JP3540420B2 - オープンショーケース - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、店舗の閉店時に開口部を被うためのナイトカバーを備えたオープンショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されるオープンショーケースには、ナイトカバーと称される引き出し自在のカバー(以下、ナイトカバーと称す。)が取り付けられており、商品の納出が行われない閉店時には、このナイトカバーを引き出して開口部を被うことにより、開口部からの無駄な冷気の流出を防止し、消費電力の削減を図ることをができるように構成されている。
【0003】
特に、開口部の幅が大きい長尺のオープンショーケースにおいては、二枚(若しくはそれ以上)のナイトカバーを並設して開口部を被っているが、各ナイトカバー相互間には引き出された状態で隙間が生じていたため、この隙間から冷気が漏出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これを防止するために、例えば実開昭61−159783号公報(F25D11/00)では、隣接するナイトカバーの端部が相互に重なるように配置して、引き出された各ナイトカバー間に隙間を作らないようにしているが、隙間は開口部両側の側板とナイトカバーとの間にも発生するため、そこからの冷気漏れには効果がなかった。
【0005】
他方、実開昭59−4983号公報(F25D23/02)では、係るナイトカバーと側板間の隙間を閉塞するための風防板を側板に取り付けているが、係る構成では構造が複雑となり、部品点数が増大してコストの著しい高騰を引き起こす問題があった。
【0006】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、開口部からの冷気漏れ防止効果を簡単な構成にて改善し、消費電力を削減することができるオープンショーケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のオープンショーケースは、開口部を被う少なくとも二枚のナイトカバーを備え、各ナイトカバーは、引き出された状態で相互に隣接する一端部が重なり合うものであって、開口部に取り付けた外装パネルとその内側に設けた内装パネル間に構成された収納部 と、この収納部内に設けられ、上部が下部に対して前側に位置した階段形状の取付板と、収納部の開口部側に位置して外装パネルと内装パネル間に形成された間隙とを備え、ナイトカバーを取付板の上部と下部にそれぞれ設けると共に、それらの先端を前記間隙より開口部側に引き出すことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明のオープンショーケースは、上記において各ナイトカバーが取り付けられた保持具は、取り付け位置が開口部の幅方向に移動可能となるよう取付板に設けられることを特徴とする。
【0009】
【作用】
本発明によれば、開口部を被う少なくとも二枚のナイトカバーを備え、各ナイトカバーは、引き出された状態で相互に隣接する一端部が重なり合うオープンショーケースにおいて、開口部に取り付けた外装パネルとその内側に設けた内装パネル間に構成された収納部と、この収納部内に設けられ、上部が下部に対して前側に位置した階段形状の取付板と、収納部の開口部側に位置して外装パネルと内装パネル間に形成された間隙とを備え、ナイトカバーを取付板の上部と下部にそれぞれ設けると共に、それらの先端を前記間隙より開口部側に引き出すようにしたので、引き出された各ナイトカバーの重なり合う一端部が相互に密着され、冷気漏れ防止効果が一層向上する。また、収納部内において重なり合う各ナイトカバーの一端部は引き離されるので、巻き取り時に各ナイトカバーが干渉し合うことが無くなり、ナイトカバーの引き出し・巻き取り操作性が改善されるものである。
【0010】
請求項2の発明によれば、上記に加えて各ナイトカバーが取り付けられた保持具は、取り付け位置が開口部の幅方向に移動可能となるよう取付板に設けられるので、隣接するナイトカバーの重複寸法を、オープンショーケースの設置状態に応じて任意に調整し、冷気漏れの防止に最適な状態に調整することができるようになる。更に、例えば出荷時には重複寸法を大きくして各ナイトカバーを内方に移動させて置き、オープンショーケースの据え付け現場において外方に移動させ、側板や他のオープンショーケースのナイトカバーと重ね合わせることが可能となるので、製品の運搬・据え付け作業にも支障を来さないようにすることができるものである。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の実施例のオープンショーケース1の正面図、図2はオープンショーケース1の縦断側面図、図3はオープンショーケース1の開口部2上端の拡大縦断側面図、図4はオープンショーケース1の開口部2上部の側面図、図5はオープンショーケース1の開口部2下部の縦断側面図である。
