JP3149037B2 - 高速半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

高速半導体装置及びその製造方法

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JP3149037B2
JP3149037B2 JP04276892A JP4276892A JP3149037B2 JP 3149037 B2 JP3149037 B2 JP 3149037B2 JP 04276892 A JP04276892 A JP 04276892A JP 4276892 A JP4276892 A JP 4276892A JP 3149037 B2 JP3149037 B2 JP 3149037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャリヤの一次元的な
注入及び走行を可能にして散乱の影響を小さくした高速
半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】通常、半導体装置に於けるキャリヤの注入
及び走行は三次元的に行われてきたのであるが、高電子
移動度トランジスタ(high electron m
obility transistor:HEMT)が
出現して、キャリヤの注入及び走行を二次元的に行って
散乱の影響を小さくすることが普遍化し、そのような高
速半導体装置が多くの電子機器に於いて重要な役割を担
いつつある。
【0003】近年、半導体装置に於けるキャリヤの注入
及び走行に関する技術は更に進展して、例えば量子細線
など一次元的なキャリヤの注入及び走行を行う高速半導
体装置が注目されるところとなっている。然しながら、
この種の高速半導体装置については、現在、研究・開発
の緒についたばかりであって、先ず、実際に動作可能な
ものが実現されなければならない。
【0004】
【従来の技術】図11は一次元的キャリヤ注入及び走行
を行うことができるとされている高速半導体装置の従来
例を表した要部切断側面図である。
【0005】図に於いて、1は半絶縁性GaAs基板、
2はn−GaAsアノード層、3は共鳴トンネリング・
バリヤ(resonant tunneling ba
rrier:RTB)層、4はn−GaAsカソード
層、5はカソード電極、6はアノード電極をそれぞれ示
している。尚、RTB層3は、実際には、i−GaAs
井戸層3Wの上下をi−AlAsバリヤ層3Bに依って
サンドイッチ状に挟んだ構成になっている。また、Wは
キャリヤの注入が行われる領域の幅、即ち、カソード層
の幅である。
【0006】前記各部分に関する主要なデータを例示す
ると次の通りである。 (1) アノード層2について 厚さ:200〔nm〕 不純物濃度:1×1018〔cm-3〕 (2) RTB層3について i−GaAs井戸層3Wの厚さ:3〔nm〕 i−AlAsバリヤ層3Bの厚さ:3〔nm〕 (3) カソード層(キャリヤ注入層)4について 厚さ:200〔nm〕 不純物濃度:1×1018〔cm-3〕 幅W:50〔nm〕 (4) カソード電極5について 材料:AuGe/Au 厚さ:20〔nm〕/200〔nm〕 (5) アノード電極6について 材料:AuGe/Au 厚さ:20〔nm〕/200〔nm〕
【0007】この高速半導体装置では、例えば電子ビー
ム・リソグラフィ技術などを適用してカソード層4の幅
Wが50〔nm〕程度になるようにメサ・エッチング
し、そこにキャリヤ、即ち、この場合は電子を注入して
走行させるようにしているものであり、縦型量子細線と
まではゆかないが、一次元的なキャリヤの注入及び走行
を可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図11に見られる高速
半導体装置では、キャリヤの注入層であるカソード層4
の幅Wの狭小化は現用のリソグラフィ技術に依って制約
され、更なる微細化を行って量子細線に近づけることは
困難である。
【0009】本発明は、リソグラフィ技術に依る制約を
越えて一次元的なキャリヤの注入を行う領域の狭小化を
実現し、従って、更に量子細線に近づいたキャリヤの走
行を可能にして高速動作性を向上しようとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を解
説する為の高速半導体装置を表す要部切断側面図であ
り、図11に於いて用いた記号と同記号は同部分を表す
か或いは同じ意味を持つものとする。
【0011】図に於いて、7はn+ −GaAsカソード
