JP3400559B2 - 地中ケーブル用のケーブル布設装置 - Google Patents
地中ケーブル用のケーブル布設装置Info
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Description
術に関する。 【0002】 【従来の技術】地中へのケーブルの布設には種々の方式
があり、その一つとして直埋式がある。これは地中に設
けてある管路にケーブルを引き通す方式で、適宜な間隔
で設けてあるハンドホールと呼ばれる作業坑を利用して
布設作業を行なう。この直埋式におけるケーブル布設作
業は、従来では一般に以下のようにして行なわれてい
た。 【0003】図7に見られるように、作業区間の一端側
にはケーブルドラムDを設置し、また他端側にはウイン
チ搭載の作業車Mを設置する。そしてケーブルドラムD
から繰り出されるケーブルCを一端側のハンドホールH
aから入口側ガイドローラGaでガイドさせて管路Pに
送り込むと共に、他端側のハンドホールHbからケーブ
ルCの先端に接続の牽引ロープRを出口側ガイドローラ
Gbでガイドさせつつ作業車MのウインチWで巻き取る
ことで進める。 【0004】このような従来のケーブル布設方法につい
ては、ハンドホール周囲のスペースに制約を受ける場合
の問題がある。つまり最近は周囲の条件がケーブル布設
作業などにとってますます厳しくなって来ており、作業
車の進入が困難であるような条件の場所が多くなり、ウ
インチ搭載の作業車を必要とする従来の方法は、これを
適用するのが困難である場合が多くなって来ている。 【0005】またケーブルの布設については布設時にケ
ーブルに掛かる張力を出来るだけ小さくすることが望ま
れるが、従来の方法であると太いケーブルの場合には1
トン近くの張力が掛かり、この点でも改善の余地があ
る。 【0006】このような従来のケーブル布設方法におけ
る問題点を解消するために、最近以下のようなケーブル
布設方法が提案されている。その方法は、布設作業区間
の各端にある作業坑内にケーブル布設装置をそれぞれ設
置し、一方の作業坑のケーブル布設装置にて所定のトル
クでケーブルに押込み力を付与しつつ、他方の作業坑の
ケーブル布設装置にてケーブルの先端に接続の牽引ロー
プを引っ張ることで管路にケーブルを引き通すという、
押し込み式の方法である。 【0007】この方法によると、ケーブル布設装置を作
業坑内に設置するようにしているので、地上での作業ス
ペースを余り必要とせず、従って地上での作業スペース
の確保が難しい条件の場所でも楽に作業を進めることが
できる。またこの布設方法では、一方の作業坑のケーブ
ル布設装置にてケーブルに押込み力を付与するようにし
ているので、ケーブルに掛ける張力を大幅に小さくする
ことができる。即ち従来のように一方の作業場からウイ
ンチで巻き取る方式では例えば1トンの巻取り力を必要
とし、このためにケーブルに1トンの張力を生じる条件
の場合についてみると、押込み力として例えば500k
gを与えることにより、引っ張り側での引っ張り力は5
00kgで済ませることができる。つまりケーブルに掛
ける張力を500kgで済ませることができる。等々の
利点により、従来のケーブル布設方法における問題点を
解消できる。 【0008】しかし、この新たなケーブル布設方法につ
いては、ケーブルに押込み力を有効に与えることがで
き、しかも径の大きく異なる牽引ロープとケーブルの連
続的な引っ張りを可能とする装置が不可欠となるが、こ
のような要求を満足させることができる装置が未だな
く、その開発が一つの課題として残されている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、上記のような押し込み式ケーブル布設方法を効果的
に進めるためのケーブル布設装置の提供にある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明では上記目的のた
めに、駆動源にて回転駆動される気密性の中空弾性ロー
ラを対向状態で少なくとも一対有する第1作動部と、駆
動源にて回転駆動される巻取りドラムを有する第2作動
部とをベースフレーム上に直列に設ける構造で地中ケー
ブル布設用のケーブル布設装置を形成している。 【0011】このケーブル布設装置は、上記押し込み式
の布設方法に特に適するように構成されたもので、第1
作動部の中空弾性ローラ対が有する特性、つまり押込み
を行なえ、しかも通過物の径の変化に柔軟に対応できる
という特性を活かしてケーブルの押込み及び径の大きく
