JP3143737B2 - 電線接続絶縁構造物 - Google Patents

電線接続絶縁構造物

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JP3143737B2
JP3143737B2 JP09202379A JP20237997A JP3143737B2 JP 3143737 B2 JP3143737 B2 JP 3143737B2 JP 09202379 A JP09202379 A JP 09202379A JP 20237997 A JP20237997 A JP 20237997A JP 3143737 B2 JP3143737 B2 JP 3143737B2
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悟郎 芳賀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線接続絶縁構造物
に関し、特にコネクタや中継端子等の導体部分に電線を
接続して絶縁、収納する構造の電線接続絶縁構造物に属
する。
【0002】
【従来の技術】コネクタや中継端子等においては、これ
らに設けられた複数のコンタクトや端子等の導体部分に
それぞれ電線の一端を接続し、かつこれら接続部分の短
絡事故等を防止するために、これらを互いに絶縁すると
共に外部とも絶縁するように収納する構造部分を備えて
いる。従来のこのような電線接続絶縁構造物として、コ
ネクタを例に、図面を参照して説明する。図5は従来の
電線接続絶縁構造物の一例を示す斜視図、図6(a)〜
(d)はその平面図、側面図及び部分断面拡大図であ
る。この例のコネクタ100aは、一端に電線200を
接続するための電線接続部21を備え、他端を、挿入さ
れた相手側コネクタのコンタクトと接触接続する複数の
コンタクト2と、第1の側面に開口する複数の接続部収
納孔13、及びこの第1の側面と相対向する第2の側面
側に相手側コネクタとかん合する相手側コネクタかん合
部12を備え、複数のコンタクトの電線接続部21にそ
れぞれ対応する電線200の導体201部分を接続して
これら電線接続部21を複数の接続部収納孔13それぞ
れに対応収納すると共に所定の部分でこれら複数のコン
タクト2を保持するコネクタハウジング1aとを有する
構成となっている。
【0003】このコネクタ100aにおいては、複数の
電線200の導体201それぞれが対応接続された複数
のコンタクト2の電線接続部21それぞれをコネクタハ
ウジング1aの複数の接続部収納孔13それぞれに対応
して収納することにより、電線接続部21相互間を絶縁
し、またこれら電線接続部21を外部と絶縁する構造と
なっている。そして、電線接続部21は、電線200の
導体201とコンタクト2とを互いに接続するために、
その外形寸法が電線200やコンタクト2の相手側コネ
クタとの接触接続部分より大きくなり、これら電線接続
部21を収納する接続部収納孔13は、その数が多くな
るとこれらを一列に配置することができなくなり、図6
(d)等に示すように、二列に、かつ互いに千鳥状に配
置せざるを得なくなる。また、接続部収納孔13はコネ
クタハウジング1aに形成されており、その形成時や、
形成後の強度を保持するために所定の肉厚が必要とな
る。
【0004】二列(2段)に配置された接続部収納孔1
3のコネクタハウジング1aの厚さ方向の寸法をSと
し、接続部収納孔13が形成されている部分の肉厚をt
2とすると、接続部収納孔13が形成されている部分の
コネクタハウジング1aの厚さH2はS+2t2とな
り、コネクタハウジング1aの相手側コネクタかん合部
12の部分の厚さH1より厚くなる。
【0005】このようなコネクタ100aを4個重ねて
配置した例を図7に示す。図7に示すように、コネクタ
100a相互間に寸法dのスペースを設けて重ね合わせ
た場合、コネクタ100aの相互間のピッチP2はH2
+d、4個のコネクタ100a全体の厚さHH2は4H
2+3dとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電線接
続絶縁構造物のコネクタ100aは、コネクタハウジン
グ1aに、複数の電線接続部21を絶縁収納する複数の
接続部収納孔13が2段に配置形成されており、これら
接続部収納孔13を形成する際や、形成後の強度を保持
するために、これら接続部収納孔13には所定の肉厚が
必要となるので、接続部収納孔13の形成部分のコネク
タハウジング1aの厚さはその相手側コネクタかん合部
の厚さより厚くなり、その分、このコネクタを使用する
装置の寸法が大きくなるという問題点があり、特に複数
個のコネクタを重ねて使用する場合には、装置の外形寸
法により重ね合わせるコネクタの数が制限されて実装密
度が低下したり、またこのコネクタの寸法により装置の
外形寸法が大きくなる、という問題点があった。また、
接続部収納孔13は形成しにくく、かつ電線接続部が収
納しにくいという問題点もあった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、十分な強度を保ちつつハウジングの電線接続収
納部分の厚さを薄く、かつ容易に形成することができて
装置の小型化ができ、また電線接続部の収納が容易であ
り、更に、複数段重ねて使用する場合でもその段数をよ
り多くすることができて実装密度を上げることができる
電線接続絶縁構造物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために次のような手段構成を有する。即ち、本発
明の電線接続絶縁構造物は、電線を接続するための電線
接続部を少なくとも一端に備えた複数の接続用導体と、
所定の面に複数の溝が形成され前記複数の接続用導体そ
れぞれを所定の部位で保持すると共にこれら複数の接続
用導体の電線接続部それぞれを前記複数の溝に対応して
収納する絶縁材料製のハウジングと、複数の電線それぞ
れが対応接続された状態の前記複数の接続用導体の電線
接続部それぞれを対応して収納する前記複数の溝を覆う
ように前記ハウジングの所定の面に接着固定されるフィ
ルム状の絶縁カバーとを有している。
【0009】また、前記ハウジングの所定の面の前記絶
縁カバーが接着固定される面を前記絶縁カバーの厚さ分
だけ切除し、前記絶縁カバーを接着固定したときのこの
絶縁カバーの表面と前記ハウジングの所定の面の前記絶
縁カバーが接着固定されている部分以外の面とが同一面
となるようにして構成される。また、前記接続用導体を
コネクタコンタクトとし、前記コネクタコンタクトの電
線接続部と接続する前記複数の電線を前記コネクタハウ
ジングの一方の辺から導出し、前記一方の辺と相対向す
る他方の辺側から相手側コネクタを挿入してかん合し、
この相手側コネクタのコンタクトと前記コネクタコンタ
クトとを接続するようにして構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態は、少なく
とも一端に電線を接続するための電線接続部を備えた複
数の接続用導体を保持し収納する絶縁材料製のハウジン
グの所定の面に、複数の溝を形成してこれら複数の溝そ
れぞれに上記複数の接続用導体の電線接続部を対応して
収納すると共にこれら複数の接続用導体を所定の部位で
上記ハウジングに保持し、複数の電線それぞれが対応接
続された状態の上記複数の電線接続部それぞれを対応し
て収納する上記複数の溝を覆うように、上記ハウジング
の所定の面にフィルム状の絶縁カバーを接着固定する構
造となっている。
【0011】このような構造とすることにより、電線接
続収納部分である溝は形成が容易でかつ電線接続部の収
納も容易となり、しかも、溝の上部は十分な強度をもつ
フィルム状の絶縁カバーで覆われるので、十分な強度、
絶縁性を保ちつつ、ハウジングの厚さより十分薄くする
ことができてこの電線接続収納部分をハウジングの他の
部分、例えば相手側コネクタかん合部と同程度の厚さに
することができ、従って、装置の小型化、実装密度の向
上をはかることができる。更に、溝が形成されているハ
ウジングの面を、絶縁カバーの厚さ分切除してこの絶縁
カバーを接着固定すれば、電線接続収納部分の厚さはハ
ウジングの他の部分と同一の厚さとすることができる。
【0012】電線接続収納部分の厚さをこのように、ハ
ウジングの他の部分と同程度に抑えることにより、複数
個重ねて使用する場合の全体の厚さを抑えることがで
き、装置の小型化をはかることができ、また、装置の外
形寸法が規定されている場合に、重ね使用される数を多
くすることができて実装密度を上げることができる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の一実施例を示す絶縁カバーが
接着固定されていない状態の斜視図、及び絶縁カバーが
接着固定されている状態の斜視図であり、図2はこの実
施例の平面図、側面図及び部分断面拡大図である。この
実施例は本発明をコネクタに適用したものであり、電線
200を連続するための電線接続部21を一端に備え、
他端を、挿入された相手側コネクタのコンタクトと接触
接続する複数のコンタクト2と、表側及び裏側の面に複
数の溝11が形成され複数のコンタクト2それぞれを所
定の部位で保持すると共にこれらコンタクト2の電線接
続部21それぞれを複数の溝11に対応して収納する絶
縁材料製のコネクタハウジング1と、複数の電線200
それぞれが対応接続された状態の複数のコンタクト2の
電線接続部21それぞれを対応して収納する複数の溝1
1を覆うようにコネクタハウジング1の表側及び裏側の
面に接着固定されたフィルム状の絶縁カバー3とを有す
る構成となっている。
【0014】なお、この実施例では、絶縁カバー3を接
着固定するコネクタハウジング1の面を、この絶縁カバ
ー3の厚さ分だけ切除した後、絶縁カバー3を接着固定
するようにしており、従って、絶縁カバー3の表面と、
コネクタハウジング1の表側,裏側の面とは同一面とな
っている。すなわち、コネクタハウジング1は、その相
手側コネクタかん合部12の部分の厚さも、電線接続収
納部分(溝11及び絶縁カバー3の部分)の厚さも同一
(H1)となっている。この実施例においては、電線接
続部21を収納する部分が溝11となっているので、そ
の形成が容易であり、かつ、電線を接続した状態の電線
接続部21の収納が容易となる。
【0015】また、コネクタハウジング1の電線接続収
納部分の厚さを他の部分(相手側コネクタかん合部12
等)と同一寸法(H1=S+2t1、t1は絶縁カバー
3の厚さでありt2より十分小)にすることができて、
従来例のH2=S+2t2より薄くすることができ、こ
のコネクタ100を使用する装置の外形寸法を小さくす
ることができ、小型化が実現できる。しかも、この電線
接続収納部分の強度及び絶縁性は、絶縁カバー3によっ
て十分高く保つことができる。
【0016】図3はこの実施例のコネクタ100を4個
重ねて実装したときの斜視図であり、図4はこのときの
各部の寸法を示す側面図である。なお図4にはこのコネ
クタ100とかん合する相手側コネクタ300も示され
ている。この場合のコネクタ100相互間のピッチP1
は、H1+d(=S+2t1+d)、4個のコネクタ1
00全体の厚さHH1は4H1+3d(=4S+8t1
+3d)であり、従来例のP2=H2+d=S+2t2
+d、HH2=4H2+3d=4S+8t2+3dと比
較し、従来例の接続部収納孔13の肉厚の寸法t2が本
発明の絶縁カバー3のフィルム厚の寸法t1になった分
(4個重ねた場合には、8(t2−t1)の寸法)だけ
本発明の方が薄くなる。従って、装置の小型化をはかる
ことができ、また、装置の外形寸法が規定されている場
合に、重ねて使用される数を多くすることができ、実装
密度を上げることができる。
【0017】なお、この実施例においては、溝11が形
成されているコネクタハウジング1の面を絶縁カバー3
の厚さ分だけ切除してこの部分に絶縁カバー3を接着固
定するようにしたが、絶縁カバー3の厚さはコネクタハ
ウジング1の相手側コネクタかん合部12の厚さよりは
もちろん、従来例の接続部収納孔13の肉厚より十分薄
いので、上記の部分を切除しなくても、コネクタハウジ
ング1の電線接続収納部分の厚さを他の部分(相手側コ
ネクタかん合部12等)の厚さとほぼ同一とすることが
できる。
【0018】また、この実施例では、本発明をコネクタ
に適用した場合について説明したが、コネクタ以外の、
電線接続部を備えた接続用導体を絶縁収納する構成の、
