JP3418445B2 - 合成樹脂粒子の水性分散液 - Google Patents

合成樹脂粒子の水性分散液

Info

Publication number
JP3418445B2
JP3418445B2 JP01786494A JP1786494A JP3418445B2 JP 3418445 B2 JP3418445 B2 JP 3418445B2 JP 01786494 A JP01786494 A JP 01786494A JP 1786494 A JP1786494 A JP 1786494A JP 3418445 B2 JP3418445 B2 JP 3418445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
synthetic resin
resin particles
aqueous dispersion
hours
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01786494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07206953A (ja
Inventor
法緒 横山
豊 酒井
進 川上
宏則 畑
賢 望月
文浩 佐々木
秀文 郷原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Natoco Co Ltd
Original Assignee
Natoco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Natoco Co Ltd filed Critical Natoco Co Ltd
Priority to JP01786494A priority Critical patent/JP3418445B2/ja
Publication of JPH07206953A publication Critical patent/JPH07206953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3418445B2 publication Critical patent/JP3418445B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は撥水性、潤滑性、離型
性、防汚性等に優れ、したがってポリ塩化ビニル、ポリ
エステル等のプラスチックのフィルムの表面改質剤、電
子写真に利用される鉄粉やフェライト等のキャリアコー
ト剤、塗料あるいは樹脂改質剤等に有用な合成樹脂粒子
の水性分散液に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の用途としてポリジアルキ
ルシロキサンのような高分子シリコン化合物の一端にビ
ニル基を導入したシリコンマクロモノマーと、該シリコ
ンマクロモノマーと共重合可能なビニル単量体との共重
合体が提供されている。このような共重合体は撥水性、
潤滑性、離型性等に優れており、ポリ塩化ビニルやポリ
エステル等のプラスチックフィルムの表面改質剤や電子
写真に利用される鉄粉やフェライト等のキャリアコート
剤等に利用されている。上記共重合体は環境汚染のおそ
れの少ない水性溶媒を使用した分散液として提供される
ことが望ましい。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の共重合体においては、該共重合体が水性分散液とし
て提供される場合には優れた塗膜物性と優れた造膜性と
を同時に満足させることが不可能であった。何となれば
優れた塗膜物性を獲得するためには該共重合体のガラス
転移点(Tg )が高いことが要求されるが、水性分散液
として提供される場合には該共重合体のTg を高くする
と溶剤型と異なり造膜性が低下する。そこで共重合体が
水性分散液として提供される場合には造膜性を確保する
ためにTg をある程度低く設定する必要があり、このよ
うにTg を低く設定することは塗膜物性の低下の原因と
なりかつ共重合体組成の自由度が小さくなり、更に従来
の共重合体水性分散液では溶剤型に比べてシリコンの有
する撥水性、低表面エネルギー等の特性が充分に発揮さ
れない。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、水性媒体中に合成樹脂粒
子が分散している水性分散液であって、該合成樹脂粒子
芯層と殻層とからなる二重構造を有し、該芯層と該殻
層とは夫々一端にビニル基を導入したシリコンマクロモ
ノマーAの重合体または該シリコンマクロモノマーA
と、該シリコンマクロモノマーAと共重合可能なビニル
単量体Bとの共重合体からなり、該殻層のTgが該芯層
のTgよりも低くなるように設定し、かつ該殻層のシリ
コンマクロモノマーAの重量比率を該芯層と該殻層とを
構成する重合体または共重合体中の全シリコンマクロモ
ノマーAに対して50〜100の範囲に設定した合成樹
脂粒子の水性分散液を提供するものである。 【0005】本発明を以下に詳細に説明する。 〔シリコンマクロモノマーA〕 本発明において使用されるシリコンマクロモノマーAと
は下記の構造を有するものである。 【化1】 および/または 【化2】 ここにR1 ,R3 は水素原子またはメチル基、R2 ,R
4 はフェニル基、メチル基、またはエチル基、nは10
〜400の整数、mは1以上の整数である。本発明にお
いて、上記シリコンマクロモノマーは通常分子量400
〜30000程度のものが使用され、上記シリコンマク
ロモノマーは二種以上混合使用されてもよい。 【0006】〔ビニル単量体B〕 本発明に使用されるビニル単量体Bは、上記シリコンマ
クロモノマーAと共重合可能なものであり、このような
ビニル単量体としては例えばメチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、n-ブチルアクリレート、iso-ブチルア
クリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレ
ート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
n-ブチルメタクリレート、iso-ブチルメタクリレート、
2-エチルヘキシルメタクリレート、ステアリルメタクリ
レート、ラウリルメタクリレート、メチルビニルエーテ
ル、エチルビニルエーテル、n-プロピルビニルエーテ
ル、n-ブチルビニルエーテル、iso-ブチルビニルエーテ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、弗化ビニル、弗化ビニリデン、2-ヒドロ
キシエチルアクリレート、2-ヒドロキシエチルメタクリ
レート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、2-ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、アリルアルコール、グリ
シジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、グリ
シジルアリルエーテル、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
シトラコン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリ
ルアミド、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、エチレン、プロピレ
ン、イソプレン、クロロプレン、ブタジエン等がある。
上記ビニル単量体は二種以上混合使用されてもよい。 【0007】〔合成樹脂粒子〕 本発明の合成樹脂粒子において、上記シリコンマクロモ
ノマーAと上記ビニル単量体Bとの混合比率は、通常9
5:5〜5:95の範囲で設定される。また芯層と殻層
との重量比率は、通常10:90〜90:10の範囲で
設定される。そして通常殻層を構成する共重合体中のシ
リコンマクロモノマーAの重量比率は該芯層と該殻層と
を構成する重合体または共重合体中の全シリコンマクロ
モノマーAに対して50〜100の範囲に設定される。
本発明の合成樹脂粒子の芯層のTg は通常25℃以上望
ましくは30℃以上に設定され、殻層のTg は通常15
℃以下望ましくは10℃以下に設定され、該Tg はシリ
コンマクロモノマーAおよびビニル単量体Bの種類およ
び共重合組成比率によって調節される。 【0008】〔合成樹脂粒子水性分散液の製造〕 本発明の合成樹脂粒子水性分散液は乳化重合法によって
製造される。その概略を説明すると、まず芯層を構成す
る重合体もしくは共重合体の原料単量体もしくは原料単
量体混合物を界面活性剤を使用して水に分散させ、水溶
性重合開始剤によって該原料単量体もしくは原料単量体
混合物を乳化重合して芯層を製造し、その後殻層を構成
する重合体もしくは共重合体の原料単量体もしくは原料
単量体混合物を上記芯層を製造する際に使用した界面活
性剤を使用するかあるいは新たに界面活性剤を使用して
上記乳化重合体に分散させ、水溶性重合開始剤によって
該原料単量体もしくは原料単量体混合物を乳化重合して
該芯層の外周に殻層を形成する。このようにして芯層と
殻層とからなる本発明の合成樹脂粒子水性分散液が製造
される。 【0009】〔界面活性剤〕 本発明の合成樹脂粒子の水性分散液の製造に用いられる
界面活性剤としては、通常のアニオン性、ノニオン性、
カチオン性の界面活性剤である。例えばアニオン性界面
活性剤としては高級アルコールサルフェート(Na塩ま
たはアミン塩)、アルキルアリルスルフォン酸塩(Na
塩)、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、アルキルナ
フタレンスルフォン酸塩縮合物、アルキルフォスフェー
ト、ジアルキルスルフォサクシネート、ロジン石鹸等が
あり、ノニオン性界面活性剤としてはポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ノールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエ
チレンアルキルアマイド、ソルビタンアルキルエステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等
がある。カチオン性界面活性剤としてはトリメチルアミ
ノエチルアルキルアミドハロゲニド、アルキルピリジニ
ウム硫酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムハロゲニ
ド等がある。これらの界面活性剤は二種以上混合して使
用してもよい。上記例示も本発明を限定するものではな
い。上記界面活性剤の使用量は上記原料単量体もしくは
原料単量体混合物100重量部に対して0.1〜10重
量部程度とされる。また重合媒体としての水の量は30
〜100重量部程度とされる。 【0010】〔水溶性重合開始剤〕 本発明の合成樹脂粒子の水性分散液の製造に用いられる
水溶性重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硼酸ナトリウム、過
酸化水素等の無機系過酸化物、クメンハイドロパーオキ
シド、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸、コハ
ク酸パーオキシド、ターシャリーブチルハイドロパーオ
キシド等の有機系過酸化物、2,2’−アゾビス〔2−
(N−ベンジルアミジノ)プロパン〕2塩酸塩、2,
2’−アゾビス〔2−(N−アリルアミジノ)プロパ
ン〕2塩酸塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロ
パン)2塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−{N−(2
−ヒドロキシエチル)アミジノ}プロパン]2塩酸塩、
2,2’−アゾビス[2−メチル−N−〔1,1−ビス
(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピ
オンアミド、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)]プロピオンアミド等のアゾ
化合物がある。上記水溶性重合開始剤に亜硫酸ナトリウ
ム、重亜硫酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、アスコ
ルビン酸ナトリウム等の還元剤を併用してレドックス開
始剤系を適用してもよい。また上記水溶性重合開始剤や
還元剤は一種または二種以上を併用してもよい。また上
記例示も本発明を限定するものではない。 【0011】〔乳化重合〕 芯層および殻層を構成する重合体または共重合体を乳化
重合する際には、原料単量体または原料単量体混合物の
濃度は通常20〜65重量%程度とされ、また上記水溶
性重合開始剤濃度は通常上記原料単量体または原料単量
体混合物に対して0.01〜5重量%程度とされる。乳
化重合に際しては、反応器中に水および界面活性剤を仕
込み、上記原料単量体または原料単量体混合物を一度に
投入して水溶性重合開始剤により乳化重合する方法(一
括法)、上記原料単量体または原料単量体混合物を数回
に分割して投入して水溶性重合開始剤により乳化重合す
る方法(分割法)、上記原料単量体または原料単量体混
合物を所定時間にわたって連続滴下する方法(連続法)
等が適用されるが、上記原料単量体または原料単量体混
合物を所定量の界面活性剤水溶液中に乳化させて予備乳
化液を作成し、該予備乳化液を一括法、分割法、あるい
は連続法によって反応器中に投入してもよい。上記乳化
重合の場合、芯層の製造に使用する界面活性剤および水
溶性重合開始剤と、殻層の製造に使用する界面活性剤お
よび水溶性重合開始剤とは同種のものを用いても、ある
いは異種のものを用いてもよい。更に芯層の製造の場合
と、殻層の製造の場合とは原料単量体または原料単量体
混合物の投入方法を同じ方法にしてもあるいは異なる方
法にしてもよい。上記乳化重合において適用される重合
温度範囲は使用する原料単量体や水溶性重合開始剤の種
類により適宜設定されるが、通常30〜90℃の範囲に
設定される。 【0012】〔第三成分〕 本発明の合成樹脂粒子の水性分散液には所望なれば第三
成分が添加されてもよい。このような第三成分として
は、水溶性エポキシ樹脂、水溶性メラミン樹脂、水溶性
ブロックイソシアネート、加水分解性シリル基を有する
化合物等の架橋剤、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化
鉄、酸化クロム、高炉スラグ、フライアッシュ等の充填
材、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリル酸塩類等の保護コ
ロイドまたは増粘剤、紫外線吸収剤、老化防止剤等が添
加されてもよい。上記第三成分の添加は乳化重合前、乳
化重合中、あるいは乳化重合後に行なわれる。 【0013】 【作用】本発明の合成樹脂粒子はシリコンマクロモノマ
ーを含んでいるから、撥水性、潤滑性、離型性、防汚性
等に優れており、また優れた塗膜物性を有するが、同時
に水性分散液として提供されても優れた造膜性を有す
る。このような本発明の特徴は殻層のTg を芯層のTg
よりも低くすることによって一層顕著になる。更に殻層
のシリコンマクロモノマーAの重量比率を該芯層と該殻
層とを構成する重合体または共重合体中の全シリコンマ
クロモノマーAに対して50〜100の範囲に設定する
と、シリコンの上記特性が有効に発揮される。 【0014】 【実施例】以下に、実施例および比較例を上げて本発明
をより詳細に説明する。なお実施例および比較例中にお
いて使用する原料の単量体、水溶性重合開始剤および界
面活性剤は、次の略号で示す。 MMA:メチルメタクリレート、n−BA:n−ブチル
アクリレート、 2−HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート、 FM−0725:チッソ株式会社製シリコンマクロモノ
マー 分子量1万 X−22−5002:信越化学工業株式会社製シリコン
マクロモノマー 分子量422.8 KPS:過硫酸カリウム、DBS:ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム 〔合成樹脂粒子の水性分散液の評価方法〕 各実施例において得られる合成樹脂粒子水性分散液の評
価は次の方法で行なった。 ・フィルム作成:得られた合成樹脂粒子水性分散液をそ
のまゝガラス板上にとり20℃で一日乾燥させた。 ・造膜性:得られたフィルムの状態を目視観察した。結
果は○(良好)、△(一部にクラック発生)、×(全体
にクラック発生)で表示した。 ・表面エネルギー:上記フィルムを使用して、ナカライ
テスク社製濡れ指数標準液のハジキを目視観察により判
別した。 【0015】〔実施例1〕 攪拌機、温度計、コンデンサー、窒素ガス導入管、滴下
装置を備えた容量500mlのフラスコに、純水100重
量部(以下単に部とする)、DBS,0.5部を仕込
み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1部を添加し
た。次に芯層形成用原料としてMMA,5部およびX−
22−5002,5部を純水5部およびDBS,0.3
5部で乳化した予備乳化液を1時間にわたり連続的に反
応器中に滴下し2時間熟成させた。次に殻層形成用原料
としてX−22−5002,90部を純水45部および
DBS,3.15部で乳化した予備乳化液を3時間にわ
たり連続的に反応器中に滴下し、更に2時間熟成させ
た。その後常温まで冷却しアンモニア水でpH7に調整
し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。原料の単量体組成
を表1に示す。また得られた合成樹脂粒子の水性分散液
の評価結果を表3に示す。 【0016】〔実施例2〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,25
部およびn−BA,5部を純水15部およびDBS,
1.05部で乳化した予備乳化液を1.5時間にわたり
連続的に反応器中に滴下し2時間熟成させた。次に殻層
形成用原料としてMMA,20部およびn−BA,10
部およびX−22−5002,40部を純水35部およ
びDBS,2.45部で乳化した予備乳化液を2.5時
間にわたり連続的に反応器中に滴下し、更に2時間熟成
させた。その後常温まで冷却しアンモニア水でpH7に
調整し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。原料の単量体
組成を表1に示す。また得られた合成樹脂粒子の水性分
散液の評価結果を表3に示す。 【0017】〔実施例3〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,50
部を純水25部およびDBS,1.75部で乳化した予
備乳化液を2時間にわたり連続的に反応器中に滴下し2
時間熟成させた。次に殻層形成用原料としてMMA,1
7.5部およびn−BA,20部およびFM−072
5,12.5部を純水25部およびDBS,1.75部
で乳化した予備乳化液を2時間にわたり連続的に反応器
中に滴下し、更に2時間熟成させた。その後常温まで冷
却しアンモニア水でpH7に調整し合成樹脂粒子の水性
分散液を得た。原料の単量体組成を表1に示す。また得
られた合成樹脂粒子の水性分散液の評価結果を表3に示
す。 【0018】〔実施例4〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,40
部およびn−BA,5部および2−HEMA,5部を純
水25部およびDBS,1.75部で乳化した予備乳化
液を2時間にわたり連続的に反応器中に滴下し2時間熟
成させた。次に殻層形成用原料としてMMA,10部お
よびn−BA,5部、2−HEMA,5部、FM−07
25,5部およびX−22−5002,25部を純水2
5部およびDBS,1.75部で乳化した予備乳化液を
2時間にわたり連続的に反応器中に滴下し、更に2時間
熟成させた。その後常温まで冷却しアンモニア水でpH
7に調整し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。原料の単
量体組成を表1に示す。また得られた合成樹脂粒子の水
性分散液の評価結果を表3に示す。 【0019】〔実施例5〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,60
部およびn−BA,10部を純水35部およびDBS,
2.45部で乳化した予備乳化液を2.5時間にわたり
連続的に反応器中に滴下し2時間熟成させた。次に殻層
形成用原料としてX−22−5002,30部を純水1
5部およびDBS,1.05部で乳化した予備乳化液を
1.5時間にわたり連続的に反応器中に滴下し、更に2
時間熟成させた。その後常温まで冷却しアンモニア水で
pH7に調整し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。原料
の単量体組成を表1に示す。また得られた合成樹脂粒子
の水性分散液の評価結果を表3に示す。 【0020】〔実施例6〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,55
部およびX−22−5002,15部を純水35部およ
びDBS,2.45部で乳化した予備乳化液を2.5時
間にわたり連続的に反応器中に滴下し2時間熟成させ
た。次に殻層形成用原料としてMMA,5部およびn−
BA,10部、およびX−22−5002,15部を純
水15部およびDBS,1.05部で乳化した予備乳化
液を1.5時間にわたり連続的に反応器中に滴下し、更
に2時間熟成させた。その後常温まで冷却しアンモニア
水でpH7に調整し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。
原料の単量体組成を表1に示す。また得られた合成樹脂
粒子の水性分散液の評価結果を表3に示す。 【0021】〔実施例7〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,80
部およびn−BA,10部を純水45部およびDBS,
3.15部で乳化した予備乳化液を2時間にわたり連続
的に反応器中に滴下し2時間熟成させた。次に殻層形成
用原料としてX−22−5002,10部を純水5部お
よびDBS,0.35部で乳化した予備乳化液を2時間
にわたり連続的に反応器中に滴下し、更に2時間熟成さ
せた。その後常温まで冷却しアンモニア水でpH7に調
整し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。原料の単量体組
成を表1に示す。また得られた合成樹脂粒子の水性分散
液の評価結果を表3に示す。 【0022】〔比較例A〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次にMMA,5部およびX−22−50
02,95部を純水50部およびDBS,3.5部で乳
化したものを4時間にわたり連続的に反応器中に滴下し
2時間熟成させた。その後常温まで冷却しアンモニア水
でpH7に調整し水性樹脂分散液を得た。原料の単量体
組成を表2に示す。また得られた水性樹脂分散液の評価
結果を表3に示す。 【0023】〔比較例B〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,2
2.5部、n−BA,7.5部およびX−22−500
2,20部を純水25部およびDBS,1.75部で乳
化した予備乳化液を2時間にわたり連続的に反応器中に
滴下し2時間熟成させた。次に殻層形成用原料としてM
MA,22.5部およびn−BA,7.5部、およびX
−22−5002,20部を純水25部およびDBS,
1.75部で乳化した予備乳化液を2時間にわたり連続
的に反応器中に滴下し、更に2時間熟成させた。その後
常温まで冷却しアンモニア水でpH7に調整し合成樹脂
粒子の水性分散液を得た。原料の単量体組成を表2に示
す。また得られた合成樹脂粒子の水性分散液の評価結果
を表3に示す。 【0024】〔比較例C〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次にMMA,67.5部、n−BA,2
0部およびFM−0725,12.5部を純水50部お
よびDBS,3.5部で乳化した予備乳化液を4時間に
わたり連続的に反応器中に滴下し2時間熟成させた。そ
の後常温まで冷却しアンモニア水でpH7に調整し合成
樹脂粒子の水性分散液を得た。原料の単量体組成を表2
に示す。また得られた合成樹脂粒子の水性分散液の評価
結果を表3に示す。 【0025】〔比較例D〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,10
部、n−BA,5部、2−HEMA,5部、FM−07
25,5部およびX−22−5002,25部を純水2
5部およびDBS,1.75部で乳化した予備乳化液を
2時間にわたり連続的に反応器中に滴下し2時間熟成さ
せた。次に殻層形成用原料としてMMA,40部および
n−BA,5部および2−HEMA,5部を純水25部
およびDBS,1.75部で乳化した予備乳化液を2時
間にわたり連続的に反応器中に滴下し、更に2時間熟成
させた。その後常温まで冷却しアンモニア水でpH7に
調整し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。原料の単量体
組成を表2に示す。また得られた合成樹脂粒子の水性分
散液の評価結果を表3に示す。 【0026】〔比較例E〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次にMMA,50部、n−BA,5部、
2−HEMA,10部、FM−0725,5部およびX
−22−5002,25部を純水50部およびDBS,
3.5部で乳化した予備乳化液を4時間にわたり連続的
に反応器中に滴下し2時間熟成させた。その後常温まで
冷却しアンモニア水でpH7に調整し合成樹脂粒子の水
性分散液を得た。原料の単量体組成を表2に示す。また
得られた合成樹脂粒子の水性分散液の評価結果を表3に
示す。 【0027】〔比較例F〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次に芯層形成用原料としてMMA,50
部およびX−22−5002,20部を純水35部およ
びDBS,2.45部で乳化した予備乳化液を2.5時
間にわたり連続的に反応器中に滴下し2時間熟成させ
た。次に殻層形成用原料としてMMA,10部およびn
−BA,10部およびX−22−5002,10部を純
水15部およびDBS,1.05部で乳化した予備乳化
液を1.5時間にわたり連続的に反応器中に滴下し、更
に2時間熟成させた。その後常温まで冷却しアンモニア
水でpH7に調整し合成樹脂粒子の水性分散液を得た。
原料の単量体組成を表2に示す。また得られた合成樹脂
粒子の水性分散液の評価結果を表3に示す。 【0028】〔比較例G〕 実施例1と同じ反応器に、純水100部、DBS,0.
5部を仕込み、窒素雰囲気下、温度80℃でKPS,1
部を添加した。次にMMA,80部、n−BA,10部
およびX−22−5002,10部を純水50部および
DBS,3.5部で乳化した予備乳化液を4時間にわた
り連続的に反応器中に滴下し2時間熟成させた。その後
常温まで冷却しアンモニア水でpH7に調整し合成樹脂
粒子の水性分散液を得た。原料の単量体組成を表2に示
す。また得られた合成樹脂粒子の水性分散液の評価結果
を表3に示す。 【0029】〔架橋剤使用例〕 実施例4および比較例D,Eで得られた樹脂100部に
対して三井サイアナミッド株式会社製の水溶性メラミン
樹脂サイメル350,4部を添加して一液硬化型の合成
樹脂粒子水性分散液を得た(各々4’,D’,E’とす
る)。得られた一液硬化型合成樹脂粒子水性分散液をそ
のまゝガラス板上にとり20℃で1時間乾燥させてフィ
ルムとし、更に150℃で30分間強制乾燥した。この
フィルムを使用して造膜性、表面エネルギーを評価し
た。結果を表4に示す。 【0030】 【表1】 【0031】 【表2】【0032】 【表3】 【0033】 【表4】 【0034】 【発明の効果】本発明によれば、合成樹脂粒子を殻層
Tg が芯層のTg より低くなるように二層構造とするこ
とにより造膜性と塗膜物性に優れ、なおかつ該殻層の
リコンマクロモノマーAの重量比率を該芯層と該殻層と
を構成する重合体または共重合体の全シリコンマクロモ
ノマーAに対して50〜100の範囲に設定することに
よりシリコンの有する特性を有効に発現することが可
能となり、従来のシリコンマクロモノマーの重合体では
得られなかった優れた性能の合成樹脂粒子水性分散液を
得ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 宏則 愛知県名古屋市瑞穂区二野町8番3号 ナトコペイント株式会社内 (72)発明者 望月 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社 リコー内 (72)発明者 佐々木 文浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社 リコー内 (72)発明者 郷原 秀文 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社 リコー内 (56)参考文献 特開 平5−194911(JP,A) 特開 平5−140255(JP,A) 特開 平1−315451(JP,A) 特開 平4−175343(JP,A) 特開 平2−308801(JP,A) 特開 昭64−51475(JP,A) 特開 昭59−80460(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 290/00 - 290/14 C08F 299/00 - 299/08 C09D 1/00 - 201/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】水性媒体中に合成樹脂粒子が分散している
    水性分散液であって、該合成樹脂粒子は芯層と殻層とか
    らなる二重構造を有し、該芯層と該殻層とは夫々一端に
    ビニル基を導入したシリコンマクロモノマーAの重合体
    または該シリコンマクロモノマーAと、該シリコンマク
    ロモノマーAと共重合可能なビニル単量体Bとの共重合
    体からなり、該殻層のTgが該芯層のTgよりも低くな
    るように設定し、かつ該殻層のシリコンマクロモノマー
    Aの重量比率を該芯層と該殻層とを構成する重合体また
    は共重合体中の全シリコンマクロモノマーAに対して5
    0〜100の範囲に設定したことを特徴とする合成樹脂
    粒子の水性分散液
JP01786494A 1994-01-17 1994-01-17 合成樹脂粒子の水性分散液 Expired - Fee Related JP3418445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01786494A JP3418445B2 (ja) 1994-01-17 1994-01-17 合成樹脂粒子の水性分散液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01786494A JP3418445B2 (ja) 1994-01-17 1994-01-17 合成樹脂粒子の水性分散液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07206953A JPH07206953A (ja) 1995-08-08
JP3418445B2 true JP3418445B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=11955531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01786494A Expired - Fee Related JP3418445B2 (ja) 1994-01-17 1994-01-17 合成樹脂粒子の水性分散液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3418445B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07206953A (ja) 1995-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0073529B1 (en) Preparation of sequential polymers and use thereof in coating compositions and as thickening agents
US20090286933A1 (en) Emulsion for vibrating damping materials
JPH08208936A (ja) フッ素化アクリルラテックスおよびフッ素化メタクリルラテックスと、これらの混合物と、その製造方法と、疎水性塗料としての利用
CA2331420C (en) Starch degradation/graft polymerization composition, process, and uses thereof
US5643993A (en) Aqueous polymer dispersion, method for making same, and use thereof for preparing paints
WO2010061586A1 (ja) シーラー用樹脂エマルション
JP7049000B1 (ja) 樹脂エマルション及び樹脂エマルションの製造方法
EP1930390A1 (en) Emulsion for vibration damper
EP0684266A1 (en) Silicone/organic copolymer emulsions from preformed organic emulsions
JP3418445B2 (ja) 合成樹脂粒子の水性分散液
JP2662352B2 (ja) シリコーンを含む重合体ラテックス組成物
EP2935142B1 (de) Verwendung von hybridcopolymeren als schutzkolloide für polymere
JP2003147150A (ja) 重合体水性分散液およびその製造方法
CN107715112B (zh) 一种改性聚丙烯酸酯药物包衣材料及其制备方法
JP2947594B2 (ja) エマルション組成物
CA2185791A1 (en) Aqueous polymerization processes
JP5293919B2 (ja) シード粒子、ビニル系重合体およびこれらの製造方法
JP3711628B2 (ja) 樹脂水性分散体の製造方法
JPH06322007A (ja) 水性樹脂分散液
KR100463020B1 (ko) 아크릴계 폴리머 나노 수분산체 제조방법
JP3337607B2 (ja) 粉体組成物
JPH05140255A (ja) 水性樹脂分散体の製造方法
JPH11349607A (ja) シード粒子、ビニル系重合体およびこれらの製造方法
JP2004107518A (ja) 建材用エマルション塗料
CN116904149A (zh) 一种低增粘保护膜用水性压敏胶及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030311

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090411

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees