JP3255081B2 - ファイルアクセス装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ファイルアクセス装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

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JP3255081B2
JP3255081B2 JP13935797A JP13935797A JP3255081B2 JP 3255081 B2 JP3255081 B2 JP 3255081B2 JP 13935797 A JP13935797 A JP 13935797A JP 13935797 A JP13935797 A JP 13935797A JP 3255081 B2 JP3255081 B2 JP 3255081B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースファ
イルに対するデータアクセス要求を処理する技術に関
し、特に、検索処理を高速に行えるようにデータアクセ
ス要求を処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データベースファイルに矛盾が生じない
ようにするため、データベースファイルに対するデータ
アクセス要求を排他制御するということは、従来から行
われている。一般的な排他制御では、ページ,ブロック
等を排他制御の対象単位(排他単位)として排他を行っ
ており、或る排他単位が更新排他されている場合は、そ
の排他単位が解放されるまで、それに対する後続のデー
タアクセス要求をその要求種別にかかわらず待たせるよ
うにしている。
【0003】これは、たとえ後続のデータアクセス要求
が検索要求であっても、それが更新排他されている排他
単位に対するものである場合は、更新中のデータを参照
してしまうことから生じる矛盾を完全に無くすという考
えが一般的であったことによる。しかし、そうすると、
システムのスループットがどうしても低下してしまう。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
に、或る排他単位が更新排他されている場合であって
も、その排他単位に対して実際に更新処理が行われてい
なければ、検索処理を許可するという技術が従来から提
案されている(例えば、特開平2−224152号公
報)。即ち、上述した従来の技術に於いては、通常の排
他識別情報とは別に第二排他識別情報を使用し、更新処
理は第二排他識別情報が既に更新排他または検索排他さ
れている場合には解除されるまで待ち、排他されていな
い場合には更新処理終了まで更新排他にし、検索処理は
第二排他識別情報が既に更新排他されていない場合には
検索処理が終了するまで検索排他を行うようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データベー
スシステムの利用形態には、或る条件に合うデータの件
数の概算を得る場合等のように、高速処理は要求される
が、精度はあまり要求されない利用形態がある。このよ
うな利用形態に於いては、他の利用者プログラムで更新
中の排他単位に格納されているデータを読み込むように
しても、つまり、その更新前の内容か更新後の内容のど
ちらかを読み込むことになるかが不定であっても、概算
が分かれば良いので、その目的を達成することができ
る。
【0006】しかるに、特開平2−224152号公報
に記載されている従来の技術では、更新処理が行われて
いる排他単位については、上述したような検索要求であ
っても排他制御の対象とし、更新処理が終わるまで検索
処理が待たされるため、十分な処理速度を得ることがで
きないという問題があった。
【0007】また、従来のファイルアクセス装置の中に
は、データの入出力に伴う処理時間の短縮を図るため
に、データベースファイルに格納されている複数ページ
分(例えば、1トラック分,1シリンダ分のページ)の
データを一括してアクセスすることができるデータアク
セス要求をサポートしている装置がある。このような装
置に於いては、1つのデータアクセス要求で排他される
排他単位の数が多いために排他制御で競合する要求数が
増え、各データアクセス要求が待たされる確率が前述し
た従来技術よりも高くなって上述の問題がより顕著にな
る。更に、一括アクセスを行う特定の利用者プログラム
によって、システムのメモリが大量に使用され、他の利
用者プログラムがメモリの不足により異常終了してしま
うという事態が発生しやすくなってしまう。
【0008】そこで、本発明の目的は、他の利用者プロ
グラムで更新中の排他単位に格納されているデータを読
み込んでも構わない検索要求を無排他検索要求と定め、
無排他検索要求については排他制御の対象から除外する
ことにより、検索処理を高速化できるようにすると共
に、同時にアクセスできる表の上限数を設定することに
