JP3144744B2 - 積層型誘電体フィルタ - Google Patents
積層型誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JP3144744B2 JP3144744B2 JP27463393A JP27463393A JP3144744B2 JP 3144744 B2 JP3144744 B2 JP 3144744B2 JP 27463393 A JP27463393 A JP 27463393A JP 27463393 A JP27463393 A JP 27463393A JP 3144744 B2 JP3144744 B2 JP 3144744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- resonance
- resonance element
- filter
- capacitance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 103
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 103
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 103
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 13
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 69
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000005672 electromagnetic field Effects 0.000 description 10
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 8
- 229910010413 TiO 2 Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 4
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 4
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 4
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N Toluene Chemical compound CC1=CC=CC=C1 YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 3
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 2
- PLDDOISOJJCEMH-UHFFFAOYSA-N neodymium(3+);oxygen(2-) Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[Nd+3].[Nd+3] PLDDOISOJJCEMH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 2
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910015902 Bi 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000005456 alcohol based solvent Substances 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- CEKXZSQLUFQAOG-UHFFFAOYSA-N barium(2+) oxygen(2-) titanium(4+) Chemical compound [O--].[O--].[Ti+4].[Ba++] CEKXZSQLUFQAOG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 238000001354 calcination Methods 0.000 description 1
- 229910052878 cordierite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N dimagnesium dioxido-bis[(1-oxido-3-oxo-2,4,6,8,9-pentaoxa-1,3-disila-5,7-dialuminabicyclo[3.3.1]nonan-7-yl)oxy]silane Chemical compound [Mg++].[Mg++].[O-][Si]([O-])(O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2)O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2 JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007606 doctor blade method Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000007496 glass forming Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000004014 plasticizer Substances 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 229910052761 rare earth metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000002910 rare earth metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/201—Filters for transverse electromagnetic waves
- H01P1/203—Strip line filters
- H01P1/20327—Electromagnetic interstage coupling
- H01P1/20336—Comb or interdigital filters
- H01P1/20345—Multilayer filters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層型誘電体フィルタに
関し、特に携帯用電話機等の高周波回路無線機器に利用
する高周波回路フィルタや、アンテナデュプレクサ等に
使用される積層型誘電体フィルタに関する。
関し、特に携帯用電話機等の高周波回路無線機器に利用
する高周波回路フィルタや、アンテナデュプレクサ等に
使用される積層型誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図11、12は、それぞれ本発明者らが
案出した積層型誘電体フィルタの模式展開図および斜視
図である。
案出した積層型誘電体フィルタの模式展開図および斜視
図である。
【0003】この積層型誘電体フィルタにおいては、出
力端側の共振素子23の一部に誘電体層14を挟んで重
なる出力用電極42を誘電体層11上に積層される誘電
体層13上に形成し、アース電極70に一端部がそれぞ
れ接続されて1/4波長ストリップライン共振器を構成
する共振素子21〜23を誘電体層14上に形成し、さ
らに一端部がアース電極70に接続されかつ他端部が共
振素子21〜23の開放端から所定の間隔離れて共振素
子21〜23とそれぞれ対向する電極31〜33を誘電
体層14上に形成し、誘電体層15上に、入力端側の共
振素子21の一部に誘電体層15を挟んで重なる入力用
電極41を形成し、誘電体層15上に、表面にアース電
極70が形成される誘電体層17を積層して、誘電体層
11、13〜15および17を一体に構成し、その後焼
成して、積層体500を形成する。
力端側の共振素子23の一部に誘電体層14を挟んで重
なる出力用電極42を誘電体層11上に積層される誘電
体層13上に形成し、アース電極70に一端部がそれぞ
れ接続されて1/4波長ストリップライン共振器を構成
する共振素子21〜23を誘電体層14上に形成し、さ
らに一端部がアース電極70に接続されかつ他端部が共
振素子21〜23の開放端から所定の間隔離れて共振素
子21〜23とそれぞれ対向する電極31〜33を誘電
体層14上に形成し、誘電体層15上に、入力端側の共
振素子21の一部に誘電体層15を挟んで重なる入力用
電極41を形成し、誘電体層15上に、表面にアース電
極70が形成される誘電体層17を積層して、誘電体層
11、13〜15および17を一体に構成し、その後焼
成して、積層体500を形成する。
【0004】次に、図12に示すように、積層体500
の上下面および入力端子部61、出力端子部62を除く
側面にアース電極70を形成する。さらに、積層体50
0の一方の側面の入力端子部61内に、アース電極70
と絶縁され、かつ入力用電極41と接続される入力端子
51を形成し、さらに同様に、積層体500の他方の側
面の出力端子部62内に、アース電極70と絶縁され、
かつ出力用電極42と接続される出力端子52を形成す
る。
の上下面および入力端子部61、出力端子部62を除く
側面にアース電極70を形成する。さらに、積層体50
0の一方の側面の入力端子部61内に、アース電極70
と絶縁され、かつ入力用電極41と接続される入力端子
51を形成し、さらに同様に、積層体500の他方の側
面の出力端子部62内に、アース電極70と絶縁され、
かつ出力用電極42と接続される出力端子52を形成す
る。
【0005】上述した積層型誘電体フィルタの等価回路
は図13に示すようになる。図13において符号111
は共振素子21と入力用電極41間の静電容量であり、
符号112は共振素子23と出力用電極42間の静電容
量であり、符号121〜123はそれぞれ共振素子21
と電極31間の静電容量、共振素子22と電極32間の
静電容量、共振素子23と電極33間の静電容量であ
り、符号132は共振素子21と共振素子22との間の
誘導結合を示すインダクタンスであり、符号133は共
振素子22と共振素子23との間の誘導結合を示すイン
ダクタンスであって、バンドパスフィルタを構成してい
る。なお、並列共振回路の静電容量211、221、2
31およびインダクタンス212、222、232は、
共振素子21、22、23をそれぞれ等価変換したとき
の静電容量およびインダクタンスである。
は図13に示すようになる。図13において符号111
は共振素子21と入力用電極41間の静電容量であり、
符号112は共振素子23と出力用電極42間の静電容
量であり、符号121〜123はそれぞれ共振素子21
と電極31間の静電容量、共振素子22と電極32間の
静電容量、共振素子23と電極33間の静電容量であ
り、符号132は共振素子21と共振素子22との間の
誘導結合を示すインダクタンスであり、符号133は共
振素子22と共振素子23との間の誘導結合を示すイン
ダクタンスであって、バンドパスフィルタを構成してい
る。なお、並列共振回路の静電容量211、221、2
31およびインダクタンス212、222、232は、
共振素子21、22、23をそれぞれ等価変換したとき
の静電容量およびインダクタンスである。
【0006】この積層型誘電体フィルタにおいては、共
振素子21、22、23の開放端側とそれぞれ対向する
電極31、32、33を設けている。従って、共振素子
21、22、23の開放端側と電極31、32、33と
の間には静電容量121、122、123がそれぞれ形
成され、この静電容量121〜123も共振素子21、
22、23を等価変換したときの並列共振回路の静電容
量211、221、231に付加されることになる。従
って、共振周波数を同一とすれば、並列共振回路のイン
ダクタンスは小さくて済むことになり、共振素子21、
22、23の長さもより短くなり、積層型誘電体フィル
タ全体の長さも短くすることができる。
振素子21、22、23の開放端側とそれぞれ対向する
電極31、32、33を設けている。従って、共振素子
21、22、23の開放端側と電極31、32、33と
の間には静電容量121、122、123がそれぞれ形
成され、この静電容量121〜123も共振素子21、
22、23を等価変換したときの並列共振回路の静電容
量211、221、231に付加されることになる。従
って、共振周波数を同一とすれば、並列共振回路のイン
ダクタンスは小さくて済むことになり、共振素子21、
22、23の長さもより短くなり、積層型誘電体フィル
タ全体の長さも短くすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに積層型誘電体フィルタを小型化するために共振素子
の電気長を短くすると、共振素子同士がより強く誘導結
合するようになりフィルタの特性が広帯域化しすぎる傾
向があり、所望の帯域幅を有するフィルタを得ることが
できないという問題があった。
うに積層型誘電体フィルタを小型化するために共振素子
の電気長を短くすると、共振素子同士がより強く誘導結
合するようになりフィルタの特性が広帯域化しすぎる傾
向があり、所望の帯域幅を有するフィルタを得ることが
できないという問題があった。
【0008】さらに、上述した構造の誘電体フィルタに
おいては、共振素子21〜23の短絡部分では共振素子
21〜23の電磁界が乱れて誘導結合が強くなるように
作用してフィルタの特性をより広帯域化させてしまい、
やはり、共振素子同士を強く誘導結合させてフィルタの
特性を広帯域化させてしまう傾向があるという問題があ
った。
おいては、共振素子21〜23の短絡部分では共振素子
21〜23の電磁界が乱れて誘導結合が強くなるように
作用してフィルタの特性をより広帯域化させてしまい、
やはり、共振素子同士を強く誘導結合させてフィルタの
特性を広帯域化させてしまう傾向があるという問題があ
った。
【0009】従って、本発明の目的は、フィルタの小型
化という要請を満たしながら、共振素子間の誘導結合度
を調整可能として、所望の帯域幅が得られる積層型誘電
体フィルタを提供することにある。
化という要請を満たしながら、共振素子間の誘導結合度
を調整可能として、所望の帯域幅が得られる積層型誘電
体フィルタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1の
アース電極と、第2のアース電極と、前記第1のアース
電極と前記第2のアース電極との間の誘電体層と、前記
誘電体層内に設けられ、かつ、入力電極と電気的に接続
された片側短絡型の第1の共振素子と、前記誘電体層内
に前記第1の共振素子と隣接して設けられ、かつ、出力
電極と電気的に接続された片側短絡型の第2の共振素子
と、前記誘電体層内に設けられ、かつ、前記第1の共振
素子の一部と前記第2の共振素子の一部とに対向し、か
つ、誘電体層を介してこれらに重なり、前記第1の共振
素子との間、および前記第2の共振素子との間にそれぞ
れ容量結合を形成する第1の電極と、前記第1の共振素
子と前記第2の共振素子との間に配置され、前記第1の
電極との間に容量結合を形成し、もってフィルタの周波
数応答特性上の減衰極を該フィルタの通過帯域から離す
第2の電極と、を有することを特徴とする積層型誘電体
フィルタが提供される。
アース電極と、第2のアース電極と、前記第1のアース
電極と前記第2のアース電極との間の誘電体層と、前記
誘電体層内に設けられ、かつ、入力電極と電気的に接続
された片側短絡型の第1の共振素子と、前記誘電体層内
に前記第1の共振素子と隣接して設けられ、かつ、出力
電極と電気的に接続された片側短絡型の第2の共振素子
と、前記誘電体層内に設けられ、かつ、前記第1の共振
素子の一部と前記第2の共振素子の一部とに対向し、か
つ、誘電体層を介してこれらに重なり、前記第1の共振
素子との間、および前記第2の共振素子との間にそれぞ
れ容量結合を形成する第1の電極と、前記第1の共振素
子と前記第2の共振素子との間に配置され、前記第1の
電極との間に容量結合を形成し、もってフィルタの周波
数応答特性上の減衰極を該フィルタの通過帯域から離す
第2の電極と、を有することを特徴とする積層型誘電体
フィルタが提供される。
【0011】好ましくは、前記第2の電極の少なくとも
一端がアースに短絡されている。
一端がアースに短絡されている。
【0012】さらに、好ましくは、前記第2の電極の少
なくとも一端がアースに短絡され、前記第2の電極が前
記第1の電極の一部に対向し、かつ、前記第1の共振素
子および前記第2の共振素子が設けられた面内に設けら
れている。
なくとも一端がアースに短絡され、前記第2の電極が前
記第1の電極の一部に対向し、かつ、前記第1の共振素
子および前記第2の共振素子が設けられた面内に設けら
れている。
【0013】
【作用】本発明においては、片側短絡型の第1の共振素
子および第2の共振素子を隣接して設け、第1の共振素
子の一部と第2の共振素子の一部とに対向する第1の電
極を設けているから、この第1の電極と第1の共振素子
およひ第2の共振素子との間にはそれぞれ容量が形成さ
れる。そしてこれらの容量の合成容量が第1の共振素子
と第2の共振素子との間に形成される誘導結合と並列に
接続されることになるから、これらの容量によって第1
の共振素子と第2の共振素子との間に形成される誘導結
合を相殺することができる。従って、この容量の値を調
整することによって第1の共振素子と第2の共振素子と
の間の結合度を調整することができ、所望の帯域幅を有
するフィルタを得ることができる。なお、この容量の調
整は、第1の共振素子と第1の電極の重なり面積および
これらの間の距離並びに第2の共振素子と第1の電極と
の重なり面積およびこれらの間の距離を変化させること
によって容易に行うことができる。
子および第2の共振素子を隣接して設け、第1の共振素
子の一部と第2の共振素子の一部とに対向する第1の電
極を設けているから、この第1の電極と第1の共振素子
およひ第2の共振素子との間にはそれぞれ容量が形成さ
れる。そしてこれらの容量の合成容量が第1の共振素子
と第2の共振素子との間に形成される誘導結合と並列に
接続されることになるから、これらの容量によって第1
の共振素子と第2の共振素子との間に形成される誘導結
合を相殺することができる。従って、この容量の値を調
整することによって第1の共振素子と第2の共振素子と
の間の結合度を調整することができ、所望の帯域幅を有
するフィルタを得ることができる。なお、この容量の調
整は、第1の共振素子と第1の電極の重なり面積および
これらの間の距離並びに第2の共振素子と第1の電極と
の重なり面積およびこれらの間の距離を変化させること
によって容易に行うことができる。
【0014】また、上述のように、本発明においては、
隣接する第1および第2の共振素子に共に対向する第1
の電極を設けることにより、第1および第2の共振素子
と第1の電極との間にそれぞれ形成される静電容量の合
成容量が第1および第2の共振素子間に形成される誘導
結合と並列に接続されることになるから、隣接する第1
および第2の共振素子間には静電容量とインダクタンス
とからなる並列共振回路が挿入されたことになる。そし
て、この静電容量とインダクタンスとからなる並列共振
回路のインピーダンスは並列共振点の前後で誘導性から
容量性へと変化するから、隣接する第1および第2の共
振素子と第1の電極との間にそれぞれ形成される静電容
量の値を調整することにより共振素子間の結合を誘導性
にも容量性にもすることができる。いま、共振素子間の
結合を誘導性にした場合を考えると、通過帯域の高周波
側に並列共振点が存在するから通過帯域の高周波側に減
衰極を持ったフィルタが得られ、また、共振素子間の結
合を容量性にすると、通過帯域の低周波側に並列共振点
が存在することになり通過帯域の低周波側に減衰極を持
ったフィルタが得られ、いずれの場合もフィルタの減衰
特性を改善することができる。
隣接する第1および第2の共振素子に共に対向する第1
の電極を設けることにより、第1および第2の共振素子
と第1の電極との間にそれぞれ形成される静電容量の合
成容量が第1および第2の共振素子間に形成される誘導
結合と並列に接続されることになるから、隣接する第1
および第2の共振素子間には静電容量とインダクタンス
とからなる並列共振回路が挿入されたことになる。そし
て、この静電容量とインダクタンスとからなる並列共振
回路のインピーダンスは並列共振点の前後で誘導性から
容量性へと変化するから、隣接する第1および第2の共
振素子と第1の電極との間にそれぞれ形成される静電容
量の値を調整することにより共振素子間の結合を誘導性
にも容量性にもすることができる。いま、共振素子間の
結合を誘導性にした場合を考えると、通過帯域の高周波
側に並列共振点が存在するから通過帯域の高周波側に減
衰極を持ったフィルタが得られ、また、共振素子間の結
合を容量性にすると、通過帯域の低周波側に並列共振点
が存在することになり通過帯域の低周波側に減衰極を持
ったフィルタが得られ、いずれの場合もフィルタの減衰
特性を改善することができる。
【0015】さらに、また、本発明においては、隣接す
る第1の共振素子と第2の共振素子との間の誘電体層内
に第2の電極を設けているから、この第2の電極によっ
て第1の共振素子と第2の共振素子との間の誘導結合が
弱められる。なお、第1の共振素子と第2の共振素子と
の間の誘導結合は、第1の共振素子と第2の共振素子と
の間隔を大きくすることによっても弱めることができる
が、そうすると積層型誘電体フィルタが大きくなってし
まい、小型化の要請に逆行することになってしまい好ま
しくない。
る第1の共振素子と第2の共振素子との間の誘電体層内
に第2の電極を設けているから、この第2の電極によっ
て第1の共振素子と第2の共振素子との間の誘導結合が
弱められる。なお、第1の共振素子と第2の共振素子と
の間の誘導結合は、第1の共振素子と第2の共振素子と
の間隔を大きくすることによっても弱めることができる
が、そうすると積層型誘電体フィルタが大きくなってし
まい、小型化の要請に逆行することになってしまい好ま
しくない。
【0016】このように、本発明においては、隣接する
第1の共振素子の一部と第2の共振素子の一部とに対向
する第1の電極を設けたのみならず、隣接する第1の共
振素子と第2の共振素子との間の誘電体層内にも第2の
電極を設けているから、第1および第2の共振素子間に
静電容量とインダクタンスとからなる並列共振回路が挿
入されて第1の共振素子と第2の共振素子間の誘導結合
の強さを静電容量で調整できるだけでなく、第1の共振
素子と第2の共振素子間の誘導結合自体の強さも調整で
きるようになり、その結果、フィルタの帯域幅と減衰極
の位置とを別個に変化させることができるようになり、
所望のフィルタ特性を容易に得ることができる。
第1の共振素子の一部と第2の共振素子の一部とに対向
する第1の電極を設けたのみならず、隣接する第1の共
振素子と第2の共振素子との間の誘電体層内にも第2の
電極を設けているから、第1および第2の共振素子間に
静電容量とインダクタンスとからなる並列共振回路が挿
入されて第1の共振素子と第2の共振素子間の誘導結合
の強さを静電容量で調整できるだけでなく、第1の共振
素子と第2の共振素子間の誘導結合自体の強さも調整で
きるようになり、その結果、フィルタの帯域幅と減衰極
の位置とを別個に変化させることができるようになり、
所望のフィルタ特性を容易に得ることができる。
【0017】フィルタの帯域幅は、そのフィルタの中心
周波数における第1および第2の共振素子間の結合回路
のアドミタンスの絶対値の大きさによって決定される。
本発明においては、隣接する第1の共振素子の一部と第
2の共振素子の一部とに対向する第1の電極を設けてい
るから、第1および第2の共振素子間に静電容量とイン
ダクタンスとからなる並列共振回路が挿入されることに