異なる牽引ロープとケーブルの連続的な引っ張りを可能
としている。また牽引ロープのように細い対象物に対す
る中空弾性ローラ対の引っ張り力不足を巻取り式の第2
作動部に補完させることで牽引ロープの引っ張りを可能
としている。 【0012】上記のようなケーブル布設装置について
は、作業坑への出し入れ作業の負担を軽減するために分
解できる構造が好ましい。そこで本発明では、中空弾性
ローラとこれに対応する個別の駆動源とで個別のユニッ
ト用フレームを介して作動部ユニットを形成し、この作
動部ユニットをそれぞれの中空弾性ローラが対向状態と
なるようにしてベースフレームに着脱可能に装着して第
1作動部を形成し、作業坑への出し入れの際に各作動部
ユニットをベースフレームから取り外して分解できるよ
うにしている。 【0013】このように分解を可能として作業坑への出
し入れ作業を楽にするという点については、さらに第2
作動部の巻取りドラムやその駆動源もベースフレームに
対し着脱可能にすると出し入れ作業の負担をより一層軽
減することができる。 【0014】また上記のようなケーブル布設装置につい
ては、ケーブルと牽引ロープの径差が特に大きい場合、
つまり大きな径のケーブルを扱う場合に対応できるよう
に中空弾性ローラ対の間隔を調節可能とするのが好まし
い。そのために本発明では対向状態の各作動部ユニット
の基端部をベースフレームに回動可能に接続し且つ両作
動部ユニットの先端側に拡縮機構を設け、この拡縮機構
により両作動部ユニットに上記回動を行なわせてその先
端側を近接離反させることで対向状態の中空弾性ローラ
の間隔を調節できるようにしている。 【0015】 【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
におけるケーブル布設装置は、図1〜図4に示すよう
に、ベースフレーム1の上に第1作動部2と第2作動部
3を設けた構造となっている。 【0016】ベースフレーム1は、固定ベース5とスラ
イドベース6からなっており、スライドベース6は固定
ベース5に対し図1中の矢示X方向でスライド動が可能
となるようにされている。具体的には固定ベース5にス
ライド支持部5sを設け(図4)、このスライド支持部
5sにスライドベース6の両側のスライド用ローラ6r
を支持させると共に図示せぬ横ずれ規制ローラでスライ
ドベース6の横ずれを規制した構造で上記スライド動を
可能としている。 【0017】またこのスライドベース6には、図5に示
すように、張力検出機構が組み付けられている。具体的
にはスライドベース6の下面に荷重検出手段としてロー
ドセル7が取り付けられ、後述の第1作動部2や第2作
動部3の作動に応じてスライドベース6が矢示Y方向に
引っ張られた際にロードセル7のロードボタン7bが固
定ベース5に立設の押接体8に押接することでスライド
ベース6に掛かっている荷重を検出できるようになって
いる。 【0018】第1作動部2は、一対の作動部ユニット1
0、10で形成してある。その作動部ユニット10は、
ユニット用フレームを兼用するギアボックス11を介し
て気密性の中空弾性ローラ12とこれの回転駆動源であ
る減速機付きACサーボモータ13を一体的に接続した
構造となっている。 【0019】これら両作動部ユニット10、10は、そ
れぞれの基端部をピン構造でベースフレーム1のスライ
ドベース6に接続されており、図中の矢示Zの如く回動
できるようにされ、また必要時に簡単に取り外せるよう
にされている。具体的には、各作動部ユニット10は、
その基端部に円筒状の軸受け部14を有しており、この
軸受け部14をスライドベース6に突設の接続軸15に
嵌装させることでスライドベース6に接続されており、
接続軸15を支点に上記回動を可能とする状態とされて
いる。これについてはさらに軸受け部14にギア16が
接続してあり、両作動部ユニット10、10のギア1
6、16が互いに噛み合う状態とされている(図2)。
つまりギア16、16の噛合により両作動部ユニット1
0、10の回動動作が同調するようにされている。また
接続軸15の上端には押え部材17が螺合されており、
必要時にはこれを取り外せば軸受け部14を接続軸15
から抜くことができ、これで各作動部ユニット10を取
り外すことができるようになっている。 【0020】また各作動部ユニット10の先端側は、ギ
アボックス11の下面に取り付けたキャスタ18を介し
て固定ベース5に支持され(図1)、上記の回動動作を
スムーズに行なえるようにされている。 【0021】また両作動部ユニット10、10は、互い
の先端を拡縮機構20で接続されており、この拡縮機構
20により互いの先端側を近接離反させることができる
ようになっている。そのための拡縮機構20は、両作動
部ユニット10、10に近接離反動作をさせる作動手段
として手動式の油圧シリンダ21を備え、また作動手段
により設定した間隔を固定化するために、複数の止め孔
22(図2)を有する有孔プレート23とこの有孔プレ
ート23の止め孔22に挿通させる止めピン24よりな
る間隔設定手段25を備えた構造となっている。 【0022】第2作動部3は、減速機付きACサーボモ
ータ26とこれに直結した鼓形の巻取りドラム27を有
している。その減速機付きACサーボモータ26は、ス
ライドベース6に立設した支持枠28の中に嵌め込むこ
とでスライドベース6に取り付けるようにされており、
必要時には支持枠28の開閉部材28pを開いてスライ
ドベース6から簡単に取り外せるようにされている。
尚、支持枠28は左右に対称にして2組設けてあり、必
要に応じてACサーボモータ26及び巻取りドラム27
の向きを変えれるようにしてある(図2、図4)。 【0023】次に以上のケーブル布設装置を用いた押し
込み式のケーブル布設作業について説明する。図6に示
すように、布設作業区間の始端にありドラムDから繰り
出したケーブルCを送り込む側の作業坑Haには第2作
動部を取り外したケーブル布設装置Saを設置し、布設
作業区間の終端の作業坑Hbには第1及び第2の両作動
部2、3を取り付けたケーブル布設装置Sbを設置す
る。この各ケーブル布設装置Sa、Sbの作業坑への設
置は、例えばクレーンなどを使用できる条件であれば装
置全体を一体のまま行い、そうでない場合には上述のよ
うに作動部ユニット10、10、第2作動部3及びベー
スフレーム1に分割して行なう。 【0024】ケーブルを管路Pに引き通すに際しては、
作業坑Haのケーブル布設装置Saにより管路Pに向け
た押込み力を常にケーブルCに与える一方で、作業坑H
bのケーブル布設装置Sbにより牽引ロープRを引っ張
る。このケーブル布設装置Sbによる牽引ロープRの引
っ張りは、図2中に一点鎖線で示すように牽引ロープR
を第1作動部2の両中空弾性ローラ12、12の間に通
すと共に第2作動部3の巻取りドラム27に巻き付けた
状態にして行なう。この場合には両中空弾性ローラ1
2、12の間隔を図中に一点鎖線で示すように牽引ロー
プRの太さに応じて狭めた状態とする。 【0025】引通し作業のためのケーブル布設装置Sa
による押込み力とケーブル布設装置Sbによる引っ張り
力はケーブルCのサイズや剛性に応じて調節することに
なるが、基本的には出来るだけ押込み力を大きくするよ
うにしてケーブルCに掛かる張力を小さくするのが好ま
しい。この押込み力及び引っ張り力は、スライドベース
6を介して掛かる押込み力又は引っ張り力の反力として
ロードセル7により検出され、作業のコントロールのた
めのデータとして利用され、また布設履歴のデータなど
として記録される。 【0026】以上のようにして引通しが進行すると、ケ
ーブルCの先端がケーブル布設装置Sbの第1作動部2
に達する状態となる。この状態になったら一旦停止させ
て両中空弾性ローラ12、12の間隔を図中に二点鎖線
で示すようにケーブルCの太さに応じて広げ、ケーブル
Cが両中空弾性ローラ12、12の間に入り込めるよう
にする。それから再び引通しを再開し、ケーブルCの先
端が第1作動部2から若干出る状態になるようにすれば
引通しが完了する。 【0027】以上のようにして必要な管路への引通しが
全て完了したら各作業坑からケーブル布設装置を持ち出
すことになるが、この場合にもクレーンなどを使用でき
れば装置全体を一体で持ち出し、そうでない場合には上
記のように各要素に分割して持ち出す。 【0028】 【発明の効果】以上説明したように本発明によるケーブ
ル布設装置は、中空弾性ローラを用いた第1作動部と巻
取りドラムを用いた第2作動部を直列に設けた構造を有
し、ケーブルの押込みを可能とすると共に、径の細い牽
引ロープと径の太いケーブルとを連続的に引っ張ること
を可能としているので、地上での作業スペースを余り必
要とせず、しかもケーブルに掛かる張力を小さくできる
という特徴のある押し込み式のケーブル布設方法の効果
的な実行に寄与できる。
面図。 【図2】図1中の矢示DA方向から見た平面図。 【図3】図1中の矢示DB方向から見た一部省略の側面
図。 【図4】図1中の矢示DC方向から見た一部省略の側面
図。 【図5】スライドベースの張力検出機構の側面図。 【図6】本発明によるケーブル布設装置を用いたケーブ
ル布設作業の説明図。 【図7】従来のケーブル布設作業の説明図。 【符号の説明】 1 ベースフレーム 2 第1作動部 3 第2作動部 10 作動部ユニット 11 ギアボックス(ユニット用フレーム) 12 中空弾性ローラ 13 ACサーボモータ(駆動源) 20 拡縮機構 26 ACサーボモータ(駆動源) 27 巻取りドラム C ケーブル Ha、Hb 作業坑 Sa、Sb ケーブル布設装置 P 管路 R 牽引ロープ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 駆動源にて回転駆動される気密性の中空
弾性ローラを対向状態で少なくとも一対有する第1作動
部と、駆動源にて回転駆動される巻取りドラムを有する
第2作動部とがベースフレーム上に直列に設けられてな
る、地中ケーブルの布設に用いるケーブル布設装置であ
って、 前記第1作動部は、一対の中空弾性ローラとこれに対応
する個別の駆動源とをユニット用フレームを介して接続
してなる作動部ユニットとして形成され、且つそれぞれ
の中空弾性ローラが対向する状態で、ベースフレームに
着脱可能に装着されており、 前記巻取りドラム及びその駆動源は、ベースフレームに
対し着脱可能とされており、 前記作動部ユニットの両基端部は、ベースフレームに回
動可能に接続され、且つ作動部ユニットの先端側には拡
縮機構が設けられており、この拡縮機構により作動部ユ
ニットに上記回動を行なわせてその先端側を近接離反さ
せることで対向状態の中空弾性ローラの間隔を調節でき
るようにされるとともに、 前記ベースフレームは、地面に対して固定される固定ベ
ースと、この固定ベースに対しケーブルの移動方向に沿
う方向でスライド動が可能となっているスライドベース
とからなるとともに、前記スライドベースには、前記第
1作動部、及び前記第2作動部が固定され、且つ荷重検
出手段としてのロードセルが取り付けられており、前記
固定ベースにはケーブルの移動方向に前記スライドベー
スが移動したときに前記ロードセルに押接される押接体
が立設されており、前記押接体に押接したときの荷重を
前記ロードセルが検出することで、ケーブル引通し作業
時において前記スライドベースに掛かっている荷重を検
出できるようになっている、 ケーブル布設装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21115294A JP3400559B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 地中ケーブル用のケーブル布設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21115294A JP3400559B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 地中ケーブル用のケーブル布設装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0879930A JPH0879930A (ja) | 1996-03-22 |
| JP3400559B2 true JP3400559B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=16601252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21115294A Expired - Fee Related JP3400559B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 地中ケーブル用のケーブル布設装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3400559B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6085840B2 (ja) * | 2014-06-23 | 2017-03-01 | 育良精機株式会社 | ケーブル送り出し装置 |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP21115294A patent/JP3400559B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0879930A (ja) | 1996-03-22 |
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