例えば中継端子板にも本発明を適用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一端に電
線を接続するための電線接続部を備えた複数の接続用導
体を保持する絶縁材料製のハウジングの所定の面に、複
数の溝を形成してこれら複数の溝それぞれに上記の複数
の接続用導体の電線接続部を対応して収納すると共に、
これら複数の接続用導体を所定の部位で上記ハウジング
に保持し、複数の電線それぞれが対応接続された状態の
複数の電線接続部それぞれを対応して収納する上記複数
の溝を覆うように上記ハウジングの所定の面にフィルム
状の絶縁カバーを接着固定する構成とすることにより、
電線接続収納部分の溝の形成が容易でかつ電線接続部の
収納も容易となり、しかも、フィルム状の絶縁カバーに
より電線接続収納部分を十分な強度、絶縁性を保ちつ
つ、ハウジングの電線接続収納部分の厚さを従来例より
も薄くすることができるので、装置の小型化をはかるこ
とができ、また、複数段重ねて使用する場合でもその段
数を多くすることができて実装密度を上げることができ
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す絶縁カバーがないとき
の斜視図及び絶縁カバーがあるときの斜視図である。
【図2】図1に示された実施例の平面図、側面図及び部
分断面拡大図である。
【図3】図1に示された実施例のコネクタを4個重ねて
実装したときの斜視図である。
【図4】図3に示された4個重ねのコネクタの各部の寸
法を示す側面図である。
【図5】従来の電線接続絶縁構造物の一例を示す斜視図
である。
【図6】図6に示された電線接続絶縁構造物の平面図、
側面図及び部分断面拡大図である。
【図7】図5に示された電線接続絶縁構造物を4個重ね
て実装したときの各部の寸法を示す側面図である。
【符号の説明】
1,1a コネクタハウジング 2 コンタクト 3 絶縁カバー 11 溝 12 相手側コネクタかん合部 13 接続部収納孔 21 電線接続部 100,100a コネクタ 200 電線 201 導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 12/22 H01R 13/514 H01R 24/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を接続するための電線接続部を少な
    くとも一端に備えた複数の接続用導体と、所定の面に複
    数の溝が形成され前記複数の接続用導体それぞれを所定
    の部位で保持すると共にこれら複数の接続用導体の電線
    接続部それぞれを前記複数の溝に対応して収納する絶縁
    材料製のハウジングと、複数の電線それぞれが対応接続
    された状態の前記複数の接続用導体の電線接続部それぞ
    れを対応して収納する前記複数の溝を覆うように前記ハ
    ウジングの所定の面に接着固定されるフィルム状の絶縁
    カバーとを有することを特徴とする電線接続絶縁構造
    物。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの所定の面の前記絶縁カ
    バーが接着固定される面を前記絶縁カバーの厚さ分だけ
    切除し、前記絶縁カバーを接着固定したときのこの絶縁
    カバーの表面と前記ハウジングの所定の面の前記絶縁カ
    バーが接着固定されている部分以外の面とが同一面とな
    るようにした請求項1記載の電線接続絶縁構造物。
  3. 【請求項3】 前記接続用導体をコネクタコンタクトと
    し、前記コネクタコンタクトの電線接続部と接続する前
    記複数の電線を前記コネクタハウジングの一方の辺から
    導出し、前記一方の辺と相対向する他方の辺側から相手
    側コネクタを挿入してかん合し、この相手側コネクタの
    コンタクトと前記コネクタコンタクトとを接続するよう
    にした請求項1記載の電線接続絶縁構造物。
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