JP3247498B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP3247498B2 JP3247498B2 JP17919693A JP17919693A JP3247498B2 JP 3247498 B2 JP3247498 B2 JP 3247498B2 JP 17919693 A JP17919693 A JP 17919693A JP 17919693 A JP17919693 A JP 17919693A JP 3247498 B2 JP3247498 B2 JP 3247498B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化につれて、M
OSFETのゲート長も縮小されてきており、量産レベ
ルでも0.5μmのゲート長が実用化されている。しか
しながらゲート長の縮小に伴い短チャネル効果が無視で
きなくなり、特に従来の構造では0.3μm以下のゲー
ト長のPチャネルMOSFETを実現することは困難で
ある。これは従来構造のPチャネルMOSFETがN+
多結晶シリコンをゲート電極として用いた、埋み込みチ
ャネル型MOSFETとなっていて、短チャネル効果が
起り易いためである。したがって、短チャネル効果が起
りにくい、0.3μm以下のゲート長のPチャネルMO
SFETを実現するためには、P+ 多結晶シリコンをゲ
ート電極として用いた表面チャネル型MOSFETにす
る必要がある。
OSFETのゲート長も縮小されてきており、量産レベ
ルでも0.5μmのゲート長が実用化されている。しか
しながらゲート長の縮小に伴い短チャネル効果が無視で
きなくなり、特に従来の構造では0.3μm以下のゲー
ト長のPチャネルMOSFETを実現することは困難で
ある。これは従来構造のPチャネルMOSFETがN+
多結晶シリコンをゲート電極として用いた、埋み込みチ
ャネル型MOSFETとなっていて、短チャネル効果が
起り易いためである。したがって、短チャネル効果が起
りにくい、0.3μm以下のゲート長のPチャネルMO
SFETを実現するためには、P+ 多結晶シリコンをゲ
ート電極として用いた表面チャネル型MOSFETにす
る必要がある。
【0003】一方CMOSのLSIでは、NチャネルM
OSFETとPチャネルMOSFETが同一平面上に混
在するため、N+ 多結晶シリコンをNチャネルMOSF
ETのゲート電極に、P+ 多結晶シリコンをPチャネル
MOSFETのゲート電極に使用した場合はこれらのゲ
ート電極を電気的に接続する必要がある。更に配線の低
抵抗化に対応するため、上記多結晶シリコン上にWSi
やMoSiやTiSi等の金属シリサイド層の積層構造
(ポリサイド構造)にする方法が行われている。そして
この場合、N+ 多結晶シリコンとP+ 多結晶シリコンを
金属シリサイド層で電気的に接続することが微細化上好
ましい。
OSFETとPチャネルMOSFETが同一平面上に混
在するため、N+ 多結晶シリコンをNチャネルMOSF
ETのゲート電極に、P+ 多結晶シリコンをPチャネル
MOSFETのゲート電極に使用した場合はこれらのゲ
ート電極を電気的に接続する必要がある。更に配線の低
抵抗化に対応するため、上記多結晶シリコン上にWSi
やMoSiやTiSi等の金属シリサイド層の積層構造
(ポリサイド構造)にする方法が行われている。そして
この場合、N+ 多結晶シリコンとP+ 多結晶シリコンを
金属シリサイド層で電気的に接続することが微細化上好
ましい。
【0004】このような、金属シリサイドとN+ 又はP
+ 多結晶シリコンとの積層配線をMOSFETのゲート
電極として使用する場合を例にとって従来の半導体装置
の製造方法を説明する。
+ 多結晶シリコンとの積層配線をMOSFETのゲート
電極として使用する場合を例にとって従来の半導体装置
の製造方法を説明する。
【0005】図5(a)に示すように半導体基板21上
の所定領域、例えばNチャネルMOSFETが形成され
る領域にPウェル22を、PチャネルMOSFETが形
成される領域にNウェル23を形成し、その後、SiO
2からなる素子分離領域24を例えばLOCOS法によ
って形成する。続いて例えば厚さが10nmのゲート酸
化膜25を熱酸化法で形成する(図5(a)参照)。
の所定領域、例えばNチャネルMOSFETが形成され
る領域にPウェル22を、PチャネルMOSFETが形
成される領域にNウェル23を形成し、その後、SiO
2からなる素子分離領域24を例えばLOCOS法によ
って形成する。続いて例えば厚さが10nmのゲート酸
化膜25を熱酸化法で形成する(図5(a)参照)。
【0006】次に、例えば化学気相成長法を用いて多結
晶シリコンを全面に200nm程度堆積した後、Nチャ
ネルMOSFETが形成される領域に、例えばリンを3
0KeV、5×1015cm-2の条件でイオン注入し、N
チャネルMOSFETが形成される領域上の上記多結晶
シリコンをN+ 多結晶シリコン27にする(図5(b)
参照)。続いて、PチャネルMOSFETが形成される
領域に例えばボロンを15KeV、5×1015cm-2の
条件でイオン注入し、P+ 多結晶シリコン28にする
(図5(b)参照)。更に、不純物活性化のために80
0℃、30分程度のアニールを行う。その後、例えばW
Sixからなる層29をスパッタ法によって100nm
程度堆積する。(図5(b)参照)。
晶シリコンを全面に200nm程度堆積した後、Nチャ
ネルMOSFETが形成される領域に、例えばリンを3
0KeV、5×1015cm-2の条件でイオン注入し、N
チャネルMOSFETが形成される領域上の上記多結晶
シリコンをN+ 多結晶シリコン27にする(図5(b)
参照)。続いて、PチャネルMOSFETが形成される
領域に例えばボロンを15KeV、5×1015cm-2の
条件でイオン注入し、P+ 多結晶シリコン28にする
(図5(b)参照)。更に、不純物活性化のために80
0℃、30分程度のアニールを行う。その後、例えばW
Sixからなる層29をスパッタ法によって100nm
程度堆積する。(図5(b)参照)。
【0007】その後、図5(c)に示すように、写真食
刻法と異方性エッチングを用いて、多結晶シリコン層2
7、28とWSix層29をパターニングし、MOSF
ETのゲート電極および配線とする。続いて、Nチャネ
ルMOSFETの形成領域にN型の不純物を、Pチャネ
ルMOSFETの形成領域にP型不純物を注入して各々
ソース・ドレイン領域を形成する。そして、層間絶縁膜
30を堆積して熱リフローすることにより、ほぼ平坦化
した後、WSix層29および半導体基板21とのコン
タクトを取るための開孔部を層間絶縁膜30内に形成す
る。その後配線31を形成し、パッシベーション膜32
を形成することによって半導体装置を完成させる。
刻法と異方性エッチングを用いて、多結晶シリコン層2
7、28とWSix層29をパターニングし、MOSF
ETのゲート電極および配線とする。続いて、Nチャネ
ルMOSFETの形成領域にN型の不純物を、Pチャネ
ルMOSFETの形成領域にP型不純物を注入して各々
ソース・ドレイン領域を形成する。そして、層間絶縁膜
30を堆積して熱リフローすることにより、ほぼ平坦化
した後、WSix層29および半導体基板21とのコン
タクトを取るための開孔部を層間絶縁膜30内に形成す
る。その後配線31を形成し、パッシベーション膜32
を形成することによって半導体装置を完成させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の製造
方法においては、多結晶シリコン27、28と、WSi
x層29との積層配線(以下、ポリサイド配線ともい
う)を形成した後の熱処理(熱リフローなどの熱処理)
によって、N+ 多結晶シリコン27中の不純物(例えば
リン)がWSix層29を介してP+ 多結晶シリコン2
8側へ、P+ 多結晶シリコン28中の不純物(例えばボ
ロン)がWSix層29を介してN+ 多結晶シリコン2
7側へ拡散する現象が起きる。この現象は相互拡散とし
て知られており、この相互拡散が生じると、多結晶シリ
コン中のフェルミ準位が移動してMOSFETのしきい
値が変動するという問題を引き起こす。これは、WSi
x等の金属シリサイドは一般に熱処理によって、それと
接しているシリコン層中の不純物を吸い出し易いこと、
および多結晶シリコン中の不純物は粒界を介して拡散さ
れるためにその拡散速度が単結晶に比べて非常に大きい
ことによる。
方法においては、多結晶シリコン27、28と、WSi
x層29との積層配線(以下、ポリサイド配線ともい
う)を形成した後の熱処理(熱リフローなどの熱処理)
によって、N+ 多結晶シリコン27中の不純物(例えば
リン)がWSix層29を介してP+ 多結晶シリコン2
8側へ、P+ 多結晶シリコン28中の不純物(例えばボ
ロン)がWSix層29を介してN+ 多結晶シリコン2
7側へ拡散する現象が起きる。この現象は相互拡散とし
て知られており、この相互拡散が生じると、多結晶シリ
コン中のフェルミ準位が移動してMOSFETのしきい
値が変動するという問題を引き起こす。これは、WSi
x等の金属シリサイドは一般に熱処理によって、それと
接しているシリコン層中の不純物を吸い出し易いこと、
および多結晶シリコン中の不純物は粒界を介して拡散さ
れるためにその拡散速度が単結晶に比べて非常に大きい
ことによる。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、金属シリサイドとN+ およびP+ 多結晶シリ
コンの積層配線をMOSFETのゲート電極として使用
した場合でも、相互拡散によるMOSFETのしきい値
の変動が生じない半導体装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
であって、金属シリサイドとN+ およびP+ 多結晶シリ
コンの積層配線をMOSFETのゲート電極として使用
した場合でも、相互拡散によるMOSFETのしきい値
の変動が生じない半導体装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明による半導体
装置の製造方法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が
形成された半導体基板上にアモルファスシリコン層を形
成する工程と、第1のMOSFETが形成される領域上
のアモルファスシリコン層に第1導電型の不純物を注入
し、第2のMOSFETが形成される領域上のアモルフ
ァスシリコン層に第2導電型の不純物を注入する工程
と、熱処理することによってアモルファスシリコン層を
多結晶シリコン層にする工程と、この多結晶シリコン層
上に金属シリサイド層を形成した後、この金属シリサイ
ド層および多結晶シリコン層をパターニングしてゲート
電極を形成する工程と、を備えていることを特徴とす
る。
装置の製造方法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が
形成された半導体基板上にアモルファスシリコン層を形
成する工程と、第1のMOSFETが形成される領域上
のアモルファスシリコン層に第1導電型の不純物を注入
し、第2のMOSFETが形成される領域上のアモルフ
ァスシリコン層に第2導電型の不純物を注入する工程
と、熱処理することによってアモルファスシリコン層を
多結晶シリコン層にする工程と、この多結晶シリコン層
上に金属シリサイド層を形成した後、この金属シリサイ
ド層および多結晶シリコン層をパターニングしてゲート
電極を形成する工程と、を備えていることを特徴とす
る。
【0011】又、第2の発明による半導体装置の製造方
法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成された半
導体基板上に第1導電型の不純物が添加されたアモルフ
ァスシリコン層を形成する工程と、第1のMOSFET
が形成される領域上のアモルファスシリコン層に第2の
導電型の不純物を添加する工程と、熱処理することによ
ってアモルファスシリコン層を多結晶シリコン層にする
工程と、この多結晶シリコン層上に金属シリサイド層を
形成した後、この金属シリサイド層および多結晶シリコ
ン層をパターニングしてゲート電極を形成する工程と、
を備えていることを特徴とする。
法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成された半
導体基板上に第1導電型の不純物が添加されたアモルフ
ァスシリコン層を形成する工程と、第1のMOSFET
が形成される領域上のアモルファスシリコン層に第2の
導電型の不純物を添加する工程と、熱処理することによ
ってアモルファスシリコン層を多結晶シリコン層にする
工程と、この多結晶シリコン層上に金属シリサイド層を
形成した後、この金属シリサイド層および多結晶シリコ
ン層をパターニングしてゲート電極を形成する工程と、
を備えていることを特徴とする。
【0012】又、第3の発明による半導体装置の製造方
法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成された半
導体基板上に第1導電型の不純物が添加されたアモルフ
ァスシリコン層を形成する工程と、熱処理することによ
ってアモルファスシリコン層を多結晶シリコン層にする
工程と、第1のMOSFETが形成される領域上の多結
晶シリコン層に第2の導電型の不純物を熱拡散法を用い
て導入する工程と、この多結晶シリコン層上に金属シリ
サイド層を形成した後、この金属シリサイド層および多
結晶シリコン層をパターニングしてゲート電極を形成す
る工程と、を備えていることを特徴とする。
法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成された半
導体基板上に第1導電型の不純物が添加されたアモルフ
ァスシリコン層を形成する工程と、熱処理することによ
ってアモルファスシリコン層を多結晶シリコン層にする
工程と、第1のMOSFETが形成される領域上の多結
晶シリコン層に第2の導電型の不純物を熱拡散法を用い
て導入する工程と、この多結晶シリコン層上に金属シリ
サイド層を形成した後、この金属シリサイド層および多
結晶シリコン層をパターニングしてゲート電極を形成す
る工程と、を備えていることを特徴とする。
【0013】又、第4の発明による半導体装置の製造方
法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成された半
導体基板上にアモルファスシリコン層を形成した後、熱
処理することによってアモルファスシリコン層を多結晶
シリコン層にする工程と、第1のMOSFETが形成さ
れる領域上の多結晶シリコン層に熱拡散法を用いて第1
の導電型の不純物を導入する工程と、第2のMOSFE
Tが形成される領域上の多結晶シリコン層に熱拡散法を
用いて第2の導電型の不純物を導入する工程と、多結晶
シリコン層上に金属シリサイド層を形成した後、この金
属シリサイド層および多結晶シリコン層をパターニング
してゲート電極を形成する工程と、を備えていることを
特徴とする。
法は、素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成された半
導体基板上にアモルファスシリコン層を形成した後、熱
処理することによってアモルファスシリコン層を多結晶
シリコン層にする工程と、第1のMOSFETが形成さ
れる領域上の多結晶シリコン層に熱拡散法を用いて第1
の導電型の不純物を導入する工程と、第2のMOSFE
Tが形成される領域上の多結晶シリコン層に熱拡散法を
用いて第2の導電型の不純物を導入する工程と、多結晶
シリコン層上に金属シリサイド層を形成した後、この金
属シリサイド層および多結晶シリコン層をパターニング
してゲート電極を形成する工程と、を備えていることを
特徴とする。
【0014】
【作用】上述のように、構成された第1乃至第4の発明
の製造方法によれば、金属シリサイド層が形成される前
に熱処理することによってアモルファスシリコン層が多
結晶シリコン層に変えられる。
の製造方法によれば、金属シリサイド層が形成される前
に熱処理することによってアモルファスシリコン層が多
結晶シリコン層に変えられる。
【0015】したがって、金属シリサイド層が形成され
る以前に多結晶シリコン層の粒径が従来の場合に比べて
大きくなるために粒界が少なくなって多結晶シリコンか
ら金属シリサイド層への不純物の拡散を抑制することが
可能となる。これにより、相互拡散も抑えることがで
き、MOSFETのしきい値の変動を抑えることができ
る。
る以前に多結晶シリコン層の粒径が従来の場合に比べて
大きくなるために粒界が少なくなって多結晶シリコンか
ら金属シリサイド層への不純物の拡散を抑制することが
可能となる。これにより、相互拡散も抑えることがで
き、MOSFETのしきい値の変動を抑えることができ
る。
【0016】
【実施例】本発明による半導体装置の製造方法の一実施
例を図1を参照して説明する。まず、図1(a)に示す
ように半導体基板1上の所定領域例えばNチャネルMO
SFETが形成される領域にPウェル2を、Pチャネル
MOSFETが形成される領域にNウェル3を形成す
る。その後、SiO2からなる素子分離領域4を例えば
LOCOS法によって形成し、続いて例えば厚さが10
nmのゲート酸化膜5を熱酸化法を用いて形成する。
例を図1を参照して説明する。まず、図1(a)に示す
ように半導体基板1上の所定領域例えばNチャネルMO
SFETが形成される領域にPウェル2を、Pチャネル
MOSFETが形成される領域にNウェル3を形成す
る。その後、SiO2からなる素子分離領域4を例えば
LOCOS法によって形成し、続いて例えば厚さが10
nmのゲート酸化膜5を熱酸化法を用いて形成する。
【0017】その後、アモルファスシリコンを例えば化
学気相成長法を用いて基板全面に200nm程度堆積
し、NチャネルMOSFETが形成される領域上の上記
アモルファスシリコンにN型の不純物、例えばリンを3
0KeV、5×1015cm-2の条件でイオン注入しN+
アモルファスシリコン6aにする(図1(b)参照)。
続いて、PチャネルMOSFETPが形成される領域上
の上記アモルファスシリコンにP型の不純物、例えばボ
ロンを15KeV、5×1015cm-2の条件でイオン注
入して、P+ アモルファスシリコン6bにする(図1
(b)参照)。
学気相成長法を用いて基板全面に200nm程度堆積
し、NチャネルMOSFETが形成される領域上の上記
アモルファスシリコンにN型の不純物、例えばリンを3
0KeV、5×1015cm-2の条件でイオン注入しN+
アモルファスシリコン6aにする(図1(b)参照)。
続いて、PチャネルMOSFETPが形成される領域上
の上記アモルファスシリコンにP型の不純物、例えばボ
ロンを15KeV、5×1015cm-2の条件でイオン注
入して、P+ アモルファスシリコン6bにする(図1
(b)参照)。
【0018】その後、アモルファスシリコンを多結晶シ
リコンにするための熱処理(アニール)を行うが、多結
晶シリコンの粒径をできるだけ大きくするために例えば
600℃で、約2時間のアニールとする。このアニール
を行うと、化学気相成長法を用いて堆積する多結晶シリ
コンの粒径(50nm程度)より約10倍大きな500
nm程度の粒径のN+ 多結晶シリコン7、P+ 多結晶シ
リコン8を得ることができる(図1(c)参照)。更に
不純物活性化のために例えば800℃、30分程度のア
ニールを行った後、金属シリサイド、例えば厚さが10
0nm程度のWSixからなる層9をスパッタ法を用い
て積層する(図1(c)参照)。そして金属シリサイド
層9と、N+ 多結晶シリコン7およびP+ 多結晶シリコ
ン8との積層構造を、写真食刻法と異方性エッチングを
用いて所定形状にパターニングし、MOSFETのゲー
ト電極および配線とする(図1(c)参照)。続いて、
NチャネルMOSFETの形成領域にN型不純物を、P
チャネルMOSFETの形成領域にP型不純物を注入し
てソース・ドレイン領域を形成する。そして、層間絶縁
膜10を基板1の全面に堆積して熱リフローすることに
よりほぼ平坦化した後、金属シリサイド層9とのコンタ
クトを取るための開孔部を層間絶縁膜10内に形成す
る。その後、上記開孔部に接続する配線11を形成した
後、全面をパッシベーション膜12で覆って半導体装置
を完成させる。
リコンにするための熱処理(アニール)を行うが、多結
晶シリコンの粒径をできるだけ大きくするために例えば
600℃で、約2時間のアニールとする。このアニール
を行うと、化学気相成長法を用いて堆積する多結晶シリ
コンの粒径(50nm程度)より約10倍大きな500
nm程度の粒径のN+ 多結晶シリコン7、P+ 多結晶シ
リコン8を得ることができる(図1(c)参照)。更に
不純物活性化のために例えば800℃、30分程度のア
ニールを行った後、金属シリサイド、例えば厚さが10
0nm程度のWSixからなる層9をスパッタ法を用い
て積層する(図1(c)参照)。そして金属シリサイド
層9と、N+ 多結晶シリコン7およびP+ 多結晶シリコ
ン8との積層構造を、写真食刻法と異方性エッチングを
用いて所定形状にパターニングし、MOSFETのゲー
ト電極および配線とする(図1(c)参照)。続いて、
NチャネルMOSFETの形成領域にN型不純物を、P
チャネルMOSFETの形成領域にP型不純物を注入し
てソース・ドレイン領域を形成する。そして、層間絶縁
膜10を基板1の全面に堆積して熱リフローすることに
よりほぼ平坦化した後、金属シリサイド層9とのコンタ
クトを取るための開孔部を層間絶縁膜10内に形成す
る。その後、上記開孔部に接続する配線11を形成した
後、全面をパッシベーション膜12で覆って半導体装置
を完成させる。
【0019】以上説明したように本実施例においては、
アモルファスシリコン層6a、6bに不純物を注入した
後に、低温アニールを行って多結晶シリコン7、8にし
ているため、従来の場合に比べて約10倍大きな粒径の
多結晶シリコンとなっている。これにより、従来の製造
方法によって製造された多結晶シリコンに比べて粒径が
大きく、したがって粒界が少ない多結晶シリコンとなっ
ているため、その後に金属シリサイドを堆積してポリサ
イド配線を形成し、熱工程を行っても、多結晶シリコン
中の不純物が金属シリサイドへ吸い出されることを抑制
できる。したがって、N+ 多結晶シリコン7中の不純物
が金属シリサイド9を介してP+ 多結晶シリコン8へ、
P+ 多結晶シリコン8中の不純物が金属シリサイド層9
を介してN+ 多結晶シリコン7へ拡散する、相互拡散を
制御することができ、MOSFETのしきい値の変動が
生じるのを可及的に防止することができる。
アモルファスシリコン層6a、6bに不純物を注入した
後に、低温アニールを行って多結晶シリコン7、8にし
ているため、従来の場合に比べて約10倍大きな粒径の
多結晶シリコンとなっている。これにより、従来の製造
方法によって製造された多結晶シリコンに比べて粒径が
大きく、したがって粒界が少ない多結晶シリコンとなっ
ているため、その後に金属シリサイドを堆積してポリサ
イド配線を形成し、熱工程を行っても、多結晶シリコン
中の不純物が金属シリサイドへ吸い出されることを抑制
できる。したがって、N+ 多結晶シリコン7中の不純物
が金属シリサイド9を介してP+ 多結晶シリコン8へ、
P+ 多結晶シリコン8中の不純物が金属シリサイド層9
を介してN+ 多結晶シリコン7へ拡散する、相互拡散を
制御することができ、MOSFETのしきい値の変動が
生じるのを可及的に防止することができる。
【0020】又、上述の効果は実験によっても検証する
ことができる。例えば図2に示すように、ソース15
a、ドレイン15bをN型不純物領域とし、N+ ポリゲ
ート16を延長した先にP+ ポリ17を形成し、N+ ポ
リゲート16とP+ ポリ17との距離をdとする。この
距離dを変えて、ソース・ドレイン15a、15bおよ
びN+ ポリゲート16からなるNチャネルMOSトラン
ジスタを本発明の製造方法で製造した場合の、このトラ
ンジスタのしきい値を測定した結果を図3の○に示し、
従来の製造方法で製造した場合のしきい値を△で示す。
なおトランジスタ形成後の熱リフローを850℃、60
分間行った。この図3の実験結果からも分かるように、
従来の方法で製造した場合は距離dが短くなるにつれて
相互拡散によるしきい値変動が起っているのに対し、本
発明の製造方法で製造した場合は相互拡散によるしきい
値は変動が起っていない。
ことができる。例えば図2に示すように、ソース15
a、ドレイン15bをN型不純物領域とし、N+ ポリゲ
ート16を延長した先にP+ ポリ17を形成し、N+ ポ
リゲート16とP+ ポリ17との距離をdとする。この
距離dを変えて、ソース・ドレイン15a、15bおよ
びN+ ポリゲート16からなるNチャネルMOSトラン
ジスタを本発明の製造方法で製造した場合の、このトラ
ンジスタのしきい値を測定した結果を図3の○に示し、
従来の製造方法で製造した場合のしきい値を△で示す。
なおトランジスタ形成後の熱リフローを850℃、60
分間行った。この図3の実験結果からも分かるように、
従来の方法で製造した場合は距離dが短くなるにつれて
相互拡散によるしきい値変動が起っているのに対し、本
発明の製造方法で製造した場合は相互拡散によるしきい
値は変動が起っていない。
【0021】又、ソース・ドレイン15a、15bをP
型不純物領域とし、ゲート16をP+ ポリゲートとし、
17をN+ ポリとした場合に、距離dを変えて本発明に
よる製造方法で製造されたトランジスタのしきい値と、
従来の製造方法によって製造されたトランジスタのしき
い値を図4に示す。なおトランジスタ形成後の熱リフロ
ーは850℃、60分であった。この図4に示す実験結
果からも本発明による製造方法で製造した場合は相互拡
散によるしきい値変動を抑制することが可能なことが分
かる。
型不純物領域とし、ゲート16をP+ ポリゲートとし、
17をN+ ポリとした場合に、距離dを変えて本発明に
よる製造方法で製造されたトランジスタのしきい値と、
従来の製造方法によって製造されたトランジスタのしき
い値を図4に示す。なおトランジスタ形成後の熱リフロ
ーは850℃、60分であった。この図4に示す実験結
果からも本発明による製造方法で製造した場合は相互拡
散によるしきい値変動を抑制することが可能なことが分
かる。
【0022】なお、上記実施例では、アモルファスシリ
コンにリンを注入することによりN+ アモルファスシリ
コン6aにし、ボロンをイオン注入することによってP
+ アモルファスシリコンにしたが、リンの代わりにN型
不純物であるヒ素あるいはアンチモンを用いても良く、
ボロンの代わりにフッ価ボロンを用いても良い。
コンにリンを注入することによりN+ アモルファスシリ
コン6aにし、ボロンをイオン注入することによってP
+ アモルファスシリコンにしたが、リンの代わりにN型
不純物であるヒ素あるいはアンチモンを用いても良く、
ボロンの代わりにフッ価ボロンを用いても良い。
【0023】又、上記実施例では、不純物を含まないア
モルファスシリコンを堆積した後、不純物を注入した
が、N型アモルファスシリコンを堆積した後にPMOS
FETの形成領域にボロンをイオン注入するか、又はP
型アモルファスシリコンを堆積した後にNMOSFET
の形成領域にリンをイオン注入しても良い。
モルファスシリコンを堆積した後、不純物を注入した
が、N型アモルファスシリコンを堆積した後にPMOS
FETの形成領域にボロンをイオン注入するか、又はP
型アモルファスシリコンを堆積した後にNMOSFET
の形成領域にリンをイオン注入しても良い。
【0024】又、N型アモルファスシリコン堆積して低
温アニール後にPMOSFETの形成領域にボロンを熱
拡散するか、又はP型アモルファスシリコンを堆積して
低温アニール後にNMOSFETの形成領域にリンを熱
拡散しても良い。
温アニール後にPMOSFETの形成領域にボロンを熱
拡散するか、又はP型アモルファスシリコンを堆積して
低温アニール後にNMOSFETの形成領域にリンを熱
拡散しても良い。
【0025】又、アモルファスシリコンを堆積して低温
アニール後に、PMOSFETの形成領域にボロンを熱
拡散し、NMOSFETの形成領域にリンを熱拡散させ
ても良い。
アニール後に、PMOSFETの形成領域にボロンを熱
拡散し、NMOSFETの形成領域にリンを熱拡散させ
ても良い。
【0026】なお、ここで注意すべきことは、低温アニ
ールした後にイオン注入してはならないことである。こ
の理由はイオン注入すると、低温アニールで大きく成長
した多結晶シリコンの粒径が破壊されてしまうからであ
る。
ールした後にイオン注入してはならないことである。こ
の理由はイオン注入すると、低温アニールで大きく成長
した多結晶シリコンの粒径が破壊されてしまうからであ
る。
【0027】又、上記実施例では、金属シリサイドとし
てWSixを用いたが、これに限らず、MoSix、T
iSixなどを用いることも可能である。
てWSixを用いたが、これに限らず、MoSix、T
iSixなどを用いることも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、金属
シリサイドとN+ およびP+ 多結晶シリコンとの積層配
線をMOSFETのゲート電極として使用した場合でも
相互拡散によるMOSFETのしきい値の変動を可及的
に防止することができる。
シリサイドとN+ およびP+ 多結晶シリコンとの積層配
線をMOSFETのゲート電極として使用した場合でも
相互拡散によるMOSFETのしきい値の変動を可及的
に防止することができる。
【図1】本発明による製造方法の一実施例の製造工程を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】本発明の効果を説明する実験に使用したトラン
ジスタの平面図。
ジスタの平面図。
【図3】本発明の効果を説明するグラフ。
【図4】本発明の効果を説明するグラフ。
【図5】従来の製造方法の製造工程を示す断面図。
1 半導体基板 2 Pウェル 3 Nウェル 4 素子分離領域 5 ゲート酸化膜 6a N+ アモルファスシリコン 6b P+ アモルファスシリコン 7 N+ ポリゲート 8 P+ ポリゲート 9 金属シリサイド層 10 層間絶縁膜 11 配線 12 ペッシベーション膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8238 H01L 21/28 301 H01L 27/092
Claims (6)
- 【請求項1】素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成さ
れた半導体基板上にアモルファスシリコン層を形成する
工程と、第1のMOSFETが形成される領域上の前記
アモルファスシリコン層に第1導電型の不純物を注入
し、第2のMOSFETが形成される領域上の前記アモ
ルファスシリコン層に第2導電型の不純物を注入する工
程と、熱処理することによって前記アモルファスシリコ
ン層を多結晶シリコン層にする工程と、この多結晶シリ
コン層上に金属シリサイド層を形成した後、この金属シ
リサイド層および多結晶シリコン層をパターニングして
ゲート電極を形成する工程と、を備えていることを特徴
とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成さ
れた半導体基板上に第1導電型の不純物が添加されたア
モルファスシリコン層を形成する工程と、第1のMOS
FETが形成される領域上の前記アモルファスシリコン
層に第2の導電型の不純物を添加する工程と、熱処理す
ることによって前記アモルファスシリコン層を多結晶シ
リコン層にする工程と、この多結晶シリコン層上に金属
シリサイド層を形成した後、この金属シリサイド層およ
び多結晶シリコン層をパターニングしてゲート電極を形
成する工程と、を備えていることを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項3】素子分離領域およびゲート絶縁膜が形成さ
れた半導体基板上に第1導電型の不純物が添加されたア
モルファスシリコン層を形成する工程と、熱処理するこ
とによって前記アモルファスシリコン層を多結晶シリコ
ン層にする工程と、第1のMOSFETが形成される領
域上の前記多結晶シリコン層に第2の導電型の不純物を
熱拡散法を用いて導入する工程と、この多結晶シリコン
層上に金属シリサイド層を形成した後、この金属シリサ
イド層および多結晶シリコン層をパターニングしてゲー
ト電極を形成する工程と、を備えていることを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】前記金属シリサイド層がWSi,MoS
i,TiSiのいずれかであることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】前記熱処理の温度が約600℃であること
を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項6】前記多結晶シリコン層の粒径が500nm
程度であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17919693A JP3247498B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17919693A JP3247498B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0737992A JPH0737992A (ja) | 1995-02-07 |
| JP3247498B2 true JP3247498B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=16061615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17919693A Expired - Fee Related JP3247498B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3247498B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005211537A (ja) | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Yuyama Manufacturing Co Ltd | 錠剤収納取出装置 |
| JP2008071951A (ja) * | 2006-09-14 | 2008-03-27 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP17919693A patent/JP3247498B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0737992A (ja) | 1995-02-07 |
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