・コンタクト層、8はn−GaAsカソード層4の側面
に形成したWSiからなる空乏化用電極、9はn−Ga
Asカソード層4に拡がった空乏層をそれぞれ示してい
る。尚、カソード層4はキャリヤ注入層と呼んで差支え
なく、以下の説明に於いても同様とする。
【0012】図示された各部分のうち、図11に見られ
る部分と同一の部分に於ける主要なデータは先に挙げた
データと全く変わりないので省略し、新たに図示された
部分のみの主要なデータを例示する。
【0013】(1) カソード・コンタクト層7につい
て 厚さ:200〔nm〕 不純物濃度:1×1017〔cm-3〕 (2) 空乏化用電極8について 形式:ショットキ(WSiなど) 厚さ:100〔nm〕 (3) 空乏層9について 片側の最大延び:100〔nm〕(両側を加えると20
0〔nm〕)
【0014】さて、実験するのに作成した試料では、不
純物濃度が1×1017〔cm-3〕であるn−GaAsカソ
ード層4の幅は220〔nm〕としたので、その側面に
ショットキ・コンタクトのWSiからなる空乏化用電極
8を形成したことで延び出た空乏層9の最大延びは両側
で200〔nm〕であるから、キャリヤが注入される領
域の最小幅は20〔nm〕であり、通常、量子細線とし
て作用することができる幅は最大で10〔nm〕程度で
あるから、それにかなり近づいて、一次元的なキャリヤ
の注入及び走行が可能になったといえる。
【0015】ここで、空乏層9の延びをWD とすると、 WD =(2εs (Vbi−V−kT/q)/qND 1/2 εs :半導体の誘電率 Vbi:ビルトイン電圧 V:印加電圧 k:ボルツマン定数 T:絶対温度 q:電気素量 ND :キャリヤ濃度 で表される。
【0016】実験1 カソード層4:n−GaAs ND :1×1017〔cm-3〕 温度:4.2〔K〕 V:0〔V〕 とすると、WD は100〔nm〕、全体で200〔n
m〕、従って、キャリヤ注入領域の最小幅が20〔n
m〕となる。
【0017】実験2 カソード層4:n−GaAs ND :1×1018〔cm-3〕 温度:4.2〔K〕 V:0〔V〕 とすると、WD は15.0〔nm〕、全体で30.0
〔nm〕、従って、キャリヤ注入領域の最小幅が19
0.0〔nm〕となる。
【0018】実験3 カソード層4:n−GaAs ND :1×1018〔cm-3〕 温度:4.2〔K〕 V:0.8〔V〕 とすると、WD は30〔nm〕、全体で60〔nm〕、
従って、キャリヤ注入領域の最小幅が160〔nm〕と
なる。
【0019】実験4 カソード層4:n−GaAs ND :2×1018〔cm-3〕 温度:4.2〔K〕 V:0〔V〕 とすると、WD は10〔nm〕、全体で20〔nm〕、
従って、キャリヤ注入領域の最小幅が200〔nm〕と
なる。
【0020】実験5 カソード層4:n−InGaAs(InPに格子整合) ND :1×1017〔cm-3〕 温度:4.2〔K〕 V:0〔V〕 とすると、WD は45〔nm〕、全体で90〔nm〕、
従って、キャリヤ注入領域の最小幅が130〔nm〕と
なる。
【0021】実験6 カソード層4:n−InGaAs(InPに格子整合) ND :1×1018〔cm-3〕 温度:4.2〔K〕 V:0〔V〕 とすると、WD は14〔nm〕、全体で28〔nm〕、
従って、キャリヤ注入領域の最小幅が192〔nm〕と
なる。
【0022】このように、本発明に依る高速半導体装置
では、カソード層、即ち、キャリヤ注入層に対する不純
物のドーピング量、或いは、キャリヤ注入層に形成した
ショットキ・コンタクトの空乏化電極に印加する電圧に
依って、生成される空乏層の延びを大きな範囲で任意に
変化させることができ、それに伴ってキャリヤ注入領域
の実効幅が変化するので一次元的なキャリヤの注入を良
好に制御することが可能になった。このキャリヤ注入領
域の実効幅は、勿論、リソグラフィ技術では実現できな
い微細なものである。
【0023】このようなことから、本発明に依る半導体
装置及びその製造方法に於いては、 (1)縦方向に積層形成された所要半導体層(例えばn
−GaAsアノード層2、RTB層3、n−GaAsカ
ソード層4など)のうち共鳴トンネリング・バリヤ層
(例えばRTB層3)を下地とするキャリヤ注入層(例
えばn−GaAsカソード層4)に於ける側面に被着さ
れ該キャリヤ注入層とショットキ接合を生成して空乏層
(例えば空乏層9)を拡げる高融点金属乃至その珪化物
からなる被膜(例えばWSi空乏化用電極8)を備えて
キャリヤの注入及び走行を一次元化してなることを特徴
とするか、或いは、
【0024】(2)縦方向に順に積層形成されたベース
