JP3534883B2 - 壁面の剥離検出装置 - Google Patents

壁面の剥離検出装置

Info

Publication number
JP3534883B2
JP3534883B2 JP07064195A JP7064195A JP3534883B2 JP 3534883 B2 JP3534883 B2 JP 3534883B2 JP 07064195 A JP07064195 A JP 07064195A JP 7064195 A JP7064195 A JP 7064195A JP 3534883 B2 JP3534883 B2 JP 3534883B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall surface
roller
vibration
detection device
arms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07064195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08240571A (ja
Inventor
隼夫 青柳
忠男 内田
博司 渡辺
文彦 三上
良司 上田
秀行 千種
弘 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP07064195A priority Critical patent/JP3534883B2/ja
Publication of JPH08240571A publication Critical patent/JPH08240571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3534883B2 publication Critical patent/JP3534883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の壁面を被覆
するタイルやその下地モルタルが剥離しているか否かを
検査するための壁面の剥離検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建築物の壁面を被覆するタイルが剥離し
ているか否かを検査するための剥離検出装置として種々
のものが知られている。例えば、特開平2−59659
号公報には、タイルに当接する振動ピックアップ、増幅
器および上記タイルに当接される加振器を縦続的に接続
し、加振器が剥離タイルに当接したときは発振し、加振
器が健全タイルに当接したときは発振しにくいことを利
用し、発振信号の大小によって剥離の有無を検出するこ
とが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知の装置は、加振器および振動ピックアップ(受振器)
を常にタイル表面に当接させるための配慮に欠けている
ため、例えば特開昭60−211360号公報に記載の
ように、壁面に沿って懸垂した左右2本の無端ベルトに
加振器および受振器等を含むセンサー部を取付け、上記
無端ベルトの走行により上記センサー部を間欠的に昇降
させ、かつその停止時にセンサー部内で加振器および受
振器を左右にトラバースさせ、この昇降運動および左右
方向のトラバース運動を組み合わせて壁面をジグザグ状
に走査した場合、壁面を被覆するタイル間の目地やタイ
ル自体の浮沈等に伴う壁面の凹凸によって上記の加振器
および受振器の壁面に対する接触圧が変動し、加振器お
よび受振器の一方が壁面に接するときに他方が壁面から
離れたり、また加振器の振動が受振器に直接伝わったり
し、そのため測定が不能になったり、測定精度が低下し
たりして装置の実用化が阻害されていた。
【0004】この発明は、加振器および受振器で壁面を
走査した場合、加振器および受振器が常に一定の圧力で
壁面に接し、かつ加振器の振動が受振器に直接伝わるこ
とがなく、測定精度が向上してタイル等の剥離の判別が
容易であって、この種の装置の実用化を可能にするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る壁面の剥
離検出装置は、建築物の壁面に接して転動する複数個の
車輪を備え、上記壁面に沿って昇降可能な台車に、上記
壁面に振動を与えるための加振ローラおよび上記壁面の
振動を受信するための受振ローラをそれぞれ回転自在に
設けた壁面の剥離検出装置において、上記の台車に設け
た幅方向軸から2本のアームを揺動自在に垂下し、一方
のアームの下端に加振ローラを、他方のアームの下端に
受振ローラをそれぞれ取付け、上記2本のアームを重力
またはスプリングで壁面方向に個別に付勢したことを特
徴とする。
【0006】上記の幅方向軸は、アームごとに個別に設
けてもよいが、2本のアームに共通して1本の幅方向軸
を設けるのが有利である。また、加振ローラおよび受振
ローラを幅方向にトラバースさせる場合は、幅方向に長
いガイド軸を設け、このガイド軸に沿って駆動によりス
ライドするスライドブロックに上記のアーム支持のため
の幅方向軸を設けることができるが、上記のガイド軸に
幅方向軸を兼ねさせることにより、構造を簡略化するこ
とができる。換言すれば、上記アーム支持のための幅方
向軸を幅方向に長く形成して該幅方向軸に上記2本のア
ームを案内して幅方向にスライドさせるためのガイド軸
を兼ねさせることができる。この場合、上記2本のアー
ムの基部に該アームを幅方向に往復させるためのトラバ
ース装置が連結され、加振ローラおよび受振ローラがそ
れぞれアーム下端の鉛直方向の支軸を介して回転自在
に、かつ上下に並ぶように取付けられる。
【0007】上記のように加振ローラおよび受振ローラ
を幅方向にトラバースさせる場合は、そのトラバース区
間の両端にアームを壁面から遠ざける方向に揺動させて
加振ローラおよび受振ローラを壁面から一時的に浮かせ
るための揺動手段を設けることが好ましく、これによっ
て加振ローラおよび受振ローラを昇降させる際、その昇
降が円滑に行われる。
【0008】また、上記の加振ローラおよび受振ローラ
の間隔は、壁面を被覆するタイル1枚の内側に入る大き
さに設定されることが好ましく、これによってタイルに
加えた振動が目地を介することなく該タイルから直接受
振ローラに伝達され、剥離の検出が一層容易になる。
【0009】なお、上記壁面の剥離検出装置において、
該装置を壁面に沿って昇降させるための昇降手段は、壁
面に沿って左右一対の歯付きベルトを垂下し、この歯付
きベルトと噛み合う左右一対の歯付きプーリおよび該歯
付きプーリを駆動するための昇降用駆動モータを上記の
剥離検出装置に設置して形成することが好ましく、この
場合は、歯付きベルトと歯付きプーリ間にスリップが生
じないため、加振ローラおよび受振ローラの高さを正確
に制御することができる。また、壁面に対して台車の車
輪を常に当接させるには、台車にブロアーを、その吸引
口が壁面に向くように固定し、反対側に排気して台車を
壁面に吸着保持する公知の手段を利用することができ
る。
【0010】
【作用】建築物の壁面に振動を与えるための加振ローラ
および上記壁面の振動を受信するための受振ローラがそ
れぞれ別個のアームの下端に取付けられ、壁面側に付勢
されるため、加振ローラおよび受振ローラの一方が壁面
に接し、他方が壁面から離れるようなことはなく、加振
ローラおよび受振ローラの双方が常に壁面に当接する。
したがって、壁面に凹凸が存在する場合にも加振ローラ
および受振ローラを同時に壁面に当接させることがで
き、しかも加振ローラの振動がその支持部を介して受振
ローラに直接伝わることはなく、加振ローラの振動が常
に壁面を介して受振ローラに伝わるため、受振信号の雑
音が減少し、壁面の診断精度が向上する。
【0011】
【実施例】図1において、10は台車であり、「凸」字
形の台板11、その周囲を囲む「凸」字形の周壁12お
よび下面に取付けられた複数個の車輪13(図2参照)
とからなり、この車輪13が建築物の壁面Wに接し、車
台10を壁面Wと平行に昇降させる。上記の台板11は
(図1参照)、幅の狭い上半部と幅の広い下半部とから
なり、上半部の中央左寄りにブロアー14が吸込口14
a(図3参照)を台板11に向けて固定され、該吸込口
14aが台板11に開けた円孔11aを通じて壁面Wに
対向する。なお、この円孔11aの裏面にリング状の押
さえ板15によって塵避けの金網(図示されていない)
が取付けられる。そして、図2および図3に示すよう
に、台板11の上半部裏面に方形の裏囲い枠15を介し
てゴム板等の弾性板からなるスカート16が取付けら
れ、該スカート16の裾が壁面Wに接触してスカート1
6の内側空間を密封する。
【0012】上記台板11の上半部には、上記ブロアー
14の右側に近接して(図1参照)減速機付きの昇降用
モータ(サーボモータ)17が固定され、この昇降用モ
ータ17から上向きに突出する出力軸17aが2個のベ
ベルギヤ18、19を介して幅方向の昇降用駆動軸20
に連結される。この昇降用駆動軸20は、上半部の左右
の周壁12に固定された軸受け21間に支持され、その
左右の突出端には駆動用の歯付きプーリ22が固定され
ている。そして、この歯付きプーリ22の上下にそれぞ
れ押さえプーリ23が設けられ、更に下側押さえプーリ
23の下方手前側にガイドプーリ24(図2参照)が設
けられる。
【0013】一方、上記壁面Wの下方の地面E上に歯付
きベルトBの巻かれたリールRが置かれ、このリールR
から引出された歯付きベルトBが上記左右のガイドプー
リ24、下側押さえプーリ23、駆動用歯付きプーリ2
2および上側押さえプーリ23にジグザグ状に通され、
この歯付きベルトBの先端が壁面Wの上端のパラペット
(図示されていない)に固定され、この左右の歯付きベ
ルトBに上記駆動用歯付きプーリ22が噛合い、上記昇
降用モータ17の駆動により、左右の駆動用歯付きプー
リ22が回転することにより台車10が昇降し、その際
にブロアー14を駆動することにより、台車10が壁面
Wに吸着され、車輪13が壁面Wを転動する。なお、上
記の押さえプーリ23、23の軸端は端板25で連結さ
れる。
【0014】図1において、上記台板11上には、幅の
狭い上半部と幅の広い下半部との境界部左端に近接して
減速機付きのトラバース用モータ30がその出力軸を台
板11の下に突出させて設置され、この出力軸に駆動用
歯付きプーリ31が固定され、その左右に押さえプーリ
32が設けられる。そして、台板11の下半部裏面側の
上端部左右にガイドプーリ33が設けられ、上記の駆動
用歯付きプーリ31、左右の押さえプーリ32および左
右のガイドプーリ33に無端のトラバース用歯付きベル
ト34が巻掛けられる。そして、上記のガイドプーリ3
3の下方に位置する左右の支持金具35、35間に幅方
向に長いガイド軸(幅方向軸)36が支架され、このガ
イド軸36にスライド可能に嵌装されたスライドブロッ
ク37に上記歯付きベルト34が連結される。したがっ
て、トラバース用モータ30の正転・逆転によってスラ
イドブロック37が左右にトラバースする。なお、上記
台板11の下半部には、幅方向に長い長方形の開口11
bが設けられ、この開口11bから上記歯付きベルト3
4の下側直線部およびガイド軸36が台板11の手前か
ら見えるようになっている。
【0015】上記のスライドブロック37は、図4に示
すように水平部37aと左右の垂直部37bとからな
り、上記水平部37aと上面側の押さえ板34aとの間
に上記の歯付きベルト34が固定される。そして、上記
のガイド軸36に左右の垂直部37bと共に、この左右
の垂直部37b間に配置した左右一対の加振器支持アー
ム38の基部、左右一対のリング状スペーサ39および
中央ブロック40(図5参照)が回転・摺動自在に嵌装
され、スライドブロック37のトラバースに伴って左右
一対の加振器支持アーム38および中央ブロック40が
同時に、かつ幅方向にトラバースするようになってい
る。
【0016】上記の加振器支持アーム38は、上下方向
に長く形成され、その上端から裏面側に突出する角形の
基部38a(図5参照)を有し、この基部38aが上記
のガイド軸36に嵌装され、基部38aの前面から下向
きに延びる上記左右の加振器支持アーム38の中央部裏
面が中央ステー38bで、また先端が先端ステー38c
でそれぞれ連結される。そして、左右の加振器支持アー
ム38の先端ステー38cよりも若干上の部分の裏面
に、図6に示すように左右一対のL字形金具41を介し
て棒状の加振器ホルダー42が壁面Wに対して垂直に、
かつその前端が左右の加振器支持アーム38の間から手
前に突出するように固定され、その壁面側端部に鉛直方
向の支軸43を介して加振ローラ44が回転自在に取付
けられ、反対の手前側突出端部に形成された頭部42a
に加振器45が固定される。
【0017】また、上記先端ステー38cの下面中央
(図4および図6参照)に支軸46が下向きに突設さ
れ、この支軸46にローラ47が回転自在に取付けられ
る。このローラ47は、上記スライドブロック37のト
ラバース運動に伴って左右に移動するが、その移動スト
ロークの両端(図1参照)に位置するように傾斜面を有
するカム板48(図6参照)が傾斜面を対向させて前記
の台板11上に固定され、上記のローラ47が上記カム
板48の傾斜面に乗り上げたとき(図6の鎖線参照)、
加振器支持アーム38が手前側に揺動し、加振ローラ4
4が壁面Wから浮くように構成される。
【0018】他方、上記左右の加振器支持アーム38の
基部38a間でガイド軸36に嵌装された中央ブロック
40の前面には、図4および図5に示すように、三角形
配置の3個の防振ゴム49を介して上下方向に長い受振
器支持アーム50の基部が固定される。この受振器支持
アーム50は、上記左右の加振器支持アーム38を接続
する中央ステー38bの手前側を通って下方に延びるよ
うに薄い板金で形成され、その下端に壁面W側に直角に
曲げられた屈曲部50aを有し、この屈曲部50aに棒
状の受振器ホルダー51が壁面Wに対して垂直に固定さ
れ、その壁面側端部に鉛直方向の支軸52を介して薄板
製の受振ローラ53が回転自在に取付けられ、反対の手
前側端部に受振器(圧電式加速度ピックアップ)54が
固定される。なお、この実施例では、受振ローラ53お
よび加振ローラ44の径が等しく設定され、両者が上下
に対向して配置される。
【0019】図2および図5において、55は台板11
の下半部裏面に固定された箱形の裏面カバーであり、そ
の内側に前記図1のトラバース用歯付きプーリ31、押
さえプーリ32、ガイドプーリ33、歯付きベルト3
4、ガイド軸36とその支持金具35、スライドブロッ
ク37、加振器ホルダー42、加振ローラ44、受振器
ホルダー51および受振ローラ53の各全体または一部
が収容され、この裏面カバー55に開口する幅方向の長
孔55a(図1および図5参照)から上記の加振ローラ
44および受振ローラ53の壁面W側端部が外側に突出
して壁面Wに当接している。
【0020】なお、図1において、56はサーボユニッ
ト、57は制御用電源、58は電源ノイズを除去するた
めのノイズフィルタ、59は無線モデム装置であり、そ
れぞれ台車10に固定され、地上とのデータ通信により
上記台車10上の制御基盤(図示されていない)および
サーボユニット56を介して昇降用モータ(サーボモー
タ)17を駆動して台車10の高さを制御し、また受振
器54の出力信号を制御基盤で周波数解析し、その結果
を無線モデム装置59から地上に送信するようになって
いる。
【0021】上記の構造において(図1参照)、台車1
0上のスライドブロック37をトラバース範囲の一端に
位置させてブロアー14を駆動すると、台車10の上半
部裏面が減圧され、車輪13が壁面Wに当接する。ま
た、ガイド軸36(図5参照)から垂下する加振器支持
アーム38、加振器ホルダー42、加振ローラ44およ
び加振器45等からなる加振部、並びに中央ブロック4
0、受振器支持アーム50、受振器ホルダー51、受振
ローラ53および受振器54等からなる受振部は、それ
ぞれ自重により壁面側に付勢されて揺動するが、加振器
支持アーム38の先端ローラ47がカム板48(図6参
照)の斜面に接するため、加振ローラ44が壁面Wから
浮いた位置で加振器支持アーム38の揺動が停止し、こ
の停止に伴って加振器支持アーム38の中央ステー38
b(図5参照)が受振器支持アーム50に当接し、その
ため受振器支持アーム50も、受振ローラ53が壁面W
から離れた位置でその揺動を停止する。
【0022】次いで、昇降用モータ17(図1および図
2参照)を駆動すると、左右の昇降用歯付きプーリ22
が上方から垂下された左右の歯付きベルトBと噛み合い
ながらスリップすることなく回転し、かつ加振ローラ4
4および受振ローラ53の双方が壁面Wから離れている
ため、台車10が円滑に昇降する。したがって、台車1
0の停止高さを正確に制御することができる。そして、
上下に並ぶ受振ローラ53および加振ローラ44が壁面
Wを構成する1枚のタイル内に位置するように上記台車
10の高さを設定した後、トラバース用モータ30を駆
動すると、ガイド軸36上のスライドブロック37が移
動を開始し、これに伴って加振器支持アーム38および
受振器支持アーム50等のセンサ部全体が移動するた
め、加振器支持アーム38の先端のローラ47が前記の
付勢力によってカム板48(図6参照)の斜面を滑り落
ち、加振ローラ44(図5参照)および受振ローラ53
がそれぞれ壁面Wとの接触を開始する。
【0023】したがって、加振ローラ44に支軸43お
よび加振器ホルダー42を介して連結されている加振器
45、並びに受振ローラ53に支軸52および受振器ホ
ルダー51を介して連結されている受振器54をそれぞ
れ動作させると、加振器45の振動が加振器ホルダー4
2、支軸43、加振ローラ44を介して壁面Wに伝えら
れ、上記振動の振幅や周波数が壁面Wにおけるタイル剥
離の有無等によって変更され、しかるのち上記壁面Wか
ら受振ローラ53、支軸52および受振器ホルダー51
を介して受振器54に送られ、これが周波数解析された
後、無線モデム装置59(図1参照)から地上に送ら
れ、この送信された振動の波形が地上のコンピュータで
解析され、剥離の有無が判別される。
【0024】この場合、受振部が中央ブロック40、防
振ゴム49、受振器支持アーム50、受振器ホルダー5
1、受振ローラ53および受振器54等で構成され、中
央ブロック40と受振器支持アーム50との間に防振ゴ
ム49が介在するため、加振ローラ44その他から中央
ブロック40に伝わる振動が防振ゴム49に吸収され、
これらの振動が受振器支持アーム50に伝達されない。
したがって、受振器54に入るノイズが一層減少する。
なお、上記防振ゴム49の取付け位置は、他の位置、例
えば受振器支持アーム50の下端と受振器ホルダー51
との間等に変更することができる。
【0025】そして、上記の加振ローラ44および受振
ローラ53が移動範囲の他端に達すると、他端のカム板
48に先端ローラ47が乗り上げることにより、加振ロ
ーラ44および受振ローラ53が壁面Wから浮かされ、
かつその移動が停められ、しかるのち昇降用モータ17
が駆動され、台車10が昇降して次の検査位置に移動す
る。
【0026】上記の実施例は、壁面が鉛直な場合の剥離
検出について説明したが、この発明に係る壁面の剥離検
出装置は、鉛直壁面だけでなく傾斜壁面の剥離検出にも
使用することができ、更に床タイルの剥離検出にも使用
することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載された発明は、建築物の
壁面に沿って昇降可能な台車に設けた幅方向軸から2本
のアームを揺動自在に垂下し、一方のアームの下端に加
振ローラを、他方のアームの下端に受振ローラをそれぞ
れ取付け、上記2本のアームを重力またはスプリングで
壁面方向に個別に付勢した壁面の剥離検出装置であるか
ら、加振ローラおよび受振ローラの一方が壁面に接し、
他方が壁面から離れるようなことはなく、加振ローラお
よび受振ローラの双方が常に壁面に当接する。したがっ
て、壁面に凹凸が存在する場合にも加振ローラおよび受
振ローラが同時に壁面に当接し、しかも加振ローラの振
動がその支持部を介して受振ローラに直接伝わることは
なく、加振ローラの振動が常に壁面を介して受振ローラ
に伝わるため、受振信号の雑音が減少し、壁面剥離の有
無の診断精度が向上する。
【0028】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載された壁面の剥離検出装置において、幅方向軸が幅方
向に長く形成されて2本のアームを案内して幅方向にス
ライドさせるためのガイド軸を兼ね、この2本のアーム
の基部に該アームを幅方向に往復させるためのトラバー
ス装置が連結され、加振ローラおよび受振ローラがそれ
ぞれアーム下端の鉛直方向の支軸を介して回転自在に、
かつ上下に並ぶように取付けられたものであるから、台
車上のセンサ部の構造が簡略化され、軽量化される。
【0029】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載された壁面の剥離検出装置において、加振ローラお
よび受振ローラのトラバース区間の両端にアームを壁面
から遠ざける方向に揺動させて加振ローラおよび受振ロ
ーラを壁面から一時的に浮かせるためのカム装置が設け
られたものであるから、加振ローラおよび受振ローラが
トラバース区間の一端または他端に位置するときに台車
全体を昇降させることにより、加振ローラおよび受振ロ
ーラが壁面から離れた状態で台車を昇降させることが可
能になり、そのため台車の昇降が円滑になる。
【0030】請求項4に記載された発明は、請求項1な
いし3のいずれかに記載された壁面の剥離検出装置にお
いて、加振ローラおよび受振ローラの間隔が壁面を被覆
するタイル1枚の内側に入る大きさに設定されたもので
あるから、加振ローラからタイルに加えた振動が、目地
を介することなく該タイルから直接受振ローラに伝達さ
れ、剥離の検出が一層容易になる。
【0031】請求項5に記載された発明は、請求項1な
いし4のいずれかに記載された壁面の剥離検出装置にお
いて、壁面に沿って垂下された左右一対の歯付きベルト
と噛み合う左右一対の歯付きプーリおよび該歯付きプー
リを駆動するための昇降用駆動モータを備えたものであ
るから、歯付きベルトと歯付きプーリ間にスリップの発
生がなく、そのため台車を円滑に昇降させることがで
き、台車を停止する際の高さ制御が容易になり、台車を
所望の高さに正確に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1の要部(センサ部)の拡大図である。
【図5】図4の一部破断側面図である。
【図6】図4の下面図である。
【符号の説明】
W:壁面 E:地面 10:台車 11:台板 13:車輪 14:ブロアー 17:昇降用モータ 20:昇降用駆動
軸 22、31:歯付きプーリ 30:トラバース
用モータ 23、32:押さえプーリ 24、33:ガイ
ドプーリ B、34:歯付きベルト R:リール 36:ガイド軸(幅方向軸) 37:スライドブ
ロック 38:加振器支持アーム 39:リング状ス
ペーサ 40:中央ブロック 41:L字形金具 42:加振器ホルダー 44:加振ローラ 45:加振器 47:ローラ 48:カム板 49:防振ゴム 50:受振器支持アーム 51:受振器ホル
ダー 53:受振ローラ 54:受振器 55:裏面カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 博司 千葉県印旛郡印西町大塚1丁目5番 株 式会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 三上 文彦 千葉県印旛郡印西町大塚1丁目5番 株 式会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 上田 良司 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式 会社日本技術センター内 (72)発明者 千種 秀行 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式 会社日本技術センター内 (72)発明者 竹中 弘 兵庫県姫路市東延末4丁目73番地 株式 会社日本技術センター内 (56)参考文献 特開 昭58−213249(JP,A) 特開 平5−99906(JP,A) 特開 昭60−140146(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の壁面に接して転動する複数個の
    車輪を備え、上記壁面に沿って昇降可能な台車に、上記
    壁面に振動を与えるための加振ローラおよび上記壁面の
    振動を受信するための受振ローラをそれぞれ回転自在に
    設けた壁面の剥離検出装置において、上記の台車に設け
    た幅方向軸から2本のアームを揺動自在に垂下し、一方
    のアームの下端に加振ローラを、他方のアームの下端に
    受振ローラをそれぞれ取付け、上記2本のアームを重力
    またはスプリングで壁面方向に個別に付勢したことを特
    徴とする壁面の剥離検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された壁面の剥離検出装
    置において、幅方向軸が幅方向に長く形成されて2本の
    アームを案内して幅方向にスライドさせるためのガイド
    軸を兼ね、この2本のアームの基部に該アームを幅方向
    に往復させるためのトラバース装置が連結され、加振ロ
    ーラおよび受振ローラがそれぞれアーム下端の鉛直方向
    の支軸を介して回転自在に、かつ上下に並ぶように取付
    けられている壁面の剥離検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された壁面の剥離検出装
    置において、加振ローラおよび受振ローラのトラバース
    区間の両端にアームを壁面から遠ざける方向に揺動させ
    て加振ローラおよび受振ローラを壁面から一時的に浮か
    せるための揺動手段が設けられている壁面の剥離検出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載され
    た壁面の剥離検出装置において、加振ローラおよび受振
    ローラの間隔が壁面を被覆するタイル1枚の内側に入る
    大きさに設定されている壁面の剥離検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載され
    た壁面の剥離検出装置において、壁面に沿って垂下され
    た左右一対の歯付きベルトと噛み合う左右一対の歯付き
    プーリおよび該歯付きプーリを駆動するための昇降用駆
    動モータを備えている壁面の剥離検出装置。
JP07064195A 1995-03-03 1995-03-03 壁面の剥離検出装置 Expired - Fee Related JP3534883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07064195A JP3534883B2 (ja) 1995-03-03 1995-03-03 壁面の剥離検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07064195A JP3534883B2 (ja) 1995-03-03 1995-03-03 壁面の剥離検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08240571A JPH08240571A (ja) 1996-09-17
JP3534883B2 true JP3534883B2 (ja) 2004-06-07

Family

ID=13437484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07064195A Expired - Fee Related JP3534883B2 (ja) 1995-03-03 1995-03-03 壁面の剥離検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3534883B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052958A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Penta Ocean Construction Co Ltd 建物外壁点検装置及びシステム
KR102330065B1 (ko) * 2019-11-22 2021-11-22 최종대 균열 탐지 시스템
CN113978378A (zh) * 2021-10-29 2022-01-28 枣庄高新区立正安装工程有限公司 一种建筑装修工程用多维度检测装置
CN114324585B (zh) * 2021-12-17 2024-06-14 黑龙江省六建建筑工程有限责任公司 一种建筑工程用墙体质量安全检测装置
CN114838647B (zh) * 2022-05-09 2024-05-03 浙江意诚检测有限公司 具有垂直度检测结构的房屋基础检测设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08240571A (ja) 1996-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5014547A (en) Apparatus for determining the surface roughness of a material
US7073374B2 (en) Soil compaction measurement on moving platform
JP3534883B2 (ja) 壁面の剥離検出装置
JP2001015467A (ja) 研磨終点検出装置
EA000237B1 (ru) Способ определения жесткости бумажного листа и устройство для его осуществления
CN116448230B (zh) 噪音测试系统
US3937065A (en) Delamination detector
JP2014020891A (ja) 自走式移動体の走行試験装置
JP4868712B2 (ja) エレベータの制振装置
JP3307985B2 (ja) 木綿、化学繊維などの如き紡績用繊維材料からなる原料繊維俵から繊維材料を取り出す装置
JPH09110328A (ja) エレベータ試験装置
US8584293B1 (en) Footwear cleaning device for removing magnetic and non-magnetic contaminants
JPH06142011A (ja) 三点吊り建物外壁面自動清掃装置
CN213336777U (zh) 一种齿轮噪音检测装置
JPH0336903Y2 (ja)
CN108508476A (zh) 一种具有保护功能的智能型地下金属探测仪器
JPH0552821A (ja) 構造物表層部の診断装置
KR950700174A (ko) 기계 진동을 이용한 동작센서(movement sensor using mechanical vibrations)
JP2001113884A (ja) 昇降黒板装置
CN222739387U (zh) 振动式电磁除铁器
JPH0828032A (ja) 壁面移動体の移動装置
KR100467405B1 (ko) 대형 파이프 자동 흠탐상 이동로봇용 전자기유도 초음파탐촉자 탈부착 기구
CN120908311A (zh) 一种超声波桩基缺陷检测装置及其检测方法
JPS6350224Y2 (ja)
KR960027090A (ko) 세정장치용 브러쉬마모 검사장치 및 그 검사방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040309

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees