JP3148061B2 - ダイナミックヒス内蔵コンパレータ回路 - Google Patents

ダイナミックヒス内蔵コンパレータ回路

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JP3148061B2 JP31990793A JP31990793A JP3148061B2 JP 3148061 B2 JP3148061 B2 JP 3148061B2 JP 31990793 A JP31990793 A JP 31990793A JP 31990793 A JP31990793 A JP 31990793A JP 3148061 B2 JP3148061 B2 JP 3148061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパレータ回路に関
し、特に、集積回路により構成されるコンパレータ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパレータ回路においては、出力の切
換時にチャタリングが発生することを防止するために、
ダイナミックヒスをつけることが行われる。従来、集積
回路により形成したコンパレータ回路では、ダイナミッ
クヒスを作成するためのコンデンサは集積回路に外付け
されていた。
【0003】その回路例を図15に示す。図において、
コンパレータ回路1は集積回路IC内に形成され、その
−側入力端子を入力端子IN1 に、+側入力端子を入力
端子IN2 に、出力を出力端子OUTに接続している。
そして、ダイナミックヒスをつけるために、入力端子I
2 と出力端子OUTの間にコンデンサCと抵抗Rの直
列回路が接続される。このコンパレータ回路11におい
ては、入力端子IN1に入力電圧VINが、入力端子IN
2 にスレショルドレベルVTHが入力され、出力端子OU
Tから出力が取り出される。
【0004】ダイナミックヒスの概要について図16、
図17を用いて説明する。図16はダイナミックヒスが
ない場合の入力電圧VINと出力電圧VOUT の関係を示
し、図16はダイナミックヒスを付けた図15の回路に
おける入力電圧VINと出力電圧VOUT の関係を示す。始
めに、コンパレータ回路1にダイナミックヒスがない場
合について説明をすると、図16に示すように、入力電
圧VINがA点及びB点においてスレショルドレベルVTH
より大きく又は小さくなると出力電圧VOUT が切り換わ
るが、入力波形に含まれるノイズにより、入力電圧VIN
がスレショルドレベルVTHと何回もクロスするため、そ
の都度出力が切り換わり、出力電圧VOUT にチャタリン
グが発生し、誤動作の原因となることがある。
【0005】これに対し、ダイナミックヒスをつけた図
15の回路においては、図17に示すように、入力電圧
INがA点及びB点においてスレショルドレベルVTH
り大きく又は小さくなると出力電圧VOUT が反転し、こ
の切り換わった出力電圧VOU T がコンデンサCを介して
入力端子IN2 に重畳され、スレショルドレベルVTH
小さく又は大きくする。その後、コンデンサCの充電又
は放電によりある時定数τでスレショルドレベルVTH
本来の値に戻るが、ダイナミックヒスによりノイズを含
む入力電圧VINがスレショルドレベルVTHとクロスする
ことはなくなるため、チャタリングは発生しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のダ
イナミックヒスをつけたコンパレータ回路においては、
ダイナミックヒスを作成するためのコンデンサCを集積
回路ICの外部に接続しなければならない。また、スレ
ショルドレベルVTHを集積回路IC内部で作成する場合
においても、コンデンサを接続するために入力端子IN
2 を設けなければならないという問題点を有する。さら
に、ダイナミックヒスの時定数τが、コンパレータ回路
が接続される外部回路に存在する抵抗により変動して、
一定の時定数τが得られないという問題点があった。
【0007】本発明は、集積回路により形成したコンパ
レータ回路において、ダイナミックヒスをつけることに
より高周波ノイズによるチャタリングの発生を防止し、