なる。従って、第1および第2の共振素子間の結合回路
は、静電容量とインダクタンスとの並列共振回路とな
り、そのアドミタンスjYは、 jY=j(ωC−1/ωL) ……(1) (ここで、Cは、第1および第2の共振素子間の結合容
量であり、Lは、第1および第2の共振素子間の誘導結
合を等価変換したときのインダクタンスである)と表さ
れる。
周波数における第1および第2の共振素子間の結合回路
のアドミタンスの絶対値の大きさによって決定される。
本発明においては、隣接する第1の共振素子の一部と第
2の共振素子の一部とに対向する第1の電極を設けてい
るから、第1および第2の共振素子間に静電容量とイン
ダクタンスとからなる並列共振回路が挿入されることに
なる。従って、第1および第2の共振素子間の結合回路
は、静電容量とインダクタンスとの並列共振回路とな
り、そのアドミタンスjYは、 jY=j(ωC−1/ωL) ……(1) (ここで、Cは、第1および第2の共振素子間の結合容
量であり、Lは、第1および第2の共振素子間の誘導結
合を等価変換したときのインダクタンスである)と表さ
れる。
【0018】いま、第1および第2の共振素子の開放端
側に静電容量を設ける等により、第1および第2の共振
素子の長さが短くなって、その結果第1および第2の共
振素子間の分布結合による誘導結合が大きく(すなわ
ち、インダクタンスLが小さく)なれば、それに対応し
て結合容量Cを大きくすることにより、第1および第2
の共振素子間のアドミタンスjYを所望の値に設定する
ことができ、第1および第2の共振素子間の結合度を所
望の値に設定することが可能となる。
側に静電容量を設ける等により、第1および第2の共振
素子の長さが短くなって、その結果第1および第2の共
振素子間の分布結合による誘導結合が大きく(すなわ
ち、インダクタンスLが小さく)なれば、それに対応し
て結合容量Cを大きくすることにより、第1および第2
の共振素子間のアドミタンスjYを所望の値に設定する
ことができ、第1および第2の共振素子間の結合度を所
望の値に設定することが可能となる。
【0019】このように、結合回路の誘導結合が大きく
なっても、結合回路の結合容量を大きくすることによっ
て、第1および第2の共振素子間の結合度を調整でき、
その結果、所望の帯域幅のフィルタを得ることができ
る。しかしながら、結合回路の誘導結合が大きくなっ
て、インダクタンスLが小さくなると、静電容量とイン
ダクタンスとの並列共振回路によって生じるフィルタの
減衰極の周波数がフィルタの中心周波数に近づいてく
る。その結果、減衰極に対して通過帯域と反対側の領域
(図7および図8のE領域参照)の減衰特性が劣化して
しまう。
なっても、結合回路の結合容量を大きくすることによっ
て、第1および第2の共振素子間の結合度を調整でき、
その結果、所望の帯域幅のフィルタを得ることができ
る。しかしながら、結合回路の誘導結合が大きくなっ
て、インダクタンスLが小さくなると、静電容量とイン
ダクタンスとの並列共振回路によって生じるフィルタの
減衰極の周波数がフィルタの中心周波数に近づいてく
る。その結果、減衰極に対して通過帯域と反対側の領域
(図7および図8のE領域参照)の減衰特性が劣化して
しまう。
【0020】すなわち、第1および第2の共振素子間の
結合が容量結合性(Y>0)であって、通過帯域の低周
波側に減衰極が生じる場合に、第1および第2の共振素
子間の誘導結合が強くなって、インダクタンスLの値が
1/2になったとすると、Yの値を一定にして通過帯域
の幅を一定に保つために必要な容量C’は、(1)式よ
り、 ωC’=2ωC−Y ……(2) となり、このときの並列共振周波数ωp は、 ωp =1/√{L(C−Y/2ω)} ……(3) となり、いまY>0だから、第1および第2の共振素子
間の誘導結合が強くなる前の並列共振周波数ω0 、 ω0 =1/√(LC) ……(4) よりも高くなり、フィルタの通過帯域の中心周波数に近
づいてくる。
結合が容量結合性(Y>0)であって、通過帯域の低周
波側に減衰極が生じる場合に、第1および第2の共振素
子間の誘導結合が強くなって、インダクタンスLの値が
1/2になったとすると、Yの値を一定にして通過帯域
の幅を一定に保つために必要な容量C’は、(1)式よ
り、 ωC’=2ωC−Y ……(2) となり、このときの並列共振周波数ωp は、 ωp =1/√{L(C−Y/2ω)} ……(3) となり、いまY>0だから、第1および第2の共振素子
間の誘導結合が強くなる前の並列共振周波数ω0 、 ω0 =1/√(LC) ……(4) よりも高くなり、フィルタの通過帯域の中心周波数に近
づいてくる。
【0021】また、第1および第2の共振素子間の結合
が誘導結合性(Y<0)であって、通過帯域の高周波側
に減衰極が生じる場合に、第1および第2の共振素子間
の誘導結合が強くなって、インダクタンスLの値が1/
2になったとすると、Yの値を一定にして通過帯域の幅
を一定に保つために必要な容量C’は、(1)式より、 ωC’=2ωC−Y ……(5) となり、このときの並列共振周波数ωp は、 ωp =1/√{L(C−Y/2ω)} ……(6) となり、いまY<0だから、第1および第2の共振素子
間の誘導結合が強くなる前の並列共振周波数ω0 、 ω0 =1/√(LC) ……(7) よりも低くなり、やはりフィルタの通過帯域の中心周波
数に近づいてくる。
が誘導結合性(Y<0)であって、通過帯域の高周波側
に減衰極が生じる場合に、第1および第2の共振素子間
の誘導結合が強くなって、インダクタンスLの値が1/
2になったとすると、Yの値を一定にして通過帯域の幅
を一定に保つために必要な容量C’は、(1)式より、 ωC’=2ωC−Y ……(5) となり、このときの並列共振周波数ωp は、 ωp =1/√{L(C−Y/2ω)} ……(6) となり、いまY<0だから、第1および第2の共振素子
間の誘導結合が強くなる前の並列共振周波数ω0 、 ω0 =1/√(LC) ……(7) よりも低くなり、やはりフィルタの通過帯域の中心周波
数に近づいてくる。
【0022】フィルタに要求される周波数特性として
は、通過帯域近傍の周波数特性だけでなく、通過帯域か
ら離れた周波数領域においても所定の減衰量が要求され
るから、減衰極が通過帯域の中心周波数に近づきすぎる
と、規格を満たすフィルタを形成することが困難となる
場合がある。
は、通過帯域近傍の周波数特性だけでなく、通過帯域か
ら離れた周波数領域においても所定の減衰量が要求され
るから、減衰極が通過帯域の中心周波数に近づきすぎる
と、規格を満たすフィルタを形成することが困難となる
場合がある。
【0023】本発明においては、隣接する第1の共振素
子と第2の共振素子との間の誘電体層内に第2の電極を
さらに設けているから、第1および第2の共振素子間の
誘導結合自体を小さくでき、その結果、減衰極がフィル
タの通過帯域から離れ、減衰極に対して通過帯域と反対
側の領域(図7および図8のE領域参照)における減衰
量が大きくなり、減衰特性が改善される。
子と第2の共振素子との間の誘電体層内に第2の電極を
さらに設けているから、第1および第2の共振素子間の
誘導結合自体を小さくでき、その結果、減衰極がフィル
タの通過帯域から離れ、減衰極に対して通過帯域と反対
側の領域(図7および図8のE領域参照)における減衰
量が大きくなり、減衰特性が改善される。
【0024】すなわち、隣接する共振素子間の誘導結合
は、共振素子を構成するストリップラインの偶モードの
特性インピーダンス(Zeven)と奇モードの特性インピ
ーダンス(Zodd )と、結合電気長(θ)によって決定
され、その誘導結合を示すインダクタンスをLc とした
ときに、そのリアクタンスωLc は、 ωLc =Zc tanθ ……(8) で表される。
は、共振素子を構成するストリップラインの偶モードの
特性インピーダンス(Zeven)と奇モードの特性インピ
ーダンス(Zodd )と、結合電気長(θ)によって決定
され、その誘導結合を示すインダクタンスをLc とした
ときに、そのリアクタンスωLc は、 ωLc =Zc tanθ ……(8) で表される。
【0025】なお、ここで、 1/Zc =(1/Zodd −1/Zeven)/2 ……(9) である。
【0026】上述したように、減衰極を通過帯域から離
すためには、第1および第2の共振素子間の誘導結合が
小さく、すなわち、インダクタンスLc が大きくなけれ
ばならない。Lc を大きくするには、Zc を大きくする
か、θを大きくするかの方法がある。しかしながら、θ
を大きくすることは、共振素子の長さを長くすることに
なり、フィルタの小型化の要求に反することになる。Z
c を大きくするには、(9)式から、Zodd とZevenと
の差を小さくすればよいことがわかる。
すためには、第1および第2の共振素子間の誘導結合が
小さく、すなわち、インダクタンスLc が大きくなけれ
ばならない。Lc を大きくするには、Zc を大きくする
か、θを大きくするかの方法がある。しかしながら、θ
を大きくすることは、共振素子の長さを長くすることに
なり、フィルタの小型化の要求に反することになる。Z
c を大きくするには、(9)式から、Zodd とZevenと
の差を小さくすればよいことがわかる。
【0027】偶モードは、隣接する共振素子間の中央に
開放面を配置したと仮定した場合の電磁界分布を持つ。
また、奇モードは、隣接する共振素子間に導体壁を配置
したと仮定した場合の電磁界分布を持つ。共振素子を構
成するストリップラインの特性インピーダンスは、スト
リップラインが周囲の導体との間に持つ容量によって決
定されるから、偶モードの電磁界分布と奇モードの電磁
界分布との間の差が小さければ、2つの特性インピーダ
ンスの差、すなわち、ZoddとZevenとの差が小
さくなる。
開放面を配置したと仮定した場合の電磁界分布を持つ。
また、奇モードは、隣接する共振素子間に導体壁を配置
したと仮定した場合の電磁界分布を持つ。共振素子を構
成するストリップラインの特性インピーダンスは、スト
リップラインが周囲の導体との間に持つ容量によって決
定されるから、偶モードの電磁界分布と奇モードの電磁
界分布との間の差が小さければ、2つの特性インピーダ
ンスの差、すなわち、ZoddとZevenとの差が小
さくなる。
【0028】偶モードにおいては、隣接する共振素子間
に開放面を配置したと仮定されているから、共振素子間
の電磁界分布が小さい。一方、奇モードにおいては、隣
接する共振素子間に導体壁を配置したと仮定されている
から、共振素子間にはこの導体壁を介して電磁界分布が
生じる。従って、偶モードと奇モードとの間の電磁界分
布の差は大きい。しかしながら、隣接する共振素子間に
電極を配置すると、偶モードの場合であっても、この電
極を介して隣接する共振素子間に電磁界分布を生じるか
ら、偶モードの電磁界分布と奇モードの電磁界分布との
差が小さくなり、その結果、Zodd とZevenとの差が小
さくなる。従って、(8)式、(9)式より、Lc が大
きくなり、隣接する共振素子間の誘導結合が小さくな
る。そして、誘導結合が小さくなれば、上述したよう
に、減衰極がフィルタの通過帯域から離れ、減衰量が大
きくなる。
に開放面を配置したと仮定されているから、共振素子間
の電磁界分布が小さい。一方、奇モードにおいては、隣
接する共振素子間に導体壁を配置したと仮定されている
から、共振素子間にはこの導体壁を介して電磁界分布が
生じる。従って、偶モードと奇モードとの間の電磁界分
布の差は大きい。しかしながら、隣接する共振素子間に
電極を配置すると、偶モードの場合であっても、この電
極を介して隣接する共振素子間に電磁界分布を生じるか
ら、偶モードの電磁界分布と奇モードの電磁界分布との
差が小さくなり、その結果、Zodd とZevenとの差が小
さくなる。従って、(8)式、(9)式より、Lc が大
きくなり、隣接する共振素子間の誘導結合が小さくな
る。そして、誘導結合が小さくなれば、上述したよう
に、減衰極がフィルタの通過帯域から離れ、減衰量が大
きくなる。
【0029】なお、隣接する第1および第2の共振素子
間に設けられる第2の電極は、その両端が開放された状
態でも、その片端がアースに短絡された状態でも、さら
に、その両端がアースに短絡された状態でも、第1およ
び第2の共振素子間の誘導結合を小さくできるが、この
第2の電極の両端をアースに短絡することによって、第
1の共振素子と第2の共振素子との間の誘導結合を特に
有効に小さくすることができる。
間に設けられる第2の電極は、その両端が開放された状
態でも、その片端がアースに短絡された状態でも、さら
に、その両端がアースに短絡された状態でも、第1およ
び第2の共振素子間の誘導結合を小さくできるが、この
第2の電極の両端をアースに短絡することによって、第
1の共振素子と第2の共振素子との間の誘導結合を特に
有効に小さくすることができる。
【0030】また、隣接する第1および第2の共振素子
間に設けられる第2の電極の両端をアースに短絡し、そ
して、この第2の電極を、第1の共振素子の一部および
第2の共振素子の一部に共に対向する第1の電極の一部
に対向して誘電体層内に設けることによって、フィルタ
のスプリアス特性を改善することができる。
間に設けられる第2の電極の両端をアースに短絡し、そ
して、この第2の電極を、第1の共振素子の一部および
第2の共振素子の一部に共に対向する第1の電極の一部
に対向して誘電体層内に設けることによって、フィルタ
のスプリアス特性を改善することができる。
【0031】すなわち、その両端をアースに短絡した電
極は、その電気長が1/2波長以下の場合には、誘導性
の電気特性を持つ。一方、第2の電極を第1の電極の一
部と対向させて誘電体層内に設けることにより、この第
2の電極と第1の電極とが容量結合するようになる。そ
の結果、フィルタ回路に静電容量とインダクタンスとの
直列共振回路が並列に付加されたことになり、この直列
共振回路の共振周波数においては、通過特性に減衰極が
生じる。その結果、フィルタのスプリアス特性を改善す
ることができる。
極は、その電気長が1/2波長以下の場合には、誘導性
の電気特性を持つ。一方、第2の電極を第1の電極の一
部と対向させて誘電体層内に設けることにより、この第
2の電極と第1の電極とが容量結合するようになる。そ
の結果、フィルタ回路に静電容量とインダクタンスとの
直列共振回路が並列に付加されたことになり、この直列
共振回路の共振周波数においては、通過特性に減衰極が
生じる。その結果、フィルタのスプリアス特性を改善す
ることができる。
【0032】また、第2の電極の電気長が1/4波長以
下の場合には、第2の電極は、その両端をアースに短絡
した場合のみならず、その片端をアースに短絡した場合
にも誘導性の電気特性を持つ。従って、第2の電極の電
気長が1/4波長以下の場合には、その両端をアースに
短絡した場合においても、またその片端をアースに短絡
した場合においても、その第2の電極を第1の電極の一
部と対向させて誘電体層内に設けることにより、フィル
タ回路に静電容量とインダクタンスとの直列共振回路が
並列に付加されたことになる。その結果、この直列共振
回路の共振周波数においては、通過特性に減衰極が生
じ、やはり、フィルタのスプリアス特性を改善すること
ができる。
下の場合には、第2の電極は、その両端をアースに短絡
した場合のみならず、その片端をアースに短絡した場合
にも誘導性の電気特性を持つ。従って、第2の電極の電
気長が1/4波長以下の場合には、その両端をアースに
短絡した場合においても、またその片端をアースに短絡
した場合においても、その第2の電極を第1の電極の一
部と対向させて誘電体層内に設けることにより、フィル
タ回路に静電容量とインダクタンスとの直列共振回路が
並列に付加されたことになる。その結果、この直列共振
回路の共振周波数においては、通過特性に減衰極が生
じ、やはり、フィルタのスプリアス特性を改善すること
ができる。
【0033】なお、第2の電極の電気長が1/4波長以
下の場合には、その両端をアースに短絡した場合におい
ても、またその片端をアースに短絡した場合においても
減衰極が生じるが、その周波数はフィルタの中心周波数
に近くなる。これに対して、第2の電極の電気長が1/
4波長より大きく、1/2波長以下の場合には、その両
端をアースに短絡したときに減衰極が生じるが、その周
波数をフィルタの中心周波数から離れた値とすることが
でき、より広範囲のスプリアス特性を改善することがで
きる。
下の場合には、その両端をアースに短絡した場合におい
ても、またその片端をアースに短絡した場合においても
減衰極が生じるが、その周波数はフィルタの中心周波数
に近くなる。これに対して、第2の電極の電気長が1/
4波長より大きく、1/2波長以下の場合には、その両
端をアースに短絡したときに減衰極が生じるが、その周
波数をフィルタの中心周波数から離れた値とすることが
でき、より広範囲のスプリアス特性を改善することがで
きる。
【0034】また、このようにして生じる直列共振回路
の静電容量とインダクタンスの値を調整してその共振周
波数を調整することによって、所望の周波数に減衰極を
生じさせることができる。この直列共振回路のインダク
タンスは第2の電極の幅を変化させることによって容易
に調整でき、また、静電容量は、第2の電極および第1
の電極の重なり面積およびこれらの間の距離を変化させ
ることによって容易に調整できる。
の静電容量とインダクタンスの値を調整してその共振周
波数を調整することによって、所望の周波数に減衰極を
生じさせることができる。この直列共振回路のインダク
タンスは第2の電極の幅を変化させることによって容易
に調整でき、また、静電容量は、第2の電極および第1
の電極の重なり面積およびこれらの間の距離を変化させ
ることによって容易に調整できる。
【0035】なお、第2の電極の電気長は、問題として
いる周波数における波長に対しての電気長をいい、例え
ば、ある減衰極を問題としている場合には、その減衰極
が生じる周波数における波長に対する1/2波長および
1/4波長をいう。
いる周波数における波長に対しての電気長をいい、例え
ば、ある減衰極を問題としている場合には、その減衰極
が生じる周波数における波長に対する1/2波長および
1/4波長をいう。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0037】図1は本発明の第1の実施例の積層型誘電
体フィルタの模式展開図であり、図2は本実施例の斜視
図である。
体フィルタの模式展開図であり、図2は本実施例の斜視
図である。
【0038】共振素子21、23の開放端側に誘電体層
13、14を挟んで重なり、端部がアース電極70と接
続される内層アース電極81を、誘電体層11上に積層
される誘電体層12上に形成する。
13、14を挟んで重なり、端部がアース電極70と接
続される内層アース電極81を、誘電体層11上に積層
される誘電体層12上に形成する。
【0039】誘電体層13上に、入力端側の共振素子2
1の一部に誘電体層14を挟んで重なる入力用電極41
および出力端側の共振素子23の一部に誘電体層14を
挟んで重なる出力用電極42を形成する。
1の一部に誘電体層14を挟んで重なる入力用電極41
および出力端側の共振素子23の一部に誘電体層14を
挟んで重なる出力用電極42を形成する。
【0040】アース電極70に一端部がそれぞれ接続さ
れて1/4波長型ストリップライン共振器を構成する共
振素子21、23を誘電体層14上に形成してコムライ
ン型のフィルタを形成する。さらに、一端部がアース電
極70に接続され、かつ他端部が共振素子21、23の
開放端から所定の間隔離れて共振素子の開放端とそれぞ
れ対向する電極31、33を誘電体層14上に形成す
る。さらに、また、共振素子21および共振素子23の
中間の誘電体層14上に、両端部がアース電極70に接
続される誘導結合調整電極101を形成する。
れて1/4波長型ストリップライン共振器を構成する共
振素子21、23を誘電体層14上に形成してコムライ
ン型のフィルタを形成する。さらに、一端部がアース電
極70に接続され、かつ他端部が共振素子21、23の
開放端から所定の間隔離れて共振素子の開放端とそれぞ
れ対向する電極31、33を誘電体層14上に形成す
る。さらに、また、共振素子21および共振素子23の
中間の誘電体層14上に、両端部がアース電極70に接
続される誘導結合調整電極101を形成する。
【0041】共振素子21の一部および共振素子23の
一部に誘電体層15を挟んで共に重なる結合電極91を
誘電体層15上に形成する。
一部に誘電体層15を挟んで共に重なる結合電極91を
誘電体層15上に形成する。
【0042】共振素子21、23の開放端側に誘電体層
15、16を挟んで重なり、端部がアース電極70と接
続される内層アース電極82を誘電体層16上に形成す
る。
15、16を挟んで重なり、端部がアース電極70と接
続される内層アース電極82を誘電体層16上に形成す
る。
【0043】誘電体層16上に、表面にアース電極70
が形成される誘電体層17を積層して、誘電体層11〜
17を一体に構成し、その後焼成して、積層体500を
形成する。
が形成される誘電体層17を積層して、誘電体層11〜
17を一体に構成し、その後焼成して、積層体500を
形成する。
【0044】積層体500の上下面および入力端子部6
1、出力端子部62を除く側面に、図2に示すように、
アース電極70を形成する。さらに、積層体500の一
方の側面の入力端子部61内に、アース電極70と絶縁
され、かつ入力用電極41と接続される入力端子51を
形成し、さらに同様に、積層体500の他方の側面の出
力端子部62内に、アース電極70と絶縁され、かつ出
力用電極42と接続される出力端子52を形成する。
1、出力端子部62を除く側面に、図2に示すように、
アース電極70を形成する。さらに、積層体500の一
方の側面の入力端子部61内に、アース電極70と絶縁
され、かつ入力用電極41と接続される入力端子51を
形成し、さらに同様に、積層体500の他方の側面の出
力端子部62内に、アース電極70と絶縁され、かつ出
力用電極42と接続される出力端子52を形成する。
【0045】以上のように構成した本実施例において、
共振素子21、23、電極31、33、入力用電極4
1、出力用電極42、内層アース電極81、82、結合
電極91および誘導結合調整電極101の空間的な構成
を平面図、そのX−X線断面図およびY−Y線断面図で
示せば図3、図4および図5に示すようになる。
共振素子21、23、電極31、33、入力用電極4
1、出力用電極42、内層アース電極81、82、結合
電極91および誘導結合調整電極101の空間的な構成
を平面図、そのX−X線断面図およびY−Y線断面図で
示せば図3、図4および図5に示すようになる。
【0046】共振素子21および23の長さは、それら
の電気長がそれぞれ1/4波長以下であり、共振素子2
1および23の間は誘導結合されている。インダクタン
ス131は、この誘導結合を等価的に表したものであ
る。
の電気長がそれぞれ1/4波長以下であり、共振素子2
1および23の間は誘導結合されている。インダクタン
ス131は、この誘導結合を等価的に表したものであ
る。
【0047】共振素子21、23の開放端と電極31、
33との間にはそれぞれ静電容量121、123が形成
されている。
33との間にはそれぞれ静電容量121、123が形成
されている。
【0048】入力用電極41と共振素子21との間には
静電容量111が形成され、出力用電極42と共振素子
23との間には静電容量112が形成されている。
静電容量111が形成され、出力用電極42と共振素子
23との間には静電容量112が形成されている。
【0049】共振素子21と結合電極91との間には静
電容量151が形成され、共振素子23と結合電極91
との間には静電容量152が形成されている。
電容量151が形成され、共振素子23と結合電極91
との間には静電容量152が形成されている。
【0050】誘導結合調整電極101の電気長は、フィ
ルタの中心周波数において、1/2波長以下であり、従
って、誘導結合調整電極101は、誘電性の電気特性を
持つ。インダクタンス162は、この誘導性の電気特性
