JP3214432B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法

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JP3214432B2
JP3214432B2 JP02320098A JP2320098A JP3214432B2 JP 3214432 B2 JP3214432 B2 JP 3214432B2 JP 02320098 A JP02320098 A JP 02320098A JP 2320098 A JP2320098 A JP 2320098A JP 3214432 B2 JP3214432 B2 JP 3214432B2
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film
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体撮像装置の
製造方法に係り、詳しくは、異なる膜厚のゲート絶縁膜
を有する電荷転送部と出力増幅部とを備えてなる固体撮
像装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、固体撮像装置の代表として、
CCD(Charge Coupled Device)が知られている。この
CCDは、共通の半導体基板に形成された、入射光を光
電変換する受光部と、この受光部により光電変換された
電荷を転送する電荷転送部と、その電荷を検出して信号
を出力する出力増幅部とを備えている。ここで、受光
部、電荷転送部及び出力増幅部は、いずれも半導体基板
上に形成されたゲート絶縁膜を構成要素として、各々が
上記のような役割を担うようになっている。
【0003】図14は、例えばインターライン転送方式
に用いられる従来の固体撮像装置(以下、第1の従来技
術ともいう)の概略を示す構成図で、半導体基板の受光
領域にマトリクス状に配置された複数のフォトダイオー
ドからなる受光部51が形成され、この受光部51には
一列ごとに垂直方向に配置されて、受光部51から読出
した電荷を垂直方向に転送する垂直電荷転送部(垂直シ
フトレジスタ)52が形成されている。また、その垂直
電荷転送部52の下方には、垂直方向に転送されてきた
電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部(水平シフト
レジスタ)53が形成され、さらにこの水平電荷転送部
53には隣接して出力増幅部54が形成されている。
【0004】図15は、水平電荷転送部53及び出力増
幅部54を示す断面図である。水平電荷転送部53は、
P型半導体基板55に形成された電荷転送路となるN型
半導体層56上に形成されて、ゲート絶縁膜57を介し
て形成されたポリシリコン膜等からなる第1層目電荷転
送電極58と、この第1層目電荷転送電極58と酸化膜
59を介して、かつゲート絶縁膜57を介して形成され
たポリシリコン膜等からなる第2層目電荷転送電極60
とを有している。ゲート絶縁膜57は、窒化膜(Si3
4)61の両面に酸化膜(SiO2)62、64を形成
した多層膜から構成されている。なお、P型半導体基板
55の別の位置には受光部が形成されているが、図示を
省略している。
【0005】一方、出力増幅部54は、P型半導体基板
55の他の位置に形成されたN+ 型半導体領域からなる
ソース領域65及びドレイン領域66と、酸化膜からな
るゲート絶縁膜67を介して形成されたポリシリコン膜
等からなるゲート電極68とを有するMOS(Metal Oxi
de Semiconductor)型トランジスタ69により構成され
ている。ここで、MOS型トランジスタ69は、インピ
ーダンス変換特性に優れたソースフォロワ接地回路で用
いられることが多い。なお、垂直電荷転送部52におい
ても水平電荷転送部53と略同様な構造に形成されてい
る。
【0006】図16乃至図20は、第1の従来技術であ
る上記固体撮像装置の製造方法を工程順に示す工程図で
ある。以下、その製造方法について工程順に説明する。
まず、図16に示すように、あらかじめN型半導体層5
6を形成したP型半導体基板55を用いて、水平電荷転
送部及び出力増幅部を形成すべき領域に、順次、酸化膜
62、窒化膜61及び酸化膜63からなる多層膜を形成
する。これにより、水平電荷転送部53及び出力増幅部
54を形成する領域に各々ゲート絶縁膜57、67を形
成する。次に、図17に示すように、水平電荷転送部を
形成する領域のみにゲート絶縁膜57を介して、ポリシ
リコン膜等からなる第1層目電荷転送電極58を形成す
る。次に、図18に示すように、第1層目電荷転送電極
58直下以外の酸化膜63を除去した後、高温CVD(C
hemical Vapor Deposition)法により、新たにCVD酸
化膜64を形成する。次に、図19に示すように、第1
層目電荷転送電極58であるポリシリコン膜を酸化処理
してその表面部分及び側面部分に酸化膜を成長させる。
これにより第1層目電荷転送電極58の表面部分及び側
面部分の酸化膜64は厚く形成される。これは、第1層
目電荷転送電極58とこの後に形成される第2層目電荷
転送電極60との間の絶縁性を十分に確保するためであ
る。次に、図20に示すように、全面にポリシリコン膜
を形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニン
グして、第2層目電荷転送電極60及び出力増幅部形成
領域にゲート電極68を形成する。次に、ゲート電極6
8を利用したセルフアライン法により、N型不純物をイ
オン打ち込みして、N+型ソース領域65及びドレイン
領域66を形成して、MOS型トランジスタ69を形成
する。以上の工程を経て、第1の従来技術の固体撮像装
置(図15)が製造される。
【0007】図21は、第2の従来技術を示す断面図で
ある。この第2の従来技術が、上述の第1の従来技術の
それと大きく異なるところは、水平電荷転送部が単層の
電荷転送電極を有している点である。すなわち、同図に
示すように、水平電荷転送部53には、ゲート絶縁膜5
7を介してポリシリコン膜等からなる電荷転送電極70
が形成されている。なお、上記以外の点では、上述の第
1従来技術の構成と略同様であるので、図21におい
て、図16乃至図20の構成部分と同一の各部には、同
一の符号を付してその説明を省略する。
【0008】図22及び図23は、第2の従来技術であ
る固体撮像装置の製造方法を工程順に示す工程図であ
る。まず、図22に示すように、あらかじめN型半導体
層56を形成したP型半導体基板55を用いて、水平電
荷転送部及び出力増幅部を形成すべき領域に、熱酸化法
により酸化膜を形成して、各々ゲート絶縁膜57、67
を形成する。次に、図23に示すように、全面にポリシ
リコン膜を形成した後、フォトリソグラフィ法によりパ
ターニングして、電荷転送電極70及び出力増幅部形成
領域にゲート電極68を形成する。次に、ゲート電極6
8を利用したセルフアライン法により、N+ 型ソース領
域65及びドレイン領域66を形成して、MOS型トラ
ンジスタ69を形成する。以上の工程を経て、第2の従
来技術の固体撮像装置(図21)が製造される。
【0009】ところで、上述の第1及び第2の従来技術
(図15び図21)の共通の特徴として、水平電荷転送
部53のゲート絶縁膜57の膜厚と、出力増幅部54の
MOS型トランジスタ69のゲート絶縁膜67の膜厚と
が等しく形成されている、ことがあげられる。
【0010】一般に、固体撮像装置の電荷転送部におい
ては、そのゲート絶縁膜57は電荷の転送効率を維持す
る関係で十分な膜厚を有していることが必要であり、比
較的大きな膜厚が要求される。一方、出力増幅部54に
おいては、MOS型トランジスタのゲート絶縁膜67は
出力増幅部54のゲインを向上させる相互コンタクタン
スを得る関係で好ましい膜厚を有していることが必要で
あり、比較的小さな膜厚が要求される。しかしながら、
2つの要求を両立させることは不可能であり、固体撮像
装置では、電荷転送部の転送効率の維持を優先させなけ
ればならないので、ゲート絶縁膜の膜厚を比較的大きく
形成して、出力増幅部のゲインを犠牲にせざるを得なか
った。
【0011】ここで、ゲート絶縁膜に関して、電荷転送
部のゲート絶縁膜の膜質と、出力増幅部のゲート絶縁膜
の膜質とを異ならせた固体撮像装置が、例えば特開平5
ー206438号公報に開示されている。図24は、上
記公報記載の固体撮像装置を示す断面図で、半導体基板
71上に形成されて、第1層目電荷転送電極72と第2
層目電荷転送電極73とを有する電荷転送部74のゲー
ト絶縁膜75は、MONOS(Metal Oxide Nitride Oxi
deSemiconductor)構造からなる酸化膜が形成されてい
る。一方、その出力増幅部76のMOS型トランジスタ
77のゲート絶縁膜78は、MOS構造からなる酸化膜
が形成されている。これにより、電荷転送部74ではゲ
ート絶縁膜75の膜厚の均一化を図り、また、出力増幅
部76ではゲート絶縁膜78でのトラップの影響を防止
してVTHの安定化を図っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同公報
に記載の従来技術では、電荷転送部及び出力増幅部に形
成するゲート絶縁膜の膜質を各々所期の目的が得られる
ように異ならせているだけなので、電荷転送部の転送効
率の維持及び出力増幅部のゲインの向上を図るのが困難
になる、という問題がある。すなわち、同公報に記載の
従来技術においては、電荷転送部では膜厚の均一なゲー
ト酸化膜を、出力増幅部ではVTHの安定なゲート酸化膜
を得ることを目的としているために、両部のゲート酸化
膜の膜厚の相対的な関係については考慮されていない。
【0013】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、電荷転送部の転送効率の維持及び出力増幅部の
ゲインの向上を図ることができる固体撮像装置の製造方
法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、入射光を受光部により光電
変換した電荷を転送する電荷転送部と、上記電荷を検出
して信号を出力する出力増幅部とを備えてなる固体撮像
装置の製造方法であって、半導体基板上の上記電荷転送
部及び上記出力増幅部を形成する領域に、順次に、熱酸
化膜、窒化膜及びCVD酸化膜を積層した多層膜を形成
する絶縁膜形成工程と、上記電荷転送部を形成する領域
に第1層目電荷転送電極を形成する第1層目電荷転送電
極形成工程と、上記第1層目電荷転送電極直下以外の上
記CVD酸化膜を除去した後、新たにCVD酸化膜を形
成する酸化膜形成工程と、上記第1層目電荷転送電極を
酸化処理して上記新たに形成したCVD酸化膜の膜厚を
増加させる酸化工程と、上記出力増幅部を形成する領域
の上記多層膜を除去する多層膜除去工程と、上記出力増
幅部を形成する領域にゲート絶縁膜となる酸化膜を形成
すると同時に、上記電荷転送部を形成する領域の上記新
たに形成したCVD酸化膜の膜厚を増加させる第2酸化
工程と、上記電荷転送部を形成する領域に上記多層膜及
び上記新たに形成したCVD酸化膜を介して第2層目電
荷転送電極を形成すると同時に、上記出力増幅部を形成
する領域にゲート電極を形成する電極形成工程とを含む
ことを特徴としている。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の固体撮像装置の製造方法に係り、上記出力増幅部を
形成する領域に上記ゲート電極を利用したセルフアライ
ン法によりソース領域及びドレイン領域を形成するMI
S型トランジスタ形成工程とを含むことを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の固体撮像装置の製造方法に係り、上記第1層
目電荷転送電極及び上記第2層目電荷転送電極の材料と
して、ポリシリコン膜を用いることを特徴としている。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である固体撮像装置を示
す断面図、また、図2乃至図8は、同固体撮像装置の製
造方法を工程順に示す工程図である。この例の固体撮像
装置は、同図に示すように、例えばP型の単結晶シリコ
ンからなる半導体基板1に電荷転送路となるN型半導体
層2が形成され、半導体基板1には水平電荷転送部3及
び出力増幅部4が形成されている。水平電荷転送部3
は、膜厚が略850オンク゛ストロームのゲート絶縁膜5を介し
て形成されたポリシリコン膜等からなる第1層目電荷転
送電極6と、この第1層目電荷転送電極6と膜厚が略2
000オンク゛ストロームの酸化膜7を介して、かつゲート絶縁
膜5を介して形成されたポリシリコン膜等からなる第2
層目電荷転送電極8とを有している。ゲート絶縁膜5
は、膜厚が略500オンク゛ストロームの熱酸化膜9、膜厚が略
200オンク゛ストロームの窒化膜10及び膜厚が略150オンク゛ス
トロームのCVD酸化膜7,11が積層された多層膜から構
成されている。これにより、ゲート絶縁膜5は、水平電
荷転送部3の転送効率を維持するのに十分な膜厚を有す
るように図られている。なお、P型半導体基板1の別の
位置には受光部が形成されているが、図示を省略してい
る。
【0025】第1層目電荷転送電極6を覆っている酸化
膜7の表面部分及び側面部分は、厚く形成されて、第2
層目電荷転送電極8との間の絶縁性を十分に確保するよ
うに図られている。この酸化膜7は、第1層目電荷転送
電極6の表面部分及び側面部分に形成されたCVD酸化
膜が、この後に行われる第1層目電荷転送電極6である
ポリシリコン膜の酸化処理により厚く形成されている。
【0026】一方、出力増幅部4は、P型半導体基板1
の他の位置に形成されたN+ 型半導体領域からなるソー
ス領域13及びドレイン領域14と、膜厚が略400オン
ク゛ストロームのゲート絶縁膜(酸化膜)15を介して形成さ
れたポリシリコン膜等のゲート電極16とを有するMO
S型トランジスタ17により構成されている。これによ
り、ゲート絶縁膜15は、出力増幅部4のゲインを向上
させる相互コンタクタンスを得るのに好ましい膜厚を有
するように図られている。なお、垂直電荷転送部におい
ても水平電荷転送部3と略同様な構造に形成されてい
る。
【0027】次に、図2乃至図7を参照して、この例の
固体撮像装置の製造方法について工程順に説明する。ま
ず、図2に示すように、あらかじめN型半導体層2を形
成したP型半導体基板1を用いて、水平電荷転送部3及
び出力増幅部4を形成する領域に、順次に、熱酸化法に
より膜厚が略500オンク゛ストロームの熱酸化膜9、CVD法
により膜厚が略200オンク゛ストロームの窒化膜10及びCV
D法により膜厚が略150オンク゛ストロームのCVD酸化膜1
1を形成する。これにより、水平電荷転送部3に膜厚が
略850オンク゛ストロームのゲート絶縁膜5が形成される。こ
のとき、出力増幅部4にも熱酸化膜9、窒化膜10及び
CVD酸化膜11が形成される。
【0028】次に、図3に示すように、CVD法により
全面にポリシリコン膜を形成した後、フォトリソグラフ
ィ法によりパターニングして、水平電荷転送部3に第1
層目電荷転送電極6を形成する。
【0029】次に、図4に示すように、第1層目電荷転
送電極6直下以外の高温CVD酸化膜11を除去した
後、高温CVD(温度略820℃)法により、新たに膜
厚が150オンク゛ストロームの酸化膜7を形成する。高温CV
D法によれば緻密な酸化膜を形成することができる。
【0030】次に、図5に示すように、第1層目電荷転
送電極6であるポリシリコン膜を酸化処理してその表面
部分及び側面部分に酸化膜を成長させる。これにより第
1層目電荷転送電極6の表面部分及び側面部分における
酸化膜7は、増速酸化されるようになるので、膜厚が略
2000オンク゛ストロームに増加される。これは、第1層目電
荷転送電極6とこの後に形成される第2層目電荷転送電
極8との間の絶縁性を十分に確保するためである。
【0031】次に、図6に示すように、水平電荷転送部
3を形成する領域にフォトレジストを塗布してフォトレ
ジスト膜18を形成した後、このフォトレジスト膜18
をマスクとして、出力増幅部4を形成する領域の熱酸化
膜9、窒化膜10及びCVD酸化膜11をエッチングに
より除去する。
【0032】次に、図7に示すように、フォトレジスト
膜18を除去した後、熱酸化法により、出力増幅部4に
膜厚略400オンク゛ストロームのゲート絶縁膜(熱酸化膜)1
5を形成する。これにより、ゲート絶縁膜15は、出力
増幅部4のゲインを向上させる相互コンタクタンスを得
るのに好ましい膜厚を有するように形成される。その熱
酸化のとき同時に、水平電荷転送部3の第1層目電荷転
送電極6がさらに酸化されるようになるので、その酸化
膜7の膜厚は略2500オンク゛ストロームに増加する。これに
よって、第1層目電荷転送電極6と第2層目電荷転送電
極8との間の絶縁性をさらに十分なものとすることがで
きる。
【0033】次に、図8に示すように、CVD法により
全面にポリシリコン膜を形成した後、フォトリソグラフ
ィ法によりパターニングして、水平電荷転送部3に第2
層目電荷転送電極8を形成すると共に、出力増幅部4に
ゲート電極16を形成する。次に、ゲート電極16を利
用したセルフアライン法により、N型不純物をイオン打
ち込みして、N+ 型ソース領域13及びドレイン領域1
4を形成して、MOS型トランジスタ17を形成する。
このようにして、図1の固体撮像装置が製造される。
【0034】このように、この実施例の構成によれば、
水平電荷転送部3のゲート絶縁膜5は、転送効率を維持
するのに十分な膜厚を有し、出力増幅部4のゲート絶縁
膜15は、出力増幅部4のゲインを向上させる相互コン
タクタンスを得るのに好ましい膜厚を有しているので、
電荷転送部の転送効率の維持及び出力増幅部のゲインの
向上を図ることができる。
【0035】◇第2実施例 図9は、この発明の第2実施例である固体撮像装置を示
す断面図、また、図10乃至図13は、同固体撮像装置
の製造方法を工程順に示す工程図である。この第2実施
例の固体撮像装置の構成が、上述の第1実施例のそれと
大きく異なるところは、水平電荷転送部3aを、各々単
層の電荷転送電極19及びゲート絶縁膜5aで構成する
ようにした点である。
【0036】すなわち、同図に示すように、水平電荷転
送部3aには、ゲート絶縁膜5aを介してポリシリコン
膜等からなる電荷転送電極19が形成されている。な
お、上記以外の点では、上述の従来例と略同様であるの
で、図9において、それと同一の各部には、同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0037】次に、図10乃至図13を参照して、この
例の固体撮像装置の製造方法について工程順に説明す
る。まず、図10に示すように、あらかじめN型半導体
層2を形成したP型半導体基板1を用いて、水平電荷転
送部3a及び出力増幅部4を形成する領域に、順次に、
熱酸化法により膜厚が略500オンク゛ストロームの熱酸化膜9
を形成する。
【0038】次に、図11に示すように、水平電荷転送
部3aを形成する領域にフォトレジスト18を塗布した
後、このフォトレジスト18をマスクとして、出力増幅
部4を形成する領域の熱酸化膜9をエッチングにより除
去する。
【0039】次に、図12に示すように、フォトレジス
ト18を除去した後、熱酸化法により出力増幅部4に膜
厚が略400オンク゛ストロームのゲート絶縁膜15を形成す
る。これにより、ゲート絶縁膜15は、出力増幅部4の
ゲインを向上させる相互コンタクタンスを得るのに好ま
しい膜厚を有するように形成される。また、この熱酸化
のとき、同時に、酸化膜9の膜厚は、略1700オンク゛スト
ロームに増加して水平電荷転送部のゲート絶縁膜5aとな
る。これにより、ゲート絶縁膜5aは、転送効率を維持
するのに十分な膜厚を有するように形成される。
【0040】次に、図13に示すように、CVD法によ
り全面にポリシリコン膜を形成した後、フォトリソグラ
フィ法によりパターニングして、水平電荷転送部3aに
電荷転送電極19を形成すると共に、出力増幅部4にゲ
ート電極16を形成する。次に、ゲート電極16を利用
したセルフアライン法により、N型不純物をイオン打ち
込みして、N+ 型ソース領域13及びドレイン領域14
を形成して、MOS型トランジスタ17を形成する。以
上によって、図9の半導体装置が製造される。
【0041】このように、この例の構成によっても、第
1実施例において述べたのと略同様の効果を得ることが
できる。加えて、この実施例によれば、単層の電荷転送
電極19を有しているので、構造が簡単なので、製造プ
ロセスを簡略化できる。
【0042】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、電荷転送
電極の数は、1つ又は2つに限らずに、3つ以上設けて
も良い。また、各ゲート絶縁膜の膜厚は、必要に応じて
変更できる。また、半導体基板の導電型は反対のものを
用いても良い。また、上述の実施例では、出力増幅部の
ゲート絶縁膜として、熱酸化膜を用いたが、これに限ら
ず、緻密性に優れたCVD酸化膜を用いても良い。ま
た、出力増幅部4は、MIS(Metal Insulator Semicon
ductor)型トランジスタ構造である限り、MOS構造に
限らず、例えばMONOS構造等でも良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、電荷転送部のゲート絶縁膜は、転送効率を維持
するのに十分な膜厚を有し、出力増幅部のゲート絶縁膜
は、出力増幅部のゲインを向上させる相互コンタクタン
スを得るのに好ましい膜厚を有しているので、電荷転送
部の転送効率の維持及び出力増幅部のゲインの向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である固体撮像装置の層
構成を部分的に示す部分断面図ある。
【図2】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図3】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図4】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図5】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図6】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図7】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図8】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図9】この発明の第2実施例である固体撮像装置を示
す断面図ある。
【図10】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図11】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図12】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図13】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図14】第1の従来技術を説明するための図で、イン
ターライン転送方式に用いられる従来の固体撮像装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図15】同固体撮像装置の層構成を部分的に示す部分
断面図である。
【図16】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図17】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図18】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図19】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図20】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図21】第2の従来技術を説明するための図で、従来
の他の固体撮像装置の層構成を部分的に示す部分断面図
である。
【図22】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図23】同固体撮像装置の製造方法を示す工程図であ
る。
【図24】従来の他の固体撮像装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 半導体層 3,3a 水平電荷転送部 4 出力増幅部 5,5a ゲート絶縁膜 6 第1層目電荷転送電極 7 酸化膜 8 第2層目電荷転送電極 9 熱酸化膜 10 窒化膜 11 CVD酸化膜 13 ソース領域 14 ドレイン領域 15 ゲート絶縁膜 16 ゲート電極 17 MOS型トランジスタ 18 フォトレジスト 19 電荷転送電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−185970(JP,A) 特開 平4−207043(JP,A) 特開 平5−3216(JP,A) 特開 平5−206438(JP,A) 特開 平8−204142(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/148 H01L 21/339 H01L 29/762

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を受光部により光電変換した電荷
    を転送する電荷転送部と、前記電荷を検出して信号を出
    力する出力増幅部とを備えてなる固体撮像装置の製造方
    法であって、 半導体基板上の前記電荷転送部及び前記出力増幅部を形
    成する領域に、順次に、熱酸化膜、窒化膜及びCVD酸
    化膜を積層した多層膜を形成する絶縁膜形成工程と、 前記電荷転送部を形成する領域に第1層目電荷転送電極
    を形成する第1層目電荷転送電極形成工程と、 前記第1層目電荷転送電極直下以外の前記CVD酸化膜
    を除去した後、新たにCVD酸化膜を形成する酸化膜形
    成工程と、 前記第1層目電荷転送電極を酸化処理して前記新たに形
    成したCVD酸化膜の膜厚を増加させる酸化工程と、 前記出力増幅部を形成する領域の前記多層膜を除去する
    多層膜除去工程と、 前記出力増幅部を形成する領域にゲート絶縁膜となる酸
    化膜を形成すると同時に、前記電荷転送部を形成する領
    域の前記新たに形成したCVD酸化膜の膜厚を増加させ
    る第2酸化工程と、 前記電荷転送部を形成する領域に前記多層膜及び前記新
    たに形成したCVD酸化膜を介して第2層目電荷転送電
    極を形成すると同時に、前記出力増幅部を形成する領域
    にゲート電極を形成する電極形成工程と、 を含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記出力増幅部を形成する領域に前記ゲ
    ート電極を利用したセルフアライン法によりソース領域
    及びドレイン領域を形成するMIS型トランジスタ形成
    工程とを含むことを特徴とする請求項1記載の固体撮像
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1層目電荷転送電極及び前記第2
    層目電荷転送電極の材料として、ポリシリコン膜を用い
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置
    の製造方法。
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