かつダイナミックヒスを作成するためのコンデンサを集
積回路の外部に接続する必要をなくすことを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、集積回路により形成したコンパレータ回
路において、差動対の少なくとも一方のトランジスタの
ベースと、コンパレータの論理によって電位が変わるラ
イン(例えば出力トランジスタのベースの間)に、ダイ
ナミックヒスをつけるための集積回路内に形成したコン
デンサを接続する。
【0009】
【作用】上記手段によれば、入力電圧がスレショルドレ
ベルより大きく又は小さくなり、出力電圧が切り換わっ
た時、出力トランジスタ(又はその前段のトランジス
タ)のベース電圧がコンデンサを介して差動対のトラン
ジスタのベース電圧に印加され、そのベース電圧を瞬間
的に変動させる。これにより、ダイナミックヒスがつけ
られてチャタリングが防止できる。また、上記手段によ
り、コンデンサを集積回路内に形成することができるの
で、コンデンサを外付けする必要性がなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。なお、以下の説明における各図面において、同一の
機能を有するものには同一の符号を付して、重複する説
明は省略する。 (前提技術) 図1〜図4に本発明の前提技術の回路図を示す。図1は
PNP入力のコンパレータ回路、図2はその入力電圧範
囲を改良したコンパレータ回路、図3はNPN入力のコ
ンパレータ回路、図4はその入力電圧範囲を改良したコ
ンパレータ回路を示す。本実施例においては、差動対の
トランジスタQ2 ,Q4 の内の一方の差動トランジスタ
4 のベースと出力トランジスタQ9 のベースの間に、
ダイナミックヒスをつけるためのコンデンサC1 を接続
することを特徴としている。図1〜4の回路のその他の
部分はコンパレータ回路として周知のものであるので、
ここでの説明は省略する。
【0011】以下、図1のコンパレータ回路について、
図5の波形図を参照しながら説明する。図5は、図1の
回路の入力電圧VIN、スレショルドレベルVTH、出力電
圧V OUT の関係を示す。図1の回路において、入力電圧
INが入力端子+INに印加され、スレショルドレベル
THが入力端子−INに印加されるものとして以下に説
明する。入力端子+INに印加された入力電圧VINは、
抵抗R1 を介して差動対の一方のトランジスタQ2 のベ
ースに印加される。入力端子−INに印加されたスレシ
ョルドレベルVTHは、抵抗R2 を介して差動対の他方の
トランジスタQ4 のベースに印加される。出力端子OU
Tは、電源VCCと抵抗Rを介して接続された出力トラン
ジスタQ9 のコレクタから引き出される。そして、スレ
ショルドレベルVTHが印加される差動トランジスタQ4
のベースと出力トランジスタQ9 のベースの間に、ダイ
ナミックヒスをつけるためのコンデンサC1 が接続され
る。
【0012】今、図5のA点において入力電圧VINがス
レショルドレベルVTHより大きくなると、差動トランジ
スタQ2 のベース電圧VB2が差動トランジスタQ4 のベ
ース電圧VB4より大きくなり、トランジスタQ7 がオン
となって出力トランジスタQ 9 のベース電圧は電源電圧
BE(V)から0(V)へと減少する。これにより出力
トランジスタQ9 がオフとなり、出力電圧VOUT は0か
らVCCへと変化する。
【0013】同時に、出力トランジスタQ9 のベース電
圧のVBE分の減少に伴い、コンデンサC1 を介して接続
された差動トランジスタQ4 のベース電圧VB4はスレシ
ョルドレベルVTHからVTH−VBEまで瞬間的に減少す
る。その後、コンデンサC1 は時定数τ=R2 1 (た
だし、R2 は入力端子−INとコンデンサC1 との間に
接続された抵抗)で充電され、差動トランジスタQ4
ベース電圧VB4は元のスレショルドレベルVTHに復帰す
る。
【0014】この間、入力電圧にノイズがあっても、差
動トランジスタQ4 のベース電圧V B4が大きく変動する
ため、差動トランジスタQ2 のベース電圧VB2がそれと
クロスすることがなくなり、チャタリングが発生するこ
とがない。したがって、ダイナミックヒス幅VBEで、時
