JP3520161B2 - 半導体装置,及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置,及びその製造方法Info
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- JP3520161B2 JP3520161B2 JP23224296A JP23224296A JP3520161B2 JP 3520161 B2 JP3520161 B2 JP 3520161B2 JP 23224296 A JP23224296 A JP 23224296A JP 23224296 A JP23224296 A JP 23224296A JP 3520161 B2 JP3520161 B2 JP 3520161B2
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
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- H10W40/20—Arrangements for cooling
- H10W40/22—Arrangements for cooling characterised by their shape, e.g. having conical or cylindrical projections
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10W40/20—Arrangements for cooling
- H10W40/25—Arrangements for cooling characterised by their materials
- H10W40/255—Arrangements for cooling characterised by their materials having a laminate or multilayered structure, e.g. direct bond copper [DBC] ceramic substrates
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- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板化したGaA
s基板の裏面に、該GaAs基板と同等以上の厚みの放
熱層(プレーティドヒートシンク、以下PHSと称す
る)を有する高周波高出力半導体装置に関し、特にGa
As基板とPHSとの間の応力によるチップの反り,及
びハンダ剥がれを低減できる半導体装置,及びその製造
方法に関するものである。
s基板の裏面に、該GaAs基板と同等以上の厚みの放
熱層(プレーティドヒートシンク、以下PHSと称す
る)を有する高周波高出力半導体装置に関し、特にGa
As基板とPHSとの間の応力によるチップの反り,及
びハンダ剥がれを低減できる半導体装置,及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9,図10は、それぞれ従来の高周波
高出力半導体装置を示し、図9は基板と放熱層との間の
応力により反った状態の半導体装置を示す断面模式図、
図10(a) は上記半導体装置の製造工程におけるPHS
を形成する前の断面図、図10(b) はPHS形成後の断
面図を示している。図において、1は機能素子層、1a
は機能素子層1中の発熱素子部、2は半導体基板、3は
Ni等よりなる給電層、4はAuよりなるPHSを示し
ている。
高出力半導体装置を示し、図9は基板と放熱層との間の
応力により反った状態の半導体装置を示す断面模式図、
図10(a) は上記半導体装置の製造工程におけるPHS
を形成する前の断面図、図10(b) はPHS形成後の断
面図を示している。図において、1は機能素子層、1a
は機能素子層1中の発熱素子部、2は半導体基板、3は
Ni等よりなる給電層、4はAuよりなるPHSを示し
ている。
【0003】このような、半導体装置は、半導体基板2
の表面に通常のイオン注入,エッチング等の方法により
発熱素子部1aを含む機能素子層1を形成した後、厚さ
約600μmある半導体基板2の裏面側を研削すること
により、その半導体基板2の厚みが約30μm程度にな
るまで薄板化し、その後、図10(a) に示すように半導
体基板2の裏面の全面にNiメッキを行うことにより給
電層3を形成し、その後、図10(b) に示すように基板
の厚みと同等以上の厚さ、即ち、約30μm以上の厚さ
のAuメッキを行ってPHS4を形成することにより製
造していた。
の表面に通常のイオン注入,エッチング等の方法により
発熱素子部1aを含む機能素子層1を形成した後、厚さ
約600μmある半導体基板2の裏面側を研削すること
により、その半導体基板2の厚みが約30μm程度にな
るまで薄板化し、その後、図10(a) に示すように半導
体基板2の裏面の全面にNiメッキを行うことにより給
電層3を形成し、その後、図10(b) に示すように基板
の厚みと同等以上の厚さ、即ち、約30μm以上の厚さ
のAuメッキを行ってPHS4を形成することにより製
造していた。
【0004】以下、このような半導体装置のPHS構造
について説明する。高周波高出力半導体装置では、主に
GaAs基板を用い、動作時に生じる熱を効率よく逃が
すために、GaAs基板を裏面から研削することによっ
て薄板化して用いている。図11は、このような薄板化
した基板に形成するPHSの厚みに対する、チップの反
り量を示したグラフである。このグラフは基板厚が2
7.5μmのチップについて、300℃から25℃に温
度変化したときの反り量を示しており、図において、S
1 はチップ長4mm、S2 はチップ長3mm、S3 はチ
ップ長2mmの試料についてそれぞれ示したもので、A
は目標とするチップ反り量、Bは組立可能なチップ反り
量の上限値を示している。また、CないしDに示される
範囲は、現在、主に製造されているPHSを有する半導
体装置で採用されているPHSの厚みの範囲を示してい
る。
について説明する。高周波高出力半導体装置では、主に
GaAs基板を用い、動作時に生じる熱を効率よく逃が
すために、GaAs基板を裏面から研削することによっ
て薄板化して用いている。図11は、このような薄板化
した基板に形成するPHSの厚みに対する、チップの反
り量を示したグラフである。このグラフは基板厚が2
7.5μmのチップについて、300℃から25℃に温
度変化したときの反り量を示しており、図において、S
1 はチップ長4mm、S2 はチップ長3mm、S3 はチ
ップ長2mmの試料についてそれぞれ示したもので、A
は目標とするチップ反り量、Bは組立可能なチップ反り
量の上限値を示している。また、CないしDに示される
範囲は、現在、主に製造されているPHSを有する半導
体装置で採用されているPHSの厚みの範囲を示してい
る。
【0005】このようなチップの反り量は、主にPHS
形成の際のメッキ時に蓄積される,半導体基板とPHS
との間の内部応力に起因しており、基板厚やメッキの成
長条件(例えば成長温度,電流密度,成長時間,等)に
よっても変化するが、反り量の傾向は、概ね図に示した
ような,基板厚よりPHSがやや薄い領域で反り量が最
大ピークを持ち、PHSの厚みが増すにつれて徐々に反
り量が小さくなるように変化している。この図11に示
されるように、チップの反り量は、PHSを充分に厚く
形成することにより、小さくすることができるが、PH
Sを厚くすると材料コストを含む製造コストが上昇する
ため、従来のPHSの厚みは主に、基板の厚みと同等程
度以上である図11中のCからDまでの範囲のものが採
用されていた。
形成の際のメッキ時に蓄積される,半導体基板とPHS
との間の内部応力に起因しており、基板厚やメッキの成
長条件(例えば成長温度,電流密度,成長時間,等)に
よっても変化するが、反り量の傾向は、概ね図に示した
ような,基板厚よりPHSがやや薄い領域で反り量が最
大ピークを持ち、PHSの厚みが増すにつれて徐々に反
り量が小さくなるように変化している。この図11に示
されるように、チップの反り量は、PHSを充分に厚く
形成することにより、小さくすることができるが、PH
Sを厚くすると材料コストを含む製造コストが上昇する
ため、従来のPHSの厚みは主に、基板の厚みと同等程
度以上である図11中のCからDまでの範囲のものが採
用されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の半導
体基板の裏面全面にPHSを形成する半導体装置では、
PHSの厚みを図11に示すCないしDの範囲の値とす
ることにより、メッキ成長時に生じる基板とPHSとの
間の内部応力を緩和し、チップの反りを抑えていた。し
かしながら、この範囲の厚さのPHSを持つ半導体装置
では、上述したようなメッキ時に基板とPHSとの間で
生じる内部応力の残留応力により生じる,製造プロセス
中のチップの反り,クラック等によるチップ割れ,及び
メッキ剥がれ等を充分に防止することができなかった。
体基板の裏面全面にPHSを形成する半導体装置では、
PHSの厚みを図11に示すCないしDの範囲の値とす
ることにより、メッキ成長時に生じる基板とPHSとの
間の内部応力を緩和し、チップの反りを抑えていた。し
かしながら、この範囲の厚さのPHSを持つ半導体装置
では、上述したようなメッキ時に基板とPHSとの間で
生じる内部応力の残留応力により生じる,製造プロセス
中のチップの反り,クラック等によるチップ割れ,及び
メッキ剥がれ等を充分に防止することができなかった。
【0007】さらに、このような基板と同等程度以上の
厚さに形成されたPHSを有するチップでは、製造プロ
セス中の熱サイクルにより、半導体基板とPHSとの間
での熱膨張率の違いに起因する繰り返し応力が生じ、こ
れによっても、チップ割れやメッキ剥がれが生じるとい
う問題があった。
厚さに形成されたPHSを有するチップでは、製造プロ
セス中の熱サイクルにより、半導体基板とPHSとの間
での熱膨張率の違いに起因する繰り返し応力が生じ、こ
れによっても、チップ割れやメッキ剥がれが生じるとい
う問題があった。
【0008】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、PHSの熱を放出する機能,
及びハンドリング性を維持しつつ、メッキ時に生じる内
部応力,及び製造プロセス中に生じる熱サイクルによる
繰り返し応力を低減し、チップの割れやメッキ剥がれの
少ない半導体装置を提供すること,及びその製造方法を
提供することを目的とするものである。
めになされたものであり、PHSの熱を放出する機能,
及びハンドリング性を維持しつつ、メッキ時に生じる内
部応力,及び製造プロセス中に生じる熱サイクルによる
繰り返し応力を低減し、チップの割れやメッキ剥がれの
少ない半導体装置を提供すること,及びその製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
半導体装置は、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置において、上記放熱層
を、上記半導体基板の第2の主面側表面の外周から内側
に所望距離の外周領域と、上記半導体基板の第2の主面
側表面の,上記発熱素子部に対応する領域及びその近傍
領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散領域とを結ぶ
連接支持領域とに選択的に形成したものである。
半導体装置は、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置において、上記放熱層
を、上記半導体基板の第2の主面側表面の外周から内側
に所望距離の外周領域と、上記半導体基板の第2の主面
側表面の,上記発熱素子部に対応する領域及びその近傍
領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散領域とを結ぶ
連接支持領域とに選択的に形成したものである。
【0010】また、本発明の請求項2に係る半導体装置
は、請求項1の半導体装置において、少なくとも上記半
導体基板の第2の主面側表面の上記放熱層が形成されて
いない領域の表面と上記放熱層の,該放熱層が形成され
ていない空洞部に面する表面とを含む表面に、ニッケル
層を形成したものである。
は、請求項1の半導体装置において、少なくとも上記半
導体基板の第2の主面側表面の上記放熱層が形成されて
いない領域の表面と上記放熱層の,該放熱層が形成され
ていない空洞部に面する表面とを含む表面に、ニッケル
層を形成したものである。
【0011】また、本発明の請求項3に係る半導体装置
は、請求項1の半導体装置において、上記放熱層の成長
表面に、さらにAuSn合金層を形成したものである。
は、請求項1の半導体装置において、上記放熱層の成長
表面に、さらにAuSn合金層を形成したものである。
【0012】また、本発明の請求項4に係る半導体装置
の製造方法は、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置を製造する方法におい
て、薄板化される前の半導体基板の第1の主面側に、上
記発熱素子部を含む上記機能素子層を形成する工程と、
上記薄板化される前の半導体基板の第2の主面側を研削
して薄板化する工程と、該半導体基板の第2の主面側表
面に、レジスト層を、所望の上記放熱層の厚みより厚く
形成する工程と、上記半導体基板の第2の主面側表面の
外周から内側に所望距離の外周領域と、上記半導体基板
の第2の主面側表面の,上記発熱素子部に対応する領域
及びその近傍領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体
基板の第2の主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散
領域とを結ぶ連接支持領域とに形成された上記レジスト
層を選択的に除去する工程と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の,上記レジストを除去した領域に、良熱伝
導材料からなる放熱層を、上記半導体基板の厚みと同等
以上の所望の厚みで形成する工程とを含むものである。
の製造方法は、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置を製造する方法におい
て、薄板化される前の半導体基板の第1の主面側に、上
記発熱素子部を含む上記機能素子層を形成する工程と、
上記薄板化される前の半導体基板の第2の主面側を研削
して薄板化する工程と、該半導体基板の第2の主面側表
面に、レジスト層を、所望の上記放熱層の厚みより厚く
形成する工程と、上記半導体基板の第2の主面側表面の
外周から内側に所望距離の外周領域と、上記半導体基板
の第2の主面側表面の,上記発熱素子部に対応する領域
及びその近傍領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体
基板の第2の主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散
領域とを結ぶ連接支持領域とに形成された上記レジスト
層を選択的に除去する工程と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の,上記レジストを除去した領域に、良熱伝
導材料からなる放熱層を、上記半導体基板の厚みと同等
以上の所望の厚みで形成する工程とを含むものである。
【0013】
実施の形態1.図1は本実施の形態1による半導体装置
を示しており、図1(a) は本半導体装置の斜視図であ
り、図1(b) は図1(a) の線AA’で見た断面図、図1
(c) は本半導体装置の底面図である。図において、1は
機能素子層、1aは機能素子層1中の発熱素子部、2は
半導体基板、3は給電層、40は本実施の形態1による
PHS、4aは該PHS40が形成されていない空洞
部、5は半導体基板2上に機能素子層1が形成された半
導体チップ、6は給電層3とPHS40とにより形成さ
れる放熱電極をそれぞれ示している。半導体基板2はG
aAsにより、給電層3はNiメッキにより形成されて
おり、PHS40は、給電層3の表面の外周から内側に
所定距離の外周領域と、給電層3の表面の,発熱素子部
1aに対応する領域及びその近傍領域よりなる主熱放散
領域と、給電層3の表面の上記外周領域と上記主熱放散
領域とを結ぶ連接支持領域とに、Auを半導体基板2の
厚みと同等以上の所望の厚みで積層したものである。
を示しており、図1(a) は本半導体装置の斜視図であ
り、図1(b) は図1(a) の線AA’で見た断面図、図1
(c) は本半導体装置の底面図である。図において、1は
機能素子層、1aは機能素子層1中の発熱素子部、2は
半導体基板、3は給電層、40は本実施の形態1による
PHS、4aは該PHS40が形成されていない空洞
部、5は半導体基板2上に機能素子層1が形成された半
導体チップ、6は給電層3とPHS40とにより形成さ
れる放熱電極をそれぞれ示している。半導体基板2はG
aAsにより、給電層3はNiメッキにより形成されて
おり、PHS40は、給電層3の表面の外周から内側に
所定距離の外周領域と、給電層3の表面の,発熱素子部
1aに対応する領域及びその近傍領域よりなる主熱放散
領域と、給電層3の表面の上記外周領域と上記主熱放散
領域とを結ぶ連接支持領域とに、Auを半導体基板2の
厚みと同等以上の所望の厚みで積層したものである。
【0014】次に、本実施の形態1による半導体装置の
製造方法について説明する。図2は本実施の形態1によ
る半導体装置の製造工程を示す断面図であり、図におい
て図1と同一符号は同一または相当する部分を示してお
り、7はレジストを示している。
製造方法について説明する。図2は本実施の形態1によ
る半導体装置の製造工程を示す断面図であり、図におい
て図1と同一符号は同一または相当する部分を示してお
り、7はレジストを示している。
【0015】まず、半導体基板2の表面に、従来と同様
の工程によりイオン注入,エッチング等の方法で発熱素
子部1aを含む機能素子層1を形成した後、厚さ約60
0μmある半導体基板2の裏面側を研削することによ
り、その半導体基板2の厚みが約30μm程度になるま
で薄板化する。その後、従来の図10(a) に示すように
半導体基板2の裏面の全面にNiメッキを行うことによ
り給電層3を形成する。
の工程によりイオン注入,エッチング等の方法で発熱素
子部1aを含む機能素子層1を形成した後、厚さ約60
0μmある半導体基板2の裏面側を研削することによ
り、その半導体基板2の厚みが約30μm程度になるま
で薄板化する。その後、従来の図10(a) に示すように
半導体基板2の裏面の全面にNiメッキを行うことによ
り給電層3を形成する。
【0016】その後、給電層3表面の全面に、レジスト
を塗布する。ここで塗布するレジストの厚みは、形成し
ようとするPHS40の厚さ(基板厚30μmと同等以
上の所望の厚さ)以上の厚さになるように厚めに塗布す
る。その後、図2(a) に示すように、フォトリソグラフ
ィ技術により、半導体基板2裏面側の給電層3の表面の
外周から内側に所定距離の外周領域と、該給電層3の表
面の,発熱素子部1aに対応する領域及びその近傍領域
よりなる主熱放散領域と、該給電層3の表面の上記外周
領域と上記主熱放散領域とを結ぶ連接支持領域とに開口
を有するレジスト7を形成する。
を塗布する。ここで塗布するレジストの厚みは、形成し
ようとするPHS40の厚さ(基板厚30μmと同等以
上の所望の厚さ)以上の厚さになるように厚めに塗布す
る。その後、図2(a) に示すように、フォトリソグラフ
ィ技術により、半導体基板2裏面側の給電層3の表面の
外周から内側に所定距離の外周領域と、該給電層3の表
面の,発熱素子部1aに対応する領域及びその近傍領域
よりなる主熱放散領域と、該給電層3の表面の上記外周
領域と上記主熱放散領域とを結ぶ連接支持領域とに開口
を有するレジスト7を形成する。
【0017】このような開口が形成されたレジスト7を
マスクに、電解メッキ法によりAuを上記所望の厚さ積
層することにより図2(b) に示すようなPHS40を形
成し、その後レジスト7を除去して、本実施の形態1の
半導体装置を得る。
マスクに、電解メッキ法によりAuを上記所望の厚さ積
層することにより図2(b) に示すようなPHS40を形
成し、その後レジスト7を除去して、本実施の形態1の
半導体装置を得る。
【0018】また、図3は本実施の形態1のその他の半
導体装置の例を示す断面図であり、図2で示したレジス
ト7の代わりに感光性の樹脂であるポリイミド樹脂を用
い、このポリイミド樹脂を除去せずに残したものであ
る。また、図4はこの半導体装置の製造工程を示す断面
図である。図において図1と同一符号は同一または相当
する部分を示しており、8はポリイミド樹脂を示してい
る。
導体装置の例を示す断面図であり、図2で示したレジス
ト7の代わりに感光性の樹脂であるポリイミド樹脂を用
い、このポリイミド樹脂を除去せずに残したものであ
る。また、図4はこの半導体装置の製造工程を示す断面
図である。図において図1と同一符号は同一または相当
する部分を示しており、8はポリイミド樹脂を示してい
る。
【0019】以下に、本実施の形態1のその他の半導体
装置の製造方法について説明する。まず、上記同様に半
導体基板2の表面に、機能素子層1を形成した後、半導
体基板2の裏面側を研削して、その厚みが約30μm程
度になるまで薄板化し、その後、裏面の全面に給電層3
を形成する。
装置の製造方法について説明する。まず、上記同様に半
導体基板2の表面に、機能素子層1を形成した後、半導
体基板2の裏面側を研削して、その厚みが約30μm程
度になるまで薄板化し、その後、裏面の全面に給電層3
を形成する。
【0020】その後、給電層3表面の全面に、感光性の
ポリイミド樹脂を、形成しようとするPHS40の厚さ
(基板厚30μmと同等以上の所望の厚さ)か、もしく
はこれよりやや厚くなるように厚めに積層する。その
後、図4(a) に示すように、フォトリソグラフィ技術に
より、給電層3の表面の上記外周領域,主熱放散領域,
及び連接支持領域に開口を有するポリイミド樹脂8を形
成する。
ポリイミド樹脂を、形成しようとするPHS40の厚さ
(基板厚30μmと同等以上の所望の厚さ)か、もしく
はこれよりやや厚くなるように厚めに積層する。その
後、図4(a) に示すように、フォトリソグラフィ技術に
より、給電層3の表面の上記外周領域,主熱放散領域,
及び連接支持領域に開口を有するポリイミド樹脂8を形
成する。
【0021】このような開口を有するポリイミド樹脂8
をマスクに、電解メッキ法によりAuを上記所望の厚さ
積層することにより図4(b) に示すようなPHS40を
形成して、本実施の形態1のその他の半導体装置を得
る。
をマスクに、電解メッキ法によりAuを上記所望の厚さ
積層することにより図4(b) に示すようなPHS40を
形成して、本実施の形態1のその他の半導体装置を得
る。
【0022】なお、図1〜4では、給電層3を有する半
導体装置について示したが、給電層3のない半導体装置
とすることもでき、この場合は、電解メッキ法のかわり
に、レジスト等のマスクを用いた選択無電解メッキ法に
より半導体基板2の裏面に直接PHS40を形成する。
導体装置について示したが、給電層3のない半導体装置
とすることもでき、この場合は、電解メッキ法のかわり
に、レジスト等のマスクを用いた選択無電解メッキ法に
より半導体基板2の裏面に直接PHS40を形成する。
【0023】以下、本実施の形態1による半導体装置の
作用、効果について説明する。PHSを有する半導体装
置において、PHSを形成するメッキ時に生じる半導体
基板2とPHS40との間の内部応力の大きさ,及び製
造中の熱サイクルによって生じる半導体基板2とPHS
40との熱膨張率の違いによる繰り返し応力の大きさ
は、PHSが形成される領域の面積に依存しているの
で、PHSを形成する面積を小さくすることによって、
上述したような内部応力,及び繰り返し応力を低減する
ことができる。しかしながら、PHSは動作中に発生す
る熱を放熱するために設けられたものであり、単にPH
Sを形成する面積を小さくすることは、PHSの放熱効
果,及び強度を著しく劣化させてしまうことになる。
作用、効果について説明する。PHSを有する半導体装
置において、PHSを形成するメッキ時に生じる半導体
基板2とPHS40との間の内部応力の大きさ,及び製
造中の熱サイクルによって生じる半導体基板2とPHS
40との熱膨張率の違いによる繰り返し応力の大きさ
は、PHSが形成される領域の面積に依存しているの
で、PHSを形成する面積を小さくすることによって、
上述したような内部応力,及び繰り返し応力を低減する
ことができる。しかしながら、PHSは動作中に発生す
る熱を放熱するために設けられたものであり、単にPH
Sを形成する面積を小さくすることは、PHSの放熱効
果,及び強度を著しく劣化させてしまうことになる。
【0024】そこで本実施の形態1では、動作中の発熱
は、機能素子層1の全体で発生するのではなく、機能素
子層1中の発熱素子部1aで発生している点,及び少な
くともチップの外周近傍,及び支持補強が必要な部分に
PHSを形成することで、概ねPHSの強度を維持で
き、接地等の電気的接続も維持できる点に鑑み,PHS
を半導体基板2裏面側表面の外周から内側に所望距離の
外周領域と、半導体基板2裏面側表面の,発熱素子部1
aの領域に対応する領域及びその近傍領域よりなる主熱
放散領域と、半導体基板2裏面側表面の上記外周領域と
上記主熱放散領域とを含む連接支持領域とに選択的に形
成するようにしたので、放熱効果,及び強度の著しい劣
化なくPHSを形成する面積を低減することができ、こ
れによりチップの割れやメッキ剥がれの少ない半導体装
置を得ることができる。
は、機能素子層1の全体で発生するのではなく、機能素
子層1中の発熱素子部1aで発生している点,及び少な
くともチップの外周近傍,及び支持補強が必要な部分に
PHSを形成することで、概ねPHSの強度を維持で
き、接地等の電気的接続も維持できる点に鑑み,PHS
を半導体基板2裏面側表面の外周から内側に所望距離の
外周領域と、半導体基板2裏面側表面の,発熱素子部1
aの領域に対応する領域及びその近傍領域よりなる主熱
放散領域と、半導体基板2裏面側表面の上記外周領域と
上記主熱放散領域とを含む連接支持領域とに選択的に形
成するようにしたので、放熱効果,及び強度の著しい劣
化なくPHSを形成する面積を低減することができ、こ
れによりチップの割れやメッキ剥がれの少ない半導体装
置を得ることができる。
【0025】また、図3,及び図4に示した本実施の形
態1のその他の例では、図1で用いたレジスト7の変わ
りにポリイミド樹脂8を用い、PHS形成後にこれを除
去しないで半導体装置を製造することとしたので、給電
層3表面のPHS40が形成されていない領域(図1,
2の空洞部4a)がポリイミド樹脂8で充填された半導
体装置を得ることができ、これにより、図1に示した半
導体装置に比し、より強度が向上した半導体装置を得る
ことができる。
態1のその他の例では、図1で用いたレジスト7の変わ
りにポリイミド樹脂8を用い、PHS形成後にこれを除
去しないで半導体装置を製造することとしたので、給電
層3表面のPHS40が形成されていない領域(図1,
2の空洞部4a)がポリイミド樹脂8で充填された半導
体装置を得ることができ、これにより、図1に示した半
導体装置に比し、より強度が向上した半導体装置を得る
ことができる。
【0026】また、さらにポリイミド樹脂8に変えて、
半導体基板とPHSとの間の内部応力,あるいは半導体
基板とPHSとの間の熱膨張率の差により生じる応力の
差を緩和するような特性を持つ材料を充填することによ
り、チップ割れやメッキ剥がれの少ない半導体装置を得
ることができる。
半導体基板とPHSとの間の内部応力,あるいは半導体
基板とPHSとの間の熱膨張率の差により生じる応力の
差を緩和するような特性を持つ材料を充填することによ
り、チップ割れやメッキ剥がれの少ない半導体装置を得
ることができる。
【0027】実施の形態2.図5は、本実施の形態2に
おける半導体装置の断面図を示しており、図において、
図1と同一符号は同一または相当する部分を示し、9は
ニッケル層、4bはPHS40,及びニッケル層9が形
成されていない空洞部を示している。本実施の形態2に
おける半導体装置は、少なくとも半導体基板2の裏面の
給電層3表面のPHS40が形成されていない領域の表
面とPHS40の,空洞部4a(4b)に面する表面と
を含む表面に、ニッケル層9を形成したものである。
おける半導体装置の断面図を示しており、図において、
図1と同一符号は同一または相当する部分を示し、9は
ニッケル層、4bはPHS40,及びニッケル層9が形
成されていない空洞部を示している。本実施の形態2に
おける半導体装置は、少なくとも半導体基板2の裏面の
給電層3表面のPHS40が形成されていない領域の表
面とPHS40の,空洞部4a(4b)に面する表面と
を含む表面に、ニッケル層9を形成したものである。
【0028】次に、本実施の形態2による半導体装置の
製造方法について説明する。図6は本実施の形態2によ
る半導体装置の製造工程を示す断面図であり、図におい
て図1と同一符号は同一または相当する部分を示してお
り、71はPHSの成長表面に形成されたレジストを示
している。
製造方法について説明する。図6は本実施の形態2によ
る半導体装置の製造工程を示す断面図であり、図におい
て図1と同一符号は同一または相当する部分を示してお
り、71はPHSの成長表面に形成されたレジストを示
している。
【0029】まず、実施の形態1と同様に、PHS40
を形成した後、レジスト7を除去して、PHS40の成
長表面に、図6(a) に示すようなレジスト71をさらに
形成し、このレジスト71をマスクにNiメッキを施す
ことにより、少なくとも給電層3表面のPHS40が形
成されていない領域の表面とPHS40の,空洞部4a
に面する表面とを含む表面に図6(b) に示すニッケル層
9を形成する。その後、図6(c) に示すようにレジスト
71を除去して本実施の形態2による半導体装置を得
る。
を形成した後、レジスト7を除去して、PHS40の成
長表面に、図6(a) に示すようなレジスト71をさらに
形成し、このレジスト71をマスクにNiメッキを施す
ことにより、少なくとも給電層3表面のPHS40が形
成されていない領域の表面とPHS40の,空洞部4a
に面する表面とを含む表面に図6(b) に示すニッケル層
9を形成する。その後、図6(c) に示すようにレジスト
71を除去して本実施の形態2による半導体装置を得
る。
【0030】なお、図5,6においては、このニッケル
層9がPHS40の外周側面には形成されていないもの
を示したが、PHS40の成長表面に形成されていない
ものであれば良く、ニッケル層9がPHS40の外周側
面に形成されていても良い。
層9がPHS40の外周側面には形成されていないもの
を示したが、PHS40の成長表面に形成されていない
ものであれば良く、ニッケル層9がPHS40の外周側
面に形成されていても良い。
【0031】以下、本実施の形態2による半導体装置の
作用、効果について説明する。上記実施の形態1のよう
なPHS40を有する半導体装置を、キャリア(図示せ
ず)等に搭載して組み立てる際、一般に溶融したハンダ
をキャリア上に落とし、このハンダによってキャリアと
PHSとを接着する方法が用いられている。ここで、実
施の形態の図1,及び図2で示した半導体装置を、この
ようにハンダでキャリア等に接着するとき、PHS40
の材料であるAuと、ハンダの材料(主にAu−Sn合
金)との濡れ性が良いため、PHS40の底面(成長表
面)だけでなく、PHS40の側面にもハンダが上がっ
てきて接着されることになり(以下、ハンダ上がりと称
す)、極端な場合は、図1,2に示したの空洞部4aが
完全にハンダ材料で塞がってしまうことがある。このよ
うに空洞部4aがハンダ材で塞がれた場合、本発明によ
り得られる,内部応力,及び熱膨張率の差により生じる
応力を低減する効果が充分に発揮されない。
作用、効果について説明する。上記実施の形態1のよう
なPHS40を有する半導体装置を、キャリア(図示せ
ず)等に搭載して組み立てる際、一般に溶融したハンダ
をキャリア上に落とし、このハンダによってキャリアと
PHSとを接着する方法が用いられている。ここで、実
施の形態の図1,及び図2で示した半導体装置を、この
ようにハンダでキャリア等に接着するとき、PHS40
の材料であるAuと、ハンダの材料(主にAu−Sn合
金)との濡れ性が良いため、PHS40の底面(成長表
面)だけでなく、PHS40の側面にもハンダが上がっ
てきて接着されることになり(以下、ハンダ上がりと称
す)、極端な場合は、図1,2に示したの空洞部4aが
完全にハンダ材料で塞がってしまうことがある。このよ
うに空洞部4aがハンダ材で塞がれた場合、本発明によ
り得られる,内部応力,及び熱膨張率の差により生じる
応力を低減する効果が充分に発揮されない。
【0032】本実施の形態2においては、少なくとも給
電層3表面のPHS40が形成されていない領域の表面
とPHS40の,空洞部4aに面する表面とを含む表面
にニッケル層9を形成したものであり、このニッケル層
は酸化されやすく、酸化されたニッケル層9表面のニッ
ケル酸化物と溶融したAu−Snハンダとが馴染まない
ので、キャリア等への接着時の,ハンダ上がりを抑制し
て空洞部4bがハンダによって完全に塞がってしまうの
を防止することができ、内部応力,及び熱膨張率の差に
より生じる応力を低減する効果を充分に発揮することが
できる効果がある。
電層3表面のPHS40が形成されていない領域の表面
とPHS40の,空洞部4aに面する表面とを含む表面
にニッケル層9を形成したものであり、このニッケル層
は酸化されやすく、酸化されたニッケル層9表面のニッ
ケル酸化物と溶融したAu−Snハンダとが馴染まない
ので、キャリア等への接着時の,ハンダ上がりを抑制し
て空洞部4bがハンダによって完全に塞がってしまうの
を防止することができ、内部応力,及び熱膨張率の差に
より生じる応力を低減する効果を充分に発揮することが
できる効果がある。
【0033】なお、本実施の形態2ではニッケル層9が
PHS40の表面,及び給電層の表面に形成された例を
示したが、この層は酸化されやすく抵抗の小さい他の金
属材料であれば良く、このニッケル層9に変えて他の材
料を用いることもできる。
PHS40の表面,及び給電層の表面に形成された例を
示したが、この層は酸化されやすく抵抗の小さい他の金
属材料であれば良く、このニッケル層9に変えて他の材
料を用いることもできる。
【0034】実施の形態3.図7本実施の形態3におけ
る半導体装置の断面図を示しており、図において、図1
と同一符号は同一または相当する部分を示し、10はA
uSn合金層を示している。本実施の形態3における半
導体装置は、PHS40の成長表面にさらにAuSn合
金層10を形成したものである。
る半導体装置の断面図を示しており、図において、図1
と同一符号は同一または相当する部分を示し、10はA
uSn合金層を示している。本実施の形態3における半
導体装置は、PHS40の成長表面にさらにAuSn合
金層10を形成したものである。
【0035】本実施の形態3による半導体装置の製造方
法について説明する。図8は本実施の形態3による半導
体装置の製造工程を示す断面図であり、図において図
2,及び図7と同一符号は同一または相当する部分を示
している。
法について説明する。図8は本実施の形態3による半導
体装置の製造工程を示す断面図であり、図において図
2,及び図7と同一符号は同一または相当する部分を示
している。
【0036】まず、実施の形態1の図2(a) と同様に、
レジスト7を厚く塗布した後、フォトリソグラフィ技術
により、給電層3表面の外周から内側に所定距離の外周
領域と、該給電層3の表面の,発熱素子部1aに対応す
る領域及びその近傍領域よりなる主熱放散領域と、該給
電層3の表面の上記外周領域と上記主熱放散領域とを結
ぶ連接支持領域とに開口を有するレジスト7を形成する
(図8(a) )。
レジスト7を厚く塗布した後、フォトリソグラフィ技術
により、給電層3表面の外周から内側に所定距離の外周
領域と、該給電層3の表面の,発熱素子部1aに対応す
る領域及びその近傍領域よりなる主熱放散領域と、該給
電層3の表面の上記外周領域と上記主熱放散領域とを結
ぶ連接支持領域とに開口を有するレジスト7を形成する
(図8(a) )。
【0037】次に、この開口に、Auメッキを施すこと
によりAuを所望の厚さ積層してPHS40を形成し、
さらに続いてそのPHS40の成長表面にAuSn合金
をメッキしてAuSn合金層10を形成する(図8(b)
)。その後、レジスト7を除去して、本実施の形態3
の半導体装置を得る(図8(c) )。
によりAuを所望の厚さ積層してPHS40を形成し、
さらに続いてそのPHS40の成長表面にAuSn合金
をメッキしてAuSn合金層10を形成する(図8(b)
)。その後、レジスト7を除去して、本実施の形態3
の半導体装置を得る(図8(c) )。
【0038】以下、本実施の形態3による半導体装置の
作用、効果について説明する。実施の形態2で上述した
ように、ハンダを用いて実施の形態1のようなPHS4
0を有する半導体装置をキャリア等に接着するときに、
余分なハンダによりハンダ上がりが生じて、空洞部4a
が完全にハンダ材料で塞がってしまうことがあり、この
場合、本発明により得られる,内部応力,及び熱膨張率
の差により生じる応力を低減する効果が充分に発揮され
ない。
作用、効果について説明する。実施の形態2で上述した
ように、ハンダを用いて実施の形態1のようなPHS4
0を有する半導体装置をキャリア等に接着するときに、
余分なハンダによりハンダ上がりが生じて、空洞部4a
が完全にハンダ材料で塞がってしまうことがあり、この
場合、本発明により得られる,内部応力,及び熱膨張率
の差により生じる応力を低減する効果が充分に発揮され
ない。
【0039】本実施の形態3においては、キャリアとP
HSとの接着の際にハンダを用いず、PHS40の底面
(成長表面)に形成されたAuSn合金層10を加温す
ることにより溶融させて、このAuSn合金層10を介
してPHS40とキャリアとを接着するようにすること
で、余分なハンダが不必要となり、余分なハンダによる
ハンダ上がりをなくすことができるので、空洞部4aが
ハンダによって完全に塞がってしまうのを防止すること
ができ、内部応力,及び熱膨張率の差により生じる応力
を低減する効果を充分に発揮することができる効果があ
る。
HSとの接着の際にハンダを用いず、PHS40の底面
(成長表面)に形成されたAuSn合金層10を加温す
ることにより溶融させて、このAuSn合金層10を介
してPHS40とキャリアとを接着するようにすること
で、余分なハンダが不必要となり、余分なハンダによる
ハンダ上がりをなくすことができるので、空洞部4aが
ハンダによって完全に塞がってしまうのを防止すること
ができ、内部応力,及び熱膨張率の差により生じる応力
を低減する効果を充分に発揮することができる効果があ
る。
【0040】また、AuSn合金層10部分を熱で溶融
し、これをキャリアに実装できるので、実装組立工程を
容易にできる効果がある。
し、これをキャリアに実装できるので、実装組立工程を
容易にできる効果がある。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る半導体装
置によれば、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置において、上記放熱層
を、上記半導体基板の第2の主面側表面の外周から内側
に所望距離の外周領域と、上記半導体基板の第2の主面
側表面の,上記発熱素子部に対応する領域及びその近傍
領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散領域とを結ぶ
連接支持領域とに選択的に形成したので、PHSの熱を
放出する機能,及びハンドリング性を維持しつつ、メッ
キ時に生じる内部応力,及び製造プロセス中に生じる熱
サイクルによる繰り返し応力を低減し、チップの割れや
メッキ剥がれの少ない半導体装置を得ることができる効
果がある。
置によれば、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置において、上記放熱層
を、上記半導体基板の第2の主面側表面の外周から内側
に所望距離の外周領域と、上記半導体基板の第2の主面
側表面の,上記発熱素子部に対応する領域及びその近傍
領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散領域とを結ぶ
連接支持領域とに選択的に形成したので、PHSの熱を
放出する機能,及びハンドリング性を維持しつつ、メッ
キ時に生じる内部応力,及び製造プロセス中に生じる熱
サイクルによる繰り返し応力を低減し、チップの割れや
メッキ剥がれの少ない半導体装置を得ることができる効
果がある。
【0042】また、請求項2に係る半導体装置によれ
ば、請求項1の半導体装置において、少なくとも上記半
導体基板の第2の主面側表面の上記放熱層が形成されて
いない領域の表面と上記放熱層の,該放熱層が形成され
ていない空洞部に面する表面とを含む表面に、ニッケル
層を形成したので、PHSをキャリア等へハンダを介し
て接着する際のハンダ上がりを抑えることができる効果
がある。
ば、請求項1の半導体装置において、少なくとも上記半
導体基板の第2の主面側表面の上記放熱層が形成されて
いない領域の表面と上記放熱層の,該放熱層が形成され
ていない空洞部に面する表面とを含む表面に、ニッケル
層を形成したので、PHSをキャリア等へハンダを介し
て接着する際のハンダ上がりを抑えることができる効果
がある。
【0043】また、請求項3に係る半導体装置によれ
ば、請求項1の半導体装置において、上記放熱層の成長
表面に、さらにAuSn合金層を形成したので、PHS
をキャリア等へ接着する際のハンダ上がりを抑えること
ができ、接着の工程を容易にすることができる効果があ
る。
ば、請求項1の半導体装置において、上記放熱層の成長
表面に、さらにAuSn合金層を形成したので、PHS
をキャリア等へ接着する際のハンダ上がりを抑えること
ができ、接着の工程を容易にすることができる効果があ
る。
【0044】また、請求項4に係る半導体装置の製造方
法によれば、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置を製造する方法におい
て、薄板化される前の半導体基板の第1の主面側に、上
記発熱素子部を含む上記機能素子層を形成する工程と、
上記薄板化される前の半導体基板の第2の主面側を研削
して薄板化する工程と、該半導体基板の第2の主面側表
面に、レジスト層を、所望の上記放熱層の厚みより厚く
形成する工程と、上記半導体基板の第2の主面側表面の
外周から内側に所望距離の外周領域と、上記半導体基板
の第2の主面側表面の,上記発熱素子部に対応する領域
及びその近傍領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体
基板の第2の主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散
領域とを結ぶ連接支持領域とに形成された上記レジスト
層を選択的に除去する工程と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の,上記レジストを除去した領域に、良熱伝
導材料からなる放熱層を、上記半導体基板の厚みと同等
以上の上記所望の厚みで形成する工程とを含むので、P
HSの熱を放出する機能,及びハンドリング性を維持し
つつ、メッキ時に生じる内部応力,及び製造プロセス中
に生じる熱サイクルによる繰り返し応力を低減し、チッ
プの割れやメッキ剥がれの少ない半導体装置を製造する
ことができる効果がある。
法によれば、薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置を製造する方法におい
て、薄板化される前の半導体基板の第1の主面側に、上
記発熱素子部を含む上記機能素子層を形成する工程と、
上記薄板化される前の半導体基板の第2の主面側を研削
して薄板化する工程と、該半導体基板の第2の主面側表
面に、レジスト層を、所望の上記放熱層の厚みより厚く
形成する工程と、上記半導体基板の第2の主面側表面の
外周から内側に所望距離の外周領域と、上記半導体基板
の第2の主面側表面の,上記発熱素子部に対応する領域
及びその近傍領域よりなる主熱放散領域と、上記半導体
基板の第2の主面側表面の上記外周領域と上記主熱放散
領域とを結ぶ連接支持領域とに形成された上記レジスト
層を選択的に除去する工程と、上記半導体基板の第2の
主面側表面の,上記レジストを除去した領域に、良熱伝
導材料からなる放熱層を、上記半導体基板の厚みと同等
以上の上記所望の厚みで形成する工程とを含むので、P
HSの熱を放出する機能,及びハンドリング性を維持し
つつ、メッキ時に生じる内部応力,及び製造プロセス中
に生じる熱サイクルによる繰り返し応力を低減し、チッ
プの割れやメッキ剥がれの少ない半導体装置を製造する
ことができる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
斜視図((a) ),AA’断面図((b) ),及び底面図
((c) )である。
斜視図((a) ),AA’断面図((b) ),及び底面図
((c) )である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造工程を示す断面図((a) 〜(c) )である。
製造工程を示す断面図((a) 〜(c) )である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるその他の半導
体装置を示す断面図である。
体装置を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるその他の半導
体装置の製造工程を示す断面図((a) ,(b) )である。
体装置の製造工程を示す断面図((a) ,(b) )である。
【図5】 この発明の実施の形態2による半導体装置を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
製造工程を示す断面図((a) 〜(c) )である。
製造工程を示す断面図((a) 〜(c) )である。
【図7】 この発明の実施の形態3による半導体装置を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による半導体装置の
製造工程を示す断面図((a) 〜(c) )である。
製造工程を示す断面図((a) 〜(c) )である。
【図9】 従来のPHSを有する半導体装置が反った状
態を示す断面模式図である。
態を示す断面模式図である。
【図10】 従来のPHSを有する半導体装置の製造工
程を示す断面図((a) ,(b) )である。
程を示す断面図((a) ,(b) )である。
【図11】 従来のPHSを有する半導体装置の,PH
S厚みに対するチップの反り量を示した図である。
S厚みに対するチップの反り量を示した図である。
【符号の説明】
1 機能素子領域、1a 発熱素子部、2 半導体基
板、3 給電層、4 PHS、40 本発明のPHS、
4a 空洞部、4b 空洞部、5 半導体チップ、6
放熱電極、7 レジスト、71 レジスト、8 ポリイ
ミド樹脂、9 ニッケル層、10 AuSn合金層。
板、3 給電層、4 PHS、40 本発明のPHS、
4a 空洞部、4b 空洞部、5 半導体チップ、6
放熱電極、7 レジスト、71 レジスト、8 ポリイ
ミド樹脂、9 ニッケル層、10 AuSn合金層。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−349986(JP,A)
特開 平7−288299(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/338
H01L 23/34 - 23/36
H01L 29/812
Claims (4)
- 【請求項1】 薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置において、 上記放熱層は、上記半導体基板の第2の主面側表面の外
周から内側に所望距離の外周領域と、上記半導体基板の
第2の主面側表面の,上記発熱素子部に対応する領域及
びその近傍領域よりなる主熱放散域と、上記半導体基板
の第2の主面側表面の,上記外周領域と上記主熱放散領
域とを結ぶ連接支持領域とに選択的に形成されているこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 少なくとも上記半導体基板の第2の主面側表面の上記放
熱層が形成されていない領域の表面と上記放熱層の,該
放熱層が形成されていない空洞部に面する表面とを含む
表面に、ニッケル層が形成されていることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、 上記放熱層の成長表面に、さらにAuSn合金層が形成
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 薄板化された半導体基板の第1の主面側
に、動作時に発熱する発熱素子部を有する機能素子層を
備え、上記半導体基板の第2の主面側に、その厚みが上
記半導体基板と同等以上の厚みの,良熱伝導性材料より
なる放熱層を備えた半導体装置を製造する方法におい
て、 薄板化される前の半導体基板の第1の主面側に、上記発
熱素子部を含む上記機能素子層を形成する工程と、 上記薄板化される前の半導体基板の第2の主面側を研削
して薄板化する工程と、 該半導体基板の第2の主面側表面に、レジスト層を、所
望の上記放熱層の厚みより厚く形成する工程と、 上記半導体基板の第2の主面側表面の外周から内側に所
望距離の外周領域と、上記半導体基板の第2の主面側表
面の,上記発熱素子部に対応する領域及びその近傍領域
よりなる主熱放散領域と、上記半導体基板の第2の主面
側表面の上記外周領域と上記主熱放散領域とを結ぶ連接
支持領域とに形成された上記レジスト層を選択的に除去
する工程と、 上記半導体基板の第2の主面側表面の,上記レジストを
除去した領域に、良熱伝導材料からなる放熱層を、上記
半導体基板の厚みと同等以上の厚みで形成する工程とを
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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