より、他の利用者プログラムがメモリ不足により異常終
了してしまうという事態の発生を防ぐことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のファイルアクセ
ス装置は上記目的を達成するため、複数のページから構
成された表が複数格納されたデータベースファイルに対
する、複数ページ分のデータを一括してアクセスするこ
とを要求するデータアクセス要求を処理するファイルア
クセス装置に於いて、利用者プログラム(図1の10
1)からの一括アクセス設定要求によって設定要求され
た一括アクセス可能な表の数の上限数を示す一括アクセ
ス可能上限数を設定する同時実行数設定手段(図1の1
03)と、前記利用者プログラム(図1の101)から
の、複数ページ分のデータを一括してアクセスすること
を要求するデータアクセス要求が、或る表に対するもの
である場合は、該データアクセス要求の一括アクセスを
許可すると、前記利用者プログラム(図1の101)が
一括アクセスの対象とする表の数が前記同時実行数設定
手段(図1の103)によって設定されている一括アク
セス可能上限数を超えてしまうか否かを判断すると共
に、前記データアクセス要求が排他制御を行わない無排
他検索要求であるか否かを判断するアクセス方式決定手
段(図1の104)と、該アクセス方式決定手段(図1
の104)によって排他制御を行う無排他検索要求以外
の要求であると判断されたデータアクセス要求のみを対
象にして排他制御を行う排他制御手段(図1の114)
と、該排他制御手段(図1の114)の排他制御によっ
実行を許可され且つ前記アクセス方式決定手段(図1
の104)で一括アクセス可能上限数を超えないと判断
されたデータアクセス要求と、前記アクセス方式決定手
段(図1の104)で一括アクセス可能上限数を超えず
且つ排他制御を行わない無排他検索要求であると判断さ
れたデータアクセス要求とを実行する一括アクセス手段
(図1の110)と、前記排他制御手段(図1の11
4)の排他制御によって実行を許可され且つ前記アクセ
ス方式決定手段(図1の104)で一括アクセス可能上
限数を超えると判断されたデータアクセス要求と、前記
アクセス方式決定手段(図1の104)で一括アクセス
可能上限数を超え且つ排他制御を行わない無排他検索要
求であると判断されたデータアクセス要求とを実行する
ページ単位アクセス手段(図1の111)とを備えてい
る。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】この構成に於いては、利用者プログラム
(図1の101)から一括アクセス設定要求が発行され
ると、同時実行数設定手段(図1の103)が、一括ア
クセス設定要求によって設定要求された一括アクセス可
能上限数を設定する。
【0015】その後、前記利用者プログラム(図1の1
01)から、複数ページ分のデータを一括してアクセス
することを要求する、或る表に対するデータアクセス要
求が発行されると、アクセス方式決定手段(図1の10
4)が、そのデータアクセス要求の一括アクセスを許可
すると、利用者プログラム(図1の101)が一括アク
セスの対象とする表の数が同時実行数設定手段(図1の
103)によって設定されている一括アクセス可能上限
数を超えてしまうか否かを判断すると共に、データアク
セス要求が無排他検索要求であるか否かを判断する。
【0016】排他制御手段(図1の114)では、アク
セス方式決定手段(図1の104)によって無排他検索
要求以外の要求であると判断されたデータアクセス要求
のみを対象にして排他制御を行う。
【0017】また、一括アクセス手段(図1の110)
では、排他制御手段(図1の114)で実行を許可され
且つアクセス方式決定手段(図1の104)で一括アク
セス可能上限数を超えないと判断されたデータアクセス
要求と、アクセス方式決定手段(図1の104)で一括
アクセス可能上限数を超えず且つ無排他検索要求である
と判断されたデータアクセス要求とを実行する。一方、
ページ単位アクセス手段(図1の111)では、排他制
御手段(図1の114)で実行を許可され且つアクセス
方式決定手段(図1の104)で一括アクセス可能上限
数を超えると判断されたデータアクセス要求と、アクセ
ス方式決定手段(図1の104)で一括アクセス可能上
限数を超え且つ無排他検索要求であると判断されたデー
タアクセス要求とを実行する。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態を示すブロッ
ク図であり、利用者プログラム101と、処理要求制御
手段102と、同時実行数設定手段103と、アクセス
方式決定手段104と、処理実行制御手段105と、ア
クセス情報記憶域106と、データベースファイルアク
セス手段109と、複数の表が格納された複数のデータ
ベースファイル112−1〜112−nとを備えてい
る。
【0020】利用者プログラム101は、一括アクセス
設定要求,データアクセス要求,一括アクセス中止要求
を出力する機能を有する。
【0021】利用者プログラム101が出力する一括ア
クセス設定要求には、一括アクセスを行うことを希望す
る表を特定するための処理対象ID(表の表IDとその
表を含むデータベースファイルのファイルIDとから構
成される),同時に一括アクセスを行うことができる表
の数の上限数(一括アクセス可能上限数)が含まれる。
【0022】また、データアクセス要求には、アクセス
する表を特定するための処理対象ID(表の表IDとそ
の表を含むデータベースファイルのファイルIDとから
構成される)と、データベース操作命令と、検索モード
情報(他の利用者プログラムで更新されている未だコミ
ット点に到達していない状態の排他単位に格納されてい
るデータの読み込みも可とする無排他検索要求であるか
否かを示す情報)とが含まれる。
【0023】一括アクセス中止要求には、一括アクセス
を中止する表を特定する処理対象ID(その表の表ID
とその表を含むデータベースファイルのファイルIDか
ら構成される)が含まれる。
【0024】処理要求制御手段102は、利用者プログ
ラム101から一括アクセス設定要求,一括アクセス中
止要求が出力された場合は、同時実行数設定手段103
に上記一括アクセス設定要求,一括アクセス中止要求を
渡す。また、利用者プログラム101からデータアクセ
ス要求が出力された場合は、アクセス方式決定手段10
4に上記データアクセス要求を渡す。
【0025】アクセス情報記憶域106は、利用者プロ
グラム101固有のメモリ領域に確保され、表制御情報
107と、一括アクセス判断情報108とが格納され
る。
【0026】表制御情報107は、利用者プログラム1
01が一括アクセスを希望する表の表ID,その表を含
むデータベースファイルのファイルIDを含む。また、
一括アクセス判断情報108は、一括アクセス可能上限
数,一括アクセスの対象にしている表の表数を示す一括
アクセス数,一括アクセスの対象にしている処理対象を
示す一括アクセス処理対象IDを含む。
【0027】図2は、アクセス情報記録域106の内容
例を示した図である。この例では、3個の表制御情報1
07−a〜107−cと、一括アクセス判断情報108
とが格納されている。表制御情報107−a〜107−
cには、それぞれ表A〜Cの表ID「H1〜H3」と、
表A〜Cを含むデータベースファイル(データベーファ
イル112−1とする)のファイルID「F1」とが設
定されている。また、一括アクセス判断情報108に
は、一括アクセス可能上限数108−1として「2」が
設定され、一括アクセス数108−2として「0」が設
定され、一括アクセス処理対象ID108−3としては
何も設定されていない。
【0028】同時実行数設定手段103は、利用者プロ
グラム101から発行された一括アクセス設定要求に従
って、利用者プログラム101固有のメモリ領域である
アクセス情報記憶域106に、表制御情報107,一括
アクセス判断情報108を格納する。また、利用者プロ
グラム101から発行された一括アクセス中止要求に従
って、一括アクセス判断情報108中の一括アクセス数
108−2を−1 し、一括アクセス処理対象ID108
−3に設定されている処理対象IDの中から中止要求さ
れた処理対象IDを削除する。尚、図示を省略した他の
利用者プログラムから一括アクセス設定要求,一括アク
セス中止要求が発行された場合も、その利用者プログラ
ム固有のアクセス情報記憶域に対して上述したと同様の
処理が行われる。
【0029】アクセス方式決定手段104は、利用者プ
ログラム101や図示を省略した他の利用者プログラム
からデータアクセス要求が発行された場合、そのデータ
アクセス要求のアクセス方式を一括アクセス(連続する
複数のページを一括してアクセスする方式)にするの
か、ページ単位アクセスにするのかを決定する機能や、
そのデータアクセス要求を排他制御の対象とするか否か
を決定する機能等を有する。
【0030】処理実行制御手段105は、アクセス方式
決定手段104の決定内容に従ったアクセス処理をデー
タベースファイルアクセス手段109に行わせる機能,
データベースファイルアクセス手段109の処理結果を
処理要求制御手段102に返す機能等を有する。
【0031】データベースファイル112−1には、複
数のページから構成される表が複数格納されている。他
のデータベースファイルも同様に、複数のページから構
成される表が複数格納されている。
【0032】図3はデータベースファイル112−1〜
112−nをディスク装置に格納した場合に於けるシリ
ンダ201と、トラック202と、ページ203との関
係を示した図である。この例では、1つのシリンダが6
個のトラックから構成され、1つのトラックが6ページ
に分割されている。図4は、ページ301と、表30
2,303と、トラックとの関係を示した図である。こ
の例では、表名Aの表302は、第8ページ〜第15ペ
ージに格納され、表名Bの表303は、第16ページ〜
第30ページに格納されている。
【0033】データベースファイルアクセス手段109
は、一括アクセス手段110と、ページ単位アクセス手
段111と、排他制御手段114とを備えている。
【0034】一括アクセス手段110は、アクセス対象
の表が格納されているデータベースファイル112−i
(1≦i≦n)に対して、一括アクセスを行う機能を有
する。ここで、一括アクセスの単位は、トラック単位等
任意の単位とすることができる。
【0035】ページ単位アクセス手段111は、アクセ
ス対象の表が格納されているデータベースファイル11
2−i(1≦i≦n)に対して、ページ単位アクセスを
行う機能を有する。
【0036】排他制御手段114は、処理実行制御手段
105から渡されたデータアクセス要求を排他制御する
機能を有する。
【0037】図5は同時実行数設定手段103の設定時
の処理例を示す流れ図,図6はアクセス方式決定手段1
04の処理例を示す流れ図であり、以下各図を参照して
動作を説明する。
【0038】利用者プログラム101は、処理開始時、
一括アクセスを希望する表を特定するための処理対象I
Dと、一括アクセス可能上限数を含む一括アクセス設定
要求を発行する。
【0039】今、例えば、利用者プログラム101から
発行された一括アクセス設定要求が、処理対象IDとし
て「H1,F1」,「H2,F1」,「H3,F1」を
含み、一括アクセス可能上限数として「2」を含んでい
るとする。ここで、F1は、データベースファイル11
2−1のファイルIDであり、H1,H2,H3は、そ
れぞれデータベースファイル112−1に格納されてい
る表A,B,Cの表IDである。つまり、上記一括アク
セス設定要求が含んでいる処理対象IDは、データベー
スファイル112−1に格納されている表A,B,Cを
特定するものである。
【0040】利用者プログラム101から上記した一括
アクセス設定要求が発行されると、処理要求制御手段1
02は、それを同時実行数設定手段103に渡す。
【0041】これにより、同時実行数設定手段103
は、図5に示す流れ図の処理を行い、先ず、図2に示す
ように、アクセス情報記憶域106の一括アクセス判断
情報108に、一括アクセス可能上限数108−1とし
て「2」を設定し、一括アクセス数108−2として
「0」を設定する(S1)。
【0042】その後、同時実行数設定手段103は、図
2に示すように、表A,B,Cについての表制御情報1
07−a,107−b,107−c(表IDとファイル
IDとを含む)をアクセス情報記憶域106に格納する
(S2)。
【0043】利用者プログラム101は、一括アクセス
設定要求を発行後、アクセスする表を特定するための処
理対象IDと、データベース操作命令と、検索モード情
報とを含むデータアクセス要求を発行する。
【0044】利用者プログラム101からデータアクセ
ス要求が発行されると、処理要求制御手段102は、そ
れをアクセス方式決定手段104に渡す。
【0045】これにより、アクセス方式決定手段104
は、図6の流れ図に示す処理を行う。
【0046】先ず、アクセス方式決定手段104は、デ
ータアクセス要求中のデータベース操作命令に基づい
て、それが検索系の処理を要求するものなのか、更新系
の処理を要求するものなのかを判断する(S11)。
【0047】そして、更新系の処理を要求するものであ
ると判断した場合(S11がno)は、上記データアク
セス要求を処理実行制御手段105に渡すと共に、アク
セス方式をページ単位アクセスにし、且つ上記データア
クセス要求を排他制御の対象とすることを処理実行制御
手段105に通知する(S19)。
【0048】また、検索系の処理を要求するものである
と判断した場合は(S11がyes)、アクセス情報記
憶域106に、上記データアクセス要求に設定されてい
る処理対象IDによって示される表の表制御情報が格納
されているか否を判断する(S12)。つまり、上記デ
ータアクセス要求が、一括アクセスを要求するものであ
るか否かを判断する。
【0049】そして、一括アクセスを要求するものでな
いと判断した場合(S12がno)は、S17の処理を
行う。S17では、上記したアクセス要求が無排他検索
要求であるか否かを判断する。そして、無排他検索要求
でないと判断した場合は、S19の処理を行い、無排他
検索要求であると判断した場合は、処理実行制御手段1
05にデータアクセス要求を渡すと共に、アクセス方式
をページ単位アクセスとし、且つ排他制御の対象にしな
いことを通知する(S18)。一方、一括アクセスを要
求するものであると判断した場合(S12がyes)
は、上記データアクセス要求に設定されている処理対象
IDと同じ処理対象IDが一括アクセス判断情報108
中に設定されているか否かを判断する(S13)。
【0050】S13に於いて設定されていないと判断し
た場合(判断結果がno)は、上記データアクセス要求
によって一括アクセスが要求されている表を一括アクセ
スするようにすると、一括アクセス可能上限数を超えて
しまうか否かを判断する(S14)。
【0051】そして、一括アクセス可能上限数を超えな
いと判断した場合(S14がno)は、一括アクセス判
断情報108中の一括アクセス数108−2を+1する
と共に、一括アクセス処理対象ID108−3に上記デ
ータアクセス要求に設定されている処理対象IDを設定
する(S15)。
【0052】その後、アクセス方式決定手段104は、
上記データアクセス要求に設定されている検索モード情
報に基づいて、それが他の利用者プログラムで更新され
ている未だコミット点に到達していない状態の排他単位
に格納されているデータの読み込みも可とする検索要求
(無排他検索要求)であるか否かを判断する(S1
6)。尚、S13の判断結果がyesの場合も、アクセ
ス方式決定手段104は、S16の処理を行う。
【0053】そして、S16に於いて無排他検索要求で
あると判断した場合(S16がyes)は、処理実行制
御手段105にデータアクセス要求を渡すと共に、アク
セス方式を一括アクセス方式とし、且つ排他制御を行わ
ないことを通知する(S21)。これに対して、無排他
検索要求でないと判断した場合(S16がno)は、処
理実行制御手段105にデータアクセス要求を渡すと共
に、アクセス方式を一括アクセス方式とし、且つ排他制
御を行うことを通知する(S20)。
【0054】また、S14に於いて、一括アクセス可能
上限数を超えてしまうと判断した場合は、上記データア
クセス要求が無排他検索要求であるか否かを判断する
(S17)。
【0055】そして、無排他検索要求であると判断した
場合(S17がyes)は、処理実行制御手段105に
データアクセス要求を渡すと共に、アクセス方式をペー
ジ単位アクセスとし、且つ排他制御の対象にしないこと
を通知する(S18)。一方、S17で無排他検索要求
でないと判断された場合は、S19の処理を行う。
【0056】処理実行制御手段105は、アクセス方式
決定手段104からデータアクセス要求が渡され、且
つ、アクセス方式を一括アクセスとし、排他制御の対象
としないことが通知されると、データアクセス要求をデ
ータベースファイルアクセス手段109内の一括アクセ
ス手段110に渡す。これにより、一括アクセス手段1
10は、データアクセス要求を実行し、読み込んだ連続
した複数ページ分のデータを、利用者プログラム101
の固有領域に設けられた一括アクセス用入出力バッファ
(図示せず)に格納する。この一括アクセス用入出力バ
ッファは、一括アクセス可能上限数に比例するものであ
る。尚、一括アクセス手段110は、複数のデータアク
セス要求を並行して実行可能な構成を有するものであ
る。
【0057】また、処理実行制御手段105は、アクセ
ス方式決定手段104からデータアクセス要求が渡さ
れ、且つ、アクセス方式をページ単位アクセスとし、排
他制御の対象としないことが通知されると、データアク
セス要求をデータベースファイルアクセス手段109内
のページ単位アクセス手段111に渡す。これにより、
ページ単位アクセス手段111は、データアクセス要求
を実行し、読み込んだ1ページ分のデータを、利用者プ
ログラム101の固有領域に設けられたページ単位アク
セス用入出力バッファ(図示せず)に格納する。尚、ペ
ージ単位アクセス手段111は、複数のデータアクセス
要求を並行して実行可能な構成を有するものである。
【0058】また、処理実行制御手段105は、アクセ
ス方式決定手段104からデータアクセス要求が渡さ
れ、且つ、アクセス方式を一括アクセスとし、排他制御
の対象とすることが通知されると、データアクセス要求
をデータベースファイルアクセス手段109内の排他制
御手段114に渡すと共に、アクセス方式を一括アクセ
スにすることを通知する。排他制御手段114は、上記
利用者プログラム101からのデータアクセス要求と他
の利用者プログラムからのデータアクセス要求との排他
制御を行い、上記データアクセス要求を実行可能な場合
は、それを一括アクセス手段110に渡す。一括アクセ
ス手段110は、データアクセス要求を実行し、読み込
んだ連続した複数ページ分のデータを、システムの共有
領域に設けられた一括アクセス用入出力バッファ(図示
せず)に格納する。
【0059】また、処理実行制御手段105は、アクセ
ス方式決定手段104からデータアクセス要求が渡さ
れ、且つ、アクセス方式をページ単位アクセスとし、排
他制御の対象とすることが通知されると、データアクセ
ス要求をデータベースファイルアクセス手段109内の
排他制御手段114に渡すと共に、アクセス方式をペー
ジ単位アクセスにすることを通知する。排他制御手段1
14は、上記利用者プログラム101からのデータアク
セス要求と他の利用者プログラムからのデータアクセス
要求との排他制御を行い、上記データアクセス要求に従
った処理を行うことが可能な場合は、それをページ単位
アクセス手段111に渡す。ページ単位アクセス手段1
11は、データアクセス要求を実行し、読み込んだ1ペ
ージ分のデータを、システムの共有領域に設けられたペ
ージ単位アクセス用入出力バッファ(図示せず)に格納
する。
【0060】処理実行制御手段105は、利用者プログ
ラム101固有の一括アクセス用入出力バッファ,ペー
ジ単位アクセス用入出力バッファからデータを読み込
み、読み込んだデータを処理要求制御手段102を介し
て利用者プログラム101に渡す。
【0061】また、利用者プログラム101から、一括
アクセス中止要求が発行された場合は、同時実行数設定
手段103は、一括アクセス中止要求によって一括アク
セスの中止を要求された表の数だけ一括アクセス判断情
報108中の一括アクセス数108−2をディクリメン
トし、一括アクセス対象ID108−3に設定されてい
る処理対象IDの中から中止要求された処理対象IDを
削除する。
【0062】次に、利用者プログラム101から発行さ
れるデータアクセス要求の内容の具体例を挙げて、アク
セス方式決定手段104の動作を説明する。
【0063】今、例えば、アクセス情報記憶域106の
内容が、図2に示すものになっている時に、利用者プロ
グラム101から、処理対象IDがデータベースファイ
ル112−1中の表Aを示す「H1,F1」で、データ
ベース操作命令が「検索命令」で、検索モード情報が
「無排他検索要求」であるデータアクセス要求が発行さ
れたとする。
【0064】処理要求実行制御手段102は、このデー
タアクセス要求をアクセス方式決定手段104に渡す。
【0065】アクセス方式決定手段104は、上記した
データアクセス要求が渡されると、図6の流れ図に示す
処理を行う。
【0066】この例の場合、データベース操作命令が
「検索命令」であるので、S11の判断結果は、yes
となる。また、図2に示すように、アクセス情報記憶域
106に表Aを示す表制御情報107−aが格納されて
いるので、S12の判断結果はyesとなる。更に、図
2に示すように、一括アクセス処理対象ID108−3
には、処理対象IDが全く登録されていないので、S1
3の判断結果は、noとなる。更に、図2に示すよう
に、一括アクセス可能上限数108−1が「2」で現在
の一括アクセス数108−2が「0」であるので、S1
4の判断結果はnoとなる。
【0067】この結果、アクセス方式決定手段104
は、図7に示すように、一括アクセス判断情報108中
の、一括アクセス数108−2を+1して「1」に更新
し、一括アクセス処理対象108−3に、上記データア
クセス要求に設定されている処理対象ID「H1,F
1」を設定する(S15)。
【0068】次いで、アクセス方式決定手段104は、
上記データアクセス要求が更新処理中のページの読み込
みを可とするものであるので(S16がyes)、前述
したS21の処理を行う。
【0069】その後、利用者プログラム101から、処
理対象IDがデータベースファイル112−1中の表B
を示す「H2,F1」で、データベース操作命令が「検
索命令」で、検索モード情報が「無排他検索要求」であ
るデータアクセス要求が発行されたとする。
【0070】この場合も、S11,S12,S13,S
14の判断結果がyes,yes,no,noとなるの
で、アクセス方式決定手段104は、図8に示すよう
に、一括アクセス判断情報108中の、一括アクセス数
108−2を+1して「2」に更新し、一括アクセス処
理対象108−3に上記データアクセス要求に設定され
ていた処理対象ID「H2,F1」を追加する(S1
5)。
【0071】次いで、アクセス方式決定手段104は、
上記データアクセス要求が更新処理中のページの読み込
みを可とするものであるので(S16がyes)、前述
したS21の処理を行う。
【0072】その後、利用者プログラム101から、処
理対象IDがデータベースファイル112−1中の表C
を示す「H3,F1」で、データベース操作命令が「検
索命令」で、検索モード情報が「無排他検索要求」であ
るデータアクセス要求が発行されたとする。
【0073】この場合、S11,S12,S13の判断
結果は、前述したと同様に、yes,yes,noとな
るが、図8に示すように、一括アクセス数108−2が
「2」になっているので、S14の判断結果はyesと
なる。従って、この場合は、一括アクセス判断情報に対
する設定処理(S15)は行われない。図9の×は、設
定処理(S15)が行われないことを示している。
【0074】S14がyesとなると、アクセス方式決
定手段104は、S17の処理を行う。この例の場合、
データアクセス要求は、他の利用者プログラムが更新処
理中のページの読み込みも可とするものであり、S17
の判断結果がyesとなるので、アクセス方式決定手段
104は、前述したS18の処理を行う。
【0075】次に、アクセス情報記憶域106の内容が
図8に示すものである時に、利用者プログラム101か
ら、データベースファイル112−1に格納されている
表Bの一括アクセスの中止を要求する一括アクセス中止
要求が出力された場合の動作を説明する。この一括アク
セス中止要求には、表Bの表ID「H2」と、データベ
ースファイル112−1のファイルID「F1」が含ま
れている。
【0076】上記一括アクセス中止要求が、利用者プロ
グラム101から発行されると、処理要求制御手段10
2は、それを同時実行数設定手段103に渡す。これに
より、同時実行数設定手段103は、一括アクセス判断
情報108中の、一括アクセス数108−2を−1して
「1」にし、一括アクセス処理対象ID108−3に設
定されている処理ID「H2,F1」を削除する。これ
により、アクセス情報記憶域106の状態は、図7に示
すものになる。
【0077】図10は、本発明のファイルアクセス装置
のハードウェア構成の一例を示すブロック図であり、コ
ンピュータ1000と、ファイルアクセスプログラムが
記録された記憶媒体1001とから構成されている。記
憶媒体1001は、磁気ディスク,半導体メモリ,その
他の記録媒体である。
【0078】記録媒体1001に記録されたファイルア
クセスプログラムは、ファイルアクセス装置を構成する
コンピュータ1000に読み込まれ、コンピュータ10
00の動作を制御することで、コンピュータ1000上
に、図1に示した処理要求制御手段102,同時実行数
設定手段103,アクセス方式決定手段104,処理実
行制御手段105,データベースファイルアクセス手段
109を実現する。
【0079】
【発明の効果】第1の効果は、他の利用者プログラムで
更新中の排他単位に格納されているデータを読み込んで
も構わない検索要求(無排他検索要求)については、検
索処理を高速化することができるという点である。
【0080】その理由は、無排他検索要求を、排他制御
の対象から除外したからである。
【0081】第2の効果は、無排他検索要求によって後
続の更新要求が待たされないようにすることができると
いう点である。
【0082】その理由は、無排他検索要求を、排他制御
の対象から除外したからである。
【0083】第3の効果は、データの入出力に伴う処理
時間の短縮を図るために、データベースファイルに格納
されている複数ページ分のデータを一括してアクセスす
ることができるデータアクセス要求をサポートしている
ファイルアクセス装置に於いても、無排他検索要求につ
いては、検索処理を高速化できるという点である。
【0084】その理由は、複数ページを一括アクセスす
ることを要求する無排他検索要求を排他制御の対象から
除外したからである。
【0085】第4の効果は、一括アクセスを行う特定の
利用者プログラムによって、システムのメモリが大量に
使用され、他の利用者プログラムがメモリの不足により
異常終了してしまうという事態を防げるという点であ
る。
【0086】その理由は、利用者プログラムが同時に一
括アクセス可能な表の上限数(一括アクセス可能上限
数)を設定する同時実行数設定手段をそなえているから
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図2】アクセス情報記憶域106の内容例を示す図で
ある。
【図3】シリンダ,トラック,ページの関係を示す図で
ある。
【図4】表,ページ,トラックの関係を示す図である。
【図5】同時実行数設定手段103の設定時の処理例を
示す流れ図である。
【図6】アクセス方式決定手段104の処理例を示す流
れ図である。
【図7】アクセス情報記憶域106の内容例を示す図で
ある。
【図8】アクセス情報記憶域106の内容例を示す図で
ある。
【図9】アクセス情報記憶域106の内容例を示す図で
ある。
【図10】ファイルアクセス装置のハードウェア構成の
一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101…利用者プログラム 102…処理要求制御手段 103…同時実行数設定手段 104…アクセス方式決定手段 105…処理実行制御手段 106…アクセス情報記憶域 107…表制御情報 108…一括アクセス判断情報 109…データベースファイルアクセス手段 110…一括アクセス手段 111…ページ単位アクセス手段 112−1〜112−n…データベースファイル 114…排他制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−90736(JP,A) 「DB/DC講座 XDM構造型DB 機能と設定」,第3版(8080−63− 561−02),日立インフォメーションア カデミー,1996年7月,7−1〜7−5 「Oracle7 Server 管 理者ガイド」,第3版,日本オラクル株 式会社,1994年4月,17−1〜17−12 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 G06F 9/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のページから構成された表が複数格
    納されたデータベースファイルに対する、複数ページ分
    のデータを一括してアクセスすることを要求するデータ
    アクセス要求を処理するファイルアクセス装置に於い
    て、 利用者プログラムからの一括アクセス設定要求によって
    設定要求された同時に一括アクセス可能な表の数の上限
    数を示す一括アクセス可能上限数を設定する同時実行数
    設定手段と、 前記利用者プログラムからの、複数ページ分のデータを
    一括してアクセスすることを要求するデータアクセス要
    求が、或る表に対するものである場合は、該データアク
    セス要求の一括アクセスを許可すると、前記利用者プロ
    グラムが一括アクセスの対象とする表の数が前記同時実
    行数設定手段によって設定されている一括アクセス可能
    上限数を超えてしまうか否かを判断すると共に、前記デ
    ータアクセス要求が排他制御を行わない無排他検索要求
    であるか否かを判断するアクセス方式決定手段と、 該アクセス方式決定手段によって排他制御を行う無排他
    検索要求以外の要求であると判断されたデータアクセス
    要求のみを対象にして排他制御を行う排他制御手段と、 該排他制御手段の排他制御によって実行を許可され且つ
    前記アクセス方式決定手段で一括アクセス可能上限数を
    超えないと判断されたデータアクセス要求と、前記アク
    セス方式決定手段で一括アクセス可能上限数を超えず且
    排他制御を行わない無排他検索要求であると判断され
    たデータアクセス要求とを実行する一括アクセス手段
    と、 前記排他制御手段の排他制御によって実行を許可され且
    つ前記アクセス方式決定手段で一括アクセス可能上限数
    を超えると判断されたデータアクセス要求と、前記アク
    セス方式決定手段で一括アクセス可能上限数を超え且つ
    排他制御を行わない無排他検索要求であると判断された
    データアクセス要求とを実行するページ単位アクセス手
    段とを備えたことを特徴とするファイルアクセス装置。
  2. 【請求項2】 複数のページから構成された表が複数格
    納されたデータベースファイルに対する、複数ページ分
    のデータを一括してアクセスすることを要求するデータ
    アクセス要求をコンピュータによって処理するファイル
    アクセスプログラムを記録した記録媒体であって、 前記コンピュータを、 利用者プログラムからの一括アクセス設定要求によって
    設定要求された同時に一括アクセス可能な表の数の上限
    数を示す一括アクセス可能上限数を設定する同時実行数
    設定手段、 前記利用者プログラムからの、複数ページ分のデータを
    一括してアクセスすることを要求するデータアクセス要
    求が、或る表に対するものである場合は、該データアク
    セス要求の一括アクセスを許可すると、前記利用者プロ
    グラムが一括アクセスの対象とする表の数が前記同時実
    行数設定手段によって設定されている一括アクセス可能
    上限数を超えてしまうか否かを判断すると共に、前記デ
    ータアクセス要求が排他制御を行わない無排他検索要求
    であるか否かを判断するアクセス方式決定手段、 該アクセス方式決定手段によって排他制御を行う無排他
    検索要求以外の要求であると判断されたデータアクセス
    要求のみを対象にして排他制御を行う排他制御手段、 該排他制御手段の排他制御によって実行を許可され且つ
    前記アクセス方式決定手段で一括アクセス可能上限数を
    超えないと判断されたデータアクセス要求と、前記アク
    セス方式決定手段で一括アクセス可能上限数を超えず且
    排他制御を行わない無排他検索要求であると判断され
    たデータアクセス要求とを実行する一括アクセス手段、 前記排他制御手段の排他制御によって実行を許可され且
    つ前記アクセス方式決定手段で一括アクセス可能上限数
    を超えると判断されたデータアクセス要求と、前記アク
    セス方式決定手段で一括アクセス可能上限数を超え且つ
    排他制御を行わない無排他検索要求であると判断された
    データアクセス要求とを実行するページ単位アクセス手
    段として機能させるためのファイルアクセスプログラム
    を記録した、プログラムを記録した機械読み取り可能な
    記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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「DB/DC講座 XDM構造型DB 機能と設定」,第3版(8080−63−561−02),日立インフォメーションアカデミー,1996年7月,7−1〜7−5
「Oracle7 Server 管理者ガイド」,第3版,日本オラクル株式会社,1994年4月,17−1〜17−12

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