層(例えばn−GaAsベース層24)及び共鳴トンネ
リング・バリヤ層(例えばRTB層25)及びキャリヤ
注入層であるエミッタ層(例えばn−GaAsエミッタ
層26)と、該エミッタ層に於ける側面に被着され該エ
ミッタ層とショットキ接合を生成して空乏層(例えば空
乏層31)を拡げると共に下端が該ベース層にも接触し
ている高融点金属乃至その珪化物からなる電極(例えば
WSiベース電極27)とを備えてキャリヤの注入及び
走行を一次元化してなることを特徴とするか、或いは、
【0025】(3)前記(2)に於いて、ベース層のキ
ャリヤ濃度(例えば1×1018〔cm-3〕以上)がキャリ
ヤ注入層であるエミッタ層に於けるキャリヤ濃度(例え
ば1×10 17〔cm-3〕程度)に比較して充分に高められ
てなり、高融点金属乃至その珪化物からなる電極がベー
ス層に対してはオーミック・コンタクトすると共に該キ
ャリヤ注入層であるエミッタ層に対してはショットキ・
コンタクトしていることを特徴とするか、或いは、
【0026】(4)所要半導体層を縦方向に積層形成し
てその表面からキャリヤ注入層の下地である共鳴トンネ
リング・バリヤ層の表面に至るまでをメサ・エッチング
し該キャリヤ注入層の側面を表出させる工程と、次い
で、該表出されたキャリヤ注入層の側面のみに高融点金
属乃至その珪化物からなる被膜を形成する工程とが含ま
れてなることを特徴とするか、或いは、
【0027】(5)少なくともベース層及び共鳴トンネ
リング・バリヤ層及びキャリヤ注入層であるエミッタ層
を縦方向に積層形成しその表面から共鳴トンネリング・
バリヤ層の下地であるベース層の表面に至るまでをメサ
・エッチングし該キャリヤ注入層の側面及び共鳴トンネ
リング・バリヤ層の側面及びベース層の表面を表出させ
る工程と、次いで、該表出されたベース層の表面及び共
鳴トンネリング・バリヤ層の側面及びキャリヤ注入層の
側面に接触する高融点金属乃至その珪化物からなる電極
を形成する工程とが含まれてなることを特徴とするか、
或いは、
【0028】(6)前記(5)に於いて、高融点金属乃
至その珪化物からなる電極とオーミック接触を維持する
のに充分なキャリヤ濃度のベース層及び同電極とショッ
トキ接触を維持することが可能なキャリヤ濃度の共鳴ト
ンネリング・バリヤ層とキャリヤ注入層であるエミッタ
層を縦方向に積層形成する工程が含まれてなることを特
徴とする。
【0029】
【作用】前記手段を採ることに依り、縦方向に一次元的
なキャリヤの注入及び走行を可能にしたRTBをもつ高
速半導体装置、例えば、RHET、RBTなどを現用リ
ソグラフィ技術などの制約を越えて比較的容易に実現す
ることができる。
【0030】
【実施例】図2乃至図8は本発明の第一実施例を製造す
る工程を解説する為の工程要所に於ける半導体装置を表
す要部切断側面図であり、以下、これ等の図を参照しつ
つ詳細に説明する。尚、図1に於いて用いた記号と同記
号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0031】図2参照 2−(1) 例えば、分子線エピタキシャル成長(molecula
r beam epitaxy:MBE)法を適用する
ことに依って、半絶縁性GaAs基板1上に、 n−GaAsアノード層2 (厚さ:200〔nm〕、不純物濃度:1×1018〔cm
-3〕) i−AlAsバリヤ層3B、i−GaAs井戸層3W、
i−AlAsバリヤ層3Bの三層積層構造からなるRT
B層3 (厚さ:井戸層3W=3〔nm〕、バリヤ層3B=3
〔nm〕) n−GaAsカソード層4 (厚さ200〔nm〕、不純物濃度:1×1018〔c
m-3〕) を成長させる。
【0032】2−(2) 化学気相堆積(chemical vapor dep
osition:CVD)法を適用することに依り、厚
さ例えば200〔nm〕のSiO2 からなる絶縁膜11
を形成する。
【0033】2−(3) 電子ビーム(electron beam:EB)・リ
ソグラフィ技術に於ける電子ビーム・レジスト・プロセ
スを適用することに依って、幅を例えば220〔nm〕
とするメサを形成する為のパターンをもったレジスト膜
12を形成する。
【0034】2−(4) エッチング・ガスをCHF3 とする反応性イオン・エッ
チング(reactive ion etching:
RIE)法を適用することに依り、絶縁膜11のエッチ
ングを行ってメサ・エッチング・マスク・パターンにす
る。
【0035】図3参照 3−(1) エッチング・ガスをCCl2 2 とするRIE法を適用
することに依り、前記レジスト膜12及び絶縁膜11を
マスクとしてn−GaAsカソード層4のメサ・エッチ
