JP3155367B2 - 混練機のロータ軸封装置 - Google Patents

混練機のロータ軸封装置

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JP3155367B2
JP3155367B2 JP23735492A JP23735492A JP3155367B2 JP 3155367 B2 JP3155367 B2 JP 3155367B2 JP 23735492 A JP23735492 A JP 23735492A JP 23735492 A JP23735492 A JP 23735492A JP 3155367 B2 JP3155367 B2 JP 3155367B2
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shaft sealing
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二志 福井
博文 木村
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Kobe Steel Ltd
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混練機のロータ軸封装
置に係り、プラスチック、ゴム、食品等の混練乃至押出
に利用される。
【0002】
【従来の技術】プラスチック、ゴム等の混練機における
ロータにおいては、その排出端に溶融した混練材料の圧
力がかかるため、その混練材料が軸方向に洩れないよう
軸封が必要である。このため、ロータ軸の排出側端に、
外周に排出方向と逆方向に捩じれたスクリュフライトを
有するビスコシールを形成し、このビスコシールをチャ
ンバの排出側に設けたアウトサイドスリーブに回転自在
に挿通することにより、そのアウトサイドスリーブとの
間でスクリュー溝を形成し、このスクリュー溝のポンピ
ング作用で混練材料を押し返すようにした技術が提案さ
れている (実開昭57−184363号、実開昭58−58146 号、
実開昭58−63462 号等参照) 。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3および図4を参照
して上記従来の技術の課題を説明する。すなわち、1 は
アウトサイドスリーブ、2 はフライトチップ2Aを有する
ビスコシールであり、長期間運転するとフライトチップ
2Aが摩耗してクリアランスδが大きくなり、該クリアラ
ンスδでの圧力流により混練材料が洩れやすくなる。
【0004】一方、当該ビスコシール2 が混練材料を押
し返す流量Qは、次の数1によって算出することができ
る。
【0005】
【数1】
【0006】上式において、推進流項αは数2の通りで
ある。
【0007】
【数2】
【0008】スクリュー溝内の圧力流項βは数3の通り
である。
【0009】
【数3】
【0010】フライトクリアランスの圧力流項γは数4
の通りである。
【0011】
【数4】
【0012】 但し、 μ : 粘度 ΔP/L: 圧力勾配 h : 溝深さ w : 溝幅 e : フライト幅 δ : フライトクリアランス D : スクリュー外径 N : 回転数 φ : ねじれ角
【0013】ところで、この種の溶融樹脂を混練するた
めの混練機において、高混練性を得る運転の場合(すな
わち、混練室内の圧力を通常よりも高めて強く混練する
場合)には、ΔPを大きくする必要があり、また、シー
ル性を高めるためには、早く圧力を低下させるためにL
を短くする必要がある。そうすると、強練り時における
ビスコシール2 の圧力勾配ΔP/Lは、実際には図3の実
線bのようになるのに、従来では、ビスコシール2 の軸
方向における圧力勾配ΔP/Lを図3の仮想線aのように
なると考えて、αN−β・ΔP/μLを最大にするよう
な一定の溝深さhを採用していた。
【0014】このため、従来では、高混練性を得る運転
を行った場合に、前記押し返し流量Qの算出式のうち、
背圧流βの項が大きくなって当該流量Qが減少し、ビス
コシール2 による混練材料の押し返し流量Qをさほど大
きくとることができず。当該ビスコシール2 による適切
な軸封作用を確保できないことがあった。そこで、本発
明は、高混練性を得る運転を行う場合でもビスコシール
による混練材料の押し返し流量を低減させないようにし
て、ビスコシールによる軸封をより確実にすることを目
的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融した混練
材料を排出側に送るロータ軸10の排出側端に、アウトサ
イドスリーブ12内に回転自在に挿通されたビスコシール
11が設けられ、このビスコシール11の外周面に、前記溶
融した混練材料を軸封すべく前記アウトサイドスリーブ
12に対するフライトクリアランスが一定でかつ排出方向
と逆方向に捩じれたスクリュフライト11B が形成されて
いる混練機のロータ軸封装置において、前述の目的を達
成するために、次の技術的手段を講じている。
【0016】すなわち、請求項1に係る本発明は、前記
ビスコシール11は、前記スクリュフライト11B の前記ア
ウトサイドスリーブ12に対するフライトクリアランスを
一定に保ったまま、そのスクリュフライト11B 間で構成
されるネジ溝11A の溝深さhが圧力側14から大気側15に
向って大きくなるように形成されていることを特徴とす
るものである。
【0017】また、請求項2に係る本発明は、前述の請
求項1において、前記ビスコシール11は、そのスクリュ
フライト11B 間で構成されるネジ溝11A の溝幅W が圧力
側14から大気側15に向って大きくなるように形成されて
いることを特徴とするものである。
【0018】
【作用】高混練性を得る運転を行った場合には、圧力勾
配ΔP/Lが大きくなり、前記押し返し流量Qの算出式に
おいてα項に比べてβ項の影響が大きくなる。この点、
本発明では、ネジ溝11A の溝深さhが圧力側14から大気
側15に向って大きくなっていて、圧力側14では溝深さh
が比較的小さくなっているので、β項はh3 で効くため
hを小さくすることでβ項を小さくなり、その結果、押
し返し流量Qの低減が抑えられる。
【0019】一方、大気側15では圧力勾配ΔP/Lが小さ
いので、前記押し返し流量Qの算出式においてβ項に比
べてα項の影響が大きくなる(すなわち、大気側15では
背圧の影響よりも推進流の影響の方が支配的であ
る。)。この点、本発明では、ネジ溝11A の溝深さhが
圧力側14から大気側15に向って大きくなっていて、大気
側15では溝深さhが比較的大きくなっているので、大き
な推進流を得られるようにα項を大きくとることがで
き、その結果、押し返し流量Qが大きくなって混練材料
の洩れが抑えられる。
【0020】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を示し、
図1はその第1実施例を示しており、混練翼10A を具備
したロータ軸10の排出側端10B に、アウトサイドスリー
ブ12内に回転自在に挿通されたビスコシール11が設けら
れている。このビスコシール11の外周面には、溶融した
混練材料を軸封すべくアウトサイドスリーブ12に対する
フライトクリアランスが一定でかつ排出方向と逆方向に
捩じれたスクリュフライト11B が形成されており、この
スクリュフライト11B 間で形成されるネジ溝11A によ
り、当該ビスコシール11の外周の略全域に渡るスクリュ
ー溝13が形成されている。
【0021】なお、スリーブ12には冷熱媒のジャケット
12A が形成されている。前記ビスコシール11のネジ溝11
A における溝深さhは圧力側14から大気側15に向って大
きく形成されている。すなわち、既述したQの式におい
て、ΔP/Lが大きいほどα項に比べてβ項の影響が大き
い。
【0022】β項は溝深さhのh3 で効くため、hを小
さくすることはβ項を小さくするので結果的にQが大き
くなる。一方、大気側はΔP/Lが小さいのでβ項に比べ
てα項の影響が大きい。つまり、hが大きいほどQは大
きくなるのである。図2は本発明の第2実施例を示して
おり、圧力側より大気側の溝深さhを大きくするととも
に、圧力側の溝幅wを小さくして大気側のwを大きくし
たもので、より一層の軸封効果を図っている。
【0023】なお、第1・2実施例において、ビスコシ
ールの後に、補助手段としてグランドパッキン等を取付
けて軸封をさらに強固なものとしてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、スクリュフライト11B
間で構成されるネジ溝11A の溝深さhが圧力側14から大
気側15に向って大きくなるように形成されているので、
高混練性を得る運転を行った場合に圧力勾配ΔP/Lが大
きくなる圧力側14においては溝深さhが比較的小さくな
り、背圧流項βが大きくなることに伴う押し返し流量Q
の低減が抑えられ、しかも、高混練性を得る運転を行っ
た場合に圧力勾配ΔP/Lが小さくなる大気側においては
溝深さhが比較的大きくなり、推進流項αを大きくする
ことができて押し返し流量Qを増大させることができ、
これらの相乗効果によって、高混練性を確保しつつ混練
材料の洩れを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図である。
【図2】第2実施例の断面図である。
【図3】軸方向の圧力勾配を示す説明図である。
【図4】ビスコシールとアウトサイドスリーブの関係図
である。
【符号の説明】
10 ロータ軸 11 ビスコシール 11A ネジ溝 12 アウトサイドスリーブ h ネジ溝深さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−5438(JP,A) 実開 昭57−184363(JP,U) 実開 昭50−123755(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 7/00 - 7/94 F16J 15/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融した混練材料を排出側に送るロータ
    軸(10)の排出側端に、アウトサイドスリーブ(12)内に回
    転自在に挿通されたビスコシール(11)が設けられ、この
    ビスコシール(11)の外周面に、前記溶融した混練材料を
    軸封すべく前記アウトサイドスリーブ(12)に対するフラ
    イトクリアランスが一定でかつ排出方向と逆方向に捩じ
    れたスクリュフライト(11B) が形成されている混練機の
    ロータ軸封装置において、前記ビスコシール(11)は、前記スクリュフライト(11B)
    の前記アウトサイドスリーブ(12)に対するフライトクリ
    アランスを一定に保ったまま、そのスクリュフライト(1
    1B) 間で構成される ネジ溝(11A) 溝深さ (h) が圧
    側(14)から大気側(15)に向って大きくなるように形成さ
    れていることを特徴とする混練機のロータ軸封装置。
  2. 【請求項2】 前記ビスコシール(11)は、そのスクリュ
    フライト(11B) 間で構成されるネジ溝(11A) 溝幅(W)
    が圧力側(14)から大気側(15)に向って大きくなるように
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の混練機
    のロータ軸封装置。
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CN103245520A (zh) * 2013-04-19 2013-08-14 南京工业大学 一种模拟工况的数控转台试验台测试装置

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WO2023275963A1 (en) * 2021-06-29 2023-01-05 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin A sealing device for a rotor shaft of a kneader
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