JP3573776B2 - パイプの曲げ加工方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、パイプの曲げ加工方法に関し、特にパイプを極小曲げ加工できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車等のエンジンにおけるシリンダブロックやシリンダヘッド周りでは、その内部のウォータジャケットにウォータホース等を接続するために、図7に例示する如くパイプをL字状に曲げ加工してなるホースコネクタAがその一端部において圧入されている。このようなホースコネクタでは、エンジンルーム内のスペースを有効利用する観点から、圧入された箇所からの突出寸法を極力小さくする必要がある。したがって、そのようなホースコネクタを得るには、パイプを直角に近い屈曲形状に曲げ加工することが求められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうしてパイプを曲げ加工する場合に、その曲げ半径を小さくしていくと、それに応じて、屈曲部のつぶれや曲げ外側のひけが発生し易くなる。しかしながら、上記従来の曲げ加工方法では、これについての対策が十分ではなく、曲げ加工後にパイプの両端から棒材を突っ込んでつぶれやひけを修正しなければならないのが実情である。したがって、やはり、このような修正工程が加わるために、曲げ加工コストを低減することが困難であるという問題がある。
【0004】
尚、上記のような欠点を持つ曲げ加工を嫌って、パイプを2つの直線部分に分割して加工し、その後、両直線部分をL字状に溶着するという加工方法もある。しかしながら、この方法では、2つに分割して加工する分だけ工程が多いことから加工コストはもともと高いが、そればかりではなく、接合強度が低いために使用条件が厳しい場合には実用に供し得ないという難点がある。したがって、やはり、1回の曲げ加工で、極小半径(例えば、曲げ軸心Qから曲げ内側外面までの半径rでr=2〜3mm程度)の曲げ形状が得られるようになることが何としても望ましい。
【0005】
この発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的は、芯金の使用方法を改良することで、屈曲部の曲げ外側におけるつぶれやひけを発生させることなくパイプの極小曲げ加工が行えるようにし、もって、パイプを極小曲げ形状に加工する際のコストダウンが図れるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明に係るパイプの曲げ加工方法では、曲げ半径が小さくなるのに応じてパイプの屈曲形状が角張ってくることに着目し、芯金を先端がパイプの屈曲すべき箇所に達する位置まで挿入し、この芯金の先端面により、上記屈曲部の曲げ外側を曲げ加工中に押圧状態として、その変形を内面から抑制するようにした。
【0007】
具体的には、この発明では、パイプの前半部を、その曲げ内側を抱持する曲げ型と曲げ外側を抱持するクランプ型との間に挟み込む一方、上記パイプの後半部の曲げ半径方向外方に向かう動きを、その曲げ外側を抱持するプレッシャー型にて規制しておき、上記曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させて、パイプを前半部と後半部との間の屈曲すべき箇所にて屈曲させるパイプの曲げ加工方法が前提である。
【0008】
そして、上記パイプの内面に密接可能に設けられていて、先端面が、所定曲げ形状を有するパイプの屈曲部における曲げ外側の内面に倣う凸面形状に形成された屈曲用芯金と、同じく上記パイプの内面に密接可能に設けられていて、先端面が、上記屈曲用芯金の先端面に倣う凹面形状に形成された補助芯金とを用い、上記パイプの前半部及び後半部のうちの一方に上記屈曲用芯金を挿入して該屈曲用芯金の先端をパイプの屈曲すべき箇所に位置付け、さらに、上記パイプの前半部及び後半部のうちの他方に上記補助芯金を挿入して該補助芯金の先端面を上記屈曲用芯金の先端面に略密接する位置に位置付け、その状態で、上記屈曲用芯金の先端面が上記補助芯金の先端面に摺接しつつパイプの屈曲すべき箇所の曲げ外側内面を常に押圧するように上記曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させる。