ングを行う。尚、このメサ・エッチングは表面側のi−
AlAsバリヤ層3Bで自動的に停止する。
【0036】図4参照 4−(1) レジスト膜12を除去してから、スパッタリング法を適
用することに依り、厚さ例えば200〔nm〕乃至30
0〔nm〕程度のWSi膜を全面に被着させる。
【0037】図5参照 5−(1) エッチング・ガスをCF4 とするRIE法(ガス流量:
50〔sccm〕,圧力:3〔Pa〕,高周波出力:1
00〔W〕)を適用することに依って、WSi膜の異方
性エッチングを行う。この工程を経ると、WSi膜はカ
ソード層4の側面に被着されたもののみがサイド・ウォ
ール状に残って他は除去され、ここにWSi空乏化用電
極8が形成される。
【0038】図6参照 6−(1) エッチング・ガスをCH4 (AlAs用)及びCCl2
2 (GaAs用)とするRIE法を適用することに依
り、絶縁膜11並びにWSi空乏化用電極8をマスクと
して、RTB層3からn−GaAsアノード層2内に達
するメサ・エッチングを行う。
【0039】図7参照 7−(1) エッチャントをフッ化水素酸とするウエット・エッチン
グ法を適用することに依って絶縁膜11を除去してか
ら、例えば有機金属化学気相堆積(metalorga
nic chemical vapour depos
ition:MOCVD)法を適用することに依ってカ
ソード層4の表面及びアノード層2の表面に厚さが例え
ば400〔nm〕のn+ −GaAsコンタクト層13を
選択的に形成する。
【0040】ここで、WSi空乏化用電極8上にはGa
Asは成長されないので、n+ −GaAsコンタクト層
13は、カソード層4上に在るもの、及び、アノード層
2上にあるものは完全に分離して形成される。尚、n+
−GaAsコンタクト層13を形成するには、MOCV
D法の他にガス・ソースMBE法などを適用することも
できる。
【0041】7−(2) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、スパッ
タリング法、リフト・オフ法を適用することに依り、厚
さが例えば20〔nm〕/200〔nm〕であるAuG
e/Auからなるアノード電極14を形成する。
【0042】図8参照 8−(1) CVD法を適用することに依り、厚さが例えば400
〔nm〕のSiO2 からなる層間絶縁膜15を形成す
る。尚、層間絶縁膜15はSiO2 の他、例えば、ポリ
イミドなどを用いることができる。 8−(2) スピン・コート法を適用することに依り、表面が平坦に
なるよう全面に厚いレジスト膜を形成する。
【0043】8−(3) エッチング・ガスをCF4 +CHF3 とするプラズマ・
エッチング法を適用することに依ってエッチ・バックを
行い、そして、カソード層4上にあるn+−GaAsコ
ンタクト層13の頂面が表出された時点でエッチングを
終わらせる。 8−(4) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、及び、
エッチング・ガスをCHF3 とするRIE法を適用する
ことに依り、層間絶縁膜15のエッチングを行ってアノ
ード電極コンタクト窓を形成する。 8−(5) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス、スパッ
タリング法、リフト・オフ法を適用することに依り、A
lからなるカソード引き出し電極16及びアノード引き
出し電極17などを形成する。
【0044】このようにして作成された半導体装置が、
図1について説明した半導体装置と同様、一次元的なキ
ャリヤの注入及び走行を行うことができ、極めて高速で
あることは云うまでもない。
【0045】図9は本発明の第二実施例である三端子の
高速半導体装置を解説する為の要部切断側面図である。
図に於いて、21は半絶縁性GaAs基板、22はn−
GaAsコレクタ層、23はi−AlGaAsコレクタ
・バリヤ層、24はn−GaAsベース層、25はi−
AlAsバリヤ層25Bとi−GaAs井戸層25Wと
i−AlAsバリヤ層25Bの三層積層構造からなって
いるRTB層、26はn−GaAsエミッタ層、27は
WSiベース電極、28はn+ −GaAsエミッタ・コ
ンタクト層、29はコレクタ電極、30はエミッタ電
極、31は空乏層をそれぞれ示している。尚、コレクタ
・バリヤ層23を構成する材料であるi−AlGaAs
は、実際には、i−Al0.22Ga0.78Asであり、そし
て、本実施例では、n−GaAsエミッタ層26がキャ
リヤ注入層である。
【0046】図示の第二実施例は、第一実施例を製造す
る場合と同様にして各半導体層を積層形成してからメサ
・エッチングを行うのであるが、第一回目のメサ・エッ
チングは、n−GaAsエミッタ層26のみならず、R
TB層25及びn−GaAsベース層24の一部まで行
い、そこでサイド・ウォール状をなすWSiベース電極
27を形成し、その後、第二回目のメサ・エッチングを
行うようにすれば図示の構成が得られる。
【0047】本実施例では、n−GaAsエミッタ層2
6に於ける不純物濃度を1×1017〔cm-3〕程度とし、
且つ、n−GaAsベース層24に於ける不純物濃度を
1×1018〔cm-3〕以上とすることで、WSiベース電
極27とn−GaAsエミッタ層26との接合はショッ
トキ接合に、また、n−GaAsベース層24との接合
はオーミック接合とすることができるから、ショットキ
接合に電流が流れる電圧を下回る電圧を印加して動作さ
せれば良く、この三端子の高速半導体装置は、共鳴トン
ネリング・ホット・エレクトロン・トランジスタ(re
sonanttunneling hot elect
ron transistor:RHET)として使用
することができる。
【0048】図10は本発明の第三実施例である三端子
の高速半導体装置を解説する為の要部切断側面図であ
る。
【0049】図に於いて、41は半絶縁性GaAs基
板、42はn+ −GaAsコレクタ・コンタクト層、4
3はn−GaAsコレクタ層、44はp+ −GaAsベ
ース層、45はi−AlAsバリヤ層45Bとi−Ga
As井戸層45Wとi−AlAsバリヤ層45Bの三層
積層構造からなっているRTB層、46はn−GaAs
エミッタ層、47はサイド・ウォール状をなすWSi空
乏化用電極、48はn+−GaAsエミッタ・コンタク
ト層、49はコレクタ電極、50はベース電極、51は
エミッタ電極、52は空乏層をそれぞれ示している。
尚、本実施例では、n−GaAsエミッタ層46がキャ
リヤ注入層である。
【0050】この三端子をもつ高速半導体装置は、共鳴
トンネリング・バイポーラ・トランジスタ(reson
ant tunneling bipolar tra
nsistor:RBT)として動作するものである。
【0051】本実施例も、図2乃至図8について説明し
た第一実施例と同様にして製造することができ、唯、積
層構成される半導体層の種類が相違すること、或いは、
ベース電極50の存在で階段状のメサ・エッチングが増
加すること等であって、これが好ましくない場合には、
サイド・ウォール状をなすWSi空乏化用電極47をR
TB層45の側面に被着すると共に下端をp+ −GaA
sベース層44に接触させて、図9に見られるような構
造にしても良く、その場合もRBTとして動作させるこ
とができる。
【0052】前記したところから明らかなように、何れ
の場合も、キャリヤ注入領域の幅は狭められ、一次元的
にキャリヤを注入及び走行させることができ、高速化、
高利得化、微分負特性に於けるP/Vの増加などの目的
を達成できる。
【0053】
【発明の効果】本発明に依る高速半導体装置及びその製
造方法に於いては、縦方向に所要半導体層を積層形成
し、そのうち共鳴トンネリング・バリヤ層を下地とする
キャリヤ注入層に於ける側面に該キャリヤ注入層とショ
ットキ接合を生成して空乏層を拡げる高融点金属乃至そ
の珪化物からなる被膜を形成している。
【0054】前記構成を採ることに依り、縦方向に一次
元的なキャリヤの注入及び走行を可能にしたRTBをも
つ高速半導体装置、例えば、RHET、RBTなどを現
用リソグラフィ技術などの制約を越えて比較的容易に実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を解説する為の高速半導体装置を
表す要部切断側面図である。
【図2】本発明の第一実施例を製造する工程を解説する
為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図
である。
【図3】本発明の第一実施例を製造する工程を解説する
為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図
である。
【図4】本発明の第一実施例を製造する工程を解説する
為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図
である。
【図5】本発明の第一実施例を製造する工程を解説する
為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図
である。
【図6】本発明の第一実施例を製造する工程を解説する
為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図
である。
【図7】本発明の第一実施例を製造する工程を解説する
為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図
である。
【図8】本発明の第一実施例を製造する工程を解説する
為の工程要所に於ける半導体装置を表す要部切断側面図
である。
【図9】本発明の第二実施例である三端子の高速半導体
装置を解説する為の要部切断側面図である。
【図10】本発明の第三実施例である三端子の高速半導
体装置を解説する為の要部切断側面図である。
【図11】一次元的キャリヤ注入及び走行を行うことが
できるとされている高速半導体装置の従来例を表した要
部切断側面図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2 n−GaAsアノード層 3 RTB層 4 n−GaAsカソード層 5 カソード電極 6 アノード電極 7 n+ −GaAsカソード・コンタクト層 8 WSiからなる空乏化用電極 9 空乏層 11 絶縁膜 12 レジスト膜 13 n+ −GaAsコンタクト層 14 アノード電極 15 層間絶縁膜 16 カソード引き出し電極 17 アノード引き出し電極

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向に積層形成された所要半導体層のう
    ち共鳴トンネリング・バリヤ層を下地とするキャリヤ注
    入層に於ける側面に被着され該キャリヤ注入層とショッ
    トキ接合を生成して空乏層を拡げる高融点金属乃至その
    珪化物からなる被膜を備えてキャリヤの注入及び走行を
    一次元化してなることを特徴とする高速半導体装置。
  2. 【請求項2】縦方向に順に積層形成されたベース層及び
    共鳴トンネリング・バリヤ層及びキャリヤ注入層である
    エミッタ層と、 該エミッタ層に於ける側面に被着され該エミッタ層とシ
    ョットキ接合を生成して空乏層を拡げると共に下端が該
    ベース層にも接触している高融点金属乃至その珪化物か
    らなる電極とを備えてキャリヤの注入及び走行を一次元
    化してなることを特徴とする高速半導体装置。
  3. 【請求項3】ベース層のキャリヤ濃度がキャリヤ注入層
    であるエミッタ層に於けるキャリヤ濃度に比較して充分
    に高められてなり、 高融点金属乃至その珪化物からなる電極がベース層に対
    してはオーミック・コンタクトすると共に該キャリヤ注
    入層であるエミッタ層に対してはショットキ・コンタク
    トしていることを特徴とする請求項2記載の高速半導体
    装置。
  4. 【請求項4】所要半導体層を縦方向に積層形成してその
    表面からキャリヤ注入層の下地である共鳴トンネリング
    ・バリヤ層の表面に至るまでをメサ・エッチングし該キ
    ャリヤ注入層の側面を表出させる工程と、 次いで、該表出されたキャリヤ注入層の側面のみに高融
    点金属乃至その珪化物からなる被膜を形成する工程とが
    含まれてなることを特徴とする高速半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】少なくともベース層及び共鳴トンネリング
    ・バリヤ層及びキャリヤ注入層であるエミッタ層を縦方
    向に積層形成しその表面から共鳴トンネリング・バリヤ
    層の下地であるベース層の表面に至るまでをメサ・エッ
    チングし該キャリヤ注入層の側面及び共鳴トンネリング
    ・バリヤ層の側面及びベース層の表面を表出させる工程
    と、 次いで、該表出されたベース層の表面及び共鳴トンネリ
    ング・バリヤ層の側面及びキャリヤ注入層の側面に接触
    する高融点金属乃至その珪化物からなる電極を形成する
    工程とが含まれてなることを特徴とする高速半導体装置
    の製造方法。
  6. 【請求項6】高融点金属乃至その珪化物からなる電極と
    オーミック接触を維持するのに充分なキャリヤ濃度のベ
    ース層及び同電極とショットキ接触を維持することが可
    能なキャリヤ濃度の共鳴トンネリング・バリヤ層とキャ
    リヤ注入層であるエミッタ層を縦方向に積層形成する工
    程が含まれてなることを特徴とする請求項5記載の高速
    半導体装置の製造方法。
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