【0012】
上記各図に示した実施例のオープンショーケース1は、例えばスーパーマーケットなどの店舗内に複数台据え付けられる冷蔵タイプの縦型オープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁2と、据え付け現場においてこの断熱壁2の両側に取り付けられる側板3、3とから構成されている。断熱壁2の内側にはそれぞれ間隔を存して外層仕切板4と内層仕切板6が取り付けられており、断熱壁2と外層仕切板4間が外層ダクト7、内外層仕切板6、4間が内層ダクト8とされ、内層仕切板6の内側が貯蔵室9とされている。
【0013】
この貯蔵室9内には複数段の棚11・・が架設されると共に、貯蔵室9の底部にはデックパン12が取り付けられ、このデックパン12の下方は前記両ダクト7、8に連通した底部ダクト13とされている。そして、この底部ダクト13内には図示しない送風機を内蔵したファンケース14が設置されると共に、内層ダクト8内には冷凍装置に含まれる冷却器16が縦設されている。
【0014】
断熱壁2と両側板3、3にて囲繞された貯蔵室9の前面開口部21の上縁には外層吐出口22と内層吐出口23が前後に並設されており、外層吐出口22は外層ダクト7に内層吐出口23は内層ダクト8にそれぞれ連通している。また、開口部21の下縁には吸込口24が形成され、前記底部ダクト13に連通している。
【0015】
そして、前記ファンケース14内の送風機が運転されると、底部ダクト13内の空気は後方の内外層ダクト7、8に向けて吹き出され、外層ダクト7においてはそのまま吹き上げられると共に、内層ダクト8においては冷却器16と熱交換した後吹き上げられ、開口部21上縁の内外層吐出口22、23から下縁の吸込口24に向けてそれぞれ吹き出される。
【0016】
これによって、貯蔵室9の開口部21には内側の冷気エアーカーテンとそれを保護する外側のエアーカーテンとが形成され、開口部21からの外気の侵入が阻止若しくは抑制されると共に、内側の冷気エアーカーテンの一部が貯蔵室9内に循環して貯蔵室9内は冷却される。そして、これらの冷気などは吸込口24から底部ダクト13に帰還し、送風機に再び吸い込まれることになる。
【0017】
一方、断熱壁2の天壁2A前端には内装パネルとしてのキャノピー(庇)26が全幅に渡り、前方に突出して取り付けられており、このキャノピー26の内側、内層吐出口23の内方及び各棚11の下面には蛍光灯27・・がそれぞれ取り付けられている。他方、断熱壁2の開口部21下縁を縁取る前壁2B上端にはハンドレール28が全幅に渡って取り付けられ、このハンドレール28の外面である下面前端部28Aはアンダーカット形状とされている。
【0018】
尚、31、32は前壁2B前面に取り付けられた上下化粧パネルであり、33はバンパーである。また、側板3は所定の幅を有しており、その前面中央部には透視ガラス29が嵌め込まれている。
【0019】
前記キャノピー26の上側には間隔を存して外装パネル36が長手方向に渡って取り付けられており、この外装パネル36とキャノピー26間が収納部37とされている。この外装パネル36はキャノピー26より横幅が広く、断熱壁2から両側板3、3の前面3A、3A上部前方まで渡る寸法を有しており、キャノピー26の前端と外装パネル36の下端間には、収納部37の開口部21側に位置して幅方向に渡る間隙Gが形成されている。
【0020】
尚、この間隙Gに面するキャノピー26及び外装パネル36には適宜クッション材が貼り付けられる。また、外装パネル36の左右端にはキャップ38が取り付けられて収納部37を閉塞する。
【0021】
更に、前記キャノピー26の上面には収納部37内に位置してキャノピー26と同じ幅の硬質合成樹脂製取付板41が立設されている。この取付板41の前面42は上部42Aが下部42Bに対して前側に位置した階段形状とされており、それらの前面上下には相互に対向した係合片43、43及び44、44がそれぞれ形成されている。
【0022】
そして、各係合片43、43及び44、44間にはそれぞれナイトカバー46、47が取り付けられた保持具48、49が係合され、これによって、両ナイトカバー46、47は収納部37内に収納される。この場合、図7の如く上側の保持具48は取付板41(断熱壁2)の向かって右側、下側の保持具49は向かって左側に相互に変位して取り付けられると共に、それぞれ取付板41の長手方向(開口部21の幅方向)に移動可能に各係合片43、43及び44、44間に保持される。
【0023】
これによって、ナイトカバー46は向かって右側、ナイトカバー47は左側に配置され、且つ、ナイトカバー46はナイトカバー47よりも前上方に位置する。また、各保持具48、49は係合片43、43及び44、44間に係合される縦辺48A、49Aと、前方に突出する上辺48B、49Bとを備えており、保治具49の上辺49Bはナイトカバー47の上方に位置してナイトカバー47より前方に突出している。
