との重量比が1:9〜6:4で、か
つガラスの添加量が5wt%と本発明の範囲内の場合
は、焼成温度が985〜1000℃と低く、またQ値が
4700〜5000と高く、しかも抗折強度が2700
〜2900Kg/mm2 といずれにおいても満足できる
結果が得られている。
された多数の表面波フィルタのε,Q値,及び抗折強度
を測定した。なお、抗折強度は4点曲げ試験により測定
した。表1はその測定結果を示し、試料No.4及びN
o.5は本発明の範囲内であり、それ以外の試料No.
1〜3,及びNo.6〜8(*印参照)は本発明の範囲
外である。また、試料No.1,2は平均粒径0.6μ
mのアルミナf粒子を使用し、これ以外の試料No.3
〜8は0.3μmのアルミナf粒子を使用した。同表か
らも明らかなように、試料No.1のように粒径比を6
以下とした場合は、焼成温度が1110℃と銅の融点
(1083℃)より高くなり好ましくない。一方、試料
No.2のように粒径比6以下とし、ガラスの添加量を
20.0wt%に増やした場合は、焼成温度は990℃
と低くできるものの、抗折強度が2000Kg/mm2
と低下し、さらにQ値が900と大幅に低下している。
また、試料No.3のようにc粒子とf粒子との重量比
が7:3とc粒子が多い場合、さらに試料No.7のよ
うにガラスの添加量が2.0wt%と少ない場合は、ど
ちらも焼成温度が1090,1100℃と銅の融点より
高くなっている。さらにまた、試料No.8のようにガ
ラスの添加量が25.0wt%と多い場合は、焼成温度
は970℃と低いものの、抗折強度が1900Kg/m
m2 ,Q値が700と大幅に低下している。これに対し
て試料No.4及びNo.5のように、粒径比が6以上
で、c粒子とf粒子との重量比が1:9〜6:4で、か
つガラスの添加量が5wt%と本発明の範囲内の場合
は、焼成温度が985〜1000℃と低く、またQ値が
4700〜5000と高く、しかも抗折強度が2700
〜2900Kg/mm2 といずれにおいても満足できる
結果が得られている。
【0014】このように本実験からも明らかなように、
粒径の異なる2種類のアルミナをc:f=1:9〜6:
4の割合で混合し、これに低融点ガラスを2.5〜10
wt%添加したので、ガラスの添加量を低減できる分だ
け抗折強度を向上できる。また、焼成温度を下げること
ができることから、製造コストを低減できるとともに、
Cu等の低抵抗金属を使用することができ、それだけ信
号伝播を向上でき、ひいては高密度化、高速度化に対応
できる。なお、上記実施例では、表面波フィルタに適用
した場合を説明したが、本発明のセラミックス回路基板
の用途は勿論これに限られるものではなく、例えば誘電
体共振器、集積回路等の基板として使用できる。
粒径の異なる2種類のアルミナをc:f=1:9〜6:
4の割合で混合し、これに低融点ガラスを2.5〜10
wt%添加したので、ガラスの添加量を低減できる分だ
け抗折強度を向上できる。また、焼成温度を下げること
ができることから、製造コストを低減できるとともに、
Cu等の低抵抗金属を使用することができ、それだけ信
号伝播を向上でき、ひいては高密度化、高速度化に対応
できる。なお、上記実施例では、表面波フィルタに適用
した場合を説明したが、本発明のセラミックス回路基板
の用途は勿論これに限られるものではなく、例えば誘電
体共振器、集積回路等の基板として使用できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明に係るセラミックス
回路基板によれば、アルミナc粒子とf粒子との重量比
をc:f=1:9〜6:4の割合とし、これに低融点ガ
ラスを2.5〜10wt%添加したので、抗折強度を向
上できるとともに、誘電損失を小さくでき、ひいては用
途を拡大できる効果がある。
回路基板によれば、アルミナc粒子とf粒子との重量比
をc:f=1:9〜6:4の割合とし、これに低融点ガ
ラスを2.5〜10wt%添加したので、抗折強度を向
上できるとともに、誘電損失を小さくでき、ひいては用
途を拡大できる効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−41792(JP,A) 特開 昭62−143866(JP,A) 特開 昭61−205658(JP,A) 特開 平2−235392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 1/03 610
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミナに低融点ガラスを添加してなる
セラミックス回路基板であって、該回路基板が、粗い粒
子(c粒子)と細かい粒子(f粒子)との2種類のアル
ミナを用い、この各アルミナ粒子の平均粒径比が6以上
で、かつ重量比がc:f=1:9〜6:4であり、これ
に低融点ガラスを2.5〜10重量部添加してなること
を特徴とするセラミックス回路基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03183824A JP3106372B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | セラミックス回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03183824A JP3106372B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | セラミックス回路基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057060A JPH057060A (ja) | 1993-01-14 |
| JP3106372B2 true JP3106372B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=16142492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03183824A Expired - Fee Related JP3106372B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | セラミックス回路基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3106372B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011037260A1 (ja) * | 2009-09-28 | 2011-03-31 | 京セラ株式会社 | 構造体およびその製造方法 |
| JP2016058508A (ja) * | 2014-09-09 | 2016-04-21 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミック配線基板 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP03183824A patent/JP3106372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH057060A (ja) | 1993-01-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5232765A (en) | Distributed constant circuit board using ceramic substrate material | |
| CN107848891B (zh) | 高介电常数ltcc介电组合物和装置 | |
| JP4569000B2 (ja) | 高周波用低温焼結誘電体材料およびその焼結体 | |
| JP3106372B2 (ja) | セラミックス回路基板 | |
| US6171988B1 (en) | Low loss glass ceramic composition with modifiable dielectric constant | |
| JP3166850B2 (ja) | 低温焼成ガラスセラミックスとその製造方法 | |
| JP3127797B2 (ja) | コンデンサ内蔵ガラスセラミック基板 | |
| JP2712031B2 (ja) | 回路基板用組成物及びそれを使用した電子部品 | |
| JPH10297960A (ja) | 低温焼成磁器組成物および低温焼成磁器の製造方法 | |
| JP3216260B2 (ja) | 低温焼成セラミックス多層基板及びその製造方法 | |
| JP3372061B2 (ja) | 高周波誘電体材料ならびに共振器およびその製造方法 | |
| WO2020176584A1 (en) | Ltcc dielectric compositions and devices having high q factors | |
| JP3628146B2 (ja) | 低温焼成磁器組成物および低温焼成磁器 | |
| JPH0738493B2 (ja) | 同時焼成セラミック回路基板 | |
| JP2743115B2 (ja) | コンデンサー内蔵複合回路基板 | |
| JP2784545B2 (ja) | 複合回路基板用誘電体磁器組成物 | |
| JP2892163B2 (ja) | 低温焼成ガラスセラミック体 | |
| JPH05148009A (ja) | セラミツク基板の製造方法 | |
| JP3323069B2 (ja) | 低温焼成磁器組成物 | |
| JPH0832238A (ja) | 多層配線基板とその製造方法、及びそれに用いるシリカ焼結体の製造方法 | |
| JP2003277170A (ja) | 配線導体用組成物 | |
| JP3120603B2 (ja) | 多層基板用の低温焼結磁器組成物 | |
| JPH05299847A (ja) | 多層配線基板および誘電体層材料 | |
| JP2000165001A (ja) | 誘電体回路基板 | |
| JPH05275861A (ja) | 多層回路基板 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000801 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080908 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |