JP3240721B2 - 電力回生装置 - Google Patents

電力回生装置

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JP3240721B2 JP34311992A JP34311992A JP3240721B2 JP 3240721 B2 JP3240721 B2 JP 3240721B2 JP 34311992 A JP34311992 A JP 34311992A JP 34311992 A JP34311992 A JP 34311992A JP 3240721 B2 JP3240721 B2 JP 3240721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイオードを逆並列接
続した自己消弧形半導体素子をブリッジ接続してなるコ
ンバータ部と直流電源部とを有し、自己消弧形半導体素
子をスイッチング動作させて交流電源に電力を回生する
電力回生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電力回生装置では、パワ
トランジスタ等の自己消弧形半導体素子を構成部品とす
るコンバータ部を保護するため、このコンバータ部に流
れる電流値またはコンバータ部内の所定箇所の電圧値を
検出し、これらが設定値を越えないように制御してい
る。すなわち、電流等の検出値と予め設定された設定値
とを比較部において比較し、その出力信号により電力回
生装置の動作を停止させるか、あるいは自己消弧形半導
体素子のスイッチングを抑制する等の方法が採られてい
る。ここで、自己消弧形半導体素子のスイッチングを抑
制しながら電力回生装置を運転することを、以下では
「制限動作」と呼ぶことにする。
【0003】従来において前記検出値と比較される設定
値は、電力回生装置の動作を停止させる場合と、制限動
作を行う場合とで2種類用意されている。制限動作で
は、所定の設定値(制限動作設定値)と前記検出値とを
比較部にて比較し、その出力信号と自己消弧形半導体素
子に対する駆動信号(ベース駆動回路の出力信号)との
論理和信号により、半導体素子のスイッチングを行って
いた。なお、図3は制限動作設定値と検出値及びスイッ
チング信号の関係を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の制限動作におい
ては、図3から明らかなように、検出値が制限動作設定
値の前後で頻繁に変化する場合にはその比較結果に基づ
くスイッチング信号は周波数が高くなる。換言すれば、
半導体素子が高周波にてオン、オフを繰り返すことにな
る。周知のように、この種の半導体素子にとってスイッ
チング周波数の増加は損失の増加、発熱量の増加をもた
らすため、半導体素子の冷却体も上記制限動作を想定し
て高能力に設計しなくてはならない。
【0005】すなわち、本来であれば図3のスイッチン
グ周期(交流電源の1周期)Tの間に1回スイッチング
されるべきものが多数回にわたってスイッチングされる
ので、冷却装置の能力、外形寸法、重量等が増大し、コ
ストや設置スペースの点で不利となる。本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、制限動作時における自己消弧形半導体素子の
スイッチング周波数を抑制して発生損失及び発熱量を減
少させ、コストの低減及び装置の小形軽量化を図った電
力回生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ダイオードを逆並列接続した自己消弧形
半導体素子をブリッジ接続してなるコンバータ部と直流
電源部とを有し、自己消弧形半導体素子をスイッチング
動作させて交流電源に電力を回生する電力回生装置にお
いて、前記コンバータ部から交流電源への回生電力を検
出する電流検出器等の回生電力検出手段と、この検出手
段による検出値と前記スイッチング動作を制限するため
の設定値とを比較してリセット信号を出力する比較部
と、自己消弧形半導体素子を交流電源の一周期に1回点
弧させるための駆動信号を生成する駆動部と、駆動部か
ら出力された駆動信号の周期を複数の区間に等分割して
出力する分割部と、分割部の出力信号をラッチし、各区
間ごとに前記リセット信号によりリセットした信号を自
己消弧形半導体素子に対するスイッチング信号として出
力するラッチ部とを備えたものである。
【0007】なお、前記分割部は、駆動信号の周期を2
区間に等分割するか、あるいは3または4区間に等分割
することが望ましい。
【0008】
【作用】本発明では、自己消弧形半導体素子を交流電源
の一周期に1回点弧させるための駆動信号の周期が、分
割部により複数区間に等分割されてラッチ部にラッチさ
れる。これらの各区間において、回生電力の検出値が制
限動作設定値を上回ると比較部からリセット信号が出力
され、このリセット信号がラッチ部に加えられて駆動信
号が各区間でリセットされる。これにより、ラッチ部か
らは周波数が抑制されたスイッチング信号が出力され、
このスイッチング信号が自己消弧形半導体素子に加えら
れる。
【0009】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1はこの実施例の回路構成を示すもので、電力回
生装置100は三相交流電源200に接続されている。
電力回生装置100において、ダイオード102が逆並
列接続された自己消弧形半導体素子101は三相交流電
源200に対しブリッジ接続され、その全体でコンバー
タ部103が構成されている。このコンバータ部103
の直流側両端子間には、直流電源部として平滑用の電解
コンデンサ104が接続される。なお、電力回生装置1
00の直流側には、例えばインバータを介して交流電動
機等の負荷が接続されているが、便宜上、これらの図示
は省略してある。
【0010】コンバータ部103と電解コンデンサ10
4との間の直流中間回路には、回生電力検出部としての
電流検出器105が接続されており、この電流検出器1
05による回生電流検出値は比較部106に入力されて
いる。比較部106には制限動作設定部107からの制
限動作設定値が入力されており、この設定値と電流検出
値との比較結果である比較部106の出力信号がリセッ
ト信号Aとしてラッチ部108に入力されている。
【0011】一方、109は三相交流電源200に同期
した信号を生成する変換部であり、前記同期信号はベー
ス駆動部110に入力される。ベース駆動部110で
は、前記半導体素子101を各々交流電源200の一周
期に1回点弧させるためのベース駆動信号が生成され
る。これらのベース駆動信号は周波数てい倍回路等から
なる分割部111に入力され、正常運転時のスイッチン
グ周期Tが二等分割または三等分割あるいは四等分割さ
れる。
【0012】そして、分割部111の出力信号がラッチ
部108に入力されてラッチされ、ラッチ部108で
は、比較部106からのリセット信号Aにより各区間ご
とにベース駆動信号のリセットを行う。このラッチ部1
08の出力信号により各半導体素子101をスイッチン
グする。
【0013】以下、この実施例の動作を図1及び図2を
参照しつつ説明する。まず、あるアームの半導体素子1
01についてのベース駆動信号が分割器111に入力さ
れ、正常運転時のスイッチング周期Tが例えば二等分割
されて図2に示すように周期がT/2である2つの区間
が生成される。本来のベース駆動信号は、これらの各区
間において1つづつ存在しており、これらのベース駆動
信号はラッチ部108によりラッチされている。
【0014】制限動作時には、回生電流検出値が制限動
作設定値を越えた際に出力される比較部106からのリ
セット信号Aがラッチ部108に入力され、図2の時刻
t1,t2においてベース駆動信号がリセットされる。こ
の結果、図示されるような半導体素子スイッチング信号
がラッチ部108から出力され、このスイッチング信号
によって半導体素子101がスイッチングされることに
なる。
【0015】つまり、制限動作時のスイッチング周波数
は、正常運転時のスイッチング周波数に対したかだか等
分割数を乗じたものとなり、二等分割時には制限動作時
のスイッチング周波数が最小、すなわちスイッチング損
失が最小になるのが明らかである。なお、発明者らの鋭
意研究によれば、三等分割または四等分割程度までは制
限動作時のスイッチング周波数を従来技術(例えば図3
参照)に比べて小さくできるため、ある程度のスイッチ
ング損失の低減が可能である。
【0016】ここで、本発明は単相の電力回生装置にも
適用可能である。更に、コンバータ部を構成する自己消
弧形半導体素子はGTOサイリスタであって良いのは勿
論である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自己消弧
形半導体素子を交流電源の一周期に1回点弧させるため
の駆動信号の周期が、分割部により複数区間に等分割さ
れてラッチされ、これらの各区間において、回生電力の
検出値が制限動作設定値を上回るとラッチされている駆
動信号がリセットされる。この結果、従来よりも周波数
が抑制されたスイッチング信号が生成され、このスイッ
チング信号により自己消弧形半導体素子が駆動されるの
で、スイッチング周波数の低減によりスイッチング損失
ひいては発熱量の減少が可能であり、冷却装置の小型化
による装置全体の小形軽量化、低価格化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1の実施例における制限動作設定値と検出値
及びスイッチング信号の関係を示す波形図である。
【図3】従来の制限動作設定値と検出値及びスイッチン
グ信号の関係を示す波形図である。
【符号の説明】
100 電力回生装置 101 自己消弧形半導体素子 102 ダイオード 103 コンバータ部 104 電解コンデンサ 105 電流検出器 106 比較部 107 制限動作設定部 108 ラッチ部 109 変換部 110 ベース駆動部 111 分割部 200 三相交流電源 A リセット信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/797 H02J 5/00 H02M 7/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオードを逆並列接続した自己消弧形
    半導体素子をブリッジ接続してなるコンバータ部と、こ
    のコンバータ部に接続された直流電源部とを有し、自己
    消弧形半導体素子をスイッチング動作させて交流電源に
    電力を回生する電力回生装置において、 前記コンバータ部から交流電源への回生電力を検出する
    手段と、 この検出手段による検出値と前記スイッチング動作を制
    限するための設定値とを比較してリセット信号を出力す
    る比較部と、 自己消弧形半導体素子を交流電源の一周期に1回点弧さ
    せるための駆動信号を生成する駆動部と、 この駆動部から出力された駆動信号の周期を複数の区間
    に等分割して出力する分割部と、 この分割部の出力信号をラッチし、各区間ごとに前記リ
    セット信号によりリセットした信号を自己消弧形半導体
    素子に対するスイッチング信号として出力するラッチ部
    と、 を備えたことを特徴とする電力回生装置。
  2. 【請求項2】 分割部が、駆動信号の周期を2区間に等
    分割する請求項1記載の電力回生装置。
  3. 【請求項3】 分割部が、駆動信号の周期を3または4
    区間に等分割する請求項1記載の電力回生装置。
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