【0024】
前記各ナイトカバー46、47は、何れも織物から成る基材の一面若しくは両面に水蒸気を透過させ、且つ、低温(少なくとも後述する+13℃〜+16℃の温度)においても当該透過特性が維持されるフィルムをラミネートした素材にて構成されており、各保持具48、49の縦辺48A、49Aに取り付けられたトーションバー51、51の周囲に捲回されて常時巻き取られる方向に付勢されている。
【0025】
また、各ナイトカバー46、47の横幅の合計値は、実施例では断熱壁2と二枚の側板3、3の幅寸法よりも大きい寸法とされており、巻き取られた状態でそれらの隣接する一端部は断熱壁2の左右方向の中心Cよりも反対側まで突出し、それによって、両ナイトカバー46、47の前記一端部は上下方向において重複している。更に、保持具48、49を図8の如く取付板41よりも外方に突出させて両ナイトカバー46、47の他端部を外方の側板3、3の前面3Aまで移動させても、同図の如く前記一端部は少なくとも上下方向で重複する構成とされている。
【0026】
これらナイトカバー46、47の先端(下縁)にはそれらを左右に張る硬質樹脂製の縁部材56が取り付けられている。この縁部材56は図6の如くナイトカバー46、47の全幅よりも短く、それによってナイトカバー46、47の両端には縁部材56は存在していない。また、縁部材56の中央部には把手57が形成されている。この把手57は前方に突出した摘み部58と、後方に突出したフック部59とから成り、フック部59の後面には磁石61が取り付けられている。
【0027】
そして、各ナイトカバー46、47の先端は前記キャノピー26と外装パネル36の間の間隙Gより収納部37から開口部21側に引き出され、それらの縁部材56、56は図3の如く収納部37外の開口部21側に臨む。これによって、両ナイトカバー46、47は略同じ位置から引き出されることになるが、保持具49の上辺49Bはナイトカバー47よりも前方に突出しており、ナイトカバー46の前記一端部はこの上辺49Bの前側を通って降下することになるので、少なくとも各ナイトカバー46、47の隣接する一端部においては、ナイトカバー46は上方に行くに従ってナイトカバー47より前方に引き離される。
【0028】
以上の構成にて断熱壁2と側板3、3及び外装パネル36が分離された状態でオープンショーケース1が出荷される時点では、各保持具48、49は各ナイトカバー46、47の重複寸法が拡大されるように内方に移動させて置く(図7)。従って、断熱壁2の幅寸法が保持具48、49によって拡大されることを防止することができる。
【0029】
そして、店舗などの据え付け現場において先ず断熱壁2の両側に側板3、3を取り付ける。次に、各保持具48、49を外方に移動させ、図8の如く取付板41よりも左右外方に突出させて両ナイトカバー46、47の他端部を外方の側板3、3の前面3Aまで移動させる。尚、この状態においても前述の如くナイトカバー46、47の隣接する一端部は少なくとも上下方向で重複している。そして、前述の如く縁部材56、56を下方に引き出した状態で、外装パネル36を断熱壁2に取り付け、左右をキャップ38、38にて塞ぐ。
【0030】
この構成で、店舗の閉店時には前記縁部材56、56の摘み部58を持って両ナイトカバー46、47を引き出し、各フック部59をハンドレール28の下面前端部28Aに嵌合させる。この場合、フック部59の磁石61はハンドレール28に吸着するので、フック部59の係合は安定的に保持される。また、ハンドレール28は断熱壁2の左右略全幅に渡っており、フック部59はこのハンドレール28の前端部28Aのどこにでも嵌合できるので、各ナイトカバー46、47が幅方向に移動されても、フック部59の嵌合に支障が生じることは無い。
【0031】
特に、この状態でナイトカバー46、47の先端部はハンドレール28の上面にその外側(外面)まで密着することになるので、ナイトカバー46、47とハンドレール28間の隙間は塞がれる。従って、ハンドレール28とナイトカバー46、47間からの冷気の漏出は阻止される。
【0032】
また、前述の如く各ナイトカバー46、47の隣接する一端部は巻き取られた状態で上下方向において重複しているので、引き出された状態のナイトカバー46、47の前記一端部は重なり合う(ナイトカバー46が前側)と共に、他端部は開口部21より外方に張り出して側板3、3の前面3A、3Aに位置する。従って、両ナイトカバー46、47間及びナイトカバー46、或いは、47と側板3、3との間の隙間は塞がれ、開口部21からの冷気の漏出は防止される。
【0033】
