JP3446540B2 - 階段の踏み板の滑り止め構造 - Google Patents

階段の踏み板の滑り止め構造

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JP3446540B2 JP16833197A JP16833197A JP3446540B2 JP 3446540 B2 JP3446540 B2 JP 3446540B2 JP 16833197 A JP16833197 A JP 16833197A JP 16833197 A JP16833197 A JP 16833197A JP 3446540 B2 JP3446540 B2 JP 3446540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段の踏み板の上
面の前部に滑り止め部材を取り付けて滑り止めする構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、階段の踏み板の滑り止めをする場
合、図6や図7に示すような構造を採用していた。図6
に示すものでは、合成樹脂にて断面略逆L字状に形成せ
る滑り止め部材1′を踏み板2の上面と前面との角部に
沿わせて接着してある。図6で4は蹴込み板である。図
7に示すものでは、踏み板2の上面の前部に取り付け溝
3″を穿設し、合成樹脂にて形成せる滑り止め部材1″
を滑り止め部材1″の上面が踏み板2の上面より露出す
るように取り付け溝3″に埋設して取り付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
従来例では、滑り止め部材1′が踏み板2の上面より突
出するために図6(b)に示すように足をつまずく危険
性があり、また滑り止め部材1′は角部に沿わせて取り
付けているために取り付け強度が弱くて荷重がかかると
剥がれ等が生じるおそれがあり、滑り止め部材1′の滑
落の危険性があった。また図7に示す従来例では、滑り
止め部材1″が取り付け溝3″に埋設してあるために剥
がれの危険はないが、滑り止め部材″の上の表面の突出
が1.5mm程度あり、足のつまづきの原因となるとい
う問題がある。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、足をつまづくおそれをなくして確実に足の滑り
止めができる階段の踏み板の滑り止め構造を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1の階段の踏み板の滑り止め構造は、
踏み板2の上面の前部に長手方向に亙って両側に広がる
横溝3aと中央の下方に凹没する縦溝3bでなる断面略
T字状の取り付け溝3を設け、両側に広がる横片1aと
中央の縦片1bでなる断面略T字状で弾性のある材料に
て形成した滑り止め部材1を縦片1bが縦溝3bに挿入
されると共に横片1aが横溝3aに挿入されるように取
り付け溝3に埋め込み、滑り止め部材1の縦片1bの下
部に設けた圧入部9を取り付け溝3の縦溝3bに圧入
し、滑り止め部材1の横片1aの両側に設けた脚部10
を取り付け溝3の横溝3aの底面に当接して横片1aと
横溝3aの底面との間に滑り止め部材1に荷重がかかっ
たとき滑り止め部材1が下方に沈み込み得るようにする
ための空間Sを形成し、滑り止め部材1の横片1aの表
面に凹凸部5を設けると共にこの表面が踏み板2の上面
と面一かそれ以下になるようにしたことを特徴とする。
滑り止め部材1の上の表面が踏み板2の上面と面一また
はそれ以下に位置しているために足をつまづくおそれが
ない。また足裏は、足裏の弾性にて足裏が沈み込んで滑
り止め部材1の凹凸部5に足裏が接触して滑り止めされ
る。滑り止め部材1の凹凸部5に足裏が接触した状態で
さらに荷重が加わると、滑り止め部材1は滑り止め部材
1の弾性と上記空間Sとによりさらに沈み込み、足裏の
沈み込みにて一層滑り止めされる。
【0006】
【0007】また本発明の請求項2の階段の踏み板の滑
り止め構造は、請求項1において、踏み板2の長手方向
の側端面に側端面を化粧するエッジ材6を貼着すると共
に滑り止め部材1の長手方向の端面に対応する部分では
滑り止め部材1の凹凸部5の凹条5aの下端より上にエ
ッジ材6の上縁が至らないようにエッジ材6に切り欠き
7を設けて成ることを特徴とする。踏み板2の側端面を
エッジ材6にて覆って化粧することで外観よくできる。
またまた滑り止め部材1の凹凸部5の凹条5aの下端よ
り上にエッジ材6の上縁が至らないようにエッジ材6に
切り欠き7を設けることでエッジ材6が足に当たって欠
けたりするということが生じない。
【0008】
【発明の実施の形態】階段の踏み板2は図2に示すよう
に細長い長方形状の板材であって、例えば、合板の基材
の表面に突板のような化粧材を貼着して形成されてい
る。この踏み板2の上面の前面には長手方向に亙るよう
に取り付け溝3を穿設してある。この取り付け溝3は図
3(a)に示すように断面略T字状であり、両側に広が
る横溝3aと中央の下方に凹没する縦溝3bを有してい
る。横溝3aの両側の下部には断面略レ字状の凹条溝8
を長手方向に亙るように凹設してある。滑り止め部材1
は滑り止め性のある樹脂にて図3(b)に示すように断
面略T字状に形成されており、両側に広がる横片1aと
中央の縦片1bとを有している。縦片1bの下部には略
逆三角形状の圧入部9を設けてあり、横片1aの両側に
は脚部10を設けてある。また横片1aの上の表面には
複数の凹条5aを長手方向に亙って設けることで凹凸部
5を設けてある。滑り止め部材1を形成する滑り止め性
のある樹脂としては例えば、スチレン系エラストマーが
あり、硬度が85度程度の弾性体である。
【0009】この滑り止め部材1は図1(a)に示すよ
うに取り付け溝3に埋め込むように取り付けられ、取り
付け溝3の縦溝3bに滑り止め部材1の縦片1bが挿入
されると共に取り付け溝3の横溝3aに滑り止め部材1
の横片1aが挿入される。滑り止め部材1の縦片1bを
取り付け溝3の縦溝3bに挿入したとき、圧入部9が縦
溝3bに圧入される。滑り止め部材1を埋設して取り付
けるとき取り付け溝3に接着剤12が装填され、接着剤
12が縦溝3bや凹条部8に溜まる。このように滑り止
め部材1を取り付け溝3に埋め込んで取り付けるが、滑
り止め部材1の上の表面が踏み板2の上面と面一か少し
低くなるように取り付けられる。つまり、踏み板2の上
面に対する滑り止め部材1の上の表面の高さhは0〜−
0.5mm程度となっている。また上記のように滑り止
め部材1を取り付け溝3に埋設した状態で横片1aの両
側の脚部10が横溝3aの底面に当接され、横片1aと
横溝3aの底面との間に空間Sが形成される。
【0010】上記のように滑り止め部材1の上の表面が
踏み板2の上面と面一かそれ以下になるようにしたこと
により、足をつまづいたりすることがない。また滑り止
め部材1の上の表面が踏み板2の上面より下になってい
ても、足11を踏み板2の上面に載せたとき、足裏の弾
性にて足裏が沈み込むことで足裏が凹凸部5に接触して
滑り止めされる。さらに足を踏みこんでさらに荷重がか
かったときには図1(b)のように上記空間Sの分だけ
滑り止め部材1の横片1aが沈み込み、足裏が沈み込ん
でより確実に滑り止めされる。
【0011】また踏み板2の長手方向の端部の側端面に
は側端面を化粧するために図4(a)に示すように突板
のようなエッジ材6が貼着される。このようにエッジ材
6を貼着する場合、取り付け溝3の縦溝3bの長手方向
の端面が図4(b)のように閉塞されていることが好ま
しい。踏み板2の側端面にエッジ材6を貼る場合、滑り
止め部材1の長手方向の端面も覆うようにするのである
が、少なくとも凹凸部5に対応する部分がエッジ材6の
上縁より上方に露出するようにエッジ材6に切り欠き7
を設けてある。つまり、図5(c)のようにエッジ材6
で滑り止め部材1の端面を全く覆わないと、滑り止め部
材1の端面が露出して外観が悪くなり、また図5(c)
のように滑り止め部材1の端面の全面をエッジ材6で覆
うと、滑り止め部材1の凹凸部5に対応する位置まで覆
われ、符号aに示す部分でエッジ材6が欠けるおそれが
あるが、図5(a)(b)のように切り欠き7を設ける
と、外観が悪くならないと共にエッジ材6が欠けないよ
うにできる。図5(a)は滑り止め部材1の横片1aの
端面が露出するように切り欠き7を設けてあり、図5
(b)は凹条5aの下端まで露出するように切り欠き7
を設けてあり、いずれも滑り止め部材1の端面の露出を
抑えてエッジ材6の欠けを防止できる。
【0012】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、踏み板の上
面の前部に長手方向に亙って両側に広がる横溝と中央の
下方に凹没する縦溝でなる断面略T字状の取り付け溝を
設け、両側に広がる横片と中央の縦片でなる断面略T字
状で弾性のある材料にて形成した滑り止め部材を縦片が
縦溝に挿入されると共に横片が横溝に挿入されるように
取り付け溝に埋め込み、滑り止め部材の縦片の下部に設
けた圧入部を取り付け溝の縦溝に圧入し、滑り止め部材
の横片の両側に設けた脚部を取り付け溝の横溝の底面に
当接して横片と横溝の底面との間に滑り止め部材に荷重
がかかったとき滑り止め部材が下方に沈み込み得るよう
にするための空間を形成し、滑り止め部材の横片の表面
に凹凸部を設けると共にこの表面が踏み板の上面と面一
かそれ以下になるようにしたので、滑り止め部材の上の
表面が踏み板の上面から突出しなくて足をつまづくおそ
れがないものであり、また足裏は足裏の弾性にて足裏が
沈み込んで滑り止め部材の凹凸部に足裏が接触して滑り
止めされるものであり、また滑り止め部材の凹凸部に足
裏が接触した状態でさらに荷重が加わると、滑り止め部
材は滑り止め部材の弾性と上記空間とによりさらに沈み
込み、足裏の沈み込みにて一層滑り止めがされるもので
ある。
【0013】
【0014】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、踏み板の長手方向の側端面に側端面を化粧す
るエッジ材を貼着すると共に滑り止め部材の長手方向の
端面に対応する部分では滑り止め部材の凹凸部の凹条の
下端より上にエッジ材の上縁が至らないようにエッジ材
に切り欠きを設けているので、踏み板の側端面をエッジ
材にて覆って化粧することで外観よくできるのは勿論、
滑り止め部材の凹凸部の凹条の下端より上にエッジ材の
上縁が至らないようにエッジ材に切り欠きを設けること
でエッジ材が足に当たって欠けたりするということが生
じないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態の一例の踏み板に
滑り止め部材を取り付けた状態を示す断面図、(b)は
踏み板の上を足で踏んだ状態の断面図である。
【図2】同上の踏み板全体を示し、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図3】(a)は同上の踏み板の取り付け溝の部分を示
す側面図、(b)は滑り止め部材の側面図である。
【図4】(a)は同上の実施の形態の他例を示す一部分
解斜視図、(b)は踏み板の取り付け溝の部分を示す側
面図である。
【図5】同上の踏み板の側端面をエッジ材で覆った状態
を示す側面図であって、(a)(b)は良い例であり、
(c)(d)は比較のための悪い例である。
【図6】一従来例を示し、(a)は要部拡大断面図、
(b)は足をつまづく状態を説明する断面図である。
【図7】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 滑り止め部材 2 踏み板 3 取り付け溝 5 凹凸部 6 エッジ材 7 切り欠き S 空間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏み板の上面の前部に長手方向に亙って
    両側に広がる横溝と中央の下方に凹没する縦溝でなる断
    面略T字状の取り付け溝を設け、両側に広がる横片と中
    央の縦片でなる断面略T字状で弾性のある材料にて形成
    した滑り止め部材を縦片が縦溝に挿入されると共に横片
    が横溝に挿入されるように取り付け溝に埋め込み、滑り
    止め部材の縦片の下部に設けた圧入部を取り付け溝の縦
    溝に圧入し、滑り止め部材の横片の両側に設けた脚部を
    取り付け溝の横溝の底面に当接して横片と横溝の底面と
    の間に滑り止め部材に荷重がかかったとき滑り止め部材
    が下方に沈み込み得るようにするための空間を形成し、
    滑り止め部材の横片の表面に凹凸部を設けると共にこの
    表面が踏み板の上面と面一かそれ以下になるようにした
    ことを特徴とする階段の踏み板の滑り止め構造。
  2. 【請求項2】 踏み板の長手方向の側端面に側端面を化
    粧するエッジ材を貼着すると共に滑り止め部材の長手方
    向の端面に対応する部分では滑り止め部材の凹凸部の凹
    条の下端より上にエッジ材の上縁が至らないようにエッ
    ジ材に切り欠きを設けて成ることを特徴とする請求項1
    記載の階段の踏み板の滑り止め構造。
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