【0009】
請求項2の発明では、上記請求項1の発明において、パイプの後半部を、その曲げ内側を抱持するワイパー型とプレッシャー型との間に挟み込んだ状態で、曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させる。
【0010】
請求項3の発明では、上記請求項1又は2の発明において、曲げ型及びクランプ型の回動に応じて屈曲用芯金が補助芯金から離間する方向に相対移動するのに伴い、上記補助芯金を先端が屈曲用芯金の先端に追従する方向に移動させる。
【0011】
【作用】
以上の構成により、請求項1の発明では、パイプの前半部は、その曲げ内側を抱持する曲げ型と曲げ外側を抱持するクランプ型との間に挟み込まれる。一方、上記パイプの後半部は、その曲げ外側を抱持するプレッシャー型にて曲げ半径方向外方への動きが規制されている。このとき、上記パイプの前半部及び後半部の一方に屈曲用芯金が挿入され、その先端がパイプの屈曲すべき箇所に位置付けられる。この状態で、曲げ型及びクランプ型が所定軸心回りに回動されると、この回動に伴い、上記屈曲すべき箇所の曲げ外側はその内面が屈曲用芯金の先端面に押圧されながら屈曲し、その変形が抑制される。これにより、上記パイプの屈曲用芯金が挿入されている部分全体の変形がこの屈曲用芯金によって内面から抑制されるのみならず、上記屈曲部の曲げ外側におけるつぶれやひけのが発生が防止される。
【0012】
また、上記パイプの前半部及び後半部の他方に対しては、補助芯金が挿入される。そして、上記補助芯金の先端が屈曲用芯金の先端に近接した状態で、曲げ型及びクランプ型が回動される。このとき、上記パイプの補助芯金が挿入されている部分の変形は、この補助芯金により内面から抑制される。したがって、パイプの屈曲用芯金が挿入されていない部分についても、その変形が内面から抑制される。
【0013】
請求項2の発明では、上記パイプの後半部は、その曲げ内側を抱持するワイパー型と曲げ外側を抱持するプレッシャー型との間に挟み込まれ、その状態で、曲げ型及びクランプ型が回動される。このとき、上記後半部の曲げ内側の変形は、上記ワイパー型により外面から抑制される。したがって、上記請求項1の発明において、パイプ後半部の曲げ内側におけるしわの発生が防止される。
【0014】
請求項3の発明では、上記曲げ型及びクランプ型が回動されるのに応じて、屈曲用芯金は補助芯金から離間する方向に相対移動する。これに伴い、補助芯金はその先端が屈曲用芯金の先端に追従する方向に移動される。よって、パイプの屈曲すべき箇所の曲げ外側は、屈曲用芯金の先端が移動した後には、上記補助芯金の先端により内面から抑制されるようになるので、上記請求項1又は2の発明において、上記屈曲すべき箇所における曲げ外側の変形は屈曲部の略全体に亘って抑制される。
【0015】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は実施例に係るパイプ曲げ加工装置を概略的に示し、この加工装置は、丸パイプPの前半部fにおける曲げ内側(同図の上側)を抱持する曲げ型1及び曲げ外側(同図の下側)を抱持するクランプ型2と、上記丸パイプPの後半部bにおける曲げ外側を抱持するプレッシャー型3及び曲げ内側を抱持するワイパー型4とを備えている。
【0016】
上記曲げ型1及びクランプ型2は、所定軸心Q回りに一体回動可能に設けられている。また、上記クランプ型2は曲げ型1に対し離接可能に設けられている。そして、上記曲げ型1の側周及びクランプ型2の曲げ型1に対面する側部の各々には、丸パイプPの外面が密接可能な断面半円形状の溝1a,2aがそれぞれ設けられ、この両溝1a,2a間において丸パイプPの前半部fを両側から密接状態で挟み込むようになされている。
【0017】
一方、上記プレッシャー型3及びワイパー型4はそれぞれ回動不能に固定されている。また、プレッシャー型3はワイパー型4に対しパイプPの後半部bの軸方向と直交する水平方向に離接可能に設けられている。そして、両型3,4の相対する面には断面半円形状の溝3a,4aがそれぞれ設けられ、この両溝3a,4a間において丸パイプPの後半部bを両側から密接状態で挟み込むようになされている。また、上記プレッシャー型3とクランプ型2とは、各端面同士が互いに離接可能に衝合されている。さらに、上記ワイパー型4の軸心Qに対面する部分は曲げ型1の溝1a内に非接触状態で嵌まり込む断面半円形状に形成され、このことで、曲げ型1の回動に支障をきたさないようになっている。