従って、オープンショーケース1の運転効率は大幅に改善され、省エネルギーとなると共に、従来の如き格別な風防板なども不要となるので、部品点数の削減と製造コストの低減も図ることができる。尚、保持具48、49は開口部21の幅方向に移動可能であるので、ナイトカバー46、47の重複寸法は、オープンショーケース1の設置状態に応じて任意に調整し、冷気漏れの防止に最適な状態に調整すれば良い。
【0034】
特に、各ナイトカバー46、47は間隙Gから共に引き出されているので、各ナイトカバー46、47の重なり合う一端部は相互に密着される。ここで、縁部材56もナイトカバー46、47の両端部には存在しないので、これら縁部材56、56が両ナイトカバー46、47の重複部分の密着、及び、側板3の前面3Aへの密着の邪魔になることもない。また、各ナイトカバー46、47の内側を降下するエアーカーテンによって、ナイトカバー46、47は外気圧により貯蔵室9側に押されることになるので、総じて冷気漏れ防止効果は一層向上する。
【0035】
ここで、エアーカーテンによりナイトカバー46、47の表面は+13℃〜+16℃の温度に低下するが(貯蔵室9内の温度が0℃〜+5℃、外気温+25℃でナイトカバー46、47の表面温度は+13℃〜+16℃程になる)、ナイトカバー46、47は係る低温においても水蒸気を透過させるので、例えば特公昭42−25586号公報に示される如き孔を穿設すること無く、ナイトカバー46、47内面への結露は防止される。従って、係る孔からの冷気漏れも解消できる。
【0036】
また、係るナイトカバー46、47への結露が防止されることにより、前述の如くハンドレール28の外側までナイトカバー46、47が被っても、結露によってオープンショーケース1周囲が汚損されることが無くなる。
【0037】
そして、以上の如き冷気漏れ防止効果により、実施例では従来一般的なナイトカバー付きオープンショーケース(100%)に比してその消費電力は約55%まで低減された。
【0038】
他方、前述の如く収納部37内では、少なくとも各ナイトカバー46、47の隣接する一端部においてナイトカバー46は上方に行くに従ってナイトカバー47より前方に引き離されるので、巻き取り時に各ナイトカバー46、47が干渉し合うことが無くなり、ナイトカバー46、47の引き出し・巻き取り操作性が改善される。更に、各ナイトカバー46、47は収納部37内に取り付けられているので、外観も向上する。
【0039】
次に、図9は二台のオープンショーケース1、1を連結して設置した場合の平面図を示している。尚、この実施例ではナイトカバー46、47は図1乃至図8の場合と上下が逆とされている。この場合、二台のオープンショーケース1、1の相互に隣接する側の側板3は削除され、断熱壁2、2は相互にシール材を介して接合されるが、各断熱壁2、2間には少許隙間63が形成されてしまう。
【0040】
しかしながら、前述の如く各ナイトカバー46、47の隣接する一端部を重複させた状態で、他端部を開口部21より外方に張り出させることにより、左側のオープンショーケース1のナイトカバー46の右端と、右側のオープンショーケース1のナイトカバー47の左端を重ね合わせることができる。従って、各オープンショーケース1、1のナイトカバー46、47間及び各断熱壁2、2間の隙間63は塞がれ、開口部21、21からの冷気の漏出は防止される。
【0041】
次に、図10は所謂平型オープンショーケース70の実施例を示している。この場合、オープンショーケース70は上方に開口した断面略コ字状の断熱壁71と、この断熱壁71の両側に取り付けられる図示しない側板とから構成されている。断熱壁71の内側にはそれぞれ間隔を存してコ字状の仕切板72、73が取り付けられており、断熱壁71と各仕切板72、73間がダクト74とされ、各仕切板72、73の内側が貯蔵室76、77とされている。
【0042】
また、ダクト74内には図示しない送風機と冷凍装置に含まれる冷却器が配設される。各仕切板72、73の隣接する側の上端には、断熱壁71と両側板にて囲繞された貯蔵室76、77の上面開口部78、79に位置して左右外方に向けた吐出口81、82が形成されており、各吐出口81、82はダクト74に連通している。また、開口部78、79の左右外側縁には吸込口83、84がそれぞれ形成され、前記ダクト74に連通している。
【0043】
そして、前記送風機が運転されると、ダクト74内の冷気は各吐出口81、82から両側の吸込口83、84に向けてそれぞれ吹き出される。これによって、貯蔵室76、77の開口部78、79には冷気エアーカーテンが形成され、開口部78、79からの外気の侵入が阻止若しくは抑制されると共に、冷気エアーカーテンの一部が貯蔵室76、77内に循環して冷却される。そして、これらの冷気は吸込口83、84からダクト74に帰還し、送風機に再び吸い込まれることになる。
【0044】