を等価的に表したものである。また、誘導結合調整電極
101と結合電極91との間には、静電容量161が形
成されている。
ルタの中心周波数において、1/2波長以下であり、従
って、誘導結合調整電極101は、誘電性の電気特性を
持つ。インダクタンス162は、この誘導性の電気特性
を等価的に表したものである。また、誘導結合調整電極
101と結合電極91との間には、静電容量161が形
成されている。
【0051】共振素子21の開放端と内層アース電極8
1、82との間には静電容量141、142がそれぞれ
形成され、共振素子23の開放端と内層アース電極8
1、82との間には静電容量145、146がそれぞれ
形成されている。
1、82との間には静電容量141、142がそれぞれ
形成され、共振素子23の開放端と内層アース電極8
1、82との間には静電容量145、146がそれぞれ
形成されている。
【0052】上記のようにして構成された積層型誘電体
フィルタの等価回路は図6のようになり、バンドパス特
性を示す。
フィルタの等価回路は図6のようになり、バンドパス特
性を示す。
【0053】本実施例においては、共振素子21と共振
素子23との間に形成されるインダクタンス131と並
列に静電容量151および152が接続されることにな
るから、この静電容量151および152によって、共
振素子21と共振素子23との間に形成されここではイ
ンダクタンス131で表わされている誘導結合を抑制す
ることができる。従って、この静電容量151および1
52の値を調整することによって共振素子21と共振素
子23との間の誘導結合度を調整することができ、所望
の帯域幅を有するフィルタを得ることができる。なお、
この静電容量151および152の容量値の調整は、共
振素子21と結合電極91の重なり面積およびこれらの
間の距離並びに共振素子23と結合電極91との重なり
面積およびこれらの間の距離を変化させることによって
容易に行うことができる。
素子23との間に形成されるインダクタンス131と並
列に静電容量151および152が接続されることにな
るから、この静電容量151および152によって、共
振素子21と共振素子23との間に形成されここではイ
ンダクタンス131で表わされている誘導結合を抑制す
ることができる。従って、この静電容量151および1
52の値を調整することによって共振素子21と共振素
子23との間の誘導結合度を調整することができ、所望
の帯域幅を有するフィルタを得ることができる。なお、
この静電容量151および152の容量値の調整は、共
振素子21と結合電極91の重なり面積およびこれらの
間の距離並びに共振素子23と結合電極91との重なり
面積およびこれらの間の距離を変化させることによって
容易に行うことができる。
【0054】また、上述のように、本実施例において
は、共振素子21、23に共に対向する結合電極91を
設けることにより共振素子21、23と結合電極91と
の間にそれぞれ形成される静電容量151、152が共
振素子21、23間に形成されるインダクタンス131
と並列に接続されることになるから、共振素子21、2
3間には静電容量151および152とインダクタンス
131とからなる並列共振回路が挿入されたことにな
る。そして、この静電容量151および152とインダ
クタンス131とからなる並列共振回路のインピーダン
スは、並列共振点の前後で誘導性から容量性へと変化す
るから、共振素子21、23と結合電極91との間にそ
れぞれ形成される静電容量151、152の容量値を調
整することにより共振素子21、23間の結合を誘導性
にも容量性にもすることができる。いま、共振素子2
1、23間の結合を誘導性にした場合を考えると、通過
帯域の高周波側に並列共振点が存在するから通過帯域の
高周波側に減衰極を持ったフィルタが得られ、また、共
振素子21、23間の結合を容量性にすると、通過帯域
の低周波側に並列共振点が存在することになり通過帯域
の低周波側に減衰極を持ったフィルタが得られ、いずれ
の場合もフィルタの減衰特性を改善することができる。
は、共振素子21、23に共に対向する結合電極91を
設けることにより共振素子21、23と結合電極91と
の間にそれぞれ形成される静電容量151、152が共
振素子21、23間に形成されるインダクタンス131
と並列に接続されることになるから、共振素子21、2
3間には静電容量151および152とインダクタンス
131とからなる並列共振回路が挿入されたことにな
る。そして、この静電容量151および152とインダ
クタンス131とからなる並列共振回路のインピーダン
スは、並列共振点の前後で誘導性から容量性へと変化す
るから、共振素子21、23と結合電極91との間にそ
れぞれ形成される静電容量151、152の容量値を調
整することにより共振素子21、23間の結合を誘導性
にも容量性にもすることができる。いま、共振素子2
1、23間の結合を誘導性にした場合を考えると、通過
帯域の高周波側に並列共振点が存在するから通過帯域の
高周波側に減衰極を持ったフィルタが得られ、また、共
振素子21、23間の結合を容量性にすると、通過帯域
の低周波側に並列共振点が存在することになり通過帯域
の低周波側に減衰極を持ったフィルタが得られ、いずれ
の場合もフィルタの減衰特性を改善することができる。
【0055】さらに、また、本実施例においては、共振
素子21および共振素子23の中間に両端部がアース電
極に接続された誘導結合調整電極101を設けているか
ら、この誘導結合調整電極101によって共振素子21
と共振素子23との間の誘導結合が弱められる。
素子21および共振素子23の中間に両端部がアース電
極に接続された誘導結合調整電極101を設けているか
ら、この誘導結合調整電極101によって共振素子21
と共振素子23との間の誘導結合が弱められる。
【0056】このように、本実施例においては、共振素
子21の一部と共振素子23の一部とに対向する結合電
極91を設けたのみならず、共振素子21および共振素
子23の中間にも誘導結合調整電極101を設けている
から、共振素子21および共振素子23間に静電容量1
51および152とインダクタンス131とからなる並
列共振回路が挿入されて共振素子21と共振素子23間
の誘導結合度を静電容量151および152で調整でき
るだけでなく、共振素子21と共振素子23間の誘導結
合自体の強さも調整できるようになり、その結果、フィ
ルタの帯域幅と減衰極の位置とを別個に変化させること
ができるようになり、所望のフィルタ特性を容易に得る
ことができる。
子21の一部と共振素子23の一部とに対向する結合電
極91を設けたのみならず、共振素子21および共振素
子23の中間にも誘導結合調整電極101を設けている
から、共振素子21および共振素子23間に静電容量1
51および152とインダクタンス131とからなる並
列共振回路が挿入されて共振素子21と共振素子23間
の誘導結合度を静電容量151および152で調整でき
るだけでなく、共振素子21と共振素子23間の誘導結
合自体の強さも調整できるようになり、その結果、フィ
ルタの帯域幅と減衰極の位置とを別個に変化させること
ができるようになり、所望のフィルタ特性を容易に得る
ことができる。
【0057】図7は、本実施例の積層型誘電体フィルタ
の周波数特性を示した図であり、図8は、本実施例の構
造の積層型誘電体フィルタにおいて誘導結合調整電極1
01を設けなかった場合の積層型誘電体フィルタの周波
数特性を示した図である。両構造において、通過帯域A
の帯域幅BWをほぼ同一となるようにしている。この場
合において、本実施例のように誘導結合調整電極101
を設けたとき(図7参照)には、誘導結合調整電極10
1を設けないとき(図8参照)に比較して、減衰極Bが
より低周波側に形成され、その結果、減衰極Bよりも低
周波側(E領域)の減衰量が大きくなり、減衰特性が改
善されていることがわかる。
の周波数特性を示した図であり、図8は、本実施例の構
造の積層型誘電体フィルタにおいて誘導結合調整電極1
01を設けなかった場合の積層型誘電体フィルタの周波
数特性を示した図である。両構造において、通過帯域A
の帯域幅BWをほぼ同一となるようにしている。この場
合において、本実施例のように誘導結合調整電極101
を設けたとき(図7参照)には、誘導結合調整電極10
1を設けないとき(図8参照)に比較して、減衰極Bが
より低周波側に形成され、その結果、減衰極Bよりも低
周波側(E領域)の減衰量が大きくなり、減衰特性が改
善されていることがわかる。
【0058】また、誘導結合調整電極101は、その両
端がアースに短絡され、その電気長は、減衰極を生じさ
せたい周波数において、1/4波長より大きく、そして
1/2波長以下であり、インダクタンス162で表され
ている誘導性の電気特性を持つ。一方、誘導結合調整電
極101は結合電極91の一部と対向しているから、誘
導結合調整電極101と結合電極91との間には静電容
量161が形成されており、その結果、フィルタ回路に
静電容量161とインダクタンス162との直列共振回
路が並列に付加され、この直列共振回路の共振周波数に
おいては、通過特性に減衰極が生じる。従って、この直
列共振回路の静電容量161とインダクタンス162の
値を調整してその共振周波数を調整することによって、
所望の周波数に減衰極を生じさせることができ、その結
果、フィルタのスプリアス特性を改善することができ
る。
端がアースに短絡され、その電気長は、減衰極を生じさ
せたい周波数において、1/4波長より大きく、そして
1/2波長以下であり、インダクタンス162で表され
ている誘導性の電気特性を持つ。一方、誘導結合調整電
極101は結合電極91の一部と対向しているから、誘
導結合調整電極101と結合電極91との間には静電容
量161が形成されており、その結果、フィルタ回路に
静電容量161とインダクタンス162との直列共振回
路が並列に付加され、この直列共振回路の共振周波数に
おいては、通過特性に減衰極が生じる。従って、この直
列共振回路の静電容量161とインダクタンス162の
値を調整してその共振周波数を調整することによって、
所望の周波数に減衰極を生じさせることができ、その結
果、フィルタのスプリアス特性を改善することができ
る。
【0059】図9は、本実施例の積層型誘電体フィルタ
のスプリアス特性を示した図であり、図10は、本実施
例の構造の積層型誘電体フィルタにおいて誘導結合調整
電極101を設けなかった場合の積層型誘電体フィルタ
のスプリアス特性を示した図である。本実施例によれ
ば、減衰極Fが形成されてスプリアス特性が改善されて
いることがわかる。
のスプリアス特性を示した図であり、図10は、本実施
例の構造の積層型誘電体フィルタにおいて誘導結合調整
電極101を設けなかった場合の積層型誘電体フィルタ
のスプリアス特性を示した図である。本実施例によれ
ば、減衰極Fが形成されてスプリアス特性が改善されて
いることがわかる。
【0060】なお、この直列共振回路のインダクタンス
162は誘導結合調整電極101の幅を変化させること
によって容易に調整でき、また、静電容量161は、誘
導結合調整電極101および結合電極91の重なり面積
およびこれらの間の距離を変化させることによって容易
に調整できる。
162は誘導結合調整電極101の幅を変化させること
によって容易に調整でき、また、静電容量161は、誘
導結合調整電極101および結合電極91の重なり面積
およびこれらの間の距離を変化させることによって容易
に調整できる。
【0061】さらに、本実施例においては、共振素子2
1、23の開放端と対向する内層アース電極81、82
を設けているから、共振素子21の開放端と内層アース
電極81、82との間にそれぞれ形成される静電容量1
41、142が共振素子21を等価変換したときの並列
共振回路の静電容量211に付加され、共振素子23の
開放端と内層アース電極81、82との間にそれぞれ形
成される静電容量145、146も共振素子23を等価
変換したときの並列共振回路の静電容量231に付加さ
れることになるから、共振周波数を同一とすれば、並列