【0018】
そして、この実施例の特徴として、上記曲げ型1の溝1aとクランプ型2の溝2aとの間の空間に、屈曲用芯金としての前芯金5が曲げ型1及びクランプ型2と一体回動可能に配設されている。具体的には、上記前芯金5は、曲げ型1及びクランプ型2と回動一体に設けられた保持部6により基端部において保持されている。上記前芯金5の先端側部分は、閉じ状態にある曲げ型1の溝1aとクランプ型2の溝2aとの間に、上記丸パイプPの厚さ寸法t(ここでは、t=1.0mm)よりも若干大きいクリアランスをもって突出されている。
【0019】
上記前芯金5は、図2及び図3に拡大して示すように、丸パイプPの内面に密接可能な丸棒状の剛体からなっている。また、その先端面5aは、上記丸パイプPと同じ内径を有しかつ所定曲げ形状をなす丸パイプの屈曲部における曲げ外側の内面に倣う凸面形状に形成されている。具体的に説明すると、例えば、丸パイプPの内径φがφ=17mmである場合には、前芯金5の外径はそれよりも僅かに小径となされる。そして、上記先端面5aは、曲げ軸心QからパイプPの軸線までの間の曲げ半径RがR=17mmである場合(この場合、軸心Qから曲げ内側内面までの半径rはr=7.5mmとなる)には、回動軸心Qを含みかつ前芯金5の軸方向と直交する平面が前芯金5の側周面と交差して形成する円(その中心の軸心Qからの寸法は上記曲げ半径Rと同じ)を上記軸心Q回りに回転させたときの軌跡が形成する三次元曲面となる。
【0020】
一方、上記プレッシャー型3の溝3aとワイパー型4の溝4aとの間の空間には、補助芯金としての後芯金7が丸パイプPの長さ方向に移動可能に配設されている。この後芯金7は、図示しない保持部により基端部において保持されかつ長さ方向前方に向けて付勢されている。そして、後芯金7の先端側部分は、プレッシャー型3の溝3aとワイパー型4の溝4aとの間に、上記パイプPの厚さ寸法よりも若干大きいクリアランスをもって突出されている。この後芯金7は、上記前芯金5と同様に丸パイプPの内面に密接可能な丸棒状の剛体からなっている。また、その先端面7aは、前芯金5の先端面5aに倣う凹面形状に形成されている。
【0021】
ここで、上記曲げ加工装置を用いたパイプの曲げ加工方法について、図4〜図6を参照しながら説明する。先ず、曲げ型1とクランプ型2とで丸パイプPの前半部fを挟み込む一方、プレッシャー型3とワイパー型4とで丸パイプPの後半部bを挟み込む。次いで、上記丸パイプPの前半部fにその前端側から前芯金5を挿入し、前芯金5の先端を丸パイプPの屈曲すべき箇所に位置付ける。この実施例の場合では、図4に示すように、前芯金5の先端は、プレッシャー型3の溝3aとワイパー型4の溝4aとの間の空間に約25.5mm程度だけ入り込んでいる。そして、前芯金5の先端面5aを、屈曲すべき箇所の曲げ外側に向けておく。一方、上記丸パイプPの後半部bにその後端側から後芯金7を挿入し、その先端面7aを前芯金5の先端面5aに略密接させる。
【0022】
上記の状態で、図5に示すように、曲げ型1、クランプ型2及び前芯金5を軸心Q回りに回動させる。この回動に伴い、上記前芯金5の先端面5aを、後芯金7の先端面7aに摺接させつつ丸パイプPの屈曲すべき箇所の曲げ外側を内面から押圧する方向に移動させる。そして、前芯金5が後芯金7から離間する方向に移動するのに伴い、図6に示すように、後芯金7をその先端が前芯金5の先端に追従する方向に移動させる。この実施例では、後芯金7の移動は自身の付勢力により上記前芯金5の移動に応じて自動的に行われる。こうして、曲げ型1、クランプ型2及び前芯金5を軸心Q回りに90°だけ回動させたところで、その回動動作を停止する。その後、各芯金5,7をそれぞれ丸パイプPから抜き出し、クランプ型2及びプレッシャー型3をそれぞれ開いて丸パイプPを取り出す。
【0023】
これにより、図7に示すように、内径φがφ=17mmで厚さtがt=1.0mmの丸パイプPを用いて、軸線までの半径RがR=17mm(曲げ内側半径rがr=7.5mm)である極小曲げ加工されたホースコネクタAを修正加工なしに得ることができる。因みに、このホースコネクタAでは、2本の直状パイプを直角にろう付けしたものに比べた場合に、加工コストで2〜3割程度の低減が行えかつ強度低下は小さかった。また、屈曲部の曲げ外側における肉痩せは30%以内であった。さらに、上記曲げ加工方法による曲げ内側半径rの下限を実際の曲げ加工を通じて調べたところ、r=2〜3mm程度までの極小曲げが可能であった。
【0024】
したがって、この実施例によれば、丸パイプPの前半部fを両側から挟み込む曲げ型1及びクランプ型2を所定軸心Q回りに回動させる際に、前芯金5を丸パイプPの前半部fに挿入し、その先端面5aで丸パイプPの屈曲すべき箇所の曲げ外側を内面から押圧することで、上記前半部fの変形が防止できるのは勿論、曲げ半径が小さい場合に、つぶれやひけを発生させることなく丸パイプPの曲げ加工を行うことができる。よって、1回の曲げ加工で修正工程なしに極小半径の曲げ寸法を得ることができ、丸パイプPを極小曲げ形状に加工する際のコストダウンを図ることができる。また、上記前芯金5を丸パイプPの内面に倣う丸棒状の剛体で構成し、その先端面5aを、所定曲げ形状を有するパイプの屈曲部における曲げ外側の内面に倣う凸面形状に形成したので、上記曲げ加工に際し、丸パイプPに対する前芯金5の挿入及び抜出し作業を容易に行うことができ、かつ丸パイプPの屈曲すべき箇所を所定形状に屈曲させることができる。
【0025】
一方、上記丸パイプPの後半部bに後芯金7を挿入し、その先端を前芯金5の先端に近接させた状態で、曲げ型1及びクランプ型2を回動させるようにしたので、上記後半部bについても変形を防止することができる。また、上記後芯金7を、丸パイプPの内面に倣う丸棒状の剛体で構成し、その先端面7aを、前芯金5の先端面5aに倣う凹面形状に形成したので、上記丸パイプPに対する曲げ加工前の挿入及び曲げ加工後の抜出しを容易に行えるとともに、この後芯金7の先端面7aを前芯金5の先端面5aに略密接させておくことで、丸パイプPの曲げ外側における変形を略全長に亘って内面から抑制することができる。
【0026】
さらに、上記曲げ型1及びクランプ型2を回動させる際、前芯金5が後芯金7から離間する方向に相対移動するのに伴い、上記後芯金7をその先端が前芯金5の先端に追従する方向に移動させるようにしたので、丸パイプPの屈曲すべき箇所の曲げ外側を、前芯金5の先端が回動方向に移動した後には、上記後芯金7の先端により内面から抑制することができ、よって、丸パイプPの屈曲部における曲げ外側の変形を屈曲部の略全体に亘って抑制することができる。
【0027】
また、上記丸パイプPの後半部bの曲げ内側をワイパー型4で抱持するようにしたので、上記曲げ内側の変形をワイパー型4により外面から抑制してしわ等の発生を防止することができ、よって、上記曲げ加工を行うに際して曲げ半径の極小化に寄与することができる。
【0028】
尚、上記実施例では、屈曲用芯金をパイプPの前半部fに挿入しているが、後半部bに挿入するようにしてもよい。また、その場合には、補助芯金をパイプの前半部fに挿入することになる。
【0029】
また、上記実施例では、丸パイプの曲げ加工方法について説明したが、角パイプの曲げ加工に適用してもよい。その場合には、屈曲用芯金の先端は、回動軸心Qと直交する平面上の任意の縱断面形状が全て図4に示す形状となる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係るパイプの曲げ加工方法によれば、パイプの前半部を曲げ型とクランプ型とで挟み込み、上記パイプの後半部をプレッシャー型で曲げ半径方向外方への動きを規制しつつ上記曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させる際に、上記パイプの前半部及び後半部の一方に屈曲用芯金を挿入してその先端をパイプの屈曲すべき箇所に位置付けておき、上記回動に伴い、上記屈曲用芯金の先端面で屈曲すべき箇所の曲げ外側を内面から押圧するようにしたので、曲げ半径が小さい場合に、屈曲部の曲げ外側につぶれやひけを発生させることなく1回の曲げ加工で修正工程なしに極小半径の曲げ寸法を得ることができ、パイプを極小曲げ形状に加工する際のコストダウンを図ることができる。
【0031】
また、上記パイプの前半部及び後半部の他方に補助芯金を挿入し、その先端を屈曲用芯金の先端に近接させた状態で、曲げ型及びクランプ型を回動させるようにしたので、上記パイプの補助芯金が挿入される部分の変形をこの補助芯金により内面から抑制することができ、よって、屈曲用芯金が挿入されないパイプ部分についてもその内面から変形を防止することができる。
【0032】
請求項2の発明によれば、上記パイプの後半部の曲げ内側をワイパー型で抱持するようにしたので、上記後半部の曲げ内側の変形を上記ワイパー型により外面から抑制してしわ等の発生を防止することができ、よって、上記請求項1の発明において、曲げ半径の極小化に寄与することができる。
【0033】
請求項3の発明によれば、上記曲げ型及びクランプ型を回動させる際、屈曲用芯金が補助芯金から離間する方向に相対移動するのに伴い、上記補助芯金をその先端が屈曲用芯金の先端に追従する方向に移動させるようにしたので、パイプの屈曲すべき箇所の曲げ外側を、屈曲用芯金の先端が回動方向に移動した後には、上記補助芯金の先端により内面から抑制することができ、よって、上記請求項1又は2の発明において、パイプの屈曲部における曲げ外側の変形を屈曲部の略全体に亘って抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る曲げ加工装置の基本構成を示す平面図である。
【図2】前芯金の先端形状を示す左側面図である。
【図3】前芯金の先端形状を示す正面図である。
【図4】曲げ加工前の状態を概略的に示す平面図である。
【図5】曲げ加工途中の状態を概略的に示す平面図である。
【図6】曲げ加工後の状態を示す平面図である。
【図7】曲げ加工により得られたホースコネクタを示す側面図である。
【符号の説明】
1 曲げ型
2 クランプ型
3 プレッシャー型
4 ワイパー型
5 前芯金(屈曲用芯金)
5a 先端面
7 後芯金(補助芯金)
7a 先端面
P 丸パイプ(パイプ)
f 前半部
b 後半部
Q 軸心
Claims (3)
- パイプの前半部を、その曲げ内側を抱持する曲げ型と曲げ外側を抱持するクランプ型との間に挟み込む一方、
上記パイプの後半部の曲げ半径方向外方に向かう動きを、その曲げ外側を抱持するプレッシャー型にて規制しておき、
上記曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させて、パイプを前半部と後半部との間の屈曲すべき箇所にて屈曲させるパイプの曲げ加工方法において、
パイプの前半部を、その曲げ内側を抱持する曲げ型と曲げ外側を抱持するクランプ型との間に挟み込む一方、
上記パイプの後半部の曲げ半径方向外方に向かう動きを、その曲げ外側を抱持するプレッシャー型にて規制しておき、
上記曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させて、パイプを前半部と後半部との間の屈曲すべき箇所にて所定曲げ形状に屈曲させるようにしたパイプの曲げ加工方法において、
上記パイプの内面に密接可能に設けられ、先端面が、所定曲げ形状を有するパイプの屈曲部における曲げ外側の内面に倣う凸面形状に形成された屈曲用芯金と、
上記パイプの内面に密接可能に設けられ、先端面が、上記屈曲用芯金の先端面に倣う凹面形状に形成された補助芯金とを用い、
上記パイプの前半部及び後半部のうちの一方に上記屈曲用芯金を挿入して該屈曲用芯金の先端をパイプの屈曲すべき箇所に位置付け、
上記パイプの前半部及び後半部のうちの他方に上記補助芯金を挿入して該補助芯金の先端面を上記屈曲用芯金の先端面に略密接する位置に位置付け、
その状態で、上記屈曲用芯金の先端面が上記補助芯金の先端面に摺接しつつパイプの屈曲すべき箇所の曲げ外側内面を常に押圧するように上記曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させる
ことを特徴とするパイプの曲げ加工方法。 - 請求項1記載のパイプの曲げ加工方法において、
パイプの後半部を、その曲げ内側を抱持するワイパー型とプレッシャー型との間に挟み込んだ状態で、曲げ型及びクランプ型を所定軸心回りに回動させる
ことを特徴とするパイプの曲げ加工方法。 - 請求項1又は2記載のパイプの曲げ加工方法において、
曲げ型及びクランプ型の回動に応じて屈曲用芯金が補助芯金から離間する方向に相対移動するのに伴い、
上記補助芯金を先端が屈曲用芯金の先端に追従する方向に移動させる
ことを特徴とするパイプの曲げ加工方法。
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