一方、各吐出口81、82の上側には内装パネル86、87が全幅に渡り、それぞれ取り付けられており、両内装パネル86、87の上方には間隔を存して外装パネル88が長手方向に渡って取り付けられ、この外装パネル88と内装パネル86、87間が収納部89とされている。この外装パネル88は内装パネル86、87より横幅が広く、断熱壁71から両側板の上面まで渡る寸法を有しており、各内装パネル86、87の外側端と外装パネル88の外側端間には、収納部89の開口部78、79側に位置して幅方向に渡る間隙Gが形成されている。
【0045】
更に、前記両内装パネル86、87の上面には収納部89内に位置して内装パネル86、87と同じ幅の硬質合成樹脂製取付板91がそれぞれ取り付けられている。各取付板91は間隙Gから離間した側の内側部92Aが間隙G側の外側部92Bに対して上側に位置した階段形状とされており、それらの上面には前述同様の係合片(図示せず)がそれぞれ形成されている。
【0046】
そして、各係合片間にはそれぞれ前述同様のナイトカバー46、47が取り付けられた保持具48、49が係合され、これによって、両ナイトカバー46、47は収納部89内に収納される。この場合も同様に各ナイトカバー46の隣接する一端部は水平方向で重複するよう左右に変位して配置されると共に、他端部は図示しない側板上面まで渡るよう取り付けられる。従って、各ナイトカバー46、47を引き出した際には両ナイトカバー46、47の前記一端部は重なり合い、且つ、他端部は側板上面に位置するので、各開口部78、79の隙間は前述同様に塞がれることになる。
【0047】
尚、上記各実施例ではオープンショーケースの開口部に2枚若しくは4枚のナイトカバーを取り付けた場合について説明したが、それに限らず、3枚若しくは更に多数のナイトカバーにて開口部を被っても良い。また、請求項8の発明に関してはこれに限らず、1枚のナイトカバーにて開口部を被い、その両端部を開口部より外方に張り出させても良い。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、開口部を被う少なくとも二枚のナイトカバーを備え、各ナイトカバーは、引き出された状態で相互に隣接する一端部が重なり合うオープンショーケースにおいて、開口部に取り付けた外装パネルとその内側に設けた内装パネル間に構成された収納部と、この収納部内に設けられ、上部が下部に対して前側に位置した階段形状の取付板と、収納部の開口部側に位置して外装パネルと内装パネル間に形成された間隙とを備え、ナイトカバーを取付板の上部と下部にそれぞれ設けると共に、それらの先端を前記間隙より開口部側に引き出すようにしたので、引き出された各ナイトカバーの重なり合う一端部が相互に密着され、冷気漏れ防止効果が一層向上する。また、収納部内において重なり合う各ナイトカバーの一端部は引き離されるので、巻き取り時に各ナイトカバーが干渉し合うことが無くなり、ナイトカバーの引き出し・巻き取り操作性が改善されるものである。
【0049】
請求項2の発明によれば、上記に加えて各ナイトカバーが取り付けられた保持具は、取り付け位置が開口部の幅方向に移動可能となるよう取付板に設けられるので、隣接するナイトカバーの重複寸法を、オープンショーケースの設置状態に応じて任意に調整し、冷気漏れの防止に最適な状態に調整することができるようになる。更に、例えば出荷時には重複寸法を大きくして各ナイトカバーを内方に移動させて置き、オープンショーケースの据え付け現場において外方に移動させ、側板や他のオープンショーケースのナイトカバーと重ね合わせることが可能となるので、製品の運搬・据え付け作業にも支障を来さないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のオープンショーケースの正面図である。
【図2】本発明の実施例のオープンショーケースの縦断側面図である。
【図3】本発明の実施例のオープンショーケースの開口部上端の拡大縦断側面図である。
【図4】本発明の実施例のオープンショーケースの開口部上部の側面図である。
【図5】本発明の実施例のオープンショーケースの開口部下部の縦断側面図である。
【図6】引き出した状態の2枚のナイトカバーの斜視図である。
【図7】取付板の斜視図である。
【図8】保持具を移動させた状態の取付板の斜視図である。
【図9】オープンショーケースを連結した状態の平面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す平型オープンショーケースの縦断側面図である。
【図11】図10の平型オープンショーケースの収納部部分の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1、70 オープンショーケース
2、71 断熱壁
3 側板
21、78、79 開口部
26 キャノピー(内装パネル)
28 ハンドレール
36、88 外装パネル
37、89 収納部
46、47 ナイトカバー
41、91 取付板
48、49 保持具
56 縁部材
59 フック部
86、87 内装パネル
G 間隙
Claims (2)
- 開口部を被う少なくとも二枚のナイトカバーを備え、各ナイトカバーは、引き出された状態で相互に隣接する一端部が重なり合うオープンショーケースにおいて、
前記開口部に取り付けた外装パネルとその内側に設けた内装パネル間に構成された収納部と、該収納部内に設けられ、上部が下部に対して前側に位置した階段形状の取付板と、前記収納部の前記開口部側に位置して前記外装パネルと内装パネル間に形成された間隙とを備え、
前記ナイトカバーを前記取付板の上部と下部にそれぞれ設けると共に、それらの先端を前記間隙より前記開口部側に引き出すことを特徴とするオープンショーケース。 - 前記各ナイトカバーが取り付けられた保持具は、取り付け位置が前記開口部の幅方向に移動可能となるよう前記取付板に設けられることを特徴とする請求項1のオープンショーケース。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP04135095A JP3540420B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | オープンショーケース |
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| CN96101472A CN1136909A (zh) | 1995-02-06 | 1996-02-05 | 开式展示柜 |
| CNB031034772A CN1287710C (zh) | 1995-02-06 | 1996-02-05 | 开式展示柜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04135095A JP3540420B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | オープンショーケース |
Publications (2)
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| JPH08210766A JPH08210766A (ja) | 1996-08-20 |
| JP3540420B2 true JP3540420B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=12606070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04135095A Expired - Lifetime JP3540420B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | オープンショーケース |
Country Status (3)
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Families Citing this family (2)
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| CN111577109A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-08-25 | 哈斯曼制冷科技(苏州)有限公司 | 一种利用磁力控制夜帘位置的展示柜及使用方法 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP04135095A patent/JP3540420B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-02-05 KR KR1019960002675A patent/KR960030857A/ko not_active Ceased
- 1996-02-05 CN CNB031034772A patent/CN1287710C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1996-02-05 CN CN96101472A patent/CN1136909A/zh active Pending
Also Published As
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| CN1136909A (zh) | 1996-12-04 |
| CN1287710C (zh) | 2006-12-06 |
| JPH08210766A (ja) | 1996-08-20 |
| CN1515209A (zh) | 2004-07-28 |
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