共振回路のインダクタンス212、232は小さくて済
むことになり、その結果、共振素子21、23の長さも
より短くなり、積層型誘電体フィルタ全体の長さも短く
することができる。
1、23の開放端と対向する内層アース電極81、82
を設けているから、共振素子21の開放端と内層アース
電極81、82との間にそれぞれ形成される静電容量1
41、142が共振素子21を等価変換したときの並列
共振回路の静電容量211に付加され、共振素子23の
開放端と内層アース電極81、82との間にそれぞれ形
成される静電容量145、146も共振素子23を等価
変換したときの並列共振回路の静電容量231に付加さ
れることになるから、共振周波数を同一とすれば、並列
共振回路のインダクタンス212、232は小さくて済
むことになり、その結果、共振素子21、23の長さも
より短くなり、積層型誘電体フィルタ全体の長さも短く
することができる。
【0062】この場合に、積層型誘電体フィルタを小型
化するために内層アース電極81、82と共振素子2
1、23との対向面積を増加させていくと、共振素子2
1と共振素子23とがますます強く誘導結合してフィル
タの特性を広帯域化させすぎてしまうという問題が発生
するが、本実施例においては共振素子21、23に共に
対向する結合電極91を設けているから、この結合電極
91と共振素子21、23との間にそれぞれ形成される
静電容量151、152によって共振素子21、23間
に形成される誘導結合を抑制することができるだけでな
く、共振素子21および共振素子23の中間にも誘導結
合調整電極101を設けているから、共振素子21と共
振素子23間の誘導結合自体の強さも小さくできるよう
になり、所望の帯域幅を有するフィルタを容易に得るこ
とができる。
化するために内層アース電極81、82と共振素子2
1、23との対向面積を増加させていくと、共振素子2
1と共振素子23とがますます強く誘導結合してフィル
タの特性を広帯域化させすぎてしまうという問題が発生
するが、本実施例においては共振素子21、23に共に
対向する結合電極91を設けているから、この結合電極
91と共振素子21、23との間にそれぞれ形成される
静電容量151、152によって共振素子21、23間
に形成される誘導結合を抑制することができるだけでな
く、共振素子21および共振素子23の中間にも誘導結
合調整電極101を設けているから、共振素子21と共
振素子23間の誘導結合自体の強さも小さくできるよう
になり、所望の帯域幅を有するフィルタを容易に得るこ
とができる。
【0063】次に、第1の実施例の積層型誘電体フィル
タの製造方法について説明する。
タの製造方法について説明する。
【0064】本実施例の積層型誘電体フィルタは共振素
子21、23、電極31、33、入力用電極41、出力
用電極42、内層アース電極81、82、結合電極91
および誘導結合調整電極101を完全に誘電体中に内蔵
することから、共振素子21、23、電極31、33、
入力用電極41、出力用電極42、内層アース電極8
1、82、結合電極91および誘導結合調整電極101
には損失の少ない比抵抗の低いものを用いることが望ま
しく、低抵抗のAg系、若しくはCu系の導体を用いる
ことが好ましい。
子21、23、電極31、33、入力用電極41、出力
用電極42、内層アース電極81、82、結合電極91
および誘導結合調整電極101を完全に誘電体中に内蔵
することから、共振素子21、23、電極31、33、
入力用電極41、出力用電極42、内層アース電極8
1、82、結合電極91および誘導結合調整電極101
には損失の少ない比抵抗の低いものを用いることが望ま
しく、低抵抗のAg系、若しくはCu系の導体を用いる
ことが好ましい。
【0065】使用する誘電体としては、信頼性が高く誘
電率εγが大きいために小型化が可能となるセラミック
ス誘電体が好ましい。
電率εγが大きいために小型化が可能となるセラミック
ス誘電体が好ましい。
【0066】また、製造方法としては、セラミックス粉
末の成形体に導体ペーストを塗布して電極パターンを形
成した後、各々の成形体を積層しさらに焼成して緻密化
し、導体がその内部に積層された状態でセラミックス誘
電体と一体化することが望ましい。
末の成形体に導体ペーストを塗布して電極パターンを形
成した後、各々の成形体を積層しさらに焼成して緻密化
し、導体がその内部に積層された状態でセラミックス誘
電体と一体化することが望ましい。
【0067】Ag系やCu系の導体を使用する場合に
は、それらの導体の融点が低く、通常の誘電体材料と同
時焼成することは困難であるところから、それらの融点
(1100℃以下)よりも低い温度で焼成され得る誘電
体材料を用いる必要がある。また、マイクロ波フィルタ
としてのデバイスの性格上、形成される並列共振回路の
共振周波数の温度特性(温度係数)が±50ppm/℃
以下になるような誘電体材料が好ましい。このような誘
電体材料としては、例えば、コージェライト系ガラス粉
末とTiO2 粉末およびNd2 Ti2 O7 粉末との混合
物等のガラス系のものや、BaO−TiO2 −Re2 O
3 −Bi2 O3 系組成(Re:レアアース成分)に若干
のガラス形成成分やガラス粉末を添加したもの、酸化バ
リウム−酸化チタン−酸化ネオジウム系誘電体磁気組成
物粉末に若干のガラス粉末を添加したものがある。
は、それらの導体の融点が低く、通常の誘電体材料と同
時焼成することは困難であるところから、それらの融点
(1100℃以下)よりも低い温度で焼成され得る誘電
体材料を用いる必要がある。また、マイクロ波フィルタ
としてのデバイスの性格上、形成される並列共振回路の
共振周波数の温度特性(温度係数)が±50ppm/℃
以下になるような誘電体材料が好ましい。このような誘
電体材料としては、例えば、コージェライト系ガラス粉
末とTiO2 粉末およびNd2 Ti2 O7 粉末との混合
物等のガラス系のものや、BaO−TiO2 −Re2 O
3 −Bi2 O3 系組成(Re:レアアース成分)に若干
のガラス形成成分やガラス粉末を添加したもの、酸化バ
リウム−酸化チタン−酸化ネオジウム系誘電体磁気組成
物粉末に若干のガラス粉末を添加したものがある。
【0068】一例として、MgO:18wt%−Al2
O3 :37wt%−SiO2 :37wt%−B2 O3 :
5wt%−TiO2 :3wt%なる組成のガラス粉末の
73wt%と、市販のTiO2 粉末の17wt%と、N
d2 Ti2 O7 粉末の10wt%を充分に混合し、混合
粉末を得た。なお、Nd2 Ti2 O7 粉末は、Nd2O
3 粉末とTiO2 粉末を1200℃で仮焼した後、粉砕
して得たものを使用した。次いで、この混合粉末に、ア
クリル系有機バインダー、可塑剤、トルエンおよびアル
コール系の溶剤を加え、アルミナ玉石で充分に混合して
スラリーとした。そして、このスラリーを用いて、ドク
ターブレード法により、0.2mm〜0.5mmの厚み
のグリーンシートを作成した。
O3 :37wt%−SiO2 :37wt%−B2 O3 :
5wt%−TiO2 :3wt%なる組成のガラス粉末の
73wt%と、市販のTiO2 粉末の17wt%と、N
d2 Ti2 O7 粉末の10wt%を充分に混合し、混合
粉末を得た。なお、Nd2 Ti2 O7 粉末は、Nd2O
3 粉末とTiO2 粉末を1200℃で仮焼した後、粉砕
して得たものを使用した。次いで、この混合粉末に、ア
クリル系有機バインダー、可塑剤、トルエンおよびアル
コール系の溶剤を加え、アルミナ玉石で充分に混合して
スラリーとした。そして、このスラリーを用いて、ドク
ターブレード法により、0.2mm〜0.5mmの厚み
のグリーンシートを作成した。
【0069】次に、銀ペーストを導体ペーストとして図
1に示した導体パターンをそれぞれ印刷し、次いで、こ
れら導体パターンが印刷されたグリーンシートの厚みを
調整するために必要なグリーンシートを重ねて図1の構
造となるように重ね、積層した後、900℃で焼成し
て、積層体500を作成した。
1に示した導体パターンをそれぞれ印刷し、次いで、こ
れら導体パターンが印刷されたグリーンシートの厚みを
調整するために必要なグリーンシートを重ねて図1の構
造となるように重ね、積層した後、900℃で焼成し
て、積層体500を作成した。
【0070】上記のように構成した積層体500の上
面、下面および入力端子部61、出力端子部62を除く
側面に図2に示すように銀電極からなるアース電極70
を印刷し、さらにアース電極70から絶縁し、かつ入力
用電極41、出力用電極42に各別に接続する銀電極を
入力端子部61、出力端子部62内に入力端子51、出
力端子52として印刷し、印刷した電極を850℃で焼
きつけた。
面、下面および入力端子部61、出力端子部62を除く
側面に図2に示すように銀電極からなるアース電極70
を印刷し、さらにアース電極70から絶縁し、かつ入力
用電極41、出力用電極42に各別に接続する銀電極を
入力端子部61、出力端子部62内に入力端子51、出
力端子52として印刷し、印刷した電極を850℃で焼
きつけた。
【0071】
【発明の効果】本発明においては、片側短絡型の第1の
共振素子および第2の共振素子を隣接して設け、第1の
共振素子の一部と第2の共振素子の一部とに対向する第
1の電極を設けているから、静電容量が第1の共振素子
と第2の共振素子との間に形成される誘導結合と並列に
接続されることになり、この静電容量によって第1の共
振素子と第2の共振素子との間に形成される誘導結合を
抑制することができ、所望の帯域幅を有するフィルタを
得ることができる。
共振素子および第2の共振素子を隣接して設け、第1の
共振素子の一部と第2の共振素子の一部とに対向する第
1の電極を設けているから、静電容量が第1の共振素子
と第2の共振素子との間に形成される誘導結合と並列に
接続されることになり、この静電容量によって第1の共
振素子と第2の共振素子との間に形成される誘導結合を
抑制することができ、所望の帯域幅を有するフィルタを
得ることができる。
【0072】また、このように、隣接する第1および第
2の共振素子に共に対向する第1の電極を設けることに
より、隣接する第1および第2の共振素子間には静電容
量とインダクタンスとからなる並列共振回路が挿入さ
れ、その結果、フィルタの通過帯域の高周波側または低
周波側に減衰極が形成され、フィルタの減衰特性が改善
される。
2の共振素子に共に対向する第1の電極を設けることに
より、隣接する第1および第2の共振素子間には静電容
量とインダクタンスとからなる並列共振回路が挿入さ
れ、その結果、フィルタの通過帯域の高周波側または低
周波側に減衰極が形成され、フィルタの減衰特性が改善
される。
【0073】さらに、また、本発明においては、隣接す
る第1の共振素子と第2の共振素子との間の誘電体層内
に第2の電極を設けているから、第1および第2の共振
素子間に静電容量とインダクタンスとからなる並列共振
回路が挿入されて第1の共振素子と第2の共振素子間の
誘導結合の強さを静電容量で調整できるだけでなく、第
1の共振素子と第2の共振素子間の誘導結合自体の強さ
も調整できるようになり、その結果、フィルタの帯域幅
と減衰極の位置とを別個に変化させることができるよう
になり、所望のフィルタ特性を容易に得ることができ
る。そして、減衰極の位置をフィルタの通過帯域から離
れるように設定することにより、減衰極に対して通過帯
域と反対側の減衰量を大きくすることができ、減衰特性
を一層改善することができる。
る第1の共振素子と第2の共振素子との間の誘電体層内
に第2の電極を設けているから、第1および第2の共振
素子間に静電容量とインダクタンスとからなる並列共振
回路が挿入されて第1の共振素子と第2の共振素子間の
誘導結合の強さを静電容量で調整できるだけでなく、第
1の共振素子と第2の共振素子間の誘導結合自体の強さ
も調整できるようになり、その結果、フィルタの帯域幅
と減衰極の位置とを別個に変化させることができるよう
になり、所望のフィルタ特性を容易に得ることができ
る。そして、減衰極の位置をフィルタの通過帯域から離
れるように設定することにより、減衰極に対して通過帯
域と反対側の減衰量を大きくすることができ、減衰特性
を一層改善することができる。
【0074】また、この第2の電極の両端をアースに短
絡することによって、第1の共振素子と第2の共振素子
との間の誘導結合を特に有効に小さくすることができ
る。
絡することによって、第1の共振素子と第2の共振素子
との間の誘導結合を特に有効に小さくすることができ
る。
【0075】さらに、また、隣接する第1および第2の
共振素子間に設けられる第2の電極の両端をアースに短
絡し、その電気長を1/2波長以下とし、そして、この
第2の電極を、第1の共振素子の一部および第2の共振
素子の一部に共に対向する第1の電極の一部に対向して
誘電体層内に設けることによって、フィルタのスプリア
ス特性を効果的に改善することができる。
共振素子間に設けられる第2の電極の両端をアースに短
絡し、その電気長を1/2波長以下とし、そして、この
第2の電極を、第1の共振素子の一部および第2の共振
素子の一部に共に対向する第1の電極の一部に対向して
誘電体層内に設けることによって、フィルタのスプリア
ス特性を効果的に改善することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィルタ
の模式展開図である。
の模式展開図である。
【図2】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィルタ
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィルタ
の主要部の平面図である。
の主要部の平面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】図3のY−Y線断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィルタ
の等価回路図である。
の等価回路図である。
【図7】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィルタ
の周波数特性を説明するための図である。
の周波数特性を説明するための図である。
【図8】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィルタ
の周波数特性を説明するための図である。
の周波数特性を説明するための図である。
【図9】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィルタ
のスプリアス特性を説明するための図である。
のスプリアス特性を説明するための図である。
【図10】本発明の第1の実施例の積層型誘電体フィル
タのスプリアス特性を説明するための図である。
タのスプリアス特性を説明するための図である。
【図11】本発明者らが案出した従来の積層型誘電体フ
ィルタの模式展開図である。
ィルタの模式展開図である。
【図12】本発明者らが案出した従来の積層型誘電体フ
ィルタの斜視図である。
ィルタの斜視図である。
【図13】本発明者らが案出した従来の積層型誘電体フ
ィルタの等価回路図である。
ィルタの等価回路図である。
11〜17…誘電体層、21〜23…共振素子、31〜
33…電極、41…入力用電極、42…出力用電極、5
1…入力端子、52…出力端子、61…入力端子部、6
2…出力端子部、70…アース電極、81、82…内層
アース電極、91…結合電極、101…誘導結合調整電
極、111、112…静電容量、121〜123…静電
容量、131〜133…インダクタンス、141…静電
容量、142…静電容量、145…静電容量、146…
静電容量、151…静電容量、152…静電容量、16
1…静電容量、162…インダクタンス、211…静電
容量、212…インダクタンス、221…静電容量、2
22…インダクタンス、231…静電容量、232…イ
ンダクタンス、500…積層体
33…電極、41…入力用電極、42…出力用電極、5
1…入力端子、52…出力端子、61…入力端子部、6
2…出力端子部、70…アース電極、81、82…内層
アース電極、91…結合電極、101…誘導結合調整電
極、111、112…静電容量、121〜123…静電
容量、131〜133…インダクタンス、141…静電
容量、142…静電容量、145…静電容量、146…
静電容量、151…静電容量、152…静電容量、16
1…静電容量、162…インダクタンス、211…静電
容量、212…インダクタンス、221…静電容量、2
22…インダクタンス、231…静電容量、232…イ
ンダクタンス、500…積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01P 1/212 H01P 1/212 7/08 7/08 (72)発明者 渡辺 昌彦 東京都大田区中馬込2丁目3番20号 メ ゾンアザレ301号 (56)参考文献 特開 平5−243809(JP,A) 特開 平3−212001(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】第1のアース電極と、 第2のアース電極と、 前記第1のアース電極と前記第2のアース電極との間の
誘電体層と、 前記誘電体層内に設けられ、かつ、入力電極と電気的に
接続された片側短絡型の第1の共振素子と、 前記誘電体層内に前記第1の共振素子と隣接して設けら
れ、かつ、出力電極と電気的に接続された片側短絡型の
第2の共振素子と、前記誘電体層内に設けられ、かつ、 前記第1の共振素子
の一部と前記第2の共振素子の一部とに対向し、かつ、
誘電体層を介してこれらに重なり、前記第1の共振素子
との間、および前記第2の共振素子との間にそれぞれ容
量結合を形成する第1の電極と、 前記第1の共振素子と前記第2の共振素子との間に配置
され、前記第1の電極との間に容量結合を形成し、もっ
てフィルタの周波数応答特性上の減衰極を該フィルタの
通過帯域から離す第2の電極と、 を有することを特徴とする積層型誘電体フィルタ。 - 【請求項2】前記第2の電極の少なくとも一端がアース
に短絡されていることを特徴とする請求項1記載の積層
型誘電体フィルタ。 - 【請求項3】前記第2の電極の少なくとも一端がアース
に短絡され、前記第2の電極が前記第1の電極の一部に
対向し、かつ、前記第1の共振素子および前記第2の共
振素子が設けられた面内に設けられていることを特徴と
する請求項1記載の積層型誘電体フィルタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27463393A JP3144744B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 積層型誘電体フィルタ |
| US08/332,390 US5608364A (en) | 1993-11-02 | 1994-10-31 | Layered stripline filter including inductive coupling adjustment strip |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27463393A JP3144744B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 積層型誘電体フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07142902A JPH07142902A (ja) | 1995-06-02 |
| JP3144744B2 true JP3144744B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=17544429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27463393A Expired - Fee Related JP3144744B2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 積層型誘電体フィルタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5608364A (ja) |
| JP (1) | JP3144744B2 (ja) |
Families Citing this family (36)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3185607B2 (ja) * | 1995-05-31 | 2001-07-11 | 株式会社村田製作所 | 表面実装型アンテナおよびこれを用いた通信機 |
| EP0820115B1 (en) * | 1996-07-15 | 2004-05-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dielectric laminated device and its manufacturing method |
| US5898406A (en) * | 1997-03-13 | 1999-04-27 | Nokia Mobile Phones Limited | Antenna mounted diplexer |
| EP0944167A3 (en) * | 1998-03-18 | 2002-03-20 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency filter, complex electronic component using the same, and portable radio apparatus using the same |
| US6064281A (en) * | 1998-06-26 | 2000-05-16 | Industrial Technology Research Institute | Semi-lumped bandpass filter |
| US6529096B2 (en) * | 2000-05-30 | 2003-03-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Dielectric filter, antenna duplexer, and communications appliance |
| FI20002482A0 (fi) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | Nokia Networks Oy | Summausverkko |
| JP3567885B2 (ja) * | 2000-11-29 | 2004-09-22 | 株式会社村田製作所 | 積層型lcフィルタ |
| JP4401586B2 (ja) * | 2001-03-05 | 2010-01-20 | 日本碍子株式会社 | 積層型誘電体共振器及び積層型誘電体フィルタ |
| US7023301B2 (en) * | 2001-05-16 | 2006-04-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Laminated filter with a single shield conductor, integrated device, and communication apparatus |
| JP3778075B2 (ja) * | 2001-12-12 | 2006-05-24 | ソニー株式会社 | フィルタ回路 |
| US7493094B2 (en) * | 2005-01-19 | 2009-02-17 | Micro Mobio Corporation | Multi-mode power amplifier module for wireless communication devices |
| US7071783B2 (en) * | 2002-07-19 | 2006-07-04 | Micro Mobio Corporation | Temperature-compensated power sensing circuit for power amplifiers |
| US20040232982A1 (en) * | 2002-07-19 | 2004-11-25 | Ikuroh Ichitsubo | RF front-end module for wireless communication devices |
| US6774718B2 (en) * | 2002-07-19 | 2004-08-10 | Micro Mobio Inc. | Power amplifier module for wireless communication devices |
| DE10313868B4 (de) * | 2003-03-21 | 2009-11-19 | Siemens Ag | Katheter zur magnetischen Navigation |
| US20050205986A1 (en) | 2004-03-18 | 2005-09-22 | Ikuroh Ichitsubo | Module with integrated active substrate and passive substrate |
| US7254371B2 (en) | 2004-08-16 | 2007-08-07 | Micro-Mobio, Inc. | Multi-port multi-band RF switch |
| US7262677B2 (en) * | 2004-10-25 | 2007-08-28 | Micro-Mobio, Inc. | Frequency filtering circuit for wireless communication devices |
| US7102470B2 (en) * | 2004-11-02 | 2006-09-05 | Integrated System Solution Corp. | Dual-band bandpass filter with stepped-impedance resonators |
| US7580687B2 (en) * | 2005-01-19 | 2009-08-25 | Micro Mobio Corporation | System-in-package wireless communication device comprising prepackaged power amplifier |
| US7548111B2 (en) * | 2005-01-19 | 2009-06-16 | Micro Mobio Corporation | Miniature dual band power amplifier with reserved pins |
| US7769355B2 (en) * | 2005-01-19 | 2010-08-03 | Micro Mobio Corporation | System-in-package wireless communication device comprising prepackaged power amplifier |
| US7084702B1 (en) * | 2005-01-19 | 2006-08-01 | Micro Mobio Corp. | Multi-band power amplifier module for wireless communication devices |
| US7312676B2 (en) * | 2005-07-01 | 2007-12-25 | Tdk Corporation | Multilayer band pass filter |
| KR100712419B1 (ko) * | 2006-06-08 | 2007-04-27 | 전자부품연구원 | 대역통과필터 |
| US7477108B2 (en) * | 2006-07-14 | 2009-01-13 | Micro Mobio, Inc. | Thermally distributed integrated power amplifier module |
| WO2008038443A1 (en) * | 2006-09-28 | 2008-04-03 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Dielectric filter, chip element, and chip element manufacturing method |
| JP2008099060A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Taiyo Yuden Co Ltd | 積層型誘電体帯域通過フィルタ |
| KR101120508B1 (ko) * | 2007-08-22 | 2012-02-29 | (주) 와이팜 | 간섭 현상을 줄이기 위한 레이아웃 구조 |
| US8330555B2 (en) * | 2007-08-29 | 2012-12-11 | Kyocera Corporation | Bandpass filter, and wireless communication module and wireless communication apparatus which employ the bandpass filter |
| JP5387572B2 (ja) * | 2008-05-12 | 2014-01-15 | パナソニック株式会社 | 左手系共振器とこれを用いた左手系フィルタ |
| CN102067377A (zh) * | 2008-06-25 | 2011-05-18 | 北京昆天科微电子技术有限公司 | 一种天线装置和采用它的电子产品 |
| KR101138479B1 (ko) | 2010-10-14 | 2012-04-25 | 삼성전기주식회사 | 적층형 칩 필터용 커플링 구조, 적층형 칩 필터 및 이를 포함하는 전자 디바이스 |
| JP7643539B2 (ja) * | 2021-04-26 | 2025-03-11 | 株式会社村田製作所 | フィルタ装置およびそれを搭載した高周波フロントエンド回路 |
| CN115528401B (zh) * | 2022-10-11 | 2025-06-20 | 成都威频科技有限公司 | 一种超宽带带状线带通滤波器 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02137212A (ja) * | 1988-11-17 | 1990-05-25 | Murata Mfg Co Ltd | 複合電子部品 |
| JP2741087B2 (ja) * | 1990-01-12 | 1998-04-15 | 日本特殊陶業株式会社 | ストリップラインフィルタの周波数調整法 |
| JPH03212001A (ja) * | 1990-01-17 | 1991-09-17 | Fujitsu Ltd | 誘電体フィルタ |
| JPH05152803A (ja) * | 1991-12-02 | 1993-06-18 | Tdk Corp | 誘電体フイルタ |
| JP2806710B2 (ja) * | 1992-10-06 | 1998-09-30 | 日本碍子株式会社 | 積層型誘電体フィルタ |
| JP3264387B2 (ja) * | 1992-11-10 | 2002-03-11 | 日本碍子株式会社 | 積層型誘電体フィルタ |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP27463393A patent/JP3144744B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-10-31 US US08/332,390 patent/US5608364A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5608364A (en) | 1997-03-04 |
| JPH07142902A (ja) | 1995-06-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5608364A (en) | Layered stripline filter including inductive coupling adjustment strip | |
| JP3115149B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| US6294967B1 (en) | Laminated type dielectric filter | |
| US5576672A (en) | Layered stripline filter including capacitive coupling electrodes | |
| JP2002252534A (ja) | 高周波フィルタ | |
| JP2806710B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2860018B2 (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JP2963835B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2957051B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2957041B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2860011B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2721626B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH08288706A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2860010B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2710904B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP3204753B2 (ja) | 共用器 | |
| JP2806682B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH05283906A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP2860015B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP3381956B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH11355008A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JP3103420B2 (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH05243810A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH05267905A (ja) | 積層型誘電体フィルタ | |
| JPH05243806A (ja) | 積層型誘電体フィルタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090105 Year of fee payment: 8 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |