JP3142289B2 - 記録層およびこれと異なる溶解特性を有する被覆層を有する感光性記録単位体ならびにこれを単一処理で現像する方法 - Google Patents

記録層およびこれと異なる溶解特性を有する被覆層を有する感光性記録単位体ならびにこれを単一処理で現像する方法

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JP3142289B2 JP02504220A JP50422090A JP3142289B2 JP 3142289 B2 JP3142289 B2 JP 3142289B2 JP 02504220 A JP02504220 A JP 02504220A JP 50422090 A JP50422090 A JP 50422090A JP 3142289 B2 JP3142289 B2 JP 3142289B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は寸法安定性担体(A)、単一層(B)あるい
は少なくとも2層の固有層(B)から成る光重合可能レ
リーフ形成感光性層(B)、およびこの(B)の表面に
強固に接着された光学的透過性被覆層(C)を有する新
規の感光性記録単位体に関するものである。この新規感
光性記録単位体は、フレキソグラフレリーフ印刷版体を
製造するために使用される。
本発明はさらに上記新規の、あるいは公知の感光性記
録単位体からフレキソグラフレリーフ印刷版体を製造す
るための新規の方法に関する。
寸法安定性担体(A)、単一層(B)あるいは少なく
とも2層の固有層(B)から成る光重合可能レリーフ形
成記録層(B)、および上記(B)の表面に強固に接着
された光学的透過性被覆層(C)を有する感光性記録単
位体は、例えば米国特許2760863号、同4323636号、同43
69246号、同4323637号、西独特許出願公告2123702号、
米国特許3990897号(西独特許出願公開2444118号)、同
4162919号(同2456439号)、西独特許出願公開2815678
号、同2823300号、同2830622号、同2939989号、米国特
許4320188号(西独特許出願公開2942183号)、西独特許
出願公開3012841号、ヨーロッパ特許出願公告84851号
(米国特許4460675号、同4427759号、英国特許出願公告
1366769号)、ヨーロッパ特許出願公開185337号(米国
特許4622088号)、ヨーロッパ特許出願公開133265号お
よび同183552号から公知であり、また旧西独特許出願P3
736980.6、同P3803457.3号および同P3833650.2号各明細
書に記載されている。
1956年以降公知となっているこれら多数の従来技術か
ら、公知の感光性記録単位体の画像形成露光されたレリ
ーフ形成記録層(B)を有機溶媒で現像するか、水性溶
媒で現像するかを問わず、それぞれの記録層(B)の表
面に強固に接着された光学的透過性被覆層(C)は、そ
れぞれの場合に使用される溶媒に対して常に可溶性であ
るか可膨潤性であり、従って記録層(B)の非露光部
分、すなわち従前と同様にして依然として溶媒に対し可
溶性ないし可膨潤性の部分と同様に、この被覆層も共に
洗除されるべきことは明らかである。さもないと、公知
の画像形成露光された記録単位体の現像に際して特別の
処理を必要とすることになり、これは経済的効率、所要
時間および装置の付加的コストなどの容易に理解され得
る理由から、これまで常に回避されて来たところであ
る。
例示的に上述した多数の特許文献には、有機溶媒ない
し水性溶媒に対して可溶性ないし可膨潤性の光学的透過
性被覆層(C)として簡単一律に述べられているが、詳
細に検討しても画像形成露光されたレリーフ形成記録層
(B)に対して使用された各事例における溶媒に不溶性
ないし非膨潤性の光学的透過性被覆層(C)を使用した
実施例は一件も見当たらない。
またヨーロッパ特許出願公開59385号公報には、フレ
キソグラフレリーフ印刷版体製造のための、光重合可能
レリーフ形成記録層を有する感光性記録単位体が示され
ているが、これには上記記録層(B)と、全く異なる溶
解性の光学的透過性被覆層(C)との組合せについて言
及するところがない。
上述したところから、光重合可能のレリーフ形成記録
層(B)と、この層(B)の表面に強固に接着された光
学的透過性被覆層(C)とが相互に異なる溶解特性を有
するような感光性記録担体とは、当技術分野では全く実
用的でないとされて来たことが結論され得る。
このことはヨーロッパ特許出願公開162691号公報の開
示により変更されるものではない。何となればこの公報
にはフレキソグラフレリーフ印刷版体の製造のための感
光性記録単位体が開示されているのではなく、リトグラ
フ平版印刷版体製造用の記録単位体を記載しているに止
まるからである。厚さが最大限3.23μmまでのその記録
層は、光架橋可能ではあるが、光重合し得ない、リトグ
ラフ平版印刷もしくはオフセット印刷用版体の領域で慣
用されているジアゾ層である。このようなジアゾ層は、
画像形成露光後、水で現像される。これは親油性である
が水不透過性のO−エポキシアルキル化されたテトラキ
ス−(ヒドロオキシフェニル)エタン樹脂から成る被覆
層で被覆される。水による現像の際、ジアゾ層の非露光
部分に対応する被覆層部分も同時に洗除される。ジアゾ
層の露光部分に相当する被覆層部分は、これにより洗除
されることなく残存する。現像により洗除された親水性
担体表面(非画像部分)と親油性画像部分との間の差が
これにより改善され、そのためにリトグラフ平版印刷あ
るいはオフセット印刷用の版体の印刷特性が改善され
る。
これに対して印刷レリーフ層がことに厚いフレキソグ
ラフレリーフ印刷版体の場合には、このような印刷面に
おけるオフセットタイプの差は意図されもしないし、好
ましくもない。さらにフレキソグラフレリーフ印刷版体
製造用の光重合可能記録層(B)の厚さのために、現像
に際してリトグラフオフセット印刷版体製造用の記録単
位体と比較して著しく大量の層材料が洗除されねばなら
ず、この点からしても両者は相違する。このようなフレ
キソグラフレリーフ印刷版体領域とリトグラフオフセッ
ト印刷版領域とのこのような根本的な相違から、一方の
領域の問題解決が他方の領域のそれには不適切であり当
業者によってもこれが顧慮されることはない。従って、
とにかく大量の層材料を洗除すべきフレキソグラフレリ
ーフ印刷版体の製造を、現像溶媒に不溶性の被覆層
(C)を光重合可能レリーフ形成記録層(B)上載置す
ることによって、いよいよ厄介にすることを望むことは
ない。
そもそも光重合可能レリーフ形成記録層(B)上に光
学的透過性被覆層(C)を設ける目的は、画像形成露光
に使用されるネガチブ原画が記録層(B)上に粘着する
のを阻止することに在る。さらにこの光学的透過性被覆
層(C)は光重合性記録層(B)を空気中酸素により好
ましくない作用および/あるいはほこりなどの付着から
保護する作用を有する。
これまで公知の感光性記録単位体においては、光学的
透過性被覆層(C)には光学的に透過性もしくは不透過
性の被覆シート(D)が載置されるのが一般的であっ
て、これは周知の通り画像形成露光前に光学的透過性被
覆層(C)から剥離される。このためには、光学的透過
性被覆層(C)に明確に接着力差を設けて、被覆シート
(D)を剥離する際に光学的透過性被覆層(C)が被覆
シート(D)に対するよりもさらに強固に記録層(B)
に接着されていなければならない。
光学的透過性被覆層(C)は、さらに光重合可能レリ
ーフ形成記録層(B)の易分数性かつ/もしくは易蒸発
性の低分子量組成物に対する高い緩衝作用を持たねばな
らない。これにより上記低分子量組成分が記録層(B)
から逸出することがなく、このため記録層(B)の使用
特性に不利な変化がもたらされない。光重合可能レリー
フ形成記録層(B)のこの低分子量組成分と光学的不透
過性保護層(C)との間の親相性が余りに高い場合に
は、例えば重合可能オレフィン性不飽和単量体および光
重合開始剤が大量に光学的透過性被覆層(C)中に転移
して、これ自体が明白に光重合可能となり、画像形成露
光後、記録層の露光部分から洗除され得なくなる。また
可塑剤、染料、酸化防止剤ないしオゾン化防止剤のよう
な低分子量添加剤が大量に光学的透過性被覆層中に拡散
すると、その透明性、引張り強さ、可撓性および/ある
いは明確に相違する記録層に対する接着性が失われる。
これら低分子量組成分全部の拡散は、光学的透過性被覆
層(C)の空気中酸素に対する阻止作用も失わせるに至
る。可撓性、引張り強さおよび光重合可能レリーフ形成
記録層(B)に対する良好な接着性を失うときは、しば
しば光学的透過性被覆層の裂開および/あるいは剥離を
もたらす。これは感光性記録単位体が画像形成露光前に
印刷シリンダ上に接着されるべき場合にことに重大な結
果をもたらす。
特定の公知の感光性記録単位において、これらの問題
点および欠点を、光学的透過性被覆層(C)を変えるこ
とにより或る程度まで回避することは可能である。しか
しながらこれまでにおけるこの技術分野での理解からす
れば、適当な光学的透過性被覆層(C)の選定は、同様
の溶媒可溶性ないし可膨潤性を有する光学的透過性被覆
層(C)と光重合可能記録層(B)との組合わせに限定
される。この基本的とみなされる対策は、光学的透過性
被覆層(C)の組成分が、その物理化学的特性において
記録層(B)の組成分、ことにポリマー結合剤と類似し
ており、これが上述した好ましくない拡散現象を誘起し
かつ/もしくは増大させることに寄与することを前提と
している。つまり、両層(B)および(C)において類
似する化学的環境が存在し、両層間に濃度の勾配が存在
するからである。
そこで、本発明により解決されるべきこの分野の技術
的課題は、寸法安定性担体(A)、単一層(B)あるい
は少なくとも2層の固有層(B)から成る光重合可能レ
リーフ形成層(B)、およびこの(B)の表面に強固に
接着された光学的透過性被覆層(C)を有する新規の感
光性記録単位体に関するものである。この新規感光性記
録担体は、フレキソグラフレリーフ印刷版体を製造する
ために使用されるべきものであり、上述した従来技術に
おける種々の欠点をもはやもたらさないものであるべき
である。さらに他の技術的課題は、画像形成露光された
記録単位体の洗除(現像)を単一の処理で行い得ること
を可能とする、感光性記録担体からフレキソグラフレリ
ーフ印刷版体を製造するための新規な方法を見出し提供
することである。
しかるに上述の技術的課題は、単一層(B)あるいは
少なくとも2層の固有層(B)から成り、化学線で画像
形成露光することにより露光された部分と露光されなか
った部分との間に溶解性の差違がもたらされ、非露光部
分が特定の溶媒により洗除され得るようになされた光重
合可能レリーフ形成記録層(B)を、上記溶媒に対して
不溶性ないし非膨潤性の光学的透過性被覆層(C)と組
合わせることにより、意外にも解決され得ることが本発
明者らにより見出された。このような組合わせはこの技
術分野において従来から実用不可能と考えられていた点
に鑑みて、本発明によるこの技術的課題の解決は全く意
外というほかはない。
本発明の対象は、寸法安定性担体(A)、単一層
(B)あるいは少なくとも2層の固有層(B)から成
り、化学線で画像形成露光することにより露光部分との
間の溶解特性の差違がもたらされ、これにより非露光部
分全体が、あるいは最上層固有層(B)の非露光部分が
洗除(現像)され得るようになされた、0.1から7mm厚さ
の光重合可能レリーフ形成層(B)、フレキソグラフレ
リーフ印刷版体製造用の感光性記録単位体であって、光
学的透過性被覆層(C)が記録層(B)非露光部分洗除
溶媒に対して不溶性ないし非膨潤性であることを特徴と
する単位体。である。
本発明のさらに他の対象は、上述した種類の感光性記
録く位体を使用し、画像形成露光された記録単位体を乳
濁液により単一処理で洗除(現像)することを特徴とす
る、フレキソグラフレリーフ印刷版体の新規な製造方法
である。
寸法安定性担体(A)、単一層(B)あるいは少なく
とも2層の固有層(B)から成る光重合可能レリーフ形
成記録層(B)、およびこの(B)の表面に強固に接着
された光学的透過性被覆層(C)を有する、フレキソグ
ラフレリーフ印刷版体製造用の新規な感光性記録単位体
は、以下において「本発明記録単位体」と略称される。
また本発明記録単位体から、光重合せしめられたレリ
ーフ層を有するフレキソグラフレリーフ印刷版体を製造
するための新規方法は、以下において「本発明方法」と
略称される。この本発明方法は、公知の感光性記録単位
体からフレキソグラフレリーフ印刷版体を製造するため
にも使用され得る。
本発明記録単位体の本発明による本質的な構成要素
は、単一層(B)あるいは少なくとも2層の固有層(B
ら成り、化学線で画像形成露光することにより露光され
た部分と露光されなかった部分との間に溶解性の差違が
もたらされ、非露光部分全体が、あるいは最上層固有層
(B)の非露光部分が特定の溶媒で洗除(現像)される
ことができる光重合可能レリーフ形成記録層(B)と、
この溶媒に可溶性ないし非膨潤性の光学的透過性被覆層
(C)とである。
光重合可能レリーフ形成記録層(B)と、これと異な
る溶解特性を示す光学的透過性被覆層(C)とのこの新
しい結合により、光重合可能レリーフ形成記録層(B)
ないしその最上層固有層(B)、あるいはその非露光部
分が、水あるいは水性溶媒に可溶性ないし可膨潤性であ
り、これに対して光学的透過性被覆層(C)が、有機溶
媒に可溶性ないし可膨潤性であることができる。またこ
れと逆に光学的透過性被覆層(C)が水あるいは水性溶
媒に対して可溶性ないし可膨潤性であり、これに対して
光重合可能レリーフ形成記録層(B)もしくは最上層固
有層(B)、あるいはその非露光部分が有機溶媒に対し
て可溶性ないし可膨潤性であることができる。
有機溶媒に対して可溶性ないし可膨潤性の光重合可能
レリーフ形成記録層(B)もしくはその最上層固有層
(B)も、水あるいは水性溶媒に可溶性ないし可膨潤性
の層(B)も、共にそれぞれの溶媒に可溶性ないし可膨
潤性の少なくとも1種類の結合剤(b1)としての重合
体、少なくとも1種類の光重合開始剤(b2)、少なくと
も1種類の(b1)、(b2)と相溶性のオレフィン性不飽
和光重合可能単量体(b3)、および少なくとも1種類の
助剤(b4)から成る。
本発明記録単位体に使用されるべき、水もしくは水性
溶媒により現像され得る光重合可能レリーフ記録層
(B)ないしその最上層固有層(B)は、水に対して可
溶性ないし可膨潤性の結合剤(b1)として、例えばエチ
レンと(メタ)アクリル酸、ビニルエステル、ビニルエ
ーテル、(メタ)アクリル酸エステルおよび/あるいは
(メタ)アクリル酸アミドとの共重合体、マレイン化ア
ルカジエン重合体、マレイン化および部分エステル化な
いし部分アミド化された重合体類似変性アルカジエン重
合体、アルカジエンとα,β−オレフィン性不飽和カル
ボン酸の共重合体、カルボキシル基含有アルカジエンと
アクリロニトリルの共重合体、部分的もしくはほぼ全体
的に加水分解されたビニルアルコールアルカンカルボン
酸エステルとアルキレンオキシドのグラフト共重合体、
例えばヨーロッパ特許出願公開224164号、同公告10690
号(米国特許4272611号)、同公開183552号、西独特許
出願公開3540950号(ヨーロッパ特許出願公開223114
号)、同3543646号(同226153号)、同3602472号(同23
1002号)、同3718447号(同293750号)による重合体を
含有するのが好ましい。
本発明記録単位体に使用されるべき、有機溶媒により
現像可能の光重合性レリーフ形成記録層(B)ないしそ
の最上固有層(B)は、有機溶媒に対して可溶性ないし
化膨潤性のエラストマー(b1)として、例えばポリアル
カジエン、アルカジエン/アクリロニトリル共重合体、
ビニル芳香族化合物/アルカジエン共重合体、ビニル芳
香族化合物/アルカジエンブロック共重合体、ブチルゴ
ム、アクリレートゴム、ポリクロロプレン、弗素ゴム、
シリコンゴム、ポリサルファイドゴム、エチレン/プロ
ピレン/アルカジエン共重合体を含有するのが適当であ
る。
有機溶媒に可溶性ないし可膨潤性のエラストマー(b
1)として好ましいのは、ポリアルカジエン、ビニル芳
香族化合物/アルカジエン共重合体、ビニル芳香族化合
物/アルカジエンブロック共重合体、アルカジエン/ア
クリロニトリル共重合体、エチレン/プロピレン/アル
カジエン共重合体である。
この種のエラストマー(b1)としてことに好ましいの
は、天然ゴム、ブタジエンあるいはイソプレンの単独重
合体、ブタジエン/イソプレン共重合体、重合された単
量体のランダム分配を示し、重合されたスチレン分が10
から50重量%のスチレンおよびブタジエンおよび/ある
いはイソプレンの共重合体、ビニル芳香族化合物/アル
カジエンブロック共重合体、アクリルニトリル分が15な
いし40重量%のブタジエン/アクリルニトリル共重合
体、エチレン/プロピレン/アルカジエン共重合体であ
る。
有機溶媒に可溶性ないし可膨潤性のエラストマー(b
1)としてことに好ましいのは、少なくとも1種類のエ
ラストマーアルカジエン重合体ブロックXと、少なくと
も1種類の熱可塑性ビニル芳香族化合物重合体ブロック
Yとを有し、このブロックXとYが一般的に炭素−炭素
結合を介して相互に結合されているビニル芳香族化合物
/アルカジエンブロック共重合体である。所定のブロッ
ク共重合体中、ブロックXとブロックYは、また共役ア
ルカジエンおよびビニル芳香族化合物が重合含有されて
いるランダム共重合体あるいは交互共重合体を介して結
合されていることもでき、あるいは重合された共役アル
カジエンの量割合がブロックXからブロックYに対して
次第に減少し、重合されたビニル芳香族化合物の量割合
が次第に増加する両者の共重合体を介してブロックXと
ブロックYが結合されていることもできる。
さらにまたことに好ましいブロック共重合体は、適当
な多重結合原子あるいはイオンならびに無機、有機ある
いは金属有機分子残基を介してさらに大きなブロック共
重合体に結合されていることができる。ここで結合と称
するのは、2個の分子残基間の共有結合あるいはイオン
結合を意味する。
なお、アルカジエン共重合体ブロックXにおけるオレ
フィン結合および芳香族結合、あるいはオレフィン結合
のみは、部分的あるいは全体的に加水分解されているこ
とができる。さらにブロックXおよびブロックYは、共
役アルカジエンおよびビニル芳香族化合物の場合は別と
して、さらに他の単量体、例えばアクリロニトリル、ア
クリル酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸アミド
あるいは(メタ)アクリル酸エステルを重合含有してい
てもよい。ただしそのブロック共重合体含有分は一般に
10重量%を超えてはならない。ブロックXはまたビニル
芳香族化合物分を重合含有し得るが、その量はブロック
Xのエラストマー特性に影響を及ぼさないように選択さ
れる。同様にブロックYもその熱塑性処理性を失わない
程度の量まで共役アルカジエン分を重合含有し得る。
ことに好ましいブロック共重合体は、複数個のエラス
トマーブロックXおよび/あるいは複数個の熱可塑性ブ
ロックYをを有するが、ブロックXおよびYはそれぞれ
化学的に同じあるいは著しく類似していてはならず、そ
れぞれが互いに相違しており、常に必要なエラストマー
特性および熱可塑性をそれぞれ持っていなければならな
い。
ブロックXは一般的に20℃以下の、好ましくは0℃以
下、ことに−15℃以下のガラス転移点Tgを有する。この
ブロックYはさらに一般的に103から2・105の分子量を
有し、各ブロックXに対して共役アルカジエン分を30か
ら100重量%、ことに30から95重量%含有する。
ブロックYは一般的に20℃以上のガラス転移点、1.5
・103から2・106、好ましくは5・103から1.5・106
ことに104から1.2・106の分子量を有し、各ブロックY
に対して30から100、ことに40から90重量%のビニル芳
香族化合物を重合含有する。
好ましい共役アルカジエンは、例えばブタジエン、イ
ソプレン、ペンタン−1,3−ジエン、2,3−ジメチルブタ
ジエンあるいはヘキサン−2,6−ジエンであって、こと
にブタジエンおよびイソプレンが好ましい。
好ましいビニル芳香族化合物としては、例えばスチレ
−ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−
tert−ブチルスチレンあるいは1−ビニルナフタレンが
挙げられ、ことにスチレンが好ましい。
ことに好ましいブロック共重合体としては、熱可塑性
エラストマー3ブロック共重合体Y−X−X′が挙げら
れ、このYは熱可塑性、非エラストマー性のスチレン重
合体ブロック、Xはエラストマー性のブタジエンおよび
/あるいはイソプレン重合体ブロック、X′はXと異な
る、例えば重合ブタジエン分および/あるいはイソプレ
ン分、場合によりスチレン分から成るエラストマー性ブ
ロックである。
さらに他のことに好ましいブロック共重合体として、
X−Y−X−Y、Y−X−X′−Y、Y−X−Y−X′
あるいはX−X′−Y−Xの構造を有するものが挙げら
れる。
有機溶媒に可溶性ないし可膨潤性のエラストマー(b
1)としてことに好ましい他の例は、エチレン含有分が4
0から80重量%、炭素原子1000個に対してオレフィン性
二重結合2から20個を有するエチレン/プロピレン/ア
ルカジエン共重合体であって、ことにブタジエン、イソ
プレン、ペンタ−1,4−ジエン、ヘキサ−1,4−ジエン、
ヘプタ−1,4−ジエン、ジシクロペンタジエンおよび/
あるいはエチリデンノルボルンを重合含有するものが好
ましい。
本発明記録単位体に使用されるべき、有機溶媒により
現像され得る光重合可能レリーフ形成記録層(B)もし
くはその最上層固有層(B)も、水あるいは水性溶媒で
現像可能の光重合性レリーフ形成記録層(B)もしくは
その最上層固有層(B)も、以下の組成分、 (b1)有機溶媒あるいは水もしくは水性溶媒に可溶性な
いし可膨潤性の結合剤としての少なくとも1種類のエラ
ストマー20から99重量%、 (b2)少なくとも1種類の光重合開始剤0.001から10重
量%、 (b3)上記の(b1)、(b2)と相溶性の少なくとも1種
類のオレフィン性不飽和光重合可能単量体1から60重量
%、および (b4)少なくとも1種類の助剤0から40重量%から構成
されるのが好ましい。
水もしくは水性溶媒あるいは有機溶媒により現像され
得る光重合可能レリーフ形成記録層(B)ないしその最
上層固有層(B)を構成するための適当な光重合開始剤
(b2)、オレフィン性不飽和光重合可能単量体(b3)お
よび助剤(b4)は、冒頭に述べた従来技術において公知
公用のものである。
光重合性レリーフ形成記録層(B)の厚さは、一般に
0.1から7mm、ことに0.7から6.5mmである。
本発明において使用されるべき光学的透過性被覆層
(C)は、0.2から25μmの厚さを有し、その下方に在
る光重合可能レリーフ形成記録層(B)もしくはその最
上層固有層(B)を完全にかつ均斉に被覆する。これは
光を透過させ、従って光重合可能レリーフ形成記録層
(B)の化学線による画像形成露光を妨げない。これ
は、記録層(B)ないしその最上層固有層(B)を洗除
するべき溶媒に対して可溶性ないし可膨潤性でもない。
この被覆層は一般に酸素非透過性であり、従って空気中
酸素による光重合可能記録層(B)の光重合阻止を防止
する。これは非粘着性であって、この上に載置される画
像マスクないしネガチブ原画は、本発明記録単位体から
容易に剥離除去され得る。ただしこの被覆層(C)は、
光重合可能の、あるいは画像形成露光により重合されレ
リーフ形成する記録層(B)上に強固に接着され、その
接着力は場合によりさらにその上に載置されるべき被覆
シート(D)に対する接着力よりも大きい。
光学的透過性被覆層(C)は、平滑であって、例えば
表面粗さRmaxを0.1μm以下とすることができる。しか
しながらその表面はなし地処理して粗面度Rmaxが0.1か
ら15μm、好ましくは0.3から10μm、ことに0.5から7
μmとなるようにするのが好ましい。このなし地処理に
より、画像マスクあるいはネガチブ原価を本発明記録単
位体に接触載置させるに必要な時間が著しく短縮され得
る。
光学的透過性被覆層(C)の厚さがその粗面度Rmax
り小さい場合には、その下方に在る記録層(B)の表面
をなし地処理するのがしばしば有利である。
光学的透過性被覆層(C)は、主として引張り強さの
大きいフィルムを形成する重合体を含有し、あるいはそ
のような重合体から形成される。被覆層(C)を形成す
るための重合体の選定は、まず一方においてその溶解特
性、他方においてこれにより被覆されるべき光重合可能
記録層(B)もしくはその最上層固有層(B)の溶解特
性によりなされる。すなわちこの溶解性は、記録層
(B)ないしその最上層固有層(B)と被覆層(C)と
が同じ溶媒に対して共に可溶性ないし可膨潤性とならな
いように相互に調整される。
本発明において使用されるべき適当な光学的透過性被
覆層(C)ならびにその溶解性条件は、一般的に例えば
前述した従来技術から公知である。
有機溶媒に対して可溶性ないし可膨潤性の被覆層
(C)のための適当な重合体は、例えばポリアミド、コ
ポリアミド、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレン/
アクリロニトリル共重合体、ポリビニルクロライド、ビ
ニルクロライド/ビニルアセテート共重合体、ポリカル
ボネート、シリコンゴム、ポリエステル、ポリウレタ
ン、ポリ(メタ)アクリレート、高環化度の環化ゴム、
エチレン/プロピレン共重合体およびエチレン/ビニル
アセテート共重合体である。
光学的透過性被覆層(C)のために本発明において使
用されるべき、水ないし水性溶媒に対して可溶性ないし
可膨潤性の重合体は、例えば部分的もしくはほぼ全体的
に加水分解されたポリ(ビニルアコールアルカンカルボ
ン酸エステル)、部分的もしくはほぼ全体的に加水分解
されたビニルアルコールアルカンカルボン酸エステル/
ポリアルキレンオキサイドグラフト重合体、ゼラチン、
セルロースエステル、セルロースエーテル、ポリビニル
ピロリドン、ビニル芳香族化合物/アルカンジカルボン
酸無水物共重合体、ビニルエーテル/アルカンジカルボ
ン酸無水物共重合体、ポリ(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸/(メタ)アクリレート共重合体および
ポリアルキレンオキサイドである。
さらに水ないし水性溶媒に可溶性ないし可膨潤性の光
学的透過性被覆層(C)は、水ないし水性溶媒に可溶性
ないし可膨潤性の低分子量化合物から形成され得る。例
えばサポニンおよびサッカライドが適当である。
水もしくは水性溶媒に可溶性ないし可膨潤性の光学的
透過性被覆層(C)のために使用される重合体としてこ
とに好ましいのは、例えば部分的もしくはほぼ全体的に
加水分解されたポリ(ビニルアコールアルカンカルボン
酸エステル)および部分的もしくはほぼ全体的に加水分
解されたビニルアルコールアルカンカルボン酸エステル
/ポリアルキレンオキサイドグラフト共重合体であっ
て、そのうちでも特に加水分解度60から99%、好ましく
は70から98重量%、ことに75から95%、平均分子量n1
04から105の、加水分解ポリビニルアセテート好ましく
はプロピオネート、ならびにビニルアセテートもしくは
プロピオネートをポリエチレンオキサイドにグラフト付
加し、次いで加水分解して得られる、重合エチレンオキ
サイド含有分10から30重量%を有する、加水分解エチレ
ンオキサイド/ビニルアセテートグラフト共重合体もし
くはエチレンオキサイド/ビニルプロピオネートグラフ
ト共重合体である。
本発明記録単位体は以下の如き組合せを含む。
組合せ1 単一層(B)で構成され、有機溶媒で現像され得る光
重合可能レリーフ形成記録層(B)と、水ないし水性溶
媒に対して可溶性ないし可膨潤性の光学的透過性被覆層
(C)、 組合せ2 少なくとも2層の固有層(B)で構成され、被覆層
(C)のすぐ下の層、すなわち最上層固有層(B)が有
機溶媒で現像され得る光重合可能レリーフ形成記録層
(B)と、水ないし水性溶媒に対して可溶性ないし可膨
潤性の光学的透過性被覆層(C)、 組合せ3 単一層(B)で構成され、水ないし水性溶媒で現像さ
れ得る光重合可能レリーフ形成記録層(B)と、有機溶
媒に対して可溶性ないし可膨潤性の光学的透過性被覆層
(C)、 組合せ4 少なくとも2層の固有層(B)で構成され、被覆層
(C)のすぐ下の層、すなわち最上層固有層(B)が水
ないし水性溶媒で現像され得る光重合可能レリーフ形成
記録層(B)と、有機溶媒に対して可溶性ないし可膨潤
性の光学的透過性被覆層(C)、 上述した本発明による組合せ1あるいは組合せ4の本
発明記録単位体が最も好ましい。
本発明による記録単位体のさらに他の本質的構成要素
は、寸法安定性担体(A)であって、この担体(A)と
してはスチール、アルミニウム、銅あるいはニッケルの
ような金属、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリアミドあるいはポリカルボネー
トのような合成樹脂から構成される板体、シートあるい
は円錐台状ないし円筒状ロール(スリーブ)が使用され
る。さらにガラス繊維織成体のような織成体ないしフリ
ース、あるいはガラス繊維とポリエチレンテレフタレー
トのような合成樹脂との複合素材も使用され得る。
寸法安定性担体(A)をさらに軟弾性基底層で裏張り
することもできる。また寸法安定性担体(A)と光重合
可能レリーフ形成記録層(B)との間に接着層を設け、
これにより両層(A)、(B)間のさらに強固な接着を
もたらすこともできる。逆に記録層(B)と担体(A)
とを容易に分離し得るように接着することも可能であ
り、これが好ましいこともしばしばある。接着層として
は厚さ約0.5から40μmの公知慣用の接着剤層を使用す
るのが好ましい。
寸法安定性担体(A)として高反射性の板体ないしシ
ートが使用される場合には、これはカーボンブラック、
二酸化マンガンのようにハレーション防止剤を含有する
ことができる。このハレーション防止剤は、また別個の
層として寸法安定性担体(A)上に載置され、あるいは
接着剤層ないし記録層(B)中に含有されることもでき
る。
本発明記録単位体は、また光学的透過性もしくは不透
過性の被覆シート(D)を有することもでき、これは光
学的透過性被覆層(C)から容易に剥離され得るように
なされる。
被覆シート(D)は、一般に10から250μm、ことに2
0から150μmの厚さであって、合成樹脂、繊維材料、紙
あるいは金属から形成される。被覆シート(D)は、光
学的透過性被覆層(C)に直接被覆される方の面は粗面
度Rmaxが0.1μm以下の平滑なものとするか、あるいは
粗面度Rmaxが0.1から15μm、好ましくは0.3から10μ
m、ことに0.5から7μm程度になし地処理される。被
覆シート(D)がなし地処理される場合、その粗面パタ
ーンは光学的透過性被覆層(C)および場合によりさら
に光重合可能レリーフ形成記録層(B)の表面に適合せ
しめられる。この平滑なあるいはなし地処理された被覆
シート(D)の表面は、さらに非接着性化され得る。例
えば0.1から0.5μm厚さの公知慣用のシリコーンあるい
はポリエチレン、ポリプロピレンのような合成樹脂から
成る非接着性シートで被覆される。繊維材料、紙から成
る被覆シートは、尿素ホルムアルデヒド樹脂、ポリオレ
フィンなどの合成樹脂で含浸せしめられる。合成樹脂か
ら成る被覆シート(D)は2軸方向に延伸され得るが、
こり場合、延伸前に例えばニリデンクロライド共重合体
から成る0.1から0.5μm厚さの層をシート(D)の各面
に施し、次いでこれを被覆層(C)上に載置するのが好
ましい。
本発明記録単位体の製造自体には何の技術的特異性は
なく、光重合によりレリーフ形成し得る層および被覆層
を製造するための公知慣用の方法ならびに合成樹脂、繊
維材料、紙あるいは金属からシートを製造するための公
知慣用の方法により製造され得る。
すなわち光重合可能レリーフ形成記録層(B)ないし
その固有層(B)は、前述したその組成分(b1)、(b
2)、(b3)および(b4)を、慣用の混練装置、溶液処
理装置により混合し、溶液化し、これによりもたらされ
る光重合可能混合物溶液を、液塗布、熱プレス、カレン
ダー処理あるいは押出し成形により記録層(B)ないし
その固有層(B)とする。この場合光重合可能レリーフ
形成記録層(B)の製造を別個に行ってもよく、あるい
はこれを本発明記録単位体製造方法の1工程としてこれ
に組込んで行ってもよい。
光学的透過性被覆層(C)も上述したところと同様
に、本発明記録単位体製造方法の1工程としてこれに組
込んで行われることができる。
場合により追加的に使用される被覆シート(D)の製
造も、これが合成樹脂により構成される場合には、混
練、混和および溶液処理により慣用方法で溶液化し、こ
れを基板上に塗布、熱プレス、カレンダー処理し、ある
いは押出し成形、ブロー成形によりシート化する。この
工程を本発明記録単位体製造方法の1工程として組込ん
でもよい。あるいは上記方法により被覆シート(D)の
ロールとして別途製造し、本発明記録単位体製造に際し
てこれを使用することもできる。
本発明記録単位体の製造についても、その方法自体に
は何ら特別の技術的特徴はなく、光重合可能レリーフ形
成記録層(B)と、光学的透過性被覆層(C)を、寸法
安定性担体(A)上に、場合により被覆シート(D)を
含めて常法により一体化することにより製造される。こ
の場合、まず光重合可能レリーフ形成記録層(B)をま
ず寸法安定性担体(A)上に合体し、次いでその露出し
ている面に光学的透過性被覆層(C)を積層し、場合に
よりさらにその上に被覆シート(D)を重ねる。あるい
は、光重合可能レリーフ形成記録層(B)を、まず被覆
シート(D)を被着した光学的透過性被覆層(C)と重
層し、次いで始めて寸法安定性担体(A)と合体させる
こともできる。当然のことながら、これらの処理は公知
慣用の手順で、連続的あるいは断続的に、相前後してあ
るいは同時平行的に行われ得る。
なお光重合可能レリーフ形成記録層(B)は上述した
ように複数層の固有層(B)から構成され得る。これら
各固有層(B)は、材料構成が同じであり、あるいはほ
ぼ同じであり、あるいは異なることができるが、材料的
に異なるのが好ましい。光重合可能の複数の固有層
(B)から光重合可能レリーフ形成記録層(B)を製造
する方法は、例えばヨーロッパ特許出願公開84851号あ
るいは西独特許出願公開2942183号(米国特許4320188
号)に開示されており、あるいは独国特許出願P383365
0.2号明細書に記載されている。
本発明記録単位体は、光重合可能レリーフ形成記録層
(B)と光学的透過性被覆層(C)との本発明による新
規な組合せにより相互に異なる溶解特性を有することか
ら、すでにその製造の際に有利性を示す。すなわち光学
的透過性被覆層(C)は、すでに形成されている光重合
可能レリーフ形成記録層(B)上に溶液形態で塗布され
ることができ、この際その溶媒により記録層(B)を溶
解損傷させることを懸念する必要がない。さらに本発明
記録単位体は、従来技術における公知慣用の器具、装置
をそのまま使用して製造されることができ、これらを改
造する必要もなければ、また新規の投資をなし、器具装
置を新たに開発する必要もない。
本発明記録単位体は、その製造後、低温塑性流れを示
すことはないことが実証されている。ことに有利である
のは、光重合可能オレフィン性不飽和単量体のような低
分子量化合物(b3)、光重合開始剤(b2)、および助剤
を含有する光重合可能レリーフ形成記録層(B)が、光
学的透過性被覆層(C)中に障害をもたらす程度に拡散
することがなく、これから大気中に逸出することがない
点である。このために本発明記録単位体は、完全にある
いはほとんど無臭であって、その取扱いに際し特別の保
全措置、例えば空気の強力な吸引処理などをする必要が
ない、さらに本発明記録単位体の長期間の貯蔵において
も、その光学的透過性被覆層(C)にしま模様ないしく
もりがもたらされることがなく、その透明性を維持し、
従って本発明記録単位体の露光特性の好ましくない変性
は生じない。さらに、この光学的透過性被覆層(C)
は、光重合可能レリーフ形成記録層(B)表面に強固に
接着されており、従って本発明記録単位体は屈曲されて
も反りあるいは亀裂をもたらすことがない。また本発明
記録単位体を、フレキソグラフレリーフ印刷版体に慣用
の寸法に切断する場合にも、被覆層(C)が記録層
(B)表面から剥離することはない。さらに本発明記録
単位体は、空気中の塵埃の堆積による汚れをもたらすお
それがなく、従って被覆シート(D)を施さなくても複
写処理を問題なく行うことができ、長期間にわたる貯蔵
後もなおその最終的処理によりフレキソグラフレリーフ
印刷版体を製造することができ、これは作業工程の時間
的計画を立てるに当たり複写に充分な余裕をもたらす。
本発明記録単位体の特に重大な利点は、これをフレキ
ソグラフレリーフ印刷版体の製造のために使用する場合
に充分に明らかになされる。
感光性記録単位体からフレキソグラフレリーフ印刷版
体を製造すること自体は、以下のように公知慣用の方法
で行われ得る。すなわち、 (i)感光性記録単位体は、場合により予備処理され
る。
(ii)場合により貼着されている被覆シート(D)を光
学的透過性被覆層(C)から剥離する。
(iii)画像マスクないしネガチブ原画を被覆層(C)
上に載置する。
(iv)250から450nm、ことに350から450nmの波長λを有
する化学線で光重合可能レリーフ形成記録層(B)を露
光する。
(v)画像形成露光された記録層(B)の非露光部分を
適当な溶媒で洗除(現像)する。
(vi)乾燥し、かつ (vii)場合によりこのようにして得られたレキソグラ
フレリーフ印刷版体ないしその光重合されたレリーフ層
を後処理する。
前処理としては、例えば光重合可能記録層(B)の裏
面および/あるいは表面の化学線による全面露光が挙げ
られる。
また適当な後処理方法としては、臭素含有溶液による
後処理、波長λが250から450nmの化学線による全面露
光、波長λが250nmより小さい光線による全面露光が挙
げられる。
化学線の光源としては、市販の紫外線蛍光灯、中圧、
高圧、低圧水銀灯、超化学線蛍光灯、キセノンインパル
ス灯、沃素化金属ドーピング等、カーボンアーク等、滅
菌等などが使用される。
現像のための適当な有機溶媒は、脂肪族ないし芳香族
炭化水素、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタン、オクタ
ン、シクロオクタン、デカリン、ヘキシシクロペンタ−
ン、ヘキシルシクロヘキサン、石油エーテル、リグロイ
ン、ソルベントナフサ、合成イソパラフィン、n−パラ
フィン、水素添加鉱油、石油留分、水素添加石油留分、
リモンおよびその他のテルペン、キシレン、エチルベン
ゼン、ジエチル置換ベンゼン、n−ブチルベンゼン、n
−ペンチルベンゼン、n−ヘキシルベンゼン、イソプロ
ピルベンゼンならびにこれらの混合溶媒、ケトン類、例
えばアセトン、メチルエチルケトン、エチブチルケト
ン、およびジブチルケトン、エーテル類、例えばジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンおよびジ
−n−ブチルエーテル、エステル類、例えば醋酸エチル
エステル、アセト醋酸エステル、ヘキシルアセテート、
ヘプチルアセテート、オクチルアセテート、ノニルアセ
テート、デシルアセテート、ウンデシルアセテート、ラ
ウリルアセテート、パルミチルアセテート、オレイルア
セテート、セバチン酸ジオクチルエステル、アジピン酸
ジオクチルエステル、ハロゲン化脂肪族炭化水素、例え
ばメチレンクロライド、クロロホルム、トリクロロエタ
ン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジク
ロロテトラフルオロエタン、トリクロロトリフルオロエ
タン、これらの2種類以上の混合溶媒、これらの1種類
あるいは複数種類の溶媒に、アルコール、例えばメタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノー
ル、n−ペンタノールおよび/あるいはn−ヘキサノー
ルを添加した混合溶媒、ならびに上記の溶媒ないし混合
溶媒に固体、液体あるいは気体の有機もしくは無機化合
物、例えば表面活性剤を少量添加した溶媒などである。
これら有機溶媒のうちことに好ましいのは、不燃性、難
燃性、高沸点溶媒である。ここで「不燃性」と称するの
は、空気の酸素分圧下に燃焼状態を維持しないものを、
「難燃性」とはDIN51755あるいはDIN51758号による引火
点が45℃以上のものを、また「高沸点」とは沸点もしく
は沸点範囲が120℃以上、好ましくは140℃、ことに160
℃以上のものをそれぞれ意味する。
適当な水性溶媒は、水のほかにリチウム、ナトリウ
ム、カリウムの水酸化物、リチウム、ナトリウム、カリ
ウムの炭酸塩、炭酸水素塩、アンモニアの水溶液であっ
て、これらはさらに固体、液体、気体の有機もしくは無
機化合物、例えば若干の塩、錯塩形成剤、界面活性剤を
少量含有し得る。
本発明記録単位体は、フレキソグラフレリーフ印刷版
体製造のために使用され得るが、この場合、一方では光
学的透過性被覆層(C)の、他方では画像形成露光され
たレリーフ形成記録層(B)の非露光部分、すなわち非
重合部分の異なる溶解特性のために、場合により2回の
現像処理、すなわち一方は有機溶媒による、他方は水な
いし水性溶媒による処理を必要とする可能性がある。
本発明の特別な利点として、フレキソグラフレリーフ
印刷版体製造のために、画像形成露光された本発明記録
単位体の現像を本発明により行い得ることが挙げられ
る。
本発明方法による、被覆層(C)と露光された記録層
(B)の非露光、非重合部分の相互に異なる溶解特性に
もかかわらず1回の処理で現像を行い得る。
本発明方法において水中油型の、あるいは油中水型の
乳濁液を使用することにより単一の現像液を使用して現
像が行われる。
本発明により使用されるべき油中水型乳濁液は、よく
分散された水性層と、不燃性、難燃性かつ/もしくは高
沸点の有機層とを90:10から10:90、ことに60:40から40:
60の量割合で含有する。
有機層あるいは有機相組成物としては、水と混合され
得ず、ことに難燃性もしくは不燃性、かつ/もしくは高
沸点の上述した有機溶媒が使用されるが、ことにテトラ
クロロエチレンおよび脱芳香族ソルベントナフサ、その
うちでも後者が好ましい。
なお本発明方法で使用されるべき油中水型乳濁液は、
その全量に対して0.1から20容量%の上述したアルコー
ルおよび/あるいは0.001から10容量%の界面活性剤あ
るいは乳化剤を含有することができる。
適当な乳化剤は、油中水型乳濁液を安定させるための
ものであって、ことに脂肪酸アミドとエチレンオキサイ
ドの縮合物、アルコール長鎖脂肪酸との縮合物、アミノ
アルコールと長鎖脂肪酸との縮合物が好ましい。特に良
好な乳化剤は、グリセリン、エピクロロヒドリン、オレ
イルアルコールと、エチレンオキサイド、ソルビタンモ
ノステアレートの付加物、アミノアルコールとオレイン
酸の付加物である。
本発明方法に使用されるべき水中油型乳濁液は、容量
割合90:10から10:90、ことに60:40から40:60の、よく分
散せしめられた有機相と連続性水性層とから成る。
この場合の有機相ないし有機相組成分としては、難燃
性ないし不燃性、かつ/もしくは高沸点の、上述した有
機溶媒が好ましいが、そのうちでもことにテトラロロエ
チレンおよび脱芳香族ソルベントナフサ、特に後者が好
ましい。
本発明方法において使用されるべきことに有利な乳濁
液は、本発明記録単位体中に存在する最も厚い現像層の
溶解特性を基礎として選定される。従って画像形成露光
された、前述の組合せ1あるいは2の本発明記録単位体
は油中水型の乳濁液で、前述の組合せ3あるいは4の本
発明記録単位体は水中油型の乳濁液で現像される。
本発明方法で使用されるべき油中水型の、あるいは水
中油型の乳濁液は、画像形成露光された本発明記録単位
体の現像する直前に、現像に寛容されているブラシ洗除
装置あるいは摩擦洗除装置中に、乳剤組成分をポンプ給
送して調製される。
本発明方法ならびに本発明方法により本発明記録単位
体から作成されるフレキソグラフレリーフ印刷版体は、
予想され得なかった特別の利点を有する。
すなわち、本発明方法は水中油型もしくは油中水型乳
濁液を使用することにより、これまで公知慣用の有機現
像溶液の使用と関連してもたらされた多くの環境衛生
的、生態学的および毒物学的問題を回避することができ
る。さらに本発明に使用されるべき水中油型あるいは油
中水型乳濁液は、高沸点有機移送を比較的大量に含有し
ているにもかかわらず、常圧下の蒸留により簡単に処理
して再利用され得る。
本発明のさらに重要な利点は、これが本発明記録単位
体の現像に使用されるだけでなく、例えば独国特許出願
P3833650.2号明細書に記載されているような感光性記録
単位体からフレキソグラフ印刷版体を製造するためにも
使用され得ることである。
この従来技術による感光性記録単位体は、寸法安定性
担体(A)、種々の溶解特性を有する少なくとも2層の
固有層を有する光重合可能記録層(B)、およびすぐ下
方に或る、すなわち最上層固有層(B)と同じ溶解特性
を有する、この層(B)の表面に強固に接着されている
光学的透過性被覆層(C)から形成されている。
このような感光性記録担体も、その画像形成露光後、
上述した本発明方法に使用されるべき油中水型もしくは
水中油型乳濁液を使用して現像されることができ、これ
により異なる溶解特性を示す。少なくとも2層の固有層
(B)の非露光部分と、光学的透過性被覆層(C)とを
同時に洗除することができる。
この本発明方法の特殊な実施態様においても、有利に
使用されるべき乳濁液の選定は、感光性記録単位体にお
ける最も厚い現像層の溶解特性に応じてなされる。
本発明方法により製造されるフレキソグラフレリーフ
印刷版体の光重合されたレリーフ層の印刷面は秀れた品
質を示す。ことに従来技術の場合にはしばしば認められ
た、しわ状、小虫状あるいは水滴状の好ましくない表面
パターン、いわゆるオレンジ果皮状パターンおよびいわ
ゆる水滴状突起の形態の重合体残渣をもたらすことがな
い。さらにフレキソグラフレリーフ印刷版体の光重合さ
れたレリーフ層は、画像マスクないしネガチブ原画のモ
チーフを完全に忠実に再現する。従って、このフレキソ
グラフレリーフ印刷版体は、著しく大部数の秀れた印刷
物をもたらし得る。
実施例および対比例 実施例1 (水溶性の光学的透過性被覆層(C)を有する本発明記
録単位体の製造およびこれを処理することによるフレキ
ソグラフレリーフ印刷版体の製造) 水溶性被覆層(C)を製造するために、5kgの部分的
加水分解されたビニルアセテート/エチレンオキサイド
グラフト共重合体(ヘキスト社Mowiol 04−MI)を80℃
において100kgの水道水中に2時間にわたり溶解させ
た。得られた溶液を濾紙により濾過し、次いで厚さ125
μmのなし地化処理されたポリエチレンテレフタレート
シート(被覆シート(D))上にこの溶液を塗布して、
70℃で15分乾燥してMowilR 04−MIの4μm厚さの均斉
なフィルムを形成した。
有機溶媒で現像し得る光重合可能レリーフ形成記録層
(B)を製造するため、公知の方法で、 43.5kgのスチレン/イソプレン/(スチレン−ブタジ
エン)3元共重合体(有機溶媒に可溶性ないし可膨潤性
エラストマー(b1)、 0.6kgのベンジルジメチルアセタール(光重合開始剤
(b2)、 2.5kgのヘキサン−1,6−ジオールアクリレート(光重
合可能オレフィン性不飽和単量体(b3))、 2.5kgのパラフィン油(助剤(b4))、 0.6kgの2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール(助
剤(b4))、および 0.0032kgの染料、ソルベントブラック(C.I.26150)
(助剤(b4))から成る混合物を押出し成形して、2800
μm厚さの光重合可能レリーフ形成記録層(B)を得
た。
光重合可能記録単位体を形成するため、上記記録層
(B)を2個のロールから成るカレンダー装置間に通
し、上方ロールから被覆層(C)および被覆シート
(D)を、下方ロールから薄い接着層を施した150μm
厚さのポリエチレンテレフタラートのシートを寸法安定
性担体として給送した。カレンダーロール温度は80℃と
した。カレンダーロール間を通過することにより、
(A)、(B)、(C)および(D)の各層ないし各フ
ィルムが相互に強固に接着され、これにより形成された
本発明記録単位体を真空吸引ベルト上で冷却し、所望寸
法に切断した。切断に際して被覆相(C)と記録層
(B)との間の剥離は認められなかった。
2日間の貯蔵後、本発明記録単位体を裏面から、すな
わち寸法安定性担体(A)を介して100W露光装置により
化学線で30秒間全面露光した。
次いで被覆シート(D)を光学的透過性被覆層(C)
から剥離したが、これは簡単に行われ、しかも本発明記
録単位体には静電気帯電はもたらされなかった。また被
覆層(C)は全く損傷なく光重合可能レリーフ形成記録
層(B)上に強固に接着されたままであった。また本発
明記録単位体を屈曲しても、被覆層(C)は全く損傷さ
れることがなく、その表面にも変化が認められなかっ
た。被覆シート(D)が設けられない本発明記録単位体
は、あらためて加工を施すまで空気雰囲気下に長時間保
存しても何ら認められるべき変化をもたらさなかった。
ことに透明被覆層には臭気発生、塵埃堆積、不透明化な
どは観察されなかった。
被覆シートのない、適宜寸法に切断された本発明記録
単位体は、フレキソグラフレリーフ印刷版体製造のた
め、真空装置におり光学的透過性被覆層(C)に標準ネ
ガチブ原画が密着された。次いでこの記録単位体を露光
装置により化学線で12分間画像形成露光された。次いで
ネガチブを被覆層(C)から剥離したが、これは容易に
行われ得た。
この画像形成露光された本発明記録単位体の現像のた
め、容積60リットルのドラムブラシ現像装置において、
30リットルの脱芳香族ソルベントナフサ(沸点範囲186
から128℃、DIN51755による引火点61℃、芳香族含有分
1%以下、ナフテン炭化水素分35%、パラフィン分64%
以下の、エッソ社製EXXOL D60)を装填した。次いで30
リットルの水道水を添加し、これにより1分間のポンプ
循環処理で現像に使用されるべき油中水型乳濁液が形成
された。この懸濁液は、DIN51755による引火点、63℃を
示し、従って現像装置に防爆設備をする必要はなく、ま
た全く臭気を示さなかった。
画像形成露光された本発明記録単位体を上記現像装置
に装着し、乳濁液を10分間ポンプで循環させて洗除処理
した。この乳濁液温度は20℃に設定され、固体分が5%
に達するまで反覆して現像に使用された。
現像後、得られたフレキソグラフレリーフ印刷版体を
純粋の脱芳香族ソルベントナフサで入念に噴霧処理し、
その光重合せしめられたレリーフ層表面から完全に水滴
を除去した。次いで循環空気室内において、70℃で2時
間乾燥処理した。12時間放置した後、フレキソグラフレ
リーフ印刷版体ないしそのレリーフ層を、臭気水溶液で
後処理し、次いで、化学線で10分間全面露光後処理し
た。
このようにして得られたフレキソグラフレリーフ印刷
版体のレリーフ深さは1200μmを示した。またこのレリ
ーフ印刷版体印刷面は、均斉ななし地面をなし、非粘着
性で、水滴状突起の形態における重合体残渣を残さず、
オレンジ果皮状模様は認められなかった。さらにレリー
フ印刷版体は全く無臭であった。またレリーフ層はネガ
チブ原画のモチーフパターンを完全に再現しており、突
起ないし過洗浄凹面などの損傷は全く認められなかっ
た。
このフレキソグラフレリーフ印刷版体を印刷シリンダ
に装着し、公知慣用の印刷インキを使用し、公知慣用の
無端フレキソ印刷を行ったが、著しく大部数の極めて秀
れた印刷物が得られた。
画像形成露光され適宜寸法に切断された、本発明記録
単位体の現像の間、排気中の有機材料含有量を測定し、
毎時吸引空気量をこれに乗じたが、得られた放散量は規
制放散限度値を下廻っていた。
使用された5重量%の固体分を含有する乳濁液は、常
圧下、98から100℃における蒸留によりほとんど完全に
処理され、当初60リットルの乳濁液から、使用可能の乳
濁液約53リットルが得られた。留出物は澄明で明らかに
2相を示した。有機相の水性相に対する容積割合は0.76
であって、脱芳香族ソルベントナフサ欠損分7リットル
を補強して、ポンプ循環させることにより得られた2相
混合物をあらためて現像液に再使用した。
実施例2 (水溶性の光学的透過性被覆層(C)を有する本発明記
録単位体の製造およびこれを処理することによるフレキ
ソグラフレリーフ印刷版体の製造) サーモスタットを使用して乳濁液温度を現像処理の間
常に30℃に維持したほかは、実施例1の処理を反覆し
た。わずか5分の洗除処理により、フレキソグラフレリ
ーフ印刷版体が得られたが、その光重合されたレリーフ
層のレリーフ深さは1200μmを示した。本例においても
実施例1において述べた各利点が示された。なお、現像
処理の間の放散溶媒量は0.3kg/hに過ぎず、規制放散限
度値3kg/hを大幅に下廻った。
実施例3 (水溶性の光学的透過性被覆層(C)を有する本発明記
録単位体の製造およびこれを処理することによるフレキ
ソグラフレリーフ印刷版体の製造) Mowiol 04−MIの代りに同じくヘキスト社製のMowiol
GE 5−97(部分的加水分解ビニルアセテート/エチレ
ンオキサイドグラフト共重合体を使用したほかは、実施
例1の処理を反覆して2μm厚さの透明被覆層(C)お
よび平滑表面の被覆シート(D)を設けた。
実施例1に述べられた各利点は本例においても示され
た。被覆シートを剥離し、切断された本発明記録単位体
の表面は完全に平滑であって、いささかの欠点も見出さ
れ得なかった。
対比例1 (有機溶媒可溶性の光学的透過製被覆層(C)を有する
公知感光性記録単位体の製造およびこれを従来法により
処理することによるフレキソグラフレリーフ印刷版体の
製造) 水溶性の光学的透過性被覆層(C)の代りに、ヘンケ
ル社のMacromelt 6900(アルコール可溶性ポリアミ−
ド)を使用して5μm厚さの光学的透過性被覆層(C)
を形成したほかは、実施例1の処理を反覆した。この公
知の感光性記録単位体を画像形成露光し、公知慣用のテ
トラクロロエチレン/n−ブタノール混合溶媒(容積割合
8:2)で現像した。
実施例1から3による本発明記録単位体に比し、この
公知の記録単位体は多くの欠点を示した。すなわち被覆
シート(D)は光学的透過性被覆層(C)に対する極め
て好ましくない接着性を示し、この公知記録単位体を所
望寸法に切断するに当たり、周縁1cmにわたり剥離を生
じた。この公知記録単位体を屈曲したところ、その被覆
層(C)表面は容易に認め得る損傷を示した。
また混合溶媒は不快な臭気を発生するのみでなく、毒
性を有し、ドラムブラシ洗除装置の換気、排気を必要と
した。またDIN51755による引火点は51℃で、実施例1か
ら3による乳濁液に比し10℃も低いために、処理には慎
重な配慮が必要であった。このため溶媒放散量も規制放
散限度値を上廻った。現像溶媒は常圧蒸留により再処理
可能ではあったが、上述の欠点は補償し得なかった。
このようにして得られたフレキソグラフレリーフ印刷
版体は、ことに不快な臭気を発し、光重合せしめられた
レリーフ層表面にオレンジ果皮様パターンが認められ
た。これら欠点は、10分間の現像後にレリーフ層のレリ
ーフ深さが1400μmを示した利点を代償し得ないもので
あった。
実施例4 (水溶性の光学的透過性被覆層(C)を有する本発明記
録単位体の製造およびこれを処理することによるフレキ
ソグラフレリーフ印刷版体の製造) 乳濁液として27リットルのテトラクロロエチレン、1
リットルのリモネンおよび30リットルの水から成る油中
水型乳濁液を現像用に使用したほかは、実施例1の処理
を反覆した。これにより実施例1に記載された各種利点
がもたらされ、これに対して対比例1の欠点は認められ
なかった。
さらにまたドラムブラシ洗除装置の排気清浄化活性炭
フィルタからの着脱物は短時間後に再び有機相および水
性相に分離し、従ってテトラクロロエチレンも容易に分
離されて、廃棄あるいは再使用され得る。
実施例5 (水溶性の光学的透過性被覆層(C)を有する本発明記
録単位体の製造およびこれを処理することによるフレキ
ソグラフレリーフ印刷版体の製造) 光重合可能レリーフ形成記録層(B)を、以下の組成
分(b1)、(b2)、(b3)および(b4)から構成するほ
かは、実施例1と同様の処理を反覆した。すなわち 80kgのエチレン/プロピレン/アルカジエンゴム−
(エチレン分50重量%、1000個の炭素原子ごとに8個の
二重結合を有する、ヒュルス社製Buna AP 241)(b
1)、 1kgのベンジルジメチルアセタール(b2)、 5kgのイソボルニルアクリレート(b3)、 5kgのジヒドロシクペンタジエニルアクリレート(b
3)、 5kgのアジピン酸−ジ−n−オクチルエステル(b
4)、 0.01kgのSiccoflush D(C.D.74260)および 0.5kgの2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾールから
層(B)を形成した。
本例において実施例1に詳細に記載された利点がもた
らされた。被覆層(C)の記録層(B)に対することに
良好な接着性により、画像形成露光され切断された、本
発明記録単位体は、わずかに5分の短時間で洗除され、
1200μmのレリーフ深さが達成され、このようにして得
られたフレキソグラフレリーフ印刷版体はフレキソ印刷
インキに含まれる醋酸エステルあるいはケトンに対して
光度の耐性を示した。
実施例6 (互いに異なる溶解特性を示す2固有層(B)から成る
光重合可能記録層(B)と有機溶媒に対して可溶性ない
し可膨潤性の光学的透過性被覆層(C)とを有する本発
明記録単位体の製造および処理することによるフレキソ
グラフレリーフ印刷版体の製造) 本例による本発明記録単位体は、以下に説明されるよ
うに複数層の同時押出しにより製造された。
第1固有層(B1)の製造に使用される光重合可能混合
物は、81.8重量%のスチレン/イソプレン/スチレン3
元ブロック共重合体(シェルA.G.社製のCasiflex 110
7)(b1)、1.2重量%のベンジルジメチルアセタール
(b2)、2.0重量%の2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレ
ゾール(b4)、5.0重量%の1,6−ヘキサンジオールアク
リレート(b3)、および10.0重量%のパラフィン油(ホ
ワイトオイルS5000、b4)で構成した。この光重合可能
混合物(B1)を公知慣用の方法で2軸脱気押出機で混練
し、溶融材料流として2層ノズルに給送した。この場
合、溶融材料流(B1)の最高温度は155℃、給送量は毎
時30kg、押出機中滞留時間は5分とし、その2層ノズル
下方からの排出前に、溶融体(B1)は40μm金属線織成
フィルタを通過せしめられた。
第2固有層(B2)を構成するための光重合可能混合物
は、エチレン分(58重量%)、アクリル酸分(21重量
%)および2−エチルヘキシルアクリレート(21重量
%)から成る71.497重量%のターポリマー(b1)、6重
量%のグリシジルメタクリレート(b3)、15重量%のN
−n−ブチルベンゼンスルホン酸アミドBASF社のCetamo
ll BMB b4)、5重量%のブチルエタノールアミン(b
4)、1.2重量%のベンジルジメチルアセタール(b2)、
0.8重量%のN−ニトロソ−N−シクロヘキシルヒドロ
キシルアミンカリウム塩(b4)に0.003重量%のサフラ
ニンT(C.I.50240)(b4)および0.5重量%の2,6−ジ
−tert−ブチル−p−クレゾール(b4)と混練して製造
された。これは光重合可能混合物(B1)と別個に2軸脱
気押出機の2層ノズルに溶融体として給送された。この
場合の溶融体最高温度を140℃、給送量を毎時10kg、押
出機中滞留時間を7分とし、その2層ノズル上方からの
排出前に、溶融体(B2)は40μm金属線織成フィルタを
通過せしめられた。
溶融流動体(B1)および(B2)のメルトフローインデ
ックスを周知の方法でDIN53735(0.6kg)により別個に
測定したところ、150℃で2g/10分のメルトフローインデ
ックスを示す流動体(B1)は、150℃で100g(10分)の
メルトフローインデックスを有する流動体(B2)よりも
高粘度を示した。流動体(b2)は流動体(B1)よりもフ
ァクタ50だけ高いメルトフローインデックスを示した。
両溶融流動体(B1)、(B2)を2層ノズルに同時に給
送して、下方から流動体(B1)を、上方から流動体(B
2)を145℃のノズル温度で押出し、幅33.5cmの積層体を
そのままカレンダーロール間に給送した。この場合低粘
度の溶融扁平成形体(B2)はふくらみを形成した。積層
された溶融扁平成形体(B1)、(B2)の給送からカレン
ダーロールへの進入に至るまでの押出機内滞留時間は30
秒、カレンダーロール温度は80℃とした。
積層された溶融扁平成形体(B1)、(B2)と共に、扁
平成形体(B1)の側に接着剤を塗布した担体シート(寸
法安定性担体A)がまた扁平成形体(B2)の側に被覆層
(C)を積層した被覆シート(D)がカレンダーロール
間に給送された。この場合、被覆シート(D)および担
体シート(A)としては、125μm厚さの二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートのシートが使用された。この被
覆シート(D)として機能するシートには、公知慣用の
高環化度環化ゴムから成る5μm厚さの層(被覆層C)
が積層され、担体シート(A)として機能するシートに
は、5μm厚さのポリウレタン接着層が積層された。
このカレンダーロール処理により、積層扁平成形体
(B1)、(B2)は、2100μm厚さの固有層(B1)と700
μm厚さの固有層(B2)が相接着された光重合可能記録
層(B)になされた。このようにして得られた本発明記
録単位体は、125μm厚さの担体シート(A)、5μm
厚さの接着層、2100μm厚さの固有層(B1)、700μm
厚さの固有層(B2)、上述の順序で積層された被覆層
(C)、被覆シート(D)から成り、両固有層(B1)、
(B2)が合体して光重合可能記録層(B)を構成した。
この本発明記録単位体は、被覆層(C)と最上層固有
層(B2)間、あるいは被覆シート(D)と被覆層(C)
間の剥離などの問題を生ずることなく、所望の寸法に切
断されることができた。また被覆シート(D)は、切断
された本発明記録単位体の被覆層(C)から、この層
(C)に損傷をもたらすことなく、また著しい帯電を招
来することなく容易に剥離することができた。このよう
にして切断され、被覆シートを剥離除去した本発明記録
単位体は、屈曲に際しても極めて微細な複写パターンを
示すその被覆層(C)に何の変化ももたらさなかった。
この本発明記録単位体を、実施例1におけると同様に
して、ただし油中水型乳濁液の代りに水中型乳濁液を使
用して処理した。この水中油型乳濁液は、よく分散され
た有機相として30リットルの実施例1による脱芳香族ソ
ルベントナフサ、連続水性相として30リットルの1%炭
酸ナトリウム水溶液および乳濁液に対して0.1重量%の
乳化剤としてのナトリウムドデシル水素硫酸塩から調製
した。
この水中油型乳濁液を使用して、画像形成露光した本
発明記録単位体を現像したところ、驚くべきことには10
分以内に1500μmのレリーフ深さを達成し得た。さらに
これにより得られたフレキソグラフレリーフ印刷版体の
レリーフ層印刷面には被覆層材料(C)残渣もオレンジ
果皮様パターンも認められず、また水滴状突起も皆無で
あった。このことは有機溶媒に可溶性ないし膨潤性の環
化ゴムから成る被覆層も、水性溶媒により現像され得る
固有記録層(B2)の非露光部分および有機溶媒で現像可
能の固有記録層(B1)の非露光部分も、単一処理工程に
より洗除され得たことを意味する。
このようにして得られたフレキソグラフレリーフ印刷
版体は、著しく良好な印刷挙動を示し、大部数の、原画
を極めて忠実に再現する優れた印刷物をもたらした。
使用された乳濁液は、実施例1におけると同様に、常
圧蒸留により処理し、乳化剤補給後に再使用されること
ができた。
対比例2 (異なる溶解特性を有する2層の固有層(B)から成る
光重合可能レリーフ形成記録層(B)と、水溶性の光学
的透過性被覆層(C)とを有する、本発明によらない感
光性記録単位体の製造およびこれを公知方法で処理する
ことによるフレキソグラフレリーフ印刷版体の製造) 環化ゴムから成る被覆層(C)の代りにビニルアセテ
ート/エチレンオキサイドグラフト共重合体(ヘキスト
社のMowiol 04−MI)から成る被覆層(C)を使用し、
現像を1%炭酸ナトリウム水溶液60リットルで行ったほ
かは、実施例6の処理を反覆した。
画像形成露光され、所望寸法に切断された感光性記録
単位体は、700μmのレリーフ深さまで、すなわち有機
溶媒で現像可能の固有層(B2)までの洗除がなされ得た
にとどまり、固有層(B1)の非露光部分は従前のまま残
存した。すなわち現像処理を終った記録単位体は、追加
処理なしではフレキソ印刷に使用することはできなかっ
た。
実施例7 (異なる溶解特性を有する2層の固有層から成る光重合
可能レリーフ形成記録層と、水溶性光学的透過性被覆層
(C)とを有する、本発明によらない感光性記録単位体
の製造、およい本発明方法で処理することによるフレキ
ソグラフレリーフ印刷版体の製造) 1%炭酸ナトリウム水溶液の代りに実施例6の水中油
型乳濁液を使用したほかは、対比例2の処理を反覆し
た。
この場合、被覆層(C)も、水性溶媒で現像可能の固
有層(B2)の非露光部分および固有層(B1)の非露光部
分も単一現像処理で洗除されることができ、10分の洗除
処理により1500μmのレリーフ深さが達成され得た。
またこれにより得られたフレキソグラフレリーフ印刷
版体は、満足すべき印刷面を示し、付加的現像処理の必
要なくフレキソ印刷に使用されることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヒューマー,ウォルフガング ドイツ連邦共和国、D―6703、リムブル ガーホーフ、フィッシャーシュトラー セ、16 (72)発明者 クルツ,カール―ルドルフ ドイツ連邦共和国、D―6900、ハイデル ベルク、アム、ライン、2 (56)参考文献 特開 昭63−163466(JP,A) 特開 昭61−186963(JP,A) 特開 昭60−260955(JP,A) 特開 昭57−158644(JP,A) 特開 昭57−136653(JP,A) 特開 昭59−83153(JP,A) 特開 昭60−244952(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 502 G03F 7/11

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寸法安定性担体(A)、単一層(B)ある
    いは少なくとも2層の固有層(B)から成り、化学線で
    画像形成露光することにより露光部分との間の溶解特性
    の差違がもたらされ、これにより非露光部分全体が、あ
    るいは最上層固有層(B)の非露光部分が洗除(現像)
    され得るようになされた、0.1から7mm厚さの光重合可能
    レリーフ形成層(B)、およびこの(B)の表面に強固
    に接着された光学的透過性被覆層(C)を有する、フレ
    キソグラフレリーフ印刷版体製造用の感光性記録単位体
    であって、 光学的透過性被覆層(C)が記録層(B)非露光部分洗
    除溶媒に対して不溶性ないし非膨潤性であることを特徴
    とする感光性記録単位体。
  2. 【請求項2】請求範囲1による感光性記録単位体であっ
    て、非露光部分が水もしくは水性溶媒に対して可溶性な
    いし可膨潤性であるが、光学的透過性被覆層(C)が、
    有機溶媒に対して可溶性ないし可膨潤性であることを特
    徴とする単位体。
  3. 【請求項3】請求範囲1による感光性記録単位体であっ
    て、非露光部分が有機溶媒に対して可溶性ないし可膨潤
    性であるが、光学的透過性被覆層(C)が水ないし水性
    溶媒に対して可溶性ないし可膨潤性であることを特徴と
    する単位体。
  4. 【請求項4】請求範囲3による感光性記録単位体であっ
    て、光重合可能レリーフ形成記録層(B)あるいはその
    最上層固有層(B)が、 (b1)結合剤として有機溶媒に対して可溶性ないし可膨
    潤性の少なくとも1種類のエラストマー20から99重量
    %、 (b2)少なくとも1種類の光重合開始剤0.001から10重
    量%、 (b3)上記(b1)、(b2)と相溶性の、少なくとも1種
    類の光重合可能単量体1から60重量%、および、 (b4)少なくとも1種類の助剤0から40重量%から構成
    されており、光学的透過性被覆層(C)が主としてある
    いは全体的に、部分的もしくはほぼ完全に加水分解され
    たポリ(ビニルアルコールアルカンカルボン酸エステ
    ル)、部分的もしくはほぼ完全に加水分解されたビニル
    アルコールアルカンカルボン酸エステル/アルキレンオ
    キサイドグラフト共重合体、ゼラチン、セルロースエー
    テル、セルロースエステル、ポリビニルピロリドン、ビ
    ニル芳香族化合物/アルケンジカルボン酸無水物共重合
    体、ビニルエーテル/アルケンジカルボン酸無水物共重
    合体、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸/
    (メタ)アクリレート共重合体、ポリアルキレンオキサ
    イド、サポニンおよび/あるいはサッカライドから構成
    されており、これらが水および/あるいは水性溶媒に対
    して可溶性ないし可膨潤性であることを特徴とする単位
    体。
  5. 【請求項5】請求範囲3あるいは4による感光性記録単
    位体であって、エラトマー(b1)がポリアルカジエン、
    ビニル芳香族化合物/アカジエン共重合体、ビニル芳香
    族化合物/アルカジエンブロック共重合体、アルカジエ
    ン/アクリロニトリル共重合体、ブチルゴム、アクリレ
    ートゴム、ポリクロロブレン、フルオロゴム、シリコン
    ゴム、ポリサルファイドゴムあるいはエチレン/プロピ
    レン/アルカジエン共重合体であることを特徴とする単
    位体。
  6. 【請求項6】請求範囲3から5のいずれかによる感光性
    記録単位体であって、エラストマー(b1)がポリアルカ
    ジエン、ビニル芳香族/アルカジエン共重合体、ビニル
    芳香族/アルカジエンブロック共重合体、アルカジエン
    /アクリロニトリル共重合体あるいはエチレン/プロピ
    レン/アルカジエン共重合体であり、光学的透過性被覆
    層(C)が主としてあるいは全体的に、部分的もしくは
    ほぼ完全に加水分解されたポリ(ビニルアコールアルカ
    ンカルボン酸エステル)および/あるいは部分的もしく
    はほぼ完全に加水分解されたビニルアコールアルカンカ
    ルボン酸エステル/アルキレンオキサイドグラフト共重
    合体から構成されていることを特徴とする単位体。
  7. 【請求項7】請求範囲2による感光性記録単位体であっ
    て、光重合可能レリーフ形成記録層(B)あるいはその
    最上層固有層(B)が、 (b1)結合剤として水あるいは水性溶媒に対して可溶性
    ないし可膨潤性の少なくとも1種類のエラストマー20か
    ら99重量%、 (b2)少なくとも1種類の光重合開始剤0.001から10重
    量%、 (b3)上記(b1)、(b2)と相溶性の、少なくとも1種
    類の光重合可能単量体1から60重量%、および、 (b4)少なくとも1種類の助剤0から40重量%から構成
    されており、光学的透過性被覆層(C)が主としてある
    いは全体的に、ポリアミド、コポリアミド、ポリエチレ
    ン、エチレン/プロピレン共重合体、ポリスチレン、ス
    チレン/アクリロニトリル共重合体、ポリ(メタ)アク
    リレート、エチレン/ビニルアセテート共重合体、ポリ
    ビニルクロライド、ビニルクロライド/ビニルアセテー
    ト共重合体、ポリカルボネート、シリコンゴム、ポリエ
    ステル、ポリウレタンあるいは高環化度の環化ゴムから
    構成されていることを特徴とする単位体。
  8. 【請求項8】請求範囲7による感光性記録単位体であっ
    て、エラストマー(b1)がエチレン/(メタ)アクリル
    酸共重合体、部分的もしくはほぼ完全に加水分解された
    ポリ(ビニルアルコールアルカンカルボン酸エステ
    ル)、部分的もしくはほぼ完全に加水分解されたビニル
    アルコールアルカンカルボン酸エステル/アルキレンオ
    キサイドグラフト共重合体、マレイン化アルカジエン重
    合体、マイレン化および部分鹸化あるいは部分アミド化
    され、重合類似変性されたアルカジエン重合体、アルカ
    ジエンとα,β−不飽和カルボン酸の共重合体あるいは
    カルボキシル基含有アルカジエン/アクリロニトリル共
    重合体であることを特徴とする単位体。
  9. 【請求項9】請求範囲7あるいは8による感光性記録単
    位体であって、エラストマーがエチレン/(メタ)アク
    リル酸共重合体であり、これが少なくとも1種類の他の
    コモノマー、すなわちビニルエステル、ビニルエーテ
    ル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アク
    リルアミドあるいはメタクリルアミドを重合含有してお
    り、光学的透過性被覆層(C)が主としてあるいは全体
    的にポリアミドから構成されていることを特徴とする単
    位体。
  10. 【請求項10】寸法安定性担体(A)、単一層(B)あ
    るいは少なくとも2層の固有層(B)から成る光重合可
    能レリーフ形成記録層(B)、およびこの(B)の表面
    に強固に接着された光学的透過性被覆層(C)を有する
    感光性記録単位体から、 (1)光重合可能レリーフ形成記録層を化学線で画像形
    成露光して、露光部分と非露光部分との間に溶解特性の
    差違をもたらし、 (2)光学的透過性被覆層(C)と、画像形成露光され
    たレリーフ形成記録層(B)の非露光部分、従って光重
    合されない部分とを溶媒で洗除(現像)して光重合され
    たレリーフ層を形成することにより、光重合レリーフ層
    を有するフレキソグラフレリーフ印刷版体を製造する方
    法であって、請求範囲1から9のいずれかによる感光性
    記録単位体を使用し、現像(上記第(2)工程)を乳濁
    液により単一処理過程で行うことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】請求項10による方法であって、光重合可
    能レリーフ形成記録層(B)が異なる溶解特性を有する
    少なくとも2層の固有層(B)を有し、上記第(2)工
    程において、異なる溶解特性を有する少なくとも2層の
    固有層(B)の非露光部分を、光学的透過性被覆層
    (C)と共に、乳濁液により単一処理過程で洗除(現
    像)することを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】請求範囲11による方法であって、光学的
    透過性被覆層(C)と、この(C)の直ぐ下に在る固有
    層(B)とが有機溶媒に対して可溶性ないし可膨潤性で
    ある感光性記録単位体を使用することを特徴とする方
    法。
  13. 【請求項13】請求範囲11による方法であって、光学的
    透過性被覆層(C)と、この(C)の直ぐ下に在る固有
    層(B)とが水もしくは水性溶媒に対して可溶性ないし
    可膨潤性である感光性記録単位体を使用することを特徴
    とする方法。
  14. 【請求項14】請求範囲10から13のいずれかによる方法
    であって、現像を、よく分散された水性相と、不燃性も
    しくは難燃性かつ/もしくは高沸点の連続有機相とを容
    積割合90:10から10:90で含有する「油中水型」乳濁液に
    より行うことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】請求範囲10から13のいずれかによる方法
    であって、現像を、よく分散された有機相と、連続的水
    性相とを容積割合90:10から10:90で含有す「水中油型」
    乳濁液により行うことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】請求範囲15による方法であって、有機相
    として、不燃性もしくは難燃性かつ/もしくは高沸点の
    有機相を使用することを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】請求範囲14による方法であって、請求範
    囲3から6のいずれかによる感光性記録単位体を使用す
    ることを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】請求範囲15による方法であって、請求範
    囲2または7から9のいずれかによる感光性記録単位体
    を使用することを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】請求範囲15から18のいずれかによる方法
    であって、有機相が塩素化炭化水素、芳香族炭化水素、
    飽和および/あるいは不飽和の環式および/あるいは非
    環式炭化水素、石油留出分、水素添加重油成分、および
    /あるいはこれらの混合物を含有し、あるいはこれから
    構成されていることを特徴とする方法。
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