JP3485207B2 - 多層ホログラム記録体 - Google Patents
多層ホログラム記録体Info
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Description
に関し、特に、PET等のカバーフィルム層を有するフ
ォトポリマー等の多層ホログラム記録体に関する。
種ホログラム光学素子(HOE)においては、図3
(a)に断面を示すように、ガラス等の基板1上にフォ
トポリマー、重クロム酸ゼラチン等からなりホログラム
のフリンジパターンが記録されたホログラム記録層2が
設けられ、光学特性、耐久性が良い安価なPETフィル
ム3等からなるカバーフィルムが、製造の中間での熱処
理の際にあるいは最終製品の一部として、その表面に積
層されて用いられることが多い。
HOEのホログラム記録層2として例えばフォトポリマ
ーを用いる場合、露光後に増感のための加熱をする際、
このカバーフィルムとして用いたPETフィルム3が、
図3(b)に示すように、収縮するため、ホログラム記
録層2中のホログラムのフリンジパターンがPETフィ
ルム3との界面及び基板1との界面での収縮応力を受け
て歪んでしまう。特に、周辺部にこの歪みが集中し、H
OEの光学特性が悪化してしまう問題があった。
るカバーフィルム2を最終製品として一体に用いる場合
にも、HOEの使用中に熱が加わると、同様にホログラ
ムのフリンジパターンが歪んでしまい、HOEの光学特
性が変化するため、耐熱特性が良くなくなる。
化を防ぐために、カバー3を透明度が良く熱膨張収縮を
起こさないガラス等で行うと、HOE全体の単価が上が
ってしまう問題もある。
みてなされたものであり、その目的は、熱膨張収縮性カ
バー層を有する多層ホログラム記録体において、このよ
うなカバー層の熱膨張収縮を吸収する膨張収縮応力吸収
層を設けることにより、カバー層の収縮によるHOEの
光学特性の悪化を抑えるようにすることである。
明の多層ホログラム記録体は、基板、ホログラム記録
層、熱膨張収縮性層であるカバーフィルムの順に積層さ
れてなる多層ホログラム記録体において、カバーフィル
ムとホログラム記録層の間、あるいは、基板とホログラ
ム記録層の間の少なくとも一方に熱膨張収縮応力吸収層
を設けたことを特徴とするものである。
性、自己形状保持性を有し、前記ホログラム記録層に比
べて弾性係数がより小さく、粘性がより小さい材料から
なることが望ましい。なお、ホログラム記録層として
は、例えばフォトポリマーが用いられる。
張収縮性層を層内に有する多層ホログラム記録体におい
て、ホログラム記録層の熱膨張収縮性層側又はその反対
側に熱膨張収縮応力吸収層を設けたので、カバー層のよ
うな熱膨張収縮性層に、ホログラム記録層の処理のため
の加熱、この多層ホログラム記録体の使用中の環境温度
変化による熱膨張収縮があっても、ホログラム記録層中
のホログラムフリンジパターンに歪みが起こらず、光学
特性が良く耐熱性の良い多層ホログラム記録体が得ら
れ、各種ホログラム光学素子として用いることができ
る。
は、熱膨張収縮性カバー層を有する多層ホログラム記録
体において、このようなカバー層の熱膨張収縮を吸収す
る応力吸収層をホログラム記録層とカバー層の間あるい
はホログラム記録層と基板との間に設けることにより、
カバー層の膨張収縮を吸収させ、ホログラムフリンジパ
ターンの歪みに結びつかないようにして、HOEの光学
特性の悪化を抑えるようにすることである。
ム記録体の第1の基本構成を示す断面図を示す。記録体
は、ガラス等の熱膨張収縮の小さいガラス等の基板1上
にフォトポリマー、重クロム酸ゼラチン等からなり、リ
ップマンホログラムのフリンジパターンが記録されたホ
ログラム記録層2が設けられ、表面が光学特性、耐久性
が良く透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)等
からなるカバー層3が設けられているが、ホログラム記
録層2とカバー層3の間に、本発明に基づき、応力吸収
層4が設けられている。図1(b)に示すように、カバ
ー層3は、ホログラム記録層2の増感のための加熱、あ
るいは、この多層ホログラム記録体からなるHOEの使
用中の環境温度の変化があると、その温度変化により熱
膨張収縮するが、カバー層3の下にある応力吸収層4は
この膨張収縮を吸収してその下のホログラム記録層2に
伝達しないように作用する。したがって、ホログラム記
録層2中のホログラムのフリンジパターンに歪みが起こ
らず、その光学特性の変化も起こらない。
己形状保持性を有し、ホログラム記録層2の材料に比べ
て弾性係数がより小さく(同じ力でより変形しやす
く)、粘性がより小さいものがよく、さらに、この多層
ホログラム記録体からなるHOEが光透過性が要求され
る場合(例えば、ヘッドアップディスプレイ用のホログ
ラムコンバイナーの場合)、又は、カバー層3側から光
を入射させ、カバー層3側への回折光を利用するHOE
の場合には、透明であることが必要である。
ラム記録体の別の基本構成を示す断面図であり、この構
成では、カバー層3とホログラム記録層2は直接接して
いて、基板1とホログラム記録層2の間に応力吸収層4
が設けられている。この場合は、図2(b)に示すよう
に、カバー層3の熱膨張収縮はホログラム記録層2に直
接伝達して、両者一体となって膨張収縮するが、基板1
との間には応力吸収層4が設けられているため、界面に
応力が集中することはなく、ホログラム記録層2中のホ
ログラムのフリンジパターンは面に沿って一様に伸縮す
るだけで、その歪みは起こらない。そのため、若干の回
折波長変化が許容される場合には、カバー層3の熱膨張
収縮によるHOEの光学特性の悪化を抑える手段として
有効である。
1と図2を併せ持った構成、すなわち、基板1とホログ
ラム記録層2の間、及び、ホログラム記録層2とカバー
層3の間に計2層の応力吸収層4を設けるようにすれ
ば、より有効であることは以上の説明から明らかであ
る。
しては、ゴム系、アクリル系、シリコーン系粘着剤、エ
マルジョン型接着剤等があげられ、ゴム系粘着剤には、
天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレ
ンゴム、イソプレンゴム等があり、アクリル系粘着剤に
は、2−エチルヘキシルアクリレートを主モノマーとす
る共重合体ポリマー等があり、シリコーン系粘着剤に
は、ゴム状シロキサン、樹脂状シロキサンを主成分とす
るシリコーンポリマー等がある。
ガラス基板に貼ったホログラム記録層(フォトポリマ
ー:米国 デュポン社製 オムニデックス352)にポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムをカバー
フィルムとして貼り、ホログラム記録層中に干渉記録し
たホログラム回析格子を120℃で2時間加熱増感させ
たところ、PETフィルムの熱収縮により記録された回
析格子のフリンジパターンが乱れ、干渉色が変化してし
まった。
ィルムの間に、応力吸収層として、日東電工(株)製
両面粘着性フイルム(ネオマスク)を設けて、ホログラ
ム記録層中に干渉記録したホログラム回析格子を120
℃で2時間加熱増感させたところ、PETフィルムの熱
収縮にも係わらず、干渉色の変化は発生しなかった。ま
た、120℃で8時間の耐熱テストでも、同様に干渉色
の変化は発生しなかった。
施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例
に限定されず種々の変形が可能である。また、多層ホロ
グラム記録体の層構成も図1、図2のものに限定されず
種々の変形が可能である。
の多層ホログラム記録体によると、ホログラム記録層及
び熱膨張収縮性層を層内に有する多層ホログラム記録体
において、ホログラム記録層の熱膨張収縮性層側又はそ
の反対側に熱膨張収縮応力吸収層を設けたので、カバー
層のような熱膨張収縮性層に、ホログラム記録層の処理
のための加熱、この多層ホログラム記録体の使用中の環
境温度変化による熱膨張収縮があっても、ホログラム記
録層中のホログラムフリンジパターンに歪みが起こら
ず、光学特性が良く耐熱性の良い多層ホログラム記録体
が得られ、各種ホログラム光学素子として用いることが
できる。
基本構成とその作用を説明するための断面図である。
めの断面図である。
を説明するための断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基板、ホログラム記録層、熱膨張収縮性
層であるカバーフィルムの順に積層されてなる多層ホロ
グラム記録体において、カバーフィルムとホログラム記
録層の間、あるいは、基板とホログラム記録層の間の少
なくとも一方に熱膨張収縮応力吸収層を設けたことを特
徴とする多層ホログラム記録体。 - 【請求項2】 前記熱膨張収縮応力吸収層が、粘着性、
自己形状保持性を有し、前記ホログラム記録層に比べて
弾性係数がより小さく、粘性がより小さい材料からなる
ことを特徴とする請求項1記載の多層ホログラム記録
体。 - 【請求項3】 前記ホログラム記録層がフォトポリマー
からなることを特徴とする請求項2記載の多層ホログラ
ム記録体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27225194A JP3485207B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 多層ホログラム記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27225194A JP3485207B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 多層ホログラム記録体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH08137373A JPH08137373A (ja) | 1996-05-31 |
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Family
ID=17511246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27225194A Expired - Fee Related JP3485207B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 多層ホログラム記録体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3485207B2 (ja) |
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-
1994
- 1994-11-07 JP JP27225194A patent/JP3485207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH08137373A (ja) | 1996-05-31 |
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