定数τにより決まる時間幅のダイナミックヒスが得られ
る。
【0015】次に、図5のB点において入力電圧VIN
スレショルドレベルVTHより小さくなると、トランジス
タQ7 がオフとなり、したがって出力トランジスタQ9
のベース電圧は0からVBEへと増加する。これにより出
力トランジスタQ9 がオンとなり、出力電圧VOUT はV
CCから0へと変化する。同時に、出力トランジスタQ 9
のベース電圧のVBE分の増加に伴い、コンデンサC1
介して接続された差動トランジスタQ4 のベース電圧V
B4もスレショルドレベルVTHからVTH+VBEまで瞬間的
に増加する。その後、コンデンサC1 は時定数τ=R2
Cで放電することにより、差動トランジスタQ4 のベー
ス電圧VB4は元のスレショルドレベルV THに復帰する。
これにより、前記A点におけると同様のダイナミックヒ
スが得られる。
【0016】以上説明したように、本実施例によれば、
コンパレータ回路にダイナミックヒスがつけられてチャ
タリングが発生しない。また、このダイナミックヒスを
つけるためのコンデンサC1 を集積回路中に形成するこ
とができるため、集積回路の外部にダイナミックヒスを
つけるためのコンデンサを接続する必要がなくなる。さ
らに、コンデンサと接続するための外部端子を集積回路
に設ける必要がなくなる。
【0017】(実施例) 次に、前提技術のコンパレータ回路より大きなダイナミ
ックヒスの時定数を得、ダイナミックヒスの継続期間を
大きくしてチャタリングをさらに確実に防止することが
できるコンパレータ回路について説明する。図6はPN
P入力のコンパレータ回路、図7はNPN入力のコンパ
レータ回路を示す。これらの回路の内、図6のコンパレ
ータ回路について、図8の波形図を参照しながら説明す
る。
【0018】本実施例においては、差動対のトランジス
タは、ダーリントン接続されたトランジスタQ1 ,Q2
とQ3 ,Q4 により構成される。入力端子−INが抵抗
1を介して差動対の一方のダーリントン接続トランジ
スタの初段のトランジスタQ 1 のベースに接続される。
また、入力端子+INが抵抗R2 を介して差動対の一方
のダーリントン接続トランジスタの初段のトランジスタ
3 のベースに接続される。出力端子OUTは、電源V
CCに抵抗Rを介して接続された出力トランジスタQ9
コレクタから引き出される。
【0019】本実施例においては、ダイナミックヒスを
つけるコンデンサは、次の2か所に設けられる。まず、
入力端子+IN側の差動トランジスタの第2段のトラン
ジスタQ4 のベースと出力トランジスタQ9 の前段のト
ランジスタQ8 のベースの間にコンデンサC1 が接続さ
れる。また、入力端子−IN側の差動トランジスタの第
2段のトランジスタQ2 のベースと出力トランジスタQ
9 のベースの間にコンデンサC2 が接続される。
【0020】以下、入力端子+INにスレショルドレベ
ルVTHが印加され、入力端子−INに入力電圧VINが印
加されるものとして説明をする。今、図8のA点におい
て、入力電圧VINがスレショルドレベルVTHより大きく
なると、差動トランジスタQ 2 のベース電圧VB2が差動
トランジスタQ4 のベース電圧VB4より大きくなり、ト
ランジスタQ7 がオンとなって、トランジスタQ8 のベ
ース電圧はVBEから0へと減少する。これにより、トラ
ンジスタQ8 がオフ、トランジスタQ9 がオンとなり、
出力電圧は0からVCCへと変化する。
【0021】同時に、トランジスタQ8 のベース電圧の
減少に伴い、コンデンサC1 を介して接続された第2段
の差動トランジスタQ4 のベース電圧VB4もスレショル
ドレベルVTHからVTH−VBEへ瞬間的に減少する。その
後、コンデンサC1 は充電されて、差動トランジスタQ
4 のベース電圧VB は元のスレショルドレベルVTHに復
帰する。この時、コンデンサC1 は、差動トランジスタ
4 のベース電流により充電されることとなるため、そ
の時定数τは次の〔数1〕のとおりとなる。
【0022】〔数1〕 τ=VBE・C1 /(I1 /β) (ただし、I1 は差動トランジスタQ4 のエミッタ電
流、βはその電流増幅率) 次に、図8のB点におけるように、入力電圧VINがスレ
ショルドレベルVTHより小さくなると、差動トランジス
タQ2 のベース電圧VB2が差動トランジスタQ 4 のベー
ス電圧VB4より小さくなり、トランジスタQ7 がオフ、
トランジスタQ 8 がオンとなって、出力トランジスタQ
9 のベース電圧はVBEから0へと減少する。これによ
り、出力トランジスタQ9 がオフとなり、出力電圧は0
からVCCへと変化する。
【0023】同時に、トランジスタQ9 のベース電圧の
減少に伴い、コンデンサC2 を介して接続された第2段
の差動トランジスタQ2 のベース電圧VB2も入力電圧V
INからVIN−VBEへ瞬間的に減少する。その後、コンデ
ンサC2 が放電されて、差動トランジスタQ2 のベース
電圧VB2は元の入力電圧VINに復帰する。この時、コン
デンサC1 は、差動トランジスタQ4 のベース電流によ
り充電されることとなるため、その時定数τは次の〔数
2〕のとおりとなる。
【0024】〔数2〕 τ=VBE・C2 /(I1 /β) (ただし、I1 は差動トランジスタQ2 のエミッタ電
流、βはその電流増幅率)以上説明したように、本実施
例においては、差動トランジスタと出力トランジスタ間
に接続されたコンデンサC1 ,C2 は、差動トランジス
タQ4 ,Q2 のベース電流により充電されることとなる
ため、その時定数τを前述の前提技術のものと比較して
大きくとることができる。したがって、ダイナミックヒ
スの時間幅を大きくすることができ、コンパレータ回路
動作時のチャタリングの発生をより確実に防止すること
ができる。
【0025】(実施例) 以上説明した前提技術及び実施例1では、ダイナミック
ヒス幅がVBE(V)と大きい。このため、入力端子−I
N又は+INにおける電圧レベルが低い場合、出力の切
り換わり時にトランジスタQ5 又はQ7 が動作をせず
に、コンパレータ回路が誤動作をすることがある。これ
に対して、ダイナミックヒスの幅をVBEより小さい任意
の値にすることにより入力電圧範囲を改善することがで
きる。この例を以下に説明する。
【0026】図9及び図10に本実施例のコンパレータ
回路を示す。これらのコンパレータ回路は前述の前提技
の図1及び図3に示すコンパレータ回路とほぼ同様に
構成されるが、ダイナミックヒスをつけるためのコンデ
ンサC1 と直列に抵抗R3 が接続される点が図1及び図
3のコンパレータ回路と相違する。また、この抵抗R3
は、入力端子−INに接続された抵抗R2 と直列に接続
されることとなる。
【0027】これらのコンパレータ回路の動作も前提技
における動作と同様の動作を行う。ただ、出力の切り
換え時に、出力トランジスタQ9 のベース電圧がVBE
け減少又は増加すると、このVBEは抵抗R2 と抵抗R3
により分圧されて差動トランジスタQ4 のベース電圧V
B4に重畳される。この結果、差動トランジスタQ4 のベ
ース電圧VB4の変化分即ちダイナミックヒス幅は次の
〔数3〕のようになり、時定数τは〔数4〕のようにな
る。
【0028】〔数3〕 ダイナミックヒス幅=VBE・R2 /(R2 +R3 ) 〔数4〕 時定数τ=(R2 +R3 )・C1 したがって、本実施例によれば、抵抗R3 の抵抗値を適
当な値に設定することにより、ダイナミックヒス幅をV
BE(V)より小さい任意の値に調整することができ、時
定数τを大きくすることができる。
【0029】なお、本実施例は、前述の図1及び図3の
コンパレータ回路に限らず、その他のコンパレータ回路
に適用可能なものである。 (実施例) 前述の実施例における図6に示したPNP入力コンパ
レータ回路においては、入力電圧VINを印加する入力端
子−INの電圧レベルを0(V)にして使用することが
できない。その理由は、入力端子−INの電圧レベルが
0(V)であると差動トランジスタQ4 のベース電圧は
BEとなり、トランジスタQ7 がオンした瞬間、差動ト
ランジスタQ4 のベース電圧が0まで落ちるため、差動
トランジスタQ4 のエミッタ電圧はVBE(V)となり、
トランジスタQ7 が動作できなくなるためである。
【0030】これに対して、前述の図6に示したPNP
入力コンパレータ回路において、入力端子−INに0
(V)を基準として変化する入力電圧を印加することが
できるようにしたものを実施例として以下に説明す
る。図11は回路図を示し、図12にその波形図を示
す。差動対のトランジスタQ2 ,Q4 のベースにそれぞ
れ2段接続されたトランジスタQ11,Q12及びQ13,Q
14が接続される。これらのトランジスタQ11,Q12及び
13,Q14はそれぞれがレベルシフト回路を構成する。
そして、第1のレベルシフト回路の第1段のトランジス
タQ11のベースが入力端子+INと接続され、第2段の
トランジスタQ12のベースと出力トランジスタQ9 の前
段のトランジスタQ8 のベースとの間にダイナミックヒ
スをつけるためのコンデンサC1 が接続される。
【0031】また、第2のレベルシフト回路の第1段の
トランジスタQ13のベースが入力端子−INと接続さ
れ、第2段のトランジスタQ14のベースと出力トランジ
スタQ 9 の2段前段に設けられたトランジスタQ10のベ
ースとの間にダイナミックヒスをつけるためのコンデン
サC2 が接続される。以上のように構成されたコンパレ
ータ回路において、入力端子+INに電圧0を基準に変
化する入力電圧VINが印加され、入力端子−INが接地
GNDに接続されると、差動対の各トランジスタQ2
ベース電圧VB2及びトランジスタQ4のベース電圧VB4
は、それぞれ、図12に示すようになる。すなわち、入
力端子+IN側の差動トランジスタQ2 のベース電圧は
IN+2VBEとなり、入力端子−IN側の差動トランジ
スタQ4 のベース電圧は0+2VBE(=VTH)となる。
【0032】次に、このコンパレータ回路の動作につい
て説明する。入力電圧VINが減少して0電位とクロスす
ると、図12のA点に示すように、差動トランジスタQ
2 のベース電圧VB2が、差動トランジスタQ4 のベース
電圧B4より低くなり、トランジスタQ7 がオフとなっ
て、出力トランジスタQ9 がオンとなり、出力電圧はV
CCから0へと変化する。
【0033】同時に、トランジスタQ8 のベース電圧の
減少に伴い、コンデンサC1 を介して接続されたトラン
ジスタQ12のベース電圧が減少し、差動トランジスタQ
2 のベース電圧VB2がVIN+2VBEからVIN+VBEまで
瞬間的に減少する。その後、コンデンサC1 が充電され
て、差動トランジスタQ2 のベース電圧VB2は元のV IN
+2VBEに復帰する。
【0034】一方、入力電圧VINが増加して0電位とク
ロスすると、図12のB点に示すように、差動トランジ
スタQ4 のベース電圧VB4は差動トランジスタQ2 のベ
ース電圧VB2より高くなり、トランジスタQ7 がオンと
なる。したがって、出力トランジスタQ9 がオフとな
り、出力電圧は0からVCCへと変化する。同時に、トラ
ンジスタQ10のベース電圧の減少に伴い、コンデンサC
2 に接続されたトランジスタQ14のベース電圧が減少
し、差動トランジスタQ4 のベース電圧VB4がスレショ
ルドレベルVTHの0+2VBEから0+VBEに瞬間的に減
少する。その後、コンデンサC2 が充電されて、差動ト
ランジスタQ4 のベース電圧VB4は元のスレショルドレ
ベルVTHの0+2VBEに復帰する。
【0035】以上説明したように、本実施例によれば、
0電位を基準とするセンサ等の微小信号を処理する場合
でも、ダイナミックヒスをつけて出力のチャタリングを
防止することができる。さらに、以上説明したコンパレ
ータ回路において、差動トランジスタQ4 のベース電圧
B4を2段階に切り換えるようにして、チャタリングを
更に確実に防止できるようにした例を説明する。
【0036】図13はその回路図、図14はその波形図
である。図13が前述の図11と相違する点は、差動ト
ランジスタQ4 のベースとレベルシフト回路のトランジ
スタQ14の間に抵抗R4 が接続され、さらに差動トラン
ジスタQ4 のベースと接地GNDの間にスイッチSWと
電流源2I1 が接続される点であり、その他の点は図1
1と同一である。そして、スイッチSWは、トランジス
タQ7 のオンでスイッチオフ、Q7 のオフでスイッチオ
ンとなるように構成される。なお、スイッチSWの詳細
についての説明は省略するが、周知のトランジスタ回路
により形成される。
【0037】これにより、図14に示すように、差動ト
ランジスタQ4 のベース電圧VB4は、トランジスタQ7
オン、スイッチSWオフの場合、通常の0+2VBEとな
るが、トランジスタQ7 オフ、スイッチSWオンの場
合、ヒス幅R4 ・I1 だけ減少する。したがって、入力
電圧VINとスレショルドレベルとの関係は図14に示す
ようになり、出力の切り換え時にダイナミックヒスにス
レショルドレベルの変化が加わるので、チャタリングの
発生をより確実に防止することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、集積回路により形成し
たコンパレータ回路において、ダイナミックヒスをつけ
ることにより高周波ノイズによるチャタリングの発生を
防止し、かつダイナミックヒスを作成するためのコンデ
ンサを集積回路の外部に接続する必要をなくすことがで
きる。また、これだけでなく、ダイナミックヒスを最適
なものにしてチャタリングを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提技術の第1の回路図。
【図2】本発明の前提技術の第2の回路図。
【図3】本発明の前提技術の第3の回路図。
【図4】本発明の前提技術の第4の回路図。
【図5】図1の回路の波形図。
【図6】本発明の実施例の第1の回路図。
【図7】本発明の実施例の第2の回路図。
【図8】図6の回路の波形図。
【図9】本発明の実施例の第1の回路図。
【図10】本発明の実施例の第2の回路図。
【図11】本発明の実施例の第1の回路図。
【図12】図11の回路の波形図。
【図13】本発明の実施例の第2の回路図。
【図14】図13の回路の波形図。
【図15】従来のコンパレータ回路の回路図。
【図16】ダイナミックヒスを説明するための波形図。
【図17】図15の回路の波形図。
【符号の説明】
1…コンパレータ回路 Q…トランジスタ C…コンデンサ R…抵抗 −IN,+IN…入力端子 OUT…出力端子 VIN…入力電圧 VOUT …出力電圧 VTH…スレショルドレベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−90868(JP,A) 特開 昭63−20912(JP,A) 特開 平5−102800(JP,A) 特開 昭50−80750(JP,A) 特開 昭57−111116(JP,A) 実開 昭55−93133(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 - 19/32 H03K 5/00 - 5/02 H03K 5/08 - 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路により形成したコンパレータ回
    路において、差動対のトランジスタをダーリントン接続
    トランジスタにより形成し、前記ダーリントン接続トラ
    ンジスタの各第2段トランジスタのベースと、コンパレ
    ータの論理によって電位が変わるラインに、ダイナミッ
    クヒスをつけるための集積回路内に形成したコンデンサ
    を接続したことを特徴とするダイナミックヒス内蔵コン
    パレータ回路。
  2. 【請求項2】 集積回路により形成したコンパレータ回
    路において、差動対と各入力端子間にレベルシフト回路
    を設け、前記各レベルシフト回路の各第2段トランジス
    タのベースと、コンパレータの論理によって電位が変わ
    るラインにコンデンサを接続したことを特徴とするダイ
    ナミックヒス内蔵コンパレータ回路。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサと直列に時定数調整用の
    抵抗を接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載
    されたダイナミックヒス内蔵コンパレータ回路。
JP31990793A 1993-12-20 1993-12-20 ダイナミックヒス内蔵コンパレータ回路 Expired - Fee Related JP3148061B2 (ja)

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